ガラスの儀式にご用心(作者 御影イズミ
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●触れてはならない
 光が外にあれば外が見え、闇が外にあれば鏡のように反射する。それがガラス呼ばれる物体だ。
 家庭にも、学校にも、会社にも、病院にも、どんなところにでもそれは窓ガラスとして存在している。

 だがとある高校では、ある一定の順序で窓ガラスに触れてはいけないという噂がある。
 ただし、どのガラスも触れてる時には何も起こらないし、突然砕け散るようなことが起こるわけでもない。
 順序よく窓ガラスに触れてしまえば、たちまちにその瞳は割れて砕け散り、その口はカラカラと乾き始め、その耳はパリパリとヒビが入るという。
 そして、見た者は口を揃えて皆同じことをいうのだ。
 ―――ガラスの中から誰かが来た、と。

●身近にあるものだからこそ、容易な儀式がある
「UDCアース、トラウマになりそう」
 グリモアベースにて開口一番こんなことを口にしたのは、木々水・サライ(《白黒人形》[モノクローム・ドール]・f28416)。UDCアースにて予知を見たのは良いのだが、オカルトめいた事象を見てしまったために、言っても無駄なのだが世界に対して文句を言っていた。
「実はUDCアースで邪神が召喚されようとしている予知が見えた。とある高校の窓ガラスを一定の順序で触れると、付着した指紋やそこまで歩いた足跡で魔法陣を作り出し、召喚術式が完成するという。簡易的だが、緻密な召喚方法だな」
 それが今、その高校にいる者達によって行われそうになっていると彼は言う。よくある噂に対抗しようとするオカルト部の人間が、試してみようと学校の中を歩き始めているのだと。
 もしそれが成功してしまえば邪神の復活は実現し、UDCアースの崩壊は進む。それを避けなければならない。
「というわけで、学校に行って痕跡を消したりなんだりしてきてくれ。痕跡さえ消せれば魔法陣は出来ねぇし、仮に魔法陣が出来たとしてもそれは不完全なものだ。呼び出される邪神も弱体化してるだろうし、何より学校というわけのわかんねー場所に呼び出されてご立腹だろうよ」
 召喚された場合は学校という土地を利用して戦えばいい。彼はそう猟兵達にアドバイスを付け加える。
 今回行く学校はかなり広く、校舎と校舎をつなぐ通路があるほど複雑なようだ。更には教室内の机や教卓も綺麗に並べられている。これを利用しない手はないだろう、と。
「ああ、そういえば。呼び出された邪神は知らねーだろうけど、学校って教材で結構ヤベーもん置いてたりするよなぁ」
 小さくニヤリと笑ったサライ。その一言だけを付け加え、猟兵達を送り出す。


御影イズミ
 閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
 今回のシナリオは「邪神復活の儀式止めてみたけど邪神さんが部下呼んじゃったしちょっと弱くなった邪神復活したんでぶん殴ります!」というやつです。簡単に言うと。

 プレイングの受付に関しては即時受付となります。
 執筆日に関してはMSページ、告知用Twitterにてお知らせいたします。

●各章について
 全てとある学校で行われることですので、学校外での出来事はありません。
 また今回はオカルト部の生徒達が儀式を行おうとしており、その成功を見届けようとする生徒もちらほらといます。

●1章
 冒険。召喚を阻止するための妨害工作を行います。
 行ってる生徒を説得するも良し、痕跡を消すのも良し。

●2章
 集団戦。阻止されたことに怒った邪神が部下を解き放ちます。
 戦闘場所は学校内部のどこかになります。
 学校であるということを活かすとプレイングボーナスが入ります。

●3章
 ボス戦。ちょっと妨害あって弱ってるけど復活した邪神がいます。
 戦闘場所は学校の出入り口。魔法陣の中央なので、そこに召喚されたようです。
 学校であるということを活かすとプレイングボーナスが入ります。

 それでは皆様の素敵なプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『UDC召喚阻止』

POWUDCの発生原因となりそうなものを取り除く
SPD校内をくまなく調べ、怪しげな物品や痕跡がないか探す
WIZ生徒達に聞き込みを行い、UDCの出現条件を推理する
👑7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


六道銭・千里
順序によって、指紋や足跡から
ほぉ、中々面白い召喚方法やな…

まぁ、仕組みさえ分かってるんやったら
高校やし俺としては潜入も楽
ほんなら、儀式を阻ませてもらおうか


その学校の制服を着て生徒として潜入【目立たない】
試そうとしてるオカルト部を探して、見届けようとしてる生徒に紛れて尾行させてもらうわ

そんで触った窓等を確認して
痕跡は、迷彩にて姿を消した管狐達に消してもらう


まぁ、もしかしたら消そうと動いてる雑巾とかが誰かに見られるかもしれへんけど…
まぁ夏の怪談としてそれも一興やろ

アドリブ歓迎


●目立たぬように
「ほぉ、中々面白い召喚方法やなぁ……」
 制服を着込み、生徒として侵入を行っているのは六道銭・千里(冥府への水先案内人・f05038)。彼はオカルト部の見届け人として召喚の儀式の開始を見届け、こっそりと痕跡を消すようだ。
 ぺたり、とオカルト部員の一人が窓ガラスに触れる。その瞬間、千里の肌に何やらヒヤリとした空気が通り抜けた。まるで触れた途端に扉が開かれ、その窓ガラスから何かが出て行ったような……そんな雰囲気が感じ取れた。
(なんや、今の。触れたから扉が開いた……ってことやろか?)
 嫌な雰囲気を感じ取りながらも、千里はユーベルコード『管狐』を使用して姿を消した管狐達にお願いしてこの場所の痕跡を消してもらう。その間にも千里はオカルト部と共に行動していた。
 次の窓ガラスまでは遠いのか、それともオカルト部がどの窓ガラスなのかを忘れているのだろうか、ともかくオカルト部は10分ほど足を止めているのが分かる。
 千里が軽く聞き込みで仕入れた情報によれば、この儀式での窓ガラスはその地点にたどり着いたとしても、どの階層でも良いというわけではなく、一定の階数の窓ガラスでなければならないそうだ。そのため現時点でどこを触れたか、次にどこに触れるかという会話がオカルト部でなされていた。
(……ここに来るまでの足跡も、管狐に消してもらわんと……)
 ちらりと自分たちが歩いてきた足跡を見てみると、一直線に大人数で歩いているためにそれが線となっているのがよくわかる。
 だが、隠れている管狐達に痕跡の消去を頼もうと千里が指を床に下ろした時。彼は何かの視線に気づいた。
「……ん?」
 視線に気付いてオカルト部の人間達を見ても、誰もこちらを見ていない。なのに、視線はまだ続いている。千里はオカルト部達に感づかれないように視線の主を探すが、誰もいない。ただ、周りにあるのは窓ガラスのみだ。
「……気色悪いなぁ。見張られてるような感じや」
 そうして千里は再び歩き出すオカルト部の生徒達と共に、足を進めた。
大成功 🔵🔵🔵

宇賀神・麻樹
生徒達に先ず聞き込みをする。聞き込みから推測されるUDC出現条件を推測し対応。窓ガラスは指紋などが残らないようにピカピカに磨いておく。
何か触媒になりそうなアイテムを見つけたら排除する。

儀式を行おうとしているオカルト部の連中を探して説得。彼等のやろうとしていることがいかに危険であるかを言い聞かせる。それでも言う事を聞かない場合には優しく説教だ。

敵が召喚されてしまった場合邪魔が入らないように家庭科室などの人が殆ど来ない場所に誘導して対処する。


●最近の生徒は話を聞かない
 学校へと潜入が成功し、聞き込みを行っているのは宇賀神・麻樹(音速のギタリスト・f29256)。すでにオカルト部による儀式は始まっているのだが、今現在どこへと向かっているのかがわからないのだという。
 ならば開始地点から次へ向かう窓ガラスだけでも、と生徒達に聞き込みを行う。開始地点から次に向かうのなら玄関から南に向かったほうだよ、と教えてもらったためまず麻樹は玄関へと向かう。その間に、どのような条件でUDCが現れるのかの推測を立てていた。
 歩いたことによる靴跡が線のように浮き上がり、特定の窓ガラスに触れることで魔法陣の円の外を作るというものなのだろう。しかし麻樹には一つだけ気がかりな部分があった。
(特定の窓ガラスに触れるだけ、というのも気になるな……)
 儀式について詳しく知っている生徒からの聞き込みによれば、特定の階層、特定の場所の窓ガラスのみ触れることで発動するという。しかし、魔法陣を作るだけならば一階部分の窓ガラスのみで作れば良いのだ。ならば何故、特定の階層の特定の場所なのだろうか?
 それらをいくつかグルグルと頭の中で考えている間に、玄関へとたどり着く。キョロキョロと辺りを見回し、どちらへ向かったのかを確認する。
「……と、スタート地点がここだから、向こうへ……」
 玄関から足跡を辿ろうとした瞬間、ぞわり、と背筋に冷たいものが駆け巡った。
 ―――誰かが、触れた?
 すぐさま麻樹が後ろを振り向いても、そこには誰もいない。教師も生徒も、誰も見当たらない。ただそこには玄関口の窓ガラスがあるだけだ。
「…………。」
 窓ガラスは明るい外をくっきりと映し出している。生徒がまばらに外を歩くだけで、それ以外何も見当たらない。それでもなお麻樹の背筋には、何かが触れた感触が残ったままだ。
「……気味が悪い」
 そうつぶやいた麻樹はすぐにオカルト部の生徒が歩き出した道を同じように歩く。うっすらと消されたあとは見えるが、歩いた道が足跡となって残されているためそれを元に追いかける。その道中、消せる部分の足跡を消しながら。
 そして次の窓ガラスを探すために留まっているオカルト部たちに説教をするのだが、聞く耳持たずだ。これをやることで何でもないことを証明することこそが優先なのだ、と。麻樹は何度も何度も説教するが、邪魔だからと先に進まれてしまった。
 まだまだ儀式は終わらない。麻樹はできる限り、痕跡が残らぬようにピカピカに床を磨くのだった。
成功 🔵🔵🔴

メリー・アールイー
オカルトの噂を試そうっちゅう輩は
自分のせいで本当に恐ろしいことが起きてしまった時
どうするつもりなんだろねぇ
責任が取れないようなことは、するもんじゃないよ

【継接人形】の花風メリーでこっそり潜入
霧になっていれば、あたしの足跡は残らないね
痕跡が残る場所を見つけたら
指紋も足跡も端切れで磨いてお掃除だ

掃除中、生徒の誰かに目撃されても構わんよ
おや、学校にこんな幼女がいるなんておかしいねぇ?
再び霧となり姿を消して、耳元で囁こう
――かえれ、かえれ
――かえらないなら、かえれなくして、いいんだね?
怖い演出をしてやれば逃げ出してくれんかね

突然の違和感には
ん?何かいるのかい?
しっしっと手を振ってその場からおさらばだ


●新たなオカルト話、爆誕
「自分のせいで本当に恐ろしいことが起きてしまった時、どうするつもりなんだろうねぇ……」
 学校の玄関口を覗き込んではぽつりとつぶやいた幼子、メリー・アールイー(リメイクドール・f00481)。既にオカルト部の部員達が儀式を開始しているため、彼女も急ぎ足に追いかける。
 とはいえ、幼子が学校にいるという状況には見た者が首を傾げる状況を作りかねない。ということで、メリーは玄関口を入ってすぐにユーベルコード『継接人形』を発動させる。
「なりたい姿に、なればいいさ」
 ひと呼吸置いて、幼子の姿を霧へと変化させる。ふわりとあたりに桜の香りが漂えば、霧はゆるりと動き出す。空中を漂う霧となれば彼女の足跡という痕跡は残されないし、姿も見えることはないため他の生徒達に見られても問題がない。
 ゆっくりと玄関口から入り、キョロキョロと辺りを見渡す。メリーには部員達がどこに行ったのかの見当がつかないため、まずは周囲の探索から行うことに。
 玄関口には特に痕跡は残されておらず、既に何処を歩いたのかわからない状態だ。だが、数分も漂っていれば幾人かの生徒達が部員達を見届け終えた後の様子を見つけた。全員が同じ方向を向いており、その先へと進んだ者達を心配そうに見送るといったような表情だ。
 どうやら部員達はこの視線の先を真っ直ぐ進んだ方向にいる様子。チラリと床を確認すると、そこには無数の足跡が残されている。なるほどと納得するメリーはすぐにその足跡を消すのだが、突然現れた人の姿に見送りの生徒達は小さく悲鳴を上げた。
「な、なに……っ!?」
「こ、子供……?」
 メリーを見つけたあとの悲鳴の内容は様々だ。中には、儀式によって見えてしまっている状態だと呟く者もいた。そこでメリーは再び姿を霧に変え、ポツリポツリと生徒達の耳元で囁く。
 ―――かえれ、かえれ。
 囁きの声は見送りの生徒達の耳にしっかりと届いた。そのため恐怖を感じた者達はすぐにその場を後にした。それでも尚帰ろうとしない者もいたため、メリーは追加で囁き声を届けてあげた。
 ―――かえらないなら、かえれなくして、いいんだね?
 メリーのその一言がトドメとなったのだろうか、見届けに来た生徒達は皆散り散りになった。それで良いと散った生徒達に褒め言葉を投げ、メリーは足跡を消す作業へと入る。
 だが、何故か。メリーは作業中、何度も顔を上げてしまう。誰もいないはずなのに、誰も見ていないはずなのに、ガラスの向こうから視線が彼女に向けられている感覚が拭えないのだ。
「ん~? なんだい、今あたしは忙しいから見つめないでおくれよ」
 手を視線の向けられている方角に向け、しっしっと振って痕跡を消す作業を再開した。その仕草を見た何者かは、そんな仕草に対してどこか恨めしそうな雰囲気をメリーに投げた。が、メリーはそんな雰囲気を気にすることはなく痕跡消去に勤しんだのだった。
大成功 🔵🔵🔵


第2章 集団戦 『硝子の噂『マンガン』』

POW ●その少女に触れればガラスへと変わり果てる…
【直接抱き着き】が命中した対象に対し、高威力高命中の【ガラス化の呪い】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD ●その少女に触れればガラスへと変わり果てる…
【直接抱き着き】が命中した対象に対し、高威力高命中の【ガラス化の呪い】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ ●その少女に触れればガラスへと変わり果てる…
【直接抱き着き】が命中した対象に対し、高威力高命中の【ガラス化の呪い】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ガラスの中で少女が佇む
 オカルト部の部員達が歩き、指定のある窓ガラスへとぺたりと触れて痕跡を残す。そうして次の窓ガラスへとゆっくり歩いて、線が描かれる。
 これを繰り返して、5度目の窓ガラスへの接触が行われた。

 ……何も起こらない。
 儀式は失敗だったのか? オカルト部員が声を上げる。
 そんなはずはない。成功のはずだ。 別の部員が声を上げる。
 ぎゃあぎゃあと言い争いをするオカルト部員達だったが、一つ、音が聞こえて皆静まる。

 ―――からり、からり。硬いものが硬いものに当たる音。
 そう、丁度……ガラスとガラスが当たった時のような音がする。
 恐ろしいことに、その音は少しずつ近づいている。
 からり、からりと、軽い音を鳴らし、カツン、カツン、と床を踏みしめる音を出して。

 恐怖に震えるオカルト部員達は、急いでその場を後にした。
 恐ろしいものを呼び出してしまった。その罪悪感に耐えることができずに。

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 猟兵達は目にすることだろう。
 窓ガラスからぬるりと現れた、少女の姿をしたガラス人形の姿を。
 滑らかに磨かれたその身体は表情こそは読み取れるものの、中身は見えない。

 そして、少女は触れたもの全てをガラスへと変える力を猟兵達へ見せつけた。
 主の元へは行かせない。その意志を、猟兵達に示すように。
メリー・アールイー
さてさて、あの子らの後始末をしてやらんとねぇ

恋鯉を放って敵を誘導
校舎と校舎をつなぐ通路に敵集団をおびき寄せよう
これなら狙いも定めやすい
【針嵐万花】(風属性攻撃)でガラス人形を壊していくよ
外れても魔法の糸が繋がって
次の動きが手に取るようにわかるのさ

そんなに抱き着きたいならこいつらにしときな!
相棒のReに指示して予め拝借して置いた
人体骨格模型と人体解剖模型を押し付けて
再び針の花をお見舞いするよ

接近戦はしつけ針
Reと恋鯉にフェイントをかけてもらって
ガラスの身体を鎧無視攻撃で串刺しさ

そういやあの視線はあんたらだったのかい?
それともこの後に待ってる邪神のもんかねぇ
答えは待たずに、バリンバリン

アドリブ歓迎


●針の花はガラスの少女を打ち砕く
 カラリカラリと音を立てて学校の中を歩く少女達の目の前に、布の魚がふわりと舞う。桜色のハート柄の鱗はうっすらと少女の身体に反射され、魚の持ち主である少女を彷彿とさせた。
「さてさて、あの子らの後始末をしてやらんとねぇ」
 メリーの呟いた言葉に反応したガラスの少女達。彼女らの目のような部分が大きく開かれると、メリーを排除しようと手を伸ばす。敵をガラスへと変えて、砕くために。
 もちろんメリーは攻撃を受けるつもりなどない。桜色の布の魚―――恋鯉を放ったのも、ガラスの少女達を誘導するため。このまま学校の外へと行かれては多大なる被害が出てしまうため、玄関口ではなく別の場所へと誘導することにしたようだ。
「ほれほれ、こっちだこっち!」
 メリーが選んだ戦闘場所は、校舎と校舎を繋ぐ通路。ここならばある程度の広さは確保でき、危険となれば校舎側の通路へ入り込んで人数を減らして攻撃ができる。更には広い通路という特性を生かし、彼女のユーベルコード『針嵐万花』が多大なる効果を発揮する。
「咲かせてみせよう、針の花」
 彼女の言葉とともに大きく手を振りかぶられると、手からは大小様々な針が飛び出てくる。それに合わせて旋風が軽く巻き起こったかと思うと、針が風の流れに合わせて射出、ガラスの少女達の脆い部分を突き崩した。
 無論、後ろに居た少女達は弱点を隠すためにガードをしている。だがメリーにとって、それは関係ない。針の嵐が止んだところを生き延びていた少女達が攻撃するが、メリーはそれらを全て軽々と回避している。少女達には見えてはいないが、メリーと少女達には魔法の糸で繋がれているためメリーには攻撃の軌道が全て見えているのだ。
「どうした、抱きつき足りないかい? そんなに抱きたいのならこいつらにしときな!」
 メリーが合図を鳴らすと、どこからか彼女の相棒の人形Reが現れる。Reは理科室からちょっと拝借しておいた人体骨格模型や人体解剖模型をブン投げ、ガラスの少女達の攻撃を阻ませた。無論、模型達は少女の抱きつきによってガラスへと変化してバラバラに砕け散るが、メリーにとってはガードが空いた都合のいいタイミング。再び針の嵐を巻き起こし、多数の少女達を打ち砕いた。
 そこへ最後の一人となったガラスの少女がメリーへと突進してくる。針の嵐を2度も耐え抜いた少女はこれで攻撃は出来まい、と思っていたのだろう。細身の両腕を大きく伸ばす。
 触れる一瞬、メリーは素早く身を屈め、少女の視線から外れつつ後ろへ回り込む。恋鯉とReに少女の視線誘導を手伝ってもらいつつ、メリーは倒した少女達によって作られたガラスの海を走り、反対側へと向かった。
「あたしが逃げるわけないだろう? そら、最後の一撃!」
 そう言ってメリーはその手にしつけ針を持ち、反対側の壁を大きく蹴って体を宙に浮かせて少女の視線を惑わせる。少女の視線が宙を舞うメリーに向かう、ほんの僅かな一瞬。その僅かな隙にメリーは少女の弱点を針で突き、打ち砕いた。
 ガラガラと最後の少女が崩れ落ちる。ガラスの海は廊下一面に広がり、波を立たせることはない。ふと何かを思い出したのか、メリーはガラスの海に向かって言葉を投げる。
「そういや、あの視線はあんたらだったのかねぇ?」
 その言葉を答える者は、既に海の中。誰も答えることはなく、メリーを先へと進ませた。
大成功 🔵🔵🔵

宇賀神・麻樹
ガラスの少女を発見したら、オカルト部員達には逃げるように要請し、ガラスの少女と対峙する。周りに窓ガラスがたくさんある場所だと隠れられたり回復されたりすると困るので、近くの教室に誘い込んで戦闘開始。
使うUCは剣の舞。ガラスの少女に仕掛けていく。余裕があれば窓ガラスにはカーテンを引いておく。そんな余裕がない場合はそのまま攻撃。

教室に誘いこめなかった場合は、窓ガラスに注意をはらっておきながらガラスの少女に対応。剣の舞を惜しまず使う。学校内なので他の生徒を巻き込まないように人払いはしておく。

触れた物をガラスに変えるとの事なので少女には直接触れないように気をつける。


●剣の舞はガラスの少女を踊らせる
 オカルト部員達が逃げた後、素早く校内を見て回っている麻樹。逃げ遅れた者がいないか、あるいは襲われている者はいないか。そして、どの教室を使えばより有用な戦いができるか。それらを考慮しつつ、校内を走り回る。
 既に部員達は全員逃げ終えているようだ。それについては安心したようだが、麻樹の目に広がった光景はなんとも恐ろしいものだった。
 廊下を埋め尽くすガラスの少女達。同じ顔をしている全員が外へ向かおうとしているのか、軍隊のように玄関の方角へと向かっている様子はさながらホラーだ。カラカラ、カラカラとガラスとガラスが当たる音がする。
「流石にそれは見過ごせないな……っ!」
 すぐさま麻樹は行列の一番後ろにいた少女の一人を蹴って、割る。その衝撃が前にいた少女達全員に響き渡り、一斉に顔を麻樹へと向けた。敵がいるという認識が、そこに埋め尽くされている少女達全員に伝わったようだ。
 彼は割った衝撃が全員に広がったことを感知すると、素早く近くの教室へと入る。入口が狭いため、少女達の入りも少し遅延が発生しているのが見受けられた。とはいえ、触れたものを全てガラスへ変化させる少女達には、入口もすぐに破られたのだが。
 遅延が発生しているその隙に麻樹はユーベルコード『剣の舞』を展開させ、500本以上の魔法剣を教室内に配備した。とある準備を行うため、自身の手が空くようにだ。
「天より来る剣よ、汝の敵を打ち払え!」
 詠唱と共に、魔法剣が次々にやって来る少女達を無差別に切り払い始める。幾何学模様を描いて飛翔する魔法剣は、少女達の伸ばす腕をも切り崩す。
 その隙に麻樹は教室の窓ガラス全てにカーテンを引き始める。腕を切り落とした少女達がガラスに潜り込んで回復してしまう場合に備え、飛翔する魔法剣の風圧に耐えられるようにカーテンを窓に貼り付けておいた。
「……しかし、教室内もガラスの海にしてしまうとは……厄介な相手だ」
 教室内にあった机や教卓は既に少女達が触れており、粉々に砕けたガラスの海へと変化させられた。もはや少女達を止めることができるのは、麻樹が用意した飛翔している魔法剣のみ。剣は少女に触れられては崩れ、弱点を切り裂いては少女達を海へと還元させているため、教室内は細かなガラス片だらけとなってしまっていた。
 多くの少女の攻撃を全て回避し、最後の一人となった少女を打ち崩した麻樹。溢れるガラス片の海を軽く見据え、新たな敵が出ないように再び周囲の散策へと赴くのだった。
大成功 🔵🔵🔵

六道銭・千里
おぉ、出てきた出てきた
学校の生徒が逃げてくれて避難も守るんもやらんくて良いのは行幸やな


廊下を走って敵を階段まで誘導、基本学校って直線上で誘導しやすい造りよな
んで、銭貫文棒を伸ばして上階まで一気にショートカットや

上から下へ、俺を追ってくる敵に霊符による攻撃【範囲攻撃】
別方面から来られたら逆に飛び降りれば逃げやすい


学生なんて好奇心旺盛なもの、それもこういった存在を知らん連中わな
そんな学生がこういう儀式を知ったらやりたくなるんも当然よな

はてさて、この儀式、学生等はどこで知ったんやろな…?
偶然?はたまた誰か広めたんがおるんやろか?

視線を感じたら感じた方向を睨んで別の敵を探しにな


アドリブ歓迎


●霊符はガラスを砕いて落とす
 ゾロゾロと学校の中を歩いているガラスの少女達。そんな中、辺りを見渡して逃げ遅れた人物がいないかを探っている千里が、たまたまガラスの少女の行列に遭遇した。誰もいないところを見ると、逃げ遅れた人物などはいないようだ。
「おぉ、出てきた出てきた。生徒は逃げてくれて、避難させんのもおらんし守るのもやらんでええのは行幸やなぁ」
 自分の仕事が一つ片付いたと胸をなで下ろす千里は、ガラスの少女達に触れぬように素早く行列の中を走り抜ける。少女達は走り抜けた相手が敵であると判断するまでに僅かに時間が掛かり、出遅れて追いかけ始めた。
 千里が向かった先は、階段のある廊下だ。よくある学校の怪談の一つで、直線上の上り下りがしやすい階段は敵を上から下へ落とすのには丁度良い。だが、上り下りがしやすいといっても足で駆ければ時間がかかる。そこで千里は一つの道具を取り出した。
「コイツの出番……っとぉ!」
 鞭のようにしなり、階段の上へと伸びるのは銭貫文棒。元々は冥銭を棒状に連ねた棍なのだが、緩めれば鞭のようになる変幻自在の武器。緩んだ状態で元に戻せば、素早く上階へと駆け上る事が出来る。まさに今の状況にうってつけの道具だ。
 その行動の速さに、ガラスの少女達は追いつけていない。彼女達はただ手を伸ばして触れた相手をガラスの呪いで崩すだけの能力しか持たない、配下の存在だ。ガラスの少女の集団が、走って登り続ける様子が千里にはよく見える。
「おーおー、頑張って登って来てるなぁ。でも、その頑張りもここまでや」
 そう言って彼はやってきた少女達に霊符をぺたりと貼り付け、瞬時に破魔の力で少女達を浄化させ、粉々に砕く。ザラザラと階下へと落ちるガラス片に少女達は足を取られ、ズルズルと滑り落ちていくのが見えた。
 そう何度もやってこられては困るからと、千里は遠巻きに霊符を投げつけ、貼り付けて粉々に砕く。これにて配下の少女達は倒したのだが……。
「……なんや、まだ見られとるなぁ。さっきのとはまた違う敵か?」
 じろり、じろり。薄気味悪い視線が千里の体を貫く。だが攻撃を仕掛ける様子もなければ、何処かへ誘導する様子はない。何らかの意図を持っているのか、それともただただ見ているだけなのか。それさえもわからなかった。
「ま、ええけどな。そういう視線は見慣れてるし」
 そう言って再び学校内部を駆ける千里。しかし敵を探している最中に、ふと、ある仮説が頭の中に浮かんだ。
 ―――先ほどの視線の主が、この儀式を生徒に広めたのだとしたら?
 ―――何も知らない学生が、誘惑で儀式を行うように誘われたのだとしたら?
 考えれば考えるほど、邪神自身が生徒達を誘惑したように思えてならない。ガラスという封印の壁の向こうで、誘惑の声を囁きかけたのかもしれない、と。
「……杞憂でありますように」
 小さく呟いた千里の言葉は、ガラスの壁に溶けて消えた。
成功 🔵🔵🔴

エコリアチ・ヤエ(サポート)
場面にあったUCを使用し、目標達成のため行動を行う。
公序良俗違反などは目的のためなら簡単に違反する。
殺人などでも必要と感じれば行うだろう。
普段は気さくな感じだが、多重人格の戦闘用人格は冷静冷徹。
お祭り騒ぎや簡単な戦闘などは主人格で、生死をかけた真剣な戦闘の場合は術師人格へ切り替えて行動する。
戦闘や行動は前衛に出ていくより後衛からの攻撃や補助を好む。
日常や冒険も積極的に行動。
料理したり食べたりが好き。馬鹿騒ぎも中心になるような性格ではないがその場に混じり空気感を楽しむ。
戦場傭兵や死霊術師としての知識を用いて仕事を遂行する。

どのような場面でも自由にプレイング使用してください。


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。


●時を止め、触れることなくガラスを砕く。
 学校での騒動を聞きつけやってきたのは、エコリアチ・ヤエ(悪魔の囁き・f00287)と数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)。二人共外へと慌てて出てくる学生達を見かけ、最悪の事態になっていることを把握したようだ。
 学生達が対比した後、二人は猟兵以外誰も入ってこれないように玄関口をしっかりと施錠。これで残るは敵と猟兵のみとなり、区別もつきやすい。
「とは言っても、どれが敵なのか通りすがりのアタシ達にはわからないけどねぇ」
 多喜の呟きにエコリアチも軽くうんうん、と頷いた。しかしそんな二人の杞憂も直ぐになくなり、敵は現れる。
 先ほど施錠しておいた玄関口の、窓ガラス。外には何もなくて、誰もいないし何もいない。だが確かに腕が生えてきて、顔が出てきて、体が伸びてきて、足が接地して……同じ顔がいくつも並んだのだ。
 ガラスの少女達は玄関口の窓ガラスから出てきてはペタリ、カラリ、ペタリ、カラリと音を鳴らして二人に近づいてくる。直感的に二人は少女に触れてはならないと、身を翻して距離をとった。
 その直感は、当たっていた。少女達は伸ばした手を様々な物品にぶつけているが、触れたもの全てがガラスに変化されて砕けてゆく。少女達はその能力を駆使して、ガラスの海を作り上げながら進んでいるのだ。
「ちぃ、厄介な相手だ。こちらの準備がまだ整っていないってのに」
 距離を取りながらも、ユーベルコード『簡易補助魔術』の準備を行っているエコリアチ。だが思った以上に少女達の近づく速度が早く、接触を回避するために魔術の展開がうまくいかない。
 時間さえ稼げれば。そんな言葉がエコリアチから出てくると、すかさず多喜が前に出てユーベルコード『時縛る糸』を発動させて、少女達に問いかける。
「今、なんどきだい?」
 その言葉と共に、少女達の動きが止まった。多喜の思念波を浴びたガラスの少女達は、1分ほどの時間を無理矢理に停止させられたのだ。その隙にエコリアチの『簡易補助魔術』が発動。二人の戦闘能力の上昇は、停止された時間の間に済ませることができた。
「さぁーて、カブは無いけど、アタシらに出来ることをやっておこうか!」
「ならば、地形を生かして戦うとするか。学校の廊下ってのは、大人になると意外と狭いんだよな」
 少女達の時が動き出すと同時に、二人は素早くそれぞれの武器を構えて遠距離からの攻撃を行う。エコリアチからは鉄製タロットカード、時限式爆弾、多喜からはSMG-MP5udc、ショットガンといった遠距離に適した装備を用いて、狭い廊下へと誘導しつつ少女達を確実に割って、ガラスの海へと変換させる。
 近づかれれば再び多喜の『時縛る糸』を用いて少女達の時を止めて距離を稼ぎ、攻撃の威力が落ちればエコリアチの『簡易補助魔術』をかけ直し、銃弾やタロットが尽きても思い思いの方法で少女の群れを砕いていった。

 そうして、少女達で作られたガラスの海は、大物を呼び覚ますための礎となった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴


第3章 ボス戦 『硝子の都市伝説『コバルト』』

POW ●硝子の抱擁
【直接抱き着き】が命中した対象に対し、高威力高命中の【ガラス化の呪い】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD ●硝子の噂話
攻撃が命中した対象に【ガラス化の呪い】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【ガラス化の侵食加速】による追加攻撃を与え続ける。
WIZ ●硝子の瘴気
【身体全体】から【呪いの瘴気】を放ち、【ガラス化】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠テフラ・カルデラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


宇賀神・麻樹
「お前の好きにはさせない!」
 この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。

 戦闘中、敵の死角や射程外からの攻撃を狙います。
「癒しの歌を…」
 硝子の都市伝説『コバルト』の「硝子の瘴気(WIZ)」に対し、ユーベルコード「キュアミュージック(キュアミュージック)」を使うことで、抵抗します。
 最大の目的は、戦闘を有利に進め、勝利に導くことです。
 その為なら、ある程度のダメージはやむを得ないものとします。
呪い耐性は少しあるので抵抗に期待。
攻撃は直接格闘攻撃。抱きつき攻撃を受けないように立ち回る。学校の出入り口との事なのでガラス化出来ないように校庭に誘い出せそうなら誘い出してみる。


メリー・アールイー
親玉のおでましかい
あんたはおしゃべり出来るんかね

ガラス人形になる予定はないもんでね
【桜花泳夢】でドレスチェンジだ
呪いの瘴気は桜の花弁に払ってもらおう
その他の攻撃は恋鯉に乗って素早く避けてくよ
抱き着きの近距離、瘴気の遠距離
ガラス飛ばしの中距離攻撃もあるかね
第六感で敵の攻撃を予測、回避
可能なら、玄関から校庭へおびき寄せられると戦いやすいか
周りにガラスも少なくなるし

ガラスが溶ける温度って何度だっけか
千度……千五百度もあれば足りるかね
彩玉の赤い糸をしつけ針に装着
ドレスに願って、邪神を溶かせるまで炎の魔力を高めるよ
魔法のステッキのようにしつけ針を振って属性攻撃
煌々と咲いて燃やそう、華炎の舞

アドリブ歓迎


●好きにはさせない
 玄関口の窓ガラス。召喚条件が若干崩れたとは言え、大体が揃ってしまった今。この学校に邪神が召喚されてしまった。
 するり、するりと現れた青色のガラスの少女。彼女は本来ならば周りにいるはずのガラスの少女達が出迎えてくれないことに、首をかしげていた。
「あら、あら、あら? わたしのお友達はどこへ行ったのかしら?」
 ―――いつもなら抱きついて、わたしと一緒にお出かけしに行ってくれるのに。そんな声が聞こえてきた。
 だがそんな彼女を出迎えたのは、ガラスの少女達ではなく……彼女を討伐しに来た、猟兵達だ。
「おや、あんたはおしゃべり出来るんだね。まったく、お友達だかなんだか知らないが、ちゃんとしつけておいてほしいものだねえ」
 ザラザラとガラスの破片の海を歩いてきたのは、メリーと麻樹の二人だ。灰色のガラスの少女達を突破した後、すぐさま奇妙な気配のする方向へと向かってみたところ、途中で二人は合流したそうだ。
「お前の好きにはさせないさ。ここから出て行ってもらうぞ!」
 その言葉を発した麻樹は拳を構え、メリーは合わせるようにユーベルコード『桜花泳夢』でその服をサクラ色の着物ドレスへと変化させる。ポカンとした表情の青ガラスの少女は、二人の様子を見てクスリと笑う。
「それじゃあ、あなたたちが遊んでくれるのね? 嬉しいわ!」
 喜びの表情を見せる青ガラスの少女は、その感情を体で表現するために大きく手を広げる。同時にその体から青く輝く瘴気を放ち、ゆっくりと玄関を満たしてゆく。
 呪いの瘴気に触れた物質は、ゆっくりとガラスへと変質してゆくのが伺えた。素早く二人は瘴気から離れ、連携を取る。
「あたしが道を切り開く! 麻樹、お前はアレを外まで殴り飛ばせ!」
「応!」
 メリーの桜の花弁が青の瘴気を吹き飛ばし、麻樹と青ガラスの少女の間を空気の澄んだ綺麗な通路へと作り変える。タイミングよく走り出した麻樹の服は若干ガラス化の呪いに触れたが、彼はこの程度では止まらない。
 今一度近づいて来る男を止めようと呪いの瘴気を放とうとするも、その前に恋鯉に乗って近づいてきたメリーが少女の横を通り過ぎた際の目くらましによって止められた。同時にメリーはその勢いを利用し、玄関口を解放する。
「今だ、麻樹!」
 メリーの掛け声と同時に麻樹は青ガラスの少女に拳を突きたて、解放された玄関口に向けて強く振るう。青色の勢いは二人の思惑通りに玄関口を抜け、窓ガラスが一切ない玄関を通り抜け、校庭まで飛んでいった。
 二人はまだまだ、攻撃を止めるつもりはない。だがその前に瘴気が触れた部分のガラス化を対処するため、校庭に行く途中で麻樹のユーベルコード『キュアミュージック』を発動。歌声とともに青ガラスの少女の呪いを逆流させ、進行を食い止めた。
 再び二人は、青ガラスの少女と対峙する。メリーは学校へと戻ろうとする青ガラスの少女に対し、彩玉の赤い糸を取り付けたしつけ針で少女を溶かそうと炎の力を高めて攻撃。麻樹はその針糸に触れぬように青ガラスの少女の足を払い、体勢を崩してサポートを行った。
「ああああ!! もう、なんなのよ! きちんと遊んでくれない人は、大っ嫌い!!」
 青ガラスの少女の叫び声が、あたりに響き渡る。耳をつんざくような音に思わず二人は耳を塞いでしまい、一瞬だけ判断が遅れた。青ガラスの少女は再びその体からガラス化の呪いを込めた瘴気を発し、外の風に乗せて広げる。
「っと、流石にそれはまずい!!」
 メリーは素早く桜の花弁を用いて瘴気を薄め、外部への被害を防いだ。だが青ガラスの少女はそれこそが狙いだと言わんばかりに、先に呪いで砕けたガラスを振るって攻撃し始める。
 外に出したからと安心したのも束の間。無尽蔵にガラス化の呪いを振りまく青ガラスの少女は、麻樹とメリーの攻撃を緩く受けつつも呪いを駆使して二人を退却へと追い込むのだった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

姫神・咲夜(サポート)
 桜の精の死霊術士×悪魔召喚士、女性です。
 普段の口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、
 片思いの人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

清楚で女流階級風の口調で、お淑やかな性格です。
基本的に平和的な解決を望みますが
戦わざるを得ない時は果敢に戦いに向かう勇敢さを持っています。

 あとはおまかせです。よろしくおねがいします!


薬師神・悟郎(サポート)
あれは中々手強そうだが、隙が無ければ作れば良い
仕掛けてみるか

目立たないよう闇に紛れて姿を消す
味方が先に交戦しているようであれば、その騒ぎに姿を隠し接近
地形の利用、忍び足でUCを放つのに最適な場所を確保
タイミングを見計らい、敵の注意が逸れる等、一番成功率が高い状況でUC発動、早業
暗殺の要領で的確に狙いを付けた上で拘束+継続ダメージを試みる

その後は弓を使った属性攻撃+破魔で部位破壊を狙い
麻痺毒にて機動力を削ぎ、じわじわと、確実にダメージを与えていく

憐みはかけん
骸の海で己の非力を嘆くがいい


轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
 強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、18歳の女です。
 普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


●青ガラスの少女を止めろ!
 呼び起こされた青ガラスの少女は、まさに邪神とも呼べる存在。周囲にところかまわずガラス化の呪いを振りまいて、様々な物質をガラスへと変貌させて砕いてしまう。それが彼女の遊びであるということは、猟兵達もよくわかるだろう。
 ゆっくり、ゆっくり、窓ガラスのある学校の内部へと戻ろうとする青ガラスの少女。遊び相手がいなくなったので、家に帰ろうとしているようだ。
 だがそんな状況を許すわけがなく、早急な対処が必要だと駆けつけた猟兵が三人。姫神・咲夜(静桜・f24808)、薬師神・悟郎(夜に囁く蝙蝠・f19225)、轟木・黒夢(モノクローム・f18038)だ。
 青ガラスの少女に気づかれぬように行動していたのだが、別の猟兵による攻撃で学校の外へと飛び出したのを確認した三人は素早く合流、青ガラスの少女の呪いを校内へ持ち込まれぬように、外で食い止めることにした。
「あら、あら、あら。また新しいお友達? ふふふ、一緒に遊びましょう!」
 青ガラスの少女は三人に気づいたのか、声が周囲に響く。遊びと称して青色の瘴気―――ガラス化の呪いを散布し始めた。
 咲夜はユーベルコード『リザレクト・オブリビオン』を発動して死霊騎士と死霊蛇竜を召喚し、素早く距離を取って騎士と蛇竜に食い止めるように指示を出す。青ガラスの少女は召喚に気づき、瘴気を散布しながらも騎士と蛇竜を相手取る。
 黒夢はまず、瘴気から咲夜を守るように前に出た。すぐさまユーベルコード『朽ち果ての黒桜』を発動させて自分の武器を黒い桜の花びらへと変え、ガラス化の呪いを散布する瘴気を外へと出さぬように壁を作りながら、咲夜にもう少し距離を取るように指示を出して自身は青ガラスの少女へと殴り込んでいく。
 二人の準備の間に悟郎は素早く闇に紛れ、青ガラスの少女の視界から外れる。黒夢の攻撃を支援するように拘束ロープを闇の中から打ち込み、少女の力を弱体化させる。時折猿轡や手枷を打ち込もうと隙を見つけようとするが、ガラス化の呪いを次々に打ち込まれてなかなか上手く命中しない。
「チッ、流石に簡単には捕まってはくれねぇか」
 ならばと悟郎は素早く弓を撃ち、破魔の力を少女へと的確に当てる。ガラスという性質上、弓矢や投げナイフといった威力の小さな攻撃は弾かれてしまうが、破魔の力のような属性のある攻撃は弾かれづらいようだ。それを確認した悟郎は、様々な属性を弓矢にて打ち込んだ。
 騎士と蛇竜が黒夢と悟郎に合わせて攻撃を行っている間、咲夜は少女が校内へ戻られても構わないように窓ガラスに細工を施す準備を始める。青ガラスの少女に見つからぬように玄関口へと戻り、自身の持つ黒の宝珠を片手に持って窓ガラスへと己の指紋を残していく。指紋を中心に呪詛が施され、青ガラスの少女が窓ガラスに戻ろうものならその身体を吹き飛ばす仕組みを準備した。これで校内へ戻られても、青ガラスの少女が本領発揮することはなくなった。
「黒夢さん、悟郎さん、こちらの準備は終わりました!」
 咲夜は呪詛による吹き飛ばしの準備を終えたことを二人に告げ、騎士と蛇竜に更なる指示を送る。挟撃で青ガラスの少女の逃げ場を無くすという戦法を取るが、青ガラスの少女が騎士と蛇竜を踏み台に飛び越える。だが、それこそ咲夜の思惑通りの動きだった。
「残念、本来の目的はこっちよ」
 黒夢の声が真正面から聞こえてきた。挟撃によって逃げ場をなくし、空を飛ぶことを予想していた黒夢が同じように地を蹴って青ガラスの少女の前に飛んでいたのだ。無論、構えられていたその拳は少女の腹部へと突き刺さる。
 大きく、バキ、とガラスにヒビが入る音が聞こえた。黒夢の確実な一撃が青ガラスの少女に入ったのだ。
「……そこだっ!!」
 黒夢が少女から離れた瞬間、腹部のヒビに矢を打ち込む悟郎。その矢尻には麻痺毒を付与してあり、ヒビの入っている今ならその体内にも染み込むだろうと的確に命中させる。突き刺さった矢はすぐさま少女の手によって引き抜かれたものの、じわじわと麻痺毒が染みていく様子が伺えた。
 それが少女の力にも影響し始めたのか、散布されている瘴気が少しずつ薄まっていくのが見える。
「あああ! どうして、どうして! どうしてこんなひどいことをするの!」
 青ガラスの少女の悲鳴が響き渡る。ただでさえ先に来ていた猟兵達にダメージを負わせられていたというのに、更にひどい状態にされてご立腹のようだ。
 邪神の存在に近しい彼女の悲鳴は、学校中に轟く。だがそんなことはお構いなしだと、三人の攻撃が青ガラスの少女に突き立てられた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

六道銭・千里
周囲をガラス化させて砕くんが遊びな…
子供は残酷って言うけどその通りやな

振りまく呪いには御縁玉をばら撒いて『結界術』を
『破魔』の力で呪いを浄化しながら直接抱きしめられるんを防ぐ壁とさせてもらうわ

周囲を移動しながら邪神を結界に閉じ込めて
ほい、斉符結界の完成や

こいつで遊びも終わりや


出てきた時の反応…外の様子が分かっとらんみたいやったけど…
ほんならあの視線の主は誰やろうな…
もっと大元の存在が…
まぁええわ、俺らのやることは変わらん、出てきた奴らを倒すのみ…やな


●遊びはおしまい
 青ガラスの少女はずりずりと身体を引きずりながらも、学校へと戻ろうとしている。だが、そんな少女の前に現れたのは千里だ。彼は青ガラスの少女の様子を軽く見ては、ポツリと呟く。
「子供は残酷っていうけど、そのとおりやな……」
 呟いた言葉が青ガラスの少女に聞こえたかはわからない。ただ、彼という存在が現れたことが琴線に触れたのか、青ガラスの少女は全身から青色の瘴気をばら撒き始めた。まだ彼女は千里を敵だと判断して戦うほどの力は残っているらしい。
 瘴気は少女の全身から吹き出ているが、その速度は低減している様子。千里は素早く御縁玉をばら撒いて結界術を敷き詰め、破魔の力で瘴気に含まれる呪いを浄化しておいた。これで彼が抱きつかれたところで、ガラス化はしない。
「なんで……なんで……。遊び相手、見つけたのに……」
 少女の言葉が小さく紡がれる。腹部のヒビから小さな破片がポロポロと落ちてくる様子は、千里にも伺えた。既に少女の力は先に来ていた猟兵達の攻撃に加えて千里の結界によって弱体化され、もはや何も効力のない状態となっている。
「なんや、視線の主はアンタやなかったん?」
 本来ならば問うべき場面ではないが、少しばかり気になった。千里が校内で除去作業を行っている時に見つめ続けられた、あの感覚。アレは一体なんだったのだろうか、と。
 少女の唇が千里の問いかけに反応して、微かに動いた。それはわたしがお友達にお願いした、と。外の世界は閉じ込められても触れられたけれど、見ることは叶わなかったから……そう少女は呟いた。
「なるほどなぁ。……ま、だからといって倒さん理由にはならんけどな」
 青ガラスの少女への同情など、不要。彼女は可愛らしい姿をしているとは言え、今最も恐れられている邪神の一端に過ぎない。千里は少女の周りを動き回って霊符をいくつも張り巡らせ、少女の周りに結界を形成する。
「この場は、俺が占領させてもらうわ」
 ユーベルコード『奥義・斉符結界・守銭土』を発動させ、次の行動―――最後の一撃を食らわせるために、確実な成功を求めた。青ガラスの少女を倒すことで、この事件は解決となる。ならばその最後の一撃は失敗を許されない。
 千里は最後の一撃として手に持っている御縁玉を弾き、少女の腹部に出来ている大きなヒビへ撃ち込んだ。
 御縁玉は銃弾のように弾かれてヒビを通り抜け、カラカラと少女の中へと入り込む。何もないよ、と少女が動き出した次の瞬間、内部から破魔の力が大きな爆発を起こした。少女の内部に込められていた力が、御縁玉に込められた破魔の力を爆発力に変化させたのだ。
 それが無傷のガラスであれば何も起こらなかったかもしれない。だがヒビの入っていたガラスでは強い衝撃には耐えられず、大きな衝撃とともに青ガラスの少女は砕け、壊れ、粉々になってガラスの湖を作り上げた。
「こいつで遊びも終わりや。もう出てこんでええからな?」
 千里の言葉は誰に聞こえるわけでもなく、ガラスの湖に投げられた。

 ―――儀式によって呼び起こされたガラスの邪神は、これにて全て討伐完了。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年09月20日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴