2
スノーサマーチキンパーティー!

#アックス&ウィザーズ #戦後

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アックス&ウィザーズ
🔒
#戦後


0




●グリモアベースにて
「肉、好きか?」
 ぱたたんぱたたん、狼の尻尾を揺らしながら銀砂・樹里(森の銀狼・f27544)は尋ねる。
「おれは好きだ。うまいぞ。食おう。鳥を狩るんだ」

 言葉足らずのグリモア猟兵の説明によると。
 アックス&ウィザーズのとある酒場に、モンスター退治の依頼が持ち込まれた。オブリビオンと思われるので一般の冒険者のふりをして退治して欲しいのだ。
「場所は、ちょっと遠い。雪山だ。寒い」
 モンスターの群れがいるのは万年雪に覆われた山の中。十分な防寒対策をして、目的地を目指す必要がある。
 そして肝心のモンスターの詳細は。
「鳥だ、あの、戦争で見たやつ」
 ケキリキターキーと言ったか。でっぷりまるまるとした可愛い顔の鳥で、三角帽子を被り、両手に美味しそうな肉を持っている。
 どこから来たのか雪山に住み着き、肉を温める熱を利用して雪を溶かしているのだそうだ。
「変に溶けると、雪崩が怖い。フライドチキンでふもとが全滅。笑い話だな」
 急に真面目なトーンになる樹里。だから退治を頼む、としめくくった。

「で、鳥をいっぱい狩ったら鳥肉をいっぱい食べるのは当然だな。酒場に戻ったら報酬が出る。香辛料も設備もある。他の肉も融通してもらえるぞ。勝利のステーキパーティーだ!」
 それまでの訥々とした喋りが幻のように、樹里は流暢に言葉を紡いだ。よほど肉が食べたいらしい。
「大人は酒を飲むか? 子供はジュースが好きだろう。おれは水がいい。乾杯だ」


蓮雨
こんにちは、蓮雨です。
夏真っ盛りではありますが、アックス&ウィザーズの雪山で鳥退治をしましょう!

●第一章『雪山行軍』
冒険。ばっちり防寒対策をして、吹雪く雪山を登ります。
途中に天然温泉があったり、スキーで斜面を下る場面があるかもしれません。
●第二章『ケキリキターキー』
集団戦。チキンなのかターキーなのか、クリスマスにお馴染みの鳥っぽいオブリビオンとの戦闘です。
●第三章『モンスターステーキ!!』
日常。無事に戦闘が終わったら、鶏肉をみんなで食べましょう。
酒場には様々な材料や香辛料がありますので、肉中心なら鳥にこだわらず楽しんでくださいね。

断章投下後~物理的に締め切るまで、プレイングを募集しています。
成功の見通しが立った場合はマスターページにて終了予定の案内を出します。

それでは、よろしくお願いします。
7




第1章 冒険 『雪山行軍』

POW   :    体力勝負で突き進もう。筋肉は裏切らない!

SPD   :    持ち前の技量を生かして、効率的に進んでいこう。

WIZ   :    創意工夫で自然の驚異に打ち勝とう。

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵たちは雪山を行く。
 ばっちり防寒服を着込んだ者もいれば、自前の毛皮で頑張る者も。
 真横から吹き付ける雪も、つるつるした氷の上もなんのその。
 時にはひさしのように突き出た岩棚の下で体を休めたり、偶然見つけた温泉で暖を取ったり。
 ケキリキターキーの住処はこの辺り、と指定された場所を目指して行く。
ヤムゥ・キィム
表記してないコト、アドリブなんでも大歓迎!
トリニクの任務ダナ!ヤムゥの住んでた里は山奥にあったカラ山登りは得意なノ!でっ、でも、サム…!!ヤムゥ寒いのダメ…
ン‼︎野生動物が力尽きていル…そうダ!南無、お毛ケもらってくネ、ありがト…(高速で毛皮を刈り取り、上等なお墓を建てて一礼して拝む…)

んふ〜ヌクヌク♪アリャ、でもドロだらけになっちゃっタ、ヨーシそれじゃ集中して温泉まで一気に登っちゃうゾ!オリャー盲目的過集中(クラッシュ・クラッシュ)!!トリャリャリャリャー‼︎(猛ダッシュで山を直進)
走りすぎてフラフラすル〜お風呂〜!🥵
ウフフ、ステーキ、ヤムゥ初めて食べル…楽しみ…ちょっと休憩…バタリ




 住んでいた里に比べれば散歩のような道のり。ちょっとばかり雪が積もっていているけれど、歩きにくいなーとかそんな感じだ。
 問題は――
「サム……!!」
 ヤムゥ・キィム(猪突猛進恋狂い・f01105)は生まれたての子猫のように震えた。
 氷点下の世界。横から吹く風が雪と共に殴りつけてくるし、寒気が服の隙間から侵入してくる。
 夏のビーチでで浮き輪に乗って遊んでいたのが遠い昔のよう。
「トリニク狩るゾ! ……でっ、でも、ヤムゥ寒いのダメ……」
 ヤムゥはお肉と寒さの間でゆらゆらしながら先を目指した。酒場で依頼を受ける際、途中に温泉があると教えてもらった。ひとまずそこまで頑張るのだ。
 一歩、もう一歩。着実に進んでいると、白一色の中に茶色っぽいものが落ちているのを見つけた。
「ン??」
 近寄って確認すると、それは力尽きた大きな鹿だった。ヤムゥが第一発見者のようで、食い荒らされていない綺麗な姿だ。
「ふーム……そうダ! 南無、お毛ケもらってくネ、ありがト」
 これも何かの縁。ヤムゥは死体に向かって一礼すると、手慣れた動きで毛皮を剥いだ。軽く脂を削いで羽織ればヌクヌクマントの完成である。
 残った体の方は、トンネル掘りの要領で墓を建てて埋葬した。最後に手を合わせて一礼。偶然の出会いに感謝と、冥福の祈りを捧げた。

「んふ~ヌクヌク♪」
 毛皮に頬ずりをして、ヤムゥは人心地つく。
 風の冷たさは和らいだがまだまだ寒い。ついでに汗をかいたし汚れたしで、いっそう温泉が恋しくなった。
「オリャー盲目的過集中(クラッシュ・クラッシュ)!!」
 ユーベルコードでぐんと集中力を上げて、温泉目指して一直線に走る。
「トリャリャリャリャー!」
 木立なんてすり抜けて、岩壁も全身のバネで飛び越えて、薄氷の上も割れる前に駆け抜ける!
「ウフフ、ステーキ、ヤムゥ初めて食べル……楽しみ……」
 お肉の魔力がヤムゥの脚力を底上げする。集中が途切れそうになった頃、谷間から上る湯気が見えた。温泉まであと少し。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サァカ・パウロニア
表記してないこと、アドリブなんでも大歓迎!

おいしい、おにく……いっぱい食べられるって言ってたから、さむくてもがんばる。
でも、すこし雪おおすぎる……さむい。(ファーのついたコートのフードをしっかり被って襟元をぎゅっと握りながら歩く)
そうだ、こんなときはおいしいもののこと考えよう。ふらいどちきん、おにくのすーぷ、からあげ…………

むぅ。おにくりょうり、ほかに何がある?(知ってる料理のレパートリーがなくなった頃に前方に湯気を見つける)
あ……。おんせんだ。さむい、から、あったまりたい。(温泉に向かって駆け出す)
わ!(つるん!すてん!)……ころんだ。走ると、あぶない。から、ゆっくりすすむ……




 真っ白い雪山に、赤と緑の影が一つ。
 サァカ・パウロニア(ミレナリィドールの闇医者・f28606)は賑やかな色合いのコートの襟元をぎゅっと握り、一歩ずつ着実に目的地へと進んでいた。
 フードについたふわふわのファーが頬を守ってくれるが、吹き付ける風は凍えるよう。こころなし、関節の稼働も鈍い。
「おいしい、おにく……」
 寒さにしんなりする心をご褒美で励まして、さくり、さく、雪を踏む。
「おにくりょうり……ふらいどちきん、おにくのすーぷ、からあげ…………」
 敵がいない代わりに面白みのない風景が続くので、美味しい肉料理を一つずつ挙げてゆく。
 熱々の油で揚げた、じゅわっとサクサクの衣をまとったフライドチキン。
 ことこと煮込んで旨味の海となった肉のスープ。
 同じ揚げ物でも、醤油が効いた一口サイズの唐揚げ。
「ばんばんじー、てりやきちきん、れもんむしどり……」
 思いつくまま口にしながら歩いて、レパートリーがなくなった頃に風が吹いた。雪に混じる硫黄の匂いに、サァカは目を見張る。
「あ……。おんせんだ」
 風上を向けば木々の間に湯気がくゆる。体の底まで冷え切っていたサァカにとっては福音だ。温かな温泉へと進路を変更して、走り出した。
 最初は小走りに、次第に全力で――
「わ、」
 温泉の湯気で溶けて固まったのか、うっすら張った氷に足を取られる。急ブレーキも効果なく、勢いのままにすてんと尻餅をついた。
 厚着が幸いして、まったく無傷ではあったけれど。
「走ると、あぶない。から、ゆっくりすすむ……」
 サァカは慎重に立ち上がると、足下に注意を払いながら進むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

響・夜姫
「チキンパーティーと聞いて」

……お肉を捕りに行く所から始めるやつだった。
まさかの鉄腕猟兵(イェーガー)。
そうして、我々は山へ挑むー。
「ここまでナレーション」

今は、途中で見つけた温泉で休憩中。
「ここをキャンプ地とするー」
ぺんぎんさん、めんち、わにと一緒に浸かる。
特にわには頑張った。
雪崩に呑まれた時にかき分けて進んだり。荷物を背負ったり。スノーボードみたいに皆を乗せて滑ったり。
頑張った。あとでお肉をいっぱいあげよう。
「めんち。暖まったら、ちょっと飛んで。距離と方向の偵察」
大丈夫。出発は、偵察して暖まりなおしてから。安心して。
「ぺんぎんさん、ゆで卵できそう?」
まだ半熟?そっかー。




「チキンパーティーと聞いて」
 酒場に駆けつけた響・夜姫(真夏の星の夢・f11389)だったが、よく聞けば肉を捕りに行く所から始まる依頼だった。
 材料の調達から始まる、至高の一羽を求める鉄腕猟兵(イェーガー)の物語。
 そうして、彼らは山へ挑む――

 なんて前振りのもと登山をしていたが、温泉を見つけて足を止めた。
「ここをキャンプ地とするー」
 一緒に頑張ってきた元野生のワニとバディペット達――ぺんぎんさん、めんち、わにと共にお湯につかって一休み。芯まで凍えた体が生き返るようだ。
「特にわには頑張った。あとでお肉をいっぱいあげよう」
 お湯の中を泳ぐわにの背中をよしよしと撫でる。
 荷物を背負ってくれたり、雪崩に呑まれた時は鯉の滝登りさながらの逆流で皆を助けてくれたり、その体をボード代わりに斜面を滑ったり。大変な活躍ぶりだったのだ。
 文庫本一冊相当の大冒険をしみじみ思い出す夜姫。
「めんち。暖まったら、ちょっと飛んで。距離と方向の偵察」
 肩までつかって顎は雪の上に置いて、ぬくぬくとひやひやを同時に楽しんでいた野生のどらごん・めんちは一声返事をして羽ばたいた。上空からケキリキターキーの住処を確認したら夜姫に伝えて、また温泉の中へ。氷点下の風でこごえた体をもう一度温める。
「ぺんぎんさん、ゆで卵できそう?」
 もう一人の仲間・ぺんぎんさんは少し離れた源泉寄りの熱い場所で、ゆで卵の完成をじっと見守っていた。
「まだ半熟? そっかー」
 のんびり、心と体を休めて。美味しい卵を食べたら先へ進もう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

イヴォール・ノトス
肉が好きかと聞かれりゃあ、答えはイエスだ
鶏肉はいいよな、旨いよな
旨い肉にありつけるなら、張り切って雪山も登れるってもんよ
とは言え、どんな山だろうが雪山舐めたら駄目だ
風を通さない防寒具と、足元の対策にかんじき持って行こう

世間は夏だし涼めるかと思ったけどやっぱりさッッみィィィ!
けど、アタシの食欲はこれぐらいの寒さじゃ抑えられねェぜ
肉目掛けてまっしぐら!と言いたいトコだが、
やっぱ温泉も気になるから足くらいは浸かって行こう。せっかくだし

ンで、温泉、源泉の熱い蒸気、とくればやっぱアレだよな~
温泉卵!
割れない様に運ぶのは骨が折れるが、これは譲れない案件
雪山は体力消耗も早い。温泉卵喰ってエネルギーチャージだ




 肉が好きだ。
 牛も豚もいい、鶏肉もいい。
 湯気の上がる焼きたてに、かぶりつけばしたたる肉汁。弾力を楽しみながら咀嚼すれば口いっぱいに広がる旨味。
 旨い肉にありつけるなら、張り切って雪山も登れるってもんよ。
 ――と意気込んで来たものの。
「やっぱりさッッみィィィ!」
 イヴォール・ノトス(暴食・f25687)は白い息と共に感想を吐き出した。吸い込む空気で肺まで凍えるようだ。
 世間は夏だし涼めるか? なんて思いは一瞬でかき消えた。後は食欲を燃料に目的地を目指すのみ。パーティーのご馳走にお誂え向きのターキーの群れが待っているのだ。
 最短ルートで肉めがけてまっしぐら! と言いたいところだが、しかし山は寒すぎた。少しばかり寄り道をして英気を養うべきだろう。

「お、あったあった」
 ルートを外れて進むことしばし。雪の谷間に、湯気を上げる天然の温泉が現れる。
 雪を溶かして流れるので、お風呂にちょうどいい場所もあれば熱湯溜まりもある。
「温泉、熱い蒸気、とくればやっぱアレだよな~」
 イヴォールは鼻歌交じりに荷物を探った。
 割れないように運ぶのは骨が折れるが、これは譲れない案件。すなわちネット入りの生卵である。
 慎重に運んだお陰でヒビ一つないそれらを、源泉近くに浸した。
 温泉卵。
 人が浸かれば火傷するお湯に入れて、じっくりのんびり好い加減に火が通るのを待つだけ。
「足ぐらい浸かって行こうか、時間もあるし」
 出来上がりを楽しみに、イヴォールは温かな流れに足をひたした。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ケキリキターキー』

POW   :    フェニックス・リボーン
自身が戦闘で瀕死になると【別のケキリキターキー】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD   :    パーフェクト・ディナー
【パチパチと油のはぜる音】【香辛料の胃を刺激する香り】【鮮やかな彩り】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    フライド・チキンorローストターキーアタック
【武器に超高温の油・衣、または水飴をまぶす】事で【熱々出来立てモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 寒さに負けず雪山を踏破した猟兵達は、ついにケキリキターキーの生息地に到着した。
「コケー!」
「キケリキー!」
 七面鳥なのかニワトリなのか、とにかくクリスマスにいっぱい食べられるアレっぽい鳥に似たオブリビオンは敵の襲来に慌てふためく。
 薫り高い鈍器……鈍器? をぶんぶん振り回し、戦う意思を見せる鳥。
 じゅうじゅうぱちぱち、油のはねる音をまといこちらを威嚇する鳥。
 艶やかな魅惑のボディで誘惑する鳥。

 ひたすら食欲を刺激されるが、相手はオブリビオンに他ならない。
 きちんと退治せねば一般人にも被害が及ぶだろう。
 油断せずに依頼を遂行するのだ――勝利のステーキパーティーのために!
バン・クロスハート(サポート)
【集団戦!頑張ります!】
「僕の前に立つのなら容赦はしません!」

僕の得物、ダブルセイバーは乱戦でこそ輝く武器です
全て輪切りにしますよ!

【乱戦】
地形を常に走り回りながら敵を切りつけていきます!
僕のコートは動く度に残像のエフェクトを残すので
乱戦のリスクが抑えられます!

使用技能:残像、地形の利用、ダッシュ、逃げ足

【UC】
<ハリケーンパニッシャー>
武器を回転させ続けることで威力を向上する技です!
常にダブルセイバーを廻して敵を攻撃することでどんどんバフをかけながら殲滅します!

<インフィニティクロッサー>
手数や射程が不足している際などはこちらを使用します!
僕のダブルセイバーを複製し、敵にぶつけます!


ケイ・キャッスル(サポート)
集団戦だね、まっかせてー!

好戦的に戦闘するよ!
ボクはアイドルだから歌を歌ってユーベルコードを使ったり、スタンドマイクで敵をぶん殴るよー
あ、可愛い敵ならちょっともふもふしたいかも。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使うよ、怪我は嫌いだけど多少の怪我は厭わず積極的に行動するね。他の猟兵に迷惑をかける行為はしないよ。あとあと、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はぜったいしないからね!
 あとはおまかせ。よろしくねー!




 雪山の中腹、崖のおかげで風も弱い一帯がケキリキターキーの巣だった。あつあつボディを使って雪を溶かして、雑草がそよぐ野原を作っている。
 キケリキターキーは巣に攻め込んだ猟兵に向かってさかんに鳴いて威嚇した。

「人里の危機を見過ごすわけにはいきません!」
 まだ被害はないが、裏を返せばいつ被害が出てもおかしくないわけで。
 バン・クロスハート(一×十Χのガーディアン・f23853)はダブルセイバーを構えて群れに飛び込む。
「ケケー!」
 じゅうじゅうぱちぱち、美味しそうなビジュアルを大強化してケキリキターキーはバンを取り囲んだ。
 鋭いくちばしでつついたり、ローストチキンや背中の袋を鈍器がわりにポカポカ殴りつけたり。
 しかし彼は速かった。
 開けた場所を端から端まで走り回りながら、回転を加えたダブルセイバーでターキー達を切りつけてゆく。反撃が届いたと思えばそれはコートが生み出す残像で、本人はもういない。
「キケケケッケコケー!」
「クックドゥールルル!」
 ケキリキターキーは群れの強みを生かし、バンをそそり立つ岩壁の前に追い詰めた……が。
「雪が無いと、動きやすいですね」
 なんて世間話をしながら壁を蹴って三点飛び、呆然とするターキーの背後へと回った。
「ケ……」
「こっちから行きますよ!」
 バンはがら空きの背中をVW-ダブルクロッサーで薙ぎ払う。

「応援歌は、まっかせてー!」
 と、エターナル☆マイクの前で可憐なポーズを決めるケイ・キャッスル(偶像メルト・f26046)。
 のびやかな歌声が会場……じゃない、一帯を包んで猟兵達の力になる。
「ガボガボボ!」
 突進してきたケキリキターキーはひらりとターンでかわして、ファンサービスのウィンクひとつ。もこもこの羽毛をちょっぴり堪能してマイクスタンドで殴り飛ばす。
 アイドルのステージに飛び込む悪いケキリキターキーはダンスの流れでやっつけて、ケイは歌う。
「ボクは、夢を叶えるよ~!」
「「コッケーコー!」」
 どさくさに紛れて一部の鳥が、サイリウム代わりのローストチキンを振り振りレスポンスをした。
 しょうがない敵――観客に手を振ってジャンプ。
 ユーベルコードの発動なら歌うだけでいいけれど、つい体が動いてしまうのだ。アイドルとしての習性だし、その方が楽しい。
 いい匂いのするぐちゃぐちゃの乱戦の中、ケイのステージは輝いていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

イヴォール・ノトス
食欲を刺激する敵に向けた、獣の如く低い唸り声…に聴こえるのは腹の虫

随分と旨そうな奴らだ
麓に悪さするとか一体どーゆー了見だよ
よぅし、喰われたい奴から前に出な

地形耐性と足場習熟で雪に足を取られない様に注意する
武器受けとオーラ防御、敵を盾にして攻撃をいなし
体勢崩せれば怪力で斧を思い切り振り抜く
防げるばかりじゃ無いだろうが、ダメージは激痛耐性で耐えてみせるぜ

おい、その手に持ってる肉を寄越せ
捕縛可能な個体を掴み、手に持つ肉を補食
フードファイト・ワイルドモードで他も喰い散らかしに行こう

召喚で敵数が増えンのは不味い
野生の勘も働かせながら、可能なだけ瀕死の個体を優先して叩いていく
さぁ、次に喰われてェのは誰だ?


響・夜姫
帝竜戦役と書いて、どらごんたべほうだいと読んだ私に。
好きはあっても隙と嫌いは無かった。
鶏肉食べ放題。いざ、実食。
「あの鈍器。エビフライでは?」
……とりあえず、【野生の勘/先制攻撃】で【誘導弾/乱れ撃ち/2回攻撃/】の華焔。
「最初は炙り焼き。フレイムショット、ちゃーじあっぷ。ふぁいやー」
敵の攻撃は銃を交差させ、【武器受け】で防御。

「おおー。おかわり召喚。……つまりエンドレス食べ放題」
フェニックスリボーンを見たら気合が入る。
気合が入って、りすぽーんきるを狙いたくなる。
「上手に。焼けましたー」


ぺんぎんさん、めんち、わには戦場のすみっこでご飯炊いたり鉄板敷いたり野草採取したりでチキンパーティー準備。




 複雑なスパイスの香りと肉の焼ける匂いが最高のハーモニーを奏で、雪山行軍で腹を減らせた猟兵達に襲いかかる。
 食欲を刺激する敵に向けて、獣の如く低い唸り声……に聞こえる腹の虫を鳴らすのはイヴォール・ノトス(暴食・f25687)だ。
「随分と旨そうな奴らだ……」
 生きて動く姿がもうご馳走。ケキリキターキーを睨んでいると口の中にヨダレが満ちてくる。
「鶏肉食べ放題」
 帝竜戦役と書いて、どらごんたべほうだいと読んだ響・夜姫(真夏の星の夢・f11389)のこと。ケキリキターキー退治と書いたらそれはそうなるに決まってる。
 コケコケキケリキ騒ぐ群れと前に、イヴォールと夜姫はアイコンタクトを交わし、頷いた。
 狩猟に来た者には特権がある。ハンターの特権すなわち――一番美味しいところを先に食べる権利!
「いざ、実食」
 夜姫はエビフライっぽい鈍器を持つターキーに狙いを定めた。
「最初は炙り焼き。フレイムショット、ちゃーじあっぷ。ふぁいやー」
「コケー!」
 火加減を調整しつつ放った華焔で、ターキーの丸焼きの完成である。
「ケ……」
 死ぬ間際のケキリキターキーは味方を召喚し、後を頼む……とばかり一声鳴いて倒れた。
 一羽倒したもののフェニックス・リボーンで総数は変わらない。焼き鳥が増えただけである、が。
「おおー。おかわり召喚。……つまりエンドレス食べ放題」
 夜姫の気合スイッチが入った。自分で調理することにより、ここは時間無制限食べ放題会場となるのだ。
「ふぁいやー。ふぁいやー。ふぁいやー」
「おいおい、一応退治しに来たんだぜ。増えンのは不味い」
「はっ。建前も大事」
 夜姫はちょっと加減して、五羽に一羽は召喚前に仕留めるようにした。
「まあ腹一杯食いたいのはわかるけどな」
 食欲特攻の敵を前に、お代わり自由(自分で調整する)となれば気持ちは一緒だ。しかし疲れ切ってしまう前に全滅させねば依頼は失敗。ちょっと難しい戦闘である。
「ケッコッ!」
 気合い一閃、鋭いかぎ爪で蹴りを繰り出したケキリキターキーを受け止め、イヴォールは首を掴んだ。
「おい、その手に持ってる肉を寄越せ」
 フードファイト・ワイルドモード。短い手……? 翼……? でぶん回すフライドチキンにかぶりついた。
「キケー!」
 持ち主の悲鳴をBGMに肉を噛みちぎり、咀嚼する。
 軽やかな衣を彩る黄金ブレンドのスパイスが口いっぱいに広がる。続いて弾力のある肉。地鶏(?)の旨味がぎっしり詰まった野生ならではの肉質。
「んめェ」
「キケリキィ……」
 トドメはきっちり刺して、次は丸焼きかエビフライかフライドポテトか。夜姫が次々生み出す瀕死の焼き鳥に念押しの一撃を加えながら、ターキーの持つ武器(一応)を物色するイヴォール。
 武器を見る捕食者の眼差しにケキリキターキーは震えた。
「さぁ、次に喰われてェのは誰だ?」
 名乗りがないならこっちから行くぜ、とイヴォールは斧を振り上げた。

 ちなみに夜姫の仲間・ぺんぎんさん、めんち、わには戦場の端でご飯を炊いたり鉄板を温めたり使えそうな野草を探したりと、現地でプレチキンパーティーの準備を整えていた。
 戻って酒場で食べるのもいいけれど、山の中でBBQスタイルも格別なのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヤムゥ・キィム
✸絡み、アドリブ、やりすぎオッケーなんでも大好き大歓迎ナノ!

お風呂気持ち良すぎて寝てタ!溺れジヌとこだったゾ…
ヤーン他のお客さんモいたのに恥ずかシー!

デモ、お風呂はいったカラ元気モリモリ、行くゾー!
(その瞬間サァカ・パウロニア(f28606)と目が合い顔を見合わせて、)
お風呂に居たお姉サン!戦うノ?!
よーしヤムゥ達ハダカノオツキアイ同士だネ、お背中流シ…預けマス!

お姉サンのエンゴもらいながラ、ヤムゥもお姉サンを守ル!
ウームしんどいけどアレ使ウッ、ユーベルコード発動!

いざ、熱き感謝のもとお命もらい受けん!
鳥さん達ヤムゥのご飯になっテ!

後ろカラいい匂イ!あのお姉サン、デキるナ…!(ヨダレズビー!)


サァカ・パウロニア
表記してないこと、アドリブなんでも大歓迎!

おんせん、あったかい。
ん?このこえ、たーきーのこえ!……たぶん。

いっぱいたーきーいる!(前章で考えていたお肉料理たちを思い浮かべてウキウキとしているとヤムゥ・キィム(f01105)と目が合い)
あ。おんせんで、ねてたひと。あなたも、おにくぱーてぃーするの?……そっか。じゃあ、いっしょに、たたかおう!
(ユーベルコード発動)

おんせんのひと、すごく強い!わたしも、まけて、いられない!
(電気をまとったノコギリをぶんぶん振り回す)
……あ。こげこげおにくにしちゃった……。しゅつりょく、まちがえちゃった……。(しょんぼりとする)




「ヤーン遅刻、遅刻ゥ……!」
 ヤムゥ・キィム(猪突猛進恋狂い・f01105)は戦場へと走った。
 行軍の途中で見つけた温泉に浸かっているとだんだんまぶたが重くなり……寝た。気持ちのいいひとときだった。
 うっかり溺れそうになって目が覚めれば、一緒の温泉にいた猟兵達は出発した後。ヤムゥも急いで支度して駆けつけたのだった。

「お風呂はいったカラ元気モリモリ、行くゾー!」
 まだまだ暴れているケキリキターキーに向かって武器を振り上げる。と、近くにいたサァカ・パウロニア(ミレナリィドールの闇医者・f28606)と目が合った。
「あ。おんせんで、ねてたひと」
「お風呂に居たお姉サン! 戦うノ?!」
「もちろん。じゃあ、いっしょに、たたかおう!」
「よーし、ヤムゥ達ハダカノオツキアイ同士だネ、お背中流シ……預けマス!」
 ヤムゥは鳥の群れに飛び込んだ。スクラップを組み合わせた武器で一撃、二撃。倒すと同時に下処理まで終えてしまうスクラップビルダーならではの便利カスタムで、ケキリキターキーを次々と材料に変えていく。
 数が多いので倒しきれず、狙われることもあるけれど。
「びりびりすいっち、おん! まっくろこげになっちゃえ!」
 サァカの援護で敵は消し炭になった。
「……あ。こげこげおにくにしちゃった……。しゅつりょく、まちがえちゃった……」
 とっさのこととはいえ、食べ物を駄目にしてしょんぼりするサァカ。
「ちょうせいして……このぐらい、かな」
 巨大なノコギリに流す電気をすこーし弱めて。ぶんぶん振り回して試し切りをする。火加減ばっちりのウェルダンが出来るようになったので大成功だ。
「おんせんのひと、すごく強い! わたしも、まけて、いられない!」
 ふらいどちきん、おにくのすーぷ、からあげ。ばんばんじー、てりやきちきん、れもんむしどり。ちきんけばぶ、ちきんかれー、ちきんさんど!
 沢山の肉料理を想像すると心が躍る。チキンパーティーのためにもうひと頑張りしよう、とサァカはノコギリを握る手に力を込めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『モンスターステーキ!!』

POW   :    がっつりワイルド。素のままで

SPD   :    大航海の味。胡椒を振りかけて風味を味わう。

WIZ   :    ソースをかけて。種類は千差万別。

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ケキリキターキーを倒した猟兵達は、肉を担いで依頼を受けた酒場へと戻った。
 ふもとの村が襲われたり、雪崩に見舞われたり、といった被害は未然に防げたのだ。

 ――それはそれとして。
「チキンパーティーだああ!!」
「この、秘伝のタレと引き換えにオレにも食わせちゃくれないか……?」
「あんたたちのお陰で助かったよ、腹がはち切れるまで食ってくれ」
 酒場の一般人と冒険者と依頼者が、肉の山を見てわらわらと集まってきた。参加料がわりのタレや香辛料、野菜に米に薬味、さらには酒もジュースも集まってお祭りの様相を呈する。

「依頼の成功と皆の無事に、乾杯!」
 という猟兵の音頭でチキンパーティーが始まった。
イヴォール・ノトス
被害が無くて何よりだ
これで思う存分、肉を楽しめるな!
樹里、いっしょに肉食わね?

初めましての樹里に軽く自己紹介だ
アタシはイヴォール
気が知れた奴は、イオルって呼ぶ。好きに呼んでくれな
食い物で嫌いな物は無し。腹に入る物はみんな好きだ
特に好きなのは…やっはコレだよな~!(肉で乾杯)
差し支えねェなら、樹里の事も教えてくれな
林檎、アタシも好き

秘伝のタレってのも気になるな。樹里は何食いたい?
味違いで端から順にいってみようぜ!
野菜で巻いたやつとか、米を詰めたやつとか、味変して無限に食えそうだ

賑やかでいいじゃねぇか
こうして笑って飯を食えるって、やっぱいいな
雪山で頑張った甲斐があったぜ
チキンパーティーに水で乾杯だ




 乱れ飛ぶ肉。上がる湯気。あちこちで乾杯の声が響く。
「被害が無くて何よりだ」
 大盛り上がりを見せるパーティー会場で、イヴォール・ノトス(暴食・f25687)はそっと笑った。これで思う存分、肉を楽しめる。
「いっしょに肉食わね?」
 イヴォールはグリモア猟兵に声をかける。銀砂・樹里(森の銀狼・f27544)は「おう!」と答えて尻尾を振った。

「腹に入る物はみんな好きだが、特に好きなのは……やっはコレだよな~!」
「うまいよな……! 肉は幸せの味だ」
 まずはシンプルな手羽先の塩焼きを取り、肉で乾杯する。健啖家二人はぺろりと平らげ、あれ美味かったぜ、とイヴォールが指す皿を目指した。
 端から一つずつ全種類制覇、なんて食べ方も悪くないし、持ち込まれた秘伝のタレとやらも気になる。
「樹里は何食べたい? 肉以外にも好きな物教えてくれな」
「肉以外……なら林檎が好きだな。酸っぱいし固いが、噛んでるとちょっと甘いのがいい」
 デザートコーナーの林檎ゼリーで口をさっぱりリセットして、肉に戻る。
 チシャ菜で巻いた焼き肉に、餅米入りのローストチキン。味を変えただけで無限に食べられそうだ。
 狩猟祭のおもむきだったが、オブリビオンを退治した結果が賑やかなチキンパーティーとなり、皆の笑顔とご飯になった。
 雪山で頑張った甲斐があるというもの。
 成功を祝して、イヴォールと樹里は水で乾杯した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

響・夜姫
山で食べたのは、戦闘『前』の腹ごしらえ。
「そして、今からが。本番」
チキンステーキ唐揚げチキンカツ焼き鳥フライドチキン。チキンカレー。
「食べるには。作らねば、ならぬー」
鉄腕猟兵的なBGMが鳴る……鳴らない?そっかー。

序盤は有志の参加者と調理班。
切って焼く、単純行程のものを2,3種類大量生産。
わにがフライパン銜えて動かす、めんちが裏返したり取り分けたり。
ぺんぎんさんはちょっと手のかかる揚げ物系担当。あとカレー。

料理の腕は普通に美味しく作れる程度。
ぺんぎんさんの方が上手。
ある程度の量を作ってから食べる方に参戦。
他人の作った料理を摘まみながら、レシピを訊く。

「ぷはー。まんぞく」
これ?……ただの水ダヨ?




 山でたらふく食べたって? いやいやあれは戦闘『前』の腹ごしらえ。
「そして、今からが。本番」
 響・夜姫(真夏の星の夢・f11389)は鶏肉料理を思い浮かべ、しゃきーんと包丁を構えた。
「食べるには。作らねば、ならぬー」
 壮大なBGMを背負い、彼女は調理場へと向かう――

 てんこ盛りの食材を調理する有志の中に、夜姫も加わった。
 鶏皮を茹でてポン酢を掛けたり、炭火で焼き鳥をじっくり焼いたり。単純工程の料理を大量生産だ。作る端から消えていくが、それもまたよし。
「わにー、わにー。出番だよー。ぺんぎんさん、めんちー、すとりーむなアタックの感じで、やっちゃえー」
 途中で頼れる仲間を呼び出して、調理班に加わってもらう。
 わには大きなお口でフライパンを加えて、みごとなあおりを披露する。ちょうどよく火の通った鶏肉の野菜炒めに、めんちがタレをひと回し。いい味に出来たらお皿に盛って完成だ。
 ぺんぎんさんは手のかかる揚げ物系の担当になり、こんがりきつね色の唐揚げ山脈を築いていく。同時にカレーも担当して、抜かりなくかき混ぜる料理人っぷりだ。
 普通に美味しく作れる夜姫に比べて、ぺんぎんさんの方が上手なのだ。調理班で五本の指に入る手際の良さだった。

 皆で一生懸命に量産を続けて、料理の減るペースも落ち着いた頃。
 材料も残りが見えてきたので、調理班は希望者数名を残して解散となった。夜姫も二つ返事で包丁を置き、フォークに持ち替えた。
 チキンステーキ唐揚げチキンカツ焼き鳥フライドチキン。チキンカレー。
 会場には世界各地の、それに寄り集まった猟兵の知恵で他の世界の料理も並んでいる。
 夜姫はフォークをふるった。行儀良く大皿から取り分けては目にも止まらぬ早技で口へ、そして胃袋へと届ける。
 特に美味しいものはレシピを訊いて、新しい料理のレパートリーを増やしつつ作った以上に食べた。
「ぷはー。まんぞく」
 最後にしゅわしゅわする水……? で喉を潤し、夜姫は満ち足りたため息をついた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サァカ・パウロニア
表記してないこと、絡みアドリブ大歓迎!

おにくいっぱいてにはいった!うれしい!(よだれごくり)
これで、ぱーてぃー、するのたのしみ!

すごい……これ、ぜんぶ、おにくりょうり?おいしそう!(紅茶で乾杯)
ちょっとつかれたけど、がんばってよかった!

みんなで、たべると、おいしい。ひでんの、タレ?も、きになる。……たべてもいい?




 たっぷり狩ってたっぷり持ち帰った鶏肉の山を前に、サァカ・パウロニア(ミレナリィドールの闇医者・f28606)は思わずよだれを飲み込んだ。
「おにくいっぱいてにはいった! うれしい!」
 猟兵達の食欲と頑張りの結晶である。さっそく有志の調理班が肉に群がって、下準備を始めている。

 パーティーはすぐに始まった。
「かんぱーい」
 近くの猟兵と紅茶で乾杯したら、楽しい時間の始まりだ。
 ところ狭しと並ぶ鳥料理の数々。焼き鳥やカレー、唐揚げといった定番料理から不思議な見た目の郷土料理まで無限に種類がある。
「すごい……これ、ぜんぶ、おにくりょうり? おいしそう!」
 ちょっと疲れたけど頑張った甲斐があるというもの。
 サァカはまず、熱々のフライドチキンを選んだ。ふーふー冷まして、精一杯の大きな口でがぶり。軽やかな食感とスパイシーな味付けの衣を破ると、弾力のある肉に届いた。咀嚼を繰り返すと温かくて刺激的な味が口の中で幸せを奏でる。
「ん……」
 あっという間に骨にしたら、次の料理へ。唐揚げもチキンステーキも五種類かそれ以上あるのだ。一口ずつ味見して、美味しいのをお代わりして、胃袋の許す限り楽しむのだ。
 会場を歩き回ってあれこれ楽しんでいると、人混みの出来る一角が目に付いた。『秘伝のタレのステーキ』と大きく掲示されている。人気料理なのだろう。
「ひでんの、タレ? ……たべてもいい?」
 遠慮がちに聞いたサァカに、もちろんさ、と誰かが言う。頑張った猟兵が腹一杯食べるのに遠慮なんていらない。順番待ちの行列に並ぶ間も一般人が「これ美味しいよ」「食べてごらん」と口々に差し出すのを受け取って、サァカは舌鼓を打った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヤムゥ・キィム
いっぱい動いたラ疲れちゃったゾ…でも無事任務完了ダー!

グググゥ〜〜〜(大きなお腹の音)

ヤムゥの知らない料理が、イッパイ…里に住んでる時はごはんなんて食べられれバなんでもいいと思ってたケド(そこらへんに歩いている虫をたべていた)、世界には美味しいものがイーッパイあるんだナー!!
ヤムゥ全部食べル!!!飲ムーー!!!
パーティー大好きダ!食べて歌っておしゃべりしテ皆でおどロ〜!!




「いっぱい動いたラ疲れちゃったゾ……でも無事任務完了ダー!」
 ばんざーい、とヤムゥ・キィム(猪突猛進恋狂い・f01105)は両手を挙げた。
 グググゥ~~~!!
 ぺこぺこのお腹が元気に返事をする。取り皿とフォークを持ったら、料理へ突撃開始だ。
 まずは前菜にローストチキンを一枚二枚。シンプルな素材の味に、グレービーソースをちょんと付ければ世界が変わる。途中に付け合わせの野菜を挟むと相乗効果でまた美味しさが増える。
 もぐもぐと噛みしめながら会場を見渡した。ヤムゥの知らない料理がいっぱいあって、目移りする。
(里に住んでる時は、ごはんなんて食べられれバなんでもいいと思ってたケド)
 あの頃食べた、そのへんの虫とか草を思い出す。それに比べて、周囲に広がるチキンパラダイス。
(世界には美味しいものがイーッパイあるんだナー!!)
「ヤムゥ全部食べル!!! 飲ムーー!!!」
 未知の料理へとヤムゥは向かった。甘いの酸っぱいの辛いの。味付けも調理方法も色々あって、もとは同じ素材なのに飽きがこない。
 喉が渇いたら、果実水にお茶に、よりどりみどりのアルコール類。中には口に合わないものもあったけれど、未知の味は楽しかった。

 食べて飲んで騒いで、宴も後半にさしかかるとまったりムードが漂う。
 美味しいものでお腹がいっぱいになると、幸せだ。ヤムゥの体が自然と動く。
「パーティー大好きダ! 食べて歌っておしゃべりしテ皆でおどロ?!!」
「踊るの!?」
 なんて言いながら体を揺らす猟兵仲間。巻き起こる手拍子をBGMに、楽しいパーティーの時間は夜まで続いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年08月12日


挿絵イラスト