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泥と真珠と珊瑚と…(作者 もちもち大福
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●永遠への道
「やっぱり私帰る……」
「何言ってるの?永遠の美しさを求めていたんでしょ?行きましょう!」
 二人の少女の目の前には泥海が広がっており、その中心には珊瑚のようなお城が構えていた。
 そして、少女達とお城には一本の橋……と言えるかどうかも分からない、鉄骨のような木の角材のような橋が掛かっていた。
「で……でも……」
「あなたがそういうのなら私先に行くわ!」
 そう言いながら一人の少女は橋を渡っていった。
「うぅ……」
 一人取り残された少女はただ座り込み泣きじゃくっていたよそに、泥海を掛ける橋の下には人の形をした泥の塊で埋め尽くされていた。

●上手い話には裏がある?
「みなさん、お集まりいただきありがとうございます」
 ぺこりとお辞儀するのはミネラル・トーリア(蝋成分100%のブラックタール・f25607)である。
「今回グリードオーシャンにて島の支配者となっているコンキスタドールとその配下を撃退し、島に平和を取り戻してほしいのです」
 その島の名は【リリィアイランド】、その名の通り中心部には百合の花が咲き乱れており、時期によっては花見もできるとか。
 ダークセイヴァーの世界から落ちてきたらしく、その名残がちらほら散見される。
「えっと……その島なんですが……」
 と、トーリアはちょっと躊躇うように苦い表情をするが、すぐさま真剣な表情に戻す。
「住人は全員女性のみなんですよ……」
 つまりは男子禁制の島……となる。
 とはいえ、この島のしきたりで入ることは可能だが住むことを固く禁じられている。
 何であれ、猟兵なら問題なく島へ入れるだろう。
「それで……このコンキスタドールが決めている掟なのですが……」
 やはり不可解なのか難しい表情を浮かべるトーリア。
「それが……『永遠に美しくありたい者は城へ来るべし』とのこと」
 これが掟?ただのお誘いにしか見えない……が、その城までの道のりが難しいとされる。
 まず島の中心には本来百合の花が咲き乱れているが……今は泥海に埋め尽くされるという酷い有様となっている。
 さらにその中心には珊瑚でできているであろう城を構えている。
 その城への道がたった一本の木の角材という橋が……いや、これ橋か?
「しかも……その泥海も曲者です」
 泥海には人の腕を模した触手がそこら中に潜んでいる、さらにはコンキスタドールの持つメガリスの影響か、その泥に触れるとまるで石化するように侵食を受け……全身包まれると動けなくなってしまう効果がある。
「既に住人の大半が城へ行ってしまいました……もちろん全員辿り着けるわけでもなく……」
 橋から落ちて泥人形のまま泥海を佇むオブジェと化している。
 さらにその先へ行った女性達の行方もわからないままだ。
「恐らく……コンキスタドールを撃退すれば泥海に落ちた女性達も助けられると思います」
 その間はかわいそうではあるが、城まで行くことを最優先すべきだ。
「そしてその先は予知ができず何があるのかわかりません……コンキスタドールの配下達が罠を張ってる可能性もあります……」
 余地も転送もできない状況の中であるため、何を待ち受けているのか未知数だ。
 なんであれ、この百合咲く美しい島をコンキスタドールの支配から解放するためにまずは城へ向かわなければならない。
「多くが未知数で困難でしょうが……みなさんのお力が必要です……」
 もう一度、トーリアはぺこりとお辞儀した。





第3章 ボス戦 『蒐集の女王『コーラルクイン』』

POW ●侵食する珊瑚の腕
【背の巨大な珊瑚の腕】が命中した対象に対し、高威力高命中の【珊瑚化の侵食】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD ●変化する珊瑚の杖
【珊瑚杖のメガリス】から【虹色の光線】を放ち、【珊瑚化】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ ●埋め尽くす珊瑚群
【珊瑚化の呪いがかけられた珊瑚の欠片】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を珊瑚化の呪いがかけられた珊瑚群に変化】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠テフラ・カルデラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 それぞれ配下であるパールウォリアーを撃退したり反撃されたりしつつも、突破した猟兵達は一回り大きな扉をくぐる。
 そこには柱と玉座……といった城によくある謁見の間のような部屋だった。
「まさかここまで突破されるとはな……」
 その玉座には赤い女性の人型が座っていた。
 赤い肌、赤いドレス、赤い杖……そして異質ともいえる背に生える巨大な腕。
 それらは全て珊瑚を模したデザインとなっていた。
「汝らは只者ではないな?いや……この島の者ではないな?」
 そう、彼女こそこの城の主……コンキスタドール『蒐集の女王『コーラルクイン』』だ。
「丁度この部屋は殺風景だと思っていたところでな?」
 ニヤリと笑みを浮かび、彼女は玉座から降り、カツカツとハイヒールの音が城内を響かせる。
「汝らを珊瑚の像にして飾ってみせようぞ!」
 背の巨大な腕は猟兵を捕まえようと狙いを定め、杖もまた猟兵を珊瑚に変えるために怪しく光る。
「妾を楽しませよ、そう簡単に像に変わるでないぞ?」
 向かってくるコーラルクイン、城内や泥海に囚われた女性達を解放するため、コンキスタドールの支配から島の人々を救うため、猟兵達は珊瑚の女王に向かうのであった……。
(『蒐集の女王『コーラルクイン』』はテフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)の宿敵です)