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盗まれた頭蓋骨ッ!

#ダークセイヴァー

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#ダークセイヴァー


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●ダークセイヴァー
 夜と闇に覆われ、異端の神々が跋扈する世界。
 人類は100年ほど前に甦ったヴァンパイアに敗北し、彼らの支配下にある。

●オーリン村
「一体、誰がこんな事を……!」
 オーリン村の村長バルザックが、信じられない様子で大声を上げた。
 村外れにある墓地が、何者かによって、荒らされた。
 しかも、墓の中から頭蓋骨だけを盗んでいるらしく、みんな頭を抱えているようだ。
「あ、あの……私じゃないです。それだけは信じてください」
 村に住む魔女が、今にも泣きそうな表情を浮かべ、自分の無実を訴えた。
 確かに、彼女は夜な夜な墓地をウロついていたが、それは犯人を見つけるため。
 事件があった時も、墓場で眠っていた事もあったが、それだって歩き疲れて、眠ってしまっただけである。
 それでも証拠がない以上、彼女が犯人だと思われても、仕方がないような状況であった。

●ガジルからの依頼
「みんな忙しい中、集まってくれてありがとうね」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、猟兵達を前にして今回の依頼を説明した。
 オーリン村に墓荒らしが現れたらしく、それをみんなで解決してほしいと言う事だった。
 今のところ、村に住む魔女が怪しまれているようだが、彼女は単なるドジっ娘。
 ウッカリさんな所があるだけで、頭蓋骨を集めるような趣味はない。
 だが、このまま犯人が見つからなければ、村人達がギクシャクしてしまい、大喧嘩になってしまうのも時間の問題……。
 そうなる前に、犯人を見つけ出す事が、今回の目的である。


ゆうきつかさ
 今回のシナリオは通常の判定をしますので、プレイングの内容と、こちらで振るダイスの目(運)が重要になってきます。
 無難に行動をすると単なる成功にしかなりませんが、無謀な行動をすると失敗するので注意しておきましょう。
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第1章 冒険 『墓荒らし』

POW   :    墓を見張る

SPD   :    罠などを仕掛ける

WIZ   :    周辺で情報収集をする

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

栖夜・鞠亜
頭蓋骨を何に使うのかわからないけど、オブリビオンが関わっているのならろくでもない事に違いなさそう。

鞠亜は情報を収集してみんなに共有する、村人が喧嘩するのも時間の問題なんでしょ? さっさと働く。 まず、頭蓋骨が無くなってるのは全ての墓? もし一部だけなら遺骨の身元を確認する。 盗まれている頭蓋骨に何らかの法則性とか、関連性があればそこから何か分かるかもしれない。

ねえ貴方、魔女なんだから何か役に立つ魔法とか使えないの?
あと容疑がかかってるんだから解決するまでは単独で行動するのは禁止。
誰かしら猟兵と行動する事、わかった?


フィーナ・ステラガーデン
んー。頭蓋骨なんて集めて何するのかしら?
やっぱり死霊術か何かかしらね。
とにかく【wiz】の行動
その夜中にウロウロしていたっていう魔女に話を聞いてみようかしら!
誰にも信用されないなんて可哀想よ!私は信用するわ!
特に聴きたいことは何か不振なものを見たかーと
犯人に心当たりは無いかーってあたりね!
やっぱり人気のない夜での情報が欲しいわね!

アドリブ歓迎


青葉・まどか
なんとも猟奇的事件だねー。
ご遺族の方や魔女ちゃんの為にも、頑張りますか!

墓地に罠を仕掛けるから、やっぱり村長さんに許可をとらないとね。
見知らぬ他人が「事件解決の為に、墓地に罠をしかけたい」とお願いしても難しいとおもう。
でも、実際に村の状況は良くないし、無実の人に危害が加えられるかもしれない、【言いくるめ】【コミュ力】を活かして事件を解決したいと伝える。

村長さんから許可が降りた場合のみ、罠を仕掛ける。
レプリカクラフトで『偽の遺体』を作成。
『流れ者が急死して、村の墓地に埋葬した』設定で『偽の遺体』を埋葬、何者かに掘り返されるのを待つ。
『偽の遺体』は衝撃を受けると爆発する仕掛けを施す。


リーヴァルディ・カーライル
…ん。墓荒らし、ね
私は荒らされた墓を調査をしてみる
普通の探偵がするような調査は専門外だけど、
複数の被害者から聞き取りをする事はできるし…

【影絵の兵団】を魔力を溜めて二重発動(2回攻撃)し、
荒らされた墓の残留思念を増幅し、
存在感を増して影兵に宿す呪詛を施す

…誰があなたの安息を邪魔したの?誰があなたの傷口を抉ったの?
何時、何処かやって来て、何処に向かったの?
教えてくれたら、頭を取り返してあげると鼓舞する

死霊術師流の礼儀作法に則り、彼らの恨み辛みは呪詛耐性でスルー
必要な情報だけを喋るように誘惑の呪で縛る
手に入った情報は他の猟兵と共有する

それにしても…死体の頭だけ持ち去って、一体何をするつもりなの?


クラウス・ハントハーベン
「魔女さんも気の毒ですし、何より大切な人の亡骸を暴くとは許せませんね」

UC『錬成カミヤドリ』を発動して17の操作板を出します。その操作板の糸をいくつかの墓に仕掛け、その糸に触れたらそのものを捕えるようにします。ちなみにクラウスとローゼは見つからないように身を隠し、罠が発動したらその場所に駆け付けます。

念のため、あくまで念のためですが、うっかり魔女さんが間違えて罠に掛からないよう魔女さんに罠のことを説明しておきます。

(アドリブ・共闘大歓迎です)


ブランシュ・シコ
【SPD】
んー、よくあることだけどね。困るよね。

どくろ集めてなにしようとしてるかは、ブランシュわからないけどね。
お墓あらすようなのは、またどこかでやるよ。
1回荒らしただけで満足しないとおもうし。
なにかに使うんでも、1回で集めきれるわけじゃないだろし。

だから村のまだ荒らされてないお墓か、別の村のまだ大丈夫なお墓で
『フライング』して犯人がくるまで予知をなんかいもやり直すよ。

けずる時間は1週間くらいでいいかな。
ほかの猟兵さんがなにかするなら、あ。罠とかね。
それをする前とした後で予知をし直せば犯人の動きがわかりやすいとおもう。


ウィルトス・ユビキタス
ダークセイヴァー世界は滅びに直面している……何とかしなければな。

闇夜に紛れて墓地を監視する。

眠ったというのが気になるな。敵の仕掛けで眠らされた可能性があるから、同じように墓地を監視する猟兵と連絡を取り合おう。
異変を感じたら、トリニティ・エンハンスで防御力を上げる。


カレン・ナルカミ
頭蓋骨を持ち去るなんて不気味な事件ね
荒らされた墓の共通点を調べてみるわ
骨の他に一緒に埋葬された金品が盗まれているなら
墓荒らしに依頼した黒幕がいるのかもね
教会や葬儀屋からも話を聞いてみるわね
骨になっている墓を特定するのにリストがあるかもだし
魔女にも変わった事がなかったかきいてみるわね



●オーリン村の墓地:朝方
(「頭蓋骨を何に使うのかわからないけど、オブリビオンが関わっているのならろくでもない事に違いなさそう」)
 栖夜・鞠亜(ダンピールのマスケティア・f04402)は今回の事件を解決させるため、オーリン村にある墓地にやってきた。
 墓地は酷い有様で、墓石が倒され、いくつも穴が開いていた。
 村人達も最初は墓穴を埋めていたようだが、そのたび掘り起こされていたため、半ば放置しているようである。
 その中には何度も掘り起こされた墓もあったが、村人達の話では伝説病が広まった時に息絶えた旅人の墓と言う事だ。
 しかし、頭蓋骨が盗まれた訳ではなく、ただ何度も掘り起こされただけ。
 盗まれているのは、若くして亡くなった女性や、子供の頭蓋骨ばかりであった。
 逆に、トシを取ってから亡くなった死体の頭蓋骨は、まるでゴミのように捨てられているようだ。
 この事から、犯人は若い女性や子供の頭蓋骨ばかり狙っており、それ以外にはまったく興味がないようと言う事が分かった。
「ねえ貴方、魔女なんだから何か役に立つ魔法とか使えないの? あと容疑がかかってるんだから、解決するまでは単独で行動するのは禁止。誰かしら猟兵と行動する事、わかった?」
 鞠亜が、今回の聞き込みで得た情報を纏めながら、傍にいた魔女に話しかけた。
「え、ええ……、もちろんです。ですから、こうやって、あなたと一緒にいる訳ですし……その……役に立つかどうか分かりませんけど、御飯を美味しくする魔法とか、水がちょっと甘くなる魔法とか、お薬の苦みを消す魔法とか使えますしだから……その、頑張りますッ!」
 そう言って魔女が何やらソワソワしつつ、何となく自分自身に気合を入れるのであった。

●オーリン村の墓地:昼
「墓は手当たり次第に掘り返されているけど、盗まれた頭蓋骨は女性と子供だけ、ね」
 リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)は、今まで得た情報を纏めた資料に目を通していた。
 いまのところ、犯人は単独であると考えられているようだが、その割には同じ墓を何度も掘り起こしたりしているため、あまり頭は良くないようだ。
(「でも、死体の頭だけ持ち去って、一体何をするつもりなの……?」)
 それだけは誰から話を聞いても、謎のままだった。
 もしかすると、何等かの儀式を行うため、頭蓋骨だけを持ち去っている可能性もあるのだが、それならば余計に魔女が絡んでいてもおかしくない。
「それにしても、猟奇的事件だねー。ご遺族の方や魔女ちゃんの為にも、頑張りますか!」
 青葉・まどか(人間の探索者・f06729)が気合を入れ、墓地に罠を仕掛けていく。
 念のため、村長に許可を取りに行ったのだが、『猟兵達には色々と世話になっているから、好きにするがいい』と言われたせいか、少し拍子抜けのようである。
 もちろん、それだけ多くの猟兵が、この村と関わっていることを意味しているため、ここで失敗は許されない。
「とにかく、犯人の手掛かりを得ておかないと……」
 リーヴァルディが魔力を溜めて【影絵の兵団】を発動させ、荒らされた墓の残
留思念を増幅し、存在感を増して影兵に宿す呪詛を施した。
「……誰があなたの安息を邪魔したの? 誰があなたの傷口を抉ったの? 何時、何処かやって来て、何処に向かったの? 教えてくれたら、頭を取り返してあげる」
 リーヴァルディが死霊術師流の礼儀作法に則り、墓荒らしの犯人を絞り込もうとした。
 しかし、答えは……沈黙。
 おそらく、何も見ていない。
 もしくは答えたくても、答えられないのかも知れない。
 ……よく分からないモノ。
 それが答えのようだった。
「まあ、何とかなるでしょ」
 そんな中、まどかが【レプリカクラフト】を使い、偽りの遺体を作成した。
 それは『流れ者が急死して、村の墓地に埋葬した』設定であったが、今まで得た情報から『若い娘』と言う設定も付け加え、墓地に埋葬する事にした。
 ……後は犯人が現れるのを待つだけ。
 その犯人が村の中にいるのであれば、必ずこの罠に食いつくはずである。

●オーリン村の墓地:夕方
(「それにしても、頭蓋骨を持ち去るなんて不気味な事件ね」)
 カレン・ナルカミ(焔桜の糸遊狐・f02947)は、今まで得た情報を自分なりに纏めていた。
 荒らされた墓の共通点はないが、奪われた頭蓋骨は、若い女性か子供のみ……。
 それが何を意味しているのか分からないが、まったく関係が無いとは言い難い。
 おそらく、何らかの理由があって……そこに限定しているのだろう。
 しかも、墓から盗まれたのは、頭蓋骨のみ。
 埋葬されていた棺桶の中には、生前の愛用品や貴重品なども一緒に埋葬されていたのだが、何ひとつ盗まれていなかった。
 またオーリン村に教会や葬儀屋がないため、バルザックが代わりにやっているラシク、魔女が関わった事件で命を落とした女性や、子供の頭蓋骨も盗まれていたため、彼女の犯行が疑われたようである。
 その事で責任を感じた魔女が、墓の見回りをしていたようだが、それも裏目に出てしまったため、今回のような事態に陥っているらしい。
 そういった意味で、バルザックは魔女に同情しているようだが、彼女の言葉を鵜呑みにし過ぎているような印象を受けた。

●オーリン村の墓地:夜
「魔女さんも、お気の毒ですね。魔女と言うだけで疑われるなんて……。何より大切な人の亡骸を暴くとは許せません」
 クラウス・ハントハーベン(青薔薇の操者・f01090)は不機嫌な表情を浮かべながら、【錬成ヤドリギ】を発動させ、17の操作盤を出すと、その操作板の糸をいくつかの墓に仕掛けた。
「何だか、色々とすみません。私も気をつけていたつもりなんですが……」
 魔女が申し訳なさそうにしながら、何気なく墓に手を掛け、操作盤の糸に触れようとした。
「触ったら駄目です!」
 それに気づいたクラウスが、反射的に思わず声を上げた。
「ひゃあ!? ごめんなさい」
 その途端、魔女が慌てた様子で、その場から飛び退いた。
 村長の話では、以前から怪しげな素振りはあるものの、すべて良かれと思ってやった事が裏目に出ているだけで、彼女自身に悪意はないようである。
 それでも、これが推理モノであれば、間違いなく犯人。
 ……もしくは第一容疑者である。
 そういった意味でも、村人達が魔女を怪しむのは当然で、村長だけが特殊に思えた。
「ところで、頭蓋骨なんて集めて何するのかしら? やっぱり死霊術か何かかしらね?」
 そんな中、フィーナ・ステラガーデン(月をも焦がす・f03500)が、不思議そうに首を傾げた。
「その可能性もありますが、若い女性や、子供達の頭蓋骨ばかり狙っていたのが気になりますね。私もそれが気になって、夜な夜な見回りをしていたのですが、村の人がウロついていた形跡はないんですよね」
 魔女がションボリした様子で肩を落とす。
 それ以前に、見回りの途中で眠ってしまっていたので、絶対に村人達が来ていないとは言い切れないのだが、その辺りはスルーのようである。
「そのせいで疑われているようだけど、私は信用するわ! それ以外に気になった事ってあるかしら?」
 フィーナが魔女の手をギュッと握り締め、何か心当たりがないか話を聞いた。
 おそらく、村人達は、誰も魔女の話を聞いていない。
 例え、それが事実であったとしても、信じる事なく嘘だと決めつけ、頭ごなしに否定していたはずである。
 そうでなければ、ここまで面倒な事にはなっていなかったはずだ。
「あの……、実は……」
 魔女がソワソワとした様子で、激しく目を泳がせた。
 おそらく、村人達にも同じことを言って、まったく信用されなかったのだろう。
「大丈夫、それがどんな事であっても信じるから……!」
 だが、フィーナにまったく迷いはない。
 信じると決めたのだから、此処で躊躇う事もない。
「死体が……死体が動いていたんです……。それで……その……私……驚いて気絶しちゃって……うう、ごめんなさい!」
 そう言って魔女がボロボロと涙を流しながら、何度もフィーナに謝った。

●オーリン村の墓地:真夜中
「犯人が警戒していないといいんだが……」
 一方、ウィルトス・ユビキタス(武闘派デスクワーカー・f01772)は物陰に隠れ、犯人が現れるのをジッと待っていた。
 万が一、村人達の中に犯人がいた場合、猟兵達を警戒して、墓を荒しに来ないかも知れない。
 だが、村人達の話を聞く限り、犯人はとても頭が悪く、一度掘り返した穴を何度も掘り起こしているため、そこまでの知能が無い可能性も高かった。
 しかも、魔女の話に間違いがないのであれば、犯人は死体である。
「それ以前に、どくろなんて集めて何をしようとしているのかね? しかも、一度ではなく、何度もやっているんでしょ? もしかして、別の村でも同じような事が起こっているんじゃないの?」
 ブランシュ・シコ(白い人狼・f12074)が、自分なりの考えを述べた。
 誰もその事を考えなかったため、そこまで調べていないものの、その可能性が無いとも言い切れなかった。
 それだけ広範囲に頭蓋骨だけを集める理由は分からないが、儀式に利用するのであれば、早めに手を打っておく必要があった。
「……ん?」
 その途端、ウィルトスが物音に気付き、物陰に隠れたまま、しばらく様子を窺った。
 最初は気のせいだと思っていたのだが、墓石がグラグラと揺れ、その中から死体がムックリと姿を現した。
 その墓は毎回荒らされていた場所で、村に伝染病が広まった時に、命を落とした人物が埋葬されていた。
 しかし、誰も面識が無かったため、この村に立ち寄った旅人かも知れないと言う事で、話が纏まっていたようである。
 その間に、死体はフラフラと歩いていき、偽りの遺体が埋葬されている墓にしゃがみ込み、土下座をするような形で穴を掘り始めた。
 その途端、操作盤の糸が反応し、死体の身体を絡め取った。
 それでも、死体は墓を掘ろうと必死に手を伸ばしていたが、その場にクラウス達が駆けつけてきたため、半ばヤケになった様子で、歯をガチガチと鳴らし始めた。
「そんな事をしても無……」
 そこでブランシュが、異変に気付く。
 別の場所からも、同じようにガチガチと聞こえてきた。
 しかも、その音は次第に大きくなっており、少しずつではあるものの、村全体を囲んでいるような感じであった。
「どうやら、マズイ事になったようだな」
 そう言いつつ、ウィルトスが警戒した様子で、【ガジェットNo.2 ルーンガジェットソード】をギュッと握り締めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『骸の群』

POW   :    骸の群を、単純に力で排除します。判定次第では重いダメージを受けることになります

SPD   :    町へ行こうとする骸の群を足止めするため、罠を張ります。また、遠距離攻撃で骸を土に返します

WIZ   :    罠を張った上で草原に火を付け、骸の足止めと攻撃を兼ねます。

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●混乱の中で
「な、なんだ、あの音は……」
「一体、何が起こっているんだ」
「どうして、こんな事に……!」
 不安げな表情を浮かべた村人達が、広場に集まっていた。
 その間も、村の外からガチガチ、ガチガチと、不気味な音が響いていた。
 だが、その音の正体が何なのか、村人達には分からない。
「間違いない。魔女の仕業だ。魔女が俺達を殺すため、化け物達を呼び寄せたんだ!」
 誰かが言った。
 何の根拠もなく……。
 ただ、自らの不安を解消するために……。
「畜生ッ! だから早く、やっちまえば良かったんだ!」
 他の村人が毒づいた。
 ずっと魔女を疎ましく思っていたらしく、ずっと溜め込んでいた不満が爆発したようである。
「だったら、魔女を殺せば……魔女さえいなくなれば……」
 また別の誰かが言った。
 まるで村人達を煽るようにして……。
「そうだ、魔女を殺せば……」
「アイツさえいなければ……」
「俺達の手で、村を守るんだッ!」
 次第に村人達の心がひとつになり、その怒りが魔女に向けられた。
「殺せ! 殺せ! 殺せ! 殺せ!」
 そして、村人達が農工具を握り締め、松明を掲げて、魔女の家に向かうのだった。
リーヴァルディ・カーライル
…ん。この状況で魔女狩りなんて正気の沙汰とは思えない
いくら魔女を疑っているからって、こんな急に…?

…明らかに不自然。何者かの介入があった?
仮に正解だとすると、敵は人心を惑わす手管に長けている
…確かめてみる価値は、ある

防具を改造し、第六感を強化する魔力を溜めた呪詛を施す
私は目立たないように【見えざる鏡像】を発動
生命力を吸収して透明化し姿を消して村人を追跡

村人を煽って特定の方向に誘導している人物、声、存在を見切り
強化した第六感で敵の存在感を感じ取れないか試す
不審な影を見つけたら、怪力で取り押さえる
その後、誘惑の呪詛を応用し村人の精神を鎮静化させる

…皆、落ち着いて。今はそんな事をしている場合じゃない


フィーナ・ステラガーデン
行動表にないけど村人を止めるわ!骸の群は他の人に任せるわ

っていうかふざけんじゃないわよ!
何よってかかって犯人じゃないって言ってる事聞かずに犯人って決めつけてるのよ!
私は信じるわ!そう決めたのよ!

村人が何十何百いようが立ちはだかるわ!
ただ私は口がうまくないわ!
だから私に出来ることは強い口調で犯人じゃない!信じてあげなさいよ!って言えるくらいかしら
石を投げられたり、私が多少怪我するくらいなら
今すぐ村人を焼き払いたいって気持ちを歯を噛み締めて我慢するわ!
でも強引に進もうとするなら
睨みつけるわ!UCで!
なんなら「範囲攻撃」技能で多人数に効果あってもいいわね!
何、睨むだけ。怪我はさせないわ!

アドリブ歓迎


栖夜・鞠亜
骨自身が動いて墓を荒らしていたの?

遺骨自体に細工がしてあった可能性も否定できない、それに。
さっきの誰かの一言がきっかけとは言え魔女に対する行動がスムーズすぎる気がする、魔女と村人の関係についても調べる必要があったみたい。
こうなってくるとバルザックも怪しいし、猟兵が骸程度に遅れを取るとは思わないからそっちは任せて村人を止める。

それにあの魔女も離れないでって言ったのに、いつの間にか家に帰ったの?
正直魔女も完全に無関係とは思えないけど、村人を静止しつつ魔女との因縁を聞き出しつつ、バルザックの動向、発言は注意しておく。
まだ遺骨を検めてないから、バルザックを問い詰められないし。


青葉・まどか
…最悪。タイミング悪すぎ…いや、狙われた?
墓荒らしも村人の暴動も、伝染病すらオブリビオンの仕込み?

…うん、今は考えている場合じゃない。
魔女ちゃんや村人の対応は他の猟兵に任せて、私は骸の対応をする。

SPD重視
『レプリカクラフト』でロープとトリモチを作成、【ロープワーク】を活かして罠づくり。
骸の身体能力は高くなさそう、転倒させてトリモチまみれにするだけで無力化できそう。

他の猟兵に声がけ「罠を仕掛けたから足元を注意して」

ガチガチ五月蠅い!できるならロープで骸の口に猿ぐつわを噛ましたい。

この後は何が起こるかまるで分からない。【暗視】【視力】で周囲を観察して注意する。


ブランシュ・シコ
【SPD】
なんで村の人が魔女のおうちにいってるの?
火つけるの。よくあることだね。

でもよくないね。
火持ってかたまって動いたら、骸の群が村の人見つけておそっちゃうかも。

『ランナー』で走りながら骸の群をどーんとふきとばして村の人の方いってくるね。
話きかないだろし、人狼のブランシュみて怒るだろけど、今そんなことしてたら村の人みんな襲われちゃうかもしれないからね。

持ってる火、けしちゃえば魔女のおうちわかりにくくなるし、心配なってきて自分のおうちに村の人帰ってくれるといいんだけどなあ。


カレン・ナルカミ
村人を止めるのは難しそうね
村人の声に賛同して魔女を捕獲して保護しますわ
保護の方法は、誰よりも早く魔女に襲い掛かって殴るわ、蹴るわして、村人に農工具を使う間は与えない
率先して攻撃する事で、手加減はし放題よ
こっそり割り箸折って骨折った音など偽装しつつ【マヒ攻撃】で魔女を動けなくするわ
魔女に演技は無理そうだから説明はしない
「魔女は火あぶりって決まってるでしょ」
草原まで魔女を運んでフォックスファイアで
焼き殺したようにうまい具合に炎の中に魔女を隠すと同時に
大量の狐火を操り骸群の足止めもするわ
悪役上等で「踊らされて魔女を殺した」フリをするまでが
村人と入れ替わってそうな犯人の尻尾を掴む私が仕掛ける【罠】です


明星・豹麻
事件が起きてると聞いてやって来たけど、思った以上に切羽詰まった状況だね……。
村人の暴動も見過ごせないが、まずはあの骸の群れを食い止めないと。

あの群れにそのまま向かっていっても被害が大きくなるだけ、遠距離から確実に数を減らしていく。
武器の「トリックスター」を遠距離用に組み換えて、【スナイパー】で狙っていく。
頭部を狙っていくが、それでも動くようなら【2回攻撃】で両足を撃ち動けなくしていく。

ただ死体が動いてるだけならいいが他に原因があった場合に後手に回る事になる。
骸の群れが来ている方向に不審な影がないか、魔女の家含め村人達の中に不審な行動をしている人がいないか気にしておこう。



●真夜中のオーリン村
「もう……最悪ッ! タイミング悪すぎ……いや、狙われた? 墓荒らしも村人の暴動も、伝染病すらオブリビオンの仕込み?」
 青葉・まどか(人間の探索者・f06729)は最悪の事態を脳裏に浮かべ、【レプリカクラフト】でトリモチとロープを作り、【ロープワーク】を活かして罠を作った。
 おそらく、骸達の身体能力は高くない。
 故に、転倒させて、トリモチまみれにするだけで、無力化できる……はず。
 だが、骸の群れに村が包囲されている事を考えると、これだけでは心細い。
 それでも、今できる事を……。
 やるだけの事をやっておかねば、すべてが手遅れになってしまう……!
「まさか、骨自身が動いて墓を荒らしていたなんてね。遺骨自体に細工がしてあった可能性も否定できないけど……。誰かの一言がきっかけで、魔女に対する行動がスムーズすぎるような気がするけど……」
 そんな中、栖夜・鞠亜(ダンピールのマスケティア・f04402)が、村人達の反応に難色を示す。
 おそらく、村人達は何か事情があって、以前から魔女を毛嫌いしていたはず……。
 その理由が何なのか分からないが、魔女の命を奪う程の事なのだろう。
 こうなると、妙に魔女の肩を持つバルザックも怪しく思えてしまうのだが、村人達からは信頼されているようである。
「でも、なんで村の人が魔女のおうちにいってるの? まさか、火をつけるつもり? だったら、よくある事だね。良くない事だけど……」
 ブランシュ・シコ(白い人狼・f12074)が村人達の行く手を阻むため、全速力で広場に向かう。
 村人達は松明を掲げて移動をしているものの、老人達に合わせて移動をしているせいで、それほど歩く速度は速くない。
 だが、村人達の表情は、鬼……もしくは悪魔の形相ッ!
 すべての不満を魔女のぶつける勢いで、自らの殺気を高めていた。
「さすがに、この状況で魔女狩りなんて正気の沙汰とは思えない。いくら魔女を疑っているからって、こんな急に……? ……明らかに不自然。何者かの介入があった?」
 リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)も、警戒心をあらわにする。
 どう考えても、何かおかしい。
 ……何かが妙に引っかかる……。
 それが何なのか分からないが、裏で何者かが手を引いていても、おかしくない。
 もしかすると、村人の中にヴァンパイアの内通者がいるかも知れない。
 そんな考えすら芽生えてきた。
 仮にその考えが正しければ、敵の人の心を惑わす手管に長けていると言う事である。
「殺せ! 殺せ! 殺せ!」
 その間も、他の村人達が松明を掲げ、魔女の家に向かっていた。
「……そこまでよッ! 正直、魔女も完全に無関係とは思えないけど、結論を出すのが早過ぎない? まあ、確かにあの魔女は怪しいと思うけど……。いえ、むしろ黒、それどころか真っ黒だけど……。それにしたって、気が早過ぎるでしょ」
 鞠亜が村人達の行く手を阻み、呆れた様子で溜息をもらす。
 確かに、魔女は怪しい……。
 誰がどう見ても怪しいが、それだけの理由で、魔女が今回の黒幕だと言う根拠にはならない。
 魔女の事をフォローし過ぎたせいで、村長まで怪しく感じているものの、だからと言って村人達の肩を持つ気にはならなかった。
「いや、魔女がすべての元凶だッ!」
 そう言って松明を掲げたオトコが叫ぶ。
 オトコの話では、魔女の身体がオブリビオンに乗っ取られ、村に伝染病を広めた事があるらしい。
 幸い、その一件は猟兵達の活躍によって解決したものの、魔女が生き残ってしまったせいで、恨みを持っている村人達が多かったようである。
 それが今回の一件で不満が爆発してしまい、魔女を殺すべきだと言う結論に至ったようだ。
「……っていうか、ふざけんじゃないわよ! 相手の話も聞かずに勝手な思い込みで犯人扱いして! 私は信じるわ! そう決めたのよ!」
 フィーナ・ステラガーデン(月をも焦がす・f03500)がイラついた様子で、村人達の行く手を阻む。
「そこを退け! 死にたいのか!」
 松明を掲げたオトコが叫ぶ。
 他の村人達も、気持ちはひとつ。
 邪魔をするのであれば、力ずくで突き進むだけと言わんばかりに、次々と石を投げてきた。
「そもそも、何を根拠に魔女が犯人だって言っているの? ただ単に怪しいから? まさか、その程度の理由で、火あぶりにする気じゃないわよね?」
 それでも、フィーナは怯む事なく、額から血を流しながら、村人達に問いかけた。
「そ、それだけで十分だ! 魔女は悪ッ! 存在自体が悪なのだ!」
 松明を持ったオトコが再び叫ぶ。
 彼らにとって、魔女は悪。
 故に、殺しても構わない。
 ただ、それだけ……。
 そこにあるのは、偽りの正義。
 その事を免罪符にして、魔女の命を奪い、自分達の行為を正当化したいだけだった。
 それで解決しないようであれば、他の相手を悪役に仕立て上げるだけである。
 そんな感じすら伝わってくるほど、村人達の殺気は鋭く、不気味なほど尖っていた。
「だからと言って、火つけるの駄目ッ! そんな事をしても、何の解決にもならない。その間に、みんな襲われちゃうよ?」
 ブランシュが村人達に警告しつつ、彼らが持っている松明の火を消していく。
「つーか、テメェ! 何しやがる! あの魔女さえ死ねば、村が救われるんだ! それなのに、邪魔をしやがって!」
 その途端、松明の火を消されたオトコが、殺気立った様子で叫ぶ。
 ここまで村人達を纏め上げてきた事もあり、いまさら引き下がる訳にも行かないのか、意地でも魔女を火あぶりにしたいようである。
「だから違うって言っているでしょ? だったら、どうして本人が逃げていないのよ! 骸の群れに囲まれている状態で、村に残っているなんておかしいでしょうが!」
 だが、フィーナも退かない。
 ……退くつもりはないッ!
「とりあえず、魔女は捕まえておいたわ。これで満足……?」
 そんな中、カレン・ナルカミ(焔桜の糸遊狐・f02947)が気絶した魔女を連れ、村人達の前に現れた。
 どうやら、カレンが魔女を殴り飛ばした後に踏みつけたらしく、完全に意識を失っており、しばらく目を覚ます事は無さそうだ。
 これには猟兵達だけでなく、村人達まで驚いており、村長のバルザックが複雑な気持ちになりつつ、カレン達を眺めていた。
「おい、こらッ! そいつをどうするつもりだ!」
 それに気づいたオトコが、殺気立った様子でカレンに迫る。
「決まっているでしょ、火あぶりにするのよ。それで、すべてが解決するのよね? ただし、そこまでやっても、骸の群れが村を襲うようなら、責任は取ってもらうけど……」
 カレンがイイ笑顔を浮かべながら、魔女を抱きかかえて、草原まで歩いていく。
「か、勝手にしろ! 俺は帰る!」
 オトコが気まずい様子で、火の消えた松明を地面に叩きつけ、カレンとは反対側に歩いていった。
「あ、あの……罠を仕掛けたから、足元を注意して……と言うか、ガチガチ五月蠅いッ! どうにかならないの、あの骸達!」
 まどかがオトコに警告した後、ムッとした様子で村の外を睨む。
 骸の群れは村の傍まで迫っているため、残された時間は、後わずか。
 【暗視】【視力】で周囲を観察した限り、骸の数は数えきれないほどだった。
 その間も骸達はガチガチと歯を鳴らし、ゆっくりではあるが確実に、村を包囲しつつあった。
 それまでに出来るだけの事を……。
 出来る限りの事をしなければ……間に合わない。
「思った以上に切羽詰まった状況だね……。とにかく、村人達を安全な場所まで避難させておかないと……!」
 明星・豹麻(慈愛の流浪剣士・f02965)が色々な意味で危機感を覚え、骸の群れを迎え撃つ準備をし始めた。
 村人達が冷静であれば、バリケードを作る暇くらいはあったかも知れない。
 だが、村人達が魔女狩りを優先してしまったせいで、何かを準備するほどの時間はない。
(「それにしても妙だな、あのオトコ……」)
 そんな中、リーヴァルディが【見えざる鏡像】で透明化して姿を消し、オトコの後をコッソリと追う事にした。
 オトコはまわりをキョロキョロと見回した後、なるべく足音を立てないようにしながら、暗闇に紛れるようにして村から出ていった。
 しかも、オトコの身体からは妙なニオイが漂っており、骸の群れを横切っても、まるで『いないモノ』のような扱いであった。
 そして、草原で火柱が上がる。
 それはカレンが魔女を火あぶりにした証。
 実際には、火あぶりにしたフリのようだが、みんな魔女が死んだと思い、何処かホッとしているようだった。
「ウォォォォォォォォォォォォォォォ……」
 それが引き金となって、骸の群れが村の中に雪崩れ込んでいく。
「な、なんで、魔女が死んだのに! 骸の群れが動いているんだ!」
 村人のひとりが驚いた様子で声を上げる。
 しかし、村人達を煽ったオトコの姿は、そこにない。
 その事で余計に村人達がパニックに陥り、罪悪感と恐怖心で、頭の中が真っ白になった。
 だが、何処にも逃げ場はない。
 故に、村人達の心に宿ったのは、絶望のみ。
「だったら、無理を承知でやるしかないか!」
 それを迎え撃つようにして、豹麻が換装式多目的銃『トリックスター』を遠距離用に組み替え、【スナイパー】で狙い撃つ。
 その一撃は骸の頭部に風穴を開けていき、まるで糸の利けた人形の如く勢いで次々と崩れ落ちていく。
 しかし、骸の群れが立ち止まる事はない。
 激しく唸り声を響かせながら、ユラユラと頭を揺らし、次々と村の中に入ってきた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ジャック・ザ・カーニバル』

POW   :    汝、肉に別れを告げよ
戦闘中に食べた【肉】の量と質に応じて【炎が活性化し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    ヘルファイアゴースト
レベル×1個の【髑髏】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
WIZ   :    ジャックブレイズ
対象のユーベルコードを防御すると、それを【頭頂部の炎に映し出し】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はネフラ・ノーヴァです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ジャック・ザ・カーニバル
「アヒャヒャ、アヒャ! イイ感じに混乱してますネェ! みんなパニクってますネェ! 一時は、どうなるかと思いましたが、これで村人は全滅デェース♪ これで二度と我らに歯向かうような真似はしないでショウネ」
 村が見える高台に立ち、ジャック・ザ・カーニバルが不気味に笑う。
 当初の予定とは、だいぶ違ってしまったものの、猟兵達が戸惑う姿は、実に愉快ッ!
 この状況で、村人全員を救う事など不可能ッ!
 猟兵達がいくら頑張ったところで、救えるのは半数以下である。
 噂では、猟兵達が脅威な存在になりつつあると聞いていたが、ハッキリ言って雑魚ッ!
 村人達に毛が生えた程度の雑魚ッ!
「どうして、こんな奴らに、みんな苦戦を強いられたんでしょうネェ~? ひょっとして、今まで猟兵に狩られていった方々は、雑魚以下……と言う事だったんでしょうカ? まあ、あの程度の連中だったら、私が本気を出すまでもありませんが……。それ以前に、この状況に耐えきれず、失禁したまま鼻水を垂れ流して、逃げるのがオチですネ! アハ、アハハッ!」
 そう言いつつ、ジャック・ザ・カーニバルが不気味に笑い、口の中でオトコの首を転がした。
フィーナ・ステラガーデン
・心情
別に村人が何人殺されようが私はどうでもいいわね!
っていうかあんたのその態度が何より気にいらないわ!
後あんたのせいで私は石を投げられたのよ!?
生まれてきたことを後悔させてやるわ!

・行動
額の血は袖で拭って
とりあえず「地形の利用」「火炎耐性」「オーラ防御」などを使って
イライラしつつも防御、回避しつつ様子を見るわ!
相手が隙を見せる、畳み掛けるチャンスになれば
UCで無数の杭を叩き込んでやるわ!
かぼちゃは好きだけど、あんたは食べたいと思わないわね!
「全力魔法」「高速詠唱」を使って一気にいくわよ!

終わったら魔女の安否が気になるわね!
死んでなさそうだったけど心配ではあるわ!

アレンジ、他猟兵との連携大歓迎


青葉・まどか
諸悪の根源、発見。
現状打破の為、駆除することが最善と判断。
「駆除、開始」

オブリビオンの戯言は相手にせず、戦闘に専念。

SPD重視。
独りで戦う訳ではないので、仲間との連携・フォローを心掛ける。

相手の攻撃を【視力】で【見切り】【武器受け】、可能なら【カウンター】を狙う。

常に動き回りヒット&ウェイ。
フック付きワイヤーで【フェイント】を仕掛け、【破魔】のダガーで『シーブズ・ギャンビット』
【早業】の【2回攻撃】で【傷口をえぐる】を狙う。

無事に戦闘が終了した後は、魔女ちゃんと村の人たちのフォローをしたいな。


ブランシュ・シコ
【SPD】
オブリビオンが村をやくのはよくあることだね。
人が全員死んじゃうのもよくあること。
でもひとつわかんないな。
そんなことして、たのしいの?

南瓜のひと、村が燃えるのを見るために来たのはよくなかったね。
ブランシュが『アンカー』の速さで本気出して倒しちゃうから。
『ヘルファイアゴースト』をぶつけられる前に『ダッシュ』でふりきるよ。
ざこの速さだと思うなら追い付いてみて。

村の人助けるのは…おそかったからね。仕方ないよ。
魔女がわるいことしてないって、気付くのがおそかったから。
でも村の人をわるいって言うつもりはないよ。
人のせいにしないともうだめなのは、みんなそうだから。
明日はほんの少し、よくなるといいね。


カレン・ナルカミ
草原から高台に移動して【忍び足】と【暗殺】で音もたてずにボスの後をとるわ
【先制攻撃】で【光をもたらす打ち師魂】を使用
高速移動でボスに急接近して、目立つ七色の衝撃波で高台から村側へ突き落としてみるわ
「高い場所で大声で爆笑してれば居場所まるわかりよ」
村をネタに脅してくるかもだけど、毛が三本増えた程度のケモノに村を救えと期待するのが大間違いだわ
「おしゃべりは好きだけど、いいの? 私より優秀で有能で力自慢な猟兵達がここに大勢押し寄せてくるわよ。骸で護りを固めるの、おススメするわ」
口の中の骸骨は骸を操るのに重要みたいね
吐き出された骸骨を【先制攻撃】と手裏剣による【範囲攻撃】で砕いて骸兵の動きを止めるわ


リーヴァルディ・カーライル
…ん。成る程。つまりお前が今回の事の元凶、ね
精々、油断して。その間に…その炎を消してあげるから

改造した防具を反転
第六感に干渉して存在感を消す呪詛を発動し気配を遮断
…礼装再選択、暗殺者
そんな雑魚に狩られるお前は、存在する価値も無さそうね

敵の行動を見切り【限定解放・血の聖槍】を発動
吸血鬼化した怪力を瞬発力に変えて掌打と同時に、生命力を吸収する血杭を放ち、
力を溜めた杭から無数の刺が飛び出し傷口を抉る2回攻撃で追撃する
…聖槍は反転する。抉り喰らえ、血の魔槍…!

…後は魔女の処遇
怨みは易々と消えはしない。それでも彼らと一緒にいる?
ここを離れるなら多少の援助(大量の保存食や救助活動用の物質)はできるけど…


栖夜・鞠亜
どうやら骸への意識が疎かだったみたい。

鞠亜はオブリビオンだけ始末できればそれで結構だけど。この愚か者共も守らなきゃいけないのも仕事なんでしょ。どうせ殺されるんなら邪魔だからそんな所に突っ立ってないで自分の墓でも掘って穴に潜ってたら? 手間が省けると思うけど。逃げ惑う奴は敵と一緒に撃ち殺すからうろちょろしないで

銃を構えて骸を狙う、さっきはああ言ったけど別に助けてやらない訳じゃない。あのカボチャ頭は任せた。骸がたくさん接近してきたらユーベルコードを範囲攻撃のように影を貫いて連続使用する。うろちょろするなって言ったのはこの為。 鞠亜が殺すのは夢見が悪いし

まさかカボチャ頭なんかに苦戦してないでしょうね



●ジャック・ザ・カーニバル
「アヒャヒャ、愉快、愉快♪ みんな困ってますネ! 悲鳴を上げてマスネ! これでアイン様も! 私を、きっと褒めてくれるハズ! アヒャ、アヒャ、アヒャヒャ!」
 ジャック・ザ・カーニバルが高台の上で飛び跳ね、上機嫌な様子で笑い声を響かせた。
「高い場所で、そんな大声を出して爆笑したら、居場所が丸わかりよ」
 そんな中、カレン・ナルカミ(焔桜の糸遊狐・f02947)が忍び足と暗殺で音もたてず、ジャック・ザ・カーニバルの背後に立ち、先制攻撃で【光をもたらす打ち師魂】を使う。
「アヒャ? ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!」
 その一撃を食らったジャック・ザ・カーニバルがみっともない格好のまま、ゴロゴロと地面を転がっていく。
「ムキィィィィィィィィィィィィィイイ! 誰だ! 誰だ! この私を蹴ったのはッ!」
 ジャック・ザ・カーニバルが殺気立った様子で、ギョロギョロと辺りを見回した。
「おしゃべりは好きだけど、いいの? 私より優秀で有能で力自慢な猟兵達がここに大勢押し寄せてくるわよ。骸で護りを固めるの、おススメするわ」
 その間にカレンが高台の下まで滑り降り、先制攻撃と手裏剣による範囲攻撃を仕掛け、ジャック・ザ・カーニバルの口の中で転がっていた頭蓋骨を次々と砕いていった。
「ひぃぃぃ! やめ、やめ、やめろおおおおおおおおお!」
 ジャック・ザ・カーニバルが、あたふたした様子で、自分の口を押さえた。
 だが、それだけでは防ぎきれず、ジャック・ザ・カーニバルの悲鳴が上がる。
「……ん、成る程。つまりお前が今回の事の元凶、ね。精々、油断して。その間に……その炎を消してあげるから」
 すぐさま、リーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)が第六感に干渉して存在感を消す呪詛を発動させ、完全に気配を遮断した上で、【限定解放・血の聖槍】を使い、吸血鬼化した怪力を瞬発力に変えて掌打と同時に、生命力を吸収する血杭を放つ。
「んあ!? な、なンだ! 何処ダ! 何処にいるッ!?」
 ジャック・ザ・カーニバルが驚いた様子で、目をパチクリさせた。
 まったく予想していないところから攻撃を食らったせいか、明らかに動揺、パニック状態。
 自分の身に何が起こったのかも分からず、全身を覆う程の恐怖心に包まれていた。
「諸悪の根源、発見。現状打破の為、駆除することが最善と判断。……駆除、開始」
 それに合わせて、青葉・まどか(人間の探索者・f06729)は仲間達と連携を取りつつ、ジャック・ザ・カーニバルに攻撃を仕掛けていった。
「お前等、正気カ! 村が……村が滅びでも、イイんデスカ!?」
 ジャック・ザ・カーニバルは、明らかに動揺していた。
 動揺し過ぎて、口の中に残っていた頭蓋骨が、ポロリと落ちた。
「オブリビオンが村を焼くのは、よくあることだね。人が全員死んじゃうのも、よくあること。そもそも、村の人助けるのが……おそかったからね。……仕方ないよ。魔女がわるいことしてないって、気付くのがおそかったから。でも村の人をわるいって言うつもりはないよ。人のせいにしないと、もうだめなのは、みんなそうだから。でも、ひとつわかんないな。そんなことして、たのしいの?」
 ブランシュ・シコ(白い人狼・f12074)はまったく臆する事なく、ジャック・ザ・カーニバルに問いかけた。
「ええ、楽しいデス! とっても、とっても、楽しいデス! それなのに、どうして! どうして、あなた達は動揺していないのデスカァ!?」
 ジャック・ザ・カーニバルが、信じられない様子で叫ぶ。
 どうやら、予想外の反応だったらしく、嫌な汗が止まらないようである。
「だから、何っ!? 別に村人が何人殺されようが、私はどうでもいいわ! ……っていうか、あんたのその態度が何より気にいらないわ! 後あんたのせいで私は石を投げられたのよ!? 生まれてきたことを後悔させてやるわ!」
 フィーナ・ステラガーデン(月をも焦がす・f03500)が額に浮かんだ血を拭い、イライラしつつもジャック・ザ・カーニバルをジロリと睨んだ。
「ならば、望み通り、村人達を血祭りにあげてあげマショウ! ただし、何人か生き残らせテ! そいつらが他の村に行って、この事を伝えたら、ドウなると思いますカ? そんな事になれば、猟兵達の評判はガタ落ち。最悪の場合、自分達の居場所すら失ってしまうデショウ! それこそがアイン様の望みッ!」
 次の瞬間、ジャック・ザ・カーニバルが殺気立った様子で、髑髏の炎を放つのだった。

●オーリン村
「どうやら骸への意識が疎かだったみたいね。鞠亜はオブリビオンだけ始末できればそれで結構だけど……。この愚か者共も守らなきゃいけないのも仕事なんでしょ」
 一方、栖夜・鞠亜(ダンピールのマスケティア・f04402)は村の広場に集まった村人達を眺め、呆れた様子で溜息を漏らした。
 ハッキリ言って、救う価値はない。
 そこまでして、助ける意味もない。
 ある意味、自業自得である。
「こうなったのは、俺達の責任だ。俺達がアイツを信じていれば、ここまで酷い事にはならなかったしな。……で、どうする? 俺達にだって、何かできるはずだ。やれるだけの事をやらせてくれ……!」
 バルザックが鞠亜と背中合わせになりながら、農工具をギュッと握り締めた。
「どうせ殺されるんだし、邪魔だから突っ立ってないで、自分の墓でも掘って、穴に潜ってたら? その方が手間も省けると思うけど……。まあ、どうしても戦いたいって言うんだったら、反対側を守って。ただし、逃げ惑う奴は敵と一緒に撃ち殺すから、うろちょろしないで……」
 鞠亜が面倒臭そうにしながら、サッと銃を構え、骸の頭を撃ち抜いた。
 村人達も『ひ、ひぃ!』と間の抜けた声を上げながら、農工具を滅茶苦茶に振り回しながら、骸の群れと戦い始めた。

●すべてはアイン様のために……!
「うぐ……ぐぐぐぐぐっ! まさか、こんな事になるとはァ!?」
 ジャック・ザ・カーニバルは、焦っていた。
 この状況では……逃げられないッ!
 もちろん、アイン様のためであれば、命を捨てる覚悟であったが、この期に及んで恐怖の方が勝ってしまったようである。
 そのため、必死に逃げ道を探しているようだが、既にまわりを猟兵達に包囲されているため、絶体絶命の大ピンチと言ったところのようだ。
「南瓜のひと、村が燃えるのを見るために来たのは、よくなかったね」
 その間にブランシュが【アンカー】を仕掛け、高速移動で間合いを詰めた。
「雑魚のクセに! 雑魚のクセに生意気なァァァァァァァァァァァァァァァァァ
 ジャック・ザ・カーニバルが殺気立った様子で、隠し持っていた肉をガブリと食べる。
 それと同時に炎が活性化して、爆発的に戦闘力を増加させた。
「そんな雑魚に狩られるお前は、存在する価値も無さそうね」
 その間にリーヴァルディが死角に回り込み、再び攻撃を仕掛けていく。
「もう許サン! 必ず殺すッ! ぶち殺すゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 ジャック・ザ・カーニバルがケモノの如く勢いで、猟兵達に襲い掛かってきた。
 この状況で躊躇う事は命取り。
 捨て身の覚悟で戦わなければ、此処から逃げるどころか、生き残れる保証もない。
「……と言うか、弱過ぎッ! それで本気?」
 まどかがジャック・ザ・カーニバルの攻撃を視力で見切り、容赦なくカウンターを食らわせた。
「グガァァァァァァァァァァァァ! 雑魚がッ! 雑魚がッ! 雑魚がァァァァァァァァァ! みんな纏めて血祭りにあげてヤルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 ジャック・ザ・カーニバルが怒り狂った様子で、再び髑髏の炎を放っていく。
「さっきから本当にうるさいわね。かぼちゃは好きだけど、あんたは食べたいと思わないから、このまま仕留めさせてもらうわよ!」
 次の瞬間、フィーナが【簒奪スル杭】を発動させ、魔力で出来た黒い杭をジャック・ザ・カーニバルに打ち込み、息の根を止めた。
「アイン様ッ! アイン様ッ! アイン様ァァァァァァァァァァァァ!」
 その一撃を食らったジャック・ザ・カーニバルが断末魔を響かせ、巨大な火柱と化した後、消し炭と化して消滅した。
 それと同時に骸の群れが土塊になって、ボロボロと崩れていった。
「あ、あの……お疲れ様です」
 それを確認した後、魔女が申し訳なさそうに頭を下げる。
 何やら御礼を言い掛かったようだが、まったくいい言葉が浮かばず、あたふたとしており、そのせいで今にも泣き出しそうな表情を浮かべていた。
「……思ったよりも傷は浅そうだね」
 まどかが魔女の怪我を確認した後、ホッとした様子で溜息を漏らす。
 どうやらカレンが一芝居打っていたらしく、見た目の割に怪我は大した事が無さそうである。
「は、はい! おかげさまで♪」
 魔女がホッとした様子でニコリと笑う。
 何やら色々と不安な気持ちになっていたらしく、万が一叱られたら、どうしようと思っていたようだ。
「だからと言って、怨みは易々と消えはしない。それでも彼らと一緒にいる? ここを離れるなら、多少の援助はできるけど……」
 リーヴァルディが色々と察した様子で、魔女の顔色を窺った。
「そ、そうですね。これ以上、迷惑を掛ける訳にも行きませんし……」
 魔女が何やら察した様子で、小さくコクンと頷いた。
 しかし、この戦いによって、沢山の村人が命を落とした。
 だが、命を落とした者達は、愛する家族を守るため、骸の群れと戦い、鞠亜に想いを託して散っていった。
 その思いを背負って戦っていたせいか、鞠亜は全身腐汁まみれになりながら、それでも堂々と胸を張り、傷ついた村人達と共に仲間達を出迎えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月25日


挿絵イラスト