救えもふもふ!脱出せよループダンジョン!戦えクイズアド
#アルダワ魔法学園
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「皆のもの、大変じゃ!」
浮遊する付け髭……ケーシー・ヒゲヨシ(付け髭ヒーローマスク・f00695)が慌てたようにやってきた。
「アルダワ魔法学園のダンジョンに"謎のもふもふ"君が迷子になってしまったようなのじゃ!」
謎のもふもふとは、アルダワ魔法学園に住み着いた謎のもふもふ生物である。
白くて大変モフモフで、もきゅもきゅ言ってて、モフモフらしい。
人懐っこくもふもふで生徒たちにも可愛がられもふもふされていたようだが、好奇心旺盛な性格が災いしてもふもふとダンジョンに入ってしまい、迷子になってしまったらしい。
「わしの予知には、そのダンジョンには危険な罠やオブリビオンの影も見えてしまったわい」
いわく、服だけ解けるスライムが降ってくるだとか。
いわく、金属性の武器や装備を持っていると電流が流れる通路だとか。
いわく、正解の扉を開けないと泥だらけになる部屋だとか。
いわく、地面が勝手に動く通路だとか。
いわく、笑うと振ってくるタライだとか。
……あれ、もふもふ平気だな?
ともかく!様々な危険な罠が存在しているのだ!
「謎のもふもふ君もきっと寂しく鳴いておるじゃろう。しかしこの危険極まりない罠のあるダンジョンに一般生徒が入るのは難しい。最悪は二重遭難にもなりえるの」
そこで白羽の矢が立ったのは猟兵だ!
ダンジョンに急行し罠を掻い潜り、謎のもふもふ君たちを助けてくれ、イェーガー!
「悲劇は見たくないからのぉ、頼んだぞい。皆のもの!」
そしてケーシーは髭をひらひらさせて皆を見送るのであった。
ナイン高橋
●
マスターのナイン高橋です。よろしくお願いいたします。
今回の依頼の目的は迷子になった"謎のもふもふ"を探し出し、謎の罠が満載なダンジョンから無事に脱出する事となります。
謎の罠があるため通常の学園生徒ではダンジョンに入るのは危険ですが、猟兵の皆さんが手分けしたり協力したりすればきっと謎のもふもふを探し出す事が出来るでしょう。
帰るまでが依頼なので帰り道にも注意してください。(※二章以降のフラグ)
以下に念のため謎のもふもふについて追記しておきます。
●謎のもふもふ
謎のもふもふです。
白いです。もふもふしてます。
迷子になった数はよくわかりませんが、全部で何匹いなくなったかは学園から予め聞いてありますので見逃す事はないでしょう。あともふもふです。
好奇心旺盛で人懐っこい性格なのですが、ダンジョンの空気に若干怯えてたり人恋しくなっていたりするので、皆さんを認識すれば自分からすり寄ってきます。それともふもふです。
鳴き声はもきゅもきゅらしいですが個体差もあるようです。ついでにもふもふです。
オブリビオンが出たら怯えて一目散にその辺に隠れてます。戦闘が終わったら戻ってきます。もふもふは健在です。
もふもふです。
それでは皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。
第1章 冒険
『もふもふ達を救出せよ!』
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POW : 罠にかかろうがもふもふのため!力づくで突き進む!
SPD : 誰よりも早くもふもふの元へ!罠にかかる前にかわしながら探す。
WIZ : 罠を解除し、もふもふ達の入った道筋を探る。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
稲荷・恋狐
■謎のもふもふ
むむむー!謎のもふもふさんの正体、とても気になりますねっ!
もふもふ道を極めたい恋狐としてはぜひお会いしてもふもふ具合を確かめたいですっ!
それに何より!もふもふの同士を見捨てるなんてできませんっ!
■罠
もふもふさんを少しでも安心させられるように子狐の姿で探索します!
それと、恋狐は罠の解除などは苦手なので、ここは【ダッシュ】と【野生の勘】を駆使して一気に駆け抜けてしまいましょー♪
■もふもふを見つけたら
怖がられなかったら子狐状態のままで思いっきりじゃれついてみますっ!
「これがもふもふさんのもふもふですかー!すごくもふもふですー♪」
(アドリブ・他の人との絡み大歓迎ですー♪)
弥久・銀花
【SPD】
罠なんて避ければ無いも同然、最短距離を突っ切ります。
どうしても避けられない罠があるのなら、人狼咆哮で破壊して進みます。 (後でもふもふが怯えるかも?)
使ってしまった後は刀で切り抜けますよ、私の愛刀、白嵐玉椿に斬れない物などあんまりありません。
(アドリブオーケー、罠に掛かるのも当然だと思っています)
●スピードスター組
「むむむー!謎のもふもふさんの正体、とても気になりますねっ!」
八重歯が特徴な妖狐の稲荷・恋狐(おてんば桃色狐・f06130)が元気にぴょんこと跳ねる。
「もふもふ道を極めたい恋狐としてはぜひお会いしてもふもふ具合を確かめたいですっ!」
学園の生徒から聞いた謎のもふもふの特徴はとにかくもふもふだった。
これはそのもふもふを確かめないといけない!
「それに何より!もふもふの同士を見捨てるなんてできませんっ!」
ダッシュで駆け出す恋狐。
ダンジョンの奥できっと寂しがっている謎のもふもふを助け出すのだ!
「罠なんて避ければ無いも同然、最短距離を突っ切ります」
その横を一緒に駆ける銀光。
隻眼の人狼少女、弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)もまた罠を置き去りにする速度で駆け抜ける方法を選んだ一人だった。
「謎のもふもふ。待っていてください」
「はっ!もふもふさんを少しでも安心させられるように子狐の姿で探索します!」
妖狐という種族と言っても狐に変化できるわけではないが、恋狐はユーベルコードで狐の神霊体に変化。どろん。
罠から受けるダメージも軽減しながらダンジョンの通路をダッシュする。
「いざとなれば、罠ごと斬り裂きます」
銀花は鞘に収まった刀を握りしめ速度を上げる。
「恋狐は罠の解除などは苦手なので一気に駆け抜けてしまいましょー♪」
「私の愛刀、白嵐玉椿に斬れない物などあんまりありません」
そこから二人のダンジョン踏破速度はまさに圧巻だった。
振ってくるタライを置き去りにし、
フリスビーの如く飛来するタライを野生の勘で避けきり、
足元にスライドインしてくるタライを地形の利用した三角飛びで壁、天井、と縦横無尽に駆け抜けて、
巨大なタライは斬り裂き狐パンチで吹っ飛ばし、
電撃の流れる床を貴金属を特に持ってないのと電撃耐性で毛が逆立つ程度でやり過ごし、
逆走する地面を走り切る。
彼女たちの速度について来られる罠はない!疾風が次々とタライを避けていく!
だが、彼女たちにも置き去りに出来ない罠はあったのだ。
そうその罠は、待ち構えていた。
彼女たちの前に最後に立ちはだかった罠は二つの扉が存在しており、そしてその扉の上にはアルダワ魔法学園でも広く使われている文字が書かれていた。
その文字は意訳するとこうなる。
≪1+1は?≫
そして二つの扉には大きく1文字が描かれていた。
「2」
「田」
「これは、正解を選べなければ通れないようですね」
「で、でもどっちが正解なのかな」
何となくわしゃわしゃと互いにもふもふし合う恋狐と銀花。
しかし考えても答えが出ず。時間もまた有限である。
「あ、今、奥からもきゅって声が聞こえた気がする!」
「扉は二つ。そして私達は二人。そしてこの奥からは謎のもふもふの声が聞こえる。つまり通る道はひとつです」
「二人で両方とも開ける!」
割と勇気が失敗した結論だった!
「「とーぅ!」」
バシャーン!
飛び込んだ二人を待っていたのは左右のどっちの扉に意地悪く設置してあった『服だけ解かすスライム』だった。
「ひっ、ウォォォオーーーーーーン!!!」
ノースリーブの白い軍服が解けるのを感じとった銀花は人狼咆哮を発動!自分の周囲のスライムとついでに恋狐のスライムも吹き飛ばす。
なお恋狐は神霊体になっていたため基本的にスライムを弾きまくっていた。
「うぅぅ、まさかこんな罠に引っ掛かってしまうなんて」
「よーしよーし」
へたりと座り込む服の殆どが解けてしまった銀花と心配そうに抱き付く恋狐。
「え、ありがとうございま、あ!」
「もきゅ!」
そこにはなんかカッコいい謎のもふもふがいた!
「わーいもふもふさんですー!これがもふもふさんのもふもふですかー!すごくもふもふですー♪」
「もきゅっ!」
なんかカッコいい謎のもふもふは恋狐を抱きとめようとして一緒にころころ転がっていってしまったが、その先にさらなる別のもふもふたちがわちゃわちゃ現れてもふり倒してきた!
(そうか、私の咆哮で怖がらせてしまっていたのか)
奥まったところに隠れていた謎のもふもふたちを見て銀花は気付く。
しかし、謎のもふもふは人懐っこく好奇心旺盛!この程度ではへこたれないのだ!
こうして二人は謎のもふもふを助ける事に成功したのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
黒木・冬夜
マヒル(f03141)と
まあ一応護衛だし前を歩くのには文句はねえよ?
ねえけど、絶対期待してるだろお前…
【SPD】
期待してるとこ悪いけど漢探知(あえて罠に引っ掛かることで罠を潰すこと)とかしねえからな
【絶望の福音】であらかじめ罠を予測して避けながら進む
罠の場所や仕掛けを後続のマヒルに伝えて解除を試みてもらう
俺たちの後に来る奴とか、解決後に猟兵以外が来ることもあるだろう
そいつらのためにもな
あとはもふもふにとっても安全な場所にしたいしな
マヒル・シルバームーン
冬夜さん(f06002)と
わたくしは後からついて参りますので、冬夜さんは先に行ってくださいね
【WIZ】
冬夜さんの後ろから、彼が罠にかかる…もとい、罠に対処する様子を見て位置等を把握し慎重に進みます
解除できそうならやってみますわ
哀れにも…げふん、運悪く、罠でダメージを負ってしまった方には、シンフォニック・キュアで回復します
ついでに楽しげな歌を歌えば、もふもふ達もつられて姿を見せてくれないでしょうか…?
もし見つけたら、優しい歌声で安心させてみます
そしてもふもふをもふもふさせてもらえたら嬉しいですわね
月影・宇京
白くモフモフしてもきゅもきゅと鳴くとはとても親近感が湧くもきゅね…真の姿で探せば危険は少ないかもしれないけど普段の姿で最初は探すもきゅか
謎のもふもふ君達を無事に連れ帰れるように捜索を頑張るもきゅよ
【モーラットからのお願いもきゅ☆】でもふもふ君に似たモーラット達を呼び出して謎のシンパシーで道筋を探るもきゅ
数々の罠もモーラット達の純粋無垢な瞳に見つめられて動きが止まった所をすかさず進んで切り抜けていくもきゅ
途中で獣に出会ったら獣奏器を楽器演奏で奏でてコミュ力で意志疎通し謎のもふもふ君達を見かけなかったかとか隠れていそうな場所はないかなどの情報収集をしておくもきゅよ
アドリブや絡みは歓迎もきゅね
●守護者と護衛ともきゅもきゅと
「まあ一応護衛だし前を歩くのには文句はねえよ?」
ダンジョンの先頭を歩く黒木・冬夜(玄冬・f06002)は灰色の瞳を細め、後ろにいる自分の護衛対象に話しかける。
「ねえけど、絶対期待してるだろお前……」
「わたくしは後からついて参りますので、冬夜さんは先に行ってくださいね」
にっこり笑って長い銀色の髪を揺らす令嬢こそ、マヒル・シルバームーン(銀の月・f03414)。冬夜の護衛対象その人だ。
「冬夜さんが罠にかかる……もとい、罠に対処する様子を見て位置等を把握し慎重に進むのが一番の得策と考えましたの」
「だから俺が罠にかかる事を前提に話を進めるなよ」
「~♪」
そこへ獣奏器の音が聞こえてきた。
月影・宇京(ゲーマー夫婦のもきゅ担当・f09908)がネズミ相手に楽器演奏をして謎のもふもふ君達を見かけなかったかとか隠れていそうな場所はないかなどの情報収集のためコミュニケーションを取っているのだ。
「ありがとうもきゅね」
「……だんな、なんかわかったのか」
「向こうにいったのを見かけたらしいもきゅよ」
「まぁ素敵」
なお、宇京の技能に動物会話はない。
「白くモフモフしてもきゅもきゅと鳴くとはとても親近感が湧くもきゅね。謎のもふもふ君達を無事に連れ帰れるように捜索を頑張るもきゅよ」
本当は白くてもふもふしていてもきゅもきゅいってそうな真の姿で探したかった宇京だったが、まだ赤い●は手に入っていない。
最初は普段の姿で探す事にする。
「行く方向が決まったなら俺は先頭だな。ちゃんとついて来いよ。あと、期待すんおっと」
なんとなく3人並んで進もうとしたところで先頭の冬夜の頭上に振ってきたタライ。
だが冬夜はユーベルコード:絶望の福音で、まるで10秒先の未来を見てきたかのように、罠を予想し、回避する。 くっ、惜しい!あとちょっとだったのに!
「だから漢探知(あえて罠に引っ掛かることで罠を潰すこと)とかしねえからな!」
「冬夜さんがまず罠に全部引っ掛かってくだされば……もとい。冬夜さんがいれば罠にかからずにすみそうですね。お願いします」
「だから俺を盾に使うな!」
「哀れにも…げふん、運悪く、罠でダメージを負ってしまったらシンフォニック・キュアで回復してあげますよ?」
だが安心してくれたまえ。このダンジョンの先にはまだまだ数々の罠やトラップやアトラクションが……!
「もきゅももきゅ達にお願いするもきゅよ☆もーきゅーもーきゅーぴー☆もっきゅっもっきゅ☆きゅぴーっ♪」
宇京が楽しそうにユーベルコード:モーラットからのお願いもきゅ☆を使うと、何処からともなく周囲の物陰から現れた複数のモーラット達!
「え、これって謎のもふもふじゃねーの?」
「も、もふもふが一杯」
「さぁ皆で謎のもふもふ君達を探すもきゅよ!」
獣楽器で音頭を取っていく宇京と、音に合わせて跳ねまわるモーラット達。
「ついでに楽しげな歌を歌えば、もふもふ達もつられて姿を見せてないでしょうか……?」
マヒルもシンフォニック・キュアを歌いだすと、モーラットはその歌声に身を弾ませて応える。
「これだけいれば罠も解除できるか」
騒々しくも楽し気にもきゅもきゅ♪している一行を後ろに、色々考えるのを途中で放棄した冬夜は後ろからくる他の猟兵や謎のもふもふ達の安全も計り、罠を積極的に不発させていくことにする。
こうして、冬夜を先頭に、すぐ後ろで歌うマヒル。最後尾に楽器を演奏する宇京。そして足元に多数のモーラットが謎のシンパシーで道筋を探るという謎の行進がダンジョン攻略を開始してしまったのだった。
数々の罠もモーラット達の純粋無垢な瞳に見つめられて動きが止まってしまい、そこをすかさず進んで切り抜けていく。
そしていつの間にか。足元のもふもふの数が、なんだか増えていたのは3人がかなり歩いてから気付いた事だった。
「もきゅっ!」
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】
「おそらくアレだろうな」
なんとなくイメージを浮かべながら弟と迷宮へ
『もふもふ』ちょっと抱いてみたいから…
■作戦
エレクトロレギオンで罠を解除しつつ
奧の方の小部屋を重点的に探索。
お菓子で『もふもふ』を誘い出す
■行動
Flying Broom GTRに騎乗しながらゆっくり進む
(床系のトラップ回避のため)
怪しい個所ではエレクトロレギオンを先行させ
罠を発動・解除していく
「隠れるものがある場所にいる気がする」
通路や床に追跡(技能)で痕跡を調べたり、
扉や十字路で聞き耳(技能)を立ててみる
『もふもふ』の気配を察したらお菓子で釣ってみる
お菓子:チョコとかキャンディーとか甘い物を準備
フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】
「どー考えても『もふもふ』ってアレだよね」
フィオ姉ちゃんと『もふもふ』探しするよ
【行動】
Flying Broom GTSに騎乗して迷宮探索
のんびりゆっくり進むけどね
目立つ罠はウィザード・ミサイルで潰しておくよ
しょーもない罠は放置
暗視できるから暗いところもばっちり
奥へ奥へと進んでいくけど、行き止まりや部屋があれば
「お菓子あるよ、出ておいでよー」
と暗闇に声をかけるよ
もふもふが食べそうなお菓子をいくつか持っていくよ
きっとお腹すいていると思うんだ
クッキーとか焼き菓子にグミもあるよー
「ほらほら、美味しいよ」
と言いながらボクも食べるんだ。ちょっとピクニックみたいだね
●ツーリング姉弟組
ダンジョンの通路を二つのバイクがのんびりとした速度で走行する。
「どー考えても『もふもふ』ってアレだよね」
一見すると少女とも見間違ってしまうが立派な男の子のウィザード。フォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)が隣を並走する姉へとオレンジの瞳を向ける。
「おそらくアレだろうな」
それに応えるのはフォルセティの姉であるフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)だった。こちらは真っ赤な髪と瞳で現代地球の流行をある程度踏まえつつも露出度は高い服を着ている。
姉弟の二人はなんとなくイメージを浮かべながら迷宮の道を走行する。
フォルセティが乗るのはFlying Broom GTS。
フィオリナが乗るのはFlying Broom GTR。
共に『空飛ぶ箒』と名付けられた流線形が美しいバイクで、宇宙バイクに乗る事によって、飛来するタライを蹴散らしたり、逆走する床をそれを超える速度で爆走したり、電気が流れようが関係ないとばかりに床系の罠を無効化してしまうのだこの二人はー!!!
さらにはフィオリナは怪しい個所では逐一ユーベルコード:エレクトロレギオンを使用して小型の戦闘用機械兵器を先行させては罠を発動・解除していくのだ。
時々振ってくるタライでエレクトロレギオンを数機は消滅させられているが、その使用者たちまでには一切届かない!
ダンジョンの罠は色々待ち構えているんだけどフィオリナとフォルセティはのんびり気分ですいすい進む。
かと言って大掛かりな罠があったとしても……。
「えーい、ウィザード・ミサイル!」
目立つ罠はフォルセティが魔法の矢を放って潰していってしまう。
暗視もできるから暗いところもばっちり。全く危なげがない。
「ま、しょーもない罠は放置するけどね」
具体的にはタライとか。
「奧の方の小部屋を重点的に探索するぞ」
「お菓子あるよ、出ておいでよー」
奥の部屋にあたりをつけて捜索する二人。
行き止まりや部屋を見つける度に暗闇に声をかけていく。
「んー、中々見つからないね」
「隠れるものがある場所にいる気がする」
バイクで走っている事もあってそれなりに奥の方まで来たが未だに見つからない。
しかしフィオリナは諦める様子は微塵もなかった。
(『もふもふ』ちょっと抱いてみたいから……)
しかし姉の威厳でそんな事は言い出せない。
「ん、ちょっと待て」
その時フィオリナは通路に追跡技能から謎のもふもふの痕跡を見つけたのだ。
「やったじゃん!」
バイクを降りた二人は痕跡を辿り、十字路で聞き耳を立てていると。
(……もきゅっ)
「いる!」
「よーし、それじゃお菓子作戦だね。きっとお腹すいていると思うんだ」
もふもふの気配を察した姉弟はごそごそとお菓子を取り出し始める。
「クッキーとか焼き菓子にグミもあるよー」
「チョコレートやキャンディーなんて甘い物があるぞー」
二人してお菓子の袋を開けて、甘いにおいを漂わせていく。
「ほらほら、美味しいよー」
と言いながらフォルセティも食べてしまう。
「んー、ちょっとピクニックみたいだね」
美味しそうに食べるフォルセティを見たからか、甘いにおいに誘われたのか。
「もきゅもきゅもきゅ!」
こうして姉弟の前に謎のもふもふが遂に現れ、そしてお菓子を頬張って幸せそうに目を細めていたのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ヴィゼア・パズル
もふもふ、もふもふ…もふもふの為なら仕方ない。見つけた暁には思う存分もっふるする事にしようか。
もっふもふ
【WIZ】使用、真顔でボケる系イケットシー
絡み歓迎、カオス好きです
【追跡】使用、もふもふの痕跡と罠に注意する。【動物会話】でネズミや蝙蝠から情報を聞き出せないだろうか、尋ねてみよう
敵には【なぎ払い・範囲攻撃】を併用。一度に複数体へ【マヒ、二回、属性、範囲攻撃】の【鎧砕き、全力魔法】を叩き込む
罠には気を付けたいがいざ後ろ姿を見れば油断してしまうかも知れないな…
フィスト・フィズム
【行動:SPD】
またこの間のもふもふ……とは違うもふもふのようだけど、心配だわ。向かわなきゃ!
使用する技能は『第六感』『見切り』『早業』『追跡』。
罠の種類にもよるけれど、上記の技能が通用しそうな罠を駆け抜けながら通る方針で。
電流の罠へはトリニティ・エンハンス零で土の魔力による防御力を固めていくわ。
…泥だらけ?タライ?さ、さすがにそれは大丈夫よ(フラグ
とはいえ、厄介な罠もあるようだから、暇があるなら途中罠にかかった他の猟兵の事を助けてみるわ。
…無事でいてね、もふもふ!
アルフレッド・モトロ
も、もふもふでもきゅもきゅ!?まさか…宇京さんじゃ!?
飛空戦艦ワンダレイによく来てくれる「宇京さん(f09908)」と、謎のもふもふの特徴があまりに似ている…!! ま、まさか本人では!?
謎のもふもふが宇京さんだと勘違いしたまま勇んで救出に向かう。
罠にかかろうが何だろうが知るか!
すぐに助けに行かねえと!!
罠はワンダレイアンカーとブレイズフレイムを駆使し破壊。とにかく破壊。
脳筋isジャスティスだ。
服が解けようがタライが降ろうが全速前進あるのみ!!
待ってろ宇京さん!と思しき謎のもふもふ!!
(絡み・アドリブ大歓迎)
フィスト・フィズム(白銀の竜女・f00177)
アルフレッド・モトロ(蒼炎のスティング・レイ・f03702)
ヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)
●エイと竜と猫でゴーゴーゴー!
「またこの間のもふもふ……とは違うもふもふのようだけど、心配だわ。向かわなきゃ!」
青い瞳を感情に揺らすドラゴニアン、フィスト・フィズム(白銀の竜女・f00177)。
彼女は謎のもふもふたちの事を案じて救助の手助けを行う事を決意。
「…無事でいてね、もふもふ!」
そしてもふもふたちの安全を祈りながら駆け出した。
「も、もふもふでもきゅもきゅ!?まさか…宇京さんじゃ!?」
ところでこっちはクダマキエイのキマイラのアルフレッド・モトロ(蒼炎のスティング・レイ・f03702)。
デカくてがさがさした豪快そうな男である。
「謎のもふもふの特徴があまりに宇京さんと似ている…!!ま、まさか本人では!?」
学園の生徒やグリモア猟兵から聞いた謎のもふもふの特徴。
それが自分の旅団によく遊びに来てくれている宇京、その真の姿に完全一致していなくないような気がしている。
だが本人はさっきダンジョンでもきゅもきゅいいながら謎のもふもふたちにもみくちゃにされてたので別もきゅもふだ!
「うおー、こうしてはいられない!宇京さん、今助けにいきますーっ!!!」
こうしてドタドタと走り始めたアルフレッドだった。
「もふもふ、もふもふ…もふもふの為なら仕方ない。見つけた暁には思う存分もっふるする事にしようか」
もっふもふ。と真顔で呟きながら歩き出したケットシー。それがヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)だった。
豊かな胸元をダンジョンからっていうか前を走る二人の風で揺らし優雅に青い猫目を細める。
彼の頭の中には謎のもふもふのもふもふっぷりで一杯だった。
「この程度の罠、私には効かないわ!駆け抜けていくわよ!」
「罠にかかろうが何だろうが知るか!すぐに助けに行かねえと!!」
「あー、キミキミ。あぁうんそこのネズミ君。キミだよ。謎のもふもふ知らないかい?え、ネズミが猫に協力するワケないって?やだなー私はグルメだよ?」
自分自身のスピードと第六感で罠を見切って追跡するフィスト。
とりあえず罠は何でもかんでもユーベルコードでどかんどかん破壊!破壊!とにかく破壊!脳筋isジャスティスなアルフレッド。
動物会話でネズミを尋問…否、謎のもふもふを見かけなかったか聞いて回るヴィゼア。
三者三様のルートを通って行った三人だが、なんの偶然か同時に同じ通路に辿り着いた。
「私の第六感が、ここに謎のもふもふがいると言っているわ」
「俺の野生の勘もここに宇京さん!と思しき謎のもふもふがいるって言ってるぜ」
「私の聞いた話でも、ここに謎のもふもふがいるようだ」
通路の前で揃って並ぶ三人。
「「「そして同時に、罠がある」」」
バチバチ!と通路で何かが弾ける音がする。
そうこの通路は、電流が流れる通路なのだ!
「電流の罠へはトリニティ・エンハンス零で土の魔力による防御力を固めていくわ」
フィストはユーベルコード:トリニティ・エンハンス零を使用。
土の魔力を選択肢、自身の防御力を高めていく。
「罠なんてしゃらくせーぜ!ぶっ壊しながらいこうぜ!」
アルフレッドは特に何も考えずにユーベルコード:ブレイズフレイムを発動!噴き出す地獄の炎が罠を物理的に壊していく。
「敵がいないようでは罠をなぎ倒すしかないだろう『傘すら貫く雨を与えん』」
ヴィゼアもユーベルコード:爆轟を使う。
鎌鼬属性の高気圧弾をまさに雨あられとばかりに放ちまくり、電流が流れる通路を広範囲攻撃で壊していってしまう。
あ、最後の突破困難罠が……!
残ったのは瓦礫満載になった通路。そこを悠々と歩く猫と竜とエイ。
そして凄まじい爆音が収まった時、奥の部屋から、覗き込んでくる白いもふもふ。
「あ、いた!もふもふ!」
「うぉー!宇京さーん!助けにきましたよー!!!」
「もふもふー!!!」
三人は一斉に謎のもふもふを保護しようと跳び込み。
―――ガンっガンっガンっ、バシャーン!
三人同時にタライに当たり、そして泥だらけの地面に顔面からダイブする事になった。
「もきゅーもきゅー」
汚れたくなかったらしい謎のもふもふが悠々と泥の通路に新しく出来た橋を渡って元来た通路まで移動する。
うん、これできっと帰れるね謎のもふもふ君!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 冒険
『ループに勝利せよ』
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POW : 体力と気力でなんとかする
SPD : 速さと技でなんとかする
WIZ : 魔法と知識でなんとかする
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
なんかちょっと想定してたよりもかなり多く、そして素早く謎のもふもふ君たちを保護した猟兵たち。
謎のもふもふをもふもふしながら歩いていた君たちは、はたと気付く。
―――この場所、通った覚えがある!
何故ならさっきまでピクニック気分で食べてたお菓子の欠片がこぼれていたり、泥だらけの自分の足跡が見つかったり、罠を断ち切った跡があったり、解除された罠があったりしたのだ。
もしかしてこれ、ループしてるっ!!!???
大変だ!あんまりわかっていない謎のもふもふ君たちだが、そろそろ眠くなったりお腹が空いたり、別の道に興味を示し始めているぞ!
このままだと謎のもふもふ君がまた迷子になってしまう!
猟兵たちよ!謎のループダンジョンを、謎のもふもふ君たちと共に、抜け出すんだ!
稲荷・恋狐
■ループダンジョン
【WIZ】
むむ?むむむー?もしかして……恋狐達……ループしてます―!?
どうりでもふもふさん達が飽きてきてたり、眠たそうな子が居たりするわけですね。
とりあえず!眠たそうな子は恋狐が人型に戻って抱っこして行くとしましょう!
飽きてきてる子達は【動物と話す】を駆使して会話できそうなら何かお話しながら進んで行きたいですね!
話題は……やはり食べ物がいいでしょうか!
「もふもふさん達はどんな食べ物が好きですか?」
あと、言葉が通じそうだったら恋狐の元気な声でもふもふさん達に元気をお裾分けしますっ!
「無事に戻れたらおやつあげるので頑張って進みましょー♪」
(アドリブ・他の人との絡み大歓迎ですー♪)
フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】(他猟兵と連携可)
※1章時と口調変わっています
「うーん、さすがに困ったわね」
■作戦
フォルセティを使った実験を行いループ個所を特定
UCで打ち破って脱出する
■行動
フォルセティのバイクにロープを括りつけ、
ループしている思われるエリアの通路を真っすぐ進ませる
さらに影の追跡者の召喚で弟を追いかけさせる
※自身はその場から動かない
弟の状況から判断
戻ってきた → ねじ曲がっている
戻ってこない → 見せかけループ
「やはり空間がねじ曲がっているわね」
該当個所にあたりをつけてウィザード・ミサイルで打ち破る
『もふもふ』は逃げない様に胸の間に入れておく
「動くとちょっとくすぐったいかも」
フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】
「えー、このままだとお腹すいて死んじゃうよー」
『もふもふ』と一緒に抗議する
【行動】()内は技能
Flying Broom GTSに騎乗
フィオ姉ちゃんに言われるがままに、通路をまっすぐ進むよ
ボクも目を凝らして怪しいところがないか注意するね(視力×暗視)
変なところがあったら大声で連絡する
「あれ、前にいるのはフィオ姉ちゃんだ」
やっぱり空間がおかしいのかな
上手く脱出できなかったら、他の猟兵さんが来ないか待ってみるよ
『もふもふ』は子守歌を歌って寝かしつけるよ
ハープ型の楽器で演奏するね(楽器演奏×歌唱)
お菓子たっぷり食べた後だから眠いよね
フィスト・フィズム
けほっ、けほっ…ちょっと着替え。急拵えだけど持ってきて良かったわ。(雲のようなもふもふを再現した着ぐるみを着ながら
【行動:WIZ】
ひとまずもふもふ達が私達から離れないよう頑張りながら進みましょうか。
袋にいっぱい持ってきた金平糖をもふもふ達にあげながら、床にチョークで線を引きながら移動してみるわ。
もしチョークが繋がっていそうな道にたどり着きそうなら、途中で通っていない分岐点まで戻ってそこから繰り返す。
……にしても、もふもふ達、ちゃんとついてこれるかしら…。
金平糖が好きになってくれるのなら、他の猟兵達にも金平糖少し分けて気を引いてあげられるかも。
*連携歓迎
*アドリブ歓迎
月影・宇京
もふもふ君達を探してたらループ迷宮に突入して二次遭難とは困ったもきゅね…家に帰るまでが遠足もきゅからもふもふ君達全員を確り送り届けないともきゅ
体長30cmほどの真の姿になって60cmのライオン君「ソル」を呼び出し騎乗
もふもふ君達の数を数えて一匹づつに影の追跡者を付けて万が一迷子になっても何処に居るか分かるようにしておくもきゅね
もきゅもきゅ鳴きながらもふもふ君達をコミュ力で引率して出きるだけはぐれないようにするもきゅよ
ライオン君「ソル」にはループの繋ぎ目を捜して貰い見つけたら千里眼射ちで繋ぎ目を狙いループに綻びを入れて脱出もきゅ
●ループループループ
謎のもふもふ達を見事見つけ出した猟兵たちはぞろぞろ、そしてもきゅもきゅと一団となって帰路についていた。
「むむ?むむむー?もしかして……恋狐達……ループしてます―!?
稲荷・恋狐(おてんば桃色狐・f06130)は、はたと気付いたようにもふもふたちと一緒に先ほど通った道であろう証拠のお菓子の残骸とタライを見かけて声を上げる。
そう!このダンジョン、実は帰ろうとしている猟兵たちを逃がすましとループ現象が起こっていたのだ!
「えー、このままだとお腹すいて死んじゃうよー」
「もきゅーもきゅー!」
宇宙バイク「Flying Broom GTS」に騎乗しトロトロ運転していたフォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)も謎のもふもふと一緒に抗議する。
なお一緒に抗議してる謎のもふもふ達はフォルセティの頭の魔法の帽子のつばとか宇宙バイクの先端とかが気に入って陣取ってる風を感じてるやつらだ。
「うーん、さすがに困ったわね」
同じタイプの宇宙バイク「Flying Broom GTR」の上で同じくフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)も形のよい眉を八の字にして困り顔。
ただし今は弟以外の猟兵もいるためキリッとした口調のよそ行きスタイルです。
「もふもふ君達を探してたらループ迷宮に突入して二次遭難とは困ったもきゅね」
家に帰るまでが遠足もきゅからもふもふ君達全員を確り送り届けないともきゅ。と月影・宇京(ゲーマー夫婦のもきゅ担当・f09908)ももふもふ達と戯れながらも思案顔。
「ひとまずもふもふ達が私達から離れないよう頑張りながら進みましょうか」
フィスト・フィズム(白銀の竜女・f00177)が竜人の服から雲のようなもふもふを再現した着ぐるみに着替えて一緒に進む。
彼女はもふもふ達を探す際にダンジョンの罠で泥を思いっきり被ってしまったのだ。そのため着替えたのだが……何故か着ぐるみだった。
「急拵えだけど持ってきて良かったわ」
謎のもふもふ達もそのもふもふが気に入ってもふもふ体当たりを仕掛けてきている。
「むむー!どうりでもふもふさん達が飽きてきてたり、眠たそうな子が居たりするわけですね」
とりあえず眠たそうな子は恋狐が人型に戻って抱っこして行くとしましょう!と人型に戻っていた恋狐も足元のもふもふ達が離れ離れにならないように抱っこしたり話しかけたりしていく。
「もふもふさん達はどんな食べ物が好きですか?」
「もきゅー」
「無事に戻れたらおやつあげるので頑張って進みましょー♪」
動物会話があるので会話できてる……のかは謎だが、なんとなく謎のもふもふ達と意思疎通が出来てるような気がするのでよし!
今回の依頼はループダンジョンからの脱出も大事だが、謎のもふもふ達の救出も含まれている。脱出途中で謎のもふもふ達とはぐれたりしたら本末転倒だ。恋狐はもふもふ達に元気を分けていく。
「もふもふ君達の数を数えて一匹づつに影の追跡者を付けて万が一迷子になっても何処に居るか分かるようにしておくもきゅね」
宇京は謎のもふもふ達に1匹1匹にそれぞれ影の追跡者をつけていく事にした。
しかしその影の追跡者なのだが。
「もきゅー!」
宇京の真の姿を解放してから発動していくのでその姿は、体長30cmほどの白いもふもふ。謎のもふもふ達もこれは仲間なのではないかともふもふし始める。
……しまった。どれが宇京か速攻で分からなくなった!しかも影の追跡者もそれぞれもふもふしてる!
いや途中でライオンライドで召喚した黄金のライオン「ソル」に乗ってるのが宇京だ。うん。コミュ力で引率し始めてるから多分きっとそうだろう。
あ、ソルの背中に乗ってくるもふもふがいる!わからなくなるからっ!
「あ、こら、勝手にいかないの」
フィオリナは勝手にどっかにいきそうになるもふもふを捕まえると、胸元を開けて逃げ出さないように胸の間に入れてしまった。
……え、でも入るの?それ?え、それ羨ましくない?
「もきゅもきゅー」
「動くとちょっとくすぐったいかも」
「眠い子は寝っちゃっていーよー」
フォルセティが手持ちのハープ型の楽器で演奏し子守唄を歌っていくと疲れてきていたもふもふの一部が寝入ってしまう。
眠ったもふもふ達は宇宙バイクや黄金のライオンが回収していってもふの山を築いていく。
何処かにいかれるよりはこの方がいいだろう。
「金平糖があるからもふもふ達にあげてね」
「もきゅきゅきゅきゅ」
フィストの持ってきたお菓子もまたお腹を膨らませて眠気を追撃する要因だったようだ!
「わー!恋狐もあげるのですー!」
脱出不可能かもしれないループダンジョンへの挑戦。
ややもすれば、その挑戦は全く前に進めない徒労感。神経をすり減らすタライの罠。言う事を聞いてくれるとは限らない謎のもふもふ達と、猟兵たちの体力や気力を摩耗し、彼らの心をくじかせるもののはずだった。
だが、猟兵たちの楽しそうな行進は、お菓子と歌ともふもふと引率によって気まぐれな謎のもふもふ達もはぐれたりすることなくダンジョンの脱出に向かって進むことが出来たのだった。
●脱出の手がかり
かくして猟兵たちは各自独自の方法で、または協力してループ現象の解明に挑んだ。
「あれ、前にいるのはフィオ姉ちゃんだ」
フォルセティとフィオリナの二人はバイクの機動力でループ現象に挑んだ。
片方がその場に残りつつも、もう片方に影の追跡者をつけて宇宙バイクでル-プするまで進むことで現象を調査することに。
「やはり空間がねじ曲がっているわね」
前に進んでいたはずのフォルセティが、後ろから現れる。
どうやら魔法的に空間がねじ曲がっているのを解明できたようだ。
「暗視で見ながら走ってきたけど、そこまではっきり怪しいものはわかんなかったなー」
合流したフォルセティは自分の持ち得る情報を猟兵たちにも伝える。
「ここ、怪しいんじゃないかしら」
「もきゅー」
だが空間がねじ曲がっているならば、と。チョークで道に線を書きながら歩いていたフィストと、ライオンライドで呼び出したライオン「ソル」に繋ぎ目などないか探して千里眼で俯瞰的にダンジョンの未知を見ていた宇京が怪しい箇所を見つけ出す。
さぁループを脱する時が、来たようだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
弥久・銀花
【POW】
力技でなんとかしましょう。
ここは私の腕と勇気とはっそうの冴えを見せる時が来たようですね。
ん? 何をする気か、ですか?
迷宮の壁を切り抜いて直線通路を作ります。
私の愛刀、白嵐玉椿に斬れない物などあんまりありません!
その最たる物は刃渡りが足りない物全般なんですけどね。
私の剣の腕。
そして(損害賠償と迷宮の崩落を恐れない)勇気。
さらにはこの八相(はっそう)の構えから繰り出す鋭刃線閃で道を斬り拓いて行きましょう。
●さぁループを脱する時が、来たようだ。
謎のもふもふ君たちを救出するために訪れたダンジョン。
迷子になった謎のもふもふたちは全て見つけだすことができた。
しかしその帰路で弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)含む猟兵たちはダンジョンの無限ループの罠にはまってしまったのだった!
このままではいつかタライの罠に当たって倒れてしまうかもしれない!
「ここは私の腕と勇気とはっそうの冴えを見せる時が来たようですね」
銀色の髪を揺らす隻眼の人狼、銀花が一歩前に出る。
なお、服だけ解かすスライムの罠にかかったため格好は外套を羽織っているだけで下は手持ちの刀と下着以外がかなりなくなっている。
「ん?何をする気か、ですか?」
しかしこのダンジョンの罠、ループ現象は空間がねじ曲がっているようだ。
怪しい箇所は判明しているものの、怪しげな機械や魔法などは見当たらない。
他の猟兵たちが知略を尽くしねじ曲がっている箇所は判明したが……銀花は一体どのように解決するつもりなのか。
「力技でなんとかしましょう!」
パワーでどうにかする気満々だった!
「迷宮の壁を切り抜いて直線通路を作るのです!」
迷路の必勝法!壁をぶち抜く宣言!
力強く宣言すると空間がねじ曲がっているらしきダンジョンの一角をにらみつける。
「私の愛刀、白嵐玉椿に斬れない物などあんまりありません!」
かちゃり、と重心を下げ刀を構える銀花。
(その最たる物は刃渡りが足りない物全般なんですけどね)
そう小さく口の中で言う銀花だけども、ダンジョンの壁ってその最たる物に含まれてるんじゃないですかねっ!?
「私の剣の腕。そして(損害賠償と迷宮の崩落を恐れない)勇気。さらにはこの八相(はっそう)の構えから繰り出す鋭刃線閃!それらで道を斬り拓いて行きましょう!」
勇気とはっそうの冴えってそういうのなの!?
「研ぎ澄まされた刃に斬れぬ物無し! 鋭刃線閃!」
ずばー!
銀閃が走ると、そこには、ループの外にあるボス部屋が、待っていたのであった……!
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『迷宮に住まう老竜』
|
POW : 謎かけ
戦闘力のない【謎かけ】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【身体が若返ること】によって武器や防具がパワーアップする。
SPD : 宣告
【謎かけ】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
WIZ : 一喝
【謎かけ】を向けた対象に、【間違えると衝撃波】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「宇冠・由」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●あらすじ
謎のもふもふ君たちが迷子になったダンジョンへと足を踏み入れた猟兵たち。
あまたのダンジョントラップに苦戦したりしなかったりしながらも、無事に謎のもふもふ君たちを確保する事には成功した。
しかしその帰り道。出口に向かう猟兵たちだが、謎のループ現象が起きてダンジョン内をひたすら歩かされることに。
ループ現象に気付いた猟兵たちは謎のもふもふ君たちがはぐれないようにしながらもねじ曲がっている空間の繋ぎ目を発見。
勇気とはっそうの構えで切断するのだった……。
●なぞかけの賢竜
そこにいたのは一匹の老竜だった。
「我が創りし、無限回廊を突破してくるとは。カカカッ、中々の切れ者揃いと見受ける」
その姿は過去、ダンジョンに迷い込んだものたちに知恵比べをしかけては迷宮に閉じ込めていたという竜にそっくりだった。
恐らくはこの老いた姿をした竜を倒さぬ限り、このダンジョンから抜け出すことは出来ないのでだろう。
謎のもふもふ君たちは隠れたり応援したりしてる!
猟兵たちよ!かの賢竜を打ち倒し、ダンジョンから脱出するのだ!
弥久・銀花
いやぁ、切れ者だなんて、そんな本当の事を……。(照れながら)
ところでこんな所に引き篭もってるドラゴンさん、出口を教えては貰えませんか?
駄目ですか、そうですか……。
では、貴方の方から出て行ってくれとお願いするくらいまで痛めつけてあげますので覚悟して下さい。
それと服の弁償をして貰いましょう、あのスライムは貴方の差し金です! (名推理?)
ドラゴンなら財宝の1つや100くらい持ってる物です。
出すモノ(出す者は私達、出す物は財宝です)出してくれれば痛い目には遭いません、犬に噛まれたと思って泣き寝入りして下さい。
【SPD】
刀で挑みます。
敗北などアドリブもオッケーです
●
ループダンジョンの出口に待ち構えていたのは人語を理解し話す1匹の老竜であった。
「我が創りし、無限回廊を突破してくるとは。カカカッ、中々の切れ者揃いと見受ける」
切れ者と老竜に言われて真っ先に反応したのは弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)だった。
「いやぁ、切れ者だなんて、そんな本当の事を……」
老竜からかけられた言葉にやたらと照れている。
なお彼女は周りがループダンジョンの謎を魔術や知恵で解き明かそうとする中、真っ先にループダンジョンを抜け出すためにダンジョンの壁を切ろう!と言ってそして実際に斬り裂いて出てきた少女だ。
……ん?確かに切れものかも?
「ところでこんな所に引き篭もってるドラゴンさん、出口を教えては貰えませんか?」
そんなことは気にせず銀花はその隻眼で老竜を見据え質問する。
確かにオブリビオンではあるが、人の言葉を解す事が出来るのだ。戦闘をせずに終わらせる事も出来るかもしれない。
「それは我の『謎かけ』に応えられたら教えてやろう」
大きく首を反らし威厳溢れる声音を響かせる老竜。
「最も、我の『謎かけ』に応えきれた者は今までおらなんだがな」
そう言って足元に転がる骨を踏みつける。
その仕草から逃がす気など毛頭ないのであろう事が伝わってくる。
「駄目ですか、そうですか……」
銀花は隻眼を閉じ、意識を切り替えると一歩前に出る。
「では、貴方の方から出て行ってくれとお願いするくらいまで痛めつけてあげますので覚悟して下さい」
そして戦いの構えを取って宣戦布告をするのだった。
「それと服の弁償をして貰いましょう、あのスライムは貴方の差し金です!」
言い忘れていたが銀花の服装は現在、羽織り1枚とパンツ一丁。そして刀のみ。
詳しくは第一章を見てね!
「ふむ。よくわかったな。まさか本当に引っ掛かる者がおるとは思っていなかったが」
名推理(?)をズビシと突き刺す銀花であったが老竜はどこ吹く風であった。
その様子に肩を震わせる銀花は静かに怒りを溜める。
「ドラゴンなら財宝の1つや100くらい持ってる物です」
「ふぅむ。確かに、我ももしかしたら財宝を持っているかもしれぬし、持っていないかもしれぬ」
銀花の様子に楽しそうに眉を動かす老竜。
「出すモノ出してくれれば痛い目には遭いません、犬に噛まれたと思って泣き寝入りして下さい」
出す者とは銀花達で、出す物とは財宝の事である。
この娘、したたかというか割と俗物的な予感がしている。
「研ぎ澄まされた刃に斬れぬ物無し! 鋭刃線せ……!」
先制攻撃でユーベルコードで斬り付けようとする銀花。
「それではルールじゃ!」
「なっ」
巨体から放たれる強烈な圧を持った咆哮が銀花の突撃を鈍らせ、共に発せられる老竜の『宣告』が銀花を縛る!
そう既に彼女は『謎かけ』を受けていた。財宝を、持っているか、いないか。
「簡単なルールにしようではないか。『互いに財宝を隠せそうな場所を1か所、周囲に見せ合う』のじゃ。財宝を持っておるかどうかもすぐに分かるであろう。何よりフェアじゃしな」
そして老竜はその巨体を後ろ足だけで立ち上がり、少しだけ横にずれる。
足元にも、その奥にも財宝の類、ついでに出口はなさそうだった。
「うむ。隠せそうな場所にはなかったのぅ」
「なっ、あっ……」
ルールを宣言された銀花はしかし、動けなかった。
平時であればこのルール、ポケットひとつを裏返すだけでも守る事が出来、無力化出来る。
だが思い出してほしい。彼女の格好は今、羽織り一枚にパンツ一丁。
ポケットなんて存在している服はないのだ。
そして今の服装の状態で隠せそうな場所を周囲に見せるということはつまり、上か下かを脱いで見せなくてはいけないだろう。
「どうした?主の番じゃぞ?」
「こ、このスケベドラゴン……!」
齢12歳の少女には大変厳しいルールであった。
「ルールを守れぬようであれば、ダメージを受けて貰うしかないのぅ」
「なっ、しまった」
『ブッブー!銀花、アウトー!』というアナウンスが流れると、銀花の背後に何処からともなく黒子が出現。
美しいモーションでスポンジ棒を銀花のお尻にフルスイング!
「いったーっ!!」
これはこれで12歳の女の子が受けてよかったのか……?
成功
🔵🔵🔴
フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(共闘可)
「お爺ちゃんの話って長いんだよね!」
魔導協会の長老たちを思い出しながら、
年長者を敬う気ゼロで戦闘突入する
もふもふは危ないから後ろに下げておくね!
【行動】()内は技能
「放て!」
賢竜が何か口を開く前に(先制攻撃×高速詠唱)で
クラロ・デ・ルーナを放つ。
フィオ姉ちゃんがUC相殺している隙に、(ダッシュ)で接敵し
イスベル・ウラーノを(全力魔法×2回攻撃)叩きつける
外しても賢竜の足元が崩れて動きを制限するのが狙いだよ!
攻撃後はすぐに(ダッシュ)で距離をとるよ
危険を感じたら(見切り)で攻撃をかわすんだ
そうそう、ちゃんと「もふもふ」は学園に届けないとね!
フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】(他猟兵と連携可)
「急いでいるので、そこを通してもらえないでしょうか」
一応の敬意は払いつつ弟のフォルセティと賢竜に挑む
■作戦
賢竜が「謎かけ」する前に攻撃し、
さらにUCで無効化しながらダメージを与える
■行動
弟の先制攻撃に対して面食らった賢竜の
「謎かけ」が宣告(もしくは召喚)されると同時に
アイギスの盾を2枚展開して無効化する
(技能:高速詠唱×2回攻撃)
「複数解答の可能性があるため、出題やり直しね」
さらに弟のイスベル・ウラーノと連動する形で
アイオロスの刃を飛ばして賢竜の四肢を切り裂く
「これで倒れてくれればいいけど」
もふもふは可愛いので「お持ち帰り」したいわね
稲荷・恋狐
■老竜
(謎かけに間違えて衝撃波で吹っ飛んでると美味しいですっ!)
うぅー……。謎かけに間違えると攻撃なんてずるいですーっ!
恋狐謎かけ苦手なのに……。
はっ!恋狐、良い事閃きましたしっ!
■戦闘
ふっふっふー!老竜さんがそうくるなら……。間違えてもいい姿で戦えばいいのですっ!
この姿ならどれだけ間違えて衝撃波が飛んできても強引に戦えるという恋狐なりの頭脳戦です♪
あとは狐ぱんちと狐もふもふしっぽあたっくを駆使して老竜さんと決戦しますね!
■戦闘後
もふもふさん達との別れを惜しみながら約束のおやつをあげますね!
「またいつか会いにくるのでそれまで元気でいてくださいねっ!」
(アドリブ・他の人との絡み大歓迎ですー♪)
フィスト・フィズム
まさか人語を解し、話すとは。おかげで竜語を使う手間は省けたようね。
ひとまずルールを前提とした謎かけは厄介だわ。もふもふ達、危ないから下がってて。
【行動:SPD】
他の猟兵の行動の間に、技能【目立たない】でこっそりUC『翼生えた御使い』でスレイパー(御使い)を召喚。ドラゴンからの謎かけとルールに真っ向から応えるわ。
…謎かけに答えられたものはいない、か。
この子(もふもふ)達相手に謎かけは通用しないと見るけど、危ないとわかってる以上きっちり守ってあげないとね。
問題を外した外さなかったを問わず、攻撃された瞬間にスレイパーにドラゴンへ攻撃を命じるわ。
*アドリブ及び連携歓迎
月影・宇京
もふもふ君達の興味を惹き集め帰ろうとするとループ迷宮に閉じ込め最後は自分でとうせんぼもきゅか…寂しかったのは理解出来なくも無いもきゅが他人に迷惑をかけるのは駄目もきゅよ
老竜の言葉には返答しないように注意しつつ「年老いた竜なのが不幸中の幸いもきゅ…これが全盛期だったら大変だったもきゅ」と聞こえるぐらいの呟きを漏らして【謎かけ】を呼び出すように誘導してみるもきゅよ
後は召喚された【謎かけ】に【モーラットからのお願いもきゅ☆】を使って【謎かけ】自体を封じるもきゅ
【謎かけ】を封じて居る間に【ライオンライド】で2章から引き続き真の姿で騎乗してモーラット軍団+αの声援を背に老竜にもきゅもきゅと突撃もきゅ
●謎かけ竜
「わふーっ!」
ころころころと転がって吹き飛ばされていく稲荷・恋狐(おてんば桃色狐・f06130)。
老竜の謎かけに間違えてしまい衝撃波で飛ばされてしまっているのだ。
「うぅー……。謎かけに間違えると攻撃なんてずるいですーっ!恋狐謎かけ苦手なのに……」
くるんと起き上がってそのままぴょんこと立ち上がってぷんすかする恋狐。
「カカカ、それでは次の謎かけといこうかの」
老竜はまさに孫をあやすような朗らかな雰囲気でえげつなく衝撃波付きの謎かけを出しに行く。
「あ!知ってます!スフィンクス!」
「人間じゃ」
「わふーっ!」
ころころ転がっていく恋狐。
「急いでいるので、そこを通してもらえないでしょうか」
転がってきた恋狐を受け止めながら一応の敬意を見せて賢竜に挑むのはフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)だった。
「カカカ、我の謎かけに応え切れたら、ここを通そうぞ」
しかしオブリビオンである賢竜にその敬意は伝わる事はなかった。
「まさか人語を解し、話すとは。おかげで竜語を使う手間は省けたようね」
ドラゴニアンでかつメインジョブが竜騎士であるフィスト・フィズム(白銀の竜女・f00177)は竜言語を使えるのだが今回は必要なさそうだ。
「ひとまずルールを前提とした謎かけは厄介だわ。もふもふ達、危ないから下がってて
」
謎のもふもふ達が衝撃波に巻き込まれないように物陰に避難誘導する。
「もふもふは危ないから後ろに下げておくね!」
フォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)も自らの宇宙バイクFlying Broom GTSに相乗りしまくっていたもふもふたちを降ろしてからバンクを反転。
「お爺ちゃんの話って長いんだよね!」
魔導協会の長老たちを思い出しながら、年長者を敬う気ゼロで戦闘突入する。
「カカカッ、若いものが死に急ぐこともあるまい。謎じゃ、パンはパンでも食べられない……」
「放て!」
フォルセティが走る宇宙バイクにまたがったまま、巨大なホウキ『ソル・アトゥース』を向けて、賢竜が何か口を開く前に高速詠唱で先制攻撃のユーベルコード:クラロ・デ・ルーナを放つ!
「ぬっ!」
開いた口目掛けて1/23秒で閃光と衝撃を伴う高エネルギー波が飛来してきたのだ。
流石に賢竜といえど面喰ってしまったようで謎かけは途中で途切れてしまう。
「ぬぅ、謎も待てぬとはせっかちがすぎる」
「それなら謎は私が応えるわ」
そこへフィストが前に出てくる。今まで技能【目立たない】を使ってこっそり避難誘導と、そしてユーベルコードで仕込みをしていたのだが、謎には真っ向から勝負を挑む。
「よき心がけの娘じゃ。パンはパンでも食べられないパンは、なんじゃ?」
フォルセティのクラロ・デ・ルーナを口元を強固な鱗で覆われた手で覆い隠すことで防ぎながらも賢竜は謎を出題する。
あまり不用意に近づくと今度は竜の尻尾からの攻撃が来ることは見切っているため、フォルセティも高速移動をしながらの牽制が今は主体となっている。
「そんなの、フライパン……」
「残念じゃが」
「複数解答の可能性があるため、出題やり直しね」
フィオリナが光り輝く魔法の盾、ユーベルコード:アイギスの盾(エスクード・デ・エイギス)を高速で唱える二重詠唱で2枚展開し、放たれるはずだった衝撃波が賢竜のすぐそばではじき返される。
「問題だけでなく、答えもゆったり聞けぬのか」
ゆったりと残念そうに呟く賢竜。
「もきゅーもきゅもきゅもっきゅも、もきゅもきゅもー」
謎のもふもふたちの安全を確保するために頑張っていた月影・宇京(ゲーマー夫婦のもきゅ担当・f09908)が遅れて真の姿で老竜の前に立つ。
真の姿は全長30cmほど白い毛玉につぶらな瞳とぬいぐるみのような手足と尻尾をしておりたいへんもっきゅである。
因みにこう言ってます。
(もふもふ君達の興味を惹き集め帰ろうとするとループ迷宮に閉じ込め最後は自分でとうせんぼもきゅか…寂しかったのは理解出来なくも無いもきゅが他人に迷惑をかけるのは駄目もきゅよ)
「我は知的な会話を望む故、そのような理性無き獣を閉じ込める意義などないわ」
しかし老竜は宇京の言葉を一蹴する。
「分かるの!?」
「あらゆる言語をマスターした身、この程度は謎かけよりもたやすいわ」
「はっ!恋狐、良い事閃きましたしっ!」
そこへ今まで食べられないパンってなんだろうとずっと頭を悩ませていた恋狐がピコンと閃いた!
「ふっふっふー!老竜さんがそうくるなら……。間違えてもいい姿で戦えばいいのですっ!『恋狐に触れちゃやーですよっ!』」
そしてドロンとユーベルコード:幻影拒絶(ゲンエイキョゼツ)を発動。5m程の大きな狐の神霊体へとその身を変化させる。
この神霊体の姿であれば多少のダメージは全て軽減されるのだ。
「この姿ならどれだけ間違えて衝撃波が飛んできても戦えるのです♪」
恋狐なりの頭脳戦を仕掛けてきたのだ。
「カカカ、面白い。では謎といこうではないか。上は洪水、下は大火事……」
「分かりません!!!」
狐姿で元気よく答える恋狐にばしゅぅぅぅ!と放たれる間違えたものへの衝撃波。
しかし神霊体によって守られた恋狐は今度はころころせずにそのまま衝撃波の中を突っ切って賢竜の元へと到達する。
「なんじゃと」
「狐ぱーんち!そして、狐もふもふしっぽあたーっく!」
恋狐がもふもふした姿で肉球パンチと尻尾を駆使して老竜さんと決戦しに行く。
「ぬぅ、ならば次の謎かけじゃ。数字の入っておる果物は」
「わかりません!」
ばしゅぅぅぅ!と衝撃波を何度も浴びせ掛けるが恋狐を吹き飛ばすようなダメージは中々入らない。
「えぇい、モナカでは会えないが」
「今よ、スレイパー!」
なおも謎かけを連発しようとした賢竜にフィストがこっそりとユーベルコード:翼生えた御使い(サモン・オブ・ファミリア)で召喚していた翼を生やした狐のような小さい獣の使い魔で顎を狙って攻撃する。
「ぐふっ!?」
開いていた口を強引に閉じさせられた老竜はまたも謎かけを中断させられてしまった。
「もう謎かけはこりごりだよ!」
そこを好機とみたフォルセティがすかさずダッシュで接敵、単純で重い聖箒を掲げ、全力の魔力を込めて呪文を二重詠唱する。
「『星霜纏いし冷厳の天王。黄天より招くは無窮の霊氷』……落ちろぉ!」
大技、イスベル・ウラーノを振り下ろした箒と共に叩き付ける。
天空より召喚した氷塊が老竜へと突き刺さりその周囲の大地を大きく穿つ。
「まだよ!『切り裂け、風神の刃よ!』」
さらに姉のフィオリナが連携してアイオロスの刃を唱えると、高速回転する真空の刃が賢竜の四肢を切り裂く。
「ぐおおおお」
「これで倒れてくれればいいけど」
くぼんだ地形の中央に倒れた老竜は四肢から大量の血液を流しながらも、しかしまだ立ち上がろうとしている。
「きゅぴー。きゅぴきゅぴぴ」(年老いた竜なのが不幸中の幸いもきゅ…これが全盛期だったら大変だったもきゅ)
宇京がライオンライドで召喚した黄金の獅子ソルに騎乗しながらそんな賢竜の様子をみて感嘆の声をあげる。
「カカカッ、やるではない、か。こうならば最後の「謎かけ」とゆこう」
ふらり、ふらりと満身創痍の身を揺るがしながらも年老いた賢竜は最後の謎かけを猟兵たちへと紡ごうとする。
「我のこの『謎かけ』は秘術。答えを違えれば、我の時が戻る……」
「まさか、ここで全盛期の肉体に戻ろうっていうの」
「博打に出たわね」
「はわー、恋狐では解けそうにないですー」
「では謎かけじゃ……」
もはや止めることは出来ないであろう。その謎かけ。
老竜が言葉を発しようとしたとき。
「もーきゅーもーきゅーぴー☆もっきゅっもっきゅ☆きゅぴーっ♪」
周囲のものかげから、だーっと複数のモーラット達が現れる!
そして純粋無垢な瞳でおねだりするように老竜の目の前で集まって上目遣いをしてうるうるする。
つぶらな瞳が老竜を見つめる……。
「きゅん」
老竜の瞳が、揺れ動いた!
「きゅきゅん、もきゅ、もきゅもきゅもー。もきゅきゅきゅ?」
「え?もしかして、謎かけなの!」
謎かけだった!
モーラットに謎かけを仕掛けたらしい!だがモーラットの言葉は猟兵にはちょっと分からない!
因みに宇京に動物と話す技能はない!コミュ力でどうにかしてきている!
「きゅぴー☆」
あと一番動物と話す技能レベルが高いのは恋狐だ!
「わかりません!」
フィストとフィオリナも動物と話す技能を持っているぞ!
「え、今のはちょっと」
「私に振られても」
「聞き耳はしてたんだけどなー」
猟兵たちがそうしてうろたえている内に、円陣を組んでいたモーラット達がぴょこんと輪っかを解いて老竜の前に出る。
「「「もきゅー!」」」
自信満々に鳴き声があがる。
そしてその鳴き声を聞いた老竜はその全身に罅が入り、内側から輝く光が漏れ出し……。
「……もきゅう」
砂となって消えたのだった。
●脱出
「出口だーっ!」
長い長いダンジョンの救出任務は無事に成功を収めた。
久しぶりに見る日の光の中に謎のもふもふ達は元気に駆け回っていく。
「もふもふは可愛いのでお持ち帰りしたいわね……」
フィオリナが人懐っこいもふもふ達を見て呟くが、謎のもふもふ達は学園のアイドル。勝手に持ちかえるわけにはいかないだろう。
「そうそう、ちゃんと「もふもふ」は学園に届けないとね!」
フォルセティが姉のちょっと本気っぽい眼をみて思わず注意をかける。
フィストや宇京など他の猟兵も仲良くなった謎のもふもふ達ともふもふしてお別れの挨拶をしている。
それでも学園にいるのであれば猟兵ならばきっとまたいつでも会いにこれるだろう。
「またいつか会いにくるのでそれまで元気でいてくださいねっ!」
もふもふ達との別れを惜しみながら約束のおやつをあげる恋狐。
また会える日まで。
大成功
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