おとなしのやま(作者 なちゅい
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 カクリヨファンタズム。
 妖怪達が住まうこの世界には、人々に忘れられた妖怪達が住まう。
 『過去の思い出や追憶』を喰らって生き延びる妖怪達だが、命を落として骸魂となり果てた妖怪が縁ゆかりのある妖怪を飲み込んでオブリビオン化することがある。
「力を持ったオブリビオンは、カタストロフに近い状況にまで世界を変貌させてしまうそうよ」
 セレイン・オランケット(エルフの聖者・f00242)が今回依頼するのは、強力なオブリビオン『封魔士くノ一』の討伐だ。
 彼女の力によって、世界は妖怪達が喋ることができない『沈黙の世界』となり果ててしまったのだ。
 なお、世界の理の中にはない猟兵達は、喋ることができるようである。
 現場となる野山に住む子供の妖狐や化け狸達は声を出すことができなくなっているだけでなく、骸魂に飲み込まれて次々にオブリビオン化、『妖タヌギツネ』へとなってしまっている。
 子供の妖怪達を救い出し、カクリヨファンタズムの世界をあるべき姿へと返してほしい。
「どうか、よろしくお願いね」
 セレインは真顔で、猟兵達へとこの事件の解決を願うのである。


 いつもなら、その野山には子供達の楽しい笑い声が響いている。
 うふふふふ……。
 あはははは……。
 妖狐や化け狸の子供達は仲良く草原の上を駆け回り、鬼ごっこ。
 思いっきり逃げる相手を捕まえ、今度は自分が逃げ回るのだ。
 何もかも忘れて野山を走り、追いかけっこするのは実に楽しい。
 しかし……。
 ある時から、ぴたりとその笑い声は止まる。
 野山に現れたオブリビオン『封魔士くノ一』が力を解き放ち、この世界にから「声」を奪ってしまったのだ。
「…………!?」
「…………!!」
 妖怪の子供達が必死に呼びかけ合おうとしているものの、声を出せず意思疎通もできない。
「無駄だよ、この世界から声を奪ったからね」
 どうやら、世界の摂理から外れたオブリビオンは声を出すことができるらしい。
 そのくの一が更なる力を解き放つと、この場に多数の骸魂が現れた。
「…………!!」
「…………!!」
 子供の妖怪達は次々に捕らわれ、骸魂に飲み込まれてしまい、オブリビオン化してしまう。
「………………」
「………………」
 彼らは声を発するほどの力はないようだが、女性の妖怪の姿を取って相手を魅了する力を会得したようだ。
 大人な骸魂の影響か、少年も少女もかなり思考が危なくなっており、教育上非常によろしくない状況である。
 ある者はわがままボディの雪女に。ある者は妖怪美少女達による百鬼夜行に。ある者は相手の嗜好を読み取った好みの姿に変化していく。
「…………♪」
「…………♡」
 当の子供の妖怪達は望む大人の姿になれたこともあってこれはこれでと思っている感もあるが、オブリビオン化した妖怪達は放ってはおけない。
 この世界を元に戻す前に、彼ら、彼女らを、骸魂の支配から救って純真な心を取り戻してあげて欲しい。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。なちゅいです。
 当シナリオを目にしていただき、ありがとうございます。

 こちらのシナリオは、声の概念が無くなり、妖怪達が喋れない「沈黙の世界」となったカクリヨファンタズムを救い出すシナリオです。

 第1章:集団戦シナリオ、『妖タヌギツネ』の討伐を願います。
 第2章:ボス戦シナリオ、『封魔士くノ一』の討伐を願います。
 第3章:日常シナリオ、集団戦において助けた妖狐や化け狸が悪戯してきますので、ちょっとだけお仕置きしてあげてください。

 まずは、妖怪達の住む野山に多数の骸魂が現れ、妖狐や化け狸達が『妖タヌギツネ』と化しておりますので、オブリビオンとして討伐を願います。

 第1章は29日朝からの執筆を予定しています。29日朝8時半までにプレイングを頂けますと幸いです。その後はできる範囲で採用させていただきます。
 章間はプレイングの幅を広げる為の情報を加筆します。
 その最後に、次の締め切りに関しまして記述させていただきますので、ご確認の上でプレイングを頂けますと幸いです。
 なお、第1章に断章執筆の予定はありません。

 シナリオの運営状況はマイページ、またはツイッターでお知らせいたします。
 それでは、行ってらっしゃいませ。
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第1章 集団戦 『妖タヌギツネ』

POW ●狐狸妖術・妖姿媚態の術
戦闘力が増加する【わがままボディの雪女】、飛翔力が増加する【むちむちばいんばいんの仙女】、驚かせ力が増加する【ぼんきゅっぼんの淫魔】のいずれかに変身する。
SPD ●狐妖術・酒池肉林の術
【美少女妖怪たちによる百鬼夜行】に変身し、レベル×100km/hで飛翔しながら、戦場の敵全てに弱い【中毒性のある、好みの美少女に接待される幻】を放ち続ける。
WIZ ●狸妖術・乱痴気騒の術
【対象の性癖に合致した好みの女性への変身】を披露した指定の全対象に【この女性のためなら何でもするという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


(※29日朝までのプレイング受付予定でしたが、30日朝まで延長して受付を行っております)
(※30日までの延長で受付を行っておりましたが、現状追加がない状況の為、期間無制限で受付を続行いたします)
鮫兎・醒闇
「うわーやめてー私好みの銀髪ロング褐色長身ダークエルフの爆乳安産型のむちぽちゃお姉さんに化けるのはーしかもチャイナドレスなんて卑怯よーー」(棒読み

しかもそのお姉さんがダンジョンの毒罠にはまってもっと豊満・肥満になった姿なんて披露されたら……【この女性を「もっと酷い目に合わせる」ためなら何でもする】気持ちになっちゃうわね!(錯乱
だからユーベルコード過剰なる豊饒豊満の呪い発動!もっともっと性癖とか中毒性とか満たしてもらいましょうかー!(豊胸やら肥満化やら風船化やら呪い乱発するバニーガール)

まあ変身前の小生意気な姿も好きだから降参してきても苛めるけどね!(暗黒微笑)


ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
【中毒性のある、好みの美少女に接待される幻】ねぇ…。

そもそも私にはそっちの好みはないのだけど、どうなるのかしら?
とにかく妖怪たちにも猟兵たちにもいろいろ教育的に問題がありそうだから、早めに指導という名のツッコミを入れないとね。

かなり高速で動くみたいだけど、何百メートルも離れるわけじゃないでしょうし、自分周囲の半径73レベルメートル内に目標がなるべく多い状態でユーベルコード【蒼き刃の円舞】。
「教育的指導よ。正気に戻りなさい!」
びしっとツッコミ入れてあげるわ。

撃ち漏らしは弓【射貫き打ち抜く鋒矢】で。
スナイパー+誘導弾で逃さないわよ。



 カクリヨファンタズムのとある野山。
 そこに現れたオブリビオンはこの世界から声を奪い、妖怪達が喋ることができない『沈黙の世界』にしようとしている。
 合わせて、野山に多数現れる骸魂は周囲で遊んでいた子供の妖狐、化け狸を飲み込んで。
「…………!!」
「…………!!」
 新たなオブリビオンとなる妖怪達。
 それらは『妖タヌギツネ』となり、変化する術を大きく強化したようだ。
「…………♪」
「…………♡」
 大人の姿となる変化の術を取得した子供達。
 喋ることができない彼らだったが、楽しそうに姿を変え、色っぽい女性の姿に変わってやってくる猟兵も惑わそうとしてくる。
 そんな中、野山を訪れた猟兵達。彼らは声を出せぬ子供達に気付きながらも、自分達は声を発することができることを確認する。
 その間に、一房だけ髪の赤い白髪のキマイラ、バニーガール姿の鮫兎・醒闇(兎と鮫となんかの触手・f02122)はすぐに、『妖タヌギツネ』の群れに囲まれて。
「うわーやめてー私好みの銀髪ロング褐色長身ダークエルフの爆乳安産型のむちぽちゃお姉さんに化けるのはーしかもチャイナドレスなんて卑怯よーー」
 ものすごく棒読み口調で、醒闇が言い放つ。
「「…………♪♪」」
 ただ、妖タヌギツネとなった子供の妖怪達はとても楽しそうに、醒闇にとってツボなむちむちばいんばいんの仙女へと姿を変えた。
 ほぼ同じタイミングで、金髪オッドアイのヤドリガミ、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)もやって来ていたが、別の姿に変えた妖タヌギツネに囲まれてしまって。
「【中毒性のある、好みの美少女に接待される幻】ねぇ……」
 ヴィオレッタは周囲に視線を走られると、色っぽい姿となった妖怪達が無数に現れ、彼女を誘惑しようとしてくる。
(「そもそも、私にはそっちの好みはないのだけど」)
 とはいえ、相手を喜ばせるツボを得ている妖タヌギツネ達だ。
「「…………♡」」
 よさげな外見の女の子の容姿で行う接待には、気を抜くとなすがままになってしまいそうだ。
 これも、力を増してオブリビオンとなったからだろう。
 ともあれ、妖怪達にも猟兵達にも、いろいろ教育的に問題がありそうな相手を放置するわけにはいかないと、ヴィオレッタは考えて。
「早めに指導という名のツッコミを入れないとね」
 纏めて子供達を元に戻そうと、彼女は絶好のタイミングを待つのである。


 一度に2人の猟兵が来たことで、妖タヌギツネ達は同時に対処に当たっていて。
「…………♡」
「…………♡」
 醒闇を取り囲むオブリビオン達は相変わらず言葉は喋れないが、変化の術でむっちむちなダークエルフ女性の姿を取る彼らは実に楽しそうである。
「しかも、そのお姉さんがダンジョンの毒罠にはまって、もっと豊満・肥満になった姿なんて披露されたら……」
 一方の醒闇も怪しく瞳を輝かせて。
「この女性を『もっと酷い目に合わせる』ためなら、何でもしたい気持ちになっちゃうわね!」
 正気を失った目で、醒闇はユーベルコード【過剰なる豊饒豊満の呪い】を発動させて。
「もっともっと、性癖とか中毒性とか満たしてもらいましょうかー!」
「「…………!!」」
 どんどんと胸部や腰部を中心に、体がむっちむちになり、肥満化や風船化していくオブリビオン達。
 思ってもみない姿となる彼らは姿を制御できなくなり、涙目になっていた。
 そんな相手の姿に、醒闇は薄暗い微笑を浮かべて。
「まあ、変身前の小生意気な姿も好きだから、降参してきても苛めるけどね!」
 彼女はこの状況を、徹底的に楽しむ構えだ。

 一方で、ヴィオレッタ。
「「…………♪♪」」
 彼女の周囲では、多数の美少女の姿を取った子供の妖怪達が素早く動き回る。
 いくら野山とはいえ、ヴィオレッタを狙っている以上、彼女の周囲から妖タヌギツネ達が大きく離れることはない。
 それならと、ヴィオレッタは相手が自分の一定周囲になるべく多くいる状態で、ユーベルコード【蒼き刃の円舞】を展開して。
「教育的指導よ。正気に戻りなさい!」
 巨大化した青金剛石のチャクラムで、ヴィオレッタは妖タヌギツネ達を一気になぎ払う。
 一撃だけでも、かなりの数が野山へとへたり込むように倒れる。
 それでも、ヴィオレッタを誘惑しようとポージングしてくる相手を、彼女は『射貫き打ち抜く鋒矢』で狙う。
「逃さないわよ」
 【誘導】性能を持つ矢で彼女は【スナイピング】し、びしっとツッコミを入れていく。
「「…………」」
 次々と目を回して倒れる妖タヌギツネから骸魂が抜け出て、元の子供の姿へと戻っていたようだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

轟木・黒夢(サポート)
『私の出番?それじゃ全力で行くわよ。』
 強化人間のヴィジランテ×バトルゲーマー、17歳の女です。
 普段の口調は「素っ気ない(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、偉い人には「それなりに丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格はクールで、あまり感情の起伏は無いです。
戦闘では、格闘技メインで戦い、籠手状の武器を使う事が多いです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ジェイクス・ライアー(サポート)
この先へ進みたいのなら
私が力になろう。

●探索等
「お嬢さん。少しお話をお聞かせいただいても?」
その場に相応しい人物を演じることに長ける

●戦闘スタイル
「さあ、仕事を始めよう。」
様々な武器を駆使して戦うスピード暗殺型
紳士的な所作で苛烈な攻撃を行う
さまざまな武器を状況に応じて使い分ける
銃の仕込まれた傘、靴の仕込み刃等
魔法や超能力は使えない

●性格
「紳士たるもの、いかなる時に於いても優雅たるべし」
クールな紳士、女性には慇懃な態度

●NG
フレンドリー、過度の笑顔(微笑み程度ならOK)、キャラの過去や私生活に関わる話、ギャグシナリオ、公序良俗に反する行為

●PLの好み
純戦、スタイリッシュ、怪我、泥臭さ、後味が悪い



 カクリヨファンタズムの野山で繰り広げられる戦い。
 現状、強敵であるオブリビオンがこの世界から妖怪達の声を奪っている状況にある。
「「…………」」
 この場で遊んでいた子供の妖狐や化け狸も、最初は声を発することのできぬ状況に戸惑っていたが、骸魂に飲み込まれてしまっていた。
「「…………!!」」
 オブリビオンとなってしまう子供の妖怪達。異形となっていく彼らは最初こそ恐怖を感じていたのだが……。
「…………♪」
「…………♡」
 『妖タヌギツネ』となった子供達は変化の術の力が高まったことに気を良くし、色っぽい女性妖怪へと姿を変える。
 どうやら、嗜好の部分に関して、かなり骸魂の影響を受けてしまっていたようだ。
「「……♡♡♡」」
 色気を放つ大人の女性妖怪へと変身し、やってくる猟兵達を誘惑して来ようとする妖タヌギツネに対し、対処にとサポートに駆けつけてきたのは、クールな2人の猟兵達だった。
「私の出番ね」 
 1人は、黒髪に白い衣装の強化人間、轟木・黒夢(モノクローム・f18038)だ。
 多数の美少女の群れに化けてやってくるオブリビオン、妖タヌギツネを相手にも、黒夢はそっけない対応のまま。
「オブリビオンとしての力を面白半分に使うなら、容赦はできないわね」
 元は子供の妖怪だと知った黒夢。
 骸魂の影響があるにせよ、公序良俗に反する行いをする相手なら、ここで正しておくべきだろう。
「ここは……」
 同じく、この場の戦況を確認するのはもう1人のサポーター、紳士然としたジェイクス・ライアー(驟雨・f00584)だ。
 洗練された髪型、皴一つない上着、スタイリッシュな立ち振る舞い。それは、子供達にとって憧れを抱く大人である。
「「…………♡」」
 しかし、オブリビオンとなった子供達は変化の術によって姿を変え、色を武器にしようとし、誘惑して来ようとする。
 なるほど、と、ジェイクスは表情を険しくして。
「これは仕置きが必要な相手のようだ」
 大人として、あるべき教育を。
 彼は黒い傘型の散弾銃『Umbrella』を手にし、近づいてくる妖タヌギツネへと牽制射撃を行うのである。


 黒夢へと押し寄せてくるのは、ユーベルコード【狐妖術・酒池肉林の術】による美少女妖怪達による百鬼夜行。
 数人の妖タヌギツネでそれを具現化してみせるのだから、相当に力が高められているのは間違いない。
「「…………♡」」
 中には飛翔して妖術を使い、幻を放ち始めるオブリビオンも居て。
 それは、好みの美少女に接待される幻を見せつけるというもの。
 黒夢は幻の中、近づいてくるオブリビオン達による精神攻撃にもじっと耐えていたが、すぐに足で強く地面を踏みつけて幻を振り払う。
「この程度で、私を堕とそうなんて、百年早いわ」
 片目を閉じた黒夢は目の前の妖タヌギツネ達目がけて、ビームキャノンを発射していく。
「「…………!!」」
 それを浴びてしまう妖タヌギツネ達は、元の姿へと戻ってしまう。
 すかさず、黒夢は両腕にはめた『ナックルウェポン』を叩き込み、オブリビオン達を1人ずつ倒していく。

 一方、妖タヌギツネ達は牽制射撃を行うジェイクスにも妖術を使って。
「「…………♡」」
 【狸妖術・乱痴気騒の術】。
 相手はジェイクスが好みであろう女性へと姿を変え、自らに尽くしたいという感情を植え付けようとしていた。
 だが、オブリビオンらが狙ったジェイクスの姿はすでにその場にはなく。
「子供達は昼寝の時間だ」
 多少妖術を受けてなお、大人の余裕を感じさせるジェイクスは素早く戦場を立ち回る。
 彼はいつの間にか、銃から護符へと持ち替えていて。
「堅磐に常磐に命長く、――疾う疾う、如律令」
「「―――― zzz」」
 【仁術符】によって、妖タヌギツネ達はぱたり、ぱたりと倒れていく。
 後は、眠ったオブリビオンをジェイクスは1体ずつ仕留めていき、骸魂の支配から解放していくのである。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

エウトティア・ナトゥア
アドリブ・連携歓迎

ここがカクリヨファンタズムか、家畜共が肥えそうなよい草が生えておるのう。
狩りをするにもよい獲物が獲れそうじゃな。
マニトゥ、今日の夕飯は豪華になりそうじゃ。

さて、大切な方針が決まった所で敵の姿は…お、向こうに居ったか。
何やらはしゃいでいるようじゃが、ますは小僧共のお仕置きからじゃな。
【秘伝の篠笛】を吹き鳴らして狼の群れを呼び出し、『妖タヌギツネ』たちを齧ってやるのじゃ。
むむ、狼に相対した者達が変身しだしたのじゃが…これはまた狼好みの丸々とした雌狐になったものじゃな。
【この女性のためなら何でもするという】感情より食欲が刺激されておるのう
これこれ、齧るのはよいが食べたら駄目じゃよ?


テフラ・カルデラ
※絡み・アドリブ可
POW

タヌキ?キツネ?どっちも?
それはとにかく倒して助け出さなくてはですね!

早速相手が変身…雪女!?どうしましょう!このままでは凍らされて氷像に…?
と…とりあえず凍結ならこちらも凍結で対抗!【全てを凍てつかせる小さな妖精】を発動させて妖精さんを使って凍らせてしまいましょう!
…ふにゃ!?何人かが私に抱き着いてきて…わわ!?妖精さん待ってくださいそのままじゃ巻き込まれ…
(数人のタヌギツネに抱き着かれたまま悪戯妖精達によって一つの氷像と言う名の作品と化す)


ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
声を失う、それはさぞかし衝撃的な出来事でしょうね。
オブリビオン化した者は、早く倒してしまいましょう。

■行動
夕暮れ時に薔薇は踊り咲く(UC)を使用して戦います。
【ダッシュ】で一気に敵軍との距離を詰めて
【範囲攻撃】でUCを使用し、広範囲の敵を纏めて攻撃しますわ。
また、【マヒ攻撃】や【気絶攻撃】も織り交ぜて動きを止めつつ
戦いますわね。

乱痴気騒の術に対しては、【狂気耐性】で誘惑に打ち勝つ様にしますわ。
また、変身を試みようとした妖タヌギツネは優先的に倒す様にしますわね。

「さぁ、封魔士くノ一はどこに居るのでしょうか?」



 カクリヨファンタズムの野山へ、新たに3人の猟兵達がやってくる。
「ここがカクリヨファンタズムか」
 豊穣の地を初めて踏みしめた金髪巫女姫、エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)が周囲を見回す。
 エウトティアは自然と共に歩む部族の出ということもあり、畑の外に生えている草が家畜に食べさせるのに丁度良さげに見えたらしい。
「狩りをするにもよい獲物が獲れそうじゃな。マニトゥ、今日の夕飯は豪華になりそうじゃ」
 そう考えるエウトティアだったが、その前に討伐する必要のあるオブリビオンが存在している。
 現状、この世界から声を奪い、『沈黙の世界』としているオブリビオンが野山の近くに存在しているはずなのだ。
「声を失う……。それはさぞかし衝撃的な出来事でしょうね」
 夕焼け色の髪に赤いドレス着用のローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)は、喋られなくなった妖怪達のことを推し量る。
 ただ、その前に、この異常事態を受けて野山に多数現れた骸魂が子供の妖狐や化け狸をオブリビオン化させてしまっている。
「オブリビオン化した者は、早く倒してしまいましょう」
 そう言いながら、ローズは身構える。
 この妖タヌギツネ達も喋ることができていないようだが、それはそれ。骸魂の影響で、変化の術を使って色気を振りまくことを知った子供達を放置するわけにもいかないだろう。

 すでに、先にやってきていた猟兵達がオブリビオンの討伐を進めるものの、なおも新たな妖タヌギツネの集団が姿を現す。
 ただ、その数は最初に比べれば少なくなってきているのに間違いない。
 見た目はどう見ても女の子なウサギ耳と尻尾の付いたキマイラ、テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)が首を傾げてそのオブリビオン達へと尋ねる。
「タヌキ? キツネ? どっちも?」
「…………!」
「…………!!」
 おそらく、オブリビオン達は元の自分が狐なのか、狸なのかと主張しているのだろうが、それはそれ。
「とにかく、倒して助け出さなくてはですね!」
 テフラは同じタイミングでやってきた猟兵達と共に、残る妖タヌギツネ達の討伐へと当たるのである。


 早速、テフラが妖タヌギツネを相手にするのだが……。
「「…………♪」」
 相手は上機嫌に姿を変え、わがままボディの雪女へと変化してみせた。
「早速、相手が変身……雪女!? どうしましょう!」
 くすりと微笑みながら、スタイル抜群の雪女達はテフラへと迫っていく。
 いくら相手が豊満ボディであっても、雪女の力は相手を凍り付かせることにある。
「このままでは凍らされて氷像に……?」
 すでに、雪女となったオブリビオン達に囲まれ、背筋に寒気を走らせるテフラは、とりあえずこちらも凍結で対抗をとユーベルコード【全てを凍てつかせる小さな妖精】を発動して。
「オブリビオンはみーんな凍らせてきてください! 妖精さん……頼みましたよ♪」
 呼びかけに応じて現れた悪戯妖精達は、そっと雪女と化けたオブリビオン達へと触れ、次々に凍り付かせてしまう。
 順調に、相手の数を減らしていた……と思いきや。
「……ふにゃ!?」
「「…………♡」」
 悪戯妖精から逃れた雪女達が楽しそうに、テフラへと抱き着いてくる。
 それだけなら、まだテフラもどうにかできたかもしれないが、自分が呼び寄せた悪戯妖精がそのまま触れようとして来て。
「……わわ!? 妖精さん待ってくださいそのままじゃ巻き込まれ……」
 かちーん。
 テフラは数体の妖タヌギツネに抱き着かれたまま、氷像へと化してしまったのだった。

 一方で、この後の方針を決めたエウトティアもオブリビオンの姿を捉えて。
「……お、向こうに居ったか」
 骸魂に飲み込まれた子供の妖怪達は言葉を喋れなくはあったが、自在に変化の術を操ることができるようになり、実に楽しそうだ。
「何やらはしゃいでいるようじゃが、ますは小僧共のお仕置きからじゃな」
 エウトティアは『秘伝の篠笛』を使って狼の群れを呼び出し、妖タヌギツネ達へとけしかけ、齧り付かせていく。
「…………♡♡」
 しかし、敵は【狸妖術・乱痴気騒の術】を使い、この場の猟兵達を自分達に尽くしたいという感情を植え付けようとしてくる。
 そいつらに対し、ローズは【ダッシュ】で一気に敵軍との距離を詰めて。
 持ち前の【狂気耐性】で抵抗したローズは誘惑に打ち勝つ様にしながら、手にする武器『プリンセス・ローズ』を掲げる。
「さぁ、数多に咲き誇りなさい!」
 ローズもまた、ユーベルコード【夕暮れ時に薔薇は踊り咲く】を使い、手の武器をオレンジ色の薔薇の花びらに変え、【広範囲】の妖タヌギツネ達を切り刻んでいく。
 エウトティアもさらに笛の音色を吹き鳴らし、狼の群れを呼び寄せて。
「むむ、狼に相対した者達が変身しだしたのじゃが……、これはまた狼好みの丸々とした雌狐になったものじゃな」
「「…………!!」」
 妖タヌギツネ達は女性の姿に変身し、狼達に自分の為になんでもするという感情をエウトティア達へと植え付けようとする。
 ただ、どんなに変化しようとも、狼にとっては妖タヌギツネ達は餌にしか見えないらしい。
「感情より食欲が刺激されておるのう。これこれ、齧るのはよいが食べたら駄目じゃよ?」
 思いっきりかぶりつかれる妖タヌギツネ達はぱたり、ぱたりとその場に倒れる。
 程なく骸魂が消え失せ、元の子供の妖怪の姿へと戻っていく。
 また、ローズは【マヒ攻撃】や【気絶攻撃】も織り交ぜ、次々に残る妖タヌギツネ達へと薔薇の花びらを浴びせかけて動きを止めていく。
「これ以上、変身はさせませんわ」
 変身させる前に手を打てば、余計な感情を抱かずに済む。
 ローズはそうして、残るオブリビオンも全て討伐していった。
 一息ついた彼女は粗方、妖タヌギツネが倒れたことを確認して。
「さぁ、封魔士くノ一はどこに居るのでしょうか?」
 この世界から妖怪達の声を奪った元凶であるオブリビオンの捜索へと、彼女は当たり始めるのだった。

 ところで、一時は氷像となったテフラだったが。
「ふえ……、助かりました……」
 この場で戦っていた猟兵達に助け出され、事なきを得たようである。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『封魔士くノ一』

POW ●妖怪封じ技の一・円盤封殴打
詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【対象を硬貨のようなまんまる形状に叩き潰す】属性の【巨大巻物の振り下ろし】を、レベル✕5mの直線上に放つ。
SPD ●妖怪封じ技の二・薄紙転輪
【横並び陣形の分身】から【巨大巻物転がし】を放ち、【轢き潰して紙のようにペラペラにすること】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ ●妖怪封じ奥義・暗黒握封印
【開いた巨大巻物】から、【巻物の平面空間に敵を封印】の術を操る悪魔「【無数の黒い腕】」を召喚する。ただし命令に従わせるには、強さに応じた交渉が必要。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はネリー・マティスです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 カクリヨファンタズムの地にある野山。
 そこは、子供の妖怪達が駆け回り、楽しく遊ぶ場所だったのだが、その声は一切聞こえてこない。
 それもそのはず、現状、この世界からは「声」が奪われていたからだ。
「…………」
「…………」
 どんなに声を出そうとしても、妖怪達は喋ることができない。
 そういうふうに、とあるオブリビオンがこの世界の理を作り変えてしまったからだ。
「これで少しは静かになると思ったのだけれどね……」
 野山に腰を下ろし、オブリビオンとなった妖タヌギツネ達が変化の術を使って楽しむ姿を眺めていたのは、巨大な巻物を所持した『封魔士くノ一』。
 妖怪を封じる封魔士かつオブリビオンである彼女は、手にした強大な力を試しに使ってみたらしい。このくノ一だけ言葉を喋ることができるところを見ても、世界から「声」を奪った主であるのは間違いない。
「あれでは、ダメだね。やっぱりしっかり封印しないと」
 声を奪っただけでは、この世界の妖怪を抑えることはできそうにないとくノ一は考えていたようだ。
 封魔士くノ一は巨大な巻物で相手をペラペラの姿にしてしまう技を最も得意としている。
 その手段は様々で、直接巨大巻物を叩きつける他、横並び陣形に分身を召喚して巨大巻物を転がしたり、巨大巻物を開いて巻物の平面空間上に相手を閉じ込めたりすることもできるようだ。

 程なく、野山へ現れた猟兵達が次々に妖タヌギツネ達を討伐し、元の子供の妖狐や化け狸へと戻す。
 くノ一は立ち上がり、しっかりと自らの封じ技で完全に封印をせねばと考えていた。
 ただ、妖怪を封じるのは、猟兵達としても望んではいない。
 皆それぞれ武器を手にし、この世界を「沈黙の世界」とした封魔士くノ一も討伐すべく、身構える。
「邪魔をするってのかい?」
 巨大な巻物を獲物とするくノ一は邪魔な猟兵達を封じてしまおうと、巨大な巻物を行使してくるのである。

(※プレイング受付中です。現状は、7月4日朝8時30分までの予定で受付しております)
氷川・権兵衛(サポート)
名は氷川権兵衛。見た目通り人狼だ。職業はUDC組織に属する生物学者だ。主にUDC生物の解剖と解析を担当している。医術の心得もある為、事件現場で被害者の治療を任されることもあるが、よく顔を怖がられるな。現地民の認識にフィルターが掛かっているとはいえ、一体どんな風に映っていることやら。

戦闘面での実力を知りたいのか?基本的にタンクとして動く。自慢に聞こえるかもしれないが、私は素早い。攻撃される味方の前へ躍り出て、ショットガンで敵を吹き飛ばす。牽制に毒を含ませたメスを投擲したりもする。ドーピング薬を腕に刺せば、狂戦士に早変わりだ。燃える左腕を振り回し、敵に恐怖を植え付けてやろう。


果無駅・駅長代理(サポート)
――アローン
助けを呼ぶ声が、聞こえた気がする。――行かなくちゃ

呼子笛をひと鳴らし。喚び出すのは「はかなし駅」を覆う霧――まるで白い闇のよう
これなら、一時敵の目を眩ませる事が出来る筈だ。闇に紛れて、忍び足で仲間の元へ

アローン。――大丈夫かい?
帰り道を標す、カンテラの燈を掲げよう。――コレは、君の命をテラス ヒ
痛みも迷いも苦しみも、全部とかしてしまう灯りだよ
良かったら、無花果の実も食べるかい?勇気と力を与えてくれるから

もうすぐ、この霧も晴れる。――自分の意志を信じて、まっすぐに進んで征けば。きっと、正しい終末に辿り着ける
君の旅路が、素晴らしいものになる事を祈るよ。――アローン
(白い闇に紛れて去る)



 野山に妖怪達の声はない。
 1人のオブリビオンによって、この世界の理が書き換えられているからだ。
「声を奪っただけでは、うるさくて仕方ないね」
 妖怪達から「声」を奪った『封魔士くノ一』は試しにと手に入れた力をこの世界へと展開していたのだ。
 だが、声を奪ってもオブリビオンとなった妖怪……妖タヌギツネ達は色仕掛けで相手を攻め立てる。
 過ぎたる力を手に入れた子供達の様子がくノ一には煩わしく感じたらしい。
「あれでは、ダメだね。やっぱりしっかり封印しないと」
 くノ一のいう封印とは、脇に置いていた巨大な巻物を使って妖怪達をペラペラにしてしまうこと。そうして、彼女は開いた巻物の中に敵を閉じ込めてしまうのだ。
「…………笛の音?」
 どこからともなく聞こえてくる呼子笛の音色に、くノ一が周囲へと視線を走らす。
 すると、野山を白い霧が多い始め、中性的な容姿をした少年が姿を現した。
「――アローン。助けを呼ぶ声が、聞こえた気がしたんだ」
 灰色の髪、瞳、そして肌をした果無駅・駅長代理(アローン・f24903)は目の前のオブリビオンへと告げる。
 続き、霧の中から白い体毛の人狼が鋭い視線を走らせて。
「名は氷川権兵衛。見た目通り人狼だ」
 名乗りを上げた氷川・権兵衛(生物学者・f20923)は周囲を見回した。
 先にやってきた猟兵達が妖タヌギツネを倒し、骸魂に飲まれた妖怪の子供達を救出していたが、彼らは野山に倒れているまま。医師である権兵衛としては、その様態が気になるところだ。
「だが、その前に貴様は倒さねばならんな」
 子供達の声、いや、存在すらも煩わしいと言い放つオブリビオンだ。野放しにはできないだろうと、権兵衛はくノ一へと鋭い視線を走らせる。
 駅長代理もカンテラを手に、一言。
「――アローン」
 彼は懐から取り出した無花果の実にそっと口づけして。
 どこからともなく現れた10体の無花果の木霊が駅長代理を支援すべく、周囲を動き回る。
「この実は、勇気と力を与えてくれる」
 ふわり、ふわりと浮かぶ木霊は、権兵衛へと力を与えてくれる。
 その間に、駅長代理は霧の中へと姿を消し、倒れる妖怪の子供達を見て回る。
「好き勝手出来ると思っているのか?」
 素早く巨大巻物を広げた封魔士くノ一は、霧の中へと姿を消そうとする駅長代理のカンテラの灯へと無数の黒い腕を伸ばそうとする。
 しかし、その前に身構えた権兵衛が素早い動きで立ち塞がって。
「ここは通さん」
 彼は自らへとドーピング薬を突き刺し、狂戦士化。筋肉を肥大化させた彼は猛り、吠える。
「――ガルルァァァア!!」
 危険を察したくノ一は黒い腕を引き、素早く印を切って別のユーベルコードを展開した。
「妖怪封じ技の二……薄紙転輪」
 くノ一は横並び陣形に自らの分身を展開していき、全員でさらに巨大化させた巻物を転がし、権兵衛を轢き潰そうとしていく。
 ゴロ、ゴロ、ゴロゴロ、ゴロゴロゴロゴロ……!
 徐々に加速する巻物を、彼は正面から受け止めて。
「グ……!」
 周囲からは駅長代理も木霊達が支援してくれる。
 勢いよく燃え上がる権兵衛の左腕。掴もうとする巨大巻物も焦げていくが、炎上まではしてくれない。ユーベルコードの力で強化されているのだろう。
 勢いと質量で圧倒して来ようとしてくる巻物。このまま潰されれば、駅長代理や妖怪の子供達もただでは済まないだろう。
「グルアアァァァァア!!」
 一際大きな声で吠えた権兵衛は、その【怪力】で巨大巻物を止めてしまう。
「なに……!?」
 これには驚いた封魔士くノ一も巨大巻物を轢かざるを得ない。
 ただ、木霊達は力尽きて消え失せ、権兵衛もかなり消耗してしまっている。
 正気を取り戻した彼は別の猟兵達が駆けつけてきたことを察し、この場は身を引くことにしたのだった。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

鮫兎・醒闇
「静かにしたいから音を奪う?お仕置きしてぴーぴー泣かせてアゲルわ!

くノ一ちゃんの平面化攻撃や封印を受けちゃった時は、【豊饒飽食豊満の果実】食べてカロリー摂取したり、ユーベルコード【過剰なる豊饒豊満の呪い】を自分のバストに使って厚みを強引に盛れば脱出できる…かも?

「きゃうっ!?…ううっ…よくもやったわねぇ!?」(バストで強引に抵抗)

無理だとしても【過剰なる豊饒豊満の呪い】で反撃よ!平面には膨張!宇宙の真理ね!対象はくノ一ちゃんの全身で空気膨張のお仕置きよ!膨らみ続けて巻物を持つどころか身動きできなくしてアゲルわ!

「ねぇねぇどんな気持ち?ぷっくぷくにされて恥ずかしい?」(スマホ撮影しながらつつく


ミリア・プレスティール
ミリアはくノ一の注意を引きつけて、隙ができたところを相棒の手袋に憑依したUDC『ミトン』に攻撃してもらおうと考えるが…

【ミリアの心情】
巻物の攻撃に注意しないといけないんだね。私が囮になるからミトンはその隙をついてね?
(敵を引き付けて)ミトン、お願い!…あれ?…ミトン、早くして!攻撃されちゃう!
【ミトンの心情】
了解した。俺はしばらく隠れておく。
さて確実に行くならあの巻物がくノ一の手を離れた時が狙いどころだな。つまりミリアには犠牲になってもらうことになるかもしれないが…まあ後で助けるから大丈夫だろう。必要な犠牲だったのだ。

※アドリブ、他の方との絡みOK


ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎

■心情
貴女が声を奪った元凶ですか、
貴女を倒して声を取り戻して見せますわ。

■行動
白銀勇霊装(UC)を使用して戦いますわね。
全身をUCの甲冑で覆い、戦闘力を増強して
『プリンセス・ローズ』で【スナイパー】で狙いを定めて
くノ一を攻撃しますわ。

無数の黒い腕に対しては【乱れ撃ち】や【制圧射撃】で
纏めて攻撃していきますわね。
【破魔】を込めた弾丸で悪魔を倒してしまいましょう。

敵の攻撃は【見切り】で避けるように努め、
避けきれない時は【盾受け】や【武器受け】で防御。
自身が負傷してもUCの戦闘力増強と【生命力吸収】能力で戦いますわ。

「沈黙の世界も、これでお終いですわ!」


エウトティア・ナトゥア
アドリブ・連携歓迎

はっはっは、タヌギツネのお仕置き完了じゃな。ざっとこんなものじゃよ。
さて、あそこに居るのが『封魔士くノ一』か。
巨大な巻物を転がしておるが、巻き取った時に汚れそうじゃが大切なものではないのかのう?
それに見た感じ紙のようじゃから水や火に弱そうじゃな。

セレイン殿の情報だと攻撃の手段は全てあの巻物由来のもののようだから巻物を封じてみるかな。
【巨狼マニトゥ】に【騎乗】して突撃、迫ってくる巨大巻物を『封魔士くノ一』ごとマニトゥの咆哮で吹き飛ばしてやるのじゃ。
わしは【追跡】する矢に火の【属性】を付与して、吹き飛んで乱れた巨大巻物へ撃ち込み燃やしてみるか。
これでどうにかなるかのう?


ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
何か昔のコントみたいだけど‥・
「これは私のキャラじゃないわね」
転がってくる巻物から逃げ足で逃げて、コースから外れたいわね。
ムリならオーラ防御でダメージ覚悟でがっちり受け止める。

後は分身全てをユーベルコード【蒼き刃の円舞】
青のチャクラムで74メートル以内の分身をまとめて切り裂いてあげるわ。

「本体にもこれなら当たるでしょう?」



 サポーター達が一足早く交戦している間に、この場にいた猟兵達は妖タヌギツネ達を全て倒し終えて。
「はっはっは、タヌギツネのお仕置き完了じゃな。ざっとこんなものじゃよ」
 倒れた妖タヌギツネへ、金髪猫耳巫女姫のエウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)が少女らしい表情で高笑い。
 彼女にとってはちょっとした喧嘩のつもりだったのかもしれないが、ここから先は世界を脅かす敵との対決である。
「さて、あそこに居るのが『封魔士くノ一』か」
 すでに一戦を終え、晴れ行く白い霧の中から現れた忍び装束姿の敵を見据えるエウトティア。
 白い毛並みの獣人が離脱するその戦場に続々と、猟兵達が集まってきて。
「貴女が声を奪った元凶ですか」
 目の前の相手に問いかけたのは、赤いドレスを纏った自信を漲らせた笑みを浮かべるローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)だ。
「ああ、そうさ。どうにもうるさくて仕方なかったからね」
 悪びれる様子もなく、封魔士くノ一は告げる。
 その態度と返答が、褐色肌の大食漢、豊満ボディの鮫兎・醒闇(兎と鮫となんかの触手・f02122)にはかなり癪に障ったようで。
「静かにしたいから音を奪う? お仕置きしてぴーぴー泣かせてアゲルわ!」
「ええ、貴女を倒して声を取り戻して見せますわ」
 続けて相手に告げたローズも身構え、早くもユーベルコードを使う為の詠唱を始める。
 こちらへと巨大巻物を使って何か仕掛ける素振りを魅せるくノ一に対し、この場から参戦した引っ込み思案な黒髪少女、ミリア・プレスティール(被虐少女と手袋守護霊・f16609)は相手の出方を窺って。
「巻物の攻撃に注意しないといけないんだね」
 そこで、彼女は近場で宙に浮かぶ大きな手袋に憑依しているUDCミトンへと呼び掛けて。
「私が囮になるから、ミトンはその隙をついてね?」
「了解した」
 しかしながら、悪戯好きなミトンのこと。
 今回も、何やらミリアを困らせるような策を考えていたようだった。


 封魔士くノ一が次なる攻撃手段として選んだのは、先程サポーターにも使った相手を巻物の平面空間へと閉じ込める【妖怪封じ奥義・暗黒握封印】だ。
「我は纏う薔薇の気高さに等しき極みの鎧!」
 ほぼ同じタイミング、ローズが【白銀勇霊装】を使い、アルヌワブランの薔薇で彩られた甲冑で全身を覆い、戦闘力を増強する。
「ふふ、あんた達も封じてやるよ!」
 先に準備が整い、くノ一が巨大巻物を広げると、巻物から無数の黒い腕が呼び、猟兵達へとつかみかかろうとしてきた。
 その腕こそ、巻物の平面空間に相手を封印しようとする悪魔達。くノ一はそれを召喚し、けしかけていたのだ。
 伸びてきた黒い腕へと、醒闇が掴みかかられてしまう。
「きゃうっ!?」
 気づくと、体の厚みが少しずつなくなっていくことに醒闇は気づき、急いで『豊饒飽食豊満の果実』を食べてカロリー摂取しようとするが、それでも体の平面化は止まらない。
 彼女は次に、ユーベルコード【過剰なる豊饒豊満の呪い】を自らのバストへと使う。
 そのユーベルコードには指定した部位が膨張成長肥満する快楽と呪いを与える効果がある。平面化に抗うべく醒闇のバストが膨張肥大し、黒い腕を払いのけてなんとか完全に平面化することを避け、元通りの姿へと戻っていた。
 こちらも黒い腕に狙われていたローズは、薔薇の精霊の魔法力を宿した銃『プリンセス・ローズ』でくノ一を狙って応戦していた。
「逃しませんわ」
 巨大巻物を持っているくノ一を、彼女は【スナイパー】技術を生かして狙い撃つ。
 その間も、伸びてくる黒い腕がローズを捕えようとするのだが、彼女はそれをしっかりと【見切って】回避に努め、避けられないと判断すれば、【銃や『薔薇のラウンドシールド』で受け】、平面化させられるのを防ぐ。
 ミリアはというと、彼女自身が囮となって黒い腕を引きつけていて。
「ミトン、お願い!」
 その間に、呼び出した大きな手袋型のUDCミトンが敵を叩くという作戦……のはずなのだが、岩陰へと隠れていたミトンに動く様子がない。
(「確実に行くなら、あの巻物がくノ一の手を離れた時が狙いどころだな」)
 つまり、ミリアには犠牲になってもらうかもしれないとミトンは予め考えていたのだ。
(「……まあ、後で助けるから大丈夫だろう」)
「……ミトン、早くして! 攻撃されちゃう!」
 ミリアは必死にUDCミトンへと呼び掛けるが、結局黒い腕に捕らわれてしまう。
 だが、ローズが制圧射撃で黒い腕を【乱れ撃って】くれたおかげで、ミリアも難を逃れていたようだ
「やるね。だが、これならどう?」
 くノ一は巻物から出した黒い腕をけしかける一方で、一度巻物を閉じていた。
 自らの分身を展開して横並びの陣形を取り、彼女、いや、彼女達は巨大化させた巻物を転がしてくる。
 丁度、そこに金髪のヤドリガミ女性、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)が態勢を整えてやってくる。
 ヴィオレッタはすぐタイミングの悪さを察し、まるで一昔前のコントを思わせる形で【逃げ足】を活かして走り出す。
「これは私のキャラじゃないわね」
 後ろから転がってくる巻物の進行方向から外れ、ヴィオレッタはなんとか逃れる。
 しかし、くノ一の分身達が動き、再びヴィオレッタを狙うよう巨大巻物の向きを変えて転がしてきていた。
「巻き取った時に汚れそうじゃが、大切なものではないのかのう?」
 そんな状況を傍で注視していたエウトティア。
 見たところ紙だから水や火に弱そうだが、中央部に焦げ跡がついていたところを見るとすでにサポートメンバーが燃やそうとは試していたらしい。
「情報によると、攻撃の手段は全てあの巻物由来のもののようじゃからのう」
 エウトティアはあの巻物を封じるべく、呼び寄せた『巨狼マニトゥ』に【跨り】、突撃していくのである。


 野山の上で勢いをつけて転がってくる巨大巻物。
 最初は何とか逃れようと動いていたヴィオレッタだったが、回避が難しいと判断した彼女は立ち止まって。
「やむを得ないわね」
 全身を【オーラ防御】で覆った彼女はダメージ覚悟で受け止める構えを取り、巨大巻物の動きを止めようとする。
 そこに、エウトティアが飛び込んで。
「アオオオオオオォォォォ…………ン!!」
 マニトゥが上げる咆哮は霊的な衝撃力を発し、後方の『封魔士くノ一』ごと吹き飛ばさんとする。
「巨大巻物を、弾き飛ばした……!?」
 これにはさすがのくノ一も身を引くが、エウトティアが追撃にと弓を引く。
 転がる巻物を【追跡】し、【火属性】の矢を撃ち込んでいく。
「これでどうにかなるかのう?」
 だが、彼女も散々獲物である巻物を狙われてきているのだろう。焦げ付く面積は広がったが、巻物が燃え上がる様子はない。
 ただ、くノ一が巻物へと注意を払うのは、ヴィオレッタにとって好機となって。
「貴方たち皆に不幸をあげるわ。……本体にもこれなら当たるでしょう?」
 彼女は青金剛石のチャクラムを巨大化させ、範囲内にいるくノ一の分身を纏めて切り裂いていく。
 分身達が姿を消していく中、チャクラムはくノ一の体も裂いてみせるが、傷は浅い。
 ただ、ここまで機を窺っていたUDCミトンにとっては十分すぎる隙だった。
「もらった」
 ミトンはくノ一の体を力強く殴りつけ、さらにその体をつかみ取った。
 その間、ローズは銃弾を発射し続け、黒い腕を撃ち抜いて動きを止めていく。
 合わせ、多少掴みかかられて体力を削られた分は、黒い腕から【体力を吸収して】継戦を行う。
「……よくもやったわねぇ!?」
 一時は体を掴まれ、平面化寸前までいった醒闇がバストを膨張させ、抵抗する。
「平面には膨張! 宇宙の真理ね!」
 そして、その呪いを今度はくノ一へと向けて。
「な、なにいっ!?」
 全身が膨らみ始め、くノ一は巻物を操るどころか思うように動けなくなっていく。
 そんな敵の姿に、醒闇は微笑して。
「ねぇねぇ、どんな気持ち? ぷっくぷくにされて恥ずかしい?」
 彼女はくノ一の姿をスマホで撮影しながら、突いてみせる。
 ただ、そんな敵へとローズが『プリンセス・ローズ』の銃口を向けて。
「沈黙の世界も、これでお終いですわ!」
 撃ち放つは【破魔】の弾丸。
 それに撃ち抜かれたくノ一が爆ぜ飛ぶ。
「そ、そんなああぁぁ……っ!」
 それと同時に、静まり返っていた世界へと声が戻っていく。
「あ、あー……」
「声が……声が出る!!」
 目覚めた妖怪の子供達は変化の術こそ元に戻ったが、喋れるようになったことに歓喜する。
 野山に戻った子供達の声を耳にし、猟兵達の顔も綻んでいたようだった。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵


第3章 日常 『いたずら妖怪を撃退せよ!』

POW妖怪さえも驚く自慢の腕っぷしでビビらせてやれ。……それとも腕相撲とかしちゃう?
SPDいたずら妖怪を先んじてこちらの仕掛けるいたずらでからかってやる。まだまだ精進が足りんようだな。
WIZ所詮は妖怪。口先三寸でだまくらかして煙に巻いてやる。狐につままれたような気持ち?
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔴

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 カクリヨファンタズムの野山に、子供の妖怪達の声が戻ってきて。
「あははは!」
「待てー!!」
 骸魂やオブリビオンの脅威から解放され、妖狐や化け狸の子供達は楽しそうに駆け回る。
 思いっきりはしゃぎ、全力で遊ぶのはどこの世界の子供でも変わらない。
 まして、先ほどまでは声を出せないという不自由を強いられていたのだ。彼らは今あるこの自由に大いに満喫し、楽しく遊び回っていた。
 その子供達の様子を、傭兵達は少し見に行くことに。
「あ、助けてくれてありがとー」
「ねー、あそばーあそぼー」
 彼らは人懐っこく猟兵達へと近づいていく。
 にやり……。
 子供達は元々、悪戯好きな妖狐や化け狸達。
 彼らにとって、ちょっとした悪戯を行うのもまた遊びの一つ。
 例えば、鬼ごっこするなら本当の鬼のように化けて一斉に襲い掛かってきたり、行く手にちょっとしたトラップを仕掛けてはめたり……といった具合である。
 猟兵達としては、ちょっと元気な様子を見られればそれでよかったのだが、あまりにおいたが過ぎるならちょっとお仕置きした方がいいかもしれないと考える。
 例えば、こちらから舌先三寸で騙して彼らにそれを実践させて悪戯し返したり、一緒に遊びつつ思いついた悪戯でからかったりといった具合だ。
 また、猟兵としての力量を腕相撲などで見せつけてもいいかもしれない。きっと子供達は目を丸くすることだろう。
「あそぼー、あそぼー」
「きっと楽しいから、ねーねー」
 ただ、そんな中でも彼らは子供同士で顔を見合わせ、くすくすと笑っている。明らかに猟兵達へと何か悪戯を仕掛ける気満々だ。
 声を出せなくなるようなひどい目に遭ったというのに、まったくもって懲りない子供の妖怪達。
 ちょっとだけ悪戯が過ぎる彼らを懲らしめるべく、猟兵達はこんな遊びをしようと提案するのである。

(※プレイング受付中です。現状は、7月8日朝8時30分までの予定で受付しております)
ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動
アドリブや他猟兵との協力歓迎

■心情
妖怪の悪戯ですか、悪戯も度が過ぎると困ったものになりますわよね。
私はそう簡単に悪戯には屈しませんわ。

■行動
薔薇園狂詩曲(UC)で妖怪達にヴァイオリンを披露してみますわ。
【楽器演奏】でヴァイオリンを演奏し、この演奏を聴き続けたいと思わせますわ。
「さぁ、今日はこれまでですわ。続きが聴きたければ、悪戯は止めると誓う事ですわね」
と【言いくるめ】で妖怪を口先三寸でだまくらかしてみますわ。
「皆さんも、悪戯よりも、こういう人を楽しませる演奏みたいなものを
もっと練習すればいいと思いますわ」
「その方が、自分も相手も、ハッピーな気分になりますし」



 元に戻った野山で楽しく遊ぶ妖狐や化け狸の子供達。
「あははは!」
「待てー!!」
 楽しげに駆け回る彼らがしているのは鬼ごっこだろうか。
 この場は子供の妖怪だけで楽しく遊んでいるが、狐や狸は悪戯好きな者もちらほらといるらしく、大人などに度々悪戯して困らせることも少なくない。
 一時、声が出なくなるようなひどい目に遭っても、彼らのそんな悪戯がすぐには止まることはないのだろう。
「妖怪の悪戯ですか、悪戯も度が過ぎると困ったものになりますわよね」
 オブリビオン達との戦いを終え、薔薇を手に心を落ち着かせていたローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)へと、子供の妖怪達が近づいて行って。
「あ、助けてくれてありがとー」
「ねー、あそばーあそぼー」
 人懐っこい子供達は助けてくれたお礼をローズには告げたものの、それはそれ。
 ……にやり。
 小さく微笑む子供達。悪戯に関しては彼らにとって別枠であり、もはやコミュニケーションの概念内なのである。
(「私はそう簡単に悪戯には屈しませんわ」)
 そこで、ローズはユーベルコード【薔薇園狂詩曲】を使い、ヴァイオリンを手にして。
「お聞きなさい、私の奏でる旋律を!」
 瞳を閉じ、ローズは野山へと清らかなる旋律を響かせる。
 普段、楽器などほとんど使うことの無い子供達だ。ローズの演奏に興味を示した彼らはじっと耳を傾けて。
 鼻歌交じりに体を揺らす子も出始め、旋律のパターンを覚えた子は曲に合わせて吠えようとする。
 頃合いを見て、ローズはぴたりと演奏を止めてしまう。
「さぁ、今日はこれまでですわ。続きが聴きたければ、悪戯は止めると誓う事ですわね」
「「ええーっ」」
「もっとききたいー!」
「お姉さんには悪戯しないからー」
 その言葉を、ローズは聞き逃さない。つまり、自分にはしなくても、他の人にはまだ悪戯する気満々なのだ。
「皆さんも、悪戯よりも、こういう人を楽しませる演奏みたいなものをもっと練習すればいいと思いますわ」
 それでも、ローズは子供達を【言いくるめ】ようとして。
「その方が、自分も相手も、ハッピーな気分になりますし」
「うぅ……」
「分かったから、もっと聞きたい……!」
 全ての妖怪を言い聞かせるとはいかなかったが、舌先三寸でだまそうとしたローズは一定の効果はあったかなと笑い、せがむ子供達の為にもう1曲奏で始めたのだった。
大成功 🔵🔵🔵

ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
私はあまり悪戯は好きじゃないわね。
なので聞き耳で気配を察知しつつ逃げ足で回避、クライミングで木登りして回避するわよ。
場合によってはユーベルコード【インヴィジブル・イグジスト】で透明化。

ずるいとか言われたらなけなしのコミュ力よ。
「これはかくれんぼの一つよ?」

さんざん煙に巻いてあげたら、せっかくだから一言。
「悪戯っていうのは相手が笑って許せる範囲じゃないと、ただの嫌がらせなのよ。気を付けて」



 続いて、金髪を後頭部で纏めたオッドアイのヤドリガミ女性、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)も野山へと再び姿を現す。
 また新たな遊び相手が来たと、子供の妖狐や化け狸達は喜んで近づいて行って。
「ねえ、あそぼー」
「おにごっこしよーよ」
 人懐っこさそうにお願いしてくるその姿は可愛らしいのだが、悪戯好きな子供達であることをヴィオレッタは思い出して。
(「あまり悪戯は好きじゃないわね」)
 とはいえ、特に提案する遊びもなかった為、彼女は子供達の言う通りに鬼ごっこに興じることに。
 子供達の中に鬼が出始めるが、くすくすと笑う子供達は何かを企んでいるように顔を見合わせている。
 例えば、妖狐の少年は切り株や岩に化け、ヴィオレッタが近づけば思いっきりくすぐって動きを止めようと考える。その間に、鬼となった仲間に居場所を示すのだろう。
 【聞き耳】を立てていたヴィオレッタはその気配を察知しつつ、【逃げ足】を使って物に変身した子供達を回避する。
 さらに、ヴィオレッタは【クライミング】で木に登り、鬼から逃れていく。
 強引にリスや鳥などの動物に変化して追いかけてこようものなら、ヴィオレッタもユーベルコードを使って。
「貴方には、視えないわ」
 彼女は自身と身に着けている物全てを透明にしてしまい、さらに木々を伝って移動する。
「あれっ!?」
「どこ? ……あっ、こっち!!」
 妖怪の子供達も嗅覚を働かせて追いかけようとするが、それだけではヴィオレッタを追跡するのは難しく。
「ずるーい!」
「姿消しちゃだめー!」
「これはかくれんぼの一つよ?」
 【コミュ力】を働かせつつ煙に巻くヴィオレッタ。
 ただ、悔しそうにはしているが、子供達もまんざらではない反応を見せている。
「まてまてー!」
「きゃははっ!!」
 その後も子供達は様々な物に化けてヴィオレッタの気を引こうとしていたが、結局は彼女を捕まえることはできなかった。
「悪戯っていうのは相手が笑って許せる範囲じゃないと、ただの嫌がらせなのよ。気を付けて」
「うん、でも、次はぜってー捕まえるからな!」
「またあそぼーね!」
 ちょっとだけ悔しそうな子供達であったが、心行くまで遊んだ彼らは晴れやかな表情で大きく手を振って去り行くヴィオレッタを見送ってくれたのだった。
成功 🔵🔵🔴

最終結果:成功

完成日2020年07月09日
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔴