1
少女に花笑みを

#アックス&ウィザーズ

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アックス&ウィザーズ


0





 視界いっぱいの満開の花畑。蝶が舞い、風が吹けば、花びらが舞い上がるあらゆる人が目を奪われるだろう美しい光景。生み出したのは花畑の中心に鎮座する一体の竜。花畑の主。ユートピアの如き光景を作りだした主はその口を開く。そこから吐き出された息吹が地面に届くと、そこには瞬く間にたくさんの花が咲き乱れた。多くの人を魅了する夢のような光景が広がる。主は花が咲くのを見届けると、巨大な一歩を上げ、花々を“踏みつぶしながら”進み始めた。花畑の主は自らが生み出した花の上を歩いていく。主の進む先に満開の花畑が広がっていく。その後ろにある踏みつぶされた夢の残骸を残して…。


 猟兵たちが集まるグリモアベースの一室にアイリス(竜の巫女・f04666)が入ってくる。その顔は目の辺りが赤く腫れ、髪もところどころ乱れている。そして、受け入れがたい現実を見たような明らかに体調の良くない顔色をしていた。
「…皆さん、今日は集まってくれてありがとうございます。」
 猟兵たちに向けて頭を下げるアイリス。しかし、その所作には覇気が感じられず、どこか集中しきれていない雰囲気を感じさせた。
「予知によって、アックス&ウィザーズ世界においてオブリビオンの出現を感知しました。オブリビオンは配下の軍勢を連れて、移動中です。このままではそう遠くないうちに多くの村が破壊されてしまうでしょう。今回の任務の目的はオブリビオンが村を見つけて破壊を開始する前に排除することです。」
 そこまで言うと、アイリスは一度、口を閉じた。それはどこか言ってしまう事をためらっているような、言葉にすることで現実として認めてしまう事を拒むように見えた。
「それで、出現したオブリビオンは…その、えっと、…息吹の竜、グラスアボラスです。オブリビオンとして復活したことで、凶暴化、しているようです。その竜は、生命、特に花を成長、強化させる能力を持った竜で、花畑を縄張りとしていて、能力で自らの縄張りを、広げながら移動を、続けている、ようで、普段は温和で、おとなしくて…。」
 アイリスが紡ぐその言葉には徐々に嗚咽が混じり始める。アイリスはかつて竜の巫女として息吹の竜と対話を行い、友達となっていた。その友達がオブリビオンになっていることは受け入れがたいことであるようだ。顔を少し伏せた。その目は前髪の影に隠れてよく見えない。少ししてから、再び顔をあげた。いつまでも黙っているわけにはいかないとアイリスは口を開く。
「本任務では配下の軍勢として仔竜を連れているようです。この子たちはオブリビオンの悪い気に充てられたようです。小さくはありますが、竜であることに違いはありません。高い戦闘能力と環境を利用した属性攻撃をしてきます。おそらく今回は花畑が戦場になるでしょうから、属性は草、土といったところだと思います。まずはその軍勢を突破して、その後ろにいる息吹の竜、グラスアボラスを撃破してください。」
 そこまで口にしたところで、転移の準備を始めた。
「オブリビオンは倒さない限り、決して止まることはないでしょう。予知をした私自身は行けなくて心苦しくはありますが、皆さん、どうか世界を守ってきてください。…どうか、グラスアボラスを止めてください…!」
 悲痛な表情で絞り出すように猟兵たちに告げると転移を開始した。


カルミナル
 こんにちは、カルミナルです。今回は集団戦、ボス戦、日常という感じで進んで行きます。オープニングにグリモア猟兵の独白などをいつもより多めに入れてみましたが、目的自体は比較的シンプルだと思います。最後に第三章では、プレイングに書いて頂けた場合に限り、アイリスを同行させることができます。話し相手が欲しい、一緒に何かしたいことがあるなどがありましたらお呼びください。
9




第1章 集団戦 『戯れる仔竜』

POW   :    じゃれつく
【爪 】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    未熟なブレス
自身に【環境に適応した「属性」 】をまとい、高速移動と【その属性を纏わせた速いブレス】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    可能性の竜
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


転移した先に広がるのは満開の花畑。目を奪われるような美しい光景。しかし、その中から迫りくるは何体もの仔竜。子供の様に元気よく飛んできているが、突然現れた侵入者たちに警戒は抜けていない。仔竜たちは猟兵たちの様子を窺っている。
甲斐・ツカサ
この子達をやっつけないと、グラスアボラスを止められないし、グラスアボラスを止めないと、アイリスちゃんは悲しんだままなんだね
それなら、この子達はやっつけるよ!

向こうが草や土を纏うなら、こっちは風
じゃれ合うように高速で斬り結びながら、距離が離れれば装備由来の風の盾で防ぎ、コード由来の風の弾で撃ち合うよ!

でも、トドメを刺す時は近付いて
風で舞い上がる花びらを弔い代わりに、一緒に貫こう
これで少しでも安らかになってくれると良いんだけど……

でも、相手はオブリビオン。そうやってしんみりもしていられないもんね
早くグラスアボラスを止めて、アイリスちゃんに笑ってもらわなきゃ!



「この子達をやっつけないと、グラスアボラスを止められないし、グラスアボラスを止めないと、アイリスちゃんは悲しんだままなんだね。それなら、この子達はやっつけるよ!」
 甲斐・ツカサ(宵空翔ける冒険家・f04788)は現れた仔竜の群れを前にユーベルコード:悠久の蒼穹呼ぶ風の外套を発動した。彼の周囲に蒼く透き通った風が絶えず吹き始める。ツカサの行動に反応した仔竜たちはブレスを吐き出した。花弁を纏った土色のブレスがツカサを襲う――瞬間、ツカサの姿がその場から消え、ブレスは何もない地面にぶつかって弾けた。仔竜の群れに一陣の風が吹いた。次の瞬間、ツカサが突然群れの中に現れ、AZ-Lightを片手に縦横無尽に走り始めた。走りながらもじゃれ合うように次々と仔竜たちを切り結んでいく。あまりの速さに仔竜たちは追いきることができず、翻弄されていく。すると、突然ツカサが足を止めた。高速移動と急停止によって花弁が舞い上がった。仔竜たちの視界が花びらで埋め尽くされる。次の瞬間、花の壁が突き破られ、AZ-Lightが現れる。突然の刃に仔竜は避けきることもできず、舞い上がった花びらと共に2体の仔竜が貫かれた。
「ごめんね。せめてこの花びらを添えるよ。少しでも安らかに眠れるように…」
 貫かれた仔竜たちに哀悼の表情を向ける。しかし、動きの止まった隙をついて、再びブレスが吐かれた。
「おっと、いつまでもしんみりしていられないね。」
 ブレスを風の盾で防ぎつつ、圧縮された風を放って仔竜たちを牽制する。そうして、仔竜がひるんだ隙をついて、群れの中から抜け出した。
「こんな嫌なこといつまでも続けたくないよね。早くグラスアボラスを止めて、アイリスちゃんに笑ってもらわなきゃ!」

成功 🔵​🔵​🔴​

チャド・アランデル
【心情】
凄く綺麗な花畑だなー。
こんな素敵な景色を作り出す存在がオブリビオンだなんて残念だよねー。
でも、倒さないといけない敵だから気を引き締めていくよー。

【行動】
【ガチキマイラ】を使用。
技能生命力吸収、野生の勘、見切り、ダッシュ、フェイント、逃げ足、敵を盾にする、カウンターを活用し、回避をしながら回復する立ち回りをします。
悪い気に充てられた仔竜との事なので、出来るだけ命は奪わないようにします。
技能救助活動が活用出来るなら活用します。

【その他】
「君たちは悪い気に充てられただけなんだね…今助けてあげるよー。」
「何時か立派な竜になって、己の信念を貫く強さを手に入れてねー。」
アドリブ等歓迎



「君たちは悪い気に充てられただけなんだね…今助けてあげるよー。」
 チャド・アランデル(キマイラのシーフ・f12935)は腕を前に突き出す。すると、腕がライオンの頭部に変化する。そして、近くにいた仔竜に向かって走り出した。野生の勘と見切りを駆使して行動を先回りし、変化した腕で1匹の仔竜に噛みついた。生命力の吸収が行われ、次第に弱っていく。
(死なないレベルではなしたほうがいいかなー)
 なるべく命を奪わないようにそろそろ離そうと思った瞬間、突然、仔竜が大きく鳴いた。すると、足元に小さな竜巻が発生し始め、次第それがどんどん大きくなっていく。危険に思ったチャドは慌ててその場から離れようとするが、一歩遅く、チャドのいた場所に竜巻が発生し、仔竜を離して、竜巻に体を持ち上げられる。竜巻は次第に大きくなっていき、一緒に巻き上げられた花びらや草によってチャドの体中に細かな傷をつけられていく。
「うわわわわ!まさかこんなことまでできるなんて!ん?あれは…」
 何とか体勢を整えようと悪戦苦闘していると、なぜか竜巻を発生させた仔竜も一緒に竜巻に回されてい。どうやら制御しきれずに巻き添えを喰らってしまったようだ。竜巻によってどちらも持ち上げられていき、そのまま空中に放り出された。
「こうなったらこれしかないか!」
 チャドは放り出されて落ちながらも空中で無理やり体を自分の真下にいる仔竜の方に向け、変化した腕の間合いに入るように体制を整えた。そして、重力に従って落ちていき、上から仔竜をかみ砕いた。チャドは花畑に墜落し、墜ちた場所に花びらが舞い上がる。その体は仔竜の生命力を吸収したことによって傷はほとんど塞がっていた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

御剣・神夜
自分の友達がオブリビオンになんてしまうとわ
アイリスもさぞ悲しかったことでしょう。彼女にこれ以上涙を流させるわけにはいきません
ここで貴方達を倒します

爪による攻撃はリーチがこちらの方が長いので間合いに入らないように戦う
ブレスを吐かれたら高速移動され、遠距離から攻撃されるので距離を離されないようにする。離されたら妨害のブレスを避けるか野太刀で受けるかして一気に自分の距離にする
現象を発動されたら、それにもよるが制御困難とあるのでなるべく早く仔竜を倒す
「生き返らされたのは本意ではないでしょうが、ですが、あの子の涙を止めるため、貴方達をここで倒します。呪ってくれてかまいません。これは私の我儘ですから」



「自分の友達がオブリビオンになってしまうとは。アイリスもさぞ悲しかったことでしょう。彼女にこれ以上涙を流させるわけにはいきません。生き返らされたのは本意ではないでしょうが、ですが、あの子の涙を止めるため、貴方達をここで倒します。呪ってくれてかまいません。これは私の我儘ですから。」
 御剣・神夜(桜花繚乱・f02570)はアイリスの涙を思い出す。年端も行かぬ少女の涙は彼女が戦う理由には十分だった。神夜は豪刀・牙龍を構え、仔竜たちに迫っていく。向かってくる神夜を迎え撃つべくブレスが吐かれる。
「はあっ!!」
 しかし、ブレスは牙龍で受けられ、そのまま横なぎに振るう事で刀の軌跡の通りに切り裂かれた。続けざまに何度もブレスが吐かれるも、神夜は勢いを殺すことなく、攻撃の波を一刀のもとに次々と切り裂いていき、そして、1匹の仔龍に肉薄した。神夜に近づかれた仔竜は危険を本能的に感じたのか大きく鳴いた。仔竜の鳴き声に反応し、自然現象が牙をむいた。神夜の足元に突然小さな竜巻が発生し始める。しかし、動き出しは神夜の方が圧倒的に早かった。
「天武古砕奥義、流走!!」
 仔竜が間合いに入ったのとほぼ同時に高速の刃が振り下ろされ、仔竜の体の中心に軌跡を描いた。仔竜の動きは停止し、足元の竜巻は勢力を増すことなく、徐々に小さくなっていく。そして、完全に消えると同時に仔竜の体が真っ二つに割れ、真下の地面は刀で斬ったかのように抉られた。
「ごめんなさい。でも、今悲しんでいる子の為に止まるわけにはいかないわ。」
 小さく呟くと共に再び牙龍を構え直し、仔竜たちに向かっていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

真宮・響
【真宮家】で参加。

仔竜や息吹の竜は本来は自然に根差した竜だけあって共存できるのが理想だね。でも人の生活範囲を脅かす存在になるのがやりきれないね。

アタシたちが出来るのは、これ以上の過ちを犯す前に止めて上げることだ。

まず真紅の竜を呼び出して【騎乗】。【ダッシュ】で敵の群れに飛び込んで、【残像】も併用しながら、【先制攻撃】【二回攻撃】【範囲攻撃】で攻撃していくよ。正面からの攻撃は奏に任せて、群れの側面や後ろに回り込むように移動していくように心掛けるよ。


真宮・奏
【真宮家】で参加。

そうですね、仔竜と息吹の竜は本来は自然を守護する存在なんでしょうね。共存を願う方もいると聞きます。一般人の生活範囲を脅かすなら対処しなければいけませんが。

トリニティエンハンスで防御力を強化してから、【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】でブレスと自然現象の攻撃を突っ切って突破。【属性攻撃】【二回攻撃】【範囲攻撃】で攻撃。【拠点防御】【激痛耐性】も役に立つ状況なら併用します。


神城・瞬
【真宮家】で参加。

仔竜と息吹の竜は共存を願う方も多いと聞きます。住み分けが出来れば、とも思いますが。そうもいかないのが心苦しいですね。僕達に出来るのはこれ以上罪を犯す前に止めてあげる事です。

僕は遠距離援護を担当。【高速詠唱】【全力魔法】で氷晶の矢を【範囲攻撃】で撃ちます。【二回攻撃】で攻撃回数も増やして、【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】も乗せます。



「仔竜や息吹の竜は本来は自然に根差した竜だけあって共存できるのが理想だね。でも人の生活範囲を脅かす存在になるのがやりきれないね。」
「そうですね、仔竜と息吹の竜は本来は自然を守護する存在なんでしょう。共存を願う方もいると聞きます。一般人の生活範囲を脅かすなら対処しなければいけませんが。」
 仔竜の群れを前にして、真宮・響(赫灼の炎・f00434)と真宮・奏(絢爛の星・f03210)は戦いに対する抵抗を口にしながらも武器を構えた。新たな敵を前に仔竜の注意がこちらに向けられた。
「住み分けが出来れば、とも思いますが。そうもいかないのが心苦しいですね。僕達に出来るのはこれ以上罪を犯す前に止めてあげる事です。」
 神城・瞬(清光の月・f06558)は戦いは避けられないと半ば諦めたかの様に仔竜たちに目を向ける。
「まあ、仕方ないことだね…。…一緒に行くよ!!気張りな!!」
 掛け声とともにブレイズランスが高く掲げられる。すると、槍そのものから赤い光が放たれだし、勢いよく響の手から離れた。槍は空中でみるみる姿を変えていき、そして、光が収まると同時に地面に舞い降りた。その姿は最早槍ではなく響の身長の2倍ほどの大きさのある真紅の竜となっていた。
「奏、正面は任せるよ!」
 奏に声をかけるとともに竜は飛び立って、群れの周りを旋回し始めた。母の考えを即座に理解した奏は魔力によって自分の防御力を強化し、群れに向かって真正面から飛びこんだ。仔竜たちが目の前にいる敵に向かってブレスを放つものの施した強化と盾によってブレスの雨を次々といなしていく。そして、群れの真ん前にたどり着いたところで、シルフィード・セイバーとアクア・セイバーの2本の剣で目の前の仔竜たちを切り裂き、それだけにとどまらず、周囲にいた仔竜を剣から放たれた強風と水圧によって吹き飛ばされていく。仲間たちが吹き飛ばされていく姿に仔竜たちはひるんでいる。しかし、そのタイミングで追い打ちするかの如く、奏の後方から百を優に超えるほどの氷でできた矢が飛んできた。
「いい援護です、瞬。」
「これが僕の役割ですからね。さて、もう一度放っておきますか。」
 後方に控えていた瞬は軽く言葉を返すと高速で同じ魔法の詠唱が紡ぐ。すると、背後に先ほどと同じくらいの数の矢が現れた。瞬が腕を前に突き出すと、矢は再び一斉に仔竜に向けて発射され、群れ全体に降り注ぐ。突然の矢の雨やマヒによって仔竜の群れが混乱状態に陥った。そして、その隙をついて奏が攻撃に入ると同時に群れの後方でも仔竜たちが吹き飛ばされた。そこには竜に乗った響が群れに向かって突撃したのである。奇襲によってさらに混乱が広がるものの数匹の竜が響に向かって襲い掛かり、その爪が響を捉えた—―はずだったが、爪は空を斬った。見ると、その場にはすでに響と竜の姿はなく、いつの間にやら側面に回り込んでいた。仔竜がそれに気づくと今度は、残像を残し
て、後方に回り込んんだ。そして、竜の尻尾による薙ぎ払いとブレイズフレイムによる一刀で響の周囲の仔竜が一掃されるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

松平・富嶽
今回は仮面なしの姿で戦うぜ。戦う前に
「そういえば、グリモア猟兵の嬢ちゃんは竜の巫女だって言ってたな。残念だが、光があれば闇があるように、良い竜がいれば悪い竜だっている。気持ちは分かるが、割り切るしかないだろうな」
と呟く。
「さてと、気を取り直してドラゴン退治と行こうか。最初にかかってくる奴はどいつだ?」
愛刀を抜いて右肩に乗せながらそう言う。最初に襲い掛かってきた敵の攻撃を【見切り】と【武器受け】を利用して避けて、【カウンター】で『剣刃一閃』を発動。
敵を斬り捨てたら
「ほら、次。遠慮せずにかかってきな!」
と言いながら、左手で挑発。襲い掛かってきた敵を1体ずつ確実に撃破を狙う。
アドリブ、連携可。



 松平・富嶽(忠烈義士・f02974)は猟兵との戦いを繰り広げている場所に向かって歩いていた。
「そういえば、グリモア猟兵の嬢ちゃんは竜の巫女だって言ってたな。残念だが、光があれば闇があるように、良い竜がいれば悪い竜だっている。気持ちは分かるが、割り切るしかないだろうな。」
 富嶽はアイリスのことを思い出しながらも、戦う事は仕方ないと割り切るようにつぶやいた。そして、愛刀、越前守安定を右肩に乗せながら仔竜の群れを見据えた。
「さてと、気を取り直してドラゴン退治と行こうか。最初にかかってくる奴はどいつだ?」
 群れに向かって挑発を掛けるとそれに反応したのか1匹の仔竜が急接近していた。爪をむき出しにして、敵の体を切り裂こうと襲い掛かる。しかし、その攻撃は非常に単調なもので、富嶽は難なく見切り、刀で受け止めた。
「らあっ!!」
 軽く力を込めて仔竜を押し返し、そのままカウンターの要領で一閃する。振るわれた刀は仔竜の体を真一文字に切り捨てた。
「ほら、次。遠慮せずにかかってきな!」
 富嶽は余裕そうに叫ぶと仔竜たちに向けて左手の指をくいくいと曲げて、挑発する。すると、今度は2匹の仔竜がブレスを吐き出してきたが、富嶽はそれすらも見切り、半身になって最小限の動きだけで回避すると、今度は刀を下段に構えて、仔竜との距離を一気に詰めた。そして、刀を振り上げ、まず、1匹切り捨てると、今度は刀身を反転させ、上段に構えるように刀を握り、もう1匹の仔竜に向けて振り下ろした。その一連の動きに一切の無駄はなく、仔竜たちは反撃をする間もなく流れるように切り捨てられた。
「まだまだ。どんどんいくぜ!」
 そして、そう叫んでから群れに向かって駆けていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

イヴ・クロノサージュ
堕ちた騎士の誇り、の時と同じように
アドリブ大歓迎



時系列的には銀河皇帝戦後
激戦の末、戦闘技能や経験を得たイヴ
クロユニから地上に降り立つ

※UCではありません
演出としてお願いします

◆心情

息吹の竜と、ともだちになれて
別個体とはいえ……人々を襲う予知を見ちゃうのは…
悲しいですね……。

可哀相ですが、撃破しちゃいますよ

◆戦闘

聖槍を取り出し、軽く周囲を一閃
自身の周囲を聖域に変え(オーラ防御、範囲攻撃)常時回復する状態で戦闘開始

草、土属性の大魔法:可能性の竜は聖槍を軽く振るい(範囲攻撃、吹き飛ばし)
歴戦の技能で回避しつつ(戦闘知識、見切り、第六感)
跳ね踊るように槍を振るう(属性攻撃=聖、ジャンプ、吹き飛ばし)



猟兵たちが仔竜たちと戦っている時と同時刻、戦場の上空には巨大な影が浮かんでいた 。《宇宙戦艦》クロノトロン=ユニット。大陸の形状を取るクロユニの端にイヴ・クロノ サージュ(《機械天使》花と自然を愛する機械人形・f02113 が立っている。
「息吹の竜と、ともだちになれて、別個体とはいえ......人々を襲う予知を見ちゃうのは... 悲しいですね......。」
イヴはアイリスの悲痛な表情を思い出していた。友達を倒さなければならなくなった少 女の悲しみを拭うためにもイヴは銀河皇帝戦後の戦いに身を投じることを決め、クロユニ から飛び立った。

地上で戦っている猟兵と仔竜たちは何かが近づいてきていることを感じ、上を見上げた。目に飛び込んできたのはクロユニから飛んだイヴが戦場のど真ん中に向けて落ちてきているところであった。突然の衝撃的な敵の出現による仔竜たちの動揺をよそにイヴは慣れた様子で群れの前に降り立った。そして、仔竜たちに目を向ける。
「 あなた達が邪悪なものではなかったことは知っています。でも、ごめんなさい。可哀相ですが、あなた達は倒さなくてはならないんです。ですから、撃破しちゃいますよ」
イヴはそう口にしながら手を前にかざす。
「聖槍よ。私の声に応えてっ!皆を守る力を......!《聖槍聖域》プリズム・セイントラン ス!!」
すると、かざした手に光が集まり始め、収束しきると一気に光がはじけ飛ぶ 光が舞い 落ちていく中、イヴの手には白銀の槍が握られていた。イヴが聖槍を軽く一閃すると、周 囲の雰囲気が変化する。穏やかでどこか神聖な雰囲気を持つ空間は文字通り「聖域」であ る 展開と同時に他の猟兵たちの傷が癒えていき、さらに、イヴの体にも力があふれてく る。
「この空間は私の聖域となりました。今後は誰も傷つけさせはしません。」
イヴは仔竜たちに向けて力強く宣言した。仔竜たちは混乱していたものの、敵を認識はしているようで、複数の仔竜で同時に竜巻を発生させ始めた。しかし、銀河皇帝との戦いで磨かれた勘によって可能性の竜の発動を察知すると、小さな竜巻に向けて聖槍を振るった。ビュンと槍が空気を斬る音が響くと、竜巻は勢力を増すことなく、しぼんでいってしまった。世界の理をゆがめる仔竜の力はさらに大きな力によって打ち消されたのだ。
「今度はわたしの番です!」
イヴは地面を踏みしめて、高く跳びあが り、1匹の仔竜に狙いを定めた。そして聖槍を 突き出したまま、重力に従って落下していく。仔竜はブレスを放つも、イヴはそれに向け て突っ込んだ。そして、聖槍にあたるとそこから割り進むように ブレスの 中を突き進んでいく。そして、そのまま仔竜の体を貫いた。イヴは貫くや否や再び飛び上 がり、さながら跳ね踊るように次々と仔竜たちに攻撃していく。
そうして、残り最後の1 匹となったところでジャンプした瞬間を狙って仔竜がブレスを吐いた。しかし、予備動作 の段階でブレスが来ることを事前に予想していたイヴは空中で身体をひねり、紙一重でブ レスを回避するとそのまま仔竜に向かって落ちていき、槍が届く距離に入った瞬間に聖槍 を横なぎに振るった。仔竜は槍によって吹き飛ばされて宙を舞いイヴの真横に来た。その 隙を逃さず、身体を横に向け、自分の体が地面に着く前に宙を舞う仔竜に重量級の突きを 目にもとまらぬ速さで繰り出した。そして仔竜を貫くと同時にイヴは地面に着地し、最後 の1匹を撃破したのであった

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『息吹の竜『グラスアボラス』』

POW   :    フラワリングブレス
【吐き出された息吹 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【咲き乱れるフラワーカッター】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ガーデン・オブ・ゲンティアナ
自身の装備武器を無数の【竜胆 】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    フラワーフィールド
【吐き出された息吹 】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を花畑で埋め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ナイツ・ディンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


仔竜たちを撃破した猟兵たちは花畑の奥に進んで行く。見渡す限り一面の花畑。目を奪われるような美しい景色の中を進んで行くと大きな影が見えて来た。息吹の竜、グラスアボラス。花畑の主にして、倒すべきオブリビオンである。
「グオオオオオオオオオオオオオ。」
グラスアボラスは猟兵たちの存在に気付くと、空に向けて大きく雄叫びを上げる。周りに咲く花がビリビリと震えるほど吠えた後に侵入者に体と巨大な敵意を向けるのであった。
御剣・神夜
貴方がグラスアボラス。アイリスの友達
貴方に何の罪もありません。貴方はむしろ被害者。でも、ごめんなさい。あの子の涙を止めるため、貴方を斬ります

フラワリングブレスを受けると連撃が来るのでなるべく当たらないよう避ける。避けきれず野太刀で受けたらカッターの攻撃を野太刀で受ける。野太刀の重さと腕力で弾きとばされないようにする
ガーデン・オブ・ゲンティアナは避けるのが困難だと思うので野太刀を前に出して強引に突っ込む
フラワーフィールドは避けるか切り払うかしながら距離を詰め、近距離で戦う
「許してとは言いません。私を呪ってくれてもいい。でも、あの子の涙を止めるには、これしかないの」



「貴方がグラスアボラス。アイリスの友達。貴方に何の罪もありません。貴方はむしろ被害者。でも、ごめんなさい。あの子の涙を止めるため、貴方を斬ります」
 御剣・神夜(桜花繚乱・f02570)はグラスアボラスの前に立ち、その姿を見上げる。息をする様に花を撒き、優しげな体色や刺々しさを感じさせない姿は元の姿が決して危険なものではなかったことを感じさせた。しかし、今では猟兵たちに対して隠し切れない敵意を向けている。
「許してとは言いません。私を呪ってくれてもいい。でも、あの子の涙を止めるには、これしかないの。」
 神夜は戦うしかない事実を悲しく思いながらも、今悲しんでいる少女を思い、牙龍を鞘からゆっくりと抜き放った。目の前の敵の動きに息吹の竜が動き出す。口を大きく開けたかと思うと、神夜に向けて突風とすら感じる息吹を吐き出した。息吹は花を纏って襲い掛かるが、これを横に跳んで回避した後に間髪に入れずに走り出した。しかし、息吹を避けられたことに気づいた竜は身を少しかがめた。すると、すると体についていた竜の鱗がみるみる剥がれ落ち、それは青紫色の竜胆に姿を変え、竜の周りを嵐に吹かれるかのように回り始めた。すでに攻撃の範囲内に入っていた神夜は引くことをせず、むしろ、走る速度をさらに上げ、刀を前に突き出して、花の嵐の中をさらに突き進んでいく。全身に花びらによる無数の切り傷が生まれていくがその一切を無視し、嵐の中心部、息吹の竜の側面に飛び出た。
「天武古砕奥義、流走!!」
 嵐を抜けるとほぼ同時に突き出した刀身を上に向け、竜の横っ腹目掛けて、高速の剣が振るわれる。――剣から出た風圧が地面を抉った。鱗がはがれていた竜の体に刀は深々と傷をつける。竜は突然の痛みに雄叫びを上げた。すると、竜胆を鱗に戻り、元ある場所に戻るかのように竜の体に貼りなおされていった。
「まだ動けるみたいね…。」
 神夜は息吹の竜が未だ健在であることを感じると体勢を立て直すため一時、竜の傍から離れた。

成功 🔵​🔵​🔴​

真宮・響
【真宮家】で参加。

出来れば、凶暴化する前になんとかしてあげたかったけど。アイリスのお嬢さんも息吹の竜が人を害するのは受け入れられないはずだ。そうなる前に、止めてあげなきゃね。

護りを奏、後方支援を瞬に任せ、【目立たない】と【忍び足】【残像】で敵の視線から逃れつつ、【槍投げ】を確実に当てる隙を伺う。子供達が作った隙を狙ってドラゴニックエンドで攻撃するよ。槍を投げて花畑から追い出すこともやってみようか。


真宮・奏
【真宮家】で参加。

息吹の竜はただ居る所を護りたいだけ。護るだけならいいんですが、人を害するなら倒さなければいけません。こうなる前にお会いしたかったです・・

私は主に盾役を務めます。トリニティエンハンスで防御力を強化して、【オーラ防御】【武器受け】【盾受け】で身体を張って皆さんを【かばう】。状況によっては【拠点防御】も併用しますね。【激痛耐性】も有効ならば使用します。必要ならば、【衝撃波】【2回攻撃】で攻撃にも加わります。


神城・瞬
【真宮家】で参加。

せめて凶暴化する前に出会えれば、と思いますが・・・今は目の前の息吹の竜を止めなきゃですね。来世は幸せの生を送れますように。アイリスさんもお友達がこれ以上暴れるのは好まないでしょうし。


盾役の奏の負担が大きく、攻撃手の響母さんの槍を当てる隙を作る為に、【高速詠唱】で【祈り】を込め、【全力魔法】で氷晶の槍を撃ちます。【二回攻撃】で攻撃回数も増やし、【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】も乗せますね。



「出来れば、凶暴化する前になんとかしてあげたかったけど。アイリスのお嬢さんも息吹の竜が人を害するのは受け入れられないはずだ。そうなる前に、止めてあげなきゃね。」
「はい、息吹の竜はただ居る所を護りたいだけ。護るだけならいいんですが、人を害するなら倒さなければいけません。こうなる前にお会いしたかったです…。」
 真宮・響(赫灼の炎・f00434)と真宮・奏(絢爛の星・f03210)は息吹の竜の目の前に立ち、それぞれ武器を構える。近くにいた2人の存在に気付いた竜は前足を振り上げ、踏みつぶそうとしてきた。しかし、その瞬間、2人の後方から氷の槍が飛来し、竜の前足に直撃しひるませた。後ろに控えていた神城・瞬(清光の月・f06558)による援護である。
「せめて凶暴化する前に出会えれば、と思いますが・・・今は目の前の息吹の竜を止めなきゃですね。アイリスさんもお友達がこれ以上暴れるのは好まないでしょうし」
「ああ、だから…2人とも、やるよ。」
 響は奏と瞬に合図を送る。瞬は杖を頭上に掲げ、高速で呪文を詠唱していく。すると、その周りに先ほどよりも遥かに巨大な氷の槍が2本現れた。杖が振り下ろされると同時に1本目の槍が飛んでいく。しかし、今度は不意を突かない真正面からの攻撃であったため、竜は氷の槍を前足で叩き落とすと口を大きく開け、瞬に向けて花を纏った息吹を吐き出した。息吹は瞬を切り刻まんと迫り――その間に奏が割り込んだ。魔力によって防御力が強化された奏の体には小さな傷しかついていかず、盾による防御によって息吹は後ろに行くこともなく、瞬に向けられた息吹は盾にぶつかって後ろに届くことなく拡散してしまう。その隙に瞬は残っていたもう一本の氷の槍を放った。槍は一直線に飛んでいき、頭に直撃した。
「グルオオオオオオオオ!!!」
 一度目よりも重たい強烈な一撃が竜の鱗すらも無視して頭にぶつかったことにたまらず雄叫びを上げてよろめく。その瞬間、竜の背後に1つの気配が現れる。
「喰らいな!ドラゴニック・エンド!!」
 竜の意識から完全に消えていた響は気づかれぬまま竜の背に向けて槍を投げた。槍は無防備な背中に突き刺さる。瞬間、槍が赤色に発行し、熱を発し始めたかと思うと、勢いよく槍から半透明の赤色のドラゴンが召喚された。ドラゴンは息吹の竜に向けて爪でひっかき、炎のブレスを吐きつけた。息吹の竜は同じ竜による強力な攻撃に耐えきれず、身悶えしながら暴れ回る。そして、隙だらけになった息吹の竜に向かって今度は奏が走り出す。
「これで…どう!?」
 片手に盾、もう片方の手にブレイズ・セイバーを持ち、息吹の竜の懐に入ると竜の腹に向けて力の限り剣を振るい、斜めに2度斬りつけた。前と後ろからの激痛に息吹の竜はめちゃくちゃに暴れ回る。そのあまりの激しさに突き刺さっていた槍が吹き飛ばされ、奏も交代を余儀なくされた。その暴れっぷりにまだ元気はあるようだが、その影響で足元にあった花は見るも無残の姿になり、花畑の下にあった地面が完全に露出してしまっている。息吹の竜は自分の領域である花畑を自分で破壊してしまったのだ。しかし、そんなことはお構いなしに依然としてその敵意は猟兵に向けられている。鼻息は荒くなり動きが若干鈍くなってきていることから間違いなくダメージを受けているようだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

イヴ・クロノサージュ
真の姿解放:能力向上◎
アドリブ◎

――

▽戦闘方針【回避盾役】

癒しと戦闘力があがる聖域を広げ
他の猟兵さんの支援と
ドラゴンを引き付け背後を向かせる事で
隙と攻撃しやすい環境を作る事が目的

▽心情
おっきなドラゴンさんですねー
凄く強そう
おそらく冒険者さんたちでは歯が立たなさそうな相手ですが、私達は猟兵!
必ず倒していこうね!

▽戦闘
フラワーフィールドに
対抗して聖域を広げる(オーラ防御、範囲攻撃)
竜が怒り、こちらに振り向けば
攻撃を脳内で予想、勘を働かせて上に跳び回避する(見切り、ジャンプ、第六感)
そのまま時間を稼ぎ、味方の攻勢で後方へ退く(時間稼ぎ)

聖域を作る技能:属性攻撃=光、祈り、優しさ、拠点防御、オーラ防御


チャド・アランデル
【心情】
うーん、仔竜さん達の時は失敗しちゃったなー。
汚名返上ー名誉挽回ー!
その在り方を変えてしまった可哀想な竜さんを眠らせてあげないとねー。

【行動】
【ガチキマイラ】を使用
技能を活用し回避をしながら回復を行う戦闘スタイル
先程の仔竜で失敗した為、油断無く慎重に動こうとします
立ち位置は正面から外れた場所を意識し、遊撃のような動きを行う
「生命、特に花を成長、強化させる能力」から、生命強化=長期戦を視野に入れて動く

【その他】
「凄い敵意だね…これは本当に本来の君が望んだ物なのかなー?」
「邪竜となったなら、こんな美しい景色は作りだせないと思うんだー。」
「本当はこの景色こそが本質じゃないかなー。」
アドリブ歓迎



「凄い敵意だね…これは本当に本来の君が望んだ物なのかなー?」
 自分を傷つけた猟兵に強い敵意を向ける息吹の竜に対してチャド・アランデル(キマイラのシーフ・f12935)は語りかける。
「邪竜となったなら、こんな美しい景色は作りだせないと思うんだー。本当はこの景色こそが本質じゃないかなー。」
 息吹の竜が持つ本来の在り方を思い、語り掛けるもののそれを気にすることなく、竜はチャドに向けて再度口を開け、息吹を吐きだした。チャドはそれを難なく回避するが、息吹が当たった地面に花が咲き乱れ始める。破壊してしまった地面にもう一度花を咲かせ、再び自分の領域を展開しようとしているようだ。露出した荒野に息吹を当て、どんどんと花を咲かせていき――ほんの一瞬、穏やかな感覚が辺り一帯に広がる。すると、突然息吹が当たっても地面に花が咲かなくなった。
「その花は綺麗だと思います。でも、今のあなたが咲かせていたら花も泣いていると思いますよ。」
 チャドの後ろから声が響く。見ると、イヴ・クロノサージュ(《機械天使》花と自然を愛する機械人形・f02113)が聖槍を携えてゆっくりと歩いてきていた。聖槍はすでに聖域を展開している。イヴの聖域が干渉したことで息吹の竜の領域である花畑が生成されなくなったのである。竜は花畑の拡大を止めた張本人であるイヴをにらみつける。
「おっきなドラゴンですね。おそらく冒険者さんたちでは歯が立たなさそうな相手ですが、私達は猟兵。必ず倒します!」
 イヴは威圧に対しても臆することなく立ちふさがり、聖槍を突き付ける。竜は花を纏った息吹を吐き出す。しかし、今までの戦いから、攻撃を予想していたイヴは高く飛びあがって回避し、竜の頭の上に飛び乗った。
「ふふ、ほらほら、私はここにいるわよ?」
「グゥゥゥ…オオオオオオオオオ!!!」
 自分の頭に乗ったイヴを振り落とそうと竜は暴れ回り、さらには自分の鱗を竜胆に変え、今度はイヴ一人を切り刻まんと青紫の花びらが殺到する。イヴは竜の頭から跳んで地面に着地すると、聖槍を横にもって高速で回転させ、迫りくる花びらを風だけで吹き飛ばしていく。完全に自分が遊ばれていることにますます怒り、イヴを倒そうと竜は彼女に意識を集中させる。その結果、チャドが完全に意識の外に出たのであった。
「イヴさんのおかげで、隙だらけになったみたいだね―。なら、僕の出番かなー。」
 慎重に隙を窺っていたチャドは片腕をライオンの頭部に変化させると、竜に向かって駆けだし、竜の足元に着くと同時に聖域でさらに強化された持ち前の身体能力で一跳びで竜の巨体よりも高く跳びあがった。空中に躍り出たチャドは変化した腕を真下にいる竜に向けて突き出しながら重力に従って落ちていく。そして、竜の背中に接触すると同時に深々と噛みついた。鱗がはがれた状態の背中にライオンの牙は難なく突き刺さる。突然の背中への痛みに竜はイヴに向けていた花びらを自分の背中に差し向ける。
「おっと、ひとまず撤退だね。」
 自分へ攻撃が向けられることを察知したチャドは背中から飛び降りる。竜は自分の足元に降りて来たチャドを踏みつぶそうと足を振り上げる。しかし、それを横跳びで回避すると今度は迫りくる花びらから逃げるように竜の周りを走りだした。
「いいねー。体が軽いよー。」
 聖域の癒しに加えて、生命力を奪ったことで万全以上の状態となったチャドは花びらの嵐をダッシュだけで軽々と回避していく。
「チャンスです。私への注意が薄くなった今なら!」
 そうして、竜の注意がチャドにも散るとイヴは聖槍を大きく振りはらい、自分に向かってくる花びらを全て吹き飛ばすと、聖槍を構えて竜の頭の前に跳びあがった。イヴが顔の近くに来たことに反応し、竜はイヴの方を向いた。と同時にイヴは聖槍を竜の眉間に向けて思い切り突き出した。竜の体の中でも特に固い部分だったのか聖槍による重い一撃を受けても衝撃こそあれ、僅かしか突き刺さることはなかった。しかし次の瞬間、聖槍はフラッシュのごとく強烈な光を放った。突然の許容量を超える光量に竜の目をくらまされる。そうして生まれた隙に少し離れたところにいたチャドが竜の顔の真横に向かって一直線に跳んだ。聖域の身体強化と生命力の充実によって通常を超える速度で迫りながら、変化させた腕を振りかぶる。
「やああああああああああああ!!」
 ライオンに変化させた腕で噛みつくのではなく、今度は力の限り竜の顔面を殴り飛ばした。真横からモロに殴られた竜は数メートル吹き飛ばされた後にまだ花が残っている地面にドシャッと落ちるのであった。竜はこの一撃が相当響いたらしくかなりふらふらな状態になっている。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

松平・富嶽
「いよいよ真打の登場ってか。さぁ、気合入れて行くぜ!」
 『富嶽新陰流・水龍砕き』を発動し、愛刀に水属性の魔力のオーラを纏わせて駆けて行く。敵の攻撃は【武器受け】や【見切り】を利用して避け、敵の頭上へジャンプし
「俺の攻撃はちょっとばかしキツイぜ!」
と言って、【力溜め】と【属性攻撃】を利用した一撃を敵の頭に叩き込む。
 可能ならばさらに敵の頭を踏み台にしてジャンプし、愛刀を左手に持ち替え、右の拳に水属性の魔力のオーラを纏わせて
「もらったぁ!!」
と【2回攻撃】を利用して、敵の頭に拳を叩き込む。敵を仕留めた時には
「ま、こんなもんか。『剣術の心得ありし者は体術も心得よ』ってな」
と言う。
アドリブ・連携可。


甲斐・ツカサ
折角生み出したキレイな花畑、踏み潰すのはダメだよ
だからここでキチンと止めてあげないとね!

主に下記のような感じで牽制や防御に回ってみんなが戦いやすいように

ワイヤーを使ってグラスアボラスの体に上り、鱗の隙間を貫いたり、翼や角の付け根を狙ったりしつつ、気を惹いてこれ以上花畑を踏み荒らさないようにその場に留める
竜胆の花びらが舞う未来が見えたら、その軌道を見切って仲間を狙う分も含めて籠手から放った風の盾で受け止め、奪ってしまおう
花畑も花びらも、血で汚させたりはしたくないからね!

花と言えば、頭に咲いてるのは何か大事な花だったりするのかな
それなら、せめてもの想い出代わりに、なるべく優しく頂いてみよう!



「真打ってやつか。さぁ、気合入れて行くぜ!」
 松平・富嶽(忠烈義士・f02974)は鞘から越前守安定を抜き放ち、倒れ伏す息吹の竜に向けて構えた。
「この技に砕けぬ物なし。富嶽新陰流・水龍砕き!」
 詠唱と共に刀は水の力を持った青色のオーラを纏う。近くに猟兵の存在を察知した竜はゆっくりと体を起こし、富嶽を見据える。そして、竜の方から先に爪で富嶽を切り裂こうとした瞬間、腕にワイヤーが絡まり、その動きを止めた。竜の側面には甲斐・ツカサ(宵空翔ける冒険家・f04788)が立ち、爪が振り下ろされないように拘束している。
「折角生み出したキレイな花畑、踏み潰すのはダメだよ。だからここでキチンと止めてあげげるよ!」
 ワイヤーによって爪が動かせなくなったとわかるや否や、鱗を竜胆に変化させ、ツカサに向けて放った。しかし、ツカサはそれを予期していたかのように拘束を解除して籠手から風の盾を展開した。花びらの嵐は盾によって、完全に封殺される。そして、今後は竜の翼にワイヤーをひっかけ、花びらを回避しながら竜の体を駆け上がった。急に自分の体に猟兵が乗ってきたことで、何とか振り落とそうと、竜は暴れ回る。
「だから、これ以上花を踏みつぶさないで!」
 そう叫びながら翼の付け根を黒ノ鋭刃で斬りつける。鱗が既にないことに加え、翼の付け根という重要部位を傷つけられた痛みでわずかに動きが止まる。その隙を察知し、富嶽が駆けだした。竜は痛みによって反応が遅れつつも、花びらによって迎撃しようとするも、それはあらかじめ仕掛けられていた風の盾によって富嶽の元に向かう前に押しとどめられ、富嶽を止めることは叶わない。富嶽は竜の目の前にたどり着くと、そのまま勢いを殺すことなく、竜の頭より少し上に飛び上がった。そして、空中で刀を上段に構え、柄を強く握って渾身の力を込める。
「俺の攻撃はちょっとばかしキツイぜ!」
 竜の額目掛けて、富嶽の渾身の一撃が叩き込まれる。刀が纏っていた水の力によって圧力がさらに増し、竜の額に大きなひびが入る。
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
 息吹の竜はあまりの痛みに空気が振動するほどの雄叫びを上げる。しかし、富嶽はそれに全くひるむことなく、刀に思い切り力を込め、腕の力だけでバック宙の要領でジャンプした。そして、刀を左手に持ち替え、右手を強く握りこむ。すると、その手には刀と同じ青いオーラを纏う。富嶽は右手を振りかぶり、竜の頭に向かって落ちていく。
「もらったぁぁぁぁぁっ!!」
 刀で付けた日々と同じ場所に拳による剛撃が叩き込まれる。爆発音とすら思える轟音が鳴り響いた。富嶽は腕の力で頭を押し返して、地面に降り立つと竜に背を向ける。
「ま、こんなもんか。『剣術の心得ありし者は体術も心得よ』ってな。」
 息吹の竜は声を上げることもなく花畑の上に倒れ伏した。うめき声をあげてはいるものの、その体は徐々に塵となって消えつつある。
「ん?その頭の花は…。」
 竜の体からようやく降りようとしていたツカサはふと風に揺れる花に目が留まり、近づいていく。
「何か大事な花だったりするのかな。それなら、せめてもの想い出代わりに、なるべく優しく頂いておこう。」
 そう呟いて、頭の花をそっと優しく摘むと竜の体から降りた。降りたところで、竜の視界にツカサの手の中にある花が映った。それを見た途端、息吹の竜は穏やかにゆっくりと瞼を閉じていき――少し強い風が吹くと同時に完全に塵となって消え去った。そして、その塵を覆うかのように荒野に咲き乱れていた花々が花吹雪の様に一斉に散っていった。オブリビオンとなり、我を忘れた竜はここに安らぎを得ることができたのかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『ようこそ、ちいさな舞踏会へ』

POW   :    体力に任せて踊ったり、食事をいっぱい楽しむ

SPD   :    楽器の演奏や華麗な舞踏により、会場を盛り上げる

WIZ   :    軽妙なトークや武勇伝により、人々を楽しませる

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 竜の領域である花畑が消え去り、村に迫る脅威は消え去った。猟兵たちが近隣の村を訪れると、その村は突然巨大な竜が姿を消したことに戸惑いがあふれていた。しかし、猟兵たちが事情を説明したところ、村に喜びの声が上がった。
「ありがとうございます!ありがとうございます!!あなた方はこの村の、ひいては私たちの命の恩人です!」
「ぜひともお礼をしたいのですが、ちょうど今日は村でささやかな宴が催される予定だったのです。あの竜の襲来で中止せざるを得ないところでしたが、準備はすぐにできます。同か皆さんも是非楽しんで行ってください。」
 口々にお礼を言う村人。そして村長から宴への招待。村全体が脅威から救われた喜びと感謝を携え、宴が開かれる。
真宮・響
【真宮家】で参加。

数々の痛みや悲しみがあったけど。多くの命を救えたことは喜ぶべきだろうね。まずは宴を楽しもうか。

アタシは村人と会話を楽しもうか。これでもアタシは名家の出身でドレスを着てパーティに出てたんだ。だが、放浪の戦士の男と恋に落ちて、駆け落ち同然で家出したんだ。夫が目の前で死んだり、壊滅した里で男の子を拾ったり、色んな事があったが、家を捨てたことに悔いは無い。そうでなかったら、奏が生まれる事もなかったし、瞬に出会う事もなかった。こうしてアンタ達と出会うこともなかった訳だ。人生って、色んな事があるもんだね。(カラカラと笑う)


真宮・奏
【真宮家】で参加。

悲しい事も多々ありましたが、村を壊滅から救えただけでも良しとしますか。
折角のお招きです。宴に家族と参加させて頂きますね。

宴となれば、私、踊っちゃいます!!これでもスカイダンサーですから。瞬兄さんの楽器演奏に合わせて自慢の踊りを披露します!!バックは最高、皆様を楽しませますよ!!(風の精のようなしなやかで軽やかな踊り)


神城・瞬
【真宮家】で参加。

多くの涙が流された事件ですが、こうして村の営みは護る事は出来た。これだけでも、僕達は救われますね。護られた宴を、楽しみましょう。

奏が張り切って踊る気満々なので、僕はバックとして楽器演奏をしましょうか。奏が踊りやすい音楽は熟知してますので、最高の演奏と踊りを披露しましょう。皆さんが楽しんでくだされば、とても嬉しいです。



 村が救われたことに喜び、村人たちは広場の中心に大きな火を焚いて宴を開いていた。村のあちこちからは笑い声が聞こえ、火の周りにはたくさんの人が飲み食いし、思い思いに騒いでいる。オブリビオン、グラスアボラスを退治したことで守れた光景を真宮・響(赫灼の炎・f00434)、真宮・奏(絢爛の星・f03210)、神城・瞬(清光の月・f06558)の3人は眺めていた。
「多くの涙が流された事件ですが、こうして村の営みは護る事は出来た。これだけでも、僕達は救われますね。」
「ああ、この幸せを守れた。アタシたちがやったことに意味はあったってことだね。さて、折角だから宴を楽しもうか。」
「そうですよね!家族みんなで楽しみましょう!宴となれば、私、踊っちゃいます。瞬兄さん、バックをお願い!!」
 奏は2人を置いて、広場に向かって駆けて行ってしまう。瞬は仕方なさそうに肩をすくめ、響はカラカラとひとしきり笑うと、広場の方に歩いて行った。

 賑やかな広場に楽器の音色が響く。突然の音色に村人たちが音のなった方に目を向けた。すると、軽快な音楽が流れだし、それに合わせて、奏が踊りを披露し始めた。風の精のようなしなやかで軽やかな踊りと広場に響く晴れやかで美しい旋律は村人たちを一斉に虜にした。
「へええー。突然何かと思ったけど、うめえもんだな。」
「宴つってもみんなでどんちゃん騒いだりするだけだったからなあ。」
「あんなにきれいな踊り初めて見たわ。」
「音楽も素敵。なんだか気分が高まってきちゃうわ。」
「いいぞー!嬢ちゃん!!」
「私も踊るー。」
 村人たちは口々に奏と瞬のパフォーマンスに賛辞を飛ばし、しばし見惚れていたが、それに触発されたのか村人たちも立ち上がって瞬が奏でる音楽に合わせて、自由に踊り始めた。
「あの竜を倒しちまうなんて不思議な連中だとは思ってたけど、なんでもできんだなあ。」
「あたしの自慢の子供だからね。」
踊りを肴に酒を飲んでいた村人たちの元に響が近づく。
「おや、あんたの子供だったのか。改めて村を救ってくれてありがとうな。」
「しかし、今日は竜に俺たちの村が破壊されそうになったり、かと思えば、こんなに良いもんが観れるなんて、ついてるんだかついてないんだかわかんねえなー。」
「ははは、まあ、人生っていろんなことがあるもんだからね。これでもアタシは名家の出身でドレスを着てパーティに出てたんだ。だが、放浪の戦士の男と恋に落ちて、駆け落ち同然で家出したりもしたからね。」
「へえ、なかなか複雑な環境だったんだなあ。」
「まあね。でも、夫が目の前で死んだり、壊滅した里で男の子を拾ったり、色んな事があったが、家を捨てたことに悔いは無い。そうでなかったら、奏が生まれる事もなかったし、瞬に出会う事もなかった。こうしてアンタ達と出会うこともなかった訳だ。ほんと人生は色々あるもんだね。」
「なかなかかっこいいことを言うじゃねえか!」
「確かに俺たちも生きてて色々あったもんなあ!!ハッハッハッハッハッハッハッ!!」
 村人たちは響と会話を弾ませ、楽しそうに笑いだす。響との会話に興じる人、瞬と奏の舞に魅入る人、音楽に合わせて踊る人。宴に集まった人々は思い思いに過ごしているが、その顔には一様に笑顔があふれていた。それこそが猟兵の守ったものだと示すように。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

御剣・神夜
SPD行動

音楽に合わせて舞を舞って死んだドラゴンたちの魂を鎮めます

倒すしかなかったとはいえ、ドラゴン達も被害者。その魂の冥福を祈って舞います
舞が終わったらアイリスに声をかけます
「ごめんなさい。アイリス。貴方の友達を二度も死なせてしまって」
辛い未来を見たアイリスに寄り添って一緒にグラスアボラスの冥福を祈ります
アイリスが泣きたいのを堪えてるようだったら優しく抱いて泣かせてあげます
「泣いて良いの。友達が死んだんだから。我慢する必要はないわ。我慢し続けたら、何時か心が先に悲鳴を上げるから」



 広場に大火を焚き、人々は村の無事を祝って楽しそうに踊り続ける。そんな中、御剣・神夜(桜花繚乱・f02570)もまた、軽快だった音楽が落ち着いたものに変わると踊りの輪に加わった。奏でられる旋律に合わせてゆっくりと、しかし、流麗なる舞を披露する。祝いの意味で踊る村人の中で彼女は違う意味を込めていた。オブリビオンとなり散ってしまった竜たちへの鎮魂。事情を知っていた猟兵であるからこそ、せめて自分は村を救えたことに喜ぶだけではいけない。彼女は舞いながら死んでしまった竜たちを思い、安らかに眠れるよう哀悼を捧げる。
 曲が終わり、火を囲んでいた村人たちから拍手が上がる。神夜はそれに対してお辞儀を返し、ふと顔をあげると小高い丘の上に赤い髪が目に入った。暗闇でもよく目立つそれを見て、神夜は踊りの輪を外れ、丘を登っていった。

 宴が一望できる近くの丘の上でアイリスは座り込み、ぼーっと宴の風景を眺めていた。その後ろ姿に神夜は近づいていく。
「あなたは混ざらないの?」
「神夜さん…。踊りは得意じゃないんです。それに私は何もしていないですから。」
 アイリスは神夜の声に反応し、微笑みを向ける。しかし、その傍らにはいつも連れている竜の霊体、エリザがおらず、笑顔もどこかぎこちない。無理をして笑っていることを隠しきれてはいなかった。神夜は寄り添うように隣に座りこんだ。
「ごめんなさい。アイリス。貴方の友達を二度も死なせてしまって」
「そんな…神夜さんが謝ることじゃないですよ。むしろ、感謝しています。皆さんがグラスアボラスを倒していなかったらもっとひどいことになっていたんですから。きっとあの子も倒してくれたことに、止めてくれたことに感謝していると思います。それに、私の能力なら今はお話ができないですけど、多分また、近いうちに話せるようになると思います。だから…」
 何かをこらえるように、しかし、言い聞かせるように走り気味で一気にまくしたてるアイリスを神夜はふわりと優しく抱きしめた。
「ぁ…」
「泣いて良いの。友達が死んだんだから。我慢する必要はないわ。我慢し続けたら、何時か心が先に悲鳴を上げるから」
 優しく語りかけ、少女の背中を優しくさする。アイリスは神夜の背中にそろそろと手を回し、肩に顔を埋めて声を殺しながら、静かに泣き始めた。
「うっ…ひぐっ……うぅぅ…ぅ」
 神夜は幼い少女が泣き止むまで優しく抱きしめていた。
 しばらくして、神夜は泣き止んで、先ほどと違い、少しだけすっきりした笑顔のアイリスを連れて、宴に戻っていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

イヴ・クロノサージュ
絡み◎
アドリブ◎

メタ:宿敵システムで
宿敵主が倒すと二度とオブリビオンは再登場しない

――

▽アイリスさんへ
またお会いできましたね

「やっぱり…悲しいですか?」

▼少しお話をしましょう

私は、国王陛下に忠誠を誓う黒騎士や
帝国の安寧を願う銀河皇帝と戦いました

彼らは敵なのか?悪になったのか?
日々、疑問を感じておりました

私の出した仮説・結論は
後悔を抱えて亡くなった子たちがオブリビオンだと思うの

だから、猟兵として敵を倒すだけでなく
オブリビオンに転生する原因を見つけて
――封じていきたい

それが私たちイェーガーの本当の使命なのかもしれないね

「悲しいけど、前を向いて頑張っていこう……?」

▼話が終わると

静かに祈りを捧げます



「またお会いできましたね。」
 イヴ・クロノサージュ(《機械天使》花と自然を愛する機械人形・f02113)は宴の風景を広場の端で見ていたアイリスに声を掛けた。少女の様子は落ち着いてはいるもののまだ少し元気があるようには見えず、目元は赤く腫れていた。
「やっぱり…悲しいですか?」
「あ、いいえ。これは…そう、ですね。猟兵の使命であることは分かっていても友達が死んでしまったことには変わらないですから。」
 アイリスは少し寂しそうに笑顔を浮かべる。イヴはアイリスとの距離を詰めると、静かに語り始めた。
「少しお話をしましょう。私は、国王陛下に忠誠を誓う黒騎士や帝国の安寧を願う銀河皇帝と戦いました。私は戦いの中で彼らは敵なのか?悪になったのか?日々、疑問を感じておりました。そして、私の出した仮説・結論は後悔を抱えて亡くなった子たちがオブリビオンだと思うの。」
「後悔…ですか。」
「うん。でも、後悔したまま亡くなって、それがその後も続くなんて、悲しいことだと思うの。だから、猟兵として敵を倒すだけでなくオブリビオンに転生する原因を見つけて――封じていきたい。それが私たちイェーガーの本当の使命なのかもしれないね。」
 そして、イヴはアイリスの両手をとり、その手を優しく包みながら、少女の青い瞳を捉えた。労わるように、背中を押すように少女の手を握りしめる。
「だから、悲しいけど、前を向いて頑張っていこう……?」
 励ましの言葉はイヴにとっての数多の戦いを経て導きだした一つの答えでもあった。黒騎士の忠誠への後悔も銀河皇帝の安寧への願いも、それらを見て来たイヴにとってそれは悪とは言い切れない。しかし、それでもこれ以上悲しいことが起きないように戦う。それがオブリビオンと戦うという事であると。
「後悔…グラスアボラスも私の知らないところで後悔したまま死んでしまったのでしょうか。何かを抱えたまま…。そうですね。イヴさん。私、頑張ります!もう友達に悲しい思いも苦しい思いもしてもらいたくないですから!」
アイリスの瞳の奥で静かな決意がともったのがイヴには見えた。イヴは大きくうなずくとそっと手を離し、微笑みかけた。そして、アイリスと一緒にグラスアボラスに静かな祈りを捧げる。すると、霊体のエリザがアイリスの服の中から顔を出し、祈りを捧げるイヴの頬をなめた。突然の感触にイヴは思わず目を開ける。
「び、びっくりしました。あなたはエリザさんですよね。お久しぶりです。」
「エリザ、出て来たんですね。…はい、もう大丈夫ですよ。」
 アイリスがエリザに対して言葉を返している。どうやらエリザもアイリスの事を心配していたらしい。すると、エリザは再びイヴの目の間にやってきて、にっこり笑ったかと思うと、もう一度イヴの頬をなめた。どうやらアイリスを元気づけてくれたイヴに感謝を伝えているようだ。その意図を察したイヴはエリザの耳にそっと口を寄せる。
「ふふ、どういたしまして。そして、これからもアイリスさんを支えてあげてくださいね。」
 エリザはキュルンと明るく鳴くとアイリスの肩に乗っかった。その様を見るアイリスは嬉しそうに笑顔を浮かべていた。イヴはその姿に安堵のため息をこぼすのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

松平・富嶽
宴は楽しまないとな。早速、飯を頂くか!
「おっ、こいつは美味いな! 勧められたかいがあるぜ」
村人から勧められた食べ物を食べて、そう言う。手元には近隣の村々に関する資料を持つ。アイリスを見かけたら
「おっ、嬢ちゃんじゃないか。宴は楽しんでいるか?」
と声を掛ける。答えを聞いて
「そうか。俺はご覧の通り、しっかり楽しんでいるぜ」
と返す。資料を気にされたら
「ん? これか? 俺なりに原因を調べていたのさ。もしかしたら、近隣の村々の人間の中に黒幕が潜んでいるのでは、とな。俺だって嬢ちゃんと同じグリモア猟兵だ。根本的な原因を調べたくなるもんさ。ま、幸いそれらしい人物は見つからないがね」
と言う。
アドリブ・絡み可。



「おっ、こいつは美味いな! 勧められたかいがあるぜ」
 松平・富嶽(忠烈義士・f02974)は自分の用事を終えて、宴で振る舞われていた料理をほおばっていた。
「あんた、良い食べっぷりだねえ。作った方としてもそうやって食べてくれると嬉しい限りだよ。」
「へへっ!実際上手いんだからこうなっちまうのも仕方ないことだと思うぜ。…ん?あれは。」
 調理を担当した村人の女性と談笑しながら食事をしているとふと視界にアイリスの姿が入る。富嶽は村人に断りを入れると、料理をもう一皿もらって、アイリスに声をかける。
「おっ、嬢ちゃんじゃないか。宴は楽しんでいるか?」
「富嶽さん。はい、とっても楽しいです。といっても広場の方には来たばかりですけど」。
「そうか。俺はご覧の通り、しっかり楽しんでいるぜ。ほら、嬢ちゃんもこれ食ってみな。うまいぜ?」
「わあ、ありがとうございます。いただきますね。ところで、そちらの紙は何ですか?先ほどは持っていなかった様でしたけど。」
 アイリスは富嶽から料理を受け取りながら、富嶽のもう片方の手にあった紙の束に目を向ける。
「ん?これか?俺なりに今回の事件の原因を調べていたのさ。もしかしたら、近隣の村々の人間の中に黒幕が潜んでいるのでは、とな。俺だって嬢ちゃんと同じグリモア猟兵だ。根本的な原因を調べたくなるもんさ。ま、幸いそれらしい人物は見つからないがね。」
そう言って、残念そうにピラピラと紙の束を振っていると、突然アイリスが震えだした。
「すごいです、富嶽さん!私予知で視たオブリビオンを倒すっていう事しかいつも考えてなくて…でも、これ以上悲しいことが起きないようにするには事件の裏の裏までしっかりと調べていくんですね!勉強になります!」
「お、おう。そうだな。」
 アイリスの予想以上の食いつきに富嶽は思わず引き気味になるも、すぐに立て直して、アイリスの頭をガシガシと撫でた。
「まあ、友達が死んじまって、つらいとは思うけどよ。頑張っていこうぜ。」
「富嶽さん…はい、一人じゃないってわかりましたから。とても心強いです。」
 そして、互いに笑い合うのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

甲斐・ツカサ
お祭りがダメになっちゃわないで良かった!
それじゃ、アイリスちゃんも一緒にお祭り楽しもう!

竜のせいでダメになりかけたお祭りだけど、だからこそ竜にまつわる冒険譚『息吹の竜と竜の巫女』を披露!
花畑を生み出す竜と、世間知らずなお転婆巫女の賑やかながらも心温まる話さ!
勿論アイリスちゃん達を題材にしたものだから、手伝ってもらえたら凄く嬉しい!

でも、これは過去のお話ってだけじゃないよ
この世界が平和になったらまたグラスアボラスと友達になれるかもしれないもんね!
きっとこの花は、その時の為の約束の証さ!


そういってグラスアボラスの頭に咲いてた花を差し出して
アイリスちゃんが笑ってくれたら、この冒険は大成功だね!



 甲斐・ツカサ(宵空翔ける冒険家・f04788)はアイリスを探して歩き回っていた。そこにアイリスの赤い長髪が視界に入る。
「アイリスちゃん!探してたんだよ。ちょっとお願いしたいことがあるんだけど、いいかな?」
「?何でしょう?」

「みんなー!こっちに注目ーー!」
 踊りも少し落ち着いた広場にツカサの声が響く。突然の号令に村人たちは視線をそちらに向ける。そこにはツカサとアイリスが立っていた。
「お祭りを盛り上げるために僕が物語、冒険譚『息吹の竜と竜の巫女』を披露するよ!花畑を生み出す竜と、世間知らずなお転婆巫女の賑やかながらも心温まる話さ!それではどうぞ聞いていって!!」
 ツカサが語りだしたのはグラスアボラスとアイリスをモデルにした物語。先ほどまで竜が襲来に恐怖していた村人たちは難色を示すもの居たが。それは覆されることとなった。それはグラスアボラスの本来の性格や特徴を捉えた心温まる話。それは村人たちにとって自分たちを脅かした竜の優しいイフの物語。竜が花畑でみんなを笑顔にして、お転婆な少女が気付かないままトラブルを起こして、でもやっぱり最後はみんな笑顔で終わる。そして、竜と少女の間にある確かにある絆が村人たちの心を打った。そして、アイリスとその友達であるエリザが前に出て、真に迫った演技を披露する。そんないくつもの理由が重なり合い、物語は人々の竜への不安を打ち消し、笑顔に変えるのであった。物語が終わると、広場中から拍手が浴びせられた。

「こんなに多くの人の前で物語を読んだのは初めてでした。緊張しましたけど、とっても楽しかったです。ツカサさん、ありがとうございました。」
「楽しんでもらえたなら何よりだよ。ああ、そうだ。これを。」
 ツカサはアイリスにグラスアボラスの頭の上に咲いていた花を差し出した。
「グラスアボラスが消える前に摘んだものだよ。アイリスちゃんが持ってた方がいいんじゃないかと思ってね。」
「この花は…昔あの子に咲かせてもらった花と同じ…」
 物語はアイリスにとってはイフではない。かつてグラスアボラスと友達となったときに彼女が経験した紛れもない過去である。アイリスは花を受け取り、そっと握りしめると、ツカサに向けて目尻に涙を浮かべつつも笑顔を向ける。
「ありがとうございます。ツカサさん。あの子とのつながりを確かに感じられてとてもうれしいです。」
 ツカサもまたアイリスの笑顔に笑顔を返すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

チャド・アランデル
【心情】
花畑も消えちゃうんだねー、それはちょっと残念かなー。
僕はグラスアボラスは被害者って感じちゃうんだよねー。
何か、グラスアボラスが喜んでくれそうな物作りたいなー。

【行動】
【レプリカクラフト】を使用
竜を模すと村人がどう思うか分からないので、花をモチーフとしたオブジェを作ります。
墓標等のつもりは無いです、想いが伝われば良いなと考えています。
なので、造りは荒くなりますが仕掛け罠も仕込みません。
モチーフの前でグラスアボラスは過去の存在かもしれないけど、かの竜の素敵な未来を願います。
良ければアイリスさんも何か伝えてみないかな?
メッセージを送った後は宴を全力で楽しみます。
アドリブ歓迎



 宴もたけなわとなってきたところで、チャド・アランデル(キマイラのシーフ・f12935)は立ち上がった。そして、広場から少し離れて、開けた場所に来ると、何かを作り始めた。チャドの突然の行動に村人たちは何事かと眺めているとみるみるうちに一つのオブジェが出来上がっていく。そして数十分後、完成したのはガーベラを模した大きな花のオブジェだった。作りこそ粗いものの、短時間でこれだけ立派なものを作ったことに村人たちは賛辞を送る。
「折角の宴だから僕も何か披露したいなあって思ってねー。あの花畑は綺麗だったから消えちゃうのは残念だと思ってたし、今日は大きな花を作ってみたよー。」
 チャドは村人たちに作り上げたオブジェを紹介する。大きな花は宴を彩り、村人たちをますますにぎやかにさせる。
「すげえなあ。こんなものまで作れちまうのか。」
「片づけちまうのももったいねえなあ…そうだ!あんたたち助けてくれた記念として村で大事に飾らせてもらうとするぜ!」
「気に入ってもらえたようで何よりだよー。」
そうして、村人たちはひとしきりオブジェを堪能した後、笑いながら広場に向かって戻っていく。しかし、チャドが作り上げたのは村人のためだけではなかった。
「僕にはグラスアボラスが被害者って感じちゃうからなー。せめて、これで喜んでくれるといいけどなー。」
 チャドは一人呟くように息吹の竜の安らかな眠りを願う。すると、後ろから足音が聞えて来た。
「きっとあの子は喜んでくれると思いますよ。だって、とっても素敵ですから。」
 アイリスは花のオブジェに近づいてそっと根元の辺りに触れた。そして、霊体のエリザがオブジェの周りを楽しそう飛び回っている。
「竜の巫女のアイリスさんにそう言われると自信つくなー。良かったらアイリスさんも願ってみない?」
「そうですね…。でも、私もチャドさんと同じ願いしか浮かばないです。だってこれ以上苦しんでほしくないのが私の願いでしたから。」
 そう言いつつもアイリスはオブジェに触れながらそっと目を閉じる。グラスアボラスの冥福とこれから先の安らかな未来それを願って。そして、目を開けると、チャドと向かい合った。
「チャドさん、ありがとうございました。こんな素敵なものを作っていただい。私からもお礼させてください。」
「気にしないでー。僕がやりたいようにしたことだからー。それじゃ、宴を最後まで楽しみにいこー。」
「ふふ、そうですね。」
 そうして、チャドとアイリスは互いに笑い合うのであった。


 宴も終わり、猟兵たちがグリモアベースに時間となった。村の人々からは助けてもらったことに改めてお礼を告げられ、惜しまれながらも村を後にする。そして、村から少し離れた小高い丘まで来たところで、アイリスは猟兵たちに向かい合った。
「今回は皆さん、私の依頼に協力してくれてありがとうございました。グラスアボラスの暴走を止めることができたのは皆さんのおかげです。あの子もきっと救われたと思います。…それと、私自身のことも。皆さんが励ましてくれたから私は今笑う事ができるんだと思います。これから先も竜がオブリビオンとして現れることはあると思います。でも、もう私は負けません!いつの日か真に平和に過ごせるようになるまで戦い続ける覚悟をしました!そして、そうさせてくれたのは皆さんのおかげです。だから、本当に…ありがとうございました!!」
 そうして、アイリスは悲しさなどまるで感じさせない花の咲いたような満面の笑顔で猟兵たちに笑いかけるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年03月03日


挿絵イラスト