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弔いを失いし妖達(作者 幾夜緋琉
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●弔いを失いし妖達
「猟兵のみんな、ちょっといいかな?」
 双葉・翔が、猟兵仲間に声を掛ける。
 そして、振り向いた猟兵達に、二言目に。
「ありがとう。で、君は、幽霊とか、妖怪は大丈夫かな? ……ちょっとその関係の話なんだ」
 ちょっとだけ、申し訳なさそうに告げる翔。
 それに頷いてくれた君達に、安堵の一息を吐きつつ。
「今回向かって貰う所だけど、最近皆も知ったと思う、カクリヨファンタズムなんだ」
「このカクリヨファンタズムに、多くの妖怪達が地球からやって来たけれど、その道のりは厳しいものなんだ。既に多くの妖怪達がその道のり半ばで死して、骸魂と化してしまっている」
「そしてこの骸魂達は、妖怪をオブリビオン化させる危険な魂魄でもある。ただ……無事にカクリヨファンタズムに到着した妖怪達は、骸魂達に対して弔いの気持ちを抱いている者達も居る様なんだ」
「そんな弔いの気持ちを捧げる為に、時折、移動に失敗し、全滅した妖怪達の「鎮魂の儀」を行う事もある様なんだ。これが上手く成功すれば、集まった骸魂らは花や樹の糧となり、浄化されるという、良い儀式なんだ」
「……でも、今回はその「鎮魂の儀」が失敗してしまう、というのが予知されたんだ。儀式が失敗すれば、儀式に参加する妖怪達らが無事で済む訳がない。皆には、儀式を行う妖怪達の救出を御願いしたいんだ!」
 そして、翔は更に詳しく。
「皆に向かって貰う儀式場に向かう道のりにも、多くの骸魂達が居る。そして彼らが古い桜に乗り移り、【雷獣古桜】という姿になって、オブリビオン化してしまう様なんだ。まずはこのオブリビオンを倒さない事には、儀式場に辿り着く事が出来ないから、これを倒さないとならない」
「ただ、この古桜に乗り移った骸魂達は、先程も言った通り、このカクリヨファンタズムに無事に行き着く事が出来なかった、未練を残した魂魄達だ。その無念さを理解すれば……上手く戦いを進める事が出来るかもしれない。彼らの苦しみを理解して、声を掛けて上げられる様ならば、掛けて欲しいんだ」
 そして、最後に翔はもう一度皆を見渡して。
「妖怪達も、被害者なのかもしれない……でも、オブリビオン化してしまったからには、俺達が止めなきゃならないんだ。皆……宜しく頼むね」
 と、深く頭を下げた。





第2章 冒険 『けんけんぱで通り抜け』

POW元気いっぱいにけんけんぱ
SPD素早さ重視でけんけんぱ
WIZ落ち着いて慎重にけんけんぱ
👑7 🔵🔵🔵

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そして、どうにか櫻の樹の骸魂達を倒した猟兵達。
 ……そして道を進んでいくと……猟兵達の目の前に現れたのは、丸型の足場が並んだ地面。
 恐らくここにも、骸魂達が乗り移ったのだろう……その結果、これら丸の足場から足を踏み外せば、骸魂達が命を求め、ひきづり落とそうとしているのだろう。
「……この足場を踏み外さない様に、注意して行きましょう」
 と……その足場外に踏み出さないよう、注意して猟兵達は進まなければならないのである。
高階・茉莉
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との協力歓迎

■心情
足場を踏み外さない様に、ですか。
なかなか難しいですね。
ですが、落ち着いてやれば大丈夫だと思います。

■行動
落ち着いて慎重にけんけんぱします。
【地形耐性】で足場の悪い場所にも対応しつつ
【足場習熟】で、自分の足場を踏み外さない様にしますね。
「けんけんぱ……っと、こんな感じでしょうか?」
「実際にやってみると楽しさも感じますね」

幅の大きな足場に対しても【ジャンプ】を駆使して
足場は外さない様に対応しておきますね。

「この調子ですね、さて、この先に何が待ち構えている事やら……」


「けんけんぱ……ですか?」
 と、小首を傾げる高階・茉莉。
 周りに広がるカクリヨファンタズムの世界……そこに唐突に現れた、丸型の足場の並んだ地面。
 骸魂達が地面を削り落とし、残った地面を上手く通過出来なければ、奈落へ真っ逆さま……そして命を奪われる事だろう。
「この足場を踏み外さない様に、という事ですか……なかなか難しいですね。ですが、落ち着いてやれば大丈夫だと思います」
 と、自分に言い聞かせるようにして、茉莉が先陣を切り、その足場の前へ。
 ……すぅ、はぁ……と静かに呼吸を整えた後、静かにジャンプし、一つ目の足場に、片足で着地。
 更に次の足場に、バランスを整えながら進み、けん、けん……ぱ。
「けん、けん、ぱ……っと。こんな感じでしょうか?」
 取りあえず両脚が着いているので、一呼吸。
 更に次の両脚の足場にむけて、けん、けん、ぱ……と続けて行く。
 所々、足場が少し盛り上がっていたり、ちょっとバランスを崩しそうになったりもするものの、足場習熟でぎりぎり耐える。
「危ない危ない……でも、何とかこの調子で進んで行けば大丈夫そうですね。勿論気は抜けませんが……進んで行きましょう」
 と、時折ひやりとする場面がありつつも、何とかその地形を茉莉は超えていくのであった。
大成功 🔵🔵🔵