わだちと犬と錫と
●グリモアベースにて
「皆さん!お集まり頂きありがとうございます!どうも俺って犬だからか、犬の予知ばかりしちゃうんですよね。といったところで本題です!アポカリプスヘルに、道を作りませんか?」
土谷・メイ(イヌの砲撃術【大】・f27738)は集まった猟兵達に問う。
「拠点って孤立した所だらけですよね。そこで今回、とある大きめの拠点同士を道で繋ごう!という計画です!」
でも、これには問題があるらしい。
「きちんとした舗装じゃなくて、砕石をローラーで固める舗装になるんですけど、恐らくオブリビオン・ストームで壊れるかもしれないんですね。でも!諦めなければいつか定着し交易路となるんですよ!」
メイは力説する。
「あと、オブリビオンのロボット犬の群れが予知されたので、彼等を破壊……うん、何で俺、本当に犬の予知しちゃうんだろう。俺が悲しいだけなのになぁ」
同類への哀れみで、尻尾が下がっているメイだった。
「……んでもって、最後にはドラゴンっぽいのが来るみたいです。恐らくコイツもロボのようです!何か見た感じ完成してないロボなようなので、パーツを集めに来たのかもしれないですね。ただの石なんだけどなぁ、道に使うのって」
メイは自分の乗っている戦車をちらりと見ながら、まとめに入った。
「つまり、道を作ってからのオブリビオンとの連戦となりますね。まぁドラゴンロボに鉄製品奪われなければ大丈夫ですよ!戦車とか、銃とか。管理は充分気を付けて下さいね!」
そして、メイは猟兵達を現地へ送るのだった。
椿油
どうも、アポカリプスヘルのメカ系シナリオが大好きな椿油です。連続でロボット犬の予知する彼には同情したい。
というわけで今回は未知なる道繋ぎのシナリオです。拠点描写は特にございません。いつかタイトル通り、わだちが出来るぐらい車両が走れるようになるといいですね。
第1章では舗装をします。ルートを決めたり荒れた地面を整地したりしつつの砕石敷き作業です。
第2章ではロボット犬との集団戦となります。メカゆえの弱点もあるはずなので、そこを突くプレイングをするといいかもしれません。
第3章は猟兵VSメカドラゴンのボス戦です。巨体ですが未完成のようです。弱点は不明です。パーツ集めに巻き込まれないようお気をつけ下さい。
皆様の熱いプレイング、お待ちしております。
第1章 冒険
『荒野を切り開け』
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POW : 道路を敷く為、荒れた地面の整地を行う
SPD : 鋭い調査や直感によって、周囲の危険を避ける
WIZ : 知恵や知識によって、最適な交通ルートを割り出す
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
水元・芙実
…とりあえず石を均等に砕いていけばいいのよね?
とりあえず目立つ大きさのからやろうかな。
概ねの石は無機物だから幻炎合成法でまず水にするわ。で、操作して手頃な大きさの水塊に分割。ユーベルコードを解けば後は地面に落ちるから手軽ね。
ついでに圧し固めもしようかしら。空気から鉄のローラーを作り出して転がしちゃおう。なんか地味な仕事だけど、多分道ってそういうものなのよね。
敵が出るっていうのなら街と街の連携を恐れてるんじゃないかしらね。
この世界の人は諦めてないから、オブリビオンと戦うための事をやめるわけがないのよ。
…オブリビオンストームって、フォーミュラのユーベルコードなのかもね。
なんとなく自分のに似てる。
「石を均等に砕いていけばいいのよね?」
芙実は、目立つ大きさの石を見つけUC《幻炎合成法》を発動し、水の塊に変えて操作する。
水塊の分解を繰り返し、手頃なサイズになった所で解除。岩のような石たちは、砂利のような細かさへと変化し地面へと落ちた。
それを繰り返していくうちに、どんどん道の予定地に砂利が落ちていく。
「よし。ついでに圧し固めもしようかしら」
空気を鉄のローラーに変化させ、転がす。少し集中が要る重さではあるが、比較的楽な部類の作業だ。
「(なんか地味な仕事だけど、多分道ってそういうものなのよね)」
それにしても、道を狙うオブリビオンは何故出没するのだろうか?芙実は、街と街の連携を恐れているのではないだろうか、と推測する。
「この世界の人は諦めてないから、オブリビオンと戦うための事をやめるわけがないのよ。……ふぅ、こんな感じでいいかしら?」
作っていった道を、遠くから眺めてみる事にした。
「わぁ……まだまだかかりそうね」
道作りの歩みは、着実に進んでいる。
大成功
🔵🔵🔵
四十物・寧々(サポート)
サポートプレイングです。
ひとつの肉体に複数の人格を有し、人格ごとに別々の特性を修得でき、人格を切り替える事で様々な状況に対応できます。(多重人格者の種族説明より抜粋)
そのため、口調は「現在の状況に対応できる人格」です。
シナリオ進行に必要な内容など、喋らせたいことを喋らせて下さい。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはお任せ致します。
よろしくおねがい致します。
リーズ・リヴィエール(サポート)
時計ウサギの力持ち×ゴッドハンド、18歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、敵には「女性的(私、あなた、呼び捨て、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
エッチな描写もNGです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
フィオリナ・ソルレスティア(サポート)
◆性格
普段から冷静沈着で人当たりが良く優しいお姉さん。
実は猫と弟を溺愛する困ったさん。隠しているつもりが割とダダ洩れ
口調は「私~だわ」「私~かしら」『下の名前+さん付け』
胸にトラウマがあるため巨乳の敵には容赦しない。絶対に。
◆戦闘
オートフォーカスで敵をロックオンし、遠距離からの魔法系UCで戦う。
アイギスの盾で相手のUCを相殺したり、敵の弱点に応じた属性攻撃等を
得意とする。フィニッシュはバベルの光が多い。
TPOに応じて愛用の宇宙バイクで戦うことも。意外と乗りこなす。
◆非戦闘
動物と話す等、情報収集を中心にしつつも、ハッキングやシステム破壊等
荒業で対応することも
ナギ・ヌドゥー(サポート)
普段はなるべく穏やかで優し気な感じで話してます。
……そう意識しておかないと自分を抑えきれなくなりそうなので。
それでも戦闘が激しくなると凶悪な自分が出てしまいますね。
オブリビオン相手なら最初から素で対峙し、手段を選ばず殺しにいきますよ。
探索行動の時は第六感などの知覚に頼る事が多いです。
日常的な行動は、寛ぐ事に慣れてないから浮いた存在になるかもしれません……
武器は遠距離ではサイコパーム、近距離では歪な怨刃、
痛みや恐怖を与える時はソウルトーチャーを使います。
己は所詮、血に飢えた殺人鬼……
それでも最後の理性を保つ為に良き猟兵を演じなければ、とも思っています。
どうぞ自由に使ってください。
「さぁ、道を作りましょうか」
寧々は砕石を用意する為、細かい石を集め始める。
「集めてくれれば砕きますよ!」
力のあるリーズは、粉砕を担当するようだ。
「そうね、この人数なら今日中に終わりそうだわ」
フィオリナは粗方の必要な工程と時間を計算しているようだ。
「僕も……石を運びますね」
ナギは丁寧に重めの石を運ぶ。
「とおっ!」
リーズが石を砕いていき、他の3人で道へ撒いていく。
「地道な作業だけれど、時間さえあれば終わる作業ですからね。頑張らないと」
寧々は後ろに下がりながら、種まきをするかのような砕石撒きをしていく。
「そうね。現状35%ってところかしら」
道の進捗を弾き出すフィオリナ。
高いとも低すぎるとも言えないその進捗の数値に、皆はより一層努力せねば、と気張っていく。
「効率良く作業する方法はあるのでしょうか……?」
ナギの疑問に、フィオリナは方法を考えてみた。
「ローラーを転がしながら撒いていけば、スタート地点のローラーの所まで戻る必要が無くなるわ」
「それもそうですね!」
リーズはローラーの場所へ戻り、力を込めて転がし始める。
「誰か石を砕いておいて下さい!」
「では、僕が……」
石をナギが砕き、寧々とフィオリナに渡しに行き、リーズがローラーで固めていく。現状、これが最善手のようだ。
「いい調子ね。そろそろ半分の50%ぐらいかしら?」
「まだ半分ですかぁ」
一旦ローラー押しを休憩するリーズ。少し息が上がっている。
「まぁ、先陣を切ってくれた人が頑張ったからこそ今があるのよ」
「ですね……しかし、これほどまでに大変な作業とは僕も思いませんでした」
ナギは、ふと遠方を見つめる。
「(鉄のような、機械のような気配……オブリビオンも道作りに気付いている)」
「さーて、作業再開しますよ」
「(駄目だ、抑えないと。ここで本性を露見するのはまだ)」
「ナギさん?」
リーズに話しかけられている事に気づいたナギは、石を砕く作業を再開した。
──砕いて、撒いて、転がしてを繰り返し。
気づけば作業開始から数時間が経過していたが、皆、いつの間にか無意識で作業できるようになってきていた。集中力が続いている間はまだ良いのだが、切れると途端に効率は落ちていく。それがいわゆる『疲労』という問題だ。
「じゃあ、そろそろ紅茶でも淹れて休憩しましょうか」
リーズはローラーから手を離し、紅茶セットを用意し始めた。
「荒野のど真ん中で紅茶というのも、なかなかオツな物ね」
「初めての体験ですね……」
荒野に香ばしい良い匂いが漂っていく。
「リーズさん、これって銘柄は何ですか?」
寧々が聞くと、リーズは少々自慢げに語る。
「私特製のオリジナルです!」
「オリジナル、ですか。僕の口に合えばいいんですが……」
紅茶を嗜む4人。
「とても美味しいわ」
「いい香りですね」
「素敵な味だと思います……さて、そろそろ再開しますか?」
再び、流れ作業を再開した4人。
「フィオリナさん、今の進捗はどれくらいか分かりますか?」
寧々の質問に対し、フィオリナは驚きの数値を発表する。
「90%ね。あ、良く見たらもう拠点が近いじゃない。そろそろ終わるわ」
「……道を敷くのに夢中で、拠点が近い事に気づきませんでしたね」
ナギも思わず目を大きく開けて、目的地の拠点を見つめる。
ラストスパートをかける4人。
「ふぅ、ふぅ……あと100mって所ですかね!」
「ローラー係、僕と交代しましょうか?」
リーズも流石にずっと押しているのは疲れるし、石を砕き続けるナギも手が疲れ始めていた。リフレッシュして、最後の一押しだ。
「あと約75mよ!」
「よい、しょ……!」
ローラーはゆっくりながらも、追いつくように進んでいく。
「あと50m!」
「もうすぐですか?」
フィオリナの距離の知らせに反応し、寧々もスピードを上げる。
──そして、ついに拠点へ道が繋がった。
「お、終わったぁ……!」
「さて……そろそろ来ますよ、オブリビオンが」
ナギは、鋭い目つきで遠くを見つめた。
成功
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第2章 集団戦
『暴走ロボット犬『シベリー』』
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POW : 行動プログラム:甘噛み
【激しい噛みつき】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【習性と味のデータ】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD : 行動プログラム:お迎え
【助走をつけて放つタックル】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
WIZ : 行動プログラム:遠吠え
【激しい咆哮】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
『WAN!WAN!』
ロボット犬が走ってくる。恐らく、道を壊すために襲って来たのだろう。せっかく作った道を壊されたら、たまったもんじゃない。
『WAN!』
『WAN!』
『WAN!』
暴走するロボット犬達は、道にターゲットを定め、いざ襲撃とプログラムを発動した──。我らの交通網を、守らなくては。
エルヴィン・シュミット
【SPDで判定】
戦闘が始まっている!?
駆けつけるのが遅れてしまったか!
仕方ない、ええと…とにかく、あの犬を片っ端からぶっ潰す!
いきなりだがユーベルコード発動!右腕をドラゴンの頭に変化させる!
奴らのタックルはよく見て【見切り】【第六感】で避けて、【カウンター】で避けた所にドラゴンの牙で喰らいつく!
喰らいついたら、そのまま【怪力】で振り回して別の犬に叩き付けてやる!
もし犬が壊れても…幾らでも替えは居るんだよなぁ!
『そんなに遊びたいなら遊んでやるぜ!ただし…玩具になるのはお前らだ!』
エルヴィンはロボット犬の群れへ立ちはだかる。
「駆けつけるのが遅れてしまったか……!仕方ない、とにかく、あの犬を片っ端からぶっ潰す!」
UC《DRAGON BITE》を発動したエルヴィン。右腕をドラゴンの頭へと変化させた。
『WELCOME BACK MASTER!』──お帰りなさいご主人様、と電子音が流れ、タックルしに来るロボット犬。
それを上手く見切ったエルヴィンは、カウンターの右腕を喰らわせ、ドラゴンの頭はロボット犬を咥える。
「──ふんっ!」
咥えたまま振り回し、他のロボット犬達へぶつけに行く。ロボット犬同士がぶつかり合い、エラーのような音が鳴り響く。
『WA…WAWAWAWAN!WANWAN!WAAN!!』
「そんなに遊びたいなら遊んでやるぜ!ただし…玩具になるのはお前らだ!」
『WAWAWA───』
次々と壊れていくロボット犬達。
『DATA CRASH.』
「よし、こんな所か!……よく見たらまだまだ沢山いるな」
部品が各地に散らばる中、遠方から未だに駆けて来るロボット犬達だった。
大成功
🔵🔵🔵
ニーグラート・ジズ(サポート)
長寿のドラゴニアンの少女です。
食べれると判断したものは何でも食いつく性格で、物体でもオブリビオンでも腹が減っていれば食べます。
それ以外は能天気で優しく、甘えん坊な面もあります。
戦闘方法は両手の武器(右腕呑食口,左腕過食顎)を用い拳闘士のように殴ったり引っ掻いて抉ったりする近接スタイルです。敵の攻撃や策略は避けたり防いだりせず、それさえも食べようとします。
仲間の猟兵や非戦闘員からの提案を聞くくらいには理性はあります。
スピネル・クローバルド(サポート)
『お姉ちゃんに任せておいてね♪』
妖狐のクレリック×アーチャーの女の子です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、兄弟姉妹には「優しい(私、~君、ね、よ、なの、なの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は温厚で人に対して友好的な態度をとります。
滅多に怒る事はなく、穏やかです。
怖そうな敵にも、勇気を持って果敢に挑む一面もあります。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ニーグラートは、ロボット犬達を見つめてよだれを垂らす。
「わぁ、美味しそう」
スピネルは何故か機械を食べようとしているニーグラートに疑問を抱きつつ。
「とりあえず、行きましょうか」
『WAN!』
『WELCOME!』
「ウェルカムだって、食べてもいいって事だよね?」
「──かどうかは定かじゃありませんが、半分ずつ行きましょうか」
「そうしよう、じゃあこっちの子は私が食べるー!」
ニーグラートはUC《美味しそうになーれ》を発動し、タックルしてくるロボット犬を尻尾で丸め飲み込む。
「食べやすくしてあげるからね~」
何だこれは、といった感じで呆気にとられる飲まれたロボット犬。尻尾から降ろされると、ニーグラートは食べようとし始める。
「それじゃあ、いただきまーす♪」
『WAN!?』
ガチッ。
「かったい!!さっき揉んで柔らかくしてあげたのにー!」
それでも食べるニーグラートを見つめる他のロボット犬達は、怯えていた。
「お腹壊しませんか?大丈夫なら良いのですが」
スピネルはUC《ジャッジメント・クルセイド》をロボット犬の群れに向けて発動し、まとめて吹っ飛んだロボット犬達。
『WAN!GULLLL…』
怒り始めるロボット犬達は、遠吠えを始めた。
「あ──ニーグラートさん、咆哮です、避けて下さい!」
ニーグラートは俊敏に後方へ下がる。
「今いい所だったのにー、ってなんか口がギトギトする!」
「身体に良くなさそうなオイルがくっついていますよ」
「美味しそうだったけど、今思えば美味しくなかったかも」
「……でしょうね」
遠吠えを終えたロボット犬達は、再びタックルしにやってくる。
「美味しい子はいないかー!」
「悪い子しかいませんね」
二人は機敏に避けつつ、食べたり弓や魔法を放ったりして応戦する。
「どうして美味しい子いないのぉー!」
「ロボットだからだと思いますよ」
「うー、消化不良」
仕方なく、食べるのを諦め 拳で破壊に回ったニーグラートであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
火土金水・明
「折角、みなさんが頑張って作った道を壊させる訳にはいきません。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【高速詠唱】で【破魔】と【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【サンダーランス】を【範囲攻撃】にして、『暴走ロボット犬『シベリー』』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでもダメージを与えて他の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。
「折角、みなさんが頑張って作った道を壊させる訳にはいきません」
『WAN!』
明の前に立ちはだかる、ロボット犬達。
『WAOOON!』
「では行かせてもらいます。雷撃を──」
素早くUC《サンダーランス》を発動した明。幾多もの増幅効果を付与したその雷の槍は、ロボット犬達全体に降り注ぐ。
『KYAIN!』
『KYAN!KYAKYA───』
装甲を無視したその雷撃によって、内部回路もろとも破壊されていくロボット犬達。
『BEEP!BEEP──』
プスン、と崩れ落ちるロボット犬。
『WAOOON!!』
遠くに残っていた個体は遠吠えをしかけようとするも、2回目の雷槍攻撃によってそちらも壊れていく。
「ふぅ。部品だらけですね……後でお掃除しないといけませんね」
この、残った壊れている部品がいかに使われるのか。恐らく廃棄になるか使える部分を再利用するのだろう、と思いつつ、明はあらかた片付いたロボット犬の波を制覇したのだった。
まさか、遥か遠方にその部品を狙う者がいるとは思わず──。
『IRON──METAL──!!』
大成功
🔵🔵🔵
柊・はとり(サポート)
※アドリブ連携歓迎、御自由に
また事件かよ…
俺は柊はとり
歩けば事件に遭遇する呪われた体質のせいで
殺された後も嫌々高校生探偵をやっている探偵ゾンビだ
謎解きは特技だが好きじゃない
この場に居合わせたのも偶然だろうが
関わっちまった以上は解決に尽力する
性格は察しろ
ちなみにこいつ(剣)はコキュートス
人工知能程度の会話ができる
『事件ですね。解決しますか? 柊 はとり』
うるせえ
●戦闘
コキュートスは莫大な負担と引き換えに
戦う力を与える氷の魔剣だ
基本的に代償のある技しか使えないが
高火力を出せる超攻撃型の前衛だと思っとけ
探偵要素はかなぐり捨てていく
弱点は脳
頭さえ無事なら何してもいい
痛覚はあるがいずれ再生する
人命最優先
クネウス・ウィギンシティ(サポート)
※アドリブ&絡み歓迎
●特徴
サイボーグ(四肢機械化済み)の技術者&狙撃手。SSW出身の鎧装騎兵。
民間人互助や義侠心に厚い。
年齢 27歳 男
口調 通常(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
メイン武器 アームドフォート、マシンガン、パイルバンカー
●台詞例
『敵影捕捉、これより戦闘行動に入ります』
『索敵完了、狙撃開始』
『掃討戦ならばこの武器の出番ですね』
『これで一掃します』
●行動
狙撃手としての『狙撃・援護射撃』や技術者として『(技術)支援』がメイン。
遠距離狙撃や砲撃メインで援護に徹します。
主な技能:スナイパー・零距離射撃・メカニック・武器改造・ハッキング
ドイル・グラップラー(サポート)
誰がゴリラだゴルァー!
他人のボケには基本ツッコミを入れる感じですが
自身は基本的に何も考えていないように走っていって殴る、というごく単純な戦闘行動を好みます。
それではどうにもならなそうな時はその辺の物を投げつけたり地形を利用したりして接近しようとする程度の知能は使います。
ドラゴニックオーラは基本的に飛び道具として使い、鎖を引き寄せて殴りつけたり振り回したり便利に使います。
一旦敵を捕まえたら、びったんびったんで掴んだ敵で他の敵を殴り付けたり投げつけたりして暴れ回ります。
陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女、21歳の女です。
普段の口調は「チンピラ(俺、てめぇ、ぜ、だぜ、じゃん、じゃねぇの? )」
悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
冒険等では割と力業を好みますが、護符衣装を分解して作った護符などを操作したりなどの小技も使えます。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「また事件かよ……」
はとりは、新たなる事件を前に立ちはだかる。仕方ない、事件が自分を呼んでいる。
「では、私は遠距離での援護に回りましょう」
クネウスはマシンガンを取り出し、銃撃の態勢に入った。
「行くぞオラァ!」
ブンブンと腕を振り回して準備万端なドイル。
「アイツらをぶっつぶせばいいんだな!?」
柳火も軽快なフットワークを見せつける。さあ、最後のウェイブが来る。
『WAN!WAN!』
「うるせえ」
はとりはUC《第三の殺人『十三階段峠』》を発動し、思いっきり魔剣のコキュートスで斬りかかる。理不尽な圧倒的攻撃がロボット犬を襲い、一部は破壊された。
『WA……ピー』
「ロボットが犬気取ってるんじゃねえよ」
「掃討開始。一斉射撃します」
クネウスのマシンガンにより、次々とメインコンピューターがやられていくロボット犬達。
『WA──WAWAWAN』
「ふむ、頭部のメインコンピューターが鍵のようですね。頭部を狙いましょう」
「頭部?ノーテン狙えばいいのか!よし行くぞォ!!」
ドイルは噛みつかれる前に頭をわしづかみにし、思いっきり他のロボット犬の頭に叩きつけた。
「ふんっ!!」
『WA……CRASH!ピー』
「こいつぁ驚いた、ちゃんとクラッシュって言うんだな!」
クネウスは、自由きままに攻撃しまくるドイルを見つつ、見極めて射撃する。
「そこは感心する所なのでしょうか……あと、射線上にあまりいないで下さい」
「射線上がどこだか分からねぇよ、違う方向に撃っとけ!」
「さぁてそろそろ出番だ!」
炎を纏った護符を放つ柳火。燃え盛るロボット犬達は、消火機能など備わっていないので、ただ燃えるしかないのであった。充分な燃焼が終わった所で、オーバーヒートを起こすロボット犬達。
『HEAT!HEAT……』
『HEEAAAT!!』
「よっしゃ、いい具合に燃えるじゃんか!ついでに喰らえ!!」
熱くなっていくらか柔らかくなっているロボット犬には、なぎなたを叩きつけて壊した。
「いい感じだな!」
オーバーヒートによって、ろくに動けなくなっているロボット犬達に、はとりは再び斬りかかっていく。
「はっ、動かないと楽だな」
『熱気を感知しました。冷却しますか? 柊 はとり』
「うるせえ、冷ましたらまた動くだろ」
魔剣コキュートスは喋る剣である。
『承知しました。攻撃を続けますか?』
「当たり前だ」
「さて、そろそろ重い一撃を放ちます。皆さん、退避して下さい」
クネウスは武器を持ち換え、UC《GROUND ZERO》を発動し始める。
「おっと、その前にちょっと待った!重い一撃放つんだったらコイツを使わせてもらおう!」
ドイルはUC《ドラゴニアン・チェイン》を発動し、ロボット犬同士を軽く爆破した上で、発生した鎖を引っ張り中央に引き寄せる。
「さぁ、真ん中にトドメ撃ってくれ!」
「では、一掃します──」
荷電粒子砲が発射され、ロボット犬達は地形もろとも破壊された。
「……これ、道も破壊されてねえか」
はとりの疑問に、クネウスは自信を持って答える。
「私の制御でそれはあり得ません。断言できます」
「にしても、部品がこんなにあっちゃ邪魔だなあ……」
柳火は散り散りになった部品を触る。いっそ片づけられたら、と思うがこんなにあっては時間がかかるだろう。小さいパーツから、大きいパーツまで。
「どっかの研究所にに寄贈でもしてやれ」
はとりもそう言いながら、部品を拾ってみる。これらはどうやら鉄や貴重な金属を使って作られているらしい。
「おそらくそれが有益かと」
そう答えたクネウスは、ふと 何かの駆動音が聞こえて来た気がした。
「(ロボット犬?いや──違いますね、もっと大きな物の音が)」
「んじゃ、事件もひと段落ついたし、少し休憩させてもらうか」
はとりが座り込んだのを見て、クネウスは一旦思考を改める。
「……そうですね、次の戦いもありますし」
「そういや次あるんだったか。コイツは長いヤマだな」
『IRON──METAL──!!』
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『未完成のメカドラゴン』
|
POW : 完成予想図
無敵の【完璧な機体を持つ姿】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD : カラダ集め
非戦闘行為に没頭している間、自身の【心臓部】が【異常に発熱し】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ : クラッキング
見えない【電流】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「サフィリア・ラズワルド」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ゴウンゴウンと近づくは、完成しなかった機械じかけのドラゴン。
『IRON──METAL!!』
自身の部品を求め、ロボット犬の残骸へと近づいていく。恐らく、道の砕石に含まれる鉄成分も多少は取り込み始めるかもしれない。
──これが道を守る最後の戦いだ!
エルヴィン・シュミット
さて、大物のお出ましか…交易路やクズ鉄…いや、犬鉄?に手出しされる前に片付けてやる。
無敵だかなんだか知らねえが、今が未完成じゃ机上の空論、青写真でしかねえだろ。
そういうもんは完成してなきゃタダの妄想でしかねえんだよ!
ユーベルコードを発動し、雷光の竜人に変身する!
【グラップル】で思いっきり掴みかかってから【怪力】で思いっきり殴りつけて、爪を突き立てて電撃を叩き込んでやる!
電子回路の一欠片も残さない勢いで焼き切ってやる、このポンコツが!
『テメェはぶっ壊したら…残骸を交易路のランドマークにしてやるよ!』
「さて、大物のお出ましか……」
『IROOON……!!』
自身の部品となる、鉄鋼を求めてさ迷うメカドラゴン。ロボット犬の残骸へ近づこうとしているようだ。
エルヴィンはUC《BLOODY OVERDRIVE》を発動、雷光の竜人へと変身。メカドラゴンとの体格差を無くした上で掴みにかかり、地面へと殴りつけた。
『GUOOO……!?』
そして爪を突き立て、雷撃を放ったエルヴィン。メカドラゴンの体内に電流が走り、回路に異常が発生する。
『GUL!?LLLL!!?』
「テメェはぶっ壊したら…残骸を交易路のランドマークにしてやるよ!」
『GLLLLLL!!!GAA!!』
怒り狂うメカドラゴン。そして、いくつもの機体を想像から生み出した。
「っ、余計な事しやがって……コイツらもまとめて片づけるか!」
爪からの電流を走らせ、召喚された機体も回路を焼き尽くす。
「電子回路の一欠片も残さない勢いで焼き切ってやる、このポンコツ共が!」
『GULLAAAA!!!』
メカドラゴンは、宙を舞って暴れ、咆哮を発した。
大成功
🔵🔵🔵
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
サジー・パルザン(サポート)
『いつか、命果てるまで。』
人間のバーバリアン×海賊、27歳の男です。
普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、戦闘中は「粗暴(俺、てめぇ、だ、だぜ、だな、だよな?)」です。
勇猛なヴァイキングであり、死を恐れず自身の信念の為に戦います。
敵が攻撃するタイミングで相打ちを狙うことすらある程で、防御より攻撃を。やられるならやり返すといった直情的な人物です。煽りに弱く、自身の筋肉と武器を信じて正面から戦うことを好みます。
敵の数が多ければユーベルコードのヴァイキングの行進を。
強敵であれば巡り合わせに感謝しつつヴァルハラ・アウェイツを行います。
忠克・慎也(サポート)
狩るか、狩られるか…勝負の時だ。
一人称は俺、二人称はアンタ、多人称はアンタたち
黒スーツ姿がデフォルト、対人関係も常識ある方だと思うが、
メイン武器の大挟を始め、サブ武器の拳銃やワイヤー、グレネート弾を駆使する、暗殺者みたいなものだ。
普段はのんびり飴玉を嗜むこともあるが、
戦闘中は命のやり取りを一番に楽しみたいので、封印だ。
仕事とそうでない時は、はっきり分けたいからな。
前に出るよりも、味方のサポートを好んでいる。
複数相手には『不浄の猟牙』強力な敵には『閃葬の魔眼』を。
状況に応じて『獣狩りの銃声』『業喰いの弾丸』でアシストだ。
アドリブOK、成功のためなら多少の負傷は厭わない。
宜しく頼む。
「アタシの力が入用かい?」
宇宙カブに乗って現れた多喜。
「メカドラゴンと言ったな。道の破壊はさせん!」
サジーは斧を構え、戦闘態勢に入る。
「部品を集めて完全体になろうというわけか。まぁ、その前に我々が壊す」
大挟を持ち、颯爽と場に現れた慎也。
多喜はメカドラゴンに問う。
「……で、何でメカドラゴンはそこまでしてこの道の物を欲しがるんだい?」
『IROOOON!!』
咆哮で返すメカドラゴン。
「どうやら、ただ鉄が欲しいだけっていう単純な行動原理みたいだねぇ」
「よし、では往くぞ!」
サジーはUC《ヴァルハラ・アウェイツ》を発動し、斧で斬りかかりに行く。
「知能ある者なら!頭部を破壊すれば良い!」
頭部を斬る。しかしメカなので硬さはある。にもかかわらず、サジーは頭部を傷つけまくっていく。
「なるほどね、頭部をこっちに持ってきてくれれば破壊は手伝うよ!」
「うむ!」
多喜の提案に応え、メカドラゴンの頭部を多喜の方へと斧で叩きつけて寄せていく。そして近づいた時に、多喜はUC《蓄電超動》を発動。超速連続の格闘攻撃を叩きこむ。
「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃあぁぁぁ!!」
怒涛のラッシュを頭部に喰らった事により、再び回路に異常が発生し始める。
『IRONNNNN!!!IROIRONNIRON!!』
「おいおい、暴走し始めたぞ……こうなりゃ」
慎也はUC《獣狩りの銃声》を発動し、スタングレネード等による遠隔攻撃でスタンさせにかかる。
「どうだ、頭部の様子は?」
未だにしがみついているサジーに問う慎也。
「混乱し始めたようだが……おっと?!」
メカドラゴンが発熱し始めた。急激な熱さを感じたサジーは急いで降り、状況を確認する。どうやら、心臓部が発熱を開始したようだ。だが、メカドラゴン本体が動く様子は一向に見られない。
「熱くなる代わりに攻撃はしてこない、なるほど一長一短ってねぇ」
多喜が軽く分析すると、サジーは再びメカドラゴンに近づく。
「発熱が終わるまで、何もしないわけには行かまい!」
それを見た多喜は、銃を取り出した。
「じゃあ、電撃で麻痺らせてやるよ!そうしたら攻撃しなって」
心臓部に射撃を行った多喜。すると、メカドラゴンは心臓麻痺に陥ったのと同じ状態なのか、地に落ち伏せる。
「すぐ行くと熱いぞ」
慎也はそう言いつつ、念の為、サジーと共に向かう。
「熱い今こそが鉄の打ち時だろう!」
「……なるほど、鉄は熱いうちに打てって事か。じゃあ打たせてもらう!」
斧と大挟で叩き、打ち、斬りまくる二人。
『META……L』
「動き出したよ!気をつけな!」
背後からの多喜の声で、一旦攻撃を止めた慎也。
「もう一回スタンさせてやるか?」
「否、動いてもなお斬る!」
サジーはさらに攻撃を加えまくり、熱いうちに打った事で、一部ボディが変形し始めた。
「(本気か……じゃあ、やらないわけにはいかないな)」
メカドラゴンがゆっくり起き上がった頃に、三人は一旦退いたのだった。
『ME……TA……L!!!』
成功
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七瀬・夏希
あいつをランドマークに、か。確かにいい案だ。
だが、あの形を保ったまま倒せるか保証はできないな。
まぁ、くず鉄になったとしても何かの材料にはなるだろう。
まずは、小銃(スナイパーライフル)を召喚。
翼を撃ち抜き、又は翼の付け根の可動部分を狙い、機動力を削いでいく。
地面に落としたなら、他の関節も撃ち抜いていこう。
ん? 何かを食っている間は、バリアでも張られているのか?
なら、食事を邪魔させてもらおう。
お前が食おうとしているもの、全てを弾き飛ばさせてもらおうか。
さぁ、こっちを向きな。チャンプ。
その心臓部は何かの動力源になりそうだから、見逃してやる。
代わりに、UCの力を込めた弾でその眉間を撃ち抜いてやるよ。
「あいつをランドマークに、か。確かにいい案だ」
ドラゴンの形を保ったまま倒せるか保証は出来ないが、夏希はスナイパーライフルを召喚する。そして翼を撃ち抜いた。
『IROON……!!』
ゆっくりと、地面にガシャンと音を立てて落ちたメカドラゴン。続けて他の関節も撃ち抜く夏希。
「……ん?」
辺りに散らばる鉄屑を求めて、メカドラゴンは不満足な関節をガタガタと音を立て、ゆっくり動き始めた。そして、少しずつ発熱していくメカドラゴン。
何かを察した夏希は、UC《能力増強 Type.2》を発動。
「──お前が食おうとしているもの、全てを弾き飛ばさせてもらおうか。さぁ、こっちを向きな。チャンプ」
召喚された力は合体し、夏希の力の源となってゆく。そして放たれた銃弾は──メカドラゴンの眉間に命中した。
『I──RORORORORROOOROOOOON!!!』
頭部が大きく爆発を起こしたメカドラゴン。
「(心臓部は何かに使えそうだし、後で回収するか……)」
頭部は大きく崩れたものの、ランドマークとしては立派に完成したメカドラゴンであった。
大成功
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