8
讃えよ! ビッグオッパイ!

#キマイラフューチャー

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#キマイラフューチャー


0




 キマイラフューチャーで、唐突にその事件は起きた。
「ぐはははは! この子は将来性がある! 故に我々、ビッグオッパイ団が“胸育(きょういく)”して立派な巨乳団員に仕立て上げるのだァ!」
「ママー!! 助けてー!!」
 これは誘拐事件だ! 発言内容はアレだが、立派な誘拐事件だ!
 ラバースーツに身を包んだ変態キマイラが幼いキマイラの女の子を車に押し込んでいるぞ! そして何故か、変態は幼い女の子に豆乳を飲むように強要している!
「ぐはははは! 投入に含まれるイソフラボンとタンパク質は美しいビッグオッパイを作り上げるのに欠かせない、まさにキング・オブ・オッパイ・フードなのだぁ! さぁ、たんとお飲み! コーヒー味とバナナ味もあるぞ!」
 このままでは、ビッグオッパイ団がキマイラフューチャーを跳梁跋扈して、右も左も顔よりデカい乳房の女性が闊歩する『オッパイ格差社会』が台頭してしまう!!

「やっつけようねっ!!」
 グリモア猟兵、蛇塚・レモン(叛逆する蛇神の器の娘・f05152)が熱く訴えかけた。
 そんな彼女の胸は、そこまで大きくない、多分。
「胸の大きさだけで他人を格付けするとか馬鹿じゃないかな……っ?」
 あ、レモンさん、めっちゃご立腹です。今回の予知は彼女にとって地雷だったようだ。
「もう蛇神様に犯人を丸呑みしてもらえば解決じゃないかな、これ……」
 おい、そこでユーベルコード使って蛇神様を出そうとするな、ステイステイ!
 つーかお前は今回は転送役だから戦闘に参加できねぇよ。正気に戻れ。
「……こほん、取り乱してごめんね? 今回の事件はキマイラフューチャーで、ビッグオッパイ団っていう新興勢力が引き起こした誘拐事件を解決してほしいんだよっ! 既に現地では女の子が人質になっているから、猟兵のみんなで救出してねっ!」
 なんでも、ビッグオッパイ団は巨乳至上主義を掲げ、キマイラフューチャーの世界を巨乳という概念で洗脳を試みる謎の秘密結社っぽい集団らしい。こいつらが完全に世界を掌握した暁には、スレンダーガールが石を投げ付けられる侮蔑の対象となり、どたぷんっとした巨大すぎる乳の女性の画像や動画がトレンドワードを毎日上位独占する恐怖の差別的ディストピアたる『オッパイ格差社会』が誕生してしまう。
「キマイラフューチャーはみんな仲良く楽しく暮らしていけるから、あたいは好きなんだけど、こんな社会があったら誰も幸せにならないよ……っ! お願いっ! みんなの力で事件を解決してっ! 力づくで女の子を救出するもよし、敵の裏をかいたり、知略や交渉術で解決してもいいかも?」
 話題の内容はどこまでも変態的思想だが、確かに無視しておけない事件だ。
 君たちはレモンのグリモアの輝きに導かれて、キマイラフューチャーへ転送されてゆくのだった。


七転 十五起
 七転十五起、なぎてんはねおきと申します。
 今回、キマイラフューチャーは初めて担当させていただきます。
 過去最高速度のカオスシナリオをド直球で投げ付けてゆきます。
 猟兵の皆さま、臆せず何卒、よろしくお願いします。

 という事で、さぁ、かかってこい!
 お前たちにオッパイの底力を見せつけてやるぜ!!!!!!!!!
213




第1章 冒険 『怪人の人質となった子供を奪還せよ!』

POW   :    小細工無用、正面から突撃。あるいは力ずくで奪還に向かう

SPD   :    素早く人質の場所に忍び込む、テクニックで敵の裏をかく

WIZ   :    交渉、もしくは知略をフル活用して奪還作戦を立てる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

子豚・オーロラ
WIZ主体の交渉を行うわ

姿は隠さず、むしろ【存在感】【誘惑】を使い自分の胸をアピールして正面から行くわ

「その考え方は素晴らしいわ。ただやり方に難ありね」
と相手の主張に賛同するふりをしつつ
「豆乳をただ飲むよりもっといい豊胸術があるわ。その子は私に任せてみない?」
と子供を渡すよう促すわ
その際はことさらに胸を揺らし、豊胸に説得力を持たせていくわ

そこで渡せばそれでよし
もし渋るようなら【爆肉変態法】を使い、更なる乳肉を追加
目の前で更に巨大になった胸を見せつけ
「これでも文句あるの? この胸が目に入らない!?」と【殺気】混じりに威圧的に
相手の主張を逆手にとって上の立場をとってやるわ



 キマイラフューチャーで発生したビッグオッパイ団による幼女誘拐事件。
 その事件におあつらえ向きのスクラップ工場が今回の現場だ。犯人グループが此処にキマイラの幼女を連れ込み、豆乳パーティーを開催して強制的にイソフラボンとタンパク質の大量摂取を強いているのだ! なんたる外道か!
 これを解決すべく、現場に猟兵たちが駆け付けた!
「イェーガー! イェーガー! イェーガー!」
 既にSNSで情報が拡散され、現場付近では野次馬たちがヒーローの登場に歓声を上げる!
「ちぃっ! 猟兵どもが嗅ぎ付けやがったか!」
 工場の窓から外の様子を覗く犯人グループのリーダーは、ひとりの奇妙な女性の姿を見て手下に呟いた。
「なぁ、あの女、ビッグオッパイ団でもないのに何で薄着なんだ?」
 その女は薄着なんてレベルではなかった。白のハイレグショーツ1枚に白の帯を胸元に1枚だけ巻いた姿で、工場内へ侵入しているではないか!
 彼女の名は子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)。立派な猟兵である。
「犯人グループに告ぐわ! 直ちに人質を解放しなさい!」
 正々堂々と正面からやってきた子豚の行く手を、犯人グループのメンバーの一部が遮った。
「なんだ、貴様!? 寒くないのか!? つーかおいそれと人質を解放するわけないだろうが!!」
 ほとんど全裸の子豚が、ラバースーツのキマイラの男たちと対峙する光景はあまりにもシュール過ぎた。なお、この光景はドローン撮影によって実況中継されている!
 子豚はまず、彼らの意見に賛同するところから始めた。
「その考え方は素晴らしいわ。ただやり方に難ありね」
「なにっ!! 幼女に豆乳を飲ませることが将来的に巨乳を育む黄金の道だぞ!?」
「それよりも、もっといい豊胸術があるわ。どう? その子は私に任せてみない?」
 子豚は全然隠れていない自分の乳房の存在感をアピールして、ラバースーツの変態どもを誘惑してみた。
「ぐっ! き、貴様! 認めてやろう。その弾力と質感、まさにグッドオッパイだ! だが、貴様のグッドオッパイよりも我々のオッパイ・パーフェクト・プロジェクト・アット・インターナショナル、略してOPPAIは未来を見据えているのだ! 今は変態の謗りを受けているが、幼女が大人になったとき、その成果は報われる!」
「ご高説、痛み入るわ。今、はっきりわかったわ……」
 子豚は変態どもを指差して一喝!
「あなたたちのオッパイは自分本位! 美学の欠片もないわ!」
「なっ!?」
 怒りに震える変態たちは声が出ない!
 そこで子豚は真のグッドオッパイを披露すべく、ユーベルコード『爆肉変態法』を発動させた!
「豚房流剣術奥義の一、爆肉変態法! ぼん! ぼん! ぼぉ~ん!」
 更なる乳肉! 更なる尻肉! 更なる腿肉!
 まさにボンレスハムの如き、肉の女神が爆誕する!
「これでも文句あるの? この胸が目に入らない!?」
 殺気混じりに威圧する子豚に、変態たちは両手を合わせて拝みだした。
「なんて尊いんだ……! グッドオッパイではない。これは、ゴッドオッパイだ!」
 見事に子豚は変態どもにマウントを取ることに成功!
「さぁ、分かったのなら人質を解放しなさごふぅぅっ!?」
 だがユーベルコードの反動で、子豚、大量吐血!!
 そのままダウンッ!
 動画を見ていた勇敢な野次馬キマイラによって、子豚は安全な場所まで後退させられた。
「なんだったんだ、今のは……」
 犯人グループは呆然としている。忍び込むなら、今がチャンス!

成功 🔵​🔵​🔴​

夜神・静流
●心情
何が巨乳至上主義ですか馬鹿馬鹿しい。
こっちは無駄に育ったせいで苦労しているというのに……
あいつらブッ殺さないと(使命感)

●行動
即座に斬り捨てにいきたいところですが、まずは人質の子を助けなければいけませんね。
私のような苦労をする子を増やすわけにはいきません。
視力・聞き耳・第六感の技能で侵入経路や手薄な場所を探し、ダッシュ・ジャンプ・スライディング・忍び足の技能を使って忍び込み、人質の救出を試みます。
もし敵に見つかったら一ノ太刀・隼で素早く攻撃。早業・先制攻撃・衝撃波を使用。

●設定
隠れ(隠し)巨乳。さらしでガチガチに抑えている。
今回はばれたら面倒そうなので物を隠す・目立たない技能で念入りに。



 正面で騒ぎが起きているころ、夜神・静流(退魔剣士の末裔・f05903)はスクラップ工場のゴミ捨て場から内部へ侵入を試みていた。
「何が巨乳至上主義ですか馬鹿馬鹿しい。こっちは無駄に育ったせいで苦労しているというのに……」
 隠れ巨乳の夜神は激怒した。かのいかがわしい巨乳好きの変態たちを打ち滅ぼさねばならぬと固く心に決めた。夜神は巨乳の何が良いのか分からぬ。肩が凝る。和服が似合わない。剣術では動きづらいと、まったくもって無用の長物だ。だがこの依頼で為すべきことだけは分かっていた。
「あいつらブッ殺さないと! とうっ!」
 金属ゴミを蹴飛ばし、侵入経路を確保。身を捩って無理矢理に体を這わせると、なんとか工場内へ忍び込むことが出来た。今の侵入経路でも、夜神の押さえ付けられた胸でなければ引っかかって醜態を晒すところであった。
「即座に斬り捨てにいきたいところですが、まずは人質の子を助けなければいけませんね。私のような苦労をする子を増やすわけにはいきません……!」
 全ては巨乳を信奉する社会悪を滅ぼすために!
 ひとまず、夜神は人質の幼女の居場所を探し当てることにした。
「豆乳を飲ませているのなら、痕跡があるはず……!」
 彼女は1階の給湯室と書かれた看板の部屋を見付けると、聞き耳や第六感を駆使して忍び足で接近。中にはキマイラの変態たちが2名、豆乳を飲みながら喋繰りまくっていた。
「豆乳うめぇ。俺、コーヒー味が好き~」
「マジ豆乳うめぇ。俺は無調整派な? あの子にもっていく前にサボって飲んじまおうぜ~!」
「これだけ大量にあるんだ、一本くらい無くなっても分からねぇよ」
「つーか、豆乳を運ぶだけで3階の社長室までいくのダリィんだけど……」
「わかるわぁ~! なんでこの工場、エレベーターがないんだよ。階段しかないとかマジつらみ~」
「まぁ、下っ端の気持ち何ぞ、リーダーは分からねぇよ……」
 サボっているのは下っ端か。そして、恐らく3階の社長室に人質の幼女が豆乳を飲まされているだろうと、夜神は情報を入手することに成功!
(さて、情報を手に入れましたし、3階へ……)
 夜神が振り向いたその時、真っ赤なラバースーツのキマイラが背後に立っていた!
「そんな、この私が後れを取るなんて!?」
「おやぁ!? こんなところに猟兵がいるぞ!?」
 その声に給湯室から下っ端2名が飛び出してきた!
「本当だ! 猟兵だ!」
「しかもコイツ、よく見たら巨乳じゃねぇか?」
「な!?」
 サラシで押さえつけているにもかかわらず、夜神の巨乳が見破られてしまった!
「驚いたか? 俺達のサイバーアイはバスト計測特化! X線と赤外線で隠れたバストサイズも計測可能!!」
「いやああぁぁぁぁぁっ!!」
 夜神はブチ切れた。ユーベルコード『一ノ太刀・隼』の22分の1秒の連続衝撃波斬撃が変態ども(のラバースーツ)を一片も残らず切り刻んで吹き飛ばした!
 目にも留まらぬ早業で、変態3人を斬り伏せた夜神は、漆黒の鞘に刃渡り二尺五寸の業物『十六夜』を納めると、念入りに気絶するキマイラ3人の股間を気合を入れて衝撃波金的スライディングキックで潰して去勢、その場をダッシュで立ち去るのであった。
 何はともあれ、人質の居場所が判明した。猟兵たちの次なる一手が待ち望まれる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナズヴィ・ピャー
はあ、胸育ですか…(死んだ魚のような目
器物の当機には縁遠そうな将来設計ですね

●それはそれとして
犯人グループが何かに気を取られている様なので、堂々とこっそり突入

●遮断管を起動
説明せねばなるまい!
遮断管とは(略)によって目立ちにくくなるのだ!

●建造物屋上を伝って行動
目標は逃亡阻止
捕獲等は他の猟兵に任せましょう

音を立てないよう忍び足でカサカサとダッシュでGOです
フック付きロープでささっと着地
バックカメラ的な物を警戒して横から一気に距離を詰め
…からの車の下に潜り込みー
底面から配線をちょきちょきぶちぶち

…犯人が車外に出ているようなら摩擦低減管使用からのポイーです
流石にそこまでアレじゃないとは思いますが…



 ドローンで事件現場の中継が行われているため、猟兵たちが逐次、最新情報を体にれられるのは便利である。でも、これ、犯人グループは見てないのだろうか? もしかしたら見てても辿り着くことは出来まいとタカを括っているのだろうか。
 そんなのどうでもいい、といわんばかりにナズヴィ・ピャー(不忠犬ナズ公・f03881)は死んだ目で呟いた。
「はあ、胸育ですか……。器物の当機には縁遠そうな将来設計ですね」
 ミレナリィドールの彼女に、今後の身体的成長がある事を祈ろう。
 工場正面で何やら騒動が起きている模様。この好機を逃す手はない。
 ここでナズヴィの便利アイテム、遮断管について説明しよう!
 遮断管とは! 蒸気とか魔導とかなんやかんやのおかげによって目立ちにくくなる便利アイテムなのだ!
 フック付きロープで建物の屋根伝いに工場へ接近。天井から足音で勘付かれないように忍び足でカサカサ高速ダッシュで工場の屋根を疾走すると、周囲に監視カメラがないかを注視。そのままスタイリッシュに屋根からフック付きロープで工場側面へ降り立つ!
 あ、3階の窓から人質の幼女が豆乳プリンを食べてた。一瞬、幼女とナズヴィと目が合う。だがナズヴィは見なかった事にして地面まで一気に降りて行った。
「当機の今回の目的は、敵の逃走経路の破壊です。救出は他の猟兵たちに任せます。決して、人質が割と美味しく豆乳を賞味しているから安心したとか、断じてそんなことはありません」
 ナズヴィは決して犯人グループを現場から逃がさないという強い使命感に駆られていただけで、人質をスルーしたわけではないのだ!
 存在感を消したナズヴィは、駐車場に止まっている犯人グループの物と思しき車両の下に潜り込む。そこでユーベルコード『摩擦低減管』を発動。
「摩擦低減管を起動。それにしても、車に見張りを付けずに放置するなんて不用心すぎますね」
 車両の配線ケーブルを魔導式:熱線照射オプションで焼き切ったあと、パーツのあれやこれやの摩擦軽減をゼロにしてすっぽんすっぽんと抜き去ってゴミ捨て場へポイポイ廃棄してしまう。
「これでこの車両は廃車です。ふざけた犯人グループは流石にアレでしたね」
 もはや熱線照射オプションで切断したほうが早かったような気がしたが、これで犯人グループの逃走は絶望的だ。あとは他の猟兵たちの活躍に期待しよう。

成功 🔵​🔵​🔴​

高宮・夜宵
【WIZ】
式神を大量に3階に投入してそこにいるであろう変態共を攪乱やら混乱させて他の人の人質救出をアシストしようかしらん。
私似の巨乳の式神を使えばビッグオッパイ団の目を引くには十分のはず♪

私自身は式神を作成した後は式神の目で内部確認を。
団員に見つかったらフォックスファイアで吹き飛ばし♪

「さぁ、式神ちゃんたち、出番よぉ♪」
「さーて、可愛そうな人質ちゃんはどこかしらん…?」

何気ないしぐさでも豊かな胸は大きく揺れます、たゆん。
アドリブ&絡み歓迎


フロッシュ・フェローチェス
何てくだらない事を……ま、今はコイツ等よりも人質だね。
戦闘の障害になったら困るし。

此処までの調査で分かった人質達の居場所を元に、アタシがダッシュでそこまで向かおう。
アタシの足の速さなら壁も走れるし、残像も映さない速度でそこまでたどり着ければ、御の字かな。

それでも見つからない保証はない。
なら早業で組み付いて絞め落としたり、または隠れたりするのも忘れずに。
メカニックの技術で作り上げたホロデバイスゴーグルの探知を信用する。
【選択したUC】で敵の発見を回避できれば……。

退路確保or最悪の場合はショットガンに衝撃波を纏わせて強引に退路を作るかな。
抱えても、人数限界とスピードの所為で上手く行かなそうだし。


馬飼家・ヤング
ぶっちゃけ、わいもおっぱいは好きや。男のロマンや。

だがな、お前らわかっとらん。こんな小さいうちから豆乳がぶ飲みさせて、大豆アレルギーになったらどないすんねん。
目先のおっぱいに目がくらんで、子供の将来の健康損なうんは世界の損失やで。

ええか、健康なおっぱいに必要なんはバランスの取れた食生活!
肉や野菜もしっかり食べなあかんのや。こんな風にな!

(むっしゃむっしゃと串カツを食いまくる。「大食い」やから付け合せのキャベツもあればなんぼでも入るで!)

ナニワのソウルフード、串カツのくいだおれパワーでムキムキマッチョ化して変態共を粉砕や!
見さらせ、わいの【フードファイト・ワイルドモード】!


※アドリブ歓迎



 いよいよ、猟兵たちによる救出作戦が開始!
 先陣を切ったのは高宮・夜宵(官能迷宮・f02982)。そのビッグオッパイを誇らしげにたゆんっとさせると、霊符を取り出して不敵に微笑む。
「さぁ、式神ちゃんたち、出番よぉ♪ 私にそっくりな自慢のオッパイで、ビッグオッパイ団の目に留まってきてねぇ♪」
 霊符から高宮そっくりの妖狐型式神が出現すると、グレートなオッパイを弾ませながら工場3階へ押し寄せてゆく。
「うっほーっ! こりゃ眼福やでーっ!!」
 式神とともに突撃してゆくのは馬飼家・ヤング(テレビウムのちっさいおっちゃん・f12992)。見た目は可愛らしいテレビウムだが、中身は完全にUDCアース大阪の新世界で飲んだくれているオッサンのノリそのままである。
「ほな、いっちょやったるさかい! 男、馬飼家、浪花の花道、オンステージやぁ!」
 式神のオッパイに釘付けになりながら、彼は3階の社長室の扉に飛び蹴りを見舞う!
「猟兵だと!? ええい、他の団員は何をしているんだ!」
 狼狽えるリーダーに、馬飼家はドヤ顔をモニタに映しながら答えた。
「教えたるわ! 皆、この式神のネェちゃんのパイオツを見た瞬間、大名行列のように左右に掃けて土下座しおったで!」
「なん……だと……!」
 おお、なんというKカップの暴力!
 呼吸をするだけでぶるるんっと震える乳房たちに、ビッグオッパイ団は股間を抑えて平伏す他なかったのだ!
『さぁて、人質ちゃんはどこかしらぁ?』
 式神の目を通して、高宮は社長室を眺める。すると、社長の椅子に幼女が縛り付けられ、豆乳スイーツやら豆乳料理を強制的に食べさせられているではないか! これに馬飼家はリーダーに向かって吠えた!
「ぶっちゃけ、わいもおっぱいは好きや。男のロマンや。だがな、お前らわかっとらん。こんな小さいうちから豆乳がぶ飲みさせて、大豆アレルギーになったらどないすんねんホンマ。目先のおっぱいに目がくらんで、子供の将来の健康損なうんは世界の損失やで!」
「黙れちっさいオッサンが! お前にビッグオッパイの何が分かる!?」
「分かるでぇ! ぎょーさん分かるでホンマ! ええか、健康なおっぱいに必要なんはバランスの取れた食生活! 肉や野菜もしっかり食べなあかんのや。こんな風にな!」
 馬飼家は鞄の中からパック詰めの串カツを取り出すと、むしゃむしゃと大量に食べ始めた!
「わいはフードファイターや! 付け合わせのキャベツがあれば、いくらでも胃袋に入るでぇ!」
 大食いを始めた馬飼家の身体が、徐々に変化してゆく!
 体は筋骨隆々、バッキバキで背中に鬼の顔やらチョモランマが出来る勢いで隆起し、なんならどこぞの格闘王の如き覇気を纏いだしたではないか!
「見さらせ、これが、わいのフードファイト・ワイルドモード! さぁ、かかってこんかいボケェ!」
「畜生!こうなったらヤケだ! 団員ども! やっちまえ!」
「オッパイ!!」
 社長室の至る所に隠れていた団員たちが飛び出し、猟兵たちに襲い掛かる!
 だが馬飼家のマッスルパワーが大暴れすれば団員たちは壁にことごとく突き刺さり、後から遅参してきた高宮(本人)が式神と一緒にフォックスファイア16個を団員へ向けて発射!
「吹っ飛んでねぇ♪」
「と、尊い……! グワーッ!?」
 まとめて吹き飛ばされた団員が、3階の窓から外へ吹っ飛んでゆく!
 しかし、猟兵たちの快進撃はここまでであった。
「お前ら、この幼女がどうなってもいいのか!?」
 キマイラ幼女に突き付けられているは豆乳パックのストロー! それを幼女の目に突き刺そうとしているのだ。なんて下劣な!
「一歩でも動いて見ろ! この幼女の片目が潰れるぜ!?」
「な、なんちゅー奴や!」
 馬飼家がわなわなと体を震わせて団員から手を放し、高宮も仕方がなく式神を消し去った。
「あらぁ、やめておいた方がいいわよぉ?」
「何とでも言え! ここを逃げ切れば、この幼女の再胸育が出来るんだ! ぐはははは! ぐはははは!!」
 下品な高笑いをするリーダー! このまま猟兵は悪に屈してしまうのか!?
「そんなわけないだろう。ったく、何てくだらない事を……ま、今はコイツ等よりも人質だね。戦闘の障害になったら困るし」
「だ、誰だ!? どこにいる!?」
 社長室を見渡すリーダー。だが彼の視界に声の主は映らない。
「ここだ」
 声がする方にリーダーが振り返ると、目の前に鉄拳が飛んできた! 鼻っ柱を潰されて床に転がり悶絶するリーダー!
「ぐわああぁぁぁぁ!?」
「お前にとっての刹那の間は、アタシにとっては酷く遅いから」
 フロッシュ・フェローチェス(疾咬の神速者・f04767)見参!
 彼女は速さに特化した猟兵だ。その速度を活かし、この現場まで“走って”きたのだ。
「アタシの走りは特急に勝り、壁を走り、弾丸を追い超し、音を抜き去る。その気になれば残像も映さない速度も出せるけど、まだやる?」
「ビッグオッパイのために、俺はここで終わるわけにはいかない! ぬわぁーっ!」
 襲い掛かるリーダー! 渾身の右ストレートがフロッシュの鼻先に迫る!
「廻砲『P・X』(ヒートアドバンスピーエックス)……、なるほど、160分の1、か」
 このユーベルコードは自身の1秒を相手のSPD能力値の1秒まで加速し、攻撃を予測して回避することが出来る。
「……遅い」
 苛立ち混じりでリーダーの拳を回避するフロッシュは、団員たちの気が人質から逸れた事を確信する。
 フロッシュの判断は早かった。ショットガンを抜き払うと社長室の窓を全て吹っ飛ばすと、幼女を抱えて加速開始!
「口を開けていると、舌を噛むぞ……」
 工場3階から急発進すると、電脳搭載・魔導刻印ホロデバイスゴーグルで地形を電算、着地点を割り出しすと、そのまま地面へスライディング! 見事、キマイラ幼女を救出することに成功した!
「さぁて、覚悟はいいですかぁ?」
 たゆんっと胸を震わせる高宮の指先に炎が灯る。
「おい、さっきは舐めた真似してくれたやないかワレ! 覚悟せんか!!」
 ゴキゴキと拳を鳴らす馬飼家!
 追い詰められたリーダーの断末魔が工場内に響く!
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!?」
 悪は潰えた!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 冒険 『火遊びは危険です』

POW   :    火の危険さを体を張って証明する。火よりも熱く説得し諦めさせる。

SPD   :    素早く火を消して回る。火遊びを止めながら、言葉巧みに首謀者を聞き出す。

WIZ   :    ユーベルコードで火を消す。噂の広まり方を調べ、出所の怪人の居場所を推理する。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 無事に誘拐犯グループは捕縛された。
 だが、リーダーはほくそ笑んでいた。
「ぐはははは! 既に救援信号を送った! すぐにボスが俺達を助けに来てくれるぞ!」
 なんだと、救援信号!? いつの間にそんな暗号を!?
 真向かいの廃ビルで爆発音! 何の脈絡のない火事だ!
 だが待ってほしい。その炎はよく見ると、何か文字に見えるぞ!?

『ボス ヘルプ オッパイ』

 ……信号というより見たまんまだった。
 だが、真向かいの火事をそのままにしておくわけにはいかない。
 やむなく、猟兵たちは信号を消し去るべく、消火活動にあたるのだった。
 なお、火消しを妨害しようとするビッグオッパイ団のメンバーもいるようだ。
 妨害に負けずに猟兵たちは頑張ってもらいたい。
夜神・静流
●心情
痴れ者共は捕まったようですが、まだ大物が残っているようですね。
斬り捨てに行きたいところですが、まずは消火活動が必要ですか……

それにしても放火までするとは、やはり滅ぼさねば(使命感

●行動
ダッシュ・ジャンプ技能で現場に急行し、四ノ太刀・氷雨で冷気を放って消火を行ないます。
ついでに邪魔をする者も一緒に氷漬けにします。
技能は早業・範囲攻撃・属性攻撃を使用。

消火終了後、敵のメンバーを氷漬けにしたり捕らえたりしたら尋問を行ないます。
「解放してほしければ怪人の居場所を吐きなさい」
黙秘するなら第一章でプレイングに書いてもいないのに習得させられた衝撃波金的スライディングキックが再び炸裂する事になるぞ。



 突如、『ボス ヘルプ オッパイ』の炎文字がUDCアース京都の嵐山の送り火めいて燃え上がっている。異世界の文化が何かの間違いで伝わった上に、こんなマヌケな救援信号に使われては、京都市民はブチギレながら八ッ橋を全力でぶん投げてくるに違いない。
 夜神・静流(退魔剣士の末裔・f05903)は、そんな燃え盛る炎の文字を眺める。
「痴れ者どもは捕まりましたか。ですが、あの炎の文言、この事件の黒幕である大物がいるのは間違いありません。それにしても放火までするとは! やはり滅ぼさねば……!」
 更なる使命感を胸に抱き、意を決して燃え盛るビルの中へ夜神は飛び込んでいった。

 階段をジャンプして昇ってゆき、廊下はダッシュで駆け抜けてゆく。
 すると、すぐに炎の壁が行く手を阻む階層へ辿り着いた。
「これは想定以上の火力ですね……! おや? 炎の中に誰かいます……!」
 煙と炎の中をよく目を凝らせば、全身ラバースーツを着込んだ変態キマイラが何かを撒いていた。
「も~えろよもえろ~よ~! 廃ビルも~え~ろ~! ほ~のおをまきあ~げ~!
 ボ~スへと届け~! よし、灯油を撒いたから、これでもっと燃えるぞ!」
「もはや完全に放火魔ですよね!?」
 夜神は愕然とした。狼煙か何かと勘違いしているのだろうか?
 というか、完全にビッグオッパイ団員の尻尾が焦げているし、自分が脱出することを忘れているのではないだろうか?
 あまりのアホっぷりに二の句が継げない夜神。
「こうなったら、説得(物理)で……!」
 夜神、ユーベルコード『四ノ太刀・氷雨』の構えを取ると、彼女の周囲の大気が白く凍え始めた。
「我が剣は氷。凍りつけ、四ノ太刀・氷雨!」
 斬撃とともに吹雪が発生し、炎と団員を巻き込んで瞬間凍結!
 凍結した敵に向かって夜神は歩み寄ると、力いっぱい蹴り飛ばして地面へ転がした。
「さぁ、解放してほしければ怪人の居場所を吐きなさい。さもなくば、習得した記憶がないのに使いこなしていた衝撃波金的スライディングキックが再び炸裂する事になるぞ」
「けっ! 誰が言うか! それに、炎はまだ消えてねぇぜ!」
 なんと、一度消えた炎が再び引火! ばら撒いていた灯油に残り火が移ったのだ!
「くっ! このままでは私が焼け死んでしまいますね……!」
 これでは尋問どころではない。やむなく八神は四ノ太刀・氷雨を連発して消火活動を最優先。だが、その間に氷が溶けた団員が逃走してしまった!
「こら、待ちなさい! ……ああ、火が消えませんっ!」
 どうやら、四ノ太刀・氷雨の冷気が炎の勢いに若干押されているようだ。
 だが、ここを放棄すれば一気に火の手が回ってしまい、救助活動を行う猟兵たちへ危険が迫ってしまう。残念だが、夜神はこの場所で大火を凌ぐほかないようだ。他の猟兵たちに事後を託そう。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

眼健・一磨
ボスは……見事な乳牛キマイラか!?
是非会ってみたい!まぁ火も消さなきゃいけないけどね。
つまり素早く火を消しながらボスの居場所を聞き出すんだよ!
コミュ力フル動員でメンバーにボスの居所を聞き出すのさ!!
キャラメル色の魅力的な肌で巨乳とか最高だと思うね!
更に白いコントラストが映える服装だと至福で至上の光景でしょ!
改めて言おう!巨乳が好きだ!(但し、妻は大きくない美乳のエルフ)



 現場に駆け付けた眼健・一磨(右腕にサイコガンを持つ男・f09431)は、野次馬キマイラから3行でここまでの経緯を聞くと、思わず歓喜に打ち震えていた。
「つまりボスは……見事な乳牛キマイラか!? 是非会ってみたい!」
 ここにもオッパイ大好き猟兵がいた。そして彼のやる気は青天井で急上昇してゆく。
「まぁ、ひとまず火を消さなきゃならないんだけどね。つまり素早く火を消しながらボスの居場所を聞き出すんだよ!」
 くわっと目を見開き、炎の中へ突っ込んでゆく眼健。
「心頭滅却すれば巨乳を得たり! よし、消火活動だ!」
 風魔の力を宿している円月輪を投げ付けると、燃え盛る大火もまるでバースデーケーキのロウソクの火めいて易々と吹き消し飛ばされていくではないか!
 恐るべし、オッパイへの煩悩パワー!
 しかし、当然、消えた炎を再び灯そうと妨害してくるビッグオッパイ団員が登場!
「あー! 火を消したらボスにメッセージが伝わらないだろうが!!」
 ライターで火を放とうとする団員へ、眼健は思いっきり叫んだ。
「待て! あなたたちのボスのオッパイの素晴らしさを、俺に教えてくれないか!?」
 団員は思わず眼健の方を向いた。そして放火行為を中断してしまった。
「あんた、うちのボスのオッパイに興味があるのか?」
「ああ、勿論だ! 巨乳は何であれ素晴らしい! 特にキャラメル色の魅力的な肌で巨乳とか最高だと思うね!」
「ボスはキャラメル色の肌じゃないが、あんた、良い趣味してるじゃねぇか!」
 なんと、団員が話に乗ってきた! 眼健のコミュ力が遺憾なく発揮された瞬間である!
「あなたも分かりますか! 良いですよね、キャラメル肌の巨乳! 更に白いコントラストが映える服装だと至福で至上の光景でしょ!」
「おいおいおい、最高かよ。マジであんたとはいい酒飲めそうじゃねぇか!」
 団員と眼健はますます意気投合! ただし話題は褐色オッパイについてだが!
「改めて言おう! 俺は巨乳が好きだ! あなたも巨乳が好きだ!」
「おうよ! 俺達はブラザーだ! オッパイブラザーだ!」
 2人は堅い握手を交わし、その場でオッパイ談議に花を咲かせるのだった。
「そういえば、あなたたちのボスは今、どちらに?」
「悪ぃ、俺、下っ端だから知らねぇんだ……」
 残念ながらボスの居場所を特定することはかなわなかったが、オッパイブラザーを得た団員は、もう放火はしないと固く誓ってくれたので消火活動自体は成功だ。
 ちなみに余談だが、眼健は既婚者であり、彼の妻の胸はそこまで大きくないが美乳らしい。

成功 🔵​🔵​🔴​

子豚・オーロラ
これはちょっと洒落にならない…っていうかおっぱい関係なくない?
とにかく急いで消火するわ

再び【爆肉変態法】を使い、超強化されたスピードで火を消して回るわ
【残像】と【存在感】を使い分けて、妨害役の引き付けと振り切りを繰り返しての攪乱も行っておくわね

代償が流血か毒ならダメージ覚悟でぎりぎりまで消火を続けるけれど、呪縛だった場合その場に止まって、さっきゴッドオッパイと言われた胸を見せて【誘惑】

「このゴッドオッパイ、ボスにも是非品定めして貰いたいわね。さっきも言ったけど、貴方たちの考えそのものは悪くないと思ってるのよ。ボスはどんな人なの?」
とお喋りでの足止めとボスの情報を引き出す方に行動をシフトするわ



 炎渦巻くビルの内部を、ほぼ全裸で駆け回る女性がいた。
 彼女は決して変態ではない。れっきとした猟兵であり、イェーガーカードの出来映えがなんかヤバい爆乳剣士オーロラこと子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)である。
「これはちょっと洒落にならない……っていうかおっぱい関係なくない?」
 子豚は思わず冷静に戻った。そして冷静にツッコミを入れた後、全速力でビル火災を消化せねばと誓ったのだった。
「豚房流剣術奥義の一、爆肉変態法! ぼん! ぼん! ぼぉ~ん!」
 ユーベルコードでゴッドオッパイと化した子豚は、全身をぶるんぶるんっと震わせながら炎の中を疾走! そして消火器を見つけては炎を消してゆき、再び全身をぶるんぶるんっと震わせながら全力疾走で消火活動にあたっていた。
 ついでにいうと、その存在感ある全身のお肉はビッグオッパイ団員たちの目を惹き付け、放火行為を中断させていった。
「すげぇ! なんなんだ? あのオッパイ!?」
「あんな格好で熱くないのか!?」
 団員たちは子豚のオッパイに釘付けになっていた。
「そんなに気になる? よく見たかったら、追い付いてみなさい?」
 子豚は残像を残すほどの速度で団員達から逃げつつ、時折、自身に掛かった媚薬めいた甘い毒の影響で吐息を漏らしながら胸を団員へ見せ付けて誘惑。うまく安全圏まで団員たちを誘き寄せることに成功した。
「このゴッドオッパイ、ボスにも是非品定めして貰いたいわね。さっきも言ったけど、貴方たちの考えそのものは悪くないと思ってるのよ。ボスはどんな人なの?」
「ボスは巨乳の女性達のために立ち上がった立派な人なんだぜ! あとエロい!」
「オッパイのデカさが幸福の度合いとか、判りやすいよな! あとエロい!」
 子豚は考える。
(巨乳の女性のため、ね。確かに、色々と不便なこともあるけれど……)
 色々と思うところはあるだろう。だが、それでも世界を作り替えようとしまうのは間違っているのではなかろうか?
(もう少ししたら、そのボスに会えるかしら?)
 半分以上消火したビルを子豚は眺めながら、まだ見ぬボスへ想いを馳せるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

高宮・夜宵
【WIZ】
再度式神を動員して噂を集めて出所を推理してみましょうかねぇ
今度はミニサイズの式神で色々なところにまで潜り込んで噂を収集させるわん♪
式神がぺったんになるのは仕方がない、うん

余裕あったら式神も消火の手伝いに回せるといいかな。

「お次は情報収集、はりきっていってらっしゃぁい♪」
「ボスの居場所は…ココね」

何気ないしぐさでも豊かな胸は大きく揺れます、たゆん。
アドリブ&絡み歓迎



「再度、式神を動員して噂を集めて出所を推理してみましょうかねぇ」
 高宮・夜宵(官能迷宮・f02982)は呪符を放つと、今度はミニサイズの式神が数多く出現する。
「お次は情報収集よぉ、はりきっていってらっしゃぁい♪」
 数を多く作るために力を分散させたためか、式神の胸はみな平坦であった。

 しばらくすると、周囲を巡回するビッグオッパイ団員数名を発見。
(というか、あの格好でばれないと思っているのかしらぁ……?)
 式神を通して高宮が覗き込むと、真っ赤なラバースーツに身を包んだ、変質者といわんばかりの変質者がそこにいた。
 式神をこっそり団員の背中へ張り付けると、そのまま会話を盗み聞きする。
「なぁ、ボスは本当に此処へ向かってくるのか?」
「ダイジョウブダッテ! ボスならビッグオッパイを揺らしながらダッシュで助けに来てくれるさ!」
「ボスは俺達の希望のオッパイだぜ!? 部下を見捨てるような真似はしねぇよ!!」
 高宮は式神を通して思考を巡らす。
(あれ? これって、探しに行かなくてもボスの方から姿を見せに来るのかしらぁ?)
 本当にボスが団員の危機に駆け付けてくれるというのなら、探しに行く必要はもうない。
 ぶるるんっとKカップオッパイを揺らしながら、燃え盛るビルを眺める。
「そうとわかれば、消火を手伝いつつ猟兵たちへ知らせなくっちゃよねぇ♪」
 高宮は式神とともに、ビルの中へ向かってゆくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

眼健・一磨
哀し話だがね、おっぱいは時と共に垂れる。大きなおっぱいは特に垂れてしまうんだよ。
まぁ熟女ッパイも結構好きですけど、女性の方々には是非とも大胸筋を鍛えて頂きたい。
グーパー線が切れても弛まない健康美人とか素敵だから!
今更ですけどオッパイに貴賤無し!キマイラだって十人十色だろう!(真の実力でコミュ説得)
オッパイだって小さくていい、されど有れば猶好しという男も居るのだよ。
俺は巨乳好きだったけど、愛し結婚した女性はそこまで大きくはなかったよ。(背とかオッパイとか)
でも最愛の人なんですよ!
さっきと言ってる事が違う?違わねーよ!
ラブ・イズ・オッパイ!オッパイに貴賤無しなのだぞ!
だが雄ッパイ、テメ―は駄目だ。



 未だ燃え盛るビルの中、眼健・一磨(右腕にサイコガンを持つ男・f09431)は消火器を片手にビッグオッパイ団員を探していた。
「どこだ? どこにいる?」
 すると、炎の壁の向こうで悲鳴が上がった!
「助けてくれ! ゲホゲホッ!? 炎と煙に、ゲホゲホ! 囲われちまった!」
「む? そこか! 今助けてやる!」
 消火器を炎に吹き掛け眼健は消火活動を開始。すべての炎を消化できなかったが、絶望の福音を使用した眼健は天井の崩落を事前に知ることでビッグオッパイ団員の救助は無事に行う事が出来た。団員に自分の肩を貸しながらビルから退避する眼健。そして、避難完了するなり、ビッグオッパイ団員へ怒涛の説教を開始した。
「火遊びは止めろ! オッパイと関係ないだろ!」
「す、すみませんでした……!」
「いいか? 哀しい話だがね、おっぱいは時と共に垂れる。大きなおっぱいは特に垂れてしまうんだよ。まぁ熟女ッパイも結構好きですけど、女性の方々には是非とも大胸筋を鍛えて頂きたい。クーパー靭帯が切れても弛まない健康オッパイ美人とか素敵だから!」
 団員の両肩を鷲掴みにして熱く熱く語り掛ける眼健。その熱量に、団員も遠い目をして呆然としている。数分前まで生死を彷徨っていた団員は今、オッパイ好き猟兵によって精神を殺されかかっていた。
「今更ですけどオッパイに貴賤無し! キマイラだって十人十色だろう!? オッパイだって小さくていい、されど有れば猶好しという男も居るのだよ。俺は巨乳好きだったけど、愛し結婚した女性はそこまで大きくはなかったよ。背とかオッパイとかな!? でも最愛の人なんですよ! めっちゃエロいですよ!!」
 強制的にノロケ話を聞かされ続けている団員の目は、トヨスのマグロめいて光を失っていた。一体、自分は何を聞かされ続けているんだろう? この話に終わりが訪れるのだろうか? まさに地獄。もはや説得ですらないし、相手は説得する気もないのかもしれない。なんだ、この虚無タイム。世界一どうでもいい時間が今、キマイラフューチャーに流れていた。
「でだ! 俺の最愛の人っていうのが褐色エルフのちっぱいでな? これがまた素晴らしくて……」
「あの、すんません。さっき、巨乳が好きって言ってませんでしたか?」
 話を切り上げたい団員は、的確なツッコミを入れて黙らせにかかった。しかし、その程度で彼の最愛の人への愛情とオッパイへの熱い想いは止まらなかった。
「さっきと言ってる事が違う? 違わねーよ! ラブ・イズ・オッパイ! オッパイに貴賤無しなのだぞ! だが雄ッパイ、テメ―は駄目だ。何故かといえば……」
「も゛う゛勘゛弁゛し゛て゛く゛れ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ !」
 眼健のコミュ力により、団員の正気度はゼロになったので発狂してしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ウルフシャ・オーゲツ
火遊びはいかんぞ!
火とはこのようにおいしくお肉が焼けるのじゃ!
つまりこうやって火の中に入ればものすごく熱い!痛い!何をさせるんじゃこのフラグメントめ!
 ええい、こうなればさっき焼いた肉をたべてぱわーあっぷし、妨害しようとしている団員を適当につかまえる!
 そしてそれをぶん回して火にたたきつけて消化するとしよう!
 そのへんに手ごろな正気度を失った団員もおるようじゃし、昔から燃えにくいもので上から抑えるというのは消火の基本じゃからな!
 あとは……燃えそうな建物を壊せばよいか?
「のう、そこのお主、なかなかに丈夫そうじゃのう? ちょっとそこの建物を壊そうと思うでな、少し武器になってもらうぞ?」



 もはや猟兵たちがフリーダム過ぎて、消火活動なんて忘れてるんじゃねっていうアトモスフィアすら漂う中、ひとりの阿波弁の猟兵が地面をコンコンコンとしていた。そして、どうやらお目当ての品を引き当てると、満面の笑みで喜びの声を上げた。
「お肉をゲットじゃ!」
 何やってるの、ウルフシャ・オーゲツ(しょしんしゃ・f00046)!?
 消火活動どこいった!?
「あとは焼くだけじゃな!」
 あ、これ、消火活動しないパターンだ!
 てかコンコンして出てきた霜降りの牛肉(多分サーロイン)の塊を嬉しそうに抱えて燃え盛るビルの中へ突っ込んでいったぞ!?

 そのまま一番炎が激しく燃えている階層へ直行すると、ウルフシャは灯油を撒くビッグオッパイ団員を捕まえて話し掛けた。
「のう、そこの放火魔のお主、火遊びはいかんぞ!」
「えっ、火遊び!? これは『オクリビ』って言って、ボスに助けを求めるメッセージなんだぜ!」
 団員は胸を張って主張するも、ウルフシャのカラテチョップのツッコミが団員に炸裂した。
「たわけ! 火とはおいしくお肉が焼くための道具なんじゃ!」
 ウルフシャは早速、お肉の塊を燃え盛る炎の中へ投入! ジュージューと食欲をそそる音、そして香ばしく肉が焼ける匂いが辺り一面に広がってゆく。
「そろそろじゃな? よく見ておくんじゃ。つまりこうやって火の中に入って焼けたお肉を回収すれば熱い! すごく熱い! むしろ痛い! まったく、何をさせるんじゃ! お主が放火するから悪いんじゃぞ!?」
 衣服に炎が燃え移り、階層内をじたばたと転がりまくるウルフシャが逆ギレ。団員は事の重大さにようやく気が付き、右往左往
「こうなったら、この焼けたお肉を食べて……む! これは美味いんじゃ! 力が漲ってくるのう!?」
 火事の中で何で肉喰ってるんだ、という話だが、これこそがフードファイターたるウルフシャのユーベルコード『フードファイト・ワイルドモード』である!
 食べた肉の量と質に応じて全身の細胞が活性化し、戦闘力がパワーアップするのだ。
「そこのお主! ちと面を貸せ!」
 ウルフシャは団員の顔面をアイアンクローでガッチリ掴むと、いきなりブンブンと炎の中で叩き付けるように振り回し始めた!
「ぎゃあああああああああ!?」
「これ、喚くな! しかし、面白いように火が消えるのう!」
 説明しよう! ウルフシャの強化された腕力から繰り出される風圧が、団員の身体から断続的に放たれることにより、なんやかんやで炎が掻き消されていったのだ!
「おお、消火で来たのう! って、お主、生きてるかのう?」
 返事がない。気絶しているようだ。
 だが、ウルフシャは“ビッグオッパイ団員を使って消火をする術”をマスターしてしまったため、この術を活かすべく次の団員を探す事にした。
「そういえば、外で発狂している団員がおったな」
 急いでビルの外へ戻ると、ウルフシャは発狂している団員の両足をむんずと掴んで笑顔で語り掛けた。
「のう、そこのお主、なかなかに丈夫そうじゃのう? ちょっとこれから、そこの建物を壊そうと思うでな、少し武器になってもらうぞ? ただし答えは聞いてないんじゃ!」
 ウルフシャが大車輪めいて発狂する団員を豪快に振り回す。そして強化された全身の筋肉をフルに活用したスイングで、ビルの壁に向けて団員をジャストミート!
「チャー、シュー、メン! どーんっ!!」
 すると、だるま落としの如く一階が崩壊したかと思えば、自重で連鎖的にビルが下層から押し潰されてゆく!
 10秒後には、ビルがあった場所は瓦礫の山になっていた。崩壊の勢いで炎も全て消えてしまっていた。幸い、猟兵も団員もビルの中には残っていなかったので大事には至らなかったが、武器になった発狂団員は漫画みたいなデカいたんこぶを作って何かを叫んでいた。
「いあ! いあ! ふたぐん!!」
「あちゃー、やりすぎてしまったようじゃのう?」
 ウルフシャは思わずてへぺろっと舌を出してウィンク。なんとか誘惑という形で、彼女は野次馬たちからの炎上を回避したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『レッドバイン』

POW   :    びっぐおっぱいブレイク
【揺れる巨乳 】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    びっぐおっぱいカウンター
対象のユーベルコードを防御すると、それを【胸の弾力で跳ね返して 】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    びっぐおっぱいコール
戦闘力のない【ビッグオッパイ団の信者 】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【おっぱい!を連呼する声】によって武器や防具がパワーアップする。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は佑・盾です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ちょっ? いきなりビルが崩壊したんだけど、どういうことよ!?」
 ゼーハーゼーハーと息を切らしながら、露出度の高い真っ赤なラバースーツに身を包んだ女性が叫んだ。本当にダッシュで駆け付けてきたようだ。
 彼女は猟兵たちの姿を視認すると、事の全てを悟ったようだ。
「そう、つまり猟兵たちが私の野望を邪魔してくれたわけねっ!? ビッグオッパイ団のトップであるレッドバインの『超巨乳主義社会』の実現を!!」
 その弾むビッグオッパイを揺らしながら、レッドバインは猟兵たちを睨み付けた。
「もう許さないわ! あなたたちは徹底的に“胸育”してくれるわ!」
 レッドバインはそのたわわな胸を前に突き出した。あれが彼女の臨戦態勢なのだろう。
 ならば猟兵たち諸君も武器を取り、レッドバインの野望を挫くのだ!
フロッシュ・フェローチェス
まあどうせ、って言うか既に頭痛い事しか喋ってないけど、取りあえず言い分は聞こうか。
ふむ、なるほ――まて何でアタシを仲間に入れた。
見た目で判断するなド変態ファッションが。

と言う訳で先制攻撃だ。ゆっくり歩きながら、急転換して一瞬で接近。早業のだまし討ちで散弾銃をブッ放つ。
次は、何してくるか分かんないけど、だからこそ得意分野で攻める。
ダッシュと【スカイステッパー】あわせてジグザグを描いて駆け回ろう。
銃撃で相手のペースを乱しつつ……陸からでも空からでも突撃して、メカブーツでの蹴りを打ち込むよ。

……何だろう、野生の勘が近寄るなって警鐘を鳴らしてる気がするね。
なら【選択したUC】を放つか。

※アドリブ大歓迎


眼健・一磨
来たかビッグオッパイ!
先ずは伸身ムーンサルトからの五体投地!
そして言おう、「お待ちしておりました!」と。
その胸を堪能させて下さいと頼み込むのだ!
ホント、拝んで拝んで拝み倒して「おっぱいが大好きです」と宣言。
そして堪能させてくれるよう頼み込む!(コミュ力)
相手が了承したらこっちのものよ。女性でも知らない程、胸には性感帯が多い。5つくらいあったはず。
先っぽとか横とか先っぽ周辺とか!
だが、ただ堪能はせん。
焦らして、オッパイに貴賤なしと誓うまで、ビッグオッパイ団を解散すると宣言するまで本気の堪能はお預け。(真のコミュ力)
誓ったら約束は守る。(手ワキ)
俺は何1つ嘘は言ってない。乳牛さんも嘘吐かないでね!


高宮・夜宵
胸の大きさに多様性があってこそ巨乳は輝くのよん、全部が巨乳じゃありがたみがなくなるじゃないの

ということで超巨乳主義に反論してから自分も巨乳を強調しつつ臨戦態勢ねん
妖狐の一指しで胸を支える健を疲労させて垂れさせて精神的に痛めつけちゃおうかな♪
カウンターされないように注意して狙いましょう。

「貴女の超巨乳には品が無いのよぉ」
「これでもくらいなさい♪」

何気ないしぐさでも豊かな胸は大きく揺れます、たゆん。
アドリブ&絡み歓迎


子豚・オーロラ
あなたがボスね、会いたかったわ
なぜ巨乳で人を虐げる方向へ向かってしまったのかしら
少し方向が違えば、巨乳もそうでない人も救える世界を作れたかもしれないのに…
乳で戦う者同士、豚房流剣士オーロラ、参る!

【爆肉変態法】を使い、正面から行くわ
使うのは胸の二刀のみ
彼女の部下がゴッドオッパイと評した胸…これで私の全てを伝えるわ!

攻めにおいては【なぎ払い】で相手の両胸を一度に攻撃し
守りにおいては【武器受け】で彼女の胸を受け止めるわ

跳ね返され、【爆肉変態法】をコピーされたら、そこからは【鎧砕き】と【捨て身の一撃】にて、一気に勝負をかけるわ
私が倒れても技の反動は向こうにも来るはず…それで後続につなげればいいわ


ナズヴィ・ピャー
【アドリブコミカルマシマシのマシ】
●解体楽しかったです
むむ…車を解体している間に一体何があったのでしょうか
あっちで何やら騒ぎが起きている様子
見に行ってみましょう

●何か露出の激しい人
これは噂に聞く痴女という輩でしょうか
胸育とか言っているし、周りの猟兵さんも臨戦態勢
…つまり親玉っぽい痴女の人ですね(迷推理

しかし
大変子供の教育に悪いですね
…つまり胸育とやらは教育に悪かった?
きょういくがきょういくに悪くて
きょういくではなくきょういくがただしい
…教と胸のどっちが正しい育でしたかね(バグった

…とりあえず暴徒…じゃなくて痴女鎮圧してからじっくり考えましょう
「博士」特製の性犯罪者鎮圧弾をお見舞いです


馬飼家・ヤング
ついにビッグパイオツちゃんのおでましかー!
たゆんたゆんのために、わいも本気見せたるでー!
そう、「たゆんまぬ努力」を!(駄

そこにボインがあるならば、やるこたぁひとつ!
【超怪物的混沌飲料ギンギンMAX】!(ぐいっと一気飲み)

……うおおおおおおおお、み な ぎ っ て キ ターーーーー!!

超絶パワーアップして一気におっぱいダイブやでぇ!
すっぽんみたいに食らいついたら離さへんでー!
ぱふぱふ、ぱふぱふ……鼻血ブーーーーー!!(流血)

どや、姉ちゃんも一本いっとく?……って聞くまでもなくUCでコピー出来てまうねんな。
でも気ぃつけや。それ、めっちゃ強力やさかい、飲みすぎたら「副作用」あんねんで……(ニヤリ)


ウルフシャ・オーゲツ
くっくっく、胸育じゃと?
しっかりと体を引き締めねばただの駄肉となるのは一目瞭然。
食う、とにかく食う、食ってくって食いまくってそして最後にカロリック・バーニング。
これにかなう方法はそうそうなかろう!

ということで先程手に入れたおいしい肉を利用して新技をお披露目してやろう。
「この技を使えば食べておるものと腹回りの贅肉を消費することができる。理想のダイエット奥義よ!」
腹回り以外の部分には割と残るが基本的につきやすいのはその辺じゃからな、問題なかろう。

しかし最近尻やら胸がなんだかいっそう重くなってきた気がするのう。なぜじゃ、鍛え方が足りんのじゃろうか。
「……出せるようになれば軽くなるんじゃろうかな?」



 猟兵たちは、目の前で豊満な胸を突き出している赤いラバースーツの女を見て困惑していた。武器か、そのデカいオッパイがお前の武器なのか。
「あなたがボスね、会いたかったわ」
 真っ先に前へ進み出たのは子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)だ。
 ほぼ全裸の女とラバースーツの女が対峙する光景は、あまりにもシュールである。
「戦う前に聞かせて? なぜ巨乳で人を虐げる方向へ向かってしまったのかしら? 少し方向が違えば、巨乳もそうでない人も救える世界を作れたかもしれないのに……?」
「まあどうせ、って言うか既に頭痛い事しか喋ってないけど、取りあえず言い分は聞こうか」
 フロッシュ・フェローチェス(疾咬の神速者・f04767)が怪訝な態度でレッドバインを問い質す。これに乳怪人は使命感に満ちた気高い顔つきで答えた。
「世の中、オッパイがデカいという理由だけで偏見の目を浴びたり、サイズの合う服がなかったり、肩が凝ったりと巨乳の女性の社会的地位は虐げられているの! 超巨乳主義は、乳の大きさで苦しむ女性を救い、それを崇める男性が隷属し、胸が小さな女性は大きくするためにあの手この手で散財をして経済を回すのよ! オッパイの大きさこそが世界の尺度になるのよ! あなただって、そんな立派なオッパイを持ってるのなら賛同できるんじゃないの?」
 乳怪人がフロッシュの豊満なオッパイを指差して語気を強めた。これにフロッシュは口をポカンと開けてしまう。
「――まて何でアタシを仲間に入れた? 見た目で判断するなド変態ファッションが」
「そうよぉ、その恰好は問題よねぇ? それに、超巨乳主義と掲げてるけどぉ、要はただの逆恨みじゃなぁい?」
 高宮・夜宵(官能迷宮・f02982)がクスクスと口元を手で押さえて笑いを堪えていた。
「胸の大きさに多様性があってこそ巨乳は輝くのよん、全部が巨乳じゃ、ありがたみがなくなるじゃないの」
 反論する高宮の言い分に、乳怪人は顔をしかめた。
「世の中の男どもはバブみとママみを求めてるのよ! むしろ貧乳が存在することで、それを満遍なく世界へ供給できないじゃない? 全ての女性は巨乳であるべきなのよ!」
 これにバスト112cm(Kカップ)を揺らして、思わず声を出して笑ってしまう高宮。
「なぁに、それ? これだから貴女の超巨乳には品が無いのよぉ?」
「なんですってっ!?」
 いきり立つビッグバインだったが、更にウルフシャ・オーゲツ(しょしんしゃ・f00046)の“口撃”を喰らう羽目に。
「くっくっく、胸育じゃと? しっかりと体を引き締めねばただの駄肉、つまりデブとなるのは一目瞭然!」
「なっ!?」
 デブ。つまりD・E・B・Uの悪魔の言葉。
 一部の巨乳女子は、その豊満なオッパイによって太った印象を与えがちである。
 かくいうウルフシャも、見事なグッドオッパイを持っているのだが、最近、ちょっと丸くなったと内心、気にしていたのだ。
「デ、デブじゃないわ! 胸が大きすぎて、シルエットが丸いだけよ!?」
「くっくっく、果たしてそうじゃろうか? 体形維持は女子の永遠の課題じゃ。故に! 食う、とにかく食う、食ってくって食いまくってそして最後にカロリック・バーニング! これにかなう方法はそうそうなかろう!」
「くっ、まさか、敵から真理を突き付けられるとは思ってもいなかったわ!」
 悔しがる乳怪人に対し、ウルフシャをはじめとする猟兵たちが武器を構える。
「と、いう訳で、お主を倒してカロリック・バーニングさせてもらうのじゃ!」
「やれるものならやってみなさいよ!」
 乳怪人もオッパイを揺らして身構える。
 ようやく、戦闘が始まる模様です。

 フロッシュが困惑の表情を浮かべながら乳怪人へ歩み寄る。
「なぁ、なんでさっきワタシを仲間と認識した?」
 問い掛けるフロッシュに対し、乳怪人がきっぱり答えた。
「当然じゃない! その大陸弾道弾ミサイルに負けないくらいのロケットオッパイを見て……」
「お前は潰す。答えは聞いてない!」
 急に乳怪人の側面に飛び込むと、早業を活かした散弾銃のだまし討ちを敢行! 至近距離からの散弾が乳怪人へ放たれる!
「甘いわ! ふんっ!」
 だが乳怪人は自身の巨乳を勢いよく震わせると、散弾の殆どを弾き返したではないか! これが乳怪人のユーベルコードのひとつ、びっぐおっぱいブレイク! 自身から30cm以内にしか射程が及ばないが、高速で高威力のオッパイビンタで散弾の威力大幅に削いでしまったのだ。
「痛ったいじゃない! 肩とか脚に少し当たったわ!」
「いや、胸にダメージがいかないのはおかしいだろっ!?」
 フロッシュはすぐさまユーベルコード『スカイステッパー』で飛び退き、ジグザグに空中を飛び回って警戒する。
「気を付けろ! こいつ、なんか色々とおかしいぞ……!?」
 まぁ、武器がオッパイという時点でヤバイ級オブリビオンなのだが。
「ならば私が。乳で戦う者同士、豚房流剣士オーロラ、参る!」
 乳には乳を、といわんばかりに、子豚は胸のニップレス型刀剣の二振り、双丘剣・右房と双丘剣・左房を装備。どういうことか判らない猟兵たちは、子豚のイェーガーカードを参照しよう。すげぇからマジで。
「あなたには、この胸の二刀で充分よ。あなたの部下がゴッドオッパイと評した胸……、これで私の全てを伝えるわ! 豚房流剣術奥義の一、爆肉変態法! ぼん! ぼん! ぼぉ~ん!」
 そして更なる乳肉と更なる尻肉と更なる腿肉を宿して超強化すると、バッファローめいた突進で乳怪人を攻撃!
「乳の弾力を活かしたこのなぎ払い、見切れるかしら!?」
「ちょっと待って!? それはもはや剣術と言えないんじゃないの!?」
「無礼な! 豚房流剣術を甘く見ると痛い目に遭うわよ!」
 その言葉通り、子豚の左右のオッパイ刀が生き物のように乳怪人へ襲い掛かる! 手足を刺突されて怯む乳怪人へ、更に追撃のオッパイ刀二連撃が迫る!
「時間が惜しいわ。これで決めさせてもらうわよ!」
 子豚は左のオッパイを時計回り、右のオッパイを時計逆回りにそれぞれ回転させると、装着された二振りの刀が円を描きながら高速回転!
「くらえ! 今思い付いた螺旋爆乳旋剣を!」
 ドリルと化した左右のオッパイが乳怪人に直撃!
 吹き飛ぶ乳怪人!
「やったか!? ぐふっ……!?」
 ユーベルコードの副作用で毒に当てられた子豚が膝を付く。
 しかし、乳怪人は悠然と立ち上がる。
「Lカップでなかったら死んでいたわね……!」
 なんと、驚異の超巨乳Lカップの弾力で斬撃を防御したのだ!
「そして、私はオッパイで防御するとユーベルコードをコピーできるのよ! こんな感じにね!?」
 乳怪人ことレッドバインの肉体が見る見るうちに変化!
 更なる乳肉と更なる尻肉と更なる腿肉が宿り、超絶ムチムチ妖艶体型となって身体能力が向上する!
「ふふふっ! これは素晴らしいわ! オッパイもLカップから更にOカップくらいまで大きくなったかしら?」
「やっぱり、デブじゃな」
 ウルフシャが指差してレッドバインを笑う。
「またデブって言ったわね!? って、ちょっ!?」
 ごろーんっとレッドバインが地面に転がった。これに子豚が不敵に微笑む。
「豚房流剣術を甘く見るな、と言ったはずだわ……。その肉の重量で軽快に動けるのは、この師範代の私くらいよ!」
 鍛え方が足りないと指摘されたレッドバインは、手足をばたつかせながら叫ぶ。
「だったら、こんなユーベルコード、すぐに破棄すればいいだけの事よ!」
 レッドバインがユーベルコードを解除しようとしたその時、猟兵たちの一斉攻撃が乳怪人へ突き刺さる!
「これはいい的だ。遠慮なく撃ち込ませてもらおう」
 フロッシュが可能性魔導核を搭載した三連散弾銃型のガジェット『刻天炉』を空中で弾切れになるまでぶっ放した後、最後のジャンプを高々と決めるとそのまま敵の直上から急降下!
「――潰れろ、豚が」
 高高度からのドロップキックがレッドバインの内臓に突き刺さった!
 それに合わせるようにウルフシャが熱く叫ぶ!
「この技を使えば食べておるものと腹回りの贅肉を消費することができる。理想のダイエット奥義よ!」
 先程の火事の中でこんがり焼けた高級なお肉にかぶりつくと、彼女の身体の周りが揺らめき始めた。これは、彼女の体温が急激上昇して脂肪を燃焼することで気化熱が発生、それによって蜃気楼の原理で今、ウルフシャの周囲の景色は揺らいで見えるのだ! ついでに言うと、全身から水蒸気の煙が立ち昇ってめっちゃカッコいいぞ!!
「腹回り以外の部分には割と残るが基本的につきやすいのはその辺じゃからな、問題なかろう! ついでに言えば、カロリーは高温の中で焼失するんじゃ! つまりこの美味しいお肉はゼロカロリー!」
 なるほど、それなら確かにダイエットだね!
「燃えてきたんじゃ! ウチのなんかすごい一撃をくーらえーい!」
 ユーベルコード『カロリック・バーニング(クイックウェストシェイプアップ)』を発動させたウルフシャは、近くにあった『感謝してます。ありがとう』と書かれた工事現場の看板で乳怪人の頭を全力殴打! 悪役プロレスラーも真っ青の凶器攻撃に、乳怪人は防御できずそのまま昏倒!
 更に高宮が乳怪人に近付くと、クーパー靭帯付近を指先でつんつんつーん!
「これでもくらいなさい♪」
 ユーベルコード『妖狐の一指し』で、クーパー靭帯の精力を吸い取る高宮。すると、見る見るうちに乳怪人のオッパイが垂れ下がってしまった!
「いやぁぁぁぁ!? 私の張りのあるオッパイを返してぇぇぇぇぇ!?」
 絶叫する乳怪人は、すぐさまびっぐおっぱいコールでビッグオッパイ団の信者を呼び出した!
「オッパイ! オッパイ! オッパイ! オッパイ! オッパイ! オッパイ!」
 巻き上がるオッパイのシュプレヒコール!
 それを活力にして、形が崩れたオッパイを抱えて再度立つレッドバインであった。
「なかなかやるわね、猟兵たち! でも、まだ私は立っているわよ!」
 しぶとい乳怪人を前に、猟兵たちはたじろいでしまう。
 このままではジリ貧か、そう思われた矢先の出来事だった。

「来たかビッグオッパイ! とう!」
 眼健・一磨(右腕にサイコガンを持つ男・f09431)が建物の屋上から飛び降りてきた! そして伸身ムーンサルトからの五体投地! キレッキレの動作にレッドバインも啞然としてるぞ!
「ついにビッグパイオツちゃんのおでましかー!」
 馬飼家・ヤング(テレビウムのちっさいおっちゃん・f12992)も同時に別方向の建物の屋上から飛び降り、ビッグバインの目の前に現れた!
 変態猟兵の2名の惨状、もとい参上に場の空気が一変する。
「お待ちしておりました!」
 五体投地で紳士的なセリフを言っても惨めですよ、眼健さん!
「たゆんたゆんのために、わいも本気見せたるでー! そう、『たゆんまぬ努力』を! どやっ! おもろいやろ!?」
 ばかうけの ぜったいれいど!
 レッドバインは きゅうしょに あたった!
「ごふっ!」
 いや待て、本当に吐血した!?
「今頃、反動が出てきたか……」
 毒でフラフラの子豚の顔がニヤリと歪んだ。
「私のユーベルコードを解除しても、その反動までは解除できなかったようね? 既に状態異常として、あなたの身体を蝕んでるのよ!」
「お、おのれぇ!」
 この場にいる誰もが、敵へこんな形でダメージを受けるとは思ってなかっただろう。偶然(クリティカル)だね!
 だが、変態2人はそんなことをお構いなしにレッドバインへのセクハラを敢行する!
「オッパイが大好きです! 大好きなんです! そのオッパイを堪能させてください! お願いします! 絶対にあなたを満足させますから! 自信ありますから!」
 眼健がコミュ力を四次元方向のベクトルへ向けて活用しだした! これに馬飼家が追撃を繰り出す!
「せやで! わいらに任せとき! 絶対に気持ちよくさせたるさかい、身を任せてくれへんか!?」
 変態どものセクハラに、レッドバインは怒りのびっぐおっぱいブレイクを敢行!
「このスケベどもがぁぁぁ!!」
 だが、眼健は絶望の福音でこれを回避! 馬飼家も超反応でこれを回避!
 こいつらも偶然(クリティカル)に危機を回避しやがったのだ!
「ね? オッパイに貴賤なしと誓うまで、ビッグオッパイ団を解散すると宣言しよ? そしたら本気でお互いオッパイを堪能しよう! 先っぽとか横とか先っぽ周辺とか!」
「お前、本当に最低ね!?」
 てか、それ以上やったら奥さんに殺されるんじゃないのか、眼健=サン?
 担当官は訝しんだ。
 一方、馬飼家は目を血走らせながら咆哮!
「そこにボインがあるならば、やるこたぁひとつ! こいつがあれば絶倫パワーでナイスショット(意味深)やでぇ! いでよ! 超怪物的混沌飲料ギンギンMAX(ナンカスゴイツヨイヤバイエナジードリンク)!」
 言っておくが、これが馬飼家のユーベルコードである! いつでもどこでも、見るからに怪しげな栄養ドリンクを呼び出して一気に飲み干すと、彼の顔の液晶画面にどこぞの殺し屋めいた超シリアスな顔が映し出され、24時間戦う企業戦士の眼光(血眼)を宿して超強化を実現させる!
「うおおおおおおおお! み な ぎ っ て キ ターーーーー!!」
 そのままシリアス顔のまま怪人の右のオッパイに跳び付く馬飼家!
「俺も加勢する! うおおおおお!」
 眼健も怪人の左のオッパイに突撃!
 変態2人による、他の女性猟兵たちがドン引きするような『いともたやすく行われるえげつない行為』がレッドバインを襲う!
「らめぇぇぇ!? こんなの、初めて……っ!」
 あれ? めっちゃ効いてる!! もしかして、これも偶然(クリティカル)!?
 よもや、このまま説得が出来てしまうのでは、と思われたその時、フロッシュの翡翠の龍眼から放たれる殺意の籠った熱視線が放たれる!。
「子供の教育を考えろっ!!」
 変態2人とレッドバイン(の主に衣服)が刻まれてゆく!
 そう、この光景はキマイラフューチャーの全世界に同時生配信されている。
 見兼ねたフロッシュが教育的ユーベルコード『睨砲『バーズ・アイ』(ヒートスナイプバーズアイ)』で、この茶番を終わらせに掛かったのだ。
 そこへ、今まで車の解体に夢中になっていたナズヴィ・ピャー(不忠犬ナズ公・f03881)が現場にひょっこり現れた。
「むむ……? 当機が車を解体している間に一体何があったのでしょうか?」
 目の前のカオスに全く理解が追い付かないナズヴィ。なんかボスっぽい半裸の女と、それにしがみつくボロボロの猟兵らしき男2名。そして武器を構えたまま、男2名をゴミを見るような目つきで睨む女性陣。
 ナズビィは察した。
「これは噂に聞く痴女という輩でしょうか。そしてあの男共々を見る仲間の目つきから当機は状況を判断。男は敵ですね。つまり、あの3人を殲滅すれば、この事件は解決です」
 すかさず彼女は問答無用で魔導紋:狙撃を起動。レッドバインと変態2名へ向けて銃口をむける!
「ちょ、やってらんないわよ! 私は逃げるわ!」
「逃がさんでぇ!!」
 馬飼家が大量の鼻血を流しながらレッドバインにしがみつく!
「そうですよ、逃がしません! ちゃんとビッグオッパイ団を解散するって約束してくれないと、本気のテクニックを披露しませんからね!?」
「お前は黙ってろ、エロニンジャァァァァァ!!!!!」
 グーパンチで殴られる眼健も必死にレッドバインを抑え込んで離れない!
「こうなったら、さっきコピーした飲み物のユーベルコードでパワーアップして! ごくごくっ! ぶっふぉぉぉおおおお!?」
 いきなりレッドバインの鼻から、大量の血液が唐突に噴き出した! これに馬飼家が勝ち誇った顔で告げる。
「気ぃつけや。それ、めっちゃ強力やさかい、飲みすぎたら副作用あんねんで……」
「お前もかぁぁぁぁぁ!?」
 二重の状態異常に侵されたレッドバインに、変態二人から逃れるすべはもうない。
 そして、無情にもナズビィの攻撃準備が整ってしまった。
「特殊弾に魔導紋を付与……完了。射出」
 110個の大小様々なサイズの暴徒鎮圧用ゴム弾(オッパイ属性)がマシンガンめいて3名を連射! なんでも、彼女の『博士』の特製の性犯罪者鎮圧弾らしい。
「ぎゃあああああああああ!? 覚えてなさいよぉ!?」
 蜂の巣にされたレッドバインが吹っ飛ばされ、空の彼方へ消えていった。
 多分、頭から着陸して地面に突き刺さり、そのまま意識を失う最期が予知されるから、もう大丈夫だろう。
 一方、眼健と馬飼家は銃撃の影響で衣服はボロボロになってしまった。
 そこへ迫る女性猟兵たち。笑顔がコワイ。
 その手には、地面をコンコンコンしてゲットした荒縄数本が握られていて……。
「「アイエエエェェェェェェ!?」」
 変態どもの断末魔が、キマイラフューチャーに轟いたのだった。

 戦闘後、ウルフシャは遠い目つきで自分の身体をふにふにと触っていた。
(色々と考えさせられた戦いだったのう……。しかし、最近尻やら胸がなんだかいっそう重くなってきた気がするのう。なぜじゃ、鍛え方が足りんのじゃろうか?)
 色々考えるも、ふと、とある考えに行き着く。
「……出せるようになれば、軽くなるんじゃろうかな?」
 未開封で百年経過した、中身が怖すぎるお菓子箱のヤドリガミたるウルフシャのダイエット作戦は、まだまだ長引きそうだ。
 そして、戦闘を終えたナズヴィも思考の渦に囚われていた。
「しかし、今回の事件は大変子供の教育に悪いですね。むむ……? つまり胸育とやらは教育に悪かった? きょういくがきょういくに悪くて、きょういくではなくきょういくがただしい。……すみません、教と胸のどっちが正しい育でしたかね? どなたかオシエテクレマセンカ?」
 きょういくのゲシュタルト崩壊を起こしたナズヴィがバグを起こし、慌てて他の猟兵たちが彼女を正気に戻すのだが、それはまた別のお話という事で。
 これにて、一件落着!!
 ……荒縄で縛られたまま逆さ吊りれている眼健と馬飼家はそっとしておこう!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月05日
宿敵 『レッドバイン』 を撃破!


挿絵イラスト