一欠片の憐憫(作者 ヨグ
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 異端の神、ヘブンリーセイヴァー。
 この世界を終わるべきものと定め、救済という名の死をばら撒くもの。
 ……そうであるはずのものが今、襲い来る拷問具たちを呑み込んでいく。
 闇に沈んだ居城をただただ進み、生者に恨みを持つモノたちを傷つけることなく、その内にある原初の闇の中へと取り込んでいく。
 抽象化した鳥を模した異次元の存在は……ただただ、居城の奥へと進み続けていた。

「……なんだかよくわからないんだけど、そんなのがダークセイヴァーの世界に出てきたの。」
 グリモアベースに集まった猟兵達へと、今回の事件を説明していた編堵。
 ツギハギのぬいぐるみを胸の前に抱えて壁に映る暗い森の中の城を見ながら、ぼそぼそと言葉を続けていた。
「ここ、なんだけど……昔は吸血鬼が棲んでて、領民たちを全員拷問にかけて、責め殺したとか。
 でも、最後の一人を拷問具にかけた時……闇の中から現れた騎士が、その吸血鬼を倒したんだって。
 だけど、その騎士も……吸血鬼とかの闇の勢力を殺し続けて、自分も闇に囚われてて、動くもの全部が敵に見えてるんだ。
 それ以来……この城の中は、領民たちの魂の入った拷問具たちが動きまわってて、普通の人はまず近づかなくなっちゃった。
 ……そこに、この鳥みたいな異端の神が来たの。」
 編堵が首輪に手をかけると、壁の映像が城の中へと変わる。
 暗い廊下にいるのは鳥を模したような異次元のモノと、浮き上がる拷問具たち。
「この異端の神が、何で出てきたのか……それはちょっと、わからない。
 少なくとも、こっちから殴りかからない限り、襲ってこないはず。
 進み方を見てると、一番奥にいる騎士のところを目指してるみたい。
 拷問具たちの数が多すぎて、普通だったら中に入るのも危ないけど……その騎士のところまでいくなら、今がチャンスなんだ。
 だから、みんなで一緒に進んで、一番奥までいって、ここを開放してほしいの。」
 よろしくお願いします、という言葉と共にゲートが開く。
 暗い廊下の中、浮かび上がる拷問具たちと対峙する異端の神の姿があった。


ヨグ
 ヨグです、これで4作目となる同族殺しの物語となります。
 取り込まれてしまった領民たち、そして闇に堕ちた騎士……そこに現れた異端の神は、ただただ彼らを呑み込んでいく。
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第1章 集団戦 『怨呪の鉄棺』

POW ●咎喰い
【伸縮自在の鉄針】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【血の記憶から、過去の咎】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
SPD ●怨呪葬
命中した【防御不能】の【全発射鉄針】が【鉄棺内へ引きずり込む怨呪の針】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
WIZ ●荒れ狂う怨みの脳髄
【埋め込まれた脳髄から発する怨み】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


リュヌ・ミミティック
・心情
ん、……お…おー……異端の、神と、一緒、に、共闘、は、すこし、だけ興味ある、ねー

・行動
「ん。おー……ダフィット、猫憑き季月、がんば、ろ、ねー」
異端の神も気になるけれど、まずはダフィットと猫憑き季月と拷問具のほうを対処しよう
他の猟兵もいるだろうから、僕は狐乃火焔で援護に回るね
【激痛耐性】もあるし、多少の傷はそのままに、【敵を盾に】して、攻撃をかわそうか
必要ならばダフィットを槍にかえて戦うよ


・口調捕捉
喋る必ず最初に、「ん。」か「ん、」が付き、変な所で区切ってしゃべるのが癖


アリステル・ブルー
連携アドリブ歓迎
同意があれば他の猟兵さんを積極的に支援するよ

●POW
とりあえず攻撃してこないんだよね? なら異端の神は一旦放置、巻き込まれないようなるべく距離を取るよ。ただし攻撃されたら考え直すかな……?
使い魔ユールを呼ぶよ、隙があれば援護してほしい。戦況、特に異端の神の様子を注視してほしいかな。
僕は黒の細剣を抜いて接敵。
【2回攻撃】で貫通出来ないかなぁ、まぁやれる事をやろう。
【指定UC】を使うね! 味方と異端の神以外全部もやしちゃうよ!

しかし異端の神の目的はなんだろうね……。
吸血鬼は嫌いだし異端の神も嫌いだけど、潰しあってくれるなら幸いなんだけど…。動向が気になるからよく観察しておきたいな。


 暗い廊下で対峙する、アイアンメイデンと呼ばれる動く拷問器具と、抽象的な鳥の形をした異端の神。
「ん、お……おー……。」
 そんな異端の神を後ろから見上げながら感嘆の声をあげる、リュヌ・ミミティック(狐薊の鳴き声・f02038)。
「ん、異端の、神と、一緒、に、共闘、は、すこし、だけ興味ある、ねー。」
「……そう、だね。」
 子供っぽく楽しそうに言うリュヌに対し、複雑な心境で応えるアリステル・ブルー(人狼のクレリック・f27826)。
 異端の神も人類の敵であることには違いないのだが、猟兵達が近くにいるのに襲ってこない異端の神を見ながら黒の細剣を抜き、
「とりあえず……攻撃してこないなら放置して、拷問具の方を倒そうか。」
「ん。おー……そう、だ、ねー。」
 リュヌは抱えていた継ぎ接ぎのぬいぐるみ、猫憑き季月と共に腕を上げ、改めて拷問具へと向かう。
 そんな二人の姿を、青い鳥が見つめていた。

 リュヌが突き出した手に、小さな白いドラゴンが降り立つ。
「ん。……ダフィット、猫憑き季月、がんば、ろ、ねー。」
 ダフィットと呼ばれたドラゴンが一声鳴き、一振りの槍へと変わっていった。
 元気なその声に、拷問具がリュヌへと恨みの篭もる視線を向ける。
「ん、なん、か、睨んで、る?」
「生きている人に対して、無差別に恨みを向けるようになってるね。」
 人の頭の文様から血の涙を流し、サイズを増していく拷問具。
 前に出たアリステルに対し、前面の扉を開けていった。
「気を付けて。」
「ん、わ、かったー。」
 拷問具の内側に生える鉄針が伸び、アリステルとリュヌへと襲い掛かる。
 身を躱すアリステルの見ている前で、リュヌは腕を掠らせながらも無理に接近していく。
「ん。……こ、れで、どう?」
 その場に狐の形をした火を残し、リュヌは別の拷問具の背へと隠れていた。
「ん、燃や、し、ちゃう、よー。」
「……苦しめられた過去には同情するけども、」
 拷問具へと駆ける狐火と共に、アリステルも拷問具を細剣で貫いていく。
 黒い細剣から漆黒の炎を吹き出しながら、
「生者を傷つけるのならば、容赦はしないよ!」
 アリステルの声と共に黒い炎に包まれ、鉄の擦れる音と共に黒い塵へと変わっていった。

「ん。僕、も戦……」
「危ない!」
 リュヌが槍を持つ手に力を入れた時、別の拷問具が鉄針を伸ばすのを、飛ばしていた青い鳥の使い魔を通して見たアリステル。
 その瞬間、間に入ったのは異端の神で……鉄針を自身の体に取り込んで別の次元へと送りながら、そのまま拷問具へと近づいていく。
「大丈夫かい?」
「ん、だい、じょう、ぶ。……あ、りがと。」
 駆け寄ったアリステルに、リュヌが笑顔で返していると、
「ん。呑、み込ん、でる?」
「……どういうつもり、なんだろう。」
 二人の見ている前で、異端の神は拷問具をその身に取り込んでいた。
 猟兵たちを狙う別の拷問具へと身を向け、立ちはだかるように浮かび上がっている。
「ん。……僕、らを、守って、る?」
「どうなんだろう……。」
 得体のしれない異端の神を見上げても、何を考えているのかは解らない。
「吸血鬼は嫌いだし、異端の神も嫌いだから……潰しあってくれるなら幸いなんだけど……。」
「ん……。な、んか、あれ……抱、きしめ、てる、み、たい、だねー。」
 拷問具を取り込んでいく様子を見ていたリュヌの言葉に、アリステルは複雑な表情で異端の神を見ていた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

マリウス・ストランツィーニ
なんとも恐ろしい雰囲気の場所だな。
いや、怖くない。怖くないぞ!

敵の真意がわからない以上、まずはとにかく奥を目指して進むしか無いようだな。
剣と銃で対処しながら奥に進んで行こう。

拷問具に領民の魂が入ってるというのは本当なのだろうか……だとしたらせめて早く苦しみから解放してやりたいな……


春霞・遙
領民も騎士殿も、苦しめられて死してなおこの世に囚われ続けるなんて、放っておけないですよね。
異端の神が何を為そうとしているのかはわかりませんけどオブリビオンのいない領地が増えれば今を生きている人たちも救われるでしょうし。
利用できるものは利用させていただきましょう。

拷問具のみを狙うよう集中して【バレットレイン】を使用し怨呪の鉄棺を攻撃します。
鉄棺内に引きずり込まれそうになったなら戦闘に差し支えない程度の傷で済むように内部の杭を「部位破壊」して、「零距離射撃」で破壊します。
いっそ内部から【バレットレイン】を放った方が余分な相手に当たらなくて良いかもしれないですけど、痛いのが好きなわけではないですし。


「……なんとも、恐ろしい雰囲気の場所だな。」
 暗い廊下を進みながら、ぽつりとつぶやいたマリウス・ストランツィーニ(没落華族・f26734)。
 ふと、隣に春霞・遙(子供のお医者さん・f09880)がいることに気が付き、
「いや、怖くない。怖くないぞ!」
「……ふふ、何も言ってませんよ。」
 優しい笑みと共に言葉を返す春霞。
「い、いやほんとうに!」
「大丈夫ですよ。……それにしても。」
 前に浮かぶ異端の神、そしてその奥にいる蠢く拷問具を視界に納め、春霞は拳銃を引き抜く。
「領民も騎士殿も、苦しめられて死してなおこの世に囚われ続けるなんて、放っておけないですよね。」
「あ、ああ……拷問具に領民の魂が入ってるというのが本当なら、」
 マリウスも生家ストランツィーニ家に代々伝わる刀を引き抜き、
「せめて早く、苦しみから解放してやる!」
 二人は動く拷問具たちへと駆け出した。

「異端の神が何を為そうとしているのかはわかりませんけど、」
 飛び込んだ春霞の拳銃が火を噴き、拷問具たちへ雨あられと弾丸が降り注ぐ。
 そんな春霞に対しては特に動かず、別の拷問具へと向かう異端の神をちらりと見つつ、
「利用できるものは、利用させていただきましょう。」
「ああ、やってやる!」
 闘気を纏ったマリウスの刀が、拷問具へと迫る。
 しかし、拷問具はその扉を開き、内側に生える鉄針が一気に伸びた。
「くっ、この程度で!」
 身を捻り、鉄針を避け……さらに伸びてくる鉄針を春霞の銃弾が弾く。
「はぁ!」
 気合と共に振り下ろすマリウスの刀に吹き飛ばされ、拷問具が城の石壁にぶち当たる。
 そのまま動かなくなるのを見つつ、
「すまない、助かった。」
「いえ、気にしないで。来ますよ!」
 背後で扉を開いた拷問具、その内側の鉄針が一気に射出される。
「させるか!」
 気合一閃、マリウスの刀にまとめて弾き飛ばされ、
「これで、終わりです!」
 春霞は拷問具へと一気に踏み込み、開いた扉の内側に拳銃を撃ち放つ。
 内側で鉄の跳ねる音が響いたのち……赤い液体が漏れ出し、拷問具は倒れて動かなくなった。

「何とかなったな!」
「ええ、そのようですね。」
 動く者が居なくなった中、二人が武器をしまっていると……壁にめり込んだ拷問具へと、異端の神が近づいていく。
 みれば、戦慄くように動く拷問具を、その身の中へと取り込んでいるようだった。
「……何をしているんだろうな?」
「自分の中に入れて……どうするんでしょうね?」
 二人が話していると、異端の神はそのまま廊下を進み始める。
 足元には、血だまりと共に動かなくなった拷問具が残っていた。
「これは、取り込まないのか。」
「……もしかして、」
 違いといえば、完全に動きを止めていた事……それに気が付いた春霞の呟きが、静かな廊下に響く。
「無理やり生かされてる者を、取り込んでいる?」
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

リーヴァルディ・カーライル
…彼らはただ、今を精一杯生きていただけ…
それなのに悪戯に生を奪われて、
死後も変わり果てた姿になって安息を赦されず…無惨な

…待っていて。今、貴方達に終わりを与えてあげる

今までの戦闘知識から狂神は危険や殺気を感じるまで警戒するに留め、
敵の先制攻撃を“写し身の呪詛”の残像を囮に闇に紛れて切り込み、
魔力を溜めた大鎌を怪力任せになぎ払う早業のカウンターを行う

…せめてもの手向けよ。一撃で狩ってあげるわ

戦闘後に左眼の聖痕で霊魂の存在感をを暗視して見切りUCを発動
全身を闇属性攻撃のオーラで防御して心の中で祈りを捧げる

…貴方達の怨嗟は全て私が持っていく
だからもう苦しみ嘆く必要は無い。眠りなさい、安らかに…


霧島・絶奈
◆心情
…実に吸血鬼らしい趣味の城ですね
とはいえ、現在の主には関係の無い話です

さて、異端の神は彼にとっての天上の救済者となれるのか…
利用ではなく、助力するとしましょう

◆行動
ヘブンリーセイヴァーに対しては敵意を向けずに行動

『暗キ獣』を使用
サイズの増大で敵の攻撃箇所も増えますので、数で取り囲み餌食にしてしまいましょう

【罠使い】の技能を活かし【目立たない】様に「魔法で敵を識別するサーメート」を複数設置
効果範囲の狭さ故に、余計な対象にまで害を及ぼさない兵器はこうした場面では便利ですね

設置しつつ【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は各種耐性と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復


「実に、吸血鬼らしい趣味の城ですね。」
「……ええ、本当に。」
 暗い廊下に蠢くアイアンメイデンたち……領民たちの魂が込められているという拷問器具たちを見ながら呟く、霧島・絶奈(暗き獣・f20096)とリーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)。
「……彼らはただ、今を精一杯生きていただけ……それなのに悪戯に生を奪われて、
死後も変わり果てた姿になって安息を赦されず……無惨な。」
「人間としての個を奪われ、ただ生者を襲う道具と化したのは、彼らにとっても悲劇でしょう。」
 そして、前に浮かぶ異端の神は、拷問具の一つを呑み込もうとしていた。
「さて、異端の神は彼らにとっての天上の救済者となれるのか……利用ではなく、助力するとしましょう。」
「……そうね、狂神は私たちを襲う気はないようだし。」
 霧島は蒼白い燐光と共に配下の屍兵を呼び出し、リーヴァルディも大鎌を手に駆け出し、
「……待っていて。今、貴方達に終わりを与えてあげる。」
 呟きと共に、異端の神の横を駆け抜けた。

「……遅い。」
 開いた拷問具の内から飛び出す鉄針。
 それが貫いたのはリーヴァルディの残像で、
「……せめてもの手向けよ。一撃で狩ってあげるわ。」
 暗闇に紛れ、拷問具のすぐ横に現れたリーヴァルディは魔力の篭もる大鎌を振るう。
 怪力任せの一閃は、拷問具の一つを横に断ち切っていた。
「お見事です。」
「……注意して、他が来るわ。」
「ええ、解っていますよ。」
 拷問具たちへと屍兵の軍勢が押し寄せた時、リーヴァルディはその影へと姿を消していく。
 内から伸びる鉄針に貫かれても歩みを止めない屍兵たちへ、業を煮やした拷問具が大きく膨れ上がる。
「ふむ……これなら数で取り囲みましょう。」
 屍兵たちの足元に新たな魔法陣が浮かび、跳び出したのは屍の獣たち。
 飛び掛かった屍獣の背後からは屍兵の槍が強引に押し込まれ、巨大化した拷問具は身動きが出来なくなり、
「さぁ、トドメです。」
 足元から吹き上がるテルミットの炎に呑み込まれ、拷問具の身体が歪む。
「……終わりよ。」
 リーヴァルディの大鎌が拷問具を捉え、切断していた。

「さて、とりあえずここにいたのは終わりですか。」
 霧島が見る限り、動く拷問具たちが居なくなり、あとには異端の神と転がる拷問具だけ。
「……貴方達の怨嗟は、全て私が持っていく。」
 リーヴァルディが左眼の聖痕を通し、領民の霊魂を見つめ、
「だからもう、苦しみ嘆く必要は無い。眠りなさい、安らかに……。」
 そう胸の内で祈りを捧げると、苦しみから解き放たれた霊魂たちはそのまま掻き消えていった。
 それを感じ取ったのか、又は気まぐれか……動き出した異端の神は、廊下の先へと進み始める。
「ふむ……あの異端の神は、魂の開放を望んでいるようですね。」
「……狂神なりの、救済のつもりかしらね。」
 進んでいく異端の神を、二人も追っていった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

ジェイク・リー
※トリガーと行動

「……幽霊じゃねえよな?」
死んだと聞いていたが、偽装だったとは。
「まあ黙っといてやる。問題は」
敵の対処、それだな。
「くそ、恨みの念が強え。気を抜いたら当てられるな」
第六感が回避優先しろと伝えてくる。
残像残すダッシュで回避と隙を作る。
死角から蒼い光刃を形成した七星天狼刃と紅い光刃を形成したドゥームで斬り捨てる。
異端の神……敵の敵か。今のところは。
今は利用させてもらうさ。

絡み・アドリブOK


トリガー・シックス
※ジェイクと行動

「すまなかったね。ああするしか他に方法が思いつかなくて」
色々とやる為に味方を欺くというのは心苦しいものですね。
「まあ謝罪は後に。今は……」
この怨念を鎮める事が優先でしょう。
「武器はないもので……」
空手や中国拳法、地形の利用でシラットの技も使いましょうか。
手で身体を支えて軸にし、強烈にしてアクロバティックな回転蹴りを放つ地転蹴りなど少なくともダメージは与えられるでしょう。
鎧砕きなんかも合わせればより破壊できると思われますね。
第六感とダッシュで回避しながら隙を突く基本的な戦法で対処しましょう。

絡み・アドリブOK


 最奥である大広間へと続く扉……その前には、多くの拷問具がひしめいていた。
「ちっ、多いな……だが、これで終わりか。」
「ええ、おそらく。」
 廊下の曲がり角から様子を窺っていたジェイク・リー(影の護り手・f24231)の呟きに応える、トリガー・シックス(ハーミット・f13153)。
 そんなトリガーにジェイクは視線を移し、
「しかし……幽霊じゃねえよな?」
「大丈夫、足はきちんとありますよ。……すまなかったね。」
「謝らなくていい、死んだと偽装するのはよくある事だ。その方が動きやすいならなおさらな。だが……、」
 トリガーの本名、藤宮善政の事を亡くなったと信じている、仲間の顔が頭をよぎる。
 しかし、そんなジェイクを見返すトリガーは少し困ったように頭を掻き、
「ああするしか、他に方法が思いつかなくてね。」
「……まぁ黙っといてやる。」
「助かるよ。さて……今は、この怨念を鎮めなければ。」
「ああ、そうだな。」
 様子を見れば、いつの間にか現れた異端の神が廊下を進んでいる。
 拷問具たちも異端の神へと向き、内に生える鉄針で異次元の存在を貫いていた。
「チャンスだ、行くぞ。」
「ええ、参りましょう。」
 二人は廊下の影から飛び出し、拷問具へと向かっていった。

 残像が残るほどの速度で拷問具の足元へ踏み込んだジェイク。
 その速度に翻弄されながらも、拷問具の扉から鉄針が伸びてくる。
 一瞬、鉄針を手にした武器で弾くかと考えたが、
「……くっ、」
 背後に跳び、自身の立っていた所を貫く鉄針の放つ怨念を見つめ、
「恨みの念が強え。気を抜いたら当てられるな。」
「ええ、大変危険ですね。」
 一気に踏み込んだトリガーの拳が、鉄針に沿うように差し込まれていく。
 腰を落とし、十分に力の込められた拳に、鉄針の打ち付けられた板が砕かれた。
 拷問具がバランスを崩した時、ジェイクの手の霊具が生み出す蒼と紅の光刃が、拷問具の頭を背後から貫く。
「やるじゃねえか。」
「武器を持たない期間が長かったもので。」
 そう話す二人を目掛けて伸びる鉄針。
 ジェイクは素早く跳び退り、トリガーはそのまま踏み込んで紙一重で避ける。
「さぁ狙ってこい。」
 派手な光刃を手に廊下を駆けるジェイクへと、ほかの拷問具は鉄針を向け、
「足元が留守ですよ。」
 その隙にトリガーは前転をするかのように飛び込み、手で体を支えながら拷問具へと強烈な蹴りを浴びせかける。
 鉄をも砕く一撃にふらつく拷問具を……突然現れた異端の神が自分の体へと呑み込んでいった。
「ふむ……。」
「……こいつが何を目的にしてるのか知らねえが、」
 駆け抜けざまに最後の拷問具を斬りつけたジェイクは、トリガーと共に異端の神へと視線をあげ、
「敵の敵か、今のところは。」
「その認識でいいのでしょう。」
 動く者の居なくなった廊下から、扉をものともせずに異端の神は進んでいく。
「なんにせよ、今は利用させてもらうさ。」
「ええ。」
 二人も共に、城の最奥であるホールへと踏み込んだ。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴


第2章 ボス戦 『深淵に沈みし騎士』

POW ●蝕まれし聖光の剣
【聖剣の力を解放し、極光放つ聖剣のなぎ払い】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を崩壊させながら深淵が広がり】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD ●闇に翳る残光
レベル×5本の【破魔の光】属性と【深淵の闇】属性の【朽ちた聖剣から剣閃】を放つ。
WIZ ●今は歪みし聖裁
【触れたすべてを蝕む深淵の闇】が命中した対象に対し、高威力高命中の【闇に蝕まれた者を滅する聖なる光】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アルトリンデ・エーデルシュタインです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 満身創痍……その騎士を現す言葉に、これほどふさわしいものはないだろう。
 かつて、光をを放っていたであろう剣は砕け、手足の一部も砕かれている。
「ぐ……吸血鬼、か。」
 それでも騎士は立ち上がり、武器を構える。
 失った部位は闇で補い、無理やり人の形を保っているモノ。
 そんな騎士へと、異端の神は近づいていく。
 ゆっくりと……それはまるで、威嚇する者へと敵意がないことを示すように。
「貴様ら、の、好きには……させん!」
 しかし……闇に眩んだ目に映るのは、全てが敵で。
 騎士はそのまま、残る光をその身に浮かべ、異端の神へと斬りかかっていった。
マリウス・ストランツィーニ
そうか、もはや私達のことも吸血鬼に見えるのか……

説得は無意味なのだろうな。
異端の神は拷問具と同じように騎士を取り込もうとするのだろうか?
どう出るのかはわからないが、私に今出来ることは剣で向き合うことだけだ。

騎士と剣を交えながら異端の神となるべく離れるように動く。
放ってきた深淵の闇も剣で受け止め弾き飛ばしてやる!
私が戦っている間に異端の神について何か分かれば良いのだが……!


霧島・絶奈
◆心情
…妄執とも言えるのでしょう
ですが、「そうなって」尚失われない闘争心と目的意識
其れ自体は否定したくはありませんね
或る意味では戦士として有るべき姿とも言えるのでしょうから…

◆行動
引き続きヘブンリーセイヴァーに対しては敵意を向けずに行動

『暗キ獣』を使用
此方も死して尚、闘争に身を置く者達です
相手に不足は無いでしょう

【罠使い】の技能を活かし【目立たない】様に「魔法で敵を識別するサーメート」を複数設置
先程迄と同じ様に、効果範囲の狭さを活用

設置しつつ【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】
ヘブンリーセイヴァーを巻き込まない様に配慮

負傷は各種耐性と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復


「そうか、もはや私達のことも吸血鬼に見えるのか……。」
「ええ、そのようですね。」
 騎士の兜の下から覗く強い視線に気圧されそうになりつつも、刀を抜き払うマリウス。
 霧島もその言葉に頷き、
「妄執、とも言えるのでしょう。……ですが、『そうなって』尚失われない闘争心と目的意識、其れ自体は否定したくはありませんね。」
「ああ。私も軍人として、彼の生き方は理解できる。できるなら、そのまま終わらせてやりたいところだ。」
「ふふ、考えは同じ様で何より。」
 蒼白い燐光と共に、周囲に屍の兵士と獣が湧き出していく。
 気が付けば姿のない霧島の声だけが響いていた。
「サポートはお任せを。では、存分に。」
「ああ、行くぞ!」
 闇に捕らわれた騎士へと、屍の兵たちと共にマリウスは踏み込んでいった。

「貴様も、か!」
「くっ……会話にならんか。」
 砕けた剣を振るう騎士だが、その腕は鈍っていない。
 かつては輝きを放つ聖剣であっただろうそれを闇が補う、十分に重い一撃をマリウスは何とか受け流していた。
「吸血鬼、め!」
「……説得は、無意味なのだろうな。」
 ふわりと浮かぶ異端の神を視界に納めながら、マリウスは後ろへと跳び退る。
 そのまま追いかけようとする騎士へと屍獣が飛び掛かり、兵士の槍が突き立てられていった。
「此方も死して尚、闘争に身を置く者達です。相手に不足は無いでしょう?」
「……邪魔を、するな!」
 貫かれた痛みなどとうにないのか、騎士は強引に剣を振るって喰らいついた屍獣を弾き飛ばす。
 開いた空間で上段に構え、振り下ろされた切っ先からは深淵の闇が放たれる。
「く……させるか!」
 剣閃の形で迫る闇へ、マリウスは愛刀『八重霞ノ太刀』を横薙ぎに払う。
「霧散せよ!」
 襲い来る闇に対し、八重に見えるほどの速度で刀が触れた時……闇は霞となって消え去った。
「ふふ、大技は隙が大きいですね。」
「邪魔、だ!」
 さらに突き進もうとする騎士へと突き出される、屍の兵士たちの槍。
 それに刺し貫かれながらも、騎士の突進は止まらず、
「ぐ!?」
「しかし、足元が見えていませんね。」
 屍兵の足元から吹き出すのは、霧島の仕掛けたサーメートから吹き出す炎。
 そこへ上段に刀を振り上げたマリウスが踏み込み、
「はぁ!」
「ぐ、ぬぅ……!」
 袈裟懸けに一閃……そのまま騎士は背後へ吹き飛ばされていった。

「さて、まだ戦う気はあるようですが……。」
 炎の先、騎士がゆらりと立ち上がるのを霧島は視界に入れつつ、
「ヘブンリーセイヴァーは、こちらに手は出さないのですね?」
「……襲ってこないのであれば構わないのだが、」
 傷が闇に呑まれる苦しみの声が漏れる騎士へと、異端の神はゆっくりと近づいていく。
 それを見つめるマリウスは油断なく刀を構え、
「あいつは何がしたいんだ。苦しむ者を救うなら、私たちに手を貸して早く終わらせるべきだろう?」
「ふむ……。」
 近づきはするものの、斬られるがままに騎士の剣を受ける異端の神。
 霧島は目深に被ったフードの下で考えるように顎に指を当て、
「もしかして……戦いの中で、人に倒されるのを待っているのでは?」
「……あの騎士のため、か?」
「もしかしたら、ですけどね。」
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

春霞・遙
なんとなくの印象ですよ?
ただの勘ですけど、これは味方ではないように思ってます。
できることなら先んじて敵にトドメを刺して、この神の贄を増やしたくないように感じます。
でも、願わくはあの神がこの地を救済するモノであればいい。

【カガリビノマジナイ】で彼の騎士を蝕む闇を祓います。
この地に統べるモノはもういないし、あなたも役目を終えています。あなたが向かうべき冥府の川へ案内しましょう。
効果距離は短いけれど枝の先に灯した炎で攻撃を。
相手の闇を炎で牽制しつつ光や剣での攻撃はまじないの効果を借りて回避します。
きつければ杖に持ち替えて攻撃をいなしたり打・突・薙等の攻撃もします。


リーヴァルディ・カーライル
…かつて無辜の民の為に吸血鬼に立ち向かった騎士、ね

…出来ることならば、貴方とはもっと早く出逢いたかったわ

…狂える神よ。彼の者の救済を望むならば、力を貸して…!

今までの戦闘知識を頼りに敵の気合いや殺気を見切り、
同族殺しとの戦闘で生じる敵の死角を暗視して切り込み、
大鎌をなぎ払い同族殺しの闇に紛れて離脱する早業を繰り返す

…お前は此処で終わるべきよ
その手を守りたかった者達の血で染める前に…

第六感が好機を捉えたら左眼の聖痕に魔力を溜めUCを発動
暴走魔法陣に大鎌を武器改造した呪詛を纏う手甲剣を突き立てて、
限界突破した黒炎鳥を突撃して自爆させる闇属性攻撃を放つ

…その志は私達が受け継ぐ。眠りなさい、安らかに…


「なんとなくの印象ですよ?」
 そう前置きをして、春霞は呟いていた。
「ただの勘ですけど、あの異端の神は味方ではないように思ってます。」
「……確かに、そうかもしれない。」
 騎士と対峙した異端の神を見上げ、リーヴァルディも大鎌を手に頷いていた。
「だけど、今は……少なくとも敵じゃないわ。」
「そう……ですね。」
「……たとえ一時の気の迷いでもいい。……狂える神よ。彼の者の救済を望むならば、力を貸して……!」
 迷いなく騎士へと駆け出すリーヴァルディを見送り、
「そうですね……まずは彼の騎士を。」
 春霞もハシバミの枝を手に、騎士の元へと向かう。

「貴様も、か!」
「……かつて、無辜の民の為に吸血鬼に立ち向かった騎士、ね。」
 リーヴァルディに流れる吸血鬼の血に誘われたか、容赦なく振るわれる騎士の剣。
 対するリーヴァルディは大鎌で捌き、横を駆け抜けざまに脇腹を斬り払う。
「……出来ることならば、貴方とはもっと早く出逢いたかったわ。」
「この、程度で……!」
 騎士は自身の傷を闇で埋め、それによる苦鳴を漏らしながらも強引に剣を振るう。
 リーヴァルディが死角に避け、その剣が空を切った時、
「夏至の夜を汚す悪しきものを追い払え、聖なる炎を消す水の流れを探し出せ。」
「ぐ、ぬぅあああ!」
 春霞の祝詞と共に振るわれる火の付いたハシバミの枝が、騎士を覆う闇を払う。
「この地に統べるモノはもういないし、あなたも役目を終えています。」
「貴様ぁ……!」
 払われたところは虚空となり……振るわれた剣は半分の長さで、軽く跳び退った春霞を捕えることはできなかった。
「あなたが向かうべき冥府の川へ案内しましょう。」
「う、ぐぅ……き、貴様らには……。」
 ハシバミの枝により、騎士の足を補っていた闇も払われ……元々失っていた片足を地につける。
 それでも兜の下から猟兵達を睨みつけ、手で補いながら戦いを止めようとしない騎士。
「……お前は此処で終わるべきよ。その手を守りたかった者達の血で染める前に……。」
 リーヴァルディの左眼の聖痕が輝き、自身の前に血で描かれた魔法陣が浮かぶ。
 呪詛を纏う手甲剣、そして手にした大鎌を魔法陣に突き立て……現れるのは、黒い炎を纏う血の獄鳥。
「貴様、ら……に、は……!」
「……その志は私達が受け継ぐ。」
「ですから、あなたはもう、」
 春霞の投げたハシバミの枝を咥え、血の獄鳥は騎士へと飛ぶ。
「眠りなさい、安らかに……。」
 その胸をハシバミの枝と共に嘴が貫き、地獄の炎に騎士の体は包まれていった……。

「……本当に、手を出さないのね。」
 ふと気が付いたように、リーヴァルディは異端の神へと視線を向ける。
「……邪魔をしないのならば、別にいいのだけれど。」
「私は……できることなら先んじて敵にトドメを刺して、この神の贄を増やさぬようにと考えていました。」
 静かに考えを述べていく春霞に、リーヴァルディはゆっくりと振り向いた。
「魂を啜るだけの悪神であったなら、彼の騎士の魂を渡すわけにはいきません。」
「……そうね。」
「でも……今は、そうと結論を出せませんね。」
 二人はゆらりと浮かぶ異端の神へと視線を向け、
「願わくは……あの神が、この地を救済するモノであればいい。」
「……そうであることを祈るわ。」
「おおおぉ……!」
 ……地獄の炎の中から雄叫びが響く。
 見れば、息絶え絶えながらも……闇に身を覆った騎士が、その身を起こしていた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

ジェイク・リー
聖剣、の割には闇のオーラが強えな。腐っても聖剣なのは確かだが。
「その根性は認めてやる……だが留まるのはダメだ」
光と闇、相反する力を扱うのは自殺行為……だがこいつは使ってくる。
向こうが剣ならこっちは拳でやらせてもらう。
ダッシュで間合いを詰め、早業で正拳突きを繰り出す。
身を屈めて掌底の突き上げの天王托塔、ムエタイの肘打ちやローキック、柔術で攻める。
「なぜ止める?」
待ったをかけられれば誰だって聞く。
活人道、俺はそれを見せられることに。

アドリブOK


トリガー・シックス
※ジェイクと行動

(なんという……戦い続け、ここまで)
見ただけで哀しみ、絶望、憎悪を感じ取る。
二本一組の柄であるハリハラを持ち、黒い光刃と白い光刃を形成。
「あとは私が」
ジェイクと交代して騎士と対峙する。
野生の勘で見切り、受け流しつつ二回攻撃でフェイントを織り交ぜながら仕掛ける。
連結させてリミッター解除と浄化によるUCで一閃を仕掛ける。
「その外装、過去に捕らわれた魂よ、その苦しみから解脱する時です」
人を救う不殺の剣として振るい、終わらぬ戦いを終わらせようと狙う。

アドリブOK


アリステル・ブルー
アドリブ連携おまかせ

●WIZ
とりあえず神様とらは放置して、
ユールには変わらず異端の神を中心に観察してもらいながら、援護余裕があるなら欲しいかなぁー!

とりあえず黒の細剣をいつでも抜けるようにして騎士に接敵して、語りかけてみる。
「これが君が望んだ結末?もう元には戻れないの?君のような悲劇を防ぐには?」
きっと通じないのかもしれない。
でも通じるならば…次に似たケースに遭遇した時、もっと良い未来を選べるかもしれないから。
人を守った彼がこのままなのはあまりにもかわいそうだ。
せめてひとときでも理性が戻れば…。

…一切が通じなければ剣を抜き【指定UC】も交えて応戦するよ。
これは仕方がないことなんだ。


メリー・スペルティナ
(狂える「救済者」……まさか、わたくしと似た事をしようとしているんですの?いえ、どちらにしろやる事は変わりませんわ)
わたくしでは、貴方を縛る因果を断ち真の意味で終わらせる事はできない
だから、これはただの自己満足

闇に紛れ、双方の攻撃の余波は第六感で回避し、同族殺しとの戦闘の隙を突く形で高速詠唱しUCを使用
「想い」を捕らえ貴方から切り離す呪いの鎖で
貴方の妄執、理想……その想いと願い、わたくしが預かりますわ
いつか来る、この世界の闇を払う戦争の時まで

例えいずれ貴方……「深淵に沈みし騎士」が同じ妄執を抱え躯の海より再び還り来たるのだとしても
「今、此処にいる」貴方が、一時でも解放されることを祈りますわ


 少し前……今は動きを取らない異端の神を見上げる、メリー・スペルティナ(暗澹たる慈雨の淑女(自称)・f26478)。
「狂える『救済者』……という事かしら。まさか、わたくしと似た事をしようとしているんですの?」
 その呟きは、炎に焼かれる騎士の雄叫びにかき消される。
 だが、異端の神はメリーへと視線を向けた……気がした。
「ふふ……答えは結構です。どちらにしろ、わたくしのやる事は変わりませんわ。」
 そう言葉を残し……長い銀の髪をなびかせて影へと消えていくメリーを、異端の神はそのまま見送っていた。

「ぐ……ぎさ、まら……!」
 炎に焼かれながらも自身の身体を闇で補い、立ち上がる騎士。
 兜の下から覗く目は猟兵達を見据え、砕けた剣を向ける。
「なんという……。」
 そんな瞳を見て、トリガーの口から言葉が漏れていた。
 闇に取り込まれてなお立ち上がり、悪を討ち果たすと決めたものの目。
「戦い続け、ここまで。」
「……その根性は認めてやる。」
 対し、ジェイクが見ていたのは騎士の持つ武器。
 光に鍛えられ、一度砕かれた剣……そして、闇で補ってなお砕けぬ聖剣を。
「だが、留まるのはダメだ。」
 相反する力を操り、融合させた騎士の技量。
 それを感じ取りつつ、ジェイクが拳を握りしめた時……青い鳥の羽ばたきが聞こえた。
「これが……君が望んだ結末なのかい?」
 騎士の前へと歩み出て声をかけるアリステル。
 黒の細剣に手をかけつつも、子供に優しく問いかけるように。
「もう、元には戻れないの?」
「黙れ……吸血鬼。」
 しかし、騎士にはアリステルが別のものに見えている。
 語り掛ける声も、戦意を削ぐ甘言に……言葉を振り払うように、アリステルへと手に握る闇を向け、
「貴様ら、は……滅ぼさねば、ならん!」
「あぶねえ!」
 ジェイクが腕に組み付き、放たれた闇はアリステルの横を通り過ぎた。
「くっ……もう、この方に言葉は。」
「ああ、通じねえだろうな。」
 言葉と共に正拳突きで殴りつけ、ひるんだ所を兜への掌底の突き上げる。
 吹き飛ぶ騎士を目で追いながら、アリステルが黒の細剣へと手をかけた時……トリガーの手が押し留めた。
「何を、」
「……諦めるには早い。彼を想うあなたの心は、必ず届くでしょう。」
「しかし、僕の言葉じゃ彼を正気には、」
「ええ、言葉だけでは戻せません。……手伝ってくれますか?」
 黒と白、二振りの光の刃を手の柄から生み出しながら、問いかけるトリガー。
「彼を冷静にさせるために。そして、彼の心を救うために。」
「……もちろん。」
 改めて黒の細剣を握るアリステルへと、トリガーは頷き返す。
「よろしい。では、いきますよ。」

「ぐっ……吸血鬼、め!」
 起き上がり様、飛び掛かるジェイクへと騎士の剣が振るわれる。
 身体を構成する闇、そして聖剣の光の入り混じった剣閃を避けた時、飛び退ったジェイクの灰色の髪が一筋散った。
「ちっ、闇のオーラが強えな。」
「ええ、本当ですのね。」
 闇の中からメリーの声が響き、騎士の周りに紅い魔法陣が浮かび上がる。
 魔法陣が輝いた時、呪鎖が騎士の体を捕えた。
「ぐ、貴様……!」
「貴方の強い『想い』……ここで失うのは惜しいのですわ。」
 メリーの言葉に合わせて、呪鎖は騎士の身体と纏う闇との間を這いまわる。
 その様を見つつ次の攻撃に映ろうとしたジェイクの前に、トリガーが割り込んだ。
「……なぜ止める?」
「ここは、私たちにやらせてもらえませんか?」
 有無を言わさぬ気迫に、ジェイクは拳を解き、
「……ああ、解った。」
「申し訳ありません。では、いきますよ。」
「ええ、」
 そのままトリガーは、アリステルと共に駆け出す。
 黒と白の光刃、そして黒の細剣が斬り裂くのは……身動きのとれぬ騎士の纏う闇。
「ぐっ……き、きさ、まら!」
「今の貴方が解放されるには、必要なことなのです。」
 騎士も剣を振るおうとするが、メリーの操る呪鎖がそれを許さない。
 そこへ振り下ろされるのは、二振りの白黒の刃。
「その外装、過去に捕らわれた魂よ。その苦しみから解脱する時です。」
「が……は……。」
 トリガーが斬り裂くのは騎士の身体ではなく、それを動かす闇。
 周囲へ闇が散り、傷ついた騎士の身体へと降り注ぐのは天上からの光。
「君はもう休むべきだ。だけど、」
 祈りの形で指を向けたアリステルは、最後に騎士へと問いかける。
「君のような悲劇を防ぐには、どうしたらいい?」
 真摯な表情のアリステルへ、騎士は微笑みを返し、
「……憎しみ、を……断ち切、れ……。」
 そう残して、白い塵となって散っていった。
「……難しいな。」
 アリステルはその言葉を噛みしめるように目を閉じ、祈りを捧げていた。

「なんとか、救えたようですね。」
「ああ、そうだな……俺だったら殺していた。」
 独り言ちるジェイクへとトリガーが言葉を続けようとした時、ふわりと異端の神が浮かび上がる。
 飛び散った闇をその身へと取り込み……その赤い身体が黒い闇へと変わっていった。
「まさか……あなた、そのために?」
 メリーの問い掛けに、異端の神は頷くような素振りを見せる。
「あの方の闇を、そしてこの城に漂う無念と妄執を……その身で全て受け止めるため、だったのですのね。」
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴


第3章 ボス戦 『ヘブンリーセイヴァー』

POW ●全てを無に還す原初の楽園
全身を【溶かし原初の闇を広げ、戦場全体を虚無】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD ●終わる世界に現れる最後の救済
小さな【希望を見せ、人類を救える僅かな可能性】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【天国だが、自ら地獄に堕ちる覚悟を示す事】で、いつでも外に出られる。
WIZ ●荘厳たる死を与える天国への道標
戦場全体に、【『天国』への扉が出口となる、神の光】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
👑8 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナギ・ヌドゥーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 異端の神、ヘブンリーセイヴァーの身体が黒い闇に染まっている。
 吸血鬼によって引き起こされた人々の無念、そして吸血鬼を倒した騎士が抱える闇を全て、その身に受けて。
 猟兵達へとその翼を広げ、闇にかすれた身体を広げている。
 ……まるで、自身を殺せというかのように。
春霞・遙
そう。疑ったこと、謝りますよ。
それがあなたの在りようで、役割で、そこが出口なのであれば、せめて償いのつもりで手を貸します。

符術で戦う。【御霊滅殺符】で穢れを以て穢れを殺す。
逆凪としてこれまでオブリビオンと戦って負った傷が開き血を流す。
この神が攻撃してくるのかはわかりませんが、回避しきれない分は符で受ける。
救われるべき人たちを救うために地獄の苦しみを受ける覚悟ならできてます。
人を救うための可能性を掴むため、その内から見せかけの希望、作り物の天国を壊す。


マリウス・ストランツィーニ
残るはお前だけだ、異端の神よ。
我々に対する害意が今は無くとも、お前がオブリビオンで私が猟兵である以上、分かり合うことは出来ない……
全力で倒す。それが私からの敬意だ。

(真の姿を解放)

かなりの硬度を持った迷路でも、ユーベルコードである以上はユーベルコードで対抗出来るはずだ。
迷路を走り抜ける!迷いそうになったら「拒戟刃」で破壊しながら突き進む!
目指すは天国ではない、異端の神そのものだ!
さあ異端の神よ、最後の戦いだ。私の刃を受けろ!


リーヴァルディ・カーライル
……任せて


第六感が殺気や危険を感じるまで離脱はせず、
真の姿になり自身の生命力を吸収してUCを発動

…来たれ、世界を覆う大いなる力よ
我が手に宿りて、光を切り裂く刃となれ…!

大鎌に闇属性攻撃の魔力を溜めて武器改造を行い、
変形した大剣の柄に限界突破して長大な"闇の光"刃を形成

…私にはまだ果たすべき誓いがある
だから、その扉の先に進む気は無いわ

"血の翼"を広げ空中戦機機動で光刃を構えて迷宮に切り込み、
切っ先に残像が生じる早業で光のオーラで防御した迷宮をなぎ払い、
本体に向け光刃を怪力任せに振り下ろす2回攻撃を放つ

…天の救済を冠する神よ。この一撃を以て手向けとする

希望は確かにこの胸に。心安らかに鎮まるがいい


「まずは……疑ったこと、謝ります。」
 猟兵達の前に浮かぶ異端の神に向けて、頭を下げる春霞。
 顔をあげて見上げれば、異端の神は変わらず翼を広げていた。
「魂の簒奪ではなく、人の闇を取り込むことがあなたの在りようで、役割で……そこが出口だったのですね。」
「……この世界で同族を狙う者は、どこかがずれているものだけど。」
 大鎌を手に、前に出たリーヴァルディ。
 その目が一度閉じられ、再び開いた時……真紅の瞳が異端の神を映していた。
「それが望みなら……任せて。」
「ああ。我々に対する害意が無くとも、お前がオブリビオンで私たちが猟兵である以上、分かり合うことは出来ないからな。」
 異端の神を見据え、マリウスが刀を抜く。
 その刃先を向けるが、異端の神に動きはない。
「全力で倒す。それが、私たちからの敬意だ。」
 言い放った時……異端の神が軽く頷いたように見えた。
 それと共に闇に掠れた翼を広げ、辺りに光が満ちていく。

 気が付けば3人は光の迷路の中にいた。
「戦う、という意志は見えませんでしたね。」
「……そうね。」
 春霞の言葉にリーヴァルディも同意した通り、異端の神から殺意や害意は感じられなかった。
 しかし、異端の神が放ったのはユーベルコードで、
「相手をする以上、何もせずにいるというのは失礼だと感じたのだろう。」
 マリウスの見据えた壁に、一筋の闇が差し込んでいる。
 本来であれば天国への道を示す光の迷路だが、異端の神の取り込んだ闇はそれを蝕んでいて、
「ならばこちらも、恥ずかしくない戦いを見せようではないか!」
 踏み込んだマリウスの振り下ろした刀は、正確に壁の中にはしる一筋の闇を斬っていた。
 銘『八重霞ノ太刀』の示す通り、その光の壁は霞となって霧散する。
「……そういう事なら、応えてみせる。」
 異端の神の居た場所の方を見れば、まだ壁が立ちふさがっている。
 リーヴァルディの身体から流れる血が翼へと変わり、一気に飛び出した。
「……来たれ、世界を覆う大いなる力よ。我が手に宿りて、光を切り裂く刃となれ……!」
 手にした大鎌に闇の魔力が凝集し、一振りの大剣へと変わる。
 闇で出来た光の刃の斬撃は、容易く光の壁を断ち切って……異端の神の元への道を切り開いた。

「……天の救済を冠する神よ。」
 そこにいたのは、変わらず翼を広げた異端の神。
 突進したリーヴァルディの振り上げた光刃を避けることなく、斬り裂かれていった。
「さあ異端の神よ、最後の戦いだ。」
 マリウスも踏み込み、手にした刀で異端の神を斬り上げる。
 異次元の存在であるモノの手ごたえは、思ったよりも小さいもので、
「せめて、償いのつもりで手を貸します。」
 真っ白な符を構えた春霞の身から、血が滲みはじめる。
 その手の符に書かれるのは、神羅万象を穢す呪われた言葉……操る春霞もまた、無事では済まないほどに。
「あなたの最期を、見届けるために」
 春霞の手から符が放たれる時……突如、異端の神が動いて翼で春霞を包み込む。
「くっ、これは……。」
 瞳に映るのは、静かな薄暗い森の中。
 穏やかな風が吹き抜ける中で、いくつもの人影が漂っている。
「そう……これが、あなたの考える天国なのですね。」
 それを見渡す春霞の、手にした符は消えていない。
 改めて力を込めた時、これまでオブリビオンから受けた傷が開き、血が流れ出す。
「ですが私は、救われるべき人たちを救うために、地獄の苦しみを受ける覚悟ならできてます。」
 その符が放たれた瞬間、あたりの風景は暗い古城の中へと変わっていた。
 異端の神へと張り付いた符からは暗い呪詛が解き放たれ、異端の神の闇がさらに濃くなっていく。
「おい、大丈夫か!?」
 消えたと思えば傷だらけで現れた春霞へと、マリウスの心配そうな声が飛ぶ。
 それに対して若干の笑みを返し、
「ええ……大丈夫です。」
「……良かった。」
 リーヴァルディとマリウスは、戦慄きながらも翼を広げる異端の神へと己の手にした武器を向け、
「……この一撃を以て手向けとする。」
「私の刃を受けろ!」
 二人の刃に斬り裂かれても……異端の神はまだ、その身を浮かべていた。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

ジェイク・リー
※トリガーと行動

まあ簡単に倒れてくれる、なんてことはねえよな。
なんにせよ、こいつを倒さねえと終わらねえ。
打ち倒す。望みならやるしかねえな。
古式ムエタイの膝蹴りや空手の技で応戦、とにかく倒す事だけ考える。
第六感や見切りで避け、カウンターを決める。
鬼神の覇気のリミッター解除し、静と動の力を同時に使う。
継戦能力で維持するギリギリの戦いになるが、畳みかけて一気に追い込む。

絡み・アドリブOK


トリガー・シックス
※ジェイクと行動

「あなたの最後の願いなのですね?」
ハラハラを連結、黒い柄に白い光刃の三又槍に形成。
能力を上げ、貫通攻撃を狙う。
早業による乱れ突きからドリルの様に回転を加えた突きを繰り出す。
スダルサナの投擲で援護役も行いつつ、三又槍による攻撃も行う。
力溜めによる強力な上段前蹴りを繰り出す。

絡み・アドリブOK


「それが、あなたの最後の願いなのですね?」
 トリガーの問いに対し、異端の神は傷ついた翼を一度羽ばたかせ、広げて待っている。
 その姿はいくつもの斬撃に傷つけられ、傷口からは闇が覗いていた。
「まあ簡単に倒れてくれる、なんてことはねえよな。」
 ジェイクは素手のまま身構え、異端の神と対峙していた。
 その言葉に合わせるように、開いた傷口から原初の闇が零れ……その姿が溶けだしていく。
「相手に合わせて姿を変えるのですね。」
 あたりを虚無が包み込み始める中、トリガーは手にした2本の柄を連結する。
 闇の中から現れた人型の存在へと長い黒柄を向ければ、白い光刃の三叉槍へと変わり、
「しかし幸いなことに、私たちにとって戦いにくい姿ではありません。」
「ああ、そうだな。……なら望み通り、打ち倒してやる。」
 二人は虚無の中、異端の神の残滓へと駆け出した。

「はぁっ!」
 ジェイクの飛び掛かっての突き、そして回し蹴りを間一髪で跳び退って躱す、人型のモノ。
 しかしそこへ突き刺さるのは、踏み込みと共に突いたトリガーの三叉槍。
「なるべく、苦しまぬようにしたいものですが。」
「……どうなんだろうな。」
 青い闘気を纏ったジェイクの稲妻のような膝蹴りが、槍に貫かれた人型のモノの頭へと突き刺さる。
「ただ倒されたいなら……わざわざ、俺たちにあわせて人の形をとるか?」
「確かに、そのままでも」
「っと、」
 人型のモノが突き出した拳を身を屈めて避け、ジェイクは赤の闘気を纏う掌底で人型の胸を突き上げ……浮かび上がった人型のモノへと、トリガーの投げたチャクラムが襲い掛かる。
「ならば……この者なりの、弔い方と考えるべきでしょう。」
 返ってきたチャクラムを受け止め、三叉槍の乱れ突きが人型のモノを斬りつけていく。
「人として倒されて逝け、と。」
「おそらくですが、ね。」
「はっ、神の考えることは分からねえが、」
 人型のモノの背後から、強烈な膝蹴りを浴びせかけるジェイク。
 吹き飛ぶ人型のモノは抵抗も出来ずにトリガーの方へ、
「それなら手伝ってやろうじゃねえか。」
「ええ、それでいいでしょう。」
 力を溜めていたトリガーの上段前蹴りが人型のモノへと突き刺さり……その姿が霧散していった。

 ふと見渡せば周囲の虚無が消え、古城の中に戻ってきていた。
「……やったか?」
 限界を超えた力を出して戦っていたジェイクの荒い息が響く。
 しかし、トリガーが見上げれば……異端の神がそこに浮いていた。
「いいえ、まだです。……しかし、」
 傷を増し、異端の神を蝕む闇も薄れ……その姿は少しずつ存在を失いつつあった。
「もう、長くはないでしょう。」
「そうかい。なら……後は任せるか。」
「ええ、それでいいでしょう。」
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

アリステル・ブルー
●WIZ/アドリブ連携おまかせ

「はは、課題ばかり増えていくね…。ねぇ、異端の神様。君ともやっぱり戦わなくちゃダメ?」
吸血鬼は嫌いだし異端の神も嫌い…だったけど、ここに来てどうも認識を変えなくてはいけなくなったみたいだね。
「僕は出来るなら君と戦いたくない。戦う以外の方法で君を救う術はある?」
猟兵としては失格かもしれない。でも握った剣を向ける気にはなれなかった。
「僕には君が騎士たちを救おうとしてるように見えた、君と僕の目的は一緒だった。そんな君を僕は救いたい」
それはとても傲慢な願いだけど。

(こちらからは一切攻撃しません。異端の神からの攻撃は武器で受けるか回避に努め、可能な限りUCも使いません)


メリー・スペルティナ
一応、聞きますわ。先にも見せた呪鎖は無念や想いを捕らえ切り離す。
それを核にこの血を仮初の器とすれば、「血の騎士」……オブリビオンとしての貴方とは別の「その想いを受け継ぐ誰か」を作れなくもない。
どうしても貫きたい想いがあるのなら――

……そう。背負い、共に連れて逝くのが貴方の遺志なら、無理強いはできませんわね。
なら……(UC使用)ジャンヌ。頼みます。

ジャンヌの霊剣に祈りと浄化の力を帯びさせ、かの神と、拷問具に縛られた魂達、騎士の抱えた闇、そして、原初の闇がこの地を侵食するならそれも含めそれらの中の「オブリビオンに起因する呪縛や悪影響」のみを攻撃し断ち切り、彼らへの餞別としますわ

※アドリブ連携歓迎


霧島・絶奈
◆心情
…成る程
そして闇を飲み込んだ自分諸共消滅する事で、其等を連れて行こうと?
献身か、其れとも意思無きプログラムなのか…
どちらにしても、其れを成し遂げる信念には敬意を表します

◆行動
自身の消滅まで織り込み済みですか…
まるで「オブリビオンはこの世界に存在してはいけない」と言っているようですね

さて、己を殺せと言わんばかりですが…
本当に殺さなければいけないのでしょうか?
此の儘最後まで貴方の思惑に乗るのも不愉快です

<真の姿を開放>
『涅槃寂静』にて「癒」属性の「風」を行使

どの道助からぬのだとしても、せめて貴方の末期に憩いを…
存分に誇り、逝くと良いでしょう

…なけなしの【優しさ】を込めて【祈り】は捧げましょう


「……成る程。闇を飲み込んだ自分諸共消滅する事で、其等を連れて行こうと。」
 すでに姿が掠れている異端の神、ヘブンリーセイヴァーを見上げる霧島の呟きが響く。
「献身か、其れとも意思無きプログラムなのか……どちらにしても、其れを成し遂げる信念は見上げたものです。」
「本当だね……はは、課題ばかりが増えていくよ。」
 その隣に立ったアリステルも、困ったように軽く頬を掻きながら見上げている。
「吸血鬼は嫌いだし異端の神も嫌い……だったけど、認識を変えなくてはいけなくなったみたいだね。」
「ふふ……この世界で生きていたなら、そう思うのは仕方のないことです。」
「その通りですわ。人狼のあなたなら、さぞ辛いこともあったでしょうし。」
「……そう、だね。」
 そんなアリステルを気遣うメリーはダンピールで……否定はしない霧島は、人間から異端の神へとなった者。
 3人とも常闇の世界に生まれ、弱者を虐げるオブリビオンを知る者たち。
「ありがとう。」
「どういたしまして、ですわ。さて、」
 頭を下げるアリステルへと笑みを返し、メリーは宙に浮かぶ異端の神へと向き直る。
「あなたは言葉を持たないようですが……一応、聞きますわ。」
 そう言葉をかけるメリーへと、異端の神も顔を向けた……ように感じた。

「先にも見せた呪鎖は、無念や想いを捕らえ切り離すものですの。貴方の想いを核にわたくしの血を仮初の器とすれば、『血の騎士』……オブリビオンとしての貴方とは別の『その想いを受け継ぐ誰か』を作れなくもない。」
 それは、死霊術士としてのメリーの力。
 志半ばで倒れた人の霊、その想いに力を与えるもので、
「どうしても貫きたい想いがあるのなら……。」
 しかし……その言葉に対し、異端の神は翼をメリーへと向けた。
 人の手であれば、相手を押しやるように……拒絶を現すように。
「そう……。」
 メリーもそれに気付き、あっさりと引き下がる。
「背負い、共に連れて逝くのが貴方の遺志なら、無理強いはできませんわね。」
「それにしても、自身の消滅まで織り込み済みですか……まるで『オブリビオンはこの世界に存在してはいけない』と言っているようですね。」
 そんな異端の神の態度に、深く被ったフードの下から霧島の呟きが響く。
「さて、己を殺せと言わんばかりですが……。」
「僕は……出来るなら、君と戦いたくない。」
 隣から聞こえたアリステルへと視線を移せば、真摯に異端の神を見上げる姿。
「戦う以外の方法で君を救う術はある? ……僕には、君が騎士たちを救おうとしてるように見えた。君と僕の目的は一緒だった。そんな君を……僕は救いたい。」
「ふふ、本当に……不愉快です。」
「え?」
 霧島の呟きに振り向いたアリステル。
 しかし、異端の神を見上げる霧島の口元に浮かぶのは憎悪ではなく、
「此の儘、最後まで貴方の思惑に乗る気はありません。本当に、殺さなければいけないのでしょうか?」
 最期を看取る、聖者の微笑み。
 蒼白い燐光に包まれ、異端の神としての姿へと変わる霧島が生み出すのは……癒しを与える風。
「どの道助からぬのだとしても、せめて貴方の末期に憩いを……。」
「……そうだね。」
 アリステルも祈りを捧げ、その手を向ける。
「風よ、彼を……友を、癒やしておくれ。」
 癒しを与える柔らかな二人からの風に包まれ、異端の神の傷が広がっていく。
 もう、苦痛を受けながら生きずに良いと許されたように。
「ジャンヌ、頼みます。」
 メリーの言葉と共に現れたのは、輝く霊剣を持つ血の騎士ジャンヌ。
 その霊剣が帯びるのは、祈りと浄化の力。
「かの神と、拷問具に縛られた魂達、騎士の抱えた闇……断ち切りなさい。」
 振り下ろされる一筋の光……それは、残っていた異端の神の身を傷つけることなく。
 その身に混ざる闇が消えた時、異端の神の身は空間に融けて消えていった。

「……ふぅ、上手くいきましたわ。」
「ええ、おつかれさまです。」
 緊張が解け、一息ついたメリーへ労いの言葉をかける霧島。
「あなたのおかげで、彼も未練なく逝けたでしょう。」
「と、当然ですわ! わたくしにできないことはございませんことよ!」
 慌てた様子は照れ隠しで、隣にいたジャンヌも呆れた顔をしたまま消えていった。
「……ふふ、それが素なのですね。」
「い、いえ、そんなことはありません、よ? ほんとうですのよ?」
「はは……。」
 消滅した異端の神へと祈りを捧げていたアリステルも、その様子にクスリと笑みを浮かべている。
「……これで、終わったんだよね。」
「ええ。」
「うん……じゃあ、帰ろうか。彼のおかげで、ここも安全になったと伝えないと。」
「そうですわね、近くの村の方々も安心するでしょうし。」

 後に残るのは、森の中の頑丈な城。
 集まった近隣の村人たちにより、少しずつ戦いの準備が進められていく。
 いつか、吸血鬼と戦う時のために……オブリビオンを取り込み、連れて消えた異端の神の意思を受け継いで。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴

最終結果:成功

完成日2020年08月03日
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