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蛮族クッキング 迷宮スイーツ編

#アルダワ魔法学園

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#アルダワ魔法学園


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 今日はたのしいたのしい、アルダワ的調理実習の日。
 学生たちが自由な調理法で、蜜ぷにの蜜を使ったお菓子を作るべく、迷宮で跳ね回るカラフルな彼を採取しようと踏み込んだ、が。
「なんだってこんな浅層にフロアボスが!?」
「わっかんないって! すんごい量の蜜ぷに率いてるし……うわ、来たっ!」
 叫び合いながら迷宮から逃げ帰る、彼らの背後から迫る轟音。
 口と想われる部位からは火を噴き、所々で伸びたパイプからは蒸気を上げる。
 金属音を伴って迷宮の壁を抉りながら進む、まるでジャンクを無理矢理組み合わせたかのような機械の蛇は、より多くの生命体を狩らんと爬行を続けていた。

「侵攻!巨大蛇ッ!!!」
 背筋を見せつけるポーズと共に言い放たれた説明。簡潔を通り越しての白紙である。
 集った猟兵の一人が改めて依頼の内容を、ほがらかスマイルを崩さない大男、グラツェア・フーダン(フードバーバリアン・f09411)に問う。
「うムん。アルダワ魔法学園のダンジョン……もとい、地下迷宮にて封じられている筈の災魔の一角、巨大な蛇を模したカラクリが地上を蹂躙せんとしているッ!!!」
 スチームドレイクという名で呼ばれるその機械は、その巨体ゆえに道を幾度も迂回しなければならず、最短で進むという性質のためか、迎撃自体は行い易いという。
 が、彼が率いる……というよりは、何処か便乗してはしゃぎ、地上に飛び出そうとしている、大量のスライムが厄介だという。

「ムッハハハ。予知で目にしたが、中々に愉快な光景であったぞ!」
 通路を埋め尽くさんとばかりに跳ね回るカラフルなスライム、蜜ぷにたちが地上に溢れ出す方が早いと見られ、目下の目的は彼らの討伐となるだろう。
 学園生徒も蜜ぷにの相手程度なら可能であり、ある程度狩れば問題無いそうだ。
 依頼達成の暁には、アルダワ的調理実習を体験させてくれるかもしれない。
 迷宮攻略者のオヤツの異名を持つ彼らの味や如何に。
 われらのスイーツの為に、もとい魔法学園の為に一肌脱ごう。
 猟兵達は各々の得物を手に、転送されていった。


液体猫
 液体猫です。押忍。勢い重点。
 プレイングの具体性と勢いがよければよいほどカッ飛びます。

 1~3章通して一方通行で、戦闘には特に引っ掛けもありません。
 ギミックだのモブ生徒だのは気にせず、暴れ回って下さい。

●1,2章
 討伐依頼です。フラグメント以上の事はしてきません。
 また、攻撃手段に関しては事前情報として得ています。
 蜜ぷにを倒すと得られる蜜の回収は、生徒が行ってくれます。

●3章
 アルダワ魔法学園の調理室を借りて、蜜を使ったおやつ作りをします。
 グラツェラも混ざってますが、絡まれない限りは蜜クッキーを焼いてます。
 『蜜ぷにの蜜』は、とても美味しい蜂蜜イメージで描写させて頂きます。
 レシピを考える際、御参考にして下さい。
 ※食べ専の場合は適当に合わせます。
 ※料理の腕に関しては自己申告、または『ダイス頼り』と加えて下さい。
  旅団のオープンダイスにて、成功に関係の無いダイスを振らせて頂きます。

 英雄的なムーブよりは日常コメディな動きをイメージして下さい。
 皆様のキャラを預かる上で、妥当感が否めなくなる場合があります。
 アドリブ歓迎 の一言を添えて頂ければ、加速させていただきます。
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第1章 集団戦 『蜜ぷに』

POW   :    イザ、ボクラノラクエンヘ!
戦闘用の、自身と同じ強さの【勇者ぷに 】と【戦士ぷに】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
SPD   :    ボクダッテヤレルプニ
【賢者ぷに 】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ミンナキテクレタプニ
レベル×1体の、【額 】に1と刻印された戦闘用【友情パワーぷに】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ラクエン!ラクエン!ボクラノラクエン!
 ジャマスルニンゲン、フットバス!
 わいわいきゃいきゃいとはしゃぐ、多数の蜜ぷに。
 遠目に見ても甘い匂いを漂わせそうな彼らの姿は、確実に地上へと近づく。
 逃げ遅れた生徒の一人が体当たりで吹っ飛ばされた……が、擦り傷で済んだ。
 幸いな事に、スチームドレイクと違って生命に興味は無く、別の何かを目指している。
 そう見て取れる彼らだが、あの量が地上に溢れ出たならば、それはそれで問題だ。
 御機嫌に進攻しているところ申し訳ないが、元々の居場所にお帰り願おう。
・スイートウォール

 現場に辿り着いた猟兵一行。
 数匹の蜜ぷにが飛び跳ね、そのぷるぷるボディーで進攻していた。
 話に聞いていたよりも、数が少ない。あまりにも少なすぎる。
 小首を傾げる猟兵と生徒の蜜回収班が、ふと通路の奥を見遣る。
 ……蠢く壁が、迫ってきていた。

 やたらとカラフルな壁だ。
 いや、勘付けはしていたが、壁ではない。
 ハヤクイケー!オマエガイケー!ススメススメー!セマイー!
 どうやら、我先にと突撃した蜜ぷにたちが、細めの通路で詰まっているようだ。
 やる気に満ちているのか、合体して質量を増やした個体も居るから尚更に。
「うっわぁ……」
「さっきより増えてるぅ……」
 普段見慣れている生徒たちも、その密度に顔を見合わせてのドン引きである。
 が、彼らの滑稽な光景も、細通路を抜け出すなり、終わりを迎える。
 爆弾が爆ぜるように、抑え込まれていたエネルギーが解放されると同時、猟兵一行が立つ通路へと蜜ぷにたちが雪崩れ込む。差し詰め花蜜の大洪水。
  戦いの火蓋が切られるというには少々和やかだが、ともあれ、戦闘開始だ。
メテオラ・エルダーナ
学生さんたちの手に負えないなら!私たちがやっちゃいましょう!
そのあとはおいしいおやつをたっぷり…
…え、自分で作らないとダメなんですか!?

何はともあれ先手必勝!
・蜜ぷにの進行ルート上で
・学生さんや他の猟兵がいなくて
・多少壊しても問題なさそう
な場所に【ダッシュ】で陣取って、私の【滅びの風】でまとめて薙ぎ払っちゃいます
まとまってた方が回収も楽そうですしね
「ミキサーになった気持ちで頑張りますよー!」

ところでこの子たち、そのままでもおいしそうですよね!

※アドリブ歓迎



・先手必勝!?

 ヒロガレー!トビコメー!ラクエンハチカイゾー!
 通路の幅いっぱいに広がる、大量の蜜ぷに。
 その姿は、テーブルの上でグラス一杯の水を傾けたどころか、目の前で水門を全開にされたかのようなものだ……が、未だにぷに詰まりしているのか、進行は遅い。
「あれだけたくさん倒せば、おいしいおやつがたっぷり……」
 猫耳を揺らしながら、もわもわと山ほどのお菓子のビジョンを浮かべているメテオラ・エルダーナ(まほうつかいキャット・f05337)が、ぽつりと呟き、杖を握り締める。
 それを聞き、一年分は作れそうだと苦笑いする一人の生徒。
 お菓子作りに関しては手伝いだけでも構わないし、試食会だけでもお腹がいっぱいになるんじゃないだろうかと彼は言いながら、迫りくる蜜波に身構える。

「何はともあれ、先手必勝!」
 ぷに詰まりを起こしている現状を好機と見たのか、迷宮の床を踏み締めて駆けだすメテオラ。その身に宿る魔力の大部分を、一ヵ所に集中し始める。
 魔力の奔流に全てを委ねての『滅びの風(トータル・ハヴォック)』は無差別攻撃だ。
 故に、誰よりも先駆けて踏み込み、その力を解放する。
「ミキサーになった気持ちで頑張りますよー!」
 意気揚々と彼女が杖を掲げれば巻き起こる、破滅と混沌の嵐。
 嵐の目に立つメテオラを中心に、大量の蜜ぷにたちが風に呑まれて飛び散ってゆく。
 キャー!イヤー!キンキュージタイ!サンカイセヨー!
 賢者ぷにの知識を拝借した彼らは、かなりの数を吹き飛ばされながらも生存できた。
 纏めて倒した方が回収は楽……という、メテオラの思惑は、間違いではなかった。
 倒された蜜ぷには体が崩れ、蜜になる性質の一点を除けば。
 降り注ぐ花の蜜。風によって蜜が纏まる中心には、彼女の姿。
「あれ、これちょっとまず――」
 だばびちゃーん。何とも言えない落下音。
 一足先の、半強制的な味見となった。とてもあまい、上質な花蜜の味。
 自身がおやつの様な外見になる事と引き換えに、だったが。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最上・空
迷宮に美幼女が転送されましたよ!

さて、おやつの為に頑張りますかね!

数が多いですし全力で地上を目指しているみたいなので、空は足止めを優先してみますかね。

敵は液体ですし「属性攻撃5」&「衝撃波5」で氷を巻き散らして固まらないか試してみますね!

接敵まで時間があるなら通路にも巻き散らし、氷の壁とは行かないまでも障害物を発生させて進軍を遅らせたり、氷で通路幅を狭めてみますかね。

敵が良い感じに纏まり固まったら【サモニング・ガイスト】の【槍】で薙ぎ払います! 炎を使うと折角の蜜がコゲそうなので、槍縛りですよ!

……にしても、ぷに達は何を目指して地上に進んでるんでしょうかね?謎ですね。

※アドリブ&まとめご自由に



・美幼女、迷宮に参上!

 かくして蜜ぷに軍団の散開によって、各人の戦闘行動が開始された。
「迷宮に美幼女が転送されました、よ!」
 透き通った氷塊を幾つか障害物として発生させる、最上・空(美幼女・f11851)。
 すかさず自らの台として上に立ち、進軍する蜜ぷにたちの姿を見下ろした。
 広々とした通路の封鎖とまではいかないが、未だに多数存在する、彼らの移動ルートを制限するには十分だ。仲間同士で重なり、よじ登ろうとする蜜ぷにも居る。

「……ぷに達は何を目指して地上に進んでるんでしょうかね?」
 思案する空。楽園、と口々にしてはいるもの、その実体には謎が多い。
 迷宮攻略者のオヤツの異名を思い出せば、食欲に意識が逸れた。
 急ぎ氷属性の波を生成し、下で跳ねる彼らに向けて放つ。
 サムーイ!ヒンヤリー!コノテイドデー!
 花蜜で構成されているぷるぷるボディが固まりはじめた。彼らが何処かノリノリに見えるのは気の所為だろうか。一生懸命、合体し始めている。
「さて、おやつの為に頑張りますかね! 古代の戦士さん、レッツゴー!」
 槍持ち古代の戦士の霊を『サモニング・ガイスト』で召喚し、動きの鈍った蜜ぷにを突き砕かせる。個体の戦闘力はそう無く、合体した個体も数度小突けば蜜となった。
 自身の作戦も嵌り、蜜を回収する生徒たちを上から見ればテンションも最高潮だ。
 美幼女と書かれたトレードマークの腕章を見せ付けながら。
「さあ生徒の皆さん! じゃーんじゃん回収しちゃって下さい! この美幼女が――」
 ピキピキ、パキ。そんな澄んだ音が聞こえ、空の視界が傾き始める。
 下には額の数字が相当数となり、巨大化した蜜ぷにの姿。
 ゴリ押しにより、彼女がステージにしていた氷塊の根元が折れ、倒れ始めていた。
 ははーん、これは……アカンやつですね?
 そう何かを悟った美幼女の叫びが、通路に響き渡ったそうな。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴォント・ヴィーヴィス
うわぁ、すごい量ですね。
流石にお外へ逃がすわけには行きませんから、頑張りましょうか。

リザレクト・オブリビオンで敵を押しとどめながら戦いましょう。
ところで、蜜ってどう取るんです?
……あ、そんな感じなんだ(学生たちガン見)
もしかして本体を生きたまま食べても甘い……?(敵をじっとみて)
ははは。生きた敵に齧り付くなんてそんなまさかーーーーやりますとも。気になったら確かめないと気が済まない性格なので。
ほら、叩くと増えますし。No.1ならいけそうじゃないですか?ないですか?
蛇に生け捕りにして弱らせてみたらどうだろう。食べられないかな?
味音痴だけど、『すっごく甘い』くらいはわかりますよ

天然です
アドリブ歓迎



・実食?

「うわぁ、すごい量ですね」
「今まで見た事ないぜ、あんなの」
「流石にお外へ逃がすわけには行きませんから、頑張りましょうか」
 奥の方で展開される惨状を見ながら、突撃してくる蜜ぷにを『リザレクト・オブリビオン』による死霊召喚で抑えているのは、ヴォント・ヴィーヴィス(人間の死霊術士・f00914)。
 死霊騎士は己の得物で小粒の蜜ぷにたちを押し返し、死霊蛇竜は合体で巨大化した個体を締め上げ、各々の役割を果たしている。
 彼自身がダメージを負うと死霊も消えてしまう上、進攻の勢いも弱まってきているため、こうしてのんびりと生徒と雑談しながら防衛をしていた。
 
 生徒の一人が、床に散らばった蜜に向けて、大きなガラス瓶を傾け始めた。
 瓶の底には何やら紋様があり、それがぼんやりと淡い光を放つと、散らばった蜜を吸い上げてゆく。溜まった先から別の容器に移し、それを繰り返す。
 ガラス瓶の中に不純物は無く、それが蜜のみを吸い上げるアイテムだと気付かせた。
(「……あ、そんな感じなんだ」)
 蜜の採取方法に興味のあったヴォントは、しげしげとその様子を見ていた。
(「もしかして本体を生きたまま食べても甘い……?」)
 視線が移った先は、死霊蛇竜締め上げられている小粒の蜜ぷに。
 ギブギブギブ。モウムリモウムリ。
 程好くダメージが蓄積しているようだ……いやいや、生きたまま齧るなどと。
 死霊騎士が死霊蛇竜に近付くヴォントに被害の行かないよう、蜜ぷにを押し出す。
「……あの、猟兵さん?」
 まさか、と生徒がぎこちない笑みを浮かべながら、彼を見る。
「はい、やりますとも。気になったら確かめないと気が済まない性格なので」
 No.1ならいけそうじゃないですか?
 そう言いながら躊躇なく蜜ぷにに齧り付くヴォント。
 アフン、と断末魔?を上げる小粒ぷに。
 食感は……固まり掛けのゼリー? 辛うじて固体? そんな感じだった。
「ううん、いや甘いですね。いけると思いますよ」
 美味かは味音痴である彼には不明だったが、直食でも非常に甘い事は分かる。
 食べてみますかとヴォントがあっけらかんと勧めるも、生徒は首を横に振っていた。
「……猟兵ってすげえなぁ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベアータ・ベルトット
調理実習…?へえ、学校の授業にはそんなのもあるのね
ちょっと興味あるけどまずは邪魔する奴らを片付けなきゃね

何よこのぷにぷに共は…やる気失せるわね
あまり機敏そうには見えないけど…まぁ、油断は禁物ね

集団戦には銃撃や誘導弾がもってこい。でも食材として使う以上は避けたい
若干非効率的だけど、機餓獣爪を装着し接近戦を図る
十八番なのはこっちだしね

…それにしてもこの甘い匂い
クソッ、こっちはただでさえ餓獣機関のせいで腹空かしてるっていうのに!

ブラッド・ガイストで一口味見の生命力吸収…してる場合じゃない?
わ、わかってるわよ!
香りに惑わされないよう2回攻撃を駆使した連続攻撃で応戦
スピーディーに片付けるわ!

アドリブ歓迎



・跳ねる鉄爪

 ゆるい顔で跳ねながら、なおも進攻を続ける蜜ぷにたち。
 ボクラノラクエンハ、メノマエダー!ススメー!
 跳ねる音もぽよんぽよんべたんと、何処か気の抜ける音だ。
「何よこのぷにぷに共は……やる気失せるわね」
 ベアータ・ベルトット(餓獣機関BB10・f05212)が溜息交じりに独り言つ。
 集団戦と聞き、戦闘手段を考慮していた事が阿呆らしいほどに、緩い彼ら。
 それでも警戒は解かずに、機腕に仕込まれた鉄爪を構えて向き合う、が。
(「……それにしてもこの甘い匂い」)
 皆が討伐しているのもあるが、一帯に満ちる花蜜の甘ったるい匂い。
 鼻孔を通してベアータの餓獣機関を刺激し、空腹感に響かせる。
 苛立つ中で飛び掛かってくる、何やら勇ましい蜜ぷに二体。
「クソッ、こっちはただでさえ腹空かしてるっていうのに!」
 咄嗟に『ブラッド・ガイスト』の殺戮捕食態で、機餓獣爪に彼らを喰らわせた。
 蜜ぷにの生き血……体液? 花蜜?を浴びる鉄爪。
 生命力の吸収には成功したらしく、空腹感が多少抑えられた気がする。
 甘味は空腹を抑えるというが、彼女の機関に意味はあるのやら。

 兎も角、少しはマシになった間に片付けてしまおう。
 防衛ラインを潜り抜けてくる蜜ぷにたちを、鉄爪の二連撃で屠ってゆく。
 蜜を回収する生徒たちを横目に、一、二、四六八匹と確実に。
 学園の授業に蜜を使った調理実習があると聞き、少し興味を懐いていたベアータ。
(「ちょっと興味あるけど、まずは邪魔する奴らを片付けなきゃね」)
 蜜ぷにたちは兎も角、彼らを引き連れていたエリアボスは未だに健在だ。
 生徒たちの授業を見届けるためにも、一仕事しなければならない。
 そう思えている内は、彼女はきっとヒトとして在れるのだろう。
 また鉄爪の一撃が弧を描き、蜜塊を切り裂いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

橘・狂華
「蜜、蜜。美味しい蜜。蜜の為に頑張るぞい、っとな」

「さぁ、お前の蜜を寄越せ!」
トリニティ・エンハンスで攻撃力を強化しジャッジメント・クルセイド等で攻撃。
倒せそうな敵いたら優先して攻撃。

味方の連携の隙間埋める、敵行動を阻害を重視し行動
敵の隙逃さず狙う

敵行動注視
気づいた点味方に報告
可能なら戦闘に活用
(敵行動に合わせて攻撃し行動阻害、回避防御に利用等)

敵逃亡阻止する場所押える

常に周囲警戒
異常時即報告し対応

無理せず無茶する
状況次第では無理もする

口調:乱暴
服装:修道服の上に脚甲、手甲、胸当て着用
サングラス着用で相手からは目は見えない


月島・彩希
【蜜ぷにとの戦い】
まだ敵がいる状況での消耗は避けないと……ここは他の猟兵達と連携をして敵を倒す
スピードによる敵の撹乱を優先して味方を支援する
【ダッシュ】と雷迅槍(UC)を用いて高速戦闘
雷の魔力で強化した身体能力と【怪力】を用いて槍で敵を【なぎ払い】
短槍を【投擲】して【槍投げ】で敵を【串刺し】にする
敵の攻撃には持ち前の【野生の感】で感じ取り、【残像】を用いた【フェイント】を交ぜることで行動を読ませないようにしつつ回避
回避後はすぐさま【カウンター】として攻撃を繰り出す
戦闘中、【戦闘知識】として敵の動きを蓄積することで効率よく行動をしていく
敵は多いけど、油断はせずに1体1体確実に倒していこう



・疾走する雷と断罪の光

 マズイプニ!コノママジャゼンメツプニ!
 ラクエン!ラクエン!ボクラノラクエン!モウスグ!
 ――かくなる上は。
 蜜ぷにの固体でも一際大きいものたちが、弾けた。
 小粒となり防衛ラインを、合体解除による分裂で無理矢理に突破してゆく。
 一部始終を見ていた橘・狂華(虚葬庭園・f03947)の手元に、赤青緑の三色の光が集い、白い輝きを放つ。彼女が指差せば宙から閃光が放たれ、次の瞬間には蜜ぷにが蜜化していた。

「アイツら花火みたいに弾けやがった!広がって来るぞ!」
 狂華が叫べば奥の群れを掃討していた猟兵達も、身を翻して防衛に向かう。
 散弾のように広がる蜜ぷに達を抑える生徒。その間を、煌めきを伴う影が走る。
 その輝きは雷を纏った槍と身体。走る影がはためかせていた帯は、彼女の愛用品。
「――はああッ!」
 月島・彩希(灰色狼・f12810)の『雷迅槍(ライジンソウ)』による一撃は蜜ぷにの群れを、薙ぎ払いで吹き飛ばし、その進攻を止めるように努めていた。
 群れの間を駆け、その進攻を阻害する彼女の動きに翻弄される蜜ぷにたち。
「おっと、そこぉ通られちゃ困るなあ!お前の蜜も寄越せ!」
 カバーしきれない部分は狂華の光により照らされ、残った進攻ルートも奪ってゆく。
 サングラスで見えない筈の瞳が、蜜ぷにたちには蜜を狩る獣のように映る。
 ヤベー!サイゴノサイゴデ!ガッタイ!ガッタイ!
 蜜ぷにたちが群れる。友情パワーぷにを召喚する。一ヵ所に纏まり、合体する。
 天井近くの大きさになったそれは、生徒たちも抑え切れずに後退する。
 彩希が小粒を処理している狂華の元へ、瞬時に移り。
「ねえ、猟兵さん。提案があるのですが」
「あん? ……――」
 ノった。と狂華が口角を吊り上げ、彩希の“提案”を受けるなり魔力を蓄積させた。
 『トリニティ・エンハンス』により、先とは比べ物にならない力強い光を放ち始める。

 ぼよんぼよん。生徒たちを押しのけ、悠々と出口に向かうビッグぷに。
 彼の下部を、投擲された彩希の短槍が穿ち、床に串刺しにさせた。
 どうやら合体すれば容易に千切れないらしい。部位に引っ張られ、巨体を鈍らせる。
 思わず合体解除をし、分離してゆく小粒ぷにを、彩希が確実に仕留めてゆく。
「コイツでぇ、フィニッシュだ!」
 その叫びの後に狂華が指差した先は、ビッグぷにの頂。
 頭上で輝き、通路を満たすほどの眩い光は、不思議と温かい。
 狂華のジャッジメント・クルセイドが、半壊した巨大ぷにを包み込む。
 アフン。
 間延びした蜜ぷにの最期の声。
 次の瞬間には、巨大な蜜溜まりだけが残されていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『スチームドレイク』

POW   :    スチームフレイム
【口内から射出される「錬金術の炎」 】が命中した対象を燃やす。放たれた【紅蓮の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    頭部連装機関砲
【頭部連装機関砲 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    スチームファイア
レベル×1個の【錬金術 】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアイシア・オブリオンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


・スチームドレイク襲来

 蜜の回収を終えた生徒たちが、猟兵達に頭を下げる。
「いやー、助かっ――」
 がりがりと岩肌の上を金属で掻くような音が聞こえ、生徒の言葉が途切れる。
 ……奥の、先の細通路とは違う、分かれ道の先から響き渡る金属音。
 それを知る生徒たちは蒼褪め、猟兵たちに助けを乞うような眼差しを向けた。
 奴は現れる。生命を奪う事だけを目的とした機械。
 曲がり切れずにその巨体を迷宮の壁に叩き付けようと、構わず向かう奴の姿。
 蒸気を放ち、赤熱された口腔を開き、猟兵一行を見詰めるスチームドレイク。
 不幸中の幸いなのは、その強力な生命体を狩るべく、地上への興味が逸れた事か。
 フロアボスはフロアボス。こんな出口近くまで来ていいものではない。
 そのイカれた思考回路を破壊すべく、猟兵たちは得物を構えた。
メテオラ・エルダーナ
ベタベタじゃないですか!!もー!!
毛づくろい大変なんですよ!?

…でもそんなこと言ってられないですね!
おいしいおやつも好きだけど、壊しがいのあるオブリビオンはもっと好き!
私とみんなでやっちゃいましょ!


囮として【ダッシュ】や【野生の勘】で攻撃をかわしつつ、
狭い横穴や通路の多い場所まで敵をおびき寄せ、旋回や方向転換を封じます
もし通路がなければ【グラビティストライク】で無理やり開通!

横穴から敵の側面か後ろに回り込めたら、
胴体に思いっきり【グラビティストライク】!
得意の【範囲攻撃】も乗せて真ん中からへし折っちゃいましょう!

※アドリブ歓迎ですよ



・追い込まれたのは

 先ず赤い双眸が姿を捉えたのは、剥き出しの屑鉄機構を前に心躍らせる少女の姿。
 メテオラ・エルダーナ(まほうつかいキャット・f05337)は解体しがいのあるスチームドレイクを前に、自然とその破壊欲を昂ぶらせ、その気配を蒸気竜に察知されていた。
(「おいしいおやつも好きだけど……」)
 奴の車輪が獲物を追うべく勢いよく回り、空回りを続けていた其れが床を噛むと同時。
(「壊しがいのあるオブリビオンは、もっと好き!」)
 迷宮での“壊し合い”が始まる。

 逃げる。追う。逃げる。追う。
 スチームドレイクの口内から射出される炎は、有機物無機物関係無しに燃やし尽くす、錬金術の炎。生命を焼き尽くすべく幾度も放つが、火が上るのは壁や床のみ。
 メテオラの野生のカンが予兆の赤熱を振り向かずとも察知させ、床を、壁を、天井を踏んで跳ねては身軽に避ける。それでも触れる高温の熱風からは、蒸気竜の火力の高さを嫌でも理解させられた。
「ドライヤーをあてるのは、お風呂上がりでお願いします、よっ!」
 奴が削り回った迷宮の跡を逆走し、誘導を続ける少女。
 蜜塗れになった不快感を冗談で流しながら、逃走中に目星を付けた場所に飛び込む。
 ――行き止まりだ。逃げようがない。スチームドレイクはその姿を見るなり胴体を押し込み、確実に焼き尽くすようにエネルギーを高めた上で……通路を炎で満たした。
 少女の気配が消えた。生命を奪ったと、スチームドレイクは認識する。
 余分な炎を消去して確認する、が、何も無い。灰一つ。
 残っていたのは、人が通れるぐらいの、穴?
「――ストライ、ク!」
 圧縮された魔力の気配。
 この通路で確認しようにも、その巨体を戻すには、遅い。
 胴体部分に強烈な一撃が加えられ、装甲が拉げる。車輪が折れる。
 メテオラの『グラビティストライク』は、獲物を狩り場に縛り付ける事に成功したのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最上・空
蛇退治に美幼女が颯爽と登場です!

攻撃手段が口や頭に集中してるようなので、頭部を狙おうかと思いましたが、機械で金属らしく何やら堅そうなので、露出しているパイプや配管狙いに変更ですね!

いや、だってアレですよね?頭部狙うと絶対怒って本気出してきますよね?

とりあえず、地面に接している胴体部分に、蜜ぷにの時と同様に「属性攻撃5」&「衝撃波5」で氷を放ち少しでも動きを鈍らせ、【サモニング・ガイスト】で露出しているパイプや配管部分とか、金属に覆われて無い装甲の薄そうな場所をチクチクと【槍】で集中攻撃です!

他に味方が居るなら動きを鈍らせる&援護を重視し、本格的な攻撃はお任せしますよ!

※アドリブ&まとめご自由に



・サポートに回るも美の秘訣?

 頭部に見える連装機関砲。火炎放射器。
 攻撃手段を奪おうと考えていた最上・空(美幼女・f11851)だが、どうにもあの爬虫類的頭部に嫌な思い出でもあったのか、中止した様子。
 心が後ろ向きにクラウチングスタートである。
 幸いにも蒸気竜は身動きがほぼ取れず、横に幾つも細道が繋がっている。
 安全確認、よし。竜退治に美幼女が颯爽と登場!

 横道から現場に到着。すごい勢いでのた打ち回る胴体があった。
 先ほど蜜ぷにに放ったように氷結の波を放つが、熱された蒸気機関には通じにくい。
「ううん。先ずは動力から奪った方がよさそうですね?」
 『サモニング・ガイスト』により、槍持ちの古代戦士を召喚する空。
「やっちゃってください、古代戦士さん。そのパイプとかどうです?」
 空洞の筒は金属であっても多少は脆いらしく、数度の槍撃でひしゃげてゆく。
 蒸気の排出を封じられた為か、蠢く胴体もどこか苦しそうに見える。
 いい感じだ。次は装甲の薄そうな部分を……。
 胴体やや後ろ、脆そうな動力そのものと想われる丸い物。空の瞳が、きらりと光る。
「そこです、そこそこ!ガツンと!」
 ガツン。霊体でも流石の古代戦士、鋭い一撃で球体にヒビが入り、動きが鈍った。
 全身にエネルギーを送る炉の役割をしていたのだろうか、弱らせる事には成功した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

橘・狂華
「食い物にならない奴にゃあ興味はない!ってことでさっさと消えろってね」

「おめぇみてぇなデカ物ならやっぱ頭弱点だろよ!」
血統覚醒で攻撃力を強化し気絶攻撃
メイス持ってフルスイング
狙いは場外ホームラン
目指すは猟兵最強スラッガー

味方の連携の隙間埋める、敵行動を阻害を重視し行動
敵の隙逃さず狙う

敵行動注視
気づいた点味方に報告
可能なら戦闘に活用
(敵行動に合わせて攻撃し行動阻害、回避防御に利用等)

敵逃亡阻止する場所押える

常に周囲警戒
異常時即報告し対応

無理せず無茶する
状況次第では無理もする

口調:乱暴
服装:修道服の上に脚甲、手甲、胸当て着用
サングラス着用で相手からは目は見えない

※アドリブ歓迎



・シスター・スラッガー

 胴体を小突かれ続けて復帰を図ろうと、その巨体を曲げる蒸気竜。
 撓らせた身体の勢いを後方へ向け、上半身を倒すその先に、生命の姿。
 橘・狂華(虚葬庭園・f03947)がメイスを振り上げ、天井へ差し向けている。
 狙いは場外ホームラン。目指すは猟兵最強スラッガー。
 ……予告ホームラン?
「おめぇみてぇなデカ物ならやっぱ頭弱点だろよ!」
 とりあえず頭殴っとけ理論は、物理に訴える人物たちの共通事項なのだろうか。
 狂華の瞳がサングラス越しに灯り、揺らめく。
 その蒸気竜の炎よりも紅い瞳は、彼女の戦闘能力が爆発的に増大させてゆく。
 『血統覚醒』。ダンピールである彼女が、真紅の瞳を以て純血の力を得る手段。
 その力全てを筋力に回し、メイスを思い切り振り下げ、構える。
 スチームドレイクが火炎射出口を紅く熱するよりも先に振られる、鈍器の一撃。
「食い物にならない奴にゃあ興味はないってえことで……」
 さっさと消えろ。
 頭部を打ち上げる形で殴り付けられ、浮き上がった蒸気竜の頭が天井に突き刺さる。
 ぱらぱらと土埃が舞い、胴体をびたんびたんと床に叩き付けるスチームドレイクの姿。
「うし、満塁ホームランもんだな!」
 笑いながらメイスを突き上げる狂華。
 能力に任せて物理で殴る。猟兵スラッガーとしての第一歩となっただろうか。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベアータ・ベルトット
食べるでなくただ殺すだけの機械ならお仲間じゃ無し
生身じゃないから蒲焼に出来るでも無し
…まるで価値の無い瓦落多め
ぶち壊したげるから覚悟なさい!

剥き出しの火炎生成機構を銃撃しながら接近
十分近づけたら機餓獣爪をセット
ジャンプで飛び掛かり、爪を関節部に突き立てる
それを取っ掛かりに踏みつけ+ジャンプも活用して蛇の頭まで移動
ここならスチームフレイムは届かない筈!
…でも機関砲は怖いから速攻で決める
眼帯を外しBEAを発動
強烈な舌の一撃をお見舞いしてやるわ!
…ついでにダメ押しの生命力吸収を
意味無いとは思うけど物は試しでね

味方の攻撃に支障が出そうなら、最後に至近距離からの銃弾一斉発射を喰らわせて撤退よ

アドリブ歓迎



・奪うモノと喰らうモノ

 がらがらと音立て天井を崩す頃には、通路の幾つかが、瓦礫に埋もれていた。
 一時撤退した猟兵も居たのか、生命反応は少し遠い。……いや、一つ近付いている。
 生命の破壊を、優先。最優先。満身創痍の機構を無理矢理に駆動させる。
 対象、確認。遭遇した四人の内、一人。四肢に機械を埋め込んだ――。
 ベアータ・ベルトット(餓獣機関BB10・f05212)の姿。
 彼女が機械を破壊すべく、向かってくる。

 彼女の機腕に内蔵にされた銃火器が火を噴き、ばら撒かれる弾丸が、今や熱の失せた放射口目掛けて飛び込んでゆく。
 咄嗟に口腔にエネルギーを集約させたのか、放射口を抉った弾丸がそれを爆ぜさせ、声無く蒸気を噴き出させるスチームドレイクの身体を大きく仰け反らせた。
「食べるでなく、ただ殺すだけの機械ならお仲間じゃ無し」
 生身でないから喰えるわけでも無く。奪うだけで、価値の無いガラクタ。
「ぶち壊したげるから覚悟なさい!」
 そう叫ぶ彼女の心は命を喰らう餓獣機関のものか、命を尊ぶヒトのものか。
 機腕に鉄爪を装着させながら、スチームドレイクの関節部に切っ先を突き立てる。
 切れ目から蒸気が上がり、体を熱そうと構わず、胴体を蹴って頭部に辿り着いた。
 ぎぎぎとイカれた首を曲げ、光を失いかけた瞳を少女に向ける、蒸気竜。
 至近距離。目と鼻の先。振り絞った熱で口腔を赤熱させるのと、ベアータが右目の眼帯を取り外すのはほぼ同時であり、彼女の瞳から飛び出すナニカがスチームドレイクの頭部を吹き飛ばす方が、一瞬速かった。
 『Bugbear's Eye A-type(バグベアズ・アイ)』による一撃。
 その特殊義眼に仕込まれた舌は、獲物を味わう暇も無く砕く強力な兵器だ。
 蒸気竜の赤熱が赤黒く沈む。エネルギー炉が全ての光を失ってゆく。
 ここに、人騒がせなフロアボスの討伐は成ったのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『アルダワ的調理実習』

POW   :    レシピなんて見なくても気合いと間隔で料理できるさ!

SPD   :    料理もスピードがいのちだよね!

WIZ   :    料理は科学だ。正確に計量して料理する、

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


・アルダワ的調理実習!?

「な、何よっ、このえげつない量の蜜!?」
「へっへっへ~……。それがさ、さっき猟兵さんたちが――」

 その日、調理実習室は大騒ぎとなった。
 食べきれない程に運び込まれた、大量の蜜ぷにの蜜のせいだ。
 瓶でいくつか、どころか樽で何十も、といった量ならばしょうがない。

 ほっこり笑顔で蜜を持ち帰る甘党教師。
 誰の型なのやら、等身大蜜飴を作り始める生徒。
 虹色の蜜を各色で分ける実験をし始める、マッド先生。
 持ち帰ったスチームドレイクのパーツでオーブンを作り始める筋肉。
 賑わいは治まらず、その日一日、調理実習室を中心に甘い匂いが立ち昇る。
 
 恐らくは、君が想った蜜を使った菓子ならば、誰なりと作っているかもしれない。
 猟兵一行は好きな菓子を味わってもいいし、童心のままに菓子作りに励んでもよい。
 何かもうよく解らないケミカルなノリでマッドクッキングにチャレンジしてもいい。
 土産に蜜をと言えば、それこそ恩人でもある猟兵ならば、樽で貰えることだろう。
 疲れた身体には、甘い物がよく染み渡るという。
 戦闘を終えて体を休めるには、いい機会かもしれない。
メテオラ・エルダーナ
ふー、身体も洗ってキレイサッパリ!
オブリビオンも壊していい運動になったし…
あとはおいしいおやつを作るだけ!!
(食べるだけでもいいらしいけど折角だから!)

【POW】
レシピなんてキマイラフューチャーの端末で見…あっ、ない!!
…でもでも、小麦粉と卵があれば何とかなるでしょ!

【野生の勘】と【世界知識】でそれとなく感覚を掴んで何か作ります!
作ったお菓子はほかの人に…優先的に…出来はともかく…味見してもらいましょう!
(料理の腕:ダイス頼り)

※もちろんアドリブ歓迎



・クッキングにゃんこ【59判定】

「ふー、身体も洗ってキレイサッパリ!」
 学園の浴場施設を借り、衣装共々に蜜ぷにの蜜でべたついた身体を清めたメテオラ・エルダーナ(まほうつかいキャット・f05337)。乾いた毛並みもすっかりふかふかだ。
 オブリビオンも壊せていい運動になった。後は、おいしいおやつを作るだけ。
 彼女が向かう先は、急遽隣の部屋も使って拡張された、アルダワ的調理実習。
 騒ぎが絶えない部屋に入れば、魔導蒸気機械『ガジェット』による金属パイプが天井や壁に所狭しと張り巡らされ、それと同じぐらいに露出した木々の根が絡み付く光景。
「……う、わぁ。なんだか――」
 すごい。そう感じさせるのは、キマイラらしさからか、彼女の心ゆえか。
 調理に使う物だろうか、使い古されたラベルを張り付けた瓶が棚に並び、その棚に何十とある引き出しを生徒が引けば、乾燥した薬草が詰まっていた。それをミキサーに放り込んで粉末にして、何かの菓子のものだろうか、生地に練り込んでゆく。
 誰かが土鍋に液体を垂らせば、魔力の光が飛び散る。
 蒸気オーブンの金属板を引けば、甘い香りと共に焼き上がったケーキが現れる。
 何かが起きる度に生徒は笑い、張り合い、時には教師も混ざって。
 極彩色に波打って光る看板も無い。激しい音楽と共に踊るキマイラも居ない。
 だがメテオラの故郷とはまた別の、アルダワ魔法学園らしい不思議な楽しさが、その部屋一杯に満ちていた。

 さて、メテオラのおやつ作りは、彼女の膝ほども無いケットシー生徒たちに囲まれながらのものとなった。内一人は、蜜回収の際に傍にいたらしい。
 種族柄とはいえ、猫のような外見のメテオラが物珍しく、大きいケットシーのような扱いを受けてか注目の的である。
 そんなメテオラも。
「レシピなんてキマイラフューチャーの端末で見……あっ、ない!!」
 置き忘れたのか、戦闘中に落としたのか、頼みの綱である端末がない。
 任せとけと胸を張るケットシーズ。其々の頭に小麦粉、卵入りの籠、バター等々。
 バター入れろー。粉入れろー。卵溶いてー。砂糖と蜜は程々に!
 混ぜる作業は、大きい彼女にお任せだ。
 ボウルの中で出来上がってゆく生地を、小さな猫頭が覗きこんでいる。
 出来上がった生地に粉をまぶし、毛が付かないように手袋付けて形を作る。
 ――穴の開いた物、丸い物、細長いもの。油でしっかり揚げたら。
「……ど、どうですか? 焦げたりはしていないハズですが!」
 出来上がったドーナッツに砂糖が塗され、小さなケットシーズは各々の好きな形を手に、はふはふと猫舌に合わせて冷ましてから齧ってゆく。そして、口々に。
「おいしーよ!」「ナイススイーツ!」「美味じゃー!」
 ほっと胸を撫で下ろすメテオラ。自分もと手に取り、一口。
 ふんわり。もっちり。広がる味は、蜜の香りと共に。
 便利な未来機器がなくても作れる美味しいは、数多の世界の共通事項。
 自分で作ればなおヨシ。断りを入れて口にする他の生徒が居れば、不思議と嬉しい。
 猫のシルエット、複数人。暫くおやつ時を堪能したそうな。

大成功 🔵​🔵​🔵​

橘・狂華
いしっし、大量大量。
こんだけありゃぁ色々と出来るな。
何すっかねぇ。
やっぱし一番はハニートーストかねぇ。厚切りトースト使って。
ホットケーキやドーナツもいいねぇ。

と、そういや誰か酒を造れる奴知ってたら教えてくれねぇか?
いやよ、今回手に入れた蜜で蜂蜜酒的なもん造ってもらえねぇかと思ってよ。
んで、次の誕生日で私二十歳だからよ、そん時の祝い酒で飲もうと思ってな。
あ、もちろんそん時まで当然預かっておいてもらうらかな。

いやぁ、楽しみ増えんなぁ。かかかっ。

※アドリブ歓迎



・二十歳の楽しみ

 フォークでぶすりと刺し、切ったパンの一口には、アイスと蜜がてんこ盛り。
 ばくりと一口にして頬張る橘・狂華(虚葬庭園・f03947)の笑顔は、御満悦に見えた。
 生徒たちも羨むように見れば、自分もと厚切りトーストを焼き始める。
「あー、やっぱ一番にして正解だったな。ハニートースト!」
 うまいうまいと頷く彼女の頭には、ホットケーキやドーナツも捨て難いと浮かぶ。
 これだけ蜜があるなら、それに止まらずに何でも作れるのでは?
 周りでも色々と作っていて、ちょっとした甘味バイキングだ。
 一ヶ月分の糖分を楽しみながら、ふと彼女が思い付く。
 それは――。
 
 廊下一杯に並ぶ、樽、樽、樽。
 長期保存が利くように加工されたそれらの中身は、蜜ぷにの七色蜜。
 流石に一度の調理実習では使いきれないそれらを、倉庫に運び込んだり、皆に分け与えたり、それでもなお山ほど余る樽を見て初老の教師が苦笑する。
「――僕も、あまり甘い物を摂り過ぎると、ねぇ。……うん?」
 そして、不意に呼び掛ける声。
 男が振りかえれば、修道服を纏った女の姿。
「なぁ、おっさんおっさん。コレで酒作れるヤツ、知らねぇか?」
「ああ、君は猟兵の……」
 樽を担ぐ狂華がそう問えば、教師は目を細め彼女を見る。
 どうやら思い付いたのは、蜜を使った酒の事だったらしい。
 年上に見られる外見をしている彼女だが、それでも実年齢は暈しようがない。
 一寸悩む素振りを見せ、教師が問い返す。
「ええと、君はいくつなんだい?」
「? 十八歳だけど」
「はははっ、それじゃぁ教えられないねぇ。けれど」
 将来の楽しみを増やしたいならば、協力しようと続ける。
 初老の教師もまた酒好きであり、いくつかの樽を渡して、頼もうとしていたらしい。
 甘味が好きならば、相応に甘い蜜酒を醸造できる。……度数が少々キツいそうだが。
 眉を顰めていた狂華だが、そう聞けば歯を見せてにかりと笑う。
「それじゃ、二年後の年末だな。祝い酒に楽しみにしてるわ、おっさん!」
 おっさん呼びは少し効くものがあるのか、頬を掻きながら承諾する教師。
 未来の喜びが増えれば、狂華の足取りも軽くなる。
「いやぁ、楽しみ増えんなぁ。かかかっ!」
 未だに一樽あるコイツもどうしてくれようか。
 贅沢な悩みと共に、彼女は帰還していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴォント・ヴィーヴィス
叶・景雪さんと参加

料理はあまり経験がないのでグラツェラさんにオススメの料理を教えてもらいましょう
「混ぜることなら出来ますよ!」
…おや?にたような台詞が聞こえたような
って事で叶さんと作る事に

「ではグラツェラ先生ご指導よろしくお願いします」
叶さんと相談しながら作りたいな
ほら、僕は味覚音痴ですし
作れるところは頑張りますよ
(たまに先生の蜜クッキーをつまみ食いするかも)
精神年齢は叶さんに合わせます(小学生みたいなノリで)

作って楽しんで、食べて楽しんで
上手く出来たら、みんなでいかがですか

(料理お任せ、アドリブ歓迎です)


ベアータ・ベルトット
料理するのは好きよ?
ただ喰らうだけなら獣でも出来る
でも、美味しく味付けたり彩ったり…他の誰かを喜ばせたり
それって、人間の特権みたいな気がするじゃない?

お菓子作りはそんなに経験無いのよね…
折角だから私も調理実習に参加したい
持ち帰ってみんなで気軽につまめるもの…蜜クッキーとか良いかも
そう言えばマッチョシェフもクッキー焼くみたいね
いかにも手慣れてそうだし、色々教えて貰えたら心強いわ
声かけてみましょ

料理において大切なのは、適切な調理法の実践とまごころの両立
精一杯、心を込めて焼き上げるわ

同じ宇宙船に集う仲間達や、甘い物が大好きなちびっ子の顔を思い浮かべながら…
(みんな、喜んでくれるといいな)

アドリブ歓迎


叶・景雪
アドリブ歓迎
難しい漢字カタカナ言葉も可能な範囲で平仮名使用

ふしぎなにおいがしたので、きてみたら…みつ料理ってなに?ほがらかスマイルの大男(=グラツェア)さんをみかけたので、
「料理はやったことないけど切ることなら、できま…」
す、と言おうとしたら声がかぶったおにーさん(=ヴォント・ヴィーヴィス(f00914))と目があったので話しかけるよ
「きみもすいーつを習いに……?よかった、二人ならきっとおいしいのができるね!」
おにーさんにじこしょうかい!
グラツェアさんに習いつつ話を聞いていたら、ヴォントさんがなにかを食べていたので思わずじぃ~とみつめるよ
二人でつまみぐいしたら顔を見合わせ思わずにっこりするよ



・蛮族式調理実習【77,68,09判定】

「むゥン、吾輩のクッキィンング……に、興味があるとッ!」
 グラツェラは背筋を見せ付けるポーズをとりながら、集った三人にそう返す。
 何やら菓子よりも先に何かを作っていたらしく、丁度今から着手するようだ。
「混ぜることなら出来ますよ!」
「料理はやったことないけど、切ることならできます!」
 二人の言葉が被り、互いに目を合わせる。
「私も、お菓子作りそんなに経験無いわね……」
 二人の勢いの後に、一人が少し自信無さそうに口にする。
 猟兵達の言葉を、ポージングを維持したまま聞く大男。
「ではグラツェラ先生ご指導よろしくお願いします」
 ヴォント・ヴィーヴィス(人間の死霊術士・f00914)が一礼すれば、二人も頭を下げた。
 かくして、蛮族式調理実習が始まったのである。
 多様多種のナッツ殻を、次々に割りながら説明を始めるグラツェラ。。
「切るッ、混ぜるッ、焼くッ!!! この基本、森羅万象の創造への始まりだッ!」
 雑だ。ともかく、作るものはぷに蜜を混ぜ込んだクッキーらしい。
 生地には木の実を加えて香ばしさを増させ、味覚にも変化を与える。
 ……要約すると、以上。森の恵みだとかいう言葉などを訳した結果だ。

 ベアータ・ベルトット(餓獣機関BB10・f05212)がフライパンを手に、砕かれ取り出された、生の状態のナッツを炒り始める。料理経験者であるからと、任された作業だ。
 弱火でじっくり。香りが出るまで。
 ふわりと芳ばしい香りが漂い始めれば、自然と笑みが零れる。
 ……ただ狩りをして喰らうならば、獣にすらできる。
 こうして料理に触れていると、誰かを喜ばせる食べ物作りに触れていると、何処か優しい気持ちになれる。それは人間の特権だと、ベアータは考えていた。

 混ぜる。混ぜる。ひた混ぜる。
 刻む。刻む。ひたすら刻む。
 互いの作業を見ながら、雑談を交わす二人の姿。
「きみもすいーつを習いに……?」
「ええ、少し……お勉強したくって。あ、僕はヴォントっていいます」
「! ぼくは“かのうかげきよ”! いっしょならきっと、おいしいのつくれるね!」
 味覚音痴を自覚しているヴォントが調理実習に触れようとしたのは、興味本位か作る楽しさを経験してみたかったのか。
 はしゃぐ叶・景雪(氷刃の・f03754)と共に料理すれば、何処か楽しい気持ちになる。
 言葉が被っただけの偶然の出会いだったが、良い機会に恵まれたなと二人笑う。
「きーのみ、たくさん、とんとんとん!」
「たーまご、たくさん、ぐーるぐる!」
 童子向けのようなリズムのとられた緩い言葉と調理音が、彼らの間で交差する。
「アンタたち、仲が良いのね」
 そんな二人の姿を見れば、ベアータは同じ宇宙船の子供たちを思い出し、釣られて笑みながら炒り終えたナッツを追加で運んでいった。

 ――やがて出来上がった二種類の生地は、プレーン状態の蜜を混ぜ込んだだけのものと、ナッツを多く含んだ見ているだけでも楽しさのあるもの。
 三人は広げられた生地に、ハート型やサカナ型、色々な型抜きを押し込み始める。
 この瞬間が一番たのしいと感じる人もいるかもしれない。
 ヴォントと景雪は競い合うように型を抜いてゆき……?
 生地の状態のつまみ食いも、ある意味恒例行事だろうか。
 端の方の余った生地を二人で少し口にし、悪戯な笑みを浮かべる景雪に、しーっと人差し指を口元に当ててナイショの合図を送るヴォント。
 見て見ぬフリをしながら、抜けた生地の位置を、ベアータが整えてゆく。
(「料理において大切なのは、適切な調理法の実践とまごころの両立……」)
 精一杯、心を込め焼き上げると意気込み、グラツェラが待ち構えるオーブン前を見る。
 スチームドレイクの頭部があった。噴き出しかけるベアータ。
「ムッハハハ! 地元ガジェッティア殿の協力を経て完成した……ッ、ドレイクオーブンッ!!! 弱火、中火、強火、思うが儘のスグレモノであるッ!!!」
 ……一応試験は澄んでいる、らしい。
 それでも先程吹き飛ばした頭部に生地を突っ込むのには、抵抗がある。
 が、景雪はその厳ついオーブンに対して、目を爛々と輝かせていた。
 ヴォントもノリ気なのか、大男と一緒にサムズアップだ。後には引けない。

 …………。

 結果として、上手い事に焼き上がったようだ。
 金属板を引けば、特に焦げも型崩れも無く、可愛らしい型そのままのクッキー。
 ヴォントと景雪が、いっせーので、木の実クッキーを口にする。
 景雪は口一杯に広がる甘みと、一噛みする度に変わる味に満面の笑みを浮かべた。
 味覚が崩壊しているヴォントも、その味こそ解らずとも、嗅覚により漂う芳ばしい香りと、さくさくと歯触りの良い食感を感じる事は出来た。
 共に食べる少年の笑顔もあってか。
「おいしいね、ヴォントさん!」
「はい、とっても“おいしい”です。叶さん」
 甘い、辛い、しょっぱいなどといった味覚無しに、おいしいと感じられた。

 ベアータも一つ口にしながら、星型のクッキーを手にする。
「ねえ、グラツェラ。コレって持ち帰れるのかしら」
「ムッハハハ! 我らがグリモアテレポォォーゥト……転送先からのアフターケアもバッチリであるッ。直ぐにでも皆の世界に直送ッ、可能ッ!!!」
 美味しく出来上がったクッキー。甘く、幸せになれる味の星。
 還る星を失った世界に、それを持ち帰りたいという想いは、簡単に叶うようだ。
 同じ宇宙船に集う仲間達。甘い物が大好きなちびっ子たち。
 幸い、クッキーは山ほどと言っていい程に焼き上がっていた。
 生徒に言えば、保存用の容器を用意してくれることだろう。
 みんなの笑顔を思い浮かべながら。
(「喜んでくれるといいな」)
 彼女は、微笑みを見せていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月03日
宿敵 『スチームドレイク』 を撃破!


挿絵イラスト