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【戦後】残党狩り、あるいは財宝狩り(作者 人参SiriSiri
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●魂喰らいの森
 鬱蒼とした森の中で、オブリビオンの群らしき集団が蠢いた。それらは嘆き叫んで哀れみを誘う。その下では森の動植物に魂を食われ伏している何者かの死体があった。妖精のような姿をした群は不思議な音を響かせ、どこかへと向かって飛ぶ。その先にいたのは、二人組の人間の姿だった。

●グリモアベース
「私たちの冒険はこれからだ!」

 夕日に向かって走り出しそうなテンションでこう言ったのは棗・瑠璃子(ハイカラさんの學徒兵・f22649)!

「今回はアックス&ウィザーズの『魂喰らいの森』ってところに行ってもらうわ」

 彼女は続けて……そこは『生物の魂』を喰らう動植物の生えた森で、敵は『森の番人』と呼ばれている。なお、いまだ『群竜大陸』は極めて危険な土地であり、オブリビオンの残党も多く蠢いている……ということを超ザックリと説明した。

「オブリビオンは色々いるけど、そうね……残党を率いているのは二人組の奴隷商人。魂を啜る効果がある攻撃をしてくるわね。対処法は楽しい思い出を考えること。他にも目つぶしをしたり人質を取ったりしてくるわ」

 瑠璃子は唸りつつもこう続ける。

「ここでは魂喰らいの森の核が取れるわ。最高級の牛肉の味とサボテンの果肉のような食感を持つ球形の核で、半径25cm程度で金貨500枚の価値があるわ。日本円にすると500万円」

 ここまで言うと、彼女は説明は終わりだと言わんばかりに手を叩いて猟兵たちに微笑んだ。

「というわけで、頑張って!」





第3章 ボス戦 『『両親』』

POW ●ダーティーファイト
【人質を取る・目潰しをするなどの卑怯な手段】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD ●戦闘奴隷召喚
戦闘用の、自身と同じ強さの【複数体の戦闘用攻撃奴隷】と【複数体の防御用奴隷】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ ●子供奴隷の進撃
レベル×5体の、小型の戦闘用【子供奴隷】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は久遠・翔です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


御狐・稲見之守
ちょっとボスの名前、闇深くないか?
まあ良い。奴隷もオブリビオンのユーベルコードなれば容赦する必要はない。が、無用の流血は我が趣味ではないな。

必殺[UC狐摘み]――こやーん、なんてなぁ?
背後に回ったらば首根を掴み[生命力吸収]にて彼奴らの魂を啜ってやろう。

おまけだ、[催眠術][呪詛]首輪に手脚を枷に戒められ虐げられ家畜以下の扱いをうける夢でも見ているがよい。


 妖精の群れが消えた後、そこにいたのは二人の人間、男女の商人の姿をしたオブリビオンだった。女の方は何事か言い、地に鞭を叩きつける。
 すると、複数人の子供が現れる。子供たちのうち数人は男女を守るように囲み、もう数人は猟兵たちに向け歩き出した。その中の一人、出遅れた子供は背中に鞭を受けている。

「ちょっとこのボス、闇深くないか?」

 その様を見て顔を引きつらせるのは御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)。しかしすぐ持ち直す。

「まあ良い。奴隷もオブリビオンのユーベルコードなれば容赦する必要はない」

 彼女はその子供たちを一瞥し、不敵に笑った。

「が、無用の流血は我が趣味ではないな」

 身構えた彼女が子供たちに攻撃をーーと思いきや、次の瞬間女の後ろに現れる。稲見之守はそのまま首根を掴み、こう口にする。

「必殺【狐摘み(ドレイン・タッチ)】――こやーん、なんてなぁ?」

 突然の攻撃に男も女も奴隷たちも反撃できず、彼女に生命力を吸われるままとなる。魂の一部を啜られた女は崩れ落ち悶えた。
 主人が攻撃を受けたためか、子供たちは消え、場には男と女のみ残る。続いて稲見之守は転がる女に手をかざす。

「おまけだ、手脚を枷に戒められ虐げられ家畜以下の扱いをうける夢でも見ているがよい」

 その呪詛を受けた女はぴたりと動きを止め唸り出した。
大成功 🔵🔵🔵

久遠・翔
アドリブ絡み歓迎


やっぱり…テメェらかよ
大人しく死んでおけよ…
俺の事を糞犬と呼びお決まりの罵倒、笑い方まであの時と同じ…本当に反吐が出る
ふざけるなと突撃すると奴隷召喚されて動揺

召喚された奴隷達は…かつて同じ場所で『家族』にされた人達
記憶も同じく持っていて戦いたくないと言っているが両親の命令に逆らえず襲い掛かってくるのを捌くしかなく…しかも苦しい記憶のせいで魂を啜られて

だけど、苦しんでいる『兄弟』達を攻撃できない
だから…テメェの力貸せ!と叫び真の姿開放と同時に選択UCを起動
淫靡な漆黒のドレスと漆黒の影の手を操る姿となり奴隷達の因果を書き換え解放させます

両親は…邪神が捕まえうまそうに喰らっていきます


 悪夢から醒めた女は立ち上がり、周囲を窺った。その表情はどこか憔悴しているようだったが、暫くすると持ち直した。が、何か見つけたのかにやりと笑う。

「やっぱり……テメェらかよ。大人しく死んでおけよ……」

 彼らが見つけたのは久遠・翔(性別迷子・f00042)。翔は二人を睨み、武器を構えた。

「よう糞犬! まだ生きてたんだな!!」

 男の方がこう言って嗤い、嘲る。女もそれに同調した。それを聞いた翔は眉間の皺を深くする。

「笑い方まであの時と同じ……本当に反吐が出る」

 いつまでもそうやっていそうな二人に翔は突撃する。

「ふざけるな!!」

 が、女の方がそれに気付き手を広げた。

「さあおいで、私たちの『家族』!」

 するとどこからか子供の奴隷たちが現れる。彼らは翔の姿を認めると目を丸くし、身を竦ませた。

「翔……?」
「そんな……」
「戦いたくないよ!」
「うるせえ!! さっさと行け!」

 止まっているところを男に殴られ、奴隷たちは渋々進軍する。翔は彼らの握るナイフを捌くも、決定的な一撃は与えられないでいた。まるで『兄弟』のように育った奴隷たちの顔を見るとどうしても手が止まる。翔がそうしている間にも、奴隷たちは苦しい記憶が故に森の植物に魂を啜られ藻搔いた。

「くそっ……出来ねえ……」

 どうしようもなくなった翔は天を仰ぎ叫ぶ。

「救う為なら俺の身を喰らえ! 代わりにテメェの力をよこせ!!」

 その声を呼び水に、翔の体が黒に包まれる。黒は淫靡なドレスへと変わり、その身を飾った。そしてその背には無数の手がある。
 手は奴隷たちに伸びた。優しいその手付きに因果を書き換えられ彼らの顔は安らいでいく。解放された奴隷たちはどこかへ消えていった。

「よかった……」

 綻ぶような表情の翔。その向こうで、盾となる奴隷を失った男女は恐怖に顔を強張らせる。

「ひっ! なにこれ!?」
「い、いてえ……なんだ……なにが起こっ……」

 邪神に囚われた翔の『両親』はその身を喰われ、二度目の死を迎えた。
大成功 🔵🔵🔵