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百合に捧げる、悪夢の行進(作者 ヨグ
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 村人たちが家に帰る、夕暮れ時。
「おや……?」
 ふわりと漂う影の蝶たちに目を奪われれば、それと共に甘く香しい百合の花の香り。
 それが村人の鼻孔をくすぐった時……一斉に倒れ、安らかな寝息を立て始めていた。
「なるほど……安らかに眠るのですね。」
 静かに響く声と共に影の蝶が集まっていく。
 そこに現れたのは、細い鎖を手に絡めた黒髪の女性。
「私の好みの夢に変えましょう……。」
 女性の広げた手からチリリと軽い鎖の音が響き、幾重にも分かれた鎖が村人たちへと絡み付いていく。
 途端に村人たちの表情が、苦痛に歪みはじめる。
「ふふふ……これらは私がもらっていいと聞いていますし、」
 女性の口の端が、笑みの形に吊り上がっていった。
「早く来なければ……頂いてしまいますよ? 猟兵達。」

「……えっと、ダークセイヴァーの村で、そんな感じの事が起きてるんです。」
 グリモアベースに集まった猟兵達を前に、影山が状況を説明していた。
 手にしたグリモアを輝かせると、周囲の壁に映るのは薄暗い村……辺りに倒れる村人と、細長い鎖を持った女性の姿。
「今回、倒してほしいのはこの人です。
 手にしている鎖を使って人々に悪夢を見せて、その精神力を吸い取っていくみたいです。
 多分、皆さんにもそういう攻撃をしてくるとおもうんです……あの、気を強く持って、立ち向かってください。」
 そう言ってゲートを開くと、辺りに漂う甘い百合の香り。
「えっと、それで……この甘い香りは、あの女性の力じゃない、です。
 背後にほかの相手がいると思います。
 それも、退治してください、よろしくお願いします。」





第3章 ボス戦 『純白のリリィ』

POW ●今日の私はあなたが欲しい
【その美貌】を披露した指定の全対象に【自らの血肉や命を捧げたいという衝動的な】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
SPD ●綺麗に食べて差し上げますから、安心して眠って
【対象が望む幸せな夢を強制的に見せる花香】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全対象を眠らせる。また、睡眠中の対象は負傷が回復する。
WIZ ●Hallelujah!
【レベル×1体の狂信者】の霊を召喚する。これは【対象を供物として捧げようと、痛覚】や【身体の自由を奪う麻痺毒】で攻撃する能力を持つ。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は夏目・晴夜です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「あらあら……遅いと思ってきてみれば。」
 ふらりと、ふわふわとした女性の声。
 猟兵達が視線を向ければ、白い衣装を着た女性の姿。
「今日は綺麗で新鮮な方々をお招きしたいと思っていましたのに……。仕方ありませんわね。」
 女性が近づくごとに、甘い白百合の香りが強くなる。
 それは、幸せな夢へと誘う香りで。
「あなた方にしましょう。とっても新鮮で……美味しそうな、あなた方に。」
 猟兵達へと、とろんと蕩けたような目を向けていた。