【旅団】極秘作戦開始。
●グリモアベースでのとある一幕
「それじゃ、事件現場に転移させるぜ。俺は他の猟兵に話があるから悪いけど先に現地で待機していてくれ」
「了解…。でもさっきの説明だと戦力としてならわたし一人で充分だと思うけど…？」
「おいおい…。何をさらっと死亡フラグを立てているんだ？」
「意味が分からないのだけど…？」
「……今度俺にパイナップルサラダを作ってくれ…」
「作った事はないけど…？」
「……他の相手に新しくフラグを立てて死亡フラグを回避するという一寸したお約束みたいなもんだから気にしないでくれ…」
「わたしはそんなものに興味はないしグリモア猟兵に死なれても困ると思うけど…？」
「……俺が悪かった…。……改めて転移させるから頼んだぜ…」
何故か疲れた表情で猟兵を事件現場へと転移させる涼風・穹（人間の探索者・f02404）であった…。
●？？？
「こちらスカイ、ターゲットSは予定通り暫く戻ってこない。どうぞ」
「こちらホワイトフォックス、物資の調達はできてるっすよ。ブリーフのほうはどうっすか？」
「こちらブリーフ、会場の準備は滞りなく。後はシェ…こほん、ターゲットSの到着を待つばかりですわ」
「こちらスカイ、状況は確認した。それじゃ事件を解決してからターゲットSを連れてくるから後は頼んだぜ」
「みなさんノリがいいですね…」
一部メンバーは妙な悪ノリをしているが何の事はない。
少し前に誕生日を迎えた仲間のサプライズ誕生日パーティーの準備をしているのであった。
暁
どうも、暁です。
七本目のシナリオをお届けします。
今回は旅団シナリオとなり参加は『風の団』団員及び友好旅団員のみとなります。
EXPとWPはありませんので予めご了承下さい。
また、都合や能力の問題でプレイングの全員採用が難しいと判断した場合には流したり再送をお願いする可能性があります。
なお、シナリオの雰囲気がシリアスになるかコメディになるかはパーティーの主役の方の行動次第です。
パーティーには涼風・穹も参加しており、特に指定がなければクマのぬいぐるみをプレゼントする予定です。
それでは今回も宜しくお願いします。
第1章 冒険
『ライブ！ライブ！ライブ！』
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POW : 肉体美、パワフルさを駆使したパフォーマンス！
SPD : 器用さ、テクニカルさを駆使したパフォーマンス！
WIZ : 知的さ、インテリジェンスを駆使したパフォーマンス！
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | ［評価なし］ |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
リカルド・マスケラス
「色々あったっすねえ」
場所はちょっとオシャレなバー。今回の作戦が完了した後のお疲れ会みたいな感じで。そこからお疲れ会になるか、反省会になるかは流れ次第だが。
「いやー、まさかあんなことになるとはっすねー」
しみじみと今日起きた出来事を振り返りながら一杯いくっすかねー。
『穹が勢いに任せるから大変だったんすよ』とか『そこがうまい具合に進んだのが奇跡っすね』とか具体的な話は描写せず、読み手の創造に任せる感じで。
「まあ、何はともあれ、今日はお疲れっすよ」
体はUCで作っておくっすよ。なんだったらバーテンダーもUCの分身で作るっす。
椀種・クルトン
リカルド様、涼風様と
リカルド様のあんなことに発言へ合わせて涼風様をジト目で見やり
「ほんと、シェミア様が楽しんでらしたから何よりでしたけど、一瞬肝が冷えましたわ」
でも流石涼風様らしいラインナップでしたわね、と意味深な発言。詳細お任せ
「お誕生日ケーキも勿論美味しゅうございましたが、ケーキの後は和食をいただきたいですわ。何か作ってくださ……る？」
バーテンさんへ注文しようとして、それがリカルド様の分身と気づき
「伊勢海老のお味噌汁とかあります？」
調子に乗って無茶振り
反省会だろうとお疲れ様会だろうと
「また何かお祝い事で集まりましょうよ。今度はケーキの上を山火事にしないよう重々気をつけますから。ねっ♪」
●いつかの彼女の誕生日
大切な仲間であるシェミア・アトック（首刈り彗星・f00259）の10歳の誕生日を祝うべく少し遅れたサプライズ誕生日パーティーを企画した旅団【風の団】の団長こと涼風・穹（人間の探索者・f02404）は椀種・クルトン（憂き実・f00365）とリカルド・マスケラス（ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160）の協力を得て、シェミアに気付かれずにパーティーの準備を整える事に成功。
後は穹がシェミアを会場まで連れていけば楽しいパーティーの始まりである。
そしてパーティー会場の準備を担当したクルトンとリカルドは主賓の到着を待ち侘びていた。
穹の唐突な思い付きによる行動により振り回される事も多い二人だが、そこは付き合いの長さ故か慣れたものである。
リカルドの《霧影分身術》による分身達の人海戦術によりパーティー用のケーキもチキンも準備万端。
更に穹の立てたフラグを回収すべくパインサラダを作ろうかと提案する余裕すらあった。
クルトンも穹がシェミアへのプレゼント用にクマのぬいぐるみを用意していると知ると、それに合わせてぬいぐるみ用の洋服を手作りしていた。
シェミア本人、穹、更にクルトン自身とリカルドの服をぬいぐるみサイズで見事に再現しており、ぬいぐるみの着せ替えが楽しめる事だろう。
なお、穹の用意したクマのぬいぐるみの性別は不明である。
そして遂に穹に連れられてシェミアがサプライズ誕生日パーティー会場へとやってきた。
一斉に鳴らされるクラッカーと次々にかけられるお祝いの言葉。
「シェミア様、お誕生日おめでとうございます～」
「誕生日おめでとうっすよ～。今日は盛大には目外しちゃっていいっすよ～」
「少し遅れたけど誕生日おめでとさん、シェミア」
始めのうちこそ困惑していたシェミアだったが、自身の誕生日を心から祝ってくれている仲間達の存在と渡されたプレゼントに彼女は…。
●祭りの後で
「いやー、まさかあんなことになるとはっすねー」
「ほんと、シェミア様が楽しんでらしたから何よりでしたけど、一瞬肝が冷えましたわ」
某所にて、過日行ったシェミアのサプライズ誕生日パーティーへと思いを馳せる穹、クルトン、リカルドの三人であった。
どうやらまた穹がパーティーでも何かやらかしたらしく二人の言葉に反論出来ずにいるようだ。
「穹が勢いに任せるから大変だったんすよ」
「でも流石涼風様らしいラインナップでしたわね」
「あれで上手い具合に進んだのは奇跡っすね」
ジト目で穹を見るクルトンとしみじみと当時を振り返るようなリカルドの言葉に目を逸らすしかない穹。
しかし二人も本気で責めている訳ではないらしく、穹も縮こまる程度で済んでいるのであった。
「まあ、何はともあれ、あの時はお疲れ様っすよ」
「また何かお祝い事で集まりましょうよ。今度はあんな事にならないようわたくしも重々気を付けますから。ねっ♪」
「……そうだな。次はシェミアを…」
●そして、物語は続いていく
「おっと…噂をすればなんとやら、だな。シェミアからの合図だ」
形勢不利になって誤魔化したようにも見えなくもないが、それまではどこかのんびりとした雰囲気を纏っていた穹が真剣な表情になった。
「まあ。それでは作戦は成功しましたのね」
「シェミアなら当然っすよ」
そしてどこか安堵したようなクルトンに軽口で応じるリカルド。
現れたオブリビオン・フォーミュラへと王手をかけるべくまずは陽動を行い護衛部隊を攪乱、その後に別動隊が攻撃を仕掛けるというのが今回の作戦であった。
そして最も危険な陽動作戦を見事に成功させたのがシェミアである。
穹達三人は別動隊として動く事になっており陽動作戦の間は待機しているしかなく、シェミアの無事を祈りつつ彼女との思い出話に花を咲かせていたのであった。
「俺達もシェミアに負けていられないな」
「わたくしもバイガーちゃんも準備は出来ていますわ」
「こっちもいつでもいけるっすよ」
シェミアに続けとばかりに気合を入れて出撃する穹、クルトン、リカルドの三人。
そして、まるで示し合わせたかのようにあの台詞を一緒に叫ぶのあった。
「「「俺達の戦いはこれからだ！」」」
大成功
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