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鬼蜘蛛(作者 夢幻
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●鬼の屋敷にて
 宵闇の中、和風の屋敷の奥で、オブリビオンの少女はほくそ笑む。
「ようやく身体も手に入れた……さて、『かたすとろふ』に興じるとしようかの」
 少女がそう口にした途端、着物の裾から無数の蟲が溢れ出した。無尽蔵に溢れ出る蟲たちは、世界中へと広がっていく。蟲達はカクリヨファンタズムの住民を襲い、食料を食い荒らし、カクリヨファンタズムを『終末の世界』へと変えていくのであった。

●カタストロフを止めろ!
「皆、またもやカクリヨファンタズムにカタストロフが発生した! 急ぎ元凶を討って、このカタストロフを止めるのだ!」
 猟兵達が集合すると、グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は時間が惜しいとすぐさま任務の説明を始めた。
「今回のカタストロフで大量発生したのは蟲だ。凄まじい数の蜘蛛や百足、蝗などの蟲がカクリヨファンタズムに溢れ、彼の世界は滅びの危機に瀕している」
 一匹一匹の蟲はさほどの脅威ではないが、何しろ数が多い。妖怪の中でも弱い者達は、その数に圧倒されて喰われてしまう。それだけでは無く、蟲達は食料も食い荒らすため、このままでは大規模な飢餓も発生してしまうだろう。

「我が予知によれば、元凶たるオブリビオンは鬼達の住む集落にいるようだ。妖怪竹の竹林の中心にあるこの集落は要塞化されており、そこで鬼達との戦闘が発生するだろう」
 鬼達の集落は周囲を柵と堀で防護され、『かしまし鬼娘』の集団が防衛についている。それを突破して、ようやく元凶であるオブリビオンと戦うことが出来るとのことだ。

「先ずは妖怪竹の竹林を攻略し、鬼の集落へ村って貰うわけだが……この妖怪竹もなかなか曲者だ」
 所々が光り輝くこの妖怪竹の葉は、鋭い刃のようになっている。群生する妖怪竹の葉が日の光を遮るために常に薄暗いこの竹林にて、侵入者に向けて襲いかかって来る妖怪竹に対処して進ま無ければならない。さらに、カタストロフで大発生している蟲までいるとなるとなかなか大変だ。

「困難な道のりではあるが、放置すればカクリヨファンタズムが滅びかねない。急ぎ元凶のオブリビオンを討伐してくれ!」
 百々の依頼を受けて、猟兵達は現地へと転移していくのであった。





第3章 ボス戦 『鬼喰らいの絡新婦』

POW ●蜘蛛の巣の主
【戦場全体に張り巡らされた糸による拘束】が命中した対象に対し、高威力高命中の【鋭い脚での串刺しや、鬼の膂力での縊り殺し】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD ●蜘蛛糸の舞
見えない【程細いが、鋼鉄よりも強靱な蜘蛛の糸】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
WIZ ●可憐なる母蜘蛛
【呼び出した子蜘蛛達の放つ糸】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠天御鏡・百々です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 かしまし鬼娘の集団を突破した猟兵達は、頭領の屋敷へと突入した。そこには、着物を着た華奢な鬼の少女が佇んでいた。

「折角の『かたすとろふ』を邪魔する無粋な輩……お主らが猟兵じゃな?」

 頭領の少女は、その外見に似合わぬ古めかしい口調で猟兵達に語りかける。やはり、この少女が蟲を大量発生させカタストロフを引き起こした元凶のようだ。

「鬼娘共も役に立たぬものじゃ。まあよい、妾が直接戦うとしようかの」

 頭領の少女から強烈な殺気が放たれたかと思えば、着物の裾から異形の脚が飛び出した! 屋敷を破壊しながら迫る彼女に、猟兵達は屋敷の外、それなりに広い庭まで後退する。

「お主らは既に妾の巣の中じゃ。逃がしはせぬぞ……? 皆、喰ろうてやろう」

 猟兵を追って現れたそのオブリビオンの上半身は鬼の少女のものだが、下半身は八本の脚を持つ蜘蛛のものになっていた。鬼の頭領の少女は絡新婦の骸魂に呑み込まれてしまい、『鬼喰らいの絡新婦』となった骸魂がカタストロフを引き起こしたのだ!

 彼女の言葉の通り、よくよく見れば細い蜘蛛糸が集落のそこかしこに張り巡らされている。この糸に絡め取られれば、続く攻撃を避けることは難しいだろう。敵が自由自在に操る蜘蛛糸への対処が勝利の鍵となるはずだ。また、糸は絡新婦だけでは無く、子蜘蛛が吐いてくる事もあるので注意が必要だ。

 骸魂を撃破すれば、カタストロフは終結し、呑み込まれた鬼の頭領の少女も救出することが出来る。
 猟兵達よ! 元凶たる『鬼喰らいの絡新婦』を倒すのだ!!