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【Q】根性? 鉄壁? 立て惑星ロボ!

#スペースシップワールド #【Q】 #クエーサービースト #惑星ロボ

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#惑星ロボ


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●【Q】根性? 鉄壁? 立て惑星ロボ!
「惑星ロボ建造計画だよー! やったー!」
 ルビナ・ベイビーブルー(スペースノイドの電脳魔術士・f01646)は両腕を上げた。
 クエーサービースト「マインドミナBVA」を多く倒した事により、「銀河帝国が遺した文献の研究」も進んだようだ。
 それによると、マインドミナBVAは銀河皇帝の所有していた思念兵器「マインド」の材料とのこと。
「銀河皇帝は、マインドをワープ能力の強化に使っていたよね。でもこれって本来はパイロットの動きやユーベルコードをダイレクトに伝達する装置なんだって! いわゆる思念兵器だね!!」
 そこまで判明したのなら、作ろう惑星ロボというわけ。
「惑星ロボだからね! すっごく大きいよね! 小惑星ほどの大きさなんだよ! その巨大ロボを猟兵である皆が操縦すれば、クエーサービーストとの『サイズ差』だってなんてことなくなるよね! きっと」
 猟兵が惑星ロボを操縦すれば、ユーベルコードの発動も可能。
 今まで感じていたサイズ差を埋めることができるはずだ。
「それで、今回は試作品を造ることになったんだよ。実戦に投入して戦闘データを取ろうよ!」
 試作型惑星ロボということで、洗練されたデザイン性はほぼないとのこと。
 だが思念兵器マインドの搭載により、メインパイロットとなった猟兵のユーベルコードを同じ強さで小惑星レベルのサイズにして放つことができる。
 メインパイロットはユーベルコードを一発放つと疲弊するので、メインを交代しながら戦おうという手はずだ。
「というわけで、さっそく試作型惑星ロボを作り出そうね。みんなのロボに対するこだわりや思いが反映されていくよ」
 その思いが強ければ強いほど、惑星ロボは頑丈になる。
「今は、コックピット部分と手足・仮の頭がついた状態のロボがあるから、あとはいろんな部分をつけ足していく感じだね。細部はどんな形にしようか。手足の形状もたぶん変えることができるよ。色やコンセプト、特にこだわりたい部分を教えてよ。みんなの希望をできるだけ詰め込んだロボにしようね!」
 猟兵達の思いを結集し、いざ試作型惑星ロボの制作に取り掛かろう。


陵かなめ
 こんにちは、よろしくお願いします。
 まずは1章で試作型惑星ロボを作りましょう。こだわり部分を強く教えていただければ、ロボは組み上がっていきます。
 色、形、コンセプト、他こだわりたい部分の提案をお願いします。あくまで試作品。ガラクタを寄せ集めた感じになるかとは思いますが、皆さんのこだわり部分は反映していきたいと思います。
 名前も決まっていないので、もし提案あればロボの名前も提案してみてください。

 1章では試作型惑星ロボを作ります。
 2章はボス戦です。開発した「試作型惑星ロボ」に全員で乗り込んでマインドミナBVAと戦います。
 3章はボス戦です。一体どんな敵が……? それは2章クリア時点で判明するはずです。

 それでは、プレイングお待ちしております!
 1章プレイングは6/18 8:31から受付ます。
 2章3章のプレイングは、断章追加後にお願いします。
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第1章 冒険 『試作型惑星ロボ開発計画』

POW   :    完成したパーツを組み立てて、小惑星サイズの巨大ロボを完成させる

SPD   :    試作型惑星ロボの完成に必要な装置を作成したり、分割したパーツごとに完成させていく

WIZ   :    試作型惑星ロボの設計を行なったり、必要な資材をもつスペースシップに出向いて交渉する

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シホ・イオア
……コンセプト、可愛い。
頭部のレーダーをリボン型にしてみたり
胸部の放熱板を巨大リボンにしたり
スカートを付けて中にミサイルを仕込んでみたり
……だめ?

うーん、シホのユーベルコードを反映させるなら
魔法使い型というか射撃型になるんだよね。
イメージしやすいから人型にして
腕とホーミングレーザーは付けておいてもらおう。

資材は不足しそうだよね。
適当な物ならシホのユーベルコードで作れるけど
できれば質のいいものが欲しい。
スペースシップでシホの作る建物と交換とか交渉できないかな?

どんなのができるか分からないけど楽しんじゃおう!
連携アドリブ歓迎です。


ソラスティベル・グラスラン
ナイくん(f05727)と

巨大なヒトガタ、人類の英知の結晶
天辺まで見上げようとして、よろけて尻もちをつくわたし
この身一つで戦うわたしたちの、なんとちっぽけなことでしょう

このロボは、『彼』はわたしたちの城であり一心同体
彼を命を預ける足る、立派な『勇者』にしてあげましょうね!ナイくん!

鋼の四肢に籠めるは我が【勇者理論】です!
無骨に大きく、力強く頑強に、鎧を着こむが如く
胸のぴかぴか輝くオーブはパイロットに呼応し色が変化
そして橙のビームマント!その身を守る勇者の証!

ナイくんの剣で、わたしが鎧(外装)
二つ揃えば、偉大なる鋼の勇者の完成ですね!
彼の名前は……そう、【プロトブレイブ】なんてどうでしょう?


ナイ・デス
ソラ(f05892)と一緒

これ程のロボットが作れるほど、研究、進んだのですね

はい。これまでの努力、無駄にしないよう、確りつくって、戦いましょう、ソラ

目指すは……勇気で攻め、気合で守り、根性で進む、勇者ロボ、です
ふーむ……ソラが鎧を作るなら、私は武装、でしょうか?

勇者なら、やはり剣?ですが、私たち以外の猟兵、わからない、です
ここは、黒剣をモデルに、マインドミナBVAのように、自由に変形可能にしたい、ですね

作業は、蜜ぷにさん達にも手伝ってもらいましょう
疲労回復効果あるので、食べたり、応援して貰ったり

……一発放つと、疲弊するのですよ、ね
連戦の、可能性……蜜ぷにさん達も、一緒に乗りましょうか
非常食


緋縅・善蔵
俺としては5mから11mサイズのロボが良いんっだけどなぁ。根性・熱血・鉄壁って何となくスマートじゃ無い感じがなぁ……(タテマエ)
POWで行動。
完成パーツの組み立てに従事する。っていうかパーツからデケェー!?
組み立て作業に人手が足らないようなら支援要請で無人機の手を借りる。

武装のドリル…………
ドリルは否定しないが素パンチでドグシャっとやるのが燃えるんだよなぁ。



●組み上げろ、試作型惑星ロボ
 コックピットと手足、仮の頭が乗ったロボ、そして積み上げられた資材を見上げ、猟兵達は様々な意見を述べた。
 まずシホ・イオア(フェアリーの聖者・f04634)が考えたのは、ロボのコンセプト。
「……コンセプト、可愛いってどうかな?」
 あの仮の頭部にレーダーを付けたらどうだろうか。しかもリボン型にすれば、可愛らしさも出ることだろう。
 胸部の放熱板もリボン型にして、頭部のレーダーとお揃いというのも良いかもしれない。
「スカートを付けて、中にミサイルを格納するのも良いかも!」
 シホは積み上げられた資材の周辺をくるくると飛び回りながら考える。
「うーん、シホのユーベルコードを反映させるなら、魔法使い型というか射撃型になるんだよね」
 惑星ロボのための資材はかなりの大きさだ。
 一つ一つを隅々まで確かめるとなると、かなりの距離を飛ぶことになった。
 だがシホは思う。
 試作型とはいえ、できれば質の良い資材が欲しいと。
 さて、その資材を見て緋縅・善蔵(首輪付き・f06737)が言った。
「っていうかパーツからデケェー!?」
 さすが、惑星級のロボである。
「俺としては5mから11mサイズのロボが良いんっだけどなぁ」
 言いながらパーツを選別し始めた。
「根性・熱血・鉄壁って何となくスマートじゃ無い感じがなぁ……」
 集中して敵の攻撃を躱しながら魂を込めてとどめを刺す、リアルな動きを再現できるロボットのほうが良かったのかも。
 とはいえ、善蔵はいそいそと無人機を召喚すると、コックピットがむき出しだった胸の部分から組み立てを始めた。
「えーと、パイロットみんなが乗れるコックピットなぁ。胸部になるなら、武器を発射させるよりかは守りを固めるか」
「巨大リボンにしたいな!」
 資材を積み上げる善蔵にシホが話しかける。
「リボンか。……リボン?」
「可愛いでしょ? ……だめ?」
 小首を傾げるシホ。
 善蔵はパーツの形状を確認しながら答える。
「いくつかパーツを組み合わせたら可能でありますよ」
 そう言うと、地面にいくつかのパーツを組み合わせたような絵を描いてみた。
 真ん中に小さなブロック。その両端に大きく広がる形を合わせると、まるでリボンのようになる。
「これが胸部にはめ込まれるの? 可愛い!」
 シホがにこやかに周辺を飛び回った。
 とは言え善蔵が首をひねる。集められた資材は可愛い色合いとは程遠かった。
「中心のブロックにコックピットを入れたらちょうどバランスは取れるがなぁ」
「色が灰色しかない?」
 シホ眉の端を下げた。
「適当な物ならシホのユーベルコードで作れるけど……、スペースシップでシホの作る建物と交換とか交渉できないかな?」
「あー。この周辺にあるものなら使っていいと思うんですが、なぁ」
 とても良い案だけれど、今から資材の調達は時間的に難しいかもしれない。
 ひとまず形だけでもシホの希望を取り入れて善蔵が胸部周辺を組んでいった。
「これって、人型になるんだよね?」
「そうだなぁ。このまま腕と足を合体させたらかなりの大きさの人型だろうな」
「それなら動きをイメージしやすいよね♪」
 大きく組み上がっていくロボに腕がつけられた。
「腕の武装は……、ドリルは否定しないが素パンチでドグシャっとやるのが燃えるんだよなぁ」
 善蔵が腕を組んで考える。
「近接の攻撃だね。それなら、ドリルを引っ込めて拳を出せば良いんじゃないかな?」
「ふむ、それもアリか」
「うん、アリだよ! 武装は、ホーミングレーザーもつけて欲しいんだよね☆」
 ここで一旦シホが後方へ飛んだ。
 胸部や腕が合体したロボの全様を眺めるためだ。
「そっから全部見えるか?」
 善蔵は資材の山から砲塔に使えそうなパーツを選んでいる。
 ホーミングレーザーを付けるのならそれなりに頑丈な砲塔が必要だろう。
「うん! ちゃんと胸の部分リボンに見えるよ! 頭にもお揃いの形があったらいいね!」
「えーと、レーダーにするってやつか。まぁいけるか」
 こちらも、色合いは多少地味になるが同じように形状を整えれば良いと思う。
 善蔵はさっそく頭部を仕上げている場所へ行きパーツの調整を始めた。
 やがて胸部がクレーンで持ち上げられ、腰、そして足と共に組み立てられた。
「あー、やっぱデケェ」
「本当だ―! おっきいねぇ!」
 まだまだ要素は足りないが、試作型惑星ロボが少しずつ出来上がってきたようだ。

●勇気と気合と根性と、込める思い
 組み上げられたロボを見上げたのはソラスティベル・グラスラン(暁と空の勇者・f05892)。
 あまりに高く、天辺まで見上げようと体を反らし、そのままぽすんと尻もちをついてしまう。
 ソラスティベルは驚いたように目を見開き、そして瞳を輝かせた。
「この身一つで戦うわたしたちの、なんとちっぽけなことでしょう」
 ナイ・デス(本体不明のヤドリガミ・f05727)が気遣うように寄り添いながらロボを見上げる。
「これ程のロボットが作れるほど、研究、進んだのですね」
 この巨大なロボが自分たちのユーベルコードを発動させるというのだから、これはとんでもない話だ。
「このロボは、『彼』……いいえ『彼女』ですか。『彼女』はわたしたちの城であり一心同体」
 胸部のリボンに配慮しながらソラスティベルが言った。
「命を預けるに足る、立派な『勇者』にしてあげましょうね! ナイくん!」
「はい。これまでの努力、無駄にしないよう、確りつくって、戦いましょう、ソラ」
 ナイは答える。
 二人の目指す目標のロボは『勇者』だ。
「目指すは……勇気で攻め、気合で守り、根性で進む、勇者のロボ、です」
「そして、鋼の四肢に籠めるは我が【勇者理論】です!」
 ――勇気で攻め! 気合で守り! 根性で進む!
 ソラスティベルの勇者理論である。
 大きく、力強く頑強に、鎧を着こむが如く、ソラスティベルの思い描いた鎧がロボに装着されていく。
 腰から伸びたスカート部分はそのままに、腕や足に装甲版が重ねられた。
 そして、コックピットがおさめられている胸のブロック。
「胸のぴかぴか輝くオーブは、パイロットに呼応し色が変化するというのはどうでしょうか!」
 確かに資材は灰色のものが多い。
 だがソラスティベルの言うように、胸部がパイロットに呼応する色を発色するのはとても素敵だ。
 いやむしろ、勇者として熱い気持ちを表す胸部は、輝いていなければ!
 すぐさまロボの胸部に細工が施され、発色するよう加工される。
「そして橙のビームマント! その身を守る勇者の証!」
 背にはビームを放出する装置が取り付けられた。
 遠くから眺めると一騎当千の女騎士のよう。
「ふーむ……ソラが鎧を作るなら、私は武装、でしょうか?」
 ナイは人の拳の形を模したロボの手を見た。
 自分たち以外の猟兵がどうするのかは分からないが、黒剣をモデルにしつつマインドミナBVAのように自由に変形のできる武装にしたいと思う。
 ひとまずは腕に剣を。
 素手で殴るイメージならば、拳を強化する変形武装にもなりそうだ。
 剣の取り付け作業を見ながら、ナイは蜜ぷに召喚を行い、蜜ぷにの霊をたくさん呼んだ。
 『デバンプニー!』『オナカスイタプニー?』『ガンバルプニー』『プニプニー!』と、たくさんの蜜ぷにさんが作業を応援してくれる。
「……蜜ぷにさん達も、一緒に乗りましょうか」
 組み上がった試作型のロボを見上げナイは言う。
 ユーベルコードを一つ放つたび、猟兵は疲労困憊するという話だ。
 食べると疲労が回復する蜜ぷにさんたちが一緒にいれば、きっと心強いだろう。
「非常食というわけですね!」
 ソラスティベルが良いねと親指を見せる。
「……連戦の、可能性……考えました」
 ナイはコクリと頷いた。
 二人が見守る中、試作型惑星ロボの組み上げが終わる。
 コックピット内部に蜜ぷにさんたちの収納スペースも設けられた。
「ナイくんの剣で、わたしが鎧」
 ソラスティベルが拳を握り締める。
 補助の外枠が外され、試作型惑星ロボが自立した。
 大地にしっかりと立つ足には頑丈な鎧。それは腕と頭部にも及んでいる。
 背に付けられたビーム放出装置は、時にマントとして身を守るだろう。
 手にしている剣は拳を守る装甲に変形も可能。
 何より、光を放つ胸部が勇ましい。
「二つ揃えば、偉大なる鋼の勇者の完成ですね!」
「勇気で攻め、気合で守り、根性で進む……、これはまさしく、勇者のロボ、です」
 ソラスティベルとナイが頷き合った。

●完成、その名は
 ここに試作型惑星ロボが完成したのだ。
 胸部がリボンのような形状をしており、勇気を抱いた女性のように見える。また頭部にも同形状のリボン型レーダーが取り付けられていた。
 武装はナイの黒剣をモデルにした変形可能な剣。そして全てを砕くがごとくの拳。
 さらにスカート部分にミサイルを仕込み、腕の一部からはホーミングレーザーを撃ち出すことができる。
 手足を覆う頑丈な鎧が、猟兵達の瞳に勇ましく映った。
「彼女の名前は……そう、【プロトブレイブ】なんてどうでしょう?」
「勇気の、名前です、ね」
 ソラスティベルの提案にナイがコクリと頷く。
「わー! 胸の部分が光るの! 凄いね! 本当にロボットが出来上がったね!」
 シホが大きく腕を上げて喜んだ。
「この武装感……、根性・熱血・鉄壁で正面から進める機体だなぁ」
 善蔵も口の端を上げてみせる。
 いくつも重ねた装甲は滑らかなフォルムとは言い難い。だがこのロボは間違いなく敵との実戦に投入できると思う。
 強く、可憐に、勇ましく、女勇者を体現したかのような試作型惑星ロボ。
 四人の思いが乗った【プロトブレイブ】は、起動の時を待つばかりになった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『クエーサービースト・マインドミナBVA』

POW   :    BVAジェノビック
【無限に変化する外殻が超殺戮形態 】に変形し、自身の【防御力】を代償に、自身の【攻撃力と攻撃速度】を強化する。
SPD   :    BVAエクスタリ
いま戦っている対象に有効な【無限に変化する外殻が変形した殺戮兵器 】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    BVAリモーフ
対象のユーベルコードを防御すると、それを【無限に変化する外殻によって再現し 】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●プロトブレイブ、宇宙へ
 ここに試作型惑星ロボ【プロトブレイブ】は完成した。
 いよいよ猟兵達が乗り込んで実践に投入されることになる。
 未踏宙域に乗り込み、いざマインドミナBVAとの戦闘へ。
 敵とのサイズ差も全く問題ではない。
 戦闘データを取ることができるだろう。新しいパーツも取得可能かもしれない。
 今こそ力の限りの一撃をぶつける時だ。

 ※プレイング受付を開始します。
 試作型惑星ロボ【プロトブレイブ】へ乗り込み出陣です。
 ユーベルコードを一つ放ち、メインパイロットを交代しながら戦います。ロボットは猟兵の意思のまま動きます。操縦技術は問題になりません。一撃に全てを込めて敵に放ちましょう。ユーベルコードの指定をお忘れなくお願いします。
シホ・イオア
可愛くてカッコいいロボができたね☆

レーザーとミサイルで射撃して剣と拳で格闘
レーダーでの感知とマントでの防御
シホが担当するなら射撃かなぁ?

「輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
戦い方としては
1、射撃を牽制として突っ込む方法
波状攻撃か収束攻撃で防御させている間にできるだけ接近する
敵の射撃はレーダーとマントで多少は軽減に期待
2、最初から接近戦を挑む
剣や拳で傷つけたところから内部にハート・ロンドを撃ち込む
の2パターンを想定

「いっけー!、勇者プロトブレイブ!」とか言ってそう

蜜ぷに?(シホが食べられそう?)

連携アドリブ歓迎



●出撃!
 ついに未踏宙域へ足を踏み入れた猟兵達。
 彼らが乗り込んだのは試作型惑星ロボ【プロトブレイブ】だ。
「可愛くてカッコいいロボができたね☆」
 シホは改めて完成したプロトブレイブの外観を思い出す。胸と頭部のリボンは可愛いまま、全体を見ると騎士のように強そうなデザインに仕上がったのだ。
 コックピット内にはそれぞれの操縦席が設けられ、各自目の前のモニタに目を光らせていた。
 また、フロア前方には巨大な共通モニタも設置されている。そのモニタに大きな影が映り込んだ。
 クエーサービースト・マインドミナBVAだ。
「来たよ! まずはシホからだね!」
 頭部のレーダーにも反応アリ。確実に敵との距離が詰まってきている。
 操縦の命令系統がシホの手元に切り替えられた。
 周囲の猟兵達がシホを応援するように見つめる。
 マインドミナBVAの外殻がグルグルと回転し入れ替わりを始めた。変化の兆しだろうか。
 まだ互いに距離はあるのだが、ギリギリ遠距離の攻撃が届きそうだ。
 今までならばシホとマインドミナBVAとのサイズ差は凄まじいものだっただろう。だが今日はプロトブレイブがいる。敵とのサイズ差は考えなくても良いのだ。
「輝石解放、ルビー! 愛の炎よ、舞い踊れ!」
 シホはユーベルコード『ハート・ロンド』を発動させた。
 瞬間、プロトブレイブの胸部が赤く輝きを放つ。スカート部分からミサイルが飛び出し、愛の炎と共に宇宙空間に舞った。
 プロトブレイブが大きく旋回し、炎を追うように弧を描いて敵へと近づく。
 それはいつもシホが宙を舞う姿とよく似ていた。
 炎が敵の身体に燃え広がる。炎の大きさも惑星級に調整されているため、あっという間にシホの炎が敵を包み込んだ。
 マインドミナBVAは炎を振り払うようにドリルを回転させた。
 その動きの間に、懐に飛び込む。
 シホが操縦席で前のめりになると、プロトブレイブはその思いのままに突っ込んでいった。
「いっけー! 勇者プロトブレイブ!」
 気合の叫び声。
 シホはマインドミナBVAの胸部を狙い拳を突き出した。
 プロトブレイブがその動きを完全トレース。
 駆動可能な手元を利用し、敵の身体につかみかかった。
「……はぁ、ぁ、やったよ! 次の人、よろしくね!」
 突如襲い来る虚脱感。シホは何とか声を絞り出し、次の猟兵に戦いを託した。

大成功 🔵​🔵​🔵​

緋縅・善蔵
一撃では物足らん!
あっ! でもジムオンガン積んで無ぇ!? ジムオンソードも積むの忘れた!こうなればタコ殴りにしてブっ◯してくれるわー!ブチのめすぞオラー!!(護りを考えないオフェンス)「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオーーラァァァ!!!!」
コレって敵の攻撃を躱けようあるんですかね。惑星級だと敢えて受けて三倍返しのお礼参りするしか無いと思うんですけど。



●連打連打のプロトブレイブ
「次のバトン、受け取った!」
 善蔵が操縦桿を握り締める。
 敵の顔面はすぐそこだ。あとは拳を叩き込むだけ。
 そして善蔵は気づいてしまった。思わず「あっ」と声をあげる。
 ――自分用の武装、積むのを忘れた。
 ライフルも、ソードも、自分用の兵装を積むのを忘れた。忘れちゃったのだ。
 何故なら善蔵はプロトブレイブの組み上げに尽力した。資材を選別し、搭乗者の希望に沿うよう工夫を凝らし、作業をやり遂げたのだ。
 善蔵の作業があったからこそのプロトブレイブ。
 善蔵の気転があったからこその外観と装備達なのだから。
 だから仕方がない。ちょっと自分用の武装を積むことを忘れたことなど、仕方がないのだ。
 善蔵は覚悟を決めた。
 何はともあれ、敵はすぐ目の前。モニタ越しに外殻が超殺戮形態に変形されていくのが分かる。
 敵の身体を掴んでいる、今こそチャンスだ。
 こうなったら、タコ殴りにするしかない。
 そうだ、殴るための拳はきちんと付けた。
 善蔵は操縦桿を握り締め叫ぶ。
「ブチのめすぞオラー!!」
 空いている腕を振り上げ、一気に振り下ろした。
「避けて見ろ!」
 放つユーベルコードは『高回転撲殺拳』。
 超至近距離からの拳がマインドミナBVAの胴を打った。
 防御を捨て攻撃体形へと変化していた敵の外殻が剥がれ落ちる。
 一撃では物足りない。善蔵はすかさず追撃した。
「オラオラオラオラオラーー!」
 何度も何度も突き出される拳。
 プロトブレイブは善蔵の思うまま、敵の身体を殴打し続ける。
「オラオラオラオラオラオラオラオーーラァァァ!!!!」
 打って、打って、打ちつけて。
 周辺宙域にいくつも破片が飛び散った。
「コレって敵の攻撃を躱けようあるんですかね」
 互いにただただ大きな的に成り得るとは思う。だが今は追撃が尽きるまで打ち尽くすのみだ。
 マインドミナBVAの外殻を多数殴り壊して善蔵は拳を引いた。
「っし……」
 目の前がチカチカする。意識が飛びそうになった。
 痛烈な倦怠感に襲われ、これが惑星級のロボを駆ってユーベルコードを放つということなのかと理解する。
「あとは、任せましたであります……よっと」
 操作系統を次の猟兵に託し、善蔵はぐったりと座席に座り込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナイ・デス
ソラ(f05892)と

地縛鎖繋げて【ハッキング、操縦】準備
ソラと交代、すぐできるようにして
収納スペースから蜜ぷにさん達を傍らに呼び寄せて

スタンバイオーケー、です。ソラ
倒して、この子の素材に、余すところなく回収、しましょう!

ソラが不可視の巨腕で敵を止め、この子の拳で叩き砕いたら

任されました!

交代
地縛鎖通して意思伝え、間髪入れずに『リジェネレイター』発動
超殺戮形態へと叩き込んだ拳、傷ついていてもレベル分の1秒で
ソラが砕いた部分が、再生するより速く
無限に変化するより、速く
拳もその他の負傷も、全て再生し、光を放ち動いて
【鎧無視攻撃】剣で、貫く!
刃を通して【生命力吸収】もして
活動、停止させます


ソラスティベル・グラスラン
ナイくん(f05727)と

思い通りに動かせる『彼女』の四肢
巨大な腕で剣を手に取り、敵を見据える

途轍もない巨大さと聞いていましたが……ふふ、噂程ではないですね
だって、ほら!両手で抱えられそうですもの!

隙はわたしが作ります!ナイくん、スタンバイよろしくっ!
行きますよ!新たなる勇気の雛型、『プロトブレイブ』!!

敵の超殺戮形態を、竜の巨腕、更に巨大化した魂の力で受け止めます
速度を落とし、ドリルの回転を止め、
脆くなった外殻に【勇気】のパンチッ!!

力尽きバトンタッチ
ナイくん、後は任せました…!
ナイくんの蜜ぷにさんをストローで吸いつつナイくんを【鼓舞】
光の速さで!やっちゃえナイくん―――!!



●勇気と思いを乗せて
 操縦系統を引き継いだソラスティベルは、敵の身体を蹴っていったん距離を取った。
 聞いていた通り、プロトブレイブの四肢が思う通りに動く。
 装備したのはナイの黒剣をモデルにした剣だ。
「途轍もない巨大さと聞いていましたが……ふふ、噂程ではないですね」
 モニタ越しにマインドミナBVAを見据える。
「だって、ほら! 両手で抱えられそうですもの!」
 今日はこちらも敵と同等のサイズを誇るのだから。
 ソラスティベルが操縦桿をぐっと握りしめると、プロトブレイブの胸元が輝きを放った。
 対するマインドミナBVAは、剥がれ落ちた外殻部分はそのままに、残りの外殻を使って変形を始める。
 複数のドリルが駆動を開始した。
 あれは超殺戮形態。防御を犠牲にした攻撃に特化した敵の形だ。
 だがソラスティベルは怯まない。
 堂々と敵の前に立ち、大きく叫んだ。
「行きますよ! 新たなる勇気の雛型、『プロトブレイブ』!!」
 発動させるユーベルコードは『竜の剛勇なる魂』。
「気質が骨に、練気が爪に、そして気合が拳となるのですッ!」
 見えない竜の巨腕を放ち、敵へと向かわせる。
「隙はわたしが作ります! ナイくん、スタンバイよろしくっ!」
「スタンバイオーケー、です」
 隣の席でナイが頷いた。
「ソラ。倒して、この子の素材に、余すところなく回収、しましょう!」
 ナイの言葉に後押しされるようにソラスティベルが前へ出る。
 惑星級に膨らんだ竜の巨腕が敵の元へ飛んだ。
「ここです!」
 敵のドリルは各個自由に回転している。
 その回転を止めるべく、竜の巨腕で抱え込むようにドリルを抑えた。
 腕の中でカラカラ空回りするドリル。
 一瞬、敵の動きが止まる。
 ソラスティベルは迷わず敵の懐へ飛び込んだ。
 まだいける。まだ意識を飛ばすわけにはいかない。
 脱力感に襲われながら、気合を込めて拳を繰り出した。
「見ていましたよ。ここが、脆くなっているはずです!!」
 仲間の戦いで敵の外殻が大きく剥がれ落ちた部分が丸見えになっている。
 そこ目掛けて、勇気を込めたパンチを繰り出した。
 ソラスティベルの意思通り、プロトブレイブの拳が敵の身体を突き破る。
 目の奥がチカチカした。これで完全に力尽きたのだろう。
 操縦系統をナイに託し、ソラスティベルが席に深く沈みこむ。
「ナイくん、後は任せました……!」
「任されました!」
 ナイは収納スペースから蜜ぷにさん達を呼び寄せてソラスティベルへと送る。
 自身の周辺には地縛鎖。
 今それがプロトブレイブとしっかり繋がっているのが分かった。
 この地縛鎖を通せば自分の意思がはっきりとプロトブレイブに伝わるはずだ。
 敵の身体はすぐ目の前。剥がれ砕けた外殻を捨て、さらに変形を重ねようとしている。
 再びドリルを駆動させる気なのだろう。
 ナイは間髪入れずにユーベルコード『自己再生』を発動させた。
「死ねない」
 軋んでいた拳が再生する。
 敵の身体が再生するよりも速く、敵の変化が完了するよりも速く。
 度重なる戦闘で傷んだ部品も修復して、プロトブレイブが輝き始めた。
「光の速さで! やっちゃえナイくん―――!!」
 蜜ぷにさんを吸いながら若干回復したソラスティベルが、応援するように拳を突きあげる。
 ナイが僅かに頷いた。
 プロトブレイブの放つ光がやがて機体全てを覆い尽くす。
 振り上げるのは握り締めた剣。
 湧き上がる光がプロトブレイブを押し動かした。
「この、一撃で、貫きます!」
 全てを撃ち砕くというナイの意思は強い。
 敵の外殻も、わずかな守りも、この一撃で貫くと。
 プロトブレイブはその意思通りに剣を突き出す。
 敵のドリルよりも速く、勇者の剣が敵に突き立てられた。
 甚大な被害を逃れようと、敵が必死に体を揺り動かす。
「逃がしません、ここで、仕留め、ます」
 暴れ出す敵の身体に突き刺した剣を、さらに深く進めた。
 刃が敵の体内でがっちり食い込んでいる感触。
 ユーベルコードを放ち疲労困憊のナイは、息を一つ吐き出し剣に意思を伝える。
「命を、吸い取り、ます」
 剣はナイの思うままに敵から生命力を吸い取った。
 惑星級サイズのマインドミナBVA。その身体が朽ちていく。
 最後の抵抗とばかりにドリルがプロトブレイブの体を打った。
 しかしその弱い力ではプロトブレイブの身体を貫くことはできない。
 やがて全ての力を吸い取られ、敵の身体が崩れ落ちた。
 同時に、虚脱感に襲われナイが深く息を吐き出す。
 バラバラと、敵の破片が宇宙空間に漂った。
「やり、ました」
「ナイくん! 撃破しましたね!!」
 吸い取った生命力により、猟兵達は会話できるほどには回復した。
 ソラスティベルが笑顔を浮かべ手を叩く。
 試作型惑星ロボ【プロトブレイブ】は、マインドミナBVAを完全に消滅させたのだ。

 ほっと、胸をなでおろす猟兵達。
 あとはこの戦闘データを持ち帰ればさらに研究が進むだろう。
 砕けた敵の欠片もいくつか回収できるかもしれない。
 だが、その時。
 頭部のリボン型レーダーが緊急警告を伝えてきた。
 機体内にけたたましい警告音が鳴り響く。
 切り替わったメインモニタに映し出されたのは――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『クエーサービースト・ヴァキアスEAT』

POW   :    EATグラトニウム
【周囲に蠢く存在を喰らいたいという暴食】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD   :    EATマテリライズ
【外殻を物質を破壊する超振動モード】に変形し、自身の【喰らった栄養分の消化】を代償に、自身の【外殻の防御力・スピード・反射速度】を強化する。
WIZ   :    EATベルゼバブル
【あらゆる生物・物質を消化する分解液の霧】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠メイスン・ドットハックです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●クエーサービースト・ヴァキアスEAT
 猟兵達の前に突如として出現した『クエーサービースト・ヴァキアスEAT』。
 大きく口を開け、全てを喰らい尽くさんと舌なめずりをする。
 試作型惑星ロボ【プロトブレイブ】と猟兵達に標的を定めたのか、敵はすでに臨戦態勢だ。
 猟兵達は疲弊している。
 もちろん、【プロトブレイブ】も同じこと。
 マインドミナBVAの生命力を吸収したとはいえ、万全の状態ではない。
 だが、ここで【プロトブレイブ】を失えば、戦闘データを持ち帰ることができない。どうやら戦うしかないようだ。
 もし万全の状態ではないというのなら、操縦する猟兵の知恵と勇気で乗り切るしかないだろう。
 たとえ試作型だとしても、【プロトブレイブ】が勇者であることに変わりはないのだから。

※プレイングの受付を開始します。
 ユーベルコードを一つ放つ戦い方に変更はありません。ユーベルコードの指定をお忘れなくお願いします。
 【プロトブレイブ】の胸元は皆さまの個性によって光る色を変えます。色の指定があれば教えてください。
 それでは、よろしくお願いします。
神樹・桜花(サポート)
性質:如何なる時も微笑を浮かべ、或いは無表情で、淡々としている。たとえ肉の身を切り裂かれようとも理性的に振る舞う。
基本的に効率を重視しているが、倫理的に問題のある行動はなるべく避ける(それ以外に選択肢が無い場合はその限りではない)。


設定したUCを状況に応じて使用する


シャレド・トリニティ(サポート)
口調:~だろう、~だな、~か?
敬称:俺、君/貴方、「名字+君」(年下)「名字+氏」「名字+女史」(年上)

自分の容姿に自信を持ち、自惚れるような言動が多いですが、他PCの容貌を貶すことはありません。むしろ褒めます。

戦闘においては基本後衛で立ち回ります。
敵は基本「殲滅」の心構えですが、
仲間が和解・話し合いなどを提案した場合は反発せず応じます。

朝の魔術…「光」を使います→味方の回復・能力上昇
夕の魔術…「影」「炎」を使います→攻撃
夜の魔術…「闇」を使います→妨害・状態異常など

ほか、「白夜の燈火」による敵の【おびき寄せ】や「宵闇の連環」の【捕縛】【呪詛】攻撃などを行います。



●宇宙に舞う
 神樹・桜花(神桜の一振り・f01584)は用意された操縦席にそそと座った。
「こちらが【プロトブレイブ】ですか」
 目を伏せ、操縦桿に手を這わせる。
 超大型の敵クエーサービーストと戦うため作り出された巨大なロボット。これは猟兵の力を再現し、敵と対等に渡り合うことができる、そういうものなのだと。多少の劣化は見られるものの、今戦うには十分だと言われているような気がした。
「アアアアアアアッ」
 コックピット内のスピーカーが敵の咆哮を伝えてくる。
「確かにその躯体、かなりの大きさを感じます」
 スクリーンには、一直線に向かってくるクエーサービースト・ヴァキアスEATの姿がはっきりと映し出されていた。
 ――食べたい、食べたい、食べたい。
 その思いのままに、開く口が更に肥大しているようだ。
「私を喰らいたいということでしょうか? それはそれは――」
 桜花は口元をすっと引き締めた。
 柔和な笑みを浮かべていた姿からは一変、表情を消し攻撃のタイミングを静かに待つ。
 ヴァキアスEATが大きく口を開け間合いに入り込んできた。
 その瞬間、桜花はユーベルコード『大太刀・神桜一振』を放つ。
「我が刀身は変幻自在――。大太刀にだってなりますよ?」
 操縦桿を伝い、桜花の力が再現された。
 複製されたのは70を超える桜花の本体。
 プロトブレイブの胸元が輝くと、刀身が光を受けてそれぞれ美しく宇宙空間を舞う。
 まるで宇宙に舞う桜吹雪のよう。
 桜花が狙いを定める。
 すると、宇宙空間を舞っていた刀が集まり、一つの大きな大太刀となった。
 プロトブレイブはしっかりと大太刀を構える。
「大きな口は分かりましたが、動きが丸見えです」
 敵の緩慢な動きは、桜花にとって斬ってくれと言っているようなもの。
 最後にもう一度気合を入れ、上段から一気に大太刀を振り下ろす。
「オォオオッ……!」
 ヴァキアスEATが体を捻った。だが重い一撃を完全に躱すことなどできない。
 敵の腹を大太刀が斬り――砕く。
 砕けた敵の一部が落ちていった。
 そして訪れる脱力感。
「あとはお任せいたします」
 桜花は仲間にそう伝え操縦桿から手を離した。

●宇宙に降り注ぐ雨は
 ヴァキアスEATは砕けた部分を気にすることも無く、身体をしならせる。
 そして、尾の部分でプロトブレイブの足を打った。
「おっと、まだまだ元気なようだな」
 次に操縦桿を握ったシャレド・トリニティ(ルアリング・ランプ・f18051)は、プロトブレイブに絡みつきそうな敵の動きを見た。
「食べて消化しようというのか? この美貌を宿せるなら、美しく進化できるかもしれないが――」
 改めて試作型惑星ロボ【プロトブレイブ】を感じる。
 試作型とはいえ、敵と対等に戦うことのできるポテンシャル。猟兵の動きを表現できるのはありがたい。
「せっかく皆が造った【プロトブレイブ】を、壊させるわけにはいかないな」
 シャレドは操縦桿を握る手に力を込めた。
 敵を倒すためにも、ひとまず距離を取る方が良さそうだ。
「アアアアアアアッ」
 ヴァキアスEATが身体を揺らし、体当たりを仕掛けてきた。これに捕まれば、無事では済まないだろう。
 シャレドは体を捻るようにして敵の突撃を避け、ユーベルコード『夕暮れの驟雨』を発動させた。
「安心するといい。境界線などすぐに分からなくなる」
 周辺宙域に無数の槍が現れた。シャレドにより作られた影の槍だ。
 プロトブレイブの胸元が灯火のような光を灯す。
 シャレドが命じると、影の槍が勢いよく敵に降り注いだ。
 暗い宇宙よりもなお黒い。
 槍の雨が敵の身体に突き刺さる。
 同時にシャレドは『宵闇の連環』の力を借り、ヴァキアスEATへ呪詛を注ぎ込んだ。
「ッ、ア、アァアアッ」
 敵の身体が反りかえる。
 苦し気にのたうち回る姿に、しっかりと呪詛が効いているのだと分かった。
 その間を利用して、プロトブレイブを後退させる。
 ヴァキアスEATは狂ったように体を揺らし開いた口の間から舌を覗かせた。
 その巨体は、激しく揺れるだけで凶器にもなり得ると感じる。もし巻き込まれていたのなら、大きな被害を受けたかもしれない。
「離れて正解だったな」
 シャレドが大きく息を吐き出す。
 襲い来る脱力感。
「ここなら最後の攻撃に備えることもできるだろう。さあ頑張れ」
 次に構える猟兵に激励を送り、シャレドはぐったりと背もたれに背を預けた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

シホ・イオア
プロトブレイブを破壊させるわけにはいかないし頑張らないとね。

シホが使うユーベルコードは「生まれながらの光」
敵に回復手段がないなら
この技は継続して戦闘を行う助けとなるはず。
使うタイミングはよく見極めないと。

先ほどの戦闘では試せなかったけど
シホ達が使うスキルは再現できるのかな?
【精神攻撃】が有効なら使っていきたいな。
他にも使える攻撃手段があるかもしれないし
回復する前に色々試してみよう。

胸の光はシホだと白かおひさまの光かな?

連携アドリブ歓迎



●優しい光を
 操縦系統を引き継ぎ、シホは大きく頷いた。
「プロトブレイブを破壊させるわけにはいかないし、頑張らないとね」
 繰り返した戦闘でプロトブレイブは確実に躯体をすり減らしている。
 だが、突如現れたヴァキアスEATとの戦いはまだ続いているのだ。
 シホはモニタ越しに敵の姿を見た。
「シァ、アァッ、アアアアアッ」
 大きく開かれた口から分解液の霧を撒き散らしている様子。だが大きく距離を離したので攻撃は届いていない。
 ヴァキアスEATは大きく回転し、推進力を付けて再びこちらへと向かってきたようだ。
 回復するなら今しかない。
 シホは最良のタイミングを見極め、ユーベルコード『生まれながらの光』を発動させた。
「うん! 回復するなら今だよね☆」
 プロトブレイブの胸元が白く優しい光を放つ。
 すると周辺宙域に聖なる光が舞い降り、プロトブレイブの全身を包み込んだ。
 敵の尾で打たれた足元が修復された。軋んでいた各所の繋ぎ目が滑らかに駆動し始める。
「は……、さすがに、疲れちゃうよね……」
 シホはいつにない疲労感に苛まれた。
 だがぐっと口元を引き締め治療を続ける。
 敵を打ち付けた拳は、特に念入りに治療する必要がありそうだ。
 今は何とか形を保っているが、次に敵の攻撃を受けたら持ちこたえることができないかもしれない。
「ッアァ、アアアッ」
 その時、コックピット内のスピーカーが敵の咆哮を伝えた。
 分解液の霧を撒き散らしながらヴァキアスEATが猛然と近づいてきたのだ。
「もう少しの間、呪縛に縛られていてほしいな」
 聖なる光を発しながら、シホは先ほど仲間が敵に注ぎ込んだ呪詛を活性化させようと試みる。
 精神へ向けて攻撃を仕掛け、治療完了までの時間を稼ぎたい。
「――ッ、――」
 ヴァキアスEATがその場で大きく頭を振り藻掻いた。
「聞いたのかな?」
 疲労がピークに達し、シホが目を瞬かせる。
 敵が進むのを止めた一瞬。
 プロトブレイブの治療が終わった。
「これで、まだ、戦えるよね」
 シホは自分のすべきことを全てやり遂げ、ぐったりと背もたれに沈み込んだ。
 だがこれでプロトブレイブは最後まで戦えるだろう。修復した拳で、しっかりと武器も握れるはず。この回復が勇者を保つ最善の策だったに違いないのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ソラスティベル・グラスラン
ナイくん(f05727)と

くっ、息つく暇もありませんか
体が、口がどんどん、大きく……!

纏わりつく怯えを振り払い、目を閉じる
今わたしがすべきは少しでも疲労を回復させること
ナイくん、わたしに少し時間を下さい……!

力を十分に溜め、【気合い】で飛び起きます!
操縦桿を握る彼の小さな手に、自分の手を重ね支え
共に握るは慣れ親しんだ『大戦斧』!さあ、勇者パーティの反撃ですよ!

彼が繋いでくれた、刃が食い込む超至近距離
持ちうる【怪力】で更に押し込みます!
今なら放てます!わたしの大斧、その真の力を!

蒼雷の竜よ、今こそ【勇気】に応えて
わたしたちのユーベルコードを託します、プロトブレイブ!!

【我が名は神鳴るが如く】!!


ナイ・デス
ソラ(f05892)と

思ったより、消耗してる、ですが……

【覚悟、継戦能力】まだ、戦えます

では、ソラ
回復まで、粘る、ですから……止めは、任せる、ですよ!

プロトブレイブの胸部を赤く輝かせ
ビームマント翻し
身体サイズ増大し、プロトブレイブより大きくなった敵からも
【第六感】でタイミング【見切り】
【念動力】で自身【吹き飛ばし空中戦ダッシュ】している経験から、プロトブレイブ、見事回避して

『イグニッション』……!

喰らおうと迫った口を避ければ、長い身体、そこへ
黒剣を変形、攻撃力重視、大斧に
回避した時の勢いものせて【鎧無視攻撃】
外殻砕いて、刃を喰い込ませ【生命力吸収】

【限界突破】ソラと一緒に

我が名は神鳴るが如く!



●勇者の名は
「くっ、息つく暇もありませんか」
 揺れるコックピット内でソラスティベルが息を吐き出した。
 仲間の癒しによりプロトブレイブはまだ戦える形を保っている。軋んでいた関節も、スムーズに動き始めている。これなら、もう一度猟兵の動きを再現できるはずだ。
 だが、それを操る自分達は――。
 ソラスティベルは共通のモニタ越して敵の姿を見た。
「体が、口がどんどん、大きく……!」
 確実にダメージを負っているが、その食欲は全く衰えていない模様。
 その隣では、ナイも自分の状態を確認していた。
「思ったより、消耗してる、ですが……」
 生命力を吸収し、様々な手段で回復をはかったが、まだ万全の状態ではない。
 しかし。
「まだ、戦えます」
 覚悟を決めて、戦いを続けると言う。
 ソラスティベルはそんなナイに今を託す。
「ナイくん、わたしに少し時間を下さい……!」
 自分がすべきは少しでも多く疲労を回復させることだ。
 伝えるべきことを伝え、ソラスティベルは瞳を閉じる。
 ナイは操縦桿を握る手に力を込めた。
「では、ソラ。回復まで、粘る、ですから……」
 ソラスティベルの回復の時間を作り出すのは自分だ。信頼されて任された――その信頼に応えるために。
 まっすぐ前を見据える。
 瞬間、プロトブレイブの胸部が赤く輝いた。
 ヴァキアスEATは大口を開けて猛然と近づいてくる。食欲で身体が更に肥大していくのが分かった。
 ナイは臆することなくプロトブレイブを操る。
 まずは自身の念動力を推進力に変え、宇宙を飛ぶようにダッシュした。
 両者の距離が一気に縮まる。
「アァッ、アアアアアッ」
 敵の舌が躍った。力任せに噛みつくつもりだ。
 その時、プロトブレイブのマントが翻る。
 寸でのところで軌道を変更。敵の大きなひと噛みを回避した。
 そのまま動きを止めず小さく旋回。敵の胴に沿うよう体を流し、ナイはユーベルコード『黒剣』を発動させた。
「イグニッション……!」
 掛け声と共に装備の黒剣が大きく変化する。
 攻撃力に全てを注ぎ込んだ、それは大きな斧。
「すべてを、乗せ、ます……!」
 プロトブレイブの躯体は最初のダッシュの勢いをまだ保っている。くるりと宇宙空間で回転し、ナイは大斧を敵の身体に叩きつけた。敵の外殻を破壊する。勢いは止まらない。そのまま更に大斧を食い込ませ、敵から生命力を奪い取る。
「ッア、アアア、ッ」
 ヴァキアスEATがのたうち回った。
 だが決して、ナイは大斧を離さない。
 目の前が真っ白になろうとも、この手だけは、どうしても――。
「……ソラ、ッ」
 ソラスティベルを呼ぶ声は絞り出すように。
 瞬間、ソラスティベルは目を開けた。
 体に満ちた気合で飛び起き、隣のナイの手に自分の手を重ねる。二人の手の中にはナイの操縦桿。
 そして、この感触。慣れ親しんだ『大戦斧』の感触がプロトブレイブを通して伝わってきた。
「さあ、勇者パーティの反撃ですよ!」
 体は万全とはとても言えない。だが勇気と気合と根性でソラスティベルはプロトブレイブを操るのだ。
 今、ヴァキアスEATとプロトブレイブは超至近距離で近接している。
 これなら自分の攻撃が届くと確信する。
 ナイが繋いでくれた、この至近距離ならと。
 ソラスティベルは全ての力を大斧に乗せた。
「今なら放てます! わたしの大斧、その真の力を!」
 大斧の刃がさらに深く敵の身体に食い込んでいく。
 ユーベルコードを放ち終え、脱力していたナイが目を開ける。
「ソラ、止めは、任せる、ですよ!」
「ナイくん、行きますよ」
 ソラスティベルは堂々と、叫んだ。
「これぞ我が勇気の証明、至る戦火の最前線!」
 プロトブレイブの胸元が激しく輝く。
「蒼雷の竜よ、今こそ勇気に応えて!!」
 大斧が蒼雷を纏った。
「わたしたちのユーベルコードを託します、プロトブレイブ!!」
 操縦桿を握る手に力を。
 二人の言葉が重なる。
「「我が名は神鳴るが如く!」」
 プロトブレイブが推力最大で駆け抜けた。
 蒼雷を纏った大斧は、敵の身体を真っ二つに斬り裂いていく。
「――ッ、ア、アアアア、アァッ」
 体を反らせ最後の抵抗を見せるヴァキアスEAT。
 だが猟兵達の勇気は揺るがない。
 プロトブレイブは片足で敵の外殻を抑えつけ、その場で刃を逆さに斬り返す。すると刃がますます敵の身体に食い込んだ。
「これで、終わりです!」
 最後の一振り。
 ソラスティベルは大斧を敵の喉元から口へと進め、全てを破壊しつくした。

 敵の消滅を確認。
 胸のリボンに幾重もの輝きを持つプロトブレイブの戦いも終わる。
 未踏宙域から帰還した猟兵達の手には、試作型の戦闘データを記録した媒体が握られていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年07月05日


挿絵イラスト