7
SAN値直葬!クソアニメ!

#UDCアース

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#UDCアース


0




「あああああああああああああああああ!何がまるでチェスだなだ!なんでこのサイコパス主人公がこんなにもてるんだよ!」
 邪神を崇める信者に誘拐された者たちが集められたとある廃墟、の更に隠された部屋、そこには椅子で固定され、最低限の睡眠しか許されず、1人きりの部屋で。
 クソアニメを強制的に見せられていた。

「原作は好きなのに……何で2回アニメになって2回ともクソになるんだよ」
「オメーが一番エンタメバトルしてねーじゃねーか!何で普通なら安牌の長期シリーズからこんなクソが出てるんだろおかしいだろ!」
「サイショノカントクヲカエシテ、カエシテ」
「まともな、まともなアニメを見せてくれ!可愛い女の子がキャッキャッウフフするだけの温いアニメでいいんだよ俺は!」
 クソアニメに対する呪詛の声が響き渡る、その様子をモニターで監視する邪教の信者達は一人一人の様子を詳細に記録していた。
「201号室、1クール終了、次の作品の再生に移ります、まだ狂気が薄いためキャベツのアニメを用意します」
「303号室、狂気は順調に侵攻中、ドイツ語で一人芝居を始めおっぱいぷるーんぷるん等と叫び始めました」
「307号室、無表情でアニメを見ています、突っ込みを入れる気も起きない模様」
 モニターで様子を監視しているじゃ今日の信者達はこの狂気の現場を満足そうに眺める、そしてリーダーらしき男が拳を握り。
「もうすぐだ、もうすぐ、このクソアニメを見せ続けた者の狂気が我々を、我々を美少女に変えてくれる!!」
「はい、クソアニメを見せ続けたオタクは美少女を、まともな美少女を求めます、その美少女を求める狂気の力で我らは肉体から解放され美少女になり、我らの神を呼び覚ませば理想郷の完成です」
「ああ、トラックに轢かれるより簡単だな!トラックに轢かれるのは痛いし」
 邪教の信者達の目は既に狂気に満ちていた。

「え?UDCアースってこんなアホな世界だったのですか?もっと怖い所だと思っていたのです」
 リリィエル・ロックウェル(クレヨンの勇者・f01438)は初めて予知したUDCアースの事件に思わず真顔になる、すぐに集まった猟兵達の存在に気付いて慌ててぺこりと頭を下げる。
「と言うわけでUDCアースで事件なのです、邪教の信者に誘拐された人たちが潰れた美術館に1人1人閉じ込められて、アニメと言うものを無理やり見せられているらしいのです」
 リリィエルはアニメがどういう物か分からず首を傾げる。
「このアニメ?死ぬほどつまらないらしいのです、頭がおかしくなりそうなほどつまらないアニメを見せてたまった狂気で邪神を復活させようとしている教団がいますのでそれを阻止してほしいのです」
 リリィエルは美術館の見取り図を広げる、複雑に入り組んだ通路の奥に地下へと続く階段がある造りになっている。
「地下に捕まっているみなさんがいるのです、ただ1階には人払い用に見ただけで狂気に蝕まれるポスターって言う絵やフィギュアって言うお人形さんが並んで居るみたいなのです、皆さんはここを上手く突破して地下に侵入してほしいのです」
 リリィエルはここまで説明した後、心配そうな顔をする。
「ただ、捕まっている皆さんの狂気はもうかなり溜まっているみたいなのです、邪神の信者達がこの溜まった狂気のエネルギーで何をするのかは私にもわからなかったのです、皆さん気を付けてほしいのです」
 リリィエルはテレポートの準備に入りつつ猟兵達の顔を見る。
「見たくない物を無理やり見せるのは可愛そうなのです、猟兵の皆さん、捕まっている人たちを無事に救ってあげてほしいのです、忘れ物はありませんね?ではUDCアースの世界に飛ぶのです」


忍P
 *個人の感想です。
 初めてのUDCアースのシナリオで緊張しています、忍Pです。
 入り口が巧妙に隠された廃墟の秘密の入り口を発見、侵入してください、その後は邪教の信者との戦闘になります、
 アニメ関連のシナリオですが、タイトル等を直接言うのはご遠慮ください、暈してください。
 では良いプレイングをお待ちしています。
 初めてのUDCアースが本当にこれでいいのか?俺。
30




第1章 冒険 『廃墟の探索』

POW   :    障害物を撤去・破壊しつつ、手掛かりを探す

SPD   :    聴覚・嗅覚など感覚を働かせ、手掛かりを探す

WIZ   :    洞察力を活かし、隠された場所や手掛かりを探す

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

銅・加々美
何だろうね?
何て言ったら良いんだろうね?
まぁ何にせよ、おかしな企みを妨害すれば良いか。

さてと、探すとしてもどうしようか?
アニメを流していたり、絶叫してたりするって事だけど、
音が漏れていたりするかな?
こんな廃墟に防音設備がしっかりしているとは思えないし、
耳をすませてみよえか。

何か聞こえたら、そっちに向かおう。
障害物があれば、レプリカクラフトでバールとか重機とか
適当に雑に作って、破壊して進もうか。


月山・カムイ
アニメって見ないんですけど、なんですかねそんな人を狂気に陥れるような意味不明なアニメが存在するのですか
コレ、実はアニメ製作者も既に狂気に蝕まれている可能性があるので、あとでそちらもなんとかしないといけないのでは?

スマートフォンで予知に出てきたアニメを確認して、頭を抱えている
まともな作品を幾つかピックアップしておきましょう、後で使うかもだし

【POW】での判定
まずは見取り図を見てみて他の人に判断を仰ぐ
その上で障害物の撤去等の力仕事をこちらで引き受ける
ある程度の分業を行えば、地下への入り口も手早く見つける事が可能でしょう
とりあえず、拷問にあってる人達を早く救ってあげましょう、えぇ


コトト・スターチス
『ホビーアニメの第1話でいきなり主人公の少年と悪の結社のボスが決勝戦で戦い、ボスが少年の父と判明し、最終回のように決着する』アニメがすきなコトトですっ
アニメの平和のためにがんばります!

(WIZ)
ことなまっ☆で実況配信してますが、モザイク多めにしますっ
地図をみたうえで、進むのに必要なアイテムや抜け道があるかもしれないので、机や書類、棚とかをしっかりしらべますね(情報収集)
曲がり角はいきなり進まず、スマホで道の先を写真撮影して、ワナがないかチェックします
アブないフィギュアとかがあれば、オーラ防御をつかいながら直視しないように目をそらしつつメイスで壊します!
なんだかホラーゲームみたいでたのしいかも?


神原・響
何というか、色々と残念な邪教徒達ですね……。
まあ良いでしょう、彼らを捕まえて、修羅場中のアニメ制作の現場に叩き込んでやりましょう。

UDC組織から手に入れた地図と周囲の状況から入り口を探索します。
(地形の利用)
アドリブ、絡みOK


ピオニー・アルムガルト
行動【WIZ】
神アニメとクソアニメ、どうして差がついたのか…慢心、環境の違い。しかしその裏では等しくクリエイターさんが生贄に捧げられて制作されている、涙なしでは語れない悲しくも儚い業界…。そう考えるとどんなアニメも深い懐で許せると思うの…。

大量のアニメDVDとBDはどこから入手しているのか、通販?レンタル?普通に購入しているのか、そこら辺を軸に周辺を調査して怪しい人物や荷物がないか調べて【野生の勘】と合わせて【追跡】してみようと思うわ。調査は足よね。
入り口を見つけたら美少女(自称)の私をお届けよ!
3Dに興味ない…?胸が絶壁だ…と…!?
(有用なユーベルコードが手元にないので使用なしで)


山梨・玄信
クソアニメか…生温いわ!実写に比べれば…悪魔の映画に比べれば…。

【POWを使用】
背後にアースジャイアントが立っています。
玄信が叫ぶ度に、その怒りと悲しみを表すかのように範囲攻撃で辺りを破壊します。
正気に戻った後は、聞き耳、追跡、罠使い、情報収集、第六感で手掛かりを探します。

アドリブ、絡み歓迎。

「忘れもしない15年前」(12歳です)
「分かってはおったんじゃ。漫画の実写化はクソが多いと。PVを見ても地雷ぽいと!」
「覚悟もしてたんじゃ。それでも…あそこまで最悪のクソとは!予想を遥かに上回るクソとは!主人公ではなくわしが悪魔になったわ!」
「おや?わしは何をしてたんじゃ?そうじゃ、手がかりを探さんと」


大神・零児
SPD選択

第六感と追跡を使用

臭いの強い場所、音の通る隙間、指を濡らし風の通る場所を探す。

「無双の意識」の【自身からレベルm半径を覆う自分の意識】【それを用いた対象全員の意識に触れる感覚】までを使用し、敵意がある人物(敵)と捕えられた人たちの場所を探りながら進める。(敵と救助対象も見分ける認識で)

「おいおい、ネットで叩かれていた懐かしの邪神(あまりに出来のひどい公式フィギュアの総称)があるじゃねぇか・・・。正気か?」
「いや、狂気の館だったなここ・・・。あのクソ映画のポスターまである・・・。」
「うん、戦闘になったら問答無用で敵を殴ろうそうしよう。」


ファン・ティンタン
私がヤドリガミに成りたての頃、漫画・アニメは“人の機微”を考察するのに役に立った…気がするんだよ
…え、今回はアニメ見放題って依頼じゃないの…?
そう、なんだ…

【WIZ】理想の具現化、それが2次元

建物内にはグッズがいっぱいあったっけ
法則性は無いようにも思えるけれど…

私は【世界知識】として知っている
2次元に溺れた人達が何の脈絡もなくグッズを飾る訳がない
彼らには、推しキャラを神聖視する傾向がある
推しキャラに、特別(な役割)を与えたいと思うのが、人じゃないかな

探索時は【二身一鏡】で分身、【情報収集】の手数を増やす
グッズ群から大切にされている物を比較・抽出
状態の良い物を優先し、仕掛けや特徴がないか確認する



「ホビーアニメの第1話でいきなり主人公の少年と悪の結社のボスが決勝戦で戦い、ボスが少年の父と判明し、最終回のように決着するそんなアニメがすきなコトトですっ、ことなまっ☆はっじまーるよー」
 コトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)が黒猫型の生放送動画配信用ドローンの前で番組配信時のポーズを決める。
「とゆーわけで今日も1日1ヒール、コトトですっ、今日は廃美術館だか元アニメショップだかの噂がある廃墟にアニメ好きな人たちが捕らえられて強制的にクソアニメを見せられているらしいの、ぼく的には絶許なのでアニメの平和のために頑張ります!」
 撮影している廃墟は野次馬防止かかなりモザイクを多めにして見ているだけでは分から無いようにしている、
「ただいまー何か進展あった?」
 ピオニー・アルムガルト(ランブリング・f07501)が廃墟にやってきてコトトに手を振る、コトトも手を振り返し。
「おかえりなさーい、まだ配信始まったばかりだよ」
「いや、配信の話はしてないんだけど、近くのアニメショップに聞きこみに行ったんだけど、店員からクソアニメのDVDばかり買っていくクソアニメ愛好家扱いされてる人がいるらしいわ、顔の特徴とか聞いてみたんだけど、妖しい人とかデフォらしくて印象にないって」
「う、うん、アニメショップに行く人なんて多かれ少なかれ外見は怪しい人だからね、しょうがないね」
 銅・加々美(典外魔鏡・f12883)がフォローになっているのかなっていないのかわからないフォローを入れる、その時何かが飛んできたのをピオニーの野生の勘が見逃さなかった、素早く飛んできた何かを掴むピオニー、それはかなり長いレシートだった。
「ちょっと見せてください……うわあ」
 神原・響(黒の女王の契約者・f06317)がレシートの内容を見た瞬間顔が引きつる、その顔を見た月山・カムイ(絶影・f01363)が響に尋ねる。
「私はアニメは見ないんですが、このレシート何かおかしいんですか?」
「クソアニメの山です、金をドブに捨てた方がまだ精神衛生上ましかもしれないですよ、けどこんなレシートがあるということはやはりこの廃墟のどこかに潜んでいるってことです」
 ファン・ティンタン(天津華・f07547)もレシートを覗いた途端に目を反らす。
「これは……私もアニメはヤドリガミになりたての頃に見てましたけど、新作から古い作品まで隙の無いクソっぷりです、このクソアニメ見放題は遠慮したいですね」
 大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)も周りの余りの酷評にレシートを覗く。
「これはひどい、大魔王が3本目の指を折って助走して殴ってくるレベルだな」
 最後に山梨・玄信(ドワーフの破戒僧・f06912)が覚悟を決めてレシートを見る。
「所謂『笑えるクソアニメ』の類すら一切無い、序盤、中盤、終盤、隙の無いクソじゃな、投了じゃ」
 総評、このクソアニメを延々と見せ続けたらそりゃ発狂する。
 全員の意見が一致した、一刻も早く見つけないと命にはかかわらないが精神の危険がある。
「一刻も早く救出しましょう、これ、見取り図ですが何かご意見がある方は?」
 カムイが見取り図を開く、全員がその見取り図を見た後、零児が最初に口を開く。
「地下に監禁されているって聞いたが地下への階段なんて無いぞ」
 事前情報によれば地下に捕まっている人がいるという話だったが地下への怪談は見取り図には記載されていない、それについて響が手を挙げる。
「まあ、隠しているでしょうね、それを見つけるのも仕事の内かと」
「そりゃそうだな、じゃあちょっと試しに、第六感の、その、先へ!」
 零児はユーベルコード無双の意識で地下に何かあるかを探知する、確かに地下に通路らしき反応を感じた。
「確かに地下らしき反応はある、このままこの廃墟を探せば地下への入り口も発見できそうだ」
「うん、確かに地下から微かにだけど声が聞こえる、零児の考えは正しいね」
  地面に向かって聞き耳を立てた加々美もかすかに聞こえる音を探知、地下に何かあることで一致する。
「じゃあ皆で入り口求めてレッツゴーですね!」
 コトトが先頭に立って廃墟を探索する、廃墟にはクソアニメのポスター、出来の悪いフィギュア、通販サイトのレビューをプリントアウトした張り紙、どれもが禍々しい雰囲気を出し、一般人なら近寄らないであろうことは明白、その空気にも負けず猟兵達は歩みを進める。
「うわ、あのクソ映画のポスターまである」
 零児は1枚のポスターを目にする、それは15年ほど前、とあるアニメを実写映画化した時の番宣ポスター、当時はまだまだアニメの映画化に関してはノウハウが無く、アニメの実写化と言うだけで期待されない時代の代物だった。
「忘れもしない15年前」
 突然語りだす信玄、尚、彼は12歳である。
「分かってはおったんじゃ。漫画の実写化はクソが多いと。PVを見ても地雷ぽいと!覚悟もしてたんじゃ。それでも…あそこまで最悪のクソとは!予想を遥かに上回るクソとは!主人公ではなくわしが悪魔になったわ!」
 信玄はアースジャイアントを召喚し、その怒りと悲しみで突然あたりを破壊し始める、それをファンが止めようとする。
「落ち着いてください、最近はアニメの実写化でも結構いい出来の物もあります、確かに主演の棒演技は擁護のしようもありませんが、そもそもあの内容を2時間程度でまとめること自体が無茶なんです」
「だったら最初から映画になんかするものではないわ!」
 ピオニーもさすがにヤバいと思い止めにかかる。
「落ち着きなさい、もう監督も亡くなっているんだから今更死体蹴りはカッコ悪いわよ!」
 そうこうしている内に信玄もようやく落ち着きを取り戻す。
「……すまん、狂気に当てられおったわ」
 信玄は頭を下げる、コトトがポスターを丸め見えないようにして。
「人避けのポスターでこれとは怖いね、動画を見ている皆は気を付けようね!」
 動画にはモザイクをかけたのが幸いしたのか視聴者には精神的影響は無く、皆を応援し、労うコメントが並ぶ、その後は危なそうなフィギュアやポスターの類はコトトが曲がり角のたびにスマホで先を偵察、先んじて破壊し進んでいく。
「止まってくれ、この下、階段の反応がある」
 行き止まりに瓦礫の山、零児はそこを指さす、加々美がレプリカクラフトでスコップを作り、カムイと共に瓦礫を撤去する、その先にはDVDの箱が数個、当然のようにクソアニメ、そして祭壇には一枚の張り紙とDVDの箱と同じ数の窪み、紙にはこう書かれていた。
「いいですか?アニメの価値は円盤の売り上げで決まるのです」

「どういう意味なんですか、先生」
 響が呟く、DVDの箱を窪みに入れてみるが反応は無い、コトトが改めて張り紙を見る。
「円盤の売り上げで決まる、つまり売上順で並べろって意味かな?クソアニメ好きならこれぐらい分かって当たり前って事だと思うよ」
 コトトはDVDのジャケットを見る、どれもこれも名だたるクソアニメ、売り上げがあったのかどうかも疑わしい代物だ。
「タイトルで調べてみたけどそれも売り上げの記録、残って無いよ」
 カムイはスマホで売上記録を調べるが、どれも売れなさすぎて売り上げ枚数不明の作品ばかり、手がかりがなくなったように見えた。
「2次元に溺れた人達が何の脈絡もなくグッズを飾る訳がない、彼らには、推しキャラを神聖視する傾向がある、推しキャラに、特別(な役割)を与えたいと思うのが、人じゃないかな」
 ファンはDVDから状態がいい物、大事にされている物を選別する。
「売り上げ枚数が少ない、つまり逆に考えれば持っている人がいないレア物、そうであれば大事にされているはず、つまり、こうよ!」
 綺麗な、大事にされている順番にDVDの箱を窪みに嵌める、すると床がスライドして地下室への怪談が現れた。
「なるほど逆転の発想ですねファンさん、ボクもまだまだです」
 加々美がファンに称賛の言葉を送る、ファンはその言葉に思わず照れる。
「いえ、私は物の言葉に従っただけよ」
 猟兵たちが地下への階段を下りていく、とりあえず敵が来たら殴ろう、そう考えながら。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『不定形少女』

POW   :    あたまはこっちにもあるよ
自身の身体部位ひとつを【自分が擬態している少女】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    みんなとかしちゃうよ
【触手状に伸ばした腕】が命中した対象に対し、高威力高命中の【衣服を溶かす溶解液】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    いっしょになろうよ
【全身を不定形に変形させて】から【相手に抱きつくために伸ばした身体】を放ち、【少しずつ溶解させていくこと】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「クソアニメ強制視聴完了、全員泡を拭いて気絶しています」
 モニターにはすべて動かなくなった人の姿、命に別状はないが別の意味で心配になる姿だ、それと同時に警報が鳴る。
「侵入者有り、信者ではありません」
「敵か、しかしもう遅い、我らの悲願は達成される」
 信者たちは地下室に満ちた狂気を贄として儀式を素手に完成させていた、信者達の体が溶けていく。
「おお、これで我らは美少女に」
 その言葉を最後に信者の体は解けてなくなる、そのすぐ後に不定形の緑色をした美少女スライムが姿を表す、鏡でその姿を見た一人がこう言った。
「転生したら美少女スライムだった件について」
「ベタだわー」
 信者の一人がツッコミを入れるが美少女なのには変わり無い、そのことは信者に取って喜ばしいことだった。
「よし、この体でみんな一つに溶かしてみな美少女スライムにしよう!まずは侵入者からだ、だがエロいことはするなよ!俺たちはKENZENな紳士の集団だからな!わかったな!」
「かしこまり!」
 美少女スライムの集団が猟兵を迎え打とうと進撃を開始する、捕まった人たちは雑に放置されて、クソアニメの音だけが響いていた。
神原・響
うわぁ……大抵の人は、人間を辞めるのに多少なりとも抵抗感を覚えるものなんですが、何というか何処までもプラス思考な人(?)達ですね。

何というか、貴方達は人を辞めて結局何がしたかったのですか?

理詰めで相手のテンションを下げ、多少なりとも我に返った信者に触手の群れを差し向けます。



 地下通路へ向かってやってくる不定形少女たち、だが男だ!猟兵達は別にTS好きではないし、軟体生物フェチでもない、猟兵たちにとっては(恐らく)おっさんが美少女スライムになっただけでそれ以上の感想は無かった。
「うわぁ……大抵の人は、人間を辞めるのに多少なりとも抵抗感を覚えるものなんですが、何というか何処までもプラス思考な人達ですね」
 神原・響(黒の女王の契約者・f06317)は不定形少女達に問いかける、不定形少女はなんで?とばかりにキョトンとした顔で言う。
「え?美少女の方がいいに決まってるじゃん、何言ってんだこいつ」
「そうですか、じゃあもう一つ聞きたいことがあるんですが、何というか、貴方達は人を辞めて結局何がしたかったのですか?」
 不定形少女達は頬を震わせ体が震える、理由は分からないが癪に障ったのか響に襲い掛かった。
「うるせー!分かるけど分かる訳にはいかんのじゃ!」
「でしょうね、ではこの話は終わりです」
 響は半ばこの返答が分かっていた、理屈ではない、ただ美少女になりたいというストレートな欲望、それが彼ら?を突き動かしたのだろう、響は絡みつく紫の触手の塊から触手を召還し、不定形少女たちに襲い掛からせる。
「ちょ、触手プレイはこっちの役目、うきゃああああああ!」
 触手は先ほどの会話で不定形少女の心理に植え付けられた謎、疑問を餌とする、肉体的ではなく精神を蝕む触手、その触手に狙われたものは精神を食われるということ、不定形少女たちはその形を保つこともできずに粘液の水溜りになって動かなくなった。
「最低限の思考と言うか、羞恥心らしきものがあって安心しました、それも無かったらどうしようもありませんでしたから」

成功 🔵​🔵​🔴​

山梨・玄信
悪魔ではなく、スライムになったか。
ふむ、服を溶かすスライム…目にもの見せてやるのじゃ!

【SPDを使用】
シーブズギャンビットで攻撃じゃ。敵の間を駆け回って手当たり次第に攻撃するぞい。

一緒になろうよと頭はこっちは、第六感と見切りで回避するぞい。避けきれなければオーラ防御で受け止めるのじゃ。

とかしちゃうよはあえて受け、服を溶かしてもらうのじゃ。
これで、シーブズギャンビットが更に加速するぞい。
(褌まで溶かすかはMS様にお任せします。その場合、超加速モードになります)

「わしのスピードに着いて来れるかの?」
「しまった。服が(棒)」
「馬鹿め。服が溶ければわしは更に強くなるのじゃ!」

アドリブ、絡み歓迎じゃ


大神・零児
真の姿、第一段階:「全身の毛が白銀色となり、妖刀から血のような色のオーラが立ち上る」

遠距離から敵を発見次第、衝撃波での「先制攻撃」

「第六感」により敵の攻撃を予測しながら、遠距離を保ち、高速移動しつつ「見切り」と「残像」、「敵を盾にする」ことで敵の攻撃を回避。
妖刀「魂喰」とその鞘である黒剣「黒鞘」を使い、「フェイント」を交えながら「2回攻撃」で衝撃波を放つ。
回避しきれない攻撃は黒剣「黒鞘」で「武器受け」か、妖刀「魂喰」のオーラで「オーラ防御」。
回避か防御行動をとりつつ「カウンター」も狙う!

こちらの攻撃の命中精度を「追跡」により上昇させることができないか試す。


は?美少女?口調と精神がおっさんやん…



「悪魔ではなく、スライムになったか」
 山梨・玄信(ドワーフの破戒僧・f06912)は不定形生物に対して構えを取る。
「ああ、単純にあれだな、キモいな」
 大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)は真の姿を解放し全身の毛が白銀色となり、妖刀から血のような色のオーラが立ち上る、不定形少女の伸ばした手を鋭い勘で回避、玄信も研ぎ澄まされた勘と敵の腕の振りを見てからの見切りで回避する。
「小足見てから昇竜余裕、ならぬ小触手見てからのカウンター余裕でした!なんつってな!」
 零児が不定形少女の伸ばした手を妖刀が切り捨てる、切り捨てられた腕は形を保てずにその場で消え去って行った、腕を着られた不定形少女はすぐに新しい腕を伸ばし。
「ちょっと、美少女なのに厳しすぎない?」
「は?美少女?口調と精神がおっさんやん」
 零児はつまらなさそうに肩で妖刀を叩きながら言う、不定形少女はその言葉に馬鹿にするような表情で。
「TSおっさんとかかわいい要素しかないやん?これが分からんとか老害ですわー」
「よし殺す!」
 零児の黒剣「黒鞘」が衝撃波を放つ、不定形少女は寸刻みに分解される、それを見て零児は鼻息を荒げて満足する、が。
「追跡はさすがに無理か」
 衝撃波を追跡することはさすがに無理だったかと黒鞘を納めた。

「やるのう零児、わしも負けてはおれん!」
 玄信もダガーで不定形少女を切り裂き、その数を減らしていく、そのうちの一体の腕が玄信の服に当たり上半身の服を溶かしその胸が露わとなる。
「ああああああああ!男の服なんて溶かしても全然楽しくない!むしろ誰も得しない!なんでお前女の子じゃないの?」
「知るか!」
 不定形少女は男の裸を見て硬直してしまう。玄信は服が溶けたことによるユーベルコードの力でさらに加速、死人も難しい速度で不定形少女達をダガーで切って行き、玄信も零児もその力を不定形少女に振るう。
「だ、だめだ、他の奴を狙おう!男の服溶かしてテンション下がったし」
 不定形少女はいったん後退、2人は一息ついて。
「まったく、気持ちは少しは分かるがあそこまで嫌がることはないじゃろ」
 玄信は少しだけ、ほんの少しだけ傷ついていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

銅・加々美
えーと、元男性?
こんな事までして女性になりたかったと?
女性どころか、人間やめちゃっているけど、
そこの所はどうなのかな?
まぁ、人間やめてる時点で討伐対象だからどうでも良いのだけどね。
さぁ覚悟は良いかい?

攻撃は格闘がメインなたからね、
念の為にオーラ防御で拳を覆って保護しておくよ。

不定形相手だし、衝撃重視で殴ろうか。

さて、人を狂気に誘うなら、
自分も狂気に陥るかもね?
試してみないかい?
今なら無料で正気を削ってあげるよ。
『典外魔鏡』情報開示を発動のるね。

敵からの攻撃は、見切り、第六感、野性の勘で回避優先。
タイミングが合えばカウンターで反撃するよ。

その状態で抱き付いて来るのは、
健全とは言えないと思うけど?


月山・カムイ
美少女になりたいと願って、人々を攫ってクソアニメを見せて気絶させて
……更にそれが叶ってしまうとか、なんなんでしょうねこの世界の狂いっぷりは

あと、せめて服を着て欲しいですが、どーでもいいですか
粉々に切り刻んでしまえば、同じですから

スライムどもを見た瞬間、すごく嫌そうにそう言って
絶影を片手に切り刻み始める、近づかれるのも嫌だという風に

紙一重で衣類溶解性の腕を回避してカウンター気味に攻撃するので、少しずつ衣服が溶けるでしょう
誰得かは知りませんが、衣類しか解けないのなら特に気にせず攻撃を続ける

しかしまぁ、美少女になぞなんでなりたい、なんて思ったのですか?
理解は出来ないだろうが、一応聞いておく


ピオニー・アルムガルト
KENZENな紳士の集団と謳っているけど、男はうさぎの皮を被った獣、ちょっとだけちょっとだけと言いながら襲ってくる変態という紳士という可能性もあり得るので十分注意していくわよ。

二次元なら許るけど、リアルでTS物っていうと…ちょっと生理的に無理かな…。と、少々精神攻撃を入れつつ攻撃開始!
ウィザード・ミサイルで敵との距離を保ちながら戦うわ。
攻撃を受けたら『くっころ』とか『やめて! 私に乱暴する気でしょう? 』言わないといけない気がするのは何故だろう?

三次元に二次元を追い求めてはいけない…私の炎の魔法の矢を受けたように大火傷するわよ!


コトト・スターチス
ふええっ、信者のお兄さんたちが美少女スライムになりました!?
これが異世界転生ちゃんなのでしょうか?
でも、ぼくはスライムよりもねこになりたいので、しっかり戦います!

とらえにくい動きをするなら、こちらに近づいたときをねらいます!
抱きつかれる直前に、はなことばで花びらを解き放ちます!
「今日のお花はオンシジュームとミョウガですっ! 略してオンミョウだんをくらってくださいっ」
放った花びらのいきおいで空中に飛び上がりますが、せっかくなので落ちながらもたたかいます!
ジャッジメント・クルセイドのまぶしさで、一瞬だけでもうおっまぶしっという感じに敵を気絶させたいですっ!

ふえっ? 昔そんなアニメがあったのですか?


ファン・ティンタン
転生したら液状生物でした、って…夢の見過ぎじゃないかな
ま、成ったモノはどうしようもないし…スライムは処分だよ
残 念 だ っ た ね

絶対に近付かない
今の姿はともかく、元の人間がどんな奴等だったか分からないし
【千呪鏡『イミナ』】から発する【呪詛】を孕む怨嗟で攻撃
それでも接近するなら、某猫妖精から譲り受けた【歓喜の細剣】を複製・投擲し、雷【属性攻撃】の【マヒ攻撃】で足止め

あなた達には、その姿にして決定的な欠落がある
情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ
そして何よりも……女 子 力 が 足 り な い

敵が力尽きる前に【転生尽期】
どの面して美少女スライムになったのか、顔を拝んであげよう(死体蹴り)



「ふええっ、信者のお兄さんたちが美少女スライムになりました!?これが異世界転生ちゃんなのでしょうか?」
 コトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)が実況のような口調で話すがさすがにここから先は放送できないので実況は行ってはいなかった。
「いや、もう、なんて言うか……美少女になりたいと願って、人々を攫ってクソアニメを見せて気絶させて……更にそれが叶ってしまうとか、なんなんでしょうねこの世界の狂いっぷりは」
 月山・カムイ(絶影・f01363)は頭を抱える、しかしその理不尽にある種の怒りを抑えきれず、「ゴゴゴゴゴ」と擬音が出そうなほどその怒りを隠しきれてはいなかった。
「それと、せめて服を着てほしいんですが」
「あ、服解けたから無理」
 カムイに手、触椀を振って否定する不定形少女、そのままカムイに腕を振って襲い掛かる。
「それで不意打ちのつもりですか?」
 カムイは紙一重で触手を回避、その時に服が触れたのか溶けて胸元がちらりと見える、不定形少女はまたがっかりして。
「また、また男脱がしてもうた、だから男脱がしてだれが得をするんだよ」
「知りません」
 カムイの無響剣舞・絶影による秒間数千万にも及ぶ斬撃が不定形少女を粉々に切り裂いた。
「美少女になぞなんでなりたい、なんて思ったのか聞きたかったのですが、これはもう無理ですね」

「じゃあ幼女脱がそうぜ!」
 不定形少女がコトトに向かって襲い掛かる、しかしそこに炎の矢が飛んで不定形少女を貫いた。
「何がKENZENよ、やっぱり男はうさぎの皮をかぶった獣ね、ちょっとだけとか先っちょだけ、とか言いながら襲ってくる変態と言う名の紳士よ、コトトちゃんも気を付けなさい」
 ピオニー・アルムガルト(ランブリング・f07501)のマジックミサイルが不定形少女を蒸発させる、それでもまだまだ残っている不定形少女の突撃は止まらない。
「コトト師匠が銃何とかの舞を披露しちゃうぞー」
 コトトはオンシジュームとミョウガの花びらを回せて大きくジャンプする。
「オンシジュームとミョウガ、略してオンミョウ弾をくらえー」
 オンシジュームとミョウガの花びらが不定形少女を切り裂き、コトトはそのままゆっくりと地面に降りながら花びらを回せる。
「すげえ、あの幼女落ちながら戦ってる」
 不定形少女の一人がコトトの効果を呆然と見るがここで一つの考えが思い浮かぶ。
「下からなら見える!」
 不定形少女は決死の覚悟でコトトの真下に行き上を向こうとするがコトトのジャジメント・クルセイドの光に遮られる。
「うおっ、まぶしっ」
 閃光に視覚を奪われた瞬間をピオニーは見逃さず炎の矢が覗きに来た不定形少女を焼き尽くした。
「三次元に二次元を追い求めてはいけない…私の炎の魔法の矢を受けたように大火傷、はもう手遅れみたいね」

 ファン・ティンタン(天津華・f07547)は不定形少女とは距離と取って戦っていた、今までの言動を考えれば女性として危機感を覚えるのは当然と言える。
「なので今回は刀は使わない、何か汚れそうだし」
 ファンがその手に持っているのは手鏡、千呪鏡『イミナ』から発する呪詛は不定形少女の精神を攻撃する。
「おお、やめろ、ネットに俺のリアル本名を晒すのはやめろぉ」
「目が合っただけで汚い物を見るような目で見るのはやめてくれよ……」
 不定形少女は過去のトラウマを抉られて苦悶の表情を浮かべる。
「あなた達には、その姿にして決定的な欠落がある、情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さそして何よりも……女子力が足りない」
「やべえよ兄貴、弱い考えしか浮かばねえー!」
 こうして反逆もできず、苦しみ続ける不定形少女に向かって新たな猟兵がやってくる。
「こんな事までして女性になりたかったと?女性どころか、人間やめちゃっているけど、そこの所はどうなのかな?」
「リアルで煽るのもやめろぉ!」
 銅・加々美(典外魔鏡・f12883)の発言に不定形少女は怒りを露わにして触手を伸ばす。
「ファンさんも鏡を使うのか、じゃあボクも鏡を使おうか、一応ボクは鏡のヤドリガミだからね」
 加々美が取りだしたのは普通の鏡ではなく銅鏡、の形をした魔導書『典外魔鏡』
「さて、人を狂気に誘うなら、自分も狂気に陥るかもね?試してみないかい?典外魔鏡、情報開示」
 典外魔鏡は不定形少女に狂気の情報を洪水のように叩きつける、その圧倒的な量の情報は不定形少女の思考を破壊、不定形少女は最後に夢のような、もしくは悪夢のような物を見た。

 夕暮れの古くなったビルから出ていく3人の不定形少女、周りを見渡しても誰もいない。
「何か静かですね、街の中にはリア充もいないし学校とはえらい違いだ」
「ああ。軒並みリア充イベントに回してんのかもな」
「まっそんなのもう関係ないですけどね!」
 上機嫌で話す不定形少女。
「みんな助かるし、高木も頑張ってたし、俺も頑張らないと!」
 しかしそこに黒塗りの高級車が道を塞ぎ、数人の男が拳銃を発砲、それを不定形少女のリーダーが庇って銃弾を受ける。
「何やってんだよ団、教祖ぉ!」
 教祖と呼ばれた不定形少女はなぜか持っていた拳銃を発砲して襲撃者を追い払う
「なんだよ、結構当たんじゃねぇか」
「教祖……あ、あぁ」
「なんて声出してやがる……来道、俺は鉄華教団教祖だぞ。こんくれぇなんてこたぁねぇ」
 来道は涙を流し立ちあがった教祖を支えようとする。
「そんな、俺なんかのために……それと今考えたような教団名」
「気にすんな、教団員を守んのは俺の仕事だ、いいから行くぞ皆が待ってんだ。それに」
 教祖は一人前に向かって歩き始める、その顔は空を見上げ、ふらふらと足取りはおぼつかない。
「やっと分かったんだ。俺たちにはたどりつく場所なんていらねぇ。ただ進み続けるだけでいい。止まんねぇかぎり、道は続く」
 教祖はまだ歩き続ける。
「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!だからよ」
 教祖は倒れ、その指だけが前を向く。
「止まるんじゃねえぞ……」

「うっわ、これはきもいわ、やっぱ中身はおっさんだわ」
 ファンがその不定形少女の死体に転生尽期を掛けて本来の姿を見ると予想通りの中年の姿に嫌悪感を隠しきれなかった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『『邪霊』カズメサマ』

POW   :    惨魔諦生【ザンマタイセイ】
【敵意を向けられる】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【無意識に放たれる邪気】で攻撃する。
SPD   :    忌神緋照【キシンヒショウ】
【怨霊としての自分の一部】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【紅の光剣】に変化させ、殺傷力を増す。
WIZ   :    飢浸崩孔【キシンホウコウ】
【祀られたせいで成仏できないことへの呪詛】【神霊としての権能である言霊】【相手のトラウマを再現する光】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は吾唐木・貫二です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 不定気少女は全滅し、一安心する猟兵、しかし下層からゆっくりと凄まじい怒りと邪気を感じて猟兵達が背中に寒気を覚える。
「こんなばかばかしい方法で私が呼び出されるとは思ってなかったわ」
 教団員達の狂気は予想以上に大きく、本人たちすら予想していなかった邪霊を召還してしまっていた、セーラー服におさげ髪の美少女、だがその下半身は無く、幽霊のような姿だ。
「始めまして、私はカズメサマって呼ばれているわ、本来はこんなアホに呼ばれるような存在じゃないけど、呼ばれたものはしょうがないから」
 カズメサマは怒りに満ちた顔で猟兵をにらみつける。
「全力で貴方達をを呪い殺してあげますね」
神原・響
こんな事で呼び出されるとは、本当に同情します。
どうやら相手は、そこまでやる気が無さそうというか……ただ八つ当たりをしているだけのような気がしますね。
上手い事もてなしたら帰ってくれませんかね?
とりあえず、【コミュ力】と【言いくるめ】を使って戦闘を中止させ、クソアニメに対抗して、幅広い世代に受ける神アニメを視聴してもらうのはどうでしょうか?
幸いにも映像機器は用意されていますし、ネットの会員制の見放題サービス等で、それぞれのお勧めを見てもらっては如何でしょうね?



「少々、お時間よろしいでしょうか?」
 神原・響(黒の女王の契約者・f06317)はカズメサマを制止して近くにあったパソコンからアニメ視聴サイトへを見せる。
「こんな事で呼び出されるとは、本当に同情します」
「そう、それで何しようって言うの?」
 カズメサマは相変わらず不機嫌な様子で響を睨む。
「クソアニメが原因で召喚されてしまったという事故に近い形で呼ばれてしまった、それには同情します、しかし世の中クソアニメだけではないのです、良質なアニメだってありますし、それで手を引いていただきたい、あなたもこの様な呼ばれ方は不本意なのでしょう?」
「まあ、確かに不本意だし、貴方が穏便に事を済ませたいって気持ちは分かるわ」
 カズメサマは一旦落ち着いて響に視線を向ける。
「どんな形であれこの世界に出てきた以上は私は未来を過去で埋め尽くす、それがあなたたちの言う私達、オブリビオンって存在なの、帰ってください、はいそうですかで済む関係じゃないでしょ?私達」
「……そうですか、穏便には済みませんか」
 響は視線を合わせることは無かった、カズメサマは少しだけ微笑みを見せる。
「けど、貴方の気持ちは嬉しく思うわ、変な出会いではあるけどこうなった以上は……私が言うのもなんだけど、小細工抜き、正々堂々と決着を付けましょう」
「そうですね、こうなれば是非も無しです、残念ですがね」
 響の言葉を合図にカズメサマも頷き。
「本当に残念だわ、それじゃあ殺し合いましょう」 

苦戦 🔵​🔴​🔴​

月山・カムイ
えぇ、この状況のアホらしさと、殆ど事故みたいな状況で呼び出されてしまった貴女には同情します
……彼等の願いの馬鹿馬鹿しさも含めて、ね
大人しく還っていただければ、お互い平和に終われるのですが、如何でしょう?

一応説得を試みてはみますが
無駄でしょうねー、と諦め気味
徒労に終わりそうな予感はするが、彼女を解き放ってしまって他に被害を出す訳にもいかないか……戦いましょう

ブラッドガイストにて絶影を殺戮捕食態へ変形
そのまま彼女の紅の光剣と切り結ぶ
飢浸崩孔にはわずかに持っている呪詛耐性にて耐えて、最前線の戦線を構築
接近戦を挑むとしましょう


山梨・玄信
こっちも、あんな馬鹿共から本格的な邪霊が出て来るとは思わんかったぞい。大人しく骸の海に帰ってもらおうかの。

【SPDを使用】
基本、敵の攻撃は第六感、見切りで予測しシーブズギャンビットのスピードで躱すのじゃ。
特に飢浸の最初の一撃は集中して全力で避けるぞい。
避けきれない攻撃はオーラ防御と激痛耐性で耐えるのじゃ。

服が無いので、シーブズギャンビットは最初から超スピードじゃ。
敵の死角に回り込んで攻撃するぞい。

「見切った!呪詛なぞ当たらんわい」
「さっきの馬鹿共のお陰で、わしのユーベルコードは最大限の力を発揮しとるんじゃ」

アドリブ、絡み歓迎じゃ。


銅・加々美
うん、あんな方法で呼ばれた事に関しては、
同情してしまうよ。あれは無いよね。
まぁ、それはそれとして、
倒す相手には違いないからね、
全力で相手をさせて貰うよ。

最初に鏡界渡りで、2枚の鏡を召喚。
念動力で操り、一枚を相手に向け投擲。
当たれば相手を、
外せば自分を転移させて、
格闘戦に持ち込もう。

フェイントをおりまぜ、
相手の動きを見切りながら、
攻撃をしていくよ。

相手の攻撃は、見切りと勘に便り回避優先。
回避が無理そうなら、
鏡界渡りで、攻撃をそらすか、
相手か自分を転移させて、無理矢理回避する。


コトト・スターチス
気絶している人たちをヒールしようと思ったら、また敵が出てきました!?
呪われるのはイヤなので、かならず倒します!

ふぇぇ、攻撃を避けきれなかったら、10分アニメなのにテンポがすごく悪くてオチも弱いアニメを思い出してしまいました……(トラウマ)
このままではぴんちなので、真の姿になって逆転です!
へーんしーんっ!聖天使猫モードっ!(猫耳尻尾と天使の翼が生える)

トラウマを振り払って、ジャッジメント・クルセイドの聖なる光を浴びせます!
一瞬でも目眩まし(気絶攻撃)させて、猫の俊敏さで一気に距離を詰めて聖属性を付与した祝福されたメイスでフルスイング!
皆さんが攻撃しやすくなる方向へ、カズメサマを吹き飛ばしますっ!


大神・零児
真の姿、第一段階の「全身の毛が白銀色となり、妖刀から血のような色のオーラが立ち上る」姿に加えて、第二段階「さらに、妖刀から血が滴り落ち、黒剣「黒鞘」が黒光りし、瞳が紅くなる」

黒風鎧装でさらに強化しつつ、「第六感」で敵の攻撃を感知し、とっさに「見切り」「武器受け」しつつ妖刀「魂喰」のオーラで「オーラ防御」

防御時に「カウンター」を狙い、妖刀「魂喰」と黒剣「黒鞘」の二刀流による「残像」を伴った「フェイント」を織り交ぜ「2回攻撃」を叩き込む

できれば「先制攻撃」をしたいが惨魔諦生【ザンマタイセイ】の発動が予測される

うん、呼び出し方法には同情はするが、八つ当たりヨクナイ

対抗できるユーベルコードがこれだけか


ピオニー・アルムガルト
要はカズメサマはクソアニメの怨念が集まり、ここに呼ばれたって事でOK?それはそれで残念な存在になるわねー。
まあ、ほっとくのも危険なのでみんなで退治しておきましょう!

共闘できそうな方々が多そうなので、私は後方支援に徹しようかしら。
ポリアンナでみんなの戦闘力を増強をし、戦闘を優位に進めるようにしたいわね。

クソアニメの怨念と一緒に成仏して下さい。合掌!


ファン・ティンタン
邪、霊…?
凄みはあるけど、一体どんな由来のある大怨霊様かな…?

ん、懐からケラケラ嗤い声が…
“やらせろ”って?
はぁ…程々にしてよね

【千呪鏡『イミナ』】に【生命力吸収】させて私の魔力を提供
イミナの【真の姿】(江戸時代の大奥風の女性、カズメサマ同様に足無しの幽鬼)を顕界させる

好きにしていいけど、味方には被害出さないでよ?

後はイミナにお任せ
【大怨声】で呪場を敷いて、大惨事【呪詛】合戦でも始めるんじゃないかな…

あぁ、勝手に【天華】持ってかないで…
……もう、好きにして頂戴

あまりにも状況が膠着するようなら、イミナが暴れているうちにカズメサマの背後に回り込んで闇討ち
【無銘】に魔力を込めて聖【属性攻撃】

成敗っ!



「まあ、こうなっちゃったらしょうがないわよね」
 ピオニー・アルムガルト(ランブリング・f07501)は後方に下がり賛歌を歌う、その歌は猟兵達の身体能力を増加させる。
「まあ、ほっとくのも危険なのでみんなで退治しておきましょう!皆、やっちゃって!」
「随分耳障りな歌ね」
 カズメサマはそれに対抗するように呪詛を撒き散らす、その呪詛は賛歌をある程度抑えることはできるが完全い打ち消すには至らない。
「さすがに素通しってわけには行かないけど、こっちの方が数は上、正々堂々って訳には行かないけど構わないわよね?」
「そうね、私も一度言ったことを曲げるわけにはいかないし」
 ピオニーの賛歌とカズメサマの呪詛のぶつかり合いで戦いは始まった。

「やはり説得は無理でしたか」
 月山・カムイ(絶影・f01363)がため息を漏らす、状況が状況だけにわずかな可能性に託したかったが結局物別れに終わった、だがカズメサマが怒りに任せて暴れ回る事態だけは回避できたことだけが幸いか。
「私もこの状況のアホらしさと、殆ど事故みたいな状況で呼び出されてしまった貴女には同情します、しかしあなたの言った通りこうなってしまった以上は」
 カムイは己の刀、絶影を血を代償に捕食形態へと変形させる。
「仕方ありません!」
 カムイは一気に距離を詰めてカズメサマに切りかかる、それをカズメサマは自分の腕の一部を紅の光剣に変えて受け止める、剣の腕自体はカムイが上回るが同時にカズメサマが放つ呪詛はカムイの動きを鈍らせ、絶影の捕食形態も時折形を保てなくなるがカムイは何とかその場に踏みとどまる。
「あら、なかなかやるわね」
「お褒めに預かり光栄です、しかし相手は私だけじゃないですよ」
 山梨・玄信(ドワーフの破戒僧・f06912)が凄まじいスピードでダガーを構えて横から突っ込んでくる、ピオニーの賛歌と上半身裸になったことによるスピードアップが重なり呪詛のかかる隙も与えずに横合いからダガーを突き刺す、カズメサマは血を流すことは無いが脇腹に穴が開き、溜らずカムイからも距離を取ろうとする。
「どうじゃ、呪詛なんぞ当たらんわい、さっきの馬鹿どもがわしのユーベルコードを最大限発揮できるようにしてくれたからのう」
 玄信は上半身裸でにやりと笑う、カズメサマは思わず目を反らし。
「ちょっと、何であんた裸なのよ、私そう言う趣味ないんだけど、露出癖でもあるの?ねえその手の変態なの?」
「違うわ!」
 カズメサマに気持ち悪がられて全力で否定する玄信、ダガーを構え直してカズメサマを正面に捉える。
「じゃあなんで脱いでるのよ?ショタで露出狂とかちょっと特殊性癖の人じゃないとその、無理だわ」
「だから違うと言っておるじゃろ!」
 カズメサマの挑発に怒りを覚える玄信、カムイと共にダッシュで再び距離を詰めようとしたが強烈な頭痛が2人を襲う、敵意を察知して送りこむ邪気、惨魔諦生が2人を襲った。
「ちいっ、さっきまでのノリが抜けておらなんだか、そこを突いてくるとは」
 玄信は心の褌を締め直す気持ちで頭を振って意識を回復させる、カムイも絶影を構え直し一呼吸。
「だが私たちもこの程度で倒れると思っているとしたら甘く見過ぎですよ」
 カムイと玄信がカズメサマに詰め寄る、それでもカズメサマは2人の同時攻撃を捌き続ける、しかしその間に1枚の鏡が投げ入れられたこのに気付かなかった。
「2人の攻撃を捌くとは流石だね、しかし」
 銅・加「まあ、こうなっちゃったらしょうがないわよね」
 ピオニー・アルムガルト(ランブリング・f07501)は後方に下がり賛歌を歌う、その歌は猟兵達の身体能力を増加させる。
「まあ、ほっとくのも危険なのでみんなで退治しておきましょう!皆、やっちゃって!」
「随分耳障りな歌ね」
 カズメサマはそれに対抗するように呪詛を撒き散らす、その呪詛は賛歌をある程度抑えることはできるが完全い打ち消すには至らない。
「さすがに素通しってわけには行かないけど、こっちの方が数は上、正々堂々って訳には行かないけど構わないわよね?」
「そうね、私も一度言ったことを曲げるわけにはいかないし」
 ピオニーの賛歌とカズメサマの呪詛のぶつかり合いで戦いは始まった。

「やはり説得は無理でしたか」
 月山・カムイ(絶影・f01363)がため息を漏らす、状況が状況だけにわずかな可能性に託したかったが結局物別れに終わった、だがカズメサマが怒りに任せて暴れ回る事態だけは回避できたことだけが幸いか。
「私もこの状況のアホらしさと、殆ど事故みたいな状況で呼び出されてしまった貴女には同情します、しかしあなたの言った通りこうなってしまった以上は」
 カムイは己の刀、絶影を血を代償に捕食形態へと変形させる。
「仕方ありません!」
 カムイは一気に距離を詰めてカズメサマに切りかかる、それをカズメサマは自分の腕の一部を紅の光剣に変えて受け止める、剣の腕自体はカムイが上回るが同時にカズメサマが放つ呪詛はカムイの動きを鈍らせ、絶影の捕食形態も時折形を保てなくなるがカムイは何とかその場に踏みとどまる。
「あら、なかなかやるわね」
「お褒めに預かり光栄です、しかし相手は私だけじゃないですよ」
 山梨・玄信(ドワーフの破戒僧・f06912)が凄まじいスピードでダガーを構えて横から突っ込んでくる、ピオニーの賛歌と上半身裸になったことによるスピードアップが重なり呪詛のかかる隙も与えずに横合いからダガーを突き刺す、カズメサマは血を流すことは無いが脇腹に穴が開き、溜らずカムイからも距離を取ろうとする。
「どうじゃ、呪詛なんぞ当たらんわい、さっきの馬鹿どもがわしのユーベルコードを最大限発揮できるようにしてくれたからのう」
 玄信は上半身裸でにやりと笑う、カズメサマは思わず目を反らし。
「ちょっと、何であんた裸なのよ、私そう言う趣味ないんだけど、露出癖でもあるの?ねえその手の変態なの?」
「違うわ!」
 カズメサマに気持ち悪がられて全力で否定する玄信、ダガーを構え直してカズメサマを正面に捉える。
「じゃあなんで脱いでるのよ?ショタで露出狂とかちょっと特殊性癖の人じゃないとその、無理だわ」
「だから違うと言っておるじゃろ!」
 カズメサマの挑発に怒りを覚える玄信、カムイと共にダッシュで再び距離を詰めようとしたが強烈な頭痛が2人を襲う、敵意を察知して送りこむ邪気、惨魔諦生が2人を襲った。
「ちいっ、さっきまでのノリが抜けておらなんだか、そこを突いてくるとは」
 玄信は心の褌を締め直す気持ちで頭を振って意識を回復させる、カムイも絶影を構え直し一呼吸。
「だが私たちもこの程度で倒れると思っているとしたら甘く見過ぎですよ」
 カムイと玄信がカズメサマに詰め寄る、それでもカズメサマは2人の同時攻撃を捌き続ける、しかしその間に1枚の鏡が投げ入れられたこのに気付かなかった。
「2人の攻撃を捌くとは流石だね、しかし」
 銅・加々美(典外魔鏡・f12883)が鏡の中から突然現れカズメサマの背後を取る。
「3人はどうかな?」
 加々美が大連珠で固めた拳を先ほど玄信が明けたダガーの穴に叩きこむ。
「いっ……たいわね!」
 カズメサマは3人に邪気を叩きこむ、カムイは呪詛耐性で耐え玄信はシーフズギャンビットのスピードで範囲内から逃げる、加々美は移動した鏡を使って元の位置に戻る事によって回避、お互い距離を離して仕切り直しの形になった。
「あの邪気攻撃が厄介じゃのう、接近を拒否されるわい」
 玄信が肩で息をする、加々美も拳を固め構えを取る。
「けど押してはいるよ、大丈夫、このまま行けば勝てるさ」
 3人の攻撃で受けたダメージはカズメサマを確実に追い詰めている、カズメサマの表情には余裕は全く無い、自分たちの攻撃は効いている、戦いは猟兵たち優勢に進んでいた。

 ファン・ティンタン(天津華・f07547)の懐からケラケラと嗤い声がする。
「何?やらせろ?もう、しょうがないわね、程々にしてよお願いだから」
 ファンの懐から千呪鏡『イミナ』が飛びだす。
「ほら、分けてあげるからあとは任せるけど味方には被害出さないでよ」
 ファンはイミナに魔力を供給すればイミナは真の姿を表す、江戸時代の大奥の女性を思わせる足の無い幽霊の女性、それを見ればカズメサマの真剣な表所で睨み。
「これはこれは、大先輩って所かしら?けど大人しく引っ込んでいてくださいね!」
 カズメサマとイミナの呪詛がぶつかり合い壁にはひびが入り、怨嗟の声が止まら無い、カズメサマとイミナの呪詛は互角の力でぶつかり合っていた。
「ふええぇ、虚無アニメは嫌ですぅ」
 カズメサマの流れ呪詛を食らったコトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)は10分アニメにもかかわらず圧倒的につまらなかったアニメを思いだして苦しむ、しかし涙を堪え。
「真の姿になって逆転です!へーんしーんっ!聖天使猫モードっ!」
 コトトは猫耳と尻尾、天使の羽が生えた真の姿になる、カズメサマはイミナとの呪詛合戦に集中していてコトトを見ていない、これはコトトにとってチャンスだった。
「今です!」
 古代中国の名軍師のようなセリフと共にコトトはジャッジメント・クルセイドを放つ、不意を突かれたカズメサマは思わず目を閉じる、そこにコトトが接近、邪気が向けられる前にメイスをフルスイングしてカズメサマを大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)の下に吹き飛ばす。
「オッケーコトト、こいつで決めてやるぜ!」
 吹き飛ばされて態勢を整えることもできないカズメサマに向かって黒剣「黒鞘」を黒光りさせ、赤くなった瞳を見開く、カズメサマは吹き飛ばされて邪気をぶつけることもできない、千載一遇のチャンスだった。
「魂喰、黒鞘!全力で行くぞ!」
 妖刀「魂喰」と黒剣「黒鞘」で十文字にカズメサマを切る、カズメサマはそのまま4つに分断されるが元に戻ろうと体を繋げようとする。
「ちょっとイミナ、天華まで持っていかないでよ」
 イミナが手に握ったファンの本体とも言える妖刀「天華」が4つに分かれたカズメサマを更に何度も切り付け、何等分になったかも分からないほど細切れにした。
「さすがに、これまでね」
 カズメサマは寸断された体が消えていくのを見て再生を諦める、その表情を確かめることは出来ないが猟兵達にはなぜか微笑んでいるように見えた。
「こんな偶然呼び出された形じゃこの程度の力が限界って事、今度会った時はこうはいかないから」
 カズメサマは辛うじて残った右手を振る、別れの挨拶だろう。
「うん、呼び出し方法には同情はするが、八つ当たりヨクナイ」
 元の姿に戻った零児がうんうんと頷きく、カズメサマはそれを聞いて。
「馬鹿ね、オブリビオンなんて、過去の八つ当たりの化身みたいなものよ」
 その言葉を最後にカズメサマは消滅する、戦いは終わり、猟兵達は安堵の息を漏らした。

 その後、捉えられていた人たちは無事にUDCエージェントたちによって救出、命に別状は無く、記憶消去銃によりクソアニメ関連の記憶を消去され、日常へと帰還。
 猟兵達も元の世界に帰っていく、クソアニメってみるだけで体調が悪くなるどころか精神も破壊するのか、恐ろしい存在だ、と言うことを心に刻んで。々典外魔鏡・f12883)が鏡の中から突然現れカズメサマの背後を取る。
「3人はどうかな?」
 大連珠で固めた拳を先ほど玄信が明けたダガーの穴に叩きこむ。
「いっ……たいわね!」
 カズメサマは3人に邪気を叩きこむ、カムイは呪詛耐性で耐え玄信はシーフズギャンビットのスピードで範囲内から逃げる、加々美は移動した鏡を使って元の位置に戻る事によって回避、お互い距離を離して仕切り直しの形になった。
「あの邪気攻撃が厄介じゃのう、接近を拒否されるわい」
 玄信が肩で息をする、加々美も拳を固め構えを取る。
「けど押してはいるよ、大丈夫、このまま行けば勝てるさ」
 3人の攻撃で受けたダメージはカズメサマを確実に追い詰めている、カズメサマの表情には余裕は全く無い、自分たちの攻撃は効いている、戦いは猟兵たち優勢に進んでいた。

 ファン・ティンタン(天津華・f07547)の懐からケラケラと嗤い声がする。
「何?やらせろ?もう、しょうがないわね、程々にしてよお願いだから」
 ファンの懐から千呪鏡『イミナ』が飛びだす。
「ほら、分けてあげるからあとは任せるけど味方には被害出さないでよ」
 ファンはイミナに魔力を供給すればイミナは真の姿を表す、江戸時代の大奥の女性を思わせる足の無い幽霊の女性、それを見ればカズメサマの真剣な表所で睨み。
「これはこれは、大先輩って所かしら?けど大人しく引っ込んでいてくださいね!」
 カズメサマとイミナの呪詛がぶつかり合い壁にはひびが入り、怨嗟の声が止まら無い、カズメサマとイミナの呪詛は互角の力でぶつかり合っていた。
「ふええぇ、虚無アニメは嫌ですぅ」
 カズメサマの流れ呪詛を食らったコトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)は10分アニメにもかかわらず圧倒的につまらなかったアニメを思いだして苦しむ、しかし涙を堪え。
「真の姿になって逆転です!へーんしーんっ!聖天使猫モードっ!」
 コトトは猫耳と尻尾、天使の羽が生えた真の姿になる、カズメサマはイミナとの呪詛合戦に集中していてコトトを見ていない、これはコトトにとってチャンスだった。
「今です!」
 古代中国の名軍師のようなセリフと共にコトトはジャッジメント・クルセイドを放つ、不意を突かれたカズメサマは思わず目を閉じる、そこにコトトが接近、邪気が向けられる前にメイスをフルスイングしてカズメサマを大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)の下に吹き飛ばす。
「オッケーコトト、こいつで決めてやるぜ!」
 吹き飛ばされて態勢を整えることもできないカズメサマに向かって黒剣「黒鞘」を黒光りさせ、赤くなった瞳を見開く、カズメサマは吹き飛ばされて邪気をぶつけることもできない、千載一遇のチャンスだった。
「魂喰、黒鞘!全力で行くぞ!」
 妖刀「魂喰」と黒剣「黒鞘」で十文字にカズメサマを切る、カズメサマはそのまま4つに分断されるが元に戻ろうと体を繋げようとする。
「ちょっとイミナ、天華まで持っていかないでよ」
 イミナが手に握ったファンの本体とも言える妖刀「天華」が4つに分かれたカズメサマを更に何度も切り付け、何等分になったかも分からないほど細切れにした。
「さすがに、これまでね」
 カズメサマは寸断された体が消えていくのを見て再生を諦める、その表情を確かめることは出来ないが猟兵達にはなぜか微笑んでいるように見えた。
「こんな偶然呼び出された形じゃこの程度の力が限界って事、今度会った時はこうはいかないから」
 カズメサマは辛うじて残った右手を振る、別れの挨拶だろう。
「うん、呼び出し方法には同情はするが、八つ当たりヨクナイ」
 元の姿に戻った零児がうんうんと頷きく、カズメサマはそれを聞いて。
「馬鹿ね、オブリビオンなんて、過去の八つ当たりの化身みたいなものよ」
 その言葉を最後にカズメサマは消滅する、戦いは終わり、猟兵達は安堵の息を漏らした。

 その後、捉えられていた人たちは無事にUDCエージェントたちによって救出、命に別状は無く、記憶消去銃によりクソアニメ関連の記憶を消去され、日常へと帰還。
 猟兵達も元の世界に帰っていく、クソアニメって見るだけで体調が悪くなるどころか精神も破壊するのか、恐ろしい存在だ、と言うことを心に刻んで。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年02月04日
宿敵 『『邪霊』カズメサマ』 を撃破!


挿絵イラスト