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宇宙デートはこの後すぐ!?~大銀河を水族館と共に~

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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●宇宙某所
「ちぃ、ここにも手がかりはなし、か」
 男はブラスター銃を仕舞い、慣れた手付きで死体を片付ける。
「させるかぁあああ!」
 背後からナイフを手に男に向かって突進する一人の兵士。その眉間には既に熱線が通過した後だったのか。小さな穴が開いている。やがてその身体中を紅く黒いどろどろとした液体にまみれていく。
「俺の記憶……どこに行けば見つかる?」
 増えた死体を配下のパゲッティモンスターに任せると、窓からじっくりと宇宙を眺める。
「‥‥…ん?あそこは?」
 男は偶然視覚に入った1つの宇宙船に興味を持つ。巨大水族館船ジ・アクアリウム。
 本来の用途としては学術調査目的の宇宙船なのだが、その施設は一般にも一部開放されている。
 他では仮想空間でしか見ることのできない巨大海洋生物や回遊魚と触れ合うことができつだけでなく、惑星時代の伝統料理も食べることができるとあり大変人気な宇宙船として有名だ。
「ここなら、俺の記憶も見つかるか……野郎ども!次の船を見つけたぞ。準備は出来ているか?」
 配下のパゲッティモンスターは声こそ出せないものの、男の声に応えるように集まり、その身体をうねうねと波打たせて盛り上げる。
 戦いの時は、一刻一刻と近づいていた――。

●グリモアベース
「皆、聞いてくれ。宇宙世界の危機だ。銀河帝国軍の襲来を予知した」
 清水谷・柳牙がグリモアベースで淡々と声を上げる。その声量こそ平常通りであるものの、かえって緊迫感を生み出していた。
「しかも、その襲われる場所ってのが最悪だ。巨大水族館船ジ・アクアリウム。聞いたことあるやつもいるだろう」
 猟兵たちの間でも、巨大水族館船ジ・アクアリウムは噂になっていた。窓からは大宇宙が、そして施設内には仮想空間で描かれる巨大海洋生物や回遊魚。
 そして味も良いと評判のレストラン。デートにナンパ。逆ナンと、男女絡みの話題が多く。友人同士や旅団の親睦会など。様々な用途でも活用されていてスペースシップワールドの住人からは『解放軍の癒し処』とも呼ぶ者がいくらいなのだとか。
「俺たちにとっても、スペースシップワールドの住人にとっても特別な宇宙船だ。無報酬だって護るしかないだろう」
 わざわざ"無報酬"という言葉で煽る柳牙。その言葉にもしかしてと猟兵たちが食い気味に詰め寄っていく。
「ああ、大きな被害なく護ってくれたなら、一ヶ月の間、お連れ様含めて入館料無料。レストランもお連れ様含めて半額だ。お前らチャンスだぞ」
 思わぬ報酬にひときわ大きな歓声が上がる。乗るしかない大宇宙のビックウェーブに!猟兵たちは我先にと銀河帝国軍を倒すべく、準備へと走っていった――。


えんぷ茶
 この度はオープニングを閲覧頂きましてありがとうございます。スペースシップワールドの宇宙船防衛戦&日常となります。皆さまのお力添えでどうか水族館船をお守りください。そして巨大水族館船ジ・アクアリウムを堪能いただければ幸いです。
 以下、各章の紹介となります。

  ☆第1章☆
 集団戦です。空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターはとにかく数が多いです。放っておけば、すぐさま民間人を巻き込んでしまうため、ボスが顔を出す前にとにかく数を倒しましょう。民間人や巨大水族館船を守る必要があるため、船を壊さないような戦い方を心掛けてください。

  ☆第2章☆
 ボス戦です。熱線銃(ブラスター)の男が一人のみです。が、一個体としてかなり手強い相手となります。正面から正々堂々と戦うのは危険かもしれません。1章と同じく、こちらでも民間人や巨大水族館船を守る必要があるため、船を壊さないような戦い方を心掛けてください。

  ☆第3章☆
 日常です。巨大水族館船ジ・アクアリウムを堪能してください!この船にはVRだけでなく、本物もございますので、巨大海獣と触れ合ったり、イルカやクジラといっしょに泳いだり、シースーと洒落込んだり。デートに集会に多目的にどうぞ!
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第1章 集団戦 『空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター』

POW   :    いちご味
【鼻腔をつく爽やかないちごの香り】が命中した対象を爆破し、更に互いを【味の固定概念への疑問】で繋ぐ。
SPD   :    できたてパスタぁ!
【汁気を出すことで】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
WIZ   :    空を飛ぶ
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

栗花落・澪
宗田(f03527)と連携

船、壊しちゃダメだってよー紫崎君
相方に意地悪な微笑を向け
あぅ…だ、だだ大丈夫だもん!(うにょうにょ苦手)

事前準備として氷の【全力魔法】で床一面を氷張りに
溶けたら濡れるかもだけど、焦げるよりいいでしょ?

しっかり調理してあげるよ

基本方針:UCによる後方支援兼一般人防衛
濡れてるなら凍りやすいよね
氷の魔法で【範囲攻撃】

敵の攻撃は空中へ回避
追って来たら【空中戦】の素早さで翻弄
一般人に向かう場合優先撃破

<万一触手に絡まれたら>
ひっ!?や、やだっ…き、きもちわるいぃ…っ!

嫌悪やら恥ずかしさやらで大混乱
臨界点突破で魔力暴走
爆発するような【破魔】の輝きで敵を一掃

ふえぇー(目ぐるぐる)


紫崎・宗田
澪(f03165)と連携

そう言うお前こそ、触手相手に隙見せんなよ?
意地悪には意地悪返し
俺に勝てるわけ無ェだろ(チビの頭わしゃわしゃ)

ま、コイツの場合
魔力暴走起こしたら手っ取り早いんだがな
(落ち着かせるのも苦労するが)

こんがり焼かれてぇのはどいつだ?

動体【視力】で予備動作を極力【見切り】
UCを周囲の敵一掃目的に使用
【属性攻撃】で炎を纏わせた槍をぶん回せば
切り刻むだけじゃなく燃焼くらいは狙えるか

燃えた敵は武器による【薙ぎ払い】で
他の敵まで【吹っ飛ばし】貰い火による被害拡大狙い

一般人の方に向かった触手は優先撃破を狙うが
チビに関しては怪我さえ無きゃ放置も検討
どうせ悲惨なことになるのは…コイツらだしな



 巨大水族館船ジ・アクアリウムの発着場で待ち伏せする猟兵たち。そこに見るからに禍々しい、黒塗り宇宙船が現れる。
 中からはまるでぶどうのように眼球の束を身にまとう赤い触手達が姿を現す。獲物を探すように、全ての眼球がそれぞれバラバラに目を動かしていく。
「船、壊しちゃダメだってよー紫崎君」
 紫崎・宗田(孤高の獣・f03527)に意地悪な微笑を向けた栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は、先手を打つべく『Staff of Maria』に魔力を込めて罠を仕掛けようとしていた。
「そう言うお前こそ、触手相手に隙見せんなよ?」
 宗田は澪の頭をわしゃわしゃと乱雑に撫でまわす。手や口では澪に雑な扱いをしているが、その視線は黒塗り宇宙船と空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターの動きを追い続けていた。
「あぅ……だ、だだ大丈夫だもん!」
 なんだかんだで魔法に集中している間に不意打ちを受けないよう近くにいる宗田に安心したのか、魔力を練る速度はすぐに加速を始める。
 ものの数秒で杖に込められた莫大な魔力が、発着場の床を氷張りにしていく。辺り一面の床が氷結するのも本の一瞬の出来事だった。
 空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターは空中を飛んでいるため滑ることこそなかったが、急激な寒さに身体が耐えられなかったのか、触手を丸めて毛玉のような姿で猟兵たちの元へと浮遊していく。
「こんがり焼かれてぇのはどいつだ?」
 触手が固まっている今が攻撃のチャンスと、漆黒の巨大な槍を振り回しながら触手に襲いかかる。
 炎を纏わせた槍が地面を叩き、行く道の氷を溶かして進んでいく。縦横無尽に暴れ回る槍は時に紅く時に黒く燃え上がり、まるで竜が舞っているような激しい槍捌きで触手を串刺しにしていく。
「触手ども寒いんだろ?炎をくれてやるよ!」
 槍から着火して激しく燃えている触手を集団に固まっている船の近くへと吹き飛ばすと、触手たちの間にどんどん燃え広がる。
 逃げるように発着場をのたうち回る触手は澪を視界に入れると、その触手を伸ばしていく。
「しっかり調理してあげるよ!」
(香り高く舞い遊べ)
 澪は指先を触手に向けると魔力が反応し、無数の花嵐で触手を切り刻んでいく。それでも伸びてくる触手を避けるべく花嵐に紛れた花びらを踏んで登っていき、空中へと向かっていく。
 追って来た触手は足場になっていた花びらが激しく動いて切り刻んでいく。しかし、空中を蹴って進める触手の追撃も早く、ついに一本の触手が澪の腕を掴む。
「ひっ!?や、やだっ…き、きもちわるいぃ…っ!」
 追うように2本3本と触手が次々に澪の手足を縛り、自由を奪っていく。宗田は入口へと向かった触手の対応に追われ、助けに行くことが難しい状況だ。
 嫌悪やら恥ずかしさで冷静さを失った澪は魔力のコントロールを徐々に失い暴走していく……。
 爆発するような輝きと共にその強烈ないちご味の炭水化物が部屋中に飛び散っていく。
「ふえぇー……」
(落ち着かせるのも苦労するんだがな)
 宗田は入口の触手を素早く片付けると、やれやれといった表情で澪の元へと向かう。多少のハプニングがあったものの、沢山のパゲッティモンスターが僅かな時間で葬られた――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

社守・虚之香
憧れのジ・アクアリウム!
一人じゃ色々もったいなさすぎて諦めてたけど、お仕事だもんね!
よーし、ちゃっちゃと片付けて水族館を堪能するぞ!

レーザーは外れた時が大変だから、ダガーにしよう。
たくさん集まってるところに向けて『投擲』して、UCで増やして操って的確に射抜くよ。
『念動力』で遠隔操作はお手の物!
壁際のヤツはできるだけ床に叩き落す方針。
空中で倒せるのが一番かな?



(よーし、ちゃっちゃと片付けて水族館を堪能するぞ!)
 密かに憧れていたジ・アクアリウムの為に一肌脱ごうと社守・虚之香(宙駆ける蒼黒の機兵使い・f02515)はダガーを持って触手たちの前に姿を見せていた。
 レーザーで一掃する手段も考えてはいたのだが、船を壊してはいけないと今は使わないようにと触手の動きを観察する。
 足元は相変わらず氷結しているようで、触手たちは丸く固まりながら、入口に向かってゆっくりと進行していた。
 ダガーの長さでは触手に近接攻撃をしても囲まれて縛り上げられてしまうだろう。
「おりゃー!」
 虚之香はダガーを投擲して触手に突き刺していく。触手は攻撃されたことに怒り、虚之香へ向けて触手を伸ばしていく。
 しかし、その手にはまだダガーが握られていて、2本3本と更にダガーを投げつけていく。
「ひとつしかないと思ったら、大間違いだよ!」
 虚之香はダガーを大量に複製していただけでなく、念力で全てのダガーをバラバラに操作していく。
 触手と同じように多くの手数で攻める虚之香は、触手を次々と切り刻んでいく。壁際に散っていく触手にも追い打ちを仕掛ける。
 どんなに逃げようとも、念動力が届く範囲全てが虚之香間合いだった。ダガーで壁から剥がされた触手は床に叩き落とされ、その数多の眼球を床へと散らしていた――。

 逃げることもままならない空飛ぶいちご味スパゲッティモンスター達は、己の死を覚悟しする。その上で一人でも多くの道連れを伴うべく、決死の覚悟で猟兵たちに猛攻を仕掛けていく――。

成功 🔵​🔵​🔴​

白銀・ゆのか
【恋華荘】のいちごといっしょに参加。

折角の素敵なデートスポットなのに…!
はた迷惑なお客様にはご退場願いませんと…ってね?

いちごちゃんの歌の援護を受けて、いちご味なへんなのに突進、距離を詰めて…触手に絡まれようと構わず、掴んで引っ張りこんでの…灰燼拳!
これなら周りにも、迷惑かからない、でしょ…!?
(絡まれてあられもない姿になったりも…?)

触手の匂いでなんか口のなか甘酸っぱいし、ぽわぽわだけど…此くらいならまぁ、違和感は…って、ちょ、いちご!?
それ、触手じゃなくて私のっ…ひゃう!?

もー!余計になんかドキドキって、甘酸っぱい感じにっ…
…デートのあとで責任、とってよ、ね?(ぎゅーっ♪と抱き寄せて…


彩波・いちご
【恋華荘】のゆのかさんと
水族館ちょっと楽しみですし、そのためにも頑張らないとですね
…でも、このいちごスパと戦う機会多すぎです(苦笑

ともあれ、ゆのかさんに前衛を任せて、私は後ろから【天使のような悪魔の歌声】の衝撃波で援護攻撃をします
…衝撃波で船に影響がないよう、ちょっと声抑え目で

ゆのかさんがスパの触手に捕らわれてしまったら
スパの中に手を突っ込んでゆのかさんを引きずり出し…ん?
このむにゅむにゅとした感触は…ゆのかさんの胸?(もみもみ
「あわわ、ごめんなさいっ?!」
とにかくつかんだまま引きずり出しますが…ゆのかさん正気に戻って?!
「え、えと、責任とかそういうのは後にしましょう…」
赤面しつつ戦闘再開です



「水族館ちょっと楽しみですし、そのためにも頑張らないとですね」
「ええ、はた迷惑なお客様にはご退場願いませんと……ねっ」
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)と白銀・ゆのか(恋華荘の若女将・f01487)はこのデートスポットでもある水族館を守る為にとまだまだ降り立つ触手に立ち向かう。
「このような歌は不本意ですけれど……私の歌声、お聴かせしますね?」
 空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターに1つ笑みを浮かべると、カウンターテノール。女声に相当する高い音域の音色を響かせる。まさに天使の歌声だ。
 それでいて歌の道中には響き渡る音色に意図して重ねていく不協和音の組み合わせを入り交じる。その不協和音の超音波が衝撃波となり、触手達へと襲いかかる。
いちご歌声で斬り裂かれた触手の道をゆのかが走って踏み越えていく。氷結した床ではなく触手を踏んでいくことで滑ることなく触手の集団の中心部へと詰め寄った。
「これなら周りにも、迷惑かからない、でしょ…!?」
 ゆのかの身体を縛っていこうとスパゲッティモンスターは触手をゆのかの身体を滑らせていく。ゆのかは、触手を気にせずにその拳でスパゲッティモンスターを殴りつける。
 空中でうねうねとまごついている触手にぶつかるにはあまりに鈍い重低音が響き渡る。それだけの高威力の拳でゆのかは叩きつけたのであろう。直撃したスパゲッティモンスターは一瞬で動かなくなってしまう。
 しかし、触手を殴る度に鼻腔をつく爽やかないちごの香りがゆのかの身体を浸食していく。それでも膨らみ爆破しそうなスパゲッティモンスターを殴っては蹴散らしていく。しかし。
「しまっ……!」
 匂いでかく乱した触手はとうとうゆのかの両腕を捉える。拳を振るえなくなったゆのかは、身体をまさぐるように縛っていく触手に抵抗できずにいた。
 スパゲッティモンスターに取り込まれそうになっているゆのかに駆けつけたいちごは、どうにかして中から引きずり出そうと手を伸ばす。
「いちご、それ、触手じゃなくて私のっ…ひゃう!?」
「あわわ、ごめんなさいっ?!」
 イチゴに負けない甘酸っぱい雰囲気の中、ゆのかは自由になった拳でスパゲッティモンスターを殴り、近くに寄っていた触手たちを巻き込むように吹っ飛ばし殲滅していく。
「…デートのあとで責任、とってよ、ね?」
「え、えと、責任とかそういうのは後にしましょう…」
 力強く、それでいて柔らかくいちごを抱き寄せるゆのか。2人の顔はスパゲッティモンスターの触手よりも真っ赤だった。
 その後戦闘に復帰した2人は、心なしか先ほどよりも息の合った連携で、触手たちを確実に倒していった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『ファントム・ガンマン』

POW   :    ボムファイア
【ブラスター銃の最大出力放射】が命中した対象を燃やす。放たれた【ブラスター銃の熱線の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    クイックドロウ
レベル分の1秒で【熱線銃(ブラスター)】を発射できる。
WIZ   :    ブラストキャンセラー
対象のユーベルコードに対し【ブラスター銃の一斉射撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は麻生・大地です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵たちが、空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターをほぼほぼ壊滅させた頃になって、黒塗りの宇宙船から1人の男性が降りてきた。
「随分と手厚い歓迎だな」
 その手には熱線銃(ブラスター)が握られている。倒されたモンスターの屍を踏みながら一歩ずつ猟兵たちの元へと近づいていく。
「このギリギリの戦いの感じ、記憶にないが懐かしいな。…‥・てめぇらと戦えば、少しは思い出せるかもしれない。悪いが全員死んでもらうぜ?」
 熱線銃を猟兵たちに向ける『ファントム・ガンマン』は、自身の命も危険だということを察しているにも関わらず、その口元は笑っていた。
 むしろ、命がけの戦闘を楽しんでいるようにも見える。猟兵たちも覚悟を決めてそれぞれの得物を手に取り構えていた。
 戦いはこれからより一層と激しくなっていく――。
彩波・いちご
【恋華荘】のゆのかさんと
「せっかくのデートスポットを台無しにしてくれて、何言ってるんですか…貴方のその乱暴な言動からして、こういう所にはまるで縁がなさそうですけどっ」
私もちょっと怒ってますよ?
早く水族館楽しみたいのに…

ゆのかさんに守られる感じで後方にいますけれど、私は歌でゆのかさんを援護です
「はい、任されました!」
【天使のような悪魔の歌声】の衝撃波で援護攻撃
歌はゆのかさんに捧げるラブソングです、なーんて
加えて【フォックスファイア】で敵の攻撃を受け落としてゆのかさんを守ったり

さらにチャンスがあれば【異界の抱擁】の触手を拘束します
「ゆのかさん、いまですよっ!」


白銀・ゆのか
【恋華荘】のいちごと参加
背中側にかばいつつ、薙刀を構えて迎撃用意!

手荒い歓迎もなにも、
せっかくのデートスポットにあんなスパモンけしかけたり、
物騒な獲物で乗り込んできたり…
そんなんじゃ、大事なデートでもうっかり壊して
思い出せなくなってるだけじゃなくて?
(挑発を挟んで、此方に引き付けようと!)

悪いけど…
これ以上、船でのおイタは許しません!
いちごちゃん、背中任せた!
(光線を薙刀の切っ先で弾きおとしたり、乱気流で爆風を巻き消したりを試み…暴れる被害そのものを抑えに!)

元気はわくけど…これって惚気よね…もう(いちごの歌に顔赤く)

(いちごの援護で隙が出来たら)
いちごナイス!
大人しく観念なさい!
(薙刀一閃!



「せっかくのデートスポットを台無しにしてくれて、何言ってるんですか」
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は怒っていた。多くの人が楽しみにしている水族館。特別で思い入れのある人だっているだろう。
「手荒い歓迎もなにも、せっかくのデートスポットにあんなスパモンけしかけたり、物騒な獲物で乗り込んできたり…」
 白銀・ゆのか(恋華荘の若女将・f01487)は前方の自身に攻撃が集中するようにと、挑発することを意識した言葉で巧みに語っていく。
 先ほどの空飛ぶいちご味スパゲッティモンスターとの戦闘を思い出したのか、少し顔をする2人だったが、すぐに緩んだ気持ちを振り切ってファントム・ガンマンを睨みつける。
「おお、怖い怖い。今は戦いの時代だ。娯楽よりトレーニング宇宙船でも作った方が身の為だと思うがな」
 ファントムは睨みの視線に動じずにブラスター銃を構える。一歩でも動いたら、撃つ。そんな威圧感を放っていた。
「…貴方のその乱暴な言動からして、こういう所にはまるで縁がなさそうですけどっ」
「そんなんじゃ、大事なデートでもうっかり壊して思い出せなくなってるだけじゃなくて?」
 いかにもイチャイチャしてそうな息の合った2人からデートについて言及されると、ファントムも舌打ちとため息を織り交ぜる。
「悪いけど……これ以上、船でのおイタは許しません!」
 これ以上の挑発は無意味と察したのか、十分と考えたのか。ゆのかは薙刀を手にフファントムに向かって飛び出していく。
「銃相手には狙われないよう蛇行しろって習わなかった……のかよッ!」
 ファントムは熱線銃をゆのかに放つ。高い機械音と灼熱を帯びた光線がゆのかの胴体へ向かって加速する。
 ゆのかが蛇行して熱線銃が飛び交えば、その後方にいるいちごに被害が出る可能性もあり得る。だからゆのかは、蛇行するこができなかったのだ。
「大地に逆巻き、渦巻け風の刃!」
 ゆのかは薙刀では光は刻み切れないと悟ったのか、空振りした薙刀。その周囲から乱気流を起こし、灼熱を帯びた光線の向きを捻じ曲げていく。
「へぇ、やるじゃねぇか。でも悪いな」
 ファントムはもう一丁の熱線銃も取り出して一斉射撃を繰り出す。乱気流だけでは全ての攻撃は凌ぎきれないだろう。
 それでも。ゆのかの表情は平然としていた。
「いちご!」
 信頼している者の名前を呼ぶ。
「はい、任されました!」
 反応する声もまた。落ち着いていた。ゆのかの援護するのが自分の役目。それはきっといつもの光景であり、2人が培ってきた絆そのものが力となっているのだろう。
 天使のような歌声は、ゆのかだけでなく猟兵たち皆を勇気づけていく。そしてその歌詞は相方への感謝と過ごした日々。その絆の証を言霊に込めていく。
(元気はわくけど…これって惚気よね…)
 また頬を赤くするゆのかであったが、その惚気という悪魔的な歌詞から織りなす衝撃波は、一斉射撃を跡形もなく消し去っていた。
「くそっ、このリア充が!」
 リアル光線銃とりリア充パワーの方が上回ったのか、次の光線銃が放たれるよりも早く、ゆのかの薙刀がファントムの首を捉える。
「グゥ……ハァッ!」
 ファントムは身体を後ろに仰け反らせることで首への攻撃は避けたものの、振り下ろされた薙刀はファントムの腹部を捉える。
 重症を追ったファントムに猟兵たちは更なる追撃を仕掛けていく――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エスタシュ・ロックドア
守り切りゃ飯が半額と聞いちゃぁ見逃せねぇ
が、俺ぁ守りながら戦うのは苦手なんだよなぁ
だから正面から敵と当たるわ
敵の攻撃は【火焔耐性】で耐えながら、
フリントを【怪力】で振り回し、
【鎧砕き】しつつ敵に畳み掛けるぜ

負傷したらその傷から『ブレイズフレイム』で【範囲攻撃】
敵以外を燃やさないように調整しつつ、敵の周囲を覆う様に業火を展開
何の為かって?
そりゃ他でもねぇダチの椋(f01816)の為だ
俺の陽動と炎の壁を隠れ蓑に攻撃してもらう

相変わらず良い切れ味だなぁ、椋
これが終わりゃ半額の飯だ、奢るぜ


六島・椋
半額で飯食えると聞いて
あまり被害を出さないためにもさっさと片付けたほうがよさそうだ
死んでもらうと言われても、まだうちの博物館で待ってくれている標本がいるし……

エスタ(e01818)の陽動を隠れ蓑にするように【目立たない】動きで

上着を脱ぎ、隙を見てシーブズ・ギャンビットからの、
【怪力】を乗せたダガーと人形オボロの【二回攻撃】で【暗殺】

まだ健在なら以降は【フェイント】と【騙し討ち】を駆使して立ち回ろう
これでもそれなりに速さには自信がある
オボロの【存在感】で気を引いてから、【目立たない】ところからまた攻撃も

当たり前。道具の手入れを怠るのは許されない
言ったね。おごるという言葉、後悔するなよ
一人称:自分



「俺ぁ守りながら戦うのは苦手なんだよなぁ」
 エスタシュ・ロックドア(ブレイジングオービット・f01818)は一騎打ちを挑むかのようにゆっくりと前に出る。
(エスタ……頼んだよ)
 その後方には六島・椋(ナチュラルボーンラヴァー・f01816)がゆっくりとエスタシュから離れて、奇襲の準備を始める。
「お前も正面からか……何考えてやがる?」
「こねぇなら俺から行くぜ!」
 エスタシュはファントム・ガンマンに悟られないように全速力で戦闘に飛び出した。ファントムは熱線銃でエスタシュを早撃ちで狙い撃つ。
「……ちぃ!」
 火焔耐性を持つエスタシュであったが、それでも熱線銃は十分に熱かった。
 耐性のおかげで身体に変化はないものの、熱量というエネルギーの塊が触れた部位だけではなく身体中を駆け巡る。
 それでもエスタシュは下がることなく、フリントを振り回してファントムに近づいていく。距離が近くなった熱線銃の被弾は増え、ついに肩には傷口が生まれる。
 強い熱によって出血はしないものの、その痛みは更に増していく。
「……かかったな?」
 ニヤリを笑みを浮かべるエスタシュ。その傷口から噴出する地獄の炎は息吹のように紅蓮の炎を吐き出してファントムを包囲する――!
「なん…‥だと。最初からこれが狙いだったか!」
「そういう……ことだよっ!」
 炎の影から潜伏していた椋がダガーを片手に炎の中を切り込んだ。完全に意識していなかったファントムは後方からの攻撃に得意の早撃ちも間に合わず、その腕を斬り裂かれる。
「相変わらず良い切れ味だなぁ、椋」
「当たり前。道具の手入れを怠るのは許されない」
 速さには自信があるのか、一度だけで決めようとせずに一度斬りつけては炎へ消える。
 エスタシュの紅蓮の炎が直接ファントムを狙うこともあり、フェイントにフェイントを重ねたヒットアンドアウェイにファントムは攻撃を防ぐことで精一杯だった。
「これが終わりゃ半額の飯だ、奢るぜ」
「言ったね。おごるという言葉、後悔するなよ」
「てめぇら……まだ終わっちゃっいねぇぞ……?」
 確実にファントムを追い込んでいると確信した2人からはまだまだ余裕を感じる。一歩ファントムはその炎を退けるものの、肩を大きく揺らして息をするほどに消耗していた。
 それでも銃口を猟兵に向け続け、諦める様子が一向に見えないでいるのは、軍人としての誇りだろうか。
 とは言えこのまま戦っていては船の被害が大きくなる一方だ。猟兵たちはこの戦いに終止符を打つべく、更に追撃を仕掛けていく――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

レド・ダークライト
【同行者:ステラ・リトルライト(f01749)】
レストランが···半額だと!
目的の為ならば手段は選んでいられないな。
「···!そうだな、終わったら行こう。」(飯食いに)
相手も覚悟は決まっているようだし、俺も本気で行くぞ!

やつの腕を狙って攻撃をしかける。少しは攻撃速度を下げられるだろう。
ステラが攻撃を防いでくれている間に俺は距離を詰めさせてもらおうか。
あの素早い攻撃だ、多少の「火炎耐性」はあるものの痛いものは痛い。ステラの指示だけでは信用出来ないので俺もしっかり「見切って」行こう。

近づいたらやつの腕を狙い、【殺戮の血煙】を放つ!「二回攻撃」で追撃を行い、確実に決めさせてもらおう!


ステラ・リトルライト
【同行者:レド・ダークライト(f01284)】

入館料無料ねえ、まあショーとかあるなら見てみてーかもな。「終わったら行くか!」(魚を見に)
その為にも頑張らねーと。

あんなバンバン撃たれたら近づきにくいじゃねーか。しかたねえな、俺がレドをあいつの近くに届けてやるぜ。

相手をよく見て攻撃を[見切り]、レドに回避の指示を送りつつ近づくことに集中。
拷問具のアイアンメイデンとかなら、盾になるんじゃね?

つっても、本当の盾じゃねーし、中途半端な防御しかできないか。派手に来そうなら、俺が【天秤宮の審判】で相殺してやるよ。
「全員死んで貰う?俺達を倒してから言ってみろっ。」



 ファントム・ガンマンは1人でも多くの道連れをと、熱線銃を無差別に放ち続けていた。
「あんなバンバン撃たれたら近づきにくいじゃねーか」
「どうする、ステラ」
 ステラ・リトルライト(星影纏う人形・f01749)とレド・ダークライト(紅き閃光・f01284)はファントムの様子を伺う。出血が酷いとはいえ、このまま放っておけば、宇宙船が破壊される恐れもある。
「しかたねえな、俺がレドをあいつの近くに届けてやるぜ」
「ああ、わかった。頼むぞステラ」
 ステラは拷問具のアイアンメイデンを盾代わりにして守りを固めると、ファントムの銃口を注意深く追っていく。
 自身に銃口が向けられた時にはアイアンメイデンの裏に隠れ、そうでない時は顔を出して攻撃を予測していく。
「レド!来るぞ!」
 ステラの指示を受けてレドは蛇行し、素早く切り返すことで被弾を最小限に抑えていく。
「相手も覚悟は決まっているようだし、俺も本気で行くぞ!」
 一定の間合いまで詰めることができたレドはその片腕を狙って異端の血を啜る黒剣を振り降ろす。
 黒剣は美味しそうにその黒い血しぶきを舐めていく。ファントムの左腕が宙に舞う。しかし、ファントムの表情は変わらなかった。
「道連れにできんなら、腕の一本くらい先にくれてやるさ。俺はまだ全員死んでもらうことを諦めちゃいねぇぞ!!」
 ファントムの右腕は、痛みにぶれることなく確実に銃口をレドの頭部へと向けていた。その距離は拳数個分。回避できるような間合いではなかった。
「公正なる審判は平等をもたらす……天秤宮の審判!」
 熱線銃の射撃が行われると同時に、ステラが叫ぶ。熱線銃の重さを量るかのように、カタカタと腕を振るわす天秤から放たれる魔弾が、熱線銃の熱量ごと奪っていく。
 熱線銃から放たれたであろうものは、全て通り抜けた魔弾が奪い、魔弾ごと消滅していく。
「全員死んで貰う?俺達を倒してから言ってみろっ」
「こんのガキぁ……!」
 熱線銃の射撃が相殺されたことに苛立つファントム。しかしその右腕にも既にもう一度、鋭い刃が迫っていた。
「我が力で敵を断つ!散れ!」
 黒剣が一度目の斬撃で熱線銃を斬り裂き、2つ目の斬撃で右腕を吹き飛ばす。両腕を無くしたファントムは、蹴りでレドと対峙しようと試みるも、二度目の不意打ちはレドも読んでいた。その足を片腕で絡めとり、その足をも切断していく。
「ここ……まで……か」
 ファントムは四肢の切断面から激しく血を噴いて倒れ、二度と動くことはなった。猟兵たちは、見事ファントム・ガンマンを迎撃することに成功した――!
 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 日常 『宇宙の大水族館』

POW   :    巨大海獣と触れ合えるのは楽しいだろうなあ、力比べもできるかなあ。

SPD   :    本物のイルカやクジラといっしょに泳ぐのは気持ちがいいだろうなあ。

WIZ   :    ほう、これがトロ・スシ。この一カンがいったい幾らするんだい? イクラじゃなくて。

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ファントム・ガンマンとの攻防戦はおもったより激しく、発着場の整備が必要ということもあり、巨大水族館船ジ・アクアリウムの入場は少しの間、制限されていた。
 そしてリニューアルオープンとなった今日。猟兵たち報酬としてこの巨大水族館船を堪能する機会が巡ってくる――!
エスタシュ・ロックドア
椋(f01816)、お前はもっと遠慮っつーもんを覚えた方が良いと思うぜ
お前の事分かってて奢るっつったのは確かに俺だがよ
あーへいへい、男に二言はねぇよ、食え食え
……オボロちゃんもか

椋とレストランに突撃だ
半額に目がくらんで気がでかくなってたが、
椋の大食いっぷりに毎度の事ながら呆れてら
俺も結構食うが、椋の方が明らかに多い
俺が喰うのは寿司だけじゃねぇ、
魚介出汁のうどんも海老天も甘めの玉子焼きも幅広く、だ
こっちの皿に伸びてきた椋の手はびしっと払うぜ
お前の皿はそっちだろ
いや、どっちにしろ俺の財布から出すんだがな?
はー
俺の地獄が燃えようと、財布の中身は八寒地獄かよ
おい、それ俺の皿にあった奴だろ?
抜けねぇよ!


六島・椋
エスタ(e01818)とレストランで飯
だから後悔するなよと言ったじゃないか
今さら待ったは無しだぜ

隣には人形のオボロに座ってもらう
自分が彼を置いていくわけないだろ

自分は結構食べるほうだと思っている
さて、じゃあとりあえず寿司を全種類制覇する勢いでいこう
寿司はあまり馴染みはないけど、美味いなこれ
……何か飲み物をくれ、この緑の……わさび? とかいうのはちょっと、困る

エスタの海老天に関心を持ったので手を伸ばす
なんだ、バレてしまったか
なら次は隙を見て【目立たない】【盗み攻撃】で取りにいく
……あ、これも美味い
まあまあ、こっちも美味いから、食ってみなよ
細かいことを気にするなよ、角が抜けるぞ



●飾らぬ関係
「椋、お前はもっと遠慮っつーもんを覚えた方が良いと思うぜ」
「だから後悔するなよと言ったじゃないか。今さら待ったは無しだぜ」
 六島・椋(ナチュラルボーンラヴァー・f01816)とエスタシュ・ロックドア(ブレイジングオービット・f01818)は、戦闘時の口約束通りにエスタシュの奢りで水族館船のレストランにやってきた。
 椋の隣には目を覆う包帯と、黒い上着をまとう骨格人形。オボロが座っていた。
「あーへいへい、男に二言はねぇよ、食え食え
……オボロちゃんもか」
「自分が彼を置いていくわけないだろ」
「……いいけどよ」
 結構食べるほうだと自負している椋だったが遠慮はなかった。とりあえず、といいつつも寿司を全種類制覇する勢いで一度に大量の注文をしていく。
 半額の言葉に惑わされていたエスタシュだったが、椋の大食いっぷりに徐々に後悔の念に襲われる。
 エスタシュも結構食べる方なのだろう。魚介出汁のうどんも海老天も甘めの玉子焼きも幅広く注文していく。
 それでも椋の方が明らかに多かった。
「寿司はあまり馴染みはないけど、美味いなこ……れ
……」
 椋が美味い美味いと寿司をどんどん平らげて行く中。緑色の塊をそのままパクリと口に入れたところで箸が止まる。
「この緑の……わさび?」
 わさびの辛さで顔色が少し変わった椋はジェスチャーでエスタシュに飲み物を要求する。
「……ったく。ほらよ」
 エスタシュは熱々のお茶を渡すと、椋はそれを一気に飲もうとして熱さでむせ返す。
「エスタ……!」
「ははは、遠慮しねぇからバチが当たったんだよ」
 そんなお茶目なやり取りをしながらも楽しく食事は続いていく。
 エスタシュの海老天に関心を持った椋が手を伸ばそうすると。
「お前の皿はそっちだろ」
 エスタシュはその伸びた悪い手を払い阻止する。しかし、どちらの皿も結局のところはエスタシュが持つことになっているのだ。
(俺の地獄が燃えようと、財布の中身は八寒地獄かよ……)
 トホホ、と肩を落とすエスタシュの隙を見て椋は盗み食いに成功する。
「……あ、これも美味い」
「おい、それ俺の皿にあった奴だろ?」
 一瞬の隙をつかれたエスタシュはもう諦めたのか、呆れたようなため息をつく。
「まあまあ、こっちも美味いから、食ってみなよ。細かいことを気にするなよ、角が抜けるぞ」
「抜けねぇよ!」
 会話の絶えない2人は、エスタシュの財布を強襲したダメージ分くらいには楽しい時間を過ごしていったーー。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
紫崎宗田と一緒に行動

わーすごーい!
本物初めて見た!
ねっ紫崎君、一緒に泳ご!

水着に着替えつつ
紫崎君の手を引きながらイルカやクジラの元へ

泳ぎなら任せて
飛ぶのとそんなに要領変わらないしね
水の流れを掴むように翼を調整し
まるで人魚のように泳ぐよ

イルカの傍に寄り添ったり
魚達と触れ合ったり
鱗を傷付けないように優しく撫でてやり

紫崎君の両手を取り
くるくる踊るように回ってみる
魚の鱗がキラキラして
とっても綺麗だから
ついついこんな事してみたくなっちゃうよね

ふふ、君達も一緒に踊る?
興味を持つようなら紫崎君からは手を離し
今度は魚達をまきこんじゃおう

満足したら水面に出て
あはは、羽びしょびしょ
後で乾かしてね紫崎君


紫崎・宗田
栗花落澪と一緒に行動

へいへい
んな急いで引っ張らなくてもちゃんと行くから走んな
転けるぞ

水着に着替え
チビと共にイルカや鯨の元へ

へぇ…川や湖くらいは何度か連れて行った事もあるが
しっかり泳ぐのは初めてだろうし
溺れないよう見張ってるつもりだったんだが…
あんだけ泳げるなら大丈夫そうだな

一応小まめに水面には出るようジェスチャーで伝えておき
イルカにもなるべくあいつの傍に居てやってくれと伝える
俺は…見守りつつ鯨と泳ぐかね

お、おい…?
チビに両手を取られたら少し困惑するが
まぁ…楽しんでるならいいか
こういう事すると恋人同時に間違われるぞと
心の中だけで思っておく

乾かすのはいいが…今度は動くなよ?
うっかり燃やすからな



●人魚と騎士の円舞曲
「わーすごーい!本物初めて見た!」
 栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は初めての水族館船にウキウキだった。そんな様子を紫崎・宗田(孤高の獣・f03527)をやれやれと言った表情で見守っていた。
「ねっ紫崎君、一緒に泳ご!」
「へいへい……んな急いで引っ張らなくてもちゃんと行くから」
 2人が水着に着替え終えると、澪が宗田の手を引いて走り出そうとする。
「走んな。転けるぞ」
「たいじょーぶだよ!」
 口ではそう言いつつも、戦いでのこともあったのか、ゆっくり歩いてイルカやクジラたちの元へと向かう。
 広々とした、大きな水槽のようなプールにはイルカやクジラなど、海の生物が気持ち良さそうに泳ぎ回っていた。
「泳ぎなら任せて!」
「おい、チビ!」
 澪は宗田の静止を聞かずにプールの中に飛び込んでいく。
 飛ぶのとそんなに要領は変わらないだろうと、水の流れを掴むように翼を調整して泳ぎ始める。
「へぇ……」
 最初こそ珍妙な動きをしていたものの、すぐにコツを掴んだのか。まるで人魚のように水中を縦横無尽に泳ぎ回る。
 宗田はしっかり泳ぐのが初めてだった澪が溺れないよう見張るつもりだったが、余計な心配だったようだ。
 一応小まめに水面には出るようジェスチャーで伝え、澪の傍に寄り添ったりしているイルカにもなるべくあいつの傍に居てやってくれと伝える。
 イルカがそれを理解出来たかは定かではないが、宗田の方を一度見て頷いたようにも見えた。
「柴崎君!」
「お、おい…?」
 見守りつつ自身も鯨と泳ごうとしていた宗田の両手を掴んだ澪が、宗田をプールの中へと引きずり込んでいく。
 澪くるくる踊るように回っていく。円舞曲と言うには些か不格好な回り方ではあったが、近くを泳いでいた魚やイルカなども2人を囲むようにしてくるくると回る。
 共に回る魚たちの鱗がキラキラと光を反射して輝き、水槽の外から眺めればとても幻想的な光景に見えることだろう。
「ふふ、君達も一緒に踊る?」
 澪は宗田の手を離すと、今度は周りにいる魚達と踊り始める。
(こういう事すると恋人同時に間違われるぞ……まぁ、楽しんでるならいいか)
 宗田は澪が飽きるまで、見守りつつ鯨たちと泳ぐことにした。

「あはは、羽びしょびしょ」
 満足して水面から出て来た澪は、羽をビチャビチャと揺らしながら苦笑いしていた。
「後で乾かしてね紫崎君」
「乾かすのはいいが…今度は動くなよ?」
 うっかり燃やすからな?と釘を刺す宗田だが、そのやり取りも心なしか楽しそうに見える。
 優しいひと時はあっという間に過ぎ去っていくーー。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ステラ・リトルライト
【同行者:レド・ダークライト(f01284)】【行動:SPD】

ついにこの日がやってきたな。割と楽しみだったんだ。今日は全力で遊ぶぜ。
「よし早速、魚を見に行こうぜ!...え?」

結局揉めた挙げ句、俺は施設の見学に。
テキトーに見て回るだけで、変なのいっぱいいるし、やっぱすげーな。...んー、だけどやっぱ、レドがいないと寂しいっつーかなんつーか。

へっ、仕方ねーな!迎えに言ってやろ。あんな筋肉馬鹿のミートパイ男でも、義兄弟だもんな。

と、思ったら、あー、考えてることは同じか。
「じゃあさ、ショーでも見ようぜ。」
飯はその後ゆっくり食おう。


レド・ダークライト
【同行者:ステラ・リトルライト(f01749)】【SPD】
ふっ、やっとか。リニューアルオープンということで色々と美味しいものがあるに違いない。
···魚介以外にな。
「よし早速、食事に行くぞ!···ん?」
まて何故そんな話になった。

揉めた挙句俺一人で飯を食いに行くことに。
食事は美味しい···美味しいのだが。
···仕方ない、魚介を押し付けるやつがいないと半額とはいえ勿体ないしな。ここは俺が折れてやろう。

「別に、お前のためじゃあないんだからな。」
こいつも考えていることは同じか。
···そうだな、ショーでも見るか。



●すれ違う思い
(ついにこの日がやってきたな。割と楽しみだったんだ。今日は全力で遊ぶぜ)
 ステラ・リトルライト(星影纏う人形・f01749)は今日という日をとても楽しみにしていた。
 あの日の戦いの後に貰ったパンフレットにあったイルカショー。それに今までに見たことないような魚たち。
 ステラの好奇心は魚を見ることでいっぱいだった。

(ふっ、やっとか。リニューアルオープンということで色々と美味しいものがあるに違いない)
 レド・ダークライト(紅き閃光・f01284)もまた、今日という日をとても楽しみにしていた。
 あの日の戦いの後に貰ったパンフレットにあったマグロの解体ショー。それに今までに見たことないような美味しそうな料理たち。
 レドの好奇心は魚(以外の)料理を食べることでいっぱいだった。

「「よし早速」」
「魚を見に行こうぜ!」
「食事に行くぞ!」
 すれ違う2人。ステラとレドは、互いに互いが何を言っているのかが理解できなかった。
「…え?」
「…ん?」
 すれ違う思い。声のない威圧。結局2人はこの日、別々に行動することを決断する。

●義兄弟
 ステラは1人、水族館の見学に来ていた。そこにいるのは初めてみる変わった魚や、海に生息している生き物たちが、水槽の中で一生懸命に泳いでいる。
「やっぱすげーな……」
 念願だった光景を目の当たりしたステラ。嬉しいことは嬉しかったのだが、その心はちっとも満たされなかった。
「へっ、仕方ねーな!迎えに言ってやろ。あんな筋肉馬鹿のミートパイ男でも、義兄弟だもんな」
 レドのことが気になるのだろう。微かに感じる寂しさを埋めようと。ステラはレドを探しにレストランへと向かった。

 レドも1人、レストランへと向かった。揉めた挙句に一人で料理を食べることにしたのだ。
 並んだ料理はどれも手の混んだだけでなく、スペースシップワールドの高級食材と、一流のシェフが作る素晴らしい品々が並んでいた。
(食事は美味しい···美味しいのだが)
 念願だった高級料理を頂いたレド。美味しいことは美味しかったが、その心はちっとも満たされなかった。
「···仕方ない、魚介を押し付けるやつがいないと半額とはいえ勿体ないしな。ここは俺が折れてやろう」
 ステラのことが気になるのだろう。レドは席を立ち、ステラを探しにレストランを後にした。

「別に、お前のためじゃあないんだからな」
「じゃあさ、ショーでも見ようぜ」
 レストランの入り口で、2人はすぐに合流した。お互いがどうしてここを歩いているのか。すぐに理解できたのだろう。
 『ごめん』という言葉も『ありがとう』と言う言葉もそこにはなかった。
 何故ならば。2人は血こそ繋がっていなくても、義兄弟なのだから。遠慮の要らない、そういう関係なのだろう。
 その後は2人仲良く、イルカショーや料理を心ゆくまで堪能したのであったーー。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
【恋華荘】のゆのかさんと
久しぶりのデート、楽しみましょう
「イルカと一緒に泳いでみません?」
2人とも水着に着替えてイルカのいる水槽へ
※いちごの水着はスカート付きワンピース(女物)

イルカと触れ合いながら一緒に泳いで楽しんでますが
ふと気づくとゆのかさんのブラがほどけかかっているのに気づいて
咄嗟にぎゅっと抱きしめます
水着のずれたゆのかさんの胸の感触を体に感じながら、他の人に見えないようにぎゅっと…
…してたら、ゆのかさんにキスされ…んっ…
そのまましばし唇味わいつつも、他の人見てるからとゆのかさんの肩叩いて合図
お互い真っ赤ですが、水着なおさないと離れられません
そのまま背中に手を回してブラの日も結びますね


白銀・ゆのか
【恋華荘】のいちごと一緒にデート…それも水中デート!
「もちろん、いちごのお誘いを断るわけ、ないじゃない♪」
着替えてイルカに一緒に掴まり
「いざ、しゅっぱ~つ…なんちゃって♪」
(水着はオレンジ色のビキニ、後ろやサイド部分を紐で結ぶタイプ)

イルカと一緒にくるっとターンしたり、ガラス向こうに見える人に手を振ったりして…

ん、いちごちゃん急に抱き着いて何を…あっ
(解けた水着の紐がゆらゆらと…
いちごの腕が、柔らかい胸に押し当たりガードしてくれて)

「(ありがと、いちご…)」
でも、水の中じゃ声出せないから…
(ちゅ、と…唇同士でそっと塞いで…

皆の前で、キスしちゃったけど…大胆だったかしら?
(紐結び直されながら…



●ドキドキ?水中デート!
「イルカと一緒に泳いでみません?」
「もちろん、いちごのお誘いを断るわけ、ないじゃない♪」
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)と白銀・ゆのか(恋華荘の若女将・f01487)は久しぶりのデートを楽しみにしていた。
 しかも場所はこの巨大水族館船ジ・アクアリウム。デートスポットとしても有名どころのこの場所で、水中デートと洒落込もうというのだ。
 2人はそれぞれ水着……ゆのかはオレンジ色のビキニ。いちごはスカート付きワンピースの水着に着替えた。
 一見すると女の子同士の遊びに見えるかもしれないいちごとゆのかは、係員がスタンバイさせていたイルカに2人乗りをする。
「いざ、しゅっぱ~つ…なんちゃって♪」
「しゅっぱ〜つ、ですね」
 イルカと一緒にくるっとターンしたり、ガラス向こうに見える人に手を振ったりと、まるで水中のジェットコースターのようにして触れ合いながら一緒に楽しむ2人。
 しかし、水圧のある場所で激しく動き回るのはリスクがる。ゆのかの水着が少しずつほどけ始める。
 本能的にゆのかのピンチに感づいたいちごは、ゆのかを咄嗟にぎゅっと抱きしめる。
(い、いちご……!?)
 急にどうしたのだろうと慌てるゆのかだったが、解けた水着の紐がゆらゆらと水中を舞っていることに気づく。
 水着のずれたゆのかさんの胸の感触を体に感じながら、他の人に見えないようにぎゅっと腕を押し当てる。
(ありがと、いちご……)
(ちょ、キス…んっ…)
 感謝の気持ちを伝えようとその場でキスをするゆのか。いちごは不意打ちの甘い誘惑に驚きながらも唇を味わう。
 しかし、ここは公共のプール。しかも水槽型で外からも丸見えな造りとなっている。
 すぐに我に返ったいちごはゆのかの肩叩いて合図する。
 2人とも顔が真っ赤だが、水着を直さなくては上がることもできない。
 そのまま背中に手を回してブラの紐を結んでいく。
(皆の前で、キスしちゃったけど……大胆だったかしら?)
 ゆのかは顔を赤くしながらも、満更でもないようで、ブラの紐が結ばれるまでの間、いちごをしっかりと抱きしめていた。
 いちごとゆのかの少し大胆なデートは、その後も続き、そのすべてが甘い思い出へと変わっていく。

 巨大水族館船ジ・アクアリウムを堪能した猟兵たちは、この船を守れたことを喜び、そしてまた戦いの日々へと帰っていくのであったーー。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月04日


挿絵イラスト