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愛あれば、本物どれか分かるよね?

#UDCアース #呪詛型UDC

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●とある少女のモノローグ
 今日はけーくんが福引きで当てたチケットで温泉1泊デート。
 混浴なのを知らされてなかったから喧嘩になったりもしたけど、全体的に見れば楽しかったかな…正直、すごくドキドキしました。
 私は、現実逃避的に今日の楽しかった思い出を振り返ります。
「さあさあ、今から行われますのは愛の試練!壁の向こうの殿方達には、皆さんの中の誰か1人だけと一緒に脱出する権利が与えられています。」
 自分の周りで起きていることには現実感がありませんでした。
 どうしてこんなことになっちゃったんでしょう。
 ご飯中に眠くなっちゃって…それで…。
 そんなことはどうでもいいんです。
 お願いけーくん…私を見つけてください。
 ………。
 ………。
 ………。
「おめでとうございます!翔子さん!」
 30分くらい経った頃、不意に私の名前が呼ばれました。
「あなたは浩介さんに見事選ばれました。」
 ぐすっ…安心した…こーくん、ちゃんと私のこと見つけてくれたんですね。
 正直、この30分のことは思い出したくもないですけど、今日はこーくんとのお泊まり。
 こーくんにたくさん甘えるんです。
 けーくんはどうしてるんでしょう?
 …って、そもそもけーくんって誰でしたっけ?

●グリモアベースにて
「…と、こんな夢を見たんですけど、どう思いますか?」
 新人グリモア猟兵、北原・麻衣(普段は地味キャラ・f26204)の一言を聞いて、その場にいた全員がずっこけそうになる。
 いやいや、こっちに聞かれても…というのが皆の偽らざる本心だった。
 しかし、マイペースな麻衣は、話題を再び明後日の方角へ飛ばす。
「そうそう。実は、UDC組織の方からこんなチケットを頂いてまして。」
 彼女が取り出したのは温泉の宿泊チケット。
 『モニター優待券』と書かれていた。
「なんでも、新作水着や新作浴衣、新作料理コースのモニターを条件に施設が利用出来るらしいんです。太っ腹だと思いませんか?いつもお世話になってる皆さんにってことみたいで。」
 確かにいい話ではある。
「ただ…。」
 ここからが本題らしい。
「気になることがあるんです。UDC組織の方が言うには、温泉リゾートには混浴温泉もあるそうで……だから私、ひらめいちゃいました。もしかしたら、このチケットの行き先が私の見た夢に何か関係してるんじゃないかって。」
 これには、あきれ顔をしていた猟兵達も背筋を伸ばす。
「まずは、リゾートでの一時を楽しんでください。しっかりそこでの時を満喫出来ればあちらから尻尾を出してくるはずです。満喫してる人を捉えて呪いをかける…背後にはそういう類のUDCがいるはずです。一般の人達を巻き込まないよう、どんなことがあっても皆さんはリゾートでの時を満喫してくださいね?それが無料宿泊チケットをさしあげる条件です。」
 テレポートの準備をしながら、麻衣はそう言って例のチケットを猟兵達に差し出した。
「あと、UDC達と対面するまではユーベルコードや特殊な技能を使わない方がいいみたいです。」


風見鶏肉
 毎度不定期の風見鶏肉です。
 参加だけならグリモア猟兵の情報だけで十分ですが、補足のために彼女も知らないリーク情報をお伝えします。
 グリモア猟兵も知らないことなので、猟兵達は当然知らない情報となります。
 プレイングの際はご注意を。

●第一章
 グリモア猟兵はあちらから「混浴温泉もある」と聞かされていますが、温泉は混浴のみです。支給されたバスタオルは着用できます。
 リプレイではプール、温泉、食事処のどれか1つに関してのみ描写されます。食事してから温泉、プールから食事といった描写はできません。
 猟兵達は入場時に手荷物を全てUDC組織のとある職員に預けます。
 試供品として渡される水着や浴衣、バスタオル等は、水分に反応して下に身に付けた衣類を巻き込みながら溶けて消えるUDCアイテムです。
 食事処で出されるのは『松葉コース』の料理です。夏にそぐわぬ激辛熱々メニューの数々。店内の空調は効いていません。
 どの施設を楽しんでも良いですが、ここでの選択が第二章に影響する可能性があります。

●第二章以降
 展開に沿って徐々に明らかになります。

●注意
 プレイングの受け付けは、冒頭のPLキャラなしリプレイの執筆後からとなります。
 説明書の「ユーベルコードの使用」という欄にもありますが、プレイングで使えるユーベルコードは1つです。使えるのはプレイング送信時に選択したものだけなので、ご留意ください。
 採用プレイング件数は限られます。成功数に達したところで締め切る可能性があるので、あらかじめご了承下さい。
 その他、マスターページも参考に見ていただければと。
 お色気シナリオです。苦手な方は参加をおすすめしません。
 また、行き過ぎやシナリオ展開により、一部のプレイングがマスタリング対象になる場合がありますのでご注意ください。
 プレイングが流れても受け付け期間中の再送信は歓迎します。
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第1章 日常 『混浴温泉リゾートでのひとときを』

POW   :    水着を着てプールのように楽しめる温泉レジャー!スライダーとかありますよ!

SPD   :    水着なんて邪道!普通にのんびり露天の温泉でゆっくりしよう!混浴もあるよ!

WIZ   :    リゾートは温泉だけじゃない!海の幸に山の幸、美味しい料理も待っているぞ!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●とある少年のモノローグ
 翔子…どれが翔子なんだろう。
 壁の穴から突き出した下半身だけ見て当てるなんて無理に決まってる。
 そう言えば前に翔子、お尻に蒙古斑があるとか言ってなかったか…?
 見れば、男の1人が蒙古斑のある少女に近付いて行く。
「ま、待った!俺はそいつと一緒にここを出る!」
 焦っていた。
 焦って周りが見えていなかった。
「ん?今のやっぱな…。」
「おめでとうございます!啓三さんは遥さんと一緒にお出かけになります。」
 そう、目の前にあったのは蒙古斑のあるお尻ばかりだったのだ。
 すまん、翔子…。
 あれ?翔子って誰だったっけ?
高坂・茜
(アドリブ絡み歓迎、描写:温泉)
ふぅん…きな臭い気もするけど、楽しめばいいんなら何でも
受け入れるし温泉入りたい、だからチケット頂戴♪

とりあえず、先ずは手荷物を職員に預けたら、直ぐに温泉に向かうわ。
混浴があるっぽいから、そっちに行こうかしら?
えっ私?ううん、私は平気よ…あの程度の男の体は見慣れてるし。
(何でかは言わない♪)
それにしても…何だろう、妙に男の視線が熱い様な…?
まぁ良いか、私のは今に始まった事じゃないし…♪

・えちぃ事には割と寛大
・事情あって、『普通』の生活に憧れている
・温泉で服が消えても平気、男の体も見慣れている
・今は本命の『パパ』がいる



●つまみ食い
「ふぅん…きな臭い気もするけど、楽しめばいいんなら何でも受け入れるし温泉入りたい。だからチケット頂戴♪」
高坂・茜(『再誕』の邪神少女…?・f26743)は、にっこり笑ってグリモア猟兵からチケットを受け取ると、温泉リゾートへと向かった。
「はい♪手荷物。え…スマホもなの??」
 UDC組織のメンバーを名乗る人物は男性だった。まぁ、必要なことならば依存はないが。
 浴衣、水着引換券、バスタオルにタオル…渡されたのはそれくらいの荷物。ロッカールームで浴衣に着替えると、ロッカーの鍵も回収された。
「さーて、温泉。温泉。」
 混浴があるらしいとは聞いていたが…あったのはむしろ混浴のみ。
 気にしない気にしない…バスタオルをさっと身に着けると足早に温泉へ…。
「んーっ。極楽……。」
 ずいぶん人気のある温泉地のようだったが、それも頷ける。
 透明なお湯ではあるが、なにやら内側からぽかぽか、湯加減もいい。
 ただ、それにしても…なにやらさっきから男性達からの視線が妙に熱いような…。
「まぁ良いか、私のは今に始まった事じゃないし…♪」
 小声で呟くが、彼らの視線を追ってみれば、なるほど、そこにあったはずのバスタオルがなくなっている。
 彼らにしてみれば、全裸の若い女が混浴露天風呂で無防備にしている…そんな構図だったのだ。
 それにしても、何やら近くないだろうか。
 さっきから男性陣が周囲の様子を気にしつつ、にじり寄ってきているような気がする。
「え…なんかいつの間にか囲まれて…。」
 そんなとこに座られたらあれが顔に当たっちゃうんですけど…!
 この程度の男の体は見慣れているといえば見慣れている…だが。
「…なんだか、のぼせちゃいそう。」
 本命の彼のことを思い浮かべると一層身体は熱くなった。
「ごめんね、パパ。」
 チロリ。茜は無意識に舌で唇を湿らせると、もう我慢できないというようにその手を伸ばした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レヴィア・リヴァイアサン
【Cー POW】
「翔子さん……ぐす…」
唖然とする他の方々を尻目に、つい涙して…
『嫉妬の権能』を持つ私は乙女の恋心が大好きなのです
それを穢し歪める物、許せません…!

と言う訳で温泉に
能力は控え、試供品水着に着替えます

「…こ、この水着、少し…いえ、とても過激過ぎでは?」
所謂メイドビキニですが、面積極小で巨乳は全然隠せずお尻は丸見えの超ローレグ
羞恥に耐えて散策すれば、早速チャラ男の集団に囲まれ…
これが所謂ナンパ、と言う物でしょうか?
この人…UDC達について行けば翔子さんの手掛かり得ようと従います

…迂闊にも、彼らの底無しの劣情に気付いていなかったのです
気付いていれば衆人環視の中であんな辱めを受ける事は…



●義憤の行き先
「乙女の恋心を穢し歪める物、許せません…!」
 レヴィア・リヴァイアサン(オーバーローデス・マーメイド・f26627)は義憤に駆られていた。
「翔子さん……ぐす…。」
 グリモア猟兵の話に唖然とする他の猟兵達をを尻目に、つい涙してしまった彼女は嫉妬の権能を持つ髪の一柱。
 彼女には許せなかったのだ。
 ともあれ、まずは情報収集だ。
 UDCに続く道筋の上に、もしかしたら翔子がいるのかもしれない。
 グリモア猟兵の夢は予知夢?それとも、既に起きたことなのだろうか…どちらにしても、彼女のことは救い出してあげたい。
「それにしても…こ、この水着、少し…いえ、とても過激過ぎでは?」
 着替えてみる前からなんとなく分かってはいたものの、この水着…やばい。
 布地面積極小の上、大きな胸は全然隠仕切れておらず、お尻は丸見えの超ローレグだった。
 はっきり言って痴女の一言。
「……。」
 いわゆる、メイドビキニというもの…いや、種類など正直どうでもいい。
 彼女は、死ぬほど恥ずかしい思いをしながらプールサイドを徘徊することになった。
「水…そうです、水に隠れれば…。」
 羞恥で全身が火照ってしまう。尋常ではない量の汗が肌を伝って行くのが分かった。
「ひゃっ…。」
 こんな刺激に反応してしまうなんて…身体がおかしくなってしまっているような気がする。
 そんな中、やっとのことでプール際にたどり着いたレヴィアだったが…しかし。
「なーなー。姉ちゃんすげー水着だな。やっぱ自信の表れってやつ?」
 すんでのところでチャラ男達の集団に囲まれてしまうのだった。
「でもさー、ま、こんなん着るだけあって可愛いよな。」
「俺らと一緒に遊ぼうぜ?」
 正直死ぬほど恥ずかしいが、褒められるのは悪くない気がする。
 レヴィアは聞いたことがあった。プールでナンパ、そして、ちやほやされる…これぞ、地上でのプールの楽しみ方の王道。
「…は、はい…。」
 プールを満喫して翔子を助ける…そのために…自分の心に言い聞かす。
 引きつる顔をにへら…と無理やり笑わせたレヴィアだったが、その瞬間に、水着の紐がぷつぷつと千切れ始めた。
 どうやら、彼女のかいた大量の汗に溶かされてしまったらしい。
 途端にあらわになった一糸まとわぬ裸体。
「ひゅー♪」
「だ、だれか…助け…隠してくださ…。」
「任せろ。」
 消え入りそうな声ですがった彼女の身体を男達は手で直接隠すことにしたようだった。
 ただ…。
「あの、い、いたずらしないで……。」
 彼らの手は彼女の敏感な場所を責めるように小刻みに動いている。
「ひっ、あっ、だめ、声でちゃ……。」
 結果として、レヴィアは、衆人環視の中で卑猥な姿を晒しながら声を上げる…そんな屈辱的な体験をすることになるのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

彩波・いちご
C+
【恋華荘】
任務ですけど……アイさん理緒さんとの3人での旅行、少しくらいは楽しんでもいいですよね
「では温泉に行きましょうか?」

「混浴だけですか、まぁ、ある意味混浴には慣れていますしね?」
といってもさすがに寮ではないので、一応混浴用にバスタオルを巻いて入りましょう

しばらく3人で湯に浸かっていましたが…
気が付くと、タオルが溶けて消えていて
左右を見たら、裸のアイさんと裸の理緒さん
「えっ!?」
これがUDCの怪異なのでしょうか…

で、でも、今はどんなことがあっても温泉満喫しないといけません…この格好でも
「2人とも落ち着いてください、ね?」
裸の2人抱き寄せてみましょうか

これはこれで、私は嬉しいですし…(照


菫宮・理緒
C+
【恋華荘】

いちごさんとアイさんとデートだね!
「3人で温泉とか久しぶりー♪」

あれ? 混浴おんりー、なんだ。わ、さすがアイさん用意万端!
わたしは……ま、まぁタオルあるしいいかな。
これって巻いたまま入っちゃっていいのかな? いいよね?

「ま、まだ見ちゃダメだからね」
身体を流したら、バスタオルを巻いてお湯に浸かります。

はふー、と気持ち良く溶けていたらなんとなく違和感。

いちごさんの視線に気付いて、ふと見たら、
バスタオルがなくなっていて……。
「な、なんで!? いちごさんバスタオルどこに隠したの-!?」
真っ赤になって、あわてて両手で隠したところを、
いちごさんに抱き寄せられて、さらに真っ赤になっちゃいます。


アイ・リスパー
C+
【恋華荘】
「温泉旅行ですか。楽しみですね、いちごさん、理緒さんっ」

思わず浮かれた声が出てしまいます。
しっかり状況を楽しまないといけないので、これも任務の一環ですよね!

「わあっ、温泉だそうですよ!」

三人で温泉に入ることにします。

「いちごさんと入るなら混浴温泉だと思って水着を持ってきましたが……
まさか混浴しかないなんて……」

水着を持ってきたことに安堵しつつ、水着を着てその上にバスタオルを巻いて温泉に浸かりましょう。

「んー、いいお湯ですねー。
って、いちごさん、どうしました?」

身体を見下ろすと水着と一緒にバスタオルが溶けて全裸に。

けど温泉を満喫しないと……
ドキドキしつついちごさんに抱きつきます。



●恋華荘通常運行
「では温泉に行きましょうか?」
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)の声に、アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)と菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)の2人はこくりと頷いた。
 任務ではあるが、アイや理緒との3人旅行を少しくらい楽しんでも罰は当たらないだろう…2人もそういういちごと同じ気持ちを持っているようだった。
「それにしても、温泉旅行ですか。楽しみですね、いちごさん、理緒さんっ。」
「3人で温泉とか久しぶりー♪いちごさんとアイさんとデートだね!」
 アイの言葉を受けて口から出た何気ない理緒の言葉に、一瞬張り詰める空気。
 まるでデートみたい…いちごやアイだって心のどこかでそんな風に考えていたのは否定しないが、改めて意識してしまうと…。
 ともあれ…いちごを女湯に入れるのか、それとも混浴にしておくか…それが問題だった。それは誰ともなく考えている懸案事項であった。
 2人の入浴は他の男性に見せたくないが諸般の事情で自分から女湯へ行こうとは言えないいちご、いちごに女湯で見知らぬ女性の入浴を見せたくはなく、見知らぬ男性との混浴も避けたいアイや理緒…その迷いは、意外な理由で消失することになる。
「あれ? 混浴おんりー、なんだ。」
 理緒が呟く。
「…混浴だけですか、まぁ、ある意味混浴には慣れていますしね?」
 そう言うものの、いちごはやはり複雑そうだ。
 まぁ、こうなってしまっては、入るしかあるまいが…第一の任務はこの状況の満喫なのだ。
 湯煙の中へと歩みを進める恋華荘の面々…。
「いちごさんと入るなら混浴温泉の可能性もあると思って水着も持ってきましたが……。まさか混浴しかないなんて……。」
 いたずらっぽくバスタオルをはだけて水着を見せるアイ。対策は万全というわけだ。
「わ、さすがアイさん用意万端!わたしは……ま、まぁタオルあるしいいかな。」
 少し心もとなくなった理緒に、水着とはいえ、若干布地の少ないそれを見せられて顔を背けるいちご。
「これって巻いたまま入っちゃっていいのかな?いいよね?」
 理緒は湯船に入った客達を見回して…男性客も含め、タオルを湯に浸けている客が一定数いることを確認した。
 そして偶然、ひらりとはためいたタオルの下にある彼らのそれを目にしてしまい…。
「ま、まだ見ちゃダメだからね」
 いちごの視線を遠ざけつつ、理緒はバスタオルをしっかり固定しなおす振りをして首をぶんぶん。
 かくして、ようやく一行は湯船に浸かることとなった。
「はふー。」
 そう声を出しながら気持ちよく蕩ける理緒に、心地よさげに伸びをするアイ。
「んー、いいお湯ですねー。って、いちごさん、どうしました?」
 アイの問いかけに即答できないいちご。
 そう、いちご視点で語るのならば、彼女らのバスタオルが溶けはじめ、程なくしてなくなってしまったのだ。
 もちろん、いちごが身体に巻いたバスタオルだってなくなっているのだが、それどころではない。
「これがUDCの怪異なのでしょうか…。」
 呆然といちごが呟くと、理緒やアイはその視線を追い…気づいた。
「な、なんで!? いちごさんバスタオルどこに隠したのー!?」
「え?え?ええ?」
 それぞれがそれぞれに慌てふためく。
「2人とも落ち着いてください、ね?」
 理緒とアイを抱きしめるいちご。2人は顔を赤くして黙り込んだ。
 こんな状況でも、自分達は温泉を楽しむ必要がある。それに…湯船にいる男性客達の視線が彼女達(いちごは気付いていないがいちごも含む)を完全にロックオンしていたのだ。
 守らなければ…。
 はたから見れば、全裸の少女が3人抱き合っているの図…周囲の男性陣は、彼女達が湯船から上がる瞬間を見逃すまじと思っているのか、それとも他の目的があるのか…少しずつ少しずつにじり寄ってくる。
「い、いちごさん…私、なんだかのぼせて…。」
「私も…。」
「…実は、私もなんです……。」
 視線を避けながら温泉からあがるのは至難の業だ。
 湯船の中でギャラリーが消えるのを待ついちご達。湯船の脇に腰掛けて、彼女達が根負けするのを待つギャラリー達。
 長い戦いはまだまだ始まったばかりのようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ロベリア・アナスタシア
(C+、アドリブ絡み歓迎、温泉)
ほぅほぅ温泉…、混浴アリですってね…。
勿論行くわよ、美容維持に温泉は良いモノだし♪

でもって混浴があるって聞いてたから、真っ先にタオル・バスタオル
『だけ』借りて混浴で入りに行くわよ♪
え…、ダッテ水着は窮屈だもん♪体洗うからタオルは借りるけど。
…どうしてもって言われたら、渋々身を水着で覆うわ。
…ついでにこの温泉の効能とかあったら、聞いておきたいかな?
美肌効果とかだったら最高だけどね…♪
(水着が溶けて消えて、丸見えになっても平気な顔していられる
痴女である)



●温視線浴
「ほぅほぅ温泉…、混浴アリですってね…。」
 ロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)はにんまりと笑みを浮かべる。
「勿論行くわよ、美容維持に温泉は良いモノだし♪」
 入口で浴衣に着替えた際、水着はロッカーに置いてきた。真っ先にタオルとバスタオルだけを手に持って湯船へゴーというわけである。
「恥ずかしがりの子ならともかく…。」
 自分にもしも羞恥心があったなら、バスタオルの下に水着を着ることもあったかもしれないが…自分のような存在にとっては窮屈な格好でしかない。
「この温泉の効能は……美肌効果とかだったら最高だけどね…♪」
 ざぶりと浸かった湯船が心地いい…看板を見る限り、どうやら効能には美肌も含まれていそうだ。
「…あら?」
 周囲の視線がおかしい。
 熱っぽいというか、いやらしいというか。
 視線を追ってみると……。
「あらあらあら…♪」
 何やらバスタオルが溶けて無くなっている。
 道理で…ロベリアの身体は丸見えだったが…。
 彼女は全く気にしない。
「この視線の効能は…♪」
 あられもない姿で男性達の視線に身を晒しつつ、彼女は来たるべき時をただ待つのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

原宮・早月
【アドリブ歓迎NGなし:C-】
なんだか怪しい感じの施設だけど…ん、楽しむのが大事ってことなら。折角だし思いっきり楽しませてもらおうかな。

というわけで、お食事処へご飯食べにいこうかと。浴衣を着ていくね。
…でも、この暑いのに激辛はともかく、熱々メニューって凄くチャレンジャーだね…!
ともあれ、早速食べてみるよ。

…や、やっぱり…美味しいけど、辛い…!
ここ、空調効いてないのかな…汗が、止まらない…。でも、食べるのも止まらない…
(そのまま黙々と食べ続けて)

…って、いつの間にか裸になっちゃってる…!?
え、な、何で…!?って、浴衣が溶けてる…!
や、み、皆見ないで…!
(恥ずかしそうに身を捩って)



●温視線浴
「ほぅほぅ温泉…、混浴アリですってね…。」
 ロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)はにんまりと笑みを浮かべる。
「勿論行くわよ、美容維持に温泉は良いモノだし♪」
 入口で浴衣に着替えた際、水着はロッカーに置いてきた。真っ先にタオルとバスタオルだけを手に持って湯船へゴーというわけである。
「恥ずかしがりの子ならともかく…。」
 自分にもしも羞恥心があったなら、バスタオルの下に水着を着ることもあったかもしれないが…自分のような存在にとっては窮屈な格好でしかない。
「この温泉の効能は……美肌効果とかだったら最高だけどね…♪」
 ざぶりと浸かった湯船が心地いい…看板を見る限り、どうやら効能には美肌も含まれていそうだった。
「…あら?」
 周囲の視線がおかしい。
 熱っぽいというか、いやらしいというか。
 視線を追ってみると……。
「あらあらあら…♪」
 何やらバスタオルが溶けて無くなっている。
 道理で…ロベリアの身体は丸見えだったが…彼女は全く気にしない。
「この視線の効能は…♪」
 あられもない姿で男性達の視線に身を晒しつつ、彼女は来たるべき時をただただ待つのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​


●安全な場所のはずなのに
「なんだか怪しい感じの施設だけど…ん、楽しむのが大事ってことなら。折角だし思いっきり楽しませてもらおうかな。」
 原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)は、そう呟くと温泉やプールに比べてリスクの低そうな食事処へ向かった。
「それにしても水着やばかったぁ………。」
 とんでもない露出の多さである。
 浴衣はさすがにそうでもないが…。新作浴衣という触れ込みに偽り無しの可愛らしさであった。
「あの、この松葉コースを……。」
 おずおずと早月が引き換え券を取り出したところ、受け取った店員は威勢のいい声をあげた。
「MAPPA一丁!」
「MAPPA一丁!」
 早月は耳を疑った。
「まっ…ぱ……松葉で…あー………えー………?」
 それにしても、この暑い時期に激辛や熱々とは…。
「なかなかチャレンジ精神溢れる新作メニューだね……。」
 ともあれ、早速食べてみることにする。
「…や、やっぱり…美味しいけど、辛い…!」
 味はなかなか。しかし、不満が無いわけではない。
「ここ、空調効いてないのかな…汗が、止まらない…。でも、食べるのも止まらない…。」
 癖になる味なのか、それでもそのまま黙々と食べ続ける早月。
 しかし、気付いてみると…。
「え、な、何で…!?って、浴衣が溶けてる…!」
 汗をかきやすい部分や溜まりやすい部分を中心に浴衣が溶けている。
「や、み、皆見ないで…!」
 恥ずかしそうに身を捩れば更に破れる。下着だって着けていたはずなのに、一緒に溶けて無くなっていく…。
「や、やだぁ…。」
 程なくして、早月は裸になった。
 裸の人間が居ないはずの場所で裸になっている彼女は瞬く間に周囲の視線から好奇と好色を一斉に浴びることになる。
 そうして…。
「ちょっと、事情を聞かせて貰えますか?」
 やはりというかなんというか、事務所まで連行されることに。
「ちょっ、ごめんなさい!でも、えっ、何で?やだ、ああっ!」
 事務所に入った彼女は、あれから裸のままきつい質問責めにあっていたのだが、その内、不意に店長から組み伏せられた。
「分かってますね?こんな施設でこんなあんな格好してた人がどうなるか。」
 彼はどうやら彼女を脅してものにしようとしているらしかった。
メルト・ラストハート
C+
SPD

温泉良いねー・・・♪
でも、混浴でカップルが多いのかなー・・・?
独り身のヒトは少なそうかなー・・・?
独り身の男性がいれば、胸元見せたりとかタオル捲ったりとか誘ってみたりー・・・。
あれー・・・?タオルどうしたっけー・・・なんかお湯で消えちゃった・・・?まぁ、良いかー・・・。
わたしは見られても別に気にしないしねー・・・♪
寧ろ、【誘惑】する手間が省けるくらいなんだけどー・・・とりあえず、権能(UC)とかも暫く使わない方が良いって言われたし、暫く大人しくしておこーかなー・・・。

とりあえずは、温泉で(男性を物色したちょっと誘惑掛けたりしつつ)ゆっくりしていくよー・・・



●タオルが消えても問題ない
「温泉良いねー…♪でも、混浴でカップルが多いのかなー…?独り身のヒトは少なそうかなー…?」
 メルト・ラストハート(魅惑と快楽の女神・f25823)は、かねてからの疑問を口にする。
 しかし、湯けむりの中に入ってみれば答えは明白。
 カップルなど数える程もいない。
 大半は独り身の男連れ、物見遊山や混浴を気にしない女連れが次に多いと言ったところか。
 おもむろに湯船へ浸かるメルト。
「寂しい独り身男にちょっと良いものを見せてあげよー…ってあれー…?」
 タオルを捲って胸元でも…そう考えて手をやった時である。
「タオルどうしたっけー…なんかお湯で消えちゃった…?まぁ、良いかー…。わたしは見られても別に気にしないしねー…♪」
 むしろ、誘惑する手間が省けるくらいだ。何よりユーベルコードや特殊な技能の使用は自粛するよう呼びかけられているのだ。
「暫く大人しくしておこーかなー…。」
 ちらちら遠慮がちにこちらを見てくる男性達…無遠慮であからさまに見てくる男達に身体を見せびらかす。
 せっかくの混浴なのだ。隠すなんてもったいない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

玉依・紅
C-
【紅空】
今日は空ちゃんと2人で温泉旅行…じゃなくてこれも魔法戦士のお仕事
…でも、楽しんでもいいっていうし、2人でプールに

水着のサンプル見てたら、すごいの勧められちゃった
あたしのプロポーションなら似合うからって押し付けられたけど…かなり布の少ないビキニ、大丈夫かな?
って、えっ。空ちゃんそれにするの?
な、何か2人で大胆でお揃いだね?

恥ずかしいけど…やっぱり水着のせいかな、見られてる…?
ん、スライダー?
行こう行こう

2人で抱き合うように滑っていくよ
空ちゃんと一緒で楽しいな

…って、あ、あれ?
水着溶けてる!?
なんでー!?
空ちゃんも!?

滑り終えたら、2人で裸になって、真っ赤になってしゃがみこんじゃう…


天石・空
【C-】
【紅空】

プール、紅ちゃんと一緒に旅行するの楽しみ
一緒に水着を選んで…え、紅ちゃんそんな水着で大丈夫なの?勧められた?
っ!このままじゃ紅ちゃんが変な目で見られる!
わ、私はこの水着にするね!

勢いで選んだけど…殆ど紐よね
恥ずかしいけど、我慢しなきゃ…紅ちゃんは私が守るんだから!
うぅ、やっぱり見られてる…あそこは!
ねぇ紅ちゃん、ちょっと人ごみから離れない?
スライダーあるみたいだから行ってみない?

二人一緒に滑れたら楽しそうだけど…隣の紅ちゃんかわいいし綺麗…
依頼だけど来てよかった…あ、私達の番だね!

結構早いかも…って、なにこれ!
水着、溶けて…いや!このままじゃ裸に!
紅ちゃんは、大丈夫!?



●魔法戦士の休日
 玉依・紅(魔法戦士ジュエル・ルビー・f26914)と天石・空(魔法戦士ジュエル・セレスタイト・f27785)は温泉リゾートへ旅行に来ていた。
 とはいっても、一皮剥けば、これも仕事の一環ではあるのだが。
「事件が起こるまで楽しんでもいいっていうし、2人でプールにいこっか。」
 紅が言えば、空も頷く。
「それで、水着は…と。一緒に選んで…。」
 何やら布地が少ないものばかりに見える…このリゾート大丈夫かと本気で空が思っていると…。
「水着のサンプル見てたら、すごいの勧められちゃった。あたしのプロポーションなら似合うからって押し付けられたけど…かなり布の少ないビキニ、大丈夫かな?」
 紅が小走りに駆けてくる。
 大丈夫じゃない。少なくともこの年の少女が身に着けていい水着じゃないのは確かだった。
「え、紅ちゃんそんな水着で大丈夫なの?勧められた?」
 似合いそうなのは確か。ちょっと見てみたくもある…そして、容姿をべた褒めされてちょっと得意げになっている紅の様子…口車と押しの強さにやられて、彼女はもはや断れそうもない様子だった。
 だが…このままでは紅が、紅だけがおかしな目で見られてしまう。それだけは許せなかった。
「わ、私はこの水着にするね!」
 紅は自分が守るのだ。
「って、えっ。空ちゃんそれにするの?な、何か2人で大胆でお揃いだね?」
 紅が驚いて声を上げる。空がえいやと掴み取った水着は、よく見てみると、紅のに比べてもさらに大胆だった。ほとんど紐以外の何ものでもない。
 さて、そんなこんなで水着に着替えた2人はプールゾーンへたどり着く。
「恥ずかしい…やっぱり水着のせいかな、見られてる…?」
「うぅ、やっぱり見られてる…。」
 紅も空も周囲の視線がどこに向けられているのか、視線の理由も正確に理解していた。
 歩くたびに胸が揺れて水着がずれてしまう。結びが解けて水着が落ちたらどうしようか…顔ばかりでなく全身を桜色に染めた2人は、熱に浮かされたような表情で歩みを進める羽目になった。
「紅ちゃん…笑顔、笑顔。満喫だよ?」
「空ちゃんだって顔引きつってるくせに…。」
 プールを満喫しなければならない。だが、この状況ではどうにも…。
「ねぇ紅ちゃん、ちょっと人ごみから離れない?ほら、スライダーあるみたいだから…。」
 起死回生の一手。そんな気がしていた。
「ん、スライダー?行こう行こう。」
 紅も乗り気だ。
 順番待ちではまぁ、それなりにまた恥ずかしい思いをさせられたわけではあるけれども…その分、火照った身体に冷たい水のスライダーが心地よいものに感じられた。
「空ちゃんと一緒で楽しいな。」
 抱き合うように滑り降りながら紅が呟く。空も気持ちは同じだった。
「結構早いかも…って、なにこれ!水着、溶けて…。紅ちゃんは、大丈夫!?」
 異変に気付いたのはそろそろ出口に差し掛かるころ。
「…って、あ、あれ?ほんとだ!水着溶けてる!?なんでー!?空ちゃんも!?」
 だが、時既に遅かった。
「いや!このままじゃ裸に!」
 プールに落ち、危険だからすぐにプールからあがるよう係員に追い立てられた頃には既に全裸だった。
 身体を隠そうにも両手では足りない。
「見ろよ。あの子達。裸だぜ?」
「露出狂ってやつかもな。」
「すいませーん!こっち向いてくださーい!」
 みんな好き勝手に…2人の羞恥は限界だった。特に…。
「はぁ…はぁ…もうっ、だめ…っく。」
 人目の少ない場所へ逃げ込んだところで、紅は小刻みに身体を震わせると、腰が砕けてその場にうずくまってしまった。
 空とて平気だったわけではない。その様子を見るや、張り詰めた糸が切れたように座り込む。
 ここからどうすればいいのか…とりあえず、落ち着いて、呼吸を整えて…そう思っていた矢先のこと。
「おい!見つけたぞ。お前ら。」
 係員らしき男に腕を捕まれた彼女らは無理やり立たされる。
 そして…そのまま再び人ごみの中を通り抜けてバックヤードまで連れて行かれる羽目になった。
「やだやだやめて。そっち行きたくない!」
 身体を隠そうにも、片手は係員につかまれている。
 まさに一生分の恥をかいた一幕であった。
 ただし、彼女達の受難には続きがある。
 むしろ本番はこの後だったといってもいい。
 バックヤードについた後、係員の男は、おもむろにズボンと下着を下ろすとうずくまった2人にそれを突きつける。
「全く、何てことしてくれやがる。警察や学校に言われたくなかったらどっちか壁に手ぇつけよ。」
 言葉の意味を理解した紅は声を上げて泣き始めた。
 そして、一方の空はというと、こんなことを考えていた。我慢しなきゃ…紅ちゃんは私が守るんだから…と。彼女も泣きたいのは同じだった。
「紅ちゃん…笑顔、笑顔。満喫だよ?」
 ゆっくり壁に手を付いた空は、やはり引きつった笑顔を浮かべたと思うと、一筋だけ涙を流す。
「ごめん、ごめんね…空ちゃん…。」
 そんな2人の様子を満足気に見つめた男は、空の腰をずいっと引き寄せた後、こう言った。
「安心しろ。お前のためにもう1人呼んである。お友達だけに辛い思いはさせたくないだろ?」

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

ユウラ・キッペンベルグ
新作モニターって楽しそう♪

依頼だっていうのにこんなに楽しくていいのかな~
たまにはシスター服を脱いで休暇気分で依頼に来てもいいよね!
そんなわけでボクは食事処に行くよ

松葉コースっていうんだこれ、初めて食べるけどいっただきまーす!
辛い物は苦手ではないけれど、きっと食べていると浴衣をパタパタして熱さを和らげようとしよう
激辛料理食べちゃうと浴衣がびしょ濡れになるぐらい汗が止まらなくなっちゃうかも

なんだかお腹いっぱいになると眠たくなってきたかも
むにゃむにゃ
なんだかぼんやりしてきたかも?
誰かが迎えに来てくれたら疑問にも思わずについていくよ

ぼーっとして全てが夢みたいに思って行動してしまうかも


c- アドリブ歓迎



●全ては夢であれかし
「新作モニターって楽しそう♪」
 ユウラ・キッペンベルグ(代行者・f21940)は、楽しそうにそう言った。
「依頼だっていうのにこんなに楽しくていいのかな~。」
 たまにはシスター服を脱いで休暇気分…そんなこともたまには許されるだろう。
 そんなわけで食事処に向かった彼女であったが…。
「はい。お嬢ちゃん、MAPPAお待ち!」
 食事券を渡すと、程なくして松葉コースが出て来た。
「まっぱ…?あ、まっぱって読むんだこれ、初めて食べるけどいっただきまーす!」
 辛い物も苦手ではないが、この季節に激辛熱々はなかなか…。
 一口食べればにじむ汗。
 二口食べれば伝う汗。
 ユウラも無意識に浴衣をぱたぱたとさせてしまうのだった。
 それでもやはり、うまいにはうまい。
 浴衣がびしょ濡れになるぐらい汗が止まらなくなっても食べ続ける。
「あ、あれ?」
 気付けば掴む裾がない。
 そう、彼女が食事に夢中になっている間に、浴衣は下着ごと溶けて消えてしまったのだ。しかし…。
「なんだかお腹いっぱいになると眠たくなってきたかも…。」
 むにゃむにゃと何やら突然訪れた眠気にぼんやりし始めるユウラ。
 まさか自分がこんなところで全裸になっているとは夢にも思うまい。
 ピロリン。パシャッ。パシャッ。
 なんだろう。この音は。
「君、ちょっと来なさい!」
 誰かが手を引いて連れて行こうとする。
 あれ?どうしてボクは裸に…。
 そっか、夢だよね。
 夢に違いない。
 あんな優しそうな人がボクにこんなことするなんて…うぅ、お腹の中が裏返っちゃいそうで苦しい…お願い、かき回さないで。
 …でも、なんだかちょっとだけ気持ち良くなって来ちゃった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディナ・サーペント
C+
温泉旅館の料理、ちょっと興味あるかも
プールや温泉も良いけど、お腹すいたし、私は食事処へ行こうかな

え、新作料理コースって、激辛料理だけ?
こんな熱い日に、激辛料理か…でもお腹すいたし、それにします
いただきます…ぐっ!?
辛!!舌が、舌がヒリヒリして痛い!
水、水飲みながら、少しづつ食べよう…辛いの食べてるせいかな、なんか体も熱い
ダメ、このままじゃ熱さで倒れちゃう…服脱いで、少しでも涼しくなろう
周りの視線を感じるけど、熱さで倒れるよりはマシだ

ふぅ、なんとか完食…
激辛料理、すごかったな…体もまだ熱い……
少し疲れたし、ここで少し休もう…他の所を見て回るのは、その後でいいや……ぐぅ

アドリブ絡み歓迎


備傘・剱
C+

やっぱ、旅館といえば、飯でだろうな
って事で、楽しみに来たわけだ、が…

なんで、激辛系だけなんだ?
いや、好きだけども

これ、食べてたら、汗だくになる…よな?
なら、浴衣とタオルを借りて、着替えてから味わって食べてみよう
ついでに、料理でレシピを解析してみ…おい、汗が浴衣に染み付くなって思ったら、なんか、溶けてないか?

さ、流石に、このまま、大勢の前で真っ裸になるわけにも…
恥ずかしさ耐性で冷静に考えよう
溶け切る前に、部屋に戻れれば、ストリーキングをしなくても問題ないわけだし

しかしまぁ、これ下手すると、同じ状態の奴、結構、いるんじゃないか?
そういう奴と協力し合って、この窮地を乗り越えるのが吉なんだろうが…



●マイペースに振り回される者
「温泉旅館の料理、ちょっと興味あるかも。プールや温泉も良いけど、お腹すいたし、私は食事処へ行こうかな。」
 ディナ・サーペント(海賊を志す者・f26523)もまた、食事処へ向かった猟兵の1人であった。
「松葉(まつば)コースを。」
 引換券を出しながらオーダーする。すると、店員はやや怪訝な顔をしながら応対した。
「まつば…?ああ…なるほど。MAPPA一丁!」
「ありがとうございまーす!MAPPA一丁!」
 どうやら思っていたのとはずいぶん違う読み方をされているようだった。
 それにしても…。
「え、新作料理コースって、激辛料理だけ?こんな熱い日に、激辛料理か…でもお腹すいたし。」
 ぐつぐつと煮えたぎる料理。しかし、食欲を刺激してやまない独特の香りがあるのも確かだった。
「いただきます…ぐっ!?辛!!舌が、舌がヒリヒリして痛い!」
 思っていた辛さの次元を越えていた。
 水を流し込む…が、冷たい水のせいでよりいっそう辛さがかき立てられたような気さえする。
「くっ……。」
 難しげな顔をしながらディナが料理に再び向き直ろうとしていると…そこへ苦笑いしながら近づく人影が。
「お、あんた確かグリモアベースで…。」
 備傘・剱(絶路・f01759)だった。旅館といえば飯、そういうわけでここを訪れた彼であったが、不測の事態に備えて事情を知った連れ合いがいれば…という考えから、入店時から注意を払っていたのである。
「なんで、このコース激辛系だけなんだろうな?いや、好きだけども。」
 ディナは、軽く会釈すると、相席を促した。
「ええ。まったくです。少しずつ食べようとはしてるんですけどね?…辛いの食べてるせいかな、なんか体も熱いんです。」
 剱の目から見ても、すでに彼女は汗まみれだった。
 気持ち、浴衣も透けているような…。
「MAPPA一丁お待ち!」
 気のせいだと割り切って自分の分に箸を付ける剱。
「くっ、こいつは確かに…何入ってやがる!?」
 夢中でぱくつきつつ、長年培ってきた料理の勘でもって材料にあたりをつけようとするのだが…ディナの方へ目をやると、そんな考えは一瞬で吹き飛んだ。
 汗をだくだくとかきながら据わった目で、黙々と料理を口に放り込む彼女の浴衣は、汗で湿って…溶けだしていたのである。
「お、おい…あんた……その、無理しないほうがいいぜ?」
 出し抜けに服が溶けて隠すべきとこが見えそうになっているとはいいかねた。当然、彼の言いたいところが伝わるはずもなく…。
「そうですね。ダメ、このままじゃ熱さで倒れちゃう…。」
 彼女は何を思ったか、胸元を大きく広げてばさばさ揺らすと、また料理に向かう。
 どうして気づかないんだこの女は…さっきので浴衣はずたぼろになっているというのに…。
「ってことは!」
 我が身を振り返れば、どれだけか食べてしまった料理のせいで自分の服も溶け始めていた。
 流石に、このまま、大勢の前で真っ裸になるわけにもいかない。恥ずかしさ耐性を活用しつつ、事態を冷静に分析する。
「溶け切る前に、部屋に戻れれば、ストリーキングをしなくて済む…が。」
 問題は目の前のほぼ全裸女をどうするかである。
「ふぅ、なんとか完食…。」
「お、おい。全部…。」
 もはや言葉にならなかった。そして一方の彼女は…。
「はい。少し疲れたし、ここで少し休もうかと…あなたも食べ終わったら適当に置いてって……ぐぅ。」
 激辛熱々のせいだけではない。剱の体を伝う汗の量は常軌を逸していた。
 さすがに裸の女を置いていけるか…!
「くそっ!!」
 こうして彼のストリーキングが幕を開けた。
 全裸の女性を抱えたその姿はまさに…。
「くっ。何かわからねーけど俺まで眠くなってきやがった…せめて部屋までは……。」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

静馬・ユメミル
C+
混浴?
静馬さん【恥ずかしくない】ので何も着けず入ります
おやカップル発見
彼女が怒って出てったみたいです
ふむ
かわいそうなお兄さん
【誘惑】折角だから静馬さんと遊んでいきませんか

露天風呂の奥に誘いましょう
ああ、色んな女の人の裸見たら大きくもなりますよね
別に静馬さんみたいな子どもに興奮してるわけじゃないですよね
お口で【奉仕】しましょう
いいですよ、出して
飲んで放心するお兄さんに【騎乗】

観客増えてきましたね
あ、彼女さん
お兄さん探しに来たんですか?
ちょっと借りてます
でもちょうどよかったです
男の観客がそろそろ我慢できなさそうだったので
混ざってくれますか?

淡々とマイペース
常に無表情
えっちなことは慣れている



●静馬さん@恥ずかしくない
「かわいそうなお兄さん。」
 静馬・ユメミル(くもりぞら・f09076)は、半ば強引に連れて来た青年を湯船の縁に座らせると、ゆっくりそこへ顔を埋めていった。
 元々彼は恋人と連れだって温泉ゾーンまでやってきた。
 しかし、ここあるのが混浴のみと分かるや、彼の恋人は怒って飛び出して行ってしまったのだ。
「たまきちゃ……うっ。」
「静馬さんみたいな子どもに興奮してるわけじゃないですよね?」
 彼は急いで追いかけようとしたのだが……誘惑に負けて、今は静馬の奉仕に蹂躙されている。
「いいですよ、出して。」
 口の中に独特の苦みがひろがるのを飲み下すと、静馬は放心する彼の膝にまたがった。
「観客増えてきましたね。」
 耳元で囁いたが、彼は青い顔で身じろぎしている。
 その視線の先には…。
「たまきちゃん…?これはちがくって。」
 どうやら彼の戻りがあまりに遅かったのを心配し、意を決して混浴温泉の中までのこのこやって来たらしい。
「あ、彼女さん。ちょっと借りてます。ああ、でもちょうどよかったです。
観客の皆さんがそろそろ我慢できなさそうだったので混ざってくれますか?」
 逃げようとしてももう遅い。
 たまきと呼ばれた彼女は、嫉妬に狂いながら見知らぬ男達のいいようにされ、新しい扉を開いてしまうことになるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リリ・アヌーン
アドリブ連携歓迎
POW
C+

リゾートで新作水着モニターになってエンジョイできるだなんて
猟兵やってて良かったわ♪ 
たまにはこういう役得もないとね♪

私は大胆なセクシー水着を着て
プールのように楽しめる温泉レジャーを楽しむわ

ちゃんと体操してから飛び込んで泳いだり潜ったり
意気投合した猟兵仲間とノリノリでイルカのフロートに乗ったり
うまく乗れなくて落ちたりボールや水鉄砲で遊んだりして大はしゃぎ♪
ウフフ、もう……どこ狙ってるの?
仲良くなったら多少のスキンシップもするかもしれないわね

スライダーもあるのね!じゃあ並んで乗ってみましょう
きゃっ、すごいスピードとスリル感ね……!
あら、いつの間にか水着外れちゃったかしら?



●水着は序盤の飛び込みで溶けた
「リゾートで新作水着モニターになってエンジョイできるだなんて猟兵やってて良かったわ♪」
 リリ・アヌーン(ナイトメア・リリー・f27568)は嬉しげに呟く。
 日頃、身体と命を危険にさらしているのだ。たまにはこういう役得もあっていいはず。
 リリが着ることになったのは大胆なセクシー水着。
 これを身に着けた姿でプールでのレジャーに思い切り打ち込むのだ。
「さてと。」
 忘れず体操を済ませると、プールに飛び込む。
 その後は、気の向くままに泳いでみたり、意気投合した若者達とイルカのフロートでワイワイガヤガヤ。うまく乗れず、何度も水に落ちてしまったが…。
 遊びのポテンシャルとしては、ボールや水鉄砲も意外に侮れない。
 なぜか自分ばかり狙われていたような気がしないでもないが……。
「え?スライダー?スライダーもあるのね!じゃあ一緒に乗ってみましょう。」
 最後は誘われるままにスライダーへ…彼ら何人かとぴったりくっついたような状態で滑走する。
「ウフフ、もう……どこ掴まってるの?きゃっ、すごいスピードとスリル感ね……!」
 今更になってやっと気付いたのであるが、いつの間に水着は外れてしまったのだろう。
 まさか割と最初の方だったりは…。
「まさかね。え?なになに?お部屋ついてったらお酒ご馳走してくれるの?いくいく、ついてくわ♪」

大成功 🔵​🔵​🔵​

月詠・愛珠
C+

やっぱり温泉に来たからには入んなくちゃね
混浴もあるって話だけどちゃんと女湯に入れば済む話だし
…でもタオルは借りるよ、別に体型のコンプレックスとは関係ないけど。関係ないよ?

そんな訳でお風呂に入りに来たんだけど…混浴じゃん?なんか他の男性客がボクの事をじろじろ見て…
…あ、首かしげてる。まさか胸で判断された!?

ぐぅ…でもチャンス
このまま上がると逆に不自然だし、お風呂は入りたいから少しだけでも浸かりたい
かけ湯をして、何事も無く浸かり…タオルが溶けてる!?
おまけに訝しんでた人も近づいて来て、「裸のつきあい」を持ちかけられた
「つきあい」じゃなく「つかれる」ばっかりな気がするけど…んっ♥

アドリブ絡み歓迎



●望まぬ脱衣
「やっぱり温泉に来たからには入んなくちゃね。」
 月詠・愛珠(月に魅入られる翠の狐娘・f06905)は浴衣に着替えるやいなや、颯爽と温泉ゾーンへ向かった。
 混浴もあるとは聞いているが、女湯に入れば済む話だ。タオルだってもちろん巻いていく。
 別に体型上のコンプレックスを意識してのことではない…断じて。
「…混浴しかないじゃん?なんか男性客がボクの事をじろじろ見てるし…。」
 温泉ゾーンに着いた彼女を待っていたのはまさしく混浴。女湯など最初から無かった。
「…む、胸?見てるのはそこなの?ぐぅ…でもこのまま立ち去ると逆に不自然だし、お風呂は入りたいから少しだけでも浸かりたい…。」
 刹那の間葛藤したが、愛珠はかけ湯して湯船に浸かる。そして…。
「…タオルが溶けてる!?」
 大変なことに気が付いた。さっきの男も異変に気付いたらしく、首を傾げたと思えば、ずいずいと近寄ってきた。
「え?裸のつきあい?」
「そそ。おじさんピーンと来ちゃったよ。君、痴女ってやつでしょ?エッチなこと好きなんでしょ?」
 失礼にも程がある…今すぐ突き飛ばしてやりたいのは山々だった。
 ただ、なぜか抵抗が出来なかった。無遠慮にまとわりついてくる彼の手に翻弄されて、愛珠にできるのはただただ耐えることだけ。
「おじさんが君の分までついてあげるからさ。ほれほれ♪」
「『つきあい』じゃなく『つかれる』ばっかりな気がするけど…んっ♥」
 どう考えても滅茶苦茶なやり取りだったが…かくして男性による一方的な突きが始まるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『真実探し』

POW   :    しらみつぶしに探す。

SPD   :    技能を発揮して探す。

WIZ   :    情報を集めて探す。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●壁穴の試練
「さあさあ、今から行われますのは愛の試練!壁の向こうの殿方達には、皆さんの中の誰か1人だけと一緒に脱出する権利が与えられています。」
 依頼に参加した者の内、生物学的に女性な者達は、薄明るい部屋の中で目を覚ます。
 ある者は眠ってしまったところを、ある者は気を失ったところを捕らえられてしまったようだ。
 見回してみれば、一般人を含め、数人の女性が自分と同じ姿で捕らえられていた。
 彼女らは皆一糸まとわぬ全裸であり、そして、なぜか腰から上だけ壁の穴からこちら側に出ている。
 腰から下はおそらく壁の向こうで無防備に晒されていることだろう。
「さて、恋人のいる皆さん、本物の恋人に選んで貰えると良いですね♪恋人のいない皆さんは、素敵な方と出会えますように♪」
 さっきから司会者よろしくしている彼女の言う通りなら、壁の向こうには生物学的に男性の者達がいる。
 彼らは女性陣の上半身を確認することなく、誰か1人を選ばなければならない。
 この特殊な壁を挟んで男女が会話することは不可能。
 ユーベルコードや一般人には使うことが出来ない類の特殊な技能を使えばUDCに猟兵の存在がばれ、作戦全体がご破算になりかねない。
 この極限状態において、男性陣は本物の恋人を、または、好みの女性を見つけることが出来るのだろうか。
 手段は男性陣に委ねられている。
 女性陣が思い人の存在を見つけ出した場合には、何らかの方法でアピールする必要があるかもしれない。
 グリモア猟兵の話を思い出す限り、おそらく、一度選択が成立してしまえば、呪いの力で2人は思い合う恋人同士となり、少なくとも今夜一晩を共に過ごすことになる可能性がある。
 元の思い人のことは上書きされてしまうだろう。
 何にせよ、この空間に囚われた者達は、後悔のないよう、この試練に望むしかないのであった。

※業務連絡
・リプレイは6/18~21の期間にプレイングを提出していただいた方の中から第一章と同程度の人数執筆する予定です。
・私自身のキャパシティと第一章参加者の方の都合を踏まえ、第一章参加者優先になる場合がありますので予めご承知おきをお願いします。
・おそらく執筆にはお時間を頂くことになってしまいますので、プレイング失効後再度の提出をお願いすることもあるかと思いますが、ご協力をよろしくお願いします。
・特殊な環境でのプレイング、リプレイになりますので、過激過ぎるプレイングに対するものとは別に、特殊なマスタリングがかかる場合がありますがその点についてもお楽しみ頂けましたら幸いです。
ロベリア・アナスタシア
(C+++、アドリブ絡み歓迎、年若き男性キャラ希望)
あぁん…スースーするわ…、湯あみしたのに汗が出ちゃう…❤
(見られる分には問題ない痴女)
う~んそうねぇ…確かに『恋人』はいないから、コレを期に素敵な子と
カミングアウトラブが出来れば良いわ❤

…声も聞こえないとなると、あれよね…『丸出しの部分』で
男が私達を判定するって言うのよね?
じゃあ私は、とにかく猛烈に下半身から男を誘惑する
フェロモン(誘惑、存在感、おびき寄せ)を出して男の子に猛アピール
具合を確かめられても平然と受け入れて、気持ちよくしちゃうわ❤

こんな痴女めいた私を受け入れてくれる『素敵な恋人』は
現れるのカシラ…?❤



●美魔嬢の誘惑
「あぁん…スースーするわ…、湯あみしたのに汗が出ちゃう…❤」
 ロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)は、無意識なのかわざとなのか、腰を悩ましげにくねらせつつ呟いた。
 壁の向こうで自分の下半身が男性陣の視線に晒されているのは想像に難くないが、生憎、そんなことは気にならないのがロベリアである。
「う~んそうねぇ…確かに『恋人』はいないから、コレを期に素敵な子と
カミングアウトラブが出来れば良いわ❤」
 あちらからは声も聞こえないとなると、男性陣は下半身だけで女性を見分けることになるようだ。
 そこまで思い至った彼女は、下半身だけであらん限りの誘惑を試みる。
「あぁん!来た来たっ❤」
 横で恐怖に怯える少女から迷惑げな視線を向けられるが気にならない。
 あちらにいる男性からの相性チェックも平然と…むしろ嬉々として受け入れる。
「もっと、もっとずんずん来てもいいのよ♪こんな痴女めいた私を受け入れてくれる『素敵な恋人』は現れるのカシラ…?❤」
 ひとしきり行為が続いた後、ロベリアは1人の青年と共に脱出することになった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リリ・アヌーン
C+ アドリブ連携歓迎
…いつの間にか眠ってしまっていたようね…愛の試練…?

裸で捕まって固定されてるし、会話もUCも使えない
脱出できるチャンスは男性側に委ねられているようね
思い人はいないからその辺は大丈夫だけどこれはやられたわね
洗脳されてヤられちゃう可能性が高いわ
せめて覚悟して試練に挑む
生かされているならチャンスはある
まだ諦めないわ

下半身だけでも手入れして整えている金色の短い陰毛
魅力的な長い脚の脚線美、大きい安産型のお尻は目立つんじゃないかしら
妖艶に脚を組みかえたりエッチなダンスをするように
腰やお尻を動かし誘惑

手やナニかが脚や下半身に触れたら足や指先で
器用にスリスリ擦って挑発
興奮させてみましょう



●仮初めの愛情
「…いつの間にか眠ってしまっていたようね…それにしても、愛の試練…?」
 リリ・アヌーン(ナイトメア・リリー・f27568)は首を傾げる。
 服装は…裸のまま。身動きは…出来ない。このUDCオブジェクトめいた壁は恐らく防音仕様…なぜなら向こうからの音は一切聞こえないからである。
「脱出のチャンスは完全に男性側へ委ねられているようね。」
 グリモア猟兵からはユーベルコードの使用自粛を求められている。
 それにしても…これはやられた。グリモア猟兵の見た夢の通りなら、このまま自分は洗脳されて見知らぬ男と…。
「思い人がいないのだけがせめてもの救いかしら。」
 ともあれ…生かされているのならまだチャンスはある。
 油断はしないし、絶望もしない。
 自分は今できる戦いをするだけなのだ。
 下半身だけでも手入れしてあってよかった。長いと褒められる脚、安産型のお尻を活かせば脱出に時間はかからないはず。
 意識的にいやらしく脚を組みかえたり、卑猥な踊りでもするように腰を振ってみせる。
「ひゃっ…きた……。」
 お尻に触れているのは誰かの手?それとも…まぁこの熱さは分かり切っている。
 これはどう考えても…。足先を器用に動かして擦ってみた…すると。
「きゃっ!?いきなり…激し……んんっ!」
 挑発は効果覿面だったようである。
 次第に愛しく思えてくる壁の向こうの誰か…それから随分長い時間が経過した。
 リリを選んだ絶倫男は太めの中年だった。
「もぅ…好き…♪」
 部屋についてもいないのにまたお尻を撫でて来る彼にキスすると彼女は廊下のど真ん中で壁に手を付いてお尻を突き出すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

メルト・ラストハート
C+、NG無し、アドリブ・絡み歓迎

ここは~・・・?それに、いつのまに~・・・?
そっかー・・・ここが言われてた・・・
凄く見られてる気がするよー・・・少し濡れるカモ♪あん♪
誰かに触られた~・・・?
あれ?夢だとこの後選ばれて・・・どうなるんだっけ?


大好きなカレとここを出るだけ・・・だっけ?なら、別に良いよねー・・・?
うわぁ・・・とっても逞しくておっきぃ・・・♥
こんなの可愛がられたら壊れちゃうカモ・・・♥
寧ろ壊して!大好きなアナタに好きな様に滅茶苦茶にしてほしい!
あはは、狂っちゃいそう♥でももっと!ワタシにちょうだい♥
(UDCにバレない様ミクロ化したビーで精力剤と媚薬を生成。密かに打ち込み欲望暴走)



●選ばれし彼女の末路
「ここは~…?それに、いつのまに~…?そっかー…ここが言われてた…。」
 メルト・ラストハート(魅惑と快楽の女神・f25823)は、合点がいったかいかないか、ぼんやりと呟く。
 さすがに全裸で捕まるとは思わなかったが、この状況はまさしくグリモア猟兵から聞かされていた夢の内容そのもの。
「凄く見られてる気がするよー・・・少し…♪あん♪」
 視線を意識した途端、とろりと何かが腿の内側を伝っていった。
 壁の向こうからは撫で回されるような感触…。
「誰かに触られた~…?あれ?夢だとこの後選ばれて…どうなるんだっけ?」
 言っている間にも悪戯めいた愛撫が我が身を苛む。
 向こう側にいるのは知らない男だというのに、愛しく感じるのはなぜだろう。
「んっ…大好きなカレとここを出るだけ…だっけ?なら、別に良いよねー…?」
 メルトを選んだのは、おだてにもいい男とは言えない中年だった。
 ある一部分を除いて…。
「うわぁ…とっても逞しくておっきぃ…♥こんなの可愛がられたら壊れちゃうカモ…♥」
 洗脳なのか呪詛なのか、それとも彼女に本来備わった感性なのか…それは分からない。
「寧ろ壊して!大好きなアナタに好きな様に滅茶苦茶にしてほしい!あはは、狂っちゃいそう♥でももっと!ワタシにちょうだい♥」
 しかし、ただ1つ言えるのは、欲望を解放し尽くした今の彼女は紛れもなく幸せだと言うことだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

レヴィア・リヴァイアサン
【Cー SPD】
壁穴は高く、床に届かぬ爪先が宙を掻く
穴から突き出された、僅かに骨張った年頃特有の臀部は
困惑し怯えた心を表すように震え、見る者の嗜虐心を煽る
(見られています…壁の向こうから、大勢が私の恥ずかしい所を見て…います……ぅ)

出来損ないのリヴァイアサンに出来る事は、分かるよなァ?

海底監獄に幽閉時、聞かされた言葉
来る日も来る日も、奉仕し慰める事だけ求められ続け…
この状況は過去を思い出させるに十分

怯えはいつしか新たな主人に褒めて欲しいと言う希求に
滲む姫蜜の甘酸っぱい媚香が周囲を支配する
それは周囲のキモデブやチャラ男の理性を吹き飛ばし

(ご奉仕いたします……どなたか、レヴィアを褒めて下さい…♥)



●蘇る記憶
 床に届かない爪先が虚しく宙を掻いていた。
 壁の穴から突き出された、僅かに骨張った年頃特有の臀部は、困惑し怯えた心を表すように震え、否応なしに見る者の嗜虐心を煽ってしまう。
『見られています…壁の向こうから、大勢が私の恥ずかしい所を見て…います……ぅ。』
 レヴィア・リヴァイアサン(オーバーローデス・マーメイド・f26627)は、赤くなったり青くなったり忙しいその顔を必死に隠してはみるのだが、もちろん、壁の向こうで起ころうとしている事態の前には全く意味をなさない。
『出来損ないのリヴァイアサンに出来る事は、分かるよなァ?』
 思い出すのは海底監獄に幽閉されていた頃の記憶。来る日も来る日も、奉仕し慰める事だけ求められ続けていた…。
 この状況は一体…まさかまたあんな風に…?
 期待…違う、これは怯えなのだ。
 身体が新たな主人を求めている……そんなはずない。
 ただ、どうしても脳裏に浮かんでしまうのだ。
 どうしようもなく蕩け、ふやけてしまった自分の下半身に、軽薄で信のおけない男や生理的に受け付けないほど醜い男達が群がり、休む暇なく責め立てられる情景が…。
『ご奉仕いたします……どなたか、レヴィアを褒めて下さい…♥』
 もどかしい…!どうして手を伸ばして慰めることが出来ないのだろう…。
「はやく…はやく…来た…あぁっ!」
 脚を動かせないよう両側から押さえつけられている。
 ああ…お腹の中が苦しい。
 少なくとも3人以上はいそうだろうか…レヴィアは知らず知らずの内にやけてしまっていた。
「んっ、んっ、ふうっ…あああぁっ!」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ディナ・サーペント
C+ アドリブ連携歓迎

あれ…なんで私、壁に埋まってるの?
これが愛の試練?どうしよ、かなり不味い状況かも
恋人いないし、素敵な方と出会えますようにって、出会う気もないから

とにかく選ばれるのだけは避けないと…暴れていれば、誰も私を選ばないはず
足バタバタしたりキックしたり…って、足抑えるな!おしりも、触るの、だめ!
…?今、私の名前呼ばれ、まさか

そっか、〇君、私を見つけられたんだ……嬉しい、暴れたかいがあったかも?
再開した恋人に抱き着き、愛情込めたキスをして、部屋に向かう
裸のまま、布団の上に。そっか、今日はたくさん愛し合うって約束、だったもんね❤
私、頑張るから…〇君、大好きだよ❤

※相手の名前はアドリブで



●抵抗は長続きせず
「あれ…なんで私、壁に埋まってるの?
それにしても…これが愛の試練?どうしよ、かなり不味い状況かも。」
 ディナ・サーペント(海賊を志す・f26523)は冷や汗を流す。
 恋人はいないので取り違えを心配することもないが、かと言って出会いを求めているわけでもない。
「素敵な方と出会えますようにって…まぁいいや。とにかく選ばれるのだけは避けないと…そうだ!」
 機転を利かせたディナは、脚をバタつかせて拒絶の意志を示す。暴れている女をわざわざ選ぼうなんて人間はさすがに…。
 しかし、実際のところ、壁の向こう側から見れば滑稽な光景である。
 何を狙うともなく蹴りを繰り出し、空振りを重ねては勝手に疲労する。
「……!?やめっ…!足抑えるな!おしりも、触るの、だめ!」
 何と強い力の持ち主…あるいは自分が精彩を欠いてきているのか…。
 慣れた手つきだ。焦らすようにひたすら尻を撫で続ける。
「んっ…ふっ、はぁっ…!」
 見えないところからの愛撫というのはここまで…。
 彼の指が触れる度に身体が悦びに打ち震えているかのようだった。
 とろりとした液体が何度も何度も内腿を伝っていく…。
「もうだめ…おかし…く…なる……!」
 理性が限界を迎えそうになったその時である。
「あああああぁっ!!!」
 さっきまでとは打って変わって、突然、尻を思い切りぶたれたのである。
 敏感になっていただけに、それはことさら痛く…そして、こともあろうに、彼女はその一撃で達してしまったのであった。
「おめでとうございます。ディナさん。義男さんがあちらでお待ちですよ。」
 …?今、名前を呼ばれただろうか…ということはつまり…。
 絶対に拒絶してやるつもりだった。まずはさっきの仕返しにビンタを…。
「そっか、よー君、私を見つけられたんだ……嬉しい、暴れたかいがあったかも?」
 やっと再会できた恋人に抱き着き、愛情込めたキスをして、部屋へ促すディナ。
 先に服を脱ぎ捨て、義男を押し倒したのはディナの方だった。
「今日はたくさん愛し合うって約束、だったもんね❤私、頑張るから…よー君、大好きだよ❤」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

静馬・ユメミル
C+
んっ
静馬さんが探し人かどうかなんて見ればわかりそうなものですけどね
まあ折角だから一回ぐらい静馬さんみたいな子どもも犯したくなるのかもしれませんね
明確に違うので指名はされないが好奇心と具合の良さから意外に人気となって両方の穴を使われまくる

そういえばたまきは逆にかわいそうなお兄さんの形ってわかるものですか?
隣で犯されてるたまきに声をかける
あ、したことなかったんですか
じゃあ仕方ないですね
静馬さんは結構わかりますけど
あ、これですね

指名される
かわいそうなお兄さん
そんなに静馬さんのこと、忘れられませんでした?
まあ静馬さんの恋人ですもんね
好きなだけシていいですよ
それでお名前なんでしたっけ

アドリブ絡み歓迎



●うつろう心
 また誰かが自分の下半身に手を伸ばして来たのが分かった。
「んっ…静馬さんが探し人かどうかなんて見ればわかりそうなものですけどね。」
 静馬・ユメミル(くもりぞら・f09076)は冷ややかに言い放つ。
「まあ折角だから一回ぐらい…そんな風に思ってるのかも…ふぁっ…う…。」
 下半身だけみても他の女性陣とは明確な違いがあるために指名してくる輩までは出て来ていないが…好奇心か嗜好か、それとも意外と癖になってしまうものなのか…千客万来とはいかないもののさっきから何人も何人も……。
「……そういえばたまきは逆にかわいそうなお兄さんの形ってわかるものですか?」
 隣でさっきから休みなく声をあげ続けるたまきに声をかける。
「…ひっ、くっ…んんっ!そんな…の…。」
 まだそんな気力が…そう思わせるような目でもって睨み付けてくる彼女は、どこか悲しげだった。
 そう言えばあの時、血が…そうか…したことがないなら仕方ないか。
「……静馬さんは結構わかりますけど。んくっ、あ…間違いないです。これですね。」
 間違いない…これはあの時と同じ。
「…ってことは、たまきのお相手は別人ってことになりますけど…んっ…。」
 そんなやり取りをしている内、静馬は指名を受けた。
「あのお兄さん、静馬さんを選んだみたいです。ところで、今何人目です?静馬さんより人気みたい少し妬けちゃいますね……って、もう聞こえてませんか。」
 どうやら軽く壊れてしまったらしいたまきに小さく手を振りつつ、静馬は彼のもとへ向かう。
「全く…そーちゃんそんなに静馬さんのこと、忘れられませんでした?まあ静馬さんの恋人ですもんね。好きなだけお相手しますよ?」

大成功 🔵​🔵​🔵​

玉依・紅
C-
【紅空】

気付いたら裸で壁にはまってて…
隣に空ちゃんがいる事だけはありがたいけど…
このままじゃまた、さっきみたいなことに…

「ああっっ!?」
急にあたしのお尻に、触られる感触が…
お尻だけじゃない、あそこ広げられてる…生暖かい感触…舐められてる…?
「いやぁ…やめて…おねがい…」
空ちゃんも、あたしの様子に気付いたみたい…というか、空ちゃんも同じことされてる…?

やだ、頭の中ぐちゃぐちゃ…
あたしのあそこを舐めてる人が、まるで大切な人みたいに感じてきちゃって…されるのが嬉しくなってきて…

ちょろろろ…
気持ちよくてお漏らししちゃった…

このままじゃおかしくなっちゃう…
せめて空ちゃんの手、握って…忘れないように…


天石・空
【C-】
【紅空】

最悪だ…気が付けばこんな恥ずかしい恰好で拘束
腰も膝も力が入らない…
それにさっきは紅ちゃんと二人であんな事…動画まで
早く回収しないとダメなのに

紅ちゃんは…っ!
誰か私のお尻を触って…擽ったいのに逃げれない…
っ!紅ちゃんは!?
うそ…あんな顔…ダメ、なんとか耐えないと!
耐えて、紅ちゃんを助けるんだ…!

――っ!
ぁぁぁ!奥まで、きて、響いて…くるっ…
ダメ、なのに…意識、目の前霞んで…紅ちゃん、の為…に…
あ、そこ、やだ…ぁぁぁ♥
大切な人、感じたい、心、変になる…
嫌なのに、幸せにされて、る…耐えなきゃ…耐え…っ♥
このままじゃ意識が……手、私の大切な人に触れたい…
私の、たいせつな、ひと…に…



●紅視点
「ん……。」
 目を覚ますと、壁穴に拘束されていた。
なるほど、これがグリモア猟兵の言っていた夢の…。
 玉依・紅(魔法戦士ジュエル・ルビー・f26914)が恐る恐る周囲を見渡してみると…隣には気を失った天石・空(魔法戦士ジュエル・セレスタイト・f27785)の姿。
 何かとても酷い夢を見ていた気がする…空と2人、全裸のまま係員に捕まって、それで…。
「空ちゃん…夢、だよね?」
 空の頬に残る涙の跡が、紅の儚い願いを粉々に打ち砕く。
 身体のあちこちが白く汚れている…空も自分もだ。
 一体、自分達は何人に…声を上げて泣きたくなった…が、紅はぐっとこらえる。
 空をもう少しだけ休ませてあげたい。自分達が置かれた状況を思えば、一緒に知恵を出し合って逃げる方法を考えるべきなんだろうが。
 友達を助けるために自らの身体を差し出すというのはどんな気持ちなのだろう…ぶんぶんと首を振る。
「考えなきゃ…。」
 このままじゃまた、さっきのようなことになってしまう。
 それにしても、空の隣で目を覚ましたことだけは救いだった。彼女の寝息を聞いていると、力が湧いてくる気がするのだ。
「頑張るからね…空ちゃ…ああっっ!?」
 急に誰かにお尻を撫でられたような、そんな気色の悪い感触があった。
 お尻だけじゃない。
 だめ、そんなところ広げないで…!
 じっとりと生暖かい感触がむしゃぶるように這いずり回って…なめられているのだろうか。
「いやぁ…やめて…おねがい…。」
 と…今の声で、空が目を覚ましてしまったようだった。
 知られたくない…知らない人にこんなことされて感じてるなんて。
「大丈夫…?紅ちゃん。どうしたの……?」
 必死に平静を装う。
 今、自分はどんな風に見えているだろう。
 大丈夫、きっと上手くやれているはず。
「ん…だい…じょうぶ。」
 いや…もう限界だ。堰を切ったように、熱い液体がちょろちょろと流れ出してしまった。
 ああ…だめ、入って来ないで…。

●空視点
「いやぁ…やめて…おねがい…。」
 紅の搾り出すような声を聞いて、空は意識を取り戻す。
 彼女に何か…あったのだろうか。
 思いかけて、自嘲気に下を向く。
 何かあったどころではない。最悪だ…気が付けばこんな恥ずかしい恰好で拘束されている。
 散々、好き放題にされたせいで、腰も膝も力が入らない…。
 あんな事…動画も早く回収しないとダメなのに…。
「大丈夫…?紅ちゃん。どうしたの……?」
 まずは安否確認だ。2人で知恵を出し合って事態を打開しなくては…。
「ん…だい…じょうぶ。」
 うそ…あんな顔…大丈夫なはずがない。
 さっきと同じように、顔だけでなく全身を桜色に染めた紅は、常の彼女の様子からは想像もできないほどにいやらしい表情をしている。
 うっとりした目ににやけた唇…口の端から伝う涎に彼女は気付いていないのだろうか。
 手を繋ごうと右手を伸ばす。
 紅の身体はリズミカルに小さく痙攣していた。 
 まさか…もう既に…。
 心配させないように頑張ってくれてるんだね…もう、無理しなくてもいいんだよ。あとは、私が頑張るから……!
 両脚になけなしの力を込める。
 自分が惹きつけないと…。
 思いつく限り一番卑猥な動きで腰をくねらせる。
 来て…私の方に…そう心の中で唱えるようにして男性を誘惑するのだ。
 紅のことを助けるのだ。
 熱く火照りきった下半身に誰かの手が触れる…。
 あちらの部屋から自分のお尻はどのように見えているのだろうか。
 変態…その言葉に思い至ると身体が甘く震えた。
 くすぐったい…だめだ…恥ずかしすぎる…頭がおかしくなる…耐えられない。
 ダメ、なんとか耐えないと!
 耐えて、助けるんだ…!
 お願い…来て…私の方に…。
「お願い…来て…私の方に…早く…ちょうだい…!」
 不意に紅と目が合った。
 もしかして…今の言葉…口に出ていたのだろうか?
 紅が愕然とした表情でこちらを見てくる。
「ちが、ちがう…の…あああああっ!」
 擦り付けられただけなのに、簡単に達してしまった。
 変態…!
 紅の目にそう責められているような気がした…もちろん、紅が、がそんなこと言わないのは自分が一番分かっているのだが…。
 ただ、後ろめたさが自分を貶めるのだ。
 あの時、自分ではそんなこと言うつもりはなかったのに…やっぱりあんな言葉が無意識に口から出てしまうってことは……。
「んんんっ!やっ、だめっ!……――っ!ぁぁぁ!奥まで、きて、響いて…くるっ…。」
 身体も心もかき乱されていた。
「あ、そこ、やだ…ぁぁぁ♥」
 声が…恥ずかしい声が、全く我慢できない。

●紅視点
「お願い…来て…私の方に…早く…ちょうだい…!」
 空に手を握られた時、なんだかとても救われたような気分になった。
 だけど…。
「空ちゃん…。」
 仕方ないことだ…こんな異常な事態に身を置いているのだから。
「んっ…ふっ…くっ……。」
 それに…自分だって、もう限界だ。
 いやらしい声…我慢できない。
「紅…ちゃん。」
 もう満足に声を掛け合うこともできなくなった2人にとって、繋いだ手だけが残された絆。
 ただ…もし。もしも、自分達がお互いに友達以上の感情を持ってしまっていたとしたら…。
「あっ、もう…だめぇ……!」
 壁の向こうにいる彼が愛おしくて仕方ない。
 紅は、気付けば自分から激しく腰を振っていた。
 隣にいる空色の髪の女の子も気持ちよさそう…手を繋いでいるだけなのにどきどきする。
 あの子の恥ずかしい姿を見ると…あの子に自分の恥ずかしい姿を見られると…。
 ……。
 ……。
 そんな夢のような時間が過ぎ去った後、大好きな彼が自分のことを呼んでくれた。
 間違われなくてよかった…!
 隣の子もちゃんと見つけてもらえるといいな…。
 堅く繋いでいた手をどちらともなく離す。
 代わる代わるお手つきされているのか、まだ声を上げ続けている彼女を優しく一瞥すると、紅は嬉しげに彼のところへと向かった

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

月詠・愛珠
C+
気付けば壁尻状態にされてたので周囲を確認と、改めて状況整理
お風呂で好き勝手された後気付けばこんな状況…いい加減無理やりな言い包めに弱くないかなボク
後、さっき胸見られてたの男かもと警戒されてた可能性があったのかな?とか

そうやって壁尻から選ばれるのを待つ
ボクの場合尻尾があるから恋人持ちには絶対選ばれないだろうし…あるならさっきのおじさん位かなーって?
考えてても仕方ないかってお尻や尻尾を振ってると掴まれたり触られたり試され…そんな所まで…!?

…選ばれたけどそういえばあのおじさんの名前知らないね。あ、でも大切な人だしもっと色んな事を知って貰いたいから。これからもよろしくね?…♥
アドリブ歓迎NG無し



●行きずりの彼なれど
「か…壁尻……。」
 月詠・愛珠(月に魅入られる翠の狐娘・f06905)は呆然と呟いた。
 全く想定外というわけではない。
 グリモア猟兵の見た夢を聞かされた時からある程度覚悟はしていた…。
「お風呂で好き勝手された後気付けばこんな状況…いい加減無理やりな言い包めに弱くないかなボク。」
 状況整理をしようかとも思ったが、虚しい…とても虚しかった。
 ここを脱出するには、壁の向こうの誰かに選ばれるしかない。
「ボクの場合尻尾があるから恋人持ちには絶対選ばれないだろうし…あるならさっきのおじさん位?」
 正直、全く見ず知らずの人間とそうなるのは嫌だった。
 とはいえ、別にあのおじさんだって知った仲ではないけれど…。
「ま…考えてても仕方ないか…って、ちょっと!?」
 ゆらゆらさせていた尻尾がいきなり掴まれた。
 お尻に悪戯されてる…?
「触っ…だめ!え…そんな所まで…!?」
 この触り方は…もしかしてあのおじさん?
 この形も…。
「おめでとうございます!愛珠さん、裕太郎さんと脱出されます。」
 そうか…あの人裕太郎っていうのか…大切な人の名前、忘れないようにしなくては。
「もっと色んな事を知って貰いたいから。これからもよろしくね?…♥」
 こうしてこの2人も今晩宿泊する部屋へと向かって行ったのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

高坂・茜
(C+、アドリブ絡み歓迎)
おかしいわ…、男のアレを味わっていたと思ったのになんで
私はこんな場所にいるのかしら?(首傾げ)

…うん、何かヤバい話になってるケド…今更よね。
今はスマホもないし、此処はされるが儘でいるのが吉ね…。
…『パパ』が助けに来てくれれば嬉しいケド、パパにはあの子がいるから
仮に来たとしても、きっと私は選ばれないよね…。
良いの…今は忘れても、いつかパパが助けに来るって信じてるから。

ソレに…、さっきから体が熱くて、もう抑えがつかない…❤
だからお願い…、私の体…慰めて欲しい❤
若い男の子…、特に猟兵さんなら尚いいなと思ってたり♪
まぁ…選り好みできないけど、祈るくらいはできるよね…?


備傘・剱
C+
さっきまで、女の子抱えて走ってたはずなのに、なぁ
どこでこうなったやら

ここで、選ばれると、強制ワンナイトラブになる、ってわけだが、どうしたものかな…
もう、これ、野生の勘と第六感だよりだよな
…恋人がいない奴に当たってくれれば、御の字、だよなぁ

なんにしても、先に選んだ奴の様子を確認しつつ、一つ、質問してみよう

ここで選ばれなかった奴、選ばなかった奴は、どうなるか、だな

ろくな結果じゃないだろうが、答えを聞いたら、勘頼りで選んでみよう

どんな奴が相手でも、俺は紳士を貫く
狂気に支配されてようが、冷静な部分ってのは頭のどこかにあるもんだ
こっちがどんな扱い受けようが、女性に優しくできない奴は、男じゃないからな



●茜視点
「おかしいわ…新しいパパ達の味見してたはずなのになんで私はこんな場所にいるのかしら?」
 高坂・茜(『再誕』の邪神少女…?・f26743)は首を傾げる。
 何やらやばそうな状況になっているのは確かだ。
「今はスマホもないし、此処はされるが儘でいるのが吉ね…。」
 もしも本命のパパが助けに来てくれたなら嬉しいが、自分には選ばれない確信がある。パパにはパパの本命がいるのだ。
 今はいい。忘れてしまったとしても、いつかパパが助けに来るって信じているからだ。
「ソレに…、さっきから体が熱くて、もう抑えがつかない…。だからお願い…、私の体…慰めて欲しい。せめて、若い男の子…、まぁ…選り好みできないのは分かってるけど、祈るくらいはできるよね…?」

●剱視点
「さっきまで、女の子抱えて走ってたはずなのに、なぁ。どこでこうなったやら。」
 備傘・剱(絶路・f01759)をしても何が何やらだ。
 おそらくこの状況…グリモア猟兵が言っていたあの展開だ。
 ここで、誰かを選んでしまえば強制ワンナイトラブが待っている…。
「どうしたものかな…くそっ!」
 周囲の様子を確認してみる。
 擬似的な匿名性を笠に着て好き放題する者たちもいれば、本物の恋人がどれか分からず涙する者もいた。
「ところで…ここで選ばれなかった奴、選ばなかった奴は、どうなるんだ?」
 剱は司会者然として取り仕切っている係の男に声を掛ける。
 まぁ、答えが帰ってくるとも限らないし、碌な答えが来るとも思えないが…。
「その点は問題ないですよ。そもそも選ばれないような女性はお呼びしませんし、選ばない男性は出られないだけ。大抵の男性はこの部屋出たさに適当な女性を選んで行かれます。」
 最悪だ。考えうる限り最悪に近い回答だった。
「もう、これ、野生の勘と第六感だよりだよな…。」
 恋人がいない女性に当たってくれさえすれば、御の字だった。
 どんな奴が相手でも、自分は紳士を貫く…それだけは、変わらない。
 狂気に支配されてようが、冷静な部分ってのは頭のどこかに残して置くことは出来るはずだ。
「こっちがどんな扱い受けようが、女性に優しくできない奴は、男じゃないからな。」
 剱はしばらく目を閉じた後…大きく見開いた。
「俺はこいつと外に出るぜ!」

●結末
「おめでとうございます!茜さんは剱様と脱出されることになりました!」
 好き勝手される周囲の様子に、自分はどんなことになってしまうのか、誰にされてしまうのかと顔を赤くしていた茜は、壁穴に拘束されていなければ拍子抜けしてずっこけるところだった。
「え…もうなの?まだ、いくらも時間たってないんですけど!」
 あまりに早く出られたことやこの悶々とした気持ちを誰にも晴らしてもらえなかったことへの戸惑い、そして、本命のパパが助けに来てくれたことへの喜びで茜の脳内はごちゃごちゃだった。
「もう…パパの意地悪っ…!」
 助けに来てくれないかと思った。でも、そしたらあの子は…。
 まぁいい。今日はもうパパに甘えることしか考えない。
「まぁ…何だ。遅れてすまねーな。」
 剱が茜の肩を抱く。
 彼はここまで努めて紳士的に振る舞ってきた。
 相手が望まないならと……ただ、相手が彼女なら、望んでいるなら別だ。彼もやはり紳士である前に一端の男。
「今夜は寝られると思うな。」
 不敵に笑うと、茜を強く抱きしめるのであった。
「…好きにして?滅茶苦茶になりたい気分なの」
 夜は続く…2人溶け合って1つになるまで。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ユウラ・キッペンベルグ
(主人格のユウラが目を回してるので、もう一人の人格に交代です)

捕らえられたまま覚醒
別人格の私はまずこの状況をつぶさに観察
視界内に司会よろしくやってる子を見つけたらちょっと声をかけて
この状況をちゃんと説明しなさいよんど喰ってかかってみよう
どんな反応返ってくるかな?


特定の相手がいるわけじゃないけれど、信仰心たっぷりの私が誨淫の罪を犯すなど断じて許せません
絶対に許さな……? え?誰今触ったの? え、ちょっと……???
壁の向こうでナニをされているのか理解できず身悶えするしかなく窮地に

次第に思考が麻痺してきてナニをされているのかわからなければ罪じゃないのではなど次第に堕ちていき……


C- アドリブご自由に



●無知の恥
「この状況をちゃんと説明しなさいよ!」
 突然、司会者然として部屋にいる女性へ食ってかかるユウラ・キッペンベルグ(代行者・f21940)。
 もちろん、本気で取り乱しているわけではない。
 実のところ、彼女は多重人格者。主人格が気絶し、未だ覚醒に至っていないため、別人格の彼女が目を覚ました…という訳である。
 壁穴に拘束されたこの状況の異常さと引っ切りなしに周囲から聞こえる嬌声を鑑みれば、やはり一刻も早く脱出するべきだろう。
 少々大人げなくはあるが、異端審問官としての手管でここを出るための裏技的方法を強請りだしてやろうというのだった。
 さてさて…どんな反応返ってくるかな?
「大丈夫です。きっとあなたにも素敵な殿方が来てくれますから…壁のシミでも数えて待っててください。」
 相手もさるもの。自分が絶対的優位に立っているのをしっかりと理解している。
 さて、そうなると、詰め方を変えるしかないか…。
 もちろん、特定の相手がいるわけじゃないが、信仰心たっぷりの自分が誨淫の罪を犯すなど…。
「絶対に許さな……?え?誰今触ったの?」
 突然、何かが自分の尻をなぞった感覚に思考が寸断される。
 誰かの手?いや、こんな太い指があるだろうか?異様な熱さを伝えてくるこれは…。
「え、ちょっと……???んんんんっ!?」
 壁の向こうで何をされているのか理解できず、身悶えするしかないユウラ。
 これを窮地と言わずして何というか…。
「やめ…お願いだから……あああっ!」
 腰がぶつかる度に思考が麻痺して何も考えられなっていく。
 そう…見えないのだから、実際のところ、本当は何をされているのか、自分には分からない。
 分からずにやっているのだから罪じゃない…ああ…脳が溶ける。
 次第に堕ちていく彼女は、壁の向こうの男と一夜を共にする時、自分にどんな言い訳をするのだろうか。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

原宮・早月
【アドリブ歓迎NGなし:C-】

あの後店長さんに色々されて、気がついたらこんな格好にされて…
うぅ、お尻にすっごい視線感じちゃう…っ。
このままじゃまた大変なコトに…!出して、出してぇ…!
(男側から見るとむちむちの褐色巨尻を振って【誘惑】しているようにしか見えない模様)

って、入ってきちゃだめぇ!?そ、そんなおっきぃのぉぉ!?
いっぱいずんずんされて中にも出されて、激しくされて何度もイっちゃって…
出て行ったと思ったらまた別のが入ってきて同じように…

それが繰り返されて、最終的には誰かに選ばれるんだろうけど…
どんなに見た目が酷くて厭らしいコトしか考えてないような人でも、心から好きになっちゃう…のかな…



●思いに反して
 あの後、店の店長に色々されて、気がついたらこんな格好にされていて…原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)は懊悩していた。
「後ろにも誰かいるんだよね…?うぅ、お尻にすっごい視線感じちゃう…っ。このままじゃまた大変なコトに…!出して、出してぇ…!」
 しかし、この彼女なりの必死の抵抗は、男性側の部屋から見ると、少々違って見えていた。
 むちむちとした尻を縦に横に振っているその姿は、どう見ても誘惑しているようにしか見えない。
 その結果…。
「って、入ってきちゃだめぇ!?そ、そんなおっきぃのぉぉ!?」
 相手がどんな人間なのかは分からないが、好き放題使われていることだけは分かる。
 終わったかと思えば、熱くてどろりとした液体が太腿に落ちてくる。
「ええっ!?また!?」
 また、次の男の標的にされたらしい。
「だめ…もう……壊れ………。」
 せめて休ませて欲しい。
 自分を狙ってくる男達は皆、どこまでも身勝手で…こんなことが繰り返される内に、最終的には誰かに選ばれるのだろうが…どんなに見た目が酷くて厭らしいことしか考えてないような人間であっても、心から好きになってしまうのだろうか…。

成功 🔵​🔵​🔴​

彩波・いちご
C-
【恋華荘】
あのあと囚われ、2人と引き離され
気付いたら、目の前に女性の下半身が…
この中から2人を見つけろと…!?

尻文字でアピールしてる理緒さんらしきお尻を見つけ、確認のために触れます
割れ目も穴も全部見える状況に顔を赤くしながら
お尻を撫で、こちらも指でいちごとアピールしつつ…
割れ目を広げ、その中に指を入れて軽く弄り
口を近づけて舐めたり、匂いを嗅いだり…理緒さんとの先日の初体験を思い出しながら、間違いないと確信できるまで弄って…

「理緒さん、見つけました」
そして確信できたら…え、この場でやれ、と…?
アナウンスに言われるままに挿入して…中に注いで…

あれ、もう1人誰か探していたような…?
気のせいですね


菫宮・理緒
C
【恋華荘】

こ、これって「あの状態」だよね?

アピールっていっても、
壁尻状態だと、尻文字くらいしか思いつかないよー。
尻文字で『い・ち・ご・さ・ん』って書いてアピールしよう。

いちごさん、気付いてくれるかなぁ……?

あ、でも、わたし選んじゃうと、アイさんが・・・…?
って考えていたら、お尻をつつーっとなぞられて、
びくんってなっちゃいます。

い、いちごさん、なの? と悩んでいたら、
いちご、とお尻に書かれた気がしたよ。

ちょっと安心したのもつかの間
え?広げられて、舐められて、匂い嗅いがれてる!?
ふ、ふつうにえっちするんじゃないの!?
って、挿れら、れ・・・・・・このあったかさ、知ってる。
いちごさんだ・・・・・・!


アイ・リスパー
C-
【恋華荘】
「なっ、なんですかっ、この格好っ!?」

隣には理緒さんもいます。
いちごさんに選ばれて脱出できるのはどっちか一人だけ。

……ここは、いちごさんとしか経験のない理緒さんに譲るべきですよね。

「理緒さん、頑張っていちごさんにアピールしてくださいっ!
お尻で文字とか書けば気付いてくれるはずです!」

これで理緒さんは大丈夫ですよね。
あとは、いちごさんが私を選んでしまわないように……
不本意ですが、なるべく多くの男性を惹きつけるように腰を動かして、誘惑します。

「いやっ、いちごさん以外には許したくないのにっ……」

けど、男性に群がられていれば、いちごさんは私に気付けないはずです。
理緒さん、どうか無事に……!



●Girls’ Side
「なっ、なんですかっ、この格好っ!?」
 アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)は上擦った声で言う。
「こ、これってあの状態だよね?」
 隣には菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)もいた。
 壁に空いた穴から上半身だけ…そう、グリモア猟兵が夢に見た情景そのものである。まさか全裸で拘束されるとまでは思っていなかったが。
 そして…彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)に選ばれて脱出できるのはどちらか一人だけ…その事実にいち早く思い至ったアイは、悲壮な覚悟を決めようとしていた。
 ……ここは、いちごとしか経験のない理緒を守るために自分が犠牲になるべきなのではないかという……自分の身体は、理緒に比べて汚れ過ぎていた。
「理緒さん、頑張っていちごさんにアピールしてくださいっ!」
 気丈に振る舞いながら理緒にアドバイスする彼女。
「アピールっていっても、壁尻状態だと、尻文字くらいしか思いつかないよー…。」
「それです!お尻で文字とか書けば気付いてくれるはずです!」
 見ず知らずの男性と肌を重ねるのに比べたらましなのだろうが、それでも随分恥ずかしい思いはするだろう。
「あ、でも、いちごさんがわたしを選んじゃうと、アイさんが……?」
 理緒も遅ればせながら、その結論にたどり着く。しかし。
「いいですか?これは恨みっこ無しの真剣勝負です。私にも私なりの秘策が………。下手をすればいちごさんは私達両方を失う可能性だってあるんです。お互いがベストを尽くして、せめてどちらかは無事に……そういう戦いなんです…!」
 いつになく有無を言わせない口調のアイ。
「そういうことなら……負けないから。」
 気圧された理緒は、顔を真っ赤にしながらも尻文字を書き始めた。
「い・ち・ご・さ・ん」
 これで理緒は大丈夫なはず…どうか無事でいて欲しい。
 あとは、いちごが自分を選んでしまわないように……他の人間が理緒を選んでしまわないように……アイは不本意ながら、なるべく多くの男性を惹きつけようと腰を動かし始める。
「いちごさん…お願い……私を選んでください…!」
 口先では理緒を焚きつけるための演技を続ける。
 ただ……演技のつもりなのに、どうしてこんなに涙が溢れてくるのだろうか…。
 アイの下半身に誰かの体が触れた。分かっている…いちごの身体はこんなにぶよぶよで毛深くなんて…。
「いやっ、いちごさん以外には許したくないのにっ……あああああぁっ!」
 今までに感じたことのない大きな異物感…その一突きで、アイは達してしまった。
「あっ……だめっ…またっ………あああああぁ。」
 だめだ…どうしてこんな……なんで絶頂が止まらないのだろう。
 その異様な反応を見た理緒は本能的に悟る。
 アイの相手はいちごじゃない…そして、自分も失敗すればああなってしまうのだと。
 いちごは、気付いてくれるだろうか……?
 腰をくねくねと動かす様子が向こうからどう見えているのか…想像すると頭が沸騰しそうになる。
 見なくても、自分の脚が自分の体液でべたべたになっているのが分かった。
「いちご…さん……ひゃん!?」
 お尻をつつーっとなぞられる感触。思わずびくんと身体が脈打った。
「い、いちごさん、なの?」
 そう悩んでいたら、『いちご』とお尻に書かれた気がした。
 しかし、安心したのもつかの間…。
「え?広げられて、舐められて、匂い嗅いがれてる!?ふ、ふつうにするんじゃないの!?」
 まだ確信はない。もし別人だったら……。
「ひっ!?挿れら、れ……。」
 しかし、このあったかさは、知っていた。
 いちごだ。

●Boy’s Side
 温泉での一幕の後に囚われ、アイや理緒と引き離されたのは何となく分かる。
 そして、気付けば、いちごの目の前には女性の下半身がいくつも…この中から2人を見つけろと…!?
 しかし、結果から言うと、2人の居場所はすぐに分かってしまった。
 理緒は尻文字でアピールしている方だろう。
 そして…。
「アイさん…なんで…。」
 獲物を誘い込もうとしているような、そんな卑猥な腰付きをしているのがアイ。
 悲しいかな…いちごくらいになると、何となく分かってしまうのだ。確信はないが、それが誰のお尻なのか…。
 しかし、ここでいちごは新たな問題に悩まされることになる。
 どちらを助ければ………第一、本当にこれはあの2人で間違いないのだろうか……だが、迷っている時間などなかった。
 頭を抱えている間に、太った中年男性がアイの下半身を抱きすくめ、腰を沈めてしまったのである。
「ちょっと…まっ………。」
 ルールとはいえ、何と残酷な。しかし、落ち込んでいる暇などない。
 気を取られた一瞬の間に、理緒も危険に晒されようとしていた。
「渡しません!」
 割り込むようにして強引に理緒を庇う。
 確認のために優しく触れた。全てが丸見えの状況に顔が赤くなるのを感じる。
 そうだ…いじらしくまだ尻文字を書こうとする彼女が理緒ならば、早く安心させてあげなくては。
 お尻を撫で、こちらも指でいちごとアピールしつつ…彼女のそこを指で弄ったり、口を近づけて舐めたり、匂いを嗅いだり…先日の彼女との初体験を思い出しながら、間違いないと確信できるまで弄って…。
「理緒さん、見つけました。」
 しかし、その頃になって、横合いからドンとどつかれる。
「その気がねーなら俺らに譲れや。」
 どうやら理緒を狙っている男が相当数いるらしい。
 さっきいやらしい腰付きで男達を誘っていた隣の彼女の後ろにも、かなりの行列が出来ていた。
「その気がないなんてそんなことは…。」
 煽られるままに腰を沈める…やはり、これは理緒に違いない。
 確信できたはいいものの…。
「もう1人誰か探していたような…?気のせいですね。」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 集団戦 『災いの王』

POW   :    力強い問いかけ
対象への質問と共に、【対象の知人やファンである一般人の中】から【対象が抵抗しきれない数の男性陣】を召喚する。満足な答えを得るまで、対象が抵抗しきれない数の男性陣は対象を【力強くあんな手段やこんな手段】で攻撃する。
SPD   :    巧みな問いかけ
対象への質問と共に、【対象の知人やファンである一般人の中】から【対象が抵抗しきれない数の男性陣】を召喚する。満足な答えを得るまで、対象が抵抗しきれない数の男性陣は対象を【巧みにあんな手段やこんな手段】で攻撃する。
WIZ   :    卑劣な問いかけ
対象への質問と共に、【対象の知人やファンである一般人の中】から【対象が抵抗しきれない数の男性陣】を召喚する。満足な答えを得るまで、対象が抵抗しきれない数の男性陣は対象を【魔術や催眠を使ってあんな手段やこんな手段】で攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●どんな味?
 昨夜を過ごした部屋の中で、猟兵達は目を覚ます。
 いつの間に寝てしまったのだろう…両手が拘束されていた。
『不貞の味ってどんな味?恋人とどっちがいい?』
 そんな場面でついに姿を現したUDC達…猟兵達も一般人達も未だ偽りの思い人と恋人関係を続けていた。
 女性陣の前に夥しい数の男性が呼び出される。
 もちろん…男性陣の前にもだが。
 口先ばかりの感想も、恋人の方が…という返答もUDCを満足させることはないだろう。
「どうしよう…鍵が。」
 外側から鍵が閉まっている。
 呼び出されたのは一般人。ユーベルコードによるダメージや暴力に晒されれば、簡単に命を失ってしまうだろう。
 この苦境にあってリゾート内全てのUDCを撃破するのが最後の任務内容になりそうだった。
 果たして猟兵達は、現況となった彼らを殲滅し、本来の思い人や記憶を取り戻すことができるのだろうか。
 敵の数が減るほどに、記憶の封印は解けていくはずである。

※業務連絡
・リプレイは6/23~25の期間にプレイングを提出していただいた方の中からまず6人、6/29以降に提出頂いたプレイングの中から10人を限度に執筆する予定です。変則的な受付方法になってしまい、申し訳ありません。
・私自身のキャパシティと第一章参加者の方の都合を踏まえ、第一章参加者優先になる場合がありますので予めご承知おきをお願いします。
・おそらく執筆にはお時間を頂くことになってしまいますので、プレイング失効後再度の提出をお願いすることもあるかと思いますが、ご協力をよろしくお願いします。
※業務連絡2
・申し訳ありません。リアルでの急な状況変化のため、予定していた残り4人分の執筆についても6/29以降に行いたいと思います。予告通りに執筆出来ずすみませんでした。
ロベリア・アナスタシア
(C+、アドリブ絡み歓迎)
昨夜から、ずっと『カミングアウトラブ❤』した子と
夜と言わず朝からもずっと交わってます♪
(※可能なら描写希望)
…後半になるにつれて『もう勘弁して』って声が聞こえて来たけど
気のせいよね?

『不貞の味ってどんな味?』
背徳感は最高ね、男女の交わりならばなお良しよ♪
(呼び出された一般人のも余さず残さず受け入れる痴女)

『恋人とどっちがいい?』
意外かもしれないけど、私に『恋人』はいないわ(※本当)
この子は恋人として満足させられると思ったケド、全然ダメね…。

(不意にUDCを捕まえて【UC】で生命を根こそぎ吸収しつつ)
私の事を本気で相手できる男子は…、私の『マスター』だけだわ…❤



●カミングアウトラブの相手は…
「あら?ずっと休まずにしてたはずなのに…。」
 ロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)は首を傾げた。
 動けない…手首が拘束されている…?
 隣には…昨夜から、ロベリアの言うところの『カミングアウトラブ❤』の相手。
 最初はノリノリだったのだが…。
「後半になるにつれて『もう勘弁して』って声が聞こえて来たけど気のせいよね?」
 さて、続きを…拘束を気にもしないで昨晩の延長戦を楽しもうとした彼女だが、研ぎ澄まされた感性が、部外者の存在を感知してしまう。
『不貞の味ってどんな味?』
 いきなり大勢の男達が目の前に現れた。
 見たことのある人間がずいぶん混じっているような…そんな気はするものの、ロベリアにとってはどうでもいいことだった。
「不貞…そう、背徳感は最高ね、男女の関係ならならばなお良しよ♪」
 逃げるつもりも避ける道理もない。
 彼女は呼び出された一般人も含めて余さず残さず受け入れる心づもりだった。
 彼女は自分を痴女呼ばわりするのにためらいがない。
 それはおそらく…否定のしようがないほどに事実であるからだ。
 腕を拘束する戒めを解こうともせず、そのままの姿で男達を押し倒す。
 抵抗も出来ないだろうと群がってきた男達は面食らうばかりであった。
「おい、こいつやべーぞ?」
「いいのいいの!天井のシミでも数えてるといいわ♪」
 この淫猥なやりとりはずいぶん長く続くことになる…そう、他の猟兵達によってUDC達のほとんどが倒され、元の記憶が戻ってくるまで…。
『恋人とどっちがいい?』
 UDCは聞いてくるが…。
「意外かもしれないけど、私に『恋人』はいないわ。」
 不意に敵を捕まえたロベリアは自作の媚薬を一あおり…『魔嬢の色欲的仕返し術』でその生命を根こそぎ奪い取る。
「あの子は恋人として満足させられると思ったケド、全然ダメね…。私の事を本気で相手できる男子は…、私の『マスター』だけだわ…❤」

大成功 🔵​🔵​🔵​

静馬・ユメミル
C-
どっちでも静馬さんは変わりません
えっちはえっちです
でも、あなた達は興奮するんですよね
恋人がいるのにちっちゃい子とえっちしちゃったり、恋人のいるちっちゃい子を犯したりすると
いいですよ、浮気したいなら
でも、本当にそーちゃんよりよくしてくれますか?【挑発】【誘惑】

好き勝手させ【生命力吸収】で死なない程度に体力を奪い自分は回復
何人呼び出されても気にせず搾り取る

隙を見てUDCを【足を引き摺る】で捕まえ【死霊銃】で死ぬまで撃ちます
ああ、気にしないでください
続きしましょうか

落ち着いたら
静馬さんがこんな子でそーちゃん幻滅しちゃいました?
お詫びに気持ちよくしてあげます
記憶が戻ると
それで誰でしたっけ、お兄さん



●恋人がいようがいまいが
「どっちでも静馬さんは変わりません。することは同じです。」
 UDC達の問いかけに、静馬・ユメミル(くもりぞら・f09076)は淡々と答える。
「でも、あなた達は興奮するんですよね?恋人がいるのにちっちゃい子としちゃったり、恋人のいるちっちゃい子を好き放題したりすると。」
 恋人の顔を見ると、彼は青ざめた顔で俯いた。
 あの表情は、そう遠くない昔に、別の形で見たような気がする。
「いいですよ、浮気させたいなら。でも、本当にそーちゃんよりよくしてくれますか?」
 挑発が半分と誘惑が半分。
 男達は面白いようにつられてきた。
 好き勝手させると見せかけて、静馬は死なない程度に彼らの生命力を奪いとる。
「何人呼び出されてもこちらは一向に構いません。」
 静馬は拘束をものともしないで男達にまたがっていく。
 多いとはいえ、無力化してしまえばものの数ではない。
 隙を見てUDCを影の腕で捕まえた静馬は、拘束を解くと死ぬまで撃ち続ける。
「ああ、気にしないでください。続きしましょうか。」
 UDCの消滅により、彼らのユーベルコードで召喚された男性陣は居なくなっていた。
 残るは悔しそうに涙を流す彼1人。
「静馬さんがこんな子でそーちゃん幻滅しちゃいました?」
 お詫びに気持ちよくしてあげますとばかりに、拘束されたままの彼に奉仕し始める静馬。
 歪んだ行為は、リゾート内のUDCがほぼ消滅するまで続いた。
「たまきちゃん…たまきちゃん…。」
 静馬の下に寝そべった彼は記憶を取り戻したのか、先ほどとは違った意味ですすり泣く。
「それで誰でしたっけ、お兄さん。」

成功 🔵​🔵​🔴​

原宮・早月
【アドリブ歓迎NGなし:C-】

あの後結ばれた恋人とえっちしまくってたけど、そこにUDCが現れて。
戦わなきゃ、と思うより先に呼び出された一般人に襲われちゃう。
最初は恋人以外とえっちなんて嫌だと思ってたけど、繰り返し犯され注がれるうちに、心に秘めてた欲求が溢れてきちゃう。
「浮気えっち最高」…ううん、色んな人とえっちするの最高…って。

でも一番いいのは…っと狐神の落とし仔発動。呼び出した御狐様に代償としてのご奉仕えっち。
やっぱり御狐様のが一番おっきくて最高なの…♪

一通りヤった後、御狐様にはUDCを攻撃してもらうけど…
ボクは他の男の人達に暫くヤられっぱなしだと思う。



●恋人は狸寝入り
 原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)は霞のかかったような記憶を必死に整理する…。
「あの後、この人とお猿さんみたいに……。」
 思い出すと顔が熱くなる。
 しかし、どうして今、自分と彼は両手を拘束されているのだろう…。
「…ねぇ。」
 声を掛けても愛しい彼は目を覚まさない。
 何とか拘束を外さなくては…そう考えていた時だった。
『不貞の味ってどんな味?』
 いつからいたのやら…複数のUDCに囲まれていることを、今更ながら理解したのであった。
「た、戦わないと…!」
 すぐさま戦闘に移ろうとしたものの、両手を拘束されたままではどうにもならない。
 身動きのとれない早月のもとに、UDCが呼び出した一般人達が殺到する。
 どこか見覚えのある人達が多い…特に最初に押し倒してきたのは完全なる顔見知りだった。
「やだ…!何を………いやあっ!」
 大勢に組み伏せられ、有効な手立ても見付からないままに腰を打ち付けられる。
「たす…け………。」
 助けを求めたが、恋人はなおも眠っている……いや、おそらく彼は目覚めている。薄目を開けた彼は、襲われる早月の姿を見て、畳に腰を擦りつけているのだ。
「……最低。」
 最初は恋人以外とこんなこと…そう思っていた。しかし、この時を境に、早月の心のたがは外れてしまった。
 多くの男達に群がられ、身体を好き放題に汚される内、心に秘めていた欲求が溢れてきてしまったのである。
「浮気最高…ううん、色んな人とするのって最高…彼氏1人より全然いい……!」
 どうやら、UDCの望む解答だったらしい……彼等の力で呼び出された男性陣はたちどころに姿を消してしまった。
「でも一番いいのは…っと。」
 『狐神の落とし仔発動』し、その場にいた敵を一掃する早月。
 そして…。
「やっぱり御狐様のが一番おっきくて最高なの…♪」
 代償として御狐様に身を献げた彼女は、快楽に身を震わせながら次のUDC達を探しに向かうのであった。
 彼らの望む答えを返さなければ、もっと楽しめると胸を躍らせながら……。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

レヴィア・リヴァイアサン
【Cー】
いつの間にか裸より淫猥な下着姿で拘束され
周囲を取り囲む男達の血走った目に怯えるロリ巨乳お姫様の姿は
彼らの理性を一瞬で蒸発させるに十分な破壊力で…

何人、何十人ものUDC達に包囲され迸る欲望を中に外に
男達の塊からレヴィアを確認出来るのはピン伸びした華奢な四肢
…そして絶え間なく響く、甘美な嬌声

「大好きです…ご主人さま…っ♥ 貴方も、こちらのお方も…♥素敵なご主人さま…です…ぅ♥」

誰彼構わず無差別に媚び縋り、褒めて貰いたい一心で奉仕を繰り返す
彼女自身が一匹の雌へ堕ちようがお構いなしで
聞いた男達の魂を徹底的に爛れ蕩かす嬌声。媚声。媚毒
これこそが『出来損ないのリヴァイアサン』制御不能の悦楽地獄…!



●音の媚毒
「こ…これはどういう……?」
 レヴィア・リヴァイアサン(オーバーローデス・マーメイド・f26627)は、周囲を取り囲む男達の血走った目に怯えることしか出来なかった。
 裸より淫猥な下着姿で拘束され、何の抵抗も出来ないロリ巨乳お姫様の姿は、即座に男達の理性を蒸発させて余りある…。
「…やっ!かけないで……!だめっ!中は……あああっ!」
 何人、何十人もの男達が彼女を押し包み、欲望をこれでもかと迸らせる。
『不貞の味ってどんな味?』
 UDC達はその更に外で楽しげに問いかけていた。
 男達の塊の中でレヴィアの居場所を伝えるものはと言えば、ピンと伸びきった華奢な四肢。…そして絶え間なく響く、甘美な嬌声だった。
「大好きです…ご主人さま…っ♥貴方も、こちらのお方も…♥素敵なご主人さま…です…ぅ♥」
 嫌がっていたはずの彼女は、いつの間にか壊れてしまった……いや、戻ってしまったというのが正しいか………。
 誰彼構わず無差別に媚び縋り、褒めて貰いたい一心で奉仕を繰り返す。
 彼女自身が一匹の雌へ堕ちようがお構いなしで嬌声を聞いた男達の魂は徹底的に爛れ蕩かされていく。
 媚声…音の媚毒……これこそが『出来損ないのリヴァイアサン』制御不能の悦楽地獄だった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

月詠・愛珠
C+
繋がり合ったままで目覚めれば
い、いきなりどういう状況なのさ?不貞の味なんてボク知らないよ?と、裕太郎に身を寄せ…ただこれだけの人数に囲まれて無事で済むとは思えない

大事な人に危害が及ばない様にかばいながら…証明するよ、不貞の味なんかに絶対屈しない!その上で裕太郎の方が良いって言うから!

待ってぇ…も、無理♥気持ちよすぎておかしく…っ♥
もちろん…ボク自身も嬉しいけど、悦んで貰える方が嬉しいからぁ…っ♥
気付けば自ら動きつつ
ごめんね…っ最初に言ってた通りボク痴女だったみたい…♥

コインが奥から出てきてボクも身体を起こして事態の対処に動く
今回の事は一晩だけの思い出にして、心の奥底にしまい…え、もう一晩?



●不貞の甘露
『不貞の味ってどんな味?』
 月詠・愛珠(月に魅入られる翠の狐娘・f06905)が目を覚ました時、既に彼女と裕太郎は大勢の男達に囲まれていた。
「い、いきなりどういう状況なのさ?不貞の味なんてボク知らないよ?」
 状況を確認してみる…愛珠は裕太郎にまたがったまま……そして、両手を拘束されていた。
 これだけの人数に囲まれて無事で済むとは思えない…彼女は愛する恋人に身を寄せて静かに目を閉じた。
 大事な人に危害が及ばない様にしなくては…。
「…証明するよ、不貞の味なんかに絶対屈しない!その上で裕太郎の方が良いって言うから!」
 無理矢理身体を起こすと、彼を庇うようにして立ちはだかる。
 まだ温かい、ドロドロの液体が内股を伝っていった。
 頬が引き攣るのが分かる…しかし、努めて弱さは見せない。
「もう……裕太郎、出し過ぎ。」
 辛うじて立ち上がったものの、手も自由に使えないのだから、どうなるかは結果が見えていた。
 下卑た笑みを浮かべた男達に押し包まれた彼女は、顔を畳に擦りつけられるように押さえつけられ…そして……。
「待ってぇ…も、無理♥気持ちよすぎておかしく…っ♥もちろん…ボク自身も嬉しいけど、悦んで貰える方が嬉しいからぁ…っ♥」
 程なくして堕ちた彼女は、気付けば自ら腰を振りつつ、裕太郎に謝罪した。
「ごめんね…っ最初に言ってた通りボク痴女だったみたい…♥」
 最終的にはアリュール・コインの存在が事態を打開する鍵として働くことになるのであるが…それは随分時間が経った後のことになりそうだった。
 記憶を取り戻した彼女は裕太郎に別れを告げるのであるが…その後についてはまた別の機会に。
「今回の事は一晩だけの思い出にして、心の奥底にしまい…え、もう一晩?」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

メルト・ラストハート
さっさと片付けて、続きして貰わないと♥まだまだ満足できないよぉ♥(メルティング・ビーを大量に召喚。UDC本体には大きさに合わせ、致死毒巨大ビーの大群で襲撃)

お兄さん達どうしたのー・・・?
きゃん♥いやぁ♥そんな入れないでぇ♥(言いながら自分から突き出して誘う様に男性達を受け入れ)

不貞?んー、カレは好きだけどー・・・やっぱり気持ち良いコトがイチバン・・・あぁん♥️おにぃさん、カレより上手♥️

んー・・?そっか・・・カレとは恋人でも無かったねー。
でも、関係ナイかなー・・・数多のヒトと共にするのは私の性だしねー♥気持ち良ければ問題ナイよ♥さぁ、まだまだ空いてるよ?ワタシを狂っちゃうまで気持ち良くして♥️



●不貞だろうと何だろうと
『不貞の味ってどんな味?』
 UDCの襲来を察知したメルト・ラストハート(魅惑と快楽の女神・f25823)の行動は迅速だった。
 UDC本体の大きさに合わせた大振りのメルティング・ビーを大量召喚すると、致死毒で素早く葬る。
「さっさと片付けて、続きして貰わないと♥まだまだ満足できないよぉ♥」
 しかし、彼女の恋人は、まだまだ眠っているようで…メルトは関心をUDCの召喚する男達へと移した。
「お兄さん達どうしたのー…?」
 言いながら自分のお尻を突き出して誘う様に男性達を受け入れる。
 もちろん、彼らが遠慮などしようはずもなかった。
「きゃん♥いやぁ♥そんな風にしないでぇ♥」
 ああこれこそが不貞の味か。
『不貞の味ってどんな味?』
 後からやって来たUDCがまた聞いてくる。
「不貞?んー、カレは好きだけどー・・・やっぱり気持ち良いコトがイチバン・・・あぁん♥️おにぃさん、カレより上手♥️」
 メルトは、目を覚まして蒼白な顔でこちらを見つめる自身の恋人を前に乱れまくる………しかし、UDCの望む回答を返してしまったことで呼び出された男達はその場から消えてしまった。
「つまんないのー。」
 再び呼び出したメルティング・ビー達にUDCを始末させる。
 そんなことを繰り返す内に、だんだん記憶が戻ってきた。
「んー…?そっか…カレとは恋人でも無かったねー。でも、関係ナイかなー…数多のヒトと共にするのは私の性だしねー♥気持ち良ければ問題ナイよ♥」
 次のUDCを求め、ふらり徘徊を始めるメルトは、いつにも増して楽しげだった。
「さぁ、まだまだ空いてるよ?ワタシを狂っちゃうまで気持ち良くして♥️」

成功 🔵​🔵​🔴​

備傘・剱
C-

目覚めてみれば、かなりやばい状態に!
まさに天国から、地獄ってやつだなぁ

まずは、オーラ防御を全面に展開して、両手の拘束を解く時間を稼ぐぜ
念動力で引きちぎれば、問題はあるまい

そして、男達を相手に、八咫導と気絶攻撃で正気に戻しつつ、動けない様にしていってやる
…まぁ、この部屋の奴らは全員のしていかないと、彼奴が危険だからなぁ

敵を見かけたら、逃げない様に結界術で捕縛して、誘導弾で攻撃しつつ、接近したら、零距離射撃で衝撃波と呪殺弾に鎧無視攻撃を重ねた二回攻撃で徹底的に殴り倒してやる

俺にも襲い掛かってくるからな
穴があれば、それでいいってことなんだろう

が!俺はノーマルだ!
そっちの趣味はそっちでやってくれ!



●俺はノーマルだ
「まさに天国から、地獄ってやつだなぁ。」
 備傘・剱(絶路・f01759)はニヒルに笑ったが、今回ばかりは全く決まっていなかった。
 確か、昨日は自分の恋人と一晩を過ごして…まぁ、月並みだが最高の夜だった。
 それがいつの間に寝てしまったのだろう。
 目が覚めてみれば、全裸両手拘束状態…しかも、UDCに呼び出されたらしい男達が部屋の中に所狭しとひしめいていて…。
「くっ、あいつは…いねぇな。」
 すでに彼女は部屋の中にいない。
 扉が乱暴に破られているところを見ると、誰かに攫われたらしかった。
「無事でいてくれよ…!」
 とはいえ、彼女だって猟兵だ。自分がこの場を切り抜けて見つけ出すまで、何とか凌ぎ切ってくれると信じたかった。
「さぁて、どうしたもんかな。」
 オーラの守りを前面に展開しつつ、念動力で拘束を引きちぎる。
 一般人対策は万全だった。
 『八咫導』や気絶攻撃を使えば、致死性のダメージを与えずに男達を無力化できる。
「正気に戻りやがれ!」
 ただ、本命はUDC達だ…彼らがいる限り、無限に敵性一般人が召喚されてしまう。
 唇の化け物よろしい敵を結界で捕縛したら、誘導弾に零距離射撃、衝撃波から呪殺弾までを防御も無視してぶち込みまくる。
「…まぁ、この部屋の奴らは全員のしていかないと、危険だからなぁ…にしても。」
 なぜ、男が自分に襲い掛かってくるのか。
 最初はただ攻撃してきているのかとも思ったが……。
「穴があれば、それでいいってか?!俺はノーマルだ!そっちの趣味はそっちでやってくれ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

高坂・茜
(【C-⇒C+】アドリブ絡み歓迎)
…気づいたら私は、あの場所で知り合った『パパ』と濃密な一夜を
過ごしていました。
その後、着てるものもない儘に拘束され、周囲を何十もの『パパ』に
包囲され、欲望のはけ口にされていきます。
見た目は高校生だけど、その手の経験も長かった私はまるで
誘われるかの様に男達のソレを上下どちらの口でも受け入れて…。
「あぁ…駄目、嫌な筈なのに止まらない…、もっとして『パパ』❤」

私はそのまま、あの頃の…邪神だった頃の様に戻るかと思っていた…。
でもその時…、私の窮地を助けに来てくれた剣士様(UC)が
UDCも男も全部薙ぎ払って…。
そしたら、記憶は無くとも本能で解して…今度は剣士様と交わり❤



●パパとパパ達とパパの幻影
「あぁ…駄目、嫌な筈なのに止まらない…、もっとして『パパ』❤」
 確か昨晩はあの後、大好きな猟兵のパパと濃密な一夜を過ごして…全身があの人の匂いになってしまった…そんな気すらした。
しかし、そんな高坂・茜(『再誕』の邪神少女…?・f26743)の体臭は、再び別の男達の体臭で上書きされようとしていた。
いつの間に眠ってしまったのか…先程目を覚ました彼女を待っていたのは、大勢の男達。知らない相手ではなかった。自分が人間の少女だった頃のパパ活の相手。
身体を隠すものは一糸としてない…しかも、拘束されていて身動きもできない。
 そんな彼女を部屋から攫った彼らは、当然のように彼女を組み伏せ、欲望の捌け口にする。
 10人…いや、何十人いるんだろうか…へとへとで力が入らない。
 彼女は思い出していた。初めて疵物になった日のことを…自分の親ほども年をとった相手とパパ活を繰り返して…そして、その果てに自分が変わってしまったことを。
 いつもなら喜んで応じてやるところだった…なのに、気持ち悪い。
嫌だった…なのに。
「『パパ』❤『パパ』❤」
 嬉しそうにして必死に腰を振っているこの女は誰だろう…?
 誘われるかの様に男達の下半身に顔を埋め、腰を自ら押し付ける。
「あ…ああああっ、来ちゃう…戻っちゃう…❤」
 その時だった。不意にユーベルコード『私が愛した剣士様』が発動する。
 剣士の幻影…誰だろう?
「あなたも『パパ』?」
 彼はUDCも、男達も全てなぎ払う…さよなら『パパ』達。
おそらく、彼らにもう命はないだろう。
「いらっしゃい…♪私の『パパ』❤」
 白く紅く汚れた彼女は、幻影とはいえ、今度こそ最愛の『パパ』をその身に受け入れることになったのであった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

天石・空
【C-】
【紅空】
こんなに幸せに繋がっているのに、不貞な訳が…わけ、が…
あれ、赤い髪の子…
――っ!

さ、最低…
私の一番大切な人を…絶対に許せない
「セレスタイン・ジュエル・リリース」
魔法戦士になれば…敵を倒せば絶対に助けれるはず
待ってて、紅ちゃん!
催眠になんか…負けない!

そこ、ダメ♥
弱いの♥意地悪しないで…腰浮いちゃうからぁ♥
う、ぁ…なんで私魔法戦士になって戦って…
そうだ…花嫁になりたかったから…
勝てたらずっと一緒になれたのに…
うぅ…奴隷でもなんでもいいから…私とずっと一緒にいて♥

赤い髪の子…凄く幸せそう
え、手を繋ぐの?
恥ずかしいけど…ふぁ、お腹熱い…♥
ん♥気持ちいい…幸せ…
なのに…なんで涙…


玉依・紅
C-
【紅空】

恋人のお兄さん(キモオタデブ・エロ写真撮影が趣味)と一晩愛し合って、いっぱい撮ってもらって…あたし幸せ…
だったのに…青い髪のあの子を見て急に…
「空ちゃん!?」
魔法戦士の使命を思い出して【紅玉・解放】
「不貞なんか知りません。あたしに恋人なんか…」
大切な幼馴染とか憧れの先輩とかはいるけど…

でも答えに満足しなかったUDCのせいで男の人に囲まれて、空ちゃんと2人で犯されて、嬲られて…
彼にそんな姿をいっぱい撮ってもらって…
これがあたしの幸せ…ううん、違う、はず…でも…おかしくなっちゃいそう…
何人あたしの中に出していったのかな…

涙笑いしながら、空ちゃんに手をのばすよ…せめて手だけでも繋ごう…



●紅視点
「ん…ん??」
 玉依・紅(魔法戦士ジュエル・ルビー・f26914)は、恋人のスマホに来た着信で目を覚ます。
 目の前で点灯している液晶画面を見る限り、彼がSNSにアップした写真がとんでもないバズり方をしてるらしい。
「もぅ…アップしないでって言ったのに……。」
 昨日はお兄さんと一晩中愛し合ってしまった。
 たくさん写真とってもらって幸せ…たくさんの人達に見られちゃったって思うと恥ずかしいけど…なんだかそれはそれでぞくぞくしてきちゃったりもして……。
 しかし、穏やかな幸せを噛み締めていたのはほんの少しの間のことだった。
「やっ!?何これ!?」
 いつの間にか両手が拘束されている…見回すと、拘束されているのは隣にいる太っちょの彼も同じ状態だった。
 それより何より、いつの間にか部屋に入ってきていたUDC達の存在が、冷や水をかけたかのごとく紅を現実に引き戻す。
『不貞の味ってどんな味?』
「不貞なんか知りません。私は彼一筋なんですから…!」
 UDCの問い掛けと同時、多くの男性達が召還された。
 彼らは…そう、過去に魔法戦士ジュエル・ルビーとして救った人達やいつも応援してくれている人達…しかし、みんながみんな、どこか様子がおかしかった。
「み、見ないで…!お願い、恥ずかしいの!来ないで!」
 いやらしい笑みを浮かべた彼らは、一糸まとわぬ紅を手篭めにせんとにじり寄ってくる。
 敵の狙いは確実に自分……だとしたら、恋人を救うためにできることはただ1つだった。
「旅館の人、ごめんなさい!『ルビー・ジュエル・リリース』」
 紅玉の力を解放した彼女は、拘束を破ると、扉を破って部屋を脱出する。
 一般人を下手に攻撃することはできない。
事態を打開するためには、あと1人…誰かが足りない。
「あの子を見つけないと!」

●空視点
「……あれ?いつの間に私、寝ちゃって……。」
 昨晩は、なんと言うか激しかったの一言に尽きる。
「もう、足ガクガク…ってあれ?」
 天石・空(魔法戦士ジュエル・セレスタイト・f27785)は、全裸のまま自分が拘束されているのに気が付く。
「……もう、これはどういうプレイなの…?」
 お茶目な彼が愛しくてたまらない。彼女を拘束するだけじゃなく、自分まで拘束してしまう彼氏がどこにいるのか。
 寝ぼけ蕩けた頭で彼の下半身に頭を埋める…そして。
「そっちがその気なら延長戦突入なんだから。」
 両手を縛られたままの状態で、彼の腰へと器用にまたがる。
 どうして自分はこんなことができるようになってしまったのか…それほど昨日が濃密な1日だったということだろう。
「空たん…おいらもう…へとへと…。」
 下でなにやら彼が呻いているが関係ない。ああ、恋人ができると女の子ってこんなに変わっちゃうんだ…!自分はそういうの疎いほうだと思っていたけれど…。
「…あれ?」
 今一瞬、何かが頭の隅で引っかかった…おかしな自分、この人とはずっと恋人だったはずなのに。
「あ、そこ、ダメ♥弱いの♥意地悪しないで…腰浮いちゃうからぁ♥」
 さっきまでへばってたくせに、このお兄さんはほんとに仕方ない人…と、そんなことを思っていた時のこと。
『不貞の味ってどんな味?』
 空を現実に引き戻したのも、いつの間にか部屋の中に侵入していたUDC達だった。
「U…DC…?ま、ちょっと、それどころじゃないから!動かないでって♥」
 彼は気付いていないのだろうか…周囲を異形の存在と、沢山の男達がぐるり囲んでいることに…。
「ふ、不貞って…。」
 脳の処理速度が追いつかない。こんなに幸せになのに、不貞な訳が…わけ、が…。
 様々な事情で身動き取れなくなった彼女を押し包むように、男達は群がってきた。
「え…この人達……。」
 知ってる…過去に助けた人達やいつも応援してくれてる人達だ…。

●記憶の回帰と2つの宝石
「さ、最低…私の一番大切な人を…絶対に許せない。『セレスタイン・ジュエル・リリース』」
 あの後のことを少しだけ話そう。
 偽りの恋人を守るべく敵を引き付けて部屋を抜け出した紅は、何かに導かれるようにして空の待つ部屋へと辿り着いた。
 …扉を破った先にいたのは、男達に好き放題される青い髪の…。
「空ちゃん!?」
 紅はそこで全てを思い出したのであった。
 あのキモオタデブ男は恋人でもなんでもない…どうしようもなく吐き気がした。
 一晩中あんなこと…それを全部写真に残されて、しかもSNSに…。
「ううん、今はそれよりも…。」
 彼女を助けなければ…でもどうやって?
 空と目が合う…彼女は言葉にするのもはばかられるほどに酷い目にあっていた。
 まさか一般人達を死なせるわけにもいかないし…。
『不貞の味ってどんな味?』
 空の部屋にいたUDCに加えて、後ろからもUDCに追いつかれる。
「不貞なんか知りません。あたしに恋人なんか…大切な幼馴染とか憧れの先輩とかはいるけど…。」
 ストックホルム症候群の一般人を人質に取られたような情況。
 空は簡単には救えない…どうしようか。どうしようない…?
 心が絶望に囚われた次の瞬間、不意を突いて紅もまたUDCの呼び出した男達に組み伏せられる。
 しかし…その瞬間だった。
 生気を失っていた空の目に光が宿ったのは…。
「あれ、赤い髪の子…――っ!」
 空もまた、記憶を取り戻したのである。
「さ、最低…私の一番大切な人を…絶対に許せない。『セレスタイン・ジュエル・リリース』」
 魔法戦士になれば…敵を倒せば絶対に助けれるはず。
「んっ…どいて!ちょっと乱暴になるけど、自業自得…だよね?」
 今の彼女の魔力開放限界は6倍。
 一般人などには遅れをとるはずがなかった。
 自分を組み伏せた男達を押しのける…。
「待ってて、紅ちゃん!催眠になんか…負けない!」
 空が昏睡状態に陥るまであと53秒…。

●結末
「う、ぁ…なんで私魔法戦士になって戦って…そうだ…花嫁になりたかったから…勝てたらずっと一緒になれたのに…うぅ…奴隷でもなんでもいいから…私とずっと一緒にいて♥」
 気付くと、空の周りは昨夜をともにした男や、それ以外の大勢の男に囲まれていた。
 気持ちいい…赤い髪の子も凄く幸せそうだった。もう何人もの男達が代わる代わる覆いかぶさって……写真も沢山撮られている。
「幸せ…ううん、違う、はず…でも…おかしくなっちゃいそう…。」
 紅…赤い髪の女の子が手を伸ばしてくる。泣いてるのだろうか?こんなに幸せなのに?
「え、手を繋ぐの?恥ずかしいけど…ふぁ、お腹熱い…♥ん♥」
 せめて手だけでも繋いでいたい…再び催眠の影響下に沈んだ空に、泣き笑いする紅の気持ちがまっすぐ伝わることはなかった。
 気持ちいい…幸せ…なのに…なんで自分まで涙を流しているんだろうか…。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

彩波・いちご
C-
【恋華荘】
理緒さんと一晩目いっぱい愛し合ったあと…
「不貞なんかしてませんから。理緒さんと一緒でしたし…」
…でも、昨晩はすっかり忘れていたアイさんのことを思い出して、アイさんを忘れていたことを不貞というのなら…それは否定できないのかも

でも、私に寄り添ってくれる理緒さんの温もりを思い出し、理緒さんと一緒に戦います
【異界の邪剣】で呼び出した剣で敵を斬り倒しながら、アイさんを探して移動しましょう

「アイさん、どこですか?」
探して、探して、見つけたら…犯され衛るアイさんの姿が…
理緒さんが背中押してくれるので、私はアイさんを助けにその場に飛び込んでいきます
「今助けます!私の大切な人にそれ以上はっ!」


アイ・リスパー
C-
「えっと、ここは……
って、きゃあっ、私、なんで知らない人と一緒に寝て……っ!?」

はだけたバスローブを直そうとして、両手が拘束されていることに気付き……

慌ててドアから出ようとしますが……

「嘘っ、鍵がかかって……!?」

そこに現れるのは、私のネット動画を見たというファンの男性たち。
そして、それを操るUDC……

「くっ、電脳魔術を使ったら一般人に危害が……」

攻撃を躊躇しているところに、一般人たちに襲いかかられ……

「やっ、いやぁっ!
あの人の相手じゃないと嫌なのに……!
って、あれ、あの人って誰でしたっけ……?」

そこにいちごさんが飛び込んできて。

「ふぇっ!?
い、いちご……さん!?
いやぁ、見ないでっ!」


菫宮・理緒
C
【恋華荘】

不貞はしてないから味もわからないかな!
いちごさん以上に可愛くて、かっこよくて、
(いろんな意味で)男らしい自信があるなら、かかってきてもいいけど、
いちごさん以外には、そう簡単にはつかまらないよ?
                             
男性陣も女性陣も引くくらいにいちゃつきながら、戦おうかな。
「邪魔すると、消すよ?」

敵の数がだんだんと減っていくと、いろいろ思い出してきて。
「UDCなんてさくっと片付けて、アイさんを見つけないと……!」

【虚実置換】でUDCを消し去りながら、アイさんを探すね。
みつけたら、あとはいちごさんに任せようかな。
わたしはそーっと……覗いていよう。



●目を覚ましてみると…
 菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)が目を覚ますと、目の前には見知らぬ男のあれがあった。
「…………!?」
 とっさに男を押し退けようとするものの、腕が動かない……拘束されている………?
 しかし、万事休すかと思われたその時であった。
「うごっ……。」
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)に当て身された男は、その身を壁に打ち付ける。
「……大丈夫ですか?」
 『異界の邪剣』で自身の拘束を斬り裂いたいちごは、理緒の縛めを同じように解くと、彼女を助け起こす。
「UDCの仕業…みたいですね。」
 唇お化け宜しい姿の敵が、何やら男達を呼び出し続けているようなのだ。
『不貞の味ってどんな味?』
 全く…何の意図があってそんなことを聞いてくるのか。
「不貞はしてないから味もわからないかな!」
 理緒も、準備は万全とばかりに戦闘の構えを取った。
 そんな彼女の手をとると、壁を斬り裂き、外へ移動するいちご。
「とにかく、まずは安全な場所へ!」
 まずは少しでも有利な構図を作り出す必要があるのだ。
「うん!じゃあ失礼するね…。」
 理緒が言ったかと思うと、いちご
の背中にはいきなり生乳の感触…。
「え?え?え?」
「いちごさん、こんな恰好のままで飛び出しちゃうんだから…さすがに見られたら恥ずかしいよ…それとも、わたしの裸…他の人達に見られても良いの?」
 そう、彼女らは昨日から何も着ていない…窮地を脱するのに夢中で気付かなかったが…そういうことである。
 何とか平静を装ってはいるものの、裸のまま、男達に追いかけられるとなれば、内心穏やかではない。
 控え目に言って気絶寸前……!
「…あれ?やっぱり……あの人達、見たことある人ばっかりなんだけど!」
「………ええ、そういうUDCなんです…。」
 いちごは以前にも彼らを相手に戦ったことがある。
『不貞の味ってどんな味?』
「不貞なんかしてませんから。理緒さんと一緒でしたし…。」
 彼らが望む答えさえ持ち合わせていれば、男性陣の召喚をキャンセルして送り返すことも出来るのだが……と、頭を抱えていたその時、不意に昨晩はすっかり忘れていたアイ・リスパー(電脳の天使・f07909)のことが脳裏に蘇った。
 道すがらUDCを葬り続けて来たことで、記憶の封印が解けてきたのであろう。
 アイがどんな目にあったかも知らず、その存在を忘れて理緒との幸せな一夜を過ごした……それを不貞というのなら…否定できないのかもしれない…………心が暗闇に沈んで行く……。
「邪魔すると、消すよ?」
 理緒が『虚実置換』で視界に映るUDCを消し去る。
「UDCなんてさくっと片付けて、アイさんを見つけないと……!」
 寄り添ってくれる理緒の温もりを思い出し、いちごは異形の剣でUDCだけを斬り裂いた。
「いちごさん以上に可愛くて、かっこよくて、男らしい自信があるなら、かかってきてもいいけど……いちごさん以外には、そう簡単にはつかまらないよ?」
 抜群のコンビネーションと言っていいだろう。
 2人とも、一般人を傷付けないでUDCだけを葬る方法を十分に心得ていた。
 猟兵の行動を阻害するほどの数の敵性一般男性……しかし、召喚したUDCさえ葬れたなら、望む回答を返さずとも男性陣を送り返すことはできる。
 敵は理緒がユーベルコードによる画像処理に意識を移す一瞬の隙を狙って殺到してくるのだが、これにはいちごがうまく対処してくれていた。
 一糸まとわぬ姿のままでぴったりと身を寄せ合って……男も女も引くくらいのいちゃつきようではあったが…。
 1人では不可能なことも、2人なら出来る………アイのいる場所を探していちごと理緒は道を急ぐのであった。

●1人の懊悩
「えっと、ここは……って、きゃあっ、私、なんで知らない人と一緒に寝て……っ!?」
 アイははだけたバスローブを直そうとして、両手が拘束されていることに気が付く……。
 昨夜のことが不意に思い出されて胸が張り裂けそうになった。
 自分は何で見ず知らずのおじさんと幸せそうにあんなことを……。
 慌ててドアから出ようとするものの……。
「嘘っ、鍵がかかって……!?」
 そして、アイの心を更に絶望に染めたのは、いつの間にか現れたUDC達だった……彼らとは戦ったことがある………。
『不貞の味ってどんな味?』
 アイのネット動画を見たというファンの男性達が大勢現れる……。
「そ、そんなの知りません!くっ、今電脳魔術を使ったら一般人に危害が……。」
 攻撃を躊躇するアイに、一般人達は、躊躇なく襲いかかってきた。
「やっ、いやぁっ!あの人が相手じゃないと嫌なのに……!」
 あの人とは誰だったか……まだ記憶に靄がかかっている。
 大切な人だったはずなのに……。
「アイさん、どこですか?」
 その時であった。
 入口の扉を破壊して、青髪の少女…?が飛び込んできたのは。
「ふぇっ!?い、いちご……さん!?いやぁ、見ないでっ!」
 アイの脳内にいちごの記憶が蘇った。

●背中を押して
「やっと見つけました………!」
 ひどい総当たり戦だった。
 アイのいる部屋はなかなか見付からず…かなりの時間が経過した感がある。
 ただし、今、目の前の部屋から聞こえてくる嬌声は、紛れもなく彼女のもの。
 UDCや男達は後から後から現れては追い縋ってくる…すぐに駆けつけたいが、戦略的には今部屋に入って袋の鼠になるのは避けたい。どうするべきか…いちごが思い悩んでいたその時であった。
「必須いちご酸のチャージ完了…っと。」
 今まで背中にぴったり身を寄せていた理緒が身体を離す。
「…何ですか?その謎の物質は……。」
 いちごが胡乱げに問いかける…。
「栄養素だよ。生きるのに必要な…私や………アイさんがさ。行って、いちごさん。アイさんの所に」
 いちごの背中をとんと押すと、理緒は振り向きざまにUDCの内の1体を消去した。
「いちごさんの勇姿、そーっと……覗いてるからね。」
 両手で恥ずかしげに身体を隠す理緒は、部屋の扉を壊して駆けつけるいちごを優しい眼差しで見送った。

●結末 
「ふぇっ!?い、いちご……さん!?いやぁ、見ないでっ!」
 そう言われて目を逸らしていては、大切なものを救い出せはしない。
「アイさん!今助けます!私の大切な人にそれ以上はっ!」
 いちごにこんな醜態を晒す悲しさと、それでもまだ大切だと言って貰えることのうれしさに、アイは涙を流すことしか出来なかった。
「ありがとう…ございます…。」
 そして………決着は驚く程早くついた。
 結果から言うと、男達もUDCも、アイの身体に気をとられていたために、いちごの奇襲に対する迎撃準備が不十分だったのだ。
 異形の剣に両断された敵は消滅し……男達も送り返されて姿を消す。
「アイさん…すいません。私……わわっ!?」
 気付けばいちごはアイに押し倒されていた。
「いちご……さん。いちごさん……私を、いちごさんの色に、染め直してください…!」
 疲れ果て、震える彼女に力はない。しかし、決して拒むことのできない何かがアイの言葉には込められていた。
「喜んで…!」
 押し倒されるままに彼女を受け入れたいちごは、少しだけ申し訳ない思いで入口の方を見る。
「…………!」
 いつからそこにいたのか、ひょっこり顔を覗かせた理緒と目が合った。どうやらあちらも片付いたらしい。
 真っ赤な顔…口元を手で押さえていて表情は読めなかった……気まずい。
 こちらに気を遣っているのか、彼女が部屋に入って来る様子はない。
 そんなことにも気付かず、アイはいちごを貪るように腰を振り始める………何だろう…いちごは不思議な高揚感を感じていた。
 アイがこんなに積極的に……しかも、それを理緒に見られてしまっているなんて……。
 理緒の顔はさっきよりさらに赤くなっていた。きっと彼女も興奮して……もしかしたら自分で触ってしまっていたり………?蕩けた頭に浮かぶSっ気たっぷりの妄想を、慌てて振り払ういちごであった。

●勝利まであと少し
「あ、アイさん……落ち着いて…!激しっ…!」
 次々押し寄せてくる快楽でどうにかなりそうだった。
 時計を見ればいつの間にかけっこうな時間が経っている……。
「……そ、そろそろ、理緒さんのところへ……。」
 いつの間にか入口に理緒の姿が無くなっているのに気が付いて心配になったいちごはアイのグラインドを押し留めた。
「…理緒さん!そうです!私ったらいきなりいちごさんを……それで、理緒さんは今どこに?」
 やっといつもの調子を取り戻し、我に帰ったアイは、いちごと共に廊下へ急いだ。
「だ、大丈夫ですか?理緒さん!」
 理緒は、部屋から少し離れた場所で身体を壁に預けながら3体のUDCと対峙していた。
「………ずいぶんお楽しみだったんだね?2人ともお帰り。」
 正直、申し訳なさで顔は直視出来なかったが…かなり疲労している様子だった。
「加勢します!」
「私も!」
 周囲に一般人がいないことを確認すると、いちごは特大の剣で、アイはとっておきの電脳魔術で目の前の敵を消し去るのであった。

●エピローグ
 多くの一般人と猟兵達を巻き込んだ混浴温泉リゾート事件は、こうして幕を閉じた。
 UDC全ての撃破と同時に一般人含む全ての洗脳は解けたという。
 簡単には癒えない傷を負った者もいるだろうが……。
 ところで、グリモア猟兵にチケットを渡したUDC組織の職員…彼は、事件後程なくして姿を消したらしい………一体、彼は何者だったのだろうか…?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年07月04日


挿絵イラスト