迷宮災厄戦⑧〜綺羅星を陰すハープーン
グリモアベースに集まった猟兵たちを一瞥し、皆の前に立つ九重・玄音(アルターエリミネーター・f19572)は、深呼吸した後に依頼内容を切り出した。
「アリスラビリンスで戦争が起きたわ。まずは、敵の支援拠点を破壊して欲しいの」
彼女が見た予知によれば、オウガの何体かが"美しい星空が広がる不思議の国"に天文台のような拠点をいくつか築き、その最上階で猟兵を発見しては一方的な遠距離攻撃を行う、というものらしい。
彼らが利用する望遠鏡は特殊なもののようで、近接用のユーベルコードしか持たないオウガでも、望遠鏡を覗いている間は"まるで敵が目の前にいるかのように"ユーベルコードを放つことが可能なようだ。
今回の依頼はこれを破壊、ないし天文台を利用するオウガの掃討だ。
「真正面から近づけば蜂の巣は確定よ。ただ、それは"望遠鏡で視認された"時の話。
だから彼らに見つからず接近、天文台の最上階へ行ってオウガを倒すことを提案するわ」
幸い、望遠鏡は先ほどのユーベルコード関連の機能以外は、普通の望遠鏡とさして変わりない。姿を隠したり、透明化したりとすれば見つからないようだ。
「天文台一基につき一体、オウガが望遠鏡を見ているわ。だからあなたたちは、一人一台担当してもらうことになるわね。
望遠鏡を操作しているオウガは『人をダメにするラビット』。……『アリス』をあの手この手でダメにするタイプの相手だから、攻撃を喰らった際の被害はあまり想像しない方がいいわ」
彼女は若干顔を赤らめつつも、思考を振り払い仏頂面を見せた。
グリモアを展開すると、"美しい星空が広がる不思議の国"への入り口を繋ぐ。星々の見える夜の世界だが、その先には塔らしき影がいくつか見える。それが、目標たる"天文台"なのだろう。
「くれぐれも気を付けて。そして、オウガを滅ぼすのよ」
玄音はただ一言、明確な殺意をもって猟兵に告げた。
天味
天味です。
アリスラビリンスで迷宮災厄戦が開始されました。戦争のお時間です。
今シナリオは⑧番、「覗いた星空を奪う望遠鏡のある国」の内容となります。
"美しい星空が広がる不思議の国"にある天文台の最上階にオウガは陣取っており、望遠鏡越しに遠距離から一方的な攻撃を浴びせてきます。さらに近接用のユーベルコードしか持たないオウガでも、望遠鏡を覗いている間は「まるで敵が目の前にいるかのように」それらの技を使うことができます。
そのため、このシナリオでは以下のプレイングボーナスが適応されます。
『望遠鏡に発見されない工夫をする』
望遠鏡に発見されず、いかに天文台の最上階へたどり着くかが試されるシナリオとなっております。
ついでですが、相手のオウガの技が"お色気系"なため、希望があればこちらを適応します。希望者はプレイング内容のどこでも良いので「〇」か「◎」をお願いします。「〇」で軽度、「◎」でプレイング内容通りか、それ以上の内容になります。もし一切NGであれば「×」か、マークを入れずにプレイングをお願いします。
それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『人をダメにするラビット』
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POW : 天国に逝かせてあげる♡
自身が操縦する【天国へと導くうさぎの穴】の【人をダメにする天国のような快楽】と【エナジードレイン】を増強する。
SPD : 極楽にご案内♡
自身が操縦する【極楽に導くうさぎの穴】の【人をダメにする極楽のような快楽】と【エナジードレイン】を増強する。
WIZ : 至福の時間をあなたに♡
自身が操縦する【至福の時間を与えるうさぎの穴】の【人をダメにする至福の時間を過ごす快楽】と【エナジードレイン】を増強する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ノエル・フィッシャー
【SPD】(○:やってもやらなくてもどっちでもいいよ)
人を(精神的に)ダメにするラビット?
ボクはオブリビオンを(物理的に)ダメにする王子様だよ。
UC【煌々光る夜空の王子様】にて己を一陣の流星と化し、上下左右に変則的移動を取りながら高速移動。
視線の先に攻撃を届かせる恐るべき星見の望遠鏡、だけどその視野は遠くを見れる分狭い。そんな小さな視野、そして鈍い動きでボクという乱れ動く星を捕捉出来るものなら試してごらん。
十分に距離を詰めたら死角に回り込んで急接近、体当たりで望遠鏡ごと敵を吹っ飛ばして攻撃。文字通り、物理的な吹っ飛ぶような感覚で昇天するといいよ。
アドリブ・共闘歓迎だよ。
現在の時刻は深夜。地上に明かりらしきものはなく、光源は全て夜空に浮かぶ星々のみ。月が無くとも昼夜のように辺りは明るい世界だった。
そんな世界には、天文台がある。その数──明らかに多過ぎた。
「…………」
いくつかある天文台のうち一基、その屋上には大型の望遠鏡が一台あり、オウガの一人である『人をダメにするラビット』がレンズ越しに猟兵を待ち構えていた。本来上方向へと向けられるはずの砲塔部は地上へ向けられており、彼女はこれで猟兵を探っていた。
今の彼女は、星に興味を示さない。狙うのは猟兵だけだからだ。
それが、誤算となる。
「……?」
地上を映す望遠鏡に、何かチラチラと映るものがある。人影ではなく、レンズの真横を通り過ぎる虫でもない。何やら光のようなもの。
何かおかしい、とレンズから顔を離して辺りを見るも、何も変化はない。
当然、気づくはずがない。目標たる猟兵は今、空を突っ切っているのだから。
「こんなに美しい夜空を一つも見上げずに。君は真面目な性格なんだね」
「ッ!?」
真上から降る、凛とした声。
ようやく気配に気づき望遠鏡の角度を上へと傾け、レンズを覗く。そこにあるものは無数の星々──の中に、一筋の光。
流れ星が一瞬だけ、レンズの中に映った。
「……もしや!」
その一瞬を見逃さない。ラビットは流れ星を追うが、当然銃弾の如く空を落ちる星を、巨大なレンズの中にしっかりと捉えることはできない。小さな星は地上に落ちて消える。
──はずなのだが、それは突如重力に逆らって上へと飛んだ。
「ファッ!?」
「追ってごらん。ボクを捉えれるならね!」
ギュインッ!と鋭角を描いて方向転換する流れ星。さも煽るかのように、UFOを思わせる機動で空を駆ける星を、重たく視界が制限される望遠鏡で捉えることはできない。角度を合わせた時にはあらぬ方向へと飛んでおり、視野範囲を広めようとピントを調整すれば、辺りの星々が流れ星に混じって見えなくなる。
「くそっ、ふざけん──」
「──といっても、ボクは急いでるからね」
ラビットが流れ星を捉えようと必死になっている間に、文字通り流れ星となっていた猟兵は既に背後を取っていた。
彼女が振り向く寸前、ノエル・フィッシャー(呪いの名は『王子様』・f19578)は発動していた『煌々光る夜空の王子様(トゥインクル・シューティングスター)』を再起動。
全身の肉体を光に変えて、ラビットと望遠鏡に破滅を齎す流星となる。
「……なァ──!!?」
「君も、美しい星となるがいい!」
──天文台の一つから、オレンジ色の星が打ち上げられた。
大成功
🔵🔵🔵
ネフラ・ノーヴァ
「◎」
灯台下暗し。望遠鏡の狭い視界にオウガの能力から、囮一体に長時間集中せざるを得ないはず。UC想姿双愛を発動、鏡写しの自分を囮に本体は天文台へ進む。囮が果てるまでにはオウガの背後に近づけるだろう。
不意打ちでオウガの胴体めがけて刺剣を貫かせる。フフ、「鏡」相手にお愉しみいただけたかな? 次は私の快楽を満たさせてもらおう。さあ、血の花を咲かせるが良い。
天文台の一基がやられた一方で、別の天文台を破壊すべくやってきたネフラ・ノーヴァ(羊脂玉のクリスタリアン・f04313)はラビットに抱かれていた。
両腕は拘束されて吊り上げられており、大股を開かれた状態。その隣にはラビットがほくそ笑んでいる。
「まさか正面突破してくるバカがいるなんて、ねぇ?」
「……くっ」
ラビットに言われた通り、彼女は正面から天文台を目指して歩いてきた。くるなら来てみろ、と言わんばかりに。
ちなみに、今ネフラとラビットがいる場所は天文台が見える野原ではない。薄桃色のもやで辺りが覆われた謎の空間。ラビットが言うには"極上に導くうさぎの穴"らしい。この中に囚われたネフラは自由に動けず、ラビットの思うがままの恰好にされていた。
「けど驚いた。まさかエメラルド様と同じクリスタリアン、しかも羊脂玉種の。これはいい収穫ね♪」
「ぁ……う、く」
今の姿を、誰にも見られたくない。
そんな一心でいるネフラを嬲るように、ラビットの艶やかな手が素肌を撫でる。首元から胸、へそ、下腹部へと。体に毒をしみこませるように、耳元で囁きながら甘い極上の快楽へといざなう準備をする。
「悔しい?だけどすぐそんな思いも吹っ飛ぶわ。これからあなたは私に溺れるの。ゆっくり、じーっくり……♡」
ただ撫でられている。それだけなのに、まるで鞭で傷を与えられるかのように、体に快楽を刻まれる。これがまだ"準備"だというのだから、おのずと"本番"に期待してしまう自分が、高貴なネフラの心を蝕んでゆく。
次は、何がくる。激しく一気に快楽を叩きこまれるのか、それともまだじっくり、ねっとりと"準備"で焦らされるのか。
耐えしのぐと腹をくくっていたはずが、いつの間にか恐怖へと。否、その恐怖自体、期待と同義なのでは?
太ももをつぅ……となぞる指が、ラビットの肌の温もりが、甘く、甘く溶かしてゆく。蕩けてゆく──。
「──じーっくりと、愉しんでいただけたかな?」
──夢は、瞬く間に目覚める。
ズンッ、と腹に重たく硬い感触。自身の体に一本の刺剣が貫通していることに気づいた時には、"極上に導くうさぎの穴"は消滅していた。
腹を突き刺された彼女──ラビットは、恐る恐る望遠鏡のレンズから顔を離した。
「聞こえていたぞ。うわ言のように囁く貴様の声、とても心地よい夢を見ていたようだな」
「……う、そ……で、しょ?」
ラビットの腕に抱かれ、ラビットの世界の中で慰み者にされていたネフラは存在しない。今ここにいるのは、高貴なるクリスタリアン──"本物の"ネフラだ。
刺剣を手にした彼女がいつ背後を取ったのか。いつから望遠鏡越しに"偽物"を犯していたのを見ていたのか。彼女が語らずとも、理解してしまう。
「まさか分かりやすい罠に嵌るバカがいるとは、な?」
──二台目の天文台に、赤い天の川が流れる。
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
開幕UC発動。
此方への視線を遮るようにUCのあれこれを色々降らせます。
ようするに遮蔽物の代わりですね。それで川とか岩とか木が降ってくるのはおかしい? シランガナ。神様のご加護です(遠い目)
ついでに言うと『性欲』は『不浄』です。
多分この兎さんには大分相性が良いと思うんだけど、どうかな?
ついでに高速詠唱で自身の周りに認識阻害のオーラ防御も展開しておく。可能なら怪電波か音楽で微弱な催眠術も流して……。
第六感で敵の気配や視線を察知しつつ、遮蔽物の影を縫って少しずーつ進んで行きますよ。ある程度まで近づけたら念動力で鎧砕き出来る魔改造ピコハン振りかぶってドゴォッ、です。
女の敵に容赦はせん。
「はぁぁぁーーーーーーー!!!?」
おかしい。何かがおかしい。常におかしく狂気的な世界たるアリスラビリンスでも、こんなことが起きるのはおかしいと思えるほどに、ラビットのレンズにはおかしなものが映っていた。
空から降り落ちるは、大量の水。だけではない。巨大な岩や、樹齢百を超えるであろう大木。ついでに川から流れてきた土砂。逆さまになって空を覆うほど巨大な山。中で泳いでいたであろう魚を吐き出しながら落ちる海。
そう、文字通り全部空から落ちているのだ。
「しっ、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!死ぬゥ!!」
望遠鏡を覗いている場合じゃねぇ。
天変地異か、それともこの世の終わり(ハルマゲドン)か。隕石を超えた質量圧壊が迫りくる今、ラビットの脳内には「逃亡」の二文字しかなかった。
いったいこんなアホみたいな落下物、誰が作った。猟兵しかいねぇよ。しかし今回ばかりは、それがわかっていても対処しようがない。人を快楽に落とすことに特化した発情ウサギもまた、一般人と同じように天災には避難するという手段でしか自己防衛できないのだから。
とにかく逃げよう。
「逃げる!オレもう逃げるから!」
「ま、そんなの私が許しませんけどねー!」
「ぶげふゥッ!!」
だがそうは問屋が卸さない。
逃げ出そうとしたラビットに向けて、オラトリオの女性、鈴木・志乃(ブラック・f12101)は振り向き様に"何の変哲もないピコピコハンマー(に見える何か)"を股間へと打った。
このラビットは男の子だったのだろう。ちょうど"ソコ"にあたったことで白目を剥き、尻子玉が抜けた。
「……ここまで驚くとは。隠れる必要もありませんでしたね」
ピコハンをラビットの下腹部から抜き取ると、志乃は天文台から世界の終焉を見た。
山、海、川、岩、木々……いわゆる"自然"をこの地に落としたわけだが、これは世界を滅ぼすためのユーベルコードではない。
「ま、ここを陣取っていたウサギさんにはちょうどいいお灸でしょう」
彼女が落とした"自然"とは、落とした地から不浄を取り除く、浄化を行う神聖なもの。穢れた姿を本来のものへと洗い流す、清い技だ。
今は砂ぼこりが散り、海と川が混じり混沌と化したこの地だが、やがて『■■■■の神域(ナナシノヨリシロ)』へと姿を変えてゆくだろう。
──三基目の天文台は、奇跡的に大地の変革から逃れられた。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
「◎」
お任せプレイング☆お好きなように♪
汝が為したいように為すがよい♡
萌擬人化したワンダーラビットの霊をこの身に降霊してドーピング。
物を隠す目立たない結界術で異空間『うさぎの穴』を展開し、天文台の最上階に繋ぐ。位相のずれた異空間ゆえ視認は困難を極めるだろう。
さて、天国に導くうさぎの穴が自分のモノだとは言っていないので、相手の穴を操縦する使い方もあるのでしょう。男の娘型だった場合はその施術棒で天国に導こうとするでしょう。
だが、私も『天国に導くうさぎの穴』で『エナジードレイン』出来るのだ。情熱ダンスで迎え撃ち捕食してエナジーを略奪するわよ♡
更に、パラサイトテンタクルでお尻のうさぎの穴を貫通攻撃よ♪
──最後の一基となった天文台に残ったラビットは、別エリアで起きた惨状を望遠鏡越しに見ていた。それで取った行動は、要警戒。望遠鏡で猟兵をサーチしつつも、たまに後ろを向いて猟兵が陣取っていないか見たり、辺りを見渡して異変がないかチェックしたり……と万全の警戒態勢で構えていた。
万全。そう、完璧な警戒態勢だったはずだ。
「ビクビクしてかわいかったわ♡けど無駄よ、わたしも使えるもの。
う・さ・ぎ・あ・な♪」
「ひぃっ!」
薄紫色の空間。そこにラビットは囚われていた。ぬらりと粘液を纏う触手が四肢を吊り上げ、大の字で拘束されたラビットは、ここへ連れ去った張本人、ダンピールの少女、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)に怯える。
「というか、コレはわたしが生み出したもの。だからあなたたちより遥かに上手く操れるわ」
アリスの恰好はラビットと似た、バニーガールの姿だった。しかし手足がモフモフとした兎のものになっており、ピンク色のビスチェは拘束している触手と同じようになぜか粘液を纏ってテカりを見せている。
そんなアリスは腰を振りながらぺたんこの胸をアピールするように踊り、ラビットに近づいてゆく。
「えい♡」
「んお゛ほぉ゛っ!!?♡」
魅惑のおみあしに目を奪われ、小さいながらも蠱惑的な胸に生唾を飲んでいたラビット。そんな"彼"のうさぎ穴に、アリスはパラサイトテンタクルの一本を思い切り突き刺した。
後ろから無理やり胃に入っていた空気を吐き出され、下品な声を漏らしてしまう。しかしこれをアリスは欲しがっていた。『人をダメにするラビット』は男女混ざって存在していることを熟知していた彼女は、"アタリ"である彼に容赦はしない。
「まずはあなたのうさぎ穴を操らせてもらうわ♡」
「ぉひっ!!♡ぁ˝っ!♡ひゃぇ……っ!!♡」
「その次だけど……わたしの"手"と、わたしの"体"。どちらで、天国に導かれたい?♡」
出し入れすべきではない穴が、灼熱のように熱く煮えたぎる。牡の象徴はどちらも選べないといわんばかりに上へと傾いており、先ほどからうさぎ穴を貪るパラサイトテンタクルのおかげで、まともに返事もできない。
ラビットは首を横に振りたかった。今すぐにでもこの空間から逃げ出したかった。しかしそれはできない。なぜなら──。
「……ぃょ」
「ん?」
「……りょ、ぅ……ほぉ゛っ♡」
「……あらぁ♡」
心も体も、既に昇天(ところてん)済み。魂は、アリスの触手に握られていたからだ。
モフモフの手が、ヌルヌルの体が、ラビットの肌に密着する。施術棒と接触する──。
「欲張りさん。けどよく言えました♡ご褒美として触手も増量しましょう♪」
──天文台から放たれたミルキーウェイ。それは此度の作戦の終了を告げていた。
大成功
🔵🔵🔵