ヤンデレ狂想曲~双方向狂依存恋患い~(作者 蒼汁の人
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「ふふ、昨日はオフだったからずっと一緒にいられたわね」
 お屋敷の秘密の地下室でご令嬢は最愛の女性に口付けると目隠しをする。自死を防ぐ為にギグを口に嵌め、手足の拘束具を着け直す。照明を消せば地下室を照らすのは令嬢のもつLEDランタンだけだ。
 モニターで隠し扉の周辺に人がいないことを確認する。もっとも、この部屋を訪れる者など皆無に近いのだが、念のためだ。
「それじゃいってきます。帰るまでいい子でね?」
 令嬢が外に出て扉を閉めれば地下室は闇に包まれた。
 ああ、行かないで欲しい。私を愛しているとずっと一緒に居てくれると言ってくれたじゃないか、なのにどうして一人にするのだと地下室に残された女性は想い続ける。ああ、どうすればずっと傍にいてくれるのだろう? ああ、そうか、あの子が私にしたように、私もあの子をしまっちゃえばいいんだ。今度は私が口移しでご飯を与えおむつを代えるのだ。そうだそれがいい。
「どうして、こんな簡単なことに気づかなかったのかしら? あは、あはは、あはははは」
 いつの間にか女性の拘束は解け、その身からは小悪魔のような羽と尻尾が生えていた。


 アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)が用意した予知の再現VTR。それが終わった後暫し沈黙が支配する。暫し後、用意されたお茶菓子を咀嚼する音とお茶を啜る音だけが響いた。場が落ち着くのを待ってアリスが口を開く。
「UDC-HUMANが発生しました、これの解決をお願いいたします」
 いつもと違い畏まった口調のアリスにつっこむ者はいない。
「女性が変身したのは夢魔と呼ばれるUDCよ。他者に依存し寄生生活を送りエナジーを糧とする存在ね。どうやら自分がされたような監禁生活を相手にしようとしているようだわ。今から向かえば女性が行動を起こす前に間に合うわ。まだUDC-HUMANに成り立てだから元の人間に戻すことも可能よ」
 問題は他にもある。
「ただ、UDC-HUMANの発生に伴い周辺に有象無象のUDCが集まって来ているから、まずはこれを排除してください。黒史病の使徒、多くの者が抱く忘れたい過去。具現化した黒歴史、そういう存在が道を阻みますので心してかかってください」
 それから、もう一つ重要なことがある。
「人一人をUDC-HUMANに変える程に追い詰めるような存在を野放しには出来ません。放っておけばまたUDC-HUMANを生み出す可能性が高いからです。二度とこのようなことをおこさないように“教育”してください。まぁ、被害者も似たような性質で相思相愛のようだから、片方だけでなく二人とも一緒に“教育”してあげないと立場が逆転して同じことが起こりそうだから注意してください」
 事務的に説明を終えるとアリスはお茶を啜り一息つく。
「「ヤンデレって怖!!」」
 素に戻ったアリスと一部の猟兵の声が重なった。


蒼汁の人
  はーい、ごにゃーぽ、ごきげんよう。
『ネタに逝きネタに死す』蒼汁の人でございます。
 ほんの少し状況が違えば被害者と加害者の立場が逆転してることもあるのではないかと思います。まぁ、同類同士お似合いなのではないでしょうか。
 しかし、このままでは周囲に多大な迷惑をかけることになりますのできちんと“教育”し犯罪にならない程度の関係に導きましょう。なお、手段は問いません。普通の説得が通用するのであればここまで拗れた関係にはなりません。多少は強行手段を取る必要があるでしょう。
 なお、女性がUDC-HUMANに変身した直後は令嬢はまだ屋敷の中にいますが、黒史病の使徒が現れるルートから外れた部屋にいるため保護を考える必要はありません。
 それでは皆様の素敵なプレイングをお待ちしています。
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第1章 集団戦 『黒史病の使徒』

POW ●ぼくのかんがえたさいきょうのわざ
無敵の【今の状況に適した肉弾戦の奥義】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD ●こんなこともあろうかと
無敵の【今の状況に適したアイテム】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
WIZ ●ぼくのかんがえたきゅうきょくのまほう
無敵の【今の状況に適した魔術の秘奥】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
(遠い目をしつつ)
正直なところ、UDCが関わっていなければ放置したい状況ですが。
何とか頑張ってみましょうかぁ。

使徒さん達にお会いしたら【秤濤】を使用し魅了、そのまま「ところで、皆さんの中で一番強いのはどなたです?」と問いかけますねぇ。
それぞれ「最強」と称しているところに『魅了』の効果とこの質問が加われば、そのまま「最強決定戦」を始めてくれるのではないかとぉ。
「負けた方」=「最強と信じられなくなり弱体化した方」や「誘導に乗らなかった方」は『超重力波』と『F●S』3種の餌食にすれば良いでしょう。
『肉弾戦の奥義』なら「肉弾戦をさせずに遠距離から他の方法で叩けば良い」ですので。


「正直なところ、UDCが関わっていなければ放置したい状況ですが。何とか頑張ってみましょうかぁ」
 夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が遠い目をしながら呟く。気持ちは分かる。お互いに納得済みであるのなら好きにしてくれ案件であるが、厄介なことにUDCに変身するとなれば放置するわけにはいかなかった。
 黒史病の使徒を前にるこるは乳白色のオーラを纏い問いかけた。
「ところで、皆さんの中で一番強いのはどなたです?」
 と。本来であればその質問に惑わされることは無かったであろう、しかし、るこるが纏ったオーラから放たれる波動は魂を魅了する。結果、るこるに魅了された使徒達は顔を見合せたのち臨戦態勢をとった、使徒同士による最強決定戦の幕開けである。るこるにいいところを魅せるのだ。
「『肉弾戦の奥義』なら「肉弾戦をさせずに遠距離から他の方法で叩けば良い」と思っていたのですが」
 最強決定戦を行う使徒達の手の平からバリバリに気弾が飛び交っていた。どうやらフィクションの影響でその辺りも肉弾戦のカテゴリに入っているらしかった、ガバ判定である。
 もっとも、今は最強決定戦に夢中でるこるはフリーである。なんら問題なく敗北者達を超重力波や浮遊砲台による砲撃や浮遊戦輪で仕留めていった。そして、最後に残った最強の使徒も、勝利に油断しきっているところを超重力波で押し潰し、なにもさせることなく浮遊砲台の集中砲火の餌食にしたのであった。
大成功 🔵🔵🔵

数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】

……うっわぁ。
なんとなく精神的に不安定な人がなるって
だんだん分かってきたけどさぁ。
今回のUDC-HUMAN、一度元に戻っても
安心できないんじゃねぇの……?
え、そのフォローも今回必要?
だよなぁ……はぁ。

とにかく突入前に屋敷の構造とかを『情報収集』しておいて、
最短路で監禁部屋に『ダッシュ』で向かう。
対抗するためのギミックやらトラップやらを仕掛けてるだろうけどさ、
それを見越してテレパスを飛ばし、
【弱点特攻作成】で『カウンター』アイテムを造り出すよ。
そうして黒史病の使徒たちが苦心して生み出したはずの
アイテム類をガラクタに変えつつ、
『衝撃波』で吹き飛ばしながら進むよ!


「……うっわぁ」
 再現VTRを見て数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)はどんびいた。
「なんとなく精神的に不安定な人がなるってだんだん分かってきたけどさぁ」
 多喜がUDC-HUMANの案件を扱うのはこれが初めてではない。今まで参加してきた依頼から被害者の傾向を捉えつつあった。
「今回のUDC-HUMAN、一度元に戻っても安心できないんじゃねぇの……?」
 だからこそ、そんな不安が脳裡をよぎる。
「え、そのフォローも今回必要? だよなぁ……はぁ」
 その不安を裏付けるような依頼の内容に思わず溜め息を溢す多喜であった。
 現地に転送された多喜は屋敷に突入する前にその周りを宇宙カブで一週する。サイキッカーである多喜は空間把握能力に優れているのに加え、宇宙カブに搭載された色々な機能が屋敷の構造を浮き彫りにする。
「監禁部屋への最短経路は……こいつだな」
 そうして集めた情報を元に監禁部屋までの最短経路に当たりをつけて一気に駆け抜けていく。
『え? そんなところから?』
 念動力を駆使して塀を越えてきた多喜に驚愕する黒史病の使徒に多喜はおや? と首を傾げる。てっきり罠や迎撃の為のギミック満載で待ち構えていると思っていたのだ。もっとも、その態度が罠の可能性もあるため当初の予定通りにテレパスで使徒達の思考を読み取っていく。
「ああ、なるほど、こいつらもUDC-HUMANが目的なのな」
 防衛に召喚されたのではなく回収に来たのだ。つまり、今目の前にいる使徒達は多喜同様にこれから地下室に向かう所なのである。そして、使徒達が手にしている機械は捜索の為のモノであった。ならば、話は簡単である。カンニングクラフトでもってジャミング装着を創造すればいい。
 苦心して造り上げたアイテムをガラクタに変えられ呆然自失する使徒達、無論その隙を見逃す多喜ではない。衝撃波で邪魔な使徒達を蹴散らしながら、多喜は目的地へと急ぐのであった。
大成功 🔵🔵🔵

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロNG
WIZ

羅美……?
ああ、ごめんなさい。私の友人に姿が似ているものだから。
彼女達が見たらきっと驚くわね

『愛の想起・妖狐桃源郷』で83人の妖狐忍と共に
【誘惑・催眠術】からの精気吸収。
いくら無敵の魔法を使えても想像から創造する以上
魅了と快楽で想像を妨げれば完封できる

妖狐忍:究極の技ならお姉さん達が教えてアゲル♥

魅了されてない子には【念動力・ハッキング】で
全裸の爆乳ふたなり娘のイメージを押し付け
その姿への変身魔法を使わせる

いや~ん、なんてエッチな姿なの♥

こんなつもりじゃないと自分の魔法を否定すれば弱体化。
【怪力】で押し倒し【騎乗・慰め・生命力吸収】
爆乳をしゃぶりながら肉棒も搾り尽くすわ♥


「羅美……?」
『え?』
 黒史病の使徒、その内の一人の姿を見てドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は思わずそう声をかけていた。
「ああ、ごめんなさい。私の友人に姿が似ているものだから。彼女達が見たらきっと驚くわね」
『そうか、ならばその友人に……』
「『花園へ誘う、魅惑の妖狐達よ!』」
『我々にお任せを!』
 ドゥルールの言葉を受けて、その友人をドゥルールの記憶から魔術の秘奥で再現しようとする使徒。しかし、それよりもドゥルールが妖狐忍を召喚する方が早かった。
 忽ちの内に周囲に甘い香りが立ち込め、その香りを嗅いだ使徒達の思考を桃色に染めていく。そして、妖狐忍達が使徒達を押し倒し精気吸収しながら快楽の虜にしていく。
『究極の技ならお姉さん達が教えてアゲル♥』
 そんな中、一人の使徒が気丈にもドゥルールを睨み付けていた。
『ナニをした貴様! こんな、このような!』
「いくら無敵の魔法を使えても想像から創造する以上、魅了と快楽で想像を妨げれば完封できる」
『なん……だと? こ、これは、このイメージは』
 必須に桃色思考に抗う使徒にドゥルールは歩みよるとあるイメージを流し込む。それは全裸の爆乳ふたなり娘への変身魔法のイメージ。
『こ、この姿は……』
「いや~ん、なんてエッチな姿なの♥」
『ち、違う! ボクはこんなつもりなんて』
 戸惑う使徒を押し倒し、ドゥルールはその爆乳へとむしゃぶりついた。そして、いきり立つ欲棒を自らの蜜壺に宛がう。それだけで使徒の欲棒は暴発したがドゥルールは気にせずに腰を沈めていく。
『ま、まって、まって』
 初めて味わう快楽に恐怖を覚えドゥルールの行為をやめさせようとする使徒、だが、抵抗虚しくドゥルールに全て呑み込まれてしまう。経験の差は圧倒的で、使徒はもはやドゥルールに蹂躙されるしかなかった。
『おねぇさまぁ♥ もっと♥ もっとぉ♥ あ♥ でりゅぅ♥ ミルクでりゅぅ♥』
「ふふ、いい子ね。このまま肉棒も搾り尽くしてあげるわ♥」
 こうして、最初こそ抗っていた使徒も次第にドゥルールの与える快楽に溺れていくのであった。
大成功 🔵🔵🔵

リリ・アヌーン
アドリブ連携歓迎
SPD「スーパーリリタイム」発動
対象に有効な【可愛い武器やアイテム、セクシーな衣装等】を召喚よ
今回は赤チャイナコスに魔法の光に包まれて早業変身
武器はびっくりするほど丈夫な椅子
あなた達の想像したアイテムと私の想像したアイテム、どちらが強いかしらね?

カンフー映画みたいに
自分を鼓舞するかけ声を「アチョー!」と大声であげながら
防御は椅子で武器受けしたり手で回し受け
椅子に飛び乗って攻撃を見切ってジャンプ回避してヒップアタックしたり
怪力の椅子攻撃、キック、頭突きの後
両手でどーん!と放つ掌打で吹き飛ばし

掌打は発勁の技法に習い
呼吸と重心移動のコントロールを用いて
地面を踏みつけ威力を増すわね


「『即興だけど閃いた! いくわよ~♪』」
 黒史病の使徒と相対したリリ・アヌーン(ナイトメア・リリー・f27568)の身体が魔法の光に包まれる。光のシルエット化したリリの身体から光の欠片が飛び散りそれらが螺旋を描きながら紐状に依り合わさり再びリリの身体を覆っていく。両手足の先から光の環が通り抜け新たな衣装を構築していく。そうして魔法の光が晴れると赤いチャイナコスに身を包むリリの姿があった。その手には何故か椅子。
『変身バルク……だと?』
 そんなリリに触発されたのか使徒達も各々に変身アイテムを想造して変身していく。変身後の姿はカンフーを意識したものが多く、無手だけでなく多節棍や鎖槍等のロマン武器を持っている者も少なくなかった。
 多節棍の一撃を椅子で弾き鎖槍をしゃがんで回避すると同時に水平蹴りを放つ。跳躍して回避した使徒へと踏み込み、
「アチョー!」
 爆発的に発した呼気により横隔膜を震わせそのエネルギーを重心移動の妙で遅滞なく両腕に伝達、双掌打により使徒を吹き飛ばす。左右より迫る使徒の連携を椅子に飛び乗ることで回避すると勢いのまま飛び立ちカウンターでヒップアタックを決め片方をしずめる。
 一連の流れにリリを警戒し一度距離を取り態勢を立て直そうとする使徒達、しかし、それを許すリリではない。見た目からは想像もつかない怪力で放たれた椅子の一撃を受け損ねまた一人使徒が沈む。そのまま椅子を地に置きその上に倒立すると大きく脚を旋回させ、飛び蹴りを放つ三人の使徒を迎撃した。
 そんな感じでまるでカンフー映画のようなアクションで無双しながらリリは屋敷の奥へと進んでいくのであった。
大成功 🔵🔵🔵

秋山・軍犬
使徒の一人と対決

ぼくのかんがえたさいきょうのわざに対し
強敵との死闘から編み出し鍛え上げた奥義(指定UC)
で対抗

という訳で拳と拳で語り合ったし
僕達もう好敵手と書いて友と呼ぶ感じでズッ友だよね

じゃあ、ここからは
敵同士が共通?の敵(ヤンデレ)に
一時的に手を取り共闘する中二心にキュンキュン来る
展開…具体的に言うと、無敵の想像力具現化系能力で
何とかして!

ははは、まってまって
躯の海に還るのは仕事終わってからだぞ☆
仕事終わったら、やり遂げた英霊みたいな感じで
カッコ良く還って良いから

まってまって、仕事終わったら高級中華料理とか奢るから

ヤンデレ×2とか怖いんです無理ゲーなんです
協力して下さいお願いします(必死)


 秋山・軍犬(悪徳フードファイター・f06631)と黒史病の使徒の間に風が流れる。拳を打ち合い続けて既に数刻、互いに与えたダメージも少なくない。だが、拮抗した実力は決め手に欠け死闘の行く末は見通せない。故に狙うは一撃必殺、強敵との死闘から編み出し鍛え上げた奥義だ。巻き上げられた木の葉が落ちると同時にお互いが地を蹴った。
「という訳で拳と拳で語り合ったし、僕達もう好敵手と書いて友と呼ぶ感じでズッ友だよね」
 軍犬が地に伏せた使徒に手を差し伸べる。
『そうか、負けたのか。しかし、妙にスッキリした気分だ』
 軍犬の手を取り立ち上がる使徒。軍犬の奥義により邪心と心身の健康状態を阻害する要因を取り除かれた使徒はとても晴れやかな表情をしていた。
「じゃあ、ここからは敵同士が共通? の敵(ヤンデレ)に一時的に手を取り共闘する中二心にキュンキュン来る展開……具体的に言うと、無敵の想像力具現化系能力で何とかして!」
 早口で捲し立てる軍犬に苦笑いを返すと使徒は晴れやかな表情で空を仰ぎみる。
『ふ、キミならボクがいなくてもやっていけるさ』
 こめかみから流れる冷や汗を拭いもせずにその姿を薄れさせていく。使徒の本能がヤベェ案件だと察し骸の海に返ることを選択したのだ。
「ははは、まってまって躯の海に還るのは仕事終わってからだぞ☆ 仕事終わったら、やり遂げた英霊みたいな感じでカッコ良く還って良いから」
 軍犬の言葉に使徒は微笑みを返し更に姿を薄れさせていく。その言葉にのったら最後、よくないことになる予感がひしひしとしていた。綺麗に去るならこのタイミングをおいて他にない。
「まってまって、仕事終わったら高級中華料理とか奢るから! ヤンデレ×2とか怖いんです無理ゲーなんです協力して下さいお願いします!」
 必死に頼み込む軍犬に使徒の姿が輪郭を取り戻していく。
『……必死なおじ様ってなんかかわいいかも?』
「え?」
 変なことを言い出した使徒に思わず顔をあげると目があった。
『いいですよ残っても、でも住む所はないのでお世話してください……責任とってくださいね?』
 深淵を宿す瞳に軍犬は察した、あ、こいつもヤベェ奴だ、と。事件を解決した後どうやって逃げようか? そんな算段を立てる軍犬であった。
大成功 🔵🔵🔵

久遠・翔
アドリブ絡みエロ歓迎
純潔死守
選択UC常時発動


あー…ヤンデレ?
使役獣の大半がそれに当たりますが何か?(遠い目)
とりあえずUDC事件なら対処しないと…

しかしまぁ、戦いづらい相手…っす、ね…?(相手の目を見て)
は、ははは…あれ?おかしいな…見た事ある表情皆してない?
雰囲気も、こう…ずももって感じ…
は、話し合おううにゃぁぁあー!?(襲われる)

在る者からは最強の寝技を受け
在る者からは最適な道具を受け
在る者からは究極の桃霧魔法を受け悶絶

そして無自覚の使役術も勝手に発動して満足して倒れた相手を使役獣化していく…って、また増えていくのかい!?
抜け出そうにも絶妙な手業で骨抜きにされ動けず全部終わるまで弄られます


 久遠・翔(性別迷子・f00042)は依頼の内容を聞き終えるとハイライトの消えた瞳でうっすらと微笑みを浮かべた。
「あー……ヤンデレ? 使役獣の大半がそれに当たりますが何か?」
 その瞳はどこか遠くを見つめていた。
「とりあえずUDC事件なら対処しないと……」
 だが、仕事である。翔は決意と共に現地へと転送されるのであった。
「しかしまぁ、戦いづらい相手……っす、ね……?」
 翔が現地に到着するとさっそく黒史病の使徒が集まってくる。しかし、その様子はどこかおかしかった。
「は、ははは……あれ? おかしいな……見た事ある表情皆してない?」
 使徒達は皆どこか熱に浮かされたような、それでいて獲物を狙うような目で翔を見ていたのだ。それもその筈、翔に自覚はないがその身体からは嗅いだものを魅了してやまない甘い薫り、妖しいフェロモンが放出されているのだ。使徒達は翔に発情しているのであった。
「雰囲気も、こう……ずももって感じ……は、話し合おううにゃぁぁあー!?」
 かくして翔は使徒達に襲いかかられ押し倒された。使徒から放たれた桃霧魔法が翔を包みこむ。強烈な快楽が翔の身体を駆け巡りびくんびくんと跳ね上がる。そこに、胸の先端と股間に電動マッサージ機が宛がわれる。
「まって……いま、イったばかりぃぃぃぃ」
 翔の制止の声は無視され容赦なくスイッチを入れらる。本来、コリを解す為の振動が翔の急所を責めあげる。桃霧魔法で高められた感度をそれを脳を灼くような快楽として受け止めた。翔の意識は何度となく白く染まり、だが、強烈な刺激が再び意識を引き戻す。結果として翔は与えられる快楽から逃げることは許されなかった。
 魔術とマッサージ機により下拵えのすんだ翔の身体を使徒達はいよいよおいしく頂き始める。翔の全身に使徒達の舌が這い回る。そして、翔は再び高みへと強制的に昇らされていく。もはや翔に抵抗するだけの力は残されていなかった。スピリチュアルな性あるいは聖なる性とも称されるネオタントラの奥義に翔はただただ快楽に溺れていく。
「……って、また増えていくのかい!?」
 全てが終わり翔が正気に戻る頃、使徒達は翔の使役獣となっていたのであった。
大成功 🔵🔵🔵

涼風・穹
……黒死病の使徒…?
ペストは洒落にならない
直ぐにUDC組織に連絡してこの付近を封鎖…
違う?
黒史病?
……うん…
罹患率や重篤化した場合の危険性は凄そうではあるな…
……あまり触れたくはないけど、猟兵ってある意味中二病全開な気が…
ユーベルコードなんて知らない方からすれば傍目にはアレだし、グリモア猟兵の予知なんて正気を疑われかねないレベルだよな…

……《こんなこともあろうかと》は俺とは相性最悪だな
視認した武具を模造する《贋作者》なら何を創造されても複製出来る
互角の状態を作り出せれば無敵の能力とは思えなくなるだろうしな
……そんな事を言っていると複製不可能な最強宝具を出されて負けるフラグのような気もするけど…


「……黒死病の使徒……? ペストは洒落にならない」
 涼風・穹(人間の探索者・f02404)は現地に転送されるなりスマホを取り出しUDCアースに連絡を取る。黒死病、ペストは多くの犠牲を出した疫病だ、それがオブリビオンとして出現したのならばどれだけの犠牲者が出るか想像もつかない。即刻、周辺地域を封鎖する必要があった。
「違う? 死亡ではなく歴史の史で黒史病? ……うん……」
 スマホを切ると空を仰ぎみる。疫病のオブリビオンというのが勘違いであったのはいい、それは素直に喜ばしいことだ。しかし、
「罹患率や重篤化した場合の危険性は凄そうではあるな……」
 正しい方の症状も厄介と言えば厄介なものであった。何せ一度患えば根治させる方法はない。そしてなにより、
「……あまり触れたくはないけど、猟兵ってある意味中二病全開な気が……ユーベルコードなんて知らない方からすれば傍目にはアレだし、グリモア猟兵の予知なんて正気を疑われかねないレベルだよな……」
 中二アイテムでヒャッハーする連中とユーベルコードでヒャッハーする猟兵は傍目には同類にしか見えないのだ。
『こんなこともあろうかと!』
 だが、状況は待ってくれない。穹に気付いた使徒達が中二アイテムを想造して迫りくる。
「『投影』」
 それに対して穹は使徒の中二アイテムを複製することで五分の戦いに持ち込んでいた。
『なん……だと』
 唯一無二の筈の中二アイテムを目の前で複製され使徒達の自信が揺らぐ、それはそのまま中二アイテムの性能低下につながり、戦いの趨勢は次第に穹へと傾いていった。
『ならばこれならどうだぁ!』
 使徒の一人が複雑な形状のマシンを想造する。だが、穹の複製の力《贋作者》は視認することが条件である。つまり、どれだけ複雑であろうが見てしまえば複製可能なのだ。
『ばか……な』
 サクッと複製してみせた穹に多くの使徒が心を折られ骸の海に返っていった。と、その時唐突に戦場に光が満ちた。
「うお、まぶし!」
『わかったぞ! おまえ、見なければ複製出来ないだろう!』
 思わず顔をかばう穹に高笑いしながら勝ち誇り高笑いする使徒。完全にフラグであった。穹は冷静にサングラスを取り出し装着する。
『しまっ……』
「不可視の刃とか髪よりも細い針とかだったらヤバかったかもな」
 こうして、最後の使徒を仕留めると穹は先を急ぐのであった。
大成功 🔵🔵🔵


第2章 ボス戦 『エナジーヴァンパイア・夢魔アリス』

POW ●夢魔は訪れ夜に堕とす
肉体の一部もしくは全部を【精神を具現化し快楽と精力を貪るUDC】に変異させ、精神を具現化し快楽と精力を貪るUDCの持つ特性と、狭い隙間に入り込む能力を得る。
SPD ●夜に夢魔は踊る
自身の【魔術刻印】が輝く間、【精神を具現化し快楽と精力を貪る二回攻撃】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ ●血の代償に薔薇は願いを叶える
無敵の【欲望と願望を叶える代償に精力を貪る薔薇】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アリス・セカンドカラーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『さぁ、カミュお嬢様。私と永遠になりましょう?』
「え? いろはちゃん……素敵」
 猟兵達が黒史病の使徒の対処をしている間に、UDC-HUMANとなった女性十八娘・五郎八(さかり・いろは)は令嬢カミーユ・ゴールドを地下室へと連れ込み拘束していた。拘束されたご令嬢ことカミュは戸惑いながらもどこか嬉しそうである。一ヶ月もあれば彼女も立派なUDC-HUMANへと変貌を遂げることだろう。
 ……正直UDC-HUMAN案件でなければ放置したい人も多いと思われる。だが、そういうわけにもいかないのが悲しき猟兵稼業である。
 頑張れ猟兵、負けるな猟兵、彼女達が更正出来るかは君たちにかかっている。
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】

増えるなぁァぁァァ!?
そこ!そのふたり!
直に見るとやっぱヤバすぎるって!?
仲良く二人でいるのはそりゃ羨ましい……
ってそうじゃなくて!?
あのな!?アンタらが今使ってるその力はな!
色々ヤベェの!いや貞操的な意味じゃなく!
そっちのお嬢!満更でもないって顔しない!
メリバはフィクションの中にだけしとけっての!
もっとこうな、日常生活の中でハッピーエンドを目指せっての!
どうせ相思相愛なんだからよ!

……え?気付いてない?
絶対嘘だろ!?
ああもう後で説明してやるから、まず人間に戻ろう、な?
【魂削ぐ刃】でその夢魔の部分を削ぎ落すから、って。
手を入れられて喘ぐんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!?


「増えるなぁァぁァァ!?」
 地下室に飛び込んだ数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は思わず叫んでいた。令嬢を拘束するUDC-HUMANの姿に不安が形になりつつあることを感じ取ったのだ。予知能力は無くとも行き着く結末を想像することは容易かった。
「そこ! そのふたり! 直に見るとやっぱヤバすぎるって!? 仲良く二人でいるのはそりゃ羨ましい……」
「『羨ましいだなんて……そんな』」
「そこだけ反応すんなぁ! ってそうじゃなくて!?」
 多喜の言葉に頬を染める二人。都合のいいとこしか聞かない二人に多喜のツッコミは追い付かない。
「あのな!? アンタらが今使ってるその力はな! 色々ヤベェの!」
『そんなことはないわ! 触手プレイが捗ります!』
「あら、それは素敵」
「いや貞操的な意味じゃなく! そっちのお嬢! 満更でもないって顔しない!」
 マイペースな二人に多喜のツッコミが虚しく響く。
「メリバはフィクションの中にだけしとけっての! もっとこうな、日常生活の中でハッピーエンドを目指せっての! どうせ相思相愛なんだからよ!」
「『相思相愛?』」
「……え? 気付いてない? 絶対嘘だろ!?」
『私達はお姉様を通じて魂で繋がる姉妹』
「相思相愛などと生易しい繋がりではありませんわ」
「お、おう」
 多喜の背筋に悪寒がはしる。
「『そうだ貴女も私達の姉妹に加わりましょう』」
 深淵が覗く瞳で二人が多喜を見つめてくる。
「ひっ! ヤベェヤベェ! まず人間に戻ろう、な?」
 多喜の防衛本能が咄嗟に手刀を繰り出していた。サイキックエナジーを籠めたそれは、核となる魂などの超常的存在のみ祓う一撃だ。五郎八に憑いた夢魔の部分のみを削ぎ落とす。
『あぁん♡ 随分と情熱的なのね』
「ああ、いろはさんだけになんてずるいですわ」
「手を入れられて喘ぐんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!? そっちのお嬢も求めてくるんじゃねぇ! そっちの趣味は無いってぇの!」
 だが、ごっそりと存在を削られながらもそれを快楽とみなす夢魔。危機意識の薄いアホ共に多喜のツッコミが虚しく響くだけであった。
大成功 🔵🔵🔵

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
(遠い目で)
……何も見なかったことにして、お仕事に専念しましょうかぁ。

幸い、御令嬢は拘束されている様ですから、夢魔さんに攻撃しても邪魔をされる心配はなさそうですが、手の届く範囲で何かしてくる可能性は有りますし、少し離しておいた方が良いでしょうねぇ。
『FBS』を四肢に嵌め浮遊、『FRS』『FSS』をエネルギーの供給に回し【耀衣舞】を使用、夢魔さんに『光速の突撃』を行い吹き飛ばしましょうかぁ。
そしてそのまま天井近くに飛行、『FRS』『FSS』による[砲撃]を行いますねぇ。
逃げ場を塞ぐ様[範囲攻撃]も重ね、着実にダメージを与えましょう。
御令嬢に近づこうとしたら再突撃、ですぅ。


 初っぱなから大惨事であった。夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が到着した頃には最初の犠牲者(猟兵)が強制転送で回収されてる所であった。
「……何も見なかったことにして、お仕事に専念しましょうかぁ」
 気を取り直して現状を把握する。一番奥のベッドに拘束されているのが令嬢だろう。そして、押し倒していた猟兵が強制送還されたことで床に突っ伏しているのがおそらくはUDC-HUMANたる夢魔であろう。この位置関係で令嬢の邪魔が入るとは思えなかったが、るこるは念の為二人をもう少し離すことにした。
「『大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その衣を纏いて舞を捧げましょう』」
 浮遊戦輪を四肢に嵌め、女神の加護による『光の結界』を纏う。そして、床に強打した鼻をさすっている夢魔に光速で突撃した。本来発生するだろうソニックブーム『光の結界』で抑えられそよ風となり令嬢の頬を撫でた。突撃に轢かれた夢魔は一度壁に跳ね、その反動でベッドとは対角位置へと転がっていく。
 四肢に嵌めた浮遊戦輪の力で天井付近まで浮遊すると浮遊砲台や浮遊ビームシールドからの射撃を夢魔に叩き込む。たが、そんなるこるに唐突な衝撃が襲いかかった。ダメージはまったく無いがるこるは攻撃を中断せざるをえなかった。なぜならば、
「あまりいろはさんをいじめないでくださるかしら? それは私の仕事ですの」
 火事場の馬鹿力を発揮したのだろう、四肢から血を流し拘束具を引きちぎった令嬢の飛び蹴りが衝撃の招待だったからだ。迂闊に攻撃を続行すれば夢魔をかばった令嬢が酷いことになりかねない。
『カミュお嬢様、この方もお姉様の姉妹に加えてはいかがでしょう』
「あら、いろはさん。それは素敵なアイデアだわ♪」
 多大なダメージを受けたにも関わらず、夢魔は恍惚とした表情でるこるを見詰めながら令嬢にそんな提案をする。令嬢もその提案を快く受け入れる。
「それにしても、お姉様ですかぁ」
 そんな二人のやり取りに気になるワードを捉え思案するるこるであった、
大成功 🔵🔵🔵

秋山・軍犬
話には聞いていたが
ヤンデレ×2を実際に目の当たりにすると…

軍犬「うわぁ…」

使徒「これには前回、瞳に深淵を宿したボクでもドン引き」

猟兵&オッブもドン引きのやべぇオーラですよ
これはまともな説得は不可能&不可能ですね

という訳で、いくぞ使徒ちゃん!
まずはヤンデレ1号の邪心…狂気という名の仮面を
剥ぎ取るのだ!

軍犬「ぼくのかんがえたさいきょうのぱわーぷらす!」

使徒「ぼくのかんがえたさいきょうのぱわーまいなす!」

これが二人のコンビネーションと友情パワーによって
【指定UC】の威力を何十倍にも高めた合体UC!
【ぼくたちのかんがえたさいきょうのつーぷらとん】

軍犬&使徒「「猟オブ・クロスヒーリングボンバー!!」」


「うわぁ……」
「これには前回、瞳に深淵を宿したボクでもドン引き」
 秋山・軍犬(悪徳フードファイター・f06631)と黒歴史病の使徒がどん引きしていた。話には聞いていたが、ヤンデレコンビを実際に目の当りにするとそのインパクトたるや。
「猟兵&オッブもドン引きのやべぇオーラですよ。これはまともな説得は不可能&不可能ですね」
 軍犬は即座に説得を諦めた。これはもう奇跡の力で邪心とか邪念とかそういうヤバいモノを綺麗さっぱり洗い流すしかないだろう。ブレインウォッシュだ洗脳(奇跡)だ。
「言い方ぁ! 人聞きが悪いっすよ。ともあれいくぞ使徒ちゃん! まずはヤンデレ1号の邪心……狂気という名の仮面を剥ぎ取るのだ!」
「いつでもOKだよ、おじ様」
 軍犬と使徒の奇跡の力が交ざりあっていく。そう二人は【ぼくたちのかんがえたさいきょうのつーぷらとん】技を放とうとしているのだ。
「ぼくのかんがえたさいきょうのぱわーぷらす!」
「ぼくのかんがえたさいきょうのぱわーまいなす!」
 友情パワーとコンビネーションでなんやかんやして奇跡の力が何十倍にもなったような気がする。その力は肉体を傷付けずに邪心と心身の健康状態を阻害する要因のみを消し去るのだ。だが、それを黙って見ているヤンデレ達ではない。
「いろはさん、私達もあれをやりますわよ!」
『はい、カミュお嬢様!』
 令嬢は一般人ではあるが今はいろはの精神の具現化で戦いについていけるだけのパワーを得ているので問題はない。そういうことにしておいていただけると助かります。
「「猟オブ・クロスヒーリングボンバー!!」」
「『お姉様に愛され隊、ラブラブコンビフォーメーション!!』」
 二つの奇跡の力が激突する。辺りをまばゆい光が包み込んだ。
大成功 🔵🔵🔵

虚偽・うつろぎ
アドリブ連携等ご自由にどぞ

ヤンデレ、なるほどヤンデレ
なら僕はこう叫ぼう
「おにいちゃんどいてそいつころせない」
と。
やるのは自爆なんだけどね
教育的自爆と名付けよう

登場即自爆
とにもかくにも速攻で自爆することが最優先
自爆さえできれば台詞も活躍もいらぬ!

ただ自爆するためだけに現れる存在

技能:捨て身の一撃を用いてのメッサツモードによる高威力な広範囲無差別自爆

射程範囲内に敵が1体でもいれば速攻で自爆する
自爆することが最重要
なので敵がいなくても自爆するよ
近づかない動かない一歩も動かず即自爆
大事なのはスピード
そう、スピードなのですぞー

捨て身の一撃なので自爆は1回のみ
1回限りの大爆発
自爆後は爆発四散して戦闘不能さ


 地下室を光が満たす。それは奇跡の力がぶつかり合った影響……ではなく虚偽・うつろぎ(名状しやすきもの・f01139)の自爆によるものだ。転送されるなり他には何もいらぬと即自爆したのだ。教育的自爆というものらしかった。ともあれ、登場シーンよりも前に自爆するというスピード重視の自爆で地下室は光に満たされたのであった。
 地下室を満たすのは光だけではない、轟音もだ。しかし、余りにも大きすぎるその爆音は逆に認識できず、更に他の音すらも呑み込んでいたのでまるで静寂の中にいるかのように感じられた。
 まばゆさと陰影だけに彩られた世界で時間感覚すらも曖昧になっていく。この中で問題になるのは令嬢の存在だ。UDC-HUMANの精神具現化で戦闘能力を得たとはいえ一般人である。もう一度言おう一般人である。このままでは大変なことになるのは明白であった。
 たが、この場には妄想を奇跡の力とする存在が二人いた。UDC-HUMANとある猟兵が連れてきた黒史病の使徒である。奇しくも二人が妄想したのは時空間干渉タイプ、だが、それぞれが別々に使用したものだからお互いに干渉、それがウツロギの爆発と交ざり時空間に亀裂が広がっていく。
 そして、爆発が終息した頃、地下室は現代過去未来あらゆる可能性を内包するターミナルと化したのであった。
大成功 🔵🔵🔵

涼風・穹
……帰って良いか…?
何と言うか、邪魔するなら馬に蹴られて何とやら、という感じだしな…

……もう知らん
俺はUDCアース出身なんだから後でアリスに転移して貰えなくても困らないし…

……どうにかすれば良いんだろうとにかく…
《贋作者》謹製各種素敵グッズをいろはへと渡しお嬢様に使うように唆します
お嬢様が充分満足したであろう後にいろはへと、自分もお嬢様から同じ事をされたくないかと囁き、妄想を始めて動きを止めている間にお嬢様を解放していろはを拘束
取り合えず立場を元に戻しますが、やり過ぎるようなら今度はお嬢様を同じように唆しておきます
……ええ、根本的な問題は何一つ解決していませんしただの時間稼ぎですがそれが何か?


「おいおいおい、ここは一応一般人の家だぞ。誰が後始末すると思っているんだ、あんまりUDC職員に迷惑かけるなよ」
 屋敷を揺るがす振動と爆発音に冷汗を流す涼風・穹(人間の探索者・f02404)。嫌な予感を覚えつつ地下室へと急ぎ飛び込んだ。だが、予想されるような惨状はなく、目に飛び込んできたのは本章冒頭のアレである。盛大に項垂れる穹。
「……帰って良いか……? 何と言うか、邪魔するなら馬に蹴られて何とやら、という感じだしな……もう知らん。俺はUDCアース出身なんだから後でアリスに転移して貰えなくても困らないし……」
 そんなことを言って現実逃避する。探索者としての勘が告げていた、厄ネタである。あれぼどの爆発の痕跡が綺麗さっぱり消えているのだ、何かしら厄介な原因があるであろうことは想像に難くない。
「……どうにかすれば良いんだろうとにかく……」
 穹は深く考えるのを止め時間稼ぎに徹することにした。具体的には大量の大人の玩具を創造していろはに渡したのだ。穹に唆されるまでもなく嬉々として使い始め、また、自らも令嬢に同じようにされれことを妄想し始めていた。
『カミュお嬢様、後で私にもお願いいたしますね』
 根本的な問題は何一つ解決していないが、彼女達が飽きる迄に考える時間が出来たのは確かだった。
 穹が地下室を出て扉を閉めるとそこに応援に呼んで外に待機していた筈のUDC職員が訪れた。なんでも確かめたいことがあると地下室の扉を開ける。すると、そこはUDC支部になっていた。
「はっ?」
「やはり、時空間が狂っているようですね」
「さっきの爆発はそれか……勘弁してくれ」
 やっぱり厄ネタだったかと天井を仰ぎ見る穹であった。
「いや、まてよ? 一番無難な時間軸を引き当てれば全部解決するんじゃないか?」
 思わずそんなことが頭をよぎるのであった。
大成功 🔵🔵🔵

久遠・翔
アドリブ絡みエロ歓迎
純潔死守
選択UC常時発動


カミーユ・ゴールド…?
聞いた事ないはずなのに知っているような…うっ、頭が…!?
と、ともかくUDC-HUMANにさせないっすからね!色んな意味で危険な感じがするし!!

そこまでっすよと飛び込んで…あ、あはは…な、なんで二人してそんな目で俺を見るかなー?
は、話し合おうにゃぁぁー!?(2回目)

夢魔アリス化したいろはとカミーユに挟まれ体を貪られます
しかも相手に攻められている間に前に受けた淫行の影響でミルクも漏れ出しそこも攻められます

何度も果ててその度攻められ無理やり覚醒させられているがUC無自覚の使役術でいろはの表層にあるアリスを剥がして使役獣化させていきます


 時間を少し遡ろう。ターミナル化に巻き込まれて酷い目にあった者もいる。久遠・翔(性別迷子・f00042)だ。
「カミーユ・ゴールド……? 聞いた事ないはずなのに知っているような……うっ、頭が……!? と、ともかくUDC-HUMANにさせないっすからね! 色んな意味で危険な感じがするし!!」
 翔は令嬢の名前を聞いて既視感を覚えた。UDC-HUMAN化などさせようものならとんでもないことになる、そんな予感がしてならない。
「そこまでっすよ!」
 地下室に飛び込んだ翔は奇妙な感覚に囚われた。光の奔流と何かの割れる音が聞こえた気がした。実はこの時ちょうどターミナル化するタイミングであり、翔はヤンデレコンビがもっともゲスい時間軸に迷い込んでいたのだった。
「あ、あはは……な、なんで二人してそんな目で俺を見るかなー? は、話し合おうにゃぁぁー!?」
 そんな時間軸のヤンデレコンビが翔というおいしそうな獲物を前に大人しくする筈もない、色欲の籠った瞳で翔を見定めると襲いかかり前後からサンドイッチする。二人がかりで全身を弄ばれれば翔にはもはや抵抗の余地は残されていなかった。
『ひっ』
 最もゲスい時間軸の二人が翔の純血を放っておく筈もなく、それを奪おうとした瞬間ヤンデレコンビは何かに怯えはじめた。翔を女体化させた呪いの主から指導が入ったのだ。こやつは処女ビッチに育てる、純血を奪うことは許さぬ、と。
 かくして、ヤンデレコンビは翔の純血を奪うことを諦めそれ以外の方法で快楽を与えていく。
「あら、お尻好きなのですわね。随分と開発されていらして」
『あむ、お乳おいしい』
 令嬢が翔のお尻を指でほじりながら耳元で囁く。すると、翔の身体が強い電流に撃たれたかのように跳ね、いろはに揉まれていた胸から母乳が噴出した。先の黒史病の使徒から受けた性魔術の影響だ。それを見たヤンデレコンビは翔の胸に吸い付きミルクを直飲みする。ミルクを吸いだされる度、翔はかつて男性だった頃に感じた放出の悦びにも似た快楽に翻弄されてビクンビクンと何度も身体を跳ねさせるのだった。
 その頃にはいろはに憑いた夢魔は無自覚の使役術で使役獣化して引き剥がされていたが、ヤンデレコンビの翔への責めは止まらず失神しても無理矢理覚醒させられて快楽の海に溺れさせられていくのだった。
大成功 🔵🔵🔵

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【共闘NG・SPD】
……正直、私は貴女達の愛を否定する気は無かった。
人の世で自由に愛し合えないなら
私の楽園で二人を永遠にしてあげてもいいと思った

なのにお前達は他の連中まで口説いて……!
軽々しく魂の繋がりを語るな!!

『永遠の愛』で強化した守護霊の【ドーピング】で戦闘力を高め
令嬢が邪魔しないよう【念動力・マヒ攻撃】で金縛り。
【気合い】も強化されてるから精神力では負けない。
夢魔の精神具現化は【ハッキング】で内容を変えて自滅させ
直接攻撃は【見切り・残像】で回避

大勢を愛する点では私も同類?
お前達の気紛れと私の救済を一緒にするな!!

【怪力】での腹パンから頭を鷲掴み。
恐怖を増幅する【呪詛】で失禁・気絶させる


 ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は怒り心頭であった。
「……正直、私は貴女達の愛を否定する気は無かった。人の世で自由に愛し合えないなら
私の楽園で二人を永遠にしてあげてもいいと思った」
 そう思っていたのだ。しかし、ヤンデレコンビの行動はその思いを踏みにじるものだった。
「なのにお前達は他の連中まで口説いて……! 軽々しく魂の繋がりを語るな!!」
 ああ、こいつらはかつてドゥルールを利用するだけ利用し虐げてきた連中と同じなのだ。ヤンデレコンビは知らずドゥルールの地雷を踏み抜いていたのだった。
 なにやら魔術的に時空間が歪んだ感覚は覚えたが今はそんなことはどうでもよかった。とにかく、目の前のこの二人が許せなかった。
「『今、私に宿る全ての魂の鼓動が一つになっている』」
 その身に守護霊を降ろす。感覚が研ぎ澄まされドゥルールのあらゆる能力が増幅されていく。夢魔を制裁するのに邪魔されないよう令嬢を念動力で拘束し金縛りにかける。夢魔の精神具現化で保護されていたようだが、既に似たような能力の使い手は攻略済みなのだ、ハッキングして無効化するなど容易かった。無論、それがドゥルール自身にむけられても同じことだった。むしろ、内容をドゥルールに都合よく変え夢魔を自滅に追い込むのであった。
『あ、あなただって、そんなにたくさん』
「大勢を愛する点では私も同類? お前達の気紛れと私の救済を一緒にするな!!」
 よせばいいのに夢魔は更にドゥルールの地雷を踏んだ。火に油を注がれたようにドゥルールの怒りは更に燃え上がり、夢魔に最後まで言わせることなく腹パンする。僅かにでも口を開かせたことすら腹立たしい。
 苛立ち紛れに夢魔の頭を鷲掴みにして呪詛を流し込む。頭に直接流し込まれた呪詛は夢魔の根元的な恐怖を増幅する。そのあまりの恐怖に夢魔は全身を震わせながらおもらしをして、気を失ったのだった。
大成功 🔵🔵🔵


第3章 日常 『人間の屑に制裁を』

POW殺さない範囲で、ボコボコに殴って、心を折る
SPD証拠を集めて警察に逮捕させるなど、社会的な制裁を受けさせる
WIZ事件の被害者と同じ苦痛を味合わせる事で、被害者の痛みを理解させ、再犯を防ぐ
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 かくしてUDC-HUMANは人間に戻った。しかし、このままでは再び同じことが繰り返されるだろう。カミーユといろは両名に教育的指導が必要と思われた。
 なお、様々な要因から現代地下室は現代過去未来のあらゆる可能性が内包されたターミナル化しているため、別の時間軸に解決を見出だすことも可能である。因みにターミナル化そのものはUDC組織が正常化作業を行うので猟兵達がそれを手伝う必要はないようだ。

●プランA
 UDC-HUMANが発生した本来の時間軸。ヤンデレコンビを説得や教育したい方はこちら。プランCと違い、ヤンデレコンビのお姉様はアリスとは別人であり元凶とは限りません。プレイング次第。

●プランB
 ターミナル化を利用して別の時間軸に解決策を見出だすプラン。基本的には令嬢といろははヤンデレ化しておらず、UDC職員の名コンビとして活躍してる時間軸。歴史改変パート。
 時間旅行してヤンデレ化する前の二人に干渉する場合もこちら。行動次第では二人のお姉様/お兄様にされる可能性もありますのでご注意ください、判定が苦戦か失敗の時はヤンデレの対象にされストーカーされる未来が待っています。

●プランC
 日常回帰。全ての責任と解決策をアリスにぶん投げてUDCアースでの日常生活を楽しむプランです。ヤンデレコンビにアリスを生贄に捧げるパートです、言及されない限りは登場いたしません。
 ターミナル化を利用してアリスを元凶のお姉様としておしおきする方向でも問題はありません。
 UDC職員を手伝いターミナルの正常化を手伝いたい方もこちら。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・アド/絡◎

■行動
迷うところですが、これが良さそうですかねぇ?

『プランA』を選択、『監視対象』を兼ねて『UDC組織』の訓練施設に二人を別個に預け、特殊部隊の『軍事訓練』を受けていただきましょう。
片方はサポーター兼暴走時の対処要員に私が入り、もう片方は誰かにお願いしますぅ。

『依存体質』の矯正には「依存を伴う行為が出来なくなるだけの『疲労』を与え続け『依存対象』に触れられなくする」というのが一つの手段ですから、『訓練』が完了し『依存体質』が十分に改善されるまで続けさせられれば、何とか?

『プランB』を拝見する限り『資質』は良い様ですし、訓練の結果『其方の未来』に繋がる可能性も?


数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
【プランA】

よし、アレだ。
まずは正座だ。うん。
あ゛?二人ともに決まってるだろうが!
いいか?あれやこれやあったから何とかなったけど、
今回アンタらがなりかけてた存在は世界を巻き添えにしかねない、
そん位ヤバい存在だったわけ。
はいそこ軽く達しない。説教中だっつーの。
第一な、魂で通じ合ってるなら、形にせずともいいだろうがよ。
それはそれで刺激が足りないって言いそうだし……
仕方ねぇ、アフターフォローって奴かこれ?

気が済むまで、何度か足を運ぶよ。
その都度、今から展開するフィールドで愉しんどくれ。
【超感覚網】によるテレパスフィールドさ。

……実際アタシへの精神汚染が一番怖いんだけどな。


久遠・翔
アドリブ絡み歓迎
プランA
選択UC常時発動中


あーもぉ…何とか元に戻ったっすけど、どっちも下手すれば再降臨しかねないんで指導っすよ
相手を束縛したり閉じ込めたりするのは行き過ぎた独占欲で、それじゃあ今後生活するのにも支障をきたしますと説得しますが…あの?聞いてます?

何かヤバい目で見られているが気にせず説得を続けますが不意に二人が青ざめます
俺の背後に邪神の存在を感じそれに怯えているのですが本人気付かず
しかも邪神からの説得(?)である程度理解しますが…それと同時に俺の事も色々と伝えられ逆にその部分で目がらんらんと…

俺が説得し終わると二人とも「わかりましたお姉様!」
あれー?なんか思ってたのと違うぞ?(汗)


「あーもぉ……何とか元に戻ったっすけど、どっちも下手すれば再降臨しかねないんで指導っすよ」
「よし、アレだ。まずは正座だ。うん。あ゛? 二人ともに決まってるだろうが!」
 数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)と久遠・翔(性別迷子・f00042)がカミュといろはの二人に説教を始める。
「いいか?あれやこれやあったから何とかなったけど、今回アンタらがなりかけてた存在は世界を巻き添えにしかねない、そん位ヤバい存在だったわけ」
「相手を束縛したり閉じ込めたりするのは行き過ぎた独占欲で、それじゃあ今後生活するのにも支障をきたすっすよ……あの? 聞いてます?」
 ターミナル化の解除に伴い色々あったのだ。本当に色々あったのだが本章には関係しないので割愛する。ともあれ割愛されてない部分だけでも相当アウトなのにアウトの時間軸が多すぎたのだ。お説教タイムも已む無しとも言える。しかし、
「はいそこ軽く達しない。説教中だっつーの。第一な、魂で通じ合ってるなら、形にせずともいいだろうがよ。それはそれで刺激が足りないって言いそうだし……仕方ねぇ、アフターフォローって奴かこれ?」
 その説教すらも我々の業界では御褒美ですといった態度のヤンデレコンビに多喜は溜め息を溢す。覚悟を決めるしかないのだろう。
 多喜が覚悟を決めている一方で翔も説教を続けていた。だが、効果をあげているようには見えない。説教に夢中な翔は気がついていないが、ヤンデレコンビが翔を見る目は獲物を狙う猛禽類のそれである。
 もう一度溜め息を吐き多喜はテレパシーネットワークを広げていった。その瞬間、多喜は咄嗟に翔から距離を取った。
「おいおいおい、こいつぁ」
 冷や汗が止まらない。ちらっとヤンデレコンビを見やれば青ざめている。テレパシーネットワークを繋いだことでヤンデレコンビが感じた存在を多喜も感じ取ったのだ。それは翔に憑いている邪神の存在だ。これだけヤバいのに憑かれいるのに翔本人は三人の様子に不思議そうに首を傾げている。
「どうかしたんすんか? まぁ、いいっす。ともかくお二人は……」
 翔が説教を続ける。その傍らで邪神もヤンデレコンビを説教していたのだ、私の大事な玩具の手を煩わせるな、と。ついでに翔のプライベートまで暴露していた、この邪神が翔に施した呪いの効果も含めて。その内容にヤンデレコンビの目がらんらんと輝いていく。そして、翔の説教が終わると、
「わかりましたお姉様!」
「あれー? なんか思ってたのと違うぞ?」
 これである。多喜は思わず天井を仰ぎ見た。
「アタシゃいったい何に巻き込まれたんだい」
 翔が実は男で、邪神の趣味で女体化させられ更に処女ビッチになるようエロトラブルの呪いがかけられているなど、知らなくてもいい情報であった。出来ることなら忘れたい。
「迷うところですが、これが良さそうですかねぇ?」
 そこに夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が声をかけてくる。
「『監視対象』を兼ねて『UDC組織』の訓練施設に二人を別個に預け、特殊部隊の『軍事訓練』を受けていただきましょう」
「ふむ、なるほどな」
 ターミナル化を解除する際に巻き込まれた様々な時間軸の中には、確かにヤンデレコンビが真っ当な生活をしているパターンもあったのだ。そして、数少ないそのパターンは例外なく二人はUDC職員となっていた。
「あの時間軸を拝見する限り『資質』は良い様ですし、訓練の結果『其方の未来』に繋がる可能性も?」
「ああ、あり得るな」
 るこるが提示したプランは多喜には悪く無いように思える。
「『依存体質』の矯正には「依存を伴う行為が出来なくなるだけの『疲労』を与え続け『依存対象』に触れられなくする」というのが一つの手段ですから、『訓練』が完了し『依存体質』が十分に改善されるまで続けさせられれば、何とか?」
 しかも、それはきちんとした知識の裏付けがあってのものなのだ。
「片方はサポーター兼暴走時の対処要員に私が入り、もう片方は誰かにお願いしますぅ」
「なら、そいつはアタシが受け持とう。元々アフターフォローに気が済むまで何度か足を運ぶつもりではあったからね」
 そして、UDC組織に丸投げではなく責任持って自分達で最後まで面倒をみるためのプランであった。この手の問題は個人で解決するのは難しい、そこに様々な伝手を持ち専門家へのコネもあるUDC組織に力を借りるというるこるの判断は正しいと思われる。
 専門知識が必要な部分は専門家を頼り、その一方で二人の素質を伸ばす部分は自分達が請け負う、ある意味理想的なプランと言えた。
「「お姉様ぁ!!」」
「ちょ、二人とも落ち着くっすよ!」
 るこると多喜がUDC職員を交えて更生プランを纏めている頃、翔はヤンデレコンビに押し倒されていた。
「『依存対象』に触れられなくするなら彼の力は借りられないな」
「そのようですねぇ」
「はやく助けて欲しいっすよー」
 多喜とるこるは顔を見合わせると翔を救出に向かう。暫くは騒がしい日々が続きそうである。多喜とるこるの訓練を受けた二人が組織で頭角を現し活躍するのはまた別のお話。
「ひぃ、そこはダメ、ダメっすよー」
 ともあれ、今は翔が救出された後ヤンデレコンビが再び説教されたのは言うまでもない。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵

最終結果:成功

完成日2020年07月12日
👑5 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵