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蜜ぷにはおやつに入りますか?

#アルダワ魔法学園

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 ぷにっぷにっ。
 移動する度にそんな音が聞こえてくる。
 それは一つや二つではない。十、二十、いいやもっといる。
 数えるのを放棄したくなる数の蜜達。見るだけでも甘い蜜の香りがフロアに充満しているのが分かる。甘い物好きなら楽園のような場所に違いない。
 ぷにっぷにっぷにっ。
 蜜達は侵攻する。
 今こそ地上に侵攻して自分達の楽園を築くのだと。
 ぷにっぷにっぷにっぷにっ。


「……悪夢を見た」
 グリモアベースに集められた猟兵達を前に、見るからに睡眠不足な顔の木詞・真央(Unregelmäßig・f10513)が言い放つ。
「最低の目覚めだ。あまりな光景に未だに吐き気がする」
 彼を知る猟兵が、そこまで言わせるなんてどれ程おぞましい事件が起こったのか、と。
 ゴクリと喉を鳴らす音が周囲に聞こえるくらい、静寂がその場を支配していた。
「いいか、よく聞け。お前達には――蜜ぷにを討伐してもらう」
 真央の言葉を理解するのに数秒要し、漸く静寂は破られた。
 主に驚かすんじゃないと避難の声で。
「すぐにお前達も経験することになる。あの甘ったるい地獄のような空間をな」
 それは天国では? という声が多数を占めていたが、それを無視して依頼の話を始める。今回も例に漏れず真央の作った資料が配られている。
 そこには何故か『遠足のしおり』と書かれていた。
「今回の予知で分かってる事だが、殆どお遊びだ。真面目に戦うのは最後だけでいい」
 どういう事か質問しようとした猟兵に、黙って資料を見るよう促す真央。
 そこにはこう書かれていた。

 第一関門、アスレチック。
 そこには破壊不能なオブジェクトが複数設置されている。
 それらを手段は問わず攻略することで先へと続く扉が開かれる。
 全てをクリアする必要はない。全員で一定数クリアすれば扉は開く。
 第二関門、地獄。
 蜜ぷに倒せ。
 第三関門、ニセ宝箱。
 宝なんて無い。学生が引っかからないように壊せ。

 ここまで読み終えた猟兵達は皆何とも言えない表情で真央を見る。
「実際これが俺の見た予知だ。敵の詳細も資料に纏めてあるから後で確認すればいい。で、もう一度言うが、今回は真面目に戦うのは最後だけだ」
 一つ目のアスレチックについては特に語ることもない。
 そういう魔術的仕掛けだから、各々得意な分野を活かして攻略に励めばいい。
 失敗しても何度でもやり直せる安心設計なのだとか。
 二つ目の蜜ぷにに関しては最早敵とすら扱っていないが、実際に彼らは敵と呼ぶにはあまりに脆すぎる。その脆さはお菓子と変わらない。
 殴れば吹き飛ぶ。蹴っても吹き飛ぶ。切れば崩れ落ちるし突けば弾ける。
 優しく、そっと抱きしめれば少しの間そのぷにぷにとした感触を確かめられるだろう。
 だが、確かめたが最後、弾ける蜜ぷにに塗れて衣服が悲惨なことになってしまう。
 三つ目の念押ししていた戦闘。
 宝箱に扮した敵がいるので、学生が間違って近づいて襲われないように討伐しろとのことだ。
 改めて概要を伝えた真央が深い溜息をつく。
「お前ら、帰るまでが遠足だ。楽しむのは自由だが、目標の討伐だけは気を抜くなよ」
 猟兵達の楽しい遠足が始まるのだった。


天路
 皆さんこんにちは、天路です。
 今回はアルダワ魔法学園の地下迷宮に遠足に行ってもらいます。
 文字通り遠足です、シリアスも遠足に出掛けました。
 ゆるりと遊びに行ってもらえればよいかと。


●シナリオ補足
『1章 冒険 アスレチック』
 アスレチックにありそうなものは大体あります。
 オリジナルのアスレチックを生み出しても構いません。
 どういったアスレチックに挑むのか記載をお願いします。
 スタイリッシュに攻略、純粋に攻略、何でもありです。
 童心に帰って楽しみましょう。

『2章 集団戦 おやつの時間』
 蜜ぷにが相手の集団戦です。
 真央は地獄と言ってますが集団戦という名の日常みたいなものです。
 倒した蜜ぷにの蜜を堪能してもよし、持参したおやつを食べてよし。
 蜜ぷに退治を他の人に任せてティータイムをしても構いません。
 蜜ぷににお菓子を上げてもいいですが、食べた瞬間蜜ぷにはやられます。
 ゴミはしっかりと持ち帰りましょう。

『3章 ボス戦 お宝……?』
 ボス戦はお宝に扮したミミックロボットとなります。
 迷宮の宝と勘違いさせた所をパクリといってしまうみたいです。
 倒しても残念賞の旗くらいしか貰えません(アイテムではないです)
 寄り道はせず帰りましょう。帰るまでが遠足です。
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第1章 冒険 『地下に広がるアスレチック』

POW   :    己を信じて真正面から挑む。筋肉は君を裏切らない。

SPD   :    不安定な足場やロープを使い、効率よくゴールを目指す。

WIZ   :    アスレチックの並びやルートを調べ、最短の道を探す。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

寧宮・澪
うーん……アスレチック……うー。
苦手、というほど、ではないのですがー……ううん。

アスレチックの情報、【情報収集】、してー……最短、で、難易度の低い、道を探しましょー……電脳ゴーグル、で、AR表示もして、現実と重ねてー……。

甘い物ー……と、己を【鼓舞】しつつ、頑張りましょかー…。。

ネット登って、一本橋、進んでー……また木組み、登って、滑車付きロープぶら下がって…。がーって渡れれば、行けそう、ですねー……。

ちょこっと謳って、少しクリアしやすいように、風に支えてもらい、ましょー……。
高いとこ、も、スピード、も、楽しいんですがー……登るのは、面倒、ですよー……。はふー。




 ふよふよ、ほわほわ。
「うーん……アスレチック、ですかー……」
 寧宮・澪(澪標・f04690)はアスレチックを前に考えていた。
 体を動かすのはそこまで苦手というわけではない。ほわほわとした態度だがやる時はやる。
 しかし、積極的に動きたい訳でもない。
 そんな澪が取った行動はこれだ。
「最短、で、簡単……検索ー……」
 スチャッ、と電脳ゴーグルを装着する。その状態で周囲を見渡してアスレチックのデータを読み取り、解析。
 数秒としない内に電脳ゴーグルを通して映された現実のアスレチックに目的のルートが表示される。
「甘い物、のため、がんばりましょー……おー……」
 ゆるゆると、覇気のない掛け声で自らを鼓舞し、澪の挑戦が始まった。
 最初に澪の前に現れたのはロープが網目状になって上へと続く斜面ネット上り。
 不安定な足場で以外と登るのに体力がいるのだが、澪はそれをふわふわとした足取りで難なくクリア。まるでゆらゆらと動いていた翼で空を飛んでいたような足取りだ。これはオラトリオならではの特権。
 登りきった先に待ち構えていた一本橋。安全面を考慮して橋のすぐ下には落下防止用のネットも吊るされていて、万が一足を滑らせても大丈夫な親切設計。迷宮の中で誰が利用するのを想定して作られたのか謎である。
「少し、手伝ってもらい、ましょー……」
 そう言った澪がほんの一節謳うと、澪の周囲に風が集まった。
 澪を取り巻く風はその体を支えるように吹いており、細い一本橋も風に背を押されるようにして危うげなくクリア。
「おー……高い、ですねー……」
 次に澪の前に現れたのは木組みされた山。頂点にはゴールまで続くターザンロープが設置された足場がある。ゴールを目指すためにはこれを登るしかない。
 えっちら、おっちら、ふいー……。よいしょ、よいしょ、ふいー……。
 一段登っては一息、また一段登っては一息。木組みの階段を登りきっては更に一息。
 最後はターザンロープにしがみついて一直線。
 澪の「おー……」という声が風に乗り尾を引いて、そのまま勢いよく終着地点にあるマットへと包まれた。
「高いの、も、スピード、も、楽しいですがー……やはり、ふかふか、まったり、大正義ですよー……」
 一番乗りした澪は、他の猟兵達が攻略するまでそのままマットに包まれて過ごすのだった。
 ふかふか、ごろごろ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リーファ・レイウォール
「失敗しても、やり直しが利くなら気楽よね」

そんな事を思い、口に出してもなおルートを調べて挑む
これは性分なので仕方ない
※行動指針WIZ

年末等にTVで見かける巨大アスレチックの1stステージを再現したのではないかと思ってしまう一画を見つけますがスルー
(コレは無理ね。トランポリンの所が。……というか、なんであるの?)

ターザンロープ、ロープ渡り、丸太の浮き橋渡りといった至ってスタンダードな物を
慎重かつ確実にクリアしていきます
ロープ渡りや浮き橋渡りでは、翼でバランスを取りながらすすみます。

「こう言うのも、たまには良いわね」




 5m50cmのそびえ立つ壁。数々の挑戦者が挑み、そして散っていた強大な壁。
 その壁は不動。いかなる挑戦者であろうと受けて立とう。そんな意思が見えているようだ。
(いや、アレってテレビでよく見るアレよね。特番とか年末とか。なんでこんなとこにあるの?)
 上級者向けコースと題されている一角にあるアスレチックを見たリーファ・レイウォール(Scarlet Crimson・f06465)は、明らかにどこかで見たコースに視線を奪われていた。
 それは3つのステージに分けられ、己の肉体を信じて突き進む一種の競技。その1stステージを模したものが何故か迷宮内に存在している。誰がやるんだこれ。
 チャレンジしてみたい気持ちもあったが、失敗してずぶ濡れになるのはさすがに嫌だ。
 頭を振って気持ちを切り替えたリーファは自分が進むコースに向き直る。
「失敗してもやり直しが利くなら気楽よね」
 気楽、と言いつつ各ルートの調べは既に済ませてある。先程の上級ステージは当然論外として、リーファはスタンダードな物が並ぶコースへと踏み出した。
 まずはロープ渡り。左右に固定したロープを弛ませて足場とし、そのロープの上を歩いて先に進むという遊具だ。
 一見簡単そうに見え、勢いよく走り抜けれるのでは。そう思えるが、実際はロープに体重をかけると僅かに沈み、かつ揺れてバランス感覚が問われるのだ。
「よっ、と。時間制限はないんだし、焦らない焦らないっ、と」
 一歩、また一歩。丁寧に慎重に、かつ確実に。
 ゆらゆらと揺れるロープの上で、黒白の羽でバランスを取りながらクリアする。
 ロープを渡り切ると、その先は細長い池に二本のロープで繋がれた丸太の橋が浮かんでいた。
 普通に進むのであれば、先程のロープ渡り以上にバランス感覚が必要とされるが、そこはオラトリオ。
 ゆらゆらと揺られながらも、左右に開いた羽でバランスを保っている。
「危ない危ない。子供より体重がある分、余計に揺れるのね」
 勢いに任せた攻略をしてたらずぶ濡れだったかしら、なんて思いながらゴールへと続くターザンロープへと辿り着いた。
 ここまでくればもう慎重になる必要もない。ゴールまで一直線、ターザンロープにしがみつき、スピードに身を任せて風となる。
 ぼふん、と最後はマットの中へ。ふかふかのマットに包まれながらミスなくクリアできた達成感に額を拭う。
「こう言うのも、たまには良いわね」
 思いの外、アスレチックを楽しめたリーファであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

鈴木・志乃
遊びにきました(堂々と言い切る)
根性ならありますよ! 多分。

うわあ、ツタが絡まって迷路みたいになってますね
これ這いつくばって進まないと次に行けない感じですか?
うへえ、頑張ろう……(軍手装着してパーカーのチャックを締める)

ジーンズと運動靴で着て良かったなあ。
結構これ体に来るよー。
【オーラ防御】で棘とか防げないかなあ?
痛いの嫌いなんだよね。

辛いのを紛らわすように歌でも歌おう。
この前キマイラの世界でバズッてたやつ。
あ、段々楽しくなってきた。なんか疲れも忘れてきたかも!
やっぱり気持ちって大事だよね。
密ぷに食べるまで帰る気ないし(真剣)




 軍手! 運動靴! ジーンズ!
 ラフで動きやすく、そして怪我をしないようにと。
 鈴木・志乃(生者・f12101)は遊びに来たという気配を微塵も隠さずにアスレチックの前に立っていた。
「この先で私を待つ蜜ぷにの為にも、ここで止まるわけにはいきません。根性ならありますよ!」
 決意を抱いた志乃は蔦が絡まり出来た自然のネットが作り出す、蔦迷宮へと挑むのだった。
 蔦迷宮の出口はゴールへと続いており、途中には幾つか横へ抜けてリタイアすることも可能になっている。
 迷宮とはいえ進んでいればいずれゴールへ辿り着ける。
 意気揚々と迷宮に突撃した志乃はグングンと迷宮を進んでいく。
 この分ならあっさりゴールに辿り着けるかな、なんて思ったのも束の間。
「うへぇ……。これ、這いつくばって進めって感じかぁ」
 最初こそ通常の迷路のようになっていたのだが、次第に頭上の蔦が迫り、遂には地面を這うように蔦のネットが広がっていた。
 運動をする準備はしてきたものの、自ら汚れに行くのは気が進まない。
 迂回路も見当たらず、パーカーのチャックを上まで締めて、蔦を持ち上げながらゆっくりゆっくり進行を再開する。
 幸いなことに、蔦に棘は見当たらず痛い思いだけはしないで済んだ。
 だが、それでも伸し掛かる蔦で衣服は汚れ、その重さに最初の勢い消え、進行ペースは徐々に衰えていった。
「動きやすい格好で良かったけど……意外と疲れるね、これ。ちょっと休憩!」
 蔦を背負ったままだが、その場で立ち止まって休憩をすることに。
 少しでも気分を変えようとウンウン唸っていると、ふと、キマイラフューチャーでバズった歌が頭の中で流れた。
 それは自然と頭の中で再生され、ついには鼻歌交じりに。
 楽しい気持ちを取り戻した志乃は再び迷宮を突き進む。
 そう、何も苦労したくて苦労をしている訳じゃない。この先にはお宝が待っていて、これはそのための試練なんだ。
「待っててね、蜜ぷに達!」
 ぷにぷに、ふよふよ。甘くてとろけるその蜜を食べるまで、諦めるわけにはいかない。
 重く伸し掛かる蔦の海を押しのけて、志乃は蔦迷宮のゴールへと辿り着いた。
 蜜ぷにの待つ楽園へといざ行かん。

成功 🔵​🔵​🔴​

ポク・ョゥョゥ
わーい
たくさんあそぶよー

ぽくねー、ちっちゃいの
だからねー、くぐるのとか得意だよー
あとはねー、やわらかいのー
せまいところもばっちこーい
むにゅっとはいってー、ぽよっとでてくるよー
ぽくすごいよーあがめよー

あー、崖?のぼりだー
ロッククライミングかなー?
じゃあねー、おともだちよぶよー
『ぱくといっしょ』なのー
ぱくにのってー、すぐにてっぺんだー
ぱくいーこ、いーこー。よくできましたー
ぱくも一緒にアスレチックしよー

網の橋わたりたいなー
『バウンドボディ』でね、はねるとおもしろいよー
ぽよんぽよんするんだーぱくもするー?

たのしかったー
つぎはなにかなー?




「たくさんあそぶぞーおー」
 ぷにぷに、ふるふる。
 それは大きな黒い蜜ぷにのようで、蜜ぷにではなく。
 黒いクマのような、パンダのような。
 ポク・ョゥョゥ(よろしくなの〜・f12425)は体を弾ませるようにしてアスレチックへと向かっていった。
「わーい、くぐるのー。ぼく、くぐるの得意なんだー」
 ぽよんぽよんと、ポクが最初に選んだのは固定された大きなタイヤを潜る遊具。
 タイヤに体を通す姿はまさしくパンダだった。
 とー、やー、と言いながらタイヤを潜る姿にはパンダらしい愛らしさがある、かもしれない。タールだけど。
 得意というだけあり、タイヤ潜りを難なくクリアしたポクは、わーいと次の遊具へと走った。
 それは小さな山に土管の入り口があり、頂上からは滑り台が伸びている物。
 子供向けで入り口の土管も狭いが、ポクはお構いなしに土管にむにゅっと入っていく。
 ふにふに、ぷるぷる。
 入り口の土管でお尻が詰まって少し足をパタパタさせていたが、そこはブラックタール。
 気づけばスルリと入り口を抜けて、気がつけばぽよっと頂上の入り口から頭を出した。
 うんしょ、よいしょと苦労して出口から体を出すと、ぽよんっ、と勢い余って滑り台をころころぽよぽよ。
「あがめよー」
 しかし起き上がったポクの顔は誇らしげだ。保護者がいればきっと笑顔で褒め称えていた事だろう。
 パチパチパチ。どこからか拍手の音も聞こえてくる。見ていた猟兵の誰かが叩いたのかもしれない。
 上機嫌に進むポクの前に斜面版の急斜面が現れた。
 一人で登るのは大変だ。そう思ったポクは友達を呼ぶことに。
「ぱく、おいでー」
 その呼びかけに、どこからともなく白竜が現れた。それはポクの友達。ぱく。
「いくぞーぱくー」
 ぱくはポクを背に乗せて、急斜面を物ともせずに駆け上がる。さすがはドラゴン。
「いいぞーぱくー。よーしよーし」
 ぱくの背に乗ったまま頭を撫でてあげるポク。友達の活躍にポク自身も得意気になっている。
 そのままぱくと一緒にアスレチックを進んでいくと、ゴール前に一面ネットが張り巡らされた橋が掛かっていた。
 ポクはぱくにみててねー?と言うと、ぴょんっとネットに飛び込んだ。
 バウンドボディで本来の何倍もの弾力性を得た体は、ぽよんぽよんとトランポリンで跳ねているかのように高く飛び上がっていた。
「わーい、ぱくもするー? たのしいよー」
 ポクも誘われぱくもぴょんっと。ギシッとネットが軋むが、そこは迷宮製。ぱくの大きな体すらもぽよんと跳ね上げた。
 これにはポクもぱくも大はしゃぎ。
 結局、他の猟兵が集まるまで二人はぽよんぽよんと遊んでいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャルル・エルンスト
「うん、来てしまった」
今回の討伐までの内容を思い出す。にしても、
「蜜ぷにかぁ...」
甘くてかわいいものにつられて来てしまった感がある自分に呆れてしまう。

「何にせよ、まずはアスレチックを攻略していこうか。頼んだよ、ラシェーラ」
自身の隣で佇む人形、ラシェーラを見る。

挑戦するアスレチックは、高さを利用したジャンプ力やバランスが問われるものだ。

正直、自分の身体能力はそこまで高くない。
人形であるラシェーラに自分を抱えてもらった状態で操り、ゴールまで運んでもらう。
人形師として高度な技だけど、慎重に行けば大丈夫だろう。

意思なき人形の彼女から、仕方ないなと言われた気がした。
面目ない...。




「うん、来てしまった」
 アスレチックを前に、シャルル・エルンスト(人探しの人形師・f10223)は今回の依頼内容を思い出していた。
 アスレチックを攻略し、蜜ぷに達でおやつ休憩を挟み、危険が及ぶ前にオブリビオンを討伐。
「蜜ぷにかぁ……」
 真剣な表情でぽつりと呟く。そう、蜜ぷにである。今回の依頼のメインディッシュとも言える蜜ぷに。
 可愛らしい外見に、花の蜜で出来た体は極上の甘味。
 最早今回はその蜜ぷにの為だけに来たと言っても過言ではない。
 過言ではないが、甘いものにあっさり釣られてしまった自分に若干呆れてしまっているのも事実。
「何にせよ、まずはアスレチックを攻略していこうか。頼んだよ、ラシェーラ」
 気を取り直す様に隣に佇むラシェーラに視線を向ける。
 ラシェーラは人形、感情は無い筈なのだが、何故かラシェーラからヤレヤレと呆れた雰囲気を感じたのは気のせいか。
 糸に魔力を通し、ラシェーラに自らの体を持ち上げさせる。
 自分で動くより人形に動いてもらう方がやりやすい、人形師ならではの攻略法だ。
 最初に挑戦するのは丸太吊橋。小さな丸太の両端にロープを通して手すり部分に繋いだだけの不安定な橋だ。
「行くよ、ラシェーラ」
 クイッ、糸を動かすと、それに合わせてラシェーラも跳び上がる。
 人狼を模した人形なだけあってか、身軽に跳びはねては、丸太を左右に揺らすことなく真上から着地しては次の丸太へと、ひょいひょいと跳びはねていく。
 人一人抱えた状態でのバランス感覚。それはシャルルの技量が成す技なのか、ラシェーラのスペックなのか。
 二人三脚状態で挑む次の遊具はタイヤ跳び。しかもそれらは池の上に設置されている。足を踏み外せばずぶ濡れ待ったなしだ。
「ラシェーラの跳躍力なら問題ない筈。お願い」
 先程と同じ手順で再び跳躍するラシェーラ。
 一つ、二つ。軽々とタイヤからタイヤへと、態勢を崩すことなく飛び移っていく。
 しかし、ラシェーラは態勢を崩さなくとも抱えられていたシャルルはそうもいかず。
「わ、わわっ!?」
「――」
 うっかり態勢を崩し、あわや池に落ちてしまう。そう思った時だ。
 シャルルをしっかりと抱きとめて、崩れた態勢のまま次のタイヤへと跳躍。不安定な足場だったにも関わらず見事次のタイヤへと着地していた。
「あはは、面目ない……」
 ラシェーラは何も言わない。彼女には意思も感情も無ければ、自分で動くことも出来ない。
 しかし、どこか仕方ないな、そんな表情をしたように見えた。
 そんなこんなで、途中危ない場面もあったがシャルル達も無事ゴールへと辿り着いたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミミ・フリージア
不安定な足場とロープ……これは足場から足場へ飛んだり時にはロープを掴んで先に渡ったりするやつじゃな。楽しそうな気がするのじゃがこれは遊びではないのじゃ
わらわはやはりよーく見てやりやすいところを進んだり最短距離を向かっていきたいのぅ
わらわは運動もできるほうじゃしうまくいくはずじゃ
むむ……身体が小さいのは関係ないじゃろう
ここは身軽に先へと進む行動力といい位置を瞬時に把握する力のほうがいるじゃろう
でもやってみるとやっぱり楽しいかもしれんのじゃ




「これは仕事であって遊びではないのじゃ」
 それは誰に対しての宣言か。ミミ・フリージア(エルフの聖者・f05747)はアスレチックを前にふんすと意気込んでいた。
 決して楽しそうでワクワクドキドキしている訳ではない。
 事実、自分の身長を考慮して段差の広い木組みは避けたコース取りをしている。
 楽しそうという気持ちは一旦置いておき、ミミは自分の最短コースへと踏み出した。
 最初の遊具はジャングルジムの迷路。外側がアクリル板で覆われており、中のジャングルジムを抜けないと頂上には辿り着けないという物だ。
 大人であれば中のジャングルジムで苦戦しただろう。だがミミはまだ6歳の女の子。
「わらわの身体能力を持ってすれば、この程度は余裕じゃ」
 スルスルと、足場をかけ違える事も無くジャングルジムを登るミミ。
 あっという間に登りきって次の遊具へと取り掛かった。
 次の遊具は複数の遊具が合わさったウッドコンビ。
 一本の丸太を盾に並べた左右に揺れる橋、点々とロープに固定されただけの不安定な足場、最後にお馴染みターザンロープ。
 前二つはバランス感覚を要求される難易度の高い遊具。だが、その先はロープで下ってしまえばゴールとなっている。
 遠回りすれば簡単な遊具があるわけでもない。勢いに任せてしまえばあっさり突破できそうなこの遊具の方が良いのではないか。
「ここはわらわの判断力を信じるのじゃ」
 ダッと走り出すミミ。それは何も無策に飛び込んだ訳ではない。
 左右に揺れるのが難点なら、左右に揺らさずに駆け抜けてしまえばいい。幸い身軽なミミが丸太に乗っても意図しなければ大きく揺れることはない。
 橋をクリアしたミミはそのまま不安定な足場に。
 足場は四方をロープで固定されている為、中央に重心を置けば揺れることはない。それを知ってか知らずか、ミミは足場の中心に足をついていた。
「よっ、ほっ、どうじゃっ」
 自然とけんけんぱのリズムに合わせてひょいひょいと跳んでいくミミ。
 無事に不安定な足場もクリアして残すは丸太渡り。
「ふふふ、これを越えればクリアなのじゃ」
 関門をクリアしていくことで次第に楽しくなってきたのか、ミミの得意気な表情に自然な笑顔も混ざる。
 ターザンロープにしがみついたミミは、そのまま勢いに身を任せて滑り降りる。
 その様子は年相応の子供らしく、純粋に楽しんでいた。
 ぽふん、とマットに包まれて辺りを見渡すミミ。
 まだ周囲には誰も見当たらず、自分が一番乗りと思ったのか。
「中々楽しかったのじゃ。そして一番にクリアするとはさすがわらわなのじゃ」
 得意気な表情でえへんと胸を張るのだった。

 マットでウトウトしている猟兵に気づくのはもう少し後の話。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『蜜ぷに』

POW   :    イザ、ボクラノラクエンヘ!
戦闘用の、自身と同じ強さの【勇者ぷに 】と【戦士ぷに】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
SPD   :    ボクダッテヤレルプニ
【賢者ぷに 】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ミンナキテクレタプニ
レベル×1体の、【額 】に1と刻印された戦闘用【友情パワーぷに】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 ぷにっぷにっぷにっ。
 蜜ぷに達が跳びはねる。
 そこは蜜ぷに達の住処。
 迷宮内に咲き誇る色とりどりの花。
 自然豊かなフロアの一室で蜜ぷに達はあれやこれやと何やら相談中。
 何して遊ぼう何して遊ぼう。
 追いかけっ子? かくれんぼ? それともお昼寝?
 精霊が作り出す疑似太陽で今日もぽかぽか。
 しかし気づけば蜜ぷに達の数は増えており、今ではこのフロアも少々窮屈に。
 そうだ、地上に侵攻しよう。地上には土地がいっぱいあるぞ。
 蜜ぷに達は活気づく。新しい楽園を手に入れようと。
 わいわい、ぷにぷに。わいわい、ぷにぷに。
 でも侵攻する前にもう少しだけ遊んでいこう。
 賛成賛成、何して遊ぼう何して遊ぼう。

 そんなのどかでのんびりした蜜ぷに達のフロア。
鈴木・志乃
うわーっ、間近で見ると超かわいい!
でも、オブリビオンだもんね
…ごめんね?

マイクを右手
持参した適当な瓶を左手
オラトリオの羽を展開
【天使の叫び】でそこら辺低空飛行しながら
歌いまくって蜜ぷにを破裂させる
他の人に迷惑にならないよう、ちょっと距離置くよ~
賢者ぷにも呼ばせない程のSPDが理想だけど、厳しいなら賢者ぷにから優先して倒す
声の【衝撃波】で同時攻撃、出来るならしたいね~

終わり頃には瓶に密が詰まってるだろうね
持ち帰っていい?
……後ろに蜜ロードが出来てるって?
なんのことかな?




 目の前に広がる蜜ぷに達の楽園。
 自由気ままに過ごす蜜ぷに達を見て、志乃は思わず感激の声を上げる。
「うわーっ、間近で見ると超かわいい! うちに連れて帰りたい!」
 その声に気付いた何匹かの蜜ぷに達が志乃の周りにやってきた。
 なんだなんだ、人間だ人間だ。
 何してるの何してるの。
 遊ぶ? 遊ぶ?
 蜜ぷに達はぷにー、と擬音を発する事しかしていないが、そんな風に話しかけてきているようだった。
「え、可愛すぎない? これ、ほんとに倒さないと駄目なの?」
 その問いに答えるものは誰もいない。
 蜜ぷに達も首を傾げる様に顔を傾かせて見つめ返している。
「うっ……オブリビオンでなければ……!」
 恐らく持ち帰っていただろう。現実は非常である。
 仕方ないよね、と気持ちを切り替えて。
 右手にマイクを、左手に瓶を。そしてその背中にはオラトリオたる翼を。
 バサリと翼をはためかせると志乃の体は宙に浮き、更に羽ばたけば低空をスイスイと飛んでいく。
 他の猟兵達がいない場所を飛びながら、天使の叫びを口にした。
 その声は、その歌は、マイクを通して増幅された音が衝撃波を伴い蜜ぷに達に襲いかかる。
 声は音波となり、歌は波紋を呼び、志乃が通り過ぎるだけで蜜ぷに達は弾け飛び、甘い蜜を周囲にばら撒いた。
 自分の近くに飛んできた蜜だけを瓶で受け止めて、振り返らずに歌い続ける。
 もしかしたら反撃してくるかも。そう思って警戒をしていたが、ここの蜜ぷに達はのんびり屋なのか一際弱い群れなのか。志乃に危害を加えること無く一様に弾け飛んでいく。
「ふぅー、こんなものかな?」
 ごめんねと心の中で謝りながら一曲歌いきった志乃は、地に足をつき手元の瓶を確認する。
 瓶の中には七色の蜜がいっぱいに溜まっていた。
 どれどれ、と一口味見してみると、甘い蜜を更に濃縮したような蜜の味が口いっぱいに広がった。ただ甘いだけでなく非常に食べやすい。くどさも後味も、全てが程よく完成している一品だった。花の蜜だけあって香りも当然良い。
 そんな一品を口にした志乃の顔も当然笑顔。
 いいお土産が出来たとご機嫌だ。

 そんな笑顔の志乃が通り過ぎた後には七色の蜜が飛び散ってレインボー蜜ロードが出来上がっていた。
 それを見た蜜ぷに達の間にどよめきが走ったのは言うまでもない。

成功 🔵​🔵​🔴​

リーファ・レイウォール
魔法学園の料理部で蜜ぷにの蜜を使ったお菓子を作ったのが記憶に新しいわね。
蜜ぷには学生でも狩れるみたいだし
「養蜂場みたいな施設を作れば良いんじゃないかしらね?」
蜜ぷにの蜜を採るために。
既にあるのかもしれないけれど。

「さて……蜜集めね」
そう呟くと、捕食者の目になっています。
早速、ユーベルコードを発動
背中に背負った魔導書が数冊
意思を持ったように開かれて、梨の花びらが溢れ出します。

お汁粉の少量の塩が甘味を引き立てるように
激辛料理でも、少量の蜂蜜や水飴は良い隠し味になる。
激辛料理が大好きだ。
そして、甘いデザートも大好きなのだ。
故に『蜜を持ち帰る』という強い意志を瞳に宿らせて

「程よく戴いていくわよ?」




 蜜ぷに達がのびのびと過ごす様を見て、リーファはふと思いついた。
「養蜂場みたいな施設を作れば良いんじゃないかしらね?」
 蜜ぷにはとても弱い。倒すだけであれば一般人でも倒せる固体だっているだろう。当然アルダワ魔法学園の生徒であれば蜜ぷにを倒すことは容易だ。数による脅威さえ除いてしまえば安定して美味しい蜜を供給出来るのでは。
 と、そこまで考えたが首を横に振る。
 もしかしたら既にあるのかも、とも思ったが相手はオブリビオン。
 それを猟兵が放っておくはずもないかと考え直した。
「さて……蜜集めね」
 そして、他に入手手段がないのであれば取るべき行動は一つしか無い。
 呟いたリーファの目がキラリと怪しく光った。ような気がした。
 本能的に危険だと感じ取ったのか、のんびり屋の蜜ぷに達もこれには慌てて逃げ出していく。
「残念だけど、今更逃げても無駄よ」
 パチンと指を鳴らすと、背負っていた数冊の魔導書がフワリと浮かび上がりページが開かれた。
 するとパラパラと捲られたページから梨の花びらが溢れ出す。空に舞う無数の花びらは、甘い蜜の香りを払うようにリーファの周囲を旋回する。
 それはリーファの瞳に宿る強い意思、そして内心に渦巻く期待に呼応しているかのようで。
「ああ、楽しみね。早く持ち帰って調理したい」
 絶対に、何としてでも“蜜を持ち帰る”という確固たる意思。
 そう、リーファは激辛料理が大好きなのだ。
 その楽しみのためにも蜜ぷにの蜜は欠かせない。
 甘味に少量の塩を混ぜるとより甘味が引き立つように、激辛料理に少量の蜂蜜や水飴を入れることは良い隠し味となる。何より蜜ぷにを使った甘いデザートなど文句なしに美味しいに決っている。
 故に。そう、故にだ。
「程よく戴いていくわよ?」
 逃げ出した蜜ぷにを逃しはしない。
 リーファが操る梨花の暴風を前に蜜ぷに達は為す術なし。
 ぷにーっ!! と、悲痛な叫びを上げながら、その甘い蜜はリーファによってお持ち帰りされるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

シャルル・エルンスト
「わあ...たくさんいるなぁ」
思わず声が出てしまう。アスレチックという難関を越え、蜜ぷにたちの住処を見渡した。

甘くも可愛い蜜ぷにたちと咲き誇る花々。
「これ僕にとっても楽園かな」
今から蜜ぷにたちの討伐をするわけだけど...

「ごめんよ...!ちょっとだけ!ちょっとだけだから!」
可愛い見た目蜜ぷにを倒す罪悪感と甘い蜜への期待から、蜜を採取する準備をする。

ラシェーラは休んでもらって、【小さな主役たち】を複数操り、【気絶攻撃】をする。

蜜ぷには脆いから、普通に弾けてしまうだろうけど。

採取した蜜の半分は帰ってから、料理にでも使おうか。

「ありがとう。蜜ぷにたち...」
ささやかな幸福をくれた蜜ぷにたちに感謝を。




 「わあ……たくさんいるなぁ」
 アスレチックという難関を越え、ついに辿り着いた蜜ぷに達の住処を前に思わず声が漏れる。
 どこを見渡してもそこには蜜ぷに、蜜ぷに、蜜ぷに。
 花畑の中でスヤスヤとお昼寝をしたり、蜜ぷに同士で追いかけっこをしたり、中には猟兵達と遊んでいたり。
「これ僕にとっても楽園かな」
 蜜ぷに達がオブリビオンでなければ一緒にお昼寝をしていたのではないか。
 ぷにぷにの蜜ぷにを枕にして寝ればさぞいい夢が見られることだろう。
 だが、残念な事に蜜ぷにはオブリビオンでシャルルは猟兵。
 戦いを回避するすべはない。
「ごめんよ……! ちょっとだけ! ちょっとだけだから!」
 可愛い蜜ぷにを倒さなければいけないという罪悪感。
 蜜ぷにから手に入るという甘い蜜への期待感。
 二つの感情が入り混じり、語気にもそれが現れて。
 それでも蜜ぷにを倒して蜜を採取すべく、糸を通して“小さな主役たち”に意思を送る。
 手のひらサイズの人形達は、その命令に従って蜜ぷに達に突撃する。
 せめて蜜ぷにが必要以上に傷つかないようにそんな優しい思いから、蜜ぷにの意識だけを奪えないかと気絶攻撃を試みた。
 しかし、それがどんな技術であれ、どんな効果を秘めていようとも、蜜ぷには人形に触れられるだけで弾け飛んでしまう。
 それはもう勢いよく、ぷにーっ!! という鳴き声と共に辺りに蜜を撒き散らす。
「み、蜜ぷにー!」
 ある意味予想通りの脆さ。
 こんなに脆いのによく地上に侵攻しようとしていたなと疑問を抱かずにはいられない。
 それでものんびり屋な蜜ぷに達。
 遊び相手だと勘違いしたのか、シャルルの人形達を追いかけてくる。
「そうだね。せめて、最後は楽しい思い出と共に」
 蜜ぷに達と人形達の追いかけっこ。
 まてまてー。にがすなー。つかまえろー。おー。
 まるでそんな声が聞こえてくるような、ぷにーぷにーという鳴き声。再びごめんよと心の中で謝り、人形達に攻撃をさせて蜜ぷにを弾け飛ばす。
 飛び散ったいくつかの蜜を回収してお持ち帰り。
「ありがとう。蜜ぷにたち……」
 ささやかな幸福な一時。蜜は帰って美味しく頂くね。

大成功 🔵​🔵​🔵​

御伽・柳
姉貴から、「おー!依頼行くならなんか土産頼むわ!できれば甘味で!」って言われたから、ここに来たけど……
この可愛い生き物たちを潰すのか……ちょっともったいない……

…………『エレクトロレギオン』に土産回収は任せて、俺はこいつらと遊んじゃダメですかね。
こう、なんかポヨンポヨンして遊んだら楽しそうだし……生かしたまま持ち帰りたい……かわいい……
いっそ埋もれてもいい……かわいいものに潰されて死ねるなら割と本望だし……
本当に倒さないとダメなんですか?
……冗談です。俺は仕事で公私混同はしたくないですし、ヤバくなったら殲滅します。




 あ、コンビニ行くの? じゃあついでにお菓子でも買ってきて、くらいの軽いノリ。
 あ、依頼いくの? じゃあお土産よろしく。甘味だと尚良し。みたいな猟兵のノリ。
 そんな感じに、姉の頼みに後押しされる形で御伽・柳(灰色の渇望・f12986)は蜜ぷに達の住処へとやってきた。
「……思ってたより可愛い、かも」
 ぷにぷにと、自由気ままに動き回る蜜ぷにの愛くるしさ。子供のような無邪気さ。そしてその体は蜜で出来ていた。
 姉の為にも何体かは倒さなくてはいけない。
「……よろしく。程々でいいですから」
 蜜ぷに達に向けて放ったエレクトロレギオンに蜜の回収を命じて、柳はくるりと自分の周囲にいる蜜ぷに達に向き直る。
 これで蜜ぷに討伐と姉の頼みの二つが終わるのを待つだけ。
 二つが完了するまではまだ時間があるわけで。
「ちょっとくらいなら、いいですかね?」
 仕事中ではあるが、やることはやっているしと言い訳するように。元よりこの依頼主もここまでは遊びだと説明していた。なら少しくらい遊んでもいいだろう。
 自分を納得させた柳は試しに近くの蜜ぷにをつついてみた。
 滑らかな肌触りにぷにぷにとした弾力性。軽く指で押せばぽよんと跳ね返してくる。
 それがくすぐったいのか、蜜ぷにはふるふると体を震わせて鳴いていた。
「うっ、可愛い……」
 軽い気持ちで遊び始めたがこれはダメかもしれない。
 だって蜜ぷにが可愛すぎる。ヤバイです。
 こんなぷにぷにでぽよぽよ……ああ、このまま持ち帰りたいです。
 いや、持ち帰れないならいっそこの楽園に沈んでしまうか。
 可愛くて柔らかくて幸せの味の蜜ぷに。その海に沈んで死ねるなら本望というもの。
 そうだ、今からでもこの蜜ぷに達の群れの中に飛び込んでしまおうか。
「……なんて、出来たらいいんですが」
 ぽよりぽより。蜜ぷにを両手でつまみながら広がった夢想を振り払う。
 あっ、と気付いた時にはもう遅い。つい力を入れすぎてしまい、つまんでいた蜜ぷにが悲鳴と共に弾け飛ぶ。
「……甘いですね」
 マフラーをずらし、口に運んだ蜜を一舐め。
 さようなら蜜ぷに。割と本気で埋もれてもいいと思いましたよ。
 ああ、蜜ぷに、持って帰りたかったなぁ。と、小さく呟くのだった。

 それはそれとして、エレクトロレギオンに回収させた蜜の入った瓶はしっかりと回収していった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ポク・ョゥョゥ
わー
お花、いっぱいー
ぷにぷにもいるー
ぽくねー、ぽくっていうのー
あがめよー

おいかけっこしてあそぼー
ぽくが鬼だよー
きゃっきゃしながらぷにぷにとあそぶよー
最初はね、そーっとそーっとちかづくよ~
むにゅーっとくっついて、ちょこっとだけ押しくら饅頭するのー
やわわー
ぽくもぷにぷに負けないよー

あのねー
ここで遊んでるほうがいいとおもうのー
だめー?
そっかー
じゃあもっと、追いかけっこしよ~
今度はねー、おともだちも呼ぶよー
ぱくといっしょにぷにぷにを追いかけるのー

つかまえないでえーいって体当たり~
そうやって倒していくよー

あのね、またあそぼうね
お祈りしながら、またねーするよ

あれーぽくがぷにまみれでカラフルだー
おもしろーい




「あがめよー」
 わーわー、きゃーきゃー。
 ぽくさまーぽくさまー。
 あたらしいなかまだーあそぼーあそぼー。
 むにむに、ふにふに。
 蜜ぷに達の集まる中央に、新たな蜜ぷにが誕生していた。
 あれは勇者ぷにか? 戦士ぷにか? それとも賢者ぷにか?
 いいや違う。あれは蜜ぷにでもなければブラックぷにでもない。
 あれはポク・ョゥョゥ、パンダだ!
 それはもう押しくら饅頭。
 ぷにぷにとぷにぷにが合わさり何だかよく分からないけど愛くるしさが爆発してるような状態。
「まけないぞー」
 どちらがよりぷにぷにしていたのか。
 気づけばお互いにじゃれ合っているだけである。
「やわわー」
 ぷにぷにボディを持つ者同士、じゃれ合うことで癒やしの永久機関が生まれた。 

 アイドルのコンサート状態だった蜜ぷに達の密度も解消され、ポクは追いかけっこに勤しんでいた。
「まてまてーつかまえちゃうぞー」
 わいわい、きゃいきゃい。
 蜜ぷに達は同じ蜜ぷにと遊んでいるかのように無警戒に無邪気に。
 ポクに追いかけられては楽しげに鳴いてぷにぷにと音を立てて逃げ回り。
 捕まった蜜ぷにが弾けてもお構いなし。
 にげろにげろー、わーつかまるぞー、はしれはしれー。
「あのねー、ずっとここんで遊んでるのじゃだめー?」
 追いかけながら前を走る蜜ぷにに問い掛ける。
 器用に後方に跳びはねながら蜜ぷに達は天井を見上げてぷにー!と鳴き声を上げる。
 遊び終わったら今度は地上で追いかけっこだ、とでも言うように、上へ行くんだと意思表示をした。
「そっかー。じゃあ今度はおともだちといっしょにもっとあそぼー。ぱく、おいでー」
 突如ドスンと地を揺らして現れたぱくの姿に蜜ぷに達は大慌て。
「にがさないぞー。いくよーぱくー」
 ポクが蜜ぷにを追いかける。パクも蜜ぷにを追いかける。
 わーわー、きゃーきゃー。
 二人で心ゆくまで追いかけっこを楽しんだ。
 気づけばそこには七色の大きな蜜ぷに、もとい七色のパンダであるポクと七色のパクだけになっていた。
「わーおもしろーい。また遊ぼうねー」
 お互いの姿を見て笑い、そして蜜ぷに達にまたね、と祈りを込めて空に手を振った。

成功 🔵​🔵​🔴​

寧宮・澪
ふかふかのあとは、ぷにぷにー……。

わぁー……かわいい、ですねー……ぷにぷに、したい……。
あと甘い蜜、くださいー……。

お菓子、食べますかねー……持ってきたピーナツ入りのチョコ、あげましょー……。
ほーらおいでー……。
おいしいですよー……。

うん、かわいーですねー……ほんわかしますー……。
出た蜜は、持って帰りましょー……ちょっと味見ー。

さてー……そっとふんわり、抱っこしますよー……。
おおー……これは……ぷにぷにー……。
たとえ、蜜まみれ、でもー……後悔はない、です。
あ、水だけちょっとばしゃあって……謳っておきます。

(アレンジ、連携、おまかせ、ですよー)


ミミ・フリージア
蜜ぷにいっぱいじゃと
見かけはかわいいのぅ。無害じゃったら遊びたいんじゃがそうも言ってられないのじゃ
わらわも数の多い蜜ぷにに連携を取られては困るし数で対抗して倒していくのじゃ
うまく一箇所に集まるように誘導して攻撃をしていったり蜜ぷに本体をうまく狙っていければ早く片付くかもしれぬ
すまぬがぷちぷちとやっつけさせてもらうのじゃ
他の猟兵と連携してうまくいくようじゃったら合わせて行動じゃな




「ふかふかの次は、ぷにぷにー……なんだか、ねむくなりますー……」
「寧宮どのはここに来るまでも眠そうじゃったと思うのじゃが」
 お昼寝をしてまたお昼寝、蜜ぷにに負けず劣らずふわふわぼんやりする澪。
 それを窘めるミミ。
 相手がオブリビオンで無ければ自分も遊びたかった。オブリビオン故にそれは人類に害をなすモノであり戦わなければいけない。それがどれだけ可愛かろうと。
 ユーベルコードを発動させて蜜ぷにを倒そう、そう思っているミミの前で澪がお菓子を取り出した。
「ピーチョコ、いいですよ……みんなで、食べましょー……」
 取り出したるはピーナツ入りのチョコ。
 手のひらに乗せて、美味しいですよーと蜜ぷに達に差し出せば。蜜ぷに達がお菓子に群がってきた。
 なにこれなにこれ?
 あまい? あまい?
 しょっぱい? しょっぱい?
 おいしーおいしー!
 うま、うま……。
 パリパリ、もそもそ。
 サクサク、ふにゃあ。
「かわいー、ですねー……ほわほわ……」
 ほわほわはどちらかと言うと澪の方ではあったが。
 そんな様子を見ていたミミは呆気にとられてしまい。というより蜜ぷに達と楽しく遊んでいるのが少し羨ましくなり。
「戦う前には情報収集が必要なのじゃ。蜜ぷにと交流することで必要な情報が手に入れられるかもしれないのじゃ。よって、わらわも蜜ぷに達の相手をしてやろう」
「いっしょに、あそびますー……?」
「うむ。情報収集のためにのう」
 あくまでこれは情報収集。戦うために必要なことだから。
 そう言いつつも蜜ぷにと遊べる事に表情は緩んでいる。
 ツンツンとつつけばぷにぷにとした弾力が。ムニムニと撫でれば滑らかな触り心地が。
 触れてるだけで癒やされてしまい、そこに蜜ぷにの可愛い鳴き声と表情が合わされば最早最強。
「ああ、かわいいのぅ」
 情報収集のためなんだからね! と言っていたミミもご覧の有様である。
「あまあまで、とてもかわいい、ですよー……」
 その様子を隣で眺めながら蜜を舐める澪。
 その手はいつの間にか蜜まみれ。
 抱きかかえようとした際に力を入れすぎてしまい、弾け飛んでしまったのだ。
 澪は今度こそ、と、そっとふんわり包み込むように優しく抱き上げる。
 蜜ぷにはお菓子を食べて満腹なのか、逃げ出す様子もなくされるがままだ。
「おおー……ぷにぷにー……」
 常の感嘆の声より二倍ほど。文字で言えば一文字から二文字に。感情に比例して言葉にも表れていた。
 そのぷにぷにの素晴らしさに、澪は思わずむぎゅりと抱きしめる。
 全身でこのぷにぷにを堪能。そこに後悔はない。その結果全身蜜まみれになろうとも。
 ぷにー! っと叫び声が上がれば、ぱしゅんっと水風船が割れるようにして蜜ぷにが弾け散る。
 当然その蜜は抱きしめていた澪の全身へ。
「ふぅ、満足したのじゃ。寧宮どの、そろそろ討伐を……寧宮どの!?」
「ぷにー、ですよー……」
「まさか洗脳されておるのじゃ!?」
「とてもぷにぷに、ぽよぽよ、でしたー……」
 なんじゃただの悪ふざけかと安心し、平常心を取り戻すミミ。
 おかしなドッキリはあったものの蜜ぷにを満喫できた。後は仕事の時間じゃとユーベルコードを発動させる。
 相手の数が多いならばこちらも数で抵抗。
 ミミは何体もの猫のぬいぐるみを召喚して蜜ぷに達へと突撃させる。
 それは蜜ぷに達を囲うように一列に並ばせての一斉突撃。壁際まで続くぬいぐるみ達が徐々に互いの幅を狭めるようにして蜜ぷに達を一箇所にと誘導していく。
 後は仕上げだ。一箇所に集まってぷるぷる震える蜜ぷに目掛けて、猫まっしぐら。
 下段の蜜ぷにが弾け飛べば落下した蜜ぷにも耐えきれずに弾け飛び。連鎖に連鎖が続いて綺麗に全消し。
「蜜ぷに、中々強敵だったのじゃ」
 主にその可愛さが。
「甘くて、ぷにー、でしたー……」
 甘い蜜を最後にもう一口。満足した澪はばしゃりと水で蜜を洗い流した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
やーんかわいいー♪(思わず女言葉)
ちょっとだけ…1匹だけでいいから…ぷにぷにさせてください…!
ちゃんと透けない服で来たから!(そこ)

あ、美味しい…ちょっと持って帰ろうかな

ごめんごめん
でも僕戦うつもり無いんだ
お詫びに遊びの仲間に入れてよ
鬼ごっこ?かくれんぼ?
なんでも付き合うよ

少しだけ蜜ぷにと思い出作り
普通の子供時代遅れなかった僕だけど
こうして遊んだら…少しはわかるかな

ふふ、楽しませてくれてありがとう
この飴あげるね

★Candy popから飴を沢山取り出し
蜜ぷに達に配布
幸せな気持ちになる魔法をかけた飴だから
これでせめて、安らかな終わりを
【祈る】ようにUCを発動
【優しく】暖かな光で蜜ぷに達を照らします




「やーんかわいいー♪」
 まるで語尾に音符でもついてそうなくらいに、感情のままに栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は声を漏らす。
 目の前を跳びはねる蜜ぷに、すやすやと眠る蜜ぷに、あそこにも、そこにも、ここにも蜜ぷに蜜ぷに蜜ぷに。
 その可愛さは留まることを知らない。
 現にこうしてまた一人、その可愛さの虜を増やしている。
「ちょっとだけ、少しだけだから……」
 そういって近くにいる蜜ぷにをギュッと抱きしめる。
 それは触れるものを幸せにするぷにぷにの感触。
 束の間の幸せを堪能させたのち、蜜ぷには弾けてただの甘い蜜となってしまった。
 弾けた蜜は澪の顔や服に容赦なく飛び散っており、ちょっと人前に出せない姿となっている。
 だが、安心して欲しい。こんな事もあろうかと透けない服を着てきている。
 これで何も恥ずかしくないし、何より澪は男だ。何の問題もない。
「あ、美味しい……っと、驚かせてごめん。僕は戦いたいんじゃなくて、君達と遊びたいんだ。よかったら混ぜてくれない?」
 口に広がる幸せの味にほわほわとしかけたが、慌てて平静を取り戻す。
 あそぶの? あそぶの?
 なにする? なにする?
 おにごっこする? かくれんぼする?
 おにごっこしよーおにごっこー。
 きまりだきまりー。
 わー、と蜜ぷに達は一斉に走り出した。
 呆然としていた澪を早く早くと促すように、少し離れた所でぴょんぴょん跳びはねて澪を呼ぶ蜜ぷに達。
「よーし、負けないからね!」
 その場で軽く準備運動をして、澪は蜜ぷに達を追いかけ始めた。
 傍から見れば友達同士が遊んでいるような光景。
 澪も遊んでいる、というより楽しんでいる。ただ追いかけているだけなのに楽しそうにしている蜜ぷにの姿に、その無邪気さに当てられた為か。
 もしも僕が普通の子供時代を送っていたら、こんな風に遊んでいたのかな。
 なんて、遠い世界に思いを馳せ。
「ふー、皆元気だね。少し休憩しよっか」
 追いかけっこを満喫した蜜ぷに達を集めておやつの時間。
 コンコン、と軽く蓋を叩けば中には沢山の飴玉が。
 小さな幸せな気持ちをくれた蜜ぷにへせめてものお礼。
「楽しませてくれたお礼だよ。食べると幸せになる魔法がかけてあるんだ」
 そして終わりの時間。
 子供時代が必ず終わるように、楽しい時間にも終わりはやってくる。
 だから最後まで、楽しい気持ちでいられるようにと。
 祈りを込めて“Fiat lux”を発動させる。
 澪が放つ光は優しく蜜ぷに達を照らしてゆく。暖かく、柔らかな光に包まれて、蜜ぷに達は弾けること無く、ただただその場に蜜となり溶けてゆく。
「楽しい一時をありがとう、蜜ぷに」

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ミミックロボット』

POW   :    トレジャーロボット
無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形する。特に【貨幣もしくは宝石】と合体した時に最大の効果を発揮する。
SPD   :    ゴーレムフォース
レベル×1体の、【額】に1と刻印された戦闘用【小型ゴーレム】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    フルスチームグラップル
【フルパワーでの掴みかかり】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 第二の関門は破られた。
 残す関門はあと一つ。
 迷い込んだ生徒を食べてしまうわるーいミミックロボ。
『ギギ……ギッ……』
 しかし宝箱の到るところに蜜がついていたり、歯車が錆びついたりしている。
 どう見ても他のミミックロボと比べて弱っている固体だ。
 だがそれでも相手はオブリビオンであり人に害をなすもの。
 学園の生徒に被害が出る前に猟兵の力で片付けてしまおう。
 尚、偽物の宝箱なので倒してもドロップ品はない模様。
 がっかりしているところをうっかり噛まれないよう気をつけよう。
シャルル・エルンスト
蜜ぷにたちと違って、あきらかに敵意をもったオブリビオンだ。放置するわけにはいかないからね。

蜜ぷにの時とは、意識を切り換えていかないと!

「お待たせ、ラシェーラ。最後のひと仕事だよ」
再びラシェーラを操り、ミミックロボに攻撃する。

蜜や錆で動きが鈍い様子だけど、油断せずに確実に倒していこう。

周囲の地形を利用して、翻弄しながら、弱っている間接部を狙う。
なるべく、敵の意識をこっちにおびき寄せて、囮役になれないかな。他の猟兵たちが攻撃しやすくなるようにね。

うっかり噛まれないためにも【見切り】でラシェーラ共々避けていく。

「そんな簡単に噛まれないよ」

それに、裂いて噛み砕くのは、狼の本分でもあるからね...!


リーファ・レイウォール
あれよね。蜜ぷにを食べたのよね。きっと。
さすがに、これに付いている蜜まで採ろうとは思わないわね。

そんなこんなで【先制攻撃】
【高速詠唱】による召喚魔法
雷属性の双戟を召喚。
【全力魔法】で【串刺し】ってところかしら?
高圧電撃付き。お味はいかがかしら?

通常攻撃では炎の【属性攻撃】で【2回攻撃】
【援護射撃】もちゃんとするわよ(連携歓迎)

攻撃には【第六感】と【見切り】と【残像】で回避行動
避けれないなら【武器受け】での防御行動
捕まれたら厄介そうだものね

「学生でもこれなら倒せるんじゃない? なんて、油断はしないわよ」
徹頭徹尾、全力全開で、交戦モード。

※アドリブも歓迎


ミミ・フリージア
お宝じゃと思ったらモンスター、じゃと。ちゃんと宝箱は宝箱であると嬉しいのじゃが
とにかくこやつを倒さねばならんのぅ
意外と足にあたる部分、これはタイヤじゃろうか
これを集中して狙ってみるのはどうじゃろうか
機動力さえ低くなってしまえば有利に動けるかもしれぬし他の猟兵たちと囲んで攻撃していくのじゃ
わらわのほうからも手数を多くするためにユーベルコード使ったりして大打撃を与えるチャンスを他の猟兵のために作れるといいのぅ




「ふーむ、きちんと本物の宝箱もあると嬉しかったのじゃが」
「というかこの宝箱、あれよね。蜜ぷにを食べたわよね、きっと」
「あはは……何にせよ、これは蜜ぷにたちと違って敵意を持っている。放置するわけにはいかないよ」
 三者三様、フロアの最奥にてミミックが扮する宝箱を見つけた一同。
 宝箱の口についてる蜜や、明らかに不調を訴える音、そして事前情報から得ている偽物という事。
 落胆や呆れを隠せないでいたが、それはそれ、これはこれ。
 まだバレていないと思っているのか、ミミックロボットが動く気配はない。
「それじゃ、一番槍は私が行かせてもらうわ」
 一歩前に踏み出し、天に手を掲げる。
 それは文字通りの一番槍。
「天切り裂き顕現なさい、雷轟の方天戟たち――」
 静かに囁く詠唱。
 その声とは裏腹に、周囲には猛る魔力が満ちてゆき、それは次第に雷へと変貌する。
 雷鳴を轟かせ、顕現したのは都合110本にも及ぶ方天戟。
「さあ、食事の時間よ。たんと召し上がれ」
 リーファの手が振り下ろされると同時に、頭上に待機していた方天戟が一斉に宝箱目掛けて放たれた。
 まるで避雷針に集まる雷のように、方天戟は空気を裂き、雷鳴と共に宝箱に飛来する。
『ギギ!? ギーーーーーー!!』
 鉄が軋むような悲鳴も、全て雷鳴にかき消された。
 今この場を支配しているのは轟音轟雷。
 疾走る赤き雷光は留まることを知らない。
 巻き起こされる自然の猛威には誰も太刀打ちできないのだ。
「えげつないのじゃ」
 ミミの一言にシャルルが無言で頷く。
 あまりに全力の串刺しに、頑丈な宝箱も所々穴が空き煙が出ている。
 その様子を見たリーファが意外ね、とでも言うように。
「そうね。学生でもこれなら倒せるんじゃない?」
『ギ……ギギーーーー!!』
 完全に沈黙した、と思われた宝箱がついに正体を表した。
 宝箱の口から腕が、顔が、車輪が。本来の姿を曝け出すと同時に怒りのままに一番近くにいたリーファ目掛けて、凶悪な爪で掴みかかろうとした。
 完全な不意打ち。取った、とミミックロボットが思ったその時だ。
「なんて、油断はしないわよ」
 その行動を完全に見切っていたリーファは僅かに体を反らすだけでミミックロボットの腕から逃れる。
 僅か数センチ、自身のスリムな体型を完全に熟知していたリーファならではの回避だ。
 そしてそれはただ回避しただけではない。そこから生じるミミックロボットの隙を二人は見逃さない。

「お待たせ、ラシェーラ。最後のひと仕事だよ」
「宝箱は宝箱らしく大人しくしておるのじゃ」
 ミミックロボットの左右に回り込んだ二人はそれぞれ得意とする攻撃に出る。
 対するミミックロボットも、自衛のためにと複数の小型ゴーレムを召喚する。
「数ならわらわも負けておらんぞ」
 目には目を、ねこねここれくしょんで小型ゴーレムの2倍以上のねこのぬいぐるみ達を喚び出した。
「わらわの自慢のぬいぐるみ達じゃ! 特別に遊んでやるからのぅ」
 小型ゴーレム軍団vsぬいぐるみ軍団。見た目は割とファンシーな戦いの火蓋が切り落とされた。
 小型ゴーレムはその体を活かして強靭なパンチを繰り出す。ぬいぐるみ達は軽い体で素早く動き数を活かして囲んで叩いていく。
 ぬいぐるみの猫パンチでやられるゴーレムのどこが強靭なのだろう、と侮ってはいけない。なんせこれはミミ自慢のぬいぐるみ達なのだから。
「うむ、よい働きじゃ。そのままゴーレムを逃さず全て叩くのじゃ」
『ギーーーーギギッ!!』
 悔しそうに音を鳴らすミミックロボット。
 それは何も小型ゴーレムを止められた事によるものだけではない。
「ラシェーラを前に、余所見をする暇はないよ」
 花畑を一陣の風と共に疾駆する銀狼。
 シャルルの操るラシェーラがその鋭い爪を以て鉄腕を鉄塊へと変貌させていく。
 他の二人のような派手さはないかもしれない。
 だがシャルルの攻撃は、ラシェーラの活躍は、確実に戦況に貢献している。ラシェーラの鋭い爪は鉄の関節を物ともせず破壊している。シャルルはラシェーラを操りながらもミミックロボットの攻撃を見切って避けている。
 錆びて動きが悪くなっているミミックロボットは攻撃に移る瞬間に僅かな隙が生まれていたのだ。
 そこをシャルルとラシェーラの連携が攻め立てる。
 少しずつだが確実に、的確に行動を阻害するシャルルからミミックロボットは逃げられないでいた。
『ギーーーーーー!!』
 ついに我慢の限界が来たのか、ミミックロボットはその箱で噛み潰そうとシャルルに突貫。
「そんな簡単に噛まれないよ」
 しかし悲しいかな、ミミックロボットの下には蜜ぷに達を倒したことで出来た蜜溜まりが出来ているのだった。
 悟られない様にラシェーラで視界を逸らし、時には攻撃を誘って誘導し、相手の性格すらも見切ったシャルルの戦術眼の賜物だ。
 策にハマったミミックロボットは為す術無くその鈍重な体を倒し、千載一遇の好機を相手に与えることに。

「さあ、仕上げと行くわよ」
 魔力の充填は十分。
 再びリーファの周囲に魔力が満ちていくのを感じ取ったミミックロボットは、残っている小型ゴーレムを合体させて、額にⅢと書かれた中型ゴーレムを作り上げた。
「往くのじゃねこねここれくしょん! 図体だけのゴーレムなんぞに遅れはとらせんのじゃ」
 本物の猫であればにゃー!と勢いよく鳴いていただろう。
 勇猛果敢にゴーレム目掛けて飛び込むぬいぐるみ軍団、とそれを援護するように放たれた火球。
 それは魔力を込めながらも別の魔法を展開したリーファの援護射撃。
 完全な不意打ちにゴーレムは火球の直撃を受けて態勢を崩す。
「そこなのじゃ!」
 ミミの掛け声にぬいぐるみ軍団が応える。
 多少図体が大きくなったからってなんだ。こっちはご主人に愛されてるんだぞ。
 なんて声が聞こえてくるくらい、ゴーレムを囲んで繰り出される猫パンチ、猫パンチ、猫パンチ。
 餌に群がる猫によってゴーレムは完全に行動不能。
 よってミミックロボットを守るものはいなくなった。
「もう一度今の火球をお願い」
「任せて」
 言葉短く交わされる会話、実行。
 ミミックロボットの顔目掛けて放たれた火球は直撃したものの目立つダメージは与えられなかった。それでいい。それで十分。
 狩るは銀狼の牙。駆るは宵闇の影。
「行っておいで、ラシェーラ。狼の本分を教えてあげよう」
 開かれた顎は鉄の腕を付け根から容赦なく噛み砕く。
 忘れるな、その牙こそが狼の武器なのだ。
 そして刮目せよ。
「――さあ、存分に猛威を振るいなさい」

 ――乾坤一擲〔雷天双戟〕

 解き放つは雷の信徒、繰り出すは双戟。
 料理と同じで火加減は大事。今度こそ間違いないわと全力全開の全力魔法。
 在るだけで空気を震撼させるソレが、過剰とも言えるその魔法が。
 ミミックロボットをジャンクへと変えるべく放たれた。
『ギギ、ギッ……ギ……ギーーィィーー!!』
 断絶的に鳴るミミックロボットの音は届かない。
 ミミはぬいぐるみ達と共に縮こまり、シャルルはラシェーラに支えられながら行末を見守り、放ったリーファは魔法の火力に満足気だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

寧宮・澪
あららー……弱って、ますねー……さっくり、やっちゃい、ますかー……。

【霞草の舞風】ー……ミミック、しっかり、巻き込むようにー……。
【戦闘知識】とか、思い出し、考えて戦い、ますよー……。
小型ゴーレムは、くっつかないようにー……。
攻撃は、【見切り】で、避けましょかー……。
掴まれるのは、やですねー……。

無事倒したら、真央さんに壊れたミミックのかけら、お土産に持って帰りましょー……。
蜜ぷにの、蜜のほう、が、いいですー……?


ポク・ョゥョゥ
最後まで遠足するよー
最初からぱくといっしょだー
ぱくに乗って行くよー

あー
あの宝箱かなー?
蜜でカラフルだねー
ぽく達とお揃いだー

ぽくねー、生徒じゃないのー
今ねー期間限定七色ぱんだとドラゴンなのー
あがめよー
わー、大きくなったり小さいのが出てきたりー
おもしろいねー?

掴みかかってきたらーぱくが守ってくれたよー
ありがとー
よーしぽくも頑張るよー
バウンドボディで、のびーるのびーる
ぽくぱーんちー
ちっちゃいのも倒すよー
とどめはじゃんぴーんぐ、ぽくきーっく
どうだーまいったかー

終わったよー皆おつかれさまー
怪我しちゃった人いたらー回復しよー
残念賞の旗振りながらーぽくひかるよー
元気になってね〜

それじゃあぱく、おうちかえろー




「あららー……弱って、ますねー……」
 轟音が鳴っていた戦場に似つかわしくないほわほわとした声。
「あれー? なんだかきたない宝箱だねー。ぽく達はこんなにきれいなのにねー」
 ズシンズシンと足音を響かせながら呑気な声。
『ギ……ギ?』
 先程までとは打って変わった雰囲気の二人にミミックロボットも困惑気味だ。
 それはそうだろう。ほわほわとした雰囲気の澪だけならまだしも、隣にいるのはブラックタールのパンダと白竜、ではなく。
「期間限定七色ぱんだとドラゴンだぞーあがめよー」
 パクと一緒にあがめよーのポーズ。
 ポクが言ったように、その体は普段のブラックタールの黒色ではなく、蜜ぷにの七色の蜜まみれによってキング蜜ぷにと化していた。
 それがドラゴンに乗って現れたのだからミミックロボットも困惑するというもの。
 そんな事は露知らず、澪は両掌いっぱいにかすみ草の花びらを溜めており。
「確か、ゴーレム、呼びますよねー……」
 事前に用意されていた遠足のしおり、もとい資料にミミックロボットの攻撃について詳細が書かれていた事を思い出し。
 呼び出された際に纏めて攻撃出来るようにとユーベルコードの準備を終えていた。
 こんな黒焦げなのにまだやるの? 正気?
 と視線で訴えかけるも澪には届かない。ゴーレム出さないんですー? とむしろ疑問で返される始末だ。
 あがめよーという声をBGMに謎の視線のやり取りが繰り広げられる。
『ギーーーー!!』
 戦うしか道はない、そう覚悟を決めたミミックロボットは満足に動けない自分の代わりに小型ゴーレムを再び召喚する。

 大分力が衰えているのか、呼び出せたのは数体だけ。
「思ったより、少ない、ですねー……?」
 資料にはもっと数がいると聞いていたが、はて?
 首を傾げるも敵は敵、攻撃は攻撃。赤ちゃんの吐息の如く優しいそよ風に花びらを乗せ、ゴーレムとミミックロボットを囲む。
「かすみが如くー……舞い踊れー……」
 ゆったりと、囁くような口調だが、それは紛れもなく攻撃として繰り出されたものだ。
 かすみ草の花びらはとても小さい。だが、小さいからといって弱いとは限らない。
 花びらが触れたゴーレムはその身に切り傷を受け、ミミックロボットは関節にまで入り込んだ花びらに歯車の動きを狂わされていた。
 無邪気に、そして自由気ままに舞う花びらは既に満身創痍のミミックロボットの体力を更に追い込んでいく。
 そして無邪気なのはもう一人と一匹いる。
「ぽく達もまけないぞー。くらえーぽくぱーんち、ぱくきーっく」
 ぽよーん、とバウンドボディで弾力性が増した腕を伸ばしてポクがゴーレムを殴り飛ばした。
 殴り飛ばしたというかその弾力で遠くへ弾き飛ばした、の方が正しいか。
 そして蜜まみれとはいえ白竜のパクの足払いは喰らえば一溜まりもない。
 残っていたゴーレムを纏めて行動不能にしてしまった。
「いえーい」
 ミミックロボットの前で仲良くハイタッチ。
 急に飛び込んできたものだから澪の放っていたかすみ草の花びらが二人の体の蜜に付着して、ますます蜜ぷにらしくなってしまっていた。
 そのためだろうか。蜜ぷに風情がと激昂したミミックロボットが最後の力を振り絞って残っていた片腕をポク目掛けて振り下ろした――が。
 べちっ、と蜜を纏った硬い鱗に阻まれた。
 そう、パクがその身でポクを守っていたのだ。
「わーぱくありがとー。よーし、とどめをきめちゃうぞー」
 ぽよん、とバウンドボディの弾力を活かして高く跳躍。そのまま落下する勢いに任せて。
「じゃんぴーんぐ、ぽくきーっく」
 再びぽよん、とミミックロボットの体にポクのキックが直撃した。
 それ自体は音からも分かる通り然程威力はなかったのだが、既に満身創痍だった身。
『ギギ……ギ……』
 パタリと倒れると、宝箱の中から“ハズレ”と書かれた白旗を掲げて動きを止めた。

「ハズレ、ですねー……降参、でしょうかー……」
 警戒しながらゆっくりと近づいた澪がミミックロボットを観察する。
 宝箱は丸焦げ、腕は片方が千切れており、いつの間にか車輪も片側が壊れ、無事な場所を探す方が大変な有様。
 澪がコンコン、と宝箱を叩く。
 返事がない、ただの宝箱のようだ。
「折角、ですしー……お土産に、持って帰りましょー……」
 果たしてこのガラクタをお土産に持って帰ったとして、何に使うのか。
 誰かに渡すのだとしても、渡された相手は一体どんな反応をするのか皆目検討が付かない。
 比較的損傷が少ない歯車や部品を集め、これでよし。
 二つのお土産を手に、澪の遠足はこれにて終了。
 いや、違った。
「それじゃあぱく、おうちかえろー。かえるまでが遠足なんだよー」
 ハズレと書かれた残念賞の旗を振りながら、パクに乗ったポクが先頭を歩く。
 そう、帰るまでが遠足だ。


 迷宮から帰還後、たまたま通り掛かった生徒達がキング蜜ぷにが現れたと勘違いして騒ぎが起きたとか。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月30日


挿絵イラスト