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神さまのおっしゃる通りに

#UDCアース

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#UDCアース


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●神さまはおっしゃりました…
「うふふ、お待たせしました」
 とある場所で、少女が二コリと微笑みかける。彼女の視線の先には、彼女と同じ年頃の少女達が、涙を浮かべ恐怖で顔を引き攣らせている。
「あらあら?そんな怯えないで?せっかく神さまの所へいけるのよ」
 普通の人が聞いたら、彼女は頭がおかしくなったのではないかと考えるだろう。しかし、彼女の手には、赤黒いものがこびり付いた大鎌が握られており、少女達は彼女がこれから何をしようとしているのか、すでに見せつけられている。
「さぁ、始めましょう」
「い、いや…許して…!」
「も、もう、誰にも迷惑かけないから…!」
 少女達は、懇願する。しかし…、
「何言っているの?あなた達は悪いことしてたんでしょ?だから、神さまのところへいって赦してもらわないと、ね?」
 彼女の浮かべる笑みは、悟りを開いた聖人のそれだった。慈愛に満ちた表情で、残酷な審判を下す。
「い、いやよ!死にたくない!!」
 少女の一人が逃げ出そうとする。が、その前に胴と足が離れていた。
「あっ…」
 何かを言おうとした少女はそのまま崩れ落ちる。血だまりがゆっくりと広がっていく。
「いやあああああああ!」
「誰か助けてぇえええええ!!」
「主よ、迷える魂を救いたまえ」
 少女の大鎌が、恐怖に囚われた少女達の命を刈り取る。それが彼女の救済だった。物言わぬ亡骸達を一瞥して、天井を見上げ神に祈りを捧げる。
「主よ、彼女達に安らかな眠りを…」
 少女が祈りを捧げている間、緑色のゲル状の何かが少女達の遺体を取り込み始める。彼らが去ると、そこに、少女達が生きていた痕跡は残されていなかった。

●邪神を信じる少女
 グリモアベースに、猟兵達が集う。その目の前にいるのは、グリモア猟兵のカナタ・アマガだ。
「来てくれてありがとう。早速だけど、事件の内容を説明するわね」
 カナタは、ホログラムで地図を投影する。
「今回の世界は、UDCアース。場所は、日本という国の九州と呼ばれる地方よ」
 地図には、四つの列島からなる島国の列島の一つが拡大される。
「この九州の山奥にある廃寺にとある邪神を信仰する者達のアジトになっているわ」
 さらに、ホログラムには一人の少女の姿を映す。
「彼女の名は、宍道・茉奈。ここで邪神を信仰する組織のトップよ」
 こんな少女が、と驚きの声が上がる。
「邪神に魅入られた、っていうことかもしれない。彼女は、救済と称して、夜に出歩く少女を攫って来ては、生贄にしてるの」
 すでに何人も犠牲者が出てるわ、と付け加える。
「敵の居場所は分かっている。アンタたちには、そこに突入して組織を壊滅させてもらうわ」
 かなり大がかりな任務になりそうだ。
「まずは、敵の使役する『不定形少女』が立ちふさがるわ。こいつらは、服を溶かしてくる厄介な敵だけど、みんななら大丈夫。問題はその先に待っている宍道・茉奈よ。邪神の力の宿った大鎌を使った攻撃や邪神の一部を呼びだしてくるわ」
 ここまで説明して、カナタは、猟兵を見まわす。
「残念だけど、彼女は倒さないと、犠牲者は増え続けるわ。彼女を倒して、平和を取り戻して」
 カナタの頼みに、頷く一同。
「戦いが終わったら、せっかくだし、ご当地の食事を楽しみましょ」
 ホログラムには、『博多ラーメン』という文字が並び、いくつもの美味しそうなラーメンの画像が映される。
「これから行くところでは、この『ラーメン』っていうのが有名らしいわ。美味しいものでも食べて英気を養いましょ」
 そう言ってカナタは、テレポートを始めるのだった。


夢月
 こんにちは、マスターの夢月です。久しぶりのUDCアースでの冒険です。みなさんの力を合わせて邪神を信仰する少女を倒しましょう。
 第一章。
 不定形少女との集団戦です。服を溶かしてくる厄介な相手です。服が溶ける演出とかが入るかもしれません。
 第二章。
 ボスの宍道・茉奈との対決になります。彼女は、殺すことが救いになるという考えを妄信しており、大変危険です。彼女と意思疎通は出来るので、掛け合いも入れていきたいと思います。
 第三章。
 戦い終わりにラーメンを食べるシーンになる予定です。
 各プレイングでは、共闘する場合は、相手の名前を指定したり、チーム名を設定していただきたいと思います。
 基本的にプレイングをもらったら一日程度で返せると思いますが、プレイングの集まり具合や共闘希望などの場合は遅くなることもあります。

 それでは、みなさんのご参加をお待ちしています。よろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『不定形少女』

POW   :    あたまはこっちにもあるよ
自身の身体部位ひとつを【自分が擬態している少女】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD   :    みんなとかしちゃうよ
【触手状に伸ばした腕】が命中した対象に対し、高威力高命中の【衣服を溶かす溶解液】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    いっしょになろうよ
【全身を不定形に変形させて】から【相手に抱きつくために伸ばした身体】を放ち、【少しずつ溶解させていくこと】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 九州の山奥…。
 そこに、誰も来なくなった廃寺があった。ここが、邪教を信仰する者たちの拠点になっているのだ。慎重に、中へと入る猟兵達。そこにはだれもいなかった。ボロボロの境内は静まり返っている。いや…、
――何かいる。
 殺気を感じて身構える猟兵達。すると、壁から、床から、天井から。神社のあちこちの隙間から、緑色のゲル状のモノが染み出してくる。それらは少女のような姿を象る。――戦闘開始だ。
ティエル・ティエリエル
邪神に魅入られたからって、こんなの救済なんかじゃないよ!ボクが絶対に止めてみせるよ!
というわけで、アジトの廃寺に突撃だよ!!

得意の【SPD】を活かした戦い方をするよ!
【スカイステッパー】のジャンプと背中の翅を羽ばたかせて不定形少女の頭上からのヒット&アウェイ、「空中戦」で縦横無尽に飛び回るね♪
レイピアでの刺突は効果が薄いかもだけど、諦めずに突いて突いて突きまくるよ!

敵の【触手状に伸ばした腕】の攻撃は「見切り」で回避するけど……
もし当たっちゃったら花びらのスカートが溶けて若草色のレオタードだけ、もしかしたらレオタードも少し溶けちゃうかも!?
でも、まだまだお子様なので羞恥心とかは全然ないよ☆



 ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)は、狭い部屋の空中を飛び回りながら、不定形少女達の緑の触手から逃れる。
「これ、捕まったらヤバいだろなー」
 迫りくる触手を避けながら、ティエルは呟く。
「でも、こいつらをなんとかして先に進まないとね!」
 意を決して、レイピアを握りしめ、急上昇する。そして、不定形少女に向けて、急降下する。触手の攻撃は、最小限の軌道修正で躱す。
「えぇい!」
 スピードを乗せた一撃で、不定形少女を貫く。レイピアの一撃を受けた部分が吹き飛ぶ。自ら懐に飛び込んで来た獲物を捕らえようと、幾多の触手が伸びてくる。
「よっと!そんなんじゃ捕まらないよ!」
 ティエルは、空中を蹴るように飛び上がり、再び空へと逃れる。そして、また狙いをつけて降下する。ヒットアンドアウェイの戦法で不定形少女達を削る作戦だ。レイピアでは致命傷は与えられないが、削っていくことは出来る。実際に何度も削られた不定形少女は弱っていっている。彼女も無傷ではいられない。飛び散る破片がティエルの花びらのスカートに付着し、溶かしていく。スカートは見るも無残な姿になり、若草色のレオタードが丸見えになる。そのレオタードも所々が溶けている。元々軽装の彼女は、不定形少女の溶解液を防ぐ手段はない。それでも怯まずに彼女は挑む。
「邪神に魅入られたからって、こんなの救済なんかじゃないよ!ボクが絶対に止めてみせるよ!」
 そう自らを奮い立たせ攻撃を繰り返す。その姿はさながら戦乙女のようだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

高柳・零
こういう場合は子供の方が平気で残酷な事をしますからね…。早いところ止めましょう。

テレビウムなので服は着てません。
頭の攻撃はオーラ防御付きの盾受けで受け止め生命力は吸わせません。
他に頭を作っても武器受けします。
「こっちは体が小さいので、吸われたら無くなりそうですしね」

溶解液は避けません。オーラ防御で防御はします。
「自分、テレビウムなので」

いっしょになろうよは見切りで避けます。
「結婚するには年齢が足りませんので」

攻撃はジャッジメントクルセイドで行います。
「スライムは焼くのが基本ですが、松明は持ってないので…光になってもらいます!」

アドリブ、絡み歓迎です。


キケ・トレグローサ
人格は三兄弟の末妹、天才の踊り子ルナ
ルナ)「服を溶かすとか、嫌な相手!」
何がなんでも攻撃に当たらないようにUCで必死に回避しつつ隙を見てナイフで切りつける。
ルナ)「あんまり力はないけど諦める理由にならない!」
踊りの要領で飛んでくる攻撃を避け、空中を使った立体的な軌道で接近ナイフの一撃を加えたら退避のヒット&アウェイで戦う。他の猟兵が大技を使うなら時間稼ぎにもなるように

*アドリブ絡め歓迎

注)もし、服が溶けたらルナは女の人格で男の身体という乖離にパニック状態になり気絶し他人格(兄のエドの人格)に変わります
ルナ)「い、嫌ァ!」
エド)「っ!ルナには辛いことさせたな」
エドに変わっても戦略は変わりません。



「服を溶かすとか、嫌な相手!」 
 キケ・トレグローサ(たった一人の流浪の楽団・f00665)は心底嫌そうな顔をする。
「自分はそもそも服を着てないので」
 高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)はボソッという。テレビウムという種族の彼は頭部が液晶テレビで出来ていて機械の身体を持つのだ。
「なんかそれズルくない!?」
 キケはそれを聞き逃さない。
「いや、そういわれましても…役割代わります?」
「う~ん…でも、『ルナ』の方が向いてるし、大丈夫!」
 自らのことを『ルナ』と呼んだキケは、笑顔で進み出る。
「では援護はお任せを」
 零は液晶に敬礼の顔文字を表示させる。
「うん、前は『ルナ』に任せて!」
 キケは、いや、キケの中の別人格、『ルナ』は空中を蹴って不定形少女の群れの中に飛び込んでいく。空中を駆けまわりながら、ナイフで攻撃を加えていく。不定形少女達は、触手を伸ばして捕まえようとする。しかし、空中を自在に動くルナを捕えるのは容易ではない。まるで舞台を華麗に舞うダンサーのようだ。
「そんなもんに捕まらないよーだ!くらえ!」
 ナイフを突き刺そうと振りかぶる。それを察知した不定形少女は、腕を突き出す。そこから同じ顔の少女の頭部が生え、口を広げてルナを待ち構える。
「っ!あぶな!?」
 寸でのところで、空中を蹴り、避ける。
「いや、助かりますね。こっちは体が小さいので、今の技で吸われたら無くなりそうですしね」
 ルナの戦いぶりを見て感心する零。不定形少女は彼女に引き寄せられている。
「さて自分もやりますか」
 自分の役割を果たすべく零も行動を開始する。
「スライムは焼くのが基本ですが、松明は持ってないので…光になってもらいます!」 
 零は不定形少女を指さす。画面も指差しマークに切り替わる。零の指先が向けられた不定形少女に、廃寺の屋根を突き破り天からの光が降り注ぐ。
「―――っ!」
 声にならない悲鳴のようなものをあげ、苦悶する表情を浮かべた不定形少女は身を捩らせながら消滅していく。
「やるじゃん!ってきゃあ!?」
 零の見事な攻撃に気を逸らしていたルナの身体を触手が襲う。触手が触れた部分の服が、ジューと音を立てて溶ける。
「嫌ぁ!」
 ルナは空中で叫び声をあげ、ガクッと気を失う。直後、
「っ!ルナには辛いことさせたな」
 気が付いたかと思うと、先ほどまでの明るい少女の口調ではなく、落ち着きのあるしかし怒りに満ちた男の口調になっていた。
「妹を可愛がってくれた礼はたっぷりさせてもらうぞ」
 キケの中のもう一つの人格、『エド』は、ナイフを手に再び不定形少女に襲い掛かる。さっきまでの踊り子のような動きから、激しい動きに変わる。
「ほんと面白い人ですね、いや、人達ですか」
 キケの変わりようを見て、零はそんな感想を持った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

紅葉・智華
殺す事を救いと勘違いしているような者を、野放しにする訳にはいきません。

近づくと危険なような気がするので、【UC:カバリングアームズ】を【フェイント1】、陽動に使うとしましょう。気を逸らしてから、【地形の利用1】で【目立たない2】場所、遠くから【UC:支配者の弾丸】、試用武器はレーザーライフルとして熱線で不定形の身体を焼き穿つとしましょう。まあ、卑怯な【スナイパー6】かもですが、邪神振興組織のトップ相手に卑怯とか言っていられません。

「歩行兵器はおいしいでありますか? ならこちらも如何でありますか?」

あとは、一応想定外な事に備えて、【UC:虚構の神脳】で未来を予測、回避する準備もしておきましょう。



「殺す事を救いと勘違いしているような者を、野放しにする訳にはいきません」
 紅葉・智華(紅眼の射手/妹捜索中・f07893)は、まだ姿を見せない敵の首魁のことを考える。彼女を止めるためにも先ずは、目の前の障害を突破しなくては。
「数相手には数を。数を補うでありますよ」
 智華は、電脳空間に格納していた四足歩行兵器を戦場に展開する。カバリングアームズ“戦場覆う四足歩行兵器CA-X-001”。廃寺は瞬く間に不定形少女と四足歩行兵器の乱戦で埋め尽くされる。智華本人はというと、
「歩行兵器はおいしいでありますか?ならこちらも如何でありますか?」
 いつの間にか後方へ下がり、レーザーライフルで狙いをつけている。
「――逃さない」
 ドミナント・バレット“支配者の弾丸”。放たれた熱線は不定形少女を逃さず貫く。熱線を浴びた部分とその周辺は瞬時に蒸発する。
「さて。どんどんいきますよ」
 智華は次々と熱線を放つのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

高柳・零
服だけ溶ける理屈がよく分かりませんが…オブリビオンですしね。気にしない事にしましょう。

服は着てません(大事な事なので)
今度は前衛に立ちましょう。壁役が本来の役割なので。
「そういえば天霧…天斬りはどんな物でも斬れるんですよね。覚えたてなので忘れてました」
という事で、天斬りでスライムを斬ります。2回攻撃も使って片っ端から斬ります。

防御はオーラ防御を込めた盾受けと武器受けで受け止め、受けたくない攻撃は見切りで避けます。
「甘く見ないでください。防御特化の力を見せてあげます」

アドリブ、絡み歓迎です。



 廃寺での不定形少女と猟兵達の死闘は、乱戦の様相を呈してきた。不定形少女は一体一体の戦闘力は大したことないが、数とその耐久力に苦戦を強いられる。後衛を務めていた高柳・零(テレビウムのパラディン・f03921)もいつの間にか不定形少女との接近戦になっている。
「やれやれ服だけ溶ける理屈がよく分かりませんが…オブリビオンですしね。気にしない事にしましょう。自分、服を着てないので」
 周りの猟兵達は攻撃の度に、飛び散る不定形少女の破片を受け、着ているものがボロボロになってきているが、テレビウムである零には関係ない。
「甘く見ないでください。防御特化の力を見せてあげます」
 自分に襲いかかってくる不定形少女に言い放つ。その言葉通りに、彼は魔導書とバスタードソードを持ち、敵の攻撃に対応する。少女の頭が噛みつきにかかると、その口にオーラで強化した魔道書をぶつけ、攻撃を中断させる。触手は剣で切り払い、寄せ付けない。パラディンである彼の本来の戦いぶりが発揮される。
「そういえば天霧…天斬りはどんな物でも斬れるんですよね。覚えたてなので忘れてました」
 ふと思い出したように剣を構える。
「天に変わって悪を斬る!…なんて、かっこつけすぎですかね?」
 冗談混じりに、剣を振るう。聖なる光が宿ったそれは不定形少女をいとも容易く切断する。
「細切れに切っていけば、流石に動けなくなりますよね?さ、どんどいきますよ」
 彼は余裕ある動きで次々と不定形少女を切り裂いていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

リステル・クローズエデン
いろいろ思うことはありますが。
今は、ここを切り抜けるのが先決ですね。

そして、この乱戦。利用させていただきますか。

相手の行動を『見切り4、戦闘知識3、情報収集9、世界知識3』で予測し

【呪炎武装】『暗殺1+先制攻撃4+2回攻撃4+属性攻撃3』
刀に赤いオーラを纏わせて焼き切る。
「燃やすのが定石といいますが。普通に斬るよりは有効でしょうかね?」

攻撃に対しては『見切り4+第六感5、ダッシュ2+ジャンプ6+残像2』で回避
躱しきれないものは『オーラ防御8+激痛耐性3』で耐える

動きが封じられた場合
【呪炎武装】『投擲11+念動力1』
赤いオーラを纏わせた手裏剣を無理やり投げます

なお、服が溶かされようが動じません。



「いろいろ思うことはありますが。今は、ここを切り抜けるのが先決ですね」
リステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)は、緑色のゲル状生物と猟兵達が入り混じる戦場を駆けながらそんなことを呟く。
 とにかく、今はこの乱戦、利用させていただきますか。
 乱戦では、個人の戦闘力が大きく左右される。個人個人の技量は猟兵達の方が圧倒的に上だ。加えてリステルにとっては忍としての実力を最も発揮出来る状況だ。戦場を素早く駆け回り、確実に相手の息の根を止める。
「紅き呪い。切り裂く炎となれ」
 リステルの手にした刀に真紅のオーラを纏わせる。
「燃やすのが定石といいますが。普通に斬るよりは有効でしょうかね?」
 そういいつつ、不定形少女に一刀を浴びせる。一太刀を浴びた敵は、真紅のオーラが燃え広がり、炎に包まれる。
 ブレイズブレイク”呪炎武装”。彼女の業の一つ。この乱戦において、非常に有効な攻撃となる。傷が致命傷にならなくても、燃え続ける炎は、相手を焼き尽くすまで消えない。リステルは次々と標的を変えていく。無論、他の者と同じように、攻撃するたびに、破片が飛び散って服が溶けていくが、そんなこと気にする彼女ではない。また一太刀振るい、そして、駆ける。時に、オーラを纏わせた手裏剣を投擲する。彼女はまさに、戦場に吹く一迅の風となっていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

アララギ・イチイ
あら、(宍道・茉奈の事)可愛い子ねぇ
喰らい甲斐があるわ、どんな悲鳴を上げるのかしらぁ♪

速射砲に焼夷榴弾(属性攻撃=火、範囲攻撃)を装填、2門で交互撃ち(2回攻撃)するわぁ
上記の攻撃にはUCの焼死・火葬祭を付与、万が一にも大規模な山火事になった場合の予防策ねぇ(自由に火を消せる為
という事で遠慮無く、周囲(神社込み)を燃やして敵を攻撃よぉ

ただ反撃は警戒、とくにゲル状の身体を活かして奇襲を仕掛けて来る可能性も考慮、その場合は(見切り)で回避ねぇ

まぁ、服は別に溶かされてもいいんじゃないのぉ?
所詮はただの布で第三者からの見ての見栄えの問題、論理感うんぬんの問題なんだしぃ(一般常識が欠如してます



「もぅ、埒があかないわねぇ」  アララギ・イチイ(ドラゴニアンの少女・f05751)は、戦場を見渡し、不満そうに呟く。不定形少女達との戦闘は、乱戦からの泥沼の戦いになっている。いくら倒しても切りがないようだ。
「こうなったらまとめて吹き飛ばしちゃいましょ!」
 意を決して、彼女は、取って置きの装備を呼び出す。空中に浮かぶ二門の速射砲。二門の砲台に、魔力を供給する機関部を連結。それぞれに焼夷榴弾を装填。照準。
「みんな!下がっててね!」
 アララギが大声で警告すると、危険を察知した猟兵達は慌てて退避する。
「てぇーーー!!!」
 号令と共に、二門の砲が唸りを上げる。着弾、不定形少女が爆散し、それぞれの破片が炎に包まれる。
「まだまだぁ!!」
 次弾装填、発射。次々と放たれる砲弾が不定形少女の群れを襲う。着弾する度に、寺の床や壁が吹き飛ぶ。何故か炎上するのは不定形少女だけなのが救いか。廃寺は一瞬にして崩れ去ったが、山火事にはなっていない。
「さ、この先に待っている可愛い子に会いに行きましょ。うふふ、どんな悲鳴をあげるのかしら」
 アララギは振り返って、猟兵達を促した。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『敬虔なる邪神官』

POW   :    不信神者に救いの一撃を
【手に持つ大鎌の一撃】が命中した対象を切断する。
SPD   :    出でよ私の信じる愛しき神よ
いま戦っている対象に有効な【信奉する邪神の肉片】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    神よ彼方の信徒に微笑みを
戦闘力のない【邪神の儀式像】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【邪神の加護】によって武器や防具がパワーアップする。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠天通・ジンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 廃墟となった廃寺を調べると仏像の後ろに通路を発見する。この先がアジトになっているのだろう。慎重に進む猟兵達。しばらくいくとかなり広い空間に出る。そこには一人の少女が待っていた。
「お待ちしていました。さぁお救いしますよ」
 宍道・茉奈は、大鎌をゆっくりと振り上げ、微笑みかけた。
リステル・クローズエデン
罪には罰を…では、あなたを裁くのは何?

【制限解除・呪腕解放】が発動します。
デメリットは『呪詛耐性3、毒耐性3、激痛耐性3』で軽減

その間
『見切り4+視力3、世界知識3+戦闘知識3+情報収集9+第六感5』で
敵の情報を見切ります

攻撃は
『投擲11+呪詛3+マヒ攻撃4』による手裏剣投擲
『ダッシュ3+残像2、2回攻撃5』による刀での素早い斬撃

相手の攻撃に対しては
『見切り4+第六感5』で感知し『ダッシュ3+残像2+ジャンプ6』でかわし
『オーラ防御8+激痛耐性3』で防ぐ


(邪神の肉片が出現した場合、防御に『呪詛耐性3、毒耐性3』追加)
「攻撃が読めませんね……」



「罪には罰を…では、あなたを裁くのは何?」
 リステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)は、宍道・茉奈に問いかける。
「 私に罪などあるわけないでしょう?」
 何を当たり前のこと、とでも言うように答える茉奈。
「救いようがありませんね…」
「救うのは私ですから」
 それで話はお終い、とでも言うように茉奈は笑顔で鎌を構える。天使のような表情から信じられないような殺気を放っている。
「これは…本気でやらないとまずそうね…」
 リステルも覚悟を決める。
「リミッター解除、青の封印解放……この身は刃……凍てつく青き刃……ただ、斬り裂くのみ……」
 自身の身体リミッターを解除。右腕内部に組み込まれた呪物の封印を開放。瞬間、リステルの身体が爆発的な青いオーラに包まれる。
「くっ…行きます!」
 一瞬、苦痛に顔を歪めながらも、刀を構えて茉奈に斬りかかる。甲高い音がして、刀と大鎌の刃がぶつかる。
「あらあら、大丈夫ですか?」
 茉奈がリステルの様子を見てクスリと笑う。
「心配は無用よ…」
 リステルの口元からツーッと一筋の赤い雫が流れる。この業は彼女の肉体に多大な負担をかけるのだ。
「無理はしちゃだめですよ?神さまのところへいけば、楽になれますよ!」
 茉奈は力を込めて、リステルを押し返すと、鎌の一撃を与えようと振りかぶる。
「お断りです!」
 鎌の太刀筋を見切り、その隙をついて一太刀。リステルの刃は、茉奈の肩を浅く斬る。
「ふふふ、いいですね!あなたほど強い魂の持ち主、神もお喜びになるでしょう!」
 茉奈が喚起の声を上げると、鎌の瞳が怪しく輝く。
 くるっ!
 リステルの直感が何か嫌な予感を感じ取る。
「おいでませ!」
 茉奈が呼びかけると、黒い渦が宙に生まれ、そこから黒い腕がいくつも伸びてくる。
「はぁあ!!」
 リステルはその動きをすでに見切っている。ギリギリのところで躱しながら、必要最小限の腕を斬り、茉奈に迫る。二人が交錯する。一瞬の沈黙の後、ほぼ同時に二人の少女が膝をつく。茉奈は受けた傷により、リステルは自らの業の代償による疲労により…。
「やりますね…」
「まだ、まだです…」

大成功 🔵​🔵​🔵​

アララギ・イチイ
あらぁ、救いをくれるのねぇ
嬉しいわねぇ

(武器改造)で魔力砲+砲機関部+魔力炉を接続、使用するわぁ(名称は重魔力砲
魔力炉を(全力魔法)の技能の応用で限界駆動、魔力を高速チャージ(力溜め)させて、連続(2回攻撃)で敵に砲撃よぉ

まぁ、上記の行動は牽制なんだけどぉ
距離を確保して味方を(援護射撃)しつつ、UCの抜刀術・千里斬りを応用する形で使用するわぁ
10秒相手を視認、自分の前に敵を呼び寄せたら、相手の首筋に噛み付き、(傷口をえぐる)様に牙をねじ込み、毒を流し込み(マヒ攻撃)、引き千切り、離脱するわぁ(この時は魔術刻印、装備

そのまま肉を咀嚼、味を堪能よぉ(お腹が空いていたので、ちょういい救いになるらしい



 アララギ・イチイは、膝をついていた宍道・茉奈に追い討ちをかける。
「あらぁ、救いをくれるのよねぇ?嬉しいわねぇ」
 そう言いつつ、魔力砲に機関部と魔力炉を接続した重魔力砲の射撃体勢をとる。魔力炉が唸りを上げてエネルギーを供給、瞬時に圧縮された魔力エネルギー弾を高速で撃ち出す。一撃一撃が、戦車を軽く吹き飛ばすような威力を誇るそれが、続け様に何度も放たれる。茉奈はそれに動じず、落ち着いた動作で回避しながらアララギの元へ向かう。紙一重で躱す弾が背後に着弾、爆風に煽られ、茉奈の髪が靡く。そして、大鎌を構え、一気に距離を詰めようとしたその時だ。
「ーっ!?」
 茉奈の身体が不自然に前進する。まるで何かに引き寄せられるように。
「まってたわよぉ?」
 アララギは、いつのまにか魔力砲を手放して、牙を剥き出しにする。そして、近づいてきた茉奈にその牙を突き立てる。
「ぐっ!?」
 首筋を狙った一撃は、すんでのところで左腕を犠牲に防ぐ。茉奈の左腕があった所から鮮血が噴き出し、ゴシックなシャツとスカートを紅に染める。
「おしい、もうちょっとだったのに…ま、結構美味しかったわよ?」
 口元に付いた血を舐め取るアララギ。
「この、神に背く化け物が…!」
 茉奈はこれまでと違い怒りの視線を向ける。
「貴女も十分化け物だと思うけど?」
 アララギが茉奈の左腕を見て指摘する。そこは黒い何かが纏わりつきボコボコと気味の悪い音を立て急速に修復されつつあった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
人間を殺す事が救い……
存在自体を否定される 悲しきオブリビオンを
私の操る死霊とする事で救う、私と似た思考ね

人間の醜い部分を見て育った私に
貴女を否定する気は無い

むしろ、気が合うからこそ……
貴女を救いたい。永遠にしたい。この子達のように!!


『リザレクト・オブリビオン』で死霊騎士と蛇竜を召喚。
彼らは私と同じ強さ。つまり技能も使える。
騎士は【呪詛】で相手の精神力を削り、動きを鈍らせる。
蛇竜は【衝撃波】で接近を許さない

相手を充分に弱らせたら
悲愴の剣で手首を切っての自傷で
死霊の召喚を解除

反撃を【見切り】抱きしめ
スカートの中に手を入れつつ【吸血】
快楽と共に逝かせてあげる

今日から私が
貴女の愛しい邪神様よ……❤



「人間を殺す事が救い……ね」
 ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の姫君・f10671)はツインテールを揺らしながら、茉奈へと歩み寄る。
「存在自体を否定される悲しきオブリビオンを。私の操る死霊とする事で救う、私と似た思考ね」
 淡々と語りかける。
「人間の醜い部分を見て育った私に、貴女を否定する気は無い…むしろ、気が合うからこそ……貴女を救いたい。永遠にしたい。この子達のように!!」
 パッと手をかざすと宙に魔法陣が描かれ、ドゥルールに忠実な下僕である死霊騎士と蛇竜が姿を現す。彼らは主人の願いを叶えるためにすかさず茉奈に襲い掛かる。
「悪魔の使いというわけですね…」
 茉奈は落ち着いて、騎士の剣を受け止める。しかし…、
「うっ…、これは…呪詛!?」
「正解よ」
 ドゥルールが妖しく笑う。騎士の役割は敵を斬ることではない。近づいた者を呪詛で弱らせるのだ。
「このっ!」
 茉奈が騎士を弾き飛ばし、騎士との距離をとる。そこへ、蛇竜が口から衝撃破をとばし茉奈の進路を妨害する。騎士と蛇竜にジワジワと消耗させられていく。
「ぐっ…姑息な真似を…」
「ふふふ?もうおしまい?」
 ドゥルールは、悲愴の剣で手首を切る。騎士と蛇竜が役目を終えて還る。
「それじゃあ、私のものにしてあげる」
 そっと茉奈に向けて手を伸ばす。刹那、何かがドゥルールの頬を浅くかすめる。
「私の主人は神さまだけなので」
「…生意気ね!」

成功 🔵​🔵​🔴​

高柳・零
邪神の儀式も過去の厄災ですか…。
オブリビオンなら倒すまでです。

「あなたの罪を教えてあげましょう。『殺人罪』です。人間が法律によって作った罪です」
そう言うと前に出てオーラ防御で強化した盾受けで大鎌を受け止めます。
今回は真っ向勝負を挑みます。オーラ防御で強化した、盾受け、武器受けで防御しつつ、2回攻撃と範囲攻撃で相手の体力を削ります。

「神様は滅多な事では自ら裁いたりはしません。だから法律があるんですよ」相手が疲れて来たら天斬りで追い込んで行きます。

「そう言えばあなたはオブリビオンでしたね。法律の範囲外です。それなら、猟兵である自分達が倒します」


アドリブ、絡み歓迎です。


ティエル・ティエリエル
「邪神なんかに騙されて……可哀そうだけどここで退治させてもらうよ!」
不定形少女との戦いでボロボロになったスカートは脱ぎ捨てレオタード1枚の姿のまま対峙

【ライオンライド】で体長40cm程度の子供の黄金のライオンを呼び出して「騎乗」したら
縦横無尽に走り回り【SPD】でかく乱して戦うよ。

相手の足元を駆け回りながら、敵の攻撃は「見切り」で回避して「カウンター」を叩き込むよ☆
ライオンくんが攻撃しようとしたところを背中から飛び上がって単独で「フェイント」攻撃をしたりもするよ♪

【信奉する邪神の肉片】はきっと気持ち悪い造形をしているよね?
「うわ、何アレ?気持ちわるーい!」

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です


紅葉・智華
※アドリブ、連携歓迎

初手はペイント手榴弾を【投擲】して【目潰し】、外れても【時間稼ぎ】となるかと。間髪入れずに、右手にアサルトウェポン改で【UC:支配者の弾丸】、左手にレーザーライフル(鎧無視攻撃)【UC:連鎖する支配者の弾丸】として、手数(2回攻撃)で攻めます(援護射撃)ます。

「神とは、心の中にのみ存在する、自身を律する為のもの。それを理由に殺すお前を野放しにはできないであります」
「正体がないからこそ強い。だからソレは神ではなく――ただの的なんだよ!」
(昂ぶると口調は普通に)

不意打ちには【UC:虚構の神脳】で対応、【UC:矛反転する見えぬ壁】で防御(盾受け2)、反撃するでありますよ。



「邪神なんかに騙されて……可哀そうだけどここで退治させてもらうよ!」
 ティエル・ティエリエルは溶かされてボロボロになったスカートを脱ぎ捨て、レオタード姿になる。
「おいで!」
 ティエルの呼び掛けに応じて、体長40cm程度の子供の黄金のライオンが現れる。ライオンに騎乗する彼女の姿は、おとぎ話に出てくる騎士のようだ。
「邪神の儀式も過去の厄災ですか…。オブリビオンなら倒すまでです」
 そういって高柳・零もバスタードソードを手に、ティエルに続く。二人は茉奈に対して白兵戦を仕掛ける。一つ一つの動作が大きくなる大鎌相手に、二人は細かく移動しては攻撃を行うことにより茉奈に思うように攻撃させない。
「人あらざるモノたちがこんなに…救ってあげないと」
「ボクらにはそんなのいらないよ!」
 ライオンの背からとびあがったティエルがレイピアを構え空中からの鋭い一撃を放つ。
「「あなたの罪を教えてあげましょう。『殺人罪』です。人間が法律によって作った罪です」
 零は、オーラで強化した魔導書で、大鎌の一撃を受け止めながら説明する。
「私に説法する気ですか!」
 茉奈はさらに大鎌に力を込める。零は弾き飛ばされまいと踏ん張る。拮抗する両者。そこへ…、
「神とは、心の中にのみ存在する、自身を律する為のもの。それを理由に殺すお前を野放しにはできないであります」
 紅葉・智華が茉奈の足元に何かを投げ込む。手榴弾だ!慌てて、その場を離れる。殺傷性の高いものではなく、塗料を撒き散らすマーキング用のものだ。
「正体がないからこそ強い。だからソレは神ではなく――ただの的なんだよ!」
 すかさず智華は、アサルトライフルとレーザーライフルの照準を合わせ、引き金を引く。
「このっ!!」
 茉奈は弾を避ける、あるいは大鎌で防ぐ、しかし手数は圧倒的に智華の方が上だった。肩口をレーザーが撃ち抜く。
「よくも…よくも!神の裁きを受けなさい!」
 茉奈の周囲に黒い渦が次々と浮かび上がる。そこから這い出してくるのは、この世のモノではない何か。見るものが見れば、あるいは手、あるいは足、あるいは貌。それぞれ連想するものは違うが等しく見る者に嫌悪感を抱かせる。
「うわ、何アレ?気持ちわるーい!」
 ティエルが顔をしかめる。喚び出されたソレは、猟兵達に向かってその手のようなものを伸ばす。
「おっと!やばいよ!」
 ティエルはライオンに呼びかける。黄金のライオンは応えるように一つ短く唸ると、跳躍。安全なところへティエルを運ぶ。ついでに途中にいた零を口に咥えるのも忘れない。
「おっとと、いや助かりました。アレを直接防ぐのは気が引けたので」
「いいってことさ!」
 ソレは智華にも迫る。しかし彼女は動じない。
「此処には壁があるでありますよ。見えないと思うなら撃てばいいであります。――さて、答え合わせの時間だね?」
 ソレは智華の問い掛けにこたえない。が、彼女に触れる事はかなわなかった。見えない何かがソレから智華を守る。
 ヴェンジェンス・ウォール”矛反転する見えぬ壁”。智華の盾は防ぐだけでない。壁に触れたソレは壁から放たれる電撃により身動きを封じられる。
「そんな…!?」
「今だよ!」
「お任せを」
 茉奈が動揺した隙をティエルは見逃さない。零とティエルを乗せたライオンは跳躍する。そこからさらに、零は飛び降りる。そして、重力の力も載せたバスタードソードを振り下ろす。
「天に変わって悪を斬る!」
 天斬り。零の剣は邪悪な神の一部を真っ二つに切り裂いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

キケ・トレグローサ
エド)「元凶はお前か。ルナが倒れたのはルナに任せた俺の責任もあるが、そもそもお前が妙なオブリビオンを出さなきゃよかったんだ」
ルナが気絶しやや八つ当たり気味な兄エドが戦闘。
エド)「死が救済?ふざけるな。死んだら何も残らん。暗闇に飲まれるだけだ!」
一度死に、キケに人格を取り込まれることで生き返ったエドは敵の主張を真っ向から否定し、UCで騎士団を召喚し詩を紡ぐ。
エド)「彼の者らに名はなく、彼の者らに名誉あれ。刃が煌めき、盾は破れぬ。英雄の他に値する名、他になし」
大盾を持つ者はエドと他の猟兵の防御へ、剣を持つ者は敵を攻撃、邪神像を破壊するよう動く。エドが一節歌うたびに騎士たちは召喚され数を増していく。



「元凶はお前か」
 キケ・トレグローサは厳しい口調で茉奈に迫る。
「ルナが倒れたのはルナに任せた俺の責任もあるが、そもそもお前が妙なオブリビオンを出さなきゃよかったんだ」
 キケは、いや、キケとルナの兄たるエドは、怒りに燃える。
「ふふふっ、そうですか。では、妹さん共々神さまの元へ送って差し上げますよ。それが私の出来る救済ですから」
 すでに猟兵達との戦いでボロボロの茉奈はなお聖人のように微笑む。まさに狂信者と呼ぶに相応しい。
「死が救済?ふざけるな。死んだら何も残らん。暗闇に飲まれるだけだ!」
 エドは茉奈の信仰を否定する。死は何も残さない。彼はそのことを良く知っている。
「幕は切って落とされた!戦いの狼煙を挙げろ!」
 エドは高らかに謳い上げる。彼の声はどこまでも響き、遠く別の次元から騎士達を喚び寄せる。
 ポエジア・デル・エロエ”英雄達の詩”。この悲劇に幕を引くエドの演目である。
「神の力をここに!」
 茉奈は、邪神の像を召喚する。それは、彼女に邪悪なる神の加護を与える彼女への讃美歌だ。騎士達は、果敢に突撃をする。茉奈がそれを迎え撃つ。大鎌の攻撃は、大盾に防がれる。攻撃を防がれた隙に乗じて、次々と剣が繰り出される。
「この程度で私を止められると思っているのですか!」
 茉奈が叫びながら、鎌をふるうと、前線にいた騎士達が剣や盾ごと両断される。だが、騎士達の勢いは衰えない。
「彼の者らに名はなく、彼の者らに名誉あれ。刃が煌めき、盾は破れぬ。英雄の他に値する名、他になし」
 エドが一節歌うたびに、騎士達の数が増えていく。やがて、茉奈の包囲網は完成する。
「神よ!私に力を!」
 孤軍奮闘。しかし、彼女の願いを聞き届ける神の像は騎士達の剣によって砕かれる。そして、彼女にも次々と騎士の剣が突き刺さる。
「あぁ…これで…私も…神さまのところへ…やっと…救われる…」
 茉奈は口から血を吐きながら、満足そうに笑って意識を手放した。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『麺類食べたくなりました』

POW   :    火力に物を言わせた焼きそば食べよう!

SPD   :    細くてコシのあるちゅるちゅるのラーメンとか蕎麦とか素麺食べたい!

WIZ   :    科学の叡智!……インスタント麺おいしいよ?

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

高柳・零
科学の叡智は故郷(キマイラフューチャー)にもあるので、ここは細麺のラーメンが食べたいですね。
屋台で「おっちゃんラーメン!」と言ってみたかったんです。
個人的には醤油ラーメンが好きですが、郷に入れば郷に従えという事で豚骨ラーメンを食べます。

アドリブ、絡み歓迎です。
テレビウムの口ってどこにあるんでしょうね?


紅葉・智華
【方針:POW】
※アドリブ・絡み歓迎

博多……豚骨……こってり……いいですよね……。(出身は東日本あたりだけど)
博多ではラーメンと言えば醤油ではなく豚骨。ラーメンを注文します。
博多の豚骨は物価が安いから、半炒飯出しても東京のラーメン単品と同じかそれ以下というリーズナブルさ。……そう、食べずにはいられない。半炒飯も追加。

とりあえず、何を頼むか悩む人がいるなら普通にラーメンを勧めます。
いつもの口調は放り投げ、ラーメンをがっつりと。……まあ、サイボーグとはいえ、改造されてるのは両腕片脚両眼と、骨格と神経系だから、内臓は生身だけど、完食するには十分……!


キケ・トレグローサ
ルナ)「エドに良い所持ってかれちゃって…ちょっとなぁ~」
 活躍できなかったことにむくれたルナがUDCの街を散策する。
ルナ)「もう、どうしてあんなに変な敵が出てくるのかしら!」
 怒りながらご当地のラーメンを食べに行きます。
ルナ)「ベースでみた博多ラーメン、って食べてみたいわ」
 アックス&ウィザーズ出身なのでそもそもラーメンになじみがないルナ。周囲の人に教えてもらいながら博多ラーメンいただきます!(箸は使えるけど、券売機の使い方わからないよ)

 お腹いっぱいになったら町でも歩いてみるかな。きれいなアクセサリーとかあるかもしれないし。あとはほかの猟兵が食べたものなんかも気になるかな。
*アドリブ絡め歓迎



「エドに良い所持ってかれちゃって…ちょっとなぁ~」
 キケ・トレグローサこと、彼の妹であるルナは、UDCアースの街を歩きながらぼやく。
「もう、どうしてあんなに変な敵が出てくるのかしら!」
「まぁまぁ、無事に事件を解決できたので、美味しいものでも食べましょう」
 ルナの隣を歩くテレビウムの高柳・零がそう宥める。
「そうねぇ…ベースでみた博多ラーメン、って食べてみたいわ!」
「博多ラーメンですか、いいですねぇ、私、『おっちゃんラーメン!』と言ってみたかったんです」
 液晶に映る零の目が細くなる。
 えっ、食べれるの…?
 ルナは、ふと疑問に思う。高柳・零は液晶テレビの顔をもつテレビウムだ。顔に口らしきものは見当たらない。
「博多……豚骨……こってり……いいですよね……」
 二人に並んで歩いていた紅葉・智華が口元を緩ませる。
「ほぅ、こちらは、豚骨なんですか。個人的には醤油ラーメンが好きですが、、郷に入れば郷に従えといいますし、豚骨ラーメンを食べるとしましょう」
 えっ、ラーメン食べたことあるのか?
 智華は、零の言葉を聞いて驚く。繰り返すが、高柳・零は液晶テレビの顔を持つテレビウムだ。どこから食べ物を摂取するのか全く不明だ。
「智華、オススメの店ってあるかな?」
 ルナが疑問を振り払うように、智華に尋ねる。
「あ、あぁ、カナタさんが紹介してくれた店がこの先に…」
「では、そこにいきましょうか」
 零は先頭に立って歩いていく。
 どうやって食べるんだろう…すっごく気になる。
 どこから食べるんだ…気になる。
 ルナと智華の二人は疑念を持ったまま後に続く。しばらくいくと、目的の店に辿り着く。『ラーメン』と書かれた暖簾の奥から独特の匂いが漂ってくる。
「な、なにこの匂い…?」
 嗅いだことのない匂いに戸惑うルナ。
「あぁ、これは、豚骨スープの香りだ…」
 何かに引き寄せられるように智華は店内に入っていく。零とルナも続く。中は、昼時を過ぎ、人もまばらで丁度良い込み具合だった。智華は、店に入ってすぐのところにある券売機にUDCからもらっていた紙幣を投入し、迷わず豚骨ラーメンを購入する。
「ん?あぁ、これで食べたいラーメンの券を買うんだ」
 智華は不思議そうに眺めている二人を見て、説明する。
「え、えと…どれがいいかな?」
「ここは豚骨ラーメンを頼めば問題ないでしょう」
 零に促され、おずおずと智華の真似をして券売機のボタンを押す。ピピッと音がして、拳が出てくると、「おぉ」と小さく感嘆の声が出る。
「おっと、これを忘れるところだった」
 智華は、再び券売機にお金を投入すると、『半炒飯』の券を購入する。そして、三人はカウンターへ向かう。
「おっちゃんラーメン!」
 零はカウンターの上にのって券を差し出す。彼の身長では椅子に腰掛けると届かないのだ。
「麺の固さは?」
 気難しそうなやや初老の店員が尋ねてくる。
「全部、かたで」
 困った視線を向けてくる零とルナに苦笑しつつ、智華が答える。店員は無表情に頷くと、ラーメンを用意し始める。ほどなくして、三つの器に入ったラーメンが三人の目の前に並ぶ。智華のラーメンの隣には、熱々の半炒飯も置かれている。
「いただきます」
 三人を合わせて挨拶すると、ラーメンをすする音が店内に木霊する。
「すばらしい!」
 絶賛しながら夢中になって麺をすする智華。
「なんだろ、このドロっとしてるのにあっさりしている感じ…とまらない!」
 ルナは初めて体験する味に戸惑いつつも、麺を運ぶ箸が止まることはない。
「これは中々、いけますねぇ」
「「!?」」
 零の言葉に振り向く二人。
 食べてるの!?
 しまった!?見逃した!?
 二人が驚いている目の前で零が、麺を液晶の顔に近づける。すると、液晶の中に麺は吸い込まれていく。
 そうやって食べるの!?
 一体どうなってるんだ!?
 二人のテレビウムに対する疑問は増すばかりだ。
「おや、麺が無くなってしまいました…」
「そ、そういう時は、替え玉だ。おやっさん」
 智華が店員に呼びかけると、ほぼ同時に、三人の前に皿にのった麺が置かれる。どうやら、予め用意してくれていたようだ。店員に礼を言って、麺をスープに投入する。
「いくぞ!」
 智華は、仕上げにかかる。麺をすする、炒飯を掻き込む、また麺をすする。さらに、
「こいつで決める!」
 カウンターに置いてあった紅生姜とからし高菜を投入する。
「そんな食べ方が!?」
 零が驚きの声をあげる。智華は薬味を投入し味の変化を起こしたラーメンを一気に食べにかかる。
「…んっ!ご馳走さま!」
 最後の一滴までスープを飲み干す、完璧な完食であった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

リステル・クローズエデン
【SPD】といいますか。博多ラーメンでしょう。

散り行く者は、去りて。
僕は、今を生きて行く……

というわけで、生きるということは食べることです。

おすすめされましたしラーメン食べていきましょう。

博多のラーメンは、麺が細いですけど。
かためな面が豚骨スープに合いますか。

思ったよりも臭みもないですね……いえ失礼。


ティエル・ティエリエル
「これがらーめんって食べ物なの?」
興味深そうに博多ラーメンの屋台に突撃!

普通のドンブリでは大きいから特別にお茶碗サイズで作ってもらったよ!
ここだとオハシっての使って食べるんだよね?うーん、難しい(><)

悪戦苦闘しながらも無事に完食!脂っこいけどおいしー♪
麺が細いので妖精さんでも食べやすかったらしい。

「ところで、店員さんはなんで腕組んでたの?」
ラーメンを堪能した後、ラーメン屋さんのポーズに不思議そうな妖精姫なのであった。

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です



「散り行く者は、去りて。僕は、今を生きて行く……」
 リステル・クローズエデンは博多の街を歩きながら呟く。
「なんだか難しい言葉だね」
 ティエル・ティエリエルはリステルの言葉を聞いて尋ねる。彼女はふわふわと宙に浮かんでいる。たまにすれ違う通行人が「あ、妖精だ」と振り返ったりもしている。
「つまり、生きるということは食べること、ということです」
「んーと、つまり美味しいものを食べるんだね!ボク、ラーメンっていうの食べてみたい!」
「ラーメン。博多といえば豚骨ラーメンだそうですね。行ってみましょう」
 二人の意見は一致し、手近な店に入る。
「へい、いらっしゃい!」
 威勢のいい店員の声がする。リステルはカウンターの席に、ティエルはカウンターに直接座る。
「何にしましょう?」
 店員はティエル用に小さな座布団を出しながら注文を聞く。
「ラーメン二つ」
「ボクのは小さめの器で欲しいな」
「はい、かしこまりました!ラーメン二丁!」
 店員がテキパキと調理を始めていく。
「どんなのが出てくるんだろ…!」
 ティエルはカウンターから身を乗り出して店員の作業をキラキラした目で眺めている。リステルの方は、ジッと目を閉じている。まるで試合に臨む剣士のようだ。
「へい!おまちどお!」
 二人の前にラーメンが運ばれてくる。
「うわぁ美味しそう!」
 ティエルの前に置かれたのは普通のどんぶりサイズではなくお茶碗に入れられたものだった。
「この香り…いいですね」
 匂いを楽しんだリステルは、目を見開き、割り箸を手に取る。
「では、いざ…いただきます」
「い、いただきます」
 リステルがきっちりとした礼をしながら食事の挨拶をするのを、おずおずと真似するティエル。リステルは割り箸をパチンと割ると、一気に麺を掻き混ぜて掬い上げ口に運ぶ。
「………んっ!これは旨い!」
 彼女の箸は止まらない。
「細くて固めな麺に濃厚なスープが絡まり絶妙な味…!これが豚骨ラーメンか!」
 食べながら絶賛する。
「うん、これなんだかよくわからないけど、美味しいよ!」
 お箸を使うのに悪戦苦闘しながらもティエルは今まで食べたことのないラーメンを堪能する。
「もう麺がなくなってしまいましたか…替え玉を…ん?」
 替玉を注文しようとして顔を上げたリステルは、在るものに目が止まる。
「ご飯を…ラーメンに入れる…?」
「ご飯ってライスのことだよね?美味しいの?」
「うちのラーメンのスープはご飯に合いますよ」
「よし…ならばそれにしましょう!」
「ボクもボクもー!」
「へい!」
 店員はホカホカの白ご飯をお椀に盛って出す。
「しっかり混ぜて召し上がってください」
 二人は言われた通り、ご飯をラーメンに投入し、レンゲを使って混ぜる。スープの良い匂いがさらに広がる。見た目は雑炊のようだ。
「んっ…はふっ」
 一口掬って口に入れる。
「これは…!凄い!スープの旨味をご飯が吸い込んで凝縮している!」
「んー!麺より美味しいかも!」
 二人は夢中になってラーメン雑炊を口に運ぶ。最後の一粒も残さぬ勢いで食べきる。
「「ご馳走様でした!」」
「へい!ありがとうございました!またどうぞ!」
 店員に見送られ店を後にする。
「美味しかったね!」
「えぇ…とても良い店でした」
 二人は満足して帰途に着く。世界を越えて旅をする猟兵達。次はどのようなグルメに出会うことが出来るのだろうか。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年02月03日


挿絵イラスト