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巨大な縦穴の底にあるモノとは……?

#アックス&ウィザーズ

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#アックス&ウィザーズ


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●大穴の奥にあるモノとは……?
 アックス&ウィザーズ。
 そこは、剣と魔法と竜の世界。
 中世ヨーロッパを思わせるこの地においては、日々、この地を旅する冒険者達が盗賊や悪しき魔法使い、または悪魔やドラゴンといった人外の存在と戦っている。

「な、なんだこれは……」
 突然大きな音を立てて大地に開かれた縦穴。
 それは、直径500mはあろうかという巨大な穴だった。
 付近の住民達はその調査の為にと近づき、穴の底を見ようとするが、地上からではそこが見えぬほどに深い。
 仕方なく、住民達はロープを使ったり、足場を作ったりして崖のような穴の外壁を降りていくことになるのだが……。
 底にいると思われる何者かは、侵入者を近づけさせる気などないらしい。
 穴の底から、飛び上がってくる多数の人型の化物達。
 そいつらは山羊の頭部と脚部、そして烏の翼を持つ悪魔、レッサーデーモン達の群れだ。
 悪魔どもは外壁に張り付く住民達を金縛り状態とし、手にする三又の槍で串刺しにしてしまう。
「だめだ、戻れ! 殺されるぞ!!」
 すでに数人の仲間を殺され、穴の探索を打ち切る住民達。
 彼らは猟兵達にその探索、及び中から現れるオブリビオンの討伐を託すのである……。

 とある大地に開かれた巨大な縦穴の中。
 そこから、無数のオブリビオンが現れていることが分かった。
「付近の住民達が怯えてしまっているわ」
 グリモアベースで説明するセレイン・オランケット(エルフの聖者・f00242)は、真剣な表情で猟兵達に状況説明を行う。
 大地に縦穴が開かれたのは、突然のこと。
 その調査を付近の住民が行おうと降下しようとしたところ、大量に現れたレッサーデーモンが邪魔をし、降りることすらできない状況なのだという。
「なぜそれらが現れているのか、その真相は穴の底にあると思うわ」
 この為、穴の壁をうまく降り、穴の底を目指すことになる。
 各自が考える手段で外壁を降りていきたいが、失敗しないよう注意したい。
 ある程度降りれば、レッサーデーモンの抵抗があると思われる。
 壁につかまったまま。あるいは浮遊して。または、壁に横穴を開けて戦場確保……などといった手段で、レッサーデーモンを迎撃することになるだろう。
「穴の底に何があるのかはわからないけれど、花の香りを感じた住民もいるようね」
 その調査も兼ね、猟兵達はその大穴の奥を目指すのである。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。なちゅいです。
 アックス&ウィザーズ某所に開いた大穴。
 そこから、多数のレッサーデーモンが出現しており、付近の住人達が怯えております。
 敵を撃破した上、穴の底に何があるのかを確認して頂ければと思います。
 どうぞ、よろしくお願いいたします!
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第1章 冒険 『下へ下へ駆け降りろ!』

POW   :    体力に任せて豪快に駈け降りる

SPD   :    器用さを駆使して美しく駈け降りる

WIZ   :    不思議な力で楽チンに駈け降りる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ロー・オーヴェル
【SPD】

ここまでデカいと穴と表現するのもなんだよな……
まァそれ以外にどう表現するかというと思いつかんが

登山用品を活用し確実に下降

手足に滑り止めを十分施す
穴の中に手足を掛けられる出っ張りがあればそれを活用

出っ張り等がない際は
壁となっている部分にハーケンを小型ハンマーで打ち込みそこにロープの一端を結ぶ
もう片方の端を自分の身体に結びつけするすると降りる
その繰り返し

華麗じゃないかもしれんが
力強さも不思議な力もない以上
技能と器用さを駆使して降りていくしかない
「ったく、飛べる奴らがうらやましいぜ。できればその背に俺を乗せてくれよ……」

にしても花の香りだって?
地上に香りが届くって……それは本当に花なのか?


ワズラ・ウルスラグナ
とんでもないのが奈落の底に居そうだな。
楽しみだ。

下りるだけなら飛び込むだけで良さそうだが、邪魔が入るなら対応しよう。
技能の空中戦が活かせるまたと無い機会だ。存分に飛び回るぞ。
とは言え一人でどうにかなる量ではないだろう。なるべく壁際付近を飛ぶ様にする。
必要なら仲間と連携するのも良い。空襲を凌いだりは得意だ、策が有るなら乗らせて貰い、守らせて貰おう。

ドラゴニアン・チェインは敵に撃ち込んで引きずり下ろす他、壁面に鎖を打ち込んで簡易的なロープ代わりも用いる。

無理して疲弊し、撃墜されても詰まらん。
味方と協力して休み休み降りて行こう。
より戦いを楽しむ為にもな。



●穴の底を目指して……
 アックス&ウィザーズの大地に開かれた縦穴。
 その原因と、ここから湧き出るオブリビオンの討伐の為、猟兵達はその内部へと突入することになる。
「ここまでデカいと、穴と表現するのもなんだよな……」
 とはいえ、それ以外の表現方法が思いつかないと、ロー・オーヴェル(スモーキークォーツ・f04638)はぼさぼさの頭をかいていた。
 物陰で一通り煙草を燻ぶらせた彼は早速、縦穴へと突入していく。
 手足に十分滑り止めを施した彼は登山用品を使い、下降を始める。
 崖のような縦穴の外壁はかなり凸凹しており、ローはその出っ張りをつかんで降りていく。
 とはいえ、そう都合よくつかめそうな突起ばかりあるわけではない。
 ローは下を見て進めそうな部分がないと判断すると、壁となっている部分にハーケンを小型ハンマーで打ち込む。
 そこにロープの端を結び、彼はもう片方の端を自らの体に結び付けてから降りていく。
 幸いにも、現在オブリビオンが飛び出してくる様子はない。
「とんでもないのが奈落の底に居そうだな。楽しみだ」
 生粋の戦闘狂であるドラゴニアンのワズラ・ウルスラグナ(戦獄龍・f00245)は自らの翼を使って降下する。
 降りるだけなら彼なら飛び込むだけで問題はないが、穴の底からオブリビオンがやってくる危険がある。
「技能の空中戦が活かせるまたと無い機会だ」
 だからこそ、ワズラはこの依頼に興味を抱いたのだろう。
 ただ、敵が一人でどうにかなる数ではないのは間違いない。
 なら慎重に対処せねばならないと、ワズラはなるべく壁際付近を飛ぶようにしていた。
 丁度、ワズラの傍には、先ほどの作業を繰り返して着実に下降するローの姿がある。
(「力強さも不思議な力もない以上、技能と器用さを駆使して降りていくしかない」)
 華麗ではなくとも、こうした地道さは猟兵にとって大切なことだろう。
 ただ、近場を飛ぶワズラの姿を見ると、さすがにローも嘆息して。
「ったく、飛べる奴らがうらやましいぜ。できればその背に俺を乗せてくれよ……」
「策があるなら、な」
 空襲を凌ぐことが得意なワズラは、場合によっては守らせてもらうと胸を張っていた。
 ワズラはドラゴニアン・チェインを用意し、周囲を警戒する。
 状況によっては、その鎖を壁に打ち込むことで簡易ロープ代わりにもなる。
 無理して疲弊し、撃墜されてもつまらないと、ワズラはローとしばらく組む形で休み休み降りていくことにしていた。
「にしても……」
 先ほどから漂う花の香りに、ローは着目して。
 この香りは、穴に突入するときから、彼らの鼻腔をくすぐる。
「……それは本当に花なのか?」
 ローは暗がりの穴の底を見ながら、その原因を考えていたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ミアズマ・フォルテ
デカい穴だな……隕石でも降ってきたか
或いは地の底で魔王でも目覚めたか?
いずれにせよオブリビオンが絡んでいるなら調べねば。

SPD重視で行動

ロープを用意、住民達が使っていた物が捨てられていれば
強度を確認したのち繋ぎ合わせてそれも利用。
地面にしっかり打ち付けたのちに命綱として腰に巻き付けて
壁を蹴って降りていく。
出来れば浮遊か飛行できる他の猟兵にサポートしてもらって
なるべく楽に下りられるポイントから駆け下りたいところだ。
この先に戦闘があるのがわかっているのだから体力は温存したい。


フィーユ・エバーラスト
「圧巻だね……これは観光地に出来るんじゃないかな?」
それも安全が確保されればだけど。

【WIZ】
【磁操奏】で自身の触れている壁に電磁力を付与して、手足にも同じように電磁力を発生させ、壁と手足が引き合うようにして駆け降りる。
疲れてきたら背中を同じように壁にくっつけて休憩。

「流石に底が見えないというのは怖いね。でも……これはなかなか無い経験だ」
とは言うものの怖がっている表情には見えない。
「さて、底には何が待っているのかな?」



●先に潜む脅威、先が見えぬ恐怖
 アンニュイな表情を浮かべる金髪女性、ミアズマ・フォルテ(求める者・f00215)もまた、穴の底を見つめて。
「デカい穴だな……隕石でも降ってきたか」
 あるいは、地の底で魔王でも目覚めたのか……。
 いずれにせよ、オブリビオンが絡むのであれば調べねばと、ミアズマは用意したロープと、以前ここを調べた住民が捨てたままの道具を再利用し、穴の底を目指す。
 その近くに、青髪のエルフ、フィーユ・エバーラスト(銀帝・f01873)の姿もある。
「圧巻だね……。これは観光地に出来るんじゃないかな?」
 ただ、それも安全が確保できればの話。フィーユもまた準備を整え、穴の壁を伝っていく。

 ミアズマは地面にしっかりと金具を打ちつけ、そこにロープを縛り付けて命綱として腰に巻き付け、壁を伝って下へと降りていく。
 なるべく楽なポイントを見つけて駆け下りたいところではあるが、なかなかそういった場所が見つからない。
 また、タイミングが悪く、浮遊、飛行できるメンバーが近場にいなかったのは残念なところだった。
 そういった猟兵が後から降りてくることを期待しつつ、ミアズマは降下を進めていく。
 一方で、フィーユは電磁力を付与する雷撃……『磁操奏』を使って降下を試みる。
 自らの触れている壁に電磁力を付与、その上で手足にも同様に電磁力を発生させ、壁と手足が引き合うようにして駆け下りるというものだ。
 ただ、移動先の壁へと常に電磁力を付与し続ける必要がある為、フィーユはいささか疲れも覚えてしまう。
 時に、彼女は背中を壁にくっつけ、休憩をとることにしていた。
 そばにミアズマの姿もあり、互いに苦労していると苦笑しあう。
 そして、フィーユは改めて底が見えぬ穴を見下ろして。
「流石に底が見えないというのは怖いね。でも……これはなかなか無い経験だ」
 ただ、彼女は全く怖がっているようには見えない。
 むしろ、この先にあるものに興味津々で、胸を躍らせてすらいた。
「さて、底には何が待っているのかな?」
 ミアズマが降下を始めたのに合わせ、フィーユもまた壁に電磁力を付与しつつ、縦穴の底を目指していくのである。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

佐之上・権左衛門
【POW】手早く降りておきたいけど、あんまりもたもたしてるとレッサーデーモンとやらに狙い撃ちか。となれば、多少無理してでも突破しなきゃいかんかな。という訳で豪快というか大胆というか無謀というか。の勢いで穴の底を【空中戦・ロープワーク】を使い、目指す。なるべく自力で勢いを殺せるレベルの加速をして駆け降りるが、それすらもきつくなった場合はUC【常人ではあり得ない多段ジャンプ】で空中を蹴って落下?の勢いを殺しつつ穴の底を目指す。途中で休めるような場所とかがあったら警戒しつつもそこで息を整えるなどをして再出発。


フィン・スターニス
大きな穴ですね。
どうやって開けたのでしょうか?
考えても意味がありませんか。
とりあえず、降りてみない事には何も始まりません。

龍神天駆で雨月様を喚び、その背に乗って降下します。
降下は雨月様に任せ、私は周囲の警戒を行います。
視力と暗視で穴の底を中心に見ておきましょう。

また、降りる際には、
他の方と協力できる事があれば、
積極的に協力しますね。


シャルロッテ・エンデ
穴を掘って、魔物と戦える場所を確保する…
ドワーフの出番でちね!

住民のみなしゃんが作った足場を
修理拡張する形で、工事開始でち
トンネル掘り、クライミングを活用

敵しゃんにバレないよう
大穴の内壁外周から1mくらいのとこを
半径10mらせん状のトンネルに掘って
3mおきくらいに見張り穴兼
矢&鉄砲狭間(サムライエンパイアのお城にあるアレ)と
踊り場をつくるでちゅ

ある程度作業スペース確保したら
七人のドワーフで、穴掘り名人×7を呼んで
作業効率アップでちよ!

りょ~へいのみなしゃん、お役に立ててくださいでち!



●どうせなら、豪快に!
 続いて、この縦穴へと挑む猟兵の姿が地上に現れる。
「大きな穴ですね。どうやって開けたのでしょうか?」
 漆黒の両目を眼帯で隠す、黒髪のフィン・スターニス(七彩龍の巫女・f00208)。
 眼帯の下からでも視界は確保できるようで、彼女は少しの間そのまま穴の底を見つめて。
「考えても意味がありませんか。とりあえず、降りてみない事には何も始まりません」
 そこで、フィンが呼び出したのは、全長2.5m程の龍神・七彩龍【雨月】だ。
「雨月様、参りましょう」
 フィンはその背に乗り、穴の底目指して降下していく。
 そうした手段で穴を降りる仲間を見つめ、佐之上・権左衛門(トレンチコートのバーバリアン・f00239)はしばし考える。
「手早く降りておきたいけど、あんまりもたもたしてるとレッサーデーモンとやらに狙い撃ちか」
 サイボーグの傭兵である佐之上・権左衛門(トレンチコートのバーバリアン・f00239)は、状況を考える。
「となれば、多少無理してでも突破しなきゃいかんかな」
 そんなわけで、権左衛門は豪快というか大胆というか無謀というか。勢いでロープワークを使って底を目指す。

 花の香りの漂う縦穴の壁で、メンバー達がそれぞれの方法で降下していく中、身長1mちょいという小ささのシャルロッテ・エンデ(暁のびしょうぢょ神官・f12366)は何やら作業を行っていた。
「おこさまじゃないでちよ!」
 これでも成人済み。小さいながらもシャルロッテはお胸が大人なれでぃである。
「穴を掘って、魔物と戦える場所を確保する……ドワーフの出番でちね!」
 すでに、住民達が作った足場を利用、修理拡張する形で、シャルロッテは工事を始めていた。
 使う技術はトンネル堀りにクライミング。敵に見つからぬようにと彼女は穴を掘り進める。
 具体的には、壁の外周1mくらいのところを、半径10m螺旋状のトンネルを掘っていく形だ。
 その穴のだいたい3m置きに、シャルロッテは見張り穴兼、矢、鉄砲狭間と踊り場を作っていく。
 ある程度、作業する場を確保できたと判断したシャルロッテは呼び寄せた七人のドワーフを穴掘り名人として利用し、サクサクと穴を掘り進める。
 みるみるうちに穴の底目指し、掘り進められる螺旋穴。
 休み休み進む猟兵達を見つければ、シャルロッテは声を掛けて。
「りょ~へいのみなしゃん、お役に立ててくださいでち!」
 とはいえ、掘り進めるとなればどうしても、直接穴の底を目指すメンバーよりも進行が遅い。
 その穴は利用させることがないかにも思えたが……。
 どうやら、穴の底からレッサーデーモンらしい影がいくつも現れ、上へ……つまり、こちらへと飛んできている。
「あれは……」
 自らの視力と暗視の力で、先んじてそれに気づいたフィン。
 彼女は天月の背に乗って、壁を降りていく猟兵達へと呼びかける。
「すぐ上まで、螺旋穴が作られています。どうか退避を」
 呼びかけを耳にしたミアズマ、フィーユは助けに船とそちらへと移動していく。
 程なく、ローを乗せたワズラもシャルロッテが作った横穴へと一度着地し、向かい来るレッサーデーモンへと迎撃態勢を整える。
 スピード制御しつつ、それでいて加速して駆け下りていた権左衛門もまた、宙を蹴ってその横穴へと飛び込む。
「戦いの前に、息を整えられそうだな」
 もう敵影は大きくなってきている。
 再出発の前に向かい来る悪魔を殲滅すべく、権左衛門は武装を展開していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『レッサーデーモン』

POW   :    悪魔の三叉槍
【手にした三叉槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    金縛りの呪言
【手で複雑な印を結んで】から【呪いの言葉】を放ち、【相手を金縛り状態にさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    呪いの鎖
【投げつけた三叉槍】が命中した対象を爆破し、更に互いを【呪われた漆黒の鎖】で繋ぐ。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●山羊頭の悪魔達
 縦穴内で内壁に沿って螺旋状に描くよう、シャルロッテ・エンデ(暁のびしょうぢょ神官・f12366)が掘った穴……その所々に造られた踊り場へと猟兵達は避難していた。
 彼らが花の香り漂う穴を見下ろすと、侵入者である一行を排除する為か、山羊の頭部と脚部を持つ悪魔達が鳥の翼を羽ばたかせて飛び上がってきている。
 三叉の槍を手にするそいつは、オブリビオンである悪魔、レッサーデーモン達だ。
 そいつらは印を結んでから呪いの言葉を紡ぎ、相手を金縛り状態としてから三叉の槍で貫き、あるいは爆発を起こす。
 そうして、この悪魔どもは縦穴への侵入者を排除してくるのだ。
 このオブリビオンに、猟兵達が後れを取るわけにはいかない。
 穴の底を目指すメンバー達は、向かい来るレッサーデーモンに対して応戦していくのである。
フィン・スターニス
敵の数が多いうえ、視界も足場も悪い。
少々厳しい戦いになりそうですね。

折角作ってくれた横穴です。
この地形を利用させて貰いましょう。

雨月様から降りて横穴に入ります。
ここで支援に集中しましょう。
装備の戒めの鎖で自身を縛り、
祈りを捧げて白の祝福を発動させます。
この間、私自身は動けませんので、
30cmに縮んだ竜形態の雨月様に護衛をして貰い、
悪魔がきたら、救援まで時間稼ぎをして貰います。
間に合わない場合は、
支援を解除して迎撃しましょう。


ロー・オーヴェル
俺は空も飛べない
飛べる奴に乗るのはソイツの負担が大きい
壁に捕まったままだと俺の動きの阻害される

なら答えは一つ
『横穴から移動せずに戦う』
できれば大勢が入れぬような入り口の横穴を選択

横穴からジャッジメント・クルセイドで
狙撃するように敵を撃つ

原則傷深い敵への攻撃を優先

但し敵攻撃に晒されている仲間がいる際は
その者を助ける意味も込め仲間を攻撃している個体に攻撃
なおその際も敵負傷状態が把握可能なら傷深い敵を優先攻撃

「せっかく上がってきたところ悪いが、降りてくれ。日の射す場所は、お前らには似合わないんでな」

上記が的確に行えるよう
穴外の様子は注意深く観察

横穴に敵が来た際は
一対多とならぬよう立ち位置に留意し迎撃


佐之上・権左衛門
【POW】・・・飛んでるのを無力化するのならコレが一番てっとり早いか。「おーい、ちょっと目くらましするから目閉じててくれ。失明しても知らんぞ?」と先に周囲に一声かけてからレッサーデーモンの群れ、中心目掛けてUC【即席閃光弾】を放つ。閃光で目がくらみ、動けなくなってきたのがいたらそいつらを近接武器にて攻撃(技能:範囲攻撃・二回攻撃・怪力・気合い)する。
攻撃の回避は(盾受け・残像・第六感)にて運と直感だけを頼りにしながら動いて避ける感じ。


ミアズマ・フォルテ
SPD重視で行動

ロープで崖にぶら下がったまま戦闘、なんてやってたら
厳しい状況だっただろうがシャルロッテさんのおかげで
だいぶ楽に戦えそうだ、改めて彼女には感謝しないとな。

作られた矢狭間から狙いをつけて千里眼射ちでデーモンの翼を射抜いて
叩き落とす。
誤射しないよう気を付けつつ、前に出る近接型の猟兵を優先的に援護
金縛りにかかった味方がいたらひっ掴んで踊り場の安全な場所まで退避させる。
落ちたら助けられないからな、とにかく味方との連携を密に取って
殲滅よりも安全を優先してじっくり戦おう。


シャルロッテ・エンデ
うまいこと役割分担できてまちたね
陽動と穴掘りで

みなしゃんの背丈に合わせて掘りまちたから
安心してくだしゃい!

トンネルに開けた矢狭間から、視線で
極星光の狙いをつけて
敵しゃんを撃ち落とすでち!
(開口部に対し、内側はハの字に掘ってあり
視界を確保しやすい)

優先して狙うのは、金縛りを使おうとしてるやつ
印を組む予備動作が分かりやすいし
攻め手を減らされたら困りまちゅ

ところで
穴の底にいるのって、例の花竜なんでちかね?
(猟兵になったのはつい最近ながら
冒険者としてはそこそこ経験のあるシャルロッテ)
敵しゃんを撃退しても、気をひきしめていきまちょう


ワズラ・ウルスラグナ
漸く見えて来たな。
悪魔の軍勢とは恐ろしいな。
俺は滾るだけだが。

とは言え飛行中に金縛りは拙い。
予備動作中の敵を優先して攻撃したいが、距離と数の関係で先手必勝ともいかないだろう。
一先ずの対策として、多少落下しても良い様に敵の直上や壁際に陣取る。
ドラゴニアン・チェインで敵や岩壁に鎖を繋ぎながら戦う。
敵に繋がれた鎖も激痛耐性と怪力を駆使して利用しよう。上手く行かなければ飛行の邪魔になるので叩き斬る。

あとは仲間との連携も重要だ。
集団戦で突出する気は無い。
盾役・囮役なら戦獄龍終極が丁度良いか。なんなら仲間を乗せて降りる事も出来る。

警戒・対策は必須だが、それでも進まねばならん。
さあ、存分に暴れさせて貰おう。


フィーユ・エバーラスト
「やあ、助かったよ。雷を使い続けるのは結構疲れるからね」
まずはシャルロッテにお礼を。おかげで体力を随分回復できた。
「それじゃあ、もう一仕事してくるとしよう」
一息ついたら螺旋穴から飛び出て戦いの場へ。
降りてきたときの様に壁を伝って移動、時に敵に【磁操奏】を当て、引力を発生さながら突っ込んで剣での直接攻撃を仕掛ける。
また斥力を発生させて壁に向かって飛んだりして距離を離す。
斥力を使って敵を吹き飛ばすなども駆使して、敵を大穴の中心に集めるようにする。
壁に近づかれては、見張り穴から攻撃しづらいだろうからね。
万一にも落ちないよう螺旋穴より下へは行かない。
金縛りを受けたらとにかく【磁操奏】で壁に張り付く。



●横穴で態勢を整えて……
 花の香り漂う穴の下から襲ってくる山羊頭の悪魔、レッサーデーモン。
 その接近に伴い、猟兵達は縦穴に掘られた螺旋穴の踊り場へと逃げ込んでいく。
 大勢が入れないような横穴を選択した、マイペースなロー・オーヴェル(スモーキークォーツ・f04638)。
 空を飛べぬローは飛行可能者に捕まるとその人に負担をかけ、壁に捕まったままだと動きを大きく阻害されると考えていた。
 その為、彼はこの横穴から移動せず、レッサーデーモンを迎え撃つことにする。
「敵の数が多い上、視界も足場も悪い。少々厳しい戦いになりそうですね」
 折角、こうして造ってくれた横穴だ。
 両目を眼帯で隠すフィン・スターニス(七彩龍の巫女・f00208)は十分に活用させてもらおうと考え、龍神・七彩龍【雨月】から穴の中へと降り立つ。
 彼女はこのまま、横穴から仲間達の支援に当たることにしていたようだ。
 敢えて、飛行したままの猟兵もいる。
「漸く見えて来たな」
 自らの竜の翼を羽ばたかせるワズラ・ウルスラグナ(戦獄龍・f00245)は、穴の下から現れる悪魔の軍勢を目にする。
 それは力を持たぬ者からすれば、いや、一部の猟兵ですら恐怖を感じさせる光景だが、生粋の戦闘狂であるワズラは、ただただその状況に血をたぎらせていた。
 こちらも、穴へと退避していたフィーユ・エバーラスト(銀帝・f01873)。
「やあ、助かったよ。雷を使い続けるのは結構疲れるからね」
 彼女は、この穴を掘ってくれた主へと礼を告げる。
 雷を操り、ここまで降りてきていたフィーユは完全に放電を止め、かなり体力を回復させていた。
「だいぶ楽に戦えそうだ。改めて彼女には感謝しないとな」
 金髪碧眼の人間女性、ミアズマ・フォルテ(求める者・f00215)も感謝の言葉を口にする。
 ロープで崖にぶら下がったまま戦闘する光景を想像し、ミアズマは厳しい戦況となっていたであろうと確信していたのだ。
「うまいこと役割分担できてまちたね。陽動と穴掘りで」
 確かに、この状況の立役者は、琥珀色の髪を揺らす子供っぽいハーフドワーフのシャルロッテ・エンデ(暁のびしょうぢょ神官・f12366)だ。
 ただ、下を目指して降りていたメンバー達がいたからこそ、敵に邪魔されることなく穴掘りができていたと、シャルロッテは語る。
「みなしゃんの背丈に合わせて掘りまちたから、安心してくだしゃい!」
 逃げ込んだ仲間達へと彼女が呼びかけると。
「それじゃあ、もう一仕事してくるとしよう」
 一息ついて、穴から飛び出すフィーユ。他メンバーもそれぞれの手段で迎撃態勢を整える。
「……飛んでるのを無力化するのなら、コレが一番てっとり早いか」
 そこで素早く状況判断した、ワイルドさを感じさせる佐之上・権左衛門(トレンチコートのバーバリアン・f00239)がロープを伝って穴から降りつつ、この場のメンバーへと一声かける。
「おーい、ちょっと目くらましするから、目閉じててくれ。失明しても知らんぞ?」
 皆がそれを聞いて顔を背け、あるいは目を塞ぐと、権左衛門は突き出した手のひらから眩い閃光を放つ。
「「「グアアアアアアッ!!」」」
 残念ながら、敵陣中央まで光は飛ばなかったが、目を灼かれ、落ちていくレッサーデーモンもちらほらといた。
 だが、とっさの判断で閃光をやり過ごした者も多かったらしく、猟兵達へと飛来し、空中戦を仕掛けてくる。
「さあ、存分に暴れさせて貰おう」
 ワズラは敵に向けてドラゴンオーラを飛ばし、互いをオーラの鎖で繋いでいた。
 他の猟兵達もまたレッサーデーモンを駆除すべく、それぞれの戦法で交戦を始めるのだった。

●悪魔どもを殲滅せよ!
 素早く戦闘態勢を整えたのは、穴の中から迎撃することを選んだ者達だ。
 穴の1人に降り立っていたフィンは、この場の全猟兵の為にと支援に当たる。
 戒めの鎖で自らを縛り付け、彼女は祈りを捧げていく。
「無垢なる魔力は、勇敢な者を祝福する」
 そうして、フィンは戦う仲間達を常時治療状態としていた。
 ただ、そのユーベルコード『白の祝福』を使い続ける間、フィンは動けず無防備となってしまう。
 この為、フィンは竜形態とした七彩龍【雨月】に護衛を頼んでいたようだ。
 そうして、支援を受ける別の穴にいたロー。
 穴の外へと腕を突き出した彼は、レッサーデーモンへと指先を向けて。
「せっかく上がってきたところ悪いが、降りてくれ。日の射す場所は、お前らには似合わないんでな」
 そいつらに向け、ローは天からの光を浴びせかけていく。
 命中率が高いのが売りではあるが、どうやら相性の都合もあってか、敵から避けられることもあったようだ。
 その為、ローの近くまで飛んできた悪魔が三叉槍を投げつけてくる。
 それが突き刺さった直後、爆発を起こし、さらに呪われた漆黒の鎖でローを縛り付けた。
 ただ、ここでフィンのもたらす祝福によって、ローの傷は徐々に癒えていく。
 思った以上に、戦い慣れしている敵、
 ローは多数を相手取らぬよう立ち回り、目の前の敵へと再び指先を向けて光を浴びせかけ、悪魔の体を灼き払う。
 そうして、1体を倒したローは外の状況を観察しつつ、次なる敵を相手取っていく。
 同じく、ミアズマも穴の中に留まり、ロングボウを構えて集中する。
 矢狭間は内側をハの字に掘ってあるなどして、視界の確保はしやすい。こういう細かい部分に、シャルロッテの施工の細かさを感じさせる。
(「誤射だけは気を付けないと」)
 穴の外で交戦する猟兵達もいる。
 むしろ、近接して戦うメンバーを優先してミアズマは援護し、その交戦相手となるデーモンどもの翼を射抜いていく。
 ただ、外で戦うメンバーに比べれば頻度は低いが、ミアズマ自身も狙われることとなる。
 両手で印を結ぶレッサーデーモンが呪いの言葉を紡ぐことで、ミアズマは体が硬直してしまう。
 自身が穴にいる分には後続の敵に見つからぬよう身を潜めればいいが、外のメンバーだと金縛りにあったら死活問題となる。
 それもあって、ミアズマも外の仲間の状態は注視していたようだ。
 シャルロッテも、印を組もうとしている敵から優先的に狙う。
「予備ど~さがわかりやすすぎでち!」
 攻め手を減らされるわけにはいかない。
 狙いを定めたシャルロッテが視線を向けることで、星からの光が悪魔どもを撃ち落とす。
 金縛り対策として、ワズラは鎖を敵や岩壁にオーラの鎖を繋いで戦う。
 仮に落下した場合に備えて、敵の直上や壁際に陣取るワズラは相手が絡めてくる漆黒の鎖を厄介と感じてすぐさま断ち切る。
 その上で彼はドラゴンオーラを飛ばして相手を爆破し、穴の底へと落とす。
 初撃、閃光弾を放った権左衛門はロープを使って空中戦に出ていた。
 自身の近場で動きを止めた者から、彼はグレートアックスで殴りかかり、周囲のデーモンどもを気合で蹴散らしていく。
 敵が突き出してくる三叉槍を、運と直感で避けようとする権左衛門。
 だが、さすがに空中では相手が有利なのか、その矛先は時に彼の体を突き刺してしまう。
 さらに、近場の悪魔が印を切る。
 運悪く援護対処も間に合わず、権左衛門は体を硬直させて。
「うおおっ!?」
 空中で多段ジャンプも考えた彼だが、その前に腕を捕まれる。
「早く、中へ……!」
 それは、穴の中から両腕を出したミアズマだった。
「悪いな」
 助けられて穴の中に退避した権左衛門は、一息ついていたようだ。
 少し離れた壁に、フィーユの姿がある。
 電磁力を使って壁を伝う彼女は金縛りを受けており、しばし壁に張り付いて耐え凌いでいた。
 支援に当たるフィンの祈りによって、フィーユはすぐ自由を取り戻す。
 見れば、祈りを捧げるフィンの近くで、彼女の七彩龍【雨月】がなんとかレッサーデーモンを追い払おうとしている。
 フィーユはそれを見て電磁力を攻撃にも転用し、引力を発生させて相手目掛けて銀色の刀身を持つ『スカイライト・ブリンガー』で切りかかっていく。
 引力だけでなく、逆に相手と斥力を働かせ、フィーユは退避を行うこともある。
 そうすることで、狙撃に当たる仲間が狙いやすくなるのではと彼女は考えたのだ。
 突き飛ばされた敵が集まる部分目掛け、ローが天からの光を浴びせかけていき、ワズラがドラゴンオーラで纏めて爆発していく。
「変身せずにはすんだか」
 猟兵に向かってきていた敵をほとんど撃破し、ワズラは一息つく。
 すると、彼は仲間達へと呼びかけてから、自らの体を6m近くある黒龍へと変化させる。
 それで希望したメンバーを背に乗せ、ワズラは穴の底を目指す。
 底が近づけば近づくほど、岩壁に根を張る植物の数が増えてきているのがわかり、花の香りも強くなってくる。
「穴の底にいるのって、例の花竜なんでちかね?」
 シャルロッテは冒険者としての経験から、そう仲間達へと告げる。
 猟兵達は気を引き締め、ようやく見えてきた穴の底へと降り立っていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『息吹の竜『グラスアボラス』』

POW   :    フラワリングブレス
【吐き出された息吹 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【咲き乱れるフラワーカッター】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ガーデン・オブ・ゲンティアナ
自身の装備武器を無数の【竜胆 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    フラワーフィールド
【吐き出された息吹 】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を花畑で埋め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ナイツ・ディンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●穴の底に鎮座する息吹の竜
 外壁を伝い、自らの翼を羽ばたかせ、あるいは他者の背に乗って大穴の底へと降り立つ猟兵達。
 かすかに日の光が届くその穴の底は鮮やかな花々で満たされ、甘い花の香りが漂っていた。
 所々にレッサーデーモンが倒れているのは、猟兵達が落下させて倒した者達の死骸だろう。
「来てしまいましたか」
 そこに蹲っていたのは、全長7mほどあろうかという薄緑色の体躯と赤い翼を持つ竜だった。
 息吹の竜『グラスアボラス』。
 蘇ったこの竜は日の光を確保する為、己の力と周囲で蘇った悪魔どもを使って大穴を開いた……こんなところだろうか。
「向かってくるなら、こちらも容赦しません」
 首をもたげ、身を起こすグラスアボラス。
 相手がドラゴン……オブリビオンである以上、猟兵に戦わぬ理由などない。
 この世界の破滅を防ぐべく、花と息吹を操る竜との戦いに臨む……。
フィン・スターニス
この大穴は竜が原因でしたか。
原因はわかりましたし、あとは大元を退治して、憂いをなくしましょう。

戦闘は弓での射撃で他者の援護を中心に行動します。
攻撃の際は、瞳や口内等の、比較的柔らかい部分を狙撃します。

敵からの攻撃は、
正面からは、動きを見切り回避を優先。
死角からは、第六感に頼って対処します。

タイミング次第では、カウンターで矢を放ちましょう。

地形を花畑に変えられた場合は、
七彩の要石を使い、花畑ごと地形を耕し上書きを試みます。
相手は巨体です
耕した地面に足をとられて、
動きが鈍ったりとかしませんかね?

荒れ地で畑を作る為の術なのですが、
意外と戦闘にも役立ちますね?


ふと思いましたが
この穴、埋められますかね?


ロー・オーヴェル
「ああ、来てしまった。お前さんにしてみれば、来てほしくなかったかもしれんがな」

こうして出会った以上はもう解るだろう?
どちらかが斃れるしかないってことを

真正面から戦うよりは
相手の死角等から隙をつき戦う

戦闘開始後暫くは仲間達と竜との攻防を注意深く観察
敵攻撃時の隙や仲間の攻撃に対する反応の遅れ等を把握
有利な形で攻撃できるよう留意

それまでに自身が斃れぬよう
【見切り】も活用し立ち回る

攻撃するに効果的な機会を常に伺い
好機と判断後は【ダッシュ】で間合いを詰め一気に攻撃

戦闘後は煙草で一服
穴から上を見上げて
「こういう形で空を見て一服するのもオツなもんだ」

にしても……
またコレを登っていくのか……疲れるな(げんなり


シャルロッテ・エンデ
どらごんと真っ正面からってのは、はぢめてでちよ

いまこそ、暁の女神様からさずかった
あらたな奇跡をつかうとき!
覚悟きめて極光壁で、味方の壁になるでち

敵の正面に出て、18m正方形のオーロラに変身
「こりは無敵城塞とおなじでちけど
味方の移動や攻撃は、素通しでちよ!
どんどん撃ってくだしゃい!」

見た目はきれ~だけど
あたちの顔(。・_・。)が壁にでかでかとついてるのが
おかし~でちけどね!

わらうとまけよ、あっぷっぷ♪


メルフローレ・カノン
レッサーデーモンと碌に戦わずに
こっそり穴の底まで降りてきましたが……
大物オブリビオンがいましたね。
遅くなりましたが、推参します。

私の得物はメインがメイス、予備が剣で、
状況や対象で使い分けます。
その上で、[力溜め]の上で[2回攻撃]や[傷口をえぐる]で
攻撃していきます。
装甲の部分には[鎧砕き]を狙ったり、
[気絶攻撃]で敵の動きを鈍らせたりして他の人の支援もします。
「全力で行きますよ!」

敵の攻撃は、[見切り]でかわしたり、
[武器受け]や[なぎ払い]で払いのけたりします。
耐えなければならない場合は、
[オーラ防御]【無敵城塞】を使用します。
「ここは堪えてみせます!」


ミアズマ・フォルテ
こんな大穴ができれば誰だって寄ってくるさ
それにお前に戦う気があろうがなかろうがオブリビオンが
人類の天敵であることになんら変わりはない、倒させてもらう

SPD重視で行動

なるべく距離を取りつつ千里眼射ちで射撃戦を行う
とは言っても相手はドラゴン、普通に矢を撃ってダメージが通るかどうか…
ドラゴンなら何処かに弱点として逆鱗があると本で読んだことはあるが
戦いの中で見つけ出すのは難しそうだ、オブリビオンが持ってるとは限らんしな
ならば狙うべきは目、もしくは危険だがブレスを吐く直前の口の中に
矢を叩き込む
出来れば他にも何か策のある猟兵と連携して
タイミングを合わせて仕掛けるぞ


フィーユ・エバーラスト
「ふふ、話が早くて助かるよ。それじゃあ始めようか」
息吹きを【見切り】で回避しながら、巨大な雷撃の輪の円周上から【皇輪閃墜矢】を放ち反撃。
相手が有利な花畑の上に立たないように離れた位置で息吹きを回避する。
花畑の上に立っているなら、【2回攻撃】で数を増やした銀雷の矢で足元の花畑を吹き飛ばす。
「生憎と花を愛でる趣味は無いんだ。何分、不器用な生き方をしてきたものだからね」



●出会った以上は……
 深い縦穴の底。
 花畑の上に降り立った猟兵達はそこに鎮座する竜を見上げて。
「どらごんと真っ正面からってのは、はぢめてでちよ」
 身長1mほどのシャルロッテ・エンデ(暁のびしょうぢょ神官・f12366)からすれば、7mもあるドラゴンはさぞ大きく見えたことだろう。
「この大穴は竜が原因でしたか」
 フィン・スターニス(七彩龍の巫女・f00208)もまた眼帯の下から、相手の威容を仰ぎ見る。
「原因はわかりましたし、あとは大元を退治して、憂いをなくしましょう」
 宝弓【月風】を手に、フィンは相手の出方を窺う。
「来てしまいましたか」
 人の言葉を操り、そのドラゴン……息吹の竜『グラスアボラス』が猟兵達の姿を確認し、小さく溜息を漏らす。
「ああ、来てしまった。お前さんにしてみれば、来てほしくなかったかもしれんがな」
 背の小さなメンバーが多い中、この場で最も背の高いロー・オーヴェル(スモーキークォーツ・f04638)は白い歯を見せ、ドラゴン相手だろうがフランクな口調で告げる。
「こんな大穴ができれば、誰だって寄ってくるさ」
 金髪の女性、ミアズマ・フォルテ(求める者・f00215)は逆に硬い口調で言い放つ。
「こうして、出会った以上はもう解るだろう? どちらかが斃れるしかないってことを」
 ローは問いかけ、銀灰色のナイフ【Outsiders Edge】を手に取る。
 ミアズマもまた竜に戦う気があろうがなかろうが、オブリビオンが人類の点滴であることに何ら変わりないと、淡々と敵意を向けて。
「倒させてもらう」
 こちらもロングボウを手に、弓を番えて相手を威嚇する。
「向かってくるなら、こちらも容赦しません」
 首をもたげ、身を起こすグラスアボラス。
 相手がドラゴン……オブリビオンである以上、猟兵に戦わぬ理由などない。
「ふふ、話が早くて助かるよ。それじゃあ始めようか」
 フィーユ・エバーラスト(銀帝・f01873)はその異名の通り、銀の雷を迸らせる。
 互いに火花を散らす状況の中、新しく、穴の底まで下りてきた猟兵の姿。
「レッサーデーモンと碌に戦わずに、こっそり穴の底まで降りてきましたが……」
 童顔、清楚系の容姿をしたメルフローレ・カノン(世界とみんなを守る……かもしれないお助けシスター・f03056)が戦うべき大型オブリビオンの姿を認め、メイスを手に取る。
「遅くなりましたが、推参します」
 援軍の存在を感じつつ、猟兵達は目の前の脅威へと対していく。

●極光の壁の後ろから
 見た目は穏やかにも見える息吹の竜『グラスアボラス』。
 だが、先ほどミアズマが告げた通り、ドラゴンはオブリビオンであり、この世界……アックス&ウィザーズを破滅に導く存在だ。
 実際に相手は猟兵達を敵視し、すぐさま息吹を吐き出していく。
 息吹は花の香りを漂わせ、その体を侵して思考を奪い取る効果があるようだ。そのまま息吹を浴びれば、花々の養分とさせられてしまうかもしれない。
 猟兵達は皆それを見切り、直接浴びないようにと避けていく。
 だが、例え息吹から逃れても、地面には新たな花畑が生み出されてしまう。
 グラスアボラスの初撃をうまく凌ぎ、シャルロッテが動く。
「いまこそ、暁の女神様からさずかったあらたな奇跡をつかうとき!」
 彼女は覚悟を決め、詠唱を始めた。
「極夜の闇にも光明はある、命守る翠の天蓋!」
 すると、シャルロッテの体が薄いオーロラへと姿を変えていく。
 ドラゴンを見上げていたはずの彼女は18m四方の大きさまで広がり、逆にドラゴンを見下ろしてしまう。
 非常にきれいな極光の幕。そこにシャルロッテの顔が浮かぶのが可愛らしくもあり、ちょっとだけ滑稽でもある。
「こりは無敵城塞とおなじでちけど、味方の移動や攻撃は、素通しでちよ! どんどん撃ってくだしゃい!」
 シャルロッテは自身の後方の仲間達へとそう告げた。
 せっかくの仲間の好意もあり、メンバー達は各自攻勢に出る。
 フィンはまず、足元の花畑がグラスアボラスの力を高めていると判断して。
「七色の石は、豊穣もたらす大地に変わる」
 投擲していく玉虫色の小石は、相手が例え飛び上がって避けようとも、花畑を良質な土壌に上書きしてしまう。
 花々の力がやや衰えるのに合わせ、グラスアボラスの力は減退していく。
 ただ、相手は巨体ではあるが、翼を羽ばたかせて襲い来る相手。フィンが上書きした土壌に足元をすくわれる様子はない。
「さすがに、期待しすぎでしたかね」
 相手によっては役立ったかもしれないが、こと、息吹の竜相手では完全に役立たせるのは難しい。
 その間にも、ミアズマやフィーユは率先して攻め込む。
 フィーユは自らの周囲に巨大な雷撃の輪を展開し、その円周上から雷の矢を飛ばし、相手の体を撃ち抜こうとしていく。
 仲間が花畑を消し去っていたのは何ともありがたいと、フィーユは次なる攻撃に注視しつつ、さらに雷撃を発していく。
 その間に、集中したミアズマは素早く矢を射かけていく。
(「相手はドラゴン、普通に矢を撃ってダメージが通るかどうか……」)
 ただ、闇雲に矢を飛ばすだけでは、硬い鱗に弾かれてしまうのがオチだ。
 ――ドラゴンという生物は体のどこかに、弱点として逆鱗がある。
 ミアズマは以前読んだ書物から知識として得ていたが、それを実践でいきなり探すのは難しい。
 まして、相手はオブリビオンだ。弱点があるという保証すらない。
(「ならば、狙うべきは……」)
 彼女は相手に矢を飛ばしつつ、確実にダメージを与えられるタイミングをはかる。
 シャルロッテの展開する極光の壁から出て、近接攻撃を仕掛けるのはメルフローレだ。
 相手が吐き出す息吹は花びらの刃となってメルフローレへと襲い掛かるが、彼女も武器で受け止めつつ力を溜める。
「全力で行きますよ!」
 メルフローレは渾身の力をもってグラスアボラスの体へと殴りかかり、その鱗を砕いていく。
 そんな仲間達と竜の攻防をしばらく、ローは極光壁の後ろから注意深く観察していた。
 シャルロッテの援護もあり、動かなければ息吹は問題なく避けられる。
 もっとも、範囲攻撃など、どうしても避けられぬ攻撃もありはしたが、それでも相手を注視する時間は十分もらうことができた。
「……よし」
 何か思いついたのか、ローはようやく動き出す。

●一気に攻め込め!
 仲間達の盾として、オーロラとなって展開し続けるシャルロッテ。
 オーロラの壁となり続ける彼女は動くことができず、少し暇だと感じたらしい。
「わらうとまけよ、あっぷっぷ♪」
 そんなにらめっこをしつつ、相手を煽る彼女。
「……コケにしているのですか?」
 グラスアボラスは静かに怒り、吐き出す息吹を竜胆……リンドウの花びらへと変えていく。
 それだけは、敵がこの場の全員をターゲットすることもあり、シャルロッテの壁をすり抜けて襲い来る。
 ただ、メルフローレなどは相手の息吹を恐れず、攻め続けていた。
「ここは堪えてみせます!」
 オーラの防御を展開した彼女は超防御モードとなり、しばらく耐え凌ぐ。
 さらに、敵は息吹を吐き出し、この場を花畑へと再度埋めようとする。
 フィーユはそれを察し、またも銀雷を連続して放っていく。
「生憎と花を愛でる趣味は無いんだ。何分、不器用な生き方をしてきたものだからね」
 ただ、地中深くまで開いた縦穴内部でも生育する花だ。フィーユが思うように簡単には花々も吹き飛ばされはしない。
 グラスアボラスはなおも息吹を吐き出そうと、大きく息を吸い込もうとする。
 その瞬間を待っていたとばかりに、猟兵達は大きく動き出す。
 敵の口の中目掛けてフィンは玉虫色の小石を投げ込み、ミアズマも危険と感じながらも、矢を射放っていく。
「…………!?」
 口の中に入ってくる異物にグラスアボラスがむせると、予備の剣に持ち替えたメルフローレが仲間達のつけた傷口を抉る様にして斬りかかっていった。
「ああっ……!」
 大きくのけぞるドラゴン。
 すでに示し合わせていた猟兵達は、止めをローに託す。
 ダッシュで間合いを詰めた彼は仲間達がつけた傷目掛け、煌めく刃を一閃させた。
「ああ、あああああっ……!」
 大きく呻き、グラスアボラスが花畑の中へと崩れ落ちる。
 次の瞬間、その体は弾け、周囲に大量の花びらとなって舞い落ちていったのだった。

●縦穴の底から……
 日の光はこの穴の底まで確かに届きはするが、やや弱い。
 主がいなくなったことで、この場の花畑もやがて枯れゆくことだろう。
「ふと思いましたが、この穴、埋められますかね?」
 フィンがそんな疑問を抱く。果たして、頭上の土はどこに行ったのだろうか。
 頭上を見上げるローは、そこで煙草を燻ぶらせて。
「こういう形で空を見て一服するのも、オツなもんだ」
 しかしながら、またこの高さを登っていくのかと考えれば、一気に疲れが押し寄せ、げんなりとしてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月06日


挿絵イラスト