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迷宮災厄戦⑱-18〜さいきょうけっていせん!

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦 #オブリビオン・フォーミュラ #オウガ・オリジン #イマジンモンスター

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●イマジンモンスター
「オウガ・オリジンは遂に第三形態へと進化した。アリスラビリンスを巡る戦いは更に過酷なものとなるだろう……」
 グリモア猟兵の夢幻・天魔(千の設定を持つ男・f00720)は芝居がかった様子で、集まった猟兵達へ語りかける。どうやら猟書家の攻略が進んだことで、オウガ・オリジンが新たな力を取り戻したらしい。

「オウガ・オリジンが君臨するは『想像力の国』。想像力を増幅するこの世界にて、奴はさいきょうの『イマジンモンスター』へと変身した」
 オウガ・オリジンはその現実改変ユーベルコードの全てを振り絞って、恐るべき力を手に入れた。その力とは、天を衝くほどのとんでもない大きさである。
「大きいものほど強い。それは一つの真理だ。その果てしない大きさの前に、あらゆる攻撃は奴にとって蚊に刺されたようなもの、そして奴の攻撃範囲は凄まじく、その威力は筆舌に尽くしがたい」
 姿形はそのまま、超巨大化したオウガ・オリジンの強さは呆れるほどだ。こんな相手に、一体どう戦えというのか? 天魔は続いてその答えを口にする。
「ククク……だが、奴は一つの、決定的なミスを犯した……。この世界で想像力が増加するのは奴だけでは無い。猟兵もまた、『さいきょうのそんざい』へと変身することが出来るのだ!」
 そう、この想像力の国の特性を利用し、猟兵も同様に変身すればよいのだ。
「フハハハハハ!! ここでは、全盛期のジャスティス・ワンだろうと、十二の首を持つ帝竜ヴァルギリオスだろうと、望むものへと変身出来る。ならば、オウガ・オリジン如き恐るるには足らんと言うことだ!」
 オウガ・オリジンの考えた最強の存在を想像力で上回るものへと変身すれば、勝利は確実だ。
「さあ! 戦士達よ! 己が考える『さいきょう』の力で、オウガ・オリジンを叩き潰せ!」
 天魔は猟兵達を激励し、グリモアによる転移の力を発動させるのであった。


夢幻
 マスターの夢幻です。厨二力を研ぎ澄ませ!

●戦争シナリオのため、1章で完結となります。
●このシナリオのプレイングボーナスは、『さいきょうのそんざいに変身する』です。
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第1章 ボス戦 『『オウガ・オリジン』とイマジンモンスター』

POW   :    イマジンモンスター・ギガンティック
【現実改変ユーベルコード】を使用する事で、【全身からオウガ達の頭部】を生やした、自身の身長の3倍の【イマジンモンスター】に変身する。
SPD   :    イマジンモンスター・スピード
【現実改変ユーベルコードを使用する】事で【イマジンモンスター】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    イマジンモンスター・ディフェンス
対象の攻撃を軽減する【イマジンモンスター】に変身しつつ、【身体から溢れ出すトランプ】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:飴茶屋

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

浅葱・シアラ
最強の存在とは何をもって最強とするのか
勝ったものが正義とするのなら!
正義は必ず勝つ!
世界を救う猟兵がいかに強いか、教えてあげますよ!

考えうる最強の巨大な存在になるのなら!
私は最強の騎士になります!
「光明放つ蝶の騎士」!
ヴァルキュリアの血に覚醒して私は人間サイズのヴァルキュリアになります!

如何にしてその騎士が最強であるか!
それはどんなに巨大な存在の体も斬り裂く無敵の騎士の剣を持つから!
全身のオウガの頭部を斬り裂き、最後には!

オウガ・オリジンの体を丸ごと断ち斬ってみせましょう!
毎秒寿命を削る故に、速攻で片付けて見せます!



「最強の存在とは何をもって最強とするのか……勝ったものが正義とするのなら! 正義は必ず勝つ! 世界を救う猟兵がいかに強いか、教えてあげますよ!」
「正義? 正義だと? 馬鹿馬鹿しい!」

 浅葱・シアラ(幸せの蝶々・f04820)は、猟兵達の先陣を切って『想像力の国』へと突入した。そこに存在するのは、小さな妖精の彼女とは比べものにならない程に巨大な、オウガ・オリジンだ。だが、そんな恐るべき相手にも、妖精の騎士は正義の心を胸に、真っ正面から立ち向かう。

「あなたが考えうる最強の巨大な存在になるのなら! 私は最強の騎士になります!」

 シアラは自らの想像する最強の存在として、光の翼を持つヴァルキュリアの騎士へとその姿を変じさせる。それは、彼女の母親の姿によく似ていた。

「ちょっと大きくなったくらいで、何が出来る!」
「如何にしてその騎士が最強であるか! それはどんなに巨大な存在の体も斬り裂く無敵の騎士の剣を持つから!」

 振り下ろされるオウガ・オリジンの巨大な拳を一閃、シアラの剣はサイズ差を無視してそれを断ち切った。想像力に加え、ユーベルコード『光明放つ蝶の騎士』の力を重ねたシアラは、オウガ・オリジンの想像するさいきょうを凌駕したのだ!

「これが正義の! あなたのような身勝手な壊すための力では無い、守るための力です!」

 眩く輝くヴァルキュリアは踊るように宙を駆け、オウガ・オリジンを滅多斬りにしていく。斬られる度にオウガ・オリジンは想像力で自身の身体を復元するも、その体力はその度に削れていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ネーヴェ・ノアイユ
最強の存在……。やはりお強いといえばドラゴン様でしょうか……。
試しに想像してみましょう。

全身が氷壁の氷にて出来上がった巨大な氷のドラゴン様の姿に。全身が氷壁状態ですので、どの部位に攻撃をされようとも盾受けが可能です。
手傷を負い破損した部位は新たな氷で覆うことにて修復も可能に。
そして何より……。氷のドラゴン様ですから氷を扱った属性攻撃の威力も折り紙付きです。
その条件を活かしやすいようまずはUCにて氷の結界を張り戦場そのものも優位にします。
あとは翼で殴ったり、爪で引っ掻いたり、尻尾で薙いだりしつつ……。最後は全力魔法のUCの直撃を狙っていきますね。

氷龍の一撃……。その身で味わってください……!



「最強の存在……。やはりお強いといえばドラゴン様でしょうか……」

 氷魔法を得意とするネーヴェ・ノアイユ(冷たい魔法使い・f28873)が変身したのは、氷で出来たドラゴンであった。動く氷像のようなその氷龍はネーヴェの身長に数倍するサイズであったが、それでもオウガ・オリジンから見れば、手の平に乗るほどの大きさだ。

「おお! アリスよ! その中にいるのか? すぐに喰らってやろう!」

 変身する前にチラリと見えたネーヴェの姿に、食欲を刺激されたオウガ・オリジンは、氷龍を思い切り踏みつけてきた。そうして砕いて、中にいるだろうネーヴェを喰らうつもりのようだ。

「龍鱗は氷壁……。決して砕けず……触れる全てを凍て付かせます……」
「なっ、何ぃ!?」

 氷龍は踏みつけられても微動だにせず、逆にその冷気でオウガ・オリジンの足を凍り付かせる。そして凍り付いた足へと向けて氷龍が尻尾を打ち付ければ、オウガ・オリジンの足は粉々に砕け散った。そのまま氷龍は全身から放たれる冷気で、周囲を氷の結界に包んでいく。

「生意気なトカゲ如きがああああ!!」
「氷龍の一撃……。その身で味わってください……!」

 食事でしか無いと思っていたアリスの思わぬ反撃に、オウガ・オリジンは激怒する。そして想像力で足を再生させるのだが、その間にネーヴェの更なる攻撃の準備が整っていた。『ice bomb』、ユーベルコードの力を乗せた氷龍の吐息は、氷山が如き氷塊となりて、オウガ・オリジンに直撃した!

 如何なオウガ・オリジンといえど、ネーヴェの必殺の一撃を受けて、かなりのダメージを受けたようだ。胸に大穴を開けて吹き飛んだオウガ・オリジンは、想像力でその身体を修復するも、なかなか立ち上がれない様子であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リゼリナ・ファルゼナ
さ、さいきょう!? あっあっあのあの、私がよくお昼寝してる時に想像して興奮して寝れなくなるので夜になるとすぐ寝ちゃうあの混沌レインボー騎士ゴッドカイザーが…?!
い、いけません! カオティック七色ナイト神狼はそこにいるだけで正義溢れて宇宙や次元を引き裂くほどのすごい騎士なんです! いくらオウガオリジンが強大な敵とはいえナイト・ザ・ナイトの前ではひとたまりも…いえそれどころか正義無差別なので私達でさえヤバイ…!お、終わった…!
(まだ終わってないぜとばかりに駆けつける宇宙バイク)
シュバルト丸!ハッなるほど諦めては騎士失格!それを忘れるなんて私としたことが!いきますよ私達であの強大な敵を倒して宇宙に略



 『想像力の国』に、虹色に輝く獣人の騎士が降臨した。

「さ、さいきょう!? あっあっあのあの、私がよくお昼寝してる時に想像して興奮して寝れなくなるので夜になるとすぐ寝ちゃうあの混沌レインボー騎士ゴッドカイザーが……!?」

 それは、リゼリナ・ファルゼナ(黒剣シナナイ・f08382)が自身の想像力によって『混沌レインボー騎士ゴッドカイザー』変身した姿であった。それが強烈な妄想であるほど、その力は凄まじいものとなる。リゼリナが憧れるその騎士は、オウガ・オリジンを倒すに十分な力を待つ。いや、むしろ強すぎた。

「い、いけません! カオティック七色ナイト神狼はそこにいるだけで正義溢れて宇宙や次元を引き裂くほどのすごい騎士なんです! いくらオウガオリジンが強大な敵とはいえナイト・ザ・ナイトの前ではひとたまりも……いえそれどころか正義無差別なのでこの世界すらもヤバイ……! お、終わった……!」

 宇宙や次元すら引き裂く騎士の中の騎士は、無差別に正義を執行する。その強すぎる力は、リゼリナ自身にすら制御出来ない。オウガ・オリジンを倒すのは当然としても、それだけでは終わらない。その圧倒的な力の前に、この世界も道連れとなってしまうだろう。リゼリナは、心の中で絶望する。
 しかし、一筋の光明が、次元を裂いて現れた! それは、彼女の相棒である宇宙バイク『シュバルト丸』であった!

「シュバルト丸! ハッ、なるほど諦めては騎士失格! それを忘れるなんて私としたことが! いきますよ私達であの強大な敵を倒して宇宙に平和を取り戻すのです」

 相棒と一緒ならば、ゴッドカイザーの力も制御出来る。シュバルト丸を駆るリゼリナは、オウガ・オリジンへと突撃する……!

「ごちゃごちゃと何を言っている? 超巨大なわたしには誰も勝つことはできな―――ぎゃああああああ!?」

 早口でゴッドカイザーの設定を口走るリゼリナの一人芝居が終わったところで、オウガ・オリジンは戦闘を開始する。だが、時既に遅し。リゼリナの想像から生まれたゴッドカイザーは、正義の名の下にオウガ・オリジンをこてんぱんにやっつけたのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

テラ・ウィンディア
…そうか
最強の存在に変身するか
…ならば
おれにとって最強の存在に到ろうか!

最強の存在
黒騎士アンヘルに変身

おれは嘗て…黒騎士アンヘルに無様に敗れた
皇帝でもなく
ヴァルギリオスでもなく
アンヘルに
だからこそ…おれにとっての最強は…此奴なんだ

赦せ
この間だけあんたの姿を借りる事を

【見切り・第六感・空中戦・残像】を駆使しての回避
【二回攻撃・早業】を以て剣と太刀による斬撃を繰り返し続け
【戦闘知識】で斬撃を全て記憶に刻み

ああ
これがおれが目指す極み

今こそ…おれはあの技を再現できる

消えざる過去の痛み改め
消えざる過去の刃発動!

斬斬斬斬斬斬斬斬斬!!
敵と己全ての放った斬撃を再現!
是こそが…おれが目指すべき技!



「……そうか、最強の存在に変身するか。……ならば、おれにとって最強の存在に到ろうか!」

 『想像力の国』へと突入したテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は、自身の考える『さいきょうのそんざい』へと変身する。その姿は、黒い鎧を纏う青年―――かつて銀河帝国攻略戦にて交戦した『黒騎士アンヘル』だ!

「おれは嘗て……黒騎士アンヘルに無様に敗れた。皇帝でもなく、ヴァルギリオスでもなく、アンヘルに。だからこそ……おれにとっての最強は……此奴なんだ」

 それは一年半前の出来事だが、そこから幾度の戦争を経験して尚、テラが最も力の差を感じたのオブリビオンはアンヘルであった。事実、アンヘルの持つ過去を操るユーベルコードの強さは、その後に戦った強敵達と比べても相当な上位であることは間違いない。

「赦せ……この間だけあんたの姿を借りる事を」
「なんだ? それはオブリビオンか? だが、巨大なわたしは如何なるオブリビオンよりも強い!」

 当然ながら、オウガ・オリジンはアンヘルを知らない。ただのオブリビオンと侮り、テラへと襲いかかって来る。しかし、超絶の技量を持つアンヘルならば、オウガ・オリジンの攻撃であっても回避は簡単だ。完全に見切って残像を残して躱すと、彼女は両手に持つ剣と太刀で空間に斬撃を刻み込んでいく。

「ええい! ちょこまかと逃げるだけか!」

 テラの行動は続く必殺の技への布石であるが、それを分からぬオウガ・オリジンはただ闇雲に彼女を追いかける。そして、十分に空間に斬撃を刻み込んだテラは、反撃として最強の技をオウガ・オリジンへ向けて解き放つ。

「ああ……これがおれが目指す極み。今こそ…おれはあの技を再現できる。『消えざる過去の痛み』……いや、それを改め、『消えざる過去の刃』、発動だ!」

 斬! 斬斬! 斬斬斬斬斬斬!!!

 虚空より『空間に刻まれた斬撃』が現れ、オウガ・オリジンを滅多斬りにする。それはかつて黒騎士アンヘルが、テラを一切の抵抗すら許さずに葬った技である。

「ぐあああああ!!!!」
「是こそが……おれが目指すべき技!」

 全身を切り刻まれ、オウガ・オリジンが絶叫を上げる。テラの目標は、オウガ・オリジンを超越した遙か高み。ならば、この結果は当然のことなのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スバル・ペンドリーノ
想像力に自信はないけれど……あ、そうだ
いつも見ているものなら、きっとしっかりイメージできるわよね

「ねえ、知っている? 神様はいつだって私たちを見ているの」
「信仰の話じゃないわよ。あなたが、視線に気付いていないだけってこと。……ほら」

私の影、貴女の影。全ての影から、その目はいつだって覗いている

そして、今日だけは、私もその視線の主
お母さまと同じ私の身体、星の悪魔という「窓」
――その「向こう側」から、ずぅっとこっちを覗き込んでいる「誰かさん」
本当は「こっち」に通しちゃいけないそれと、同じに

その姿は、■■、■■■――ああ、困ったわね、うまく言葉にできない
まあ、いいか
紙切れごと、握り潰してしまいましょう



「想像力に自信はないけれど……あ、そうだ。いつも見ているものなら、きっとしっかりイメージできるわよね」

 スバル・ペンドリーノ(星降る影の六連星・f00127)は、いつもと変わらず朗らかな様子でオウガ・オリジンの待つ『想像力の国』へと侵入する。そこまで戦意が高いようには見えないが、この不思議の国で最も重要なのは想像力だ。如何に強力な存在を想像出来るかが勝敗を分ける。

「猟兵め! また来たか! 超巨大なわたしがさいきょうだ! みんな喰らってやる!」

 そしてスバルの前に、とんでもなく巨大化したオウガ・オリジンが現れた。これに勝つために、スバルが想像したものは……

「ねえ、知っている? 神様はいつだって私たちを見ているの」
「ん? なんだ? 神だと?? それは貴様の信仰か?」

 語りかけるスバルに対し、オウガ・オリジンは訳が分からないといった様子だ。

「ふふっ。信仰の話じゃないわよ。あなたが、視線に気付いていないだけってこと。……ほら、私の影、貴女の影。全ての影から、その目はいつだって覗いている
……」
「なっ!?」

 スバルが視線を仄めかすと、オウガ・オリジンは凄まじい悪寒を背後に感じて振り返った。しかし、そこにあるのは自分の影だけだ。オウガ・オリジンは強烈な違和感を感じつつも、正面に視線を戻す。だが、そこにはスバルの姿は無く……五芒星だけが浮かんでいた。

「今日だけは、私もその視線の主、お母さまと同じ私の身体、星の悪魔という「窓」――その「向こう側」から、ずぅっとこっちを覗き込んでいる「誰かさん」」

 五芒星だけが浮かぶ中、スバルの声が響き渡る。彼女は、一体『何』と繋がったのか……?

「その姿は、■■、■■■――ああ、困ったわね、うまく言葉にできない」

 人知を超越するそれは、人の言語で語れるものでは無く―――本来ならば、絶対に「こっち」に通してはいけないそれと、スバルは同一化する。

「まあ、いいか。みんな、握り潰してしまいましょう」
「やめっ」

 そして、五芒星の中心に瞳が開いた時―――全てはあっけなく消え去った。




 オウガ・オリジンの想像した最強を猟兵達の想像力は上回り、オウガ・オリジンは討ち滅ぼされた。また一つ、オウガ・オリジンの戦力が失われたのだ。
 まだまだオウガ・オリジン撃破への道は遠い。しかし、猟兵達は着実に戦争の勝利へと近づいていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月21日


挿絵イラスト