絆を紡ぎし航海路Ⅲ~七大海嘯「桜花」麾下・滅芽艦隊~(作者 ライラ.hack
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●グリードオーシャン・セヲリック島
 この島はサクラミラージュから落ちてきた島「セヲリック島」。元は「瀬尾陸島」とも呼ばれていたが、今はセヲリック島として通っている。島の中心にある巨大な幻朧桜「セヲリック桜」が年中咲き誇り、何とも雅な雰囲気を醸し出している。
 何よりこのセヲリック桜周辺に住んでいる桜の精達は酒精を生み、美酒として名高い「セヲリック酒」を造り出している。それによって他島や海賊達と交易を成して、これまでこのグリードオーシャンを生き抜いてきた。
 だがその繁栄は見る影もない。なぜならば、この地を支配せんと乗り込んできたコンキスタドールが現れたからだ。

「きゃははははははっ! 酒よ酒! 酒を持ってきなさい! でなければ叩き潰すわよ?」
 今やこの美しい幻朧桜と名酒の産地はコンキスタドール達によって支配されている。酒を搾取し、浴びるように飲むこの女性こそコンキスタドール首魁「滅芽」。右の龍の腕と左の白狼の腕を持つ拳士である。
 この滅芽と配下の巨人海賊達によって、抵抗する島民や海賊達はすべて殺された後に、ずっと支配されている。残った島民達は奴隷のように働かされ、桜の精達はセヲリック酒を造る為に馬車馬のように酷使され続けている。
「滅芽の姐御、この島の海域に知らない船が入り込んできています」
 そうやって酒盛りをしている滅芽の元に配下である巨人海賊が報告に現れる。その報告に滅芽は顔をしかめ、同時に首をかしげる。
「あら、『桜花』様の縄張りに入り込んでくるなんて身の程知らずね」
 そう、この滅芽はただのコンキスタドールではない。このグリードオーシャンで強大な力を持つ七人のコンキスタドール「七大海嘯」の一人、「桜花」の配下なのだ。同じコンキスタドールであっても、「桜花」の縄張りを侵そうという愚か者はいない。
 つまりは、その支配海域に入ること自体が万死に値する行為ということだ。同じ「七大海嘯」の勢力であっても、容赦をするわけにはいかない。
 酒を煽り、飲み干す滅芽。その目はすでに暴力と破壊の色が宿っていた。今は艦隊を率いる提督の一人ではあるが、争いごとは大歓迎である。
 そして配下の巨人海賊達に号令をかける。
「まあ、いいわ。『七大海嘯』のお一人のあの方の看板を舐められるわけにはいかないしねー……、野郎共! さっさと沈めてきなさい!」
「おおおおおおおおおおおおおおお!」
 そして巨人海賊は動き出し、巨大なる艦隊は侵入者を沈めるべく動き出す。滅芽はその戦いを島で観戦しつつ、酒の肴とする。気に入らない人間は潰し、酒は浴びるように飲む。まさしく暴君そのものであった。

●グリモアベース・ブリーフィングルーム
「こんなこと、絶対に許しちゃいけないよ!」
 そう憤慨しながらグリモア猟兵見習いであるエィミー・ロストリンク(再臨せし絆の乙女・f26184)は電脳ウインドウを開きながら説明する。画面にはセヲリック島の島民が奴隷にように労働に励み、桜の精達が無理やり酒造りに繰り出されている光景が映し出されている。
「セヲリック島の島民と桜の精達を救い出してほしいの。もう奴隷のように働かされているから健康状態もかなり危険だし……」
 目的はセヲリック島の解放となる。だがその為には七大海嘯「桜花」麾下の巨人海賊艦隊を撃破する必要がある。大型艦船を繰り出してきており、大砲撃や巨人自らが白兵戦に繰り出してくる。
 こちらの鉄甲船「失絆号」は頑丈とはいえ、巨大艦隊の攻撃をいつまでも凌げるものではない。早急に対処し、一気に撃滅しなければならないだろう。
「でも首魁である滅芽っていう人は、桜色の竜鱗を纏っていて無敵っぽいんだ」
 さらに艦隊を撃破し、上陸するとなれば敵の首魁であり艦隊提督である滅芽と戦うことになる。だが七大海嘯「桜花」から与えられた力なのか、桜色の竜鱗を纏っている間はどんなユーベルコードすらも無効化する、無敵の存在と化す。そして無尽蔵のパワーでこちらを粉砕せんと迫ってくるのだ。
 だがエィミーは攻略法がないとは言わない。実はこの無敵にはからくりがあり、島民や桜の精がその鍵を握っていると説明する。どんな内容までは見えなかったが、解放者としてアピールし協力を得ることができれば、滅芽攻略を成し得るだろうと言う。
「島の人達ならその無敵の秘密を知っているかもしれないから、協力を仰いで滅芽を倒してね!」
 そう言ってエィミーは転移術式を発動する。その先は鉄甲船「失絆号」の甲板の上。迫る巨人海賊艦隊。そしてその先の滅芽を倒し、七大海嘯「桜花」への宣戦布告とするために、猟兵達は新たなる戦いへと挑む。


ライラ.hack
 強大な七人のコンキスタドール「七大海嘯」の勢力との接敵です。
 どうも皆様こんにちわ、ライラ.hackです。

 このたびはサクラミラージュ世界の島「セヲリック島」を占拠する七大海嘯の一人「桜花」麾下の滅芽艦隊から、島を解放することです。
 初戦は艦隊戦となります。鉄甲船「失絆号」を守りながら、巨人艦隊を殲滅・島へと上陸するのが目的となります。海上戦となり船を守ったり、敵船を奪うなどの行動をするといいかもしれません。
 そして島に上陸すれば、提督であり首魁である「滅芽」との戦闘となります。ですが七大海嘯「桜花」からの力を得ているのか、「桜色の竜鱗」を纏っている間はほぼ無敵の存在と化します。ただしこれは島民である桜の精が関連しているようなので、協力を得ることができれば何とかできるかもしれません。

 説明は以上となります。章ごとに断章が追加されますので、それからプレイング受付となります。ご注意ください。
 それでは皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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第1章 集団戦 『巨人海賊『苛烈な斧』構成員』

POW ●野獣の如き戦闘咆哮
演説や説得を行い、同意した全ての対象(非戦闘員も含む)に、対象の戦闘力を増加する【自身の恐怖を忘れ、敵に恐怖を与える鬨の声】を与える。
SPD ●野獣の如き野蛮で奔放な戦闘スタイル
【高い身体能力と戦闘で得た経験を駆使し】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ ●野獣の如き気性と友情、そして特徴的なメガリス
【相打ちすら恐れない気性の荒さ】【共に過ごした相棒との信頼と連携】【攻撃を当てると体力を回復する斧のメガリス】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●グリードオーシャン・セヲリック島周辺海域
 猟兵達を乗せた鉄甲船「失絆号」がセヲリック島に向けて海の世界を突き進む。この先はすでに強大なるコンキスタドール「七大海嘯」が一人「桜花」の支配領域なのだ。そこに入り込むこと自体がすでに宣戦布告行為だということに相違ない。
「テメエ等、ここが『桜花』様麾下の滅芽艦隊の縄張りだって知って入ってきてるんだろォな!」
 そんな鉄甲船を震わせるような怒号が海に響き渡る。その先にいたのは巨人海賊達を乗せた大型艦船が立ち並ぶ。七大海嘯「桜花」の配下提督、滅芽が率いる艦隊が行く手を阻む。
 この巨人達は元は「苛烈なる斧」という海賊団の構成員であったが、今は「桜花」の傘下に入り、滅芽の指揮下となっている。巨人という特性を生かした大型艦船を操り、巨大な大砲を駆使する。さらに常にツーマンセルで動くなど、その組織力・巨人の攻撃力は侮れるものではない。
「まあいいさ。どの道、『桜花』様の海賊旗に目がついたモンは沈める! さらに滅芽の姐御の酒の肴として海の藻屑になるのがテメエ等の末路だからなァ!」
 そうして艦隊は動き出す。大砲を撃ちこちらの鉄甲船を破壊・牽制する艦船と、こちらに接敵して白兵戦を仕掛けようとする艦船に分かれるようだ。
 この巨人艦隊を突破しない限りはセヲリック島に近づくことすらできない。鉄甲船を守りつつ、敵を撃滅する。艦首の白銀の乙女が見守る中、猟兵達の海戦が始まる。
桐嶋・水之江
つまり強襲揚陸作戦ってわけね
つまりのつまり、ワダツミに持ってこいな作戦と
海上での艦隊戦のデータが取りたかったし良いタイミングね
とはいえ向こうは海の戦いのスペシャリスト…油断禁物ね

後ろから砲撃してくる船は私がお相手するわ
船体が大きい分弾を当てる分には苦労しない…暴虐の砲哮の出番ね
船底を集中して狙いましょうか
魚雷で穴を開けられれば後は勝手に沈んでくれるでしょう

逆にワダツミが火砲に曝されても心配ご無用
プロテクトフィールドで守ってもいいしCIWSで撃ち落としてもいい…なるべくバリアで済ませたいのだけれどね、弾代掛かるし
Dプラスとデミウルゴスは甲板上で待機よ
勝手に上がり込んでくるならず者を始末しなさい


シノギ・リンダリンダリンダ
七大海嘯。なかなか面白い名乗りをするものですね
ここはひとつ、誰が海の主なのか分からせる必要があります
とりあえず、その部下ってやつをサクッとやっつけましょうか

さぁさぁ!略奪と蹂躙は海賊の華!!
デカブツ達を蹂躙してやりますよ!
失絆号から飛び降りつつ、【越流せし滄溟の飛蝗】で自分の船を召喚
培った「航海術」で巨人達の間を縫いながら死霊海賊達による「砲撃」、「乱れ撃ち」、「制圧射撃」
失絆号や他の猟兵の囮になりつつ、こちらも最大火力で応戦
自分も船を操縦しつつ、Midās Lichで巨人共をスナイピングしていきます

大きな海の藻屑になるのは、お前たちですよっ!!!!


 グリードオーシャンにおける勢力図の中でコンキスタドール達の勢力というのはまだまだ大きな物であるのは間違いないだろう。その圧倒的な暴力は侮れるものではなく、個人の武力としても人間や海賊達にとっては驚異的な存在だ。
 その中でもずば抜けている版図を誇るのが「七大海嘯」。七人の強力なコンキスタドール達が率いる勢力である。あまりに強力過ぎて、その縄張りにはコンキスタドールですら立ち入ることはない。
 その中の一人「桜花」に支配されたセヲリック島を解放するべく海戦を仕掛ける鉄甲船「失絆号」と猟兵。対するは「桜花」麾下の滅芽率いる巨人海賊艦隊が海を埋め尽くしているほど配置されている。
「つまり強襲揚陸作戦ってわけね」
 そんな中でもまったく怯んだ様子のない桐嶋・水之江(機巧の魔女・f15226)がグリードオーシャンに適した水着姿で立ちふさがっている。鉄甲船「失絆号」を守るように自身の船「強襲揚陸艦ワダツミ」を展開し、その甲板の上で敵の様子を見つめている。
 そのワダツミをもってしても巨人海賊を乗せた艦船は引けを取らない。その砲台がこちらに向けられ、海戦上等とこちらに接近してくる艦船もいる中でも水之江は余裕を崩さない。
「つまりのつまり、ワダツミに持ってこいな作戦と。海上での艦隊戦のデータが取りたかったし良いタイミングね」
 それは自身のワダツミに対する自信でもある。このグリードオーシャン世界の力による干渉で宇宙戦艦としての浮遊能力は失われてはいるが、洋上戦に関しても負ける気は水之江にはない。
 それを証明する為の艦隊戦が経験でき、データも収集できる。一挙両得の戦いに水之江の顔が緩むが、決して勝利前提で考えることはない。油断は禁物と表情を引き締める。
「とはいえ向こうは海の戦いのスペシャリスト…油断禁物ね」
 ただのコンキスタドール軍団ではない。七大海嘯「桜花」麾下の艦隊であることを認識し、水之江は動き出す。鉄甲船から離れ、狙うは後方から砲撃を加えようとする艦隊に狙いを定める水之江。

 一方の白兵戦に挑もうとする艦隊はワダツミの動きには釣られずに鉄甲船「失絆号」に殺到する。艦隊戦に慣れた彼等の作戦は、戦力一転集中による各個撃破である。
 そして後方艦隊に釣られてワダツミに対し、行動の失策を笑う巨人海賊。少ない戦力を分散させるなど愚の骨頂だと思ったからだ。
「七大海嘯である『桜花』様に挑むとは身の程知らずにも程があるぜ、ハハハハハッ!」
「七大海嘯。なかなか面白い名乗りをするものですね」
 鉄甲船「失絆号」に接近して沈めようとしてくる巨人海賊達に対し、シノギ・リンダリンダリンダ(強欲の溟海・f03214)は敵を見据える。その瞳は不倶戴天の敵を前にしたかのように鋭く輝いている。
「ここはひとつ、誰が海の主なのか分からせる必要があります
とりあえず、その部下ってやつをサクッとやっつけましょうか」
 強欲なる海賊として、海に覇を唱えるコンキスタドール勢力など認めることはできない。この広がる海に眠る宝を手中にするためにもシノギは巨人海賊艦隊に挑む。
「さぁさぁ! 略奪と蹂躙は海賊の華!! デカブツ達を蹂躙してやりますよ!」
「吠えるじゃねえか、チビ女が! 野郎共、踏み潰してやれ!」
 シノギの啖呵に巨人海賊達が反応する。元々が「苛烈なる斧」という海賊集団からなる彼等にとって海上戦はお手の物。その連携と気性の荒さを前面に出してシノギを蹂躙し、鉄甲船を沈めんと突撃する。
 だがシノギは鉄甲船に乗り込まれる前に自分から船を降り、海の上へと飛翔する。そして飛び込む前に、能力「越流せし滄溟の飛蝗(ゲット・レディ・シャニ・ムニー)」を発動する。
 シノギは海に飛び込む前に、召喚した海賊幽霊船シャニムニーの甲板の上へと降り立つ。そこにいるのは船長の降臨を祝福するように様々な武装をした死霊海賊達が号令を待っていた。
 迫る巨人海賊艦隊を前にシノギは檄を飛ばす。
「さぁ、略奪を行いましょう! 蹂躙の限りを尽くしましょう! お前達の前にいるのは厄災たる大海賊です!! 海賊団しゃにむにー、出撃!!」

 シノギの言葉に呼応し、死霊海賊達が応え船は動き出す。巨人海賊艦隊に斬り込むように機動し、あっという間に接近を果たす。
 巨大な艦船故に小回りが利きにくい巨人海賊艦隊はシャニムニーの接近を許すが、焦らず攻撃を受け切った所で巨人海賊達が乗り込んで粉砕すればいいという思惑があったのだろう。
「よーし、一斉砲撃! 全弾叩きこめー!」
 だがシノギの海賊幽霊船シャニムニーの、死霊海賊達の武装を甘く見たのが、巨人海賊達の誤算であった。そもそもその武装は一海賊にしては重装備であり、なおかつ魔法まで扱うことのできる死霊海賊。
 さらにシャニムニーの砲撃はマシンガンのように連射可能で、絶え間ない轟音と共に大型艦船の破壊を巻き起こす。この攻撃力には流石の巨人海賊達も動揺を隠せない。
「うおおおおおおおお!」
「こりゃまずい! さっさと叩きつぶ……ギャッ!」
「ちくしょう、砲撃と同時に銃撃もか!」
 そして艦船を潰される前に行われる死霊海賊達による掃討射撃。銃は勿論、魔法まで飛んでくる弾幕に流石の巨人海賊達もシャニムニーに乗り移る前に撃墜されてしまう。
 それでも犠牲覚悟で突っ込んでくる巨人海賊だが、的が大きい上にシノギが巧みに操舵してシャニムニーに近寄らせることすらさせない。躱し際に叩き込まれる連射砲撃と弾幕射撃。
「大きな海の藻屑になるのは、お前たちですよっ!!!!」
 巨人海賊艦隊の間を縫いながら被害を拡大させていくシノギ率いる海賊幽霊船シャニムニー。最大火力を惜しみなく使い、奔放な機動力、死霊海賊の奮闘、シノギの操縦と隙あらば黄金の右腕「Midās Lich」から発射される弾丸で撃ち抜いていき、鉄甲船に近づくどころか捕捉することすらできない。
「くそっ、砲撃艦隊は何やっていやがる! 牽制くらい寄越さねえのか!」
 シャニムニーを相手にしている白兵戦艦隊の巨人海賊は呟く。砲撃艦隊がある程度仕事をすれば、この状況はなかったはずだ。シノギにしても鉄甲船「失絆号」を直接砲撃で狙われればフォローに回るを得ず、ここまで攻撃に専念できていない。
 そしてその砲撃艦隊を襲っているのは、水之江のワダツミによる「暴虐の砲哮(エゴイスティックバースト)」、その嵐であった。砲撃には砲撃を、水之江は真っ向勝負を仕掛けていた。
「出し惜しみは厳禁……押し切るわよ」
 反撃と防御の隙を与えない全砲一斉射撃を容赦なく畳みかけるワダツミ。船体が大きい分弾を当てる分には苦労しないと判断した水之江は、命中度外視でとにかく撃ち続けることだけを考えいた。
 砲撃艦隊は撃ち返す暇もなく、ワダツミの砲撃を被弾する。上空からの砲撃だけではなく、魚雷による船底を狙った破壊も効果的であり、大型艦船は穴をあけられて海の底へと沈んでいく。
「くそったれが! 白兵戦艦隊も自分達で何とかしやがれ! あのキチガイ女の砲撃を止めろ!」
 そう言って砲撃艦隊を指揮する巨人海賊が命令すると、艦隊が統率の取れた行動をとり始める。艦隊戦の戦闘技術とその野生的な勘によって、ワダツミの動きに対応をし始める巨人海賊艦隊。
 さらに反撃と言わんばかりにワダツミに向かって撃ち返してくる。大きな砲弾が上空から迫る中、水之江はそれでも焦ることはない。
「火砲に曝されても心配ご無用」
 まるで砲弾を予期していたようにプロテクトフィールドを展開していた水之江。砲弾を跳ね返し、逆にこちらは魚雷による攻撃でどんどん砲撃艦隊を航行不能・撃沈に追い込んでいく。
「……なるべくバリアで済ませたいのだけれどね、弾代掛かるし」
 一応、プロテクトフィールドを破られた時の対策として対空機関砲「CIWS」の準備は整えているが、コスト的なことを考えるとバリアで何とかしたいというのがお財布事情といたところか。水之江がそう思案していると、砲撃では埒が明かないと思ったのか接近してくる艦隊を見つける。
 だがその対策もバッチリだ。甲板に待機させておいたウォーマシン型ドローン「Dプラス」隊と竜型巨大ドローン「デミウルゴス」に指示を飛ばす。
「勝手に上がり込んでこようとするならず者を始末しなさい」
 その命令を受諾したドローン達はすぐさま行動へと移る。Dプラスの射撃で動きを止め、デミウルゴスの強襲で艦船を破壊して巨人海賊が付け入る隙を与えることがない。
 そうした隙のない攻撃を弾薬が尽きるまで繰り返した水之江。シノギもまた限界ギリギリまで動き続け、巨人海賊艦隊に多大なるダメージを与えることに成功したのだった。

 結局、この艦隊戦初戦は猟兵側の大勝利であった。水之江のワダツミの砲撃によって、砲撃艦隊の半数は撃沈。シノギの斬り込みによって白兵戦艦隊も多大なる損害を被ることになった。
 この被害を立て直す為に巨人海賊艦隊は一旦海域から離脱し、戦列を整えることになる。だが勢いはこちらが得たも同然。このまま押し切る為に、猟兵達はさらなる猛攻を仕掛ける。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

稷沈・リプス
大層な名前っすね、七大海嘯。
でもまあ、会ったら倒すだけっすよね。

失絆号守るため、借りてる【夜の舟】展開するっす。初航海っすね!
皆ー、いくっすよー!ヤル気満々っすねー!
結界術展開して防御へ。航海術で間縫いつつ、集団戦術を利用し範囲攻撃の一斉発射攻撃。これには衝撃波ついてるっす。
…この舟、落とせるはずがないんすよ。
木造だと侮るなかれ。属性攻撃で纏うは『太陽』。
的が大きいと当てやすいっすよねー。
焼かれて落ちるといいっす!

俺自身は舟動かしてるっすけど。俺自身が、この舟の威力は保証するっすよ!

※本当に借りっぱなしになってる権能。
かつて舟が攻撃してた呪われし黒き大蛇=リプス。


桐嶋・水之江
初手は好調…艦隊戦のデータもまずまずね
でもまだ一押し足りないかしら?
じゃあ私が直々に前に出ましょう
この新品ピカピカのロボ、ウバザメに乗ってね
こっちの実戦テストも取りたかったのよね

巨人VS巨大ロボのはじまりはじまり…
ワダツミから仰々しく発進!
盛大に水柱を立てて海へダイブ
性懲りも無く失絆号に上がり込んでくる連中を強制立ち退きさせに行くわよ
…その前に機巧の魔女の祝福を掛けておきましょう
これで海月型支援ユニットの触手の射程とパワーを大幅アップよ
失絆号のそばで水中に潜ったまま触手だけを伸ばして海賊を捕縛しちゃいましょう
そして海へ引き摺り込んだら高周波ダガーでバッサリよ
そのまま溺死させてもいいんだけれどね


 巨人海賊達の中で焦りが生じているのがわかる。それはそのはずである。意気揚々として出撃したにも関わらず、砲撃艦隊は半数を沈められ、白兵戦艦隊も小さくない被害を出した。
 そのことは七大海嘯「桜花」麾下の艦隊としてはありえない失態である。そしてその戦いを観戦している提督・滅芽の機嫌を損ねるには十分であった。
 このままいけば巨人海賊の中でも粛清される連中がでるかもしれない。それを考えるともはや命など投げ捨てても即座に敵を滅ぼさなければならないという焦燥へと変わるのは必然であろう。
「大層な名前っすね、七大海嘯。でもまあ、会ったら倒すだけっすよね」
 七大海嘯「桜花」の旗を掲げる巨人海賊艦隊相手でも稷沈・リプス(明を食らう者・f27495)は飄々とした態度を崩さない。自身が神という身代もあるが、それ以上に今生きる者を虐げる過去の存在を消し去るという意思があるのかもしれない。
 それが態度となり、余裕のあるリプスを作り上げている。そしてこの乗っている鉄甲船「失絆号」を狙ってくることは明白であり、それを阻止しなくてはならない状況。
「なら借りてる『夜の舟』の出番っすね。初航海っすね!」
 そう言って失絆を号守るため、能力「夜の舟(ウイア・メセケテト)」を展開し、大型木造船が現れる。それに乗るリプスを迎い入れたのは頭部が動物になっている幽霊。
 それぞれが雄たけびや咆哮を上げて、気勢を上げている。装備した弓と剣と魔法杖を掲げて、敵を屠らんとする様子にリプスは笑う。
「皆ー、いくっすよー! ヤル気満々っすねー!」
 そして処女航海、リプスの大型木造船の初海戦が幕を開ける。砲撃艦隊が態勢を立て直す前に白兵戦艦隊を叩いておこうというつもりでリプスの大型木造船が斬り込んでいく。
「チッ、こっちが態勢を立て直す前に来るとはなァ!」
「野郎共、後悔させてやれ!」
 相打ち覚悟でリプスの船を止めて沈めようとする連携を組み立ててくる巨人海賊艦隊。それに対してリプスの操舵はその集団戦を想定しての間を縫いつつ包囲を突くような一点集中攻撃である。
 相手の艦船を吹き飛ばすような魔法攻撃と弓矢に驚く巨人海賊。明らかに普通の攻撃の域を脱しているのに、リプスは大型木造船を操りながら薄ら笑いを浮かべる。
「…この舟、落とせるはずがないんすよ」
 この大型木造船はただの木の舟ではない。かつて呪われし黒き大蛇、太陽を蝕みし神を落とした舟。それを操る猛者達が乗り込みし舟は、攻撃に太陽を想起させる属性を纏っている。
 その攻撃は暗闇を斬り裂き、燃え盛る火を思い浮かべるエネルギーの化身。その最大エネルギーは巨大な巨人艦隊を爆裂させ、燃やし尽くす。
「的が大きいと当てやすいっすよねー。焼かれて落ちるといいっす!」
 攻囲を突くように突破を図り、強烈な太陽の如き灼熱攻撃を仕掛けるリプス。己がかつてやられた攻撃を徹底的にやりつくす辺り、自身の苦い体験を再現するようで苦笑いにもなる。
 だがそれは己を倒したの強力な舟の威力を証明するもの。そしてリプスが仕掛けている間に、桐嶋・水之江は揚陸艦ワダツミの甲板にてその戦況を見つめる。
「初手は好調…艦隊戦のデータもまずまずね。でもまだ一押し足りないかしら?」
 初手において巨人海賊砲撃艦隊に大打撃を与えた水之江のワダツミ。だがその代償として大方の攻撃兵器の弾薬やエネルギーは使い果たしている。これ以上のワダツミの継戦は難しいだろう。
 そして現在もまたリプスが白兵戦艦隊において射撃や砲撃による攻撃を継続している。これはもう一つのデータを取るチャンスでもあった。
「じゃあ私が直々に前に出ましょう。この新品ピカピカのロボ、ウバザメに乗ってね。こっちの実戦テストも取りたかったのよね」
 そうして水之江が選択したのは、最近導入したと思われるウバザメ級機動兵器「ウバザメ」の戦闘であった。高周波ダガーと海月型支援ユニットを装備し、グリードオーシャンの海へと飛び込み盛大に水柱を立てて駆ける。
 仰々しく発進した機体は、水陸両用故に機動も速い。操作もお手の物と言わんばかりにコクピットで水之江が操縦し、性懲りもなく失絆号へ乗り込もうとする艦船の巨人海賊と白兵戦を仕掛ける。
「巨人VS巨大ロボのはじまりはじまり…」
「な、なんだァ!」
 突如海から現れたクラゲを伴った巨大ロボ。巨人海賊の背丈を超えるロボの出現に驚きを隠せないところに、高周波ダガーが容赦なく突き刺さる。
 だがすぐに水中から現れた侵入者に対応するように、陣形を組み包囲を仕掛けようとする巨人海賊。高い身体能力と戦闘経験がなせる技だろうが、それが完成する前にウバザメの攻撃が巨人海賊の身体を引き裂く。
「くそがっ! こいつ速いぞ!」
 手持ちの斧で反撃相とすると海月型支援ユニットが盾となって攻撃を防ぐ。そしてその脇をすり抜けるように高周波ダガーが巨人海賊の喉を引き裂き、致命傷を与えるのだ。
 それを可能とするのが水之江が水中機動の際に施しておいた能力「機巧の魔女の祝福(エンハンスド・マシーナリー)」の加護の力だ。基本性能のパワーアップで敵を上回る機動を繰り出せるのだ。
「さて、敵も捕捉できたし……そろそろ行くわよ」
 そう言って艦船にいる巨人海賊の身体を絡めとるように海月型支援ユニットの触手が伸びる。わざわざ甲板に出たのは相手をかき乱すのと、敵を捕捉する為だ。すでに能力強化によって海月の触手射程はほぼ全域を捉えている。逃げ切れるはずもない。
 まるで絡み取るように一本の触手で巨人海賊を捕らえ、そのまま強化したパワーで海中へと引きずり込む。そして水之江のウバザメもまた海へと再び潜行する。
「海へ引き摺り込んだらこっちのものよ」
 そこで展開されるのはウバザメの高周波ダガーの海中解体ショーだった。海月の触手に絡み取られて動きが取れない巨人海賊を切り刻んでいき、次々と絶命させていく水之江。
 さらに海中ということで息をすることもできない巨人海賊達は動きすらままならない状態だ。下手をすれば溺死させることもできたであろう。
「ま、そんな暇はないからささっとやりますか」
 リプスが派手に砲撃をしているとはいえ、支援なくてはそれも続かないだろう。故に水之江のウバザメで少しでも包囲する艦船を潰していく。その為に狙うのは乗員である巨人海賊である。
 ウバザメの機動実験は上々の成果をあげ、白兵戦艦隊の艦船の巨人海賊達を次々を海の藻屑へと化していった。そしてリプスの太陽の如き砲撃はその艦隊に大打撃を与えるのであった。

 こうして二人の連携攻撃によって白兵戦艦隊は鉄甲船「失絆号」に近寄ることすらできずに、かなりの損害を被ることになった。態勢を立て直す前に叩かれたこともその一因であっただろう。
 だがリプスの大型木造船の破壊力、水之江のウバザメの機動戦闘はもって凄まじいことだったことはその被害から察することはできるだろう。趨勢はいよいよ猟兵の方へ傾きつつあった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

マリア・フォルトゥナーテ
アドリブ連携歓迎

「海が誰の支配域ですって?海の支配者の私を差し置いて領海を宣言しても、高望みした子供の虚言にしか聞こえませんね」

失絆号を傷つける訳にはいかない。ならば、ここは自らの幽霊船で敵を討つのみ。

「来なさい!クラーケン!フライングダッチマン号!」

海底より召喚した幽霊船と深海の怪物クラーケンを敵にけしかけます。
クラーケンはその巨体で襲いかかり巨人達を順に攻撃、捕食させ、私はダッチマン号に乗り込み、全砲門を開いてクラーケンを援護すべく射撃を加えます。

幽霊船の、審判の日まで彷徨うが故に、逆説的に審判の日までは沈めない不死性を活かし、失絆号の盾となりつつ、敵が朽ちるまで砲撃を加え続けます。


ファラン・ウルフブラッド
七大海嘯ゥ?桜花ァ?知らねぇなぁ!!そいつ等が何者であってどういう立場であるかなんてオレぁ興味ねぇよ。
酒も金も地位も名声も奴隷も!オレが全部、一切合切奪ってやるからよぉ!

UCを発動し、海面にファランの足場となる最大級のメガロドンを召喚。
残りのメガロドンは海中に潜ませておき、敵船団が十分近づいてきたら海中から一気に襲わせる。UDCアースで見た鮫映画ってやつを参考にした恐怖演出で巨人共に喰われる恐怖を味あわせてやるぜぇ。
助けを求めてきたヤツは笑いながら眉間に銃弾叩き込んで餌にしてやろう。

「ハッハァー!オレの名はファラン!猟兵にしてコンキスタドール!一切略奪! 略奪王ファラン・ウルフブラッドだ!」


 白兵戦艦隊も叩かれ、混乱は余計に広まっている。七大海嘯「桜花」麾下・滅芽艦隊は隊列を組み直す暇もないほど、猟兵の猛攻にさらされていた。
 現在船員である巨人海賊達を束ねる提督・滅芽は占領しているセヲリック島で酒盛りをしているだろう。だがそれは自身達の戦いを観戦する意味も含まれている。
 暴力という意味では頂点に位置し、「桜花」からこの島を任されている滅芽の力は強大だ。その逆鱗に触れることは死を意味する。それが故にその恐怖をもって、今だ戦意を失わない巨人海賊達。
「海が誰の支配域ですって? 海の支配者の私を差し置いて領海を宣言しても、高望みした子供の虚言にしか聞こえませんね」
「七大海嘯ゥ? 桜花ァ? 知らねぇなぁ!! そいつ等が何者であってどういう立場であるかなんてオレぁ興味ねぇよ」
 だがそんな七大海嘯「桜花」の、滅芽の威光など知らないとばかりに啖呵を切る二人の海の船長。マリア・フォルトゥナーテ(何かを包んだ聖躯・f18077)、ファラン・ウルフブラッド(紅嵐の航海者.EX・f03735)の二人である。
「来なさい! クラーケン! フライングダッチマン号!」
 マリアは鉄甲船「失絆号」を傷つけないために能力「神に呪われた幽霊船(フライングダッチマン)」を発動し、幽霊船フライングダッチマン号を召喚してその甲板の上に立つ。そして海底には海の怪物クラーケンも潜航している。
「酒も金も地位も名声も奴隷も! オレが全部、一切合切奪ってやるからよぉ!」
 そしてファランもまた能力「大海の悪夢(ロストオーシャンズメモリー)」を発動させ、龍角と龍鱗の生えた最大級の大きさのメガロドンを召喚し、自分の足場とする。そしての残りのメガロドンはマリアのクラーケンと同じく海中に潜航させておく。
 今までの猟兵には先制攻撃を仕掛けられたことで攻撃を仕掛ける前にやるという認識が強くなっていた巨人海賊艦隊。フライングダッチマン号と巨大メガロドンに乗ったファラン目掛けて突撃を開始する。
「これ以上、滅芽艦隊の醜態をさらすんじゃねえぞ!」
「行け! 皆殺しだ!」
 督戦している滅芽にこれ以上の醜態を晒すわけにはいかないと奮闘しようとする巨人海賊艦隊。連携は強固ではあるものの、その勢いはそんな焦りから生まれたものだったと言える。
 故にファランが仕掛けた罠にも気づくことができない。自身が特大のメガロドンに乗っていたのも、敵を引き寄せる為。十分にテリトリーに入った敵船団を見て、潜航させていたメガロドンに合図を出す。
「ハッハァー! 引っ掛かりやがったぜ!」
 まるでUDCアースで見た鮫映画を再現するように、水中から飛び跳ねて巨人海賊達に噛み付き水中へと引き込んでいくメガロドン。その噛み付く力は強靭、勢いもあって次々と巨人海賊は海へと引きずり込まれていく。
 海の領域でメガロドンに勝てる道理などない。次々と捕食されていきながら、海が赤に染まる。その様は巨人海賊達を恐怖へ叩き落すには十分であった。
「ハッハァー! オレの名はファラン! 猟兵にしてコンキスタドール!一切略奪! 略奪王ファラン・ウルフブラッドだ!」
 どっちが猟兵かわからない、コンキスタドールのような笑顔で海で助けを求める巨人海賊の眉間に銃弾を叩き込むファラン。その肉は足元の巨大メガロドンが飲み込み栄養分として消化していく。
 そうしてファラン率いる海のギャング達が暴れまわり、勢いを止めたところでマリアのフライングダッチマン号が動き始める。動きの止まった艦船に仕掛けるのは海中で待機していた巨大クラーケンである。
「さあさあ! 巨人達を喰らいつくしなさい!」
 そしてクラーケンが艦船に取り付き、その触手で巨人海賊達を掴み次第捕食していく。メガロドンの恐怖で足がすくんでいた巨人達に、海の悪魔から逃れうる術などない。
 次々と捕食されていく中で、救援に向かおうとしてくる艦隊はマリアが操るフライングダッチマン号が相手をする。全砲門を開いてクラーケンの捕食を邪魔させないように援護射撃を加えて近寄らせない。
「くそがっ! 白兵戦じゃ無理だ!」
「砲撃艦隊に連絡しろ! もう喰われている連中ごとで構わねえ! 沈めさせろ!」
 メガロドンで喰いつくしていくファラン、クラーケンで取り付き壊滅させるマリアが乗るフライングダッチマン号ごと沈めるべく、砲撃艦隊が雨のような砲撃を敢行する。降り注ぐは鉄の塊のような砲弾。
 だが迷わず盾となるのはフライングダッチマン号だった。かの船こそ幽霊船。審判の日まで彷徨うが故に、逆説的に審判の日までは沈めないという呪い。
「だからフライングダッチマン号は沈みませんよ。絶対に!」
 その不死性を利用して砲撃の盾となって失絆号を守り、さらに砲撃を撃ち返すマリア。クラーケンもまた呼応するように近づく艦船を取り込んで撃沈させていく。
「こいつはゴキゲンな砲撃だ! だが俺の略奪は止まらなねえぜ?」
 ファランもまたメガロドン達をうまく旋回させて砲撃を躱していく。そして獲物となる巨人海賊の艦船に狙いを定めてはその生命へと食らいついていく。まさしく二つの船長による大いなる狩場とかした海上戦。

 その結果は語るまでもないだろう。白兵戦艦隊は狩場となったフィールドからはほとんど逃れることなく、サメとイカの餌となり、艦船は海の底へと沈んでいった。
 すでに白兵戦艦隊は壊滅に近い状態であり、砲撃艦隊もようやく態勢を整えた状態である。あと一押しで滅芽艦隊は崩壊する。その情勢となり、猟兵達は一気呵成にその勝利を確実なものにするために攻め続けるのであった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

鈍・小太刀
滅芽…なんだろう、嫌な予感がする
真琴(f08611)は来てるかな?
来てるならサポートするよ

巨人海賊か、海上戦は厄介ね
でも海に生きるのは彼らだけじゃない
こちらも地形を利用して海の仲間達を召喚するよ
大きなシャチ達にウサミミ生やして
海中からも上空からも攻撃するね

海賊達の連携は侮れないけど
シャチもまた集団で狩りをする生き物
連携なら負けないから!
海中と上空から挟み撃ちにして撹乱
海賊達の気性の荒さを逆手に取って船外へ誘導し
海中へと叩き落としていくよ

私も混乱に乗じて船に乗り込み内部を撹乱
彼らの船を乗っ取るね

もし真琴に危機あれば飛び込み庇う
距離あれば獅吼影牙の影を伸ばしオーラ防御
大切な弟、真琴は私が護るから!


緋奈森・鈴音
七大海嘯ってすごい異名だけどどんな相手なんだろー?
面倒な相手じゃないとおねーさん楽なんだけどー。

強化されても影響の少ない範囲から攻撃すればいいのよねー。
失絆号の舳先から狐火を使って遠距離で戦うわー。

主に攻撃するのは接近しようとする船ね。
狐火は一部を盾に残して、残りで帆や舵輪、舵など操縦や航行に影響がある場所を狙うわー。
動きが止まって本格的な攻勢に出れない所を狙い撃ちー。
もし船を放棄されたら、後で奪って使えるように火を消すわねー。

接近されたら盾にしていた狐火で接近戦の距離に到達するのを妨害しつつ、斧を持った手を彼岸花や手裏剣で武器落としを狙うわー。
海に斧を落としたら女神さまが拾ってくれるかしら?


 もはやセヲリック島の海域を支配する七大海嘯「桜花」麾下である、滅芽艦隊は艦隊すら維持できるといったところまで壊滅の憂き目にあっていた。白兵戦艦隊の多くは全滅に近い状態であり、砲撃艦隊も半数を失っている。
 すでにセヲリック島を封鎖を維持できる艦隊規模ではない。セヲリック島に上陸するならば猟兵達だけでも可能な状態であろう。だが鉄甲船「失絆号」の絶対的な安全確保、さらに決戦になるであろう提督・滅芽を相手にするためにも艦隊は全滅しておくにこしたことはない。
 それにすでに醜態を晒し続けた巨人海賊達がやけを起こして島民に攻撃を仕掛け始めては意味がない。ならば全滅させて後顧の憂いを断つ方が効率がいいともいえるだろう。
「滅芽…なんだろう、嫌な予感がする」
 失絆号の甲板の上で鈍・小太刀(ある雨の日の猟兵・f12224)は滅芽の名前を聞いて参戦してきた。その姿を見た時、弟である琶咲・真琴の表情が変わったからであった。
 何かの因縁を感じると思った故に小太刀は参戦してきたが、今は真琴の姿を確認することはできない。この戦いには参加していないのか、それともすでにセヲリック島に入っているのかは窺い知ることはできない。
「七大海嘯ってすごい異名だけどどんな相手なんだろー? 面倒な相手じゃないとおねーさん楽なんだけどー」
 そんな弟の心配をする小太刀を他所に、緋奈森・鈴音(火に願う華・f03767)は敵である巨人海賊艦隊を見据えている。七大海嘯と呼ばれる強大なコンキスタドールには興味は尽きないが、まずは目の前の敵を倒すことが優先事項である。
 すでに壊滅状態にある巨人海賊艦隊ではあるが、さすがは七大海嘯「桜花」麾下というのは伊達ではない。何とか纏め上げて鉄甲船「失絆号」だけでも沈めようと接近特攻を仕掛けてくる。砲撃艦隊もまた確実に仕留める為に間合いを詰めてくる。
「巨人海賊か、海上戦は厄介ね。でも海に生きるのは彼らだけじゃない」
 迫り来る巨人海賊艦隊が相手でも小太刀がやることは変わらない。能力「ウサミミな海の仲間達(ウサミミナウミノナカマタチ)」を発動させ、この海という地形を利用し、それに適した屈強なシャチ達にウサミミを生やした状態で召喚し、海中へと跋扈させる。
 小太刀がやることは変わらない。弟の露払いの為に道を切り開くのみ。その決意を感じ取った鈴音が気楽そうに話しかける。
「あら、じゃあ接近戦は任せていいかしらー?」
「ああ、援護は頼むね」
 そう言って失絆号の舳先に立つ鈴音を尻目に、小太刀はウサミミシャチ達と共に巨人海賊艦隊へと突っ込む。自身もシャチに跨り、海を泳ぐシャチと空と飛ぶシャチ達が海を疾駆する。
 狙うは後方から砲撃を狙う巨人海賊砲撃艦隊である。空を飛べるという利点でウサミミシャチ達は白兵戦艦隊を飛び越え、海のシャチ達は海中へと潜行する。
「あらあら、よそ見をして大丈夫かしらー?」
 白兵戦艦隊はすぐに小太刀に追い縋ろうとするが、それをさせる鈴音ではない。能力「フォックスファイア」の狐火を空中に展開させ、敵艦隊の後背を叩き込むように狐火を送り込んでいく。
 確かに気象の荒さに連携の緻密さ、そして斧のメガリスと接近戦では不利な要素が多い。ならば鈴音が取る方策は一つ、強化されても影響の少ない範囲から攻撃、つまりは間合いの外から遠距離攻撃に終始徹底することだ。
「まずは機動力から奪わせて貰うわねー」
 鈴音の狐火の操作はかなり高度で繊細な動きも可能とする。威力からすれば巨人海賊達を一気に殲滅させるものではないが、狙いを定めれば破壊力は十分。
 そしてその狐火が殺到するのは、帆や舵輪、舵など操縦や航行に影響がある場所。最低限の盾となる狐火を残して、そこを燃やすべく巨人海賊には目もくれずに燃やし尽くしていく。
「くそっ、あの火を消せ! このままだと海の棺桶になるぞ!」
 そう巨人海賊が檄を飛ばすのも無理はない。舵輪や帆、舵を失えば航行ができなくなる。後は波の気まぐれによって動く孤島のようなものだ。そしてそれらを燃やし尽くした後の狐火達は次は艦船を沈没させるべく船体も燃やし始める。
 そうなれば巨人海賊達も腹を括るというもの。一か八かを駆けて失絆号に向けて飛翔し、飛び移って乗り込み鈴音や船の撃沈を狙おうという作戦だ。
「ま、船を放棄するなら後から使ってあげるとして、あなた達はいらないわねー」
 そう言って空中に飛んだ巨人海賊を撃ち落とすべく待機させておいた狐火を消しかける。そして忍者手裏剣を手に放り投げて戦力となる斧を落とさせ、巨大手甲「彼岸花」をけしかけて海へと叩き落していく。
「海に斧を落としたら女神さまが拾ってくれるかしら?」
 悪戯っぽくクスクスと笑いながら鈴音は海に落ちて身動きが制限される頭を手裏剣で射抜いたり、彼岸花で叩き潰していく。そして接近する白兵戦艦隊の艦船を狐火の炎上によって消し炭へと変えていく。

 そしてそんな鈴音の援護を受けて、憂いなく砲撃艦隊へと突っ込んでいった小太刀。空からのウサミミシャチを叩き落さんと砲撃を繰り出す巨人海賊達。
 だが空を高速で動くシャチ達をとらえきるには砲撃では無理があるというもの。元より艦隊戦を想定した破壊力重視の構成である。偵察船より小さい的を撃ち落とすには無理がある。
「くそっ! ってなんだァ!」
 砲撃を続ける巨人海賊達の艦船が大きく揺れる。空を飛翔するウサミミシャチ達だけが小太刀の戦力ではない。海の下を潜行して動いていたシャチ達も艦隊に到達し、攻撃へと転じていたのだ。
 巨人海賊の連携は侮れないものがある。だがシャチもまた集団で狩りをする生き物、その海で連携を競うならば負ける気などしない。
「連携なら負けないから!」
 そして海下から攻撃を加えて艦船にダメージを与える隙に、動きの止まった艦船から空を飛ぶウサミミシャチ達が巨人海賊へと襲い掛かる。斧で撃退しようとするものの、足場が不安定になっているが故に普段の連携や攻撃を繰り出すことができない。
 その隙を突くように首元を噛み千切ったり、足や腕を食い千切るシャチ達。致命傷を狙うだけではなく、戦闘能力に直結する部分を狙うことで攪乱を目論む小太刀。
「ほら、船外へ叩き出してやる! 全員シャチの餌だ!」
 そうして行動能力を奪った巨人海賊から海へと叩き落していく小太刀。時にはシャチが噛みながら海へ、時には気性の荒さを誘導して船外へと落ちるように仕向けて海賊達を海へと叩きとしていく。
 その結果、小太刀はその混乱に乗じて巨人海賊の艦船へと乗り込むことに成功する。すでに内部の巨人海賊も甲板に出ており、あらかたの制圧は終わった状態であった。
「よし、なら砲撃で一気に沈めてやる」
 シャチ達に巨人海賊を襲わせることを継続しつつ、奪った巨人海賊の砲撃機能を利用して、砲撃艦隊に攻撃を加えていく小太刀。弟の真琴がいれば守ることを優先したが、いないとわかれば殲滅に専念するに限る。
 嵐のような砲撃を加えながら、シャチ達によって砲撃艦隊を次々と無力化していく小太刀。失絆号に近づく白兵戦艦隊も攻撃しつつも、彼女の気持ちは一つであった。
「大切な弟、真琴は私が護るから……!」
 その視線はすでにセヲリック島、そしてその島に君臨するであろうコンキスタドール提督・滅芽に向いていた。

 かくして七大海嘯「桜花」麾下・滅芽艦隊はセヲリック島海戦において、猟兵達に完敗。その艦隊すべてを全滅させるという戦果を猟兵達はあげた。
 これでセヲリック島の海上封鎖は解かれたといってもいいが、まだ艦隊の長である提督・滅芽はセヲリック島に鎮座している。島の解放には彼女を倒す必要があるであろう。
 だが猟兵達はこれで気を抜ける状態ではない。七大海嘯「桜花」からこの島を任されている、滅芽の実力は決して侮れるものではないのだから。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『滅芽』

POW ●壊させてくれるの?優しいね!
【鬼神の力で強化した龍の腕】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD ●きゃはははははっ!潰れろ、潰れろー!
【鬼神と白狼の力で強化した龍と狼の両腕】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ ●逃すわけ、ないよねぇっ!!
【白狼の力で強化した狼の腕】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【姿や血、特性】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は琶咲・真琴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●グリードオーシャン・セヲリック島・幻朧桜「セヲリック桜」酒盛場
「艦隊は全滅……やるじゃない。それに比べて部下達はダメダメね」
 そうセヲリック酒を飲み干しながら、七大海嘯「桜花」から艦隊を預かった提督の一人、滅芽は盃を放り投げる。その戦いっぷりを観戦していたものの、それは決して楽しい酒ではなかったからだ。
 だが一人残らず海へと散ったのはよかったとも言える。生き残って滅芽の前に現れれば一人残らず殺していたのは間違いない。それほど滅芽の気性は凶暴であり、破壊の権化であった。
「全く、猟兵ね。やっぱり邪魔してくる、忌々しい連中で安心したわねぇ」
 そう言って巨大化した龍の腕が地面を叩き潰す。その力を憎らしい怨敵にぶつけられるとなれば、これ以上の解放感はない。
 何より自分には今、七大海嘯「桜花」から授かった力がある。そう、桜の精達を集めて起動している「桜鱗のメガリス」さえあれば、猟兵といえども恐れることはない。
「さあ、蹂躙しましょうか。キャハハハハッ!」

 一方の猟兵達はセヲリック島へと上陸を果たしていた。すでに巨人海賊達は全滅しているのか、島の上陸を妨げる戦力はいなかった。
 だが強烈な殺気を持った存在が上陸と同時にこちらに向かってきているのを感じる。どうやら艦隊提督である滅芽であるのは間違いないようだ。
「お、おい。あんた達! あの艦隊と戦っていた連中か!?」
「俺達を助けにきてくれたのか?」
 その猟兵達を迎い入れたのはセヲリック島の島民達だった。今は奴隷のように建設や労働などの奴隷として使役されており、皆は一様に疲れた顔をしている。
 だがそこに救いの手が現れたとなれば少しは希望の光が戻るというもの。その顔も猟兵達が滅芽を倒してこの島を解放すると発言する辺りまでだった。
「い、いかん! あの女提督は無敵なんだ!」
「そうだ。あの桜色の竜鱗を纏っている状態で、どれだけの海賊や島民が殺されたか……!」
 事情を説明してくれる島民達。この島は名酒を生み出す産地、酒精を生み出す桜の精を守るために屈強な島民や海賊達が護衛をして、コンキスタドールすらも退けてきた。
 だが七大海嘯「桜花」の配下である滅芽の艦隊が来襲。島に上陸した後も「桜色の竜鱗」を纏った彼女はどんな攻撃に傷つかず、跳ね返した。ユーベルコードすらも受け付けなかったという。
 そんな超防御と圧倒的な破壊の力ですべてをねじ伏せて、この島の絶対支配者として君臨し、今も桜の精は酒を生み出す為に働かされているそうだ。

「あ、あのちょっといいか? 俺はあの力の秘密を知っている」
 その島民は酒に酔った滅芽からその桜色の竜鱗の秘密を話している所を盗み聞いたことがあったらしい。曰く、それは「桜鱗のメガリス」の影響によるものらしい。
 それは酒を捧げることで所持者に無敵の竜の鱗を纏わせることができるメガリスのようだ。だからこそ酒精を造れる桜の精達が集められて、その酒を捧げるように脅迫されているらしい。
 ならばその桜の精を連れ出せれば滅芽の無敵を崩せるかもしれないと協力を仰ぐ猟兵。だが島民達は首を縦に振ろうとはしなかった。
「む、無理だ! 滅芽の目を掻い潜って桜の精の救出なんて!」
「あの七大海嘯の配下相手だ。無茶は御免だ……」
 すでに島民達は心を折られている。その根底には七大海嘯「桜花」への畏怖、そしてその配下である滅芽の暴力への恐怖が根付いているのだろう。
 だが猟兵達に「桜鱗のメガリス」の場所まで行って、桜の精を解放する余裕はない。すでに滅芽はこちらにもう接近しているのだ。かの敵をこちらが引き付けている間に、何としても島民に桜の精救出を行って貰う他ない。

 七大海嘯「桜花」麾下提督・滅芽打倒に向けて、島民の協力要請と戦闘を行い、打倒する為の戦いが始まろうとしていた。


※特殊ルール
プレイングボーナス:島民を説き伏せ、桜の精を「桜鱗のメガリス」から遠ざける
・猟兵自身は滅芽の相手をするために、桜の精救出や「桜鱗のメガリス」に近づくことはできません
・島民に関しては、説得・演説・脅迫・強要など滅芽の恐怖から動かせる行動・言葉であれば何でも構いません
・なお「桜色の竜鱗」に関しては地力でも一応突破可能ですが、幹部級に真正面から挑むくらいの難易度なのでお勧めは致しません

以上です。それでは皆様の素晴らしいプレイングをお待ち致しております。
桐嶋・水之江
へぇ…メガリス…当たりを引けたわね

目を掻い潜る必要なんてないわよ
滅芽はここの猟兵さん達が相手してくれるから
そもそもあなた達が怖がってる七大海嘯もアレで最後のひとりよ
つまり横槍が入る心配もない…簡単なお仕事よね?
え?私?嫌よあんな物騒な奴の相手なんて
…わかったわよ戦えばいいんでしょう
まあ、ウバザメがあるし大丈夫よ

じゃあ桜の精が遠ざけられるまでの時間稼ぎをしましょう
働き蜂を呼び出して飽和攻撃をさせるわ
イライラさせるよう遠巻きにね
纏めて破壊されないよう小出ししていきましょう
私はウバザメに乗ってビームミサイルバルカンで弾幕を張り釘付けにするわ
無敵といっても火の粉が降り掛かるなら払わずにいられないわよね


アーサー・ツヴァイク(サポート)
※何でも歓迎!

『貴様らの悪事は、お天道様はもちろん…何より俺が許さねぇ!』

俺はアーサー、改造人間だ。
普段は寝てばっかりだが…事件が起きたら即覚醒! 悪い奴らを太陽の向こう側までぶっ飛ばす正義のヒーロー【ドーンブレイカー】になって大暴れ、だぜ!
苦手な事は頭を使う事、得意な事はオブリビオンをぶっ飛ばす事だ!

NG行為はないつもりだが…ヒーローらしい動きの方がやりやすいな。まあ、策を弄する頭が無いから問題もないけどな!

あと、武器やUCは好きに使っていいぜ。

んじゃ、宜しく頼むぜ!!


 セヲリック島はかつては巨大な幻朧桜「セヲリック桜」の幻想的な景色と、桜の精達が生み出す「セヲリック酒」によって繁栄した島であった。その過程でコンキスタドール達がいたとしても、落ちてきた屈強な島民と、酒目当てに滞在する海賊達によって退けられてきた。
 だが七大海嘯「桜花」に目を付けられ、配下の滅芽率いる艦隊が侵攻してきた時にその運命は大きく狂ったと言える。コンキスタドール達を退けた島民達の攻撃を笑って受け止める滅芽、そしてその巨大な龍の腕であっけなく島民達を潰していく光景。
 海賊達も巨人海賊艦隊によって撃沈されて、外からの救援も望めない状態。そんな支配構造が確立されて島民達はすっかり滅芽に対する反抗心を失っていたのだ。
「へぇ…メガリス…当たりを引けたわね」
 桐嶋・水之江はそんな消沈した島民達の説明を聞きながらも、財宝「メガリス」に当たりをつけていた。曰く、酒を与える限り所持者に無敵の桜色の竜鱗を纏わせる「桜鱗のメガリス」。
 物珍しさから俄然にやる気が出る水之江。だが自身がその確保に回る時間はない。すでに滅芽はこちらに急速接近しているのを強烈な殺気で感じ取ることができるのだから。
「目を掻い潜る必要なんてないわよ。滅芽はここの猟兵さん達が相手してくれるから」
「おうよ! 奴等の悪事は、お天道様はもちろん…何より俺が許さねぇ!」
 そう水之江が言いながら、その後ろですでに光の戦士ドーンブレイカーに変身したアーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)が気炎を吐いている。
 普段は寝てばかりのアーサーではあるが、悪者の気配とあれば即覚醒し、太陽の向こう側までぶっ飛ばす正義のヒーローなのだ。熱く燃える男が滾っている間にも、逆に冷静な水之江が説得を続ける。
「そもそもあなた達が怖がってる七大海嘯もアレで最後のひとりよ。つまり横槍が入る心配もない……簡単なお仕事よね?」
 そう言って現在の状況をゆっくり焦らずに説明する水之江。確かに配下の巨人海賊艦隊は猟兵がすべて撃沈させ壊滅、島には滅芽だけがいる状態である。
 頭が冷えてきてやるべきことが明確になれば、人は希望を持てる。もしかしたら解放できるかもという展望を持った島民達だが、その思考を遮断する轟音が響き渡る。
「猟兵! 猟兵猟兵猟兵ェ! ああ、壊してあげる潰してあげるよォ!」
 元々すべてを破壊したい衝動がある滅芽ではあるが、七大海嘯「桜花」に忠誠を誓っている身としてはそれを普段は抑え込んでいる。それを発散できる相手、猟兵が現れたことによりその暴力性は露わとなる。
 島民ごと龍の右腕で粉砕せんと振り下ろされたがそれをアーサーが正面から受け止める。身体が勝手に守る方向に動くのはヒーローの性であろう。
「やらせはしないぞ、滅芽!」
「あら、あなたから壊させてくれるの? 優しいね!」
 身体が軋み、地面に沈みながらも重圧に耐えるアーサーであるが、鬼神の力で強化した滅芽の追撃に嫌な予感を感じ、回避する。その攻撃は地面を吹き飛ばし、衝撃波だけで島民が吹き飛ばされそうになるほど余波は凄まじい。
「わ、わかりました。私達は桜の精達を連れていきますから、あなたは加勢を……」
「え? 私?」
 水之江は自分に話題を振られていることに素直に驚く。自身は頭脳労働担当であり、あんなゴリゴリの肉弾戦派の物騒な敵とやりあうなど真っ平御免であった。
 だがアーサー一人では凌ぎ切ることは難しく、ドーンブレイカーのバトルスーツも衝撃で軋み出している。加勢しなければならないと判断した水之江は一つ溜息をつく。
「…わかったわよ。戦えばいいんでしょう。まあ、ウバザメがあるし大丈夫よ」
 そう言って待機させておいたウバザメ級機動兵器「ウバザメ」に乗り込み、滅芽とアーサーの戦闘に割って入る。サイズ差であれば圧倒するウバザメ、さらに試運転もこなし高周波ダガーによる攻撃もスムーズに行われる。
 だが巨人海賊を易々とスライスしたその刃も滅芽には通らない。その身を覆う桜色の竜鱗は如何なる攻撃を肉体に通すことはない絶対無敵の守りなのだから。
「きゃはははははっ! 大きい玩具ねぇ、逃がさないわよぉ!」
 カウンターとばかりに白狼の腕でウバザメを切り裂こうとするのを海月型支援ユニットを盾に防ぎきる水之江。だがたった一撃で、海月の身体が大きく損耗する。
「攻撃は割に合わないわね。じゃあ時間稼ぎをしましょう」
「おう、んじゃ宜しく頼むぜ!」
 桜色の竜鱗を破る為に島民が桜の精を遠ざけるまでの時間稼ぎの為に、水之江が能力「働き蜂召喚(メカオオスズメバチ)」を発動する。小型の蜂型戦闘無人機が乱舞し、積極的に戦うアーサーと共に滅芽を攪乱する。
 滅芽はちょこまかと動き回るアーサー、そしてダメージにならないまでもビームガンを放射し、叩き落そうなら自爆してくる水之江の蜂型無人機にイライラを募らせる。無駄だとわかる飽和攻撃に龍と白狼の腕を振るい続ける。
「ああ、どいつもこいつも無駄なのに、抵抗するのかしら!」
 水之江も纏めてやられないように小出しに繰り出していたものの、白狼の高速攻撃によって徐々に効率よく落とされていき、アーサーの負担が増えるかと思った瞬間であった。水之江はウバザメのコクピットからも見逃さなかった。滅芽の桜色の竜鱗が一部ではあるが剥がれ落ちるのを。
 それを見計らってビームミサイルバルカンの弾幕を撃ち出し、その場に滅芽を張り付けにする。滅芽は攻撃によって頭が血が昇って、桜色の竜鱗が剥がれているのを気づいていない。だがアーサーもまたそれを見逃す手はない。
【Select…BURN ACTION!】
「この手に宿る太陽の力…受けてみやがれえええええ!!!!」
 この瞬間まで取っておいた能力「プロミネンス・インパクト」。アーサーに宿る聖痕に力を集め、超高熱になった拳が桜色の竜鱗が剥がれた箇所に突き刺さる。肉を焦がし、血を蒸発させる一撃が滅芽の表情を苦痛に歪ませる。
「がはっ! なっ、竜鱗が破られて……いやこれは剥がれている!? まさかお前等!」
「無敵といっても火の粉が降り掛かるなら払わずにいられないわよね」
 ビームミサイルバルカンを放ちながら、残る蜂型無人機を剥がれた箇所へと殺到させ、滅芽のガードを誘う水之江。これによってアーサーへの反撃を封じると共に、死地への脱出を援護することだ。

 これによって見事にアーサーと水之江は先制攻撃を成功させると共に、無敵と思われた滅芽にダメージを与えることに成功する。それに一部分ではあるが桜色の竜鱗を剥がすことにも成功した。
 だがまだ桜色の竜鱗の多くは健在。より効果的な攻撃を与えるには桜の精を多く救出する必要はあるだろう。滅芽討伐の第一波はそのことを把握できただけでも、大いに戦果を挙げたのであった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

稷沈・リプス
心折られると、まあそうなるっすよね。

・説得
滅芽が怖いのは、わかったっす。
じゃあ、俺たち猟兵を利用すればいいんすよ。
とくに俺、派手に暴れるつもりっすから、視線はこっちに向くっす。
だから、その隙に…お願いするっす。

『夜の舟』、空中展開っす!
『太陽』属性の一斉発射攻撃を、滅芽に集中させるっすよ!
派手で、さらに太陽っすから光でわけわからなくなるんっすよね、これ!
秩序大好きな元の持ち主(故人)も、笑って許してくれるっすよ!

※元の持ち主『やってしまえ!』


マリア・フォルトゥナーテ
アドリブ連携歓迎

「島民の皆さん!今決起せずしてどうするのです!?はっきりと言いましょう!ここで何もしなければ、貴方達は過酷な労働と虐待の末にいずれ必ず死にます!しかし、ここで反逆すれば、あの高慢ちきな支配者を倒して生き残る可能性が生まれる!そして、こんなチャンスは二度と来ない!なら、もう選択肢は一つでしょう!?」

島民に言葉を投げかけた後、幽霊船フライングダッチマン号に乗り込みます。そして、深海の怪物クラーケンを敵にけしかけつつ、自身は沖合に浮かぶ幽霊船から砲撃を加え続けます!

島民達を勇気づけるためにも、ここは我ら猟兵が先陣を切る!そして、心の折れた彼らに生への希望を思い出してもらいます!


 桜色の竜鱗を手に入れて以降、滅芽が痛みを受けることは一切なかった。どんな敵であろうとも、どんな攻撃であろうともその身を傷つけることはなかった。一方的な暴力によって相手をねじ伏せ、叩き潰してきた。
 だが血が蒸発し、肉が燃える感覚を今は痛みと共に実感している。七大海嘯「桜花」から下賜された「桜鱗のメガリス」の力を突破したのかとも思案するが、それは違うと判断する。
 なぜならばその箇所だけ桜色の竜鱗が剥がれているのを確認することができたからだ。それはつまり捧げる酒の量が減っているということに相違がない。猟兵達にそれをする余裕がないのは分かっている。
「成程、私に逆らう気なのね? 潰されたいのかな、忌々しい奴隷達がよォ!」
 その殺気は周囲にいる島民達に発せられる。今まで自分達を威圧してきた滅芽からの圧倒する殺気。立っていることすらも困難になるその気迫、視線に汗が止まらなくなる。
「島民の皆さん!今決起せずしてどうするのです!?」
 だがそんな振るえる島民を鼓舞するような声が響き渡る。力強く、勇気づけるような大声はまるで神の祈りのように清らかでもある。
 巨人海賊艦隊を壊滅させたまま能力「神に呪われた幽霊船(フライングダッチマン)」を発動したまま、沖合に寄せたマリア・フォルトゥナーテ。自身の旗艦のフライングダッチマン号の甲板からさらに人々を鼓舞する演説を続ける。
「はっきりと言いましょう! ここで何もしなければ、貴方達は過酷な労働と虐待の末にいずれ必ず死にます!」
「黙りなさい、このシスター猟兵が!」
 島民に現実を知らせ、勇気を与えんとするマリアの演説は滅芽にとっては耳障りであった。即座に白狼の腕を持って潰してやろうとするが、海上より現れた深海の怪物クラーケンが立ちはだかる。
 そのクラーケンが足止めしている間にマリアは島民を鼓舞する声かけを続ける。
「しかし、ここで反逆すれば、あの高慢ちきな支配者を倒して生き残る可能性が生まれる! そして、こんなチャンスは二度と来ない! なら、もう選択肢は一つでしょう!?」
 そう、実際にマリアの言う通りであった。この機会を逃せば滅芽から解放されるチャンスはない。何より一度反逆した島民達はどれだけ殺されるかはわからない状態なのだ。ならば選択肢はあるようで一つしかない状態。
 そしてそれに気づいたと同時にマリアの演説を止めさせんとクラーケンを引き裂いた滅芽がフライングダッチマン号へと襲い掛かってくる。だがマリアは負けじと空中に向けて砲撃を開始する。
「島民達を勇気づけるためにも、ここは我ら猟兵が先陣を切る! そして、心の折れた彼らに生への希望を思い出してもらいます!」
「やれるものならやってみなさい! あんな震えた連中がそれで動くと信じてねぇ!」
 乗り込んでこようとする滅芽を巧みに回避しつつ、砲撃を加えるフライングダッチマン号とマリア。桜色の竜鱗のせいでダメージは全く通らないものの、それは人々に戦う意欲を持たせる奮戦っぷりであった。
 勝てるはずのない戦い。それでも挑もうとする姿勢。マリアの戦いを眺めている島民に、稷沈・リプスは肩に手を当てて優しく声をかける。
「心折られると、まあそうなるっすよね」
 神である以上、人の弱さというものも理解できる。だからこそリプスはそれを許容するだろう。人々の災厄を喰らう者として、立ち向かうだろう。
「滅芽が怖いのは、わかったっす。じゃあ、俺たち猟兵を利用すればいいんすよ」
 そう、視線はこちらに向けるのは猟兵。桜の精を連れ出すのは島民。その役割分担がしっかりしていれば問題はない。だからこそリプスは真摯に島民にお願いする。
 マリアの勇気ある演説と奮戦を、リプスがこれから行う戦いを無駄にしない為に。
「とくに俺、派手に暴れるつもりっすから、視線はこっちに向くっす。だから、その隙に…お願いするっす」
 そう言って肩の置いておいた手を放し、リプスは前に出る。すでに能力「夜の舟(ウイア・メセケテト)」を発動させて、空中展開した大型木造船が主を待っている。
 それに飛び乗るように乗り込むリプスを見る島民達。今も激戦を繰り広げるマリアの姿も捉え、島民達の中に何かが宿った気がした。それは確かに、かつて失ったものに違いなかった。

「一斉発射攻撃を、滅芽に集中させるっすよ!」
 そういって浮遊させる大型木造船から太陽の力を宿した魔法や矢雨が降り注ぐ。もちろんマリアのフライングダッチマン号が破壊されないようにする援護と共に、集中飽和攻撃で動きを止めるためだ。
 さらにリプスの太陽の力を籠めた攻撃は光を放つ故に、視線を遮るような光量を発する。身体へのダメージはなくとも、その光に滅芽はわずらわしさを感じざるを得ない。
「無駄無駄無駄ァ! すべて無駄なのよ。さっさと潰れなさい!」
 だが桜色の竜鱗はすべてを弾き返す。フライングダッチマン号の砲撃も、夜の舟の太陽属性の攻撃も。竜の腕が幽霊船を吹き飛ばし、白狼の腕が夜の舟の甲板を破壊する。
 さすがは防御も考えずに攻撃してくる滅芽の破壊力は凄まじい。だがマリアとリプスの行動は決して無意味にならない。その証拠に、その無敵の桜色の竜鱗がまたしても一部が崩壊したのだから。
「な、何! まさかあのヘタレ達が……!」
「これが人々の力ですよ、暴君!」
「さあ、行くっすよ。秩序大好きな元の持ち主も、笑って許してくれるっすよ!」
 その瞬間を待っていたのか、マリアの砲撃とリプスの太陽属性の一斉射撃が滅芽に襲い掛かる。クラーケンの仇とばかりに飛んでくるマリアの砲撃は滅芽の全身を爆裂させる。
 そして故人である元の持ち主も「やってしまえ!」と言わんばかりの太陽の力が輝くリプスの夜の舟の攻撃は、竜鱗が剥がれた箇所に見事に突き刺さり、滅芽の身体を焼き尽くしていく。
「あああああああああああああ! 痛い、ちくしょう痛い!」
 身体が痛みを拒絶するように、巨大化した竜の腕を振るい続ける滅芽。その攻撃を受けないようにマリアとリプスは適切に距離を取って、遠距離攻撃を続ける。だが滅芽も竜鱗が剥がれたのを知ってか、砲撃と射撃を避けるために距離を取る。

 マリアとリプスの勇気ある行動が島民達を大きく動かした。そのおかげで桜の精達はさらに救出され、「桜鱗のメガリス」に捧げられる酒の量は減ってその力は薄まりつつある。
 だが島中から集めた桜の精達はまだまだ数がいる。滅芽を守る桜色の竜鱗がすべて剥がれていない現状では倒し切るにはまだ足りない。猟兵達はさらなる果敢を持って、その意を示さなければならない。島民を真に救う為にも。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

ファラン・ウルフブラッド
アドリブ・連携歓迎

ここで恐怖を乗り越えて動かなければ、お前ら死ぬまで奴隷のままだぜ?そんなクソッタレな未来を、子や孫の代にも味合わせたいのか?
それが嫌なら動きなァ!お前らの行動一つで未来が変わる!諦めんじゃねぇ!と存在感を示し、情熱と覇気、言葉による誘惑で島民を奮い起たせて煽動するぜ。

【対滅芽】
UCを発動後は最前線で戦うぜ。目には目を、歯には歯を。龍には龍殺しってなぁ!
武器はバルムンクとのこぎり鉈の二刀流で二回攻撃と重量攻撃をするぜ。

敵の攻撃は直接受けるのではなく、見切りと武器受けによる受け流しで対応。
パワー負けして体勢が崩れないように怪力も使っとくぜ!


戦闘後は島民達と桜見ながら宴でもするか!


シノギ・リンダリンダリンダ
つまり、貴方がたはこのまま黙っていると?
七大海嘯とか勝手に名乗り、我がもの顔の征服者(コンキスタドール)の好きにさせたままでいいと?
この島は誰のモノですか?
今こそ、この島を奴から略奪する時なのでは?
大丈夫です。奴の目は貴方がたには向かない。我々がくぎ付けにします

大海賊らしく「威厳」をもって「鼓舞」
あとは民たちがやってくれるのを信じます

さぁ、蹂躙しましょうか

【強欲の右腕】を起動
桜の精解放までは「継戦能力」を活かして「時間稼ぎ」
弾をバラ撒きつつ意識を集中させる
解放されたら後はもう「空中戦」での「一斉発射」
隙を見て右腕で思い切りブン殴ります

七大海嘯桜花。その部下の程度は知れました
それではごきげんよう


 桜色の竜鱗は七大海嘯「桜花」麾下の提督としての権威の象徴でもあった。桜の精から捧げられる酒精によって常時発動する無敵の防御。それに頼って回避すらしない攻撃一辺倒のスタイルは破壊力重視の滅芽には最も適応していた。
 しかし今はそれが揺るぎつつある。猟兵達の奮戦による勇気づけられた島民達によって桜の精が救出され、桜色の竜鱗が剥がれてきているのが如実に現れてきているのだ。
 最初は気づくことすらできなかった綻びではあるが、今は滅芽も自覚できるほど剥がされている。それによって肉体的ダメージも色濃く刻まれている。元より防御など考えていない戦闘方法の為もあるが、滅芽はとにかく破壊を求める。故に止まることはないのである。
「きゃははははっ! どいつもこいつも面白いことをしてくるじゃない」
 威圧の籠った視線で島民を威嚇する滅芽。その瞳は今にも奴隷と化した島民を踏み潰さんとしている。だがその前に立ちふさがるようにファラン・ウルフブラッドが立ち塞がる。
「ここで恐怖を乗り越えて動かなければ、お前ら死ぬまで奴隷のままだぜ? そんなクソッタレな未来を、子や孫の代にも味合わせたいのか?」
 ファランが想像させるのは奴隷である未来の可能性。そこには絶望しかなく、死ぬまで滅芽の気分次第に振り回される人生。それが子孫まで続くという恐るべき将来の帰結。
 それこそがファランの思惑。危機感を煽ることで、島民達の心を再び奮い立たせて先導する作戦。そしてファランは威風堂々とした姿で存在感を示し、言葉を強く言い放つ。
「それが嫌なら動きなァ! お前らの行動一つで未来が変わる! 諦めんじゃねぇ!」
 そこには諦めければ道は切り拓けるというファランの情熱も籠っていた。そして海賊たる由縁の覇気は島民達の心に火をつける。
 そして島民の気持ちを熱くした後に、大海賊たるシノギ・リンダリンダリンダはさらにその火を強くするべく島民達の後ろから姿を現す。
「ファランさんの言う通りです。貴方がたはこのまま黙っていると? 七大海嘯とか勝手に名乗り、我がもの顔の征服者(コンキスタドール)の好きにさせたままでいいと?」
 七大海嘯を全く恐れていないシノギは、その圧倒的存在に対しても恐怖心は全くない。むしろ倒すべき対象としてみているだけあって、勇気を奮い立たせるには十分な言葉であった。
 そして略奪は自身の華と言わんばかりに暴虐なるコンキスタドールへの反乱心を植え付ける。
「この島は誰のモノですか? 今こそ、この島を奴から略奪する時なのでは?」
 ファランやシノギ、他の猟兵達が戦っている今こそ、滅芽から奪われた自由を取り戻す時とシノギは言う。そしてその機会が同胞でもある桜の精を助けることだと諭す。
 滅芽の殺意をファランと共に遮り、シノギは島民に微笑みかける。そこには確かなる余裕があった。
「大丈夫です。奴の目は貴方がたには向かない。我々がくぎ付けにします」
「ああ、略奪はお前の特権じゃねえってことを教えてやるぜ」
 シノギはそのまま能力「強欲の右腕(グリード・フリード・グリード)」を発動し、光り輝く黄金の右腕を構える。ファランもまた神剣バルムンクとのこぎり鉈の二刀流で滅芽と対峙する。
 それに対して獰猛なる笑みを浮かべた滅芽は、龍の腕と白狼の腕をさらに隆起させ、二人を踏み潰さんとする。
「ああ、一人も逃がさないし、全部潰すわ。わざわざ壊されに来てくるなんて優しいね!」
 桜色の竜鱗は一部は覆われていないものの、今だ一部分。ならばそこを狙われないように立ち回ればいい。滅芽はそこを意識して、ファランとシノギを潰さんと強靭なる両腕を振るう。
 接近武器を携えたファランがバルムンクとのこぎり鉈を構えて龍の腕を受け止めるが、威力が桁違いすぎて吹き飛ばされる。腕が痺れるほどの威力を体感し、即座に能力「龍殺しの歌(ジークフリート)」を発動させる。
「出し惜しみはなしだぜぇ! 剣に宿りし英雄の力 その片鱗を使わせてもらうぜ!」
 龍の腕に対して、龍の角と尻尾を生やした姿で真っ向勝負を仕掛けるファラン。身長も3倍に化した姿はまさしく龍殺しの英雄といった感じだ。
 身体が大きくなれば単純なパワーも増大する。今度は滅芽の龍の腕にも押し負けることがなく、その場で打ち合いが始まる。
「目には目を、歯には歯を。龍には龍殺しってなぁ!」
「チッ!」
「舌打ちしている場合ではありませんよ?」
 生き生きとしているファラン、桜色の竜鱗でダメージは受けないものの焦れる滅芽。それに割り込むようにシノギの「Midās Lich」の援護射撃が入る。
 弾幕を張るようにシノギのばら撒き射撃は、竜鱗が剥がれている場所にもあたりそうになるが故に、滅芽も集中せざるを得ない。故にファランとの撃ち合いも拮抗状態に入る。

 そして島民達の行動が実を結ぶことになる。ファランの熱量とシノギの檄によって突き動かされた島民達によって次々と桜の精が救出され、急速にその桜色の竜鱗が剥がれ始める。
 それを好機と見たのか、ファランが力任せではなく技量による受け流しで龍の腕の一撃を捌く。撃ち合いの中で攻撃を見切っていたせいもあるのか、その隙にバルムンクが身体を抉り、のこぎり鉈がその傷口をさらにズタズタに斬り裂く。
「それじゃお前を倒して島民達と桜見ながら宴会だなァ!」
「七大海嘯『桜花』。その部下の程度は知れました。それではごきげんよう」
 血を吐き出し苦悶の表情を浮かべる滅芽。それに追撃と言わんばかりに空中から弾丸をばらまき、黄金の右腕を全力で振るうシノギ。
 思いっきりぶん殴ったと思われる一撃ではあるが、ファランの傷口に見事に突き立てていた。そしてフィニッシュと言わんばかりに呪詛のエネルギーを放出してその心臓を破壊しようとする。
「誰の、程度が知れたって……? 『桜花』様麾下の提督、滅芽を舐めるんじゃないわよ!」
 だが確実に心臓を破壊するエネルギーを送り込んだにも関わらず、滅芽は死んでいなかった。全力で殴られて、シノギも潜り込ませた腕を引っこ抜かれるほど勢いよく飛ばされる。
 だがそのからくりはすぐにシノギには分かった。傷口から見えたのは、心臓を桜色の竜鱗で守っている光景だったからだ。身体だけではなく重要臓器も桜色の竜鱗で守っているのだろう。

「なるほど、訂正しましょう。貴方はしぶといですね」
 再び弾丸をバラまきながら牽制し、シノギは後退する。顔で合図するようにファランにも下がるように指示を送る。
 あと一歩で倒せる状態ながら退くのは滅芽の強さを警戒してか、とも思ったがその意図をすぐに察するファラン。そしてシノギもまたそれを口にする。
「どうせ倒せるのであれば、因縁のある方に任せるのが一番でしょう」
「同感だねぇ。ま、お手並み拝見だな」
 すでに身体を覆っていた桜色の竜鱗のほとんどは剥がされた。内臓を守る竜鱗は機能しているものの、後一歩で滅芽の生命に十分届くであろうダメージを与えたファランとシノギ。
 その仕事は終えたとばかりに、警戒しながら退く姿はまさしく歴戦の海賊ならではあった。命あっての物種である。そしてその生命を終わらせる者達はすでに近くで戦闘態勢を整えていたのだった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

アルマニア・シングリッド
ある筋からの頼みで来ましたが
随分と好き勝手やっていますね
滅芽

おや
知り合いの姉、小太刀さん(f12224)も来ていましたか
自己紹介は後ほど
サポートします

柄ではありませんが
私も説得を

私達は猟兵
貴方達をその恐怖に陥れている奴らを打ち倒す者が
この島に多く来ています

他でもない
貴方達を救う為に

安心してください
貴方達の安全は空想召喚師たる私が保証しましょう

夢物語を現実にする
この力をご覧あれ


詠唱系をフル稼働でUC発動
生み出す幻想は
滅芽の視界から猟兵や島民達の姿を消し攻撃も防ぐ盾と

小太刀さんと私の幻影を同時に出しましょう
幻影や盾を攻撃すればカウンターが来る(生命力吸収・マヒ攻撃など
オマケ付きです



アドリブ
連携歓迎


鈍・小太刀
アルマニア(f03794)と

島民を説得し協力頼む

今が最大の好機
でなきゃずっと怯えて生きてくの?
滅芽の注意は私達が引くよ
そして倒す絶対に!

滅芽を見て驚き納得する
空気は違うのによく似た姿
今は真琴が居ない事に安堵する

母と同じ瞳の色で同じ影の獅子を連れ
父と同じ勿忘草色のオーラと刀を構え滅芽と対峙

滅芽、貴女の話は母に聞いた事がある
意図せず人を殺めた母の
抱いた絶望から生まれ分かたれた人格
破壊の権化
それでも倒され
母の心は取り戻された筈なのに
まさかこんな所で

観察し情報収集
攻撃を見切り素早く回避
無理でもオーラ防御と武器受けで耐える

桜鱗の効果切れたら
獅吼影牙の影獅子でフェイント
そして剣刃一閃を!

※連携アドリブ歓迎


 滅芽は予め予防策を講じてきたと言えるだろう。体表を覆う桜色の竜鱗はすでにほとんどが剥がされている状態だ。「桜鱗のメガリス」に酒精を捧げている桜の精達は島民達によって連れ出された証拠でもあるだろう。
 まさか奴隷に堕ちていた島民達にそんな度胸があるとは思わず見張りもいない状態で放置していたのは、滅芽の慢心だ。だがそうなることも考えて、一部の桜の精は「桜鱗のメガリス」のある場所の地下に軟禁してある。
 その酒精から重要臓器を守る桜色の竜鱗を生み出している限り、滅芽は死ぬことはない。後は持久戦でじっくり猟兵を狩ればいいと思案し、島民が向かった方向にも視線を向ける。
「きゃははははっ、つかの間の自由を満喫しておきなさい。後で全員きっちり皆殺しにしてあげるから」
「そんなことはさせませんよ、滅芽」
 暴虐の殺意から身を挺すようにアルマニア・シングリッド(世界≪全て≫の私≪アルマニア≫を継承せし空想召喚師・f03794)が立ち塞がる。アルマニアはその視線を遮るのは島民を守るためなのかはわからない。
 だが自然とその視線と対峙しなければならないと思ったアルマニア。滅芽という存在を知るが故に、それに立ち向かわなければならないと感じるのは、元となったヤドリガミの本体の性か。
「ある筋からの頼みで来ましたが。随分と好き勝手やっていますね」
「んー……? 君から懐かしい気配を微かに感じるけど、何でかな?」
 そして滅芽もまた、そのアルマニアに何かを感じ取っていた。だが強烈なる殺意と興味を向けられながらも、アルマニアが今やるべきは島民の説得だ。
 あの滅芽の余裕は「桜鱗のメガリス」による無敵性があるからだ。それを剥ぎ取らなければ、ここで倒すことはできない。
「私達は猟兵。貴方達をその恐怖に陥れている奴らを打ち倒す者が、この島に多く来ています」
 アルマニアは淡々と語る。柄ではないことは自身が理解しているが、事実を話して勇気に変える。事実、今まで滅芽と戦い、竜鱗を剥がされるのを目の当たりにしている島民達だ。
「他でもない、貴方達を救う為に」
 そう、アルマニアが来た理由は滅芽と対峙するだけではない。この島の人々を滅芽から救う為なのだ。
 その真摯な思いは島民達の心に響く。抑揚がなくとも真に思うアルマニアの心は言葉に乗っているのだから。
「安心してください。貴方達の安全は空想召喚師たる私が保証しましょう」
「そう、そして滅芽は私達が倒す。絶対に!」
 そしてアルマニアに並ぶように鈍・小太刀が島民達の前に立つ。その表情は滅芽を見た瞬間、驚きに染まるもののすぐに納得して真剣な表情になる。
 アルマニアも既知の存在が現れたことに若干の驚きを感じ、表情が和らぐ。
「おや、知り合いの姉、小太刀さんも来ていましたか」
「うん、アルマニアもね……今が最大の好機、滅芽の注意は私達が引くよ。でなきゃずっと怯えて生きていくことになるよ?」
 それは若干の脅しも入っていたが、小太刀は気持ちを抑え込んで島民達を桜の精救出に向かわせることが肝要だった。それに隠された桜の精を探し出すには時間もかかる。
 ならば最大人数で事にあたってもらわなければならない。アルマニアと小太刀が滅芽を抑えてくれることに安堵を感じ、次々と「桜鱗のメガリス」の場所へ向かう島民達。
「……今は真琴が居ない事に安堵するよ」
 そして小太刀は滅芽に対峙する。それは空気は違うのによく似た姿。小太刀の脳裏に浮かぶ過去の情景。
 小太刀はその風景を脳内から消し去り、母と同じ瞳の色で同じ影の獅子を連れ、父と同じ勿忘草色のオーラと刀を構える。
「滅芽、貴女の話は母に聞いた事がある。意図せず人を殺めた母の。抱いた絶望から生まれ分かたれた人格、破壊の権化」
 その言葉に滅芽がピクリと反応を示す。今まで破壊することしか頭になかったことだが、気になることを小太刀が言い始めたからだ。
 それに思った以上に滅芽を知り得ている二人に対し、若干の興味を抱いたかもしれない。攻撃をしてこない滅芽に小太刀は言葉を続ける。
「それでも倒され、母の心は取り戻された筈なのに……まさかこんな所で」
「えっ、ちょっと待って。もしかして君って、輝乃の子供なの?」
 母の名前を出され、小太刀は大いに反応を示す。そしてその反応から真実を悟った滅芽は押し寄せてくる感情を爆発させる。
「きゃははははははっはははははっ! なに、人殺しの羅刹の癖に! 子供と家庭を作って幸せになりましたって! なんて滑稽なの、輝乃っ! 破壊を望んだ癖に、笑っちゃうわ! きゃははははっ!」
 嘲笑が止まらない。愉悦が収まらない。それほどにその滅芽の溢れ出す感情は、提督としてはなく、破壊の化身たる滅芽本来が持つ感情そのものであった。
 母を馬鹿にされたことに小太刀は感情が昂りそうになるが、凶悪な殺気をこちらに向けられて冷静さを取り戻す。滅芽の両腕が恐ろしいまでに隆起し出す。
「なら、君を殺したら輝乃も思い出すかもねぇ? そうだろう!」
 そう言ってすさまじいスピードで跳躍し、小太刀を踏み潰すが如く鬼神の力で強化した龍の腕が叩きつけられる。肉片すら残る暇もないほどの破壊の一撃。
 だが飛び散ったのは肉片ではなく、小太刀を形取った幻の煙であった。小太刀の能力ではなく、空想召喚師アルマニアが作り出した高度な幻影であった。
「夢物語を現実にする。この力をご覧あれ」
 アルマニアは事前に組んでいた詠唱を完成させ、能力「幻想召喚(サモン・ファンタジック)」を発動させる。生み出す幻想は滅芽の視界から二人の姿を消し攻撃も防ぐ盾。
 そして小太刀とアルマニアの幻影を同時発動させることで滅芽を攪乱させる作戦だ。その隙に小太刀は幻影に紛れるように移動をする。
「きゃはははははっ! 逃すわけ、ないよねぇっ!」
 だが幻影も盾も小賢しいとばかりに鬼神と白狼の力で強化・巨大化した龍と狼の両腕で一振りですべてを吹き飛ばす滅芽。破壊を望む余り、もはや守りも考えない攻撃を繰り出して小太刀を葬ろうとする。
 しかしアルマニアも決して無策というわけではない。生み出した幻影や盾には、カウンターとして麻痺や生命力を拡散させる効果を発動するように組み込んでおり、破壊されればそれが蓄積されていく形をとって徐々に滅芽の力を削いでいく。
「ちょこまかと。でも私には竜鱗が……!?」
 余裕だった滅芽の表情が険しいものへと変わる。それを見て察したのは小太刀だった。ついに島民達が隠れていた桜の精を救出したのだと。
 実は桜の精の友達だった子供達が隠れ家を探すように、地下の桜の精達を救出したのだが、そのことを二人が知ることはない。だがその勇気を与えたのは小太刀とアルマニアだ。そしてその島民と猟兵達の努力ががついに結実する。

「決着の時ね、滅芽!」
「それより先に君を破壊してあげるよ!」
 アルマニアの麻痺毒や生命力吸収が保護していた臓器に回れば弱体化は避けられない。ならばその前に、と滅芽は渾身の一撃を小太刀へと向ける。巨大なる龍の腕が小太刀へと振り下ろされるが、それはさきほど幻影を吹き飛ばした時に見た軌道だ。
 龍の爪を紙一重で見切り、避ける小太刀。来たる攻撃を滅芽は白狼の腕で防ごうとするが、それをさせじと獅吼影牙が噛み付きで腕を持ち上げる。露になる滅芽の胴体。
「剣刃一閃!」
 勿忘草色のオーラを纏った刀は滅芽の竜鱗を砕き、肉体を斬り裂く。そしてその先にある滅芽の心臓を両断し、極限の一閃でその命を絶つ。
 さすがの滅芽も心臓を破壊されれば、生命を維持できるはずもない。血を盛大に吐き、小太刀とアルマニアの方へと視線を向ける。
「きゃははは! 勝った気でいる!? 私はまだ滅びない! また会いましょう、輝乃の子! でも、『桜花』様の提督の一人を倒して、無事にいられれば話だけどね……きゃはははは……ゴフッ!」
 そしてその大地を染める血を吐き出して滅芽は倒れる。その瞳はすでに生命の色はなく、コンキスタドールである彼女は身体が崩れ落ちていく。それを看取ったアルマニアと小太刀は力強く宣言する。
「望むところ、ですよね、小太刀さん?」
「うん、何度でも相手になるよ。真琴には、絶対に……」

 七大海嘯『桜花』配下提督・滅芽はこうして大地にひれ伏し、敗れ去った。猟兵達だけでは、無敵の桜色の竜鱗を破ることはできずに勝利できなかったであろう。
 島民の協力と猟兵の力、その二つが合わさっての勝利であった。だがまだ戦いが終わっていなかったことを猟兵達はこの後の島民達の言葉で気づかされることになる。それは滅芽の末期の預言の通りであった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第3章 冒険 『占拠された水源地を取り戻せ』

POW●『正面から突入する』:警備がいようと、メガリスの防衛があろうと、関係無い。
SPD●『別ルートから潜入する』:敵砦の裏口…、水源地から伸びる水路…、変装するのもいいかもしれない
WIZ●『計略を働く』:例えば、水源から急にサメが飛び出したら向こうの意表を突けるだろう。
👑7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 七大海嘯『桜花』麾下の巨人海賊艦隊の撃沈、そしてそれを率いる提督・滅芽の撃破。それを成し得た猟兵達の前にセヲリック島内にもはや敵対勢力はいない。つまり完全に開放された状態のはずだ。
 だが島民達が急いで猟兵達の元へ駆けつけるその表情は、解放の安堵から来るものではない。むしろ危機が迫っているのを知らせる顔でもあったのだ。
「大変だ、アンタ達! 解放した桜の精達から話を聞けたんだが!」
「滅芽の奴、とんでもない爆弾を残していやがったんだ!」
 酒精を搾り取られた桜の精が滅芽から酒の肴として話を聞かされたこと。それはセヲリック島中に掲げられた『桜花』の海賊旗のことだった。
 これは実はメガリスの一種で、滅芽の身に何かあれば救援信号を発し、『桜花』はもちろんその麾下艦隊に知らせるというものだというのだ。発動には時間がかかるものの、発進されれば『桜花』の他の艦隊がこちらに殺到してくる可能性がある。
 滅芽艦隊と滅芽だけで全力を尽くした猟兵達に、他の艦隊を相手取る余裕はない。一刻も早くその海賊旗のメガリスを破壊する必要がある。
「だが海賊旗が立てられている箇所は複数あって、4か所の水源地に立てられているんだ……」
 そこは幻朧桜「セヲリック桜」が咲き誇る水源であり、花見の名所でもある。さらに島のシンボルとして湖水を利用した水龍を生み出す防衛機能も兼ね備えている。
 それを滅芽が利用し、さらに「桜鱗のメガリス」と併用することで、桜色の竜鱗を纏っている。そう、『桜花』の海賊旗は今、最硬質の鱗を持つ水龍が守護する場所となっている。桜色の竜鱗は剥がれつつあるとはいえ、まだ予備の力でその守りを所々で継続させている。

「この守りを突破して、何とか海賊旗を破壊してくれ! 頼む!」
 そう言って島民達は猟兵に依頼をする。4か所に建てられた『桜花』海賊旗メガリスの破壊。他の艦隊に信号を発する前にやるしかない。セヲリック島を七大海嘯『桜花』の影響から完全に断つ為に、猟兵達の最後の戦いが始まる。
桐嶋・水之江
またメガリス?
それも4つ?ひとつぐらい持っていっても大丈夫よね?ダメ?ああそう…
まあ、私のものにならないなら破壊するまでよ

引き続きウバザメで行くわよ
滅芽と同じ鱗を持った水龍ね
どうにかしないと旗どころじゃなさそうね
じゃあしばらく大人しくしててもらいましょうか
海月型支援ユニット改めジェリーちゃんの触手で捕縛するわ
まともに退治するつもりなんて初めから無いから身動きできなくするだけで十分よ
そして沖に停泊させてるワダツミへ旗の座標データを送信
後は私からレーザー誘導して暴虐の砲哮を使うわ
メガビーム砲の曲射撃ちとミサイルの雨で古き良き艦砲射撃ってわけね
え?幻朧桜まで吹っ飛ぶ?
桜は散るものだから別にいいのよ


 現在現存する「桜花」の海賊旗は4つ。それはすべてセヲリック島の各所にある4大桜である「セヲリック桜」の上に掲げられている。
 それを提督である滅芽がそれを配置した理由は、セヲリック桜を守ろうとサクラミラージュ時代に設置した防衛装置の為であった。近くにある水源から水で構成された大蛇のような龍が形成され侵入者を退ける役割なのだ。
 本来は島民によって管理されていたが、滅芽とその配下の巨人海賊がこの島を占拠してからはその防衛装置をコントロール下に置き、「桜鱗のメガリス」と合わせて無敵の防衛装置と化していたのだ。
「またメガリス? それも4つ? ひとつぐらい持っていっても大丈夫よね?」
「桜の精が言うには一つでも残しておくと救援信号を出すらしいんだ。だからそんなこと考えず破壊してくれ!」
「ダメ? ああそう…」
 そんな水龍の話を聞きながらも、財宝の一つであるメガリス確保に余念がない桐嶋・水之江はがめつく交渉を続ける。だが島民達の願いも無碍には出来ずに、海賊旗のメガリスの確保は断念する。
 そもそもが「桜花」の支配下にあるであろうメガリス。どんな呪いやカウンターが仕込まれているかもわからない。それを調べるのも一興ともいえるが、水之江は気持ちを切り替える。
「まあ、私のものにならないなら破壊するまでよ」
 そう言ってすでに戦闘データも取り、強敵の激戦を経た愛機「ウバザメ」に搭乗し、海賊旗が立てられた幻朧桜「セヲリック桜」の一本に向かう。その操作はこの得難い経験によって、随分と手馴れたものになっている。
 だが待ち構えるは、セヲリック桜を、「桜花」の海賊旗を守ろうとする水龍。すでに「桜鱗のメガリス」の効果が薄れて竜鱗が剥がれ始めているとはいえ、その防御機能は生きている箇所は見受けられる。
「どうにかしないと旗どころじゃなさそうね。じゃあしばらく大人しくしててもらいましょうか、ジェリーちゃん!」
 水之江がこの戦いで名付けた海月型支援ユニット「ジェリー」が触手を伸ばして水龍の身動きを封じる。水の身体ではそうはいかなったが、現在は竜鱗を纏っているが故に、その強烈な拘束能力を発揮できるというわけだ。
 そう、水之江はこの強力な防衛機能である水龍と戦う気はさらさらなかった。退治する気がないのであれば、動きを取れなくするだけで十分だ。
「本命はこっちじゃなくて、後はワダツミがやってくれるからね」
 そしてウバザメの高性能カメラで「桜花」の海賊旗を視認し、座標データを確保する。それを沖にいる揚陸艦「ワダツミ」へと送信する。
 後は水龍が邪魔しようが関係のない攻撃で海賊旗を破壊するのみである。能力「暴虐の砲哮(エゴイスティックバースト)」を発動し、ワダツミがコードを承認する。
「出し惜しみは厳禁……押し切るわよ!」
 ウバザメの水之江がレーザー誘導をし、ワダツミからのメガビーム砲の曲射撃ちとミサイルの雨が幻朧桜へと降り注ぐ。水龍もジェリーの拘束を破って止めようとするが、それを吹き飛ばすかのような隙を与えない全砲一斉射撃であった。
「古き良き艦砲射撃ってわけね」
 水龍も桜色の竜鱗で受けきれる所は防げてはいるが、水が露出している部分が被弾する度に形を損なっていく。そして守り切れなくなったビームとミサイルは容赦なく幻朧桜へと降り注ぐ。
 破壊の嵐は頂上に設置していた「桜花」の海賊旗を木っ端微塵に粉砕し、発動をすることなく消え失せていく。だが島民の悲鳴が聞こえる。その破壊の嵐はセヲリック桜にも降り注いでいるからだ。
「幻朧桜まで吹っ飛ぶ? 桜は散るものだから別にいいのよ」
 多少の破壊は仕方ないとする水之江。まさしく徹底した作戦行動主義ではあるが、それは島民達の杞憂であったようだ。幻朧桜は水之江の艦砲射撃が終わった後でも決して折れることなく、桜を咲かせ続けていたのだから。
 これがグリードオーシャンに落ちても咲き誇る桜かと、水之江は素直に感心する。そして破壊によって舞い上がった桜は、海賊旗から解放されたことを祝福しているように、美しかった。

 こうして多少はオーバーキルな部分、いや大分ではあったが、水之江の活躍によって海賊旗の一本を処理することができた。残る旗は後3本。迅速に破壊しなければならない。
 発動すれば「桜花」の艦隊がこちらに向かってくる危機的状況は続く。海賊旗がすべて消滅するまで勝利とは言えないのだから。
大成功 🔵🔵🔵

稷沈・リプス
あー、それは厄介っすね。なら、最後までやるのが俺の流儀っすよ。

UCで作るは、筋力重視の大きな黒蛇。
さてさて、俺も真の姿でっと。

(呪われし黒き大蛇。神モード入りまーす)

深海適応と水中戦の力を発揮しつつ。
作りし黒蛇は、水龍を締め上げよ。動きを止めればよいのだ。
我はその間にメガリスを壊すとしよう。
呪い?我を呪えると思うてか?
我は蝕司りし呪われし大蛇。混沌の水と泥より生まれし者。呪いなぞ、餌よ。
徹底的にメガリスを叩き、壊し、折ろう。
この島は、もはや桜花のものにあらず!本来の住人のものである。

※瓜二つなので、喋らないとどちらがどちらなのかわからない。


 七大海嘯「桜花」の影響力はやはり只者ではないと思うべきなのか。配下の提督・滅芽が倒されたとしてもセヲリック島を解放しないと言わんばかりに桜の花のシンボルマークを描いた海賊旗が幻朧桜「セヲリック桜」に立てられている。
 その海賊旗こそ、他の「桜花」麾下艦隊に危機を知らせる救援信号を発動するメガリスであり、セヲリック島解放を妨げるものだ。それほどまでに縄張りを失陥することを拒み、支配を目論む人間を許さないという意志を感じさせる。
 幸いなのはまだそのメガリスが発動していないということだ。だが滅芽が消滅した以上、いつ発動してもおかしくはない状況ではある。

 すでに一つ目の海賊旗は破壊され、残りは3本。各地に猟兵達が急行し、そのうちの一本がセヲリック桜の前に稷沈・リプスが到着する。だが破壊を阻止せんと湖から桜色の竜鱗を纏った水龍が出現し、排除しようと牙を剥く。
「あー、それは厄介っすね。なら、最後までやるのが俺の流儀っすよ」
 あの滅芽も纏っていた「桜鱗のメガリス」の力で発言した竜鱗。すでにいくつか剥がれているとはいえ、その無敵の防御力は健在だ。
 だがそれでもリプスは臆することなく飄々としている。能力「ゴッド・クリエイション」を発動させ、巨大な黒蛇を生み出す。強大な筋力を付与した神蛇と共に、リプスは己の神性も解放する。
「我は蝕を司りし者エクリプス。さあ、行こうぞ」
 その姿は猟兵リプスの人間のものではなく、黒き鱗と強大な神力を宿した黒蛇神であった。これこそがリプスの真の姿、神であるエクリプスである。
 そして自身が創造した黒蛇と共に湖の中を突き進むリプス。当然桜色の竜鱗を纏った水龍が邪魔をしてくるが、水中での戦いの経験値は神であるリプスが上回る。
「愚かな。我に触れられると思うな。汝の相手はそいつよ」
 水中は自身の領域と言わんばかりに水龍の攻撃をするりと躱すと、自身にそっくりな黒蛇が水龍を拘束するように絡みつく。桜色の竜鱗があるので完全破壊とまではいかないが、慮外の怪力で締め上げて動きを取れなくする。
 破壊が目的ではない。その動きさえ止められれば、リプスは海賊旗の元へと向かう。この黒蛇の顎が海賊旗を破壊せんとした時、最後の抵抗というべきか呪いを発する。
「呪い? 我を呪えると思うてか?」
 だかそんなメガリスの呪いすら、リプスにとってはそよ風と同義であった。伊達に神の一柱でない。
「我は蝕司りし呪われし大蛇。混沌の水と泥より生まれし者。呪いなぞ、餌よ」
 そして呪いの返礼と言わんばかりにに徹底的に海賊旗のメガリスを破壊するリプス。旗は折れ、叩き壊して欠片すらこの地上に残しはしない。
 その機能が完全に停止したのを感じ、神の黒蛇たるリプスはセヲリック島に向けて高らかに宣言する。
「この島は、もはや桜花のものにあらず! 本来の住人のものである!」

 その宣言は海賊旗の一つを破壊し、「桜花」の支配を絶ったと言わんばかりの威風であった。七大海嘯の勢力に虐げられてきた島民にとって、これほど勇気を与えるものはなかったであろう。
 あまだ海賊旗は健在な箇所もある。だが真の自由の光を見た住民達は希望を抱く。猟兵という光が、再びセヲリック島に自由を照らしてくれると信じて。
大成功 🔵🔵🔵

シノギ・リンダリンダリンダ
面倒くさいことをしてくれますね、桜花とかいう奴は
まぁいいです。救援信号は出ないでしょうが、旗が無くなった。という事実は喧嘩を売るにはちょうどいいでしょう
さぁ、燃やし尽くしましょうか

って、水の龍が邪魔ですね
あぁ、せっかくなのでこの島にお土産でも置いておきましょうか

Midās Lichに換装し、【宝冠の竜血弾】を起動
水龍に向かって弾丸を放つ
着弾地点からじょじょに黄金と化していく呪いの竜の血の弾を
何発も、何発も
その身を蹂躙する呪詛に塗れた呪殺弾を、乱れ撃ち弾幕を張り、黄金の水龍へと変えていく
硬い?結構です。その上から黄金にさせていただきます

立派な黄金竜が出来たら満足なので、旗もスナイピングしましょう


緋奈森・鈴音
終わったらのんびり出来ると思ってたのにー!
水源と言うからには下流域が有るだろうし、水着に着替えてそこから侵入ー。
水中の移動が基本方針。
スピードが出るような形に水の魔力を全身に纏わせて、移動力を高めると同時に水の一部と誤認させるわー。
水底の地形とかも利用しつつ侵入に気付かれないように向かうわねー。

もし、侵入に気付かれたらまずはメガリスの位置を確認!
目標を発見したら、風と火の魔力をフルに使って霧を作って身を隠すわー。
そのまま旗を狙える位置に移動して彼岸花と手裏剣で攻撃!
水龍を倒すのが目的じゃないんだしー。戦闘は避けられるなら避けた方が楽だものねー。
「ビーチフラッグだと反則かしらねー」


 さしもの七大海嘯「桜花」の海賊旗も残りは二本。されど時間はあまり猶予は残されてはいない。それ自体が「桜花」麾下艦隊を呼び寄せる、危険なメガリスなのだから。
 その支配の象徴ともいうべきか、幻朧桜「セヲリック桜」に掲げられている海賊旗は頂上に掲げられている。まるでセヲリック島の支配者は自分であるということを誇示するように。
 この島の主は誰かがはっきりとわかるようになっているのは、七大海嘯「桜花」の趣味か。それとも提督であった滅芽の趣味であるのかはわからない。
「面倒くさいことをしてくれますね、桜花とかいう奴は」
 そう言ってシノギ・リンダリンダリンダはため息をつく。滅芽を倒したならば、コンキスタドール達がため込んだお宝の略奪タイムとなるべきがその有様である。
 だがこれ以上の「桜花」の艦隊の戦闘も避けたいのも事実である。ならばシノギがやることは一つである。
「まぁいいです。救援信号は出ないでしょうが、旗が無くなった。という事実は喧嘩を売るにはちょうどいいでしょう」
 そして「桜花」の海賊旗がある場所にたどり着いたシノギは、それを防衛していると思われる水龍を目の当たりにする。おそらくは滅芽と同じく桜色の竜鱗を纏っているであろう、湖の水でで構築されている水龍。
「さぁ、燃やし尽くしましょうか……おや?」
「終わったらのんびり出来ると思ってたのにー!」
 そんな叫び声が木霊する中、そこにはすでに先客がいた。先行して水龍と戦闘しているのは、水源の下流域から水着姿で乗り込んできた緋奈森・鈴音だった。
 シノギが嗅ぎつけるより早く到着できたのは一重に水中移動に重点を置いたからだ。能力「トリニティ・エンハンス」の水の魔力を纏い、水中を泳ぐ移動スピードを高めつつ水の一部として誤認させるように潜行。
「だけど気づかれちゃうかー。そうだよねー」
 水底の地形を利用しつつ、水龍の支配領域を抜けようとしたのだが、さすがは湖の水を領域としているだけある。水の魔力で偽装した鈴音を感知して攻撃を繰り出してきたのだ。
 ある程度は近づけたとはいえ、鈴音としては残念な結果である。だが発見の間にメガリスである海賊旗の位置は確認はできたのは僥倖であった。
「って、水の龍が邪魔ですね。あぁ、せっかくなのでこの島にお土産でも置いておきましょうか」
「あ、そこの人。戦るなら任せたー♪」
 シノギが大魔王に黄金化された右腕パーツ「Midās Lich」を換装するのを見て、鈴音がそれを目ざとく発見して再び「トリニティ・エンハンス」の魔力を発動。風と火の魔力をフルに使って霧を作って身を隠すと共に、姿を眩ませる。
 景色と同化すると共に動き出した鈴音が目指すは海賊旗である。そしてその動きに合わせるように、目標を失った水龍を狙うはシノギの「宝冠の竜血弾(グリード・ファイヴ)」の呪いの銃弾である。
「了解、ブッ黄金(コロ)します」
 その義手から放たれる弾丸は着弾すると共に、徐々に水が黄金化していく呪詛に塗れた竜の血の弾。着弾地点が黄金に染まっていくのを見て、シノギは何発も叩き込んでいく。
 もちろん桜色の竜鱗に弾かれることもあったが、すでにいくつか剥がれている場所もあり、水がさらけ出している部分もある。そこを的確に狙っていけばシノギにとって黄金化は難しいことではない。
「硬い? 結構です。その上から黄金にさせていただきます」
 水龍の苦し紛れの攻撃を軽々とした身のこなしで躱しながら、竜血弾を撃ち込み続けるシノギ。その身を蹂躙する呪詛に塗れた弾幕は容赦なく、水龍を黄金の龍の彫像へと変えていく。
 やがて見動きすら取れないほどの黄金に身体が変革させられた水龍は、黄金の龍となって止まる。それはまさしく島のシンボルにもなりそうな黄金龍の完成であった。
「うわー、凄いわねー。じゃー、お姉さんも仕事しないとねー」
 シノギが黄金龍が出来て満足している姿を見ながら、鈴音は海賊旗の元へと疾駆する。旗を狙える位置に移動して鉄腕「彼岸花」を繰り出して旗を折る。
 そして折れて落下する海賊旗に向かって螺旋手裏剣を放ち、粉々にしてメガリスが起動しないようにしていく。丁寧な破壊は万が一にもメガリスが起動しないようにする為の保険である。
「ビーチフラッグだと反則かしらねー」
 水龍を倒すのが目的ではない鈴音は一直線に海賊旗の元へと向かった。戦闘は避けられるものなら避ける方がいいという合理的な思考と、シノギが水龍を相手をするという行動とかみ合って迅速なメガリス破壊を成し遂げたのであった。
 シノギは粉々に破壊する鈴音の姿を見て、銃口を下す。黄金龍が完成した今、海賊旗をスナイプするつもりだったがそれはいらない世話だったようだと、己が作り出した黄金の塊に満足するのであった。

 水龍を相手にしない素早い鈴音の行動と、水龍を行動不能にさせるシノギの行動によって、「桜花」の海賊旗の破壊は最速で進んだ。これで残る旗は一本となったのだ。
 だがすでに発動までの猶予はない。救援信号が出てしまえば今までの猟兵の行動は無意味となってしまう。だが二人は自身の仕事を果たし、仲間を信じてただ待つだけであった。それは互いの力を信じている猟兵の信頼でもあった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

アルマニア・シングリッド
小太刀さん(f12224)と

まったくもって、小太刀さんに同感です
破壊脳筋な滅芽をどうやって従えて
今回のメガリスを与えたのやら

しかし、『桜花』は部下が倒された後の詰めまで用意周到ですね


島民の方に守ると言った以上
その言葉の責任は最後まで遂げますよ

不可視の魔術を掛けた我ハ古キ書ノ一篇ナリを2千枚展開(武器改造・物を隠す・迷彩など

詠唱系をフル稼働でUCを使い
海賊旗の位置・守り・小太刀さんの絶好の狙撃場所などを調べて
彼女の側に付けた虹色の紙を通して即情報共有

水龍に狙われないよう
狙撃位置に着いた小太刀さんに不可視の魔術を掛けましょう(迷彩・物を隠す・変装・拠点防御など


チェックメイト、ですね


アドリブ
連携歓迎


鈍・小太刀
アルマニア(f03794)と

また厄介なものを残していったわね
七大海嘯『桜花』、一体どんな奴なのやら
でもやるべきことは一つ
海賊旗が彼らの支配の象徴なら
遠慮なく叩き壊して宣戦布告と行こうじゃないの!

水龍は島の防衛機能を利用されてるだけなんだよね
なら、なるべく傷付けずに済ませたい
水源が見える高台へ登り【地形を利用】
【偵察】で水龍の動きを【見切り】つつ
【視力】活かして海賊旗を視認する

アルマニアと情報共有
成程、狙うならここが最適ね
ありがとう
じゃあ行くよ!

【足場習熟】で体勢整え
【スナイパー】技能で狙い定め
白雨の矢に【破魔】の力と
この島の解放を願う島民達の願いを込めて
海賊旗を射貫き破壊する

※連携アドリブ歓迎


 残る海賊旗は一本。最後の幻朧桜「セヲリック桜」の頂上にて掲げられた「桜花」を示す紋章。これを叩き折ってこそ、この島の支配は脱却するというもの。
 だが最後の抵抗を示すが如く、桜色の竜鱗を纏った水龍がその行く手を阻む。侵入者に対しては容赦をしない防衛機能を果たすだけの水龍に意志はない。
 美しきセヲリック桜を守るという構築された当初の意志を守るためなのか。それとも侵略した滅芽によって書き換えられた海賊旗を守るという意志によるものなのかは窺い知ることはできない。
「また厄介なものを残していったわね。七大海嘯『桜花』、一体どんな奴なのやら」
「まったくもって、小太刀さんに同感です。破壊脳筋な滅芽をどうやって従えて、今回のメガリスを与えたのやら」
 その水龍を見て鈍・小太刀は一つため息をつきながら、海賊旗のメガリスを見据える。その隣には言葉に同意してアルマニア・シングリッドが補佐するように隣に控えている状態だ。
 滅芽を知る二人にとって、あの気質の滅芽を従えてた七大海嘯「桜花」の正体については興味が尽きない。支配するにしても圧倒的な力がなくては不可能は芸当である。だが今はそんな思案をしている暇はない。
「しかし、『桜花』は部下が倒された後の詰めまで用意周到ですね」
 アルマニアがそう口にするのを小太刀が無言で頷く。滅芽が倒されたとしても、その侵入者を徹底的に叩かんとするこの海賊旗のメガリスの発動。
 もしも島民が情報を持っていなければそのまま終わりであったかもしれない。そうなればメガリスが発動し、「桜花」麾下艦隊が集結してセヲリック島は終わっていたかもしれない状況なのだ。
「でもやるべきことは一つ。海賊旗が彼らの支配の象徴なら、遠慮なく叩き壊して宣戦布告と行こうじゃないの!」
 そう、小太刀がやることは決まっている。滅芽が配下というのならば、ド派手な「桜花」への宣戦布告こそ今やるべきことなのだ。
 だが防衛機能である水龍を破壊するのは小太刀としてはできることなら避けるべきことだ。だからこそ水源が見える高台へ登り、水龍の動きをチェックして、海賊旗の位置も確認しているところなのだ。
「島民の方に守ると言った以上、その言葉の責任は最後まで遂げますよ」
 そう言ってアルマニアは、不可視の魔術を掛けたアルマニアの本体の一部である虹色の紙「我ハ古キ書ノ一篇ナリ」を2千枚展開する。膨大な魔術リソースを確保し、詠唱と共に能力「検索召喚(サモン・サーチ)」を発動する。
 世界に接続することで情報を高速で収集していくアルマニア。島の情報が、セヲリック島の情報が流れ込んでくる。そしてリアルタイムで海賊旗の位置の情報、水龍の動きもまたアルマニアの感知するところになる。
「私に知らないことなどないのですよ? 小太刀さん、あそこです」
 アルマニアは絶好の狙撃場所を調べ上げ、小太刀の側に付けた虹色の紙を通して即情報共有する。その情報が流れ込んでくるのを感知し、小太刀も即座に動き出す。
「成程、狙うならここが最適ね。ありがとう、じゃあ行くよ!」
 その狙撃ポイントに向かうのを水龍が防衛本能に察知して阻止しようと動き出す。だがそれを阻むのはアルマニアである。狙撃位置についても邪魔されたはたまらないので、彼女に対して不可視の魔術をかけて視認できないようにする。
 狙いを失った水龍は困惑するように動きを止めて、視認できるアルマニアの方に向けて体当たりを繰り出してくる。だがアルマニアは華麗にその攻撃を躱しながら呟く。
「チェックメイト、ですね」
 そう、すでに盤面は詰みの状態に入っているのだ。小太刀は素早い動きで狙撃ポイントへと移動し、足場を固めて体勢を整えている。
 己の持つスナイパー技能のすべてをこの一撃に賭けて、能力「白雨(ハクウ)」を発動する。この島の解放を願う島民達の願いを込めて破魔の力を発動させ、邪悪なる呪いを発する海賊旗に向けて解放の一射を放つ。
「白き矢よ、射貫け!」
 放たれた白矢は海賊旗目掛けて一直線だった。水龍も邪魔されることなく、弧を描き、空を駆ける破魔の一撃。
 見事に「桜花」の海賊旗へと直撃したその矢は魔を滅する力を発揮して、海賊旗のメガリスとしての機能を粉々に破壊していく。そしてメガリスとしての役割を果たせなくなったその旗は、砂上の楼閣のように消え去っていく。
「滅芽、これで終わりだよ」
 それを見届けた小太刀はそう言い放つ。すでに存在はいないが、いずれ再会するであろう強敵に向かって強く宣言する。
 そしてそれをアルマニアも見届ける。水龍も動きを止めて、桜色の竜鱗も剥がれ落ちていくのを見て、ついにセヲリック島が「桜花」の支配から完全に脱却したのを確認した瞬間でもあった。

 こうしてセヲリック島は七大海嘯「桜花」の支配から解放されることになった。海賊旗のメガリスは発動することなくすべて迅速に破壊され、その艦隊がこの島に向かうことはないだろう。
 島の人々は猟兵達に感謝の言葉を述べ、桜の精達もまた安堵する。そこからは解放者となった猟兵達の歓迎する祭りが繰り広げられたのだった。
 美酒であるセヲリック酒が振舞われ、猟兵達の偉業をたたえる島民達。七大海嘯の脅威は今だ海に渦巻いているとはいえ、その力を退けられたことはこれからのグリードオーシャンの島々にとって励みとなっていくだろう。
 だが七大海嘯への宣戦布告はなされた。「桜花」だけではなく、他の七大海嘯も動き出すであろう。グリードオーシャンの動乱はこれから激化するであろうと、猟兵も感じながら、今は祭りを楽しむのであった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年09月22日
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