5
おかしな、お菓子迷宮ッ!

#アルダワ魔法学園

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アルダワ魔法学園


0




●アルダワ魔法学園
 蒸気と魔法が発達した世界、アルダワ魔法学園。
 蒸気機械と魔法で創造した究極の地下迷宮『アルダワ』に、この世界の『災魔(オブリビオン)』は全て封印され、その迷宮の上に『アルダワ魔法学園』が建設され、迷宮からの脱出を図る災魔と戦う『学生』を育てていた。
 そのため、この世界の事件は全て『学園内』と『地下迷宮』でのみ発生しているのだが、近年になって迷宮最下層に『大魔王』が現れ、災魔が凶暴化した事によって、学生達の手に負えなくなっているらしい。

●チョコトラップ迷宮
「すげえ、何から何までチョコだ!」
 金髪の生徒が瞳をランランと輝かせ、チョコトラップ迷宮を見渡した。
 見渡す限り、チョコ、チョコ、チョコ!
 何処を見ても……チョコである!
「おいおい、この程度で驚いてもらっちゃ困るぜ! なんと! この先にあるのは、御菓子の山だッ!」
 妙に老け顔の生徒がニヤリと笑う。
 しかも、いくら食べても、タダ。
 もちろん、いくら食べても、無くならない!
「マジか!?」
 金髪の生徒が、さらに瞳を輝かせた。
「ああ、マジさ! 大マジさ!」
 妙に老け顔の生徒が、ドヤ顔で胸を張る。
 生徒達にとって、それはパラダイス。
 それ故に、思った。
 その先に、何があるのか、と……。
 だが、そこは何故か立ち入り禁止。
 噂では、数日ほど前から、生徒達が行方不明になっており、何か危険な存在がウロついていると言う事だった。
 それでも、生徒達は信じなかった。
 チョコ、御菓子と続けば、その先にあるのは……、パラダイスッ!
 それをみんなに知られたくないため、誰かが流したデマである、と!
 そんな考えが生徒達の心に芽生えていた。

●ガジルからの依頼
「みんな忙しい中、集まってくれてアリガトなんだよ♪」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、猟兵達を前にして今回の依頼を説明した。
 ガジルの話では、数日程前からチョコトラップ迷宮に迷い込んだ生徒達が帰ってこないらしい。
 この迷宮は足元がチョコでぬかるみ、壁からチョコの噴水が噴き出し、天井からチョコの塊が降ってくる特殊な場所で、バレイタインデーが来る前であれば、女子生徒達で溢れ返っていたらしい。
 その先には、お菓子の迷宮があり、こちらはホワイトデーが来る前まで、男子生徒達が命懸けで御菓子をゲットしていたようである。
 どちらも危険度的には低めではあるものの、何らかのモンスターに襲われ、生徒達が消息を絶っているようだ。
 その謎を解くのが、今回の目的……と言うのは表向き。
「きっと、御菓子を食べていれば、モンスターの方から現れるんだよ。本当はボクも行きたかったけど……ダイエット中だから、駄目なんだよ」
 そう言ってガジルが、自分のお腹をむにっと触るのであった。


ゆうきつかさ
 この依頼はネタ依頼です。
 第一章はチョコトラップ迷宮を後略していただきます。
 よほど無謀な行動をしない限り、失敗する事はありません。
 基本的に物語はプレイングによって作り出されるモノだと思っているので、『このシナリオに参加して、話を面白くしてやろう』というスタンスで参加していただければ構いません。
 またOPで説明されていないところは、想像して書いていただいて問題ありません。
 世界観的に問題がなければ、そのまま採用する方向で考えています。
194




第1章 冒険 『チョコは食っても食われるな』

POW   :    チョコがひたすら美味しい。チョコトラップを味わいながら進む

SPD   :    チョコなんかもうこりごりだ。チョコトラップを無視して進む

WIZ   :    チョコで遊ぶんじゃありません。チョコトラップを避けて進む。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フィオ・グラート
どこを見てもチョコだらけ……!
これが……これが夢にまで見たおいしいダンジョン!
パラダイスはここにあったんだ!本当にあったんだ!
これは挑まない訳には行かないっ。

きっとチョコの濃さも場所によって違うはず!
前もって持ってきたバゲットやビスケットにチョコを浸して食べ比べしなきゃ!
あ、天井の崩れそうな危ないチョコは【不可視の世界】で落ちる前に取り除いておいしく頂いちゃおう。

<大食い>のぼくがどこまで食べられるか……チョコダンジョン、挑戦だよ!!


ラッセル・ベイ
チョコ迷宮……またチョコ系統の依頼か
確か前にもあったな
……何故だろう、トーテムを汚された記憶しか残っていないのは

●行動(WIZ)
武具をチョコ塗れにするのは嫌だからな
上手いことトラップを躱していきたい所だ

ならば、精霊「ポイゼ」を先行させて罠に掛からないようにするか
まあ、ポイゼはチョコトラップを受ける事になるが……
そこは大丈夫だ、受ける度に食べれば問題ないだろう?

チョコを食べれて嬉しそうな表情と、ぞんざいに扱われて不服な表情が入り混じっているな
そう妙な顔をせずに、チョコを食べれてラッキー程度に思ってくれ
……私は遠慮しておくぞ。腹減ってないし


テフラ・カルデラ
どこもかしこもチョコだらけ…!これは確実にアレな事案じゃないですか…?
いつもの服装だと汚れるのも嫌なのでスク水(女性用)を装備していざゆかん!

ふあぁー!至る所からチョコが噴き出したり降ってきたり…さらにはチョコのぬかるみに全身はまって全身チョコまみれですぅ…!
ひとしきりチョコと戯れながらも次の迷宮へ行こうとします…
が!身体が段々動かなくなって…やっぱり!予想通りですぅ!
早くポーズを決めなくちゃ…今でもチョコを浴びせられていますぅ…!
ここで…助けを求めるような…ポーズを決めて…固まっ…ぁっ…
(この後、無事に戻りました)


リステル・クローズエデン
【WIZ】
知っていますか? チョコで大けがどころじゃなくなる人が出ることを。
……物理で。

というわけですので、できるだけトラップは無視して先に進む。
第六感と視力を駆使し、慎重に進みます。

しかし、危険は低いと言われていますが。
これ、本当に大けがするどころか命が危ないところですよ。


リーファ・レイウォール
■POW
食べながら進むわ
だって、私は【大食い】だから

お土産に持って帰ったりもしたいけど、この先に色々あるものね
だから、今のうちに食べておくわね
食べても食べてもなくならない
確かに魅力的よね
キマイラフューチャーのフード系怪人ですら食べたら無くなってしまうもの

と、内心でまくし立てながら
黙々と味わって食べています

そこで気付いてしまいます
「フルーツ持ってくれば、チョコレートフォンデュし放題じゃない? この状況」
惜しいわね。実に惜しいわ

ただ、先に進まないといけないので
後ろ髪引かれながらも、先へ進みます


零落・一六八
涼さん(f01922)と参加
チョコに大はしゃぎ

チョコセルフ食べ放題迷宮と聞いて!
全部食べちゃえば迷宮も迷宮じゃなくなるでしょ!更地にしてしまいましょう!
おっ!いいもん持ってるじゃないですかー
ボクにもちょっと分けてくださいよ
色々分けてもらいます
えー、なんすかそれ、今作ったんすか!?一口いいです?
へへ、ごちになりまーす
輸血パックで合間にちゅーちゅーしつつ
あ、涼さんも飲みます?さっきのお礼に
えー、鉄分豊富なんですけどねー

涼さん!涼さん!こっちホワイトチョコですよ!
いくらでもぺろっと食べます
なんだか完全に子供扱いされてますね…?
ま、別にいいですけどぉー
食べつくした後もパンとか貰ってもぐもぐ

アドリブ歓迎


彩花・涼
零落(f00429)と参加
チョコトラップ迷宮…まさか全部チョコなのか?
チョコ好きとしてはなんとも美味しい迷宮だな…!

零落と一緒にチョコを食べながら進むぞ
チョコだけでは飽きるかもしれないしな…
事前にバスケットに切ったフランスパンやクラッカー、ドライフルーツを用意
あとポットに珈琲も入れていこう
もちろん零落の分も持ってきたからな、食べたり飲んだりすると良い
零落にも分けながらそれらとチョコを【料理】して【大食い】で一緒に食べていく

流石に零落の輸血パックは遠慮しておくぞ、私は血は飲まんのでな
…なに、ホワイトチョコだと…?ちょうど食べたいと思っていた所だ
ん、零落の口の周りにチョコが付いていたら拭ってやろう



●チョコトラップ迷宮:チョコの森
「……まさか全部チョコなのか? チョコ好きとしては、何とも美味しい迷宮だな……!」
 彩花・涼(黒蝶・f01922)は、零落・一六八(水槽の中の夢・f00429)と共に、チョコトラップ迷宮の前に立っていた。
 見渡す限り、チョコ、チョコ、チョコ!
 何から何まで、チョコであるッ!
 そのせいか、辺りに漂うのは、チョコの香ばしい匂い。
 まるで全身チョコまみれになったかのように、甘い匂いが身体を包み込んでいた。
「まあ、全部食べちゃえば迷宮も迷宮じゃなくなるでしょ! いっそ、更地にしてしまいましょう!」
 一六八がキリリとした表情を浮かべ、手当たり次第にチョコを食べて、食べて、食べまくった!
 その勢いは、まるで嵐ッ!
 大量に舞ったチョコレートが地面に落ちて固まる前に、すべて一六八の胃袋に収まった。
「……とは言え、チョコだけでは、さすがに飽きるな……」
 涼が持参したバスケットをチョコの切り株に置き、その中から切ったフランスパンや、クラッカー、ドライフルーツ等を取り出し、地面から噴き出していたチョコレートでコーティングした。
「おっ! いいもん持ってるじゃないですかー。ボクにもちょっと分けてくださいよ」
 一六八も興味津々な様子で別の切り株に座り、チョコレートの岩をコンコン叩き、簡易的なテーブルを作り上げた。
「もちろん、零落の分も持ってきたからな。食べたり、飲んだりすると良い」
 涼が上機嫌な様子でポットに入れた紅茶を、ティーカップに注いでいく。
 そのせいか、気分はピクニック!
 チョコレート色のチョウが辺りを飛び回り、これまたチョコレート色の鳥が、クエ~ッと鳴き声を上げていた。
「へへ、ごちになりまーす」
 一六八が輸血パックをちゅーちゅーしつつ、チョコレートでコーティングされたクラッカーを食べる。
 その途端、口の中に広がったのは、先程と比べて、ワンランク上の味ッ!
 イイ感じでチョコレートとクラッカーが混ざり合い、この上なく幸せな味を作り出していた。
「確かに、美味いな。色々と試してみたくなる味だ」
 涼がチョコレートでコーティングされたチョコレートを頬張り、満足した様子で力強く頷いた。
 チョコレートは場所によって味が違っており、甘かったり、苦かったり、様々だった。
「……あ、涼さんも飲みます? さっきのお礼に……」
 一六八が別の輸血パックを手に取り、涼に手渡そうとした。
「流石に輸血パックは遠慮しておくぞ。あいにく血は飲まんのでな」
 涼が苦笑いを浮かべて、輸血パックを断った。
「えー、鉄分豊富なんですけどねー。だったら、これはどうですか? ホワイトチョコですよ!」
 一六八が瞳をランランと輝かせ、チョコレートの樹から染み出したホワイトチョコレートを指ですくってペロリと舐めた。
「……なに、ホワイトチョコだと……!? ちょうど食べたいと思っていた所だ! ……ん、口にチョコがついているぞ?」
 それに気づいた涼が苦笑いを浮かべ、一六八の口元についたチョコを拭う。
「なんだか完全に子供扱いされてますね……? ま、別にいいですけどぉー」
 そう言って一六八がフランスパンの上で、チョコとホワイトチョコをブレンドすると、それを口に運ぶのだった。

●チョコトラップ迷宮:チョコの岩場
「確か、前にもこんな事が……。しかし、何故だろう。トーテムを汚された記憶しか残っていないのは……」
 ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)はチョコトラップ迷宮に足を踏み入れ、気まずい様子で汗を流した。
 目の前に広がるのは、ゴツゴツとしたチョコレートの岩場。
 この時点で、嫌な予感しかしない。
 おそらく、チョコ色のフラグが立ち並び、一斉に倒れてくるパターン!
 ここでトーテムを使えば、それこそ奴等(?)の思うツボ。
 故に【コンビネーションⅠ】を使い、毒精霊ポイゼを召喚すると、先行させて迷宮の中に仕掛けられたトラップをチェックさせた。
 案の定、迷宮の中は、トラップだらけ。
 そのため、ポイゼは一瞬にしてチョコまみれになったが、これも尊い犠牲……。
「……」
 何やらポイゼがこちらを見つめ、何とも言えない表情を浮かべているような気もするが、おそらく気のせい。
「……大丈夫だ、受ける度に食べれば問題ないだろう?」
 そのため、ラッセルも強気で、ポイゼに対応ッ!
 ポイゼはチョコを食べる事が出来て嬉しそうな半面、ぞんざいに扱われて不服な表情が入り混じり、何度かラッセルをチラ見。
 何か言いたげな雰囲気を漂わせつつ、ラッセルのイライラゲージを小刻みに上げる勢いで、チラ見であった。
 それでも、ラッセルは鉄の精神で、華麗にスルー。
「私の事は気にせず、遠慮なくチョコを食べてくれ。そもそも、私は腹が減っていないからな」
 あまりにもラッセルがイイ笑顔で答えを返してきたため、ポイゼも『本当に良かれと思って、チョコを勧めているのかも……。いや、そんなはずは……。でも……』といった感じで、無理やり自分を納得させ、再びチョコを食べるのであった。

●チョコトラップ迷宮:チョコの川
「どこを見てもチョコだらけ……! これが……これが夢にまで見たおいしいダンジョン! パラダイスはここにあったんだ! 本当にあったんだ!」
 フィオ・グラート(おいしく!楽しく!元気よく!・f03872)は、まるで世紀の大発見をしたかの如く、瞳をランランと輝かせた。
 そこに広がっていたのは、何から何までチョコレート!
 見渡す限り、チョコであるッ!
「これは確実にアレな事案じゃないですか……? いざゆかん! チョコの大海へ!」
 テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)がバサッと服を脱ぎ捨て、女性用のスクール水着姿でチョコの川に飛び込んだ。
 おそらく、この川は何処かに繋がっているはず。
 それが何処に繋がっているのか分からないが、おそらく大海。
 もしくは源泉的な何かがあるはずであるッ!
「ならば挑まない訳には行かないっ! きっとチョコの濃さも場所によって違うはず!」
 フィオが希望に満ちた表情を浮かべ、持ってきたバゲットや、ビスケットにチョコを浸して食べる。
 予想通り、チョコの味は場所によって異なっており、苦かったり、甘かったり、薄かったり、濃かったり、その味は様々だった。
「ところで、知っていますか? チョコで大怪我どころじゃなくなる人が出ることを。しかも……物理で」
 リステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)が仲間達に警告した後、出来るだけトラップを無視して進もうとした。
 だが、トラップ側的には、リステル・ラブ!
 そう思ってしまう程の作動っぷり。
 一応、第六感と視力を駆使して、トラップを回避しているものの、モテ期到来と言わんばかりにトラップが襲い掛かってきた。
 それは愛ッ!
 愛故に……欲してしまう!
 そう思ってしまう程の勢いで、チョコレートトラップが続け様に発動した!
「ふあぁー! 至る所からチョコが噴き出したり、降ってきたり……。もう全身チョコまみれですぅ……!」
 その巻き添えを食らったテフラが、全身チョコレートまみれになった。
 しかも、地面から間欠泉の如く大量のチョコレートが噴き出し、それが大量の雨となって、チョコレートの大地に降り注ぎ始めた。
 それは身体に当たると瞬時に固まり、パリパリと音を立てて剥がれ落ち、地面にバラバラと散らばった。
「何の問題もないわ。だって、私は……大食いだから!」
 リーファ・レイウォール(Scarlet Crimson・f06465)が覚悟を決めた様子で、チョコレートの川に突っ込んでいく。
 そこに迷いはなく、飲み放題、食べ放題ッ!
 それこそ、御土産に持っていく気満々な勢いで、チョコレートを食べて、食べて、食べまくった!
「確かに……」
 フィオも納得した様子で【不可視の世界(インビジブル・ワールド)】を使い、もう一人の浮遊する自分】を放ち、空から降ってきたチョコの塊を受け止め、あっと言う間に美味しく平らげた。
「大食いのぼくが、どこまで食べられるか……チョコダンジョン、挑戦だよ!!」
 それでも、フィオの胃袋は満足しないッ!
 むしろ、ここからが本番ッ!
 例え、チョコレートの津波が来ようが、ドンと来いであるッ!
「……とは言え、食べても、食べてもなくならないって言うのが、魅力的よね。キマイラフューチャーのフード系怪人ですら食べたら無くなってしまうもの」
 リーファが軽く皮肉を言いながら、チョコレートを食べて、飲んで、消化したッ!
 そのせいか、フード系怪人の亡霊がリーファに纏わりつき、『もう無理でしょ』、『限界だって』、『もう諦めよう』と後ろ向きな言葉ばかり投げかけてきた。
「……と言うか、フルーツを持ってくれば、チョコレートフォンデュし放題じゃない? 惜しいわね。……実に惜しいわ」
 だが、リーファはまったく怯まない。
 それどころか、フード系怪人の亡霊すら飲み込む勢いで、チョコレートを胃袋の中に収めていった。
「大怪我どころか、迷宮の方が白旗を上げる勢いですね。まあ、これで次の迷宮にも行く事が出来そうですが……」
 リステルがホッとした様子で、お菓子迷宮に視線を送る。
「それでは、次の迷宮に……ん? か、身体がだんだん動かな……は、早くポーズを決めないと……ここで助けを求めるようなポーズ……を……」
 そんな中、テフラが助けを求めるようなポーズのまま、カチコチに固まって身動きが取れなくなった。
 そのため、猟兵達はチョコレートの像と化したテフラを抱え、お菓子迷宮に足を踏み入れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『突破難攻?状態変化だらけのお菓子迷宮』

POW   :    トラップをも力任せに突破する

SPD   :    トラップ発動前に走り抜ける

WIZ   :    トラップを発動させないように慎重に進む

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●お菓子迷宮
 お菓子迷宮は何から何まで御菓子であった。
 それは綿あめであったり、ビスケットであったり、視界に入って来るモノすべてが御菓子で出来ていた。
 そこに統一性はなく、グミの樹があったと思えば、グミの花もある。
 おそらく、人々の欲望が具現化したモノ。
 それが御菓子迷宮であるかのように思えてきた。
 その傍には、チョコレートの川が流れ、それがチョコレート迷宮まで広がっていた。
 そして、この先に何かある。
 生徒達を行方不明にした原因が……。
 だが、その前に腹ごしらえ。
 それが罠である事が分かっていても、今は食べる事しか考える事が出来なかった。
ラッセル・ベイ
ここまでお菓子づくしだと逆に食欲が湧かなくなるな
まぁ、とりあえず進もう……

●行動(POW)
良し、引き続きポイゼに……ん、何?もう食べられないって?
いやいや、まだ入るだろう?遠慮なんてする必要はないぞ
……容量オーバー?ははは、まさかまさか

…………わ、分かった分かった
泣くほど嫌なら下がっても良い、悪かった

仕方ない、「炎剣フラム」で溶かしながら進むか
汚したくないのだが、ここは致し方あるまい
……酒や肉だったならば、私にとって最高の場所だっただろうに
何処かにあれば良いのだがなぁ……


リステル・クローズエデン
【SPD】

……………ひどい目に会いかけました。
大食いの方々がいなければ。
不味かったです。
チョコは、美味しかったですか。


今度はチョコオンリーではありませんが。
絶対、食べたらヤバイやつですか?
いや、学生が持って帰ってくるなら
大丈夫なのでは?

いや、いやいやいや。
今は、先に進むことを優先です。


リーファ・レイウォール
あ、マシュマロあるわね。
こっちは、ビスケットでクリームを挟んだお菓子ね
こう見ると、バリエーションも豊富よね

辛党の私でも、ここまで楽しめるんだから
甘党の人には、まさに楽園じゃないかしら

【大食い】で、ひょいぱくしながら進んでいきます
歩みも止めませんが、お菓子をとって食べる手も止めません

『お菓子』だから、しょっぱいのや辛いものもあるのね
これだと、それこそ手が止まらなくなるのは仕方ないわよね
この先にいるのが『蜜ぷに』だったら、蜜持ち帰るわ。えぇ

交互に食べると、手止まらなくなるでしょ?
誰にともなく口に出してるけど
共感は得られると思うのよ?


テフラ・カルデラ
ふぅ…まさかチョコが固まっちゃうなんて…
しかし次はお菓子の迷宮…どこもかしこもおいしそう!

うーん…どれから食べようかな?と迂闊に近づいたら…やっぱりトラップ!?
粉みたいなのがわたしの身体に…これ小麦粉!?
あれっ?身体が…身体がクッキーになっていく!?
ど…どうしよう!このままだとクッキーの像にされちゃう!
ここで食べられたらシャレになりませんよ!?
や…やだ…た…食べないで…くださー…い…
(この後無事戻った…? アドリブ・絡みなど歓迎!)


フィオ・グラート
はー……ぼくの体がチョコレートに作りかえられちゃうかと思うぐらい食べちゃった…。(ハンカチで口元拭き拭き)
気を取り直して、次の迷宮……!
お菓子……これはもう、ご褒美だよね!
さっきの迷宮を頑張ったご褒美だよね!

これはもう食べるしかない!チョコレートは別腹! お菓子も別腹!
そして目指すはお菓子の家!お菓子だらけならやっぱりこれを制覇しなきゃ!
ビスケットの壁、クッキーの屋根、チョコの扉に飴細工の窓…。
内装もきっと全部おいしいお菓子に違いない…!
いったっだっきまーす!

あれ、何か忘れてるような……? でもまずは目の前のお菓子!


零落・一六八
涼さん(f01922)と参加
わー!なにこれ!すごいですね!全部お菓子!

なんて恐ろしいトラップなんでしょう
一般生徒が罠にかかったら大変です。これも立派な任務。
あー、お菓子コワイナー(もぐもぐ)

これが足止め的なトラップだったらまんまとハマってますね?

まだ色々あるじゃないですか!
じゃあボクは全部のせで!
あ、ここについてるマシュマロとかも乗せたら更に美味しいのでは?
そうだ。これをかるーくチョコの川でコーティングして……
え、ボク天才では?

目的?お菓子食べ放題に来てるんじゃありませんでしたっけ?
万一これがやべーもん入ってる系トラップなら【毒耐性】あるので構わず食べます
物理的なのはUCで避けます

アドリブ歓迎


彩花・涼
零落(f00429)と参加
ほう、今度はバリエーション豊富だな
確かにこれを食べていると動けなくなるのでトラップになるな…
さて、何から食べる?

持ってきたものは大体食べてしまったしな、あと残ってものといえば…
いちごジャムや生クリーム、チョコスプレーくらいか
零落はどのトッピングがいいだろうか?全部乗せもありだと思うぞ

綿あめは不思議な感じだが、すぐに溶けてしまうので物足りないな…
ビスケット等の方がお腹に貯まりそうだ
まぁそろそろ一通り食べたら、行方不明の生徒を探しに奥に行かねばな
……零落は目的忘れてそうだが



●お菓子迷宮:先発隊
「ここまでお菓子づくしだと、逆に食欲が湧かなくなるな。まぁ、とりあえず進もう……」
 お菓子迷宮に足を踏み入れたラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)は複雑な気持ちになりつつ、ビスケットで出来た平らな道を進んでいた。
 お菓子迷宮と言うだけあって、何から何までお菓子で出来ており、そのどれもが食べ放題になっていた。
 しかし、毒精霊のポイゼは、既に腹がパンパン。
 この時点で白旗を上げているような状態であった。
「……ん? まさか、もう食べられないって言うのか? いやいや、まだ入るだろう? 遠慮なんてする必要はないぞ」
 それでも、ラッセルはイイ笑顔。
 此処まで来ると、悪意以外の何物でもない。
 そのため、ポイゼがションボリモードで、大漁旗の如く白旗を振り回した。
「ははははは、まさかこの程度で容量オーバーな訳が無いだろ? まったく冗談を言うなら……もう少し……」
 そこまで言って、ラッセルが言葉をゴクンと飲み込んだ。
 どうやら、本当に限界らしく、『せめて思い出だけでも持ち帰っておくから、許して……』と言わんばかりの勢いで、粉状になったビスケットを袋に詰めていた。
 ハッキリ言って、惨敗ッ!
 その二文字が今にも浮かんできそうな勢いで、ポイゼの瞳はウルウルだった。
「……わ、分かった、分かった。泣くほど嫌なら下がっても良い。……悪かった」
 こうなるとラッセルも冷たい対応が出来なくなり、複雑な気持ちになりながら炎剣フラムを振り回し、まわりを溶かすようにして奥に進んでいった。

●御菓子迷宮:本隊
「はあはあ……酷い目に遭いかけました。大食いの人がいなければ、実に不味い状況に……いえ、チョコは美味しかったんですが……」
 そんな中、リステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)は魂の抜けた表情を浮かべ、お菓子迷宮に足を踏み入れた。
 そこは何から何まで、お菓子で出来ており、ほんのりと甘い香りが漂っていた。
 だが、チョコを嫌と言うほど食べたせいか、正直言って食欲が湧かない。
 むしろ、御遠慮したいレベル。
「ふぅ……、まさかチョコが固まっちゃうなんて……。でも、お菓子は別腹ッ! ……どこもかしこもおいしそう!」
 それとは対照的にテフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)が、瞳をランランと輝かせた。
 チョコレートも美味しかったが、お菓子はお菓子で、とても美味しそうな感じである。
 一体、誰が、どのような意図で、このような事をしているのか分からないが、とにかく感謝ッ!
 今だけは、その誰かに感謝をしたい気持ちであるッ!
「ぼくも身体がチョコレートに作りかえられちゃうかと思うぐらい食べちゃった……。それじゃ、今度は気を取り直して、お菓子を食べようかな! ……これはもう、ご褒美だよね! これはもう食べるしかない! チョコレートは別腹! お菓子も別腹!」
 フィオ・グラート(おいしく!楽しく!元気よく!・f03872)もテンション高めで、手当たり次第にお菓子をパクついた。
 迷宮のお菓子はどれも美味しく、甘さの加減も絶妙だった。
 そのため、いくら食べても満腹にならず、どんどん胃袋の中に納まっていった。
 この時点で、何かおかしい。
 絶対、罠だと思うべきかも知れないが、そんな事を考える暇がないほど、食べる事に、みんな夢中ッ!
 むしろ、そうする事が、今の幸せ。
 至福の一時と言っても、大袈裟ではない程だった。
「いや……これは絶対に食べたらヤバイやつです……」
 リステルも色々な意味で危機感を覚え、仲間達に対して警告をした。
 おそらく、これは……罠ッ!
 ……誰かが仕掛けた罠であるッ!
 その事だけは何となく分かっているものの、それが何なのかハッキリとは分からない。
 それが原因で、嫌な気持ちばかりが膨らんでいき、今にも爆発しそうになった。
「でも、ホワイトデーが近くなると、男子生徒が此処まで来ているんでしょ? だったら、大丈夫でしょ? ほら、こっちにマシュマロがあるし、ここにはビスケットでクリームを挟んだお菓子もあるし……。こう見ると、バリエーションも豊富よね。辛党の私でも、ここまで楽しめるんだから……。甘党の人には、まさに楽園じゃないかしら」
 リーファ・レイウォール(Scarlet Crimson・f06465)が感心した様子で、お菓子をヒョイパクしながら進んでいく。
 どれも美味しく、癖になる味。
 これならば、お土産にして持ち帰る生徒がいても、無理はない。
 むしろ、持って帰らなければ……、損である!
「これはもう食べるしかない! チョコレートは別腹! お菓子も別腹! ……って、あれは……お菓子の家ッ!」
 フィオがハッとした表情を浮かべ、お菓子の家に視線を送る。
 ビスケットの壁、クッキーの屋根、チョコの扉に、飴細工の窓……。
 きっと内装も全部おいしいお菓子に違いない……!
 そう思えてしまう程の完成度ッ!
 ……故に食べたッ!
 一心不乱に食べまくった!
 心の片隅で何か大切な事を忘れていると思いつつ、お菓子を食べて、食べて、食べまくった!
「それにしても、お菓子と言っても、しょっぱいものや、辛いものまであるようね。そういった意味で、飽きる事はないけど……。手が止まらなくなるのは……困ったものね」
 リーファが苦笑いを浮かべながら、樹になっていた蜜ぷにの実を、袋の中に詰めていく。
 正確には、蜜ぷにとは違うような気もするが、そう表現する事しか出来ないほどの蜜ぷに感。
 色取り取りの蜜ぷには手のひらサイズで、色によって味も違うようだった。
 その上、サイズ的にも御土産にピッタリ。
 このまま箱詰めすれば、誰もが喜ぶお菓子の詰め合わせに大変身である。
「ううう……、何だか、嫌な予感しかしないんですけど……。やっぱり、先に進みましょう。絶対にヤバイですって!」
 それに危機感を覚えたリステルが、仲間達を連れて先に進もうとした。
 その途端、天井から降り注いできたのは、真っ白な……粉だった。
「こ、これは……小麦粉!?」
 テラテが白い粉をペロリと舐め、険しい表情を浮かべる。
 どうやら、迷宮内に仕掛けられた罠に掛かり、身体の表面がクッキーで覆われ始めているようだ。
「……と言うか、これ! どういう原理なんですか! 早くしないと、か、身体が……クッキーに……!」
 テラテが涙目になりつつ、身体に纏わりついたクッキーを払ったものの、落ちるのは粉ばかりであった。
「ど……どうしよう! このままだとクッキーの像にされちゃう! ここで食べられたらシャレになりませんよ!? や、やだ……だ、誰か助けて……くだ……さ……い……」
 そして、テフラはクッキーの像になった。
 その後、仲間達によって美味しく……もとい、表面を覆っていたクッキーを取り除いてもらい、何とか一命を取り留めるのであった。

●お菓子迷宮:別動隊
「わー! なにこれ! すごいですね! 全部、お菓子! これは確かに……恐ろしいトラップですね! 一般生徒が罠にかかったら大変です。ボク達で全部平らげてしまわないと!」
 一方、零落・一六八(水槽の中の夢・f00429)は彩花・涼(黒蝶・f01922)と一緒に、お菓子迷宮にやってきた。
 ホワイトデーが近くになると、男子生徒達が此処まで来ているだけあって、迷宮の中はお菓子でいっぱい。
 だからと言って絶対に安全であるとは言えなかった。
 その証拠に数日程前から行方不明になっており、未だに消息がつかめていないようである。
 そういった意味でも、危険な何かが潜んでいる可能性が高いため、決して気を抜く事が出来なかった。
 故に、これも立派な任務ッ!
 だから、お菓子を食べる事も、立派な仕事……なのである!
「ほう、今度はバリエーション豊富だな」
 涼も警戒した様子で、ゆっくりと辺りを見回した。
 綿あめの樹に、水あめの泉……。
 一体、どのような原理になっているのか分からないが、迷宮の中はお菓子で溢れ、その一帯を甘い匂いが包み込んでいた。
「あー、お菓子コワイナー。これが足止め的なトラップだったらまんまとハマってますね?」
 一六八が棒読み口調になりながら、手当たり次第にお菓子を食べていく。
 どれも美味しく、どれも甘い。
 中にはしょっぱいモノや、辛いモノもあったが、大半のお菓子が甘々だった。
「確かにこれを食べていると動けなくなるのでトラップになるな。……さて、何から食べるか。持ってきたものは大体食べてしまったしな。あと残ってものといえば……いちごジャムや生クリーム、チョコスプレーくらいか。零落はどのトッピングが好みだ? もちろん、全部乗せもありだぞ?」
 涼がお菓子をパクつきながら、一六八にサッと視線を送る。
「じゃあボクは全部乗せで! あ、ここについてるマシュマロとかも乗せたら更に美味しいのでは? ……そうだ。これをかるーくチョコの川でコーティングして……うん、やっぱり美味しい♪」
 一六八が幸せそうな表情を浮かべ、次々とお菓子を口に運ぶ。
 だが、いくら食べても飽きる事なく、むしろ後を引く甘さであった。
 そのせいで、必要以上に食べてしまい、腹がパンパンになっていた。
 それでも、最初は何か毒が仕込まれているのではないかと警戒していたものの、食べ物自体に危険はないようである。
「それにしても、この綿あめ……不思議な感じだが、すぐに溶けてしまうので物足りないな……。どちらかと言えば、こっちのビスケットの方がいいか。まあ、とにかく……、行方不明の生徒を探しに奥に行かねば……」
 そう言って涼がビスケットを口の中に放り込み、再び迷路の最深部を目指して歩き始めるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『迷宮温室の女王』

POW   :    百裂蔓撃
【髪のように見える無数の蔓】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    捕縛液噴射
【腹部の食人植物】から【刺激臭のする液体】を放ち、【空気に触れると凝固する性質】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    女王の花蜜
レベル×5体の、小型の戦闘用【昆虫型モンスター】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠神楽火・夢瑪です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●迷宮温室の女王
 迷宮の最深部にいたのは、迷宮温室の女王の女王だった。
 迷宮温室の女王は、チョコレートや、御菓子を食べて、満腹状態になっている猟兵達を喰らうため、にゅるにゅると触手を伸ばしてきた。
 今度は食べる側から、食べられる側へ……!
 だが、色々と食べ過ぎてしまったせいで、身体が……重いッ!
 その状況で猟兵達は、迷宮温室の女王と戦わねばならなかった……!
ラッセル・ベイ
うーむ……
罠には掛からなかったのは良いが、ポイゼには少し悪い事をしたな
後で何かしらをして機嫌をとっておくか

●戦闘(POW)
何故に菓子の迷宮の主が植物なのだ?
……いや、何か深い事情があるのだな。きっとそうだ
まぁ、特に知りたくもないので燃やすか

「ミスティック・ルーン」を起動し、再生能力を得る
後は【フラムブラスト】で焼き尽くそうか
所詮は植物、火に弱いのは明白……ああ、氷にも弱いし風にも弱いか
……割と弱点が多いな

百回の蔓が迫ろうと関係ない
剣技で捌き、「地盾グラウンド」で防ぎ、命中しようが高速再生でごり押す
蔓で動きを封じようとするならば、周囲に全力で炎魔法を放って防ごう

しかし、生徒達は何処に行ったのやら



●迷宮温室の女王:ラッセル編
「うーむ……罠には掛からなかったのは良いが、ポイゼには少し悪い事をしたな。後で何かしらをして機嫌をとっておくか」
 ラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)は複雑な気持ちになりながら、お菓子迷宮を突破した。
 そして、目が合った。
 迷宮温室の女王と……!
「何故、菓子の迷宮の主が植物なのだ?」
 ラッセルが警戒した様子で後ろに下がる。
 だが、理由は単純。
 そこに餌があったから……。
 ふっくらと肥えた餌がそこにあったのだから、迷宮温室の女王が棲みつくのも無理はない。
 つまり、ラッセルは……御馳走!
「とりあえず……燃やすか」
 そのため、そういった結論が出るのも無理はない。
 すぐさま、ミスティック・ルーンを起動して再生能力を得ると、【フラムブラスト】を使い、炎剣フラムによる剣撃で迷宮温室の女王の身体を斬り裂いた。
「コロス……コロス……コロスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 その途端、迷宮温室の女王が殺気立った様子で、髪のように見える無数の蔓で攻撃を仕掛けてきた。
「所詮は植物、火に弱いのは明白……ああ、氷にも弱いし風にも弱いか。……割と弱点が多いな」
 それに気づいたラッセルが地盾グラウンドを構え、グッと唇を噛み締めた。
 だが、ひとりだけでは攻撃を防ぐのが、やっと……。
 とにかく、仲間達の到着を待たねば、迷宮温室の女王を倒す事は困難であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リステル・クローズエデン
さて、と

お仕事の時間ですよー。
今まで摂取したカロリーを、
消費する時間ですよー。

まずは、自身を守りませんとね。


相手の攻撃をサイバーアイの視力で見切り
残像と早業を駆使し回避。
あるいはオーラ防御と盾防御。
武器受けで防ぎます。

その間に視力と失せ物探しで
この場に件の生徒がいないかを確認。
いるなら、安全を確保するため。
かばう。可能なら物を隠す要領で隠れてもらう。

その後、相手の攻撃を武器で防いだタイミングで
属性攻撃【呪焰武装】発動。
カウンターで焼き斬ります。

その後は、燃やす斬撃で攻撃続行。

相手が大技を使うなら。
そのタイミングを見切り。
顔面に【呪炎武装】を纏わせた苦無を投擲し目潰しをします


フィオ・グラート
おいしいお菓子を沢山食べさせてくれる親切なダンジョンだと思ってたのに、あれが全部罠だったなんて……。
なんて卑劣な!もう許さないんだから!

相手が数で攻めてくるなら、こっちも数で対抗だよ!
飛んでくる昆虫モンスターを触手でぐるぐる巻きにしちゃうんだから!
【謎を喰らう触手の群れ】で触手を沢山出して、昆虫を捕縛するよっ。
触手で締め上げたり、たたき付けたり、ボクのナイフとフォークでいっぱい攻撃しちゃうんだよ!


ラッセル・ベイ
ただ一方的に攻撃されるのはお断りだな
フラムを振れないのならば……

●戦闘(WIZ)
継続してグラウンドで攻撃を防ぐ
そこだ、【ウェポンブレイク】。焼き尽くせ、紅蓮の花よ
フラムの力を解放し、広範囲の炎攻撃を行う
簡単に逃がす気はないぞ、この場で果てるがいい

昆虫を召喚されようと花びら一つに触れるだけで燃え尽きるだろう
幾ら召喚されようと問題はない

さぁ、消し飛べ



●迷宮温室の女王:最後の戦い編
「おいしいお菓子を沢山食べさせてくれる親切なダンジョンだと思ってたのに、あれが全部罠だったなんて……。なんて卑劣な! もう許さないんだから!」
 そこに現れたのは、フィオ・グラート(おいしく!楽しく!元気よく!・f03872)であった。
 冷静になって考えてみれば、色々とおかしいところがあった。
 それ故に、すべての点が、線で繋がった。
 そのため、怒り心頭ッ!
 迷宮温室の女王を倒さなければ、気が済まない!
「ゴチソウ……オイシイ……タベモノ……」
 その間も、迷宮温室の女王は舌舐めずり。
 いわば、猟兵達は御馳走ッ!
 今が食べ頃の……御馳走であった!
 それ故に、迷宮温室の女王も容赦なし。
 すぐさま、腹部の食人植物から刺激臭のする液体を放ち、猟兵達の動きを封じ込めようとした。
「だからと言って、一方的に攻撃されるのは……お断りだな」
 それに気づいたラッセル・ベイ(ドワーフのルーン鍛冶師・f12407)が地盾グラウンドを構え、刺激臭のする液体を防ぐ!
 そのせいで、地盾グラウンドから異様なニオイが漂っているものの、身体に浴びるよりは数百倍マシだった。
「エサ……エサ……エサァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!」
 それでも、迷宮温室の女王は諦めないッ!
 血に飢えたケモノの如く荒々しく息を吐きながら、髪のように見える無数の蔓を伸ばし、まるで鞭の如く振り下ろして、執拗に攻撃を仕掛けてきた。
 だが、先程とは違って、ラッセルには仲間がいるッ!
 そのおかげで、ラッセルは躊躇う事なく、迷宮温室の女王の気を引く事だけに専念する事が出来た。
「それじゃ、さっそく……お仕事をしましょうかー! 今まで摂取したカロリーを、消費する時間ですよー」
 その間にリステル・クローズエデン(なんか青いの・f06520)が、相手の攻撃をサイバーアイの視力で見切り、残像と早業を駆使して回避すると、迷宮温室の女王の死角に回り込み、続け様に攻撃を仕掛けていった。
(「やはり、行方不明になった生徒達は……もう……」)
 そんな中、リステルの視界に入ってきたのは、行方不明になった生徒達の骨だった。
 わずかに残った遺留品からそれが分かる程度であったが、この状況から考えて生存者はいない。
「エサ……エサ……エサァァァァァァァァァァァァァアアア!」
 次の瞬間、迷宮温室の女王が両目を血走らせ、小型の戦闘用昆虫型モンスターを召喚した。
 小型の戦闘用昆虫型モンスターは耳障りな羽音を立てながら、一斉に攻撃を仕掛けてきた。
「相手が数で攻めてくるなら、こっちも数で対抗だよ!」
 それを迎え撃つようにして、フィオが召喚した絡みつく紫の触手のかたまりから、謎を喰らう触手を伸ばし、戦闘用昆虫型モンスターを捕縛した。
「……!」
 これには戦闘用昆虫型モンスターも驚き、緊急回避行動を取ったものの、謎を喰らう触手は何処までも追いかけて捕縛すると、ギチギチと締め上げ、地面に何度も叩きつけた。
 それでも、戦闘用昆虫型モンスターは逃げようとしたが……。
「逃がさないよ!」
 フィオが両手にナイフとフォークを持ち、ザクザクと突き刺して、容赦なく息の根を止めた。
「ウググググ……!」
 それを目の当たりにした迷宮温室の女王が、悔しそうに歯を鳴らす。
 行方不明になった生徒がいるという噂が流れてからと言うもの、みんな怖がって近づかなくなってしまったため、迷宮温室の女王は飢餓状態ッ!
 迷宮の中に棲みついた小動物や虫を食べて、何とか空腹を満たそうとしていたが、それも満足する事が出来るレベルではなかった。
 それ故に、猟兵達を逃がすつもりはなく、捨て身の覚悟で襲い掛かっているようだった。
「……紅き呪い。切り裂く炎となれッ!」
 しかし、リステルに迷いはない!
 真紅のオーラを纏わせた武器で、迷宮温室の女王の身体を斬り裂き、呪いの炎で包み込む。
「コロス……コロス……コロスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 迷宮温室の女王が殺気立った様子で、再び攻撃を仕掛けようとした。
「……!」
 それよりも速くリステルが間合いを詰め、迷宮温室の女王の顔面めがけて、呪炎武装を纏わせた苦無を投擲して目を潰した。
「ぎゃああああああああああああああああああああ!」
 それは迷宮全体に響くほどの……絶叫だった。
 迷宮温室の女王は左目に突き刺さった苦無を引き抜き、ハアハアと荒々しく息を吐いたものの、反撃を仕掛けるだけの余力はない。
 その全身を包むのは、爆発的に膨らんだ殺意……!
 それだけで猟兵達を飲み込みそうな勢いであった。
「……そこだッ! 焼き尽くせ、紅蓮の花よ」
 それと同時に、ラッセルが炎剣フラムの力を解放し、迷宮温室の女王に斬りかかった。
「グギギギギィ」
 それでも、迷宮温室の女王は恨めしそうな表情を浮かべていたものの、無数の花びらに覆われて炎に包まれ、断末魔を上げる余裕すらなく消し炭と化した。
 その後、迷宮温室の女王がいたフロアから見つかった遺骨は、猟兵達によって迷宮の外まで運ばれ、この事件は幕を閉じるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月30日


挿絵イラスト