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音色失う刻世

#カクリヨファンタズム

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#カクリヨファンタズム


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●音色失う刻世
「あ……みんな、集まってくれたみたい……だね?」
 と、双葉・翔は、集まってくれた猟兵達に小首を傾げる。
 そして、皆が頷いてくれたことに、ほっとしつつ。
「今回皆に御願いしたいのは……また、妖怪の世界の話なんだ。カクリヨファンタズムはもう、知って居るよね?」
「どうやら、カクリヨファンタズムのある世界で、とある『物』が奪われてしまった様なんだよ」
 ある『物』とは……と小首を傾げる猟兵達に、更に翔は。
「物、というのはちょっと違うかな……? 無くなったのは……「声」。このカクリヨファンタズムの世界では、妖怪達は「声」を奪われ、喋る事も出来ない「沈黙に閉ざされた世界」になってしまっているんだ」
「「声」を奪ったオブリビオンは、『口寄せの篝火』と言う者。ただ、彼女の周りには、無数の骸魂が飛び回っており、不遇にもそれに飲み込まれてしまった妖怪達が次々と、オブリビオン化してしまっている様なんだ」
「このままでは、オブリビオン化してしまった妖怪達が、この世界だけでなく、他の世界にまで広がってしまうかもしれない……そこで、まだこの世界だけに留まっているこの事件を、猟兵の皆に早急に対処してきて貰いたい、って訳なんだ!」
 と、元気よく言う。そして、更に。
「ちなみにだけど、骸魂達に飲み込まれた妖怪達は『吸血トリオトンカラトン』というオブリビオンに変化してしまっている。そして彼らは取りあえず、目に付く者を全て殺さんが如く、その刀を不思議な力で振りかざしてくると思う。不意を突かれたりしない様に、注意して欲しい」
 そして、最後に翔はもう一度皆を見渡して。
「声を奪われる……だなんて、中々に酷な事をしてくるオブリビオンだよね。幸い、カクリヨファンタズムに突撃する皆が直ぐに声を奪われる様な事は無いと思う。でも、ずっと声を失い続ける妖怪達が可哀想だと思うんだ。皆……事件の解決、宜しく御願いするね!」
 と、深く頭を下げた。


幾夜緋琉
 皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。

 今回の舞台は、妖怪の跋扈するカクリヨファンタズム。
 とは言え事件の被害者であるのも、妖怪達の様です。

 今回の事件は、声を奪われた妖怪達が、次々と『オブリビオン』化してしまうという事件です。
 声を奪ったオブリビオンを倒さない事には、オブリビオン化していない妖怪達も近い将来、オブリビオン化してしまう事でしょう。
 そんなオブリビオン化を止める事で、妖怪達の救出を御願いします!

 それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
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第1章 集団戦 『吸血トリオトンカラトン』

POW   :    トンカラトンと呼べえええええ!!
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【主な対象に斬った者をトンカラトン 】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
SPD   :    吸血果実(西瓜や🍈)と野菜(🎃)+αな包囲網
召喚したレベル×1体の【吸血西瓜や🍈と南瓜、後友達の柿や蕪 】に【トンカラトンの包帯を纏わせ複数の刀】を生やす事で、あらゆる環境での飛翔能力と戦闘能力を与える。
WIZ   :    しろよ、収穫!!!
自身の【肉体を敵の周りで超高速回転し平衡感覚を】を代償に、【凄まじい竜巻に収穫せず放置した怒り】を籠めた一撃を放つ。自分にとって肉体を敵の周りで超高速回転し平衡感覚をを失う代償が大きい程、威力は上昇する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

磐座・加籠
ボクはお話できなくても困らないけど、みんなの声が聞こえないのは寂しい。
あれ、でも、歌も歌えなくなるってこと?それじゃ、ボクが生きててもいい理由がなくなっちゃう。やっぱりボクも困る。
声を盗ってった人のとこに行きたいの。お願い邪魔しないで。

歌えなくなるのが怖いので泣きながら、強化したプラカードをハンマーとして使って召喚された青果とオブリビオンを打ち据えます。


亞東・霧亥
【WIZ】
・武器改造
クリエイトフォースを改造し、沢山の鉞を創る。

・グラップル、怪力、限界突破、リミッター解除、属性攻撃、足場習熟
その場で身体を引き絞り、反動から高速回転する。
一方向に高速回転すれば平衡感覚を失わずに回れる。
風から嵐、嵐から竜巻へと威力を高め続ける。
軸足が悲鳴を上げても止めず、全てを巻き込む巨大竜巻へと変貌させる。

【UC】+投擲
放った後にヘロヘロになる様な竜巻なんか目じゃない。
全部取り込んで100倍返しだ!
トンカラトンを上空へ飛ばしたら、用意してあった鉞を次々と投擲して鉞の雨を降らす。



 『声』を奪われし、カクリヨファンタズムの世界。
 当然ながら、周囲は静けさに包まれており……不気味な雰囲気が漂っている。
 ……そんな場所へと向かう猟兵達……勿論、この「カクリヨファンタズム」を救う為。
「……しかし、本当に静かだよな……」
 と、亞東・霧亥が周りを見渡しつつ呟くと、それに磐座・加籠はおずおずと頷く。
「大丈夫か?」
 と霧亥が尋ねると、加籠は。
「……」
 その手にあった、筆談用プラカードに『大丈夫』、と記して見せる。
 とは言え、加籠の内心では。
(……ボクはお話できなくても困らないけど……みんなの声が聞こえなくなるのは寂しい……でも、声が聞こえないって事は、歌を歌えなくなるってこと? ……それじゃ、ボクが生きてもいい理由が亡くなっちゃう……やっぱり、ボクも困る……)
 そんな逡巡をしていくと……その眦に、涙が一筋零れる。
 ……と、そんな猟兵達の元へ突如。
『オラオラァ!! トンカラトン様のお通りだァァァ!!』
 ……骸魂に飲み込まれた妖怪が、『吸血トリオトンカラトン』と化して、猟兵達に先手の一撃を仕掛けてくる。
 そんなトンカラトンの先手の一撃を、毅然と立ち塞がる霧亥……更に、クリエイトフォースを即座に改造し、沢山の鉞を生成し対峙。
 と、霧亥に対して加籠も。
「……っ」
 トンカラトンを真っ直ぐに見据え、その手の【筆談用プラカード】を強化し、戦闘準備。
 ……そんな加籠の動きにこくりと頷きながら、霧亥は取りあえず、攻撃を仕掛けてきたトンカラトンに対しグラップルで掴みかかる。
 それに対し、トンカラトンは。
『このやろう! うるせえ!!』
 と、更なる怒りの叫びと共に、己が身を超高速回転し、怒りを込めた一撃をぶちかます。
 ……しかし、その一撃をも、霧亥が怪力で掴みかかり、その身体を引き絞る。
 そして、その勢いを活かして。
「全力で行かして貰う!」
 と、トンカラトンを上空に飛ばしたらば、そこに用意してあった鉞を投擲し、鉞の雨をその場に降らしていく。
 更に、鉞に突き刺さったトンカラトンに対し、強化したプラカードをハンマーの如く、打ち据える加籠。
 鉞が深く突き刺さり……一匹目のトンカラトンはバッサリと一刀両断にされてしまう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ハルピュイア・フォスター(サポート)
絶望を与えるのがわたしの仕事…。
無表情で口調は事実を淡々と告げます

【暗殺】が得意
また【迷彩】【目立たない】【闇に紛れる】【地形の利用】など使用して隠密にまた撹乱しながらサポート行動

Lost memory…ユーベルコードの弱点を指摘し封じ込む

回避は【残像】で、怪我は厭わず積極的に行動

武器;首にマフラーの様に巻いてある武器『零刀(未完)』は基本は両手ナイフだが鞭や大鎌など状況に合わせて形を変貌させ使用

他猟兵に迷惑をかける行為はしないが、デザートは別問題…奪います

後はおまかせでよろしくおねがいします



 更に、その場へ加勢するは、ハルピュイア・フォスター。
「……絶望を与えるのがわたしの仕事……」
 と、無表情で、淡々と呟いた彼女は……仲間達が攻撃している隙に、トンカラトンの後方へ回り込む。
 迷彩と、闇に紛れる技能を利用する事で……トンカラトン達がこちらに注意警戒をしていない限りは、気付く事は難しかった事だろう。
 ……そして、後方に回り込んだ所で。
「……Lost memory……貴方の収穫の技能……怒り故に、狙いが甘いです」
 淡々とした口調で、トンカラトンのユーベルコードの弱点を指摘。
 指摘されたトンカラトンは、激情し。
『なんだとぉぉぉ!! う、うるせえええ!!』
 と怒り狂う。
 ……しかし怒り狂う状況に対し、ハルピュイアはただただ冷静。
「……隙、ありすぎ……」
 と言い放ちながら、首元のストールの『零刀(未完)』をその手に滑り込ませ……ナイフと化す。
 そしてそのナイフを両手に握り……背後から一閃、振り落す。
 その一撃に、一刀両断にされてしまうトンカラトン。
 更にハルピュイアは、次々とトンカラトン達を攪乱しながら、背後から攻撃し、致命傷を与えていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

水沫・牡丹
悲しいのう…生ある者が初めてすることは産声をあげることじゃ
地母神などと謳われ、二千と四百が過ぎた妾にとって皆、子どもよ
此度の騒動も母として鎮めてみせようぞ

目についた者を襲うならば、警戒しながら歩いておれば向こうから来るじゃろうて
相対したならまず咎める
「他者を理由なく傷つけてはならぬぞ、母から教えられなかったか」
…悲しいが、そうすれば負の感情を妾に向けるじゃろう
水神母嘆、我が悲哀の大河から分かれし水竜よ
妾の嘆きをまとい骸魂を祓い落とすのじゃ

我が剣、天叢雲剣の神気にて妾も雷光を解き放つ

鎮静させられたら、妖らの容態を看ようぞ
子らに手を上げるのは…妾には心苦しい
せめて繰り返さぬよう結界術を施しておくか



 そして、更なる加勢として辿り着くは水沫・牡丹。
 暴れるトンカラトン達に、悲しげな視線を向けると共に。
「悲しいのう……生ある者が初めてすることは産声をあげることじゃ地母神などと歌われ、二千と四百が過ぎた妾にとっては皆、子供よ。此度の騒動も、母として鎮めてみせようぞ」
 と、トンカラトン達に慈愛の視線を向ける。
 ……しかし、トンカラトン達は当然ながら、牡丹の言葉に。
『うるせえ! 殺すぞ!!』
 と、荒々しい言葉を叫び、更に攻撃してくるのみ。
 その攻撃を一端躱しつつ。
「……他者を理由なく傷付けてはならぬぞ、母から教えられなかったか?」
『だからうるせえんだよ!!』
 慈愛の言葉に、更に怒り狂うトンカラトン。
「……仕方ない。水神母嘆、我が悲哀の大河から分かれし水竜よ、妾の嘆きをまとい骸魂を祓い落とすのじゃ」
 と天叢雲剣を掲げ……そして、その神気から、雷光を周囲に解き放つ牡丹。
 その雷光がトンカラトン達を次々と貫き、痺れ……トンカラトン達は、悲鳴の様な声を上げながら、次々と崩れ墜ちて行く。
 崩れ墜ちたトンカラトン達の姿に……牡丹は心を痛めるが……でも、最早骸魂に飲み込まれた彼らを救う手段はこれしかなく。
「……」
 と、静かに目を瞑り、鎮魂に祈るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『口寄せの篝火』

POW   :    甘美な夢現
【対象が魅力的と感じる声で囁く言霊】が命中した対象に対し、高威力高命中の【対象の精神と肉体を浸食する炎】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    怨嗟の輩
【吐き出した妖怪の亡霊】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ   :    蠱惑の怨火
レベル×1個の【口や目】の形をした【魅了効果と狂気属性】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はシエル・マリアージュです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そして、トンカラトン達を倒した猟兵達は、更に道を進む。
 ……すると、更に周囲には静寂。
『……』
 そして、その静寂の中心で、眼を閉じ、祈りのように手を合わせているのは……『口寄せの篝火』。
 彼女こそが……この「声」を消した幽世を作り出した元凶。
 ……そして、猟兵達が視界に収めた所で……彼女は静かに瞳を開き……くすり、と狂気に微笑むのであった。
水沫・牡丹
嗚呼、もう正気はないのじゃな
ならば妾だけでも憐れもう、そなたに同情しよう
だから、そなたの咎も此処で終いにするのじゃ

蛇龍蓮華(使い魔)に神力を注ぎ、妾の三回りほど大きくなってもらうのじゃ
炎と亡霊の牽制や払いはそなたに任せる

篝火の童女、そなたは多くの者を引きずり込みすぎたのじゃ
この幽世を必要とする者は多い…妾のような嫌われ者も含め、な

せめて神器解放した我が神剣で神罰を下す
複製した刃は矢のごとく飛ばすのじゃ
此処で咎を禊ぎ祓い、我が神威で以て眠りへ誘おう

全てが終わったとき
天候操作で弔いの雨を降らせるのじゃ
童女の涙をかき消し、散らせた妖怪たちの荒魂を鎮める
妾の涙雨で骸の海へ還る者達に送りたい
…すまぬな


火土金水・明
「この方が今回の事件の元凶ですか、こちらも全力で迎え撃ちましょう。」「もちろん、取り込まれた方も助け出します。」
【POW】で攻撃です。
攻撃は、【先制攻撃】で【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【銀色の疾風】で『口寄せの篝火』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【見切り】【残像】【オーラ防御】【火炎耐性】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでも骸魂にダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。



「嗚呼……もう正気は無いのじゃな……」
 哀しみの表情で、見つめる水沫・牡丹。
 しかし、『口寄せの篝火』は、猟兵達の言葉に眼を閉じたまま。
 ……その口元が僅かに動いており、何か詠唱しているであろう気はするのだが……小さすぎる声で、聞こえない。
 いや……喋っていないのかもしれないし、人語ではないのかもしれない。
「何にせよ、この方が今回の事件の元凶であるのは間違いありません。こちらも全力で迎え撃ちましょう……勿論、出来れば取り込まれた方も救い出したい所ですが」
「うむ……」
 火土金水・明の言葉に、瞑目した牡丹。
 そして慈愛の視線と共に、牡丹は。
「……妾だけでも、憐れもう。そなたに同情しよう。だから……そなたの咎も此処で終いにするのじゃ
 その決意と共に、使い魔の『蛇龍蓮華』に神力を注ぎ、その体躯を一気に彼女の三倍ほどの大きさまで巨大化させる。
 更に、使い魔に先陣を切らせ、敵の至近距離に移動……。
『……っ……』
 それに『口寄せの篝火』は、蠱惑の怨火を発動し、反撃。
 その攻撃に対し、『蛇龍蓮華』が巨体で受け止める。
 ……更に明が続き。
「では、続けて行きましょう……この攻撃で、妖怪を助け出す!」
 と、『銀色の疾風』を発動し、『口寄せの篝火』を鎧無視攻撃で2回攻撃。
 ……不意を突く形で、彼女にしっかりとしたダメージを与えていく。
 そして、最後に牡丹が。
「篝火の童女、そなたは多くの者を引きずり込みすぎたのじゃ。この幽世を必要とする者は多い…妾のような嫌われ者も含め、な」
 その宣告と共に、彼女自身も『神器解放』で神剣を抜く。
 ……そして、その神剣をから複製された刃を、矢の如くに素早く射抜き、彼女に向けて飛ばす。
 大量に放たれる刃、口寄せの篝火は怨嗟の輩を詠唱、妖怪の亡霊達を次々と召喚し、盾の如くその刃に自分から飛び込ませていき、自分自身に対しての被害を最小限に抑える。
 ……そんな敵の動きに、明は。
「中々に厄介な能力を持っていますね……ですが、負ける訳にはいきません。少しでも骸魂にダメージを与えます」
 と、唇を噛みしめながら、更なる攻撃の手を加えていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

コーディリア・ルエ(サポート)
概要:温度差激しめAI上がりバーチャルキャラクター

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、積極的に行動します
理性的な行動を心がけます

口調:私+呼び捨て+ですます調敬語
普段:テンション高め、軽口多め、会話AIみ強め
真剣な時:冷静、管理者AIみ強め

・説得等、流石に遊んでる場合でない時に真剣になります
・自分も他人も命は大事
・真剣な時とそうじゃない時とで温度差大きめ(以下は真剣じゃない時)
・隙があれば創造主をageる「私がこんなに凄いので、オフィーリアはもっと凄いんです!」
・食べるのが好き「ご飯って美味しいですね」
・SNSも好き「これ上げたらバズりますかね?」

あとはおまかせ。よろしくお願いします!



「うーん……何だか危なっかしい相手ですね……」
 と、コーディリア・ルエは、仲間達が戦うのを見て一言呟く。
 うっすらと炎を纏い、猟兵達へ牙を向ける『口寄せの篝火』。
 妖怪の亡霊を吐き出したり、甘い言葉で囁いて炎を伸ばしてきたり……様々な攻撃を繰り出してくる。
 とは言え、この場に来たからには……ただ観察しているだけなんて、正直出来ない訳で。
「分かりました、貴方の隣人、名称コーディリアがお相手しましょう!」
 と元気一杯に宣言し『Luminous Shooter』を発動。
 50体ほどの戦闘用ドローンを周囲に展開すると、そこから光線を発射する砲塔を生やす。
 更に、敵の周囲にそれらを展開させると共に、集中発射。
 ……流石に多数の砲撃の集中砲火の前には、警戒に躱す事等不可能。
 その身体に幾つもの狼煙が上がり……悲鳴のような叫びが木霊する。
「かなりいい感じに効いている様ですね。ほらほら、皆、どんどん仕掛けて下さい!」
 その攻撃は、仲間達に繋ぐ連携の切っ掛けとしての一撃を喰らわせる。

成功 🔵​🔵​🔴​

磐座・加籠
なんで声を無くしたかったんだろう。
何か言われたから?言いたくない言葉があったから?それとも、聞いてもらえなかったから?
ボクも伝えるのは得意じゃないけど、教えてくれないと分かんないよ。

炎の攻撃は怖いけど【鳥の歌】を歌うのに専念する。あの女の子になんでって聞いてみたい。
言葉が出ないならこのプラカード貸してあげる。歌でよければボクの口から訴えてもいいよ。

もしホントにただ悪い妖怪さんだったら、シンフォニックデバイスで増幅した音で攻撃したり、【鳥の歌】で他の猟兵さんのお手伝いするね。



 その一方で、磐座・加籠は『口寄せの篝火』を見つめながら、彼女に。
(「……なんで、貴方は声を無くしたかったんだろう? 何か、言われたから? 言いたくない言葉があったから? それとも……聞いてもらえなかったから? ……ボクも伝えるのは得意じゃないけど、教えてくれないと……わかんないよ?」)
 ……加籠の心の声に対し、相手は……沈黙を保ったまま。
 いや……邪魔するな、と言わんばかりに、更に妖怪の亡霊達を吐き出して、妨害してくる猟兵達に次々と仕掛けてくる。
 そんな無差別攻撃に対し、加籠は数歩後ろへと下がり、仲間達の後方へと回り込む。
 そして。
『柳の鞭でぶたれても、象牙の籠に銀の錠、月夜の海を想って歌うから……』
 静かなメロディで、彼女の心に、先程の言葉を直接語りかける。
 ……しかしながら、その言葉をも全て拒否。
 そんな彼女の動きに、加籠は……辛そうに目を瞑る。
「……っ」
 覚悟と共に、苦しげで、静かな旋律をシンフォニックデバイスで増幅。
 先陣を切った仲間達が作り出してくれた隙を上手く利用し……渾身の一撃を、確実に叩き付ける。
 勿論、周りの猟兵達も、攻撃の手を緩める事無く、一斉に攻撃を開始。
 『口寄せの篝火』は……怨嗟の悲鳴を口に為ながら……その猛攻の中に崩れ墜ちて行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『ライトアップステージ!』

POW   :    屋台巡りで楽しむ

SPD   :    幻想的なステージで踊ったり歌う

WIZ   :    より良いステージの為に演出する

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そして、『口寄せの篝火』を倒した後。
『……あ、あーあー……ああ、やっと声が出た!!』
『やったーー!! あー、よかったー!!』
 と周りに漂っていた妖怪達が、今迄抑えつけられていた声を、楽しむかの如く上げる。
 そして……。
『本当、猟兵さんサンキューだよ!! ほら、感謝感謝!!』
『折角だ、一緒に声を上げて歌え、踊れ!!』
 ……どうやら周りに居た妖怪達は、ちょっと軽い性格の妖怪達が多かった様で。
 そんな妖怪達は、誘うかの様に、周りの木々に乗り移り、ぼんやりとした光を漂わせて、猟兵達を歓迎するのであった。
亞東・霧亥
【POW】

屋台巡りでPOWと言ったら射的しか思い浮かばない。
多分だが、店主はグラサンと腹巻き姿に相違無い。

一番豪華な景品は落ちないのが相場だが、それは力技(SPD)でねじ伏せる!

【UC】
豆鉄砲の集中砲火を豪華な景品に当てる。

「重りなんぞ、使ってんじゃねぇ!」
※取れたら、景品の仔細はMSに丸投げ。


水沫・牡丹
温度差で風邪を引きそう、じゃのう
…永らくの隠遁生活もあってちと据わりが悪いな

妾が多くの者の傍らに居るなら、やるべきことはただ見守るだけ
それこそ、社より人里を眺めていた頃と同じように
適当な岩なり長椅子なりに腰を下ろそう

本当に祭りのような賑やかしさじゃな
飲んで、食べて、歌って踊って…懐かしいものよ
じゃが妾はあの輪に入る気にはなれなんだ
どうにも過去を思い返してしまう

…どうにも向こうから童がじっと見ているような?
猟兵を見るのが初めてか、近うよるといい
思ったより見た目が普通、と?妾は竜神じゃからのう
じゃが、外には沢山の者が居るぞ?
テレビの妖精に黒い液体の少女、宝石の青年
妾の見たモノをほんの少し語ろうか



『ほらほら、猟兵さんサンキュー! ってわけでほらほら、こっちこっち!!』
 と、声を上げる、軽い妖怪たち。
 ……そんな妖怪達に対し、手を引かれて……ぼんやりとした光が漂う場所へと辿り着く亞東・霧亥と水沫・牡丹。
「おおう……中々元気でファンキーな妖怪達だな」
「そうじゃな……温度差で風邪を引きそう、じゃのう……」
「ん? 温度差……? そんなに気温は違わないと思うが」
「いや、そうではないのじゃ……永らくの隠遁生活もあって、ちと据わりが悪くての……」
「そうか……んー、まぁ無理せずに楽しめばいいんじゃねえか? まぁ、取りあえず俺も俺で楽しむとするか」
 と言いつつ、霧亥は幾つか並ぶ屋台の下へ。
 ……その一つ、射的屋さんを発見。
『おう、らっしゃいらっしゃーい!!』
 と、店主と思しきグラサンと腹巻き姿の妖怪が、腹をポンポコと鳴らしながら、歓迎。
 それに霧亥はニヤリ、と笑みを浮かべて。
「良し……んじゃぁやってやろうか!」
 と、玩具の銃を手に取る。
 集中を込めて、先ずは軽く商品を一、二個落とす。
 そして……大体調子が分かったところで、一番豪華そうな景品……価値のありそうな調度品。
 ……ただ、そういった景品には、当然の如く……細工がしてある訳で。
「……しゃーねぇな。重りなんぞ使ってんじゃねぇ!!」
 と、弾を豪華景品に集中砲火し、力尽くで奪取する。
 ……そんな、店主とのやりとりを楽しんで居る一方、牡丹は……妖怪達に囲まれながら、長椅子に腰を下ろす。
 ただ、会話は楽しむものの……賑やかな輪の中には、入らない。
「しかし……本当に祭りのような賑やかしさじゃな。飲んで、食べて、歌って踊って……懐かしいものよ」
『え? なら、一緒に踊りましょうよ?』
 と誘う妖怪達だが、首を振り。
「いや……妾はあの輪に入る気にはなれなんだ。どうにも過去を思い返してしまうでな……」
『ふーん……まぁ、無理にって訳にも行かないものね!』
 と、ニコニコ笑いながら語る妖怪の彼女。
 ……そして、周りの妖怪達が飲み、語り合う中で……小さな妖怪の童が、じーっと彼女を見つめてくる。
「……ん? どうした?」
 その視線に、見返す牡丹。
 対し、その童はじーっ、と見つめ続ける。
 ……そんな童に慈愛の微笑みを浮かべながら。
「猟兵を見るのが初めてかの? ……ほれ、近うよると良い」
 と、手招き。
 ……それにとてとてっ、と駆けてくる童。
 そして牡丹をじーっと見つめて。
『……猟兵さん……って……普通……?』
 小首を傾げるのに対し、牡丹はくすり、と微笑み。
「ん、妾は竜神じゃからのう。じゃが、外には他にも沢山の者が居るのじゃ。テレビの妖精に、黒い液体の少女、そして宝石の青年……等な」
 彼女自身が今迄に出会った、猟兵達を思い浮かべ、話する牡丹。
 ……そんな彼女の話しを、とっても興味深そうに……童は、牡丹の膝の上で、話を楽しそうに聞くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年07月21日


挿絵イラスト