愛望異変~くされおおかみ(作者 にゃあら
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●異物混入
 領域――其処に迷い込んだ『男』は引き寄せられ、這入り混んだ『女』を拒絶する。飛来する礫が『男』を抱いて、襲来するガラクタが『女』を傷付けた。ガタガタと揺らぐ地面が哄笑し、魂を狩るように蠢き出した――その霊障に苛まれた者は、男女関係なくひどい頭痛に侵されるだろう。原因は最初から解っている。判断は容易く、漿にふれてしまえば好い。

 愛情。此れ以上の薬が在ると謂うのか。

 駆けろ。かけろ。思いを膨らませれば世界は破滅に堕ちて逝くが、貴様は『あい』に塗れねば成らない。元凶を殺す為に乗り込むのだ。彼は何を望んでいる。遠方を観るが好い。向こう側の建築物は、脳味噌ピンク色の発狂だろうか。

●グリモアベース
「まあ。簡単に言ってしまえば。終局(カタストロフ)の始まりだね。異変を起こした怪物には早々の退場を叩き付けるべきだとも。嗚呼。ところで君達は愛する者を持っているかね? 持っている? そりゃあ危険だ。何せ世界は『愛』に狂っている」
 脚本らしき物を白匣・覚醒(密室探偵・f22856)は閉じて、卓所へと放り投げた。ばさりと雑に扱われた『それ』は題名すらも記されていない。
「心中? いいや。もっと面倒なモンさ。君達には先ず『領域』を突破してもらいたい。その際『男性』であれば引き寄せられ『女性』だと拒まれる。進めば進むほどに頭痛や礫は増えるだろうけど、今回の過去は所謂『ツンデレ』ってやつなのかね……領域を乗り越えれば『ピンク塗れの建築物』に到達出来る。それを活かしての戦闘だ。雑魚を蹴散らし異変の主を還すのがお仕事さ。宜しく頼むよ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 愛に覆われた幽世よ。

 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『霊障領域』

POW飛んでくる物体から仲間をかばう、揺れに負けずに突き進む
SPD飛んでくる物体を素早くかわす、最短ルートを選んで駆け抜ける
WIZ霊障の原因を特定する、護符や呪文で霊障の影響を和らげる
👑7 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ふれた――何に触れた。愛と呼ばれる毒物だ。
 吸った――何を吸った。孤独に餓えた吐息だ。
 ひどい――何がひどい。狂うように向けられた、ガラクタの礫だ。

 いたい――何処がいたい。頭だ。頭がひどく痛い。
 激痛が永久に苛むようで、立つ事も難しい状態だろう。
 されど愛。愛が在れば何でも成せる。

 領域を越えろ。彼方側に視えるのは、ピンク色の発狂だ。
 ああ。しろい。とても。しろい。
 そんな花は如何だろうか。
リネリット・エルス
愛、愛ってなんだろう? ためらわないこと…なら、
冥土にいった詩人の神さまや国産みした神さまは愛がなかったのかも。
一晩の愛でいいなら、そりゃまァいーっぱいに♪
まあ、ずっと続く真実の愛ってやつもいいんだろうけどね。

さて、そんなこと考えててもしょうがないし
考えるな感じろってヤツだね。とりあえず行ってみよっか。
なんか拒まれてるけど。

うーん頭が痛い! 

自分に幻覚かけて痛みを和らげながら先に進んでみるよ。
そういえば愛とは脳の電気信号が見せる幻覚に過ぎない、なんて話もあったっけ。


 中てられた霊障が馥郁だと笑うのならば、埒外とは人から揺れた『もの』と呼べる筈だ。曖昧(ふわふわ)と暗所を往くようなリネリット・エルス(夜風・f16038)は脳味噌傾げて幽世を覗き込む――愛。愛とは何か。毒と薬を混入して、異なる誰かと撫で遭う事だ。翻弄と蹂躙を繰り返して、反芻する為の胃液を掻き出す事だ。つまり。ためらわないこと。なら。奈落に墜ちても放さないのが正解だろう。冥土にいった詩人の神さまや国産みした神さまは『なかった』のかもしれず――知り得た感情の渦巻きの中、猟兵は拒絶の『痛み』を覚えた。最初は駆けて往く欠けた陶器。ああ。如何やら一晩の愛は不要らしい。いっぱいいっぱい、舐られたいクセに。誰かさんはおそろしく強欲だ。そのずっと続く真実も素敵だろうが、過去が屈んで好いものではない。
 考えるな。感じて進め。目玉にはしる火花を拭って、否定の鈍痛へと踏み込んでいく。いたい。うーん……天が綺麗でも思恋が歪む。頭が痛い! 痛いいたいイタイ。病を抱えても不が付けば永久で、出番に突き刺さった夢の苦味――電気信号に過ぎない。幻の如くを頭蓋に挟み、金色は痺れに堕ちて癒ゆ……愛、くされた眼に血をたらせ。和らげる道は可哀想なほどにしろいのか。
成功 🔵🔵🔴

ミラン・ローズブレイド
愛、それは祈り、愛、それは願い、愛、それは信仰……
いつだって”私”を取り巻いて、いつだって”私”を置き去りにするもの……
……あぁ、なんて醜い世界で、なんて美しい場所なんだろうね
この頭痛、嫌になってしまうけれど、それでも前に進まなければ俺の”お父様”にも会えなくなってしまう。
貝細工乃飄風を使って、礫を封殺していけば、まぁそのうちたどり着けると信じて
この愛はなんだろうね、俺の愛、”私”の愛と、どちらがより狂っているんだろうか…あぁ、……楽しみだ


 お父様――聖なる文言が何を引き寄せようとも、惹かれた想いは重いを知れない。球体に紛れ込んだ花も白く、ひらり踊れば吐き出される混迷か。化け物も魂を有する世界、その六枚の襤褸切れは如何なる心を魅せると微笑むのか。愛、それは祈り。愛、それは願い。愛、それは信仰――芯の透った双眸が、ミラン・ローズブレイド(羽風・f10316)の貌(カタチ)を窺わせる。茫々と蔓延る毒素が耳朶へと侵入し、歓迎は過剰なる痛みを齎すだろう。取り巻いた味わいは汁気の多さだ。置き去りにするピンク色は何時だって魔性なのだ。ああ……なんて。酷い世界。美しい場所。嫌なミシリが中心から広がって、圧し退けるかの如く『獣』が吼えている。それでも前に進まないと。進まなければ俺の……お父様にも会えなくなってしまう。遭い言葉は絆だ。
 全ては。総ては。すべては。滑り込んだ物体(オブジェクト)を花の束が受け止める。不変性を添えた満開が、万回の抱擁を絞め付けると謂うのか。この愛は何だ。拒絶と歓迎の狭間に落ちた、嘘偽りでも構わない甘え方――辿り着けるとも。その内に建築物と発狂するのだ。俺の愛、私の愛、と。何方がより腐(こわれ)ているのか。あぁ……アァ……楽しみだ。

 世界が滅んでもわかれやしない。
成功 🔵🔵🔴

黒影・兵庫
【蜂皇族】
男なら引き寄せられて女なら拒まれる
なら俺はどう扱われるんでしょうね?せんせー
(「脳みそだけ捨てられて体を持ち去られるんじゃない?」と頭の中の教導虫が答える)
うぇそんな愛、御免蒙ります...
(『オーラ防御』壁で黒影とクロリアと護りながら飛来する礫を『衝撃波』で迎撃する)
クロリアは拒まれるだろうから
ほらちゃんと手をつないで
え?いや踊るつもりで手を差し伸べたつもりじゃ...
あ、ちょ、ちょっと!
(クロリアに引っ張られる形で『ダンス』をしながら目的地へ向かう)


播州・クロリア
【蜂皇族】
({メトロノーム・コイン}でコインロールしながら物思いにふける)
愛とは他者を思いやる気持ちを生み出し
かと思えば一方で争いや憎しみの火種も生み出す
何とも繊細で不安定で危険な感情です
そんな愛に飲み込まれようとしているこの世界の不安定さは
新しいダンスを創作するのに最適ではないでしょうか!?
(黒影から差し伸べられた手を取って)
あにさんもやはり同じ思いなのですね!
さぁ踊りましょう!
そして新たな旋律を生み出すのです!
(黒影を引っ張りながら眩しい笑顔で『ダンス』する)


 黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)は別の意味で頭が痛かった。道々未知に満ちて、しかし超越性は『性別』に因って手段を変える。男は手招きされて女は唾棄される。ならば『俺』は如何成るのか。向こう側の礫に尋ねたって沈黙以外は返って来ない。ねえ。せんせー……脳内の教導虫(せんせー)は誰が見ても『女性』なのだ。綺麗な血肉と美しい髪質、ああ、艶やかな輪郭が『悪戯』っぽく囁いた――脳みそだけ捨てられて身体を持ち去られるんじゃない――そんな愛が在ってたまるものか。隣の播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)共々防御壁(オーラ)を巡らせ、迫るガラクタを塞いでいく。クロリアは拒絶される筈だから。ほら。手を伸ばして……?
 ころり。ころり。指に吸い付いた銀色がはね、掌に収まれば物思いだ。ふける貌は『暗号』を読み解くようで、何処か楽しげにも見えるだろう。愛が生み出すのは両極端だ。他者への思いやりや憎しみ妬み。その争いが鎮火する事難しく、極まった緑は何方かを滅ぼす筈だ。繊細で不安定な『感情』に塗れた世界。隔離された揺らぎに『終焉』とはよく説いたもので――創作(ダンス)の為には悦ばしい。ああ。あにさん。やはり同じ思いなのですね! 踊りましょう。踊りましょう踊りましょう。
 え……疑問符が漏れる前に引っ張られた。踊るつもりは無かったが『こうなった』怪物(モンスター)を止める術は無い。くるくると絡め取られる獲物のように、無言の抵抗も無碍と化す――新たな旋律を生み出すのです。色彩が豊かに成れば、幽世も遂には舞踏会だ。皇達のダンスが鈍痛(くされ)吹き飛ばし、つぶてを抜ける。
 眩しい笑顔が感情の中、純粋を演出して『翻弄』していく。引き攣った顔にも自然が浮かび、脳内の教導虫(かのじょ)も誘われる。向こう側を視れば『建築物』か。聳え立つピンクの発狂か、緑に染まった眼球か――あにさん。このまま踊りながら行きましょう。ちょっと待っ……。

 何で在れ、息は揃っている。
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴


第2章 集団戦 『男を求める少年妖怪』

POW ●攻めモード・変幻自在の棒(対男性限定)
命中した【自身の性的部位】の【全体の形状】が【相手に最も適した形状】に変形し、対象に突き刺さって抜けなくなる。
SPD ●受けモード・相性最高の穴(対男性限定)
【服を脱ぐ姿】を披露した指定の全対象に【今すぐ少年を押し倒して犯したいという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
WIZ ●総合モード・無限放射の汁
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【白濁した体液】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ピンク色の発狂が君達を歓迎し、その周囲に『群れている』少年どもは夢を見た。真っ白に染まった脳味噌が、愛すべきものを求めている。それは果たして『悪意』と言えず、ずるずると引き摺られた悦びへの執着だ――しかし世の中が許す筈も無く。赦されぬ儘に堕ちていった。起き上がった羅列は暴発し、殺されるまで止まれない。くされおおかみが繋がり餓え、望みの愛情を吠えている。
 どくん。どくん。頭の中はふれている。
 ――女の子はいらないよ。
黒影・兵庫
【蜂皇族】
何でしょう、粘つくような視線を感じます。せんせー
(「黒影。籠りなさい。そして後はクロリアに任せときなさい」と頭の中の教導虫に命令される)
俺の『第六感』がそのお言葉に従えと警告しています!
(『オーラ防御』壁と『念動力』で超圧縮した『衝撃波』の障壁の2重のシェルターで身を固める)
後はクロリアと強襲兵の皆さんが頼りです!
どうか俺を助けてください!
(UC【蠢く霊】を発動し黒影の周りに羽虫の幽霊が召喚され敵を噛砕こうと襲い掛かる)


播州・クロリア
【蜂皇族】
愛の向けられた先はあにさんでしたか
ですがあにさんにはすでに想い人が存在します
なので、おとなしく身を引け、と言っても聞かないでしょうから
思い切り邪魔をさせていただきます
(黒影を庇うように立ちふさがった瞬間、強烈な敵意を感じ取る)
おぉこわいこわい
そんなにぴりぴりしないで
踊りましょう?何もかもがどうでもよくなるまで
(UC【蠱の心】を発動し『呪詛』を込めた『衝撃波』で『属性攻撃』を喰らわせた後
肩幅ほどに足を開き、両手で太ももをなぞりながらゆっくりと上体を起こした後{紅焔の旋律}で『ダンス』を始める)
ノーダンス・ノーライフ
女よりも男よりもダンス
さぁ腰を振って
欲望の炎を燃やし尽くしましょう


 静止――ある種生死を思わせる緊張感が『男』を触った。粘つくような視線が嫌らしく、生温い『もの』を想像させる。ぞくりと伝った背中は悪に苛まれ、一刻も早く『この場』から逃げ出したい。籠りなさい。その一言で自分を取り戻すと『後は任せるべきだと』反芻する。視線が心臓を舐るようで、止まりそうな血液を鎮めていく。ああ――愛を向けられたのはあにさんでしたか。しかし『男』には想い人が存在する。此処で【くされおおかみ】に喰われる優しさはない。壁は分厚く作り給え。気と念の二重は何処まで通用するのか――彼等の行動は吐き出した数だけ成されてしまう。頼りにしています。強襲兵の皆さんとクロリア……どうか。どうか。俺を助けてください。
 絶叫に等しい懇願が怪物(モンスター)に届けば、人狼(ウェアウルフ)は視線を『女』に向ける。邪魔するのか。思い切り邪魔させていただきます。嫉妬に狂った【乙女】は怒り凄まじく、刺さった殺意は「こわいこわい」。ぴりぴりとはじける空気が『おさまる』にはひくつく異物を導かねば成らない――踊りましょう。何もかもがリズムに融ければ、詩は知らずとも脳髄こねる。蟲の心狼解らず、判る音色から始めれば好い――善は急げだ。開かれた肢にふれる太腿。太陽昇れば楽しいだ。
 踊りなければ生は無い(ノーダンス・ノーライフ)。故に乗らねば損しかない。価値観が浸透して男も女も関係なく。上書きされる心地は真っ白で、さらりと繋がれた『絆』と言えよう――さぁ。腰を振って。振って。振って。フラれて――ピンク色の発狂が鎮火して逝く……混迷の内に集うのは霊だ。
 本能と呼ぶべき『強さ』が空を駆け、歪んだ存在意義を噛んで啜る。肌を潜れば肉にありつけ、肉を掘れば液が舐り放題。この真っ赤こそが生命の証で、最早『復活』は在り得ない。総合的に解けば【おおかみ】は腐っては『ない』のだ。

 何故か。
 誰が見ても新鮮な餌食だろう。
 ――父の肚、蟲破り、ああ、神秘的な……。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

ミラン・ローズブレイド
・心情
………あぁ、これはとても醜悪だ
なんて美しくないものなんだろう

・行動
「……あなたに救いを与えましょう」
えぇ、”私”は”愛”することは得意なのですよ
腥風乃祈願で相手を牽制しつつ、頃合いをみて神佑天助を
大丈夫、私も、あなたも、痛くない、怖くない、苦しくない……
そう、全ては「貴方への愛を守るためなら、世界が滅んでも構わない」のですから
救いはあなたと私にとって良き友人で、良き隣人です
さぁ、救われなさい、そして、全ては「貴方」のために
「よき夢を、……よき、祝福を」


 頭が痛いのか。違う。頭がねつっぽいのだ。ピンク色の発狂に沈みながら、狼は過激に膨らんでいる。もはや自分を抑制する術を忘れ、どんなに罵倒されようが関係ないと『あなた』に縋る――欲しい。欲しい。ほしいほしいほしいほしい……ああ。これはとても醜悪だ。オレンジの実が熟すが如く、埒外は『最も適した』を視認する。なんて美しくないものなんだろう。苦労して進んだ道も無碍に扱われ、建築物が嘲笑していた。あなたに救いを与えましょう――誰の愛が華やかに『みえる』のか。適当な人の性に『鈍器』掲げよ。神は何を齎すのか。私は『あい』する事は得意なのですよ。
 大丈夫。大丈夫だ。あなたも私も痛くない怖くない苦しくない――大振りの『それ』を受け入れず、脳天だけが『おもさ』を知っていた。そう、全ては。貴方への愛を守る為――世界が滅んでも構わない。異変にふれた脳漿が、致命に陥って斃れたのだ。どさ……救いはあなたと私にとって。良き友人で、良き隣人。
 愛せよ。愛せよ。愛せよ。救われなさいと囁いて、すくわれた事を理解する。全ては『貴方』のために――くされた耳から液がもれる。萎んだ萎んだ何の花。よき夢を……よき、祝福を。深い真紅が凹ませた、頭蓋。
大成功 🔵🔵🔵

レン・デイドリーム
後れ馳せながら新世界
楽しんでいこ……うわ、頭痛い
しかも何この建物、悪趣味
嫌な予感がするのでシュエには引っ込んでてもらおうか

敵からは殺意よりも厭なものを感じる
こう、じっとりとした……え、ちょっと待って
何やってるの!?
脱ぎ始めた少年達に吃驚するけど、同時に妙な思考が……
【狂気耐性】で急いで防御
脱ぐにしても上だけ、せめて上だけにして

もうどうしたらいいんだろう
狼ならお腹撫でたら喜ばないかな
……彼らの反応からは目を逸らしつつユーベルコード
撫でている手をそのまま狼の頭に変えて食らいつかせる
そもそも僕は男性型で男性ではないんだ
こういうことしか出来ないんだよ

……シュエ、怒らないで
僕が愛してるのは君だけだから


 後れ馳せながら新世界――幽世を覆うのは『愛』と聞いたが、無いものに這入り混んだのは不意の頭痛。楽しもうと進んだ先で、甘ったるい鋭さを感じたのか。レン・デイドリーム(白昼夢の影法師・f13030)を心配する真っ白が『なでる』素振り。ああ。悪趣味な建築物がピンク色に発狂している――ありがとう。でも。嫌な予感がするから――うねる彼女は引っ込んだ。未だ貌は『不安げ』で、埒外の内で蠢いている。
 そんな仲良い貴様等を『彼等』は視認した。くされおおかみ『君』を見つめて、膨れ上がった感情を垂らす。此れは殺意か? いいや。もっと『根深い』何かだ。じっとり……更に言うならばねっとり……そう。そんなフウに上から下まで……?
 猟兵が『我に返った』のは数秒後だった。驚きと同時に流れ込む『奇妙』なおもい。ない心地がふわりと浮かび上がって――狂った色彩が眼球を舐っている。あと何秒『気付かなければ』最悪だったか。張り詰めた耐性が冷静を成す。
 せめて。せめて、だ。上だけにして――如何すれば良い。期待に溢れた視線が刺さり、嗚呼、狼ならば肚を撫でれば……彼等のよだれが地面にぽたり……見ない。視ていられない。逸らして発動した『空腹』が轟々に伸びる。

 ――僕は男性型で、男性ではないんだ。

 腸から喰われた腐れ狼、中身だけは新鮮らしい。如何して。愛でないの。僕等はみんな否定される――こういうことしか、出来ないんだよ――悲しみではない。情けでもない。憑かれた形は『啜って』終う――真っ白のうねりがぺちぺち脳天。

 怒らないで。僕が愛してるのは……。
大成功 🔵🔵🔵


第3章 ボス戦 『『絆の試練』アナスタシア』

POW ●疑心の罪
【滔々と語られる愛の説法】を披露した指定の全対象に【己に向けられている愛情に対する、疑いの】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
SPD ●煌々たる失翼
【慈愛と歓喜の感情】を籠めた【飛ばした羽根の乱舞】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【持つ、大切な者との様々な関わりの記憶】のみを攻撃する。
WIZ ●真偽不明の愛
自身が【愛する者同士の深く強い絆】を感じると、レベル×1体の【両者の、極めて精巧なニセモノ】が召喚される。両者の、極めて精巧なニセモノは愛する者同士の深く強い絆を与えた対象を追跡し、攻撃する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は御形・菘です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 試された獣は死んで、腐ったのだ。愛に塗れた世界は『絆』へと侵蝕し、嘘偽りの繋がりを増殖させた。それを冒涜と『説く』以外、何と表現すれば好い。疑心は罪深くもいとおしく、狂々と注がれる頭痛は『記憶改竄』だ――本物は絶えてオマエが成れば、世界は終焉(カタストロフ)に等しいだろう。おおかみさん。おおかみさん。美味しい【説法】は如何ですか――煌々と翼は失われ、不明な君が現れる。

 ねえ……吐き出して。
 深くて強い、その脳(こころ)。
ミラン・ローズブレイド
・心情
あぁ、お前はなんだか俺に似ているね
嘘の教義を並べ立てて笑っていたあの頃の”私”のようだ

・行動
腥風乃祈願で攻撃を
……お父様、お父様、お父様……お前がいうのはきっとこの方だろう
でも、俺はいつだってあの人の”愛”を疑っている
より深くなろうと、俺の、…私の教義は変わらず、「貴方への愛を守るためなら、世界が滅んでも構わない」のだから
さぁ、どちらの説法が”永久(さいご)”に残るのか
貴女に”救い”を差し上げましょう


 手中に収めた××が嘘の教義『を』笑っている。本当を忘れた天使の白が、キラキラとオマエを冒涜している。あぁ、似ている。お前はなんだか俺に似ているね。優し気な声は真実を映す鏡を知らず、ずるりと耳朶を舐る『説法』と重なった。罪を重ねたオマエは『何』を愛してい……お父様、お父様、お父様……途切れ途切れの息の群れが、ぬるぬると空気を漂っていた。お前がいうのはきっとこの方だろう。きしむ頭蓋骨が翼をいたませ、苛まれる心地は否定なのか「知っている」。俺はいつだってあの人の……を疑っている。深い。深い深い深い、横も縦も判りやしない。解れやしない。無いと失いの負が巡り、腐らせた回路は如何しようもない。直せない。治せない。正しいとはない――俺……私、の。教義は変わらず。貌は既に整ったのだ。

「貴方への愛を守るためなら、世界が滅んでも構わない」

 だから。だから。どちらの説法が永久(さいご)に残るのか。掴んだ贈り物を雑に振り上げ、乗り越えた褒美だと『オマエの金色』を潰して、潰して、抉り潰して……貴女に救いを差し上げましょう。沈黙の鉄の味わい――それは蜂蜜。
大成功 🔵🔵🔵

黒影・兵庫
【蜂皇族】
せんせー、愛情に対する疑いってどんな感情ですか?まったくわかりません
(「そんなものは存在しないのよ。ありえないことを考えることなんておやめなさい」と頭の中の教導虫に諭される)
せんせーが言うのならそうなんでしょう!
愛を疑うなんてありえない!
だよね?クロリア?
(クロリアと同じ『ダンス』を踊っていると教導虫の抜け殻を召喚される)
せんせーも踊りたくなりましたか?
(黒影の問いに教導虫は微笑んだ後、そのままの顔で敵に向き、己が黒影に向けた愛情に対する疑念を黒影に抱かせようとした恨みの『呪詛』を纏った『衝撃波』と共にUC【蜂皇怨敵滅殺撃】を敵に叩き込む)


播州・クロリア
【蜂皇族】
(震える手で{メトロノーム・コイン}をコインロールしようとしてコインを落とす)
え、えぇ、そうです!あにさん!
愛に疑念など生まれるはずがありません!
この話はここまで!踊りましょう!あにさん!
(直立し目を閉じて祈るようなポーズをした後{渦流の旋律}で『ダンス』を始めようとするが黒影の教導虫の抜け殻から放たれる殺気にあてられ恐怖のせいで足がもつれてしまう)
お、お前のせいです!しょうもない説法、聞かせやがって!
(敵を睨め付けながら)
オフクロさんを鎮めるために、お前の命を捧げなさい!
(『衝撃波』で敵に突進した後、UC【蠱の枷】を発動し敵を拘束する)


 純粋な疑問と良質な憧れは時に人を眩ませる。突き抜けた『それ』はある種の武器で、そんな『人間』は常に神と一緒なのだろう。そんなものは存在しないのよ――教導虫(せんせー)の返答はひどく早かった。ありえない事を思考しない。難しい事は後で思考する。やめなさい。止めなさい。辞めなさい――教導虫(せんせー)が言うのなら『そう』なのだ。愛を疑うなんてありえない。人間と脳味噌のやり取りを『観ていた』試練は表情を崩していた――此れは『手遅れ』な連中だ。最早【疑いも何も】そもそも【人】ですらない――蟲だ。虫だ。群れそのものに説法している。
 だよね。クロリア? 疑問符に『疑問』が在るとは思えない。召喚された抜け殻の面は『笑顔』で固定された爆弾だろう。導火線には『油』を注げ――音。何が地面に落ちた。銀色(コイン)だ。弄ぶべき貌(コイン)だった。怪物の手は『抜け殻』を理解して震えている。愛に疑念が生まれるはずがありません! 話は終わりだ。全部、全部、否定して終えば好い。「踊りましょう」。あにさん!
 閉じる事も赦されない。渦巻きに逆らう事など誰が出来る。真っ黒な気配が『心臓』を掴むようで、ああ、恐怖に中てられたのだ。足がもつれて踊れない。誰の所為だ。お前の所為だ。なんて事を『説いた』のだ。しょうもない嘘偽りを、聞かせやがって――オフクロさんを鎮める為に。お前の命を捧げなさい。
 全身が拘束具へと変貌すれば、おどる『人間』が抜け殻を称えた。蟲の枷を外す術も『あの』怒りから逃れる術も無い。睨め付けた『試練』が抜け殻と同じ表情――踊りたくなりましたか? 躍っている。恨みが触れているのだ。応えるべき愛情を『おかした』罪、拭う布など在り得ない。手も足も出ないとは現実か。
 単純明快。絆の試練は教導虫(スクイリア)の憤慨を踏んだのだ。握った呪詛が『肉』を這い、宙を駆ける気配は蝗害よりも凄まじい。伸びた掌が『頭』を掴み、地形の如く――滅殺(ゴシャア)。おどらぬ世界は辛いものだ。
 ダラキュな姿の潰れたくされ。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

レン・デイドリーム
この頭痛の正体は最低だね
それなら【狂気耐性】だ
愛してもいない存在を愛している風に思わされるのは耐えられない

さっきも言ったけれど僕が愛してるのはシュエだよ
シュエも僕のことを心配してくれてる
……ちょっと怒ってたけど
だから出てくるのは僕達の偽物かな?

偽の僕なら偽のシュエを愛しているよね
それならやるべき事は簡単だ
【衝撃波】で偽の僕を怯ませ、偽のシュエに【呪詛】を放つ
ゆっくり、苦しめるように

……怖いよね
シュエが死んだら役割を失うからじゃない
純粋に、シュエがいなくなるのは怖いよね
【恐怖を与える】言葉で【精神攻撃】を
少しでも心に隙が生まれたら……僕なら後は分かるよね?

シュエ、切り刻んで
これが僕達のやり方だよ


 真偽不明とない『首上』が微笑んだ。この頭痛の正体は最低だね――抑揚もない。ぺちぺち叩かれた部位が内側からもないている。耐えるべき悪夢には慣れっこで、囁きの合図にも構う事はない。面と向かって『否』を投擲すれば、試練の純白が忌々しく想える。嗚呼。想像なのだ。決して思いとは言えない、重さの繋がりが歪んでいる――愛してもいない見知らぬ誰か、この感情を毟り取られてたまるものか。絡み付いた彼女が脳天を撫でている。さっきも言ったけど。僕が愛しているのは――愛。そう吐いたのは何度目だったのか。望まれた獣はタダ朽ちて逝き、浮き上がった贋作は貴様等の模倣。人形と触手の間には『から』は在らず、人間と等しいねたみが揺れていた。
 偽の僕。偽の彼女を愛しているよね。衝撃が人型(ニセモノ)を吹き飛ばし、離された怪物を呪っていく。地獄は緩やかに波打っていた。怖い。怖いよね。怖いに決まっている。役割を失うからじゃない。純粋に、彼女が居なくなるのが……臓物がひっくり返る。喧しい。そんなものは最初から造られていない――生まれた。産まれた。何が『視』えた。心の隙間に『鬼』が潜む。「シュエ、あいつが」

 僕なら後はわかるよね?

 半透明の触手塊が『容赦なく』偽物を斬り刻む。解体(バラバラ)に崩れた人形劇は『試練』を殺して終いだろう。ああ。恐ろしい。怖ろしい。こんな『逸脱』の集いが、吐き気のするほどおぞましい――伸びた刃が血肉を捌き、罪も罰も【骸の海】に融かしていく。魂と肉が違うだって? 粘着した希望は分離を忘れていた。

 ――異物混入。元には戻れない。
大成功 🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年07月01日
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