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宇宙怪獣VS宇宙にはびこる黒いアレ

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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●とんでもなく事件です
 「大変だ―! 大変だ―! もう一回いうぞ大変だ―☆」
 朱鳳・智優利(乙女ティック☆エボリューション!・f01245)ことちうりんは号外でも持ってくる文屋のようなノリで猟兵たちが呼び出され集まったアロマ・ガーデンに駆け抜けてきた。
「とんでもなくとんでもない事件です! 禁断の奴です!」
 ちうりんはそういうと幼女らしい、いや、幼児っぽいつたない言葉で猟兵たちに説明を始める。

●不毛な合体侵略がおきているようです
 スペースシップワールド。それは広大な宇宙に生きる人々の世界。ここに今、とんでもない迷惑兵器と、それを取り巻くとんでもない宇宙生物が思わぬ食物連鎖を起こしているという。
 デスモ・ブラキオス。それは帝国が製造してしまった禁断の宇宙怪獣兵器。ソレは本能で行動しながらも学習し成長していくロボットテクノロジーのやつ。その内側にはびっくりでどっきりなメカを持ち、更にバイオハザードまで起こせるポテンシャルを持つという。そのデスモ・ブラキオスが最近復活した。
「この怪獣さんはね、帝国も手に負えなかったやつだって調べたら出てきちゃったんだ! つまり、完全に自分の目的のために行動してるってこと☆」
 大変だーといった割には軽い口調でいつものちうりんな感じで説明を続ける。ひとしきり騒いで落ちついたらしい。
「デスモ・ブラキオス目的。それは……!」
 無駄にここでためを作って。
「快適な自分のおうちを作ることですっ☆」
 じゃじゃーんといったように発表する。しかしこれは事実のようで、デスモ・ブラキオスは数々の宇宙戦艦と勝手にドッキングして侵略、制圧、さらにはDIYとリフォームで快適な空間づくりをセルフサポート!
「しかし、問題が起きてしまった!」
 どーんと盛り上げるようにまたちうりんが大げさに煽る。
「なんと突如どこからともなく快適な暮らしを邪魔する生存能力か極めて高い黒いアレが家に発生してしまったのです!!!」
 宇宙すらも股にかけ、生存能力が極めて高く、皆が嫌い、綺麗にしているつもりなのに自分の生存範囲の視界に不意に現れる黒いアレ。そう、ゴk――。
「―—そう!ふていけいせいめいたい!!!!1」
 え、今なんて? そんな常識みたいに語らないでくれ。いや、宇宙では常識なのだろうか。
 この不定形生命体。泥か何かから自然発生して勝手に増える不思議生物である。宇宙のマスコットキャラであり超迷惑なこの生物の特性。
「ふていけいせいめいたいがデスモ・ブラキオスのおうちに発生して……たぶんどっかの戦艦にいたのがドッキングで発生しちゃったんだろうね! まるできれいに掃除してても隣人の家から入ってきたりするアレみたいに!」
 ふていけいせいめいたいはたべた。そこに戦艦があるから。おふねおいしい!

●宇宙が食べられちゃう前に
「要するにデスモ・ブラキオスが船をどんどん侵略して、ふていけいせいめいたいも駆除しつつどんどん家を大きくしようとドッキングを繰り返す。ふていけいせいめいたいは勝手に増えて勝手にお船をまた食べる……これがスペースシップワールドでこれから起きる事件なのです☆」
 ちうりんは言い切ってやったぞー! って顔をする。ちなみに、これから起きるとは言ってもデスモ・ブラキオス自体はすでに蘇っている。猟兵たちが向かうのはまだふていけいせいめいたいが発生し増え始めてギリギリで食べられていない状態のデスモ・ブラキオス艦の一室である。
「デスモ・ブラキオスがふていけいせいぶつ存在に気づき怒りで暴れ始めたらかなり手が付けられないので皆は船に侵入したらそれよりもはやく数えられないくらいすでにいっぱいの不定形生物を倒して、そのままついでにデスモ・ブラキオスも倒しちゃってくーださいっ☆」
 ふていけいせいぶつは耐久性こそないがその繁殖力とすごい食欲はとってもやっかい。ほっとくと本当に手が付けられないくらい増えるし戦艦を食べつくされて宇宙に放り出され寝ないので猟兵がやるのはまずこのふていけいせいぶつ掃討の後のデスモ・ブラキオスだ。
「ふていけいせいぶつはキモかわいいけど凶悪だし、デスモ・ブラキオスもとっても凶暴! 宇宙船という宇宙船が合体されて食べられちゃわないように皆頑張って戦ってほしいんです! よろぴっぴー☆」
 ちうりんは最後に元気よく一礼すると、それではとばかりに光を纏い、翼を広げて転移の力を開放する。
 戦え猟兵! 宇宙に巣食う怪物を撃破するのだ!


ピンク☆フラッシュ
 というわけでふていけいせいぶつとデスモ・ブラキオスによるマッチポンプ(?)を皆さんに防いでいただきまーす!

 1章は宇宙船中央部に大量繁殖中のふていけいせいぶつ(すごくいっぱい!)です。すでに宇宙船を内側から食べ始めて入るので少し広い部屋での戦闘になります。
 2章はデスモ・ブラキオスとの戦闘です。こちらも相手が怪獣なので広い部屋です。自由に暴れまわれるよ!やったね!
 3章の情報は一切今のところ出してませんが普通に普通の日常になります。たぶん☆

 というわけで! ご縁がありましたらよろぴっぴー☆
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第1章 集団戦 『ふていけいせいめいたい』

POW   :    のびーるんるん
自身の肉体を【完全な球体】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
SPD   :    ぽよんぽよんぽよんっ
予め【身体をぽよんぽよんと弾ませる】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
WIZ   :    れっつぶんれーつ
レベル×1体の、【おなか】に1と刻印された戦闘用【ふていけいせいめいたい】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●猟兵宇宙に立つ
 猟兵たちは宇宙船に転移し、大きな扉の前で一度動きを止めた。
 壊れているのか完全に閉じきっていないその大きな扉の隙間からぽよんぽよんぷにんぷにんと、雑音のような鳴き声のような言語のようなよくわからないものが聞こえてくる。多くの何かが蠢くその音はかわいらしいのに、まるで虫がカサカサと蠢いているときのような寒気を感じる猟兵もいるであろう。
マイリー・アレックス
こんにちわ。駆除業者です。
部屋の入り口から覗いて状況を確認。
思った以上に数が多いので入口付近から
殺戮レーザーで駆除しましょう
(因みに殺戮レーザーは左目から照射)

入口付近の敵から順番に攻撃
敵がこちらに押し寄せて来たら攻撃が楽ですが、
大量に来過ぎたら、一度、扉?を閉めるか、誰か囮になって
敵の気をひいてもらいます。

使用技能はスナイパー、カウンターです。


月山・カムイ
良かった……アレだったら本気でベチバー精油用意してぶちまけるところでした
いやぁ良かった良かった……え? 船食べるんですか? 良くないですよコレ

ということで駆除業者として一働きするしかありませんねぇ

まずは船を食べようとしている個体を優先的に排除していく
無響剣舞・絶影ならば範囲内の黒いのを切り刻む事は出来るでしょうが
これ切り刻んでも、その残骸食べて分裂されたりするとキリがない可能性が……あ、寒気してきました

とにかく、合体できないレベルまでキッチリ切り刻み続けて
体力の続く限り殲滅を続けていきましょう
いやほんと、なにこのせいめいたい?



●パズルゲームなら敗北してた量のおじゃまぽよん
「こんにちわ。駆除業者で……あ、みっちみちですね」
 マイリー・アレックス(清楚な?お姉さん・f09992)が誰よりも早く扉の隙間からそっと中をのぞく。ぷにぷにと弾む音の主はは想像以上に多かったようで
「みっちみち、ですか?」
 月山・カムイ(絶影・f01363)が穏やかな口調、というか冷や汗気味に声をかける。マイリーはコクリと頷く。
「初撃は思いっきり行きます」
 マイリーはドアに手をかける。ドアはオーソドックスな宇宙船のスイッチスライド開閉式なのが、完全に閉じない感じで壊れているのでおそらくまだデスモ・ブラキオスの改造の手が届いていないと推測される。
「では……」
 マイリーが力強く扉を開いた。

●ぼくわるいふていけいせいぶつなの
「ぷにぷに、ぷるんぷるん、もきゅもきゅ……もきゅきゅ、うちゅーせん、おいしい。」
「うちゅーせん、おっきい。いっぱいある。」
「ぼく、うちゅーせん。すき。でも、もっとおいしいものもたべたいな。」
「あ、にんげんさんだ。」
 扉がガシャコン! と大きな音を立てて無理やり開かれたことで、黒灰色のドロドロとした生物たちが一気にこちらに向く。一歩も動かずに部屋中みっちりの数えきれないふていせいぶつの目だけがこちらにぎょろりとスライドして凝視してくる。既に地面を埋め尽くし山のように重なっているすべての目がマイリーを見る。
「補足しました。回避は不可能です」
 マイリーは左目から殺戮用のレーザー光線をふていけいせいぶつの山目掛けて発射する。ぽよんぽよんぽよんぽよん……大量のふていけいせいぶつは丸いフォルムでぽよんぽよんと跳ねまわっていて、いくつかの個体は偶然その光速であるレーザーを回避する。総数が多すぎるのもあってしっかり山の中心を打ち抜いたはずなのに手ごたえを感じられない。。黒いスポンジに光が吸われてしまったみたいだ。しかしその一撃を合図に多くの猟兵が部屋に流れ込み戦闘を開始する。
「ぷるぷる。にんげんさん、ぼくら、いじめる? いじめる? ぷるぷる。にんげんさん、てきー!」 
「にんげんさん、おいしい? にんげんさんも、たべます」
 ぽよんぽよんと跳ねていた黒い塊の大群は、消えてしまった一部の同族など最初からいなかったように攻撃されたという事実だけを処理してマイリーに襲い掛かる。
「数が多いですね!」
 マイリーは飛び掛かってくるふていけいせいぶつをつぎつぎと【殺戮レーザー】で撃ち落とすのだが、波のように襲い来るふていけいせいぶつを処理しきれるはずもなく。
「びーむ、たべれない。いらない」
 ふていけいせいぶつの魔の手がマイリーを飲み込まんとする。
「自分が行く」
 カムイはさっとマイリーの前に出て刀に手をかけ、そのまんま襲い来る不定形生物の波に向かって地面を大きくけって踏み込み、刀を抜く。
「音もなく――――その身に刻め」
 抜いたら斬る! 波の先端から切り崩していくいくつものいくつもの斬撃。縦切り、斜め切り、横一閃、みじん切り、滅多切り、短冊切りまで。【無響剣舞・絶影(アウトレイジ・ソードダンス)】はうねうねと動き回りながら波を作るふていけいせいぶつたちをその斬撃の当たり具合によってさまざまな形へ切り刻む。
「かたな、うごくとたべれない」
 大量のふていけいせいぶつのなかで斬撃に当たっていない範囲外のものや範囲内ではあるが生き残っているふていけいせいぶつがいっせいにそう声を上げる。そして、学習したふていけいせいぶつたちはまんまるになって身を守る。まんまるになったふていけいせいぶつはつよい! 簡単には切り刻まれない! まるでゴムだから!!!!
「カムイさん、勝手に援護するので斬れるだけ斬ってください!」
「そういうことなら助かる」
 べちん、べたん、びちょ、ばっちこーん!
 カムイの斬撃を生き残ったふていけいせいぶつはもとのかたまりや地面に叩きつけられる。そこにすかさずマイリーが追撃のビームを撃ち込む。ふていけいせいぶつの山は抵抗するもどんどんと小さくなっていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

トリテレイア・ゼロナイン
騎士と害虫駆除…少々ミスマッチですがこれも猟兵の務め
被害がこれ以上拡大するのを防ぐため戦いましょう

といっても部屋の中の大繁殖したふていけいせいめいたいを処理するのに剣や盾では非効率ですね
「防具改造」で予備弾倉を大量に装備し、格納銃器を全て使った攻撃回数重視の射撃で仕留めていきます。密集していれば弾丸の雨で「なぎ払い」、弾んで逃げ回るのならセンサーでの「暗視」で動きを「見切り」「スナイパー」技能を活かした狙撃で確実に止めを刺していきましょう

反撃されたら「武器受け」「盾受け」で対処して「怪力」で地面に叩きつけて「踏みつけ」……あとで足裏を洗っておきましょう…



●マシンナイトは囚われない
 広い足場に恵まれた部屋でトリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)は自分の戦いやすい位置をしっかりと確保していた。「防具改造」で予備弾倉を大量に装備し、格納武器を展開する。部屋の中には今まさにほかの猟兵たちが駆除している高波のように蠢く塊一つといくつか密集して部屋を食べたりこちらを狙ってくる群れが存在している。
「騎士道を鑑みれば言語道断なのですが」
 全砲門解放、セーフティー解除、重心安定、狙うのは流れ弾を当てずに済みそうないくつもの群れ。トリスタンのユーベルコード【機械騎士の二重規範(ダブルスタンダード)】は攻撃回数を重視して放たれ、その部屋に弾丸の雨を降らせる。ぴちゃぴちゃぴちゃん。べちゃあ。まるで泥団子が弾ける様につぎつぎと破裂するふていけいせいぶつはとっても不機嫌!
「おいしくない」
 撃ち漏れた群れの生き残りたちはぎょろりとトリテレイアの方に視線を向け八本足でズドドドドドド、と走って襲い掛かってくる。まるで蜘蛛のようにトリテレイアに襲い掛かる。
「なんの!」
 全身でぶつかってくる戦闘のふていけいせいぶつを武器で叩いて軌道をそらし盾ではじいてダメージは最小限に。そして守ったら攻撃。持ち前の怪力でそのまま地面に叩きつける。トリスタンは素早くリロードして射撃をもう一度おみまいし、向かってくる残りのふていけいせいぶつを撃ち倒すと、べちゃり!
 地面に叩きつけていたやつを思いっきり踏み抜いた。
「さあ、どんどんいきますよ」
 あとで絶対足裏は洗っておかなければいけませんね。などと思いつつも、トリテレイアはその手段を択ばない柔軟な判断でふていけい生物駆除を続けるのであった。
 広い戦場はふていけいせいぶつの駆除が進むにつれてとドロっとしたヘドロの悪臭に包まれていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ブランシュ・シコ
【SPD】
ふていけいせいぶつって言うんだ。
ううん、にんげんさんはいじめないよ。
ブランシュは人狼だから、人狼さんはいじめるね。
まえに食べてた油虫とかクモに似てるけど、
ふていけいせいぶつは食べれなさそうだから掃除しないとだめ。

ふていけいせいぶつで逃げたやつを『ダッシュ』で追いかけて、
そのまま『ランナー』を発動して追い抜いてからキックするよ。

ブランシュを食べようとするかもしれないけど、すごく速く動いて
キックもすごい早くキックしたらブランシュ食べられないとおもう。

大人しくしないとキックするぞ。
大人しくしてたらキックするから待っててね。



●ゲートキーパー
「こわい、こわい。にんげん、いじめる。ぷるぷる」
 戦場ではすでにたくさんのふていけいせいぶつが散っていた。おなか一杯宇宙船をたべたいだけのふていけいせいぶつたち。
 こんなところにいられるか、他の宙域にふわふわするぞと何匹か戦場を離れ始めるふていけいせいぶつたち。
「あ、また逃げた」
 ブランシュ・シコ(白い人狼・f12074)はそんなふていけいせいぶつたちを中心に狩っていた。
「ふていけいせいぶつって言うんだ。ううん、にんげんさんはいじめないよ。ブランシュは人狼だから、人狼さんはいじめるね。」
 といっていたのは戦闘開始間もなくのこと、今はかなりのお掃除が済んだ戦場を縦横無尽に駆け回っている。窮鼠猫噛み! とばかりにふていけいせいぶつも素早い人狼さんにあわてて噛みつこうとするがそれよりも早くブランシュに吹っ飛ばされてしまう。ふていけいせいぶつご自慢のぽよんぽよんからの飛びつき攻撃は攻撃として成立する前に蹴り飛ばされてしまうのだ。ブランシュは【ランナー】を使ってヘドロに向かって血反吐を吐きながらも追っては蹴りぬき、踏み抜き、また駆ける。
「じんろーさん、はやい。じんろーさんあじわからない。たべたい!」
 ふていけいせいぶつさんはまたまた食べられないものが増えてお怒りだ! ふていけいせいぶつさんの真っ黒な体にぴったりの真っ黒い感情がブランシュを包むけど、ブランシュは止まらない。
「大人しくしないとキックするぞ」
「ぴぃっ!」
 ブランシュが、人狼こそが食う側の種族であることをふていけいせいぶつに知らしめるようにギラリと光るような目で言う。まあ食べれなさそうだけど。それからブランシュはセリフさえ違えばすごく癒されるのではないかというふわりとした表情で救い無き言葉を続けるのであった。
「大人しくしてたらキックするから待っててね。」
 そろそろお掃除も終わりそうだ。ブランシュは走る。逃げたら追う。終わりまで。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ゾーク・ディナイアル
「あーもう!つまりは目につく敵を全部ブッ壊せば良いんだろぉぉぉ!」

☆戦術
SPD勝負
「殺し放題なら楽しませてよねぇぇ!」
敵集団内に突撃して強化兵戦技《高速剣》で暴れまわるよ。
目につくヤツを片っ端から『怪力』で振るう妖剣の『二回攻撃』で殺戮衝動に任せてブッた斬る!
「キャハハハハハ!」
バラバラにしても復活とか分裂されると嫌だから、破片まで剣とか脚でグリグリと『傷口を抉って』跡形も無くグシャグシャにしちゃうよ。
攻撃して来たら『見切り』で躱して、間髪入れずにまた高速剣だ。
「強化兵の力って凄いよねぇ?ねぇ?!おい、凄いって言えよぉぉ!」
全滅するまで暴れちゃうぞ!

※アドリブ歓迎


フランチェスカ・ヴァレンタイン
大型化したカサカサと蠢くアレ、とかではないだけまだマシでしょうけれども。――これはこれで何ともはや、な光景ですわねー……?

ともあれ、一先ずは砲撃武装での【一斉発射】を行い射線で【なぎ払い】、立ち回りの足場を確保致しましょうか。
反撃には【見切り】【フェイント】を駆使して応戦、斧槍の【なぎ払い】と蹴撃の【カウンター】で迎撃しつつ、砲撃も織り交ぜた【2回攻撃】で追撃していきますわね。

集られすぎて捌ききれなくなってきましたらテールバインダーを噴かして上へ跳び、【UC】の発動で一気に掃討していきますわよー!

足下のドロドロは適宜砲撃で灼いてしまいましょう。足を取られでもしたら大惨事でしょうし、ね…。



●掃討大作戦
「あーもう!つまりは目につく敵を全部ブッ壊せば良いんだろぉぉぉ!」
 ゾーク・ディナイアル(強化エルフ兵の出来損ない・f11288)はカムイ同様戦場で暴れまわる狂戦士と化していた。いや、なんというか変貌具合ならこちらのほうがすごいんだけどね!
「そこの方々、暴れまわるのは大変よろしいのですけれどこちらの砲撃は避けてくださいね」
 フランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)は砲撃武装を構え、発射準備を整える。
「いきますわよ!」
 熱くなった方針から打ち出される一斉発射はふていけいせいぶつたちをつぎつぎに弾けさせていく。前線で暴れるのを主な動きとしているカムイやブランシュやゾークはしっかりとそんなものをよけながらも体力の続く限り暴れるようだ。フランチェスカも一応こちらからは巻き込まないようにしながら射線で広範囲をなぎ払い立ち回りの足場を確保する。
「むしろ動きやすくなった。助かる」
「ブランシュは、おいかけるほうのしごとだから、なんとか、なる」
 カムイとブランシュは薙ぎ払いついでに自分たちが刻んだり弾けさせたぬるんぬるんの地面ごと射撃で綺麗にされ足をとられないのを感じながら答える。
「キャハハハハハ!」
 ゾークはもう殺りく兵器となっているのでフランチェスカの警告なんてお構いなしだ。
「足場の掃除はいいですね。私も助かります」
 実弾の節約もあって近接中心の立ち回りに移行していたトリスタンもこれには満足。自分の足裏以外の汚れをあまり気にしなくていいのは助かるようだ。
「私もレーザーでお手伝いします」
 マイリーもカムイのサポート射撃は続けつつ隙あらば地面を溶けない程度にレーザーで焼いて固める。そんな全員の動きを補佐する存在に気付いたふていけいせいぶつ
「あのぶき、たべる!」
 カムイたちがほとんど片付けた波の一団の残党の多くがフランチェスカに注目し、津波のように押し寄せてくる。
「かなりデカいですわね……」
 フランチェスカは武器の照準を襲い来る波に合わせ、タイミングを計り待ち構える。
「とにかく、やれるだけやってしまいますわよ!」
 大型化したカサカサと蠢くアレ、とかではないだけまだマシでしょうけれども。――これはこれで何ともはや、な光景ですわねー……? フランチェスカは息をのむ。ぶっちゃけこんだけまとまってこられるとキモイってやつだ。イナゴの大群のようなふていけいせいぶつ。
「全動力炉、出力上限カット。全兵装・全能力の超過駆動、開始―― さあ、おいでませ? そのお誘い、謹んでお受け致しますわ……っ!」
 発射されるユーベルコード【九天穿ち 灼き撃つもの(フルドライヴ・テンペスト)】はその名の如く。五月雨式の砲撃を周囲に放ち、次々と襲い来る波を焼却していく。そして続けて飛び上がるフランチェスカ。
「仕上げはこれですわよ!」
 空戦軌道に入ったフランチェスカは斧槍を振るい自らの道を切り開く。
「ぷるぷる……きえます……」
 次々に消滅していくふていけいせいぶつ。
「はあ、また足場を固めなくてはなりませんわね。皆さん。もう少しですわ。頑張ってまいりましょう」
 皆の奮闘でだいぶん減ったふていけいせいぶつと飛び散る残骸の惨状を見ながらフランチェスカはみんなを鼓舞するのであった。

●殺戮の饗宴
「いわれなくても、残りのふていけいせいぶつはあたしが殺すよ!」
 ゾークはガンガン攻めていた。それはもう逃げる者も向ってくるものも全部丸ッとお構いなし、動く黒いやつは全部切り刻む勢いだ。
「殺し放題なら楽しませてよねぇぇ!」
 踊り食いしてもなくならないレベルで分裂したりして数をなかなか減らさなかったふていけいせいぶつも
「もうたまぎれです。ぷるぷる」
 と言わんばかりに、いや、いってないけど!
 増殖の限界を迎え、というか増殖を超える速度で消されていくのだ。ぼくたちはうちゅうせんがたべたいだけなのにふほんいです。
「ぷる、ぷるぷる」
 ふていけいせいぶつが分裂してできたふていけいせいめいたいたちが危機を感じて何匹化で集まり始める。しかしただ波のように集まって蠢くのではない。
「がったーーーーーい」
 おなかにすうじをもつふていけいせいぶつ。ふていけいせいめいたいはおおきなひとつのキングふていけいせいめいたいⅩⅩとなる。
「上等だぜ! キャハハハハ」
 大きな獲物、ふていけいせいめいたいⅩⅩを前に高揚する戦闘狂と化したゾーク。
「あんまり真面目にやってると……馬鹿見ちゃうよ!」
 狂喜の眼差しから放たれるユーベルコード【強化兵戦技《高速剣》(キョウカヘイセンギ・コウソクケン)】により、ふていけいせいぶつたちを数多切り、なぎ、ついでに傷口を抉ったりしながらふていけいせいめいたいⅩⅩに踏み込んでいくゾーク。
しかし、その切っ先は、ふていけいせいめいたいⅩⅩに触れることはかなわなかったのであった。

●ふていけいせいぶつ掃除の終焉
「Ggyaaaaaaaaaaa!」
 その声はおぞましく、まるで肉食獣のごとき咆哮であった。ほとんどのふていけいせいぶつを掃除し終えた猟兵たちがそちらに向かう前に、あちらが来た。
「wgqepe2@zfz:y/hd@9djr」
 そう、今回第二のターゲット、宇宙怪獣である。宇宙怪獣デスモ・ブラキオスは登場とともにふていけいせいめいたいⅩⅩをその巨体でゾークより早くぶっ飛ばし、体から小型のメカを大量に発生させ、それをつかってぶんかいする。そしてほかのふていけいせいぶつたちも分解していく。
「ぷる、ぷる……」
 まだいきのこっているふていけいせいぶつたちもこれには怯え逃げ出そうとするばかりだ。同じくデスモ・ブラキオスにロックオンされてしまった猟兵たちは、こちらの相手に専念せざるを得なくなるのであった。あいつはかなり、キレている!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『デスモ・ブラキオス』

POW   :    CODE:Dino
【恐竜の本能 】に覚醒して【広域殲滅モード】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    CODE:Raptor
【体から生み出した無数の小型恐竜メカ 】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    CODE:Venom
【未知のバイオウイルス 】が命中した対象を爆破し、更に互いを【ダメージを共有する状態】で繋ぐ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナハト・ダァトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ゾーク・ディナイアル
「あっぶないなぁ!ボクの獲物まで獲っちゃうしさぁ…許さないぞ!」

☆戦術
SPD勝負
UC【ハルシオン起動】で魔導騎士ハルシオンに乗って、戦闘力を強化していざ勝負!
「キャハハハハハ!コレ凄いだろぉ!」
高機動で翻弄しながらビーム銃で牽制、小型メカを撃ち落としながら隙を『見切って』一気に斬り込むよ。
「お前は壊し甲斐があるなぁ!どんどんバラバラにしちゃうぞぉ!」
『怪力』機構でビーム剣の『二回攻撃』連続斬り、敵の攻撃はしっかり『見切り』回避して『カウンター』でビーム剣を突き刺し『傷口を抉る』よ。
「ハルシオン!ボクの魂を吸い尽くしてぇ!敵に裁きをぉぉぉ!」

※アドリブ歓迎



●今週のビックリでドッキリなメカたち
 うちゅうせいめいたいを排除してデスモ・ブラキオスは吠える。
「あっぶないなぁ!ボクの獲物まで獲っちゃうしさぁ…許さないぞ!」
 それに最も近距離から早速噛みつくのはゾーク・ディナイアル(強化エルフ兵の出来損ない・f11288)だ。もうちょっとで刃が届いて気持ちよく切り刻めたっていうのにとんだ邪魔が入ったものだが、向こうから大物が来てくれたのは好都合。
「代わりにお前をズタボロにしてやる!! キャッハー!」
 素早く突っ込んでくるゾークを守る様に群がる小さなラプターたち。
「6j5b¥r」
 言語、あるいは意思表示のプログラムが壊れているのか謎の機械言語を放つデスモ・ブラキオスの号令に従ってか、小型のラプターたちはゾークへと次々飛び掛かる。ゾークはそれを切り払い、振り払って一度後ろへ跳び距離をとる。
「くっそまじ多いじゃねえか! ならボクも思いっきりお前等ぶっ壊しまわってやるぜ!!!!」
 ニタリと笑うゾーク。
「切り札ってのはさぁ、あると使いたくなっちゃうんだなぁこれが!」
 ユーベルコード、【ハルシオン起動】により装備していた試作人型魔導騎士『ハルシオン』の胸部が変形し、そこにゾークが騎乗する。
「キャハハハハハ! コレ凄いだろぉ! かっこいいだろぉ!」
 ワイルドである。そう、彼女は野性的に高機動にハルシオンを動かし始める。小さなラプターたちが群がる中でその間を縫い、ビーム銃で迎撃して道を作りデスモ・ブラキオスへ一直線。
「オラオラぁ! ボクの道を塞ぐんじゃないよぉ! キャハハハハハ!!!」
 最高にハイって奴だ。やっぱり大物にも何発かぶち込んどきたいよねぇ! とばかりに一気にデスモ・ブラキオスの懐に入り。
「お前は壊し甲斐があるなぁ!どんどんバラバラにしちゃうぞぉ!」
 通り抜けざまにハルシオンのビーム剣で2度切り付けながら腹の下をくぐったのち、デスモ・ブラキオスの反撃である尻尾による薙ぎ払いを振り返ってスライディングで躱して、更にそのままもう一度折り返しで腹の下へ。
「ハルシオン! ボクの魂を吸い尽くしてぇ! 敵に裁きをぉぉぉ!」
 ビーム剣を先ほど切り付けた場所に突き上げてジジジジジジ、とビームで焼けるような音を出しながら傷口を抉る。
「g@33666!?」
 これにはデスモ・ブラキオスもたまらず前足を上げ無理やり剣を抜き、そのままハルシオンを踏みつけにしようとする。
「おっとぉ!そうはいかな……う、うわああああ!」
 踏みつけを回避して抜けたハルシオンの背後から数で押してくる小型ラプター兵器たち。何匹かに取りつかれ回転しながらそれを振り払いデスモ・ブラキオスから距離をとる。
「くっそやったな! お前ら全部マジぶっ壊すっ!!!!!」
 ゾークはハルシオンを操りビーム銃とビーム剣で更に洗浄を駆け抜けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

トリテレイア・ゼロナイン
(【メタ】リプレイで『トリスタンとイゾルデ』で高名なトリスタンと呼ばれるのは騎士として嬉しいのですが私はトリテレイアです)

さて、気を取り直してこの鋼鉄恐竜を破壊しましょう
「防具改造」で全身に滅菌対策を施し、機械馬に「騎乗」し足や尻尾の攻撃に気を付けながら脚部を「怪力」で振るう槍や盾で「鎧砕き」、破壊を狙います

纏わりつく小型メカは「なぎ払い」で処理していきましょう。そしてこの小型メカを出し入れする際に装甲に覆われていない箇所が露出する弱点が存在するのでは?
そのタイミングを「見切り」、弱点の箇所に格納銃器を撃ちこみながらワイヤー制御隠し腕を打ち込み動作不良を狙ってみましょう



●鉄の危機管理
 防具改造で全身に滅菌対策を施し、機械馬に騎乗するトリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)。前線で早速ゾークが入れた一撃に苦しむデスモ・ブラキオスを観察する。デスモ・ブラキオスはゾークに腹にダメージを入れられたことで生存本能を目覚めさせ、恐竜としての凶暴さを覚醒させていた。広域殲滅モードへと変形していくのが見える。
「ふむ、草食の見た目ですが、凶暴なようで」
 トリテレイアは槍を構え、機械馬を動かす。デスモ・ブラキオスがその敵影に気付きトリテレイアの方にもラプターで応戦してくる。
「ここは、力推しです!」
 トリテレイアが縦を構え、槍を突き立てる。そのまま姿勢を低くして、彗星の如く風を纏い突っ込んでいく。並みの小型ラプターの突撃ではトリテレイアに近づくこともかなわず吹き飛ばされたり、立てて弾き飛ばされる。
「薙ぐまでもありませんね。お覚悟を!」
 トリテレイアが観察で目を付けたのはラプターたちを出し入れする胸部。装甲が薄く、ラプター射出の瞬間なら特に内部にも攻撃が通りそうなところだ。
「fu;¥」
 次々駆け抜けながら吹き飛ばされるラプターを見てか躍起になってラプターを増員してくるデスモ・ブラキオス。
「その行動パターン、封じさせてもらいましょう」
 ユーベルコード【腰部稼働装甲格納型 隠し腕(対UC拘束モード)(ワイヤード・サブ・アーム・スタンモード)】を発動してそれに反応するトリテレイア。腰装甲からワイヤ制御隠し腕が出現してデスモ・ブラキオスのそこに打ち出される。腕はデスモ・ブラキオスの胸部をつかむ。
「ぬぅん!」
 次に、そのワイヤーを伝ってデスモ・ブラキオスに流される特殊電流。
「4b@t1」
 動きを止めるデスモ・ブラキオスとそこから出てくるところであった小型ラプターたち。トリテレイアの攻撃によって、デスモ・ブラキオスのユーベルコードの力は一時的に封じられたのである。
「さあ、皆さん今です!」
 トリテレイアは合図する。少なくとも180秒は造園に悩まされることもないのだと、そして露払いが如くその周囲のラプターたちを槍で薙ぎながら自分もそのまま突っ込む。
「せっかくなのでもう一撃入れますよ!」
 機械馬に高くジャンプさせて自分が動作不良に陥らせた胸部へ突っ込む。そしてそのまま盾でを構えて体当たり、反動で体が戻る前に更に槍を素早くボクシングのワンツーのようにストレート刺し!
 デスモ・ブラキオスの胸部はさらに破損するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月山・カムイ
うわっなにあれっ?
失礼、狼狽え過ぎました

って、アレが宇宙怪獣ですか、腹の中のナニカが鎧を纏ってる様にも見えますが
案外不定形生命体と起源は同じなのかもしれませんねぇ
……喰い甲斐がありそうだ

殺戮捕食態に状態遷移させた絶影を振るい敵を喰らう
小型恐竜メカを薙ぎ払い、ソレを生み出す心臓部に直接喰らいつく
本体の攻撃を紙一重で見切り、カウンターで捨て身の一撃を胴体内部の顔らしきものへ叩き込む
外殻ではなく中身を喰らってやりましょう

もういっそのこと潜り込んで、絶影に全てを喰らわせてやってもいいですね
まぁ、そう簡単には行かず内部で小型恐竜メカに襲われるでしょうけども
全てを斬り捨て、くらい尽くしてやりましょう


フランチェスカ・ヴァレンタイン
この図体で際限なく暴れ回られるのも面倒ですし、先ずは機動力を潰しておきましょうか
【範囲攻撃】の牽制砲撃で動きを縫い止めたら着弾に紛れての【迷彩】で接近し、斧槍での【鎧砕き】で各脚部の破壊を試みますわね

暴れ出しましたら上空へ離脱して【空中戦】へ、【マヒ攻撃】を載せた【一斉発射】【2回攻撃】で全体を叩きましょうか。他の方への【援護射撃】も忘れずに

動きが鈍りましたら好機ですわね? 直上からスラスター噴射で急降下、その加速も載せつつ胴体の中心部に向けて【UC】を起動した斧槍で戦槌の一撃を叩き込みますわよー

さてさて。これでごっそり吹き飛んで下さいますと宜しいのですけれど、と

※アドリブ・他の方との絡み歓迎



●喰らう刃
「うわっなにあれっ?」
 思わず間抜けな声を上げたのは月山・カムイ(絶影・f01363)である。
「おっと、取り乱してしまいました。狼狽えてる場合ではありませんね」
 大量のふていけいせいぶつを切り刻み真っ黒になった刀身のヘドロを振り払ってぬぐうと、再び刀を構える。
「行くぜ!」
 カムイが気合を入れて踏み出す、親指を刀で傷つけて流血する。血を垂れ流し刀身にまとわせる。そしてその刀、絶影はみるみる姿を変えていくのであった。
「喰らいつくぜ!」
 殺戮捕食態に変化した絶影を思う存分振るいながら敵陣の中へ突っ込んでいくカムイ。小型ラプターたちは反応して襲い掛かってくる。
「こんなもので自分は止まらねえぞ!」
 荒れ狂う暴風の如くラプターを食い散らかしたり吹っ飛ばしていく。そろそろ行けるか? と周囲を見渡して本体、デスモ・ブラキオスを捉える。夢中で暴れているうちに。だいぶん掃除は済んでいたようだ。周囲は自分の食い散らかした残骸のほかにも他の猟兵たちが作ってくれた亡骸で道ができていた。

●全弾発射(フルバースト)
「ああ、もう出し惜しみは不要ですわね」
 銃身を前方に向けて有象無象とその後ろのデスモ・ブラキオスを見据える。前衛が多いようだ、とりあえず味方には当てないように道を作ろう。フランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)は自分の目で着弾させる場所にいくつかあたりをつける。前で暴れてる影は3つ。どれも相当な暴れ馬のようだ。邪魔をしないように、でも思いっきり撃つ!
「広範囲ビーム砲、フルチャージ! たんと召し上がりなさいませ!」
 フランチェスカはふていけいせいぶつ同様にラプターたちを射撃で薙ぎ払っていく。狙いは自分の前方一直線のラプターとその先のデスモ・ブラキオス。
 何発かお見舞いしたアウトレイジ・ブラスターを背面展開する。
「3z@e」」
 遠くからデスモ・ブラキオスの悲鳴が聞こえる。狙いは当たったようだ、それならこのまま……
「今度はもっと近くで……!」
 フランチェスカは加速する。自分の切り拓いた道を駆け抜けて、デスモ・ブラキオスの元へ。

●集結と終結
「さあ、皆さん今です!」
 トリテレイアの声が響き渡る。その後、デスモ・ブラキオスの悲鳴も、トリテレイアがデスモ・ブラキオスの胸部装甲を槍で打ち砕いたのだ。
「よっしゃ、いくぜぇ! キャハハー!」
 ゾークがハルシオンでどんどん外装を切り付ける。そこに先に合流したのはカムイだ。カムイはそのまんまトリテレイアに続いてデスモ・ブラキオスの宗元に飛び込んでいく。
「喰らえ、絶影!」
 壊れて脆くなった胸部に一撃入れるカムイ、そして、そのまま突き抜けてカムイはデスモブラキオスの体内に侵入した。
「7/¥6666」
 デスモブラキオスが吠えるがお構いなしだ。
「意外と入れるもんだな、なら暴れるぜ!」
 絶影乱れ切り、カムイはデスモ・ブラキオスの中をどんどん壊していく、外を壊し続けるのはゾークとトリスタンだ。
「b0;.4444」
 外から砲撃が着弾する音が聞こえ、デスモ・ブラキオスが暴れだす。中に入り込んだカムイは足元をとられる。
「あ、やべ、そろそろ出ないとな……って」
 中を存分に壊していたカムイがある違和感に気付いた。
「出口が……ない!?」
 カムイはいつの間にかギラリと光る眼に囲まれていた。ラプターたちが外から帰ってきていたのだ。出口は塞がれ、どっちかもよくわからない。
「ふ、また取り乱してしまいましたね……。しかし、喰らいつくしますよ!」

 一方そのころ外では。
「カムイさん、なかなか出てまいりませんね」
「ハッ、知るかよ、こいつ倒せば出てくるだろ!」
 ゾークは構わず暴れる。トリテレイアも気にはなっているが、ふむ。そう考えるトリテレイアの真横を高熱量の光が駆け抜ける。フランチェスカのビーム砲である。
「うおっ!?」
 一瞬たじろぐトリテレイアの横をさらに駆け抜けていく一つの影
「どいてくださいませええええええ!」
 斧槍を構えてデスモ・ブラキオスに突撃するフランチェスカ。
「セーフティ、解除―― 対反動スラスター、噴射待機―― 術式炸薬、フルチャージ…! たぁっぷり、召しあがれ? 痛撃、爆砕っ…!!」
 既にゾークとトリテレイア、そしておそらく中のカムイによって動きが鈍り切ったデスモ・ブラキオスにフランチェスカの渾身のユーベルコード【城塞穿ち 爆ぜ砕くもの(クロスレンジ・ヒートハンマー)】をぶち当てる。

●巨大艦隊の沈黙
「どれくらい食ったかな……まだ来るか?」
 暗がりの中でラプターを食らい続ける男、そこに光明が差した。
「どいてくださいませええええええええ」
 外から甲高い声が聞こえると同時に、巨大な爆発音がデスモ・ブラキオスの体内で響いた。
「なんだぁ!?」
 驚かされてばかりだな。とにかく、その爆発と共にデスモ・ブラキオスの胸部、入ってきたところに大きな穴が開き光が差した。カムイはとっさにそこから脱出する。
 カムイが地面に着地すると、背後でもう一度大きく爆発が起こった。
「m460。……?」
 デスモ・ブラキオスが苦痛の叫びをあげながら壊れていく。
「決まった、ようですわね」
 フランチェスカの声にカムイがデスモ・ブラキオスに振り返ると相当な穴が爆発によって開いていた。よく私、生きてたな……。という感想をカムイが持つ程度にはデスモ・ブラキオスの被害はすさまじかった。
「はーん、もう終わりかよ! 簡単にスクラップになっちまいやがって!」
 ゾークは想像以上にあっけなくやられたデスモ・ブラキオスに悪態をつくが、もうアレは爆発するばかりで何も返さない。さて、これからどうしようかと猟兵たちが思ったその時、猟兵達の上のハッチが開き、大量の物資が落ちてくるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『宇宙食パーティ』

POW   :    色んな宇宙食を試してみよう

SPD   :    宇宙食をさらに昇華してみよう

WIZ   :    こんなアイデア宇宙食を生み出してみよう

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●うちゅうしょく……!?
 デスモ・ブラキオスが倒れると上空のハッチが開く、上も何かの宇宙船だったようだ。何かたくさんの物資が降り注いでくる。
 その中身は……宇宙食だ。君たちはこれを食べても実権か何かに使ってもいい。だがグリモア猟兵は面白がって人々をここに派遣することであろう。
月山・カムイ
うちゅうしょく……賞味期限は大丈夫なんですかねぇ?
色んな料理があるようですし、満遍なく試してみて……あとは、お土産として持ち帰りますか

とにかく色々試してみましょう
ラーメンやらパスタやらなにやら炒飯やら
馴染みのある料理から下手すると地球ではお目にかかれない料理まであるのかも知れません
開けてみて明らかなゲテモノが出た場合は……うん、実験してる人達へ提供しましょう

ひょっとしたらまだ見ぬ宇宙生物のステーキとか、面白いものもあるかもしれませんねぇ
美味しく食べられるものがあるのなら、そういうものを探索してみたいものです

ノリと勢いで、アドリブや他の人との絡みも歓迎します


フランチェスカ・ヴァレンタイン
あら、結構な高級品に滅多に流通しない稀少品も混じってますわね?
……確か密閉空間以外ではそう保存の利くものではなかったはずですし、折角ですから戴いてしまいましょうか
後詰めで待機されてた方々もお呼びして、ささやかながら祝勝会と参りましょう

他の方がある程度集まるまで【料理】を揮って宇宙食を組み合わせて色々拵えますわよー
稀少品と高級品の組み合わせでやたら贅沢な庶民料理になりそうではありますけれども
出来上がった料理は皆さんで摘まめるようにビュッフェ形式で並べておきましょう、と

さて、あとはお開きまで食事を愉しみながら共闘した方々と歓談して過ごすと致しましょうか

※アドリブ・他の方との絡み歓迎



●私に宇宙食を預けてみなさいな
「まあ、こんなにたくさんの宇宙食。後詰めで待機されてた方々もお呼びして、ささやかながら祝勝会と参りましょう」
 フランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)は我ながら素敵なアイディアではございません事? といった表情で提案する。それに答えたのはいろいろな宇宙食のパッケージとにらめっこしていた月山・カムイ(絶影・f01363)だ。
「いいですねえ。いろいろな宇宙食があるみたいですし、まんべんなく試したいと思っていたところです」
 戦闘が終わってすっかり元の穏やかで丁寧な口調の青年に戻り切っていたカムイはいくつかの目ぼしい宇宙食を選定し始める。
「どれを使いましょうか……このあたりとかパーティーメニューっぽくていいと思いますよ。こっちはなんか、ゲテモノな見た目をしてるのでダメですかねえ?」
 無難な宇宙食を纏めていくカムイの宇宙食を受け取りながらフランチェスカはにっこりと笑って答える。
「いいえ、ただ無難なものを並べて食べるのでは面白くありませんわ。ワタクシはこの宇宙食を色々と組み合わせて……お料理致しますわよー!」
 堂々と言い放つフランチェスカ。ドドーン! という効果音が聞こえそうな勢いである。こうして、フランチェスカと流れに巻き込まれたカムイの宇宙食改造計画が始まるのであった。

●イェーガー3分クッキング
 てれてってってってって、てれてってってってって、れててってってってってってってってって、て、て、てーーーー!
 あ、もういい? というわけで始まりました、イェーガー3分クッキング! 本日の先生はこの方、お嬢様界のダメンズウォーカー。男の胃袋までダメにする女。フランチェスカ先生。そしてアシスタントは戦いに生きる男。顔がいい。カムイでお送りします!
「で、この宇宙食の中からどれを組み合わせて料理するんです?」
 カムイが興味深いと手に取った中から本当に無作為に選ばれた様々な宇宙食を並べたかごを見てみる。中には【激辛! 最強! お尻ブレイカー!】とか【忘れないで、あの日の思い出――ママのおっぱいプリン】とかいう本当に宇宙食として成立しているのか怪しい名前のパッケージも立ち並ぶ。いや、プリンはまだマトモカウントしていいのか? 他にもそこそこゲテモノなものもちゃんと入っているが、なかにはキャビアやフォアグラ、ステーキにローストビーフまで、結構高級な食材もある、その中でフランチェスカが選んだのは……これだ。1,2,3!
「こちらの【どんなダメンズもこれでイチコロ! ダメコロリYours!】と【最高のひと時をあなたにお届け、宇宙艦KOBEのビーフステーキ】、【宇宙マンドラゴラとミックス温野菜】の3つを使用してまずはメインディッシュ、目玉料理を作成します!」
 え、今なんて?
「えーっと、ビーフステーキはとっても美味しそうですが……ダメコロリと、宇宙……マンドラゴラですか?」
 宇宙にはマンドラゴラが実在するらしい。
「ええ、これで完璧に贅沢な高級庶民料理の一皿を作って見せますわ!」
 ドヤ顔スマイルするフランチェスカ。しかし、そうか。宇宙にはマンドラゴラが実在したんだ! 至極まともな見た目の【宇宙艦KOBEのビーフステーキをさらに出す。これは本当に宇宙食なのだろうか、艶のある脂ののったように見える牛肉の見事なステーキ肉がズルリと開かれた銀の真空パックから姿を現す。そして、そこに添えられる宇宙マンドラゴラとジャガイモやニンジンの温野菜……
「あ、結構そういう感じなんですね」
 漫画や書籍で見覚えのある気持ち悪いマンドラゴラと似たような姿をした宇宙マンドラゴラは、意外にも小さかった、小さくて、たくさん、もうふんだんに使用されていた。比率で言うと宇宙マンドラゴラ8でそれ以外の野菜が2だ。
「お、思ったよりすさまじいのが出ましたが、とにかく食べてみましょう!」
 フランチェスカはチャレンジ精神をみせる。ボウルにだした宇宙マンドラゴラとミックス温野菜をスプーンでステーキののったお皿に適量盛りつける。残りは後で別の料理にしよう。
「うわー。これだけならまだおいしそうですね」
 目を泳がせながらスマイルするカムイはマンドラゴラの視線を感じていた。死んだ魚と目が合うのになれない人の気持ちとはこんな感じであろうか。
「メインディッシュですからね、インパクトは大事です!」
 お嬢様は高らかに告げ、続いて【ダメコロリ】に手をかける
「本当にそれ、かけちゃうんですか?」
 実験してる人がいたら提供する予定だったのだが、まさか自分もこの後実食させられるであろう料理にぶちまけられるとは。カムイは面白いような、恐ろしいような複雑な気持ちを内心に秘めながら紳士的に忠告する。
「もちろんですわ! いきますわよ……」
「ちなみに、その食材を選ぶ理由って何ですか? なんか、ソースっぽいのは確かなのでチョイスは間違ってないと思うのですが」
 そう、ダメコロリは宇宙食であるが真空パックではなくチューブの容器に入れられていた。かけて使うという用途ではあるのだろう。フランチェスカはそのキャップをパカッと開いて言った。
「一番気に入ってるのは、名前ですわ!」
 ぶちゅぶちゅぶちゅううううう。チューブから黒いでろっとした歯磨き粉のようなソースが、おいしそうなビーフステーキの上にぶちまけられるのであった。そのソースは、先ほど大量に掃除したふていけいせいぶつをカムイに思い出させるのであった。猟兵たちが食べに現れるまで、次々とフランチェスカの料理は続く。まあ、中には普通においしそうなものもあるので、諸君はぜひ食べに来ていただきたい。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

マイリー・アレックス
宇宙食を堪能します。

比較的安全そうな宇宙食を食べてみます
パッケージに注意事項や品質保証のマークが付いてたら
問題無いでしょう

食材が未知過ぎて分かりませんが、味で判断するしかないでしょう
「この宇宙食はオレンジの味がします。」
「こっちの宇宙食はグレープの味。」
「今度はリンゴ味。」
果物を引き当てたみたいですね。

腹が一杯になったら、後片付けです。
残りの物資は捨てる訳にはいかないので回収しましょう。
本当はこの世界の住人達に渡すべきなのですが、
宇宙は広すぎて誰一人見掛けません。



●宇宙食堪能記~デザート編~
 マイリー・アレックス(清楚な?お姉さん・f09992)も宇宙食を集めていた。本当にどっさり落ちてきたので、フランチェスカやカムイが多少集めたところでこの宇宙食は処理しきれないのである。
「もしかしたらふていけいせいぶつより厄介なのでは」
 もし自分がフードファイターだったらこの量は強敵であったであろう。そんな宇宙食を眺めてマイリーはパッケージの中から注意事項や品質保証。また商品名が比較的まともなものをとっていく。その中でマイリーが特に気になったのは【ワンダービーンズ】である。直訳すると不思議な豆、であろうか。品質保証マークかはともかくなにやら特定保健用食品で見かけたようなマークがついているし、説明文に宇宙原産の不思議な豆! 食べて驚き、瑞々しい味と触感! とある。注意事項には開封後はなるバク早めにお召し上がりください。全体的に見て安全と安心が醸し出される一袋だ。
 まあ、中身がよくわからない豆なのは気になるが、しかし、豆は豆。他のよくわからないゼリーややけに怪しげなインスタント宇宙食よりはかなりよさげに見える。マイリーはその袋を開けた。
「……カラフルですね」
 ピンク、青、緑、赤、紫、黄色、橙。七色の豆が1粒ずつ真空パックされている。開封後にはお早めにお召し上げりくださいとはこのことかと、マイリーはとりあえずいくつかつまんで口に運ぶ。
「この橙の豆ははオレンジの味がします。そのままですね、こっちの紫の豆はグレープの味。これも違和感はありません。今度はリンゴ味。赤、なるほど」
 瑞々しくてフルーティー、広告に偽りなしである。マイリーは残りのピンクの桃、緑のキウイ、黄色のレモンも、青のブルーベリーも平らげてしまった。やはり豆は豆、触感はフルーツだけど少し少ない気がする。

●せっかくなので少しだけ
「ねえ、そちらのあなた? よかったらご一緒にお食事なさいませんこと?」
 マイリーがワンダービーンズを食べ終わって次はどれにしようかと物色している折、フランチェスカから声をかけられた。
「よろしいんですか?」
 マイリーがそちらに振り向くとちょっとゲデものっぽいステーキやカラフルなサラダ、光る青いカレーに銀のパッケージで中身がわからない飲み物らしきものが並べられていた。少しためらうが、他の人も食べるなら……とマイリーがそちらの輪に誘われるままに入っていく。
「ええ、もちろん。せっかく料理したんですもの! 皆でおいしくいただきたいわ」
 フランチェスカが手を合わせてにっこりと微笑む。
「じゃあ、せっかくなので少しだけ」
 こうして、マイリーも猟兵たちの食卓に参加することとなるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

蛇塚・レモン
他の猟兵との絡み・アドリブ歓迎!

<WIZ>
よ~しっ、宇宙食カレーを作るよっ!
料理は自炊できるレベルだから大丈夫っ!
材料の宇宙食を探しに行くよっ!
あたいの第六感やカレー的野生の勘を駆使して、材料をどんどん見つけてゆきたいな~っ!

ところで宇宙食のカレールーなんてあるのかな?
というかここ、鍋とコンロがないっぽい……っ!?

ご飯は偶然、あたいの救命救急リュックに非常食のおかゆパウチが入ってたからそれで代用してっと……
(十数分後)
なんやかんやで、宇宙食カレーの完成だよっ!
カレールーの色が蛍光ブルーなんだけど、気にしないっ!
冷めても多分美味しいカレーだよっ!
いただきます!

……フツーのカレーだね、意外性ゼロ!



●光る青いカレーが出来るまで
「あ、あった~~~~~~!」
 蛇塚・レモン(叛逆する蛇神の器の娘・f05152)は【スペース銀河コズミック★カレー】を手に取って叫んだ。捜索から早数分。彼女はついに求めていたものを見つけたのだ。それこそがこの宇宙食のカレーである。
「えーっと、説明文は」
 宇宙食だけあってガスもコンロもいらないらしい。他の宇宙食同様に銀のパックに入っているが、中身は凝縮されていて、2本の紐を順番に引っ張るとなんか知らないけど加熱されてなんか知らないけどドバドバ―って出てくるので大きな器に移して具材を入れて3分待てばいいらしい。それだけで料理になるのか、お手軽で未来的だなー。
 先ほどから金髪のお姉さんが男の人と何か組み合わせ料理をしてるし、これも組み合わせて調理すればいいタイプの奴なのかもしれない。
「よし、じゃあ具材も探してみよう」
 レモンがそう意気込んだ時だった。
「それなら、これとかこれはいかがですか?」
 先ほどまで3分クッキングに付き合っていたカムイが気が付くと傍にいて、【宇宙ニンジン】や【超宇宙級のでんぷんジャガイモ】を差し出してくる。
「なるほど、これでスペースなカレーができますね!」
 肉は調理後の味付きのものしか見当たらないしテーブルになんか宇宙生命体みたいなのがかったステーキがあるのであきらめてこれで妥協しよう。
「よーしじゃあつくるぞー!」
 探し出すとあっさり見つかった鍋に具材を入れて、手順の通りにカレーのパッケージの紐を引っ張る。ドボドボドボっと注がれるどうみても袋より大量のカレー。そしてそれは赤くぐつぐつとマグマのように煮えたぎっていた。
「お、おおおおおお!」
「触ったら指が解けてしまいそうなぐつぐつ具合ですね」
 カムイがそういうくらいぐつぐつと煮えたぎっていた。そして待つこと三分。その光景が一変する。
「お、おおおおおお!」
 驚きで同じリアクションしか取れなくなるレモン。そして鍋の中は、ぐつぐつが解けるとともにみるみる色を変えていった。端から中央にかけて、魔法のように青く。そう、青く。真っ青に。そして光り輝く青へと変色していく。
「す、すごい。カレーの見た目から遠ざかってきてませんか? これ」
 そしてすっかりと適温になったカレーは蛍光色の青に色を染め終わり、キラキラと食べられる時を待つのであった。レモンは自前のインスタントライスを食卓に並べ、フランチェスカたちとこうしてマイリーより先に合流していたのだった。

●食レポとその後
「いやー、しかし、見た目はすごいですけれど、高級な食材も使いましたかもの。きっとおいしいと思いましてよ」
 フランチェスカは集まったカムイ、マイリー、レモンと4人で食卓に座った、
「ふふ、それでは本日は宇宙船掃除、お疲れ様ですわ!」
「お疲れ様です」
「はい、お疲れ様です」
「いえーい! 宇宙食集めもお疲れさまー!」
 猟兵たちで回収した宇宙食の残りは大量にあるのでそれぞれ山分けで回収し持ち帰ることとなっていた。フランチェスカはステーキを頬張り、以外にも維持される品質と高級感、そしてふていけいせいぶつのようなソースのとろける舌触りと風味豊かな香りにうっとり……。
「この目玉に見えたもの、ゴマ、のような何かですわ!」
 黒いのは玉ねぎやいろんな具材をペーストして味付けしたものだろうか。チューブから出た割にはドロッと半透明だし見た目もふていけいせいぶつみたいなソースで心配ではあったがどうやら問題なさそうで、至極優雅に食べ進める。

「このステーキ、とてもおいしそうなのですが。肉は」
 一方カムイはフランチェスカ同様にステーキに手を伸ばすが先ずはマンドラゴラからパクリ……あ、思ったよりなんていうか大根だこれ。あ、でも普通の大根より辛くて苦いかな。ちょっとこれから食べた自分の正気は疑う。しかし、ステーキにはカムイは少し手を出しにくいのだ。芳醇な肉の座布団に鎮座するふていけいせいぶつのようなソース。【ダメコロリ】の広告はどんなダメンズもこれでいちころ。
 自分がダメンズというカテゴリに入るのかはわからないが、少なくともメンズは自分ひとり、もしコロリ! といったらどうしよう。というかコロリってどうコロリなのだろうか。コロリ! だけにコロリと息の根を止められるのだろうか。そんな一抹の不安がステーキに手を伸ばすのをためらう。よし、先ずはカレーを食べよう。全てはその後だ。

「うん! 味は思ったよりフツーだなっ! 見掛け倒しじゃん!」
 レモンが真っ先に口に運んだ蛍光色の青いカレーに超宇宙級のでんぷんジャガイモと宇宙ニンジンとかかれた普通の人参っぽいニンジンのカレーは普通に普通のレトルトカレーだった。いや、見た目はともかく宇宙食で普通のカレーレベルのカレーが食べれるのは普通ではないのか? ま、この際細かいことは気にしないでおこうな!

「あ、この野菜、葉っぱなのにこれも果物みたいな味がするんですね」
 もしかしたら野菜嫌いをすくうかもしれないサラダから食すのはマイヤーである。
 レタスや玉ねぎ、ピーマンに至るまで、見た目はそう感じるのに、中身はそれぞれベリー系の味がする。青臭さもない、もしかしなくても宇宙には無限の可能性が存在しているのだな、と一人納得しながら他の料理にも手を出していくのであった。

こうして、猟兵たちは共に食卓を囲み、しばし談笑する。お互いの自己紹介をあらためてしたり、そんな他愛もない雑談のひと時を。
 そして猟兵たちはしっかりとあと片付けに掃除までして宇宙船を後にするのだった。その後この巨大な合体宇宙船がどうなるのかは誰も知らない……。
 
 余談であるが、ステーキを食べたカムイ君はしばらくの間語尾がコロリになっていたという。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月09日


挿絵イラスト