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迷宮災厄戦㉑〜金色魔王の再演

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦 #猟書家 #レディ・ハンプティ

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●グリモアベースにて
「やあやあ猟兵諸君。くるるちゃんの召集に集まってくれて感謝するねっ」
 グリモアベースに集まった猟兵達を前に腕を広げ、鏡繰・くるる(属性過積載型バーチャル男の娘・f00144)は愛らしい笑顔と共に元気よく切り出した。
「さて、今回もまたアリスラビリンスで『迷宮災厄戦(ラビリンス・オウガ・ウォー)』に参加してもらうよ。今回の相手は猟書家の一人、レディ・ハンプティだ!」
 謎の集団である猟書家の一角、レディ・ハンプティ。アルダワ魔法学園の大魔王――その第一形態であるアウルム・アンティーカの『娘』である女性だ。
 当然、彼女が侵攻を企てる世界もまた、アルダワ魔法学園。『父』が征服を目論んだその世界を、自身が手中に収めようと言うのだ。

「アウルム・アンティーカに『下の口』が有ったように、彼女ももう1つの口を持っている。その胸元の大きな乳房……それは生殖ではなく捕食のためにある器官だ」
 半ば露わな胸元に誘われ近づけば、がぶり、と一噛りだ。間合いはそれほど広くないが、威力は破壊的である。どんなに硬い物質でも、あるいはバリアや霊体であっても、容赦なく噛み砕かれてしまうだろう。噛みつかれてしまえば、防ぐ手段はない。
 また、こちらの攻撃も物魔問わず容赦なく噛み砕いてくるため、間合いの外からの攻撃も生半可なものでは通用しない。とはいえ、後述する蒸気獣に背後を守らせているため、口のない背後からの攻撃も不可能だ。
「って言うかインパクトあるよね。胸を突き出して迫って来て、そこがガバッて開いてバクッ、って。綺麗な薔薇には棘があるって言うけど、この胸には牙付いてるんだから怖いよねー」
 ちなみに一部の人には残念かもしれないが、その膨らみは別に柔らかくないらしい。むしろ硬い。

 また、彼女はその力で『ゆうとろどきの森』のオウガ達を改造していた。その技術を用い、自らの肉体をも改造している。
「その肩に付けられた蒸気が噴き出したら要注意っ。『武装楽団形態』……アンティーカのように全身に楽器を纏って、一気にパワーアップするよ!」
 この状態になったハンプティは、とにかく速い。加速能力や高速飛行にすら追いつく程だ。代わりに、蒸気を体内に循環させるために乳房の口は開けなくなる。そのため、戦い方は主に、速度を生かした格闘技となる。
「まあ乳房の口ほど攻撃力は高くないけど、速さを乗せてる分、蹴り一発で骨がへし折れるぐらいの威力はあるよ。この形態になった時は、反撃の手段に自信のある人以外は防御に徹した方が無難だね」

 そして当然、猟書家である彼女も『侵略蔵書』を所有している。レディ・ハンプティの侵略蔵書は『蒸気獣の悦び』――彼女自身が認めた書物だ。
「この書物には、災魔に蒸気機関を移植し『蒸気獣』へと変化させる技術が書かれている。書物を開けば魔導列車が現れて、そこから無数の蒸気獣が姿を現すよ」
 この『蒸気獣』は非常に数が多く、それでいて強い。単純な集団戦の敵と思って当たると、痛い目を見る事になるだろう。
 また、魔導列車自体も戦闘力を持っている。蒸気獣ばかりに気を取られていると、轢き殺されかねない。
「さっきも言ったけど、彼女は自身の背後の守りをこの蒸気獣達に任せている。だから隙がない訳だけど……逆に言えば、蒸気獣と魔導列車を突破すれば、無防備な背後から一撃を入れる事ができるって訳だ」
 もちろん、簡単に突破出来る訳はない。好機を掴むためには、試練を突破する必要があるだろう。

「アルダワは、長きに渡って魔法学園の中に災魔を閉じ込めてきた。学園の外への侵攻には、最も耐性のない世界といえるかもしれない。そんな世界に、大規模侵攻を発生させる訳にはいかないよね」
 説明を終えたくるるは猟兵達を見渡し、ビシッとポーズを決める。
「それじゃあ、ばっちり解決してきてね。良い知らせを待ってるよ」

●蒸気摩天楼の娘
「ああ、父様。愛しい父様。いよいよわたくしの前にも猟兵が――お父様の命を刈り取った、憎き猟兵が現れました」
 魔導列車が走り回り、蒸気建築に埋め尽くされた、大都会。牧歌的で絵本のような、あるいはホラーのような光景の多いアリス・ラビリンスには不釣り合いなその国の中心に、レディ・ハンプティは立っていた。
 猟兵達が姿を現すと、帽子に隠れた瞳でこちらを見つめ、情熱的な憎悪を向けてくる。
「ようやく父様の仇を討てるのだと思えば、この乳房の下の口がわななき、張り裂けそうです」
 他の猟書家にとって、猟兵とは『自身の野望を阻む敵』である。だが彼女にとって、猟兵は『父の仇』に他ならない。ゆえに彼女が猟兵に向ける感情は、猟書家の中でも特に強い。
「どうか、見守っていてくださいね、アウルム・アンティーカ父様……今、彼らを父様の御許に送って差し上げますから……!」


一二三四五六
 この胸、つまり疑似餌みたいなものですよね。

 ごきげんよう。猟書家第二戦をお届けします。一二三四五六です。

 本シナリオは一章完結の戦争シナリオとなっております。ボス敵はトミーウォーカーの公式フラグメントです。

 補足。
 ボス戦ではお馴染みのギミックですが、例によって例のごとく、猟書家は『猟兵の使用したユーベルコードに対応する能力値のユーベルコード』を使用して来ます。対抗策をプレイングに記載しましょう。
 ユーベルコードを複数個/複数回使用すれば、それに対応した数のユーベルコードの相手にする必要があるので、お勧めしません。

 今回のユーベルコードは比較的分かりやすいので、くるるの説明をご覧ください。WIZユーベルコード以外でハンプティに背後から襲いかかる事は出来ないものとします(正面から接近して目の前で背後に回るのは可)。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしております。
375




第1章 ボス戦 『猟書家『レディ・ハンプティ』』

POW   :    乳房の下の口で喰らう
【乳房の下の口での噛みつきと丸呑み】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    アンティーカ・フォーマル
【肩の蒸気機関から吹き出す蒸気を纏う】事で【武装楽団形態】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    侵略蔵書「蒸気獣の悦び」
【黄金色の蒸気機関】で武装した【災魔】の幽霊をレベル×5体乗せた【魔導列車】を召喚する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

佐伯・晶
あの魔王の娘か、気を引き締めて戦おう
必要に応じ他の人と協力

下の口っていうとあれだけど
割とシャレにならない威力だね。

近付いてきたらガトリングガンの銃身をぶん投げよう
まあぱっくりやられて終わりだろうけど
どんな感じの挙動か見れるといいな

接近される前にワイヤーガンを利用して立体的に回避
蒸気の配管がたくさんあるから困らなくていいね

狭い所に逃げて通路に切断用のワイヤーを張って
罠に嵌めるふりをするよ

あの口には通じないだろうけど
除去しようとした隙に
物陰に潜ませた使い魔の石化攻撃で
一時的に胸周りと口の石化を狙うよ

動きを乱したところに魔法陣を当てて時間を停めたら
凍結魔法で攻撃するか
他の人が攻撃する隙を作るかするよ


フレミア・レイブラッド
あの魔王は魔王にしては陽気というか紳士な性格だったけど、こんな娘がいたのね…

他の猟兵と連携。
凍結爆破の魔力弾【属性攻撃、多重・高速詠唱、全力魔法、誘導弾】を高速連射で放ち、胸の口で噛み砕かれるのを想定し、砕かれる瞬間に炸裂。
口(及び肉体)を凍結爆破する事で一時的に封じ、UC発動の時間を稼ぐわ。

【吸血姫の覚醒】発動。
敵を超高速で翻弄しつつ、先程の凍結爆破や雷撃爆破の魔力弾を多重・高速展開して連続一斉発射。
距離を保ちながらの雷撃・凍結の弾幕で敵の蒸気機関や内部までダメージを与えつつ、背後を守る蒸気獣等も破壊・足止め。
その隙に全魔力を魔槍に集束させておき、全力の一撃でその身体、撃ち貫かせて貰うわ!



「あの魔王の娘か、気を引き締めて戦おう」
 アウルム・アンティーカとの戦いを回顧しながら、ハンプティの姿を見つめる晶。視線の合ったハンプティは、豊かな胸を突き出して迫りくる。
「さあ、まずは貴方から喰らって差し上げますわ!」
「ん、じゃあまず試してみようか」
 その口めがけ、晶が手にしたガトリングガンを放り投げれば――ガバッ、バクン。
「……うわぁ」
 乳房の口が豪快に開かれ、その銃身を噛み砕く――いや、砕くとすら言えないか。鋼鉄を、まるで柔らかなプリンでも喰らうように口の中に収めた。
「下の口っていうとあれだけど、割とシャレにならない威力だね……」
「私は父様のお腹の口以上に、貪欲ですのよ?」
 そのまま全てを呑み込むと、再びその大口を広げて迫り来るハンプティ。丸呑みにされる前に、晶は慌ててワイヤーガンを抜き放ち、背後に撃ち込む。
「それに齧られるのはぞっとしないからね……!」
「あら、逃しませんわ……!」
 そのままワイヤーを巻き取り後ろに跳べば、ハンプティは胸を揺らし追いかけて来る。蒸気の配管を渡り継ぎ、閉所に逃げ込む晶。
「あら……煉瓦の家にでも逃げ込んだつもりですの?」
「うわ、周りごと?」
 通路の中にワイヤーを広げて待ち構える晶だが、ハンプティはそもそも障害物となる配管の方を噛み千切る。強引に道を広げて迫り――。
「うん、でも罠はそれだけじゃないんだ」
「あら……?」
 その配管の隙間に潜んでいた石の使い魔が、ハンプティに魔法を飛ばした。乳房ごと口を石化させ、それを封じようとする。
「む……鬱陶しいですわ!」
 ただでさえ硬い乳房がますます硬くなるが、構わず強引に広げるハンプティ。そこへ飛来する新たな魔法も、構わず噛み砕く。
「きゃ……」
 だが、その歯に触れると同時に、その魔力弾が派手に炸裂した。冷気が広がり、今度はその口を凍結させようとする。
「ん、冷たい……!」
「魔王にしては陽気というか紳士な性格だったけど、こんな娘がいたのね……」
 その魔弾を放ったのはフレミア。ハンプティがその口で強引に広げた空間を、真祖の魔力で飛翔する。
「魔王の娘となれば、遊んでいる余裕はなさそうね!」
「む、ちょこまかとっ……!」
 そして、高速で周囲を周りながら、ハンプティへと連続で魔弾を叩き込む。凍結の魔弾でさらに温度を下げ、電撃の魔弾で蒸気機関に電流を流し――痛みと言うより苛立ちで、不愉快そうに顔を歪めるハンプティ。
「そんなもの……全て喰らってしまえばおしまいですわ!
 凍結させられた乳房の口に手をかけると、両手で強引にこじ開けにかかる。纏わりついた氷が引き剥がされ、ギチギチと氷を剥がしながら広がっていく大きな顎。
「おっと、させないよ」
「っ、ああ、もう……!」
 そこに晶が魔法陣を叩き込み、今度は時間を凍結させる。止めておける時間はそう長くはない、だが――。
「今っ……いくわよっ!!」
「っ、ぐぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!」
 その魔槍の先端に全ての魔力を集中させ、突進するフレミア。乳房の下の口の開けぬハンプティは、それを迎え撃てず、深々と貫かれる。
「撃ち貫射てあげるわ!」
「そうは……いきませんわっ!」
 機関を内側から魔力で掻き回していくが――ハンプティも魔法を打ち破り、強引に大きく口を広げ。
「っ、これ以上の深入りは危険かしら?」
「ああ、もう……本当に鬱陶しい!」
 噛み砕かれる直前、間一髪で背後に飛ぶ。逃れたフレミアを、帽子越しに苛立たしげに睨みつけるハンプティ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

中條・竜矢
【POW判定】
父の仇、か。最も、そんな理由で倒される気は無い。
胸で噛みつく、か。喰らいたくないが、今回は耐える方の手しかないか!
【勇気】と【激痛耐性】で気を失わないように努める。
その後ユーベルコードを使用して変身、体のサイズも変わることで噛みつかれた口に隙間をつくって後は力ずくでこじ開ける!

その後は邪竜の姿を存分に使って爪で切り裂き炎のブレスで焼き払う。
最後に意趣返しといこうか!牙で噛みついて【生命力吸収】で少しでも回復を行う。

こうまでなれば、後は気力の勝負だ!


弥久・銀花
あの胸は凶器、覚えました

噛み砕かれると嫌なモノは置いておいて、ちょっと長めの鉄パイプとか持ってきて、正面から接近戦を挑みます
鉄パイプの中に接着剤とかたっぷり入れておきましょう
下の口が脅威なら開けなくすれば良いんです!

一応『戦闘知識42』で格闘術の心得もあるのでボコボコにしてやりますよ!

とりあえず『先制攻撃42』と『怪力42』の力で鉄パイプ思いっきり振ってぶん殴ります気分は殺人事件の主人公ですね


下の口が開いたら鉄パイプで『武器受け37』してみます
これで下の口が開かなくなったら良いんですけどね……


下の口に手とか食べられたら不死身の人狼で再生して、格闘戦を続けましょう
丸呑みにされたら一寸法師作戦です



「あの胸は凶器。覚えました」
「あら、身体で覚えてはいかが?」
 銀花の呟くを耳ざとく聞きつけ、乳房を突き出し迫るハンプティ。大事な刀を噛み砕かれては堪らないと、鉄パイプで殴りかかる。
「気分は殺人事件の主人公ですね……!」
「あら、それなら噛み殺して差し上げますわね……んっ!?」
 当然その鉄パイプは、なす術なく噛み砕かれた。だがその中から溢れ出すのは、仕込んでおいた大量の接着剤。
「下の口が脅威なら開けなくすれば良いんです!」
「くっ、小賢しい真似を……ぐっ!」
 大顎が接着剤で張り付き、苛立ちの表情を浮かべるハンプティへと急接近する銀花。そのまま懐に潜り込み、腹を殴りつける。
「このまま一方的にボコボコに――」
「ふん。甘く見ないでくださいな!」
 だが、接着剤程度で抑えておけるのはごく短い時間。慌てて拳を引くが、間に合わず……ガチン、と閉じられる乳房の口。
「ああっ!?」
「不味い腕、ですわね?」
 半ばから右腕を食い千切られ、悲鳴を零す銀花。ハンプティはさらに口を広げ、さらにその身体を喰らいつくそうとする。
「む、させるか……!」
「っ、邪魔しないでくださいなっ!」
 そこに割って入ったのは竜矢、横合いからの体当たりでハンプティを揺らがす。一度は空を切る乳房の口、だが狙いを邪魔者に変え、再び開かれる乳房の口。
「なら、あなたから喰らって差し上げますわ!」
「ぐぉぉっ……!」
 肩口に噛みつかれ、肉が、骨が、奪い取られる。その激痛に意識が飛びそうに――だがなんとか、歯を食いしばって耐える。
「く、やはり、きつい……が……ここ、だっ!」
「っ!? なんですのっ!?」
 そしてそのまま完全に噛み千切られる前に、その身と武具の呪いを解放すれば、竜矢の身体が膨れ上がるように。大顎をこじ開けながら現れる巨体――それは竜矢の中に眠る、禍々しき邪竜の力。
「ふん、どれほど大きくなろうと、全て喰らい尽くして父様の御許に送って差し上げますわ!」
「父の仇、か。そんな理由で倒される気は、無い!」
 ハンプティを見下ろすほどになった竜矢が、炎のブレスで地を薙ぎ払う。己を包まんとするその炎を大顎で喰らいつくし、迫りくる爪すら喰らわんとして。
「させませんよ。せいっ!!」
「っ!?」
 だが、広がったその下の口を閉じるように、強烈なアッパーが炸裂する。放ったのは銀花――完全な不意打ちに驚きを漏らすハンプティ。無論、銀花の存在を忘れていた訳ではなく。
「その腕、喰らった筈……」
「腕なんて何本でも生えますよ! 難なら丸呑みしてみますか!」
 卓絶した人狼の再生力で、一瞬で右腕を生やしてのパンチ。それには流石に意表を突かれて動揺し――。
「……はっ!?」
「先程の意趣返しといこうか!」
 当然その隙を竜矢が逃す筈もない。先程肉を喰らわれたお返しに、今度はこちらがハンプティの身体に噛み付いていく。
「くっ……離しなさいな!」
「ぐぅっ!」
 竜矢の口の中で強引に乳房を開き、噛み付いてきたハンプティ。痛みに一瞬口を広げかける、が。
「後は……ぐ、ぅ……気力の勝負、だ!」
「くぅぅっ……生意気、な!」
 その痛みに耐え、牙を突き立てる。傷口から生命力を奪い取り、少しでも傷を癒やす竜矢。もっとも、癒やす以上の傷を受け続け――何より強烈な激痛。
 それに、強い意志力で耐え続け、少しでもハンプティから力を奪っていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ユージィーン・ダイオード

―ム。
こいつは…ハレンチだッ!!



アサルトライフルで『弾幕』を貼り接近を阻止…これ以上近づくな
ハレンチモンスター。
零式直接支援火砲で閃光弾を発射『目潰し』し、視力を失った隙に後方へ下がる。
30cm内に近づかなければどうということはない!!


―任務開始
――殲滅(ターミネイト)を開始する。
武装展開(オープン・コンバット)アサルトライフルとビームキャノンを装備に選択(セレクト)
ヴァリアブル・ウェポン(攻撃力強化)…発動

両手に装備した武装と胸部の内蔵兵器で『弾幕』を『爆撃』し『制圧射撃』
距離を開けつつ、敵戦闘力を殲滅する。
くたばれッハレンチモンスター!!


アレクサンドラ・ヒュンディン
POWでいきます

不死蟹の聖衣をオブジェ状態にして抱えて持ちます
【野生の勘】で敵の攻撃に合わせ、オブジェを口に噛ませて、相手の攻撃の衝撃と自分でもオブジェを蹴って自分自身を後方に【吹き飛ばし】て避けます
材料は不死蟹の殻ですから、加工品とはいえ簡単には噛み砕けないでしょう

聖衣を噛ませて【時間稼ぎ】している間に詰め寄って、乳房を上下から両手で【怪力】で挟み潰します
そのまま口が開けないように抑えつけ【びったんびったん】で相手を振り回し叩きつけます
おっぱいお化けめ…この…この…!(私怨)

最後に地面に叩きつけた後【踏みつけ】で抑え込みながら、牙の突き立ったオブジェを力尽くで牙諸共引きはがします



「――ム。こいつは……ハレンチだッ!!」
 アサルトライフルで弾幕を張り、ハンプティを遠ざけようとするユージィーン。
「これ以上近づくな、ハレンチモンスター」
「あらあら、そのような厳つい顔で、随分ウブな事をおっしゃいますのね!」
 だが弾幕はあっさりと喰らわれ、ほとんど意味を為さない。大胆に間合いを詰めてくるハンプティが、そのまま彼の肉体に喰らいつこうと――。
「そこだっ!」
「きゃっ!?」
 そこで咄嗟に、零距離から閃光弾を放つ。帽子とヴェールに隠されたその顔にも届くほどの光量。
「近づかなければどうということはない!!」
「っ……ふん、見えなくともどうということはありませんわ!」
 だが視力を失ってもハンプティは構わず乳房の口を開く。飛び退ろうとした所へ追いすがり、その口で巨体を食いちぎろうと――。
「今ですっ!」
「っ!? ……か、蟹の味!?」
 だが、その口に突っ込まれたのはユージィーンではなく、巨大な蟹のオブジェ。それをぶち込んだのはサンディだ。
「ふ、ふざけたことを……けれど、この程度……ぐ……このっ!?」
「いくらあなたのその口が頑丈でも、それは簡単には噛み砕けませんよ!」
 あらゆる物を噛み砕くハンプティの乳房の口。だがサンディが突っ込んだのは、群竜大陸産・不死蟹の抜け殻の加工品だ。
 悠久の時を生きる神の如き蟹の無敵性は、大魔王に与えられた最強の口との矛盾を引き起こす。
「ぐっ、噛み砕けないなら吐き出して……ぐっ!?」
「そうはいきません。しばらく噛んでてください!」
 強引に両手で乳房を閉ざし、力任せに押さえつけるサンディ。そのまま千切れんばかりに振り回しては、地面に叩きつける。
「おっぱいお化けめ……この……この……!」
「ぐっ……が、はっ!?」
 いやむしろ千切れろと。私怨混じりに叩きつける。
「いい加減に……なさいっ!」
「くっ!?」
 とはいえいつまでも抑えていられず、強引に跳ね除ける。そのまま蟹を吐き出そうとするハンプティ……その2人の争いをサングラス越しに見つめるユージィーン。
「ハレンチモンスターの次はハレンチイェーガーと来た。堪らんな」
「誰がハレンチですか!?」
 お尻の大きな少女が反論するが、ユージィーンは答えない。代わりに、機械音と共に展開される鋼の肉体。
「――殲滅(ターミネイト)を開始する。武装展開(オープン・コンバット)」
 その肉体は、90%もの肉体を機械に置換したフルボーグ。内蔵火器が展開され、その銃口がハンプティに向けられた。
「アサルトライフルとビームキャノンを装備に選択(セレクト)。ヴァリアブル・ウェポン(攻撃力強化)――発動」
「っ……くっ!?」
 サンディが胸を踏みつけながら不死蟹を引っこ抜き、素早く離脱する。その直後、盛大に叩き込まれる弾丸と光線の嵐。
「敵を殲滅する――くたばれッ、ハレンチモンスター!!」
「その呼び名は止め、ぐっ……くぅっ!?」
 それを乳房の口で強引に喰らって防御するハンプティだが、火力を飽和させ、手数で押し切るユージィーン。体勢が崩れていたハンプティの身体に次々と突き刺されば、苦悶の声を上げながら飛び退り逃れていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

黒川・闇慈
「この暑い時期に蒸気で湿度を上げないでいただきたいものです。クックック」

【行動】
wizで対抗
先制攻撃への対処ですが、幽霊達の攻撃にはブラックシェードとホワイトカーテンの防御魔術を起動し、オーラ防御、激痛耐性、覚悟の技能を活用し防御します。列車が突っ込んでくる場合は第六感の技能でタイミングを感知し回避しましょうか。
属性攻撃、全力魔法、高速詠唱、範囲攻撃の技能を活用し氷獄槍軍を使用します。列車や幽霊達の蒸気機関も、氷槍での攻撃で温度が下がってしまえば蒸気を生産できず停止するでしょう。
幽霊を片付けたら残りの氷槍でレディハンプティを攻撃です。

「ようやく涼しくなりましたねえ。クックック」

【アドリブ歓迎】


黒玻璃・ミコ
※美少女形態

◆行動
金ぴか大魔王に娘さんが居たとは驚きですね
まぁ、同じ芸風なら直ぐに退場して頂きますが

蒸気獣と魔導列車の波は中々に厄介
薬物投与し限界超えて増幅した
五感を研ぎ澄ませ怪力と身体能力で捌きます
何より私にとって人の姿は擬態
避けられぬ攻撃は臓器をずらし即死だけは避けます
時には攻撃を誘導してでも最初の第一波を乗り切ります

第二波の前に【黒竜の闇帳】です
いよいよ毒使いとしての本領発揮し
猛毒のヒドラジンを念動力により暗闇内を満たしましょう
はい、ロケット燃料に使われるアレです
蒸気獣に魔導列車、ハンプティ自身も持つ蒸気機関に吸い込ませ
景気よく素敵な花火を打ち上げましょう

※他猟兵との連携、アドリブ歓迎


ヴィクティム・ウィンターミュート
アウルム・アンティーカ?
あぁ、アルダワの戦争でそんな奴いたよな
確か『一番最初に出てきた魔王で、あっさりと敗けた』んだったか
魔王ん中では一番の雑魚だったぜ?
てこたぁその娘も──おっと、失敬失敬

列車が来るか…轢き殺されちゃ敵わん
仕込みワイヤーアンカーを背の高いオブジェクトに射出、高速巻取りで上空に逃れる
さて、このまま地上に出ても大量の災魔でお陀仏だ
──だから、その前に手を打つ

セット、『Dead Copy』
コピー対象は当然、レディ・ハンプティの魔導列車さ!
運行が1本なんてケチくせえことは言わねえ!
86機、戦場で暴れまわれ!
これが俺とテメェ、そしてアウルム・アンティーカの差だ
常に、俺が勝つ 覚えておけ



「この暑い時期に蒸気で湿度を上げないでいただきたいものです。クックック」
 戦場の中心から少し離れた――ハンプティの背後を臨める位置。その前に立ちはだかる大量の蒸気獣達の姿を見て、昏く笑う闇慈。
 ハンプティも、年中黒いコートの彼には言われたくないだろうが……そのコートと、白いカードの防御魔術を展開し、迫りくる蒸気獣の牙を阻む。
 いや、その二重の守りをして、軽くではあるが食い込む牙。
「クックック、流石は大魔王の娘の生み出した獣。随分な力ですねぇ」
「いや全く、中々に厄介です」
 ミコはその身体を限界以上に働かせ、鋭い五感で攻撃を回避する。薬物投与による強引な強化の反動も、それでもなお避けられぬ牙も、彼女の身体を容赦なく痛めつけるが――そもそも彼女にとって人の姿は擬態、傷つこうが何の問題もない。
「しかし……あの金ぴか大魔王に娘さんが居たとは驚きですね」
 避けきれぬ獣の頭部を力任せに殴りつけ、強引に軌道を逸らしていく。蒸気獣の攻撃を凌ぎながら、かつての戦争を回顧するミコ。
「同じ芸風なら直ぐに退場して頂きますが……おっと」
 そんな彼女の呟きに答えた訳ではないだろうが、続け様に迫りくるのは魔導列車だ。蒸気を噴き上げ疾走するそれは、流石に力で受け止める訳にはいかず、横に跳んで回避――近くにいた闇慈もそれに倣う。
「なかなか豪快ですねぇ」
「轢き殺されちゃ敵わんな、こいつは」
 そしてヴィクティムは、ワイヤーアンカーを高所の蒸気管に絡め、一気に巻き取って跳び躱す。足元を通過する列車を見送る。
「……ちっ、来やがったか」
 だが上空に逃れた彼めがけて、今度は蒸気獣の群れが迫る。あるものは飛翔し、あるものは跳躍し。天井近くに逃れてすら、決して安全地帯など無い。
「さて、どうしたもんか……お?」
 だが、その蒸気獣達が突然、動きを鈍らせる。地上より飛来するのは無数の氷槍、空中の獣達は格好の的。
「蒸気機関で動いているのなら……低温は天敵でしょう?」
 放ったのは無論闇慈だ。氷槍は単純な貫通力に加え、その冷気で内燃機関を鈍らせる。次々と射落とされ――あるいはそもそも跳躍力を失い、墜落していく獣達。
「これでようやく涼しくなりましたねぇ。クックック」
「助かる、後は……」
 脅威が去れば、プログラムの構築と運用に集中するヴィクティム。その標的は地上を走る蒸気列車、構造を解析し、そして――。
「運行が1本なんてケチくせえことは言うもんじゃねぇ……派手に増発と行こうじゃねぇか!」
 ユーベルコードを不正にコピーし、ハンプティへとけしかける。大量の蒸気列車が迫れば、流石に接近に気づいて振り向くハンプティ。
「っ、わたくしが目を離している間に、随分好き勝手を……!」
「はっ、大魔王の娘とは言うが……アウルム・アンティーカ? 一番最初に出てきた魔王で、あっさりと敗けたヤツだろ?」
 列車を回避すべく跳ね回るハンプティに、上から見下ろし挑発を送るヴィクティム。それをハンプティは、ヴェール越しに、睨みつける。
「これが俺とテメェ、そしてアウルム・アンティーカの差だ、覚えとけ」
「……そうですわね。あなた方は、父様の数多の姿を……わたくしの知らぬ正体を知っている」
 その視線に含まれるのは、復讐心と、そして妬みだ。アルダワに現れた大魔王は全て、ウームー・ダブルートゥの姿の一つに過ぎない。それでも彼女がアウルム・アンティーカのみを父と呼ぶのは、彼女がその姿しか知らぬからだ。
「ああ、妬ましいですわ……わたくしの知らぬ父様を知り、その父様を殺した……あなた方が!」
「ふむ、憎むも妬むも良いのですが」
 だがその睨む視界を覆い隠すように、戦場を包む闇、それを広げたのはミコ。複製蒸気列車の影から放った闇に意表をつかれ、ハンプティはすぐには反応出来ない。
「っ!?」
「熱くなりすぎてこちらを忘れられると……いろいろ大変な事になりますよ?」
 そして、毒使いである彼女が放った闇が、ただの闇であろう筈がない。アンモニアに似た刺激臭を放つその気体はヒドラジン。相手が生物ならば腐食を齎す毒、だが。
「わたくしに毒など通用は――」
「ちなみにこの薬品。ロケット燃料に使われるのですよ」
 遮るように告げるミコ。その気体は蒸気機関を通して、ハンプティの、蒸気獣達の中に取り込まれていく。
 当然、内部の機関は、蒸気を吐き出すために燃焼を続けており――。
「っ……あああああっ!?」
 内部から派手な爆発を起こし、部品を飛び散らせて破壊される蒸気獣。ハンプティの方は流石にバラバラにはならないものの、苦痛の悲鳴を上げる。
「はい、景気よく素敵な花火になってくださいね?」
「夏の風物詩と言う所ですか、クックック」
 そのまま戦場のあちこちで爆発が起こる様を、昏く楽しげに笑って見物する闇慈。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

日月・獏ノ進
父の仇と言いつつ胸の口をするとかネタキャラなんですかねー?
そんな事言いつつ挑発するや【ミニオフバイク】で猛ダッシュで逃げ回る。
更に【改造消火器】による【目潰し】で序盤は耐え忍ぶ。

そしてこっちが攻勢に出れるチャンスが来たら【覚醒の計】、
最速の飛行攻撃で口から逃げつつ戦う。

そして30cmの間合いに敢えて本体と身長差20cmある纏っている幻影部分突っ込ませ、そこを利用した【見切り】で一回口を使った攻撃を空振りさせる。
それで出来た隙をついて大口の真下……腹なのか二つ目の顎なのか分からない場所に刀を突きさして口を開けづらくさせておきますかね。

策士なんて名乗ってますが奇策士なんで、体も張るんですよ。本当は


四季乃・瑠璃
緋瑪「魔王討伐した者の一人として」
瑠璃「貴女もここで倒すよ」
翡翠「覚悟…」

「さぁ、魔王女殺しを始めよう」

緋瑪「でも、その胸を突き出した格好…凄いよね」
瑠璃「魔王の娘として恥じらいは…」

敵の先制に対してシスターズの翡翠と共に即座に煙幕式ボムによる目晦ましと幻影術式【残像、高速詠唱】で攪乱・回避。
更に煙幕に隠れながら置き土産の地雷式ボムを残して後退し、UC発動。

後は3人で連携し、機巧大鎌の機動力で射程外からボムとK100による銃撃で中・遠距離から、牽制や本体と蒸気獣諸共の広範囲殲滅を狙った攻撃を仕掛けつつ、3人でノヴァの魔力を最大までチャージ。
最大威力、殺人姫の全力の一撃を喰らわせてあげるよ!



「魔王討伐した者の一人として」
「貴女もここで倒すよ」
「覚悟……」
 ハンプティの前に立ち、力強く言い放つ緋瑪、瑠璃、翡翠――3人の殺人姫。
「「「さあ、魔王女殺しを始めよう」」」
「……でもその前に」
 高らかに宣言――は、するのだが。その直後、ぽつりと付け加える緋瑪。
「でも、その胸を突き出した格好……凄いよね」
「魔王の娘として恥じらいは……」
 胸を突き出して迫りくるハンプティの姿を見て、瑠璃と顔を見合わせる。その会話を聞き、獏ノ進も肩をすくめ頷いた。
「まあ、確かに。父の仇と言いつつ胸の口をするとかネタキャラなんですかねー?」
「父様に付けて頂いた、この乳房の下の口――愚弄する事は許しませんわ!」
 怒りで白い肌を赤く染め、乳房の口を大きく広げ、噛み千切りに来るハンプティ。挑発に乗った彼女から逃れるべく、獏ノ進は電動バイクに跨り逃走を始める。
「おっとっと、私達も逃げないと」
「これは置き土産だよ♪」
 瑠璃達も煙幕と幻影魔術を投じ、身を翻して逃走する。ついでに地雷も仕掛ければ、霧の中で生じる爆発――。
「こんなもの。足止めにもなりませんわっ!」
「ネタキャラのくせに強いとか面倒ですね!」
 だが、その乳房の口は煙幕も爆発も構わず喰らい尽くすハンプティ。獏ノ進も改造消火器の中身を浴びせる事で、なんとか逃走の時間を稼ぐ。
「無駄だと、言っているでしょう!」
「どうかなー、全部食べられるなら確かに無駄だけどね?」
 そうして逃げながら、大量の爆弾を、そして銃撃を投じていく殺人姫達。その度に乳房の口が大きく開き、それを全て呑み込んでいくハンプティ。
「ふん、物足りない程ですわ!」
「だったら……」
 そしてその全てが、時間稼ぎに過ぎない。本命は――3人の手に握られた巨大な爆弾。
「これも食べてみなよ!」
「っ……!!?」
 視界を埋め尽くすほどの閃光、そして大爆発。慌てて口を広げるハンプティだが、さしもの彼女も簡単に喰い切れるものではない。それに対処するため動きを止める――その瞬間を、獏ノ進は逃さない。
「今ですっ!!」
 成長した姿になると、高速で飛行し一気に間合いを詰めていく。爆発が収まる直後、体勢を立て直しきれないハンプティめがけ、退魔の霊刀を突き出して。
「もらっ――」
「甘い、ですわ!」
 だが。ハンプティは強引に身体を立て直し、その乳房の口を開く。最高速度で突っ込んだ獏ノ進は今更止まれず、腕を口の中に突っ込んでしまい――バクン。
「……っ!?」
 腕が半ばから食い千切られ、だが、ハンプティは驚きに息を呑む。そして獏ノ進は、痛みすら感じさせぬ動きで身を沈めて。
「幻覚すら食い千切るとか滅茶苦茶ですね、でもっ!」
「がっ!!」
 そのまま、大きな口の真下、腹の部分に刀を深々と突き刺した。獏ノ進は成長したのではない、自身の成長した姿を纏っているだけ、ゆえに噛み千切られても痛みはない。
「こっちも、策士なんて名乗ってますが奇策士なんで、体も張るんですよ。本当は」
「ぐ、うっ……!」
 一歩間違えれば本物の腕が噛み千切られるような奇術で、隕鉄製の刀をハンプティの身体に深く沈める。乳房の口を開けぬハンプティの体内を掻き回し、そして強引に引き剥がされる前に、自分から抜いて飛び退る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

神楽坂・神楽
これ見よがしに付いているだけあって、あの口を正面から受け止めるのは僕の覇気でもちょっと難しいかな。
あれで喰らいつかれそうになったら、震脚で地面を踏み抜いて足場を壊し、体勢を崩させよう。

攻撃を捌けたなら、UCを発動!
相手が体勢を立て直す前に足払いで倒してマウントを取り、覇気を纏わせた拳を叩きつける!

僕達猟兵をお父さんの仇だなんて言ってるけど、僕達が倒したのはオブリビオン……君のお父さんの複製だよ?
君が恨むべきは、最初に君のお父さんを倒した人達なんじゃないかな?

それにしても、奇遇だね。
実は僕にも、この口とは別の口があるんだ。
君が今まで呑み込んできたものをひっくるめて、君の命、僕が使ってあげるよ。


露木・鬼燈
ひどい、裏切られたのです。
疑似餌は卑怯すぎるでしょ!
事前情報がなかったらマジ危ないやつ。
まぁ、幹部クラス相手にそんな余裕はないけどね。
それでも残念な気分にはなるんだよね、不思議っ!
それはさておき…戦闘開始なのです。
自身の手札とかから考えると正面からあたるのが一番楽かな。
棒手裏剣で牽制ながら間合いを詰めての近接戦闘。
乳房の口ってのが冗談みたいだけどマジでヤバい。
超高速の攻撃に合わせてカウンターを入れる。
爆発反応装甲をダメージ覚悟で使用して緊急回避。
生体装甲を外に向けて爆破するのでなく、体の方を吹っ飛ばす!
潜り込むように緊急回避からの<血霧腕>っぽい。
あわわ、ギリギリっぽい!
角削れてない?


フランチェスカ・ヴァレンタイン
…ええと。レディを自称するには少々、いかがわしくありません…?

噛みつかれる寸前に逆噴射の急加速で間合いを拡げ、デコイとして飛翔ビットを割り込ませて開いた口へ向けてシールドバッシュなど
デコイはどうせ破壊されるのですし、反物質な爆薬を満載しておいて噛み砕かれる寸前に盛大に自爆させるのもいいかもしれませんね?

こちらはそのまま爆炎を目眩ましに頭上の死角を取り、急降下の打ち下ろしで斧槍の一撃をお見舞いすると致しましょう
インパクトと同時に身を捻り、空中での回し蹴りで蹴り飛ばし―― あら、失礼? ちょうどいいところにお顔があったものですから?

急速離脱ついでにUCの爆導索を巻き絞め、一斉起爆と参りましょう…!



「……ええと。レディを自称するには少々、いかがわしくありません……?」
 乳房を大胆に突き出すハンプティを見て、思わず呟くフラニィ。
「これは父様から頂いた大事なもう1つの口。何ひとつ恥じる事などありませんわ!」
「ひどい、裏切られたのです。疑似餌は卑怯すぎるでしょ!」
 ハンプティはむしろ誇らしげに、己の乳房に手を当てる。その言葉と仕草にショックを受けたように、大きな乳房を睨みつける鬼燈。
「まぁ、幹部クラス相手にそんな余裕はないけどね。でもほら、やっぱり残念な気分になはなるんだよね、不思議っ!」
「……殿方の性ですかねー?」
 そんな気楽な会話を断ち切るように、バクンと閉ざされる乳房の口。フラニィは咄嗟に逆噴射の急加速で間合いを広げ、鬼燈は棒手裏剣で牽制しながら飛び退る。
「……冗談みたいだけどマジでヤバい!」
「これ見よがしに付いているだけあるな……」
 その棒手裏剣があっさりと噛み千切られれば、鬼燈が叫ぶ。そしてそれに同意し、警戒しながら間合いを詰める神楽。
「あの口を正面から受け止めるのは僕の覇気でもちょっと難しいかな」
 彼女の全身には、見た目からは想像もつかぬ長年の鍛錬によって、練りに練り上げられた達人のオーラで覆われている。
 強靭な防具にも匹敵するが、ハンプティの乳房の口を前に、防御力を実演してみる気にはなれない。
「あら、遠慮せず、喰らわれておしまいなさい!」
「おっと……!」
 噛みつこうとしてくるその口を、素早く避けていく。鬼燈と共に、付かず離れずの間合いで仕掛ける隙を探り――と、そこに背後から飛来するのはフラニィのビット。
「ではこちらはいかがでしょう?」
「……んぐっ!?」
 開いた口の中に突っ込んだそれを噛み砕かれれば、満載された反物質爆薬が炸裂する。口の中での盛大な爆発に、流石に悶絶するハンプティ、その隙に上空へと舞い上がるフラニィ。
「……させませんわっ!」
 だがハンプティも、すぐさま上を向いてそれを迎え撃つ体勢を取る。爆発のダメージも爆炎による目眩ましも、その動きを止めるには至らない。
「けど隙ありっぽい!」
 しかし上を向けば当然、正面が疎かになる。その隙を逃さず、一気に間合いを詰める鬼燈。乳房の口の下に潜り込むように、姿勢を低くして――その瞬間、反らした身体を戻したハンプティが、頭に噛みつこうとして来る。
 避けられないタイミング、そのまま頭部を噛み砕かれる――。
「危なっ!?」
 その瞬間、生体装甲を『内側に』爆破して、強引に身を屈める。と言うより下に吹き飛ばすと言うのが近い動きで――ほんの一瞬の後、今まで頭があった場所が噛み砕かれた。
「あわわ、角! 角削れてない!?」
 羅刹の角を心配するほどの紙一重。しかし鬼燈の動きに淀みはない。命の危険を恐れる事なく、その右手を研ぎ澄ませ。
「ヒヤッとしたお返しっぽい!」
「こちらからも……失礼!」
 鬼燈は腹に素手を突き入れ、内燃機関を握りつぶす。と同時にフラニィは頭上から斧槍を叩きつけて刃を身体に食い込ませ――直後、身を捻って顔面への回し蹴り。
「あら、失礼? ちょうどいいところにお顔があったものですから?」
「こ、この、よくもわたくしの顔を……!?」
 蹴られて顔を抑えようとするハンプティ、だがその身体に巻き付くのはフラニィのワイヤー、いや、ダメ押しの爆導索。
「ぐ、ぅぅぅ……ああっ!?」
 それが爆ぜれば、大きくよろめき、身体から煙を吹き上げるハンプティ。苦悶の呻きと悲鳴を漏らし、そして――。
「まだ、ですわ!」
 それほどのダメージでも、攻撃は止まらない。再び乳房の口が広げられ、喰らいつきにかかり――。
「そこだっ!!」
「っ!?」
 その瞬間、神楽が思い切り地面を震脚で踏み抜いた。局地の振動でバランスを崩すハンプティ。
「何を、きゃっ!?」
「まだまだ……!」
 畳み掛けるように、自身の時間を加速し、足払いで転倒させる神楽。そのままマウントを取り、ハンプティへと拳を打ち下ろす。
「がっ……ぐっ……!」
「それにしても、奇遇だね。実は僕にも、この口とは別の口があるんだ」
 ハンプティの顔に容赦なく拳を振り下ろしながら、同時に、自身に埋め込まれた刻印を稼働させる。鮮血を動力として、それはハンプティの生命力を喰らい、吸収して。
「君が今まで呑み込んできたものをひっくるめて、君の命、僕が使ってあげるよ」
「ぐ……貴女に……父様の仇に使われる謂れは、ありませんわっ!」
 それに抵抗するように、大きく乳房の口を開くハンプティ。拳に食らいつかれては堪らないと、神楽は離れ際に生命力を喰らいながら飛び退る。
「僕達が倒したのはオブリビオン……君のお父さんの複製だよ? 真に恨むべきは別の人じゃない?」
「わたくし達は全てがオリジナル、複製などと言う概念は有りませんわ!」
 立ち上がりながら、ますます憎しみを強め、猟兵達を見回すハンプティ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

キリカ・リクサール
アドリブ連携歓迎

父の仇のために戦う娘か、何と言う健気な話だろう
これは一刻も早く、奴を父の元に送り付けてやらねばな

オーヴァル・レイを装備
ビーム線で奴を撹乱しつつ距離を詰め
奴がオーヴァル・レイに気を取られている隙に、拳を叩き付ける

何と言う事だ!私の腕が食われてしまった!
…美味いか?

奴がUCを発動したら喰われる直前に早業でこちらもUCを発動
片腕を猛毒の霧に変えて切り離し、噛み砕かれる前に一息で奴の臓腑へ潜り込み周囲を爛れさせる
散々内部で暴れまわったら医術を用いて内部のダメージを触診
ダメージが酷い部位に内外から拳を叩き込む

フン、せっかく馳走をしてやったと言うのに…
もう少し、美味そうな顔をしたらどうだ?


アンナ・フランツウェイ
どんなモノを噛み砕くとはいえ、逆に噛み砕いてはいけない物を体内に入れてしまうという事で、そこを突けば倒せる。
そして…「私達、呪詛天使の糧になってもらう。」

まずは攻撃に合わせ【ブラッドアロー・アンカーズ】を発射しつつ、相手の足元に転がる様に飛び込み回避。狙い通り矢を噛み砕いたか確認する。

噛み砕いたならそれは、私の血液を…呪詛に汚染された血液を取り込んだという事。血液の【呪詛】を起動、血液や肉体を腐敗させ動きを封じよう。

さて動きを止められたらこっちの番だ。【断罪兵器シンズ・ブレイカー】を彼女に突き立て【捕食】。彼女からオブリビオンの力を出来る限り奪いとろう。だから、糧になってもらうと言ったのに。



「父の仇のために戦う娘か、何と言う健気な話だろう」
 ハンプティの姿を見て、感動に打ち震えるキリカ。
「これは一刻も早く、奴を父の元に送り付けてやらねばな」
 ――もっともそのセリフは、多分に芝居がかったものではあるが。浮遊砲台を展開し、ビームを次々と撃ち込んでいく。
「父様の御許に送られるのはそちらの方ですわ!」
 そのビームを……つまり光すらも乳房の口で喰らうハンプティ。そのままどんどんこちらへと迫り――そこに飛来する一本の矢。
「私達、呪詛天使の糧になってもらう」
「何を……無駄ですわ!」
 その矢を当然、噛み砕くハンプティ。と同時に、足元へ転がるように飛び込むアンナ。
「む……ぐっ!?」
「どんなモノでも噛み砕くということは、逆に噛み砕いてはいけない物を体内に入れてしまうと言うこと……」
 放った矢は、アンナの身に宿る呪詛天使の血。乳房の口の中で無数の剣を生やし、体内に突き刺さっていく。苦悶の声を漏らすハンプティを見上げ、追撃を――。
「ぐ……この程度で、わたくしが止まるとでも!?」
「っ……!?」
 だがハンプティはその呪いすらも噛み千切る。血液の腐食にも構わず、乳房の口を広げるハンプティ。攻撃体勢に入ったアンナを頭から喰らおうと――。
「させるかっ!」
 そこにキリカが割り込み、咄嗟に拳を突き出す。殴りつけて口を横に反らそうとする、が――。
「ふん、あなたも無駄ですわ!」
「ぐああっ!? わ、私の腕が……」
 ハンプティはそれを読んでいたとばかり、口を広げて迎え撃つ。拳を引くのが間に合わず、腕を食い千切られてしまうキリカ、そして――。
「――美味いか?」
「っ、くっ、また……!?」
 その腕はすでに、猛毒の霧に変じている。自ら切り離した腕を食らわせ、体内で暴れ回らせれば、苦悶の表情を浮かべるハンプティ。
「ですが、やはり、無駄……ぐっ……がはっ」
 それでも強引に口を広げようとする――が。呪詛と毒、どちらか一方なら耐え得る程の強靭さ、しかしその両方を喰らえば、流石のハンプティも動きを止める。
「なるほど……ここだな」
「っ、がはっ!?」
 そんな彼女の腹を内側から突き上げるキリカの拳。と同時に外からも左腕で拳を叩き込み、重い衝撃を伝える。呪詛で傷つけられ猛毒で爛れた、もっとも弱い部分を内外から挟み打てば、悶絶して身体を折るハンプティ。
「フン、せっかく馳走をしてやったと言うのに……もう少し、美味そうな顔をしたらどうだ?」
「こ、この……うぐっ……んぇっ……」
 必死に毒を吐き出そうと、何度も呻きながら悶えるハンプティ。と、そこへ――。
「吐き出したいのですか。なら手伝ってあげましょう」
「……がはっ!?」
 突き刺さるのは、アンナの偽神兵器。罪を砕くそれが、深々と腹を抉る。
「先程は少しヒヤリとさせられた。だから、お返し……今度はこっちの番」
「か、はっ……ぐっ……」
 どくん、どくん、とハンプティの体内で呪詛が脈動する。呪詛天使は容赦なく、ハンプティの身体からオブリビオンの力を吸い上げて。
「――だから、糧になってもらうと言ったのに」
 そのまま、全ての力を吸い上げられ――ハンプティは音もなく霧散した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月17日


挿絵イラスト