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こわれにこわれた思猟秘法

#UDCアース

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#UDCアース


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●昼夜不変
 普遍性を望む者ならば、この先を歩まぬ賢さを有せ。されど人間は好奇心の塊で、血肉にあふれた想いに狂う。昼夜を問わず『闇黒』で在った、曰く付きの『廃トンネル』の云々。聞いた若者数名が、肝を試そうと笑っている――ふと。男が視線を投げると、奥の奥には妙な光。それは鎖を思わせる曖昧で、貴様等の脳髄を舐っているかの如くだ。ああ。嗚呼。欲しい。その※※が欲しくてたまらない。涎を拭う事もなく、彼等は幽鬼じみて『消えて』往った――そんな噂を鵜呑みにするなんて。莫迦な人類も在ったものだ。

●グリモアベース
「まあ。ようするに。世の中は想った以上に煉獄なのだよ。此処は恋獄と称した方が好いだろうかねぇ。どっちが良いのかは君達に任せるよ。何たって私はただの『脚本家』だからさ――取り敢えず。目的の世界はUDCアース。都市伝説の類と対峙してもらうよ」
 けらけらと笑った白匣・覚醒(密室探偵・f22856)が、猟兵達の貌を観察する。眼鏡の位置を直したら、傍らの地図を広げていく。
「ここさ。田舎だろうね。更に奥だ。そこには『常に暗い』トンネルが在るらしい。それを『若い男性』『男の子』が通ればそのまま消えると謂うんだよ。全く。最近の怪異(UDC)は人間臭いねぇ――原因を探り出して骸の海に還すのがお仕事さ。つまり此方も『いつも通り』だとも。狂いにふれた人間が『捕縛』されるのは当たり前だろう? 正気を保って帰れるといいね……よろしく。よろしく」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 わずらいの鎖は存在もろとも。

 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『魔のトンネル』

POW   :    気合や根性で踏破する。

SPD   :    何らかの乗り物で速やかに踏破する。

WIZ   :    御守りや加護に頼って踏破する。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 暗黒(トンネル)が自然を忘れたのは何時だったのか。眼球を廻しても巡らせる事は出来ず、ただの『無』が向こう側へと茫々している。君達は一歩一歩を確かめて、魔を暴いて往かねば成らない――噂の『光』を見つけるには何が必要なのか。
 ゆれる世界が捻じ曲がるようで、心臓を打ち鳴らしていく。
 そんな奇妙に陥ったのは気の所為だろうか。

 ――ぼんやりと黒が緑に幻覚(み)える。
イヴ・クロノサージュ
【アドリブ・連携歓迎いたします】



●心情
若い男性や男の子が消える――ですか
これは大変なのです
このような怪奇事件は逸早く解決せねばなりませんね――

●現地へ向かう前に
【情報収集】
書物や文献を探して何か情報が得られないか
調べてみます。都市伝説や噂程度のものでも何かわかるかもしれませんし

●現地へ出発(魔のトンネル)

【魔導巨兵】
「来て下さい――。私の騎士よ、魔導召喚」
全長6M程の機械人形を護衛として召喚し
常にイヴの隣に付けさせます
(RPとして:イヴは常に共にSSWの時代の兵器が居ります)

「細かな調査が大切です…」
ゆっくりと歩みを進めて
周囲の環境変化及び状況変化を一つひとつ大切にメモをして
先に進んでいきます



 消失――電子辞書に訪ねても、真実の良し悪しは理解出来ない。手足をぶんらり揺らしても『活気』在る者は抗えないのだ。輪郭も喪った『もの』達は、何処へと迷ったのか解せやしない。イヴ・クロノサージュ(《機甲天使》ルイーネ・エンジェル・f02113)は女の子の秘密を隠すように微笑んで見せた。これは大変なのです。連ねた思考(ひと)の真似をして、怪奇事件に挑むのは人型だろう。華やかな世界に『いびつ』は要らず、必要な輝きだけ掬えば好い。貴様の眼球が『絶える』を汚しても、現実は希望で満ちているのだ――解決する為に『捲った』書物。おそらくは闇黒(トンネル)の造られた日付云々か。しかし【黒く塗り潰されて】在り、頁は焦げたように荒んでいる。ならば違う術を手繰るのみ。僅かに。欠片じみた情報でも見逃せないのだ。向かう『場』は異の蔓延る秘法(みつたまり)。逸脱の文句は如何なる音だ。
 確かに。青色を殺すような茫々が、彼方側へと続いていた。爛々と照った『ひ』を嘲笑する『トンネル』が、貴様の中身を睨め憑けてわらう。妙な気分に苛まれそうだが、為すべき一歩は譲れない――来て下さい――機械人形(ドール)の巨躯が側に立せば『百人力』に等しいだろう。細かな調査に眼球をひらけ。ゆっくりと。ゆっくりと。通りゃんせとはよくよく謡った――何も見えない。筆も執れねば如何しようも……一瞬。永劫に挟まれた命の如き、ただの熱量(ひかり)が眩ませた。

 ぐらり――足元がお留守だったのだ。
 鎖を思わせる貌(カタチ)が靄……。
 支えられ包(つつ)も記して往く。
 出口は存在するのか?

成功 🔵​🔵​🔴​

ルヴァイド・レヴォルジニアス
アドリブ歓迎



●心情
オレは依頼書の貼り紙から
この赤髪の女の子が可愛いから触れたいなと思って釣られたけど
ふと気になったのが
オレの普段使ってる力は、炎帝招来という炎の能力で
わからないけれど勝手に借用したチカラなんだ

もしもオレの考えが合致していたのなら
「勝手にチカラを使ってごめんなさい」
もしくは「守ってくれてありがとう」
と一言言いたいと思って参加したんだ

●トンネルは普通に潜る(POW)

今ある現象は、得体の知れない恐怖を感じさせる
深淵に引き摺り落される感覚や、洗脳や一種なのかもしれない

でも、貼り紙に貼ってあった彼女は
悪意のあるように見えないんだよね
悪意があるなら、もっとおぞましき姿をとってると思うからね



 白黒と決を取るならば多人数が必要と頷くべきだろう。引き、惹き剥がした写り方は『赤色』に染まった輪郭に違いない。ルヴァイド・レヴォルジニアス(《黒龍鎧兵》蘇りし黒き焔・f08084)は機械仕掛けの腸で『それ』に触れたいと思惟したのだ。病的に暗んだ有り様が『心』に火を点けるかの如く、神様はいとおしくとも異物なのだ。理解は出来なくとも『借りている』。もしも味噌(タンパク)が一致して在ったならば「ごめんなさい」は絶対だろう。もしくは「ありがとう」だ。守られた身(螺子)の欠け方は『堅物』としては成せない型だ――単純に。何処か哀愁を漂わせる『少女』に遇うような気持ちで――現象が『芯』を抉るように、心を包み混んでいく。
 此れが深淵だと呟くのならば、貴様の瞳が双(ふたつ)では足りない。増殖する悦びが肌をざわつかせ、得体の知れない『墜落』を感じているようだ。恐怖と称するには筆舌に尽くし難い、引き摺り込まれる恍惚(にく)は男性故か――洗脳の一種なのかもしれない。痴れて融ける思考回路(ヘビニラミ)が、ぐってりと這っている。ああ。それでも――貼り付けられた貌(あかいろ)は悪意の埃も持っていない。負(マイナス)を抱える化け物は、きっと醜悪な過去と観えるのだ。

 ――騙されていないのか。
 ――死体を縄で吊るしても『本物』の光には敵わない。

成功 🔵​🔵​🔴​

ワイルディ・フェジエア
「仲間が潜っていったのをみて参加した」
 この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。

「気合や根性で踏破する。(POW)」に挑戦します。
 ユーベルコード「経験則(ケイケンソク)」を使い、危険を察知したら警戒して回避します。
 最大の目的は、この行動を成功させることです。
 その為なら、ある程度の怪我や些細な失敗はやむを得ないものとします。

ちなみに俺は超ビビリで
得体の知れないものに出くわしたら
「うわああああああ」って言って叫んだり逃げようとします

たぶん、『若い男性』に当たるんだろうなオレ
殴ってぶっとばすとか不可能に近いから
歌を披露したりして浄化するんが正解なのかね?と考えつつトンネルを歩いていく



 収集した足跡(もの)を辿るように、天よりも地が相応だったのだ。繋がった『意識』を手繰り寄せ、白黒の間に橙を挟めよ――潜り込んだ者を追うのはワイルディ・フェジエア(戦場猟兵『一等兵』・f07949)だ。構わない。たとえ自分自身が『おとり』じみた事に陥ろうとも、冷静に対処すれば『終着点』に至れる筈だ。つまりは世の中気の持ち『要』で、翼も狂気にふれれば削げ落ちると解せるだろう。闇黒が脳髄に飛び込んで、乱れた心臓が蠕動(いく)のを恐れている――四方八方に『危険』が無いかを把握しろ。向こう側に目玉はないのか。背後に無数の触手は生えないのか。天蓋が宇宙の如く茫々と、耳を傾けてはいないのか――ぽ た り。脳天におちた火の粉。
 声にも成らない悲鳴(ぜっきょう)が漂う。冷静に判断する事は不可能に等しいが、予測する術は『しわくちゃ』の内だ。逃れる道も見えてこない……深呼吸だ。先程のは『よくある火の粉』だろう……若い男性に値するのは誰だった?
 それは【オレ】だ。今現在は【特に何もない】が、導かれて在ると覚えて歩む。殴り飛ばすにも実態が『解けない』のだ。ならば浄化。オマエの歌声は『きれい』に掃除(な)せる――足を止めるな。留まるな。

 声を失う、厭な想像(イメージ)。

成功 🔵​🔵​🔴​

姫川・芙美子
POWで行動です。

この事件で困る人達がいるんですね。でしたら、助けましょう。
トンネルの入り口で少し悩みます。さて、どうしましょうか。
猟兵にはなったばかり。久しぶりに人々の為に働けるのは嬉しいのですけど、現代社会は変貌しきっていて右も左も分かりません。
もう少し勉強してからの方が……いえ、そんな事をしておる間にも被害は増えていきます。
心を決めて、真っ直ぐトンネル内に歩いていきます。
ここに悪意を持った者がいるなら、正義の意思に反応してくるかもしれません。護符装束による破魔の結界を纏って身を守り、攻撃に備えましょう。
さあ、早く私に人々を守らせて下さい。お腹が空きました。



 孕んだ。波乱を生み出した曖昧が、輪郭を獲得するのに時間は要らない。人の口と耳が都市伝説(アヤシイ)を育んで、新たなる属性(ヤッカイ)を胎に蓄える。綴られた養分が向こう側の貌を描き、キラキラと泥濘を侵していく。助けましょう。その言の葉は『力』の証明で、喰らうべき感情を嗅ぎ取っている。掴み欠けた情報(アンコク)を前に姫川・芙美子(東方妖怪の正義の味方・f28908)は立ち止まった。如何に為す。解くべき形も視得ない『相手』だ。重ねて【現代社会】の渦巻きが圧し掛かって仕方がない。人々の為に働けるのは嬉しいが、如何にも世の中が改められ『すぎて』在る。時の牙が肉を食むようで、右往も左往も解せないのか。変貌した『今』こそが真の正体不明だろう――少女を思わせる眼球が、ぐるんと沼地を観る演技(ふり)じみた――勉強する暇も調べる暇も、咀嚼する時間も失われた。今現在(こう)垂らしている場合なのか。被害者の泣き顔が脳裡(オマエ)に浮かび上がり……一歩。真っ直ぐと。
 心は決まった。正しい者には味方が不可欠で、その思いが脆ければ盾も重要だ。悪意の塊が蠕動するならば、私(チカイ)に反応する筈で――茫々が視えているが、見えてこないのは何故か――結界を巡らせて魔を『破(の)』けても、崩れる音が耳朶(おのれ)にふれない。守るべき人は本当に存在するのか?

 ああ。お腹が空きました。
 ――安寧と不安。何方も舌に落ちないとは。
 もしや『不可解』は悪ではない?

成功 🔵​🔵​🔴​

黒影・兵庫
【蜂皇族】
なにも見えませんね。せんせー
そもそも向こう側なんてあるんでしょうか?
(「昔はあったかもね。今は...別の場所に繋がっているかも」と頭の中の教導虫が答える)
よくこんな暗闇に肝試しに行こうなんて気持ちになったなぁ
好奇心というのり脳みそがバグってたんじゃないかな...
あ、そうだね。クロリア
被害者の人達悪く言っちゃだめだね
(『狂気耐性』と『呪詛耐性』を付与した『オーラ防御』壁で身を護りながらUC【光の嵐】で蜻蛉を召喚し闇に向かって複眼から照射し闇の中を進む)
やはり闇を拓くのは光ですね!
航空兵さん頼りになります!


播州・クロリア
【蜂皇族】
(黒影の服の裾をくぃっと引っ張りながら)
あにさん、いくら脳みそがバグっていた方たちとはいえ
被害者を悪く言っちゃだめだと思います
しかし、この闇の中に飛び込もうと無謀な試みを企てた時のリズムは聞いてみたかったですね
私ではとても想像ができないリズムなので
(『狂気耐性』と『呪詛耐性』を付与した『オーラ防御』壁で身を護りながら目を閉じ、すっと手を真横にピンと伸ばすと{絢爛の旋律}で『ダンス』を始める)
いま私たちの立場は同じですが、私の気持ちは恐怖でいっぱいで
ダンスで気分を紛らわせることしかできません
...これは正常ですよね?



 見える筈が無い。闇黒が好物だと異物が謂うならば、生気に溢れた存在を啜るのは当たり前か。そもそも向こう側が『ない』として『ある』と見せ掛けたのは大口故だ。喉奥を突き進む感覚が、黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)を抱いている。包み混まれた頭蓋の内で教導虫(せんせー)が応えれば頷きだろう。昔はあったが今はない。別の場所に繋がっている可能性を撹拌(カクテル)して、白黒の渦巻きも鎖に縛される。しかし。人間とは。一般人はよくよく『肝試し』しようと思ったものだ。気持ちが先走って脳みそバグった。そう思惟するのが自然だろう――好奇心が心臓に突き刺さって、血液がタンパクを殺していたに違いない。くい。くい。引っ張られた。
 あにさん。あにさん。被害者を悪く言っちゃだめだと思います――たとえしわくちゃが茹だったとは云え、癒える事のない朦朧だ。中てられた者に罪はなく、ただの人類が躓いている。播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)はリズムを想像する。絶望を見つめて無謀を望んだ、その脳髄(おと)を知りたいとは冒涜的か。とても理解が出来ない色だ。ふんわりと膨らんでいたと――ああ。人を悪くいうのはいけない事だ。兎角。正常な者は清浄に向かわねば成らない。
 守るべきはひしゃげる前の脈動だ。精神に壁を造れば覗け、除かれる術もないか。仮面を被る事無く広げたのは『腕』。其処に蒼天が在れと踊れば『場』は光を忘れている――気持ちは恐怖でいっぱいだ。いつ餌に為るのは解せやしない。紛らわせる為のダンスもぎこちなく、ぎちぎちと鳴いたのは金属(ほのお)だろうか。これは正常ですよね? 闇を光で暴くように、正気なのだ。
 嵐を起こすには『蜻蛉』の目玉が不可欠だ。照射した眩暈(ひかり)が茫々へと届き、それでも最下は判らない。しかし航空兵の皆さんは頼りになる。ずいいと這入り込んだ何処かで、ちらちらと思いが火花(とんで)いる。

 ――バチィ!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 冒険 『怪奇現象を止めさせて』

POW   :    ●『腕力的に除霊する』:――破ぁ!!

SPD   :    ●『物理的に除霊する』:周囲をよく観察し、原因となる物や配置を突き止める。

WIZ   :    ●『儀式的に除霊する』:呪文や聖なる句を唱えたり、生贄やアーティファクトを使ったりして除霊する

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 暗黒(トンネル)は唐突に騒々しく鳴った。
 無数の鎖が熱を帯びて、貴様等の侵入を歓喜している。
 バチバチと錯乱する不定形が、若い男に餓えている。
 あいしています。いとおしいのです。
 たまらなく、とらえてしまいます。

 ――寄越せ。ちょうだい。もらっていくよ?
 ざわめく恋煩いが、狂いに狂っている。
 しずめる方法は貴様等次第だ。

 別に。男の子を贄にしても好いのだよ。
ルヴァイド・レヴォルジニアス
POW
行動は、怪奇現象に囚われ
彼女に囚われ束縛される状況となりますが

鎖の武装に触れて、自身が知っている能力なのか?
(UC)
その能力を理解してしまいます
すると、恋する感情から救ってあげたいという感情に変化して
次の章は『熱い決心』で挑む状況となります


力じゃ剥がれそうにねぇな
だが、しかしよォ……

触れて理解した
下だらねぇ力(呪詛)に頼りやがって――。


その鎖に込められたチカラは『恋をした者を束縛する事』

そして、鎖の力の源は【制約】と【契約】
【制約】束縛した相手を物理的に危害を加えない
【契約】破壊できない鎖って事か?

ンな、都合のいいモンがあるかよッ
呪いだよ、ソイツは
恋愛成就が絶対に成されるわけねェんだ



 重なった年々など、ただれない肌を観たならば『関係なく』恍惚している。散々な目玉に遭った機械仕掛けは、その針と鎖の意味を解いていく。往く事も逝く事も赦されない緑色の光線が、じんわりと現世を羨んでいるのだ。四肢を中てられた感覚が思考に這入り込み、貴様は己の在り方を知る。それを憤慨(アフォーゴモン)と説いた瞬間、存在は『ない』ものとして扱われる。燃える。萌える。欲張りな果実が潰れてしまえば、中身は真っ赤に違いない――救い出すべきだ。愛、せ、めまいと謳った者が『かなしい』ほどに厭って要る。胸に抱いた『熱い決意』は誰にもとかせない心臓(エンジン)だろう。剥がすべきヴェールは想像以上に強固な襞で、泥濘よりも粘性なのか。だが。「しかしよォ」……力は力でも『呪い』の螺旋状だ。下らねぇ。頼るべき超越性は『何を犠牲にした』と告ぐ――オマエの運命は骰子風情に任せたのか。
 恋し恋されこわれた袋。やぶれる前に縛って仕舞えば問題ない。力の根源を暴いたならば『制約』と『契約』に往き着くのだ。捕縛した者は傷付けない。故に決して離れない――ンな、都合のいいモンがあるかよッ――綺麗な薔薇には棘が在った。何もかもを融かして混ぜる、不愉快な呪詛が惑っている。

 恋愛成就が絶対に成されるわけ――本当に?
 ――魔法は人にだって宿るんだよ。
 ときをとめることばだ。へびの男(こ)へ。

成功 🔵​🔵​🔴​

イヴ・クロノサージュ
【アドリブ・連携歓迎いたします】



●心情
まるで「女は来るな――」と妨害しているかのような、空気ですね
私に対する明確な殺意を感じます。

ええ、きっと男の子や若い男性は大切にされているのでしょう
恋愛対象外(ご老人)も自然とトンネル外に排出されるのでしょう

ですが…若い女性は許さない
八つ裂きにする/炎獄に堕とす/綺麗な顔を火傷で歪ませる/といった
若くて綺麗な女性に対する明確な殺意を感じます

●WIZ
殺意の篭った炎の鎖を回避をし続け冷静に前進します

・攻撃を予測し【第六感】で感じ取り、【見切り】で回避します
・【空中浮遊】しながら進み【破魔】の光を周囲に放って浄化
・多数襲い掛かってくる鎖は、魔導巨兵の腕力で破壊



 来るな。来るな。何者かの拒絶が人型の中をふれてくる。狂いの生じた闇黒(トンネル)の奥、散りばめた怒りは緑黄色の菜の花か。妨害する為に『蔓延った』空気が私(オマエ)の聖なるかなを妬んでいる。ねばついた明確な殺意が『破壊』するべく黒を纏い、その容赦を失った輪郭は獰猛(ヤマンソ)が如くか――ええ。ええ。理解は容易い。男の子や若い男は、素敵に暗んで招待された。正体を現しても恐怖は知れず『痴れ』にズレた精神は摩耗か。大切にされているのでしょう――対象外の年齢(おとしより)も紳士な対応で現実の側だ。皮を捲れば追い掛ける『鎖』。くさったこがれがこわれを示す。その牙(やいば)が八つ裂きにしろと啼いている。叫んだ恋獄が焔を孕み、綺麗な貌を捺していく――オマエの目玉が何色に臥せると謂うのか。
 若々しい。瑞々しい。やわらかそうな『若い女性』を憎んでわめく。感じ取った悪意の矛先は私(オマエ)に決まっていた――最大の利点が『いやらしく』て仕方がない――空間を継ぎ接ぎに鎖が埒外を囲っている。彼方が熱ならば此方は冷だ。脳髄(つくりもの)の芯まで静まれば、鎮まるまでは躱せるだろう。天地中間に光を晒し、可能な限りを擁して巡る――巨兵聳えれば『ひき』千切れ。

 ――不可視の『あい』に献杯だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ワイルディ・フェジエア
「怪奇現象っつーか、炎の鎖か?」
 この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。

 最大の目的は、最奥に辿り着いてターゲットに接触することです。
 その為なら、束縛状態はやむを得ないものとします。

炎の鎖はどの範囲で伸びるか、攻撃効果、火傷の影響
様々な可能性を考えよう。今のうちに対策だ
会敵したらハンドガンでズドンだ
実力的に出来なくても、拉致された者を救出出来たらそれでいい

鎖に囚われた場合は引き千切る。ナイフで。POWでいけるか?
俺は普通の人間だから特別な力は無いが切る時工夫してみる

結果的には鎖に捕縛され
女性経験も無い為、怪奇現象には耐え切れず経験則も働かない
悪条件になるがオレの目的は果たせるだろう



 怪奇現象と説くには貌(カタチ)が鮮明な『鎖』だった。人の負の面を模った、象った感覚が皮膚に纏わりついて生温い。為すべき事柄は最奥に在る『もの』との接触だが、果たして三十路間近の男性は『好み』に含まれるのか否か――最適ないとを手繰らねば切っ掛けを得る事は不可能だろう。暗所にはねる赤熱は『何処』を伝って現れたのか。思考しろ。思惟しろ。強いられた恋煩いの原因を土足で踏み込んで探れ。如何なる範囲まで届くのか。ふれた場合の『いたみ』は如何だ。やけどを負うのは艶やかな女性だけなのか――種族は? 外見を優先するのだろう。中身は何方も視ていない。
 されど本体の輪郭は『視得や』しない。頬を舐って耳朶から侵入される嫌悪感が、何時の間にか『しげき』と成っている。のびる鎖が脚を狙った。巻き付いた『おもい』を引き千切れ――想いの他に重かった。もろい箇所は不規則で、そうとも乙女は複雑なのだ。どこぞの馬の骨は、早々に蹴られて死んでいけ。

 男の人は、まあ、いいか。

 妖しげな『腕』が絡み付く。そう見えたのは幻で、ぬくい鎖(あか)が這って微笑(わらう)。条件としては最悪に等しいが『目的』は成せる現状だ。騒霊(ポルターガイスト)が惹き混んで、策秘する失く『繋がった』掌。

成功 🔵​🔵​🔴​

姫川・芙美子
あー……色恋沙汰ですか。
せっかく助けても、感謝もされないし禍根を残す事も多いし、正直お腹の足しにならないのですよね。
とは言え、見過ごす訳にもいきません。たとえ感謝されなくても疎まれようとも私はこの為に産まれてきたのです。
何やら周囲が活性化していますか?もしかして私が若くて可愛い女の子だから憎まれて妬まれて嫉まれてますか?
嬉しい事ですね。【正義の誓い】を発動します。必ず人々を守ります。
少女の化けの皮が剥がれ、人の腹から生まれる化物の総体、「産怪」としての真の姿……「正体不明形容不能の何か」の姿に戻ります。
「髪の毛武器」で髪の毛?を伸ばしうねらせ周囲を【破魔】の【貫通攻撃】。力ずくで押し通ります。



 正気か狂気かと問い掛けたとして、色恋沙汰としか表現出来ない。赤色と緑色が暗黒で共存するとは言えず、怪奇現象(ポルターガイスト)は発熱するのだ。助ける気持ちに変わりはないが、代わりの欲は満たせなく。禍根を残す可能性の方が高い現状、お腹が膨れる『たし』にも成らない――されど見過ごす選択肢は省かれた。たとえ感謝されなくとも疎まれようとも『妖怪』は自らの生じた意味を徹すのみ。ふわりと浮かび上がった鎖の群れが、活性するかの如く纏まった。その感情は容易く解けるだろう。つまり。私が若くて可愛らしい女の子だから、男の子を奪われると――憎たらしい。嫉ましい。妬ましい。嬉しい事だ。実に。喜ばしい事だ。それは『化かせた』事に等しい『貌』なのだ――貌(かわ)は忌まわしく想われて、思い通りに剥がれていく。必ず人々を守ります。
 絶対だ。この誓いが崩れる法はなく、方向は『バケモノ』に委ねれば好い。変身や変貌と称されるいとおしさは絶えており、胎内からおちた輪郭は『正体不明』。産怪が身をよじれば名状し難く、形容を嘲笑う存在は【嫉妬】を縫っていく。髪を想像させる器官が『鎖』と絡まって、本体へと【破壊】して圧し通る。力任せの有り様は全く『怪物的』で仕方がない。何方が奇怪かと傾げれば、誰にも解せない魔性だろう。正義の味方に『かわり』ないのだ。芯が強いほどに巣喰われる。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒影・兵庫
【蜂皇族】
(『火炎耐性』と『呪詛耐性』を付与した『オーラ防御』壁で鎖から身を護りながら『衝撃波』で跳ね返す)
なんとなくですが、俺が狙われているような気がします
(「気のせいじゃないわね。明確に狙われているわ。気をつけなさい」と頭の中の教導虫が返事する)
了解です!せんせー!
クロリア!俺、ちょっと隠れるからよろしく
(オーラ防御壁に『迷彩』を施し『目立たない』ように擬態した後、UC【異能喰らう異物】を発動し召喚した天牛で強襲をかけ、鎖を食わせる)
対UC兵さん!怨念、執念、一切合切喰らい尽してください!


播州・クロリア
【蜂皇族】
(『第六感』で鎖の攻撃を予知し『念動力』で鎖を逸らして『衝撃波』で跳ね返し『幻影』を作って攻撃を回避する)
静かな黒が突如として粘り気のある赤色に侵食されましたね
UDCまで目と鼻の先ということでしょう
(黒影に敵を惹きつけるよう依頼され)
はい。お任せくださいあにさん
(肩幅ほどに足を開き、両手で太ももをなぞりながらゆっくりと上体を起こした後{紅焔の旋律}で『誘惑』の『呪詛』を込めた『ダンス』を始める)
欲望と欲望のぶつかり合い
これはもうどちらかの炎が消えるまで
互いを焼殺し続けるでしょう
もしくは第三者から横やりを入れられるか、です



 なんとなくですが。

 跳ねる。撥ねる。気分は棘飴(ツンデレ)の独り舞台だ。紛れ込んだ男の子は最後まで彼女に翻弄される。はね退ける為に巡らせた『炎』への壁と呪いへの遮断。衝撃を走らせれば赤熱は弱まるが、向こう側の悦びは如何にも『理解』し難い。気の所為だろうか。気の所為ではない。隣の怪物には半分の『鎖』も向かなかった。幻を造ったが故とも思えない――教導虫(せんせー)に訊ねても応えは同じだ。明確に狙われている。眼球が浮かべば『貌』は心臓(ハート)に違いない。侵蝕するおもいが壊れに恋われ、冷静な脳味噌が欠けていく――隠れるのが正解だろうか。現状では突破する事も起立を為す事も不可能に近い。闇黒が傾いたならば其処を埋めて終えば良い。オマエは夜に擬態する。壁が惑うと世界はとけて――はい。お任せください。あにさん。
 引き付けるべく音(リズム)を感ずる。惹き付ける身(ダンス)を晒す。勘づく前に足を肩幅。場を温めるが如くに太腿をなぞった――ああ。妖艶だ。可愛らしさと美しさの混在だ。羨ましい。嫉ましい。赤熱は緑黄に染まるのか――呪いは肉弾じみて爆ぜる。欲望と欲望が天蓋に集い、何方が『膨らんだ』のか競い遭う。消えるまで。失せるまで。ただの愉しさが怒りと悲しみに勝てるとでも――もしくは。第三者から横やりを……施した迷彩(ダーク)は何が為と謂う。

 涌いた。湧いた。何が現れた。鎖を食んで脆く『砕いた』のは天牛だ。怨念と執念、恐ろしくも絶えない『恋煩い』を。兵どもが貪っていく。一切合切だ。鋼の欠片までも散らかさず、その胃袋に入れ込んで仕舞え。餌を残す蟲など存在しないのだ。好き嫌いのない『もの』ほどに、素敵な蠕瞳(ぜんどう)は見当たらない――あとは焼身自殺を願って魅せろ。心中が望みながら先に灰と堕ち――音も無く世界は愛を知った。本物を忘れて偽りに縋るのだ。その牙はひどく異端(傷ん)で……。

 ふいに向こう側を覗き込めば、闇黒の下に段々だ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『『恋撒き散らし姫君』炎獄姫ルーシェシスタ』

POW   :    《炎の鎖》顕現して炎の鎖。マグナロートクヴァール
【先制攻撃】する技。無数の見えない【炎の鎖】が命中した対象に対し、高威力高命中の【束縛効果】を与え、UC【《恋の速度上昇》】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    《恋の速度上昇》加速して炎の靴。私の愛する人まで
【炎の靴】で速度を限界まで加速させ、【接吻】【抱きしめる】事による誘惑攻撃。【抱擁】【奉仕】をしながら戦闘意欲を減少する【魔法】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    《魅了炎》一緒にいるなんて仲良し。手伝ってあげる
攻撃が命中した対象に【炎の鎖】による魔法効果による【束縛効果】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【魅了】されたパートナーの【誘惑攻撃】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はイヴ・クロノサージュです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 段々から現れた『もの』は恋獄を纏っていた。その憤慨(アフォーゴモン)たる鎖を邪魔な女に。その深愛(クトゥガ)たる炎を愛い男に。履かれた靴が音を鳴らして、貴様等の絆を硝子と歌うのか――謳うべきは『己』の膨張した脳漿(おもい)だ。液体が溢れて留まらず、感情が暗黒(トンネル)を照らしていく――恋の魔法は何とやら。こわすべき『もの』は何処に在る。乙女心はいつだって秘密に暗んでいるのだ。

 ――此処から先は宝物部屋(コレクション・ルーム)。

 たくさんの恋と力の源が隠されている。
 ――君達は目の前の女を普通に殺してもいいし。
 力の源を探して破壊し、殺してもいい。

 ネクロノミコンにこわれていけ。
イヴ・クロノサージュ
●宿敵情報
皆さまが思うままに
ご自由に、ご使用して頂いて構いません


炎獄姫は、姿を変え何度もイヴの前に表す宿敵です

その真の狙いは
「恋焦がれるものを、黄泉の国から現世に甦らせる事を
生存意義としています」

(男性限定)純粋で親切で優しい性格をしていますが
通常の人間であれば
彼女の誘惑に耐えられず、愛しい男性の死ぬ事を避ける為
祝福(呪い)をしてくれます
具体的には、脳みそを改造されます
愛を育んでもいいのよ?

力の源はヒトの皮で出来た本です
ページの一部に『憤怒』と書かれていて
呪詛を解除すれば持ち帰る事が可能です


「邪神ですね。ええ、言葉は不要
消えてもらいましょう」

恋する少女の邪魔をするかのように
容赦なく動きます



 千なる貌を晒すにしても『色』が褪せれば意味の無い、ただの人形(ハリポテ)と描けるだろうか。恋獄の炎が鎖(腐り)象る時、模りの元は如何なる『オマエ』か。姿を『在り方』と誰かが問えば、可愛らしくも微笑むのだ。焦がれたこわれに壊れなく、失せる屍を引き上げてしまえば好い。終いに崩れる愛おしいものは、この儘に棄て置ける筈が無い――ああ。美しさとカッコよさと、温もりを永久に維持する為だ。絆(ミ=ゴウ)の魔力に唆され、そうとも脳味噌(レンアイ)が改まって往く――嗚呼。そんな素敵な闇黒(トンネル)に、貴様は如何して邪魔するのか。言葉は不要。理解は無駄。反芻する甘ったるさは、愈々混在し『酸っぱい』臭いを垂らしている。育んでもいいのよ。育んで欲しかったのだ。愛。哀。目玉(あい)。私(アイ)――邪神は仕舞い込んだ汗ダクを、嬉しそうに隠している。その異奔(ル=リヱ)に何を記した。
 憤怒――呪いだ。恋する乙女のお呪いだ。手伝ってあげる。でも。不愉快なほどに『ひとり』で来たのか。邪神ですね。消えてもらいましょう……問答の無碍『差』を貴様等はもろく知っていた。炎の鎖が荒ぶり猛れども、無機物は人形に吸い尽くされる。奇怪に貌を遭わせた機械に『容赦』の二文字は刻まれない。凝視した蛇尾炉棲(ダオロス)は正気を奪えず、滾々と『絶やす』望みを魅せる。

 ――超越性(エネルギー)は変換される。

 吐き出された光線が鎖を消して『神』を消(焼)いて往く。その存在意義(ネクロノミコン)を破く為、仕掛けた獄は『煉』と謂うには腥(なま)温(塗る)過ぎた――返答するにも人ではない。はりついた人の皮がみずみずしい。

成功 🔵​🔵​🔴​

ワイルディ・フェジエア
(鎖に繋がれ、目の前には赤髪美人が。最悪の状況から開始か)
この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します

欲情が膨張して彼女を貪りたいと精神を蝕むが
身体に触れてはいけない、本能が危険を察知する

「……彼女の為にも
その身体はもっと別の大切なものに捧げるべきだよな」

少なくとも俺は『おっさん』だしな
アイテムを確認、ハンドガン、閃光弾、軍用ナイフ、良し。
経験則を全力で扱う。拘束されている間はナイフで切れる所まで切断
小さな隙を見極め、投擲――閃光弾(己は目を伏せ)鎖にナイフで引き千切り、後方に全力疾走
ハンドガンでヒトの皮で出来た本を撃ち抜き。撤退

可能であれば撤退途中助けだせる人々を救出
「泣いていたのか…?」



 黒に這入り込んだ焔色が、理性と称される無意味に囁いた。最悪の状況を脱するには『強い意志』を匂わせる事が重要だ。荷物を持たされた貴様は『不可視』の感情を弄ばれる。ほしい。欲しいとも。欲しがりなのは何方なのかと、女は妖艶に語り掛ける。もしくは『騙り』駆けるのだ。爆発的な上昇が心臓(ハート)を掴み、粘性(ニョグタ)の黒々も見出せない――貪りたい。啜りたい。この翼を泥水に浸して、ゆっくりと中身を『掻き』乱されたい。みだらを曝け出したこわれ心が、一『しん』に貴様を撫でている――触れるな。その血肉は毒にも薬にも成れやしない。イカレタ世界に落ち込んだ、オマエの生膚が拒絶していた。本能が安いものに融けていても、瞬間的に『戻って』来れた。誰の為だ。彼女の為にも、だ。その血肉は大切な何か、誰かに捧げるべきだろう――少なくとも『俺』は三十路前(おっさん)だしな。引き際も押し付けも『判断』可能な現実(リアル)の嗤い……恋が覆っても故意に涸れては掬えない。
 救うべき者は脳味噌の外だ。魂の底まで『つかれて』はいない。確かめた手は数多に在り、抗い解く『経験』はオマエの中だ。中てられる事も恐れずに『鎖』の輪郭を伝っていく――砕くよりも斬り離すだ。突き放す【隙】は目と鼻の先だ。好きと抱かれても綻び在らず――極小を見逃す所以はない。目隠し鬼は嫌いじゃないか。

 ――閃光(フラッシュ)。

 全力は成した。切れる札を総て吐き出し、あなたの眼球を痛めつける。いたんだ皮に記されたのは『題名(タイトル)』だろうか。唱えた恋文は早々に破られ、鉛の答えが【かわ】をこわす――泣いていたのか? 亡いていたのだ。

 跳び込んだ先には宝物(コレクション)ども。惹かれた男性を可能な限り『引っ張り』寄せて、依(よ)せた在り方を否定して往く。帰れ。還れ。お互いに【もどる】べき世界が在るのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルヴァイド・レヴォルジニアス
苦戦可



彼女に囚われ束縛される状況で、状況開始――
ふと、何も見えなかった暗がりをUCで照らすと彼女が現れる
「うん……。」「知ってた……。」
鎖で繋がれてた。そばに居る所か真正面に

ボク…いや
オレは伝えなければならない――
此れまで生きてこれたり大切な仲間を守れた能力
憑依覚醒『炎帝招来』


キミに助けられていた。だから、お礼を言いたいです。
ありがとう。守ってくれて
恐ろしい姿でなく、可愛い姿で現れてくれてありがとう――
何度でも重ねていいます。貴女に、心から……

『ありがとう――。』


え?恋愛?
ボ、ボクは色んな女の子に手を出す変態さんだから……何にも言えないよ…
その嬉しいけど……?


【相手のUCは全部受けます】



 掌に神が宿ると謂うのなら、眼前の『彼女』が間違いを正して繰れたのだ。自分の視界がひっくり返ると同時に、漸く四肢の動きが『鈍い』と理解出来た。沈み込むような。融け込むような。悦ぶ為に注がれた葡萄酒(ワイン)を、啜らずに垂らされた感覚――狂いではない。糺されたのでもない。質感が『知っていた』事を暴いていく。明かされた『現実』は繋がったが如くおどり、こわれた歯車がきしまずに回っている。うん……元の位置だ。ぐるんと落ちた機械仕掛けが、脳髄(なまみ)じみて脈打った。ボク。ボクです。ボク……違うだろう。被さった言の葉で全部吐き散らせるとは思えない。燦々とのぼる精神が、星辰の反射を哄笑していく。オレは伝えなければならない。抱いている今は過去を滅ぼしたもので。ものは過去に使われた骸だ。未来の為に掲げた炎が……熱する。捏(ね)する。貌(カタチ)を忘れる事はない。
 お礼を言いたいです――心底からの想いがこぼれている。助けられた。何度も何度も、それこそ死に絶える可能性からも。ありがとう。守ってくれて――視野に『いれた』キミは、可愛い姿で現れた。鎖が痕(後)を望んでいる。重なる。重なる。埒外の『手招き』は得難いが――ありがとう。

 ――恋獄に堕ちて、縛られた直下。

 変態でも何でも構わないのだ。その浮気性(オマエ)だって釘付けにしてやる。何も言えない。言わせないし、惚けるだけだ。嬉しいならば素直に嬉しいと『受け取れば』良い――この痣徹(アザトオ)すのみ。

 たれた。舌がまわらない。
 誰も彼もが燃えている。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

姫川・芙美子
捕えられた人々は無事でしょうか。私にとってはそれが最優先です。
とは言え過程は大切です。まずはあの女性を何とかしましょう。
【鬼事】。真の姿が【化術】で更に曖昧模糊神出鬼行な存在に変化。ゆらりぬたり。
炎の靴での接近を【逃げ足】でいつの間にやら回避します。とらえどころが無いから妖怪なのです。
恋ですか。愛ですか。素敵な言葉ですね。
私達はそれから産まれたのでしょう。
髪の毛?が無数の赤子の手に変化。心揺さぶる泣き声と共に女性にすがり【怪力】で抱き締めます。
靴がどれだけ速くても【追跡】し逃しません。みんな貴女を愛してますから。
人々は無事でしょうか。「余計な事するな」って怒られちゃいますか?
よくある事です。



 余計なお世話と誰が告げた。在れ。有れ。あれ、と、人の脳味噌(いしき)に包まれながら、貴様は普遍性を歩むだけの怪物(カタレ)だろう。中身を掻き乱された人々の『無事』は確実だろう。おそらく彼等は虜と成り果て、貴様等の掌を悪魔と『謂う』に違いない。それが如何した最優先だ。されど前には女の貌(カタチ)。定められた神様が、ただの邪悪に染まっている――曖昧模糊でも神出鬼没でも、確かに『オマエ』は此処に化す。そうとも鬼事(ごっこ)遊びに大人は要らない。ゆらりとぬたりと【かみ】がわらう――加速した。赤色の靴は燃えたのに、如何しても埒外は捕まらない。とらえも出来ない『それ』は本当に女なのか。嗚呼。嫉妬の緑が『ない』に魅せられ、不透明な胎内をめぐる。ぐるんと回った双眸が、イカレ具合を改めて往く。恋ですか。愛ですか。素敵な素敵な言の葉ですね――それから生じた私達(アヤカシ)の一(全)。ふわりと飛び散ったかみのけが、オギャアと赤子を落として舞った。
 待ち望んだ隠仔(ロッカー)がぐずぐずと泣き出せば鎖が鈍る。縋ってつたって啜り始めた、ころころいとしい群れは応(追)う。何故かって。みんな貴女を愛していますから――靴に踏まれても心をぬらす。ばかした結果が母性の沸き立ち――その熱情(ミルク)は甘ったるくてたまらない。異常な力がにくを腫らした。

 ――よくある事です。
 引っ剥がすのに力が要るのだ。
 赤子も男子も同じもの。
 ――英雄は時に汚される。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルヴァイド・レヴォルジニアス
恋獄に堕ちる?あぁ、堕ちるだろうね。
お礼だけでは、足りなかったのか
あぁ――足りなかった。丁寧なコトバを重ねて、オレから触れなかった。

『お姉ちゃん来て』

誘惑を誘い。UCの技能を扱い強引に押し倒す
その積極性で場を支配する。――オレの領域
服を脱ぎ強引に強く抱擁して『好きだ』と彼女と一つとなり
綺麗な宝石みたいな瞳を見つめて唇を奪う『大好きです』
「やぁ……っ❤」と貴女の可愛い喘ぎ声を聞かせて?

【怪力】で抱きしめて全て取り込む、完全憑依
この世に現れなくすれば事件は解決

しかし未熟。炎帝を呼び出せば――
燃え上がるような本気にさせてしまった彼女が君臨す
そういえばオレ胸に弱かった

異種族結婚式は
何処の世に在るのかな



 四肢に絡まった炎熱が、愛情と称される鎖の『痕』を中てていく。捺し撫でられた感覚が絶えず貴様に注ぎ込まれている。此れを病的と一蹴する事は容易い術でも、如何してか世界が『色褪せて』見える。堕ちる? ああ。嗚呼。アァ……恋獄(めまい)に堕ちて、眩暈(あなた)にひそむ。だから。堕ちるだろうね。お礼だけで神様が救われる筈が無い。胸中に刻まれた真実(しんこう)を拭う呪いは在ると謂うのか――足りなかった。何もかもが狂っていては『ことば』程度で癒えやしない。かれた脳漿を戻す為には「オレから」だ。オレから触れなかった。狂気(ふ)れなかった。ぐぃぃ……骨までいたむ鎖が『ひどくかんたん』に外れて消(い)き……。

 お姉ちゃん。お姉ちゃん……来て。

 がらりと空いた距離を詰め、その身体を倒すように『おし』混んだ。先程とは真逆の捕縛側か。此れは粘ついている『独占』ではない。両者が望んだ結末だ。誰の領域だと『お姉ちゃん』は汗ばんで――香りが鼻腔を擽った。好きだ。好きだ。好き――ぼたりと垂れた涎の行き先は、何者にも理解出来ないだろう。かわいくないて。喘いだ果てに漂った♥が、貴様の宝石を濡らしている。綺麗な眼球は真紅だろう。発熱がひとを越えて、ばきりと世界(こいわずらい)が折れた。
 取り込まれる。排出された布団の内で、ぬくもりが、炎が機械に巡っていく。二度と現れねば事件は解決? それでもオレは未熟だろうか。

 ――そういえば。果実の大きさが残っている。
 繋がりを得る事は可能なのか。
 何処の世で結ばれると告ぐ。
 ――指輪は足掻いても、色憑かない。

成功 🔵​🔵​🔴​

イヴ・クロノサージュ
真の力(ハイスペックモード)能力向上



●心情
許しません――。貴女を。
完膚無き消滅を望む。えぇ……そうですね。私は負けてしまいました
恋は、貴女の勝ちです。
この溢れるばかりの嫉妬は一体なんでしょうか?

言わせないで下さいね――?
《黒龍鎧兵》を奪われて、怒りに震えているのです。

邪なる力を発揮していたならば
心が汚れていたならば
姿がおぞましいならば、邪神とはそういう者だと慢心していました

●戦闘
『魔導巨兵』全長6Mの機動兵器で
《指向性魔導砲撃》を扱い、追跡……――光学兵器で撃ち抜く。

圧倒的な科学の力、高い経験と能力
一方的な力を見せ付けて
【鎧無視攻撃】【操縦】【継戦能力】追い詰めて…

でも、どうして?涙が出ます。



 世の中は絶望的なまでに『人類的』だった。燃え上がるような『本気』のあなた。君理たのは彼女だった筈だ。緑色の怪物が『惹き』連れて、憑かれたものは笑う事すらも忘れてしまう。終いに晒された貌は何処までも機械的だが、奇怪にも解せるほどに悪意で成った――布団が勢いよく捲られた如く。完全なる『消滅』は赦されなかった。沸々と煮える現実は『おんな』同士の火花と謂えよう。がらんどうが掴んだ歯車に、意味を見出したのは何方が先だ。許しません……下された敗北が心臓(エンジン)を吹かせる。負荷とも説ける『くだかれた』こいが、溢れるばかりの【こころ】を啼かせている。奪われた。奪われた。奪われたのだ。剥離する痛みが神経を尖らせ、奔る孤動が悪魔を呼んだ――おぞましさに囚われた。邪神とは『そういうもの』だと認識していた。もはや。何者の心が汚れていたのか、判断出来ない……言わないで下さいね?

 絆は本当に良い意味で唱えられたのか。
 ――《黒龍鎧兵》を。

 邪に染まっている。悪質に塗れている。そもそも人間が生じた『感情』にプラスもマイナスも無いのだ。頁を祓うなど莫迦げていた。猟兵の在り方は「完膚なきまでの」――追え。追い詰めろ。その脳味噌弄り(うそつき)を殺して終え。周囲の無機物を取り込んで、炎の『かたち』を失わせ、無様に光線を吐き散らせ――能力も知識も此方が上だ。何処に不満が在ると笑うんだい――赤色のかみがなくなった。

 ――呆気ない。ほうけている。
 誰が。誰が。誰が。呆けていて惚けていた。
 ……でも。どうして。

 つぅ……ぽた、り。
 思いを狩り鏖たのはオマエなのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年07月29日
宿敵 『『恋撒き散らし姫君』炎獄姫ルーシェシスタ』 を撃破!


挿絵イラスト