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月光に沈む移動遊園地(作者 霧野
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 ここは移動遊園地。 突如現れて、時刻が来れば煙のように消える不思議な遊園地。
  ちょっと色あせたゴーカート、百円玉を入れれば揺れる動物の乗り物。
 古びた看板の鏡屋敷にお化け屋敷。
 縁日コーナーにキネマ館。
 コーヒーカップにローラーコースター、フリーフォール。
 ちょっとレトロな乗り物に、キャストのパレードも楽しめる。
 目玉は 回転木馬。回る間だけ見える夢は、前向きに乗れば未来、後向きに乗れば過去だとか。

 そんな遊園地に猫の声が響く。
 月の光を食べる猫が昼を消してしまったのだ。どこを探しても昼はなく、宵闇と月があるばかり。
 夜に沈む遊園地を飛び交う骸魂が、遊園地のスタッフの妖怪達を取り込んで──遊園地は占領されてしまった。
「にゃぁん」
「にゃー」
「にゃんにゃん」
 遊具を楽しまないまんまるな猫達が、金色の猫が鳴きしきる、そんな世界の終わりがそこにあった。


「というわけなのでー……ちょっと、救ってきていただけませんでしょか……」
 と、寧宮・澪が猟兵達へと声をかけていた。
 昼が消えた宵闇の世界で骸魂に取り込まれた妖怪達を助けてほしいのだという。
 まず、昼を消したオブリビオンに迫る前に、すねこすりの骸魂に取り込まれた猫又、ねこまたすねこすりが行く手を阻む。あまり戦闘力は高くないが、ふかふかの毛並みで心を奪っていくようだ。倒せば中に取り込まれた妖怪は開放されるので、毛並みを堪能したあとにでも助けてあげてほしい。
 彼らを退けられたら、元凶の金秘華猫に会うことができるだろう。月の光をたっぷり浴びることが大好きな彼女は昼を簡単には返してくれない。懲らしめる必要がある。
「無事に、世界を救えたら……移動遊園地、楽しんでいきませんかー……?」
 そこには子供から大人まで楽しめる設備が揃っている。屋台なんかも出ていて食べ歩きも楽しめそうだ。
「私も、ちょっと遊んでいこうかな、と思いますー……」
 では、どうかお手伝いくださいな、と澪は頭を下げるのだった。





第3章 日常 『来し方行く末』

POWアトラクションを楽しむ
SPD屋台やパレードを眺める
WIZ回転木馬に乗って夢を見る
👑5

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 ずっと中天にあった満月がゆっくりと動き始めた。
 昼をなくした骸魂が退治されたことで、時間が動き始めたのだ。
 囚われていた妖怪達も無事に開放され、移動遊園地が動き始める。
 鏡屋敷のお化け屋敷、木組みのジェットコースター、コーヒーカップに小さなカート、動物を模した揺れる乗り物。
 過去や未来を見せてくれる回転木馬も、キィキィときしんだ音をさせながら、オルゴールの音楽に合わせて回っている。
 今宵、月が沈むまでの遊園地。
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・お待たせしてすみません。3章のプレイングは、9/26の朝8:31以降から受付させてください。
・この章からの参加も歓迎です。公共良俗のルールを守っていただき、お気の向くまま、楽しんでいただければ幸いです。
・OPや断章にないアトラクションも多分あります。フードコートっぽいものや、お土産屋さんもあるでしょう。