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早く鏡開きしろよ!!

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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●あの、1/11過ぎてますよ?
「そーいや、なーんか忘れてる気がするんだよな。」
 とある家の神棚、そこにはとっくに時期が過ぎた鏡餅が飾られていた。鏡開きは1/11…とっくに鏡餅を撤去する日付は過ぎているものの、あろうことかその家の主は鏡開きのことを忘れてしまっていたのだ。何者かはその様子を見て、プルプルと震える。

「んー……思い出せねぇし、まぁいいか。」
 何者かは、神棚の方に少し音を立ててみる。

「ん?…鼠か??ったく、毎度食料を荒らしやがって。」
 家の主はやっぱり思い出さない。遂に怒った何者かは、震えながら天井をぶっ壊して落ちてきた。

『早く鏡開きしろよ!!!』
 なんとそれは、鏡餅の姿をしたオブリビオンだった。

●鏡開き(物理)
「皆さん、鏡開きはしたのだ??」
 ここはグリモアベース。集まった猟兵たちに問い掛けるのは、いつものように踏み台で身長を補っているレオウ・ヴァナターク(適応力・f01149)である。鏡開きとは、1/11に正月飾りとして神様や仏様にお供えしていた鏡餅を食べやすい大きさに切り分けて、お雑煮やおしるこなどに入れて食べる風習のこと。

「今回、鏡開きをすっぽかした家に、鏡餅の姿をしたオブリビオンの襲撃があったのだ…。」
 どうやら、鏡開きをしてもらえずに神棚に放置されたままの鏡餅を見た鏡餅の大きなオブリビオンが、怒って家を潰したらしい。怒りによってかなりの力を持っていて、余力で数々の兵を仲間にして鏡開きをしていない家を片っ端から潰しているとか…。とはいえ、鏡開きをまだしていない家はそうそうないので、今のところは被害は最小限に留まっている様子だった。

「というわけで、皆さんには少し遅めの鏡開きをしてきてもらうのだ。」
 暴れている鏡餅を抑えるには、このオブリビオンごと鏡開きを強制執行するしかないだろう。というより、オブリビオンの襲撃となれば、この件を放っておくわけにはいかない。

「多分、世界一大変な鏡開きになっちゃうけど、よろしくなのだー!」


闇猫鍋
 鏡開き、皆さんちゃんと1/11にしました?自分は鏡餅のカビが酷くなってしまい、それ以前に撤去しました…。今回は鏡開きをしていない家を見た鏡餅姿のオブリビオンが怒って襲撃を起こした様子です。

●第一章(集団戦):落武者
 鏡餅が操る配下です。鏡開きをしていない家を探すべく、沢山の落武者が村を徘徊しています。

●第二章(ボス戦):野生の鏡餅
 今回の襲撃の主犯で、鏡開きをしていない家を探してゆっくりと動いています。目印のように目立ちますが、落武者が周りに取り巻いています。

●第三章(日常):この餅…どうするの?
 鏡開きで出た大量の餅。食べるしかありません。みんなで頑張って食べましょ?
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第1章 集団戦 『落武者』

POW   :    無情なる無念
自身に【すでに倒された他の落武者達の怨念】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD   :    欠落の決意
【武器や肉弾戦】による素早い一撃を放つ。また、【首や四肢が欠落する】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    妄執の猛撃
【持っている武器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リステル・クローズエデン
鏡開きを忘れているのはいけないとは思いますが。
それはそれ、これはこれですね。

……というか、鏡餅のオブビリオンとはいったい?

『戦闘知識3、ダッシュ1、視力2+見切り3』で
落ち武者を探しつつ
【我流闘法】命中重視『鎧無視攻撃6+鎧砕き4、暗殺1+先制攻撃4』で攻撃。
刀で斬り裂いていきます。

相手の反撃は『見切り3』で回避。あるいは『オーラ防御8』で防ぎます。

一般人が襲われているならば
『ダッシュ1、かばう1+オーラ防御8+激痛耐性3』でかばいます。



「鏡開きしてねぇ家はねぇがー?」

 そんなことを叫びながら徘徊する落武者を見て、リステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)は少しだけ頭を抱える。

「鏡開きを忘れているのはいけませんが…それはそれ、これはこれですね…。」

 というか、鏡餅のオブリビオンとはいったい…?…考えながら首を傾げるリステルの周りに、段々と落武者が集まってきた。探す手間が省けたと武器を構える彼女をよそに、落武者が何かを問いかけてくる。彼らは、どうやらリステルに"お前は鏡開きをしたか?"と聞いているらしい。間抜けにも見えるその様子に、彼女はため息しか出なかった。

「しましたけど…なにか文句がありますか?」

 それを聞いた落武者は素直に武器を下げ――その刹那、リステルは【我流闘法】の構えで落武者を鎧ごと切り裂いていく。お察しの通り、鏡開きをしたか聞いたことで満足してしまっていた落武者よろしく餅武者は、いとも簡単に斬り伏せられてしまったのである。

「えっと……本当にこれで良いのでしょうか…。」

 あっけなさすぎるその様子に、リステルは怪訝な顔を浮かべるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エグゼ・エクスマキナ
心情:そんなに鏡開きしたいなら我が貴様を鏡開きしてやろう。

首や四肢が欠落して、【欠落の決意】で強化されないように真上から叩いて頭を体にめり込ませるくらいの意気込みでペッタンコーペッタンコーする。

こういう時こそ技能の怪力3の使い所だ。

そう言うわけで、叩き潰せ、
エクスターミネーターソード(ソードと言いつつレンチ型の巨大メイスです)



「お前……お前だ、そこの女。お前は鏡開きを――」

 落武者は問い掛ける最中にその女、エグゼ・エクスマキナ(エクスターミネーターソード・f00125)が持っていたエグゼ・ザ・ヴァリアヴルメイスで鎧ごと叩き潰される。言うまでもなく、地面にめり込んでぺちゃんこになった落武者を見て彼女は思う。"そんなに鏡開きをしたいなら我が貴様らを鏡開きしてやろう"…と。

「貴様!…だから鏡b―――」

 騒ぎを聞きつけた影武者さんも、台詞を言わせてもらえないまま、メイスでぺったんぺったん潰される。エグゼの怪力は相当なもので、その影武者も文字通り縦方向に潰れることになる。叩き足りないのか、彼女は潰れた影武者にはもう既に興味を示さず、標的はわらわらと村にいる影武者さんたちの方に…。そして、堪らず逃げだす落武者達を眺めながらメイスを構えなおすと、心なしか少し楽しそうに…。

「コード・エグゼ!! ロック解放(リリース)!! 大地に還れ。エクスターミネーターソード!!」

 ソード(打撃属性)で逃げる影武者たちをぺったんぺったんぺったんこー…彼女の多分世界一物騒な"鏡開き"が始まった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ファランス・ゲヘナ
【心境】
「鏡開きカ…お餅は良い餅は美味しいしくてモチモチしてル…このオレのようにナ。」
まずは落ち武者カ。…ひゃっはー落ち武者狩りダー。

【行動】
さて、まずは一般家庭の安全確保が最優先ダ。
オレの策を魅ヨ。

UC:大軍団を発動。集団には集団ダ。
分身の集団を鏡餅型に変形させ鏡餅と勘違いさせ注意を引き付ける

その隙に宇宙バイク:龍星号に『騎乗』しテ最強武器『勇気』を胸ニ…突撃ダ。
落ち武者を轢き殺しつツ、『分身』を生む速度の『ダッシュ』で離脱。
距離を取ったラ熱線銃:戦士の銃を懐から取り出し『スナイパー』技術で走行するバイクの上から狙撃シ、再び轢き逃げすル。
しかし、数が多いナ。仕方が無いカ…


リーファ・レイウォール
盛大な鏡開きになるわね
……『からみ餅』用の大根用意しておくわ

通常攻撃は、距離を取っての【属性攻撃】【2回攻撃】で紫青色の炎弾を飛ばして各個撃破狙い

近づいて来た的(敵)には
己の背よりも長い黒の長柄の両端に緋色の刀身と漆黒の刃を持つ大鎌を回転させ
【なぎ払い】と【衝撃波】でいなしてあげる

周りを見て、他の猟兵仲間に【援護射撃】もするわね

「さて、可哀想だから成仏させてあげるわ」
【高速詠唱】【全力魔法】【生命力吸収】を乗せた『アメジストダスト』を発動
紫青色の炎の灯った細氷によるダイヤモンドダストを発生させて、一掃するわね

「骨の髄まで火葬してあげるわよ」
怨念にも生命力は、あるのかしらね?

※連携・アドリブ歓迎


クロウ・タツガミ
他の猟兵と連携可

食べられた恨みならまだしも、開かれぬを理由に暴れるとはな

【POW】

頭を抱える状況だが、猟兵として任務は任務だ。まずは衝撃波対策に【地形の利用】が可能な場所を【情報収集】しつつ、【戦闘知識】を使ってサカホコ(大槌)で戦って行くか。

敵の攻撃をガンドレットで【盾受け】して防ぎながら、【怪力】を利用した【2回攻撃】で胴体を狙っていく、【武器落とし】が出来れば尚良い所だ。他猟兵がいれば【かばう】事も考慮にいれなければな

単純な膂力で押し負けるつもりはない

複数の敵が射程内に収まるようなら、【黒帝九相】で無数の串刺しの杭を【投擲】し、まとめて攻撃するつもりだ

さて、死人に鞭打つ事となるか


シン・ドレッドノート
食べ物を捨てるのはもったいない。ちゃんと鏡開きはやらないといけません。カビを除去すれば食べられるのに。
とは言え、襲撃される云われもありませんし、ちゃっちゃと迎撃して美味しくお餅をいただきましょう。

「あ、私はちゃんと鏡開きしましたからね。」

『ノーブル・スカーレット』に横向きに腰かけて騎乗し、優雅に捜索。【聞き耳、情報収集、追跡】を駆使して落ち武者を見つけたら、腕組みをしたまま【乱舞する弾丸の嵐】で複製した『スカーレット・ブラスター』の【先制攻撃、一斉発射、誘導弾】の射撃で殲滅します。

「さて、次の獲物はどこでしょう…?」

そのまま複製した銃を引き連れて、落ち武者が居なくなるまで捜索を続けますね。


縁城・陽
鏡餅姿のオブリビオンって何だよ!?
なんで落武者が餅に操られてるんだよ!?
あと怒っても家つぶすだけで済むのかよ!?いやそれも困るけどな!?
ついでに良く見たらなまはげみてーなこと言ってる奴いねーか!?
……ぜー、はー……突っ込みどころが、多い!

判定:POW
技能:POW+17/怪力/武器受け/恫喝

鏡開きしてない家を壊そうとしていたら<武器受け>で防ぐ。
その後は武器を振り回して<恫喝>しつつ【羅刹旋風】発動させて殴る。
胴狙いで<怪力>で殴って吹っ飛ばす!動けなくなれば壊せねーだろ。
お前らエンパイア以外だとそもそも餅供えられてねーこと多いんだぞ。
諦めて無に帰れ。

アドリブ・絡ませ歓迎です



「鏡餅姿のオブリビオンって何だよ!?なんで落武者が餅に操られてるんだよ!?あと怒っても家潰すだけで済むのかよ!?いやそれも普通にダメだけどな??!!…ついでによく見たらナマハゲみてーなこと言ってる奴いねーか!?」

 大勢の落武者さんたちを引き連れて、ツッコミどころの多いオブリビオンたちに丁寧にツッコミを入れながら走り回っているのは、縁城・陽(瓦礫の城塞・f03238)である。どうしたことか、落武者さん達を怒らせてしまったらしい。だが、陽もただ逃げていたわけでは無い。追われ逃げる先に居たのは、クロウ・タツガミ(昼行灯・f06194)。若干呆れた顔をしていたが、これも任務…やらない訳にはいかない。

「食べられた恨みならまだしも、開かれぬを理由に暴れるとはな…。」

 陽を追いかけている落武者は大体20~30といったところだろうか?少し多いが、どうにかなるだろうとガントレットを構える。そして、そこにスペースバイク騎乗で捜索を行っていたシン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)と、翼を広げて巡回していたリーファ・レイウォール(Scarlet Crimson・f06465)が到着した。

「ちゃっちゃと迎撃して、美味しくお餅を頂きましょう。あ、私はちゃんと鏡開きをしましたからね?」
「盛大な鏡開きね、後で『辛味餅用』の大根用意しておくわ。」

 彼らはそう呟くと、迫ってくる落武者の大群に身構えた。
 間近まで迫った落武者に対し、クロウがガントレットで落武者の一撃を防ぎつつ強力な二連撃を胴体に入れる。リーファは落武者達と距離を取ると、紫青色の炎弾で遠くの敵を撃破。シンは、ユーベルコード【乱舞する弾丸の嵐】で、スカーレット・ブラスターを増やし、誘導弾で一斉射撃を行う。攻撃の雨あられに落武者は堪らず地面に倒れ伏した。

「ん?もしかして思ってたよりチョロくね?」

 自慢の怪力で落武者を吹っ飛ばしていた陽はふと、いらないフラグを立てる。
 あらかた片付いたと思われたその時、倒したはずの落武者がふらふらと起き上がった。それも、腕や首が落ちた奴…そして彼らは、目をギラギラと光らせている。

「カガミビラキ……シロ………。」

 立ち上がった落武者は、起き上がらない落武者の怨念を吸収し、嫌なオーラを纏う。正直嫌な予感しかしない。すると、ふと一人の落武者がクロウに襲い掛かった。

「なっ……速い……。」
「これは少し厄介かもしれませんね…。」

 なんと、その攻撃の速度は先ほどよりも大幅に増しており、パワーも格段に上がっていた。幸いにもその落武者はシンが素早く胴を打ち抜き地面にひれ伏すが、恩恵を受けた落武者が目の前に多く居る。流石に撤退を悩んだその時……遠くから響いてこちらに向かってくるバイクの音。

「ハイハイ、どいタどいター。やっぱリ数ガ多いネ。仕方ないネ。ボサッとしてると轢いちゃうヨ。」

 起き上がった落武者の殆どを無残にもバイクで轢き散らかしたのは、ファランス・ゲヘナ(ブラックタールのスターライダー・f03011)。彼は自分の分身を大量にまき散らしながら通り過ぎていく。一同は何かを突っ込みたくなるが、それを必死にこらえつつ、バイクで暴走するブラックタールを眺める。

「こんなところに鏡餅が…誰だぁ!!開いてないのは!!時間経ち過ぎて黒カビまみれじゃねーか!!」

 分身したブラックタールは、鏡餅の形になって周囲の落武者を引き付け、それをファランクスが銃で撃ち抜いたり、轢き逃げしたり……やりたい放題のブラックタールを止める術はなく、空間はカオスさを増した。

「…可哀想だから成仏させてあげるわ。」
「全く同感だ…早く終わらせよう。」

 そんなカオスな空間に不敵に苦笑いをするリーファとクロウは、鏡餅もどきに集まっている大量の落武者たちに、怒りとツッコミのユーベルコードを放つ。リーファの放つアメイジングダストは、紫青色の炎の灯った細氷によるダイヤモンドダストを発生させ群がる落武者を一掃。クロウが発動した黒帝九相(コクテイクソウ)は、無数の串刺しの杭を投擲し、自分を中心にした広範囲の影武者を滅多打ちにした。

「骨の髄まで火葬してあげるわよ。」
「滅べば皆、九相に至る。」

 オーバーキルにも思えるその攻撃の後、視界内に立っている落武者は居なかった。鏡餅の形に擬態(?)していたブラックタールも、一斉にどこかに行ってしまう。

「さて、私は次の獲物をさがしましょうか。」

 色々と済んだ様子を見たシンは、スペースバイクに乗ると颯爽と次の獲物を探しに行く。一気に静まった戦場で、クロウは深いため息を吐いた。

「やれやれ……今回のオブリビオンは何を考えているのか、分かったものじゃないな…。」
「いいじゃない、楽しそうで。まぁこっちは命がけだけれどね。」

 呆れかえるクロウにリーファが宥めると、二人もまた、それぞれ次の敵を探すために行ってしまう。残された陽は、まだツッコミ足りない様子でいた。倒れ伏した落武者を蹴飛ばしながら、彼は言うのだった。

「つーか、エンパイヤ意外だとそもそも餅供えられてねーこと多いんだぞ!諦めて無に帰れ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『野生の鏡餅』

POW   :    お年玉(餅)
【投げた紅白餅】が命中した対象に対し、高威力高命中の【巨大鏡餅落下攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    もち肌
自身の肉体を【柔らかいお餅】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    今年の運勢
対象の攻撃を軽減する【おみくじ体】に変身しつつ、【今年の運勢が書かれたみくじ紙】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はエミリィ・ジゼルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ファランス・ゲヘナ
【心境】
「出たな野生の鏡餅…ってなんか変なフレーズだナ。」
いろんな意味デ…。

【行動】
流星号の轢き逃げアタックはまだまだこれからダ。
将を射んと欲すれば先ず馬を射ヨ。鏡餅の土台部分に戦士の銃で『スナイパー』かくやな遠距離射撃で攻撃しつツ、質量のない【残像】を生む【ダッシュ】で駆ける龍星号の突撃で鏡餅を吹っ飛ばス。
良い子は真似をしてはいけなイ。訓練された猟兵だから許される攻撃だゾ。

UC:影分身…轢き逃げすると同時に発動。【´・ω・】【 ̄Ω ̄】【・ω・`】の三体の分身を取りつかせル。


リーファ・レイウォール
丸餅って、魂を模しているのよね

サムライエンパイアで、鏡餅みたいな乾燥させたお餅って保存食よね?
「家を潰したら、鏡餅も潰れて無駄になってしまうわよね」
鏡餅として、それはいいのかしら

「『早く鏡開きしろ』というなら、早速しましょうか。目の前の鏡餅をね?」


UCで【先制攻撃】
【全力魔法】【高速詠唱】を乗せる
鏡餅の周囲に顕現させるのは紫青の炎を纏った旋風。炎と疾風による檻
こんがりと焼く心づもり。炭になるまでね

通常攻撃も距離をとって魔法で炎弾を飛ばすわね
(【属性攻撃】【2回攻撃】【スナイパー】)

ただ、当てるのだけではなく、味方の攻撃の軌道への誘い込みもするわね
(【援護射撃】【おびき寄せ】【だまし討ち】)


リステル・クローズエデン
本当に鏡餅でしたか。
まあ、うん。倒しましょう。

『見切り4+視力2+戦闘知識3』で見極めて
『投擲10』で手裏剣を投げて攻撃します。
「毒や呪いは禁じ手ですかね。」

相手の攻撃は
『見切り4+ジャンプ6、ダッシュ2』で回避
『オーラ防御8』で防御

動きを見切ったら
【我流忍法・空から金物】『念動力1、2回攻撃3』を使います。
「打撃攻撃はありませんが。これならば。」



「家を潰したら、鏡餅も潰れて無駄になってしまうわよね…?」

 鏡餅としてそれはいいのかしらと、ゆっくり、のそのそ動く野生の鏡餅を眺めてリーファ・レイウォール(Scarlet Crimson・f06465)は呟く。周りにはチラホラ、犠牲になって潰された家がいくつか。きっと鏡開きをし忘れてしまったのだろう。

「『早く鏡開きしろ』というなら、早速しましょうか。目の前の鏡餅をね?」

 彼女はまだ遠くでまごまごしている鏡餅に狙いを定め、ユーベルコードの詠唱を始めて先制攻撃を狙う。その全力が込められた高速詠唱は、すぐに完成した。鏡餅の周囲に顕現するのは、紫青の炎を纏った旋風。炎と疾風による檻が渦巻き、鏡餅の表面からこんがり焼いていこうとする。

『俺を焼餅に?!溜まったもんじゃない!!』

 鏡餅は自分を取り巻く炎を見てそう叫ぶと、ぴょんっと高く飛び上がって炎の檻から脱走…この餅、動けるぞ…!!流石に予想外の動きをした鏡餅に対して、リーファは上を見上げて目を丸くした。多分、これから自由落下を始めるであろう鏡餅。そんな鏡餅に対して、何者かが何かを投げつけた。

『あ゛あ゛あ゛???!!!』

 それはブスリと巨大鏡餅に刺さる。よく見るとそれは手裏剣。とある窓の上で様子を伺っていたリステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)が投げつけた手裏剣である。それが刺さって身体に穴が開いた鏡餅は悲痛な叫びをあげながら落ちてくる。そのシュールな光景に、ツッコミを入れる人はいなかった。そして地面に落ちた鏡餅、何も関係のない家を半壊させる。

『あ゛!!……ごめんなさい。』

 素直に謝る鏡餅、一体全体こいつは何なんだ!と思いつつリステルは追い打ちをかけるべく鏡餅の方に跳び上がり、【我流忍法・空から金物】を発動する。何もないところから出現する一寸缶、金属のバケツ、金ダライが鏡餅の頭に……てかこいつに頭なんてあんの?

『痛い!…痛い!……あ、ごめんなさい!』

 もしかしてこいつ、すっごい小心者なんじゃないの?とみんなが思ったその時である。金物に虐められる鏡餅に、更なる追撃の予兆。誰か彼の免許を取り上げてください…。ファランス・ゲヘナ(ブラックタールのスターライダー・f03011)のバイクでの暴走はまだ止まっていなかった。

「出たな野生の鏡餅…ってなんか変なフレーズだナ。」

 そんなことを呟きながら彼は鏡餅を轢き逃げするべく、大きなエンジン音をふかしながら、巨大な鏡餅向かって突撃、そして衝突……。土台を打ち抜いてから突撃するつもりだったものの、自ら土台から降りてくれて手間が省けた。で、衝突したは良いのだが、鏡餅が大きすぎて轢き逃げすることが出来ずにバイクがストップしてしまう。まぁ誰でも容易に予想が出来た結末だったが…。ファランクスは取りあえず自分の分身をばら撒いて誤魔化すと何事もなかったかのように鏡餅から離れ、こう呟く。

「今のはスピードが足りなかっタ。」

 突撃をやめるつもりは無いらしく、自慢の龍星号が傷ついても彼は当て逃げをし続ける。そして、ひときわ鏡餅と距離を取ると、アクセル全開で助走をつけ始めた。

『まて、話をしよう、そんなところからそんな速度で俺にぶつかったらお前もただじゃ……。』

 鏡餅は小物悪役のセリフを最後までは言わせてくれず、ファランクスによるバイクの突撃で、遥か彼方に吹っ飛んで行ってしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

縁城・陽
あ やせいの かがみもちが とびだしてきた!
じゃねーよ!?鏡餅が野から出てくんな!
お前を鏡開きしてやろうか!はっ倒すぞ!

判定:WIZ
技能:WIZ+17/武器受け/恫喝

【狐花の舞】で攻撃。武器を彼岸花の花びらにかえて切り刻むぜ。
餅なら餅らしく削られておけ!削って溶かして食っちまうぞ!
削った餅をお好み焼きに入れるともちもちしてうまいからな……
あ、よだれちょっと出た。

みくじ紙を飛ばしてこよーと、その紙全部突き刺してやる。
餅飛ばしてきたら武器を元に戻してホームランの構えだ。
ツッコミいれるのにも疲れたし、かっとばして砕いてやるよ!

アドリブ・絡ませ歓迎です


クロウ・タツガミ
他猟兵と連携

【POW】


野生の鏡餅・・・承知した。この大槌で容赦なく突っ込ませて貰おう

【戦闘知識】を用いてサカホコ(大槌)を主力に戦わせて貰う。基本は近接攻撃、【怪力】を用いた【2回攻撃】だな。

縁起を担いでではないが、今回は刃物を使うつもりはない

マガホコを縄に変化させ、【ロープワーク】で敵の動きを阻害を試みる、正月と言えばしめ縄だからな。敵の物理攻撃はガントドレットの【盾受け】で受け、可能ならば他猟兵を【かばう】つもりだ。

さて、餅を割るなら槌と相場が決まっている

【力を溜め】最後に狙うのは大槌での【逆鱗】だ、見事受けきって見せろ


シン・ドレッドノート
野良鏡餅…?餅は餅らしく、こんがり焼いてさしあげましょう。
【狐の宿】の皆さんと連携します。できれば他の猟兵の皆さんとも。

距離をとって『スカーレット・ブラスター』と『精霊石の銃』を[一斉発射]、[2回攻撃]で[フェイント]の牽制攻撃を行います。
基本的に敵の行動を妨げ、味方の攻撃を支援するように[援護射撃]しますね。

「…咲けよ、向日葵!」
隙を見て【業火の向日葵】でヒマワリの形の炎を召喚。[目立たない]よう静かにゆっくりと、餅の周囲を取り囲むように配置させます。

「餅は餅らしく、こんがり焼かれてはじけなさい!」
味方が一時離れたタイミングを見計らって炎を操り、全方向から一斉に餅にぶつけますよ。



「鏡餅いなくね?どこ行ったんだ…あのでっかいの。」

 周りをキョロキョロ見ながら野生の鏡餅を探すのは、縁城・陽(瓦礫の城塞・f03238)。落武者の掃討があらかた片付いたので、今回の主犯である鏡餅のオブリビオンの討伐を行おうとしていた。しかしどういうわけだろうか?鏡餅の姿がどこにも……どこにも…どこにも―――

「あ……?」

 ふと空を眺めると斜め45度、ものっそいスピードでこちらに突っ込んでくる巨大な鏡餅…。どこかの暴走バイクにぶっ飛ばされて飛んできたのだろう。鏡餅は陽の横ギリギリのところを掠めて、地面に後を付けながら後ろの家々をいくつもぶち壊しながら貫通し、少し遠くのところでやっと止まった。

「……やせいの かがみもちが 飛び出してきた!………じゃねーよ!?鏡餅が飛び出してくんな!まずはお前から鏡開きしてやろうか!はっ倒すぞ!」

陽はツッコミを怠らない。家が潰れる轟音を聞いて、鏡餅の捜索をしていたクロウ・タツガミ(昼行灯・f06194)とシン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)が駆けつけ目を丸くする。

「これは……一体何があったのでしょう……。」

 その何とも度し難い光景に、シンは流石に苦笑いを覚える。これはきっと、鏡餅による鋭い先制攻撃に過ぎない!アレだけ素早く動くのであれば、こちらも全力で行かなければならないと彼は思う。武器を構える猟兵たちの様子をよそに、鏡餅はゆったりと体勢を立て直していた。

「鏡餅だからって、油断も隙もできないな。全力で行こう。」

 クロウも大槌『サカホコ』を構えて、のっそり動く鏡餅の様子を伺う。全く持って全員勘違いしているのだが、あまりにも鏡餅の登場が派手過ぎた為、この鏡餅が早くて強いと皆思い込んでいるのである。つまり、目の前の鏡餅を全力で叩き潰すつもりで……。鏡餅はその現状にプルプルと震えていた。

『あの…………あの…………。』

 まず最初に動いたのはシンである。彼は体勢を整えてこっちに向かってくる鏡餅に向けて、『スカーレット・ブラスター』と『精霊石の銃』を構え、二丁の銃による一斉射撃を行う。狙いを付けない牽制射撃、それを受けた鏡餅は、身体に無数の穴をあけながら泣き声を上げた。

『痛い痛い痛い!!』

 そんな鏡餅をよそに、陽が追撃をするように【狐花の舞】を発動。吹き上げる彼岸花の花びらが鏡餅に纏わりつき、その身をゾリゾリと削る。堪らず鏡餅はおみくじを飛ばすものの、その綿密な弾幕の前にはおみくじもビリビリに破かれてしまった。二人の攻撃により、大きかった鏡餅は一回り小さくなってしまう。そして、いつの間に…その鏡餅の目の前で『サカホコ』を構えるクロウ。それを見た鏡餅は、ひときわ震えながら彼に問い掛ける。

『あの…………ぼ、ボクは悪い鏡餅じゃないよ……。』

 無視…圧倒的無視……。力を最大まで溜めたクロウが放つのは、大槌での【逆鱗】。若干鏡餅に冷たい目を向けていた彼は、それを容赦なく振り下ろす。その単純だが重く、地形にクレーターを作るほどの強烈な一撃は、無抵抗の鏡餅に……。

『ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!』

 悲痛な叫び声…それと共に、鏡餅はぱっくりと割れた。そして、それっきりその鏡餅がうるさく喋ることは無かった。

「やれやれ、やっと静かになりましたか…。それでは終わらせてしまいましょう。餅は餅らしく、こんがり焼かれてはじけなさい!」

 クロウがこちらに戻ってくるのを確認すると、シンは【業火の向日葵】を詠唱。ヒマワリの花の形の炎が、割れた鏡餅の周りに取り巻き全方向を取り囲む…そして、彼が指を鳴らすと、その炎が全て鏡餅の方に………。散々村に迷惑をかけた野生の鏡餅は、こうして開かれるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『大食い大会!』

POW   :    大食いは気合。どんなに満腹でも、決して手をとめず最後まで諦めない!

SPD   :    大食いは速さ。満腹感で手が止まる前に、次から次へと口に入れる!

WIZ   :    大食いは戦略。完璧なペース配分で、無理なく華麗に食べ進める!

👑5
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そんなこんなで、野生の鏡餅は猟兵の手により完全に抹殺されまして…村は復興作業に入った。幸いにも潰された家があまり多くはなかった為、復興作業もそこまで時間が掛からないだろう…。が……。

「お、おい…どうすんだよ…この鏡餅。」

 一人の村人がそう呟く。そう、鏡開きをしてみれば、何故だか開かれていない鏡餅が大量に……!とてもじゃないが、あまり多くない村人でこの量の餅をすぐに消費することは不可能、ということで……。彼らは猟兵たちへの労いという名目でこの鏡餅を押し付けることにしたらしい。

「村人さん達がサクサクの揚げ餅を作ってくれたのだ!残すと失礼になるので、全部食べてくださいなのだ!」

 そして笑顔でその処理すべき餅を運んでくるのは、いつの間にか現場に赴いたレオウ(確信犯)。食べ物を捨ててしまうなんてとんでもない。無理してでも食べきって下さい。
シン・ドレッドノート
【狐の宿】の皆さんと。

まぁ、食べ物を粗末にしないと言うのには全面的に賛成です。
も・ち・ろ・ん、レオウくんも一緒に食べますよね?(にっこり/目が笑ってない)

「では、いただきます」
両手をあわせて一礼、餅を食べ始めます。
目にもとまらぬ早業で箸でつかんだ餅を食べつつ、隙を見てレオウくんの口に放り込んでいきます。

途中で目立たないよう逃げ足を活かして適当なところで席を外し、調理場へ顔を出します。
揚げ餅も同じ味では飽きがくるので、ピリ辛やあんかけなど、ちょっと変わった料理を調理場の若奥さんや娘さんにレクチャーしながら作っていきますね。

食べすぎて倒れた人は、召喚した火の鳥の癒しの炎を消化を助けるとしましょう。


クロウ・タツガミ
【狐の宿】他で連携

【POW】

この大量の揚げ餅、どうしたものですかね

まずは【三位龍装】で胃の【防御力】をあげ食べ始めるか。【霊酒】を黒蛇のマガホコに与えつつ、揚げ餅を肴にちびちびと酒を飲んでいく

揚げ餅なら蛇でも大丈夫ですかね

小皿に分けた揚げ餅をサカホコにも食べさせるとするか。どこからかヴァナタークさんの悲鳴が聞こえ、白蛇が不思議そうに首を傾げているが気にする必要はない。恐らくは因果は巡るというやつだ
黒蛇が追加を声の方へ持っていった気がするが気にすることでもあるまい

残すのは問題だが、お持ち帰りは許されるのかな?

可能なら、実家の弟妹達のためお土産とするかな。無理に食べすぎるのも食べ物への冒涜だからな


縁城・陽
あー、この量はやべえ……
しょーがねーから手伝うとすっか。
味だけはどーにかしねーとなー……

判定:POW

動きまくって腹は減ってるのは間違いねーから、
そーいう意味ではちょうどよかったぜ。
「いただきまーす!」
食事の挨拶は大事。ちゃんと手を合わせてから、いただくぜ?
空腹にあかせてひたすら食う!

……う、さすがにきつい……
父様(クロウ)、シンさん、少し食わない……?
少し涙目になりつつ、がんばる。
塩とか大根おろしとか砂糖とかで味変えつつがんばる。

ご、ごちそーさま……
もう皿にはねーな!?大丈夫だな!?
いや、オレの皿にのせてくんな!も、もーむり……村人が見てる?
……
いた、だき、ます……

アドリブ・絡ませ歓迎です



 村の人たちが用意したお食事処。そんな場所に集まる猟兵の数々、そして運ばれてくる揚げ餅の多さは尋常な量ではなかった。

「食べ物を粗末にしないというのには全面的に賛成です。」

 狐の宿の皆々と来たシン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)はお茶を啜りながら呟く。それに釣られるように頷く縁城・陽(瓦礫の城塞・f03238)は、動いたせいかお腹を空かして自分たちの揚げ餅が運ばれてくるのを待っていた。そして、運ばれてくるのはかなり山積みにされた揚げ餅…。

「おまちどおさまなのだー!残さず全部食べろなのだー!」

 それを運んできたのは、レオウ・ヴァナターク(天然バカ・f01149)。笑顔でえげつないことを言いながら、皿をテーブルの上に置いてキッチンの方に戻ろうと……もど……あ…あの……。

「も・ち・ろ・ん、レオウ君も一緒に食べますよね?」
「…………………へ?」

 にっこりしているものの、目が笑っていないシンが、逃がさないと言わんばかりにレオウの腕を掴んで離さない。ぐいぐいと逃げようとするレオウを軽々と引き寄せると、隣に座らせる。その様子を見て、陽はくすっと笑うとすぐさま便乗する。

「そうだぞーレオウ。お前も食え、こういうのは連帯責任ってやつだ。」

 耳が垂れるレオウにそう言いつつも、テーブルの上の揚げ餅の山を見て流石に苦笑い。本当に食べきれるだろうか…と。とりあえず、その場に座っている三人は手を合わせてお辞儀。

「「「いただきます。」」」

 挨拶をするなり、とりあえず陽もシンも勢いよく食べ始める。とにかくひたすら食べる。こういうのは時間との勝負だ。……食べたくなさそうな顔をしているレオウの口には、シンが素早く彼の口の中に突っ込む。

「もごご……もご……。」

 口いっぱいに揚げ餅を突っ込まれたレオウは、口を押えて必死に咀嚼をしている。しばらく食べ続け、減らない揚げ餅を食べながら陽は嘆く。

「……ぅ……流石にきつい………。父様、少し食わない……?」

 彼は、先ほどから気配を消してこちらを眺めていたクロウ・タツガミ(昼行灯・f06194)に助けを求める。彼は仕方なく箸を伸ばし、三位龍装で胃の防御力を上げ、揚げ餅を食べ始める。

「やれやれ、それにしても量が多い…まぁ、揚げ餅なら蛇でも大丈夫ですかね。」

 黒蛇のマガホコに霊酒を与えつつ、小皿に分けた揚げ餅をサカホコにも食べさせる。自分はといえば、マイペースにゆっくりと、揚げ餅を肴にちびちびと酒を飲んでいた。ふと目の前を見れば、もごもごしながら目を回しているレオウが目に入る。白蛇が不思議そうに首を傾げているが、気にする必要は無い。恐らくは因果は巡るというやつだ。

「んんっ……んんんんんんんんんん………。」

 黒蛇が追加の揚げ餅をレオウの口に突っ込んでいるようにも見えるが、気にすることでもあるまい。さて、それでもまだたくさんの揚げ餅が残っているように見えるが、お持ち帰りは許されるのだろうか?ふと、クロウは近くの村人に声をかけると、持ち帰り用の木製の容器と布切れを用意してくれた。

「ふむ、それではお土産としてこれは持ち帰るとしよう。」

 彼は揚げ餅を詰められるだけ詰め布切れで包むと、いつの間にか姿を消した。そして、少し時間が経つ。

「ふぅ……ご馳走様…。…もう俺の皿にはねーな!?大丈夫だな!?」

 お腹を押さえる彼、だがしかし現実は無慈悲である。新しい揚げ餅を持ってきた村人が、空っぽになった陽の皿と山盛りの揚げ餅の皿を入れ替える。

「いや、ちょ……やめろー!オレはこれ以上食えん!父様、シンさん………ってあれ?!二人とも居ないじゃん?!いつの間にかオレだけー?!」

 揚げ餅を持ち帰ったクロウはともかく一緒に食べていたシンがどこに行ったかといえば、厨房である。揚げ餅も同じ味では飽きが来るので、ピリ辛やあんかけなど、ちょっと変わった料理を調理場の若奥さんや娘さんにレクチャーしながら作っていた。逃げたことには変わりがないのだが…。

「もーむり…………ぇ、そんな悲しそうな目を向けないで……ぅ…いた、だき、ます……。」

 その後、彼の胃袋がどうなったか…誰も知る由もない……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ファランス・ゲヘナ
【心境】
「意外に抜け目ねーナ。ここの村人…。」
そしてこりてもねーナ。
次からは考えて食べ物を作れよナ…。

【行動】
揚げ餅は旨イ。旨いのは良いがさすがにこれだけあると胃がもたれるゾ(既に数人前分以上を完食/ぁ)
あとコレストロールが気になル。
それに血糖値の上昇は健康にもよくなイ…なぜそこで首をかしげル。ブラックタールだって健康には気を遣うゾ?

しかたがなイ。残すのはもったいなイ。喰いきるのは健康が心配…ならこれしかないナ。こっそりUC:捕食者を発動。
【´・ω・`】の顔にトランスフォームすると喰いきれなくなった揚げ餅を胃袋に仕舞ウ。持って帰ってお土産にして仲間とおやつにさせてもらウ。



「い…以外に抜け目ねーナ…。ここの村人…。そして懲りてもねーナ…。次からは考えて食べ物を作れよナ…。」

 運ばれてくる大量の揚げ餅を見て、ファランス・ゲヘナ(ブラックタールのスターライダー・f03011)は流石に引き気味に呟く。一体全体何人前あるだろうか?とりあえず手を合わせてから揚げ餅を食べ始めた。

「うん、旨イ……旨いのは良いが、流石にこれだけあると胃がもたれるゾ…。」
うん?…ブラックスライムって、胃…あるんです?
「あと、コレステロールが気になる。」
またまた、そんなこと言ってもコレステロールとかあなた関係あるんです?
「それに血糖値の上昇は健康にもよくなイ…って、何首を傾げていル。ブラックタールだって健康には気を遣うゾ?」
 あ、そうなんですね…ごめんなさい。

 ナレーターの人とファランクスの何気ない会話が済んで、彼は流石に進めていた箸を止める。どうやら限界らしく、まだ皿に沢山の揚げ餅を残したままお腹(?)を抱えた。

「しかたがなイ。残すのはもったいなイ。喰いきるのは健康が心配…ならこれしかないナ。」

 彼の顔が【´・ω・`】の顔にこっそりとトランスフォームすると、食べきることが出来なかった揚げ餅を胃袋にしまう。持って帰ってお土産にして仲間とおやつにさせてもらうらしい。ぷくぷくとちょっと体積の増えた彼は、追加の揚げ餅を置かれないうちにお店から退散するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リーファ・レイウォール
特徴が大食いです。
技能にも【大食い】はあるけど必要なのかしら?

レオウが、他の猟兵に押しつけられていないなら
「あなたは食べないの?」
と聞きます。
私のはあげないけど。

持参してた辛味餅用の大根や唐辛子で、味変したりもします。
……辛党以外には、辛いわよ?

食べるスピードは極めてマイペース。
手が止まらないの意味で。
「全部食べてしまってもいいのよね?」
普段のこういった場では、メニューの端から端まで各5〜6人前程度の『控えめ』にしているのよね。
でも、今日は余らせちゃいけないんしょう?
他の猟兵が食べきれないなら、その分は私が頂くわ。

デザートに、お茶屋さんでお汁粉はどうかしら?

※アドリブ、他の猟兵との絡み歓迎


リステル・クローズエデン
【WIZ】
「……そりゃあ、かがみもちも、おこりますわ……」
「と言いますか。なぜ全部を揚げ餅にしましたの?」
(あんことかを手にして)
「あと、いくつかは土産に持って帰りたいのですが?」

『料理11』
「うん、そんなに多くは食べられないのですが(ぽりぽり)」
塩味だけじゃ、あれですので。
大根おろしとポン酢(持ちこんでた)や醤油と七味(持ちこんでた)で
味を変えて食べていきますが……
「うん、だからそんなに食べられないんです……」



「……そりゃあ、鏡餅もおこりますわ……。」

 運ばれてくる大量の揚げ餅を見て、リステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)は今回の騒動は村人にもやはり非があったのではないかと、訝しんだような表情を浮かべる。……というか、何故全部揚げ餅にしたのだろうか。彼女はあんこ等を手にしてブツブツと呟いている。そんな中で、揚げ餅を運ぶ手伝いをしているレオウをリステルは呼び止めた。

「あの、いくつかは土産に持って帰りたいのですが?」

 それを聞いたレオウは、「ちょっとまっててね」と厨房の中に消えると、揚げ餅を入れて持ち帰るための容器を持ってくる。それを受け取ったリステルは、容器に持ち帰るための揚げ餅を詰めて自分の近くに置いておく。それでも大量に余っている揚げ餅を見て、ため息を吐いた。

「うん、そんなに多くは食べられないのですが…。」

 塩味だけじゃ飽きるので、大根おろしと持ち込んでいたポン酢や醤油、七味で味を変えていく……。それでも揚げ餅を運んでくるレオウに対して、リステルは呆れるように呟くのである。

「うん、だからそんなに食べられないんです……。」

 食べてもらわないと困るんです。と揚げ餅を押し付けるレオウ。だからこれ以上食べられないんです…と押し戻すリステル。そんな2人の争いに、間を割って入ってきた者が居た。

「その揚げ餅、私が食べてあげるわ?」

 振り向いたそこに居たのは、先程まで別の席で揚げ餅を食べていたリーファ・レイウォール(Scarlet Crimson・f06465)。彼女はリステルの対面側の席に座ると、押し合っていた揚げ餅の山をひょいっと自分の方に引き寄せ、食べ始める。その様子に、リステルとレオウは目をぱちくりとさせつつ、リステルは一言リーファにお礼を言うと、追加の揚げ餅を押し付けられないうちに持ち帰り用の揚げ餅を持ってお食事処を後にする。残ったレオウとリーファ。食べる手が止まらないリーファを、レオウがただ眺めているだけの時間が進む。

「あなたは食べないの?」

 ふとそう聞いてきたリーファに対して、レオウは「さっき、たらふく食べたのだー」と返す。リーファは「そう」、と一言で返すと、揚げ餅を食べることに集中する。彼女もまた、辛味餅用の大根や唐辛子を持ってきていたらしく、飽きないように味を変えていた。ふと、レオウがその味に気になったのか、一つつまみ食いしてみた。

「あら…辛党以外には、辛いわよ?」
「っっっっっっっっ!!!」

 リーファの遅めの忠告に、レオウは口から火を噴いて悶えている。9歳の少年にはちょっとキツイ辛味だったらしい。天罰が下ったレオウをそのままにしておいて、リーファはゆったりと食べ続ける。食べるスピードは極めてマイペースなものの、既に何人前も平らげてしまっていた。

「ねえ、全部食べてしまってもいいのよね?」

 まだ運ばれてくる揚げ餅を前に、リーファはそう問いかける。普段こういった場では、メニューの端から端まで各5~6人前程度の『控えめ』にしている。しかし、今日は余らせてはいけないのでしょう?…リーファは頷くレオウを見て、余っている揚げ餅を食べ尽くすのであった。

「デザートに、お茶屋さんでお汁粉はどうかしら?」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月31日


挿絵イラスト