4
タライがねぇ…………落ちてくるんですょぉ!(作者 柄縞倉庫
6


 ナギツ・イツマイ(オンミョー・シャーマン・ヒーロー・ウィズ・ラッパー・f19292)が猟兵を前にやにわに語りだす。
「ある館がありましてねぇ…」

 まるで廃墟みたいなんですけどねぇ……夜中ふつうの人ならもう寝てる時間になると、フッっうすぐらーい灯りがついて、始まるみたいなんですよ……宴会が。
 偶然通りかかった猫又…仮にAさんとしておきましょうか。その窓の灯りを見るとあぁ……なんか楽しそうだなぁ、って。
 なんかおかしいのは頭で考えればわかるのについつい立ち寄りたくなっちゃうんですねぇ…。
 いぃ‥‥‥って観音開の扉を開けたらだれの気配もない。シャンデリアなんかがついて大きなテーブルにはおいしそうな料理が並んでるのにだぁれの気配もない。
 怖いなぁ…美味しそうだなぁってするり、するりと歩いてくとあっさりテーブルにたどり着けましてねぇ…座っちゃたんですよ・・・・・・椅子の上に…。

 そしたらジャーン!って奥の方に置いてあったピアノが鳴ってねぇ!

「アツアツのお餅が落ちてくるんですよぉ…!」



「って言うことで、タライの弾幕に対処しながら食べものに恨みのあるオブリビオンを成敗しつつ暇だったら周りで気絶したりしてる被害者妖怪を助けるってお仕事だね」

 忘れ去られた冷蔵庫のうえのかびた餅、買い物袋の底で弾けたプルプルンなプリンやゼリー、ゼンゼン気にしないって食べちゃう人もいるけどそれはごく一部でだいたい捨てられてしまう。
 「そんな食べ物の恨みつらみを纏ってカクリヨに表れたオブリビオンの宴会トラップをかいくぐりながら主催の首魁をなんとかするのが猟兵のお仕事だ」

「料理はめっちゃ美味しそう、タライとアツアツのオモチはじゃんじゃん降ってくる。ついでにカビた餅まで降ってくる」
 怪奇な館に主にタライ降らしな珍妙トラップを潜り抜けて敵までたどり着こう。

「モッタイナイ精神やめげないハート、家族のプリンを食べてしまったけど俺は悪くない精神等を持参して食べ物の恨みを乗り越えてきてね」

 とナギツは皆さんを送り出した。





第2章 集団戦 『カビたモチ目目連』

POW ●キミモクルシムトイイヨ
攻撃が命中した対象に【口と鼻が餅でふさがった状態】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【呼吸困難】による追加攻撃を与え続ける。
SPD ●タベラレルモノナラタベテミテヨ
レベル×5本の【毒】属性の【カビた餅】を放つ。
WIZ ●デキタテダヨ
自身の肉体を【熱々のお餅】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
👑11 🔵🔵🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


正月の忘れ形見、戸棚の上のかびた餅
屋根裏からただ眺めていた目目連
格子に浮かぶ真っ黒パラドイア
カビがカビを呼びパラノイア
伸びる、増える、カビたモチ目目連

食べきられなかった食べ物達の恨みが姿を現した

🔴「カビたモチ目目連」
🔴「餅の妖怪の骸魂」
ウォルター・ハイデルベーレ
自分は食べ物を残したり粗末にはしない主義ではありますが、例え熱を通したとしても餅に付くカビは危険ゆえ食べてはいけないのであります…!

くっ…なぜカビる前に気付けなかった…
焼き餅、雑煮、汁粉に始まり、餅ピザ、餅グラタン、フレンチトースト風…
餅には無限の可能性があるというのに…!

お前達には悪いが全て燃す!
せめてこのフライパンで、調理するかのように送ってやる!
顔に張り付いても燃す!火傷?知らん!
(UC:トリニティ・エンハンスの炎の魔力を鐵のフライパンや自身の拳に纏わせて使用)

…ちなみにこれは有名な話だと思うが餅はUDCアースの利器『ラップ』に包んで冷凍保存すると長持ちするであります


アドリブ絡み他お任せ


🔵ウォルター・ハイデルベーレ(歴戦兵・f06795)

 なぜ気がつかなかったのだろう。
 粗熱をとって小分けにした搗き立てを優しく超文明の力「らっぷ」でくるみ冷凍封印すれば少し水分が抜けてしまうもののかなり長持ちするというのに。

 本当にカビてしまっているのだろうか。
 もしかしすると「もちとり」に使った表面のデンプンだけがカビているのではないのか。⋯⋯ならば使える。餅は優秀な保存食である。

 焼き上がりを待つ時間すら愛おしい。

 そう、あの焼いたときのふくらみの輝きをじっくりと観察する。
 そうすると餅がなりたがっているものを語りかけてくる。

 いわゆるこういうのでいいんだよ系筆頭のり餅やきな粉餅から各御家庭の個性が出るお雑煮。
 餡子を合わせるのはも定番であるが、それですらレシピによって亀山とも汁粉ともなる。
 このような多様性を秘めた白い塊が他にあるだろうか、いやない。計り知れないポテンシャルを持っていることは言わずもがなである。

 現実を見よう。本当にカビているのかい否か、それはスパッと切ってみればわかる事だ。

 なぜならあの忌々しいカビ共は表面だけでなく内側に向かって浸透していくからだ。

 ウォルターは餅をスライスして⋯これは所謂「しゃぶしゃぶ餅」と呼ばれる形状にしていく。
 処置なし、処置なし、処置なし⋯
 検分を終えた後、手に持つ刃を取り落としそうになりあわや構え直す。自分の脚に包丁を突き立てるなど愚の骨頂。
 ウォルターは餅の残滓を丁寧に払い一呼吸置いてから茫然と天を仰いだ。

 コロニーの侵食は深刻である。
 友軍の裏切りを察知しようとも、一介の傭兵の身分ではどうする事も出来ないのだ。

 その時、長年ウォルターを見守ってきたフライパンが熱くなる、心頭滅却してフライパン熱し、燃え上がれい正義の少年の心オモチフランベ!腐敗許すまじ。

 若き日の飢餓感を思い出し。
 揚げれば食えるかも、フルーティな香りを添えて。

 しかし⋯⋯しかしっ⋯!

 独り身ならばっ⋯食うかもしれないっ!
 しかしだ!愛する妻と娘を巻き込むわけにはいかないっ!
 だって、餅につくカビは危険だし。

 間者に授ける介錯、よく知った餅の仲であろうとも一息に送るのが今のウォルターの役目である。

「づびばぼいぶば(次はどいつだ)!!!」

 マスクのように口にへばりついた餅に言葉を遮られながら。
 零れる涙は熱さのせいでは無く。
 何か他の理由があるのだろう。

🔵判定技能<料理16/優しさ1/他>
成功 🔵🔵🔴