#UDCアース
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●濁り切った目玉
人の気配は死に絶えていた。
人の生活は殺し尽くされた。
人の在り方は蹂躙されていた。
ただ、暗黒の雨が総てを流し攫い、此処には『誓い』の印が捺される。死は死んだ。死は死んだ。死は死んだ――繰り返される言辞と共に、彼女等は光を失っていく。三度と『紋様』を受け入れれば、胎に溜まった海水がわらう。ねえ。今度の仔はきっと可愛いでしょう。それは貴様の忠誠次第だ。退廃的な歓声が廃墟(ホテル)の一室で涌いていた。
――キュクロプスよ。我等が大祭司よ。
――如何か『奉仕』を貪り給え。
人間の星辰(のうみそ)がぬめりに堕ちる。
――儀式場はぬれていた。
●グリモアベース
「忌々しい信者連中の動きが視えた。貴様等は早々に『儀式場』を暴き、冒涜的な湿り気を拭い取らねば成らない。此れを殺し尽くさねば人類に未来は無いだろうよ」
ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)はグリモアを弄りながら猟兵達を眺める。その眼光はいつも以上に鋭く、唾をのむ者も現れるほどだ。
「先ずはとある町――因みによく魚が獲れる――のホテルに向かってもらう。そこに観光客などは在らず、地元の人間(もの)も見当たらない。つまり『廃墟』だ。その何処かに儀式場が在ると思われる。これを探り暴き、根元から叩き潰すのだ――しかし侮る事は赦されない。おそらくは『強大な存在』と繋がっているだろう。邪神が邪神を崇拝するような感覚だ。気を引き締めて往き給え。宜しく頼む」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
星辰(のう)を揃える必要はない。
宜しくお願い致します。
第1章 冒険
『死都探訪』
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POW : 壁や床を破壊して回れば、なにか見つけられるかも。
SPD : 知覚力を活かせば、怪しげな場所を特定できるかも。
WIZ : 建築記録等に目を通せば、重要な情報が掴めるかも。
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🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
※――・ハウスと音読すれば聞こえは良いが、妙に腥く思える戸の先だ。廃れた廊下を眺めてみれば奇っ怪なぬめりけに遭うだろう。何かしらを発見せねば物語は捲れず、君達は不快感を弄るように足を動かした――埃に塗れた床がなく。
久瀬・了介
邪神。つまりオブリビオンだな。そこにいるのならばそこに向かおう。
建物内を探索。事務室や資料室はあるだろうか。見取り図を探して建物の構造を把握しよう。
他に必要なのは歴史だ。どんな目的の建物だったのか、どんな人々が使っていたのか、何故廃墟になったのか。
怪しい箇所があれば探索。儀式とやらの現場を探ろう。
現在何者かが潜んでいるのなら、堂々と探索している自分に対して何らかの反応があるかもしれない。
望むところだ。何かがいるなら誘き寄せ、引きずり出そう。
邪神だろうと眷属だろうとオブリビオンは殺す。全て殺す。必ず殺す。
邪神――久瀬・了介(デッドマンの悪霊・f29396)は口を塞いで呑み込んだ。死に腐っても活きている脳味噌が『殺意』を抱きながら、つまりは過去(オブリビオン)の敬称だと繰り返す。其処なのか底なのか解せないが存在すると『謂う』ならば向かうのが己だ。赤色の眼球に宿った思想(エクトプラズム)が激々(ひしひし)と巡っている。廻るべき建築物内に足を運び入れれば『探索』の開始と鳴るだろう――啼いたのは鴎か夜鷹か別の異物(せいぶつ)か。先ずは見取り図を眺めて構造の把握だ。
事務室は人の気配もなく直ぐ近くで在った。資料室の有無は掠れていて見当たらない。旧くに建てられ『棄てられた』以外はよくある旅館だろう。何故『ホテル』と名付けたのかは不明だが、所有者の誰かが外国の人物だったのだろう。
連ねて必要なのは歴史。建物の造られた目的だ――残っていたパンフレットを捲ってみる――観光客用と説くよりは『地元の漁師』の為に記されたものらしい。成程『海に近い』わけだ。床からも壁からも潮気が漂っている。
気の所為か――藻を想わせる物質のかさばり。
いいや。見つけた『怪しさ』を逃す所以はない。儀式に使われた『道具』かもしれぬ。手に取って手繰り寄せれば『何処か』に繋がっている可能性。異界への『門』とは隣り合わせで哄笑する鍵(ノック)だ――ノック? 何者かが壁か戸を殴っている。余所者への警告だろうか。ああ。望むところだ……。
誘き出したつもりだろうが『惹き』寄せたのは此方と告げろ。邪神だろうと眷属だろうと狂信者だろうと総て殺す。オブリビオンは絶やさねば成らない。未来の為だ。今の為だ。誰の為だ? 殺す。殺す殺す殺す……縄を仕掛けろ。祟りでつれた。
――呪いが粘着すれば、不慮の事故万歳。
切り身がするりと眼下にみえた。
成功
🔵🔵🔴
六条寺・瑠璃緒
…穢らわしい、嫌な仕事だ
此の僕の足下には緋絨毯のひとつ敷かれて然るべきだろうに
他の猟兵からの情報が有るからそれも参考に
この穢れた湿気の多い方に「其処」は在るのだろうか?
設計図に怪しい点はないだろうか、例えば、隠し部屋だとか記載されない階段だとか
怪しい壁や床は壊してしまって構わないのだろう?
無論僕が手を触れるつもりはないから、RequiemとNocturneにその役目は任せよう
怪しい何かがいたのならNocturneで絡め取ってしまおうか
ネズミ一匹逃さない
邪神を崇め奉る施設だなんておよそ禄でもないだろう
邪神……嗚呼、僕も其の類なのだろうから、此れは同族嫌悪と云ふやつだろうか
穢らわしい。埃塗れの床を踏み付けながら六条寺・瑠璃緒(常夜に沈む・f22979)は散らして魅せた。誰かに望まれても『いない』のに感情を抱きつつ、包まれた『邪』を開いていく。格好のつかない銅像を横目に溜息を吐いた。ああ。嫌な仕事だ。夜も朝も見当たらない、つまらない頽廃だけが謳われている。此の僕の足下には緋絨毯(レッド・カーペット)のひとつ敷かれて然るべきだろうに――面白くない無人(メイド)を罵るように『湿気』を指でつたう。それの多い方ほどに『其処』が在るのだろうか。他猟兵の情報を含めながら頁を捲れ。その人生は何色で綴られた密度なのだ。設計図(なかみ)を改めて不審(あやしげ)を探ってしまえば好い。例えば。冒険が大好きな少年の隠し部屋。記載されていない奈落(ドリーム・ランド)へと続く階段(700)他。そうとも時には大胆に。主人公の如く行動しても素敵だろうか。
纏わり憑いたのは。纏って晒したのは聖人じみた貌(カタチ)ではない。林檎を掴む事もパンを千切る事も葡萄酒を注ぐ事も、任せて委ねて『浸ければ』よろしい。文字通りに『鼠一匹』逃さない――夜の半ばに挨拶とは人面野郎も忙しないヤツだ――およそ禄でもない神様の類。もしや同族嫌悪の意味を説いているのか?
――僕も其の種(たぐい)なのだろう。
――かゆい。かゆい。うろこ状。
成功
🔵🔵🔴
青葉・まどか
地方都市の廃墟で発生する人類の危機。
人類の危機は頻繫に発生する……人類の安寧はギリギリで保っているにすぎない。
世の中、どうにもならないこともあるけれど「この」人類の危機は「まだ」どうにかなる!
頑張って解決するね。
廃墟は既に汚染されているからね、【浄化】の儀式を済ませて自身が汚染されないよう【狂気耐性】を強化してから潜入。
どこに何があるのか分からない以上、何かを見つけるまで虱潰しに探すしかない。
『影の追跡者の召喚』発動
五感を共有する特性の『影』を探索に活用。
人では入れない隙間でも『影』なら大丈夫。
このホテル、どうにも怪しい。
元々、儀式場にするために建てているなら隠し部屋や隠し通路があるのでは?
地方都市と思惟するには廃れの度合いが『錆』に等しかった。何者かが転ばした『車両』の窓が、無数の暗黒を宿した目玉に想える。ああ。人類の危機とは菓子(スナック)の感覚で起きる惨事なのだ。我等は寸前(ギリギリ)で安寧に眩んでいる、盲目で素敵な肉の塊。しかし世の中『手遅れ』なこともあるけれど。今現在(この)人類の危機は未知(まだ)どうにかなる。青葉・まどか(玄鳥・f06729)は眼鏡の位置を正しながら拳を上げる勢いで『頑張る』と誓った。解決の糸口は貴様等が『持って』往けるのだ。鼻を蝕む『潮』の臭いが、隙間なく汚染(あくむ)を称えている。突入前の儀式は大丈夫だ。手作りでも手探りでも『経験』が裏切る事などない。
浄化――狂いへの耐え方は人それぞれでオマエの星辰(のうずい)は壊し難い。何処に何を求めるのか。在るのかも解せない状況は『虱』潰し。蛆が涌いたならば取り除き、刺々(カサゴ)の群れには影を投げろ。追跡者(チェイサー)が人に這入れぬ場へと走り、五感に届くのは強烈な……。
それこそ星辰(漿)に餓えている、邪悪の香り。
臭くないのだ。醜くも無いのだ。見つけた隠し通路に『蔓延る』のは目眩くピンク。聴こえるのは鳴き声だ。黒い瞳が振々(しんしん)と……不快(正気)。儀式場は想像通り『向こう』側に在るのだろう。
成功
🔵🔵🔴
千頭・定
人がいません!廃墟!
恐ろしいことこの上ないです。
うんうん。迷っちゃいますね。
そんな時はこちら!背中から寄生UDCのヴェーさんをこんにちは!
第六感を頼り進みましょう。
優秀!可愛い!つるすべな触手に頼ります。
私も聞き耳をたてながら進みます。
鋼糸をロープワークで周囲に張り巡らします。
歩きながら糸を張り、回収するを繰り返して拠点防御をしながら進みます。
糸で動きを感知したら追いましょう。
進みたい所に道がないなら、ヴェーの怪力で壁を壊します。
さて。魚がよく獲れると聞きました。
私、魚嫌いなんです。濁った目が怖くて怖くて。
でも魚釣りはわくわくしますね。えへ。
人の気配は『手に取れなかった』のだ。放課後にきらきら甘味(スイーツ)を望んでも送られた先は定食屋(おさかな)なのか。廃墟を前にして実直(すなお)な感想を吐いた千頭・定(惹かれ者の小唄・f06581)は緑色に瞬いた――恐ろしいことこの上ないです――ぼんやりと歩むのか溌溂と進むのか。見取り図は塵箱に薄れていた。ああ。うんうん。一人頷いて一人納得し、こんなの『迷っちゃう』に決まっている。そんな時にはつるつるすべりと『貌』出して――寄生UDCのヴェーさんが現れた。優秀かつ愛おしいうねりが『向こう』を導けば、悦ばしい未知へと真直にいける。
往くべき場所を弄るならば骨の髄まで煮込んで尽くせ。積み重なった技術(いと)を手繰れば『手取り足取り』色が解せる。土足で異界に踏み込めば『混』ざる物質を掴めるだろう。このしっとりは何だろうか。あのぬったりは何だろうか。粘着した壁を『砕いて』惹かれろ――まるでお喋りが好きな誰かさんみたいだ。耳が生えれば目玉が生まれる。ああ。私、魚嫌いなんです。濁った目が怖くて怖くて……初めまして。※※さんは新鮮でしょうか?
でも魚釣りはわくわくしますね、えへ……。
片方は喰われているようだ。
――神様も如何物は完食出来ない。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
シチュエーション的にイヤな予感しかしない。
廃墟なんだから調査とか要らなくない?
一切合切を超火力で消し去るとかダメのかな?
ダメかー。なら仕方ないね。
イヤなことでもやるのが仕事とゆーもの。
秘伝忍法<凶>
百さんを呼び出して騎乗して調査するですよ。
百さんのセンサー群と異形心眼をリンク。
センサーが取得した情報を見ながら調査を進める。
儀式場を制圧する時までバレないようにしないとね。
音もなく移動するのはムカデの得意なこと。
まぁ、上手くやって見せるですよ。
このイヤな臭いに魚がよくとれる町とゆー情報。
儀式場は絶対に地下だよね。
きっと儀式場と海は繋がってるんだろーな。
マジでイヤな予感しかしないのです。
欲在る展開(シチュエーション)と断じて終えばイヤな予感だけが身を包む。腐り果てた臭みを掻き分けるように露木・鬼燈(竜喰・f01316)は傾げて魅せた。成程。廃墟で在れば調査するよりも『壊した』方が早いだろう。狂信者も邪神も纏めて潰れて万々歳(デウスエクスマキナ)だ。一切合切を超火力(エネルギー)で吹き飛ばせば、猟兵も一般人も笑みを浮かべるに違いない――それは危険だ。何よりも筋を外れれば『異物』と見做され排除される。ダメか。仕方がないと呑み込んだ猟兵は【ホテル】の内部へと踏み入れる。嫌な事でも苦手な事でも仕事で有れば『成す』べきだ。機械仕掛けの百足(マガツ)を招き、此処からは縦横無尽に探索活動だ。
縦横無音と記した方が『百足』らしい。眼球ぎゅるりと『異』を含み、駆ける足々は闇夜の如く――上手くやってみせるですよ――がさともつかない床壁に『這い』進めば彼方側か。しかし酷く魚類が臭っている……絶対に儀式場は地下だよね?
海が近い。ならば繋がっているのが定石だ。ウミウシも海月も通れる『通路』だろう。ひたひたと耳朶を擽るような兆し。マジでイヤな予感しかしないのです。
――神は碑を守っているのか?
成功
🔵🔵🔴
カイム・クローバー
廃墟の儀式場。人目を避けるにはうってつけだ。こんなトコ訪れるのは肝試しが好きな連中か、怖いもの見たさ、物好きか。この陰鬱な場所じゃ幽霊も住み着かねぇぜ。
廃れた廊下のぬめりを確認。何かを引きずったような痕じゃないか?害がないようなら指先で軽く掬って。UCの【情報収集】を使えば、多少の情報ぐらいは得られるだろうかね?
……魚が捕れる町、ね。この廃墟に生魚の出前を頼んだ奴が居ないんなら、明らかに怪しい痕だろ、これは。
痕を【追跡】しつつ、廊下を歩く。ああ、出発前に指先は適当に壁にでもこすりつけておく。手を洗いたいトコだが、こんな廃墟じゃ、都合良くはねぇだろうし。
奥に続いてるなら恐らくビンゴだろうぜ。
肝試しと称してバカ騒ぎする連中も『本物』には怯える他在り得ない。物好きと謂うよりは物書き、描きが訪れる事多々で在り『行方不明者』の意味も絶えないだろう。足りないのは都市の関心で成り、廃れに尽くした魔性は近寄り難い――陰鬱な場所じゃ幽霊も住み着かねぁぜ。カイム・クローバー(UDCの便利屋・f08018)は冗句を呟きながら戸を開ける。猟兵の足跡が幾数か目に留まるがその前に『惹かれた』のはぬめり。廊下の痕は『ながく』続いており、何かを『引き摺った』ようにも思える。想像すれば為すほどに疑わしくて仕方がない――指の腹で埃(ねばつき)を拭う。人体への影響はない様子だ。ああ。つまり『ヌタウナギ』じみて忌々しい。
魚が獲れる――生魚の出前でも頼んだのか。ホテルの管理人は寿司に狂った人物とも笑い飛ばせる。されど『丸々』捌こうと掴み捕り……云々と混ぜ込んでも『怪しげ』は変わらない。酢飯の匂いでも漂って在れば良かったのだ。
粘りを適当な壁に塗りつけて『奥』へと痕を追っていく。階段か隠し扉でも『見つかる』だろう。手を洗いたいトコだが……水道まで塩味とは恐れ入った。都合よく真水は出ないのだ。のたくる触手が漏れていれば『ビンゴ』だろうぜ。
――ピンク色の潮気は近い。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『堕落した女子学生』
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POW : あは、この子は凄いのよ?
自身の【理性と知性】を代償に、【体内に潜む触手】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【淫毒滴る触手】で戦う。
SPD : ほら、この価値観は素敵でしょう?
【キス】が命中した対象を爆破し、更に互いを【淫欲に染まった思考と、性的快感の共有】で繋ぐ。
WIZ : ねぇ、私とイイコトしましょう?
【抱擁】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:えんご
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
誓いの文句は『三つ』だった。
君達が『見つけた』地下通路で彼女等は象徴に眩んでいた。
――異常なまでに膨らんだ下腹部が、外仔外仔と騒がしい。
ああ。ああ。この子は凄いのよ?
――神様と人間の素敵な素敵な無理矢理(ラヴ・ストーリー)。
星辰(のう)の価値観まで染まれば馥郁に呑まれていく。
ふんぐるい・むぐるぅな……キュクロプス……ふたぐん。
い……プリアーポス……暗黒の……しずく。しずく。
――漿液が揃いも揃って『堕ちる』悦を貪っている。
抱いて。抱かせて。混ざれ混ざれ混ざれ、血。
久瀬・了介
見つけたぞ。オブリビオンは殺す。アサルトウェポンの対UDC弾丸を撃ち込む。
胎内から触手を伸ばしてきたら右手で握り受け止める。こいつは貴様の子か。ならばこいつも殺す。一粒の種も残さず根断つ。
デッドマンズ·スパークを放つ。昔オブリビオンに抉り取られた心臓の替わりに埋め込まれた動力装置に呪詛を込め、高圧電流に変換。右腕を焼き尽くしながら放たれる電撃で触手を全て焼き払う。
本体まで届いていなければ2回攻撃で追撃。左腕を代償に再度デッドマンズ·スパーク。本体に電撃を叩き込む。両腕を失う代償の大きさの分、初撃より威力は上がる。
更に強大な敵が控えていようと構わない。まず目の前のオブリビオンを殺す。必ず殺す。
見つけたぞ――人々が『嫌悪』に出遭った瞬間、如何なる反応かは十色の貌(サマ)だが、埒外の場合は『純粋』な執着で在った。幾等積み重ねても物足りない。幾度に臭気を吸い込んでも反吐だけがこぼれる。相手がたとえ被害者でも哀れで可愛らしい『もの』でも過去(オブリビオン)で成れば化け物なのだ。莫迦は死んでも治らない。怪物は殺さねば直せない――邪性へと剥き出した銃口が、鉛(対UDC)を撒き散らして乱れてされど正確に『撃ち』抜いた。呻きなのか喘ぎなのか解せないが、そんな鳴き声に惑わされる死肉(プラズマ)ではない――ぽこりと胎が視えている。
壺から放出された蠕動は容易くも『腕』に掴まれた。右の力で潰された『赤子』が潮気を垂らしながら活きている。こいつは貴様の、貴様等の……無慈悲にも『悪霊』が宣言した。一粒の種も残さず殺す――女学生どもの顔色が蒼くなった。バ致リとはじけた電撃が『潰れていた』ものを炭へと還す。
孵る事も帰る事も赦されなかった。埋め込まれた心臓(どうりょく)が咆哮し、魔性と称するべき『存在』へと向けられる。奔る殺気は『電流』に姿を変え哄(わら)い前方の子供(うねり)を一掃した――しかし本体は『立って』在る。腹と胎が衝突する時、何方が憤慨(あか)く響くのだろうか。
両腕(ぜんぶ)だ。貴様等は全部で殺す――握り締めた左腕が絶叫し『追撃』を女性(かたち)に叩き込む。代償は二倍だ。ならば挨拶(バイバイ)など不要だろう。顔面から後ろまで真黒に崩れて逝け。何が控えていようとも構わない。
――幾体、殺した?
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
…まぁ、想像はできていたけどね。
それでも気分は良くない。
憐れな少女を屠らねばならないとは、ね。
それは武芸者の仕事ではない。
これは隠忍の仕事である。
他の猟兵の動きに紛れてまずは一人。
音もなく忍び寄って首を掻き切ろう。
流れ出る血に干渉して血霧を生成。
血霧に紛れて次の首を掻き切るの容易い。
ああ、そうだ…落とし子なんてものもあったね。
呪詛を乗せたクナイを投擲して膨らんだ下腹部へ。
呪詛は百足へと変わり、その中身を喰らう。
熟達の忍なら仕事中は心を殺せる。
でも日常へと戻ればイヤな気分にはなる。
まったく、なんて日だ…。
浄化の焔で焼き祓って慰めを、なんてね。
それも元凶を倒さなければ難しい。
ホントにイヤになるね。
覆い隠したのは精神ではない。星辰(のうみそ)を掴まれた彼女等の『貌』は確かと【目玉】に映している。写すべき誓いの文字列が地か天に刻まれても『否定』して終えば良かったのだ。されど現実は魚臭くて敵わない。まぁ――想像はできていた。予想するのは難くなかった。失くした膜開けの音色(コール)は忌むべき誘いに違いない。それでも。だからこそ気分がよくない。憐れにも侵蝕された女学生を屠らねば成らないのだ。武芸者の務めではなく『隠忍』の仕事――その二文字こそが己への誓いか。
縦書きの『意味』は知らないが、瞑るべき双眸は『視可』と定めている。他猟兵の殺意に紛れて接近し――背後から音なく『首』を斬った。ピンク色の呆然が恍惚と共に転がってうねる胎下を潜って逝った。ふきでた粘液(ち)にふれて霧を生めば『闇』の如く裂くのは単純作業だろう――次の首を刎ねに往け。
ぐにり……先程『潜った』球体が『ハラノコ』に啜られていた。何処かの蜘蛛を想わせる光景は病的な生命の歓喜としか表現出来ない。ああ。落とし仔なんてのも――苦無が膨らみを突き刺せば蠕停(とまる)糸状。這い入った百足が『蟲毒』に勝利する――殺すべきは己の心だろうか。熟練の忍びは終を視る。
日常へと戻るのが怖くなるのか。イヤな気分は波じみて押し寄せるのか。まったく。おちた残骸を濁すように呟けよ。なんて日だ……浄化(ホムラ)を放って祓いの慰め。なんてね――元凶を倒さねば『それ』も難しい。
あの子もこの子も凄かった筈だ。
ホントにイヤになるね。
成功
🔵🔵🔴
青葉・まどか
外来種が在来種と交雑・繫殖により自らの勢力の拡大を目指す。
理にかなっている。
理にかなっているけど……虫唾が走る。
母体にされた女子学生。
彼女たちが合意の上で邪神と交わったとは思えない。(元々、邪教徒だった場合は除く)
唯の人間が邪神に弄ばれて正気を保つことは難しい。
唯の人間が邪神に抗うのは難しい。
今の彼女たちは堕ちているけど、彼女たちに罪は無い。
邪神共に道徳を求めても仕方がないけど……虫唾が走る。
遭遇した彼女たちに『寝惚け眼』発動。
プリアーポスの悦楽よりもヒュプノスの眠りを。
無力化出来たら彼女たちUDCに連絡、事件解決後に彼女たちの保護を要請。
……更生の余地が無ければ、処分します。
虫唾が走る――貴様の脳天から差し込まれた感情は誰にだって拭えない生理的な嫌悪。外来種が在来種の弄り遭って自らの勢力を『拡大』させるのは当たり前だ。全くが理にかなっている。叶えるべき神の再誕と適えるべき人間の欲情。びちゃりとはねた水滴が脳裡を侵すかのようでたまらない。目を逸らしたくなる現実でも『母体』への足蹴は止まらないのだ――合意の上で交わったとは思えない。混ざる事を強制されたのか言葉巧みに取り込まれたのか。原因が何方にしても『唯の人間』が抗う事など不可能だ。正気を失い身を委ね、本物と紛い物の区別すら赦されず、どろりと禁断に堕ちていく。彼女達に罪はない。彼女達への罰ではない。神様からの塔(かみなり)でもない。嗚呼。邪神共に道徳を説いても、豚に真珠と謂うものだ。邪神に説法とは意味違いで滑稽だろう――布団も枕も無いくせに、ホテルを名乗るとは奇怪だ。
寝惚け眼……光の落ちた双眸に悦楽以外の『もの』を刺し込む。プリアーポスの象徴から目を閉ざせばヒュプノス領域。おやすみなさいの一言が星辰(のう)の活動を抑制する――保護(収容)の連絡は成した。彼女等は『P』ではない。
更生の余地がなければ、処分します。
――記憶処理では無理だろう。
首を掻っ切れば良かったのだ。
成功
🔵🔵🔴
カイム・クローバー
訪れてたのは物好きの方だったようだ。
随分と膨らんだ腹だが、食べ過ぎじゃないってんなら、こんな所じゃなく、病院に行く事をお勧めするぜ
先手は譲る。過去だ何だと分かっちゃ居るが、仕事中、女性の前では余裕のある男で居たいんでね。
体内の触手を【見切り】と【第六感】で躱し、魔剣を顕現。【二回攻撃】にて触手を落とす。
俺はホラー映画は嫌いだが、レベルの低いホラー映画は一周回って、逆に笑いになるらしい。俺を殺そうと迫る女学生と腹から生まれた悪趣味な触手…そんなモンで俺をどうこうなんざ、笑えてくるぜ。
UCで触手の淫毒も蒸発させ、無造作に焼き払う。
ラストは女学生の額に銃弾一発。苦しませる趣味はねぇさ。ゆっくり眠りな
貌を突っ込んでいたのは『人間』だ。成程。訪れたのは『物好き』の方だった。ぼこぼこと笑っているハラは肚の膨らみではなく胎の足蹴で、詰まった触手は何故か『鱗』を持っていた。食べ過ぎじゃないってんなら、こんな所じゃなく病院に行く事をお勧めするぜ――云々と言の葉を突き付けても何色の救急車もお呼ばれしない。及んだ魔の象徴は星辰(のう)までも尽くしたらしく、くるくると踊るピンク髪は上機嫌だ。あふれだす仔の群れが一斉に『涌き』堕した――あは♥ この子は先から後まで凄いのよ。押し寄せる原因は埒外の『在り方』だった。女性の前では余裕のある男で居たいんでね――蛸とも寄生虫とも解せる、磯くさい出来損ないを『視』切る。
確かに生き物だったのだ。ならば『向かう先』を予測する事は容易。働いた六感が隙間を見つけ『詰め込む』ように身体を潜らせる。今度こそは『男』の手番だ。顕現するのは終末の魔――神すらも殺し尽くす『力』の象徴――ああ。笑えてくるぜ。女学生の胎から触手の化け物とは! Z級ホラーでやってくれ。そういう映画は嫌いだが、現状は惨状的な喜劇を絡ませている。グロテスクと記すには乱雑なのだ。
今更『ピンク』を交えても現代人は冷める程度だ。黒銀の炎が淫毒を蒸発させ、延焼(ねつ)が広がり動きを止める。ど真ん中ががら空きだぜ――咆哮は一度。内部で潰れた星辰(漿液)が意識の笛(もと)を殺した。
苦しめる趣味はねぇさ。
――眠るには良い深海(ベッド)だ。
成功
🔵🔵🔴
御堂・威風
面妖な…。話が通じる相手ではなさそうだな、斬ろう、それ以外の解決法が思いつかぬ。
速やかに抜刀し、上段に構える。
防御というものを度外視した構えであり、ある程度の攻撃見切りによりは捌くが後は身体で受け止めよう、腕の一本くらいは覚悟の上だ後退はありえない。
UCにで苦しまないよう切り伏せる。せめてもの情けだ
面妖な――覗き込むように御堂・威風(不撓不屈・f29392)は言の葉を吐いた。白黒させた目玉は濁りを知らないが故に鋭く、されど『意識』は仮面(マスク)の方に引っ張られる。似たような肉体に取り憑いたものだと『彼女等の一人』が告げたならば、ああ、解決法が思いつかぬ――つまり。話は通じないと鵜呑みした方が『己』の為なのだ。構えた『手』に馴染む正体不明(ぬえ)の鳴き声。息を吸うように『斬ろう』と想えば『上段』が奴等の冗談を睨め浸ける。ぼとりと落ちた生命は『産声』を上げる事なく――乾坤一擲(イチかバチか)などと告げても世は赤色の為『蹂躙』だ。全てを撃に捧げて終え。
腕の一本覚悟の上だ。後退の二文字が星辰(のう)を埋める事は在り得ない。得難い『好機』を逃してなるものか。ふれそうな触手を一で千切り、散り散りの毒を祓っていく。肉体と精神が違えば『そのような』ピンク、無碍にして魅せる事易しだ。受け止めた『粘性』を地に墜とす――邪痴忘虐の類に犯す術持たせず。
両断――苦しみも痛みも感じさせぬ、ただの一閃が『ひと』を裂く。せめてもの情けと血(のり)を拭えば『ふせた』塊を棄てて征け。
漢らしく『前のめり』だ。
――悪臭絶ち斬って歩めば好い。
成功
🔵🔵🔴
千頭・定
女子学生!つまりはライバル。
つまりは同族嫌悪です。
若い芽を摘むという言葉の通りに、素敵女子学生でも摘んでおきましょう!ぷちぷち。
移動は早業、武器はナイフです。
フェイントやだまし討ちで攻撃していきます。
おっと!ちゅーするのはハレンチですよう。
うぶうぶな私にはまだ早いというお話です。
キスしようとしてきたお相手にはカウンターでお顔を狙います。
寿命は減っちゃってもしょうがありません。
こちらも寿命どころか奪ってる身なので。公平です!
…もしかしておめでただったんですか?
それは、それは。
おめでとうございます!
貌の無い女はきっと『恐ろしい』ものだろう。怖ろしさを携えた化物が『面』の味をしめて占める想い。女子学生。ああ、女子学生の胎はそんなにも甘いのだ。つまりは同族嫌悪(ライバル)と眼振を証明(合)わせれば摘むべき若さが丸肥り。素敵女子学生の脳(くさ)の根まで「ぷちぷち」採って終え。!の生え方は貴様も彼女等も理解している。くるくると戯れるナイフの銘は『のっぺり』魅せていた。ずるい。ひどいよ。右かと思えば左に刺して、左に刺したらど真ん中――正々堂々弄りなさい!
おっと! 身を逸らせば空に接吻(きす)。ピンク色の魔手に中てられるなんて『人』として如何にか成りそうだ。ハレンチですよと退けてお道化れば『うぶうぶ』な私が頬を膨らませてあおる――呷るべき薬液は星辰(のう)を侵すのでしょう。そんな悪い子と娘にはお仕置きが必要だ――可愛らしい顔面に拳(パンチ)!
潰れた貌を踏みながら削れる命の音を聞く。あふれた赤子を足蹴に成せば、奪う事での『お互い様』だ。此処は人間道の公平(ぼうりょく)装置。もしかしておめでただったんですか? それは。それは……小さな心臓を斬り裂いた。
おめでとうございます!
――最後の一匹にはお赤飯だ。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『深海来訪者』
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POW : r^@w=xx:@9
【邪神の眷属以外の理性と正気を削る暗黒の雨】を降らせる事で、戦場全体が【邪神に奉仕するための儀式場】と同じ環境に変化する。[邪神に奉仕するための儀式場]に適応した者の行動成功率が上昇する。
SPD : b;fd8h2hw@3.
【邪神への忠誠心を植え付ける祝福】を籠めた【儀式用の三叉槍】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【精神を侵し、理性】のみを攻撃する。
WIZ : tnkb5=g:
攻撃が命中した対象に【邪神に隷属したことを示す紋様】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【心身を穢していく邪神のおぞましい囁き】による追加攻撃を与え続ける。
イラスト:嵩地
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「甲・一二三」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
女どもの屍を『濡らし』て現れたのは魚面だった。
深海からの来訪者と謂うべきぬめりが、鱗の艶やかさを保っている。
――絶叫。
聞き取る事も難く。取れても解せない『言葉』の嵐。
キュクロプスの膝元でプリアーポスが嗤っていたのだ。
貴様等の星辰(のう)を正すべく『紋様』が浮かぶ。
従え。従え。従え……跪け。
儀式場は今現在『出来上がった』のだ。
暗黒の雨が祝福している。
御堂・威風
なるほど、普通ではないな。
尋常ならざる声には刃で応えよう。
誰かを守る戦い方は忘れてしまった、己の身が滅びようとも貫かねばならぬ矜持がある。
UCを発動し、敵も壁も床も関係なくでたらめに斬りつける、斬るべき相手がいなくなるまで。
此れを嫌悪と称した瞬間、剣(つるぎ)を構えるのが埒外の在り方だろう。添えた『手』は純粋に刺々しく、あの鱗のおぞましさを感じ取っていた。なるほど。普通ではないな――異物の混ざり込んだ結果が『小さな世界』の惨状で成り、受け入れた先から深海が侵していく。ひどく扱われた彼女等の屍を躙り寄り、水掻きの形は酔っ払いの爛れが如くか。祝福。祝福。祝福だ――忠誠を誓えと『三』が揮われ、空間を舐ると共に迫って来た。ああ。尋常ならざる『呼び声』には如何答えれば好い。応えは貴様の脳内に在り、そして仮面(マスク)の素材に関係する。漢らしく。されど悲し気に『鵺』の声掛けを再現するのか――誰かを守る戦い方は忘れてしまった。
終いには貴様も過去(オブリビオン)と成り得るのか。正解は『否』だ。己の身が滅びようとも貫かねばならぬ矜持がある。たとえ狂人だと記されても問題ない。今は『研ぎ澄ませ』るな。必要なのは滅列の暴力だろう。
壁も床も魚肉も纏めて『斬』と伏せた。臥せる血肉が生臭くても『暗黒』は殺さねば成らない。斬るべき相手が沈黙するまで『装置的』な私は止められない――精神は侵された? 理性は削ぎ落ちた? 箍が外れたのは似たもの故か?
百崩れるまで一は治まらぬ。
――鰓を詰まらせろ。
成功
🔵🔵🔴
久瀬・了介
オブリビオンは殺す。
エクトプラズムをナイフ型の怨念武器に変え、口で咥え切り付ける。
漆黒の雨に打たれて理性が削られるが問題ない。そんなものは捨てた。今の自分は狂気の怨霊。オブリビオンは殺す…何故だ?
狂気を装っていた仮面がひび割れる。正気が削られ、邪神に歯向かう恐怖や、犠牲者の少女を惨殺した罪悪感で動けなくなる。残った肉体も無抵抗に砕かれる。
肉体から離れ、戦場の亡霊となって甦る。脳髄を捨てる事で自己を再認識。
怒りは何時か冷める。恨みは慈愛で鎮められる。永遠の復讐に必要なのは覚悟と使命感。即ち理性。【狂気耐性】で正気を繋ぎ止める。
両腕を怨念武器化し攻撃。
言葉はもういらない。必要なのは行動と結果のみ。
最優先すべき殺意は歪む事無く『稲光』に宿っていた。降り捧げられた闇黒の雨音が『無き星辰(のう)』を侵蝕している。それが如何した。オブリビオンは――滅ぼす以外に赦されない。エクトプラズムの変形が齎したのは怨念の切れ味。口腔が痺れるのは裂いた際の悦びだ。漆黒戯れて執行者、復讐者を打ち濡らして往く。削れる色が心地いいならば貌を晒せよ身を暴けよ、ああ、今の貴様は狂気に浸かり込んだ宇宙(核)なのだ――殺す。殺す。殺せ……何故? 罅の入った仮面(かお)。漆喰は剥がれて『素』のオマエを嘲っている。そもそも歯向かおうと思ったのは間違いなのだ。貴様は先程『なに』を殺した。貴様は先程『だれ』を殺した。嗚呼。彼女等は犠牲者(ひと)だった筈だ。惨殺された濁り眼が、星辰(精神)を束縛していく。ぐちゃ……肉体が存在すると告げた瞬間、その臓物(もうもく)は砕かれる。
抵抗する必要はなかった。無慈悲な世界に融ける事は悪くなかった。されど『哀れな』貴様は召喚される。投げ棄てた脳髄(ほし)が地面で横たわっている――愉しそうな皺くちゃを踏み付けて、ぐりぐりと貴様自身を認識した。怒りは冷める。恨みは慈悲で鎮められる。一粒の蜂蜜で癒されて終う。故に必要なのは『覚悟』だ。永久に誓った復讐が修羅の道を拓いて叫ぶ。使命と称される理性を象るのだ。
怨念両腕(おんねんかいな)に化け現れ、魚面の眼球を抉ってやれ。言葉は要らない。要るのは『オブリビオンを殺した』結果だけだ。
行え。罪悪など狗に喰わせろ。
鋭く――戦場を握せよ。
成功
🔵🔵🔴
カイム・クローバー
そう喚くなよ。喚いても俺達にはお前が何を言ってるのか全然、理解出来ねぇんだぜ?ま、喋って二足歩行する魚ってのは珍しいが。生臭いのはどうも苦手でね
雨を降らせてくれて構わねぇぜ。邪神に奉仕する儀式場を造るのが望みなんだろ?俺はその造った儀式場ってのを叩き壊したいのさ。
お互いに利害は一致してる――そうだろ?
雨を降らせて少し様子見。理性と正気を完全に手放す前に魔剣にてUCを【範囲攻撃】で叩き込む。
勿論、狙いは儀式場を破壊することだ。
その後は魔剣を肩に担いで魚人の反応を見ながら【挑発】的に笑ってやるよ。
【怪力】交じりの【串刺し】で吹き飛ばすぜ。
好んで雨に濡れる人間はそう多くねぇんだ。覚えときな、生魚野郎
喚くなよ――新鮮さを失った双眸が、象徴を誇るように見せ浸けている。何を吐き散らそうとも言語か否かも怪しい現状、よくある人間が理解出来る筈もない。ただ喋って二足歩行するだけの魚が、珍しい以外の『価値』を見出すのか。全く過去風情が『出る杭』なもので、打つべき槌の事も少しは考え給え。生臭いのはどうも苦手でね――ひたった潮気が鼻腔をついて仕方がないのだ。吐き気に似た飽き飽きが星辰(のう)を冒し、暗黒がだらだらと駄々をこねている。練り物が好きな魚なんて共食いが主の種だろうか――奉仕の為に場は整えられる。キュクロプスへの贄は子宮(ハラ)が善い。お互いに利害は一致している。神様の彫像は蛸らしくて大笑いだ。
揃いも揃って刺身になりたい。叩き壊すべき『もの』が美しく想える『寸前』で神は殺せと『魔』が囁いた。黒銀(ほむら)轟と鳴り終末を報せ、その触手に薙ぎ爆ぜる――此れを冒涜と記さずに何と説けば良い。今回はジャックではなくジョーカーだ。道化師(おまえ)は笑って『驚面(うおつら)』を誘う。
接近戦に成れば此方の独断だ。小細工抜きで力を揮えば『魚肉ソーセージ』が吹っ飛んだ。串刺しなら塩焼の方が『あゆ』らしい。
好んで雨に濡れる人間は多くねぇんだ。
覚えときな――腐れ魚野郎。
成功
🔵🔵🔴
青葉・まどか
出来ることは出来る。
出来ないことは出来ない。
どうにもならない事は沢山ある。
心を乱した状態で戦える相手ではない。
「彼女たち」の事で思い悩むのは一旦中止。
その代わり、邪神は必ず仕留める。
この場の状況はよろしくない、長々とは居られない。
ホテルに来るまでに行った【浄化】の儀式の効果も当てにならない。
短期決戦を狙うよ。
『神速軽妙』発動
魚野郎はこちらを服従さる為に物理攻撃を仕掛けてくる。
陸上での活動にはどう考えても不向きな姿だが、油断せずに敵の攻撃を【視力】で【見切り】、【破魔・属性攻撃】のダガーによる【早業・カウンター】仕掛ける。
魚なら捌かれるのがお似合いです。
出来る事は出来る。
出来ない事は出来ない。
人間は脆弱な肉の塊で、もしくは水分の容れ物なのだ。
どうにもならない事は存在する。たとえば。太陽が沈んで月が昇る現実。腸が一本道で方向が同じだと言う滑稽。警告されても無視したい星辰(のうみそ)。揃う事を赦さずに、こめかみに当てた銃口――頭蓋の内側でシナプスを蹂躙する鉛玉。沢山。心を乱した状態で戦闘するなど不可能だ。心に隙が為された刹那、オマエは味噌を溢れ出す。「彼女たち」の最期は笑顔ではなかった。「彼女たち」の最期は悦楽だけの泥濘だった……彼女たち彼女たち彼女たち……の事は星辰(漿液)からも省かねば往けない。思い悩むのは一旦中止。その代わり、邪神は必ず仕留める。脳裡には胎からの蠕動が映されている――三つ目の誓いは矛の如く荒々しかった。
よろしくない。成した浄化の効果も『愈々』薄れ始めて在り、最早当てに為せない最悪だ。狙うべきは短期での決戦で、血栓がはじけるように『火蓋』が落ちていく。早く、速く、軽やかに――短剣(タガー)に満たすのは魔への破壊(おもい)。
陸上では不利な姿でも『二足』の魔性には違いない。掠る程度で堕ちるだろう『得物』を見切って逸らし、徐々に上昇する速度――其処だ。一歩前に出れば『身』は眼前。這入り方は簡単なのだ。油断しなければ鍋の底。
捌かれるのがお似合いです。
――醤油と山葵は置き去りだ。
成功
🔵🔵🔴
千頭・定
すでに生まれちゃってたんですね。残念!
でもでも。生まれたならしょうがありません。
それでは、お仕事を開始します。
UC発動です。
背中から寄生UDCを呼んで、両腕にまといます。
移動は早業で。真っ向から、虫を叩き潰すように平手打ちをしていきます。
嫌な雨には狂気耐性。
私の邪神さまはあなたではありません。
正気削って、この子を宿しているのに。
これ以上削ったらどうなってしまうんでしょう!
うーん。わかりません。
磯臭いことしかわかりません。
隙があれば、両手で挟み、拍手をするように平手打ち。
ご誕生おめでとうございました!
そんなにも生臭さを漏らして、邪神は可哀想に貧血なのだろう。すでに生まれちゃってたんですね。頭かた堕ちたのか足から堕ちたのかは解せないが、胎は確かに象徴を受け入れていた。不愉快な体液は海を穢すような粘性で、なんとも矛盾した質だろうか。でもでも。生まれた後ならしょうがありません。刺身に生姜を添えるなんて通だと言いたいのか。それでは、お仕事を開始します――ざぁざぁな暗黒を謳うように『正体不明』の毒物は膨らんだ。両腕に纏わり憑いた怪物(UDC)が餌食たる『もの』を睨め衝けた演技(ふり)――その単眼は何処に埋め込まれた、狂いへの耐え硬さだ。むしむしする湿気を振り払うが如く、オマエの頬に平手打ち。
頬は腫れずに潰れた程度だ。嗚呼。私の邪神さまはキュクロプス(あなた)でもプリアーポス(あなた)でもありません。星辰(のう)に宿っているこの子はどの仔だ。これ以上削ったらどうなってしまうんでしょう。運勢を試す為に腕を突っ込むのは悦ばしいが、わかりません。理解する事は出来ません。
磯臭いことしかわかりません――掌(寄生)は未だに濡れている。逃さない。握り締めるように追い込んで『往復』戯れる慰め方だ。
ご誕生おめでとうございました!
ご誕生おめでとうございました!
ご誕生おめでとうございました!!!
――星辰(のう)はみでたよ、誕生日ケーキだ!
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
間に合えば、なんて思うのは傲慢なんだろうね。
現実は手遅れで救えるものなんてなかった。
だからこれは八つ当たりなんだろう。
斬り殺した所で過去は変わらず。
もちろん僕がスッキリするなんてこともない。
先の悲劇が減るなんて慰めにもならない。
ホントにイヤになるね。
まぁ、それでもやらない理由にはならない。
全て斬り殺して儀式場を破壊しよう。
憐れな骸を浄化してあげないといけないからね。
その行いで慰められるのは自分だけだとしても、ね。
時間をかけずに手早く斬って捨てましょう。
上手く斬る、なんて必要はない。
出来上がるのが『たたき』だっていいのです。
まぁ、喰えたものじゃないけどね。
斬撃に呪炎を乗せて…ゴミは焼却っぽい!
間に合えば良かったのだ。魔に遭う前に誰かを助けて終えば、悲劇的な暗黒は『神』を称えずに風呂敷を畳んだ筈だ。されど『想う』のは傲慢で展開を拭う術は無い。現実は手遅れで救えるものなんてなかった。一人も一欠片も一粒も、胎に隠蔽されて久しかったのか。生臭さと共に吐き気が押し寄せ、咽喉の奥で腐れ身を示している。だからこれは八つ当たりなんだろう。斬り殺しても握り潰しても否定を成しても、僕が、僕達がスッキリするなんてこともない。先の悲劇が減る? この程度でプリアーポスの象徴が衰える事など在り得ない。キュクロプスの双眸も山じみて在るのだ。嗚呼。ホントにイヤになるね――まぁ。それでも。オブリビオンは骸の海に還すべきだ。人を嘲笑する繁栄(おろか)な存在は滅ぼすべきだ。ざわついて神が震動している。
全部。何もかも。儀式場諸共に斬り殺して魅せよう。憐れな骸(おんな)を浄化してあげないといけない――その頭蓋は人なのか異物なのか。暴いても発いても覆らない山積み――慰められるのはオマエだけ。人も助けられぬ殺し刀(かた)。時間を掛けずに手早く棄てて終いましょう。おお。心など今は削がれて朽ちろ。
上手く切る? 否。たたいて盛れば十分だ。後の祭りを片付けて『痕』を連ねて『炉』だ。味わい深いのは人の星辰(おもい)だけで好い。呪いの炎が臭いを消して往く――ゴミは焼却っぽい! 象徴はただの屑と果てた。
――福音は絶えた。
世の常だ。
成功
🔵🔵🔴