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迷宮災厄戦⑭〜猟兵の寝たらいけない夜…24時♡

#アリスラビリンス #戦争 #迷宮災厄戦

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「猟兵さんいらっしゃーい♡」
「待ってたよー♡」
 『その建物』に飛び込んだ猟兵達を待っていたのはウサギ耳を生やした少年少女達、彼・彼女達は飛び込んできた猟兵達を取り囲んで…徹底的に甘やかそうとした。
「猟兵さん…お疲れでしょ…ゆっくり休んでくれていいんだよ」
「ほーら…おいでおいで♡」
 ウサギ耳の少年少女達は言葉巧みに猟兵達を誘惑するのだった。

「…というわけで、依頼の説明に入らせてもらう…」
 泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)は集まった猟兵達の前で依頼の説明をしようとしていた。
 ちょっと待て…、
 何だ今の前置きは?
 星流は依頼の説明の前に『ちょっとコレを見てほしい』…と、箒で宙に魔法陣を描いて、今の映像を見せた…のだが…、
「これがこの依頼での敵…で、どんな行動をしてくるか見てほしかったんだ」
 …今…被害にあっていたの猟兵だったよな?
「僕は一応キチンと説明はした」
 担当はお前かよ。
「まぁ…集まった猟兵は…そういう性癖の猟兵だったみたいでね」
 星流の目前にいる猟兵達は納得せざるを得なかった。

 改めて星流は依頼の説明に入った。
「この場所は『おやすみなさいの国』と言われ、ふわふわな夢の国…と言われているらしい」
 星流の説明によると、この国は訪れただけで強烈な睡魔に襲われるのだが…唯一それを避ける方法があるという。
「パジャマパーディーだ」
 みんなで楽しくワイワイやって…そして眠りにつこう…という儀式…、
「…とでもされてるんじゃないか?」
 …仮説かよ…、
「敵…『人をダメにするラビット』はあの手この手で誘惑するという…『大人のパジャマパーティー』で相手をダメにさせ…気が抜けたところを眠らせておいしくいただくという戦術で来る…だからこっちは『正統派パジャマパーティー』で対抗して、奴らを無力化させてほしい…」
 この国の性質上…血みどろのバイオレンスな展開に持ち込もうとするだけで、強烈な睡魔に襲われる為、あくまでも『パジャマパーティーという形式』で戦わなければならない。
「みんなここまでの進攻で疲れているとは思うけど、相手の誘惑に負けずに対処してきてほしい」
 星流はそう言ってゲートを開くのだった。


旅野文師
 どうも…本当は別のフラグメントを書くつもりでポチポチと敵をクリックして、出てきたコイツらの誘惑に負けて、このシナリオを描いた旅野文師です。

 前置きは普通に説明するつもりだったのですが、何となく…そういう人達が集まりそうな気がしたので、イメージとして書きました。

 まずはプレイングボーナス…『パジャマパーティーをする』
 参加者はプレイングにどんなパジャマで参加するか書いてください、書かれていなくても返却対象にはしませんが、パジャマで参加している事にはさせてもらいます。

 場所、
『休憩所…ウサギの穴』(進攻途上にドンと邪魔するように建っていると考えてください)
 中に入ると、ファンシーな感じで布団やぬいぐるみやらが置いてあります。

 パジャマパーティーに付いて、
 OPで星流君が言いましたが、『敵の無力化』…この国の雰囲気から殺伐とした考えを抱くだけで強烈な睡魔に襲われる…と考え、『パジャマパーティー』という形で敵を無力化して欲しいと考えました。

 基本的にパジャマパーティーと言い張れるものならどんな行為でもOK、
『枕やぬいぐるみを投げつける・殴る』
『【頭突き】で相手のお腹にダイビング』
『パジャマで布団の上でプロレスごっこ…』(自分は子供の頃やりました)

 基本的に武器やUCの使用は禁止はしませんが、これはみなさんの想像力に制限をかけない為です。
 殺意を抱いたり、バイオレンスな行動…討伐・殺傷行為や思考はNG…楽しく相手を無力化してください。

 みなさんの参加をお待ちしています。
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第1章 集団戦 『人をダメにするラビット』

POW   :    天国に逝かせてあげる♡
自身が操縦する【天国へと導くうさぎの穴】の【人をダメにする天国のような快楽】と【エナジードレイン】を増強する。
SPD   :    極楽にご案内♡
自身が操縦する【極楽に導くうさぎの穴】の【人をダメにする極楽のような快楽】と【エナジードレイン】を増強する。
WIZ   :    至福の時間をあなたに♡
自身が操縦する【至福の時間を与えるうさぎの穴】の【人をダメにする至福の時間を過ごす快楽】と【エナジードレイン】を増強する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「あ…また猟兵さん達が来たよ」
「またおいしくいただいちゃいましょう…グフフフフ…」
「ダメダメそんな下卑た笑い方しちゃ…可愛く振舞わないと…」
 『人をダメにするラビット』達は新たにやってきた猟兵達に獣の本能?を抑えて可愛く振舞い、またおいしくいただこうと企むのだった。
筒石・トオル
パジャマは水色のシンプルな無地シャツ系……と思いきや、うっすらと肉球プリントがされていたりする。

もふもふは好きだから。
ぬいぐるみを抱えながら、ラビットに「耳触ってもいい?」と首をことんと傾げ上目遣い【誘惑】で聞いてみる。
OKが出たら思う存分もふるよ。
もふもふもふもふもふもふもふ──
【第六感】で気持ちの良いところを探り当て、【早業】でもふり捲る。
今の僕は「ラビットをダメにする人」かもしれない。
殺意やバイオレンスな発想はない。もふもふは愛でるだけ。
「マッサージするとね、毛艶が良くなるらしいよ」
何か息絶え絶えになってるようだけど、攻撃じゃないから大丈夫だよね。
気が済むまでもふもふするぞ。



「耳触ってもいい?」
 ぬいぐるみを抱きかかえ、水色のシンプルな無地シャツ系……と思いきや、うっすらと肉球プリントがされていたりするパジャマを着た筒石・トオル(多重人格者のマジックナイト・f04677)は首をことんと傾げ上目遣いで…その仕草と瞳にラビット達は誘惑されつつも、彼の言葉に『良いカモが来たっ!!』と言わんばかりで『僕が~』『私が~』と軽くラビット間で小競り合いが起こったが、それに加わらずに『お先に~』…とトオルの方へ一人のラビットが抜け駆けしていくのだった。

「はい…私の耳で良かったらどうぞ…」
 …と、そのラビットは頭を差し出し…その中では「この子をどうやって篭絡しておいしく頂こうか?」…と考えていたのだが、次の瞬間にはその思考が吹っ飛ばされるのであった。

 もふもふもふもふもふもふもふ──

 トオルはもふりながらも触れた感触・感覚…ラビットの反応に、医術的な第六感から気持ちいいところを見切って…

「あ…そう…そこ…そこがすごく気持ちいいの…」
「ここですか?…この辺りもどうですか?」

 トオルは時折もふる場所を変え、ラビットは『気持ちいい』という名前の継続ダメージを食らって…
「き…気持ち良すぎる…イヤ…やめて…」
 息も絶え絶えになりながらそう口にして…
「…やめてほしいんですか?」
 先程と同じ表情を浮かべつつ首をことんと傾げながらトオルが質問すると…
「…いや…お願い…続けて…」
 ラビットの言葉にトオルは純粋に…『よーし気が済むまでもふもふするぞ』…と、心行くまでもふりだすのだった。

 その様子を眺めていた他のラビットは助け?に向かおうとしたが、それをまた別のラビットが…
「やめろ…奴の表情を見ろ…奴はもう…」

「マッサージするとね、毛艶が良くなるらしいよ」
「へーーそーーなんだーー…じゃあお願いしよーかなー…」
 いつの間にかトオルの膝の上に頭を乗せて、耳をマッサージされているラビットは恍惚な表情を浮かべて、すっかりダメにされていたのだった。

 なお…その様子を見ていた他のラビットも、『気持ちよさそう』の誘惑に負けてトオルの手によって数人ダメにされた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

コトト・スターチス(サポート)
辻ヒーラーのコトトですっ
皆さんをいやせるようにがんばります!

ぼくはケガしている方やピンチな方(特に一般人)がいれば、すぐさま『いやしのてのひら(少人数)』か『せいなるほのお(多人数)』で回復しながら【救助活動】をします!
辻ヒーラーとしてぜったいに治します!

回復がいらなければ、敵の攻撃を【見切り】つつ【情報収集】していきます
分析してゲットしたデータをいかして、適切なユーベルコードで反撃しますっ
ぼくは基本的に遠くから攻撃することが多いです
でも、いざとなれば殴りヒーラーもできますから、メイスでぽかりと【気絶攻撃】しますねっ!

※ネタ・シリアスどちらもOKですが、迷惑行為や公序良俗に反する行動はしません


ハルピュイア・フォスター(サポート)
絶望を与えるのがわたしの仕事…。
無表情で口調は事実を淡々と告げます

【暗殺】が得意
また【迷彩】【目立たない】【闇に紛れる】【地形の利用】など使用して隠密にまた撹乱しながらサポート行動

Lost memory…ユーベルコードの弱点を指摘し封じ込む

回避は【残像】で、怪我は厭わず積極的に行動

武器;首にマフラーの様に巻いてある武器『零刀(未完)』は基本は両手ナイフだが鞭や大鎌など状況に合わせて形を変貌させ使用

他猟兵に迷惑をかける行為はしないが、デザートは別問題…奪います

後はおまかせでよろしくおねがいします



「今度の猟兵さん達は何かが違うわね…」
「うん…さっきと同じに考えていたら僕達の方がやられちゃうね」
 毛艶どころか肌艶までよくなって恍惚の表情で倒れているラビット達、別のラビット達は戦慄を覚えつつそんな会話をしていた。

「よぉーし…次はいきなり私達のユーベルコードで猟兵さん達に快楽を与えて…そしてダメにしちゃおう」
『おーーーー!!!!』
 …と、ラビット達の士気は高かった…が…

「あれ?…何かまた少なくなってない?」
 ラビット達は周囲をキョロキョロと見まわしてみると…『布団に簀巻きにされて、赤い物で縛り上げられたラビット』を壁際に積み上げている真っ赤なパジャマを着たハルピュイア・フォスター(天獄の凶鳥・f01741)がいた。

「お前…一体何をしてるんだっ!!」
「…パジャマパーティだけど…」

 彼女は気配を完全に消して、ラビットに背後から近づいては手に持った布団で素早く簀巻きにした上で伸ばしたストールで縛り上げていたのだった。
 そこからラビットの耳元で『優しく無表情で事実を告げる』という行為で、ラビット達を絶望させ…『自分はダメな奴なんだ…』…と、トオルとは違った意味でラビット達はダメにされていた。
 そして彼女の主張は『真っ赤なパジャマを着て、相手を布団で簀巻きにするという戯れ』…と、これはパジャマパーティーだと主張するのだった。
 実際、彼女は眠くなっていない辺りこの国の不思議な力?はそれを認めているのだろう。

 しかしラビット達はその戯れを黙ってみているわけではない、すかさずユーべルコードを発動させる…が…ハルピュイアは平然としていた。
「…き…効かない…だと…」
 ラビット達は驚愕した。
 それに対するハルピュイアの言葉は…
「あなた達のユーベルコードって相手が快楽に打ち勝っちゃったら、相手の精力を吸収するぐらいなのよね…?…効果範囲…間合いはどのぐらいなのかな?」
 ハルピュイアは…『死にそうになって姉に助けてもらって…以来、その姉は行方不明』…というハードな過去を背負う彼女に『天国で極楽で至福な快楽』…というのは無縁なのだろう。
 そして彼女は今の言葉にユーべルコード『Lost memory』をのせていた為、ラビット達のユーベルコードは封じられ…さらに精神攻撃も伴っていた為、ラビット達はその場に崩れ落ちたのだった。

「ごめん…ちょっと気持ちが悪くなった…」
 そう言い残してハルピュイアはこの場から立ち去るのだった。
実は彼女にラビット達のユーベルコードが通じなかったのは、『せいれいじゅつしの姉の夢を食べようとして、甘甘過ぎて胸焼けを起こした』という過去を持っており、『天国で極楽で至福な快楽』には堕ちなかったものの、胸焼けを起こすには十分な効果はあったのだった。

 それからほぼ間を置かずして入り口側の扉が『バーンッ!!』…と開かれて…
「辻ヒーラーのコトトですっ!!…話は聞きました…あなた達のような歪んだ癒し行為は許せませんっ!!」
 …と、可愛らしいパジャマに身を包んだコトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)が入室してくるのだった…が…
 コトトが見たのはハルピュイアの言葉によって気持ちがへし折られたラビット達の姿(〇rℤな姿勢)だった。
「…えっと…何があったのあったのですか?」
 流石に相手がオーガとはいえ、見るに堪えない状況にコトトは近くのラビットへと話しかけた。
「僕は…相手を快楽に溺れさせる事が出来なければ何の取柄もないダメな奴なんです…」
 …と、ラビットは完全に『マンガで見かけるダメな奴?』になってた。
 そんなラビットにコトトは更に見るに見かねて…
「よくがんばりましたね。いいこいいこっ」
 …と、何気にユーベルコード『いやしのてのひら(ヒーリングウェーブ)』による、【相手を慈しむ、母性に溢れた優しい手のひら】でラビットの頭を撫でるのだった。
 その優しい手のひらの暖かさにラビットはコトトの膝の上で号泣した。
 コトトは無意識に『母性』という名の属性攻撃により(精神的に)傷ついたラビットの心を癒し…浄化までした。

 その場にいたラビット数名がコトトがユーベルコードの効果による疲労で眠りにつくまで癒され…後に『新装・うさぎの穴』を開くのはまた別の話だった。
(ちなみに眠りについたコトトはグリモア猟兵がきちんと回収しました)

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

鈴木・志乃
第二人格【昨夜】で参加
UC発動


いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいやっふううううううううう!!!
あ、ワンピースタイプでリボンとかフリルとか沢山ついてるやつ着てきたよ。
パジャマパーティーとか最高! ワンダフォー! 今夜は眠れない!!

延々と枕投げして遊ぶよ!
敵の攻撃は第六感で見切り、爆上げした念動力でサーカスのジャグリングもかくやな枕投げを披露!
悪いけどこっちは快楽も何も感じない体なの、おあいにく様!
せいぜいスポーツで楽しませてよね。

さー次の相手はどなた? 全員げっらげら笑わすまで帰さないんだからあ!



「なんか数が減ってないか?」
 ハルピュイアの言葉から復活したラビットが気づけば、数枚の辞表(『きちんと人を癒せるように人生をやり直してみたいと思います』…と言った内容)が置かれていた。
「くっ…まさか私達がここまで追い込まれるとは…」

 そんな時に再び『バーンッ!!』…と、扉が開かれて…
「いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいやっふううううううううう!!!」
 …と、ワンピースタイプでリボンとかフリルとか沢山ついてるパジャマを着た鈴木・志乃(ブラック・f12101)が入ってきた。
「パジャマパーティーとか最高! ワンダフォー! 今夜は眠れない!!」
 志乃はアゲアゲのテンションマックス状態だった。
 
 志乃の姿を視認したラビット達はユーベルコードを放つ…が…
「悪いけどこっちは快楽も何も感じない体なの、おあいにく様…」
 …と、志乃はユーベルコード『Ms.Yesterday(ミズ・イエスタディ)』の効果…副産物による人格変化で『昨夜』に代わっていた。
「シノの敵はアンタ? 悪いけど私、一切容赦はしないから」
 昨夜の周囲に念動力によって枕やぬいぐるみがサーカスのジャグリングさながらの雰囲気で浮かぶと…ラビット達へと襲い掛かるのだった。
「ぐぼぉ!!」
「うぷっ!!」
 枕やぬいぐるみがラビット達の顔や腹にヒット
「さー次の相手はどなた? 全員げっらげら笑わすまで帰さないんだからあ!」
 いや…ラビットのお家はここで、帰るのはアンタだ…とラビット達は突っ込みたかったが、枕やぬいぐるみの弾幕の嵐にそれどころではなく…最終的には枕やぬいぐるみの弾幕の嵐にラビット達が力尽きて倒されるだけだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

石守・舞花(サポート)
アリラビNG

とりあえず詳しい事情はステシ参照な無表情ダウナー女子なのですよー

●戦い方
UCで身体能力または武器を強化して、薙刀戦闘術または包丁を使ったアサシンっぽい戦法で戦います
【部位破壊】での行動阻害とかも積極的にやります
敵の攻撃は【激痛耐性】で耐えて、防御や回避よりも攻撃最優先です

戦闘では必ず【生命力吸収】します
可能ならば機械だろうが人型だろうが物理的に喰らいたいですが、そのへんの描写はMS様の裁量におまかせします
あくまで神石様への贄として義務的に食べてるだけなので基本的に美味しいとは感じてないです
むしろ食べ物系のやつ以外は全然おいしくないと思ってます

NG:エロ系、飲酒喫煙阿片



「難しいかもしれないけど…がんばってみます」
 そう言って『休憩所・うさぎの穴』へと入ってきたのは石守・舞花(神石の巫女・f17791)だった。

「今…なんていったの?」
 その場にいた…昨夜の枕やぬいぐるみの攻撃の前に倒れ伏していたラビットが驚いて聞き返した。
「はい…好きにしてくださって結構です…」
 その言葉にラビット達は全員跳ね起きた…が…一度集まって…
「これまでの事を考えると美味しすぎないか?」
「うんそうだね…どう見ても最初の猟兵さん達と同類とは思えないし…」
 ヒソヒソと舞花をチラ見しながらラビット達は相談していた

「ここはあいつの誘いに乗ってみよう…」
 一人のラビットが意を決して立ち上がり…舞花と添い寝まで持ち込んだ。
「気にしすぎだったか?」
 …と、一人のラビットが呟いた直後…むくりと舞花が立ち上がった。
 舞花と添い寝をしていたラビットの顔は…先程まで良かった色つやが消えうせ肌に張りも無くなっていた。
 それを見た別のラビットが…
「あ…あれは…生命力を吸収されている…」

「えっと…次は誰かな…」
 舞花はラビット達の方へと歩を進めてくると、恐怖に駆られて逃げるか…ユーベルコードで対応した…が…
「あっ…」
 舞花の頬に朱が差したが…かなりのダウナー系である彼女にはその程度にしかラビットのユーベルコードが通用せず、舞花に抱き着かれて…生命力を吸収されてその場に崩れ落ちた。
 そして逃げ出そうとしたラビットの方を向いて指を鳴らし…ユーベルコード『クロックアップ・スピード』を発動させ、加速してラビットの逃亡先へと先回りして…
「逃がさない…」
 そう一言呟いて、ラビットに抱き着いて生命力吸収…

 それからしばらく…
「今回は相手の無力化だったから…」
 そう言い残して立ち去った舞花のあとには…生命力を吸収されて身動きすらままならないラビット達の姿があった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年08月22日


挿絵イラスト