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ユー・ファインディング・ザ・ホープ・マスト・ダイ(作者 七転十五起
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 アポカリプスヘル……地獄の黙示録と呼称されるこの世界に、新たな変化が訪れた。
 以前、オブリビオン主催の殺戮ゲーム『アポカリプス・バウト』を猟兵達が潰したことにより、奇しくも被害に遭った他の拠点(ベース)間での交流が始まった。
 他の猟兵達の活動により、舗装道路も少しずつ広がりを見せているのも要因だ。
 その拠点のひとつが最近、居住区の外に大規模な農場を築き上げたのだ。
「他の拠点からの物資提供のおかげで、ようやく収穫に漕ぎ着けたな……」
「収穫したら、他の拠点にもお礼として持っていっきましょう?」
「そうだね、今度はいつオブリビオンストームが来るか、わからないし……」
 アポカリプスヘルでの農業は、いつ何時に発生するか分からないオブリビオンストームとの戦いだ。もしもオブリビオンストームが発生すれば、農作物は全て吹き飛ばされて駄目になってしまう。それでも拠点の人々は諦めずに、作物を収穫できるまで育て上げたのだ。
 しかし、この世界の農業の敵は、謎の嵐だけではない。
「素晴らしい! この荒廃した大地で絶望せず、作物を育て、懸命に生きる人の姿の美しさ! なんて綺羅びやかに輝いているんだ! やはり、困難に直面した時こそ人は輝きを放つ!」
 突如として現れたのはオブリビオン――スーツ姿の河童男だ!
 その背後には、大量の物資が山積みになっていた。
「さぁ、試練を与えよう。試練に耐え抜いたのなら、この物資は君達のものだ。どうか、君達の力強い生命の輝きを見せてくれっ!」
 河童男が指を鳴らすと、黒い竜巻が農園と人々を覆い尽くす!
 オブリビオンストーム?
 否、これは……蚊柱だ!

「このままだと、この蚊柱と河童男に、大地は荒らされて人々は干からびた死体にされちゃうっ! 予知の発生時刻まで猶予がないから、準備が出来たらすぐに転送するよっ!」
 予知の映像をグリモアから投影し終えた蛇塚・レモン(白き蛇神オロチヒメの黄金に輝く愛娘・f05152)は、アポカリプスヘルへの転送の準備を進めつつ、今回の任務を足早に説明する。
「予知の通り、皆にはアポカリプスヘルに築かれた大規模な農場を死守してもらいたいんだよっ! 転送直後に河童男と蚊柱が出現するから、まずは蚊柱をどうにか抑え込んでっ! この蚊柱は当然オブリビオンだから、血液以外のエネルギー源……例えばガソリンや畑の栄養素なんかも全部吸い取っちゃうよっ! 闇雲に戦ったら、農場に被害が出るから、そうなる前に範囲攻撃可能な武器やユーベルコードで、まとめて殲滅することをオススメするよっ!」
 続いて河童男なのだが、どうやら絶望に抗う人々の美しさに魅入られた存在らしい。
「敵はかなりのサディストっぽい! こっちも下手に戦うと農場に被害が及ぶから、対策を立てた上で戦ってほしいな……っ?」
 レモンも農業の心得がある猟兵だ、今回の予知は胸を痛めているのだろう。
「農業は人々の生活の土台の産業っ! つまりこの世界の希望だよっ! みんな……お願いだから、アポカリプスヘルの希望を守ってあげてっ!」
 転送準備が完了したレモンは、猟兵達をすぐにアポカリプスヘルへ送り込む。
 果たして、猟兵達は希望の象徴である農場を守り切ることが出来るのか……?





第3章 日常 『アポカリプスで農業を』

POW力仕事を担当する
SPD丁寧な仕事を心掛ける
WIZ技術指導などを行う
👑5

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 オブリビオンの脅威は、猟兵達の大奮闘により拭われた。
 あとに残されたのは、河童男が置いていった大量の資材や物資、食料。
 あの男の言葉通り、試練を乗り越えた報酬ということで、拠点の人々は大人数で運搬を開始し始めた。

 その頃、猟兵達は農場を手伝っていた。
 立派な農場とはいえ、手探りで運営している素人達の農園だ。
 専門知識があるわけでもないし、農具も足りていない。
 勿論、人でも足りていないので、収穫が間に合っていないのだ。
「せっかく出来た作物も、収穫できなければ駄目にしてしまう……」
 拠点の人々は頭を抱えてばかりだ。
 猟兵達は、少しでも復興の力添えができればと、率先して農場の手伝いを申し出た。ある者は収穫を手伝い、ある者は農具を作成し、またあるものは専門知識を人々に教授する。
 この積み重ねが、アポカリプスヘル世界に再び文明を蘇らせる第一歩となる。
 猟兵達は、それぞれの出来ることで農場に貢献しようと動き出した。