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遥かなる世界への旅立ち -ベルセルク-

#アックス&ウィザーズ #戦後 #群竜大陸

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●ベルセルククリスタル
 ――ベルセルククリスタル。
 その不気味な結晶体は、とても謎に包まれている。
 グリモア猟兵がそれを持てば、何か近しい力を感じると言われている。
 故に多くの者がそれを求め、群竜大陸に位置するベルセルクという大地に挑んでゆく。

 そして今回――新たな挑戦者がまた一人……。

●グリモアベース
「ベルセルククリスタル――もう名前からかっこよくないですか?」

 一人の猟兵が集まった猟兵達に叫び散らす。『その気持ちはとても分かる』と言わんばかりに、貴方達猟兵はコクコクと頷いた。
「まぁそうでしょう! 故に今回は、群竜大陸を冒険して、そのベルセルククリスタルがあるとされる場所、“終焉の地 ベルセルク"赴き、それを取ってきてもらいたいのです!
 報酬はそれを仲良く分配すればいいでしょう、なにせベルセルククリスタルは金貨1250枚もの価値があるらしいですから!」
 確かに一たびそれを手にすれば、報酬には困らないだろう――だが、それだけの理由でここまで猟兵を集めるだろうか? と多くの猟兵が思うと、少女が再び口を開いた。
「まぁ、ベルセルククリスタルは財宝って呼ばれている故に、それを守護する奴だっているんだ、門番見たいな……ね? だから少し多くの猟兵を呼んだってわけ。そもそもベルセルク事態が危険な大地だからね。
 それに大勢で挑めば、きっと楽しい冒険になる筈だからね! 交流も深まるかもしれないし、一石二鳥どころの騒ぎじゃないでしょ?」
 その守護者とやらがどれ程の力を持っているか――それは、実際に行ってみないとわからない。それも今回の依頼――いや、冒険の醍醐味であるという事を彼女は楽し気に伝えた。
 この先に待つ強敵――財宝――冒険、それらすべてを想像し、猟兵達が沸き上がる。彼女もそれを見て『うんうん』と頷いた。

 ――戦いは終われど、平和にはならず。去れど財宝は眠りて、そこに残りしは夢と希望の冒険大陸。
「ふふんっ、冒険仲間が私に伝えてくれた言葉なんだ、今の群竜大陸を現した素晴らしい言葉……そう考えると、群竜大陸も面白そうな所でしょ?
 さて、長い話して冒険の時間を減らしたら不満が爆発しそうだしね……早速群竜大陸へと転送しようか!」
 多くの猟兵が『待ってました』と言わんばかりに叫ぶ。この先に待っている夢と希望の冒険に胸を躍らせながら。
「冒険は自由! 情報を探るのも良し! 敵を倒しまくるのも良し! 好きな様にやるのが一番だよ!
 たださっきも言った通り、ベルセルクは危険な大地――命は大切にね! それじゃぁ……レッツゴー!」
 その言葉を合図に――猟兵達の視界は、夢と希望に包まれた。


神崎-Kanzaki-
 3作目です! 冒険っていいよね……。

●注意事項
 このお話のリプレイは全員連携扱いとして、一つにまとめて執筆したいと思います。投稿されたプレイング+サポート(1か2人程度)を全員まとめて登場させて、その章を攻略してもらいます。
 故にプレイング投稿締め切りは、最初の人がプレイングを投稿してから3日後までの執筆までとします。ご了承ください。
 その合図は、皆さんのプレイングを見てそれを基にした断章を投稿する形で行いたいと思います。

●流れ
 このシナリオの流れは以下のようになっています。

 第一章:冒険シナリオ。集まった猟兵達と共に、終焉の地ベルセルクを冒険します。
 第二章:集団戦シナリオ。財宝を護る存在の力を得たオブリビオンの集団が冒険中の貴方達に襲い掛かります。皆で協力しながら迎撃し、さらに奥へと進みましょう!
 第三章:ボス戦シナリオ。財宝を護る存在との戦いです、皆で協力しながら討伐を目指しましょう!

●あとがき
 それでは皆さんの楽しそうなプレイング、お待ちしております!
3




第1章 冒険 『群竜大陸の探索』

POW   :    地道に歩き回って情報を集めたり、あえて危険な場所に踏み込んで捜索する

SPD   :    潜伏するオブリビオンの痕跡を見つけ出し、隠れ場所を突き止める

WIZ   :    オブリビオンの行動を予測して網をはったり、偽情報で誘き出したりする

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●前断章
 演説が終わり、貴方達猟兵はついに群竜大陸に位置する場所の一つ、ベルセルクへと降り立つ。
 何もかもが破壊され、見るに堪えない惨状となり果てた不毛な大地――しかし、そこには貴方たちの目指す秘宝が隠されているという。

 興味を抱く者、ただ戦いに飢える者、自我に囚われる者、十人十色と集まった猟兵達は、互いに頷き合いその大地の探索を開始するのであった。
 その先に待ち受ける冒険に心を躍らせながら。
 
ティファーナ・テイル
SPDで判定を
*アドリブ歓迎

「隠れる敵なら見付ければ良いんだ!」と『ゴッド・クリエイション』で眼神真丸を創造して真実を見せてもらいながら『スカイステッパー』で高速で近付きながら『ジェットストリーム・ラヴハート』でSPD/POWの順に強化して『セクシィアップ・ガディスプリンセス』で♥ビーム攻撃をして『ガディスプリンセス・グラップルストライカー』で髪の毛と蛇尾脚で攻撃を仕掛けます!
敵の攻撃を『神代世界の天空神』で空間飛翔して避けて、敵のUCは『天空神ノ威光・黄昏』で封印/弱体化させます。
🔴が付いたら『超必殺究極奥義』+『ヴァイストン・ヴァビロン』で苛烈な猛攻を仕掛けます!

「正義と勇気は敗けない」


カシム・ディーン
ベルセルククリスタル…
価値のあるお宝は好きですよ?
少しばかり名前も気になりましたからね

帝竜眼…起動!

小型ダイウルゴス
【情報収集】を行う為に周辺へ物量作戦で探索開始
情報はスマホでのメッセージで把握

主に足跡や道の確認
また攻撃してくる脅威についても把握し必要時は合体して応戦
【視力】を駆使して細かい情報も見つけていく

危険な場所については自ら進む
但し
【属性攻撃】
光属性を全身に付与して光学迷彩
【迷彩】で更に精度強化

他に食べれる物を見つけたら
【料理】(主に肉を焼いたりシチューにしたり)で他の猟兵にも提供
怪我人や怪我ダイウルゴスがいたら【医術】で治療

うん…(ダイウルゴス達見て)
お前らも食べますか?(一緒に食事


祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
*アドリブ歓迎

『グレムリン・ブラウニー・ルーナ』で小妖精を呼んで「周りを警戒しながら敵や危険を調べてね♪」と“七色金平糖”を配り『フェアリーランド』の壺の中から風/土の精霊と聖霊と月霊を呼んで金平糖を配って「小妖精の情報を元に終焉の地を探検しましょう☆彡」と動き始めます☆彡
周りを見ながら逐一チビ鉛筆とノートにメモを記しながら小妖精に呼ばれたら『月世界の英霊』で空間飛翔して、猟兵に出会ったら挨拶と自己紹介をして“七色金平糖”をお近づきに配ります♪

「このまま風も土も自然のままに落ち着いてくれてたら良いのに♪」と呟きます☆彡
怪我人には『祝聖嬢なる光輝精』で治します♪

「ミンナ頑張ろうね」


数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」

基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。

探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。

情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。

戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。



●それぞれが思い描く冒険像
 不毛な大地――ベルセルク、周囲は破壊されつくしており、今でもオブリビオンが多く住まうとされる場所。
 しかし、そんな危険な大地でも、足を踏み入れる者はいる――その奥で待ち受ける秘宝を求めて。
 今日もまた一人、一人、とその地に足を踏み入れるのであった。

「ベルセルククリスタル…価値のあるお宝は好きですよ? 少しばかり名前も気になりましたからね」
 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)も、その集まった猟兵達の一人であった。心躍らせながら、帝竜眼なる物を発動させる。それは、数多の帝竜の眼球に秘めたる力を収束させたワームの巨大水晶眼球であり、いうなれば竜神兵器である。それは、様々な用途に使える為彼が普段から愛用している物だ。
 今回ならばこう――物量で周囲の探索をしたりなど。
「宜しくお願いしますよ、ダイウルゴス」
 やがてその兵器は、無数の小さな竜――ダイウルゴスを出現させ、ベルセルクの上空を飛び回る。その眼球には『1』と刻印されているが、その所以は分からないでいる。
「ふむ、敵は物陰…僕達を待ち伏せしているのでしょうか? それに――……」
 小さきダイウルゴスから送られる情報は、手元のスマホで確認できる、竜の鱗を持ったオブリビオンらしき存在が岩陰で息を潜めている。これだけ分かっただけでも十分なのだが、一つ大きな疑問があった。
 それは、この大陸には似合わない無数の足跡が特定の道を辿っていたからである。これは何を意味しているのか……謎は深まるばかりだ。
「さて…食料になりそうな物も探したいですし、危険ですが先に進みましょう、もちろん保険は掛けますが」
 属性付与による攻撃方法を応用した術――自らに光属性を付与する事によって、即席の光学迷彩を作り出す。
「では、さっそく…うん?」
 コツン、と飛ばしていた小さきダイウルゴスが何かと衝突する。確認してみると、何やら飛行する眼球の様な物と衝突する。自分以外の猟兵が飛ばした物だろうか?
「いったい誰の物でしょうか?」
 と、首をかしげていると突如として大きな声が後方の方から発せられた。
「みつけた!! 敵が隠れるなら見つければいいんだ!!」
 ズズズッ! っと激しい音を立てながら大蛇脚を動かし迫ってくるは、ティファーナ・テイル(ケトゥアルコワトゥル神のスカイダンサー・f24123)という猟兵であった――見た目は神様そのものであるが、いや神である。
「何です? あれは」
「隠れる敵は面倒くさいから先手必勝で!」
 ティファーナは先程から動かしていた眼神真丸から得た情報により知り得た敵の隠れ場所へ向かって素早い速度で移動する。その脚をバシン、バシン、と振り上げ地面を蹴る。その速度はもはや常識――……いや、想定外の域すらも越えていた。
 その速度はドンドン増していき、敵が接近に気づいた時には既に目の前にいる程までに到達していた。
「危険な場所だって関係なし! ボク達の勇気は決して敗けない!」
 彼女は敵に向かって勢いよく、大蛇脚を薙ぎ払い、何故か動かす事のできる鋭き髪の毛で敵を次々と倒していく、その姿は他の猟兵が呆然とするほどであった。ドンドンと倒されたオブリビオンが岩陰から飛んでくる、流石にまだ数は少なかったのか、その騒動は直ぐに収束した。
「今晩の食料ですかね?」
 とりあえずカシムは冷静にそう言い放った。
「ふ~! とりあえず一段落ね! ん、あっちにも人がいるのね! 挨拶に行きましょう!」
 再び素早い速度で、ティファ―ナはカシムの方へと駆け出して行った。

 ――……そのころ、別の場所でまた動きを見せていた。



「不毛な大地、ベルセルク。こんな危険な大地、ボク一人だけじゃ絶対無理ね、よーし」
 祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)はベルセルクの見せる周囲の惨状を見て、直ぐに他の場所より一層危険であるという事を察知する。そして、至る所に散らばっている崩れ落ちた岩等に自身の持つ力を分け与え、それらを小さな妖精へと変化させる。自身が妖精の種族であるからこそ為せる力であり、現れた妖精は当然彼女に対して友好的に接し始めた。
 彼女は妖精たちを一体ずつ見やり、今回の目的を話す。
「…というわけだからね、周りには十分警戒して敵や危険を調べてきてね♪ 金平糖あげるからね」
 妖精たちは喜びながらコクコクと頷き、ベルセルク上空の飛行し、偵察を開始する。それを見送った彼女は次の行動に移った。
 取り出すは一つの『壺』。それを軽くポンポンと力を込めながら叩くと、中から風/土の魔力を帯びた精霊と聖霊、そして月霊を呼び出し、先ほど達の妖精たち同様に金平糖を渡す。
「さっき送った小妖精の情報を元に終焉の地を探検しましょうね☆彡」
 コクコクと頷いた所で、彼女の準備は整った。彼女はその不毛な大地を危険に配慮しながら歩き出す。
 不思議な地だ、不毛な大地と呼ばれているとはいえ、まだ地脈は生きている。フェアリーである彼女は、そのような様々な感情を巡らせる。そして、この感覚こそが冒険の楽しさなのだと、彼女は確認することだろう。

 そんな感じで探索は順調に事運んだが、ふと小精霊が彼女の元へと戻ってきた。
「どうしたの?」
 小精霊がピッピッとその奥を指さす。その奥で猟兵を見つけたと告げる。一人は焦茶色の髪とメガネをかけた男性、もう一人は大きな蛇のような脚をした女性と言う。 なんとも異色な組み合わせだ。
「あ、猟兵発見♪ 合流できそうね。凄い組み合わせだけど……まぁ、多分大丈夫よね?」
 小精霊と一緒にいた他の精霊達も頷き返す。そうと決まれば……と、彼女は精霊たちと共に力を集中させ、次の力を発動させる――……『月世界の英霊』。
 それは即席の転移能力。任意の味方(と思われる者)の位置へと瞬間テレポートできるという物、視界が別の物にすり替わると、目の前に小精霊から聞いた通りの容姿をした猟兵達を見つける事ができた。

「あ、また別の人がやってきたよ!」
「今日は良く人に会いますね。…お前も食べます?」
 カシムは調理済みの肉を提供する、何の肉かは周りの惨状から容易に理解ができた。
「こんにちは♪ ボクはティファ―ナ、宜しくね☆彡 あ、ボクは大丈夫! その気持ちのお礼にボクからは金平糖をプレゼント! お近づきに」
「わー美味しそうね! あ、それと同じ名前なのね!」
「キミもティファーナなの? 奇遇ね♪」
「この肉口に合わなかったので丁度良かったです、有難く頂戴しましょう。似た物同士が増えたような感じがしますが」
 あ、やっぱ不味かったんだ。と、ティファーナは心の中で納得した。
「さて…ここからどうしましょう」
「そういえば何か足跡ついてたね! キミのドラゴンとボクの眼神真丸が見つけた物!」
「そうですが、残党のオブリビオンが面倒くさいです。辿るにはアレをどうにかするか、一気に何かで突っ切るかぐらいしかないです。」
「ボクの転移はもう使えないの…どうしよっか♪」
「ボクの背中に乗るのはどうかな! 一人なら担げるけど!」
「……残る一人はどうするんでしょうか?」
 と、3人が悩んでいると、遠方の方からブルンブルンと不可思議な音が響く。何だ何だと視線をそっちに送ると、何やら不思議な乗り物に乗った女性がこちら目掛けて走ってきた。
「乗り物……?」
「やぁやぁ困り事かい? 悩んでいる様に見えたんだけどねぇ」
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は宇宙カブと呼ばれるバイク式乗り物をポンポンと叩きながら3人に告げる。その快活な声からは敵意は一切感じられなかった。
 その乗り物を見たカシムは『それだ』と言いながら手をポンと叩く。
「丁度いいです。この足跡を辿りたいのですが、残党のオブリビオンが邪魔でどうしようか悩んでいた所なのですが、一人だけでも乗せられますか?」
「おぉ? この先に何かあるのかい?」
「ボク達、ベルセルククリスタルっていう秘宝を探しにきたのー!」
 ティファーナ・テイルが完結に状況を説明した。『もう少し説明する部分があったでしょうに』とカシムは突っ込もうとしたが、これ以外の説明が出来なかったので止めた。
「秘宝? いいねぇ、面白いじゃないか。よーし分かった、一人なら乗せられるが? その探し物も気になるしねぇ」
「ありがとうございます。折角名前が一緒の二人ですし、ティファーナはテイルに担がれます?」
「ボクは平気だよー♪」
「良し、それではお願いします」
「いいぜ、乗りな!」

 カシムを乗せた数宮の宇宙カブ、そして祝聖嬢・ティファーナを担いだティファーナ・テイルは同時にその足跡を辿り、駆け出す。それを捉えた残党オブリビオン共は勢いよく飛び掛かり妨害する。
 ティファーナ・テイルの方は、彼女が脚を振り上げる等して突破できるから良し……だが、数宮たちの方はどうするのか。
「……舌噛むから気をつけな」
「?」
 数宮は宇宙カブを激しく動かし、残党のオブリビオンの攻撃を避ける。また、その隙に装着していたライダーブーツから少量の電撃を迸らせる。致命傷には至らない物の、周囲の敵を気絶させるほどの『マヒ攻撃』にはなるだろう。
「こんな激しいんですか……!?」
「荒い運転すると大体こんな感じだねぇ」
 両者順調に進み、いつしかとある場所へと到着する。そこは一つの洞窟の入り口。足跡はその先へと続いていた。
「…悪いが宇宙カブはここから先だと動かせないねぇ、屋内だと機動力が落ちるんだ」
「そうですか、ありがとうございます」
「とうちゃーく!」
「いやぁ、とても楽しかったよ♪」
 どうやら無事到着することができたようだ。4人はその洞窟を見つめる。
「行きましょうか」
「おー!」
「うんっ、ミンナ頑張ろうね」
「なんだか面白い事になりそうじゃないか」
 彼/彼女らは互いに頷き合い、その洞窟の奥へと並んで足を進めるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『パストール』

POW   :    ディス・イリュージョン
自身からレベルm半径内の無機物を【昆虫や爬虫類の幻影】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD   :    ドラゴニック・リボン
【召喚した伸縮自在のリボン】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    ジャッジメント・パヴィリオン
【杖】を向けた対象に、【巻き付く炎のカーテン】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●その奥地にて
 ――洞窟へと足を進めること幾数分、貴方達はふと足を止めるだろう。
『……』
 ある地点に広がる大広間のような空間、そこでは何やら龍の鱗を持った謎のオブリビオンが屯していた。その奥にはまた一本道がつながっているが、ここを突破しない事には、そこへたどり着く事も出来ないだろう。

 貴方達は互いに目を合わせた後、各々突破の為に力を発揮するのであった。
カシム・ディーン
さて…お宝には試練はつきものといいますが

僕としてはもう少し探索とかトラップを解いたりとかの方がしたいんですけど

まぁ…戦いというのも悪くない

【情報収集・視力】で周辺の敵の陣形と状況を捕捉して他の猟兵と情報共有

本来の僕の戦い方は不意打ちからのゲリラ戦ですが
今回は少しばかり方針を変えてみましょう

喜べ竜の狂信者共
お前達が信奉する竜の力で果てさせてやりますよ

帝竜眼…起動!
攻撃力強化
属性攻撃】
炎属性を反射バリアに付与して火炎強化
毒+氷属性を凍結バリアと毒バリアに付与

三重のバリア展開

【二回攻撃】で敵陣に突入してバリアで毒と凍結を齎しながら刻み
遠距離攻撃は反射して暴れまわる

こういうのも中々に楽しいですねぇ!


奈々詩・空(サポート)
『気づいたら背後にいるガール』
妖狐の咎人殺し × グールドライバー
年齢 7歳 女
外見 107.8cm
特徴 だらしない ポニーテール 実は過去の記憶が無い うろちょろしてる お尻が大きい
口調 ランダム(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
戦闘中は 何とか固定(オレ、キミ、か、だろ、かよ、~か?)

戦闘以外は口調はころころチェンジ
過去がないため基本的に知りたいことには積極的に行動する
機械城登場時には両腕を組んで出撃


フクス・クルーガー(サポート)
ヤドリガミのスターライダー × 戦車乗り
年齢 20歳 女
外見 163cm
特徴
口調 女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)
怒った時は 無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)

長年使われてきたトラックを核にして生まれたヤドリガミ。その持ち主に影響されたのか彼女自身も何かを届けることがやりたいことになっている。
性格はおおらかで気前がいいお姉さん


戦闘時
・生身の場合、P90で射撃しながら、UC【特殊作業対応型運搬腕】で格闘&射撃。もしくはトラックの板を複製して盾の様に扱います。

・トラックに搭乗できる場合。UCで変形合体して戦うことになります。(全長3m弱です)


ハズキ・トーン(サポート)
「仮面って邪魔だよねぇ」
 どこか暢気な話し方をする、仮面をつけた男です。別に仮面が外れようが気にしません。邪魔ならすぐ外します。仮面は帽子感覚。

 攻撃する。という行為が驚くほど苦手な為、野生の勘やら逃げ足やらを駆使して避けつつ、
 『生まれながらの光』で負傷者等の救助を優先とした行動が多め。
 回復の必要がなければ他UCも使用します。

 説得で回避できるならば話し合いを試みます。 
 自身の多少の怪我は厭いません。

 あとはおまかせします。連携歓迎。


アラン・スミシー(サポート)
基本突然現れて仕事を終えたら去っていく人物です。

基本的に【乱戦】か【銃撃戦】での援護がメインとなります。
他の猟兵の手の足りない所に現れては銃で攻撃し、気を引いたり足止めをしたり敵の頭数を減らしたりします。

説得や交渉等が必要ならなんか良い感じの言葉を言います。
例:君の正義は分かった。しかしその正義は君を救ったかい?

ユーベルコードのセリフを参照し、MSの言って欲しい都合の良い言葉をアレンジしてやってください。
大体無意味に格好いいこと言ってます、割と適当に。

状況次第では不意打ちとかもするかもしれません。適当にお使い下さい。


源・ヨーコ(サポート)
『悪い子はお仕置きっすよー!』
人間のブレイズキャリバー × ビーストマスター
年齢 16歳 女
外見 158.4cm 金の瞳 ピンクの髪 色白の肌
特徴 胸が大きい 八重歯 ギャル ハイテンション! 運動が好き
口調 体育会系(自分、~先輩、~っす、~っすよ、~っすね、~っすか?)

悪いヤツは鉄拳制裁!
あまり難しいことは考えず、敵に向かって猪突猛進するタイプ。全ては拳で解決できると信じていて、とりあえず接近して殴るが基本戦術。
硬そうな相手にはカウンターでの一撃必殺を狙い、素早そうな相手には連撃と使い分けぐらいはする。

単独行動を好み、調査などは苦手。
基本は戦闘オンリーな感じですが、よろしくお願いします。



●強行突破!
「――僕としてはもう少し探索とかトラップを解いたりとかの方がしたいんですけど……」
 オブリビオンを確認し、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は真っ先にため息をついた。自分の想定していた物と少し違っていたがために、肩を落としたのだった。
 が、そうも言ってられない。なぜなら、ここを突破しなければ目的の場所に到達する事など到底不可能なのだから。
「さて…どうしたものか」
 オブリビオンが見えない所で顔を覗かせ、周囲の状況を確認する。その広間一点を重点的に配置したかのように蔓延っている。つまり、どこから侵入しようと必ず1体以上が発見できるような感じで仕組んでいるのだろう。
 後はどのように攻めるか――……だ。と、彼が思考を巡らせたその時、背後から一人声を上げる。
「こういうのは勘が一番楽なんだけどねぇ」
「?」
 そう声を上げるは仮面を手にとった男性の猟兵、ハズキ・トーン(キマイラの聖者・f04256)だ。その声はどこか暢気な感じであり、後先の事は考えてないという事が丸わかりである。それでも彼はいたって真剣にそう言い放つのである。
「何処にいても見つかるのなら、いっその事正面突破した方がいいでしょう?」
「はぁ……つまりは強行突破、と」
「そういうこと~」
 と、彼は指をピンッと立てる。
「成程。……本来の僕の戦い方は不意打ちからのゲリラ戦ですが、そういう事ならば今回は少しばかり方針を変えてみましょう」
 彼は一歩、広間へと前に出る。そして、そこにいるオブリビオン全員が自分に気づくようにたからかと叫び散らす。
「喜べ、龍の姿を授かるオブリビオン共よ。今からお前達に真の竜の力で果てさせてやりますよ」
 オブリビオンが彼に気づく、そしてそれら全てが一斉に彼へ向けて炎のカーテンのような物を発射させ、縛り付けようとする。が、彼もまた竜の力を使える者、そう――"これ"があれば。
「万物の根源よ…帝竜眼よ…竜の中の竜…世界を蹂躙せしめた竜の王の力を示せ…!」
 彼は手に持った帝竜ワームの水晶巨大眼球を取り出し、力を一気に込める。これこそ、帝竜眼という竜神兵器、彼の持つ竜の力――。
 それはみるみるうちに力を放ちながら、炎の反射バリアを自身に展開する。そして、すかさず氷と毒の属性を持った凍結バリアと毒バリアをそれぞれ付与する、これによって今彼には三つの属性の加護を受けた事になる。
 故に――……
「さぁ、行きますよ」
 彼は敵陣に勢いよく突入する。オブリビオンが放った炎のカーテンは、彼の纏う炎の反射バリアによって反射され、オブリビオンによって向かっていく。
『ギィ――!』
 奇声を発し、苦しみだす。そこにすかさず持ち武器の《ソードブレイカー・カシムカスタム》を取り出し、素早く二回切り刻む。当然その攻撃には、彼の纏った凍結バリアや毒バリアの加護も受けており、それらのダメージも当然蓄積される。故に、その攻撃の力は相当な物となっているだろう。
 このペースなら他の猟兵と共に潰していけば、すぐに突破できるかもしれない……が。
「こういうのも中々に楽しいですねぇ!」
 存外これが楽しかった故に、敵が多いのもむしろ好都合と言う程に暴れまくってしまった。

「――負傷したら回復するから言ってねぇ~」
 ハズキはそう言って彼に手を振った、他の猟兵もそれを見て、やる気と士気が向上した。
「面白い事になってるっすね! オブリビオンなら倒していい存在、しかもこんなに沢山いるのなら、遠慮は無用っすね!」
「相手も遠距離なら、こっちも遠距離でいくわよ!」
 真っ先に声を上げたのは、フクス・クルーガー(何処でもお届け! 安心のクルーガー運送!・f22299)と源・ヨーコ(鉄拳制裁・f13588)の二人の猟兵。カシムの暴れっぷりを見て、自分達も遠慮は無用だと思ったのだろう。
「いくっす! 行く手を阻む悪い子はお仕置きっすよー!」
 源は地を強く蹴り、オブリビオンの顔面を勢いよく強打する。考えなどない、ただ殴ればいい。それが彼女の信じる行動であるからだ。
 だが、さすがは竜の鱗。その硬さは尋常であり、一発では仕留めきれなかった。
『キーッ!!』
 それを見越したのか、オブリビオンは何かリボンの様な物を召喚し、彼女の身体を勢いよく拘束する。
「なんっすか!?」
 鬱陶しいと言わんばかりに、その召喚の隙に再び一発カウンターを叩きこむが、それでもオブリビオンは止まらなかった。後一発……後一発……だが、リボンの拘束がそれを拒む。
「どうするっすかー!」
 イライラが増したその時である。
 ――……ガガンッ!
 入口から弾丸が数発放たれ、リボンを綺麗に撃ち破る。それは、フクスの放つ短機関銃であるP90の弾丸であった、その命中精度たるや凄まじく、まさに百発百中と形容できる程の腕前であった。
「ほら、いまよ!」
「サンキューっすー!」
 解放された隙に、怒りを込めた渾身の打撃を再び叩き込む。今度こそ、オブリビオンは倒れ去る――それどころか、勢い余って拭き飛ばしてしまい、直線状にいたオブリビオンも巻き込み、それらすべてを壁に強く叩きつけた。
「よくも拘束したっすね!? もうここにいる奴全員許さないっす!」
「遠距離は任せてっ!」

「ほらっ!!」
 カシムの斬撃によって、オブリビオンの身体に毒を仕込ませ、凍結バリアによって身体を凍結させる。
 その動けなくなった隙に。
「そりゃっ!!」
「次はそこ!」
 源の渾身の強打と、フクスによるP90を使用した遠距離射撃。
「ムリはよくないよ~」
 そこへすかさずハズキの治療サポート。
 この4人の力によって、オブリビオンの数は段々と減ってきていた。オブリビオンもそれを察知したのか、何やら次の行動をとり始める。
「――なんだ?」
 カシムは警戒しながら距離を取る。
『キ、キキ――』
『キー!!』
 数体のオブリビオンが手に持った杖に力を込め、勢いよく天にかざす。
 周囲の無機物が浮遊――そして変形していく。あらゆる瓦礫や鉱石が歪な形へと姿を変貌し、やがてそれは無数の昆虫や爬虫類の姿へと変える。
「(これは――変身の術か?)」
 試しに一体切り裂いてみる。すると、それは即座に切り刻まれた瓦礫へと姿を戻す。
「(幻影か――?)」
 幻影だとしても、出現した量は尋常ではなかった。
 4人の周囲と地面を昆虫と爬虫類が勢いよく屯する。
「鬱陶しいっすー!!」
「撃ち落せはするけど数が多すぎるわね……」
 拳や足を振り下ろし、それらを踏みつぶす。更に飛行する昆虫等は弾丸によって撃墜したりするのだが、それでも数は一向に減らない。
 この手の相手は術者を潰せば手っ取り早いのだが、それも召喚された爬虫類や昆虫が邪魔で近づく事すらままならない。
「――ほかにだれか……ん?」
 カシムは一瞬目を見開いた。自身と術者であるオブリビオンの間に犇めく昆虫の幻影、その隙間から見える術者の背後に、微かながら人影が映ったような気がした。
 気のせいか? ――いや気のせいじゃない、その人影はゆっくりと術者に近づき、シャベルの様な物で、オブリビオンの身体を強く貫いた。
「これでいいのよね——?」
 それは、奈々詩・空(日々を過ごす・f00083)という猟兵。一体どこから——誰もがそういうと、彼女は小さく口を開いた。
「気づいたら背後にいる猟兵、それが私だから」
 術——? それか体質か? しかしそれは今どうでもいい事だ。それより目を見開いたのは、彼女がオブリビオンを貫き殺す事で、昆虫と爬虫類の幻影が少しずつ減ってきている事だ。だが、まだ前に進むのは難しい。
 ――だがそれも、一人の猟兵によってすぐ解決する事となる。
「やあご同輩、調子はどうだい? 人手が足りなさそうに見えるが?」
 入口からゆっくりとやってきたのは、ショットガンのような銃を手に持つアラン・スミシー(パッセンジャー・f23395)という男性の猟兵。彼は、その昆虫の量を見て『こりゃめんどくさいねぇ』と呆れ息を漏らした。
「ま、銃を持つ嬢ちゃんもいるし、近接の猟兵もいるんだ。癒し手もいるとなれば百人力だねぇ、とっとと終わらせちゃおうか」
「え、あ、はい?」
 アランはショットガンを広場に向けて、勢いよく乱射する。こういう乱戦の中では、味方に当たらぬように乱射して敵の数を減らすのが一番効率がいい。撃ち損ねた敵は、近接の猟兵たちが解決する。
 もちろん彼のその計画は、広間にいた3人にも届いていた。
「――数が減りました、進めますね!」
「突撃再会っすー!」
「私はここだよっと」
 三つの属性による強烈な二連撃を放つカシム、力任せの渾身な一撃を放つ源、そして背後からの奇襲攻撃を浴びせる奈々詩――。
「私は右をやろう、君は左を頼むよ」
「はい!」
 P90の短機関銃を持ち、その命中精度で着実に数を減らすフクス、ショットガンを手を勢い良く乱射し、群れた敵に少しずつダメージを与えていくアラン。
「攻撃の感じからして真ん中に敵が集まりそうね~」
 回復の力を持つ光を放ちながら、野生の勘で敵の行動を着実に予測するハズキ。これら6人の力によって、その数は勢いよく減少していく。

 ――……そして
「見えましたっ」
「よっしゃっすー!」
「それじゃぁ」

 強行突破だ!!!

 6人は敵が減少し、隙が出来た所を見計らい、奥の一本道へと駆け抜ける。
 敵もそれを見越して、炎のカーテンを放つが、そうはさせないとカシムが反射バリアでそれらを反射し、残りのオブリビオンをすべて焼却する。
 そして遂に、奥の一本道へと辿りつく事に成功した。
「着きましたね」
「成敗完了っす!」
「みんな~お疲れ様ってね」
「いい射撃制度だねぇ、君」
「あ、ありがとうございます」
「奇襲を警戒しない敵だったね……」
 6人は互いに突破成功した事を喜んだ——が、何もこれで全てが終わったわけではない。
 残るはこの先——そこで待っているであろう者を倒し、目的のベルセルククリスタルを回収する、それが自分達の目的。
 6人は互いにそれを確認しあい、再びその奥へと足を進めるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『レーヴィン』

POW   :    コンダクター
【雷を纏う旋刃】【そこから放たれる空間を砕く雷鳴】【眩く世界を白に灼く閃光】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD   :    サンダーボルト
自身に【雷光】をまとい、高速移動と【轟咆雷烙の領域内であれば無制限に雷撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    ライトニングラム
【旋刃や雷撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【内の雷撃を強める迅雷領域:轟咆雷烙を深め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はルーダス・アルゲナです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●奥地

 貴方達は奥地へと進む。
 カツン、カツン、静かに足音がこだまする。
 そして目の当たりにするは巨大な木製の扉。

 頷き、ゆっくりと開く。そこは一つの探鉱の様な開けた空間。
 そしてその中央には、巨大な龍が鎮座していた。

 ――眼を開く、視線を送る、そして激しい咆哮を上げる。
 こいつが、守護者? かつての戦争の生き残りの類だろうか?

 だが、どんな敵だろうと関係ない。目標を討伐し、目的を果たす。それが猟兵だ。
 貴方達は互いに頷きあい、それぞれの戦術を行使し、その龍の下へと駆けだすのであった。
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※トミーウォーカーからのお知らせ
 ここからはトミーウォーカーの「猫目みなも」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
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舞莽・歳三(サポート)
真っ向勝負にならないように慎重に行動しよう。無駄な戦闘は避けていざとなれば逃げることも頭にいれておくのが基本的なスタイルだ
出来るだけ闇討ちでかたをつけたいところ。
卑怯で結構、勝ちゃいいんだよ!
(アドリブやその他全てお任せします!)


リダン・ムグルエギ(サポート)
「餅は餅屋。後の戦いはお任せするわね
「お、今の映えるわね!ヒュー

キマフュ特有のノリの服飾師

見た人の五感を狂わす「催眠模様」の入り衣装を作って配る事で
仲間や一般人の防御底上げと敵の妨害を実施したり
依頼に即したなんらかのブームを生むことで敵に特定の行動を躊躇させたり
等を得意とする
「戦闘開始前に自分のやるべき仕事の準備を終えている」事が多い純支援キャラ

依頼本編では戦いの様子等を撮影・配信したり
キャーキャー逃げたり
合いの手を入れてたりしています
単独戦闘には不向き

ミシンや針、布等も所持
その場で他依頼参加者に合わせ衣装アレンジも

MSのセンスで自由に動かしてOK
エロだけは厳禁


モース・レフレクソン(サポート)
ボスは強力な攻撃が必要だ。アイアンフェザーを構えて、強力な牽制射撃をしつつ一気に近づく。そして近距離で装甲突破型アンチマテリアルライフルを撃つ…が、これも牽制射撃だ。
後ろか側面に回り込んでユーベルコード掌底発破(パームバーンを叩き込んでやる。
肉片にするつもりで行くぞ。


虎熊・月霞(サポート)
「まー焦らずのんびり行こー。とりあえず昼寝しよぉ」

 面倒臭いけど、僕とーじょーってねぇ。いつもどーり野太刀でバッサリと斬り捨てちゃうよぉ?
 伊吹流から派生した雷鳴を組み込んだ伊吹"雷切"流、僕の場合は『紫電』を利用した剣術を使ってー雷の速度で近付いてー敵さんを真っ二つにするよぉ。まぁ面倒臭くなったら首刎ねちゃえばいっかぁ、そうすれば大体の生き物って死んじゃうよねぇ?
 首の無い敵さん?……うん、まぁそこは高度な柔軟かつ臨機応変に対応していこー。
 あ、あとお願いされたら他の猟兵さん達と共闘もするしぃ、お手伝いもするよぉ。ご飯一回奢ってくれるならね!

アレンジ・共闘可



 雷電纏う黒竜は、来訪者たちに敵意を隠さぬ目を向け、吼える。さながら、ここは自分の領域だと言わんばかりに。その巨躯との距離を測るように目を細めながら、モース・レフレクソン(サイボーグの戦場傭兵・f06734)は小さく呟いた。
「強敵だな。できる限り強力な攻撃を入れたいところだ」
 そう言って銃を取るモースだが、彼の扱うそれはあくまで牽制用のサブウェポン。そのことを、そして彼の『本命』の叩き込み方を察してか、リダン・ムグルエギ(宇宙山羊のデザイナー・f03694)が自身の鞄から何かを取り出した。
「あ、待って待って。コレ使って!」
「……これは」
 リダンが周囲の猟兵に次々配っていくそれは、不思議な紋様のプリントされた大きな布地――否、アックス&ウィザーズの冒険者をイメージしたのだろうシルエットの外套だった。見た敵の五感を狂わす効果が付与されているから、きっと戦いの役に立つ筈。そう片目を瞑るリダンと手渡された外套を交互に見て、ふむ、と舞莽・歳三(とし・f30567)は瞬いた。
「成程、有難い限りだ。限りだが……隠れて動くには少し派手だな」
「んー、見てもらうことで効果の出る催眠模様だから、むしろ『こっち見ろ!』ってデザインなのよね。でもま、着る側が着たいの着るのがいいものね!」
 ふむりと一度首を捻り、そうしてリダンは鞄から別の布地を引っ張り出した。ポップで華やかな色合いの外套とは打って変わって洞窟内部の壁や床にもよく溶け込む色合いの布地を、裁縫師の指がまるで魔法のようなスピードで『衣装』に変えていく。そうして外套と同じ模様を縫い込んだ長いマントをばさりと歳三の肩にかけ、リダンはぐっと親指を立てた。
 不器用に頷きを返し、歳三はするりと壁に沿うように動き出す。その気配を掻き消すように、モースが拳銃のトリガーを引いた。乾いた破裂音が竜の意識を引き付け、尾の一閃をそちらへ向かわせる。だが――竜の瞳が僅かに揺らぎ、光の軌跡を描く一撃は空を切った。
 そして白金の電光を掻き消すように、戦場にひとすじの影が閃く。
「おー、バチバチだねぇ。僕のとどっちがバチバチなのかなぁ?」
 緊張感のない声で疑問を口にしてみせるのは、虎熊・月霞(電紫幻霧・f00285)。一体いつの間に駆け抜けたのか――既に彼女は、扉の前から竜の足元までの距離を一瞬で踏み込んでいた。
「ま、でも、めんどくさい戦いとか好きじゃないし……その首、バッサリ斬りに行く……よぉ!」
 僅かに膝を屈める。土を強く強く蹴る。後ろ宙返りの勢いに乗せ、脇に構えていた野太刀で月弧を描くように斬り上げる。その太刀筋をなぞるように、藤の花を思わせる色合いの稲妻がばちばちと弾けて竜の胸元を灼いた。
「ヒュウ、今のいいわね! バッチリ撮ったわよ!」
 配信用のカメラを構え、リダンが楽しげに声を上げる。ふざけるなとでも言うように全身に光を纏いつかせ、空間いっぱいに電撃を放とうとした竜の後脚に、ずぶりと黒い刃が突き刺さる。
「!?」
 竜が振り向いた先には何もいない。否、既にいなくなっていた。目くらましのマントを脱ぎ捨て、持ち前のスピードを更に高みへ引き上げた歳三は、その時にはもう竜の逆脚の側まで回り込んでいた。
「悪いがこちとら真っ向勝負はてんで苦手なんだ。だから……」
 何をしてでも勝たせてもらう。言い放つと同時に彼女の手を離れたもうひと振りのダガーが、竜の鱗を削ぎ落とす。こっちを狙え、と上げた声に頷いたのは、モース。
「突破口は貰うぞ」
 淡々とした口調とは裏腹に、放つ砲撃は装甲穿つ強烈な一発。けれどそれすら、彼にとっては次の一撃までの布石でしかない。火器を足元に放り、体当たりするように竜に肉薄して、鱗の落ちた傷口に掌を当てる。そして、サイボーグの掌が文字通り火を噴いた。
 ぎゃあ、と濁った悲鳴が響く。至近距離からのフルオート射撃を守る鱗のない箇所に叩き込まれれば、さしもの竜とて無事ではない。怒りと痛みにのたうつ尾があちらこちらを無差別に打ち据えるのをひらりするりと掻い潜り、月霞は僅かに尖らせた唇の隙間から鋭く息を吐き出した。
「あぶないなー。そんなの当たったら痛いじゃん」
 向かってくる太い尾を蹴り、跳び上がり、斬り下ろす。面倒な――即ち無駄な所作の一切を省いているからこそ、彼女の剣は鋭く、速い。
「――さぁて、僕は何回斬ったでしょー?」
 問う声に、どさどさと肉塊が土に落ちる音が応えのように重なった。尾の半ばほどから先を輪切りに落とされた竜が、怒りのままに電撃を解き放つ。波のように襲い来るそれをある者は外套を盾に、ある者は痛みへの耐性で凌ぎ、即座に再び得物を握り締める。
 ――竜の首を取るまで、あと少し。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

カシム・ディーン
…雷を操る竜ですか
宜しい
竜には竜でぶつかりましょう

【属性攻撃】
雷属性を全身に付与

喜べ
帝竜の力を以て引導を渡してやります

帝竜眼…起動!(ヴァルギリオス化

相対するドラゴン対ドラゴン

強化された雷雲で雷撃へのダメージの軽減を図り

【医術・情報収集・視力】で敵の動きと電撃を放つための器官や癖や動作の把握
また体の状態も分析
【二回攻撃・力溜め・盗み攻撃・盗み・捕食】による牙による猛攻
喰らい付いてはその血肉も容赦なく食いちぎり貪り食す

相手の攻撃は己の牙と首で【武器受け】

全属性ブレスは今回は雷を外しその分土属性を強化して放つ
土は雷を通さないとされますがこの場合はどうなりますかね

戦闘後
クリスタルを探すとしましょう



「宜しい。竜には竜でぶつかりましょう」
 呟き、カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は人差し指で自らの額を一度打った。緩やかに閉じ、再び開いた少年の瞳は、その裡に人ならざる輝きを宿して。
「喜べ」
 放つ声は、どこか重々しく、同時に恐ろしい。何故なら、今の彼が宿すのは。
「帝竜の力を以て引導を渡してやります」
「――!」
 黒竜が目を剥く。まるで信じられない物を見たとでも言うように。竜の目の前で、人間の少年はたちまちその肉体を膨れ上がらせ、赤や黒や銀に輝く鱗で身を包み、洞窟中に咆哮を響かせる。その姿、その声は紛れもなく、かつて猟兵に討たれた帝竜・ヴァルギリオスと寸分違わぬものだった。
 いや、身なりだけの紛い物だ。あれは我らが帝竜などではない。なれば決してひれ伏すものか――そう、竜が考えたかどうかは定かではない。ただ黒竜は己を鼓舞するように首を振り上げ、その喉から吐き出す雷のブレスでカシムを竜鱗ごと焼き尽くそうとあぎとを開いた。
 電光が走る。空間が焼ける。竜の姿を得た猟兵とて、これには無事で済むまい――白く霞む戦場で、或いは敵はそう思ったのかもしれない。
 だが、それは誤算というものだ。纏った雷雲でブレスを吸収し、ひとつ身震いして鱗の上を走る電気を振り払い、カシムはじっと竜を見つめる。凍り付いたように、黒竜が動きを止めた。カシムは何も言わない。ただ重い足音を響かせて突進し、竜の全身に組み付き、突き倒す。暴れて抵抗する事すら忘れたかのように動けずにいる竜のその喉に、帝竜の牙が立てられる。血が噴き出し、生命が溢れる。食いちぎられた喉からやがて全てを吐き出して、雷電の竜は息絶えた。
 そして、竜が背にしていたその先に、所々が不気味に光る岩盤が露出していることに猟兵は気付く。変身を解き、そこへ歩み寄って、カシムはなるほどと呟いた。
「……ベルセルククリスタル」
 それこそは、この地に眠る財宝。冒険の証として、或いは竜退治の報酬としてそれを掘り出し、懐に入れて、猟兵達は無事に帰路につくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年01月14日


挿絵イラスト