迷宮災厄戦⑤〜穢された花園(作者 白鳥美鳥
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●迷宮災厄戦⑤〜穢された花園
 そこは花園の楽園――楽園であった場所。そこは今――瘴気に満たされていた。
 そして、その住人は――穢れた瘴気をまき散らす少女達――いや、オウガ達だ。色褪せた花園で彼女たちは給仕に勤しんでいる。そう――穢れた花園中で。

「みんな、大変だよー! 少しずつ、予知はされていたけれど……アリスラビリンスが崩壊の危機になっちゃったんだ。このままじゃ、アリスラビリンスが壊れてしまうんだ!みんなの力を貸して欲しいの!」
 フィーナ・ルリス(陽だまり・f04597)は、猟兵達に話始める。
「不思議な花園がある不思議の国があるの。でも、今はセピア色に褪せているんだ。原因はね、『瘴気の蒸気』。ここに居るオウガ達は『魔導蒸気機関』が埋め込まれていて『瘴気の蒸気』で空気を穢しながらパワーアップしてるの。酷いよね……」
 そして、フィーナはここにいるオウガについての説明を始める。
「ここにいるのは『こどくの国のアリス』さん達。背中にね、『魔導蒸気機関』を背負っているような感じで見えてるんだ。ここから『瘴気の蒸気』が出てるの。で、みんなにはこの『瘴気の蒸気』を何とかしながら倒して欲しいんだ。『瘴気の蒸気』に対する対抗策を取って欲しいんだ。そうすれば、戦いやすくなるから!」
 フィーナはぺこりと頭を下げる。
「みんな、アリスラビリンスを助けるために、力を貸して! そして、花園を元の綺麗な場所に……素敵な不思議な国を助けて! お願いします!」


白鳥美鳥
 白鳥美鳥です。アリスラビリンスが大変な事になってしまいました。しかも、色々と大変な事を孕んでいる様です。皆さん、力を合わせて、アリスラビリンスを救おう!
 さて、この場所に居るオウガですが、『瘴気の蒸気』をまき散らしております。
 この戦いのポイントは以下になります。

 プレイングボーナス……「瘴気の蒸気」への対抗手段を考える。

 プレイングの際、考慮してくださいね。
 今回は戦争ですので、タイミングを見て書きます。宜しくお願い致します。
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第1章 集団戦 『こどくの国のアリス』

POW ●【あなたの夢を教えて】
無敵の【対象が望む夢】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD ●【わたしが叶えてあげる】
【強力な幻覚作用のあるごちそう】を給仕している間、戦場にいる強力な幻覚作用のあるごちそうを楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
WIZ ●【ねえ、どうして抗うの?】
自身が【不快や憤り】を感じると、レベル×1体の【バロックレギオン】が召喚される。バロックレギオンは不快や憤りを与えた対象を追跡し、攻撃する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


フィロメーラ・アステール
「ひゃー、環境汚染だな!」
こいつは放置しておいたらよくない!
よーし、綺麗にしてやるか!

【星の遊び場】を発動!
【破魔】属性の風を吹かせて瘴気の蒸気を噴き散らす!
瘴気に侵された花とかあれば一緒に浄化して【元気】にしちゃう!

さわやかな風で気分一新!
そのまま風に乗って【空中戦】だ!
閃光による【目潰し】で出端をくじきつつ【気合い】を込めた【踏みつけ】キックを食らわせてやる!

敵が数で攻めてくるなら、体のサイズを活用して【敵を盾にする】ように立ち回ることで、一度にたくさん襲われないようにするぞ!
囲まれても【スライディング】ですり抜けられるし!
低空飛行で花園に紛れて目くらましという手もあるな!


楊・宵雪
「素敵なごちそうだけど嫌な予感がするわね…アリスの物語って大概そうだもの

同行
神崎・柊一(f27721)

瘴気の蒸気対策
大気とくらべ瘴気が重く地上に滞るのなら空中浮遊で瘴気の薄い上空へ
呪詛耐性とオーラ防御で耐え
炎符の炎の熱で気流を起こし蒸気の流れを誘導
拡散防ぎ味方守りつつ技能破魔で無害化を試みる

さらに、部位破壊で蒸気機関部を狙い
衝撃波の風圧で蒸気から身を守る

相方と敵を挟撃し、背中を狙えるほうが蒸気機関を破壊する
自分がする場合技能部位破壊使用

敵UCが厄介なため七星七縛符で封印する
「貴女寂しいのね。可哀想に思うけれど人を食べるものを放置するわけにはいかないの。生まれ変わったらお友達になれるといいわね」


神崎・柊一
食べると碌なことないもんね

同行
楊・宵雪(f05725)

瘴気の蒸気対応
先制+弾幕+貫通+部位破壊で敵の蒸気機関を狙い
UCの爆発の熱、爆風で蒸気の霧散と瘴気の破壊を狙う
結界術で自分と仲間への蒸気の影響を抑える
蒸気が地上に残るなら浮遊で上昇

相方と敵を挟撃
背面を狙えるほうが蒸気機関を破壊
そうでない場合は狙える敵の致命的な場所、頭部や心臓を狙う
UC対応は相方に任せ、こちらは掃討に注力

「宵雪、向こうのUCは任せた、その分こっちは…ぶっ放す…!

後は極力空中から一方的に射撃で蹴散らしていく

「なぜ抗うか?
お前が、僕の夢を奪うからだよ
自分の夢も持たないあんたにゃ絶対に解らない
夢っていうのは自分で掴むものだって事


栗花落・澪
【空中戦】で距離を稼ぎながら
着地するたび地に【破魔】を宿した花園を広げ瘴気を浄化
破魔だけじゃ完全中和は出来ないだろうし
僕自身も風魔法の【高速詠唱、属性攻撃】を宿した【オーラ防御】で
少しでも瘴気を弾き飛ばせるように
もしもの時は破魔の範囲に逃げ込めるように

綺麗な花畑を穢されるのも困るけど…
孤独は悲しいものだから
なんとかしてあげたいと思うのは悪いことかな

【空中戦】で常に一定距離を取りながら【指定UC】
戦場全体を破魔の輝きで満たし

貴方達はもっと知るべきだよ
人の暖かさってやつをさ

【優しい】【祈り】を込めた暖かい光魔法の【高速詠唱、属性攻撃】で
蒸気機関目掛けて攻撃
本人には痛みを与えず
機械だけ破壊するように


「ひゃー、環境汚染だな!」
 瘴気に包まれた花園を見て、フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)は、驚きの声を上げる。
 瘴気の中、淡々と給仕を行っているアリス達はどこか寂しく悲しい。
「綺麗な花畑を穢されるのも困るけど……孤独は悲しいものだから、なんとかしてあげたいと思うのは悪いことかな」
 栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はアリス達を見て悲しげに呟いた。
「素敵なごちそうだけど嫌な予感がするわね……アリスの物語って大概そうだもの」
「食べると碌なことないもんね」
 アリス達の給仕しているごちそうを見て、そう感想を交わすのは、楊・宵雪(狐狸精(フーリーチン)・f05725)と神崎・柊一(自分探し中・f27721)。確かに、とある世界の物語ではそんなアリスの話がある。
「瘴気の蒸気対策は、みんなどうする気だ? あたしは、破魔属性の風で吹き飛ばそうと思っているんだ!」
「じゃあ僕と方針は一緒かな。僕も空中から破魔の力を使って攻撃しつつ、戦場全体に破魔の光を降らせるつもりだよ」
 フィロメーラの言葉に澪が同意する。アリスがバロックレギオンを放ってくるとは思うが、それよりも先に、瘴気をどうにかしなければならないからだ。
「俺達の方は、まず、俺が出来る限りアリス達の蒸気機関を一斉発射で攻撃、それに伴う爆風で瘴気を吹き飛ばす」
「そして、わたくしは上空に飛び、瘴気を破魔で中和しつつバロックレギオンを捕縛し抑えながら、二人で蒸気機関を確実に破壊する算段よ」
 宵雪と柊一は連携しつつ、アリス達によるバロックレギオンの召還を抑え、蒸気機関の破壊を目指す方針の様だ。
「僕とフィロメーラさんは方向性が一緒だし、破魔の力を使う点では宵雪さんも同じになるよね。そうすると、柊一君が一斉攻撃をかけると同時に僕たちは上昇、そして破魔の力を使って瘴気の蒸気を浄化してから、宵雪さんと柊一君が一緒に、僕もフィロメーラさんと協力しつつアリス達の魔導蒸気機関そのものの完全破壊をするって感じで良いかな?」
 それぞれの対策を一通り聞いた澪が、行動方針を纏める。
「爆風と一緒に飛び上がるのか! 面白そうだな!」
 楽しそうなフィロメーラ。フェアリーである彼女であれば、飛行能力が無くても飛んでしまいそうな、滅多に出来ない経験だろう。
「勿論、瘴気ごと全部吹っ飛ばす事になるが、ちゃんと結界術を張って守るから安心してくれ」
 柊一が補足する。実際、地上や蒸気機関の瘴気が一気に吹っ飛ぶので、全員オーラ防御等で対応できるが、危険要素は出来るだけ減らしておきたい。
「あなたからスタートね。タイミングは任せるわ」
「ああ、三人共、準備をしておいてくれ」
 宵雪の言葉に柊一は頷くと、瘴気の蒸気をまき散らしている『こどくの国のアリス』達の動きを見つつ、タイミングを図る。彼女達の動きには規則性は無いが、寂しげな彼女達は、それぞれの役割を担おうと動いている様である。出来る限り、確実に数多くの蒸気機関を吹き飛ばしておきたい。
「今だ! 吹き飛べ……フルバースト!」
 柊一のアームドフォートとビームキャノンが一気に火を噴く。それと、同時にアリス達の背負う蒸気機関が砲撃を受けて爆発し、それが更に誘引して一気に爆風が吹き上げた。同時に、フィロメーラ、澪、宵雪は爆風の力を借りつつ一気に上空へと上昇する。
 爆風が晴れた所で、柊一の姿を確認し、彼が上昇してくるのを確認してからフィロメーラは破魔の力と花達が元気になる力を乗せて風で戦場を吹き飛ばし、瘴気を振り払った。そこに澪が戦場全体を破魔の光で包み込み『悪を浄化する天上世界』を具現化する。そこは悪を浄化する者達に力を与えてくれる。……そう、それはオウガとなってしまったアリス達を骸の海へと還す猟兵達への力となるのだ。
「貴女寂しいのね。可哀想に思うけれど人を食べるものを放置するわけにはいかないの。生まれ変わったらお友達になれるといいわね」
 強化された戦場で、宵雪は護符をアリス達に向かって次々と放ち、バロックレギオンを召喚されないように、アリス達を捕縛していく。そもそも、柊一の夢を奪ってもアリス達は具現化する事が出来ない。何故なら夢というものは自分で掴むものだからと柊一は考えている。それは見えない想いであり形には出来ないものなのだ。
 そして、宵雪の護符によって力を封印されたアリス達に対抗する術はもう無い。
 宵雪と柊一はアリス達を挟撃し、背面を狙える方が蒸気機関の破壊を、もう片方はアリスそのもの撃破をしていく。
 フィロメーラは小柄な自分の身体を生かしながら、閃光による目潰しを使い強烈なキックで戦い、澪は優しい祈りを込めた光の魔法を駆使し、アリス達の蒸気機関を目掛けて光を放つ。
「貴方達はもっと知るべきだよ。人の暖かさってやつをさ」
 アリス達は身体に魔導蒸気機関を埋め込まれている。だから、澪は敢えて向き出ている背中の部分だけを狙う。せめてアリス達は苦しまずに還れる様に、と。
 そして全てのアリス達が還り、花園は瘴気から解放された。セピア色をしていた花園も、フィロメーラの力で少しずつ色を取り戻し始めている。ここは、元の美しい花園に戻るだろう。
 ――いつか、孤独なアリス達が誰かの温もりを知る事が出来るように……そう願うのだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年08月05日
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