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空と陸からの恐怖

#アポカリプスヘル

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#アポカリプスヘル


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「お、おい、何だありゃ?!」
 ここはアポカリプスヘルのとある砦。砦の外は硬い外壁に覆われており、ちょっとやそっとの攻撃ではビクともしない堅牢な砦である。また、砦の中には小さな街も存在しており、少なからず住民もいる。そんな外壁の上で見張りをしていた1人の警備兵が、指差して叫ぶ。彼の指差した先には、超大型の爆撃機が砦に向かって飛んできていたのだ。
「司令官に報告を! 総員、戦闘配置!!」
「了解!!」
 警備隊長の号令に合わせて、警備兵たちは戦闘配置につき始める。そんな中、爆撃機からミサイルが複数発射され、砦の外壁へと飛んで行く。
「皆、対ショック体勢をとれ!」
 迎撃が間に合わないと読んだ警備隊長がそう叫んだと同時に、砦の外壁にミサイルが命中。大きな揺れが起こり、命中した箇所から火柱が上がり、大きな穴が開く。
「ひっ、ぎゃあぁぁぁー!!」
「た、助けてくれぇぇぇー!!」
 攻撃によって火達磨にされた警備兵たちがもがき苦しむ。その様子と被害状況を見て、警備隊長はこう思った。
「(このままでは…この砦が…陥落する!!)」

「皆、群竜大陸での戦争、お疲れ様だ。だが、俺達猟兵を必要としている世界はまだ多くあるはずだ。これからも頑張っていこう。では、ブリーフィングを始めるとしよう」
 集まった猟兵たちにそう告げて、防人・拓也(コードネーム:リーパー・f23769)は左腕のハッキングツールを操作し、中央に置いてある透明な机に今回の舞台の3Dモデルを表示する。
「今回の任務はアポカリプスヘルのとある砦をオブリビオン達の攻撃から防衛するのが目的だ。皆には砦の外壁またはその付近でオブビリオン達を迎撃。これらを殲滅してもらいたい。次に敵の説明に移ろう」
 次に彼は敵の3Dモデルを表示する。
「今回の敵は空と陸から攻めて来るようだ。と言っても、空から攻めて来るのは最初だけのようだがね。まず、皆が最初に戦ってもらうのは、幻の超空の要塞『富嶽』…という超大型戦略爆撃機だ。こいつは空から水平に爆弾を落としたり、魚雷型のミサイルを撃ってくるなどしてくるようだ。こいつと戦う時は何かしらの対空兵器や空で戦うための手段を用意した方がいいだろう。俺だったらそうだな…最近配備したイージス艦で迎撃するな。…ん? そんなものがあるなら、そいつでの援護射撃が欲しいって? 残念ながら、今回はグリモア猟兵としてのバックアップしか出来ん。諦めてくれ。さ、次の敵の説明に行くぞ」
 残念そうな顔をする猟兵たちに構わず、次の敵の3Dモデルを彼は表示する。
「空の敵の次は、陸の敵だ。『フレイムアーミー』たちが集団で砦に押し寄せてくるようだ。こいつらは火炎放射器を使った攻撃を得意としている。弱点は…そうだな。奴らが背負っている燃料タンクだろうな。燃料が漏れて引火すれば、集団で固まっているところを一網打尽にできるだろう。で、最後の敵についてだが…残念ながら情報が少ない。ただ、巨大な戦車らしくて、その主砲は120cmにも及ぶそうだ。注意して戦ってくれ」
 そう言って、拓也は猟兵たちを見回す。
「今回はボス級が2体も出てくる。最後まで気を緩めず、油断せずに戦うように。そして無事に帰って来てくれ。それでは、皆の武運を祈る」
 最後に彼は敬礼し、グリモアを起動するのであった。


メガネペンギン
 もう6月ですか。時が流れるのが早く感じられるのは私だけでしょうか…?
 さて、お世話になっている方はどうも。初めての方は初めまして。メガネペンギンです。
 今回はアポカリプスヘルのとある砦にて、オブリビオン達を迎え撃つシナリオとなっております。
 今回の大まかな流れは、幻の超空の要塞『富嶽』とのボス戦→『フレイムアーミー』たちとの集団戦→巨大戦車?とのボス戦 という流れになっております。
 今回の最後のボスは詳細が分からないようですが…まぁ、拓也さんが言っている少ない情報からどういう敵かは予想はできるかもしれません。ですが、油断は禁物です。
 皆さんが楽しめるように精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
 皆さんのプレイング、お待ちしておりますよ!
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第1章 ボス戦 『幻の超空の要塞『富嶽』』

POW   :    水平爆撃
【搭載した爆弾】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    急降下爆撃
単純で重い【爆弾】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
WIZ   :    浅海面雷撃
レベル×5本の【炎】属性の【魚雷型ミサイル】を放つ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は火土金水・明です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 グリモアによって現場に到着した猟兵たち。早速、警備隊長に会いに行き、事情を説明し、状況を聞く。
「…そうか。なら、是非とも力を貸して頂きたい! あの化け物みたいな航空機を落とせる程、我々に力がない。このままでは外壁が破壊されるだけでなく、街までも破壊されて住民に被害が及んでしまう。どうか、よろしくお願い申す!」
そう言って警備隊長は、猟兵たちに頭を下げて頼み込む。その言葉に猟兵たちは強く頷き、迎撃準備に取り掛かる。猟兵たちは改めて敵を見つめる。幻の超空の要塞『富嶽』…その超大型戦略爆撃機を。
化野・花鵺
「久し振りの軍人さんだぁぁぁ!いいよね、もう結構友好度稼いだよね?今なら近寄ってハスハスくらい、いやぺたぺた触って握手くらい、それともそれともっ」
狐、妄想が捗りすぎて今回も全く話を聞いていなかった

「あのね軍人さんっ…うや?」
狐、行動しようとして現地入り
「カヤの軍人さんがいないぃ!ついでに今回の依頼はなにぃぃ?」
「砂漠ってことは道路かな、拠点防衛かな」
キョトキョト中の狐、上空を富嶽が通過する
「…戦争かぁ」
狐、悟った笑顔を浮かべた

「飛べない以上仕方ないぃぃ、お祖父さま、カヤの代わりに頑張ってぇ」
「偉大な天狐の召喚」で空中駆ける天狐を召喚、空中大怪獣戦争依頼
天狐が雷や風刃で攻撃するのを地上で応援する



「久し振りの軍人さんだぁぁぁ!」
 時は少し遡る。ブリーフィング終了直後、やたらとテンション高めな声が響き渡る。制服大好きな妖狐、化野・花鵺(制服フェチの妖狐・f25740)である。
「いいよね、もう結構友好度稼いだよね? 今なら近寄ってハスハスくらい、いやぺたぺた触って握手くらい、それともそれともっ」
妄想が捗りすぎて、今回も全く話を聞いていなかった彼女。
「あのね軍人さんっ…うや?」
前にもあったようなパターンで、行動に移る前に拓也のグリモアによって現地に送られた彼女。
「カヤの軍人さんがいないぃ! ついでに今回の依頼はなにぃぃ?!」
彼女の悲痛な叫び声が、その場に響き渡る。そして現在。彼女は砦の近くを歩いていた。
「う~ん、砦があるから、拠点防衛かな?」
彼女がそう呟いた時、上空を大きな機影が通過する。今回のターゲットである幻の超空の要塞『富嶽』だ。
「…戦争かぁ」
花鵺は悟ったような笑顔を浮かべ、戦闘態勢に入る。
「飛べない以上仕方ないぃぃ、お祖父さま、カヤの代わりに頑張ってぇ」
彼女は『偉大な天狐の召喚』を発動し、神獣となった天狐もとい祖父を召喚する。天狐は空中へと駆けていき、富嶽へと向かっていく。それに対して富嶽は『水平爆撃』で迎撃し、爆弾を投下していく。
「お祖父さま、ファイトぉぉぉ」
地上で応援する孫の声援を受けた天狐はそれに応えるように吠えて、見えない風刃で爆弾を切断していく。更に雷を富嶽に放つが、電気は富嶽の周りを流れていくだけで通用しない。それを把握した天狐は風刃の攻撃のみに切り替えて、孫が被弾しないように爆弾を切断しつつ、エンジンに向かって風刃を放つ。すると、1つのエンジンから黒い煙が出始める。どうやら攻撃が効いたようである。
だが、戦いはまだ始まったばかりであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

土谷・メイ
(POW)
「相手は軍隊ですかね?砦を何としても守らないと!」
では移動式砲台(戦車)、移動開始です!発進っ

【目立たない】ように上手く転がしますよ!ころころ…(小音)
ついでにUCで移動式砲台くん強化して…、と!
あ、【戦闘知識】的に砦の出っ張りの隅がいい死角になりそうですね!

砦の上にて位置取りオッケー!
山なり上空に機関部狙って放ちます!主砲撃てぇーッ!



「相手は軍隊ですかね? 砦を何としても守らないと!」
 複数ある内の1つのエンジンから煙を出しつつも、悠然と飛び続ける富嶽を見つめて、土谷・メイ(イヌの砲撃術【大】・f27738)がそう言いながら移動式砲台(戦車)をコロコロと目立たぬように移動させていく。
「(あ、敵から死角になりそうないい所を見つけた!)」
彼は砲撃に適している場所を見つけ、早速そこへ移動をさせる。
「よし、移動完了。後は強化して…っと」
位置取りを完了させた彼は『タンクキャバリア』を発動し、自身の戦車の主砲と装甲を強化する。
「照準合わせ…開始」
彼は照準器を覗き込み、富嶽の煙が出ているエンジンに狙いをつける。
「仰角良し、狙い良し、距離良し! 主砲、撃てぇーッ!」
彼はそう叫んでトリガーを引き、主砲を発射。砲身を通り、砲口から飛び出た砲弾は山なりに目標に向かっていく。
「3、2、1…弾着、今!」
彼のカウント終了と同時に砲弾がエンジンに着弾し、爆発が起きる。命中だ。
「よし! 次弾、装填だ!」
彼はすぐに次弾を装填し、次の目標に狙いをつけ始めるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

佐原・鷹弥
「外壁を壊されてしまっては、第2第3の敵に対してなすすべがなくなってしまいますね。痛いのは嫌ですが、必要経費です。」
 この事件に対してこう感じ、猟兵として参加します。

 戦闘中、味方および外壁が壊れないように離れた位置から盾役に徹します。
 幻の超空の要塞『富嶽』の「水平爆撃(POW)」に対し、ユーベルコード「フルバースト・マキシマム」を使うことで、全弾撃ち落とす方向で攻撃します。
 また、一部攻撃に誘導性を持たせて敵エンジンまたは武器庫めがけて攻撃が飛ぶようにします。
 最大の目的は、戦闘を有利に進め、勝利に導くことです。
 その為なら、ある程度のダメージはやむを得ないものとします。



「…流石に幻の超空の要塞と言われるだけあって、そう簡単に落ちないようですね」
 1つのエンジンから黒い煙と火を出しながらも、未だに飛行を続ける富嶽。それを見据えるのは、砦の外壁から離れた位置に布陣した佐原・鷹弥(元公務員サイボーグ・f27503)だ。
「外壁を壊されてしまっては、第2第3の敵に対してなすすべがなくなってしまいます。痛いのは嫌ですが、必要経費です」
そう言って彼女は『アームドフォート』、『フルシリンダー・サイレントカスタム』を構えて『フルバースト・マキシマム』の発動の準備を整える。彼女を視認した富嶽は彼女に向かって『水平爆撃』…ではなく、『急降下爆撃』を仕掛ける。どうやら敵が単独であるなら、命中率が高く強力な『急降下爆撃』の方が効果的であると判断したのだろう。
「急降下…ですか?!」
予想外の攻撃に鷹弥は驚きの表情を見せつつも、『フルバースト・マキシマム』を発動して迎撃。銃弾と砲弾の雨が急降下していく富嶽を襲う。富嶽はエンジンや機体に損傷を受けながらも降下し、爆弾を投下して離脱していく。投下された爆弾は鷹弥に向かって一直線に落下していく。
「くっ…!」
鷹弥は必死に爆弾へ銃弾や砲弾を撃ちまくる。彼女はある程度のダメージは止む得ないと考えていたが、あれをまともにくらったら一溜まりもない。やがて砲弾が爆弾に命中し、空中で爆発する。
「くぅ…!!」
爆風が鷹弥を襲い、彼女はその場から吹っ飛んでしまう。
「うぅ…」
爆風が収まった後、彼女は呻き声を出しながらも立ち上がり、自身の状態を確認する。負傷はしたものの、軽度で済んだようだ。
「…予想外の攻撃でしたが、相手もただでは済んでいないようですね」
彼女は距離をとって飛行する富嶽に視線を移す。富嶽は他のエンジンから黒い煙が出ており、機体にも穴が開いている。彼女の攻撃は富嶽に十分ダメージを与えたようであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

四王天・焔(サポート)
『こんにちは、焔だよー。』
 妖狐の人形遣い×ガジェッティアの女の子です。
 普段の口調は「無邪気(自分の名前、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、家族には「甘えん坊(自分の名前、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

無邪気で感情の起伏が激しい性格の少女、
武器はからくり人形とドラゴンランスを主に使います。
植物、特に花が好きです。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


ニーヤ・カト(サポート)
『色々冒険していくにゃ!』
 ケットシーの探索者×ヴィジランテの男です。
 普段の口調は「猫(おいら、お前、呼び捨て、にゃ、にゃん、にゃあ、にょ?)」、偉い人には「丁寧(私、あなた、~さん、にゃ、にゃん、にゃあ、にょ?)」です。
お前が「おみゃー」となってしまいます。
 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。基本的には女好きなケットシーです。昔は金持ちの見せ物になっていたという過去があります
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


クララマリー・アイゼンバウム(サポート)
私、クララマリー・アイゼンバウムと申します。
普段は世界を渡る旅人をしています。
特技は料理と、誰とでも仲良く話せること…でしょうか。
旅人なので体力には自信がありますが、荒事は苦手です。
戦闘は召喚したバロックレギオンにお任せですね。

戦闘開始と共に『トイソルジャー行進曲』を発動させましょう。
ライフル銃を構えたおもちゃの兵隊を大量召喚、統率の取れた団体行動で集団戦術を展開します。
共闘する猟兵の方がいるならば援護中心で立ち回り、ここぞという時は一斉発射で決めましょう。

念のためですが、公序良俗に反する行動、他人に迷惑をかけたり倫理的に問題のある行いはしません。
あとはおまかせ。よろしくお願いしますね。


フィフティ・シラバリー
猟兵として初めての戦いだ
みんなを守る
怖いけど私はもう逃げないから

【トンネル掘り】の技術で防空壕を作って爆撃に備えるよ
逃げ遅れた人たちが入れるくらい大きく作ってみる

住人のみんなを救助しつつ声をかけるよ
私も怖いけど大丈夫
もっと強い先輩たちがいるから私たちは負けないよ

直上に落ちてきた爆弾には『アサルトライフル』で迎撃
防衛も限界があるし、怖いけど私も戦わなきゃ
落ちてきた爆弾を【怪力】のUCでびったんびったんになげつけて反撃だ!

アドリブ、共闘大歓迎



 猟兵たちの攻撃をくらい、各所から黒い煙や火を出しつつも、尚も飛び続ける富嶽。その富嶽に今度こそ引導を渡すため、防空壕から顔を覗かせている猟兵たちがいた。
「(…猟兵として初めての戦いだ。みんなを守る。怖いけど…私はもう逃げないから)」
そう心で呟きながら、緊張した面構えで富嶽を見るのは、フィフティ・シラバリー(実験体PPP50号:欠陥品ラベル『センゾガエリ』・f27862)。防空壕を掘ったのは彼女であり、何人か入っても余裕なように大きく作られていた。
「そう緊張することはないにゃ。おみゃーさんは1人じゃないにゃ」
「そうですよ。皆さんの力を合わせれば、きっと勝てるはずです」
「そうそう。焔もいるから、安心だよ~」
初めての猟兵として実戦に緊張しているフィフティに、同じく防空壕にいたニーヤ・カト(猫の冒険家・f17782)、クララマリー・アイゼンバウム(巡るメルヒェンの旅人・f19627)、四王天・焔(妖の薔薇・f04438)たちが元気づけるように声を掛ける。
「皆さん…そうですね。一緒にあの敵を倒しましょう!」
フィフティの言葉に他の猟兵たちが頷く。そう。確かに怖いけど、大丈夫。ここに頼もしい先輩たちがいるから私たちは負けない。街にいる住民たちも守ってみせる。彼女にはもう緊張はなく、戦う覚悟が決まっていた。そんな彼女たちに富嶽は気付き、複数の魚雷型ミサイルを発射する。
「早速、攻撃が来たにゃ!」
「そうはさせません! 来て下さい、兵隊さんたち!」
ミサイルを確認した猟兵たちは、まずクララマリーが『トイソルジャー行進曲』を発動。おもちゃの兵隊のバロックレギオンを多数召喚し、ミサイルを迎撃させる。
「わ、私も援護します…!」
それに続くように、フィフティがアサルトライフルでミサイルを迎撃。広くて濃密に展開された弾幕は、見事ミサイルの迎撃に成功する。
「上出来にゃ!」
「いいよ、この調子で行こうよ!」
ミサイルを迎撃した2人の活躍にニーヤと焔が褒める。だが、気を抜く暇はない。富嶽が次に水平爆撃を仕掛けてきたのだ。猟兵たちに目掛けて爆弾が次々と投下されていく。
「今度は爆弾ですか…兵隊さんたち、お願いします!」
クララマリーはすぐにおもちゃの兵隊のバロックレギオンたちに迎撃を指示する。それに倣ってフィフティもアサルトライフルで迎撃しようとするが、ニーヤが待ったを掛ける。
「ちょっと待つにゃ。おみゃーさん、力に自信はあるかにゃ?」
「あ、はい。ドワーフなので…」
「にゃら、おいらと焔をあの敵まで放り投げて欲しいにゃ!」
「え、ええっ?!」
突然の頼みにフィフティは困惑し、思わず隣にいるクララマリーの方を見る。
「…2人を信じてみましょう。何か策があってのことでしょう。こちらはお任せ下さい」
クララマリーは優しく微笑んでそう言い、フィフティは決意したかのように頷く。
「…分かりました。お2人をあの敵まで放り投げます!」
そう言って、フィフティは『びったんびったん』を発動。ニーヤと焔の足を掴んで、ハンマー投げの如く遠心力を掛けるように振り回していく。
「いけぇぇぇー!!」
フィフティが手を放した瞬間、2人は高速で富嶽へと飛んで行く。
「にゃあぁぁぁー!!」
「きゃははは! ニーヤさん、面白い顔をしてる~!」
風の抵抗を受けて凄い顔になっているニーヤを見て、焔は無邪気に笑う。2人がある程度の距離まで接近したのを確認したクララマリーは、おもちゃの兵隊のバロックレギオンたちに一斉射撃の号令を出す。
「皆さん、一斉射撃です!」
おもちゃの兵隊のバロックレギオンたちから放たれた弾丸は、富嶽の各所に命中。富嶽は攻撃を中断し、隙ができる。
「今です、お2人さん!」
「任せるにゃ! くらえ、おいらのネコパァァァーンチ!!」
「焔は狐さんと一緒に! 派手に行っちゃうよぉー!!」
ニーヤは『ネコパンチ』を発動して渾身の右ストレートを、焔は『フォックス・アシスト』を発動して自身と同じ大きさの白狐のぬいぐるみを召喚し、ドラゴンランスを構えながら共に富嶽へと突撃していく。2人の攻撃が当たった瞬間、大きな爆発が起こり、富嶽の大きな胴体が真っ二つに折れ、墜落していく。遂に幻の超空の要塞が陥落したのだ。
「お2人は!?」
フィフティは心配して2人の姿を探す。すると、空中を浮遊して地面へと降りる焔と彼女に抱えられているニーヤを見つける。どうやら無事のようだ。
「良かった…」
フィフティは2人の無事を確認してホッとする。そこへクララマリーが声を掛ける。
「お疲れ様です。とりあえず、敵の第1波は防げましたね。けど、情報によればまだ第2波、3波が残っているそうです。まだ気は抜けません。頑張っていきましょう」
「はい!」
敵の強力な第1波を退けた猟兵たち。だが、敵にはまだ第2波、3波が残っている。まだ気は抜けないようだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『フレイムアーミー』

POW   :    ファイアスターター
【火炎放射器の炎】が命中した対象を燃やす。放たれた【ゲル状の燃料を燃やすことで生じる】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    トリプルファイア
【火炎放射器】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
WIZ   :    ヘルファイア
【火炎放射器の炎】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を炎で包み】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 第1波である幻の超空の要塞『富嶽』を退けた猟兵たち。ホッとしたのも束の間、砦へと進軍してくる一団を見つける。情報にあった『フレイムアーミー』の集団だ。『フレイムアーミー』は皆、燃料タンクを背負っており、その弱点を突くような戦法をとれば、そう苦戦することはなさそうだ。猟兵たちは各々どう攻めるか思案し、行動へと移すのであった。
土谷・メイ
(SPD)
「わぁ、火炎放射器兵がいっぱいいますね!精鋭揃いって感じがします!」

…さて、俺は慌てませんよ!小さい砲台だけど念の為、【目立たない】よう移動式砲台を展開…(ころころと射程範囲まで移動)、【誘導弾】を込めます。

UCも伴った【砲撃】で、一気に対象の燃料タンクを【部位破壊】!ホーミングな【制圧射撃】の弾幕喰らえッ!

「誘導弾の装填よし!撃てーッ!!」


化野・花鵺
「せぇふくの軍人さんだぁ」
狐、狂喜乱舞した

「ありがとぉ、軍人さん。こんな敵ばっかり出てくるなら戦争も大歓迎だよぉ。軍人さん大好きぃ」
狐、グリモア猟兵に感謝した

「燃えちゃえぇ!」
「フォックスファイア」連射し火炎放射器の燃料タンク狙う
引火させて火達磨大爆発狙い
敵の攻撃は野生の勘で回避しオーラ防御で防ぐ

「炎の軍人さんが炎の火柱に…しゅごいぃ。炎に浮かび上がるせぇふくサイコー」
せぇふくがどうすれば艶やかに格好良く見えるかということしか考えていない狐、うっとりした

「全部燃やしてサイコーのせぇふくを堪能するぞ、おー!」
狐、怖いことを楽しそうに宣言した



「わぁ、火炎放射器兵がいっぱいいますね! 精鋭揃いって感じがします!」
 近づいてくるフレイムアーミーたちの集団を見て、砦の外に陣取るメイが戦車に乗ったままそう言う。
「せぇふくの軍人さんだぁぁぁー!!」
…一方、その隣で花鵺が狂喜乱舞する。まぁ、確かに軍服は軍人の制服だから、間違いではない。
「ありがとぉ、軍人さん。こんな敵ばっかり出てくるなら戦争も大歓迎だよぉ。軍人さん大好きぃ」
そう言って彼女は天に祈るように、ここに送ったグリモア猟兵へ感謝する。
「…ず、随分とテンション高いですね」
そんな彼女に若干引きながら、メイがそう声を掛ける。
「だってぇ、こんな最高な依頼、興奮しないわけないよぉ」
メイの問いかけに花鵺は笑顔でそう答える。
「そ、そうですか…。と、とりあえず始めますか!」
気を取り直したメイはそう言い、『ホーミングバースト』を発動。砲弾の代わりに誘導弾を装填する。狙うは敵の燃料タンクだ。
「誘導弾の装填よし! 撃てーッ!!」
号令と共にトリガーを引き、誘導弾が主砲から発射される。
「な、何か撃ってきたぞ! 撃ち落とせ!」
フレイムアーミーたちが誘導弾に気付き、火炎放射器から炎を放つが、その炎より誘導弾の方が素早かった。誘導弾はそのまま1人のフレイムアーミーの燃料タンクに命中し、爆発する。
「うわぁぁぁぁー!!」
「も、燃えるぅぅぅー!!」
当然近くにいたフレイムアーミーたちにも被害が及び、次々と燃料タンクに引火し、誘爆していく。フレイムアーミーたちは火達磨状態であった。
「炎の軍人さんが炎の火柱に…しゅごいぃ。炎に浮かび上がるせぇふくサイコー」
その様子を見ていた花鵺はうっとり。どうも制服がどうすれば艶やかに格好良く見えるかを考えているようだ。
「更にカヤが格好良くしてあげるよぉ。燃えちゃえぇ!」
彼女は『フォックスファイア』を発動し、狐火をフレイムアーミーたちの燃料タンクに向けて連射し、爆発させていく。
「ぎゃあぁぁぁー!!」
「た、助けっ…!!」
こちらも同じように次々と燃料タンクに引火し、誘爆していく。まさに花鵺が言葉にしたように『炎の軍人さんが炎の火柱』状態であった。
「全部燃やしてサイコーのせぇふくを堪能するぞ、おー!」
花鵺はそう張り切って更に『フォックスファイア』を発動し、他のフレイムアーミーたちへ狐火を飛ばしていく。
「(何か彼女、ちょっと怖い…)」
怖いことを楽しそうに宣言する彼女を見て、メイは内心そう呟くのであった…。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

サエ・キルフィバオム(サポート)
猫かぶりな妖狐で、直接的な戦闘というよりも、情報を集めたり、不意打ちやだまし討ちのような奇襲を得意とします

猫をかぶってる時は「あたし」と自身を呼び、語尾に「~」が入るような間延びしたしゃべり方をします
真剣な時は「私」呼びになり、口数は少なくなり、語尾の間延びは消え、気に食わない相手には結構キツめの口調になります

「ごめんなさい、あたし道に迷っちゃってぇ~……」
子供らしく振舞って油断を誘う、色気を出して魅力で釣るなど、あの手この手を使います

「は?私がそんな事許すと思った?」
本性を現し後ろから絞殺糸を巻き付けるようなイメージです

基本的に行動はおまかせします
アドリブや絡み歓迎です
よろしくお願いします


佐原・鷹弥
「このフィルムスーツ、多少は火炎対性があるのですけど、あの中に突っ込む勇気はないですね…ええ、ないです。」
 戦闘中、敵と一定の距離を保ちつつ戦闘を行います。
【ゲル状の燃料】に注意しつつ、フレイムアーミーの一体一体を狙うのではなく面での攻撃を狙いユーベルコード「フルバースト・マキシマム」を使用します。
ただし、敵が「トリプルファイア(SPD)」を使用する兆候が見られたときは、背負っている燃料タンクを狙って攻撃します。
「大きい武器は強力、されど取り回しは難しいはず。そこです!」
 最大の目的は、いち早く敵の群れを殲滅し延焼をとめることです。
 その為なら、ある程度のダメージはやむを得ないものとします。



「このフィルムスーツ、多少は火炎対性があるのですけど、あの中に突っ込む勇気はないですね…ええ、ないです」
 猟兵たちとフレイムアーミーたちの戦いが続く中、迫りくるフレイムアーミーの集団を見て、鷹弥がそう呟く。確かに炎を放つ集団に突撃しても、集中砲火を浴びて丸焼きにされるのが目に見えている。
「じゃあ、あなたは遠距離から攻撃するのかしら?」
呟いた鷹弥にそう問い掛けるのは、先ほど現場に到着したばかりのサエ・キルフィバオム(突撃!社会の裏事情特派員・f01091)だ。
「ええ。先ほどの大型爆撃機と戦ったように、遠距離から攻撃させてもらいます」
「了解。じゃあ、私はあなたが気を引いている間、敵の背後を突かせてもらうわ」
サエの言葉に鷹弥は頷き、早速彼女は『フルバースト・マキシマム』を発動。全武装をフレイムアーミーたちに向けて、一斉攻撃を始める。ただ、1人1人を狙うのではなく、複数纏めて狙うように面で攻撃をする。
「ぐわぁぁぁー!?」
「くそっ、弾が到達する前に焼き尽くせ!」
フレイムアーミーたちは攻撃をくらいつつも、火炎放射器で飛んでくる弾の迎撃を始める。その間、サエはフレイムアーミーたちの背後に回り込む。
「ねぇ、お兄さんたちぃ~?」
「な、何だ、こいつは?!」
「いつの間に俺達の背後を…!?」
後ろからサエに突然声を掛けられたフレイムアーミーたちは驚き、戸惑う。
「あたし、弱いからお兄さんたちと戦いたくないのぉ~。それよりもお兄さんたちとイイことして遊びたいなぁ~。だから、ここで戦うの止めにしない~?」
彼女は『因果速報』を発動して自分は弱敵であると見せかけつつ、誘惑する。
「…ほぅ? 確かにこんなにか弱い奴が俺達に勝てるわけないよな」
「なら、たっぷりと可愛がってやろうじゃないか…」
まんまとサエの誘惑に乗り、彼女に気が向いてしまうフレイムアーミーたち。当然、背後はがら空きとなり、鷹弥がその隙を逃すつもりはなかった。
「背中ががら空きですよ、そこです!」
彼女はフレイムアーミーたちの弱点である燃料タンクを狙い、次々と撃ち抜く。
「ぐわっ!?」
「ま、まずい…!!」
撃ち抜かれた燃料タンクは次々と引火して爆発し、フレイムアーミーたちは火達磨となっていく。
「ぎゃあぁぁぁー!!」
「く、くそっ、こっちにも敵がいるのを忘れて…っ?!」
火達磨になるのを逃れた1人のフレイムアーミーが反撃しようとした時であった。彼の首に1本の糸が絡まる。その糸はサエの『狐糸「舌端」』であった。
「残念。あなたたちはここでくたばりなさい」
後ろに回っていたサエは絡めた糸を引き、フレイムアーミーを絞め殺す。
「流石の手際ですね」
集団を殲滅したのを確認した鷹弥はサエにそう声を掛ける。
「まぁ、不意打ちやだまし討ちなどの奇襲は私の十八番だから」
サエはそう答え、2人は残る敵を探しに行くのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ロニ・グィー(サポート)
アドリブ・連携歓迎
「サプラーイズッ!驚いた?」
基本的に極々自分勝手で悪戯好きな神様
怖いもの知らずで迷うこと無く(考えも無く)、直感に従って行動する
うまくいけばふんぞり返り、失敗しても悪びれない(が強く詰られると涙目になって逃げだす。三分後には忘れてる)
自分を信頼する人はダダ甘やかし(お菓子とかあげる)、自分の我が儘を許容してくれる人にはダダ甘える

・戦闘
たくさんの空飛ぶ球体を操って攻撃・防御する
球体のサイズや機能は様々、銃弾の様に蜂の巣にする、巨大な球で圧し潰す、ビームや雷を飛ばす等何でも適当に
影の中から全弾撃ち出しての不意打ちだまし討ちや、最後には力押し(拳・暴力)で解決するのが好き



「へぇ~、今回の相手がアレか。ぶっ飛ばしがいがありそうだね」
 迫りくるフレイムアーミーたちを見て、ロニ・グィー(神のバーバリアン・f19016)がそう言う。
「じゃあ、今回はこれでやっちゃおうかな」
彼は『暴風の化身』を発動し、両腕を肉を殺ぎ骨を削り、有形無形を粉砕する神砂嵐へと変異させて構える。
「さぁ、撃ってきなよ。ボクの風がお前たちを上回るか、お前達の炎がボクの風を上回るか、勝負と行こうじゃないか」
「小僧ごときが…舐めるな!」
彼の挑発を受けたフレイムアーミーたちはその挑発に乗り、火炎放射器を一斉に発射する。放たれた炎がロニに向かっていくが、彼は不敵な笑みを浮かべていた。
「ふっ飛べ!」
彼は炎に向けて神砂嵐を放ち、炎を瞬く間に切り裂く。暴風はやがてフレイムアーミーたちに襲い掛かる。
「なっ…ぎゃあぁぁぁー!!」
暴風によって彼らは微塵も残さずに切り裂かれて、消失する。ロニの風がフレイムアーミーたちの炎を上回ったのである。
「な~んだ、大したことないね。じゃ、次に行こうか」
ロニはそう言い、次の獲物を探すのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

レティシャ・プリエール(サポート)
プライド高く気の強い、ウィルオウィスプの女の子です

●依頼傾向
人助けのために魔法の力を使いたい
最終目的は知識の探求であるため、
心情的に複雑な依頼でも割り切って臨める
基本敵に同情はしません
カクリヨは例外。同胞を助けるために戦います

●戦闘
敵を観察し理論を立て、後方から攻撃することを得意とするタイプ
仲間が戦う様子を見るなどして敵の隙、弱点を伺ってから
UCで攻撃します

ただ自身が反撃されることを想定していないので、
ヒヤッとする場面があってもOKです
人に助けられたら、プライドが邪魔してツンデレ反応
「わ、私一人でもなんとかなったのに……でもまあ、ありがとう」
その後、恥ずかしさをぶつけるように敵に攻撃します


紬雁・紅葉(サポート)
『業邪…御鎮めします』
基本戦闘場面に参加

破魔、属性攻撃、衝撃波、薙ぎ払い等とUCを適宜組み合わせて攻撃

見切り、残像、オーラ防御、武器受け等とUCで防御や回避

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃

範囲攻撃と2回攻撃での雑魚払いが得意だが
ボスとの戦闘も遜色なく行えるし行う


羅刹紋を顕わに戦笑み
傷負っても笑みを崩さず
何処までも羅刹の血と"剣神"の導きに従い
災魔業邪を打ち倒す

敵の最期に
去り罷りませい!
の言葉を

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「ふむふむ…今回の相手は遠距離攻撃タイプなのね」
「ええ。でも、グリモア猟兵さんが言っていた弱点を突けば、案外簡単に倒せそうよ」
 進軍してくるフレイムアーミーたちの様子を観察しながらそう言うのは、レティシャ・プリエール(西洋妖怪のレトロウィザード・f28126)と紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)の2人である。
「弱点…確か、背負っている燃料タンクだったよね?」
「はい。なので、さっさと終わらせるために、そこを一気に狙い撃ちにしましょう」
そう言って紅葉は『九曜陣・八雲』を発動する。叢雲が象りし9本の剣が進軍するフレイムアーミーたちの上に降り注ぐ。
「な、何だぁ?!」
「ぐわっ!?」
上からの突然の攻撃にフレイムアーミーたちは反応しきれず、数人が剣の餌食となり、串刺しになる。なお、外れた剣は刺さった地面に巨大な九曜紋を描いたのだった。
「次は私が!」
その間に射程距離までに接近したレティシャが『ミゼリコルディア・スパーダ』を発動。幾何学模様を描き複雑に飛翔する100本の魔法剣がフレイムアーミーたちの燃料タンクに向けて襲い掛かる。
「く、くそっ! やらせるか!」
フレイムアーミーたちは飛翔する魔法剣に向かって炎を放つが、如何せん数が多く、対応しきれずに次々と燃料タンクが切り裂かれてしまう。
「ま、まずい! ほ、炎を止めねば…!!」
切り裂かれた部分から燃料が漏れ出し、急いでフレイムアーミーたちは炎を止めようとしたが…
「ぐあっ!」
1人のフレイムアーミーが魔法剣によって心臓を貫かれ、炎を放ちながら倒れていく。その炎はやがて他のフレイムアーミーたちに放たれてしまい、次々と燃料タンクが引火し、誘爆を引き起こしていく。
「ぎゃあぁぁぁー!!」
「た、助けてくれぇぇぇー!!」
ほとんどのフレイムアーミーたちが火達磨となっていき、残りはたったの1人となる。
「お、おのれ! よくも仲間を…!」
そう言って、残ったフレイムアーミーがレティシャに向けて火炎放射器を向けるが、時すでに遅し。彼の背後にはいつの間にか紅葉が回っており、足元には巨大な九曜紋があった。
「なっ…!」
「これで最後ね。去り罷りませい!」
巨大な九曜紋によって強化された紅葉がルーンソード『九曜』で、最後のフレイムアーミーを斬り捨て、掃討が完了する。
「とりあえず第2波はこれで終了のようね。第3波はどんな敵が来るのかしら?」
「さぁ? グリモア猟兵さんは巨大な戦車が来ると言っていたわよ」
掃討を終えた2人はそう話し、最後の敵に備えるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『『超重戦車』スーパーモンスター』

POW   :    ウルトラ・ザ・キャノン
【旧文明の国際条約の破棄】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【主砲の砲弾を大都市を一撃で消滅させる砲弾】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    加農・ファランクス
レベル分の1秒で【全砲門に砲弾を再装填し、連続で砲弾】を発射できる。
WIZ   :    ゴールキーパー
【連続で射撃攻撃を行う、大口径の車載機銃】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアララギ・イチイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「凄いな…。あの敵の軍団をあっという間に掃討するなんて…」
 猟兵たちの活躍を目の当たりにした警備隊長は驚きながら、そう呟く。そんな彼に猟兵の1人が住民たちは避難したのかと聞く。
「あ、ああ。すでに街に住む住民たちは司令部の方へ避難させた。司令部は砦並みに頑丈な建物で、全住民を収容できる程の広さがある。あそこにいれば、とりあえず安全のはずだ」
警備隊長の答えに猟兵たちはホッと一安心する。その時だった。突然、遠くで砲声が鳴る。それもかなり大きい。砲弾が飛翔してくる音が聞こえ、やがて砦に1発の砲弾が着弾する。
「おわっ!?」
まるで大地震があったかのように砦が大きく揺れ動き、警備隊長やその場に猟兵たちは転んでしまう。
「一体、何が起き…っ!?」
着弾した場所を警備隊長が見た瞬間、彼はその場で固まる。何と着弾した部分が完全に崩壊していたのだ。
「隊長! Cブロックが完全に崩壊!! 隣接していたBブロック、Dブロックにも被害が…!!」
隊員の1人が警備隊長に急いでそう報告する。
「負傷者の救出を急げ! Bブロック、Dブロックの担当隊員は救出が済み次第、他のブロックへ移動しろ!」
「了解!」
被害状況を聞いた警備隊長はすぐに指示を出し、隊員たちは急いで作業に取り掛かる。
「それにしても、一体どこから砲撃を…?」
警備隊長と猟兵たちは砲声が聞こえた方へと視線を向ける。その先には遠くでゆっくりとこちらに進んでくる超巨大戦車が見えた。恐らく、あの戦車の一番大きい主砲が砦を破壊したのだろう。
「…猟兵の皆さん。我々はあの兵器に太刀打ちできる力は全くありません。どうか、あの戦車を破壊し、この砦を…街の人々を守って頂きたい! よろしくお願いします!!」
警備隊長は大きく頭を下げて、猟兵たちに頼み込む。猟兵たちは応えるように大きく頷き、再び超巨大戦車へと視線を戻す。砦を守るための決戦が今、始まるのであった。
ハロ・シエラ(サポート)
私はハロ・シエラ。
戦う事以外は不得手です。
また、オブリビオンによる問題に対しては説得などより戦いで蹴りをつけるのを好みます。

口調は(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)。
基本的には誰に対しても敬語です。
戦術としては【第六感】と【見切り】を駆使して勝機を見出し【カウンター】や【鎧無視攻撃】で敵を仕留めるスタイルです。
真面目に戦いますが、強敵が相手なら【毒使い】や【投擲】、【物を隠す】による【だまし討ち】も視野に入れましょう。

ユーベルコードは戦況に応じて何でも使用しますが、味方や一般人は巻き込まない様に努力します。

 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


祓月・清十郎(サポート)
真面目系アホの子です
大抵の場合、主人公的な立ち回りより端っこでわちゃわちゃしていると思われます
シリアスもいけるクチですが、基本的にはコミカル寄りです

さっちゃん=ケットシーが跨がれるサイズの小型の飛竜。ただし清十郎より超強い。聖属性
助けてない亀=清十郎も正体を知らない謎の亀。何なんでござるこの亀…
召喚系のユーベルコードと頼れる相棒には恵まれていますが、本人の体術はへちょく、もし本人が戦う場合は万能ネギやいわしのかしらを先端にくっつけた竜の髭をぶんぶか振り回します。記憶消去銃をぶっぱして思わず自分の記憶をなくすことも

その他、口調に関してはステシ参照
公序良俗に反する行動はしません
よろしくお願いします


ジャスティス・ボトムズ(サポート)
★アドリブ大歓迎

正義を執行することに全力を注ぐぜ。
敵と認識した相手は叩き潰す。
それが俺の正義だ。

俺は闘争や探索などあらゆるものをシンプルに考えて行動するのを好む。
戦い方は武器での攻撃と素手での格闘を敵を見て使い分けている。

物事はシンプルに考えて動いた方が白黒ついて分かりやすくなるってもんさ。

正義を執行するという意志は俺にとって絶対だ。
何があっても絶対にこれだけは曲げないぜ。

やること決めたら後は全力で突っ込んでいくだけだぜ。

技能は怪力、鎧砕き、存在感を使って力で問題解決を目指す。
正義を執行するのにはパワーをフルで発揮するのが俺好みだぜ。

正義の力で敵を叩き潰して、優しさを持って民間人に接するぜ。



 砦へとゆっくりと接近していく『超重戦車』スーパーモンスター。そんな敵を眺める3人の猟兵たちがいた。
「おうおう、でっかい戦車だな。これはぶっ飛ばしがいがありそうだぜ!」
「ふん、あの程度のデカブツ…拙者のネギで破壊してくれるござるよ!」
「…清十郎さん、それ本当に武器なんですか?」
そう話すのは、ジャスティス・ボトムズ(正義の執行者・f22965)、祓月・清十郎(異邦ねこ・f16538)、ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)である。
「そうでござる。これが拙者の誇る得物でござるよ!」
ハロの問いに清十郎は、『さっちゃん』という小型の飛竜に跨り、自身の得物である『万能ねぎ』を自慢げに見せつけながら、そう答える。確かに他の2人の武器に比べれば、あまりにも頼りなく見える。
「まぁ、何が武器であろうといいんじゃねぇの? とにかくさっさとおっぱじめようぜ。敵さん、こっちに砲を向けてるぜ」
ジャスティスが言うように、敵はこちらに気付き、戦闘態勢になっているようだ。雑談している暇はない。
「では、私は2人を後方からサポートします。前衛はお願いします」
「OK。じゃあ、行くとするか!」
「行くでござるよぉー!」
そう言って3人は早速行動を開始する。あんな数の砲がある敵と正面でやり合うのは危険すぎる。3人は迷わず敵の横へ回り込むように走る。当然、それを黙ってみる敵ではなく、一番大きい主砲以外の砲で次々と砲撃していく。
「おおっと! 今のは危なかったぜ!」
「にゃあぁぁぁ!? 横からでも随分と撃ってくるでござるよ!」
「でも、正面よりはマシなはずです。このまま接近しましょう!」
3人は激しい砲火をかいくぐりながら、敵へと接近。遂に自身の武器の間合いまで到達する。
「よし、まずは俺から突っ込むぜ! おらぁぁぁー!!」
ジャスティスは『ハイパーゴッドタックル』を発動し、『シャイニングシールド』で機銃による敵の攻撃を防ぎながら突進し、その機銃を盾で破壊し、付近にあった敵の副砲を『ジャッジメントブレード』で斬り裂く。
「次は拙者が行くでござる! にゃあぁぁぁー!!」
続いて清十郎が突撃し、敵の機銃の攻撃をネギで防いでいくが…
「にゃにぃっ?!」
機銃の連続攻撃により、ネギが遂に折れてしまう。清十郎、ピンチである!
「…と見せかけて、こんなこともあろうかと、新しいネギを用意していたござるよ!」
と言ってすぐに新しいネギを懐から取り出し、攻撃を防いでいく。
「(あれ? そういえば予備のネギってこれで最後だったでござるか…? 不味い。これ折ったら、今日の夕飯用のネギがないでござる!)」
と内心で雑念を呟きつつ、彼は『心此処に在らず』を発動。雑念により、自身が持っているネギが強化される。
「まぁ、いいでござる! 戦闘終了後にまた生やせばいいのでござるよ! これでもくらうでござるぅぅぅー!!」
そう言って彼はネギを機銃に振り下ろし、それを見事に破壊する。
「流石ですね。2人とも、お見事です。怪我を治療しますよ」
そんな2人に後方から来ていたハロが接近し、『命を奮わす希望の声援』を発動。2人のここまで来るのに負傷した部分を治療する。
「サンキュー、これでまた存分にやれるぜ!」
「感謝するでござるよ」
「さぁ、まだ戦いは終わっていません。これからですよ」
3人はそう言い、戦闘を続行するのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

佐原・鷹弥
「どでかい機体にどでかい砲台…まるで戦艦ですね。ですがここは地上。唯一の弱点は…機動性!」

注意すべきは巨砲ですね。あのサイズでとんでもないリロード速度ですから、正面からの撃ち合いはしません。しかしあの大きさ、旋回性能は下の下でしょう。
正面から戦うは愚策、敵の周囲を時計回りに移動しつつ徐々に接近。多少の機銃によるダメージは無視して接近します。
接近が完了したら、うまく死角に隠れながらキャタピラの履帯を一つ一つ破壊していきます。その後、可能ならば敵の砲弾が誘爆するように攻撃します。

真の姿としては、多少バチバチ放電し始めています。それにより機動性UPな感じで動きます。
※アドリブ・他者との絡み歓迎


化野・花鵺
「これは新技の試しがいがある敵だぁ!」
狐、パチパチ手を叩いて喜んだ

「それじゃあカヤ、ちょっとグレムリンとお友だちになってくるぅ」
狐、五尾の狐になって戦車に突撃
敵の攻撃は野生の勘で回避
微妙な破片等は衝撃波で弾いたりオーラ防御で防ぎ戦車に取りつく

「やっちゃえ管狐!不幸のプレゼントテラ盛りだぁ!」
戦車に衝撃波ぶつけ「狐の呪詛」
自分は射たれないよう主砲又は副砲辺りの根元にワクワク鎮座
機械系統の不具合、エネルギー系統の不具合、走行部分の破損、砲弾がジャムったり誘爆したりとありとあらゆる不幸(不具合)を巻き起こす

「たーのしーぃ♪カヤこれ気に入ったぁ♪」
狐、五尾の尻尾をブンブン振り回してご機嫌に叫んだ


フィフティ・シラバリー
【POW】
あんなの当たったらみんな死んじゃうよ!
絶対に砦を狙わせたらいけない。

敵の主砲を『対物銃』と【怪力】で破壊しに行くよ。とはいっても大きい戦車だし側壁を登る必要があるかも。途中で兵隊さんが出てくるかもしれないから一応『突撃銃』もお守りに持っていくね。取りつくのが難しくないといいけど...

さて『PP-P2』を注射して全力を出します。UCの腕を出して、急いで側壁を登っていくよ。
敵の主砲が狙いをつける時には動きを止めるんじゃないかな。だから静止したら、主砲に向かって全弾射撃、弾切れになったら4本の腕で【怪力】のパンチ!

ここまでやれたら逃げ...脱出してもいいかな?

共闘、アドリブ大歓迎



「どでかい機体にどでかい砲台…まるで戦艦ですね」
 猟兵第2陣の攻撃。敵のあまりの大きさに驚きを隠せないのは、鷹弥。彼女は来たるべき決戦に備えて、全身から電気がバチバチと放電される真の姿となっていた。
「あんなの当たったらみんな死んじゃう…次は絶対に撃たせない!」
鷹弥の隣で覚悟ある強い眼差しで敵を睨みつけるのは、フィフティ。彼女は『PP-P2』を注射して全力を出せるようにしており、『造り物の腕』を発動して背中に巨大な腕を1対生やしていた。
「これは新技の試しがいがある敵だぁ!」
そんな彼女の隣でパチパチと手を叩いて喜ぶのは、花鵺だ。彼女はどこか楽しそうであった。
「ですが、ここは地上。唯一の弱点は…機動性!」
鷹弥はそう言い、一気に加速し、敵の側面に回り込もうとする。彼女の言う通り、この敵は機動性は壊滅的に悪いのだ。
「あ~ん、カヤを置いていかないでよぉ」
それに続くように花鵺は五尾の狐に変身し、同じように側面へと回っていく。
「ちょっ…2人とも、私もいるんですから!」
2人に遅れて、フィフティもそれに続いていく。当然、それを敵が簡単に許すはずがなく、一番大きい主砲以外の砲と機銃で3人を攻撃していく。
「側面でもこの攻撃ですか…正面だったら絶対にやられていましたね」
真の姿になったことにより向上した機動性を活かして、鷹弥はそう呟きながら攻撃を避けていく。
「う~ん、後方ならどうかなぁ?」
砲撃により飛んでくる破片を衝撃波やオーラで防御しながら、花鵺はそう言う。
「後方…ですか。確かに、いくらか攻撃が少なくなりそうですね。そちらに回ってみましょう。フィフティさん、大丈夫ですか?」
「な、何とか付いて来ています!」
2人の後方で巨大な腕を駆使して破片や衝撃を防ぎながら、フィフティは鷹弥の問いに答える。
「では、後方に回り込んで勝負に行きましょう」
3人は更に側面から後方へと回り込む。すると、読み通り攻撃がいくらか少なくなったように見えた。
「これなら…行きます!」
鷹弥はそう言って敵のキャタピラの1つに向かって突撃していき、『ヴァリアブル・ウェポン』を発動。身体に内蔵していた兵器で攻撃し、キャタピラを破壊する。
「もう1つ!」
続けて彼女は、もう1つのキャタピラを破壊する。ただでさえ遅い敵の足が、更に遅くなっていく。
「それじゃあカヤ、ちょっとグレムリンとお友だちになってくるぅ」
敵が鷹弥に気が向いている中、花鵺は戦車に乗り込む。
「やっちゃえ管狐! 不幸のプレゼントテラ盛りだぁ!」
そう言って彼女は『狐の呪詛』を発動し、召喚された管狐が敵の砲に噛みつく。その後、敵はそこら中で不具合を起こし始める。機銃は弾が出なくなったり、砲撃していた砲は何故か爆発を起こして壊れたりなど、色んな場所で警報音みたいなものが鳴り始める。
「たーのしーぃ♪ カヤこれ気に入ったぁ♪」
花鵺は五尾の尻尾をブンブン振り回してご機嫌に叫ぶ。
「よし、乗り込めた。後はあの大きな主砲を何とかしないと…!」
花鵺のUCにより、攻撃どころじゃなくなった敵にようやくフィフティも乗り込む。彼女は狙いである一番大きい主砲のところへと向かう。
「対物ライフルでは…破壊できそうにないですね。装甲が思ったより厚いです…」
目的の場所へと着いた彼女であるが、敵の予想以上の装甲に悩む。どうしようかと悩んでいたその時、花鵺のUCによるものか、砲弾を装填した時に閉める弁が開き、装填された砲弾と火薬が見える状態になる。
「あ…!」
それを見た彼女はとある方法を思いつく。これを誘爆させればいいんじゃないかと。
「鷹弥さん、こちらに来てくれますか?」
「分かりました、今行きます」
フィフティは鷹弥を呼び、彼女に作戦を説明する。
「…分かりました。それで行きましょう」
「はい、お願いします!」
2人はそれぞれの武器を構え、砲弾と火薬に攻撃を加える。爆発の兆候を確認した瞬間、鷹弥はフィフティを抱えてその場を離脱する。鷹弥は真の姿で機動性が向上しており、その方が速く離脱できるからだ。2人が離脱した瞬間、砲弾と火薬は大きな爆発を起こす。
「うわっ?! な、なにぃ!?」
突然の大きな音と揺れに花鵺は驚き、彼女もすぐに離脱する。3人が安全な場所に離脱した頃には、敵は大きな爆発を次々と起こしながら、崩れていく。『超重戦車』スーパーモンスターは今、撃破されたのであった…。

「猟兵の皆さん、本当にありがとうございました。おかげでこの砦と街を守ることが出来ました」
 戦闘終了後、警備隊長と隊員一同はこの場を去ろうとしている猟兵たちを見送りに来ていた。
「砦は一部崩壊し、死傷者も多少出ましたが、もし皆さんが来ていただけなかったら…ここは全滅して灰燼に帰していたでしょう。皆さんのおかげで多くの命が救えたのです」
そう言った警備隊長は姿勢を正し、隊員一同もそれに倣う。
「砦と街を守ってくれた猟兵たちの皆さんに最大の敬意と感謝を表して、総員、敬礼!!」
警備隊長と隊員一同は見事に揃った綺麗な敬礼をし、猟兵たちは笑顔で大きく頷く。こうして猟兵たちの活躍により、1つの砦と街が救われたのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年07月01日


挿絵イラスト