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海辺のリゾートでヒャッハー体験!

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●リゾート施設『ポゼ男ランド』
 キマイラフューチャーのとある海。
 その近くにあるリゾートでは、多数のキマイラ達が楽しく過ごしている。
 冬なので海水が冷たくて遊べないのが残念だが、その分、キマイラ達は室内である温水プールで思いっきり楽しんでいて。
「ヒャッハー、世紀末だああああ!!」
 水着姿のキマイラ達がプールへと飛び込み、これでもかと泳ぎ、はしゃぐ。
 まだ、2019年は世紀末じゃないとか言ったらいけない。
 人類が滅亡した地球と思しきこの世界においては、いや、少なくともこの場にいるキマイラ達にとっては、きっと世紀末なのだ。
 程良い温度に設定されたプールで、彼らは存分にヒャッハーして楽しんでいたようである。
 また、建物の外、リゾート敷地内にはバギーを楽しむ為の施設がある。
 バギーは1人乗り用の小型の自動車だ。必須ではないが、安全の為にヘルメット着用で運転したい。
「おらおらおらおら!」
「ちっ、負けねーぞ!!」
 これを使ってキマイラ達はバギー専用に造られたコースで己の操縦技術を競い合い、如何にして早くゴールするかと躍起になっている。
「ヒャッハーー! ポゼ男ランド、最高だぜえええ!!」
「いいわね、ずっとここにいたいわ」
 施設を利用するキマイラ達は気持ちよさそうに風を切り、コースを駆け巡っていた。

 表向き、彼らが楽しむ分には良いのだが……。
 なんとも磯臭さを感じさせるそのリゾート。実は運営をしているのは、海の生物をモチーフとした怪人達だったりする。
 キマイラ達は楽しく遊ぶあまり意識していないが、従業員のほとんどが『マグロ怪人ツーナー』なのだ。
 マグロ頭にふんどし一丁の怪人どもは、忙しなく働いている。周囲で目を光らせている猫達が監視についているからだろうか。
 そして、オーナーである多数の海洋生物の特徴を持つ怪人、『海神ポセ男』が自らのリゾート内で遊ぶキマイラ達をスマートフォンで撮影していて。
「いいですねえ。我がポゼ男ランド」
 施設名のネーミングセンスが絶望的にないことに、気づいていないのはさておき。
 キマイラ達をリゾートの虜にして出られなくし、自分達の支持を高めるのが海神ポゼ男の狙いだ。
 ともあれ、キマイラ達が怪人達の手に落ちてしまう前に助け出さねばならない。
 猟兵達はまずリゾートを利用するキマイラ達の目を覚ますべく、勝負を挑むのである。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。MSのなちゅいです。
 今回はキマイラフューチャーの海辺にあるリゾートでの事件です。

 海の香り漂う怪人達がキマイラ達をリゾート施設に閉じ込め、自分達の支持を高めるのに利用しているようです。
 キマイラ達に勝負を挑んで目を覚まさせ、さらに従業員であるマグロ怪人の解放、そして、海神ポゼ男の討伐を願います!

 それでは、よろしくお願いいたします。
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第1章 冒険 『世紀末リゾートの冒険!』

POW   :    ヒャッハーしてくるキマイラ達にヒャッハーし返して配下にする

SPD   :    バギーで競走を申し込んでくるキマイラ達に勝利して配下にする

WIZ   :    算数テストとかでキマイラ達に頭の良さを見せつけて配下にする

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

城ヶ崎・遊奈
【グッドナイス・ブレイヴァー】で生放送するよ!ただし許可を得ていない猟兵達やあるかどうかわからないけど撮影禁止区域とかは写さないように配慮。
「はい!視聴者のみんなー!おはよう、こんにちは、こんばんはー!遊奈だよ!今日は世紀末リゾートからの生放送だよー!」
等とテンションアゲて放送開始

D・バイクに『騎乗』してヒャッハー共の前に颯爽と登場。『コミュ力』等で親しげにヒャッハー共に接しつつヒャッハー共に競争を挑むよ!

競争に勝ったら「」キングは一人!このボクだー!等とカメラに『パフォーマンス』
やることをやったら「それじゃみんな!怪人には気を付けよう!」と注意喚起しつつ動画配信を終了するよ!



●動画配信開始!
 キマイラフューチャー、とある水辺のリゾート。
 そこへ、金髪巨乳の少女、城ヶ崎・遊奈(バーチャルキャラクターの決闘者・f12997)が颯爽と現れる。
 彼女はリゾート入り口付近に、動画撮影ドローンを展開していく。
 許可を得ていない猟兵や、リゾートにあるか分からない撮影禁止区域などに配慮しながら、遊奈は撮影を開始した。
「はい! 視聴者のみんなー! おはよう、こんにちは、こんばんはー! 遊奈だよ!」
 後に動画になることを考えれば、この配信を視聴者はいつ見ているか分からない。
 その為、彼女は時間帯にこだわらぬ挨拶を行う。
「今日は世紀末リゾートからの生放送だよー!」
 遊奈はテンションアゲアゲでD・バイクに騎乗する。
 建物横に設置されたバギーのコースへと移動し、彼女はヒャッハーするキマイラ達へと親しげに近づく。
「さあ、競争だー!」
「お!? 俺様にかなうと思ってんのかああぁぁ!?」
 カメラが回っていることに気づいたキマイラ達は、快く遊奈との勝負を引き受けた。

 バギーとD・バイクのスタートダッシュは、ほぼ同時。
 直線は僅かにキマイラが速い……と思いきや、遊奈のD・バイクが一気に追い抜き、激しいドリフトでギリギリのコーナリングをしていく。
 その操縦テクは、かなりバギーを乗り回していたはずのキマイラ達を圧倒する。
 アクセルを吹かす彼女は一気に後続を引き離し、独走してゴールしてみせた。
「キングは一人! このボクだー!」
 動画撮影ドローンへと遊奈は、両手を高く突き上げるパフォーマンスを行う。
「完敗だ、燃え尽きたぜ……」
 完全に走り負け、バギーを降りたキマイラ達。
 彼らを背に、遊奈はカメラを向いて手を振る。
「それじゃみんな! 怪人には気を付けよう!」
 そう告げ、彼女は動画配信を終了したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラッセル・ベイ
単に楽しいリゾート施設を経営しているだけならば良いが、客を利用するというのは頂けんな
……まあ、利用される者にも問題はあるが
さて、どう目を覚まさせるべきか

●行動(WIZ)
レースか、中々面白い事をやっているな
しかし随分と貧弱なバギーだ
材質も馬力も、強度ですら話にならぬ程に弱い
如何に操縦技術が高くとも、これでは真価を発揮できぬだろう
ふーむ……改造してみるか?
実際にどのくらい変わるか教えてやろう

と言う訳でハンドル、フレーム、タイヤの三つをこのレース場専用に変えたぞ
ハンドルとフレームは最初よりも遥かに軽く、動き易さと速度重視
タイヤは滑り難いタイプに変更
バギーの武器と防具を大改造したが、乗り心地はどうだ?



●バギー改造で頭脳を示せ!
 次に姿を現したのは、1人のドワーフの男性。
「単に楽しいリゾート施設を経営しているだけならば良いが、客を利用するというのは頂けんな」
 小さな体躯に、金の髪と髭が長く老人にも思える風貌をしたラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)だ。
 中から聞こえてくる「ヒャッハー」の声に、ラッセルは怪人に利用されるキマイラ達にも問題はありそうだと考えつつ。
「さて、どう目を覚まさせるべきか」
 彼が建物脇へと目をやると、先ほどとは別のキマイラがバギーを乗り回していた。
「レースか、中々面白い事をやっているな」
 しかしながら、ラッセルは彼らの乗るバギーに貧弱さを感じて。
「材質も馬力も、強度ですら話にならぬ程に弱い」
 かなり乗り回していたキマイラ達の操縦技術は高まっているが、機体がこれでは真価は発揮できぬだろうとラッセルは考えて。
「実際にどのくらい変わるか教えてやろう」
 彼は修理用の工具を借りてバギーの改造を始めるが、その間、キマイラ達は不満顔。
「んだぁ、てめぇ!?」
「邪魔すんじゃねーよ!!」
 楽しい時間を邪魔され、彼らはこれでもかとラッセルへと文句を垂れていた。
 そのラッセルの使う技能は武器、防具改造。
「バギーを大改造したが、乗り心地はどうだ?」
 改造を終えたバギーはフレームが遥かに軽量化され、速度が出やすくなっている。
 それでいて、ハンドルもかなり軽くなった上、タイヤも滑りにくくなって操作性も向上していた。
「すげえ、マジすげえ!!」
 走り心地が全く違うことを実感したキマイラ達は先ほどとは打って変わり、ラッセルを絶賛し始めたのである。

成功 🔵​🔵​🔴​

篁・綾
……とにかく競争すればいいのかしら?(困惑気味)
のりものの運転とかよくわからないから、ユーベルコード【桜狐招来】で狐を呼ぶわ。
…海辺に桜が散っているけれど別にいいわよね。
狐とは【動物と話す】【第六感】で意思疎通するわ。
狐の背に乗って、【騎乗】【見切り】【残像】【空中戦】を駆使してレースに。
ちょっとショートカットしたり、突然消えたり飛んだり跳ねたりするけど、多分大丈夫…よね?

とりあえず、一勝負終えたら【礼儀作法】に配慮しつつ【コミュ力】も駆使して注意喚起しておけばいいのかしら。
皆さん変な怪人に気をつけてくださいねって。
…変な怪人しか居ない可能性もあるのだけれど(こめかみおさえ



●狐vsバギー
 リゾートへとやってきた黒髪の妖狐、篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)。
「……とにかく、競争すればいいのかしら?」
 中から聞こえてくるヒャッハーという声に困惑しながらも、彼女もバギーコースへと向かう。
 現状、目を覚ますキマイラも増え、建物内にいた者が外のバギーコースへと向かっている傾向がある。
 そんな中、綾もキマイラと勝負して彼らの目を覚まさせようとするのだが、生憎とバギーの運転は全く分からない。
「ひらり・ひらり舞う桜の花弁よ 門を開きて招来を祝福せよ」
 その為、綾はユーベルコードで狐を呼ぶことにしていた。
「月夜を越えて現世へ来たれ、幽世の果ての桜纏いし白銀の狐よ」
 そうして、彼女が呼び出したのは、全長3mほどある桜舞わせる白銀の狐だ。
(「……海辺に桜が散っているけれど、別にいいわよね」)
 綾は自らの技能で、狐に語り掛け、意思疎通を行う。
 そうして、桜の花びらを舞わせて綾は狐の背に乗り、バギーを駆るキマイラ達と勝負を持ち掛けるのだが……。
 思った以上、バギーコースを狐で走り回るのは難しい。
 直線こそ引けを取らずに勝負できるように思えるが、くねくねと曲がりくねる場所などは、狐自身も困惑していたようだ。
 また、綾も狐に空中を飛ばして残像を交えて移動し、ショートカットを行う。
 しかしながら、それがキマイラ達の反感を買うこととなってしまう。
「ちゃんとコースを走れえええっ!」
「ルールも守れんのかああああ!!」
 さすがに、キマイラ達もご立腹で、なかなか正気に戻すとはいかなかったようだ。

 一勝負終え、結果として綾は勝負に負けてしまったが、礼儀作法とコミュ力を駆使して彼女はキマイラ達に注意喚起する。
「皆さん、変な怪人に気をつけてくださいね」
「お、おう……」
 キマイラ達が綾に促されてふと見れば、桜の花びらを掃除し、コースの整備を行うマグロ怪人の姿が。
 また、別方向を見れば、こちらをスマホで撮影する海神ポセ男の姿が見え隠れしていたのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​


●キマイラ達を正気に戻す為に
「ヒャッハー!!」
 リゾートでは、まだまだキマイラ達が温水プールやバギーコースで楽しく遊んでいる。
 温水プールで楽しく遊ぶキマイラは、思いっきり飛び込み、冬にもかかわらず程よく温度設定されたプール内ではしゃいでいた。
 バギーコースでは、我先にゴールしようと競争する連中がまだ楽しそうに遊んでいる。
 彼らをリゾートに引き留めているのは、磯の香りがしそうな怪人達だ。
 従業員『マグロ怪人ツーナー』があちらこちらで施設の設備維持に動き回り、また、オーナーである『海神ポセ男』は施設を楽しむキマイラ達の撮影に動いていた。

 オブリビオンである怪人達は倒さねばならないが、その為にはキマイラ達を正気に戻して、この施設から出ていかせたいところ。
 キマイラさえいなくなれば、従業員マグロ怪人と接触しやすくなるし、オーナー『海神ポセ男』の討伐もできるはず。
 温水プールやバギーコースでヒャッハー対決を挑んだり、別手段が何かあれば持ち掛け、自分達の力を示すのもいいだろう。
 折角だから、楽しく対決するのも悪くない。
 いっそ、こちらもヒャッハーと楽しくキマイラと対決するのもいいかもしれない。
 猟兵達はどういう手段でキマイラと対するかを考えつつ、リゾートへと向かうのである。
ガルディエ・ワールレイド
経営者はぶっ殺すが、この施設は存続しても良いんじゃねぇか?
そういう事も考えつつ動くぜ

【POW】ヒャッハーしてるキマイラ共をノリで配下に付ける

おう、キマイラのクソ共!
テメェらは気持ちよくヒャッハーしてるつもりのようだが、俺に言わせりゃ籠の中の鳥で水槽の中の魚だ!
反逆の精神もなけりゃ支配者の気概も持ってねぇ!
文句が有る奴はかかって来な!
(実際にかかってきた奴は怪我させないよう水上に投げ飛ばして対処)

この施設でもうすぐ大変な事が起こる。本当の世紀末だ!
それを生き抜きたきゃ俺に従いな。ただし、はっきりと自分で考えた上でな!
そうすりゃデカイ夢を見させてやるよ!
(訳:次の経営者や従業員をノリでやらせよう)



●ノリでヒャッハーし返せ!
 状況を聞いて駆け付けた、漆黒の髪に灰色の肌を持つ団ピールのガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)。
 騎士ではあれど、ややすれた性格の彼は施設を一通りチェックし、あちらこちらに見え隠れする怪人の姿を目にして。
(「経営者はぶっ殺すが、この施設は存続しても良いんじゃねぇか?」)
 施設としては悪くないと考え、ガルディエはノリでキマイラ達を味方にしようと試みる。
「おう、キマイラのクソ共!」
 彼は施設内の温泉プールで、気持ちヒャッハーしているキマイラ達へとこう言い放つ。
「俺に言わせりゃ、籠の中の鳥で水槽の中の魚だ! 反逆の精神もなけりゃ、支配者の気概も持ってねぇ!」
「あんだってええ!?」
「おい、やっちまえええ!!」
 イキるキマイラ達がプールから上がり、ガルディエへと詰め寄ってくる。
「文句が有る奴はかかって来な!」
「「うおおおおおおおおお!!」」
 飛び掛かってくるキマイラのパンチをガルディエはやり過ごし、怪我をさせぬよう配慮してプールに向けて投げ飛ばす。
 バシャーーン、バシャーーーン!!
 丁度、温水プールがうまく衝撃を和らげる場となっていたのがありがたいところ。
 一通り、襲ってきたキマイラ数人をプール内へと叩き落とした彼は、この場のキマイラ達へと叫びかける。
「この施設で、もうすぐ大変な事が起こる。本当の世紀末だ!」
 それを生き抜きたければ、俺に従えと、ガルディエは胸を張る。ただ、はっきりと自分で考えた上で、という条件付きで。
「そうすりゃ、デカイ夢を見させてやるよ!」
「「おおおおっ!!」」
 ガルディエの器の大きさを感じたキマイラ達は、彼に従うことに決めたようだ。
 しかし、当のガルディエ本人は。
(「次の経営者や従業員をノリでやらせよう」)
 そんな丸投げなことを胸の内で考えていたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​


●あと一押し……!
 猟兵達の働きもあり、リゾートでヒャッハーしているキマイラの数もだいぶ減ってきている。
「なんか、人減ってきてね?」
「知んねーよ、それよかあそぼーぜぇ!」
 それでも、残っているキマイラは温水プールへと飛び込み、あるいは、バギーコースで楽しく遊び続ける。

 このキマイラ達とヒャッハー対決で勝利し、目を覚まさせるか配下にするなどして施設の利用者をなくしたい。
 折角だから、楽しくキマイラと過ごし、味方につけるとよいかもしれない。
 例えば、温水プールなら、プールで泳ぐ、潜水といった真剣勝負から、水の掛け合いなど勢いで遊ぶなど。
 バギーコースなら、バギーで直接勝負。操縦技術を見せつけるチャンスだ。他にも、何か乗り物を持つならそれで勝負するのもいいだろう。
 また、何らかの形で、キマイラを圧倒する手段が用意できるといい。
 頭の良さ、カリスマ性などを見せつけ、キマイラが「猟兵ってすげー!」と目を輝かせる手段があればそれでも問題ない。
 そうして、リゾートを利用するキマイラ達がいなくなれば、施設の管理の必要がなくなる。
 手持無沙汰になった怪人……オブリビオン達が姿を現し、直接対決できるはずだ。

 果たして、次にやってくる猟兵はいかなる手段でキマイラ達と対するのだろうか。
リカルド・マスケラス
「バギーじゃ満足できないようにしてやるっすよ!」
バギーコースに乱入する宇宙バイク!そして張り付いてるお面!
「時代は宇宙バイクっすよ!誰か乗ってみるっすか?」
キマイラのおねーさんあたりの肉体を借りてバイクで走ったりジャンプしたり(コースは守るよ)で好記録を出すっすよ!
「あと、ついでに車載カメラの映像っす」
バイクには搭乗者の胸元をアップで見られるカメラが!アクロバットな走行をするたんびに揺れるおっぱいに食いつかない男はいるまい。
「時代は宇宙バイクっす!さあみんな、こんな狭っ苦しいコースから羽ばたく時っす」
キマイラ(特に男衆)の心を一つにさせて、ここから出るように促せればいいなって思ってるっすよ。



●走りそのものよりも……
 バギーコースにキマイラが集まるタイミングを狙って飛び込んできたのは、白い狐のお面が張り付いた宇宙バイクだった。
「バギーじゃ、満足できないようにしてやるっすよ!」
 そのお面こそ、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)その人……いや、ヒーローマスクである。
「時代は宇宙バイクっすよ! 誰か乗ってみるっすか?」
 リカルドが呼びかけると、興味を抱いたグラマラスなキマイラのおねーさんが挙手した為、彼はそのおねーさんの顔へと装着していく。
 ヒーローマスクは、装着した相手の体を動かすことができる種族。
 早速、リカルドは心を通わせたそのおねーさんの体を使い、宇宙バイクを走らせていく。
 直線を走り抜け、コースを遵守した上でジャンプしていく彼は攻めた走りで好記録を出して見せた。
「すげええええっ!!」
「きゃああっ、かっこいいい!!」
 バイクをキマイラの元まで移動させ、リカルドは女性の腕を振って返す。
「あと、ついでに車載カメラの映像っす」
 リカルドがキマイラ達へと差し出したのは、バイクに設置されたカメラで映した搭乗者の胸元アップの映像だ。
「「おおおおおおっ!!」」
 アクロバティックな走りをする度、そのおねーさんのおっぱいが大きく揺れる。
 これで食いつかねば、男がすたるというものだ。
「時代は宇宙バイクっす! さあみんな、こんな狭っ苦しいコースから羽ばたく時っす」
「「「うおおおおおおおおおおおおっ!!」」」
 キマイラ達は一丸となり、叫び、リカルドに同調して彼と共にこの場を離れていく。
 皆が一つになった……かに思えたが、結束したのはほとんどが男性。
 その体の持ち主や他の女性キマイラ達はやや腹を立て、リカルドの体を叩き、踏みつけ、この場を去っていったのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『マグロ怪人ツーナー』

POW   :    止められない止まれない
【食べられるという恐怖心から無限のスタミナ】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
SPD   :    そんなことより助けて欲しい
レベル分の1秒で【腕を振り払うことで自らに噛み付いてる猫】を発射できる。
WIZ   :    水を得たお魚
【水鉄砲】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を水浸しにし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●客がいなくなったリゾート施設で
 猟兵達の働きにより、海辺のリゾート施設『ポゼ男ランド』で「ヒャッハー」していたキマイラ達は我を取り戻してここから立ち去り、あるいは猟兵の配下となっていた。
「おやあ、我が『ポゼ男ランド』にキマイラ達の姿がありませんねえ」
 そんな声を上げたのは、このリゾートのオーナーである海洋生物の手足を複数持つ怪人『海神ポセ男』。
 本人の名前が『海神ポセ男』なのに、なぜリゾート名が『ポゼ男ランド』なのか、ネーミングセンスが良くわからぬ怪人である。
 それはさておき、そいつは温水プールやバギーコースを見回し、しばしの間首を傾げた。
「んー、致し方ありませんねえ」
 そう割り切った彼は、従業員である『マグロ怪人ツーナー』達へと指示を出す。
「とっとと客引きしてくるのです」
 海神ポセ男が足である触手一本を地面に叩きつけると、どこから現れたのか猫達が一斉にマグロ怪人達へと襲い掛かる。
「「ヒイイイイイイッ!」」
 喰われたくないという恐怖心もあり、彼らは海神ポセ男の指示通りに客引きへと当たり始めていく。

 猟兵として、オブリビオンを倒さねばならないのは前提としてあるが、ここで再びキマイラ達を誘われてはたまらない。
 なぜなら、またキマイラ達と「ヒャッハー」対決をするところからやり直しとなってしまうからだ。
 だからこそ、この強制的に働かされているマグロ怪人達を解放してあげるか、いっそ倒して楽にしてあげたい。
 従業員がいなくなれば、海神ポセ男が直々に猟兵の相手に出てくるはずだ。
 ともあれ、哀れなマグロ怪人の相手をすべく、猟兵達は客引きしようとする彼らへと近づいていくのである。
城ヶ崎・遊奈
引き続き【グッドナイス・ブレイヴァー】で生放送だよ!

 戦闘
【召喚:進軍する機械の中隊】を呼び出して世紀末的物量作戦で行くよ!
「いやっほおおおぉ!!ボクと決闘(デュエル)だぁ!」
ボク自身もD・バイクに『騎乗』して怪人に突撃!バイクからジャンプして勢いよく飛び蹴りをかますよ!
機械の中隊が倒されたら決闘(デュエル)で鍛えられた持ち前の『戦闘知識』を用いて『グラップル』でのリアルファイトをするよ!
怪人の攻撃に対しては『カウンター』若しくは決闘盤での『盾受け』で対応だ!

怪人に勝ったらカメラに向けて「ボクたちの満足はこれからだ!」と『パフォーマンス』して放送終了!



●怪人戦を実況配信!
 オーナー『海神ポセ男』の指示もあり、リゾート施設内部から姿を現す数体のマグロ怪人ツーナー達。
 海神ポセ男がけしかける猫に襲われながらも、マグロ怪人達は必死に逃げ回りつつ仕事を行う。
「ポゼ男ランド、いかがっすかー」
「滅茶苦茶楽しいっすよー」
 現状、客であるキマイラがいなくなったこともあり、彼らは外で客引きを始めていた。
 そいつら目掛け、小型の戦闘用機械の兵士が続々と突撃していく。
「な、何っすか!?」
 さらに、兵士に紛れるようにして、D・バイクに騎乗した少女が突撃してきた。
「いやっほおおおぉ!! ボクと決闘(デュエル)だぁ!」
 それは、カードゲーマーを思わせる風貌の少女、城ヶ崎・遊奈(バーチャルキャラクターの決闘者・f12997)だった。
 動画撮影ドローンでこの戦いの様子を撮影する彼女は進軍する機械の中隊と合わせ、世紀末的物量作戦でマグロ怪人達を攻めていく。
「とおっ!」
 遊奈はバイクの上からジャンプし、海神へと飛び蹴りをかます。
 それをまともに食らった1体が倒される中、怪人は猫を振り払いながらも水鉄砲で応戦してくる。
「いくっすー!」
 別の怪人は猫に食べられる恐怖心から持ち前のスタミナを活かし、鍛え上げた拳で殴りかかって機械の中隊を倒していた。
 マグロ怪人の中には、直接遊奈へと殴りかかってくる者もいる。
「決闘(デュエル)で鍛えたボクの力、見せてあげるよ!」
 持ち前の戦闘知識を駆使する彼女は相手の拳を避け、左手の決闘盤を盾として受けつつ、カウンターで殴りかかっていく。
 とはいえ、敵の数もあり、完全にカウンターを叩き込むとはいかない。
 中隊も倒され、遊奈は近づいてくる幾度か打ち合いになりながらも相手を殴り倒し、地面へと沈めていった。
「やられたっすー……」
 近づいてきたマグロ怪人を蹴散らし、遊奈はドローンのカメラを見つめて。
「ボクたちの満足はこれからだ!」
 そう叫んで決めポーズをとり、彼女は配信を終了させたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラッセル・ベイ
うーむ……何と言うか、哀れだな
頑張ってくれ。私も全力で応援するぞ
……応援はするが、容赦はせん。怪人である事には変わりないからな
潔く散るが良い

まずは「雷鐘ボルテック」に電撃ポーションを付与し、属性攻撃力を向上
また、電撃耐性ポーションを飲み抵抗力を上げる

水鉄砲は「地盾グラウンド」で受け流し、回避する
これによって水浸しが出来るが、問題はない
水は電撃を通すと言うのは良く知られる話だ
水の上に立ったマグロ怪人に【ライトニングベル】を聴かせてやろう
疲労が溜まってきたら、ボルテックでの自己回復も行うか

マグロ怪人か……良い属性を持っているだろうか?
「スティールアイ」で怪人の属性を抽出する
さて、何が取れるか……



●哀れな相手に潔い最期を
 この場のマグロ怪人ツーナーを倒しても、まだまだ施設内から新たな怪人達が姿を現す。
「ヒイイイイイイ!!」
 猫にその身を食われそうになり、必死になって逃げるマグロ怪人。
「うーむ……何と言うか、哀れだな」
 一見すれば老人にも見える風貌のラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)はそんな相手を見つめ、声援すら送ってしまう。
「頑張ってくれ。私も全力で応援するぞ」
 だが、それはそれとして、彼は『雷鐘ボルテック』を手にして戦闘態勢をとる。
「……応援はするが、容赦はせん」
 同情しそうになる境遇ではあるが、相手は怪人であり、オブリビオンであることには変わりないのだ。
「潔く散るが良い」
 まず、ラッセルは十四種の魔法薬一式『ダブルセブンスポーション』の中から電撃ポーションを取り出して『雷鐘ボルテック』へと付けていき、自らも電撃耐性ポーションを飲む。
「あ、新手っすー!」
 攻防の対策をとったラッセルは、応戦してきた敵の水鉄砲を『地盾グラウンド』で受け流しつつ近づいていく。
 一部避けた水が地面を水浸しにし、マグロ怪人達の力を高めることになるが、ラッセルは敢えてそれを狙う。
 水は電撃を通すと言うのは、良く知られる話だ。
「さあボルテック、轟雷の如く響き渡れ」
 周囲に響き渡る電撃属性の鐘の爆音。
「ぐぎゃあああーっす!!」
 近場にいたマグロ怪人達はその大音量に苦しみながらも、腕を振り払って猫を発射してくるが、ラッセルはその猫を避けて相手へと近づく。
「マグロ怪人か……良い属性を持っているだろうか?」
 スティールアイで、相手を見つめるラッセル。
 それで何が盗れたかは、後で落ち着いてから本人が確認していたことだろう。
 ともあれ、この場はやってくる怪人をどうにかするのが先。
 ラッセルは時に雷鐘を軽く振って自らの体力回復を行いつつ、その鐘を強く振って破壊の音を鳴り響かせ、マグロ怪人達を倒していくのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

篁・綾
「…逃げるなら追わない。向かってくるなら、炙りマグロにするわ」
少しかわいそうなので、一応【優しさ】、洗脳も加味して【封印を解く】をつけて
勧告はする。
猫達にも【動物と話す】【コミュ力】を駆使して危ないから去るよう説得。

向かってきたマグロには【属性攻撃】【範囲攻撃】【目潰し】【マヒ攻撃】【見切り】【鎧無視攻撃】を駆使して、UC【桜花葬煌】を使用。
舞い散る桜吹雪から生まれる炎で端から炙っていきます。
マグロ以外の余計なものに着火したら消します。

攻撃に対しては【残像】【フェイント】【見切り】【第六感】を駆使し、機動力を武器に立ち回る。
攻撃を受けた場合は【武器受け】【激痛耐性】【オーラ防御】で受ける。



●向かってくるなら炙るまで
 まだ施設内からはマグロ怪人が飛び出してくるが、猟兵もまたこの場へと駆け付けてくる者もいる。
 様々な血族の血を受け継ぐ妖狐の篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)は、相手へと優しく告げて。
「……逃げるなら追わない。向かってくるなら、炙りマグロにするわ」
 少なからず、マグロ怪人の境遇に憐れみを覚えた彼女は相手が投降しやすいようにと、懐柔を試みていた。
「ここは危ないわ。早く去りなさい」
 また、マグロ怪人を喰らおうとする猫に対しても綾はコミュ力を働かせ、説得を試みる。
 動物との会話術も彼女は身につけており、耳を傾ける猫も多かったようだ。
「助かったっすー」
「にゃー」
 上手くマグロ怪人と魚の両方の説得が成功し、怪人2体がこの場から去って行ったが、全体数から見れば微々たるもの。
 怪人がオーナーに逆らえないと判断したり、猫が怪人を食べる気満々なままだったりすれば、マグロ怪人は向かい来る猟兵と応戦せざるを得ない。
「無理っすー、悪いけど客引きの邪魔っすー」
 勢いのままにマグロ怪人はその屈強な肉体で殴り、蹴りと、高速連撃を仕掛けてくる。
 機動力を生かして立ち回る綾は、残像や見切りを活かして相手の攻撃を避けていく。
(「思ったより速い」)
 どうしても避けられぬ場合、彼女は古刀『彼岸桜』で受け止めて、オーラを展開して受け止める。
「……踊れ、踊れ、葬送の桜よ」
 向かってくるならばと、綾は広範囲に桜の花びらを舞わせて。
「送り火となりて総ての不浄を灰燼と化し、涙の運命を焼き尽くせ」
「あちっ、熱いっすー!」
 花びらが命中したマグロ怪人の体を燃え上がり、綾は宣告通りに片っ端から怪人の体を炎で炙っていく。
 施設の塀や近場の芝生など、余計な部分が燃えた分はしっかりと消化して。
 彼女はさらに怪人達の説得、あるいは殲滅へと当たっていくのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ガルディエ・ワールレイド
哀れな立場っぽいが……お前らも怪人なんだからオブリビオンだよな?
なら安らかに眠っとけ。

◆事前に
何はともあれ、ノリで得た配下共は一旦外へ逃しとくぜ。
話が有るから後でまた来い、とは言っておこう。

◆戦闘
【竜神の裁き】に【属性攻撃】を乗せ、強化した雷で薙ぎ払うっていうのを主力の攻撃にするぜ。
これも電気ショック漁法、で良いのか?
まぁ、こんなマグロ怪人を獲っても仕方ねぇんだが。

武装は【怪力】【2回攻撃】を活かすハルバードと長剣の二刀流
戦闘では【武器受け】を駆使して立ち回り、被弾時は【オーラ防御】
味方に通ってヤバそうな攻撃は【かばう】
敵が複数間合いにいる場合は【なぎ払い】だ
近接攻撃が命中すれば【生命力吸収】



●これもマグロ漁?
 怪人対処の為、施設の外へと出てきた黒一色といった風貌をしたダンピールの騎士、ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)。
「話があるから、後でまた来い」
「「「兄貴、また後でええ!!」」」
 ノリで配下としたキマイラ達を一旦別方面へと逃がし、彼はこちらへとやってくる。
 すでにこの場で戦うマグロ怪人に、ガルディエはやや冷めた視線を向けて。
「哀れな立場っぽいが……、お前らも怪人なんだからオブリビオンだよな?」
「そ、そっすよー」
 足元で目を輝かせる猫達に怯えるマグロ怪人が返事すると、ガルディエは両手に武器を握って。
「なら、安らかに眠っとけ」
 相手が動き出すより前に、ガルディエは自らに秘められた異端の神の力を具現化する。
 それは赤い雷となり、近場のマグロ怪人達へと浴びせかかっていく。
(「これも電気ショック漁法、で良いのか?」)
 なお、とある世界の日本では原則的に禁止されているが、魚群に電気的ショックを与えて気絶させ、浮上させてから獲る漁法を指す。
「まぁ、こんなマグロ怪人を獲っても仕方ねぇんだが」
「と、とと、獲られはしないっすー」
 雷を浴びてこんがりといい匂いを漂わせるマグロ怪人達は、自らに噛みつく猫を振り払ってきた。
 ガルディエの後方では、別の仲間が交戦している。
 彼はそれを察し、飛んでくる猫を両手にそれぞれ握る『複合魔槍斧ジレイザ』と『複合魔剣レギア』で受け止め、防げぬ部分はオーラ防御でダメージの軽減を図る。
 とはいえ、怪人どもの攻撃は超高速連続攻撃に、水鉄砲と様々。
 同時に複数の攻撃が来れば、彼も対処に僅かな遅れが出て、ダメージを防げぬこともあったようだ。
「覚悟しな!」
 その為、ガルディエは赤い雷を放つ合間に両手の武器を薙ぎ払い、怪人に切りかかって生命力を奪い取っていく。
「ぎぶあっぷ……っす……」
 泡を吹いたマグロ怪人がその場に倒れると、一斉に群がった猫達がすぐにその体をつまみ始めていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

リカルド・マスケラス
おっぱいの力で同調したキマイラのお兄さんに体を借りてマグロ怪人を何とかしに行くっすかね。なんだったらさっきの車載カメラの映像データもつけるっす

正攻法で倒した方が早いかもだが、猫に追われて困ってる所を見過ごせないんで、開放してあげる方向性でいきたい。猫に追われなくなれば、戦力としても弱体化するっすし
ご都合かもしれないけど、マグロ怪人を救うのにジャスティスペインを発動。相手の攻撃をかいくぐって猫を鎖分銅などで【ロープワーク】したりで捕獲、しばらく袋にでも詰めておく
「マグロの攻撃も、さっきのお姉さんのストンピングに比べれば怖くないっす」
あとは助けたことを条件に【コミュ力】で従業員をやめるよう説得っす



●マグロ怪人を解放させたい
 この場に残るマグロ怪人も、かなり少なくなってきたようだ。
 そこへ、おっぱいの力で同調したキマイラの若者に体を借りた白い狐のヒーローマスク、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)がやってきた。
「マグロ怪人を何とかしに行くっすかね」
 彼らは猫に食われぬよう走り回る強靭なスタミナをもって、この場の猟兵へと攻撃してきている。
「正攻法で倒した方が早いかもっすけど……」
 ただ、弱い者、困っている者を見過ごせないのがリカルドの性格。
 例え相手がオブリビオンであっても、猫に追われて困っているマグロ怪人を見過ごせなかったようだ。
「解放してあげる方向性でいきたいっすね」
 猫に追われることがなくなれば、マグロ怪人の弱体化にも繋がるはず。
 そう考え、リカルドはユーベルコード『ジャスティス・ペイン』を発動させる。
 敢えて、戦うべき敵を助けようとする行動によって、彼はその身体能力を増大していた。
「な、何っすか!?」
 慌てるマグロ怪人が放つ水鉄砲を避け、彼は怪人との距離を詰めていく。
「マグロの攻撃も、さっきのお姉さんのストンピングに比べれば怖くないっす」
 そして、リカルドは足元に取りつく猫達を纏めて『鎖分銅』で縛り付け、袋に詰めていった。
「「「にゃー」」」
 なお、息ができるよう、頭は出しているので安心だ。
「た、助かったっすー……」
 ようやく休めると息を整えるマグロ怪人に、彼はコミュ力を働かせて説得する。
「もう従業員を続ける必要はないっすよ」
 優しくリカルドが諭すと、怪人達は涙を流して。
「命の恩人っすー」
 ぺこぺこと頭を下げ、マグロ怪人達はこの場から去っていく。
 その手には、先ほどバギーコースにてお姉さんの豊満なお胸がドアップで映し出された車載カメラの映像データが握りしめられていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『海神ポセ男』

POW   :    ヒッポカムポスわっしょい
自身の身長の2倍の【金色のたてがみをもつ海馬の引く馬車 】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
SPD   :    クロノス激おこ
【触手の先】を向けた対象に、【麻痺状態にする電撃】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ   :    アムピトリテさまさま
【毒を持つ蟹足】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はレド・ダークライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●キマイラを惑わすオーナーに裁きを!
 リゾート施設『ポゼ男ランド』内。
 節足動物に軟体生物と、多数の海洋生物の特徴を持つ怪人のオーナー『海神ポセ男』は、かなり怒り狂っていた。
 それもこれも、キマイラがいなくなったことが原因……。
「てか、最初の方、私の名前と施設の名前間違ってましたよねえ!」
 ……本当にすみませんでした。
 ネーミングセンスがアレなくせして、そこへん地味にこだわりがある怪人である。
 ――閑話休題。
 海神が怒っている理由はそれだけではなく、一向に客が訪れる様子の無いことが大きい。
 客引きの為にと、アルバイトスタッフとして働いていたマグロ怪人ツーナーを次々に表へと向かわせていたのだが……。
 誰一人帰ってくることはなく、広い施設内のロビーは閑散としていた。
「……どうやら、私自ら動かねばなりませんねえ」
 すると、施設内へとマグロ怪人達を退けた猟兵達がやってくる。
 キマイラを惑わせていた張本人を叩く為。
 そして、怪人……オブリビオンを撃破する為に。
ラッセル・ベイ
ふむ、お主がこのリゾートの首領か
客やマグロ怪人を利用し、やりたい放題してきたようだな
だがそれもここで終わりだ、覚悟せよ

先程の怪人から得た属性は[不休]……実に彼等らしいな
これを自分に付与し、持久力を得る
「氷剣フロス」に氷結ポーションを使用
加えて「エレメンタルリング」の力で属性攻撃力を大幅に上げよう

海神も海馬も、見る限りでは恐らくは水で濡れているだろう
ならば、氷結はさせ易い筈だ
【フロストスラッシュ】で馬車ごと凍らせてくれる
今の私は止まらんぞ、不休の連撃で一気に体力を削ってくれよう

馬車で突撃されるのは危険だ、念の為に「ストレングス・ルーン」を装備し、グラウンドと私の怪力で防ごうか


篁・綾
…ゴチャゴチャした物の怪ね。
いろんなモノが混ざりすぎて何がなんだか。
…暫定海産物としましょう。
…どちらにせよ、傍迷惑なのは同じだものね。

他の皆と連携可能なように立ち回るわ。

【見切り】で敵の動きを見極め、【残像】を駆使して間合いを調整しつつ、
【属性攻撃】【マヒ攻撃】【呪詛】【鎧無視攻撃】【目潰し】を駆使してUC【雷桜封神】を発動。

敵からの攻撃は【見切り】【第六感】で見極め、【残像】またはUC【桜花絶影】で桜の花弁に姿を変え、回避を試みる。
回避困難な場合は【オーラ防御】【武器受け】【激痛耐性】で受ける。

刀の届く適正距離の場合は【カウンター】【なぎ払い】で反撃を試みるわ。



●リゾート首領、暫定海産物
 リゾート施設『ポゼ男ランド』。
 そのロビーで怒り狂っていた怪人『海神ポセ男』の元へ、猟兵達が近づいていく。
「……ゴチャゴチャした物の怪ね。いろんなモノが混ざりすぎて何がなんだか」
 着物姿の妖狐、篁・綾(幽世の門に咲く桜・f02755)はそんな相手に眉を顰めつつ、暫定海産物とすることに決めていた。
 右眼を通る傷を持つ老人にも見える風貌のラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)が近づいて行って。
「ふむ、お主がこのリゾートの首領か」
「だとしたら、何なのです?」
「客やマグロ怪人を利用し、やりたい放題してきたようだな」
 猟兵達の来訪に平静を装う敵へ、ラッセルはさらに言い放つ。
「だが、それもここで終わりだ、覚悟せよ」
「……どちらにせよ、傍迷惑なのは同じだものね」
 先んじて、仕掛けたのは綾だ。
「奔れ、奔れ 輝きの縛鎖……」
 彼女は残像を見せながら距離を詰めていき、指先へと紫電を集中させていた。
 その間に、ラッセルは先ほど、マグロ怪人ツーナーから得た属性『不休』を自らへと付与して。
(「……実に彼等らしいな」)
 そんなマグロ怪人の力を借りた彼は手にする『氷剣フロス』に氷結ポーションを使い、『エレメンタルリング』で属性の力を大幅に高めていく。
 ラッセルは相手の体が水に濡れていることを見て、凍らせやすいはずだと踏んだのだ。
「隙だらけですよ!」
 だが、その間に海神ポセ男は金色のたてがみを持つ海馬の引く馬車を召喚し、それに騎乗していた。
「ハイヤー!」
 猟兵達へと突撃してくる馬車は、攻撃準備を行う2人を踏み潰さんとしていく。
「……雷火の轍を宙へと刻み 傲れる悪しき荒神を 幽世の果てへ封滅せよ」
 だが、綾がユーベルコード『雷桜封神』を発動させる方が早い。
 前方へと放たれた桜吹雪を散らす紫電。
 電撃と桜の結界が展開していき、海神ポセ男……暫定海産物の動きを封じようとする。
「こ、この程度……!」
 海馬の引く馬車と戦闘力、生命力を共有する海神ポセ男は、体に麻痺、呪いといったものが体内に入った為か体に違和感を覚える。
 だが、そいつの操る馬車は止まることなく、猟兵達へと突撃してきた。
 相手の動きを見極めた綾はとっさに日本刀を抜くが、カウンターが間に合わない。
 彼女はオーラを展開し、刃で食い止めつつダメージを最小限に抑える。
 なおも走る海馬馬車の先では、ラッセルが念の為にと、強力なルーンの刻まれた鋼鉄の球、『ストレングス・ルーン』で自らの力を高めていた。
 その上で、『地盾グラウンド』を構え、彼は怪力で特攻を防ごうとしていく。
 決してダメージが無くはなかったが、相手の歩みが止まってしまって。
「なんですと……!」
「今の私は止まらんぞ、不休の連撃で一気に体力を削ってくれよう」
 入念に準備を整えた『氷剣フロス』へと一度、ラッセルは視線を落として。
「往くぞ、フロス。君の力を解放する」
 前方へと跳躍し、彼は目の前の海馬馬車へ素早く切りかかっていった。
 ……だが、その傷はまだ浅く、馬車を完全に凍り付かせるまでには至らない。
「ふう、脅かしますね……!」
 やや安堵した海神ポセ男は反転し、猟兵達へと飛び込んできたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

城ヶ崎・遊奈
相も変わらず生放送続行中!
生放送向けの『パフォーマンス』をしつつ戦闘するよ!
「ボクがいる限りこの世に悪は栄えない!お前がラスボスか!この城ヶ崎・遊奈の名を忘れるな!」
等とのたまいつつカメラにアピール!

【戦闘】
『召喚:燃えさかる聖獅子』を召喚して『騎乗』!『戦闘知識』と『第六感』を駆使して『グラップル』を用いたリアルファイトで応戦するよ!
相手の攻撃は持ち前の『戦闘知識』『第六感』で予測して決闘盤での『盾受け』か『カウンター』で対応!
「カードが剣なら決闘盤は盾!リアルファイトが出来ずしてなのが決闘者かかぁ!」


ラッセル・ベイ
そう簡単に逃がすと思ったか?
私は止まらんと言った筈だぞ

●戦闘(WIZ )
奴を追いかける途中で、猛毒耐性ポーションを飲んで毒への抵抗力を高める
更に「ルーン辞書」を使い、フロスの属性攻撃力を向上

フロスよ、今こそ封印を解くぞ
【ウェポンブレイク】、咲き乱れよ氷の花
これを奴を囲むようにして展開
逃げ場はない、馬車と共に凍り付くが良い!

猛毒攻撃は「魔鎧ダークネス」には効かぬ
加えて、魔法薬も飲んでいるので猛毒に関しては問題ない
攻撃力を高められても、グラウンドで防御すれば安心だろう


リカルド・マスケラス
「こういうリゾートっていうのは、『また来たい』って思うくらいがちょうどよくて、そこから帰れなくするのは違うっす。それに、お客の滞在時間が長くなって回転率が悪くなるのもどうかと思うっすし」
そしてツーナーのことを思い出し
「あと、従業員が笑顔でいられる環境ってのも大事っす!」

まー、自分は特殊な属性攻撃みたいのは使えないんで、鎖分銅で縛ってバイクで引きずり回すくらいっすかね。
「地引き網漁の時間っすよ!ヒャッハー!」
せっかくだから自分のバギーコースを堪能してもらうっすかね。
とりあえず、【騎乗】【ロープワーク】あたりを判定に役立てるっすよ。
後は引きずり回している間に味方に倒してもらえればいいか。


ガルディエ・ワールレイド
テメェの気持ち少しわかるぜ……俺も最初の方で種族表記が団ピールだった。ここだけの秘密だ!
――閑話休題

世紀末ならば、より強い力で倒されるが宿命。覚悟しな!


◆戦闘
【竜神の裁き】と【属性攻撃】を合わせた雷が主力
ヒッポカムポスが出てきたら同時に攻撃だ

武装は【怪力】【2回攻撃】を活かすハルバードと長剣の二刀流
数の多い触手や腕には【なぎ払い】
【武器受け】を駆使し、被弾時は【オーラ防御】
味方がヤバそうな時は【かばう】

◆戦闘後
世紀末ランド(名前違う)の経営者は滅びた。
だが、テメェらは死滅してねぇ!
今は力こそが正義だ!
さぁ(リゾート界の)頂点を取りに行くぜ!

(※最低限の事を確認した後、煽った配下に丸投げ)



●許されざるは誤字か怪人か
 猟兵達はさらに、怪人『海神ポセ男』へと攻め込む。
「テメェの気持ち少しわかるぜ……」
 そこで、ダンピールの騎士、ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)が進み出て一言。
「俺も最初の方で、種族表記が団ピールだった。ここだけの秘密だ!」
 あああああ、すみませんすみません。誤変換しないよう単語登録しておきました……!
 ――閑話休題。
「ですが、完全に意気投合と行かないのが残念ですねえ!」
 すでに敵は、海馬馬車『ヒッポカムポス』に騎乗して襲ってきており、背から生える蟹足を突き出してくる。
 その足には毒が塗られており、一撃食らうだけで大きく体力を削がれかねない。
 ハルバードと長剣の二刀流で構えをとるガルディエはそれらを刃で捌きながら、全身に秘めた異端の神の力を解放して。
「世紀末ならば、より強い力で倒されるが宿命。覚悟しな!」
 彼は赤い雷を向かい来る敵目掛け、放射していく。
「ぐうううっ……!」
 海神ポセ男が怯んだところで、キマイラの姿を借りたままの白い狐面のヒーローマスク、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)が怪人へと告げる。
「こういうリゾートっていうのは、『また来たい』って思うくらいがちょうどよくて、そこから帰れなくするのは違うっす」
 それに、客……キマイラ達が滞在し続けることで回転率が悪くなるのも、リゾート施設としてはどうかと思うとリカルドは主観を語る。
 だが、それ以上に。彼は目まぐるしく働かされていたマグロ怪人達のことを思い出して。
「あと、従業員が笑顔でいられる環境ってのも大事っす!」
 宇宙バイクに跨ったリカルドは鎖分銅を振り回し、攻撃のタイミングをはかっていくのである。

●ボス戦絶賛配信中!
 ロビーでの交戦が続く中、カードゲーマーを思わせる姿をした城ヶ崎・遊奈(バーチャルキャラクターの決闘者・f12997)が外から飛び込んできた。
「ボクがいる限り、この世に悪は栄えない!」
 相も変わらず、頭上に飛ばす『動画撮影ドローン』で配信を再開していた遊奈は怪人『海神ポセ男』を指差し、名乗りを上げる。
「お前がラスボスか! この城ヶ崎・遊奈の名を忘れるな!」
 これで、生放送向けのパフォーマンスもバッチリだ。
「悪いですが、興味ありませんねえ!」
 敵は馬車に乗ったまま、今度は下半身の触手を蠢かせてからその先端から雷撃を発してくる。
「カードが剣なら、決闘盤は盾!」
 それを自らの知識と勘で察し、左腕の決闘盤を盾として防いだ遊奈。
「その燃え盛る炎でボクの道を照らせ! 召喚! 燃えさかる聖獅子!」
 遊奈の呼びかけに応え、たてがみを燃え上がらせた全長3mもの獅子が姿を現す。
「リアルファイトが出来ずして、何が決闘者かかぁ!」
 騎乗した彼女はそのまま怪人へと特攻し、相手の体を殴りつけていく。
「……流石ですねえ」
 殴打を受けた敵は馬車を後退させ、態勢を立て直そうとしていた。

●引きずり、逃がさず、完全撃破!
 後退する『ヒッポカムポス』の背後に、いつの間にか猛毒耐性ポーションを口にするラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)が回り込んでいて。
「そう簡単に逃がすと思ったか? 私は止まらんと言った筈だぞ」
 とはいえ、彼はまだ次なる攻撃の準備段階。相手が蟹足を振るう方が速い。
 それを『地盾グラウンド』で受け止めたラッセル。一部の足は防ぎきれなかったが、多少傷つけられてもまるで動じない。
「猛毒攻撃は『魔鎧ダークネス』には効かぬ」
 先ほどの魔法薬もラッセルへと一時的に抗体を与えてくれており、海神ポセ男が毒を流し込もうともラッセルは受け付けない。
 さらに『ルーン辞書』を広げ、手にする『氷剣フロス』の強化へと当たるラッセルに向け、怪人は全力で海馬馬車の手綱を引いて。
「なら、今度こそ踏み潰すまで」
 猛然と特攻してくる海神ポセ男。
「いっけええええ!」
 だが、それを予測していた遊奈が燃えさかる聖獅子で追いかけ、相手の特攻に合わせて殴りかかっていく。
 そのタイミング、バイクで近付いてきたリカルドが鎖分銅を投げつけ、海神ポセ男の体を縛り付けていく。
「せっかくだから、自分のバギーコースを堪能してもらうっすかね」
「何ですってえ……!?」
 そして、リカルドは敵を馬車から引きずり降ろし、施設横のバギーコースへと宇宙バイクを走らせる。
「地引き網漁の時間っすよ! ヒャッハー!」
 ロープワークを駆使し、リカルドはバイクで相手を引きずり回す。
「ああああああああああああっ!!!」
 叫ぶ敵目掛け、綾が再度、桜の花びらを舞わせた電撃を放つ。
 恰好の的だと判断したガルディエもまた、力任せに『複合魔槍斧ジレイザ』と『複合魔剣レギア』の刃を浴びせかけていく。
「こ、これでは……」
 猟兵達の攻撃で海神ポセ男はボロボロになりながらも、なんとか鎖をすり抜けて拘束から逃れる。
 敵は馬車を呼び寄せつつ触手を操って電撃を発してくるが、ガルディエはオーラを展開してダメージを軽減していた。
「フロスよ、今こそ封印を解くぞ」
 仲間達が相手を抑えている間に、ラッセルは『氷剣フロス』を握りしめる。
「咲き乱れよ氷の花」
 氷剣は彼の言葉に合わせ、氷の花びらへと姿を変えた。
 それらは近づいてきた海馬馬車と合わせ、海神ポセ男の体を包み込んで。
「逃げ場はない。馬車と共に凍り付くが良い!」
「おお、おおおおおおおおおおっ……」
 怪人と馬車の全身が完全に凍り付く。
 そして、すぐに怪人達は砕け散り、きらきらと輝いてから消えていったのだった。

●世紀末キマイラ烈伝、始まらない
 オーナーがいなくなったリゾート施設で。
「世紀末ランドの経営者は滅びた」
 海を眺めつつガルディエが呟く。そこには、彼を慕ってやってきたキマイラ達の姿が。
「だが、テメェらは死滅してねぇ! 今は力こそが正義だ!」
「兄貴いい!!」
 完全に自身へと心酔するキマイラ達を引き連れ、ガルディエは残されたリゾート施設を仰ぎ見て。
「さぁ、(リゾート界の)頂点を取りに行くぜ!」
「「「ヒャッハーーーー!!」」」
 俺達はここにいると言わんばかりに、キマイラ達は叫んで見せた。

 余談だが。
 最低限のことだけして、キマイラ達へとこの施設を丸投げしたガルディエ。
 だが、遊んで暮らすのが日常のキマイラ達に、施設を運営できるはずもなく。
 温度管理できぬプールは次第に濁っていき、バギーコースも舗装されずに荒れていき、バギー自体もメンテナンスされず壊れてしまう。
 そうして、キマイラ達は割と早いタイミングで、このリゾート施設を去って行ったそうである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月03日
宿敵 『海神ポセ男』 を撃破!


挿絵イラスト