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迷宮災厄戦⑱-18〜女なら誰しも一度は夢見るもの

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦 #オブリビオン・フォーミュラ #オウガ・オリジン #イマジンモンスター

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●気をつけろ、シリアスギャグだ。
「ついに手に入れたぞ! 最強の力!」
 オウガ・オリジンは高笑いを上げている。イマジンモンスター、想像をそのまま形に変え力もそれに準じるというとてもデタラメな能力である。
「竜の吐息も! 無限の魔力も! 未来の超兵器も! これに比べれば何ということもない!」
 オウガ・オリジンは新しく手に入れた体で格好いいポーズを決める(効果音付き)。
「……筋肉ッ! それはいかなる攻撃も防ぐ盾となり、あらゆる装甲を貫く矛となる最強の武器ッ!」
 やだこの子馬鹿。要するに体はめっちゃ筋肉ついてて頭はいつもどおりのあれです。ちゃんとエプロンドレスも着てるから大丈夫。
「来るなら来い猟兵! この力を手に入れた以上、これ以上やらせはしない!」


「馬鹿なんじゃないかな」
 水元・芙実(スーパーケミカリスト・ヨーコ・f18176)は小さく呟いた。
「皆、連日のオウガ・オリジンとの戦いお疲れ様。もうそろそろラストスパートね。ここで追い込みをかけるために皆にはもう少し頑張って欲しいの」
 そして彼女はイマジンモンスターの説明を始める。
「イマジンモンスターはその名の通り「想像力の国」でオウガ・オリジンが最強の姿になるために作った国よ。……正気を疑うけど気にはしちゃダメ」
 元から狂ってそうだし。
「で、その国であれこれやってボコボコにされてるからかわからないけど、オウガ・オリジンは最強の力が筋肉だと思ったらしいの。……で、彼女の筋肉に期待する想像が過度に反映されてるから何でも筋肉で解決しようとするわ。……ごめん自分でも何言ってるか分からない」
 でね、と芙実は尻尾を揺らして言う。
「皆にも「最強」になって来て欲しいの。この国では皆も最強の姿になれるから。……私はパスね」
 論理性の欠片もありゃしねえ。
「それじゃ、まあ頑張ってきてね。とりあえずなんとかなるでしょ」
 すっごいなげやり。


西灰三
多分、ハートは最強じゃない。

いつもお世話になっています、西灰三です。
今回は迷宮厄災戦のシナリオをお送りします。
詳細はオープニングの通り。
このシナリオは早めに進行する予定です。よってリプレイをお返しできない場合がございます。ご了承の上での参加よろしくお願いします。

プレイングボーナスは以下のものとなります。
=============================
プレイングボーナス……さいきょうのそんざいに変身する。
=============================

以上です。
それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『『オウガ・オリジン』とイマジンモンスター』

POW   :    イマジンモンスター・ギガンティック
【現実改変ユーベルコード】を使用する事で、【全身からオウガ達の頭部】を生やした、自身の身長の3倍の【イマジンモンスター】に変身する。
SPD   :    イマジンモンスター・スピード
【現実改変ユーベルコードを使用する】事で【イマジンモンスター】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    イマジンモンスター・ディフェンス
対象の攻撃を軽減する【イマジンモンスター】に変身しつつ、【身体から溢れ出すトランプ】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:飴茶屋

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

鍋島・小百合子
POW重視

かの鬼は筋肉に羨望でもあったのかえ?
それだけでは強くなれぬというのに滑稽な奴ぞ

「その筋肉、わらわが骨ごと砕いてやろうぞ!」
自身の想像する最強の姿として長い髪を第二の腕に変化
UC「精錬降魔刀」で鬼殺しの属性の魔刀(大薙刀型)を創造
自らの手に魔刀、第二の腕には薙刀をそれぞれ装備し二刀流の構えにて鬼と相対す
第二の腕の薙刀で敵の攻撃を武器受け防御しつつ魔刀のもつ鬼殺しの属性攻撃で鬼の頭部と敵の骨ごと砕いていく(なぎ払い、鎧砕き、乱れ撃ち、部位破壊、破魔併用)
防御を捨てて攻撃する際は残像を纏いながらの見切り回避を重視
我が手に預かる魔刀と第二の腕の薙刀の術で一気に攻め立てようぞ

他の猟兵との連携可




「貴様……」
「なんだ? この素晴らしき体に恐れおののいたか?」
 鍋島・小百合子(朱舞の女丈夫・f04799)はオウガ・オリジンのあんまりな姿を見て眉を顰めた。対するオウガ・オリジンも小百合子の小さな体を見て鷹揚に嗤う。しかし小百合子の方はオウガ・オリジンのその態度を鼻で笑った。
「笑止。それだけで強くなれぬというのに滑稽な奴ぞ」
「この最強の体が弱いだと!?」
「その通り、誠の強さというものをこれより見せてやろうぞ」
 小百合子がそう大見得を切ると、その黒く長い髪が腕の形を取り薙刀を握る。そして彼女自身の腕にはより大きな薙刀が生じ始めている。これぞ精錬降魔刀。
「我は生む、世の摂理を体現せし降魔の刀……この手に!」
「そのような小さな刃物が増えたところでこの私の体に傷をつける事が出来るものか!」
「試してみるか?」
 彼女の持つこの武器はこの世界と同じように想像力を形にするものである。いや、もしかしたらオウガ・オリジンの作ったこの空間こそが本来のユーベルコードなのかもしれないが変わりはない。今、小百合子の手にあるのは人食い鬼を切るための武器だ。
「その筋肉、わらわが骨ごと砕いてやろうぞ!」
「小生意気な、バラバラにしてやる!」
 オウガ・オリジンの丸太のような腕が無造作に小百合子の頭の上に振り下ろされる。しかしそれは彼女の髪の腕が操る薙刀によって軌道をずらされて地面を叩くだけに留まる。
「なっ!?」
「貴様には技が足りぬのだ! 滅べ悪鬼よ!」
 がら空きになったオウガ・オリジンの胸板に鋭く刃が突き刺さる。この二人には得た強さに対する自信が違うのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月夜・玲
ん?
んん~?
可哀相に…あんまりにも殴られ過ぎて頭が…
うん、まあね私達も悪い所があるし!
猟兵脳筋多すぎ問題…ってやつ?


けれどこれだけは言いたい!
無駄な筋肉はただの重し!
という訳で私も適度に筋肉の付いた細マッチョ系さいきょうのすがたに変身!
…何で技術屋の私がこんな事やってるのか分かんないけど、ノリで!
そう、目的に応じて必要な量の筋肉を得るのが最も正しい!
見せ筋なんて邪道!

《RE》Incarnationを抜刀
【光剣解放】を起動
トランプを『オーラ防御』と『武器受け』して弾きつつ光の剣でオリジンへと攻撃
確かに筋肉は盾になる…
でも筋肉が肥大化する事によって表面積は増える!
だから全身傷だらけにしてあげよう




「ん? んん~?」
「どうしたこの威容に言葉を無くしたか」
 何もしていないの勝ち誇るオウガ・オリジンに対して月夜・玲(頂の探究者・f01605)はこめかみに指を当てる。そりゃあこんな妙ちきりんな格好になっていれば仕方もあるまい。
「……可哀想に……あんまりにも殴られすぎて頭が……」
「おい」
「うん、まあね私達にも悪いところがあるし! 猟兵脳筋多すぎ問題……ってやつ?」
「お前そんな目で私を見るな!」
 この世を滅ぼす愛で、目覚めた想い(筋肉)を終わらせて。ここはしっかり介錯してやるのが猟兵としての責務だろう。殴られすぎて悪夢見るようになっちゃってるしね!
「けれどこれだけは言いたい!」
「お前まだ何か言う気なのか?」
「無駄な筋肉はただの重し!」
 びしっと玲はオウガ・オリジンに指を突きつける。と同時に彼女の体が映画に出てくる女戦士のような細マッチョに変わっていく! ……むしろ普段どうやって武器を振り回してるんだろう。
「その細い筋肉がついた所でどうにもなるまい! というか何故変身した?」
「……ノリで!」
 そもそも自称技術者が剣振り回してる時点でおかしくはないかね? まあプレイングボーナスに書いてあるからね、仕方ないね。
「そう、目的に応じて必要な量の筋肉を得るのが最も正しい! 見せ筋なんて邪道!」
「この筋肉を見てそう言うか! ならば見せてやろう! マッスルディフェンス!」
 大柄の体から無数のトランプが全方位に射出される。距離を取りつつそれらを大きな剣を盾にして玲は防ぐ、防御を取りながら彼女は返す。
「確かに筋肉は盾になる……でも筋肉が肥大化する事によって表面積は増える!」
 光の剣が無数に放たれトランプを回避しオウガ・オリジンの巨体に突き刺さる!
「だから全身傷だらけにしてあげよう!」
「ぐわあああ!?」
 ……ところでこの攻撃するなら細マッチョになる必要あった?

大成功 🔵​🔵​🔵​

カミーユ・ヒューズマン
「惜しいのう、さすがはオウガ・オリジンといったところじゃな」
敵であっても優れたところは認め、その上で先へ行くそれがわしのお姫さんとしての在り方よ
「筋肉を備えれば最強とは笑止、それでは筋肉がつけば誰でも最強になってしまうわい」
「故に」
こちらも筋肉増量したイマジンモンスターへ変身からのUCでドレスアップして更に強化
「真の最強とは、筋肉+お姫さんッ! いかなる強敵にも立ち向かい、その拳で打ち砕く者ッ!」
飛翔しつつハートを盾にトランプを防ぎ
「ゆくぞくらげたん、合体じゃぁ!」
最強の存在は更に味方と合体してパワーアップ可能、くらげたんと合体し
「これぞグレートお姫さんじゃぁ! 喰らえお姫さんパァンチィッ!」




「惜しいのう、さすがはオウガ・オリジンといったところじゃな」
「惜しいだと? この完璧な体に問題などあるものか」
 カミーユ・ヒューズマン(セイレーンのプリンセス・f26887)はオウガ・オリジンの前で腕を組みゆっくりと首を横に振っている。彼自身は彼女の着眼点は悪くないとは考えている、しかし。
「筋肉を備えれば最強とは笑止、それでは筋肉がつけば誰でも最強になってしまうわい」
「誰でもだと? ふん、これ程にこの世界の事を熟知し最強の筋肉を持つ者が私以外にいるわけがない」
 だがカミーユは動じない。というか相手の話聞いてない。
「故に」
 彼の体もまたオウガ・オリジンと張り合えるくらいの筋肉隆々のイマジンモンスターへと変化していく。そしてその上から豪華絢爛なドレスが生じ、彼の頭にはティアラが被せられる。
「真の最強とは、筋肉+お姫さんッ! いかなる強敵にも立ち向かい、その拳で打ち砕く者ッ!」
 肉体派プリンセス(男)の周りをくるくるとプリンセスハートが守るように飛ぶ。それは飛んでくるトランプ達を防ぎ、彼がオウガ・オリジンに近づくのを援護する。
「姫が最強などと……そんな馬鹿な事があるか!」
「違う! 筋肉+お姫さんが最強なんじゃ! ……ゆくぞくらげたん、合体じゃぁ!」
 なんかそこら辺をふわふわ漂っていたクラゲが触手を伸ばしてなんとなく合体する。
「これぞグレートお姫さんじゃぁ! 喰らえお姫さんパァンチィッ!」
「ごふっ!?」
 いくら筋肉があったとしてもプリンセスの優しさが無ければ最強たり得ないのだ。……ということにしておこう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬飼家・ヤング
かつてキマフュー戦争で活躍した伝説のさいきょうロボ
「新世界☆バカウケリオン」
カニ型アームドフォートを背負ったわいそっくりの姿
そして今、わいはそのロボと融合合体、究極のメカ生命体として生まれ変わったんや!(という設定)

「シン・ヴァカウケリヲン」ここに爆誕!!

串カツを食う!
豚まんを食う!
お好み焼きを食う!
焼肉を食う!
食うた分だけ血肉となってパワーアップ!
美味い肉は全てを解決するんや!

食らえ!ナニワの必殺技!
ちゅーかむしろこっちから食らいつく勢いで!

コテトマホーク!
ツーテンカクキャノン!
ナニワキャッスルソード!
必殺・カニ光線!

そしてフィニッシュは「ドートンボリシュート」!
投げ込めー!!(ドボーン!)




 かつてキマイラフューチャーで行われたすさまじき戦い、バトルオブフラワーズ。世界の根幹を成すシステム・フラワーズを巡る戦いは無数の怪人と猟兵達がぶつかり合う、かつてない戦いであった。無数の悲劇を叩き潰す戦士の中に、一際勇猛果敢に戦う者がいた。その名も……。
「新世界☆バカウケリオン!」(ここでSE)
「な、なんだそれは!」
 説明しよう! 新世界☆バカウケリオンとはカニ型アームドフォートとテレビウムが融合合体して生まれた究極機械生命体である!
「ふん、そんな取ってつけたような設定で私に勝てると思うな!」
「串カツストレート!」
「ぐわあああ! 私に高カロリーなものを食べさせるな! あと口に合わん!」
「豚まんフック!」
「ぐおおおお! 匂いが匂いがキツイ!」
「お好み焼きショット!」
「ぬわあああ! 炭水化物と炭水化物を合わせるな!」
「ホルモン焼きスロー!」
「ぎゃあああ! 本当にこっちに向かって投げ捨てる奴がいるか!」
 オウガ・オリジンはこんなこと言っているがバカウケリオンは自分で食べつつ相手にもふるまっているだけだ! しかし筋肉野郎と化したオウガ・オリジンには脂質と炭水化物は敵なのだ! なお重量級だぞ!
「あんた甘いのう。食うた分だけパワーアップするのがわしや。旨いもんは全て解決するんや!」
 なおオウガ・オリジンは別シナリオだとそれが死因になる模様。
「いくで! このわしのスーパーフルコンポ! コテトマホーク!」
 ズバッ!
「ツーテンカクキャノン!」
 ドヒューン!
「ナニワキャッスルソード!」
 シャキーン!
「必殺。カニ光線!」
 イブセマスジー!
「そしてフィニッシュはドートンボリシュート!」
 突如召喚された運河の中にオウガ・オリジンを沈めてノックダウンだ! マラソンランナーも笑ってるぞ! ……でもこれ虎が呪われそうだよね。

大成功 🔵​🔵​🔵​

笹垣・まくら
浅はかな…オリジン、
力でなんでも解決しようというのか?
いいなそれ、私もやる

徐に準備体操を始める
尚これはUCの羅刹旋風だ

筋肉は確かにすごい…すばらしい
しかし私にはより最強と信ずるものがある
それはな…おすもうさんだッ
(相手と同サイズほどの力士へ姿を変える
 倫理上半裸はあれなので、姿自体は男のおすもうさんだ)

おすもうさんはすごい
その力強い肉体と技でもって受け止めぶつかり合い、
全てを土俵の外へと押し流していく
そう、お前の筋肉がいくら素晴らしかろうが、
土俵の外へ押し出せば私の勝ちだ!!!(?

怪力の張り手を見舞う
体勢を崩した所をがっしと掴んで投げ飛ばすでごわす
土俵がない?知らん。多分皆の心の中とかにある




「浅はかな……オリジン、力でなんでも解決しようというのか?」
 どぶ川から上がってきたオウガ・オリジンの前で笹垣・まくら(セキレイ・f27550)が準備体操をしていた。……なおこれユーベルコードです。
「それが何か問題……」
「いいなそれ、私もやる」
 反論が来ると思っていたオウガ・オリジンは急に押し黙る。多分口があったらぱくぱくさせていたんだと思う。まくらはオウガ・オリジンが完全に上ってくるのを少し離れたところで待っている。
「筋肉は確かにすごい……すばらしい。大体のことは解決できる」
「その通りだ。……ならばなぜお前は私と同じ力を求めない?」
 そのオウガ・オリジンの疑問はもっともである。その問いかけにまくらはこう答えた。
「私には筋肉よりなお最強と信ずるものがある。それは……」
「それは……?」
「それはな、おすもうさんだッ!」
 突如まくらの首から下が力士のものに置き換わる、そして地面が当然のように土俵へと変化する。土俵と共に現れた行司が二人の間で軍配をかざす。
「こ、これは……!」
「はい、見合って見合って……残った!」
 突如始まった大一番、まくらとオウガ・オリジンががっぷり四つに組みあう。
「おすもうさんはすごい。その力強い肉体と技でもって受け止めぶつかり合い、全てを土俵の外へと押し出していく」
「一体何の話をしているんだ!?」
「そう、お前の筋肉がいくら素晴らしかろうが、土俵の外へ押し出せば私の勝ちだ!」
「本当に何の話をしているんだ!?」
 そんな事を言いつつもオウガ・オリジンはまくらの体を押して距離を取る。しかしまくらはそれを読んでいたのかぱっと手を放して相手の体勢を崩してその頬に張り手を見舞う。
「ぶっ!?」
 気勢をそいだところでまくらはオウガ・オリジンの体を掴んで一気に土俵際にまで寄せて投げ飛ばす。オウガ・オリジンのオリジンのその屈強な体は大きな音を立てて土がついた。そして行司の軍配はまくらに向き勝者を指し示すのであった。
「勝ったでごわす」

大成功 🔵​🔵​🔵​

アリス・セカンドカラー
筋肉もりもりくそつよオリジンちゃんか、ならばこちらも筋肉もりもりくそつよアリスちんにならねば失礼というもの。
ワンダーオーバーソウル!(肉体改造によるリミッター解除)
ぬぅん、マッソー!(限界突破)
やはり筋肉、筋肉は全てを解決する。スタミナ&耐久力&再生力(継戦能力)と破壊力(鎧無視攻撃&鎧砕き)を両立する素晴らしき力よ。
ここはやはり受けの美学で攻撃を受けきった上で返すが王道(攻撃に伴うエナジーの捕食、タイミングの略奪)。
むん!(突き刺さったトランプを気合で弾く)
さぁ、こちらの番だ。熱き魂(情熱)を籠めたこの一撃を喰らうがいい!(神罰を籠めたアックスボンバー)

お任せプレ。お好きに遊んでOK☆




「筋肉もりもりくそつよオリジンちゃんか……」
「どうだ臆したか!」
「ならばこちらも筋肉もりもりくそつよアリスちんにならねば失礼というもの……」
 おいたわしや、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)上……。
「ワン・ダー! オーヴァーソウッ!」
 はいここで変身シーン入りまーす。アレですよ、キャラクターがカラフルなシルエットになって服が消えたように見えるやつ。で、新しい服とか生えてくる訳ですよ、普通は。
「ぬぅん、マッソー!」
 もどして。……残念ながら今回はこういう話なのである。
「貴様もやはり同じ力を手にするか」
「そう、やはり筋肉、筋肉は全てを解決する。スタミナ&耐久力&再生力と破壊力を両立する素晴らしき力よ」
 声までベテラン男性声優が当ててるようなものになっちまって……。アリスだった何かが天に指を向けると、リングがせり上がり照明が下りてくる。
「ここが私達の雌雄を決する為に相応しい戦場よ! 覚悟はいいかしら?」
「私達の間にこれ以上の言葉は無用! 答えはリングの中にある!」
 どこからともなくゴングが鳴り、まずはオウガ・オリジンがトランプを撒き散らしながらアリスに向かってドロップキックをかます。その体重と加速度が乗った両足がアリスの厚い胸板に突き刺さる、が。
「むん!」
 アリスの気合を入れたパンプアップと共にオウガ・オリジンの体が逆にふっ飛ばされる。これぞ受けの美学、相手の力を100%出させてから自身は120%を返すのが華というもの。
「さぁ、こちらの番だ。熱き魂を籠めたこの一撃を喰らうがいい!」
 転倒から立ち上がったオウガ・オリジンの首に、アリスの鉄骨のような上腕二頭筋が突き刺さりその体が場外に吹き飛ばされ、パイプ椅子を圧し潰した。
「アリス、イッチバーン!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

荒谷・つかさ
よくわかってるじゃない。
そう、鍛え上げられた肉体。即ち筋肉こそが最強。
私以外にもこの真理に辿り着く者が現れるなんて、嬉しいじゃないの。
それじゃあ……あとはどちらの筋肉がより「最強」なのか。
戦って白黒つけてあげようじゃない。

【超★筋肉黙示録】発動
フォーミュラ級ですら素手の「怪力」(コード無し)でしばき倒した事もある鍛えに鍛え抜いた肉体に、己の心の奥底から湧き出る筋肉への自信と信仰
その二つが組み合わさって最強(の筋肉)と化す
(なお見た目はほぼ変わらない模様)
勿論戦闘は真っ向からの殴り合い
どちらも最強の筋肉……しかし、勝つのは私
何故ならば

付け焼刃の想像如き、私の無限の筋肉信仰心に敵う筈がないからよ!




「……よく分かってるじゃない」
 場外に叩き出されたオウガ・オリジンを待っていたのは荒谷・つかさ(逸鬼闘閃・f02032)。しかしオウガ・オリジンはこれまでの戦いで疲弊と負傷を大きく受けている、その上で両の足で立ち上がり戦う意思を見せているのはやはり筋肉の優位性というものだろう。
「そう、鍛え上げられた肉体。即ち筋肉こそが最強。私以外にもこの真理に辿り着く者が現れるなんて、嬉しいじゃないの」
「ふふふ、当たり前だ。私が見込んだこの力が最強ではない訳がない」
 笑いながらオウガ・オリジンは息を整える、そしていつの間にやらその巨体に付いていた傷もすっかりと消えてしまっている。つかさはそれを見てにやりと笑う、これで対等な勝負ができると。
「それじゃあ……あとはどちらの筋肉がより「最強」なのか。戦って白黒つけてあげようじゃない」
「望む所よ!」
 二人がそれぞれの手を重ねる様に合わせて力比べをする。それはまるで神話の1エピソード、つまり超★筋肉黙示録である。互いの筋肉が大気を震わすほどの音を立てる中、世界そのものが筋肉に耐えられずに軋みを上げ始める。
「中々やるな……!」
「あなたこそ……!」
 外から見れば単に押し合っているだけに見えるかも知れない、しかし実際には無数の筋肉的駆け引きが二人の間で行われているのだ。しかしその趨勢は少しずつ傾いていく。
「………!? 何故だ! 何故私が押されている!?」
「不思議かしら?」
 つかさがぐいと足を踏み込む。
「どちらも最強の筋肉なのは変わらない。……でも、勝つのは私。何故ならば」
「何故ならば!?」
「付け焼刃の想像如き、私の無限の筋肉信仰心に敵う筈がないからよ!」
 瞬間、オウガ・オリジンの腕が凄まじい音を立ててあらぬ方向へと折れた。そして敵が驚いている間につかさは拳をオウガ・オリジンのその虚無のような顔面へと叩き込んだ。
「どんな筋肉も立ち塞がるなら……真っ向から打ち砕くのみよ」
 かくて筋肉の暗黒面に落ちたオウガ・オリジンは消滅した。筋肉が全てに勝つのではない、心ある筋肉が全てに勝つのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月25日


挿絵イラスト