迷宮災厄戦⑦〜悪は正義か正義は悪か(作者 ぷっさん
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「この力だ、これで腐った世界を破壊してくれる! 何者も私に逆らうことはできないのだ!」
 フハハハとわざとらしい高笑いがどこまでも天高く突き上がっていく。
 この一連の動作がまた彼女に、オウガに力を与えていく。
 図書館の国はそうしたシステムでできている、悪が悪らしくいることこそが――。
「これが私の正義だ! 混沌へと導き悪となることこそが私の全てなのだぁ!」
 悪を働くこともまた、彼女にとっては正義なのかもしれない。


「はいということでブチのめして来てねヨロシクゥ!」
 グリモアベースではパルル・ブラックベリー(腹黒フェアリー・f10498)が乱雑な説明を広げていた。
 概要としては図書館の国に潜むオウガを撃退するというシンプルなものである。
 しかし、件のオブリビオンには厄介な特性が備わっていた。
 悪役らしい行動をすればオブリビオンに力を与えるというものである。
「悪役がいるんだったらヒーローだっているでしょ! ということでこっちにも強化手段はあるよ」
 それは正義の味方っぽい行動・言動をすることである。
 詳細は不明だがヒーローっぽい言動をすれば図書館の中に眠る正義の書が力を貸してくれるらしい。
「世の中にはダークヒーローなんてのもいるし、筋が通っていればそういうのもアリなんじゃない?」
 随分と大雑把ではあるが正義の書が正義と認めればそれは力となるらしい。
「それ以外はいつもの戦闘と変わらないから頑張ってくれ!」
 彼女は相変わらずの調子で猟兵たちを送り出すのであった。


ぷっさん
 はい、いつの間にか戦争しか書いてない人になってましたぷっさんです。
 今回は悪役ムーブをすると強くなるオブリビオンを倒していただきます。
 そのままだと厄介極まりないので以下の行動をされた方にはプレイングボーナスが入ります。

 プレイングボーナス……「正義の味方」っぽい行動をする。

 採用人数は少なくなる場合もあるかもしれませんがご容赦ください。
 アリスラビリンスを守れるのは君だけだ! ということでよろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『『七罪』憤怒のアリス』

POW ●憤怒に染まる真実の剣/ヴォーパルソード
【無敵の鎧と真実の剣を持つ最強の騎士姫 】に変身し、武器「【あらゆる防御を無効化するヴォーパルソード】」の威力増強と、【憤怒の魔焔と魔力を操り、想像の天翼】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。
SPD ●憤怒を宿す勇者
全身を【全てを焼き尽くす憤怒の焔と真実の剣の力 】で覆い、自身の【世界への怒りと他のアリス達を守る強い意思】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ ●真なるアリス
無敵の【困難に打ち勝ち希望に満ちた無垢な自分 】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は雛菊・璃奈です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


シャルロット・アルバート
正義の味方……つまりスーパーヒーローの出番だね。
かっこいいポーズを決めて『空を舞う戦乙女(エアライズ・ヴァルキュリア)!』ってやればそれっぽいかな。
後はひたすら、空からの攻撃をぶちかましてあげるよ!


塩崎・曲人
正義、ねぇ
絶対の正義なんざこの世に存在しねぇ、ってのが持論だが……
「まぁ、『正義の書にとっての正義』をトレースすりゃいいんだろ。それなら出来そうだ」

「っつーわけで参上、正義のチンピラ曲人君です!」
正々堂々、正面から乗り込んで喧嘩売るぜ
「戦う前に念の為聞いとくぜ。剣を収めて大人しく帰るって選択は?」
まぁ、ないだろうが聞くことに正義的意義がある
「んじゃ、かかってこいよ。この世界はぶっ壊させねぇ!」

そして【睨撃粒子砲】を発動だ
さあ答えてみろ
「テメェは正義か?悪か?」
正義、と答えれば戦場の加護を失う
悪と答えたら無垢さも勇者の資質も失う
さあ、どっちを選ぶね?



「ククク……では手始めにこの世界から破壊し尽くしてくれよう」
 オウガがカツカツと階段を降りていく。
 とてつもない面積のある大広間を抜ければそこは外、後は思うがままに力を振り回すだけと考えていた。
「そうはさせないよ!」
「何者だ!」
 部屋に轟く一つの声、オウガが歩みを止める。
 「スーパーヒーロー、シャルロット・アルバート参上!」
 戦隊ヒーローにありがちなポーズをビシッと決めてシャルロット・アルバート(閃光の戦乙女(ライトニング・ヴァルキュリア)・f16836)が現れる。
「出たな猟兵! お前たちにはある種の敬意はあるが今は邪魔をされる怒りの方が大きいぞ!」
 オウガの引き抜いた剣が燃え上がり鎧を無視する剣と怒りと悪役ムーブで強くなった炎を飛ばしていく。
 普段であれば怒涛の勢いではあるのだが、今のシャルロットにとっては見切れないモノではなかった。
 装備したパワードスーツの調子がいつもよりもよく、バーニアをふかして上下左右に避けていく。
「うん、確かにいつもより身体が軽い気がするね」
出力上々、正義の書の効果もばっちり現れている。
「おのれ小癪な――ッ!?」
 上を向いて悔しそうに歯を食い縛るオウガ。
 刹那、正面からの殺気に気付き素早く剣を水平に構え直す。
「正義のチンピラ曲人君参上! ってなぁ!」
 その直後奥から現れた塩崎・曲人(正義の在り処・f00257)の鉄パイプとオウガの剣がきぃん、と甲高い音を立ててぶつかり合う。
 絶対不変の正義などはこの世に存在しない、というのが曲人の持論ではあるが正面からぶつかる潔さに正義の書は反応し、剣と互角に渡り合う力を鉄パイプに与えていく。
 やがて衝突の反動で互いの距離が再び開いた。
「念のために聞いておくぜ。剣を収めて大人しく帰るって選択は?」
 曲人は追撃することをせずに肩をトントンと鉄パイプで叩きながら尋ねる。
 一方のオウガは剣を持つ手に力を込め、
「ッ! ふざけるな! 貴様らの言うことなどに私が屈すると思うか!」
 燃え盛る怒りが頂点に達したオウガは刀身に宿した炎を更に強くして正面から大きく振り回す。
「だったら答えな! テメェは正義か? 悪か?」
 直進してくるオウガに臆せず曲人が睨みつける。
 【睨撃粒子砲】によって睨まれた対象は正しい答えを出さなければダメージを負う。
 正義と答えれば図書館の加護が、悪と答えればかつて騎士であった誇りを失う、それでもオウガは答えなければならなかった。
「私は……この世界を破壊する悪だぁぁ!」
 オウガは、過去の淀みとなった彼女は誇りを捨てた。
 「がはッ……!」
 そしてそれは己にあった騎士道に『嘘』をつく形となり、身体の内側から激痛が走る。
 その隙だらけな姿を見逃すシャルロットではなかった。
「パワードスーツ、最大出力!」
 上空から声と共に黄金色の隕石が突撃する。
 曲人に完全に気を取られていたオウガは防ぐ間もなく【空を舞う戦乙女】による蹴りを受けたオウガは吹き飛ばされ壁に叩きつけられた。
 一人一人貫ける信念がある猟兵に、力だけを求めたオウガが勝てるはずもなかったのだ。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

ルパート・ブラックスミス
【挑発】を兼ね敵前に立ち剣を突きつける。

貴様が悪として振舞うは何故か。
それが貴様にとっての正義だから?
否、この国からの力を得たいからだ!
貴様は力欲しさに自身の価値観…正義を売ったのだ!

真実の下、『正義の味方』が糾弾する!
汝、この国の在り方に屈し、悪であるならば!
もはやその怒りは無垢に非ず!真実も希望も無い!
貴様こそがその怒りに滅ぼされるべき腐った世界そのものだ!!

【精神攻撃】だ。
【パフォーマンス】の要領で糾弾する際の身振りに代わり
UC【映す心断ち割る呪剣】を振るい敵の心を殺しにかかる。
此方の【言いくるめ】が通じていれば敵のUCは弱体化する筈。

こういう口八丁は苦手だ、ボロを出す前に片をつけるぞ。


ベルンハルト・マッケンゼン
連携アドリブ大歓迎

(愛用のバトルライフルにバヨネットを装着しながら、
昔の戦史がフラッシュバックする)
正義、か。
アジャンクールの戦いを思い出す。
光輝くフルール・ド・リスの戦旗が、敵兵に踏み潰され泥に濡れていくのを…
勝たなければ、正義なんて何の意味もない。

……そう、歴史は勝者によって作られる。戦いに勝った方が、正義だ。
私は英雄なんかではない。だが、勝つ。私を、貫くために!

(UCを発動、燃え上がる黄金の炎と共に哄笑する)
黄金の炎は不滅の焔。未来への希望が、私を前へと歩ませる。
我が名はベルンハルト、黄金の戦士。
憤怒の姫君よ、我が業を照覧せよ。そして……絶望せよ!
(ライフルを連射後、捨て身の銃剣突撃へ)



「さぁ、立て」
 ルパート・ブラックスミス(独り歩きする黒騎士の鎧・f10937)がオウガの前に立ち、 鎧の隙間から青い炎をチラつかせながら剣の切っ先を突き付ける。
「貴様が悪として振舞うは何故か。それが貴様にとっての正義だから?」
 オウガは殺気を放ちながら剣を、その先に立つルパートを睨む。
 声を出さずともその表情は怒りに満ちていた。
「否、この国からの力を得たいからだ! 貴様は力欲しさに自身の価値観…正義を売ったのだ!」
「黙れぇぇぇぇぇぇッ!!」
 ルパートの言葉を遮るようにオウガの剣が薙ぎ払われる。
 それを剣で受け止め素早く後退するルパート。
 彼の代わりにズドン、と一発の発砲音、そして鉛弾がオウガの身に食らい掛かろうとする。
 オウガも音に反応し、強化された身体能力を持ってバックステップをして弾丸をかわしていく。
「正義、か。アジャンクールの戦いを思い出すよ」
 少し離れた場所からライフルを放ったベルンハルト・マッケンゼン(黄金炎の傭兵・f01418)の脳裏にかつて己が駆け抜けた戦地が映し出される。
 そのどれもが決して綺麗なものではない、血と泥に染まったまさに生きるためだけの戦いの光景であった。
「これまでの戦いもそうだった。勝ったものだけが未来に進める。故に勝った方が、正義だ」
 きっぱりと言い放つベルンハルト。
 彼にとって己の戦いが正義か悪かということは些細なことでしかなかった。
 生き残った結果が勝利であり、正義なのだ。
「今や神々は愛を捨て、世界を呪った。黄昏の時、此処に来たれり……コード・エクスティンクション!」
 そしてベルンハルトの【Gotterdammerung】が発動。
 声に呼応してバトルライフルがラインの黄金銃へと変化する。
 更に己を貫く姿に正義の書は反応し、過去を屠る為の力が更に大きく働く。
 威力も速度も先程よりも激しい弾幕がばら撒かれる。
「小癪な、その程度の弾丸を見切れぬはずもな……ッ!?」
 剣で捌くオウガの視界がグラリと揺れる。
 【映す心断ち割る呪剣】による力が精神を蝕む。
 初めにルパートの剣先を見た時点で生じた呪いが発動したのだ。
 二人の猟兵は一斉に飛び出し正義の書で強化された瞬発、跳躍はその距離を一瞬で詰めていく。
「もはやその怒りは無垢に非ず! 貴様こそがその怒りに滅ぼされるべき腐った世界そのものだ!!」
「憤怒の姫君よ、絶望せよ!」
 ルパートの剣とベルンハルトの銃剣が同時にオウガへ突き刺さり、鮮血が噴き荒ぶ。
 正義の力の前に弱体化された鎧などただの鉄でしかない。
 自己を貫くことが出来なかったオウガに明日はないのである。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

大総・統
フハハハ! 我が名は世界征服を企む秘密結社オリュンポスが…なっ!?
チッ、臀部が魅力的な可愛い娘だと思って来てみれば、霊圧が上昇してるだと!?
これが我が力への抑止力という奴か!?
だが、それもまたグッド!

普段の外見、言動故に、初っ端から盛大に自爆した大総統。シカタナイヨネ。だが、せめて、せめて台詞だけでも正義っぽい行動を示す為、この世界の理に対し【催眠術】で【言いくるめ】ます。

「私は、絶対に妥協しない! 例え世界が滅んでもなっ!」正義っぽい。間違いない!

UC【神話崩壊】にて、この図書館の理(システム)をぶっ壊す!
【念動力】の力で、臀部を撫でて、無力さを思い知らせる。

これが我がジャスティス!!


ビッグ・サン
よろしくですよパルルちゃん
あのオブリビオン
性質からして、正義の書に力を借りていませんか?
そうでないなら、悪役らしい行動しないから力を借りることはできないでしょう

まあ、もし正義の書が力を貸してくれるなら勝てる戦いをすればいいのでしょう
昔から勝ったものが正義
正義は必ず勝つのですよ

私の人形を人質のように見せかけて、首にナイフを突きつけて「動くとこの少女の命はない」と脅しましょう
これで動けなくなるようなら、デスをぶつけましょう
機転を利かせて男を倒すなら、少女に人形で近づいて毒針で刺しましょう
毒針で弱ったなら、そこにデスを叩きこみます

勝ったら、後はオリュンポスの為に世界征服のための本をもって帰りますよ



「フハハハ! ここが世界征服図書館とやらか!」
 そこに現れるは一つの影、その男は満身創痍のオウガを見るなり大きな高笑いをあげる。
 まるでテーマパークへ遊びに来た子供のような気分の大総・統(秘密結社オリュンポス大総統・f16446)が各所に連なる本棚に視線を移しながらはしゃぐ。
 ボロボロな相手なら戦うのも楽勝、と思っていた矢先――。
「我が名は世界征服を企む秘密結社オリュンポスが……なっ!?」
「おのれ猟兵ども……」
 統の名乗り口上もそこそこにオウガが剣を杖代わりにして立ち上がろうとする。
 コケにされたと思ったかその視線はこれまで以上に険しく修羅の如き表情となっていた。
「貴様はどこまで下衆なのだ!」
 怒りのボルテージは最高潮に達する。
 それがが困難に打ち勝つ新たな自分となって立ち向かう力を与えていた。
「バカな!? 臀部が魅力的な可愛い子だと思って来てみたら霊圧が上昇しているだと!?」
 まさかまだこれだけの力を出せるとは思っていなかったのか間一髪の回避を何度も繰り出すミラクルぶりを発揮しながら狼狽する統。
「それは大総統が余計な刺激を与えたからだと思いますけどね」
 やれやれと片側しかないベネチアンマスクのような物体が本体のビッグ・サン(永遠を求める研究者・f06449)が肩をすくめる。
「お嬢さん、激昂するのも分かりますが不用意に飛び出せばこの子の命はどうなるでしょうね」
 冷静にかつ冷淡に言い放つ、その腕にはまだ幼い少女とその首筋に突き付けられるナイフがギラリと光る。
 事実この少女はビッグのダミーの一つであるため問題はないのだが絵面は完全にどちらがヒーローか分からないものとなっていた。
「揃いも揃って血も涙もない連中が……猟兵とは敬意に値していたがとんでもないヤツもいたものだな!」
 再び剣を構え、今度はビッグに向けて距離を詰めようと走り出す。
 だがどっちつかずの心となっていたオウガにとってわずかに踏み出す足が遅れた。
「甘いな。私は、絶対に妥協しない! 例え世界が滅んでもなっ!」
 非情になりきれないオウガにフハハハ! と豪快に啖呵を切る統。
 だが世界征服も言い方を変えれば絶対統制の秩序を目指す彼にとっての正義。
 主旨貫徹の野望に正義の書が呼応する。
 その直後に図書館が大きく揺れる、この正義と悪で成り立つ世界が終末を迎えようとしていた。
「見よ! 神話は此処に潰えた! ミソロジーダウン!」
 図書館のあちこちに大きなヒビや亀裂が生まれ立ち所に大きくなっていく。
 統の【神話崩壊】が世界を揺らし、崩壊を起こす。
「バカな!? 更に力が抜けていく……だと?」
 世界征服の書で補助していた体力も概念の崩壊によって一時的に失われていく。
 そうなったオウガにとっては立っているのもやっとな状態となっていた。
「これなら余裕で当たりますね。これがネクロマンサーの本懐です!」
 ビッグが呪文を唱えると形容し難いおどろおどろしい圧が放たれる。
 死の概念を波動として放つ【デス】の気配に気付くも避けることが出来ずに直撃していく。
 死の波動を浴びたオウガが耐え切れず崩れ落ちる。
 最早、憤怒という感情だけがオウガを繋ぎ止めているに等しい有様となっていた。
「フハハハ! これぞ我がジャスティス!」
 うつ伏せになって動かないオウガの臀部を念動力でさり気なく撫でながら高らかに正義を謳う統。
「あーあ、一時的とはいえルールを壊したら退去までに持ち帰れないじゃないですか。これ」
 そんな彼に呆れつつ、統のユーベルコードが働いている間は何も書かれてはいない空白の紙束となってしまった世界征服の書をビッグは口惜しそうに見つめていた。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

久遠寺・遥翔
アドリブ歓迎

なるほど、そいつがあんたの正義か
それは否定しない
絶対の正義なんてものはないし、俺には俺の、あんたにはあんたの、どこぞのオブリビオンにだってあるものなんだろう
俺の正義は皆が生きるこの世界を守る事
これは世界を救う戦いだ!
その意思を明確に突きつけ、UCで高速起動形態「フレアライザー・ヘヴン」に変身する

相手の飛行能力にはこちらも高速飛行で対抗
目にもとまらぬ速さで幾度となく【空中戦】で激突する
奴の剣が防御を貫くようにこちらも【鎧無視攻撃】の斬撃を叩き込み、
強化された俺自身の黄金の焔は【生命力吸収】し相手を【焼却】する
とはいえ直撃は避けたい
【第六感】を駆使して【見切り】避けられるだけ避けるぜ



「なるほどな、そいつがあんたの正義か」
 オブリビオンの考えを久遠寺・遥翔(焔黒転身フレアライザー/『黒鋼』の騎士・f01190)は否定しようとはしなかった。
 自分には自分の、敵には敵の正義があってたまたまそれが相反しぶつかり合うことになった、ただそれだけのことと考える。
「なら貴様の正義とはなんだ? 私の世界を壊す悪という信念を越えられなければこの傷の私を倒すことは出来ぬぞ」
 血を流しながらもオウガが挑発的な態度を崩さない。
 怒りと悪を貫くことで壊れかけの身体を辛うじて繋ぎ止めている。
「俺の正義は皆が生きるこの世界を守る事だ。そしてこの戦いは俺にとって世界を救う戦いだ!」
 遥翔の真っ直ぐな想いに正義の書が力を与えていく。
 無限とも思える程湧き出す力を使い、【天焔解放】を発動させ身に纏う漆黒の鎧から黄金の焔が噴き出させる。
「させるか!」
 同じくユーベルコードで翼を生やし強化されたオウガが地を蹴り出し一直線に飛び掛かる。
 互いの剣と剣が空中でぶつかっては離れを繰り返す。
 高度は徐々に上がり真紅と黄金の二つの光が幾度となく空中を交差していった。
「これが俺の意思だ!」
 再び両者が交差する瞬間、遥翔の剣撃だけが鎧を叩く。
 コンマの所で第六感を駆使して直撃を回避していたのだ。
 鈍い激痛がオウガの身体を包む、双方が大きなダメージを負ったがその直後にオウガの身体に異変が起こる。
「身体が、崩れそう、だと? これは……」
「それは生命力を吸収し焼却する焔だ。その身体でまともに受ければ持たないだろう」
 受け身を取りながら地面に着地した遥翔が警戒しながら様子を伺う。
 同じく着地したオウガだったが、すぐに仰向けに倒れてしまう。
「そうか、これが貴様の……正義か」
 その口元が静かに微笑んだように見せながらその形を保てずオウガの身体は消滅していく。
 静かになった図書館の中で霧散した光が消えて無くなるまで漆黒の鎧は見上げ続けていた。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年08月05日
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵