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この先にオブリビオンはいる

#ダークセイヴァー

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#ダークセイヴァー


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「ダークセイヴァーの世界でオブリビオンが発見された。そいつは領主を陰で操っているんだ」
 グリモア猟兵が猟兵たちの前で説明を始めた。
「今、その町には地下闘技場が作られ、捕えられた者たちが毎日のように命がけで戦わされている」
 基本は素手での戦いいで、どちらかが戦闘不能になれば終了だが、悪趣味な観客が殺傷できる武器を投げ入れ、殺し合いになることもあるらしい。
「オブリビオンはただ、その様子を見て楽しんでいるだけのようだが、裏では賭け事も行われ、治安は悪くなるばかりだ」
 地下闘技場というだけあって、それが町のどこにあるかはわからない。つまり、一見すれば普通の町なんだが、以前は、さほど豊かではないにせよ平和だった町に今や殺伐とした空気が流れている。
 町を逃げ出そうとする者、わざと大けがを負って免れようとする者が後を絶たず、逆に血を求めてゴロツキ、悪趣味な金持ちたちが集まってくる。
「皆には、オブリビオンの退治の前に、まずはこの地下闘技場を見つけ出して、そこに捕らえられた人たちを解放してほしいんだ。正直、闘技場がそのままにされてるのは俺が気分が悪いからってのもあるんだが、彼らを助け出すことによって、町の者たちの信頼を得て、オブリビオン追跡のための情報も得やすくなると思う」
 闘技場の運営がおおっぴらに行われていない所から、参加させられている人々は闘技場のどこかにまとめて集められていると考えられる。雑居か個別にかは、まだ、わからないが。
「君たちなら、この依頼を遂行してくれると俺は信じてる。それじゃあ、今からダークセイヴァーに君たちを送るよ」


八雲秋
 まずは地下闘技場に捕らえられた者たちの解放を。オブリビオン退治へと話は繋がっていきます。
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第1章 冒険 『血の狂宴』

POW   :    わざと捕えられ、地下コロシアムに潜入する。

SPD   :    街中を調査し、地下コロシアムの場所を探る。

WIZ   :    人々から情報収集し、地下コロシアムの場所を探る。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ペイン・フィン
下闘技場か・・・・・・。
戦いの何が良いんだろうね?
・・・・・・よく、分からないな・・・・・・。

地道に街中を調査。
情報収集、恫喝、第六感、追跡、礼儀作法・・・・・・あたりの技能を使っていこうかな。
地下闘技場に関わりのありそうな人物を探しつつ、街の人たちと交流するような流れで。
あと、自分自身、地下生活が普通だったから・・・・・・。自分の目でも、怪しい場所がないか、探してみようかな。


スピネル・クローバルド
■心情
地下コロシアムですか。
何とも悪趣味ですね、人々の争う姿を見るのを楽しむとは。

■行動
WIZ判定の行動

人々から情報を集めてみますね。

とりあえず、町の情報に関して詳しそうな、ご年配の方々と
武器などを扱っていそうな道具屋の店員を
中心に聴いていきますね。

直球で聴いても不審がられるかも知れないですし
まずは世間話から始めますね。
ある程度、警戒を解けたかなと感じたら
本題に切り出しますね。
「こちらの町に、捕らわれている人々が居るとお聞きしましたが
その方々を助けたいと思います。何か情報をご存知でしょうか?」
と『優しさ』を駆使して、情報を得やすい様に好印象を与えておきますね。



 地下コロシアムの話に悪趣味だと眉を顰めるスピネル・クローバルドの隣でペイン・フィンは不思議そうに首を傾げ、呟やいた。
「戦いの何が良いんだろうね? ……よく、分からないな」
 自分に関わりなく、戦う者同士をただ傍観するだけの何が楽しいのだろう。
 ペインとスピネルはそれぞれ聞き込みをする事にした。
「……領主様も前は穏やかな人だったんだけどね。先代の領主様が亡くなって若くして継ぐことになったんだけど、それから、どっかのご高貴な方だかが、出入りするようになってから、人が変わったみたいになっちゃってさ」
 老婦人が声を潜めてスピネルに話をしていた。
「それは大変でしたね。こちらの町に、捕らわれている人々が居るとお聞きしましたが」
 スピネルは町の人と話をし情報を集めていた。世間話から始まって徐々に核心へと迫る。
「……うちの息子は別の町に出稼ぎに行ってるから、大丈夫だったけど、ご近所さんには連れてかれた人もいたねぇ」
「その方々を助けたいと思います。何か情報をご存知でしょうか?」
 老婦人は顔を寄せ声を小さくし、
「滅多なことを言うもんじゃないよ。怖い人が来るよ」
 真剣な表情からスピネルを本気で心配している事が分かった。
「そうですか、あの、せめて、どちらに連れていかれるか噂でもいいので教えていただけたら」
「皆、あまり見ないように家に閉じこもっちまうからね。詳しい場所は分からないよ、でも、声やら物音からすると多分、あっちの方さね」
 彼女は古そうな大きな建物がある方を指さした。
「あんたはきっと、いい子だから、そういうのが許せないんだろうね、優しい子なのが伝わってくるよ。でもね、行こうなんて考えちゃいけないよ」
 スピネルはそれから武器も取り扱ってる道具屋に行ってみた。以前は、半ば店の飾りのようなものだった武器は、今、悪趣味な見物客が買っていくという。
「景気はいいね。高くて見栄えがよくて、威力があるやつを金に糸目つけずにくれってんだから……けど、まぁ、何に使われてるって考えたら、気分は良くないね。武器は金持ちに付いてる従者が持っていくんだ……連中が滞在してる所かい? 先代の領主様が暮らしていた所だよ。場所は……」
 ペインは先代の領主の館の前にいた。町の人々の噂や武装を固めたコロシアムの関係者らしき者の行動を見張るなどして、ここが怪しいと辺りを付けたのだ。
 そこにスピネルもやってきた。
「見物客はここを宿にしているって聞いたわ。コロシアムはまだ見つかっていないけれど」
「多分、それもここだね……この建物の中に地下へ続く道がある、と思う。湿気った匂い、陰鬱な空気を感じる」
「鼻がいいの?」
 いや、とペインは首を横に振る。
「自分自身、地下生活が普通だったからかな、わかる気がするんだ」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

満月・双葉
さて、上手くいくように祈りましょう。
とは言え祈りだけではどうにもならないので…
コミュ力を用いて人々から情報を集めます。
大切な情報は、相手には大切と思わせぬように集めろと教わりました。
なので、悪魔でも世間話をしつつ、その話の中に地下闘技場に繋がる情報がないか内心で細心の注意を払いつつ、ですね。
話しかけるのは、第六感や野生の勘を使い、知っていそうな人を見つけ出して行きましょう。

そしてユーベルコードで捜索も行います。

情報を掴んだら救助活動を行いましょう。
早業と目立たない忍び足でに潜入し、鍵開けを用いて奥に潜り込み、助け出します。
暗視で闇でも動けますかね。

他の猟兵との連携を蜜に行います。


アイン・ローレンス
【SPD】第六感

無理矢理戦わせて自分は高みの見物とは…
いい趣味をお持ちのようですね。気分が悪い。
表舞台に引っ張り出してボコボコにしてあげましょう。

ゴロツキ…となれば酒場も賑わいますよね。
お酒も入れば口も軽くなる、酒場で情報収集です。
街中を歩き回り「第六感」でゴロツキの集まりそうな酒場や、地下にある酒場を探します。

女とバレて絡まれたら面倒ですね、ローブのフードを目深にかぶり顔を隠して潜入。
裏返して紫のローブに、暗がりなら十分溶け込めるでしょう。
目立たないように柱に隠れた席で周りの会話に耳を傾けます。

コロシアムに向かう人が居れば後をつけますが、酒場の店主さんにも話を聞いてみましょう。


ボアネル・ゼブダイ
行動:WIZ

「相変わらず、人々を家畜か何かとしか考えてないようだな・・・傲慢でヘドが出る」
趣味の悪い闘技場がそのままなのは気分が悪いというのは私も同感だ
町の人々のためにも、囚われた者達を解放しなければ

まずはここに住む人々に話を聞いて情報収集を行おうか
特にわざと大けがを負った者達は私が持つグリッグスの鞄で治療して話を聞く
情報を集めるのもあるが、哀れむべき怪我人を見過ごすこともないからな

次いでゴロツキ達とも話をして情報を集めよう
彼らは簡単には口を割らないだろうが・・・医療用具には「色々と」便利な使い方がある
恫喝を交えつつ話して情報を得よう

(他メンバーとの絡みやアドリブ大歓迎)


リヨウ・フロウウェン
【WIZ】
人の命を何だと思っているのでしょうか…。地下闘技場なんて、必要ありません。捕らわれた方達を絶対に救出しましょう!!

捕らわれた方達の無事と救出を成功出来るように【祈り】を捧げ、行動を開始します。
まず、町の方達が良く集まる場所に行き情報収集を。逃げ出そうとする人、わざと大けがをしようとする人達などにもお話を聞くのも良いかもしれません。
ゴロツキさんや悪趣味なお金持ちさん達にはあまり関わりたくありませんので…「そういった人間がよく見うけられる場所」など小耳にはさんだり見た事がある人を探すのも手かと思います。


アドリブ歓迎・絡み歓迎です。



「上手くいくように」
 満月・双葉は祈りをささげる。それから、さて、と呟いた。次は行動だ。
 路上の物売りに品物を見ながら声をかける。何も知らない旅人のように、さりげなく、
「随分、この町は賑わってますね。名物や観光する所でもあるんですか。あるなら僕も行ってみたいのですけれど」
 双葉の顔を見て物売りの男は首を横に振り、
「お客さんはやめといたほうがいいな」
「何でです?」
「一寸刺激が強すぎ……おっと」
 男が何かを見て口を塞ぐ。双葉が振り返ると、背後に鎧を着た男が立っていた。ただの町の衛兵にしては装備が重い。恐らくはコロシアム関係の仕事を担っているのでは、双葉はそう直感する。
「おい。余計なことは言うな」
 双葉は物売りの男に頭を下げ、その場を離れる、それから。
「とっとと探しておいで」
 何かに囁くように告げると、カエルのマスコットが現れ、鎧の男を気づかれぬよう追跡を始めた、双葉のユーベルコードだ。
「おっと、あぶねえ」
 右腕全体に雑に包帯を巻いた大男が、やりにくそうに片手で荷下ろしをしていた。ボアネル・ゼブダイが男に話しかける。
「その怪我、よかったら診させてもらえますか」
 男は躊躇うような様子だったが、ボアネルは続けて言う。
「お金は心配しないでください。放っておいたら動かなくなるかもしれませんよ」
 グリッグスの鞄で治療しながら話を聞けば、やはり徴集を逃れようとした者だった。男は皮肉気に口元をゆがめて笑いながら、
「治らなかったら困るけど、治っちまったら連れてかれるかと思うと怖いんだ。おかしいだろ、こんなでかい図体で臆病でさ」 
「おかしくなんかないですよ。大丈夫、治ります」
 太鼓判を押しつつ、小声で付け足す。
「……治っても大丈夫なようにしますから」
(「人の命を何だと思っているのでしょうか…。地下闘技場なんて、必要ありません。捕らわれた方達を絶対に救出しましょう!!」)
「捕らわれた方達の無事と救出の成功を」
 リヨウ・フロウウェンは祈りを捧げた。それから彼女は店の集まる場所に向かう。店の人や客、町の人々に、できればコロシアムに喜ぶような悪趣味な人とは関わりになりたくなかった。そうして酒を売っている男と話をしていると、コロシアムの客の話になった。
「金払いのいい人らが集まってるみたいで俺もよく高めの酒をおさめに行くんだけど」
「どちらにですか?」
「向こうに見えるお屋敷さ、前の領主様の館、ちょっと怖いけどな」
「怖い?」
「昔も酒を配達することはあったから、表に人が多かった時に、気を利かせて裏口に回ろうとしたら衛兵みたいなのに捕まって、えらい怒られてさ」
「裏に何かあるんでしょうか」
「さてな」
 アイン・ローレンスは酒場に来て、ゴロツキらの様子を観察していた。
女とバレないように、ローブのフードを目深にかぶり顔を隠して、裏返した紫のローブ姿。暗がりとはいえ、有象無象の輩の中に目立たぬよう、柱に隠れた席で周りの会話を聞いていた。
 実際に会場に入れる者はさほど多くないらしく、うわさ話や、どこからか手に入れた参加者リストを使っての賭け事をしているのが大半だ。
 アインは酒場の店主にコロシアムに関わる者は来るのか聞いてみる。
「そうだな。しけた奴が多いけど、たまに用心棒でスカウトされる奴がいるな。そりゃあもう自慢気にコロシアムの様子を話してるよ」
「そうですか」
 と、アインの肩になれなれしく手を置いてくる男がいた。
「コロシアムの話が聞きたいって? 俺も一回見に行ったんだよ、お嬢ちゃんと楽しく酒でも飲みながら話してやろうか」
 男を撃退するのは容易いが、この場で女が暴れるのは目立ってしまうだろう。逡巡している所に、別の男が加わった。
「私もご一緒させてもらおうかな」
 ボアネルだった。
「話を聞かせてもらえるかな、何なら、これでも使いながら」
 グリッグスの鞄を掲げて見せる。中には医療器具。使い方によっては、色々進んでしゃべってもらえるだろう。

 聞き込み、あたりをつけた猟兵たちは地下にコロシアムが備え付けられている館の近辺に集まった。
「相変わらず、人々を家畜か何かとしか考えてないようだな……傲慢でヘドが出る」
 ボアネルは昔を思い出すのか、館に嫌悪の眼差しを向けた。
「表向きは宿泊施設なんですよね、表から入るのは少々手荒すぎますよね」
「裏に何かあるようなことを言っていましたけど」
 アインとリヨウが話し合っていると、双葉が言う。
「館の裏に回りましょう」
 裏手に物置のような小屋が見えた、が、物置にしては人の出入りが多かった。
「間違いない、カエルはこの小屋に入っていきました。ここから地下に繋がっている……潜入します、皆さんも救助を手伝ってくれますよね」
「無論だ。趣味の悪い闘技場がそのままなのは気分が悪いというのは私も同感だからな」
 ボアネルが頷く。
 双葉は早業と目立たない忍び足を駆使し、潜入した。更に鍵開けを用いて奥に行く。
「皆さん、ここに閉じ込められていましたか」
 暗闇の中、いくつにも狭く区切られた仕切りの部屋に人々の姿が見えた。闇であろうと、暗視の能力のある双葉なら問題ない。
 救出された人々を猟兵たちが誘導し、彼らは町に戻る事が出来た。
 コロシアムに来ていたらしいオブリビオンは既に逃げ去っていた。調べてみると、観客席の中でも一番、戦う者たちの姿がよく見え、しかも
豪華な席があった。きっとオブリビオンはこの席を使っていたのだろう。
「無理矢理戦わせて自分は高みの見物とは……いい趣味をお持ちのようですね。気分が悪い。表舞台に引っ張り出してボコボコにしてあげましょう」
 アインは拳を握り締め、誓いを新たにした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 冒険 『不夜城に攻め入れ!』

POW   :    力づくで侵入する。

SPD   :    隠密に侵入する。

WIZ   :    侵入の経路を探す。

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
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 苦戦🔵🔴🔴
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 猟兵たちが侵入し、人々を解放していた頃、領主とオブリビオンはコロシアムの中にいた。
「ああ……折角人を集めたのに。お客様に何て説明すれば」
 領主が動揺する隣でオブリビオンは、つまらなそうに席を立ち、
「やれやれ、厄介な、私はこの辺で避難させてもらいましょう」
「避難、どちらへですか」
「勿論、お前の館ですよ」
「私の館にですか?」
「そうとも、何か問題でも?」
 オブリビオンがそう言って、じっと、領主を見た。
「ヒッ!」
 一瞬だけ、恐怖に全身を震わせたが、領主はすぐに目の表情を失わせ、こうべを垂れ、オブリビオンに従順な態度をとる。
「おおせのままに」
「あそこなら万が一、私を追ってくるような酔狂な者がいても、しっかり防御してくれるでしょう、入口の跳ね橋は上げてしまって、衛兵たちも、もういらないなら、館の周囲を警備させておきなさい、わかったね」
「はい、かしこまりました」
「お前も来るかい」
「はい、是非、是非ご一緒させてください!」
満月・双葉
【WIZ】
潜入にかんしても師匠に鍛えられました。
さて、上手くいくよう祈りましょうか。

他の猟兵と連携できることがあれば連携して行います。
先ずは地形の把握を行い、暗視と視力で暗くても視界は確保出来ましょう。
忍び足と見立たぬ動き、早業を用いて探索しましょう。
後は、カエルのマスコットにも創作して貰いましょうか。
危機管理、逆に行けそうかとかは、野生の勘や第六感で補います。
見張りは騙し討ちで昏倒させておきますかね。
または遠くからスナイパーで撃ち抜きましょう。撃ったら場所を把握されないようにダッシュで移動…早業でいきますよ。

見つかりそうならダッシュで退避しましょう…逃げ足は速いんですよ。


ボアネル・ゼブダイ
行動:WIZ
「囚われた人々は救い出せたか。後は領主を操る外道を討つだけだな」
まずは侵入経路を探すために使えそうな隠し通路や抜け道を探そう
領主が住むような館なら、万が一のための脱出経路があるはずだ
なので怪しい場所を私の野生の勘で調べて探し出す
侵入に成功したなら、零れ落ちる深淵を使い辺りを探索しながら衛兵達と鉢合わせしないように目立たず慎重に進もう
万が一鉢合わせしたら、早業でグリッグスの鞄から医療用麻酔薬を取り出し相手を一時的に無力化する
私達が討つべき敵はオブリビオンであり、この地に住まう人間達ではないからな
他の猟兵がいたら彼らとも協力し円滑に作戦を進めよう

(他メンバーとの絡みやアドリブ大歓迎)


リヨウ・フロウウェン
【WIZ】
無事に捕らわれている方達を救出出来ました。後はオブリビオンを退治するだけ。ですが、館に逃げたようですね…ふむぅ…

侵入の経路を隈なく探そうと思います。
館の周囲は衛兵が警備しているとの事なので、見つからないように物陰などがあったら隠れつつ慎重に行きましょう。
衛兵の方達が出入りしていると所などがあればいいのですが。

衛兵の方達に見つかってしまった場合はユーべるコード「剣の弾丸(ソード・ブレット)」で【武器受け】と【衝撃波】を駆使して、地面や壁に撃ち込み、直撃させずに行動不能に出来ればと思います。

アドリブ歓迎・絡み歓迎です。


ペイン・フィン
・・・・・・さて、
皆がどんな方法でいくのかは分からないけど、
自分はなるべく、目立たない方法で行こうかな・・・・・・。

隠密に侵入に挑戦。
目立たない、とか追跡とかを使っていこう。
見つかったら、素早く気絶攻撃。
なんなら、そのまま変装していっても良いかもしれないね。
ただ、あまり先走りすぎないようにしよう。
なるべく皆と合流してから、戦えるようにしておきたいな。


アイン・ローレンス
【SPD】第六感、属性攻撃
お次は籠城ですか…でもこの城の中にオブリビオンはいるんですね
一緒にいる領主さんを助け出す必要もありますかね

力づくで入ろうと目立つ人がいたらその隙に「生命の鞭」で上層階から侵入
【第六感】を頼りに領主のいそうな部屋を探す

もし城内に衛兵が残っていたら
複数人には鞭に麻痺属性を纏わせて振るいます
ちょこっとピリッとするだけです、事が終わるまで眠っていて下さいね
一人だけなら「賢者の影」を発動
「あなたは領主のいる部屋をご存じですか?」
嘘はつかない方が良いですよ?痛いだけではすまないので…
ちょっと手荒ですが、オブリビオンは責任を持って退治しますのでお許し下さいね



 闘技場の人々がそれぞれの家に戻ったのを見届けた後、ボアネル・ゼブダイはオブリビオンが潜む館の方を見、呟いた。
「囚われた人々は救い出せたか。後は領主を操る外道を討つだけだな」
 猟兵たちが領主とオブリビオンが逃げた先に向かう。
「この館に逃げたようですね……ふむぅ……」
 少し離れた位置からリヨウ・フロウウェンが腕組みし、館の全貌を確認しながら言う。
 跳ね橋は上げられ、入口は閉じている。しかし、
「領主が住むような館なら、万が一のための脱出経路があるはずだ」
 満月・双葉は捜査に向かう人たちの背に皆が、そして自分も上手くいくようにと祈りを捧げ、動き出す。
 師匠に鍛えられた潜入術を思い出しながら、まずは地形の確認、暗視を維持し、確実な行動に努める。
 ペイン・フィンは目立たぬよう慎重に移動を試みる。それでも、衛兵の数は多く、なかなか、警備の隙間を縫うのは難しい。
 タイミング悪く移動した瞬間に衛兵が彼の動きに気づき、草陰に潜む彼に向かって槍を持ったまま近づいてくる。
「貴様、侵入者……ぐっ」
 咄嗟にパルススタンガンで気絶させた。倒れた衛兵の姿を見て、待てよと彼は呟いた。  
「これは使えるかもしれないな」
 ボアネルは館の中を見回す。
「侵入は成功したが、これからどうするか……深淵を渡りし異相の精霊よ、盟約により我が名の元にその力を示せ」
 ボアネルは目立つことのない形を持たぬ粘液を召喚し、それに警戒の役割を託す。
 館の外から探りを入れている双葉の隣にいるアインが鞭を手にしながら独り言のように、
「目立つ動きがあれば、乗じて侵入するのですけど」
 でしたらと双葉が跳ね橋の脇の見張りを指さし、
「あの辺の見張りを撃てば楽になりそうですね」
 言うなり、双葉は銃を構え、スナイパーの能力で数人撃ち、無力化させる。
「やられたぞ。あっちか!」
 他の衛兵が双葉の方に向かう。双葉がアインに告げる。
「あなたはこの隙に潜入してください」
 大丈夫かと心配気に見るアインに、双葉は口の片端を上げ、 
「適当に巻いたら、合流します……大丈夫、場所を特定されるには及びません。逃げ足は速いんですよ」
 双葉がひきつけている間、アインは手薄になった地点から生命の鞭を振るい、侵入を果たす。
それから館にある装置を作動させ、跳ね橋を下げた。
 リヨウは侵入の経路を探ろうと物陰に隠れ、慎重に、しかし、隈なく探していく。
 衛兵が小屋に入るのが見えた。
「あそこが出入りに使われている、館への? いや、衛兵たちの小屋か」
 と、にわかに館の入り口が騒がしくなった。跳ね橋が下ろされている。
 小屋にいる数人の衛兵が救援に向かおうと動きを見せだした。
「いけない……!」
 リヨウがユーベルコードを唱える。 
「煌めく星の光を宿し、我が敵を討て……剣の弾丸!!」
 あえて地面に向けて、剣を放った。今回は衛兵はただ命令に従っているだけ、倒したくはない。できる限り、衛兵への直撃を避け行動不能を狙ったのだ。
 その成果を確認してから、リヨウは呟く。
「私も向かわなければ」
 アインが侵入し、部屋を探ると、衛兵姿の男が現れた。素早く、鞭を構えると、男は片手でアインを止めるようにして、言う。
「待って、待って」
 見れば、先程の衛兵の鎧を奪い、身に着けていたペインだった。
「領主さんを探しているのだけれど、できれば助け出したいんですけれど」
「自分もわからないけど、そうだな……」
 零れ落ちる深淵で彼らを見つけたボアネルも顔を合わせ、話し合う。
 と、靴音が聞こえた。巡回している衛兵だろう。アインとボアネルは身を隠し、変装したままのペインが声をかけた。
「領主様の所にはもう行ったか?」
「いや、まだだが……」
「だが場所を知ってはいるようだな」
 やりとりに違和感を覚え、衛兵が問う。
「あれ、お前は誰だ? 見かけない顔のようだな」
 剣を構えようとした衛兵の前に立ち、アインが問う。
「あなたは領主のいる部屋をご存じですか?」
 その言葉と共に、伸びた影が衛兵に纏う。
「な、どういう事だよ、聞かれたってそんなの」
 おびえたように、できるはずもないのに影を振りほどこうとする衛兵にアインは重ねて告げる。
「嘘はつかない方が良いですよ? 痛いだけではすまないので」
「領主様の部屋は……」
 衛兵が経路を口にすると、影が彼から離れていった。
「よかった、嘘ではなかったようですね」
 衛兵が白状したのは、恐らくは彼らの想像外の力への恐れと、それと様子がおかしい領主への不信感もあったのかもしれない。
 衛兵が戸惑いながらも、彼らへの攻撃を再開しようとするよりも早く、ボアネルがグリッグスの鞄のから取り出した麻酔薬で眠らせる。
 ボアネルが言う。
「私達が討つべき敵はオブリビオンであり、この地に住まう人間達ではないからな」
 倒れた男にアインも重ねて告げた。
「ちょっと手荒ですが、オブリビオンは責任を持って退治しますのでお許し下さいね」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

後藤・吉丁
こっそり慎重に、ってのはどーにも性に合わないけど、我儘は言ってられないよねぇ。
アタシなりに頑張ってみるさ。

衛兵がいるんなら、ある程度は連絡の為に出入りしたり、決まった道を巡回してるだろうね。
そして出入りできる場所は見回ってるはず。
よく使ってる道なんかは、地面の感じが違うだろう(技能:地形の利用)
周囲を警戒(技能:聞き耳、視力、暗視)しつつ、その道沿いに入れそうなトコを探すよ。
人が来たら隠れるか、ユーベルC『甲の鞘』で姿を消すよ。

入れそうな場所に見張りが居たら、ちと離れた場所で物落とすなりで気を引いてるうちに、ユーベルCの透明状態ですり抜けて入り込んだりしようか。

※アドリブ、他の方との絡み:歓迎


ボアネル・ゼブダイ
SPD:隠密に侵入する。

領主の部屋へのルートは確認できたな
首魁の元まで後一歩と言う所か

だがここで騒がれては元も子もない
引き続き衛兵達と接触しないよう目立たず注意しながら進むとしよう

零れ落ちる深淵で前方を確認しながら進むことはもちろんだが
どうしても衛兵との接触を避けられないのであれば私の赤光の邪眼を使う
騒がれる前に魔力を込めた視線で催眠状態にして、その場から退くか私達を通してもらえるようにお願いをしよう

我らの邪魔をするとはいえ彼らもまたオブリビオンの暴虐の犠牲者だ
なるべくなら傷を付けたくはない

他の猟兵がいたら引き続き彼らとも協力し円滑に作戦を進めよう

(他メンバーとの絡みやアドリブ大歓迎)



 後藤・吉丁は館の近辺に着くと物陰から周囲の様子をうかがった。
「やっぱり衛兵がいるね」
 警護している者たちが多いなら、逆にとばかり彼女は物陰に潜みつつ彼らの動きを探る。警備する者、報告する者、指示する者。それぞれの動線が見えてくる。
「それなら、この辺りか……」
 自身の能力を用い、衛兵らに気づかれぬよう十分に警戒しながら、地を見定めると衛兵たちが行き来してる形跡が認められた。更に辿っていくと館への出入り口は見つけられた、が、
「入り口には見張りか、まぁそうだろうさ」
 吉丁はそう呟くと、草むらにわざと大きな音が立つように石を投げ入れながら、ユーベルコード『甲の鞘』を発動させ、姿を消した。甲の鞘をもってしても完全に物音を立てないことも、気配を消す事もできるわけではない。
 だが姿は完全に見えないまま。ましてや衛兵たちは普通の人間。彼女は草むらを通り抜け、見張りの脇をも容易くすり抜ける。
 館に入り、強い疲労を感じながら、ユーベルコードを解く。と、
「そこに誰かいるのか」
 運悪く、衛兵が吉丁を見つけ、近づいてくる。
「くっ」
 もう一度、疲労覚悟で姿を消すか、一瞬の躊躇、そこへ、
「大丈夫だ」
 そう言って彼女と衛兵の間に割って入ったのは同じ猟兵のボアネル・ゼブダイだった。
 衛兵に声を上げさせる間もなく、ボアネルは衛兵の目をじっと見る。
 赤光の邪眼。ボアネルの魅了の魔術を込めた視線に魅入られたように、表情を失い、立ち尽くす。しばらくはそのままでいてくれるだろう。
「我らの邪魔をするとはいえ彼らもまたオブリビオンの暴虐の犠牲者だ。なるべくなら傷を付けたくはない」
「同感、助かった」
 吉丁は礼を言うと、続け確認するように問う。 
「もう館の中に入ってる猟兵はいるんだね」
「ああ、領主の部屋へのルートも確認できた、できるだけ衛兵達と接触しないように向かおう」
 ボアネルは零れ落ちる深淵、さながらアメーバのような物体を先に行かせ、警戒しながら進んでいく。
「こっそり慎重に、ってのはどーにも性に合わないけど、我儘は言ってられないよねぇ、ま、アタシなりに頑張ってみるさ」
 肩をすくめながら、吉丁が言った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『子ども遣い『チャイルドマン』』

POW   :    理不尽な言いつけ
【攻撃】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    財産喰らい
自身の身体部位ひとつを【対象の親もしくは同じくらい信頼している人】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ   :    操り人形
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【一時的に幼い頃の姿】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はステラ・リトルライトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵たちが重い扉を開けると、そこは確かに領主の部屋だった。広く、調度品によって飾り付けられている。
 そこにいたのは、まだ若き領主と、オブリビオンの子ども遣い『チャイルドマン』。
「ここまで来ましたか。やれやれ、しつこい。お前、少しお相手してあげなさい」
 オブリビオンは呆れたように言うと、領主の背中を押し、猟兵らの前に出させる。領主は震えながらも、大きな剣を猟兵たちに向かって構える。
「何を考えている? 領主が猟兵の相手などまともにできるはずないだろ」
 猟兵の問いに、
「わかっていますよ、ただ、幼き弱きものが私の命令に抗えず従う様子は面白い。お前たちが、その男を倒したら、次には私が出てあげましょう」
 オブリビオンはニィッといやらしい笑みを見せた。
満月・双葉
邪魔ですよへちゃむくれ。巻き込まれる前に失せたらどうですか。嫌なら仕方ありませんね。
恐怖を与え、催眠術をかけ、戦闘意欲を完全に失わせた後、医術の知識をもちい、人体への悪影響を最小限にするように心がけつつ隅に吹き飛ばしておきます。でも、死んでもまぁ、自業自得では?

本丸に関しては、ユーベルコードで恐怖を与え、足を止めさせた後、スナイパーを使用しお兄ちゃんの銃で目潰しを狙い、また相手の動きを見切り、動けなくなるのに必要なだけ生命線を経っておきましょうか。
あと別に、消えた命の幼い頃とかどうなろうと知ったこっちゃないので。

他の猟兵との連携を重視し、武器の投擲なども含めた援護射撃を主軸に動きます。


スピネル・クローバルド
🔴で真の姿になる。
真の姿は、髪の先の方の色が赤く染まる。

■心情
領主を操るなんて、とても卑怯なチャイルドマンですね、
ですが、どんな手段で来ようとも負けませんよ。

■行動
WIZ判定の行動

領主は、殺さない様に注意しておきますね、
また、操り人形として操られない様、気絶もさせない様に
『武器落とし』で無力化しておきます。

その後、私は主にチャイルドマンを狙って攻撃しますね。
『ジャッジメント・クルセイド』を高速詠唱して
属性攻撃で光属性を強化して、全力魔法で攻撃します。

戦闘後、領主は優しさとコミュ力で安心させ
医術を駆使して、応急手当しておきますね。



 スピネル・クローバルドは髪先が赤色に染まった真の姿でオブリビオンを見据える。どんな手段で来ようとも負けまい、決意の視線を目の前の領主を通り越し、背後のオブリビオンに向ける。
「き、貴様ら、まずは私が相手するぞ」
 剣を持ち、いきり立つ領主に軽蔑の眼差しを向け、満月・双葉は言い捨てる。
「邪魔ですよへちゃむくれ」
「へちゃ……今、なんと」
「へ・ちゃ・む・く・れ。巻き込まれる前に失せたらどうですか」
「馬鹿にするな。私とて剣の嗜みぐらいあるのだぞ!」
 双葉は呆れたようにため息をつき、
「嫌なら仕方ありませんね」
「くらえー!」
 領主はどたどたとスピネルに駆け寄り、剣を振るう、が、
「おっと」
 彼女は難なく避ける。それと同時に手持ちのメイスを振るい、領主が持っている剣を叩き落とす。 領主が再び、オブリビオンに操られ、戦闘に駆り立てられないように。
「痛っ……うわわ……」
 よろけた領主の鼻先に突き付けられたのは、双葉のマスケット銃
「ひっ!」
 恐怖にひきつった声を上げ、尻もちをついた彼に双葉は顔を近づけ、領主の目を見、重ねて催眠術をかける。
「僕たちとの力の違いはわかるだろう。これ以上の戦闘は無意味だ」
「……はい」
 完全に戦意も感情も薄れた表情で領主は頷く。
「ならいい」
 言葉と共に、部屋の隅へ吹き飛ばした。
「ええ?!」
 驚くスピネルに双葉は言う。 
「たいした怪我がない程度にはしておきました、一応。でも、死んでもまぁ、自業自得では?」
 双葉がそっけなく言う。守るべき領民たちを虐げてきたのは事実だから。
「生きてはいるみたいですね」
 スピネルが部屋の隅を見やり、言う。戦闘が終わったら、心のケアと応急手当ぐらいはしてあげよう、そう思いながら前に向き直る。
「ふ、ふん、どうせ、ただの人間など、あてにはしていませんでしたよ」
 そんな負け惜しみに付き合うつもりはないとばかりに、双葉はチャイルドマンを睨む。彼女の視線は相手に恐怖を巻き起こす。
「くっ、これきしの事で……」
 チャイルドマンは一瞬身をこわばらせるが、動きを止めるまでには至らない。
「なるほど、なかなかしぶとい」
 双葉は動揺することなく、お兄ちゃんの銃を構え、他の猟兵たちの援護の位置に立つ。
(「卑怯者には負けませんよ!」)
 スピネルが真っ直ぐチャイルドマンを指さし、詠唱する。ジャッジメント・クルセイド、頭上からの光がチャイルドマンを貫く。
「……くそが。好き放題してくれますね」
 オブリビオンは苦痛に腹を押さえ身をかがめながら、横目で扉を見やる、と。ビシュッ。オブリビオンの足元に双葉の放った弾丸がめり込んだ。
「何度も逃がす気はないですよ」
 猟兵たちの遠慮のない攻撃にチャイルドマンは明らかにダメージを受け、追い詰められていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ボアネル・ゼブダイ
「ふむ…領主も退場し、残るは貴様一匹か
ならば、手早く駆除を行わなければな」

人工血液セットで吸血し血呪解放を発動
上昇させるのは攻撃力
コ・イ・ヌールの刀身を伸ばしなるべく奴の手が届かない場所から攻撃を行う

「その傷は、貴様に蹂躙され続けた者達の怒りの、ほんの一片だ
その痛みで己の罪深さを自覚するがいい」

理不尽な言いつけには気をつけるが…万が一受けた場合は多少のダメージは覚悟して即座に反撃
蓄積したダメージは生命力吸収攻撃で補いながら戦う

「貴様が散々弄んできた者達が受けた痛みと苦しみ
その身で存分に思い知るがいい」

一応、領主の方にも気を使っておこう
奴が人質に使う素振りを見せたら2回攻撃などで動きを止めて防ぐ


アイン・ローレンス
【POW】
赤丸で真の姿に:
瞳と毛先が血のように赤く染まる
目付きも鋭くなり、攻撃的に

くそなのも好き放題してくれたのもそっちよ
高見の見物から引きずり下ろされた気分はいかが?
散々遊んで満足したわよね、消えなさい

この期に及んでまだ逃げる気なの?呆れた…
いざとなったら翼で空に逃げてやるとか考えてそうね
攻撃手段と、ついでに機動力も奪ってあげましょうか

持ち前の運動能力と【第六感、聞き耳】で敵の攻撃を【見切り】一気に距離を詰める
「風前の灯火」逆手に構えた短剣で人形を一突きし【範囲攻撃】で操り糸共々バラバラに
【2回攻撃】でそのまま翼も風を纏った短剣で狙う



 ボアネル・ゼブダイは室内を軽く見まわし、それからチャイルドマンに目を向けた。
「ふむ……領主も退場し、残るは貴様一匹か」
「一匹、ですと? この私を誰だと」
 チャイルドマンは怒りに声を荒げるが、
「ならば、手早く駆除を行わなければな」
 ボアネルはそれを無視し、人工血液セットからの血を用い、血呪解放を発動させた。
「血の香りに狂う忌まわしき半身よ……人の理を外れた悍ましき吸血鬼の力よ……我が正義を示すためにその呪われた力を解放せよ」
 言葉と主に、ボアネルの攻撃力が上がっていく。
 チャイルドマンと対峙したアイン・ローレンスは真の姿を見せていた。彼女の眼は毛先は、血のような赤で染まっている。
「くそ? 好き放題してくれた? どちらもそっちの事じゃない」
 真の姿を現したためか、目つきは鋭く、言い様も遠慮のない攻撃的なものとなる。
「高見の見物から引きずり下ろされた気分はいかが?」
 傷を負うオブリビオンに蔑むように言うと、短剣を構え、言葉を続ける。
「散々遊んで満足したわよね、消えなさい」
「ええい、黙れ。お前たちこそ!」
 チャイルドマンが振り回した腕がボアネルに当たる。にやりと笑い、ボアネルを指さし、命令を下す。
「そのまま、動くな!」
 ボアネルは眉をわずかにしかめながらも、オブリビオンの言葉に逆らう。彼の首筋に傷口が出来、そこから血が噴き出す。構わずに剣を構え、間合いに飛び込むと、オブリビオンに剣を振り下ろす。オブリビオンから受けたダメージは生命力吸収で取り戻す。
 うぅとくぐもったうめき声をあげるチャイルドマンに、言い放つ。
「その傷は、貴様に蹂躙され続けた者達の怒りの、ほんの一片だ。その痛みで己の罪深さを自覚するがいい」
 猟兵たちの様子をうかがうように周囲を見るチャイルドマンにアインが問う。
「この期に及んでまだ逃げる気なの?」
「簡単に逃げられるなど思っていませんよ。だが、領主がいる。せめて、あの男を盾にして……?!」
 領主のもとに駆け寄ろうとしていたチャイルドマンは驚きに言葉を詰まらせる。 一度、自分を斬った後に素早く自分から距離を置いたはずのボアネルの剣の切っ先が自分に向けられている。
「それはもう読んでいたよ」
「な、ぐあ!」
 チャイルドマンを再び斬ったのは、光剣、コ・イ・ヌールの長くのばされた刀身だった。
「ま、まだです、せめてこの場を離れ、態勢を整えなおせば……」
「呆れた……」
 もう言葉すらかける気にならないとアインは首を横に振ると、短剣を手に、チャイルドマンの動きを見切り、一気に距離を詰める。
「くそ、早い」
 怯み、動きが鈍くなるチャイルドマンの隙を見逃さず、彼女は短剣を逆手に構え、彼の操る人形に突き刺す。と、範囲攻撃の力で操る糸が断ち切られ、人形があたかも本当に命を失ったかのようにオブリビオンの手を離れ、地に落ちた。
「私の可愛い人形が」
「まだまだ!」
 アインは続けて、オブリビオンの翼を狙い、風の精霊を纏わせた短剣で下から切り上げる。
 バサリ。片翼が落ち、窓から空への逃走も不可能となった。オブリビオンはじりじりとおびえたように後ずさり、ついに壁に背をつける。
 「ゆ、許してく……!」
 オブリビオンが命乞いを最後まで言う前に、アインの短剣とボアネルの光剣がその体を貫いていた。
「貴様が散々弄んできた者達が受けた痛みと苦しみ、その身で存分に思い知るがいい」
 オブリビオンは白目をむくと壁にもたれたまま、ずるずると、くずれ、息絶え、そして消えていった。

「領主は大事ないようだし、あとは衛兵たちに任せましょう」
「そうだな」
 オブリビオンの支配がとければ、恐らく領主は正気に戻るだろう、そうすれば、きっと町は元の平和を取り戻すはず、町の人々に笑顔が戻りますように、そんなことを祈りながら、猟兵たちはこの世界を去るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月09日


挿絵イラスト