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火辞と賢化は江戸の華

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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●視よ。乱心した炎が嗤う
 江戸の町が赤色に染まる。
 江戸の総てが赤色に果てる。
 わしゃあ。くだんの噂で聞いたのじゃ。
 江戸の町が尽きてしまう。
 江戸の人々が毒に侵される。
 わしゃあ。くだんの噂で聞いたのじゃ。
 だから喧嘩で忘れようぞ。

●珍しい事も在る
 招集された猟兵に見せたのはサムライエンパイアのお江戸町。ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)が捲ったのは某漫画だろうか。黒の貌が派手に描写されて凄まじい迫力――話題を依頼内容に戻そう。
「さて。貴様等には邪神以外の存在。妖怪と称するべき存在の『予言』を滅ぼしてほしい。江戸の町が火の海に晒される前に喧嘩を止めるのだ。犯人『オブビリオン』の貌は予想に容易い故、発見するのが重要だろう」
 くだん。件――予知して即死する妙な存在だが、人々の噂で『即死』を逃れる術を習得したらしい。嘘か真かを悪戯に告げる愚か者を放っておくわけにはいかない。忌々しい悪魔と化した輪郭を早く亡きものと晒すのだ。牛の如く歩む必要はない。予言を聞く所以も在らず、未来は猟兵の勝利で決定だ。ロバートが笑いながら仮面を被る。
「先ずは江戸の華に参加して『噂を流す人物』と接触するのだ。その後、出現場所で情報を収集し片付けろ。ああ。何。侍の刀を受け止めるよりは楽な仕事だ。貴様等の腕に期待する。宜しく頼むぞ」
 サムライの世界でアヤカシを捉えるのだ。
 そして肉の欠片まで赦さず、斬り捨てだ。
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 まさかのサムライエンパイア。
 バテレンほにゃららは好きです。
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第1章 冒険 『火事と喧嘩は江戸の華』

POW   :    喧嘩と言えば両成敗。とりあえず全員叩きのめす。

SPD   :    力尽くは粋じゃない。口から出まかせ嘘八百で気勢を殺ぐ。

WIZ   :    筋道を立てて説得するしかない。誠心誠意尽してみよう。

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●言葉が齎す火の粉は鎮静を知らず、噂は現実へのカウントダウン。

 騒々しい拳が隣の頭をブンと鳴らす。
 ばたりばたりと誰かが倒れ、この野郎手前ぇと怒声が響く。
 此処はお江戸の大花火。
 猟兵達は治める為に。
花宵・稀星
はぁ、どうしてこうもお祭り騒ぎのように喧嘩を起こす方がいるのでしょう。まあ、ここに来て私まで手荒な真似に出ても仕方ないので、誠心誠意、説得に努めるとするですか。決して、説得(物理)などではないですよ。

とにかく、みなさん、たとえ街が焼けようとも自棄を起こしてはいけないです。なにより、まだ焼けていないのですから、なおさらです。
噂は噂に過ぎないですし、なにより、もし何らかの企みが進行しているのだとして、私達が噂を噂の段階で留めてみせるです。私達にはそれだけの力があるですから。ここでもし、力を見せている方が仲間の猟兵の中にいらっしゃったら、それを説得材料に使うのもいいでしょう。


カイム・クローバー
喧嘩だ、喧嘩だ!派手にやってるねぇ!(ばっと見渡して)
ええと…なんだっけ?『噂を流す人物』に接触するんだっけ?普通に考えりゃ、その人物とやらがこんな大喧嘩に参加してるとは考えにくいが………けど、血が騒ぐ!もう我慢出来ん!(上着を脱いで上半身裸で喧嘩舞台に殴り込み)
POW判定。戦闘時は死角から行くのが俺の基本スタイルだが、今回は正面から拳での殴り合い。殺し合いじゃなくて喧嘩だろ?なら楽しまなきゃ損だ。ユーベルコードも使用せず、【二回攻撃】の技能だけ使い、喧嘩を愉しむ!
…おっと忘れるトコだった。喧嘩終了時は参加者何人かで健闘を称えあって笑いあう。そこでいくつか情報を引き出せねぇか試してみるぜ



●花火はきっと気絶の証拠

「とにかく、みなさん、たとえ街が焼けようとも自棄を起こしてはいけないです。なにより、まだ焼けていないのですから、なおさらです」
 はぁ、どうしてこうもお祭り騒ぎのように喧嘩を起こす方がいるのでしょう――召喚された花宵・稀星(置き去り人形・f07013)は町の雄叫びに頭を抱え、苦笑いを漏らす。物理的な解決方法は他の猟兵に任せて『説得』に掛かる。先ずは真っ直ぐに『真実』を伝えるのだ。されど町の人々は噂の赤色に浸透中。彼等を納得させるには相応の力も必要だ。
「噂は噂に過ぎないですし、なにより、もし何らかの企みが進行しているのだとして、私達が噂を噂の段階で留めてみせるです」
 反対側に貌を晒したのは喧嘩を『買う』カイム・クローバー((自称)凄腕イケメン盗賊・f08018)が居た。重要人物が大会に参加するとは考え難いが、血の騒いだ男の魂を留める術などありはしない。派手な祭りに小細工は不要。正面から殴り殴られの交差する、藁の如くに横たわる負けた者。ああ。勝敗は明らかだが握手を忘れる握りで在らず――結果として猟兵達は強さを魅せた。
「私達には『これ』だけの力があるですから」
 カイムの健闘に拍手を送る。皆の声が空に響くようだ。されど引き出せた情報は『極僅か』なもので、誰が何を知っているのかバラバラだ。
「ああ『喧嘩士』ならば知っているかもな」
 聞いた事も見た事もないが、江戸で一番の腕っぷし。彼を負かせば『解る』筈だ。拳を喰らって血塗れの面がへへ、と歪む。
「手前ぇらの心意気。力の強さ。アイツが試してくれるだろうよ」
 だがその前に乱闘だ。刀など泥沼に放り投げてしまえ。そうだそうだ――妙な騒ぎに駆け付けたお偉いさんも『お仲間』で、火事の如く延焼する。
「火事と喧嘩は江戸の華よ!」

 上等だ。肩を解すカイムが構え。
 説得の材料は『自分も含まれる』と悟った、花宵が固まる。
 猟兵と彼等の遊戯は始まったばかりだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

紬雁・紅葉
ごめんなさいねぇ
巫女でも羅刹なんです♪(んにっこり)

襷をかけて勇躍殴り合い☆

風の魔力を状態異常力に付与
殴り蹴る端から風圧で以て薙ぎ払い転ばせる
掴まれたら合気道「風」にぐるり回して地面に落とす【カウンター】
勿論死なないくらいの加減は働かせる


さぁさぁ此処に巫女が居る
荒ぶる剣の巫女が居る
喧嘩で憂さを晴らそうか
祭りで憂さを晴らそうか
心頭に凝った穢れ
祓い給え清め給え
浮世のあらぬ言葉の風を
拭き散らかして魅せようか!
笑みのまま詠い吟じる(破魔+恫喝?)

後、一通り倒した場を睥睨
おかしな動きをする者を見つける


カイム・クローバー
もういっその事、ここで殴り合いを続ければその噂の喧嘩士とやらも現れるんじゃねぇか?(肩をグルグル回し)お偉いさん…?ハッ!上等だ!身分の高い人間を遠慮なくぶん殴れる機会なんざ、そうそう有りはしねぇよ!!(構える)
再びPOW判定で喧嘩の続きを。別に喧嘩してるこいつらを舐めちゃいねぇが、その喧嘩士とやらに会うまでは負ける訳にいかねーよな。来いよ!華なんだろ?一つド派手なの咲かせてやろーぜ!!
喧嘩士と会えたらすること?喧嘩だろ。拳で分かる男の友情…っつーのは言い過ぎだが四の五の言ってねぇでまずは喧嘩だ。
相手が一般人ならUCは使用しねぇ。そうじゃなけりゃ…使用解禁だ。ま、なるようにしかならねぇな


テラ・ウィンディア
バトルロワイヤルって奴か!いいぞ!解りやすくて!
何より知っているぞ!この世界では基本拳で語り合うという事をな!(多分違う

という訳で勝負だ!おれが勝ったらお前らの知ってる事を存分に語れ!

そのまままさに無差別に狂戦士の如く襲い掛かる
第六感と戦闘知識を駆使して障害は残さぬように回避しながら攻撃を仕掛ける
当然だが不殺徹底
武器も使わず格闘で投げたりパンチ

江戸一番の腕っぷしとは誰だ!このおれの挑戦を受けて立って見せろ!
(天に拳を突き上げ威風堂々と)
来たのであれば堂々と戦闘知識と第六感と技を駆使しての猛攻

相手の攻撃も真面目に受けるぞ

殴り終わったら
所で何が起きてるんだ今
なんでこんな事になってるか知ってるのか?


荒谷・つかさ
……ああもう、面倒ね。
話聞ければいいけど、ダメならまずは伸すしかないか。

まずは喧嘩になってる人ごみのど真ん中で、地面に向けて【螺旋鬼神拳】を叩き込んで注目を集める。

いい加減になさい。いい歳した大の男共がぴーぴーとみっともない。
火事が起きる、毒が撒かれると聞いて、やることが喧嘩?
不安なのは解るけど、女子供はそれ見て何て思うかね?
情けないったらありゃしないよ。
起きる事が解ってて体力有り余ってるんなら、とっとと対策立てるのが筋ってものでしょうに!
……ここまで言っても気が治まらないんなら、私がその頭を冷やしてやるわ。

人々相手には間違ってもUCは撃ち込まない
喧嘩は「怪力」技能のみで尚且つ手加減して行う


張・小龍
「強い相手であれば言うことなしなのですが…一般人相手に暴れるのはちょっと大人気ないですよね」

賑やかなのはとても良いことだと思うのですが、このまま人死にが起こってしまうのは看過出来ないところです。
もうちょっと強そうな方々相手ならボクも参戦したいところですが、今回は喧嘩に巻き込まれてしまいそうな無関係な人や参加に消極的な人の救助に動いて行きましょう。

火事と喧嘩は華かも知れませんが、女子供にご老体まで巻き込むのは粋とは言えませんからね。
怪我人を減らせるように尽力したいと思います。

じゃまなら怪力やグラップル、なぎ払い等の技能も使って喧嘩している人々を押しのけて行きましょう。



●頭の上で火花が回る

 始まったばかりとは書いたが、猟兵達が複数人で参加した場合『直ぐ』終わりを迎える。血の気の多い連中を抑制するには暴力で沈めるのが一番だ。紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)荒谷・つかさ(護剣銀風・f02032)カイムの四名は殴り合いの為に太鼓を叩く。否。拳を握り――花火を空に。
「ごめんなさいねぇ。巫女でも羅刹なんです♪」
 風の魔力は複数人を天地に返す。死なない程度に加減は成すが、目玉を回した江戸っ子が米俵のように積まれていく。剣の神が腕で薙ぎ倒す姿は美しくも恐ろしい。されど此処は無礼講。言の葉踊るたんこぶの詩。笑みを浮かべた巫女鬼はゆぅらりゆらりと。

さぁさぁ此処に巫女が居る
荒ぶる剣の巫女が居る
喧嘩で憂さを晴らそうか
祭りで憂さを晴らそうか
心頭に凝った穢れ
祓い給え清め給え
浮世のあらぬ言葉の風を
拭き散らかして魅せようか!

 片付けられた数名を背に周囲を――妙な存在は居ない。其処に叩き込まれるのは鬼。羅刹の一撃。地面を破壊する超常は江戸の地獄まで届くだろう。荒谷の脳内は『面倒なので伸す』だけだ。集団の脳味噌を冷やす為に言葉と無双。
「いい加減になさい。いい歳した大の男共がぴーぴーとみっともない。火事が起きる、毒が撒かれると聞いて、やることが喧嘩? 不安なのは解るけど、女子供はそれ見て何て思うかね?」
 羅刹の怒りは正しいが彼等は本当に『そう』思っているのだろうか。祭り故にくだんの噂を呑み込んだ可能性は――だからこそ。容赦は要らないのだ。対策を立てる気力よりも熱狂的な暴力の雨が好ましい。糞のような現実を悟った阿修羅の表情は純粋な怪力で男子(だんご)をぶん投げる。ぶん投げられた己のように――降り立つ竜騎士。
「バトルロワイヤルって奴か!いいぞ!解りやすくて! 何より知っているぞ! この世界では基本拳で語り合うという事をな!」
 違う。拳で語り合う世界よりも拳で語り遭う滑稽が相応しい。兎角。此処からは狂戦士の出番だ。鬼二名に負けず劣らすエルフの娘は猛攻を成す。腕を退けて腕で突く。足を払って足で落とす。徹底された不殺。江戸の華とは結局、技量の花火。誰かの腹部に強烈など真ん中が――おれが勝ったらお前らの知ってる事を存分に語れ!
 ぶん回すものは武器に在らず、解すべきは肩なのだ。勢い留まらないお偉いさんも遠慮なく。カイムは赦された喧嘩の奈落を一滴まで舐るべく調子乗り。望むべきは喧嘩士の本気だ。何処に存在するとも判らない人間は猟兵ほどではないが『強い』に違いない。あくまで一般人なのだ。必殺の技は使わない。
 一方、喧嘩の外側で幸せそうな気絶面を介抱する張・小龍(飛竜子・f03926)は救助に専念する。消極的な人は居るのだろうか。老人や女性の一般人は見当たらない。ならば投げられた喧嘩好きを治療する他にない。
「強い相手であれば言うことなしなのですが…一般人相手に暴れるのはちょっと大人気ないですよね」
 必殺技の使用を制限すれば猟兵も一般人も鍛え方で差が埋まる。されど竜人の精神は優しさの塊でぺちりぺちりと誰かを起こす。誰かが感謝の言葉を発して再び――肩を掴む。狂気とも呼べる祭りへの熱は鎮まる事を知らない。頭を抱えたい張だが仕方がないと拘束を解いた。

●鉄は熱いうちに打て

「江戸一番の腕っぷしとは誰だ! このおれの挑戦を受けて立って見せろ!」
 竜騎士の叫びは端から端まで響いたが、其処までの声量は不要。
「おうおう。派手にやってんじゃぁねえか」
 男は。漢は喧嘩場に突如現れ、現状の把握に視線を注ぐ。殆どの連中が山のように殴られ、治療を受けている始末。嬉しそうな喧嘩士は猟兵の面を観察する。垂れる汗は武者震い。強敵だ。奴等を伸せば俺も一人前にちげぇねぇ。
「いいぜ。俺が一人ずつ相手してやらぁ」
 おらぁ――江戸の拳が選んだのは竜騎士だ。だが、物足りないと思った喧嘩の長は銭を投擲しカイムも狙う。一対一よりも乱闘が熱い。一人だって。莫迦な。祭りは皆で楽しまにゃあ損だ損!
 場は再び乱闘の場と成された。二人の鬼が天地を殴れば数十が飛ぶ。おれっこ駆ければ江戸っ子倒れる。盗賊四の五の言わずに拳――傍らには溜息を吐く竜人。兎角。猟兵と江戸の面々は日が暮れるまで。
 立っていたやつが真の喧嘩士よぉ!!!

●賢化は何処だ
「てめぇらすげぇな」
 痣だらけの喧嘩士が無傷の猟兵達を仰ぎ、素敵な笑顔で呟いた。意識が残っているのは漢だけで他の連中は家族他に運ばれた。おそらく手厚い看病で『よくやった。とうちゃん』などと称賛されるのだろう。此度の祭りはお偉いさんの命令だったのだ――わしゃあ。くだんの噂で聞いたのじゃ。
 さて。喧嘩士の知っている事柄は如何に。
「おうよ。何でも古井戸に化け物が住み憑いて、それを祓う為に喧嘩が必要だと。ようわからんが、俺の拳に掛かっているんなら受ける他ねぇだろう? まあ。てめぇらの腕なら妖怪も目ぇ回してひっくり返るってもんさ。頑張ってくれよ」
 妙な友情を感じながら、噂の真相に迫る。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『古井戸』

POW   :    井戸に入る

SPD   :    村人に聞き込み

WIZ   :    井戸が何処に繋がっているのか調べる

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
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 大成功🔵🔵🔵
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※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●喧騒は死んだ

風が冷たい。
拳の熱が失われる中、猟兵達は妖怪の正体を探る。
オブビリオンをあぶり出せ。
紬雁・紅葉
古井戸…どんな井戸?

現地でどんな井戸かを確認(枯れ井戸かどうか?雰囲気は?など)
一応、井戸や周囲の痕跡などを探る

UCを駆使して内部を可能な限り捜索
鼠の形の「御先神」を続々井戸に繰り出す
場合によっては井戸に偽装した隠し通路の可能性もある…
下手をすればお城に繋がっている公算すらありがち
内心かなりハラハラしながら捜索

突入班が居たら、可能な限り連携を取る

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※



美しさと恐ろしさ、愛らしさを兼ね備えた鬼は『喧嘩』の華を背に井戸を覗き込んだ。中身は空で吹き抜ける冷気は精神を撫でる朦朧。感受性の異常な人物ならば気を失って落下しそうだ。周囲を見渡せば閑散の極みで、赤と白の衣が囁くだけだ。草花も枯れて終焉を飾り、妖怪が養分を根こそぎ啜ったが如く――御先祖様は躊躇わない。古井戸の奥へ奥へと這入り混む、雉鴉鼠の行進よ。されど此度は注々走る。鼠の足音は壁の中よりも泥の濡れが望ましい。何処に続く虚空(穴)なのか。心臓が啼く。万が一、何処かの城に繋がったのならば一大事だ。偽装された道ならば強大な悪の気配とも解せる。さて。解った事柄は一個だけだ。最も安心可能だが最も首を傾げるべき大事。

 何もなかった。

 正確には『何もなかった』事が判ったのだ。外から視た場合は真黒の底無しだが、影は忌々しいほどに嘲りで、ドロドロが埋める――掘り進めるのが最善か。村人に訊くのが賢明か。そもそも、此処に『妖怪』など在るのだろうか。

成功 🔵​🔵​🔴​

花宵・稀星
ふぅ~、色々あるようですが、ひとまず喧嘩騒ぎは収まったようで何よりです。荒事は……手加減するのが苦手ですから。

さて、井戸に直接入って調べることも最終的に必用でしょうが、下調べをするに越したことはないですね。
井戸というものは地下の水脈を掘り当てたものですから、水脈がどのように連なっているか、ある程度は調べておいたりできるでしょうか?
地下水脈も高低差に沿って流れるものでしょうから、その流れに沿って井戸に地下道が続いてたりはしないですかね?

調査の方向性は色々あると思うですが、いずれにせよ十分に準備をしたうえで現地調査に赴きたいところです。



「ふぅ~、色々あるようですが、ひとまず喧嘩騒ぎは収まったようで何よりです」
 荒事は得意だが手加減は難しい。殆どの猟兵は『そう』思うだろう。逸脱した知識や力は一般を退けるほどにおぞましい。井戸に直接入るのは簡単で、掘り続けるのが面倒な現状。他に重要な調査は『水脈』の連なり。下調べの為に足と脳味噌を使うのだ。高い場所から低い場所へ。汲む為に組むのは必要不可欠な事柄で――賢い少女は道を探す。何処かにないかと視線を投げる。地下道だ。じめりと肌を舐る空気だ。ああ。見つけた。見つけたが……此処までとは想像不可能だろう。

 埋まっていたのだ。

 ドロドロは地下を埋め尽くして耳に詰まった汚れのようだ。突破する方法は幾つか在る。たとえば。先程の喧嘩連中を集めて此れを取り除く。たとえば。爆発でドロドロを吹き飛ばす。たとえば。妖術的な超常で噂の根源を『視』憑ける。
 考えるのは猟兵の仕事だ。他にも術が在るならば案を出すべき。

成功 🔵​🔵​🔴​

テラ・ウィンディア
成程
知っているぞ。井戸ってのは時々恐ろしいものがいるってな
おれの居た世界でも井戸の中に住んでたり変な所に繋がっていたものだ

さて、とはいえドロドロってのが邪魔だな

メテオブラストでふっ飛ばすか?っとそんなことしたら折角の井戸が壊れるのも拙いな
ならば…おれの重力の鎖で掘り進めるのが吉って奴だ


どろんこ遊びは子供も良くやる事だろう?
という訳でグラビティチェインで泥を地上に放り出して泥を払いお掃除お掃除って奴だ
あまり得意じゃないがやり終えた後の爽快感は中々の物だからな

あ、地上にはおにぎりをおいておくぞ
後で腹ごしらえする為にな
食べたい奴がいるなら食べてもいいが一個ぐらい残せよぉ?



「知っているぞ。井戸ってのは時々恐ろしいものがいるってな」
 成程――竜騎士は頷いた。ドロドロと埋もれた現実に彼女は如何なる腕を揮う。化け物の類は宇宙でも地球でも何処でも暗くて冷たい空間を好むものだ。先程の鼠は味方だったが、肉の味を覚えた獣は怪物と化して地下を進む。汝と友は厄災と悲哀に苛まれよ――大母神を謳うような、誰かの詩を想わせる。
「おれの居た世界でも井戸の中に住んでたり変な所に繋がっていたものだ」
 一筋の流星。重力に満ちた踵で破壊するのも面白いが、井戸の消失は勿体ないものだ。故に竜騎士が選んだ術は『鎖』での発掘。穴を作る事柄だ。子供のように重力(スコップ)を扱い、慎重かつ大胆にどろんこ遊び。不得意な作業だが終えた後の爽快感は好ましい。泥に塗れた笑顔が眩しくて、冷気までも退けるほど。
 井戸の中は空っぽだが、胃袋が空では動けない。戦前に満たすならば八分目――食べたい奴がいるなら食べてもいいが一個ぐらい残せよぉ――美味そうなおにぎりは地上の喜び(オアシス)か。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
あー、楽しかったぜ!!こんだけ派手にやったのは久しぶりだ。思っちゃいたが、良い街だな。ちょっと喧嘩っ早いのはあるが(笑)
んで、その井戸とやらが怪しいっつー話だ。俺としちゃ折角なんでSPD使って情報取集したい。
あんだけ派手に喧嘩やらかしたんだ。俺の顔を知ってる奴が居りゃ、色々と情報を貰えそうだろ?何年前の代物なのか、いつから使われなくなったのか…使われねぇ理由ってのはなんなんだろうな?…過去に事件でもあったとかか?情報から情報に流れて行きゃ、知ってる人間にぶち当たるかもしれねぇ。っと…あんまり広範囲にはできねぇがユーベルコードで数を増やすぜ。多少なりとも優位な情報があると良いが。



あー、楽しかったぜ!!――派手な喧嘩はカイムの発散場所と成った。熱に浮かれ易い町だが楽しみには困らない。さて。先程とは一転して冷たい埋もれ井戸の調査。置かれたおにぎりを齧りながら情報収集を始めよう。喧嘩士他に声をかけ、使われなくなった『理由』や何時の『代物』か。
「あぁん。俺に質問されても困るねぇ。なんせ俺は流れ者よ。そうだ。思いだした。確か昔々の大昔、其処にゃあ未来を視て死んだ人間がおったらしい」
 くだんの噂は底知れない。同じようなお話が出る出る出る出る。されど理由や代物が判らない。ならば町のお偉いさんに陰を寄越そう。
「なんじゃ。ああ。喧嘩士を倒したお前ぇさん方には話しても良いの。わしが生まれて数年後に使われなくなった。巫女が落っこちてぐしゃり、とな。しかも一人じゃあねぇ。両手じゃぁ足りない数よ。それが集まって化けたんじゃろ……ドロドロ取れば『でる』らしいのぉ。がっはっは! そうだ。次の催しの相談……」
 話している暇はない。

成功 🔵​🔵​🔴​

張・小龍
「面倒だ。吹き飛ばしちまえばいいだろうと思ったもんですが」
「このドロドロを押しのけりゃ、ホトケさんが現れるとなると乱雑に扱うわけにゃあ行きますまい」

助けた人達に話を聞いたら、こんな喋り方が粋ってやつらしいので真似して喋り出しています。

躊躇なく井戸に飛び込み、ドロドロを素手で掻き分けて行きます。
ボクの竜化した手はその辺の穴掘り道具とはワケが違いますよ。
岩盤でもあれば竜爪で引き裂いて砕いて、全力で下へ向かいましょう!


掻き分けたドロドロなんですが、掘るのも井戸から引き上げるのも自分でやると効率が悪いですよね。
祭りの後で恐縮ですが、手の空いている町人さんにドロドロを引き上げるお手伝いを頼みたいです。



面倒だ。吹き飛ばしちまえばいいだろうと思ったもんですが――怪我人の治療に勤しんでいた彼も古井戸を覗き込んだ。否。ドロドロを覗き込んだ。先の喧嘩で口調が感染したのか、可愛らしい外見とは裏腹に。てやんでぃなど、真剣に言って取り掛かろう。
「このドロドロを押しのけりゃ、ホトケさんが現れるとなると乱雑に扱うわけにゃあ行きますまい」
 穴掘る道具も肉体だ。猟兵。竜人の力は常人を凌駕する『領域』の輪郭で、鋭く頑強な付与。如竜得翼(リュウニツバサヲエタルガゴトシ)――鬼に金棒とも思考可能な変態は驚きに溢れる江戸の面。呼び出された連中が「後片付け」だと意気込みを叫ぶ。全力で抉られたドロドロと岩が一人二人と渡される。桶の中身はこぼれる程で風が吹くよりも稼げる事だろう。漢どもの貌が真っ黒に染まる頃、空で闇が啼き始める。鵺だろうか。されど妖怪じみた囁きも熱気の前には藁以下だ。
 時は刻まれた。くだんの噂の正体は――女だ。
 最後のドロドロが形成した、オブビリオン。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『女流くだん』

POW   :    件の如く
自身の【告げた予言の実現】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD   :    らぷらすの悪魔
【対象がこれからとる行動を予言することで】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    終末の大予言
【予言として告げた通りの災害や疫病など】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は世良柄野・奈琴です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


もぉもぉ。もぉもぉ。
啼いた娘は呟くだけだ。

江戸の町が赤色に染まる。
江戸の総てが赤色に果てる。

江戸の町が尽きてしまう。
江戸の人々が毒に侵される。

わしゃあ、くだんの噂で聞いたのじゃ。
わしゃあ、わしゃあ。

――自作自演だろう。可愛い娘っ子を装った、滅びの詩に違いない。
花宵・稀星
貴女が噂に聞いた件のくだん、ですか……ってなんだかややこしいですね。

私も噂に聞いたことがあるです。くだんは予言を使いこなすと。
私達がとる攻撃行動も、予言によって予測済みなのでしょう。
こちらの攻撃をことごとく予想してくる相手に、どう攻撃を当てればいいのか……一見して難しい問いに見えるですが、ようは「分かっていてもかわせないほどの攻撃」を叩き込めばよいのです。

それを行うためには、猟兵個々人の力に頼るだけでなく、力を合わせたほうがよいでしょう。早い話が、バフかけて殴るです。

そのため私は<咲きえぬ花の叫び>を高らかに歌い上げ、仲間の力を底上げするですよ。

※アドリブ行動の追加も歓迎です



貴女が噂に聞いた件のくだん、ですか――くだべ。くだんだべ。くだべ。など、牛女は嗤うが頭がこんがらがってたまらない。花宵は首を傾げて疑問符を浮かべたくなる現実を押し退け、斃すべき妖怪(オブビリオン)の輪郭を観る。予言を使いこなすと『噂』で聞いた。なので通常の攻撃は予知――グリモア猟兵を超越する――され、躱される一方だと思考した。難しく捻る必要は皆無。重要なのは弾の数で槍の数。一昔前の戦場と同じだ。足軽鉄砲隊一番槍……物量だ。喧嘩士の言葉を思い出す――目ぇ回してひっくり返るほどの、如何足掻いても回避不可能な無数。
 だが。花宵一人で叶えられる事柄では在らず、他の猟兵達が在る時に実『もの』だ。取るべき行動は単純明快で、皆からも歓ばれる安らぎ――花弁は舞えない。蕾はぽろりと地面で死に絶える。彩り豊かで在った、生命への歌。周囲の猟兵に伝わる『叫び』は生贄と成った村娘の貌を想わせて『勝利』の糧と化すだろう。
 早い話が、バフかけて殴る。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
バフ掛けて殴るだって?単純でいいねぇ!!そういう戦い方、俺は大好きだぜ?さて、喧嘩第二幕開幕と行こうじゃねぇか!
SPD使って接近戦を。見た感じ、後衛みてーな相手だしとりあえず定番の接近戦で行くぜ。ダガー片手に正面よりは死角から。ま、こいつも俺としちゃ定番だな。
【二回攻撃】【鎧砕き】【早業】、ユーベルコードで接近戦を仕掛ける。こっちの攻撃を予期して回避するってのがどれ程のモンか知らねぇが、こっちとしちゃとりあえず全力ぶつけるだけだ。
攻撃に足しては【見切り】で回避。けど、手数増やすのが優先か。基本は攻撃8に対して回避2ぐらいの割合。こう見えてそこそこ腕が立つんだぜ?派手な喧嘩楽しませてくれよ?



花は咲かないが、華は赤色に染まるだろう――単純な方法こそが現時点で最も有効だと『笑った』カイムは拳を握る。もぉもぉと啼いた件のくだんが誘うように言葉を連ねた。予言は必ず中るものだが、攻撃の方は如何に――喧嘩第二幕開幕と行こうじゃねぇか――急接近。此れは予測出来たのだろう。女の貌はするりと後退る。問題なのは此処からだ。後衛とも思考可能な『肉体』で吼える刃を躱せるのか。否か。超越性を抱えた状態で対象の二段構えを殺すのは困難だった。高速で繰り出される超の付いた『残閃』は小柄のくだんを切り刻む。確実に捲れる皮膚が風に飛ばされ、喧嘩は暗殺に早変わり。故に速度に成れるまで時間が必要。
 されど慣れた頃合いにカイムは更なる策を成す。牛の脚を避けながら不意に左手を振った。隠された凶器は鎧を――今回の場合は蹄――破壊し、ぽろりと地面へ塊が。派手な喧嘩を楽しむ為には『技術』が必要不可欠で認められた『漢』には此れが在った。たまらず背を向けて逃れるくだんは何処か不満な表情で。

成功 🔵​🔵​🔴​

テラ・ウィンディア
おれは知ってるぞ
予言ってのはなんであるか
善い予言は祝祭を
悪い予言は粉砕をってな
悪い事が起こるならそいつを起さないように力を尽くすもんだ

予言が出来るって事はおれの行動は解るんだろう?
ならおれから教えてやるよ
おれは炎の槍と剣…そして足で戦うとも

属性
炎を己の足と剣と槍に

そして空中戦で飛びあがり上下左右多角的に猛攻を仕掛ける
常に動きを見据え観察して動きを見切り

そして
おれの全霊…特と味わえ!(メテオブラスト)

なあ教えてくれ
過去の幻影であるお前は何を以て未来を見据えるのか
お前自身の未来はどうなっているのか?
今のこの場こそ本当はお前にとっての未来、なのかもしれないぞ?

アドリブ歓迎好きにやってくれ!(えっへん



おれは知ってるぞ――腹ごしらえは済ませた。戦の時間だ。予言者は数多に存在するが、殆どの連中が自らの最後を『視ない』だろう。違う。見て見ぬフリを成すのだ。誰だって自身の破滅など証明したくない――善い予言は祝祭を悪い予言は粉砕を――悪が起こるならば修正するのが予言者の務めだ。人間の務めだ。エルフは牛の面を睨むとくだんの思考に槍を入れる。
「おれは炎の槍と剣…そして足で戦うとも」
 困惑が圧し掛かる。眼前の存在は宣言したのだ。自らの戦闘方法を敵に教えたのだ。未来の『一撃』は判り易い。生唾を呑む。赤色の双眸に映り込んだのは――おれの全霊、特と味わえ。
 急降下。急襲に在らず強襲だ。重力で倍加する踵の威力は異常の一言。くだんの面にぶち込まれる一筋の流星。潰れる音色は酷いもので地形と共に破壊された骨と他――無慈悲な連撃は始まりを告げた。多角的な突きと薙ぎ、此れは悪夢だ。悪い夢だと思わせるほどに凄まじい。
「お前自身の未来はどうなっているのか。教えてくれ」

 ――そんなもの。そんなもの。くだんは。知らない。

 贄とされた娘の声が、予言を告げる。知っていると。

成功 🔵​🔵​🔴​

カイム・クローバー
お?有効打のよーだな。予言でこの町を火に染めるんだって?残念ながらそういう訳にはいかねぇな。俺はこの町が気に入った。次は休暇で来たい場所だ。勿論、喧嘩祭りの日にな。だからその予言を実現させる訳にはいかねぇんだよ。
次はPOW判定。ダガーを使った奇襲で接近戦の有利を取り、次は接近戦で銃弾を叩き込む。本来なら遠距離用だが、こいつには常識破りの行動の方が効果あるんじゃねーかってコトで。
【二回攻撃】【鎧砕き】【クイックドロウ】【零距離射撃】ユーベルコードで近接戦。至近距離でド派手な一撃見舞ってやるぜ。
リロードは【早業】で対応。隙は作らねぇぜ。
いよいよ喧嘩も大詰めってトコか?一気に畳みかけるぜ


張・小龍
「バカ騒ぎもこれで仕舞いにいたしやしょう」
「あっしの爪牙はこの距離で避け切るのはちょいと難儀しますぜ!」

皆さんの攻撃でくだんも弱ってきている様子
くだんの懐に飛び込んで如竜得翼の高速連撃を叩き込みます

くだんはもしかするとボクの攻撃を避け切るかも知れません
ただし、ボクの如竜得翼に対応して件の如くを使用するのであればくだんも自分に不利になる状況を飲まざるを得ないはずでしょう
そこを狙って、怪力とグラップルの技能を使って腕を抑えて逃げられなくしようと思います

そこから他の猟兵さんと共に一気に攻撃を開始して倒し切りたいと思います
ボクはくだんにぼこぼこにされちゃいそうですが、竜鱗による防御能力で耐え切ります!



予言はされた。くだんは殺される――簡単に殺される。過去は最初から死んでいるもので猟兵に撲られる運命なのだ。知っている。知っている。わしは知っているのじゃ――俺はこの町が気に入った。次は休暇で来たい場所だ。勿論、喧嘩祭りの日にな。
 奇襲は避けられた。冷気を切り裂いた刃がむなしく嗤う。されどカイムは笑うのだ。彼等との祭りを再び楽しむ為。真っ赤に散るのは唇からの血液だ。此れを赦さぬ破滅の牛にゃぁ『一撃』見舞わねば成らない。至近距離から放たれたのは弾丸だ。常識破りも作戦の内。くだんの右腕に強烈な痛みが奔る。手首から抜けた衝撃は勢いを失くさず真直ぐに飛んだ――バカ騒ぎもこれで仕舞いにいたしやしょう――同時、背後から抑え込む怪力が一。治療に専念していた張だが、喰らった敵の『数』だけ笑う。覚悟からの貌を誰が嗤うのだろうか。両腕を掴まれたくだんは蒼白、逃げ場を失った。否。おそらくは自分の所為だ。件の如く、決められた未来。雷が落ちた。
 助けて、などと囁いても、有難うが勝るのだ――生贄とされた娘の魂は聞こえない。積み重ねられた死骸が過去に絶望し予知を得たのだ。きっと。本当の幸せが其処に――射手は外さない。異常なものが這入り混む。肉が焦げる臭いだ。焼肉と見做すには可哀想だが相手は妖怪。オブリビオン。殺さねば平穏は守れない。絶望の爪ががりりと抉る。首の元。竜に翼は与えられたが、予言したものに生は無い。

 くだんの噂で聞いたのじゃ。
 巫女ってのは皮肉かのぉ。

 貌が崩れる。娘の貌が爛れ始めた。贋物(ツクリモノ)の輪郭は人間に寄って造られた地獄。醜い面の魂が怨みを晒して天へと墜落した。総ては過去の悲劇だ。現在、江戸で行われている喧嘩祭りは彼女等への贈り物。皆が平等で『在る』と伝えるべく、虐げられた、自らを殺した『人間』へ。

 ――で。手前ぇらは本当にぶん殴っちまたわけだ。すげぇな。喧嘩士の名は返上するぜ。俺はもう引退だからなぁ。何せ負けちまった! ああ。これからは仕切り側に回るぜ。次の参加も待ってるからな!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月27日


挿絵イラスト