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頭の上で星まわり

#アリスラビリンス #🌈 #マイ宿敵

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#アリスラビリンス
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#マイ宿敵


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●みえない星
 僕は如何して此処に在るのだろう。取り囲むように跳ねている兎が、空から落ちる星を悦んでいる。彼女等が襲わなくても、僕は何れ星に中って斃れるだろう。誰にも助けられる事なく。誰にも貌を知られる事なく。お遊びな世界で滅んでいくんだ。死んで終うんだ――ひどい眩暈に苛まれても、ああ、これで諦めがつくというもの。星屑が踊り始めて『僕』を羨んでいる。訊ねても尋ねても答えは返ってこない。まあ。還るだけの僕には伝えないだろう。脳天に降り注ぐ真っ黒の絶命……一瞬で堕ちるなら構わないのに。

●グリモアベース
「はい! はいはいはい!!! 隣・人(六六六番外・f13161)ちゃんですよ! いやぁ流れ星って素敵だと思いませんか? 隣人ちゃんは綺麗な宙、大好きですよ。月が綺麗ですね。殺しても良いわ。そんなやり取りが脳髄を満たします」
 事務椅子に腰下ろしたグリモア猟兵がけらけらと笑っている。今回の予知は『アリスラビリンス』のようで、目隠しの内側は愉悦の類でいっぱいらしい。
「うーん。デスゲームが視えました。独りの少年(アリス)がたくさんのオウガに囲まれていますね。そのアリスを助けて親玉屠れば完了ってやつです。ああ。気を付けるべきは『デストラップ』でしょう。確か『黒っぽい星』が落ち続けています。脳天に中れば『ぐしゃっ』てなりますね。いやぁ恐ろしい怖ろしい……まあ猟兵の皆さんなら問題ないでしょう。さくっとやってくださいね。宜しくお願い致します!!!」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 星、おちる。

 宜しくお願い致します。
204




第1章 集団戦 『きらきらびっと』

POW   :    きらきら
技能名「【部位破壊(三半規管)】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
SPD   :    きらきらびりんす
戦場全体に、【吐き気を催すきらきらモザイク】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
WIZ   :    まっくろなせかい
自身からレベルm半径内の無機物を【真っ黒な星々】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 少年はきらきらと落ちる星々に『諦め』る寸前だった。おかたい表情の兎達に囲まれて、頭の中を掻き混ぜられる感覚に苛まれ――中身は空っぽだと謂うのに、塗れた迷宮内は愉快だったのか。地面に激突した真っ黒(デストラップ)を潜り抜け、跳ね回る吐き気を斃さねば成らない――きらきらちょうだい。
 みえていないのは何なのか。
 むっすりバニーが望みだす。
ニコリネ・ユーリカ
いいえアリス
貴方はちゃんと助けられて
貌も名前もちゃんと覚えて貰える
――私達が来たんだもの!

天から黒い星、地はモザイクの迷路!
最悪の状況だけど、貴方の為に頑張っちゃう

営業車『Floral Fallal』に乗車して
巧みなドラテクで流星を躱しつつ出口を目指しましょ
何だかキラキラが吐き気を連れてくるけど我慢がまん!
オフの日の贅沢だって我慢するもの、きっと全てうまくいくわ

ううっ
ダッシュボード、のっ…
エチケット袋、にっ…
手を伸ばすよりハンドルを握って攻める!(くわっ
自分の運転で酔うなんて恥ずかしいもの

迷宮を攻略したらアリスを車内に避難させ
流星とウサギから守ってあげる
少しお話が聞きたいの
先ずは名前を教えて?



 おちる――少年は煌めくお星さまの内、自らの異物を確かめていた。あの兎に『喰わされた』ものは何だったのか。ワインでもハギスでもない、ただ適当な感情表現(ちょうだい)程度に違いない。貌(フェイス)をこぼしても構わないから、脳裡だけは記憶して――いいえ。アリス。貴方はちゃんと。地獄の窖から引き上げられて、現実の喜びを知るべきだ。貌も名前も覚えてもらえる。貰った命を大切にせねば『王様』に叱られるのは明白だ――ニコリネ・ユーリカ(花売り娘・f02123)は『戸』に腕を伸ばす。
 花言葉の意味は問うている暇在らず、現れた埒外(イレギュラー)が応えている。天を仰げば真っ黒な星々。ふと横を知ればモザイクの壁面。迷路に取り込まれる感覚は『食道』を往くものだろうか。鴉じみた髪の毛が向こう側で跳ねている――乗れ。脱出の糸口は貴様等の手に『在る』と知れ――運ぶ臭いは酸っぱさではない。
 さあ! 素敵な旅(ドライブ)を始めよう。アリスの『限界』は近いだろう。此処からは追手のない調味料(ケチャップ)だ。降り注ぐ死を振り回すように、ああ、貴様等の脳味噌までも乱されていく――う……。前を見る。振り向くな。たとえ顔色が青い薔薇へと陥っても――嗚呼。ダッシュボード。そのエチケットを……。

 掴んだ。握った。紫色でも走り出せ。
 ――自分の運転で酔うなんて恥ずかしいもの。

 飲み込んだ唾液が黄色っぽいのは気の所為だ。うなる希望(ホープ)が贅沢を吸収し「きっと全てうまくいく」。出口は一つだ。一、在れば抜け出せる――待ち構えていた兎を轢きながら少年の前で急停止――伸ばした腕は今度こそ『アリス』へ。
 引き込んだ車内には吐き気と勝利が充満している。アリスの方は限界だろうか。水を飲んだら少しだけ。先ずは名前を教えて……?

 ――僕、は……だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

化野・花鵺
「メイドさんから冥土の土産…これ頓智かなぁ」
狐、今日も話半分だった

「せぇふくを活かすならあの耳がいらず、耳を活かすならあのせぇふくがいらない…これが二律背反~」
狐、床を転がった

「やっぱりせぇふくを活かすぅ!管狐、あの耳と星を食べちゃえぇ」
「管狐の召喚」で、耳に見える髪?と無機物の黒い星を全部食べて消滅させるように命じる

「せっかくのぶれざぁにウサ耳はいらぬぅ。属性マシマシと競合案件は違うんだぁ」
狐、駄々っ子パンチ(破魔)で攻撃
但し反撃されたら容赦なくオーラ防御からの衝撃波でボコる理不尽

「ところでキミはDK?DC?心と身体を健全に保つにはぁ、まずせぇふくから始めると良いと思うぅ」
狐、布教を始めた



 いつもの件(くだん)が必要ならば、きらきらモザイク属性塗れに『ハテナ』を叩き付けろ。化野・花鵺(制服フェチの妖狐・f25740)は話を聞かずに足を突っ込むのが常らしく、眼球に映り込んだ衣の味わいはひらひらだ。ああ。ええっと。メイドさんから冥土の土産。明度を調べるにも本人が居なければ意味がない。これは何かの頓智かと、証明出来ない作り(めいど)に尋ねる――そうとも少年、君の嘔吐は関係なく。見つめる星々の『元』は如何だい。なんてことだ!!! せぇふく活かすならあの耳が要らず、耳を活かすならあのせぇふくが要らない。視線が上下に回り出し、くらくら見つめずともぶっ倒れる。ごろごろ地面を転がりながら二律背反と嘆いておちろ。
 やっぱり。嗚呼。活かすべきは。生かすべきは制服なのだ。征服が大好きな兎の耳にはサッサと退場願いたい。管狐――その呪は決して途切れぬ足(いき)。四足の獣が一斉に跳び交い、真っ黒な揃いを狩っていく――属性マシマシと競合案件は違うんだぁ!!! 駄々をこねる赤子のように。ぼこぼこ世界が砕けて失せる。
 降り注ぐ星の殆どが狐の胃袋に収まった。治まった吐き気(アリス)を置き去りに埒外嗜好が衝撃(せぇふく)放つ。最早抑制は出来ないのだ。脳天からはじけたヒヨコの戯れ。ところで――そこで気絶(ぴよ)ってるキミはDK? DC? 心と身体を健全に保つにはぁ、まずせぇふくから始めるといいと思うぅ……布教は効果的なのか。
 ひっくり返った少年(アリス)。

 お着替えするなら今のうち。

成功 🔵​🔵​🔴​

髪塚・鍬丸
少年の元へ推参。抱き抱え走り出す。
お疲れさん。もう少し頑張りな

要人警護も忍びの任務。戦闘を避け逃走に専念する事で【忍術】発動。全ての技術が鬼神の域の忍術へと昇華される。
【早業】で星を回避。当たったと見えた星も、丸太を身代わりにした「写せ身の術」で無効化
星とは方角を知る道標。偽りの星だろうと同じ事。星の動きから【情報収集】で迷宮の出口を探る。忍法「星読みの術」
模様に幻惑されない様、目を瞑る。お前さんも目を閉じてな。
忍法「夜燕の術」。【動物と話す】応用で、喉から超音波を放ち反響を【聞き耳】。迷宮の形状を把握し突破する

な。目を閉じて逃げ出すだけでも結構何とかなるもんさ。そう簡単に諦めるもんじゃないぜ



 空っぽの頭蓋骨を振り回すように、兎達が朦朧とする少年に群がっている。無表情に見せ掛けたきらきらの眼は『モザイク』に塗れるグリモアが如くだ。其処に『横やり』を入れたのは髪塚・鍬丸(一介の猟兵・f10718)で、世は正しく争いを望んでいない。要人警護も任務の一だ。把握した位置から少年を抱え、励ましながら『抜けて』いく。脱した窮地は始まりに過ぎないが、総ては『進路』と成り『昇華』を見出すだろう――曰く、最後の武器は隠し通して後。技術は未知に逸れずに道を往き、愈々鬼神の如き『域』に到達する。天から墜ちてくる星々が『目』に堕ちて定められる。偽りの真っ黒も『似た』ものだ。
 単純な話、惑わせるのは彼の十八番(すべ)なのだ。脳天に突き刺さった尖りも『瞬間』丸太を破壊した塊に過ぎない。聳えるモザイクは映さずに『写す』べきは宙。嗚呼。読んだ座は美しくもグロテスクだ。理解した『導』を手繰り寄せて、ふらつく少年を引っ張って向かう――お前さんも目を閉じてな。裏側を弄る模様を退けろ。ラビリンスの曖昧は最早、最適解からも逃れられない。
 瞑れ。幻惑は一度も通じない。夜に羽搏く獣の『音』を知り、伝えた答えは『真直ぐ』だった。傾けた耳が本物を暴き、把握した形状を渦に近い――そう簡単に諦めるもんじゃないぜ――手を伸ばせば其処が出口なのだ。

 結構何とかなるもんさ。
 ――吐き気を凝視する必要は無い。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マルグレーテ・エストリゼン
黒い髪、赤い眼、ケモ耳、★……

なんだ、これは? こいつは私に似ている……!
(対抗してUCで蝙蝠の耳だけ生やし♥を出現させる)

もしや私の偽物?
マルグレーテ・エストリゼンとはこの私のことだ!!!!!
大体服は全然違うではないか
その服も黄色いリボンも可愛いが……いや、そんなことはどうでも良い

自分に似ているが妙に嫌いになれない、しかし倒す!
本物は私だ!!!!!

しかし三半規管を壊されたら終わる!
その前に花符を投げて【弾幕】を張りつつ♥を長く伸ばしたものを飛ばして【串刺し】にする
目眩がしたら死霊銃兵を召喚し【呪殺弾】を撃たせよう
死霊銃兵は骸骨なので回す目も破壊する三半規管もない



 ★――世界に墜ちて地面を砕き、砕きたいと思うのは脳天だろうか。それの元凶は如何『視』ても兎耳で、むっすりの魔物は揺れだけを望んでいる。ああ。黒い。黒い髪だ。真っ赤に染まった眼球は朦朧を表現しているようで、酔いを啜っている鬼さんは此方だ――そんな羅列は要らない。要るのは『私』と被っている外見だ。なんだ。これは『似て』いる。猟兵(ダンピール)は蝙蝠の耳を生やし、彼女等に対抗して魅せる。もしや私の……マルグレーテ・エストリゼン(ダークプリンセス・f23705)の偽物か。それは私の事で『真実』が歪むなど在り得ない。大体服だ。衣が全く違うではないか。その制服も黄色な装飾品(リボン)も可愛いだろうが、私は……首を振る。文字通りに兎角、そんな『かぶり』ものは如何でも良い。妙に嫌いになれないが。たとえ楽しい『過去』だとしても、少年を吐かせる所業は赦せない。斃す。

 そして。本物は私だ!!!

 兎が『なんだこいつ』な貌(ツラ)して五円玉とか鈍器とか諸々を取り出した。相手の三半規管を『破壊』する事に特化した耳どもは厄介だろう。為されてしまえば終いなのだ。跪いて蹂躙されるのがオチだろう――先手必勝。掲げた『花符』が渦上に弾を巡らせ、さながら世界を遊戯に変えていく。近寄らせねば此方のものだ。♥が伸縮すれば心臓を貫き。うさぎの過去が滅んで失せる。
 ぐ ら り――強烈な眩暈を覚えたのは『何故』か。受けた記憶がなくても中てられたのか。最後の手段は『死霊』の撃鉄で、心臓以外も穿っていけ――骸には回す目玉も破壊すべき器官もない。正しい『術』がきらきらを倒し。

 ――オマエが本物だと証(あか)す。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒影・兵庫
【蜂皇族】
真っ黒な★ってなんでしょう?せんせー
(「太陽で焦げた星のことよ。齧ると苦いの」と頭の中の教導虫が返答する)
そんなわけないでしょう!
俺は騙されませんよ!
クロリアも気にならない?なるよねぇ!
じゃあアリスを助けつつ謎の解明に乗り出すとしましょう!
(クロリアと同じ『ダンス』をしながらクロリアが開けた迷宮の抜け道を突き進む)
なにやら不満げな顔ですね!
嫌なことでもあったのでしょうか?
(UC【蟷螂の鋸】を召喚し黒影の影の中から両腕が回転鋸の蟷螂が出現する)
その不安、もうすぐ解消されますよ!
骸の海に還れば全部解決です!
(黒影の号令と共に敵に向かって回転鋸が一斉射される)


播州・クロリア
【蜂皇族】
気になります、超気になります
宇宙は真っ黒なのはその★のせいじゃないですか?
なんて、素敵な考えが浮かぶくらい
あたまくらくら、ほろ酔い気分です
(戦場に出現した迷宮のモザイクに酔いしれながら迷宮のリズムに同調し『ハッキング』した後『鍵開け』で抜け道を作る)
あにさん、こっち、こっちが正解の道です
目の前はふらふらのくらくらですが
ダンスの時と同じなので問題ありません
(両足を前後に広げ、腕を横に広げながら天を仰いだ後{銀河の旋律}で『ダンス』を始める)
まっくろぼしさま、あそびにおいで♪
いっしょにダンスをおどりましょう♪
(UC【蠱の宴】を発動し敵の行動を遅くする)



 ★の色彩に疑問を覚えた。単純に『真っ黒』とは何なのか。黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)は興味津々で脳髄の教導虫(せんせー)に声を掛ける。それに乗っかった播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)は笑みをこぼして「気になる」と告ぐ。ええ。太陽で焦げた星のことよ。母親のような声が響き、齧ると苦いと説いてみせた。そんな『わけ』がない。俺は騙されないと人間は返し、怪物は『宇宙の黒』の所以と傾ぐ。素敵な素敵な考え達が、ぐるぐると頭の中を掻き乱せば『これ』をめまいと表現するのは愉快だろう。気になって気になって仕方がない。意味は違うが目が回る――出現した迷宮の奥の奥で、ふらつきを楽しく躍らせて――リズムに繋がり同化(ハッキング)か。抜け道は『あっち』だ。あにさん。あにさん。手を引いて。
 不満気な貌はきっと【おもしろい】を忘れてしまったが故だ。世界がふわふわ、くらくら回転しているが。それもダンスには付き物だろう。両者憑かれた心地で『銀河』を往き、生と死の狭間で絡まっている――広げた腕が星と説くなら、足元は小世界とは言えないか。まっくろぼしさま。あそびにおいで♪
 いっしょにダンスをおどりましょう――音符が兎を誘って、彼女等の不満は満足に変わる。ころころ楽しい舞踏に誘われ、突っ込んだ先には蟷螂の解消。不安は既に斬り刻まれて、転落する星(いのち)が骸の海へ。一斉に群がった回転鋸、兎のステーキは生々しいに決まっている。

 ――血の飛沫がかかったのは、少年のおもい。

 殺される前に屠って落とせ。こわれた器官を抱えながら『戸口』へと走るのが正解だ。息が荒れる。脳がやわらかい。モザイクの径は誰にだって開かれない。ほろ酔い気分の蟲に支えられ、全部の『幸福(エンド)』は直ぐ側だ。せんせー。少年(アリス)さんの体調はどうでしょうか。苦い★を齧ったから、宇宙を見たのですか?

 ――腹の中には流星群だ。
 真実は隣と謂うだろう?

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

レン・デイドリーム
アリスが大変……うぇ、なんだろうこの気持ち悪さ
ただでさえしんどいのに、オウガも大暴れしてる……
とりあえず殲滅しようか

無機物を使うのは危なそうだから、シュエと一緒に頑張ろう
【オーラ防御】を使いつつ星から身を守る
アリスの側に行って、アリスも守れるようにしようか
初めましてアリスさん
僕達の後ろに隠れてて
大丈夫、なんとかするよ

兎達が接近してきたら【衝撃波】で怯ませてUCを
よく跳ねる足を拘束しよう
……動き回られるとね、見ている方の酔いが悪化しそうなんだよ
静かにしてて、跳ねないで
動きを止めた兎達には【呪詛】をプレゼント
僕らもこんなに気持ち悪いんだよ、ほら分かる?
全然キラキラなんてしてないよ……



 大変だ。大変だ。僕が『時計の兎』なら慌てて転んで『道が』引き返すに違いない。器物破損を訴えるにも中を改めねば如何しようもない。人形がめまいに苛まれるとは奇怪だが、レン・デイドリーム(白昼夢の影法師・f13030)は気分の悪さを逸らせない。しんどい。その一言がモザイクじみた臭いに成って、果てた鬼(オウガ)の興奮はひどい。昂揚の中心で少年は蹲り、からっぽの胃袋を威かされている。大暴れの連中は取り敢えずで殲滅だ。無機物での戯れは少年に『こたえる』だろうから、彼女の頷きを頼ってみようか。墜ちてくる星を退けながら『うさぎ』の群れへと枷を放て。何せあいつは文字通り『鬼』だ。逆転するごっこ遊びは楽しいだろう。
 初めまして。少年(アリス)さん。捕縛の前にご挨拶だ。僕達の後ろに隠れて。大丈夫。どんなに綺麗でも臭いは気に為らない。既に世界は『まわって』在るのだ。近寄った兎に衝撃中てて、跳ねる足を縛して刎ねれば好いのか――静かにしてて。見ているだけで酔いが悪化する。上下勝手な眼球が、造り物だと告げないのだ。
 呪い曰く、吐き気がおぞましく這っている。僕らはこんなに気持ちが悪いんだよ。ほら。ほら。ほら。分かる? わかる筈がない。きらきらしている脳味噌じゃないか――全然きらきらしてないよ。もういいや。

 記憶も記録も吐き出して、さあ、はやく。
 ――回る事は二度と無い。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『星屑のわたし達』

POW   :    パ・ド・ドゥをもう一度
【ソロダンスを披露する】時間に応じて、攻撃や推理を含めた「次の行動」の成功率を上昇させる。
SPD   :    我らがためのブーケ
いま戦っている対象に有効な【毒を潜ませた美しい花束】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    そして、わたし達は星になる
【星のような煌めきを纏う姿】に変身し、武器「【白銀のナイフ】」の威力増強と、【魔法のトウ・シューズ】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ――王子様は手を伸ばさなかった。

 星は未だに墜ちている。
 堕ちた星屑が人型に成り、物語の主人公を妬んでいる。
 ――兎が死んだ。死んだんだ。
 そんな主人公とヒロインじみた『展開』は赦される筈がない。
 だって。其処に在るべきは『私達』なのだから。
 我等の為に。我等の為に。我等の為に。
 如何か花束を投げてくれ――含まれた毒性に斃れてくれ。
 主人公(ほし)に成りたかった屑どもが、美しく踊っている。

 ――少年(アリス)と称される役が欲しかった。
 だから、嘔吐を繰り返せよ。
 ――なんで【僕】がこんなめに。
化野・花鵺
「また飛んでる敵ぃ?あんまり食べすぎて太ったら困っちゃうけどしょうがないかぁ…管狐!」
狐、ぽりぽり頬を掻いた

「敵も武器も、欠片も残さず喰い尽くせ!」
「管狐の召喚」で敵を欠片も残さず喰い尽くさせる
敵の攻撃は野生の勘で回避しながら少年アリスの首すじ抱えてすたこら逃げる

「さっきのも今のもぉ、キミになりたかったのになれなくて悔しいからキミを殺したいんだってぇ。吐いてばかりじゃ殺されそぉだけど、どーするぅ?」
狐、コテンと首を傾けた

「カヤのおすすめはぁ、キミが帰りたいって強く願って変わることかなぁ」

「形から入ることにも意味はあるよぉ。強くなって全部ぶっ飛ばそぉぜぇ」
狐、布団代わりの軍服を少年に被せて笑った



 飛んでいるのはすっからかんの♥の類に違いない。食べ過ぎは体に毒だと呟きながら『主人公』を餓えている星屑を眺める。煌めきが綺麗とは思えずに、ぐずぐずに腐れたモザイクの味わいは『そら』駆ける嘘偽りと表せる筈だ。消耗した少年(アリス)を傍らに狐はないて、泣き出した『彼女等』の妬みを包囲する――ぽりぽり。掻いた頬がくずれる事はなく、召喚された管狐(もの)どもの千里(あし)。喰い付いた獣が鬼を千切り、ただ落下するだけの異常物――嫉みにあふれた免れ個体。その執着心から逃げる為に『アリス』くわえた狐は何処に向かう。なりたくてなれなかった。その病的が『在る』ならば諦める必要など見当たらない。吐いてばかりじゃ殺される。モザイク塗れじゃ殺される。どーするぅ? 如何するのだ。如何すればいい。イカレタ化け物に【啜られたくない】。嗚呼。その意気だ。コテンと傾げた柔らかさは、ふれた程度でよっていく――キミが帰りたいと強く願って変わること。オススメは『心』に刺さったのか。貌(カタチ)から入るのも悪くない。
 意味があるのだ。ふくんだ吐瀉物を『ブッ』と地面へ。くらむ余裕は死に絶えた。全部。全部。ぶっ飛ばそぉぜぇ……布団の代わり、軍服はもらいもの。

 ――笑え。笑え。ここが修羅場(あらがい)だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

レン・デイドリーム
残念なことに物語の主役は君達じゃない
アリス君がハッピーエンドを迎えるためにも、君達にはどいてもらわないとね

シュエ、もう一度力を貸して
君達がいくら煌こうとも願いは叶わない
花束はあげられないけど
枷ならあげられる
【呪詛】で動きを怯ませつつ、彼女達の手足を拘束していこう

素晴らしい道具も手足が使えないと意味はない
踊れないバレリーナに意味はないよね
拘束しきったら【衝撃波】
星屑のように弾けて消えてね

先程の戦いと同じように【オーラ防御】でアリス君を守ろうか
見に覚えのないことで妬まれるなんて君も大変だね
君がこの物語の主人公だけど、君に主人公補正はないみたい
あの星に当たったら死ぬよ
まだまだ僕達の側に隠れているんだ



 かわいそうに――残念なことに。物語の主役は君達じゃない。突き付けられた現実に『そんな今更』と星屑どもが哄笑している。繋ぐ事も出来ない掌が踊り、天からの真っ黒が眩暈を拭っていく。少年に集中した嫉妬の色が、泥沼のように思考を沈めてきた。帰宅する少年少女の如く、ただ彼女等はくるくると煌めいて在る――終幕(ハッピーエンド)を迎える為だ。どいて。貰えなかった出番と共に、早く骸の海に還ってくれ。シュエ。もう一度。何度でも力を貸して――返すべきは愛情だ。つめたい腕に抱かれたうねりよ。君達が幾等『跳ぼう』とも『飛ぼう』とも、願いは最期まで叶わなかった。祈りを籠めた舞踏会でも、硝子の靴は似合わない。十二時の鐘が死んだ。
 零だ。ゼロ本の花束を渡したならば、拘束する真っ白が足をすくう。呪い融け込んで『ダンス』は消えた。もう、踊る事すらも適わない。敵わないと察しても『今更』だ。踊れない過去(バレリーナ)に意味はないよね。衝撃が臓物を掻き分けて、音色の星が崩壊した――墜ちる真っ黒を『防壁』で退け、少年は頭上に散った【あこがれ】を知る。あの星にあたったら死ぬよ。中っても当たっても死ぬんだ。
 補正値は皆無。君は主人公でも『埒外』ではない。

 ――まだまだ僕達の側で。

 隠れているんだ、適合者(プリンセス)。

成功 🔵​🔵​🔴​

髪塚・鍬丸
頂点を目指すべし。いい心掛けだ
忍者は影。人の影。「主人公」が眩しく輝く程に俺達も色濃く大地に刻まれる。脇役上等。主役の支援が俺達の本望だ

だからこそお前さん達は認めない。星は自力で輝くもんだ。手を伸ばしてくれなかったから?嗤わせるな

少年を仲間に託して前進
奴らの召喚した花束を、自ら手を伸ばして奪い取る。影の身とは言え投げ与えられるなんざごめんだ
花の毒で爛れながら【真・降魔化身法】。毒疫を代償に超人化
妖怪じみた不死性で、毒の侵食を上回る速度で再生
花束を奪った星屑の背後に、幽鬼の如く瞬間転移。首を掴み、悪鬼じみた怪力で瞬時に握り潰す
その他の連中も同様に蹴散らす。脇役の怪物同士、せいぜい無様に潰し合おう



 目指すべき頂点は『既に』誰かの座だったのだ。良い心掛けだと貴様は謂うが、その面に『頷き』など在りはしない。そんな現実は理解しているし、咀嚼した屑鉄は星よりも脆い。少し黙ってくれないか。此れは『私達』の花束なげて――忍曰く、脇役。影だ。人の影が主人公の在り方を『濃く』描く。刻々と涌き上がった嫉妬も『何れ』は少年(アリス)を活かす合法阿片(悪質)なのだろう。故に。故、だ。お前さん達は『認めない』。俺も認めないしお前さん達だって認めない。しかし星は自力で輝くもんだ。煌めきに手が伸びなかった。手を伸ばされなかった。だから、どうした。
 嗤わせるな――笑い者の星屑が、毒を含んで『投げた』もの。少年は『人形(ほか)』に任せて前進。全身全霊で『魔』を宿せ。与えられる前に【奪って】しまえ。幕(カーテン)の裏から緞帳に潰れて死ねば好い。爛れろ。爛れろ。其処には『化身』が現れた――代償は病。流れた血肉は醜くも思えたが、主人公を惹き立てるのが真なのだ。侵蝕よりも速く癒え、ぶくりとなおる表は鬼面像(カオス)の領域。背後、星屑が視たのは『腕』だった。怪物が怪物を握り塵(ころ)す。
 掴んだ首は原形を忘れた。蹴散らせ、漆黒。

 ――せいぜい無様に潰し合おう。
 遭った瞬間に台詞が抜けたのか。
 ――脇役としても失格だな。

成功 🔵​🔵​🔴​

火土金水・明
「そちらが空を飛ぶのでしたら、こちらも空を飛ぶことにしましょう。」
魔法の箒に跨って【空中戦】の技能を使用します。
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【高速詠唱】し【破魔】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【サンダーランス】を【範囲攻撃】にして、『星屑のわたし達』を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】でダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでも、ダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等はお任せします。



 魔法使いが空を往く、その所以を主人公(メルヒェン)に問い掛けても『芸術性』としか説きようがない。そちらが『星』を装うならばこちらは『塔』にでも成れば好い。偽りに塗れて宙を交っても、躱す為の術では意味がない。纏まった黒髪が躍ってしまえば、踊りは愈々『暗雲』を纏う。白銀(ナイフ)の投擲が貫けば、バレエシューズは影を知る。残念、それは残像です――笑みがこぼれた。ああ。また、掴めないのだ。主役の座を奪われたのは必然で、器がからっぽの刃物に何が出来る。煌めくおもいが泥臭い緑に塗れた瞬間、槍は『心臓』を狙うだろう――貴様の果実は林檎なのか。
 あなたは桃です。ふれた直(そば)から腐っていく。理解した。彼女等は彼女等自身を『だいなし』に成したのだ。絶望の国が在ると謂うのなら、残酷な真も涌く蛆だ。高速――詠唱は数秒。電撃は輪郭を定めて現れ、轟々と痺れる怪物(嫉妬)を焦がす。二度だ。何度でも、だ。わたし達は舞台からも拒絶された。嘲笑された……。
 少年(アリス)は星降る奈落に『塔』を視たのだ。

 ――魔王の落とし仔、帽子の裏。

成功 🔵​🔵​🔴​

ニコリネ・ユーリカ
お名前を教えてくれて、ありがとう
一語一語を大切に胸に刻んで、私、戦いに行ってきます
アリスは営業車『Floral Fallal』に入ってて
装甲を強化した車内はその儘シェルターになる(防具改造)

私は花屋
綺麗な踊り子さんたちに相応しいお花を見繕いましょう
ユーベルコードでジャングル染みた温室を召喚し
わっさわっさと攻性植物の群れを放ってあげる
この子達ったら熱狂的に抱擁してくれるわ
それこそ主人公を、スターを見るように

花には刺だって毒だってある
それでも花屋なら受け取りましょう
アリスが感じた絶望も、骸の海を潜った貴方達の苦悩も
全部痛みとして受け止められたらいいのにね
平気よ、死にはしないから(激痛耐性・毒耐性)



 教えてくれて、ありがとう――刻む。刻み込む。混迷のひどい小世界で、大切な『言葉』を一個一個。僅かな音の違いと共に『私』戦いに行ってきます。物語に咲く儚げな花と『記せば』聞こえは良いだろう。舞台上に開く逞しい花と『記せば』聞こえは好いだろう。少年(アリス)。いいえ『 』は営業車(そこ)に入ってて――その儘車内(シェルター)に籠っていて。これじゃあ僕が『花』じゃないか。花屋の貌(後姿)は埒外らしく、超越性らしく、バレエシューズに向かって往った。
 綺麗で可愛らしい踊り子が、くすくすと嫉妬に擽られている。彼女等に相応しい花は何なのか。束ねた魔性に一滴の毒を……投げられる前に『場』は整った。温室育ちの君達には『かわいそう』に、懐かしい魔法(オシウリ)だろう。ほら。主人公に成りたくて『自分』を売るように、花屋のあなたはやかましい。
 わさ。わさ。わっさ。お節介な植物が『こたえ』を望んで貴様等を囲む。吐き散らされた息が鼻を詰まらせ、思考がツマラナさに苛まれる。この子は熱狂、貴様も熱発。嗚呼、それこそ。主人公を『星』と見てくれる――感動的な赤い絨毯。放たれた彼女等に『棘』を……毒だってある。
 花屋ならば受け取るべきだ。渡された花を抱えて、微笑み、蒼白だって耐えられる。アリスが感じた絶望も、骸の海を潜った貴女達の苦悩も。繁茂する『いたみ』を抱いてやれ、しかし全部は止めきれない。だから――お花はいりませんか!

 平気。平気よ、死にはしないから。
 ――バラバラの君達は群れてほしい。

成功 🔵​🔵​🔴​

マルグレーテ・エストリゼン
人が意識を向ける星は
夜空の中の、ほんの一握りだ
美しさを称えられたい、などという望みは多くの場合叶わない
ならばそんな願い、初めから抱かない方が良いのではないか?

死んでしまえば皆同じ骸になる
生前の執着に悩まされる必要はもうない
だから生者を妬むのは止めるのだな

死による解放を与えよう、今一度!

UC使用、自らも空中に
攻撃法はやはり花符による【弾幕】と♥による【串刺し】
回避できない分は【オーラ防御】で防ぐ

堕ちた星屑なら、闇に埋まるべきだ



 墜落する――思いを称えた星々が『選択』される立場なのは仕方がない。屑鉄じみた物質に輝きを抱けるのは、僅かに残った人間性だろう。性質を暴かれては如何しようもなく、酩酊する餌食を想わせて世界の餌だ。夜空の内に希望を視ても、握れたのは一粒程度だ。望みは多くの場合叶わない――適わないバレエシューズでくるくる踊れば、謳う者探しても『主人公』には至れないのか。仮面舞踏会(マスカレード)ならば問題ないだろう。マスタードに塗れた顔面に『抱けない』のがお似合いだ。初めから『のぞみ』を棄てれば『良い』のではないか? そんな真っ黒な心臓に言われたくない。死。死だ。死んで終えば何物も何者も、同じ骸で海の底。生前の執着に悩む必要などない。ああ――お姫様は現実に身を落とし。堕ちたドレスは『闇』だろう。死神曰く、生者を妬むのは止めるのだな――解放。単的に表現された『花弁』が翔ける。
 今一度。何度でも。めぐる弾幕がシューズを壊し、星屑が★と共に真っ逆さま。逃れ難い衝突が迫り来れば、繰られた脳味噌(うんめい)に委ねる他にない。生まれた暗影、膿まれ、埋まれ。葬送に宙へとはぜるが好いか――貴様等の白銀(ナイフ)は欠けている。赤色の渦、ただまじなう。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『オウガ兵器『ウィッチハートエンジン』』

POW   :    ウィッチハートフルスロットル
全身を【魔女の心臓から絞り出した魔力】で覆い、自身の【体に取り付けられた魔女への負荷】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD   :    疾く重い一撃
【魔女の魔力を燃料とし繰り出される拳】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
WIZ   :    剛力触手打ち据え乱舞
自身の【邪悪なる赤い瞳】が輝く間、【背中から生えている強力な触手】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はスニッカ・カードルタンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 主人公は如何なる『困難』にも立ち向かい、真実(エンド)へと辿り着かねば成らない。たとえ自らを犠牲にしても『結末』へ走らねば成らない――少年が『何処』に居ようとも『鬼』は現れ、守るようにして抱えるのだろう。嗚呼――此れは頭上でまわる、非現実的な展開(メルヒェン)だ。

 魔女は少年を守りたいのか。
 ――しかし魔女は『既に』鬼の付属品だ。

 兵器を思わせる鬼が吼え、貴様等を睨めつけて在る。
 引き剥がせば『両者』とも救えるだろうか。
 ――赤色の瞳は『行き場』を失った怒りにも視える。

 諦めの悪い君ならば、答えは決まっているだろう?
「僕はどうなっても構わない。だから――」

※※※
取り付けられた魔女は愉快な仲間です。
少年を守る事が最優先ですが、一応『魔女』も救えます。
上手く引き剥がせれば助かるでしょう。
マルグレーテ・エストリゼン
(アリスに)
その人には、救う価値があると……君はそう思うのだな

その気持ちは解る
……良く、解る

解った、何としてでも助け出そう

(敵に)
死霊騎士と死霊蛇竜を召喚し、蛇竜を巻き付かせることで敵の動きを封じる
そして騎士に――敵を斬り刻みたいという気持ちはあろうがここは堪えてもらって――魔女を引き剥がすよう命ずる
引き剥がし方が分からないならオウガを殺すのだ
召喚した死霊が倒されたら再び召喚する
私はアリスの前で、敵が攻撃してきたらUCを解除し、触手をグレイブで切り払ってアリスを守るぞ



 その『人』には救う価値がある。君は『そう思う』のだな。猟兵の問い掛けは【覚悟】に対する再確認で在った。真実、自棄を起こしたと嗤うのならば、少年は独りで飛び出しただろう。此の感情は貴様等が育んだ『巻き込み』で在れ、アリスの心身に火が付いたとも説けよう。ああ。解る。判らねば成らない。男の子はお姫様を救う『もの』に成りたかったのだ。今では『そう』確信出来る。よく。よく。咀嚼出来た――何を『為しても』助け出す。膨張する思考回路が重なる時、動き出す心は絶叫に等しい。かたかたと揺れるのは兵器ではない。浮かび上がった骸の海が『騎士』を吐き付けた。
 骸に気を取られた『兵器』が触手を伸ばした数秒、先端は何処にも届かなかった。巻き付いた胴長は蛇の類で、竜(死)は粘ついて放しはしない。斬り刻みたい衝動を『抑え』て向ければ【剣】は接続部分を抉っていく――引き剥がせ。少年の脱皮を称えるのだ。根元から侵蝕する『肉』は何処かの【魔王】に似ているのか。剥がし難いならば殺す他に無い――察した鬼が餌を変える。乱雑に走る背面がアリスを狙うならば薙ぎ払え。両者をすくう事は難しい。傾いた魔女の身体が艶やかに視えた。

 ――問題はない。このまま『続けば』付属は終わる。

成功 🔵​🔵​🔴​

髪塚・鍬丸
少年を守るのが任務。とは言え、救える命なら救えと誰かがどこかで宣っている。
了解、だ。御下命如何にしても果たすべし。死して屍拾う者無し。

刀を鞘に納め、柄に手を添えた態勢で間合いを詰める。【視力】【第六感】を凝らし、眼前の鬼の「気」の流れを読む。
放たれる一撃を【見切り】、【早業】で身をかわす。……ここだ。
全感覚を総動員して【情報収集】。今撃たれた攻撃の元となる燃料源とその流れを読み取る。それが、鬼と魔女を繋ぐ導線。
【カウンター】で【変位抜刀術】。【貫通攻撃】で、鬼と魔女の繋がりを「切断する」。
「変位抜刀……姥捨て」
さて、どうする?動力源を断たれた兵器はもう兵器じゃない。……休んでもいいんだぜ。



 守る事が『最重要』たる任務。されど為せるならば成さねば活かせず、救える命は救えと『誰か』が何処かで宣っている。心の臓に落ち込んだ勇気に抗う術はなく、冷酷性を帯びるには我々は【人間】だろう。了解、だ。口から漏れた言の葉を嚥下する所以を貴様等は知らない――御下命如何にしても果たすべし。死して屍拾う者なし――拾うべき生は眼前で、うつろな眼球が『君』を見つめている。吐き気にでも苛まれたのか。嗚呼。真っ黒な星々が最終局面を信仰していた――納めた刀は変質を望むのか。希んだ現実はメルヒェンを蹂躙し、悲劇のヒロインを喜劇に移すだろう。
 此方の目玉は酷く鋭かった。赤色の煌めきを観察し、何度でも気の流れを弄ってやれ。連続して蔓延る『兵器』の内側が轟々と拳を動かしていく。全速力で飛んだのは単純な暴力。総てを破壊するならば全てを読んで躱せば好い。此処だ。感覚を注ぎ込んで『肉』の筋を見定めろ。潜り混めば遂には『魔女』へと到達する。導線――腕と足の先端部分は諦めた方が良いのか。
 変位抜刀……姥捨て。結果だけが『現れ』た。ずるりと落ちた魔女の妖艶が、兵器の停止を表現している。休んでもいいんだぜ――造り物に意志や意思は要らない、筈だった。背面から伸縮する『もの』が死に体の塵(それ)を再度……。

 めぐる星の如く、頭上が嘆いている。
 ――休むには未だ早い。

成功 🔵​🔵​🔴​

レン・デイドリーム
君の覚悟は理解した
いいね、最高だよ
最高の終わりに向かおうか

真の姿を解放
僕の体は人派のドラゴニアンのものへと変わる
肉体も『先生』に近づけば術の純度は上がるからね

アリスさんには後ろで構えてもらう
狙われても庇うよ
敵の触手は【学習力】で動きを学び【オーラ防御】で耐える
恐らく1発は魔女さんに撃ち込むはず
その瞬間を見極め【衝撃波】
魔女さんに向けられた触手の狙いを逸らし、オウガの顔面にぶち当てる!

少しでも相手の動きが弱まれば【呪詛】で攻撃しよう
赤い瞳を覆い潰すように
怒りより強く【恐怖を与える】
そしてシュエ、オウガの身体だけを切り裂いて!

その隙にアリスさんには魔女さんを引っ張ってもらう
君が彼女を助け出すんだ!



 何度でも力を貸してくれ。積み重ねれば如何なる壁も破壊出来る。そう教えてくれたのは『貴様等』の埒外じゃないか。ああ。君の覚悟は理解した。君の心は定まった。諦めを殺した人間ほどに『強い』奈落は無い。いいね……人形の瞳が星を映した。最高。最高だよ。藍色が黒を飲み干せば、感情は強大な武器(いみ)を知る。最高の終わり(ハッピーエンド)に向かおうか――『先生』は如何なる肉体だった。『先生』は如何なる精神だった。模られたオマエは真の姿を解放するのか。うなれ人型。叫べよ竜(オマエ)。近付けば近付くほどに『術』は磨かれ、怪物を殺すのに相応しい。少年を後ろに『乗せて』征け。剛力の触手を防御(オーラ)で退けて『隙』を窺え。
 伺うにも奴に脳髄は無い。機械的に触手が『魔女』を狙って――轟(ゴウ)! 衝撃が鞭を跳ね返し、鬼の顔面を抉っていく。逸らした力は行き場を無くし、自壊を臭わせて崩れていく――呪いが『在り方』を変えてしまえば。終いが近いと怖れを撒ける。鮮血を想わせる眼球を真っ黒に塗りたくれば死が迫る――彼女の腕が『肉』を削いで、魔女の貌を晒して……少年が駆ける。
 掻き出す。掻き出す。君が彼女を助け出すんだ。泥じみた兵器を藻掻くように、腰までは届いた。掴んだのだが――あと一歩。再生する暴虐は剥がせない。

 ――折れている暇は無い。
 引っ張る時は未だ作れるのだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

化野・花鵺
「ところでキミはあの半分食べられてる子を助けたいかなぁ?カヤは別にどっちでも良いなぁ」
狐、だってあの子は制服着そうにないもんね、と口の中で呟いた

「助けたいならキミも頑張れ?誰かを助けたいのに人任せってあり得なくない?キミが自分を助けない代わりに他人も助けないって選択はありかなって思うけどぉ」狐、意地悪そうに笑ってアリスの肩を叩いた

「ま、あの子を引っこ抜きゃ弱体化しそーだからやるけどさぁ」
狐、敵に走りよってペタリと「七星七縛符」
敵の攻撃は野生の勘で回避し衝撃波で弾きオーラ防御で防ぐ

「キミは軍服着てくれるだけでカヤには価値があるもん。価値なんて人それぞれでいいじゃん。キミも自分の好きなことしなよ」



 諦めない。その文字列を呑み込む為に、吐き出した目眩が心地良いのか。少年は咳き込んで『急いて』在り、健在たる兵器を睨め付けたフリ。ところで。カヤはどっちでも良いと語り掛けた。脳内の口は『制服着ない』誰かさんを助ける必要は無いと啼く。何方でも構わないならば助けるべきだろう。そんな少年の眼振は『芯』からの願と知るのだろう。頑張れ……酷な言葉が容易く漏れて、しかし覚悟に水が注がれる。人任せはありえない。そうだ。有り得ないから『掻き出して』魅せる。君を助けない代わりに他人も【助けない】選択……肩を叩かれた。この狂った世界にアリスを捧げてくれ――意地悪そうな笑みは知っている。やるしかないんだ。ちくしょう。
 やるけどさぁ――危なげな橋を渡るように走り寄って、剛力発動前に護符をぺたり。伸縮する触手が身動きを忘れ、赤色の怒りが停滞する。泥沼の如き隆々が、流々と成り果てて無理矢理に――腕だけが奔れば『単調』と解せる。
 野生を働かせて面と向かえ。合わさった想いが防がれる事は『みえない』だろう。狐は弾きながら価値を問う――キミも好きなことしなよ。軍服着てくれるだけで『充分』なのだ。足りなくても、想像を創造した。

 ――がらんどうの騎士(アリスナイト)。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ニコリネ・ユーリカ
魔女はアリスを守りたいの?
それなら今は私が代わりに守ってあげる
(アリスは引き続き車内に居てね)
だから貴女は鬼に抗って!

魔女の魔力を動力に……そんなエンジン許さない
力は己の信念でこそ強まると信じ、勇気を奮い立たせて接近!
二本の腕に勝る九回攻撃で急所にシャッター棒を叩き込む

顔面を中心に咽喉、脛は左右に一撃ずつ!
胴体以外の部位を狙って体幹を崩し
九回目の攻撃は「仲間」を――魔女を攻撃する
彼女を取り込む境目に棒を突き立てて引き剥がすの

巧くいかなくたっていい
私が信頼する猟兵さんの攻撃回数も増えてる
何度打たれても立ち上がって魔女を連れ出すんだから

これがあなたの物語
アリスに代わって私が紡いであげる
倖せの結末を



 魔女はアリスを守りたい。アリスは魔女を助けたい。引き剥がす事も掻き出す事も『出来なかった』けれど、再び『引き込まれた』車内は花束(ハッピーエンド)への最短だった。それなら今は。今だけは。私が代わりに守ってあげる――花屋のお姉さんが胸を張れば、ああ、僕も『そんな』勇気が欲しかったんだ。だから……声が遠退かる。あのお姉さんは狡いんだ。何もかもを載せて爆走(はし)って往く。
 貴女は鬼に抗って。声が届いたのか。届かなかったのか。莫迦らしくも愉快な仲間は『頷いて』視えた。エンジンが掛かれば兵器が怒り狂い、赦し難い咆哮が『小世界』を抱擁する――震え。いいや。揮え。貴様の内側に宿る勇気を『化け物』に叩き付けるのだ。力は己の信念でこそ強まる。その精神は少年(アリス)も咀嚼した真価だろう――深化する二本を『九』で抑え込め。シャッター棒が超越性を発するのだ。
 顔面――其処を中心に先ずは咽喉。脛の左右を破壊して留め、胴体以外を打ち砕けば崩れるだろう。視よ。巨体が揺れて拳が『はずれて』いる。最後に『定めた』のは仲間。つまり引き剥がすべき『魔女』の境目――突き立てた、未来。
 巧くいかなくたっていい。されど『良い』事に埒外の攻撃が『増えて』いた。全ての『おもい』が重なって、繋がりも再びも既に絶えている。打たれた。打たれた。打たれた額――今度の酔いだって耐えて魅せる。絶対に連れ出すんだから。

 ――これがあなたの物語。あなた達の物語。
 代わって紡いであげる。違う。これから二人、紡いで進むのだ。
 倖せの結末が『此処』に証(あ)る。
 ――乞われた心臓(エンジン)。
 頭上でまわる星の色は、綺麗だ。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年07月01日


挿絵イラスト