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迷宮災厄戦㉕〜氷界の書架の王

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦 #猟書家 #ブックドミネーター

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●王へ挑め
「みんな、いよいよ、書架の王との決戦だ」

 グリモア猟兵・アレックス・アレクサンドリアスは集まった猟兵達に作戦の内容を告げる。いずれも様々な世界の戦いを潜り抜けてきた歴戦の戦士達だ。

「俺達はこれまでたくさんの世界を救ってきた。が、今度の相手は、これまでの敵と違って得体が知れねぇ」

 書架の王『ブックドミネーター』。オブリビオン・フォーミュラ無き世界を狙う猟書家達の主。見た目は少年のようだが、その力の底は知れない。侵略蔵書の力を駆使する猟書家とも違った能力。氷からオブリビオンを産み出す、時間を凍結させる。いずれも強力な能力だ。対抗手段がないものには、戦場に立つことすら難しい。

「奴の目的は、正直わからねぇ。だが、このまま黙って奴の好きにさせておくわけにもいかねぇ」

 その言葉に居並ぶ猟兵達も頷く。

「奴を玉座から引きずり下ろしてやろうぜ」

 頼もしい仲間たちの様子にアレックスは、不敵な笑みを浮かべると、テレポートを起動した。

●全て凍結した世界
 氷の世界。全てが停止した絶対零度の城。それが、書架の王の領域だった。全てが凍結した城という戦場が今回の戦いであったが、そこと似たような雰囲気があった。しかし、ここでは、猟兵達の時間が遅くなったりはしない。その必要すらないのかもしれない。

「くるか、『六番目の猟兵』達よ」

 『ブックドミネーター』は猟兵達が転移してきたのを感じ、静かに立ち上がる。

「私にはなすべきことがある。それを邪魔しようというのならば、一切の容赦はしない。君たちの時はここより進むことはない」


夢月
 こんにちは、マスターの夢月です。書架の王との決戦シナリオとなります。ユーベルコードの対抗策の準備はよろしいでしょうか?彼との決戦、しっかりと乗り切っていきましょう。

 それでは、みなさんのプレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『猟書家『ブックドミネーター』』

POW   :    「……あれは使わない。素手でお相手しよう」
全身を【時間凍結氷結晶】で覆い、自身の【所有する知識】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD   :    蒼氷復活
いま戦っている対象に有効な【オブリビオン】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    時間凍結
【自分以外には聞き取れない「零時間詠唱」】を聞いて共感した対象全てを治療する。

イラスト:108

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

卜二一・クロノ
 神のパーラーメイド×精霊術士、22歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、敵には「神(我、汝、~である、だ、~であろう、~であるか?)」です。

時間の流れを停滞させたり逆転させたりといった技を使う相手には容赦しません。
光陰の矢は、先制攻撃対応のユーベルコードです。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「あなたが『ブックドミネーター』!」

 卜二一・クロノ(時の守り手・f27842)が、書架の王と対峙する。

「いかにも、『六番目の猟兵』。君たちの敵だ」

 書架の王はそう答え、全身に氷の結晶を纏う。それは時間という概念を凍結したもの。

「時間を相談する力…!やはり!守護者として、あなたを倒します!」

 トニーの手に、光の矢が番られる。

「これは神罰!」

 神罰・光陰の矢“パニッシュメント”。命中した敵のユーベルコードをそのまま敵に向かう刃となる光の矢。ユーベルコードで防ぐことも出来ない脅威の能力である。

「…当たればね」

 『ブックドミネーター』には既にお見通しである。彼の書架の知識はこの場で最適な対処法を導き出している。それは単純。当たらなければいい。周囲の時間凍結を利用して、光よりも早い高速移動。

「なっ…?」
「終わりだ」

 トニーに時間凍結結晶が叩き込まれる。

「ぐっ…!まだ…!」
「ほぅ、コレを受けて動けるのか。君も時間の管理者の力の一端を持っているわけだね」

 書架の王は興味深そうに呟いた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

地籠・凌牙
【アドリブ連携歓迎】
俺で果たして対抗できるか……いや、んなこと考えたって無駄だな。
動ける奴がやらなきゃならねえからな……腹括れ俺!

有効なオブリビオンだって?
そんなの俺にはごまんといるぜ、何せ"死ぬ程運が悪い"せいでどんな攻撃も当たるからな!

敵の攻撃は【第六感】と【激痛耐性】で凌ぎつつタイミングを狙って【指定UC】で攻撃の相殺と目眩ましだ。
時間を操れるからって視界まで弄くれはしねえだろう?
オブリビオンは無視、【ダッシュ】で一気に接近【怪力】込めて殴って吹っ飛ばす!
その後の攻撃は【グラップル】の容量でしがみついて一緒に喰らうぜ!

俺の不運は相当だぜ、何せ人も巻き込むんだ。
お前も道連れにしてやるよ!



ーーこいつが、猟書家達のリーダーの実力ってわけか…!

 地籠・凌牙(黒き竜の報讐者・f26317)が心の中で叫ぶ。トニーに続けと猟兵達が、書架の王に挑みかかるが、尽くはね飛ばされる。触れることすら叶わない。しかも奴は時間凍結の能力を自身の周囲の時間操作のみに使っている。まるでそれだけで十分だとでも言うように。

ーーくそっ、なめやがって!

 凌牙は必死でこの現状の打開策を考える。彼の手には、鵺の絵柄が描かれたメダル。

ーーこいつを奴にはりつけられれば…どうやって…、いや、考えても仕方ねぇ!

 覚悟を決めて前進。

「食らいやがれ!!」

凌牙は、たとえ自分がやられてもその隙に貼り付けるつもりだ。

「その能力は危険だね」

 書架の王はその狙いを読んでいた。彼の周囲を覆っていた氷が騎士の形を取るとそれはオブリビオンとなって凌牙に襲いかかる。

「竜には竜殺しだ」
「っ!!」

 竜殺しの剣をもろに受ける凌牙。

「やろっ!!」

 血を吐きながらも、その騎士にメダルを貼り付ける。メダルが輝くと騎士の形が保てなくなる。それは黒い霧となって散る。

「うぉおおおおおおお!!」

 霧が目隠しとなっているチャンスを凌牙は見逃さない。霧を潜り抜け、書架の王に一発拳を叩き込むのだった。

「どうだ…!」

成功 🔵​🔵​🔴​

ルヴァイド・レヴォルジニアス
【ワンダレイ】



●心情
あの透かした野郎を右ストレートで顔面ブッとばす
仲間がやられて黙ってられるかよッ!

●戦闘
「逃げるのか?モヤシ野郎がッ」
挑発して拳同士対決するように仕向けて
敵の速度は【第六感】で察知し、攻撃を【見切り】回避する
【殺気】と【威厳】でモヤシ野郎なんざに拳で負けねえ…!と
【気合】で【継戦能力】を高めてヤツの拳を完全に回避するぜ

●反攻
「夜野の支援で隙が生まれた今がチャンスだ
オレのバリアに多重防壁が!?腕には、炎エンチャか!
アイン...陵也、ありがとうよ。恩にきるぜ」

「気つけの一発喰らわせてやるぜッ」
何が何でもヤツの顔面をぶっ飛ばすという【覇気】を持ち
【早業】で【指定UC】を使いブッ放す


地籠・陵也
【ワンダレイ】
誰にも大事な人を失う想いをさせるワケにはいかない、だから何度ボロボロになろうと何度だって立ち向かう!
俺一人じゃダメでも、みんなの力が合わされば突破口は必ず開けるハズ……ルヴァイド、アイン、夜野……力を貸してくれ。
俺もそれに全力で応える!

【拠点防御】の容量で後方から詠唱開始だ。
【多重詠唱】で攻防両方詠唱だ。
まず【破魔・オーラ防御】を全員の護りに。
重いのは【激痛耐性・氷結耐性・環境耐性】で耐える。
アインと夜野が妨害してくれている間に【高速詠唱】で詠唱時間を稼いで威力を高め、ルヴァイドの攻撃後にUCを【全力魔法】で解き放つ!

みんなが道を開いてくれたんだ、この一撃は絶対に通してみせる!!


尾守・夜野
■ワンダレイ
「貴方ではないけれど別の貴方にちょっと…ねぇ?
とりあえず消させなさい」
理不尽な八つ当たりが襲うわ

とりあえずベースでにNagelの火薬とあれそれを利用し、簡易スタングレネードを複数作成(武器改造)

着いたら即着火、投擲で相手の聴覚・視覚を奪うの
聞こえなければご自慢の詠唱による回復などできないでしょう?
その間にスタングレネードに混ぜてた触媒から彼らを呼びましょう

あら?この感じ…
陵也による守りかしら
有りがたいわ
ならこの隙に

「総員聞きなさい!
事前打ち合わせの通りの班分けで行動よ!」
遠吠え部隊(永続的に回復阻害)、護衛部隊、強襲部隊、遊撃等を結成し事にあたらせるわ


アイン・セラフィナイト
【ワンダレイ】
ボクも同様にあらゆる情報と魔導書を格納する書架の管理者。キミの知識に勝てるとは思ってない。それでも他世界への侵攻を見逃すわけにはいかない。
いこう、皆!

ボクたちには聞こえないのに彼には聞こえるってことは、音は存在するはず。
『天照』を起動。書架の王周辺の時間の揺らぎを観測し、零時間詠唱の音波を解析、すぐに逆位相で打ち消す音波を出すプログラムを予め『早業』で作成しておく。

【全智ノ書】に記す。『書架の王の時間凍結は打ち破られ、猟兵たちの力は書架の王を凌駕した。氷結は砕け散り、その身体は満身創痍だった』と。

『境界術式』の魔導書で仲間たちに炎『属性攻撃』の強化を施す。皆、今がチャンスだよ!



「…いい一撃だ。だが、それだけだ」

 凌牙の一撃に書架の王は、特に感慨も抱かなかった。そして、再び結合した時間凍結結晶の高速攻撃が凌牙を襲う。

「がはっ…!?」

 抵抗することも許さない高速攻撃になすすべもなく吹き飛ばされる。

「凌牙!!!」

 地籠・陵也(心壊無穢の白き竜・f27047)は、弟を受け止める。傷ついているが、無事だった。ほっと胸を撫で下ろす陵也。

――誰にも大事な人を失う想いをさせるワケにはいかない、だから何度ボロボロになろうと何度だって立ち向かう!

 陵也はキッとブックドミネーターを睨み付ける。

「陵也さん、抜け駆けは駄目っスよ」

 隣にいるルヴァイド・レヴォルジニアス(《黒龍鎧兵》蘇りし黒き焔・f08084)がニヤリと笑う。

「えぇ、私もあいつには言いたいことがありますしね」

 尾守・夜野(墓守・f05352)が同意する。

「あぁ、そうだとも。彼が、いかに強大だろうとも、ボクらは仲間と共にそれを超えてみせる。そうだろう?」

 アイン・セラフィナイト(全智の蒐集者・f15171)が優しい笑みを浮かべる。

「あぁ、そうだな。俺一人じゃダメでも、みんなの力が合わされば突破口は必ず開けるハズ……ルヴァイド、アイン、夜野……力を貸してくれ。俺もそれに全力で応える!あいつを倒すぞ!」

 陵也がそういうと、三人は頷く。

「ボクも同様にあらゆる情報と魔導書を格納する書架の管理者。彼の知識に勝てるとは思ってない。それでも他世界への侵攻を見逃すわけにはいかない。いこう、皆!」
「来るか、『六番目の猟兵』。その実力を見せてもらおう」

 書架の王が高速飛翔連撃の態勢をとる。

「貴方ではないけれど別の貴方にちょっと…ねぇ?とりあえず消させなさい」

 先に動いたのは、夜野だった。即席の簡易スタングレネードが炸裂、まばゆい光に視界が奪われる。

「うらぁ!」

 その間をルヴァイドが駆け抜けて、書架の王に拳を叩きこもうとする。が、そこにすでに彼はいない。

「遅い」
「ぐっ…!?」

 背後からの一撃。陵也が咄嗟に展開したオーラがルヴァイドを直撃から守る。

「…っ、助かった…!恩に着るぜ!」
「まだ次が来るぞ!!」

 陵也が叫ぶ。ブックドミネーターが、ルヴァイドを狙う。

――させねぇ!!

「おらぁあ!!!」

 ユーベルコードのバリアを展開。陵也からのオーラを足して、書架の王の攻撃を完全に受けきる。

「お返しだああ!!!!」

 拳を突き出す。書架の王はそれに反応して距離をとろうとするが、すでにルヴァイドの攻撃の間合いだ。放たれた衝撃波が、『ブックドミネーター』に襲い掛かる。咄嗟の防御でその一撃を防ぐ。

「今ね、行きなさい!」

 書架の王の動きを一瞬とめたその隙を夜野はすかさずつく。先ほどの爆発したスタングレネードの欠片に仕込んだ触媒を発動させ、黒妖犬が遠吠えと共に一斉に書架の王へ襲い掛かる。

「むっ?」

 それに対応するために、防御を周囲に展開した。

――チャンス!

 その一瞬に、ルヴァイドがさらなる衝撃波による追撃。防御を薄くなった書架の王が今度は吹き飛ばされる番であった。

「よっしゃあああ!!」
「いえ…まだ…」

 アインが目を細めて書架の王を観察する。先ほどの受けた傷が再生していき、破損した結晶も再構築しつつある。

――これはまずい!

 術式を展開。いずれこうなると踏んでいた彼は、音を阻害する術を用意しておいた。書架の王の回復術の核は音波である。ならばそれを打ち消す音を出してやればいい。

「む、これは…!」
「全智ノ書に記す。『書架の王の時間凍結は打ち破られ、猟兵たちの力は書架の王を凌駕した。氷結は砕け散り、その身体は満身創痍だった』と」

 アインの手には、分厚い魔導書。それは、書架の王そのものを表すもの。

「皆、今がチャンスだよ!」
「おぉ、いくぜ!!」

 アインの魔法による支援も受けたルヴァイドが、さらに距離を詰めて拳を繰り出す。

「気つけの一発喰らわせてやるぜッ」

 まともにその一撃を受ける書架の王。吹き飛ぶ書架の王に狙いをつけているのは、陵也。

――みんなが道を開いてくれたんだ、この一撃は絶対に通してみせる!!

 陵也の時間をかけた詠唱術式。

「其は悠久なる白銀の息吹、父なる天の怒り、虚数の牢獄にして原罪の特異点――来たれ、開け、誘いて悔い改めさせよ!術式展開!!」

 水・光・時空。それぞれを表す光が収束し、ビームとなって書架の王を襲う。

「見事だ、『六番目の猟兵』」

 書架の王はポツリと呟くと光に呑み込まれていった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年08月22日


挿絵イラスト