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居なくなったにゃんこが一匹だと思うなよ?

#スペースシップワールド

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#スペースシップワールド


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●スペースシップワールド
 かつて悪辣な銀河帝国との戦いで、全ての居住可能惑星を失った宇宙世界スペースシップワールド。
 人々は無数の巨大宇宙船に乗って、日々の生活を送っている。
 ところが、何故か滅びたはずの銀河帝国が復活し、人類の生き残りを殲滅しようとしていた。

●宇宙船『ニャンダーワン』
 居住区に居たはずの猫が動力室に迷い込んでしまった。
 しかも、いなくなった猫は、一匹ではない。
「ウチのタマが……」
「アタシのポチが……」
「俺のジェームスが……」
「貞夫マイルド武志が……」
「「「「居なくなってるぅ~!」」」」
 これは事件ッ!
 事件であるッ!!
 このままでは動力室がにゃんこ達によって占拠され、独立王国が出来てしまいそうな勢いだった。
 そんな事になれば、みんな困るッ!
 ……すごく困るッ!
 まさに助けてプリーズな状況であった。

●ガジルからの依頼
「みんな忙しい中、集まってくれてありがとうね」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が、猟兵達を前にして今回の依頼を説明した。
 やる事は、簡単。
 動力室に迷い込んだ猫達を見つけ出す事。
 ただ、それだけである……!
 故に簡単。
 実にシンプルッ!
 場合によっては、猫的な何かが襲い掛かって来るかも知れない。
 もしくは猫達を虜にしている何かがあるかも知れない。
 その事を踏まえた上で、動力室に迷い込んだ猫達を見つけ出す事が、今回の目的であるッ!


ゆうきつかさ
 今回のシナリオはネタシナリオです。
 失敗はしません。
 迷うことなく、ネタに走ってください。
 何も恐れる事はありません。
 ただ、猫だけの事を考えて、GOです!
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第1章 冒険 『にゃんこバンバン』

POW   :    とにかく驚かせて危険な場所から逃がす

SPD   :    猫を追いかけて捕まえる

WIZ   :    おやつやおもちゃでおびき寄せる

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

イルナハ・エイワズ
おやつとおもちゃをいろいろと用意して挑みましょう
相手は強敵ですから私の記録している知識を活用し
どのように接近して対処するかをきっちりと把握して向かいます

敵は手ごわいのでユルと協力して挑みます
ユルも頑張ってくれたらおやつをあげますから、がんばってくださいね?

おもちゃで誘惑し
おやつで手なずけましょう
猫はこういう風にしてあげると喜ぶのですね

心を許してくれたら動物会話で情報収集も行っておきます
他の仲間がどこにいるのか
何故ここに来たのかなど
有用な情報を得られるかもしれません


バッカンボー・パディストロー
オー、まずハとにかくネコを見つけれバ良いのですネー?ナラバ、こういうのハ如何デショウ!

ワタシは【天候再現装置召喚】を使用しマス!本来なら天候再現の為のフライングソーサーですガ、今回はその機能は使わず、ネコのおもちゃとして活用してみマス!ネコが潜んでいそうな場所の近くニ、いろんな動きデ飛ばしてみまショウ!

空飛ぶ円盤が近くをフラフラしていれバ、思わず飛びかかるネコもいるでショウ!一撃で消えるのデ、爽快感も抜群デース!

ウマイコト此方に誘導できれバ確保出来ますシ、ネコが遊んでいれば他の方ガ見つけやすくなるでショウ!ガンバリマース!

「ン?ツチノコサン、あの辺りにいそうですカ?」


狐宮・リン
これほどのねこちゃんを惹き付ける……、何があるのかはわかりませんけれど……!!
動力室は危ないですからねこちゃん達には移動してもらいませんと!!

【稲穂の守り神】を使用し金の狐(イナホ)に騎乗しながらねこちゃんを生い立てます。
気分は放牧民族ですね!

ちなみに追われる側の気持ちとか、何でここに集まってるのかとか【獣奏器】(龍笛)を吹いて意志疎通をはかろうかと!!


大神・狼煙
まずは飼い主達に猫の好物を確認

いつも食べてるオヤツなどがあればもらっておく

やはり普段から食べているものの方が寄ってくるはず

オヤツで誘き寄せ、姿を見せたら猫じゃらしを揺らして更に誘う

そして次のオヤツの場所へと誘いこむのだが……行き着く先は猫用キャリーバッグの中!

素早くファスナーを閉めて確保

「モフモフ……」

捕まえたからにはモフりたい

でも、今は仕事中だから……!

そう自分に言い聞かせて……たはずなんだけど、逃さないよう注意しつつ、バックにオヤツを入れて、頭をナデナデモフモフしているかもしれない

「仕方ないじゃないか、猫が可愛いのがいけないんだ……!」


誰も聞いてないのに、言い訳しながらモフモフモフモフ


セルマ・エンフィールド
【SPD】使用

猫ですか。ダークセイヴァーではあまりいませんでしたが、かわいいですよね、猫。
……まぁ、私はなぜか猫に嫌われる方なようで、向かい合えば威嚇され、餌を出せば奪い取って去って行き、抱き上げようものなら引っ掛かれますが。

というわけでおびき寄せる方法は使えそうにありませんし、追いかけて捕まえるとしましょう。

とは言っても全力で逃げられては追いつけませんし……ここは【アイスリンク・バレット】の出番ですね。
もちろん当てるようなヘマはしません。ちょっと足元を凍り付かせて滑らせるだけです。


……もしかして、こんなことをしているから猫に嫌われるのでしょうか。


星宮・亜希
猫ちゃんを助ければいいんですね、救助活動は得意ですよ!
世界知識と情報収集で猫ばんばんなるものがあるのはわかってます!まずはアッカの柄を使って猫が潜んでそうなところを勇気を出してばんばんと軽く叩いてみましょう!場所や強さは第六感で適当に決めます!
「バンバン!猫バンバンバンです!」
これで猫さんが驚かない場合は属性攻撃を利用して動力室内にこれまた壊れない程度の突風を巻き起こし猫さんたちを驚かせるよう試みます。
猫さんはきっと宇宙船生まれ宇宙船育ちなので風というものに不慣れだと思うんですよ!だから私の風で驚いて飛び出すって寸法です!風使いの本領発揮ですね!


願祈・廻璃
WIZ

何故か猫さん達が自ら寄ってきてくれるのですよね。
猫さんが好きなのは巡瑠も一緒なのに何故でしょう?

巡瑠が追い出し役をしてくれるなら、私は動力室の入り口で猫さん達を外に逃がしましょう。
巡瑠から逃げてきた子達をどんどん居住区の方に戻していきますね。
(不満そうな巡瑠の様子を見て)後で猫さんを可愛がるのに協力してあげますから、
今はこの子達のためにも頑張りましょう?巡瑠、ファイトです!

猫さんが好きそうな食べ物や遊び道具があったりするのでしょうか?
でも動力室に置く様なものって何でしょう?
ある程度猫さん達の誘導が出来たら、巡瑠と一緒に原因を探してみましょうか。

(巡瑠と同行します。アレンジも大丈夫です。)


カレン・ナルカミ
動力室ってことは、都市伝説で聞く波〇砲とかあるのかしら、すっごいワクワクしちゃう♪
猫を保護するのよね。わかってます
回転部分に巻き込まれてミンチ肉なんて状況は防ぎたいです

猫を捕まえるには、猫の気持ちになりきるって事で
【狐】に 変 身!
いざ、キャットハントに出発♪
人の手が届かない場所に逃げ込んだ猫の首根っこを咥えて
安全な場所まで運び出しますわ
大人しくしないと食べちゃうぞ
おやつを配ってる場所まで猫を運んだりもします
猫とおやつを交換なのです
逃げる猫ちゃんは追いかけっこで、あはは、まて、こいつぅー♪
壁ドン。もしくは、床ドンでフィニッシュして捕獲しますわ
猫ちゃんに話しかけて何があったのかも聞いてみますわね


願祈・巡瑠
POW

私だって猫を可愛がりたいのに何故か逃げていくのよね……。
猫が勝手に寄ってくる廻璃が羨ましいわ。

残念な事に、今回はそれが役に立ちそうね。
猫達が動力室に溜まっているというのなら、
私が動力室を歩き回れば猫達は勝手にここから逃げていく訳でしょ?
……追い出し役とはいえ、自分で言ってて空しくなるわ。

とはいえ、猫達の安全と飼い主のためにもしっかりと頑張るわよ。
こら!こんな所に屯ってないで、早く居住区に戻りなさい!

それにしても何でここに集まってきているのかしら?
猫が暖かい所を好きなのは知っているけど何か関係があるのかもしれないわね。
動力って聞くと何か暖かそうなイメージだし。

(廻璃と同行、アドリブOK!)



●宇宙船『ニャンダーワン』:動力室
「動力室ってことは、都市伝説で聞く波〇砲とかあるのかしら? すっごいワクワクしちゃうけど、それよりも今は猫を見つけ出さないとね。このまま動力室の回転部分に巻き込まれて、ミンチ肉になるような状態は避けたいし……」
 カレン・ナルカミ(焔桜の糸遊狐・f02947)はいなくなった猫達を捜すため、他の猟兵達と一緒に動力室にやってきた。
 動力室の中は適温に保たれており、まるでコタツ状態。
 何やら上手い感じで熱いところと冷たいところが同居しているらしく、猫達にとってはパラダイスのように思えた。
 しかも、何やら波動〇っぽいモノもある。
 一体、何に使うのか分からないが、漢のロマンであるドリルもあった。
「……猫ですか。ダークセイヴァーではあまりいませんでしたが、かわいいですよね、猫。……まぁ、私はなぜか猫に嫌われる方なので、向かい合えば威嚇され、餌を出せば奪い取って去って行き、抱き上げようものなら引っ掛かれたりしてますが……」
 セルマ・エンフィールド(氷の狙撃手・f06556)は何処か遠くを見詰めながら、深い溜息を洩らした。
 この時点で、猫を見つける自信がない。
 先程から何やら気配を感じているものの、まったく猫達が顔を出す気配がない。
 おそらく、猫達も警戒しているのだろう。
 何やら、ピリピリとしたムードだけは、こちらにも伝わってきた。
「私も猫を可愛がりたいのに何故か逃げていくのよね……。猫が勝手に寄ってくる廻璃が羨ましいわ」
 願祈・巡瑠(祈り巡る神殺・f04944)も、同じように溜息をもらす。
 残念ながら、今回はそれが役に立ちそうな気もするが、素直に喜んでいいのか微妙なところである。
「確かに、何故か猫さん達が自ら寄ってきてくれるのですよね。猫さんが好きなのは巡瑠も一緒なのに何故でしょうか?」
 それとは対照的に、願祈・廻璃(願い廻る神秘・f04941)が、不思議そうに首を傾げた。
 別に巡瑠と違う事をしている訳ではないのだが、何故か異なる反応を示すため、何か理由があるのかも知れない。
「まあ、猫の飼い主達から、好物を聞いてきたから、何とかなるだろ」
 大神・狼煙(コーヒー味・f06108)が、一定間隔でオヤツを置いていく。
 中には『これが……オヤツ?』と言う食べ物もあったが、この状況で飼い主達が嘘をつく訳が無い為、おそらく大好物なのだろう。
「どうやら、警戒しているようですね」
 イルナハ・エイワズ(挟界図書館の司書・f02906)がドラゴンのユルと協力しつつ、ゆっくりとエンジンの後ろに回っていく。
 それと同時に『何か』がサッと動いたものの、それが何なのか分からない。
 おそらく、猫……。
 もしくは猫っぽい何かである。
「それにしても、これほどのねこちゃんを惹き付けるモノって……」
 狐宮・リン(妖狐の若女将・f03275)も反対側から回り込み、『何か』の行く手を阻もうとした。
 しかし、そこには『何か』の姿はなく、頭上辺りで気配がした。
 もしかすると、リンの気配に気づいて、『何か』がエンジンの上に飛び乗ったのかも知れない。
「とにかく、猫ちゃんを助ければいいんですね、救助活動は得意ですよ! それに世界知識と情報収集で、猫ばんばんなるものがあるのはわかってます!」
 星宮・亜希(双星の守護天使・f00558)が聖槍アッカの柄を使い、猫が潜んでいそうなところで、勇気を出してバンバンバン。
 それに応えるようにして、何処かで楽しくバンバンバン。
 しかも、何やらノリノリでリズムを刻んでおり、いつの間にかその場でセッションが始まった。
 『……何か違う。絶対に違う!』と思いつつも、やめられない、止まらない。
 次第に楽しくなり始め、猫の事をすっかり忘れて、バンバンバン。
「ドウヤラ、猫達が隠れテいるノは間違いナいヨうデスネ。ナラバ、こういうのハ如何デショウ!」
 すぐさま、バッカンボー・パディストロー(麦わらおじさん・f03764)が【天候再現装置召喚(フライングソーサー)】を発動させ、天候再現の機能は使わず、ネコの玩具として活用する事にした。
 その途端、物陰に隠れていた猫達がフライングソーサーに飛び乗り、あっと言う間に鮨詰め状態。
 『まだ一匹……まだ一匹乗れるぞ~!』とばかりに他の猫達を呼び寄せ、猫鍋の如くギューギューしたまま、しばし波乗り気分を味わっていた。
「……ハッ!」
 そこで亜希がようやく我に返って、ブンブンと首を横に振る。
 どうやら途中でネコバンバンの暗黒面に魅入られていたらしく、我を失っていたようである。
 その間に猫達の数が増えていき、フライングソーサーが自動床掃除機の如く、今度は床を滑り始めた。
「ユルも頑張ってくれたらおやつをあげますから、がんばってくださいね?」
 その行く手を阻むようにして、イルナハがユルと一緒に行く手を阻む。
 しかし、猫達の方が一枚上手。
 イルナハに飛び掛かっていく勢いで、一斉にジャンプ。
「きゃあ!」
 これに驚いたイルナハが、その場にペタっと、ぺたんこ座り。
「……って、ちょ!」
 その後ろにいた狼煙が身代わりとなり、まるでゾンビ映画の如く、猫の波にもまれていった。
 だが、決して悪い気持ちではなく、むしろモフモフ。
 身も心もモフモフになりつつ、モフモフのワンダーランドに旅立ち中。
「ここがお気に入りの場所である事は分りましたけど、動力室は危ないですから、ねこちゃん達には移動してもらいませんといけませんね!!」
 その間にリンが【稲穂の守り神】を使用し、金色の狐(イナホ)に騎乗した。
「……!」
 これには猫達も警戒モード。
 『何アレ、怖い……!』と言わんばかりに、全身の毛を逆立てていた。
「猫を捕まえるには、猫の気持ちになりきるべきよね。……と言う訳で、いざキャットハント♪」
 カレンがニコッと笑って【狐】になり、素早い身のこなしで猫達を追いかけていく。
 リンも金の狐(イナホ)に騎乗したまま、放牧民族の気分で猫達を追い立てた。
(「猫さんは宇宙船生まれ宇宙船育ちなので風というものに不慣れなはず……!」)
 それに合わせて亜希が突風を巻き起こし、猫達をジリジリと追い詰めていく。
「……!」
 猫達は見た事もないような突風に驚き、漫画のようなノリで飛び上がると、ぴゅーっと音を立てて動力室を飛び出した。
(「……追い出し役とはいえ、自分で言ってて空しくなるわ」)
 そんな中、巡瑠が猫達を追い出しながら、複雑な気持ちになった。
 もちろん、これは重要な事。
 やらなければイケナイ事である。
 だが、それでも……猫に嫌われるのは、嫌ッ!
 絶対に……嫌ッ!
 出来る事なら、好かれたいと言う気持ちが勝っていた。
 しかし、猫達の表情は恐怖そのもの。
 劇画タッチで『ぎゃああああ!』と言わんばかりに、リアルで怯えているようだった。
「後で猫さんを可愛がるのに協力してあげますから、今はこの子達のためにも頑張りましょう? 巡瑠、ファイトです!」
 それに気づいた廻璃が、落ち込む巡瑠を励ました。
 おそらく、何かのキッカケさえあれば、猫達だって懐いてくれるはず……。
 それが何なのか分からないが、ふたりで一緒に考えれば、必ず解決する事である。
「このままでは追いつけませんし……ならば、ここは【アイスリンク・バレット】の出番ですね」
 それと同時に着弾地点付近を凍結させ、猫達がツルツルステンと転んでいく。
 だが、残りの半分は猫達の頭を踏み台にして飛び上がり、再び逃走ッ!
 『ここで捕まる訳には行かないッ! 捕まる訳が……!』。
 そんな気持ちを胸に秘め、猫達が……走る!
(「……もしかして、こんなことをしているから、猫に嫌われるのでしょうか」)
 セルマが逃げていく猫達を眺め、複雑な気持ちになった。
『大人しくしないと食べちゃうぞ~』
 その間にカレンが猫達を追い詰め、壁ドンでフィニッシュを決めた。
「後は、この猫達を飼い主に返すだけか」
 狼煙が猫用のキャリーバッグに猫を入れ、素早くファスナーを閉めて確保した。
 しかし、猫達は何やら不満げ。
 『せっかくの自由が……!』と言わんばかりに、恨めしそうな表情を浮かべていた。
「仕方ないじゃないか、俺だってモフモフしたいんだ、本当は……」
 狼煙が自分自身に言い聞かせるようにして、自らの心に芽生えた迷いを振り払った。
 それでも、猫達は不満げ。
 後でゴメンナサイの御褒美を上げなければ、闇討ちされそうな勢いであった。
「トコロで、コノ子は猫……デスカ?」
 バッカンボーが猫っぽいモノを抱きかかえ、不思議そうに首を傾げた。
 それは一見すると大きな猫に見えたが、背中に……チャックがあった。
「猫……ですかね?」
 廻璃も巡瑠と一緒に、気まずい様子で汗を流す。
 おそらく、猫だが……猫でない可能性もある。
 場合によっては、猫でない何か。
 そのせいで、一同の間に不安が過る。
 チャックを下ろすべきか、このまま見なかった事にすべきか、そこが問題……。
「ンー……、こういう場合ハ、中身を確認してみまショウ」
 だが、バッカンボーに迷いはなかった。
 とりあえず、チャックを下ろし、中身を確認。
 その中にいたのは……一回り小さい猫だった。
 しかし、その猫にも……チャックがある。
「と、とりあえず、見なかった事にしましょう。これ以上はマズイです、きっと……」
 イルナハが色々と察した様子で、猫っぽいモノの頭を撫でる。
 そのせいか、猫っぽいモノも、喉をグルグル。
「ところで、どうしてここにいたんですか?」
 イルナハが動物会話を使い、猫っぽいモノを問いかけた。
 それに合わせて、リンも【獣奏器】(龍笛)を吹き、何となくイルナハをサポート。
『ここはヌクヌク♪ ヌクヌク、大好き♪』
 猫っぽいモノが、答えを返す。
 どうやら、ここはベストプレイス。
 それ故に、猫達がいた。
 ……この場所に!
「んにゃ!」
 その途端、猫達が一斉に、耳をピクピクさせた。
 何かが……とても大きな何かが、こちらに向かって近づいているようだ。
 それが何なのか分からなかったが、とても……嫌な予感がした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『彷徨える宇宙船』

POW   :    直感だけまっすぐ進む / 邪魔なものは破壊する

SPD   :    素早い回避で切り抜ける / 僅かな隙間を進む

WIZ   :    船の位置を推測する / 安全なルートを見つける

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●宇宙船『ニャンダーワン』:居住区
「いっ、一体、何が起こっているんだ!」
 浅草ナガソネは、突然の事態に、驚きの色を隠せなかった。
 何かが船体にぶつかったのと同時に、居住区にいた猫達が一斉に走り出した。
 まさに猫まっしぐら!
 飼い主達の制止を無視して、猫達が向かったのは、謎の宇宙船ッ!
 しかも、その宇宙船はカツオブシ型をしており、濃厚なカツオブシのニオイを漂わせながら、猫達をカモーンしていた。
 その途端、猫達の脳裏に浮かんだのは、カツオブシの山に埋もれた自分達の姿……。
 それ故に、謎の宇宙船を目指す猫達に迷いはなかった。
ミミ・フリージア
猫が触れると聞いてやってきたんじゃが猫まっしぐらな感じじゃな
このまま猫を好きにさせると飼い主の元に戻れぬかもしれぬ
カツオブシ型の宇宙船が何を企んでおるのかわからぬが宇宙にいる全ての猫を自分のものにしようとしていたら許せんのじゃ
わらわも猫触りたいのじゃ
猫たちにはカツオブシはもちろん高級なえさとか山のように用意して対抗するのじゃ。走らずとも餌の山に埋もれられる、そういう場所を作って猫を確保してみるのじゃ
わらわは捕まえたら離さないのじゃ。大きな猫を捕まえてやるからのぅ。これ、待つのじゃー


大神・狼煙
居住区にぶち当たったっぽいけど、どこから向かうんだ……?

猫を追いかけつつ、必ず人が通れる道って保証はないから、行く先に見当をつけて謎の船を目指す

途中、カーペットなんかをコロコロして綺麗にするアレを使って、猫の毛を採取

取れたか否かで、猫が通った道か否かを確認しながら進めば、必ず追いつけるはず

もし猫を見かけたら、オヤツで釣って、捕まえて、そのまま進んでみて猫の反応を見て船に迎えているかを確認する

そう、これは言わば、ニャンコのコンパス

略してニャンコンパス!

……違うんだ、決して、モフモフする口実が欲しかったんじゃない

進むべき道を調べるために致し方なくだな!?
(捕まえた猫をナデナデモフモフしながら)


願祈・巡瑠
SPD

今度は何が起こったのよ…は?巨大なカツオブシ!?
まったく…猫を捕まえてあわよくば可愛がるだけの依頼と思っていたのに、
何だか面倒な事になってきたわね。

とはいえ、折角居住区に戻した猫達がまた居なくなるのも面倒ね。
先回りして原因を解消するわよ!

【祈りの大筆飛行】で飛行状態になった筆に跨り、
後ろに廻璃を乗せて魔法の箒のような感じで飛んでいくわ。

廻璃…馬鹿な事言ってないで原因を何とかするわよ。
一応宇宙船らしいけど、中に入って動かせたりするのかしら?
入口があればいいのだけれど…最悪、穴を開けるか船自体壊しちゃう?
破片や香りが散らばって余計酷い事になるかもしれないわね…。

(廻璃と同行、アドリブOK!)


願祈・廻璃
POW

あら?猫さん達の興味が別のものに向いたのでしょうか?
一斉に走り出しちゃって可愛いですね。

沢山の猫さん達を止めないといけないという大変な状況ですが、
猫さん達を得体の知れないものに近付けさせる訳にはいきません!
一匹一匹を止めるのは難しいので原因の方を抑えに行きましょう。

猫さん達の安全を願い【神秘の加護】を受けながら
巡瑠の筆に横乗りで乗せてもらって素早い猫さん達を追い抜いていきます。
追い抜きざまにマタタビやキャットフードなどを撒いて少しでも時間稼ぎをしましょう。

これは宇宙船……なのでしょうか?
形も香りもカツオブシですね。味もそうなのか気になりますね。

(巡瑠と同行します。アレンジも大丈夫です。)


セルマ・エンフィールド
【SPD】
猫まっしぐらが開始されると同時につい一緒に走り出します。

……私は何をしているのでしょうか。

絶望の福音の予知めいた第六感とスカイステッパーで猫を踏まない、蹴らないようにしつつ全力疾走

さらに先を行く猫にはクイックドロウ・四連によるアイスリンク・バレットで滑らせて足止め

ユーベルコード、大盤振る舞いです……私は何をしているのでしょうか(二度目)。


カレン・ナルカミ
なかなか良いカツオブシの香りね
冷ややっこ、いえ、焼きナス、ううん、おかか焼きオニギリが食べたくなってきちゃったじゃない!

猫ちゃんたちを惑わすなんて、イケナイ宇宙船ですわね
ともかく、猫ちゃんたちを宇宙船に行かせないよう無力化しなくては
相手がカツオブシならば、こちらはマタタビームで応戦です
マタタビの粉末だの枝だの実だのを全力でまき散らして猫たちの動きを止めますわ
最高級の香りに蕩けるがいいです
……悪役っぽい台詞になってる気がするけど気のせいよね
謎の宇宙船からの帰りを考慮して、安全なルートを見つけて乗り込むわ
帰りは全員そろって帰るのよ!


狐宮・リン
なにかぶつかりましたよね!?
ねこちゃんの様子もおかしいですし……、やんわりカツオブシみたいな匂いしますし……、ねこちゃんを追えば原因が究明できるでしょうか?
【SPD】
手をつなぐ1、第六感1
ユーベルコード【稲穂の守り神】を使用して金の狐に乗り走り抜けます。
カツオブシの匂いとねこちゃんの動向を見て進路をきめますね!狭いとことか通るのはあんまり得意ではないですが……後は勘で!!



●謎の宇宙船:動力室
「いま、何かぶつかりましたよね!?」
 狐宮・リン(妖狐の若女将・f03275)が、驚いた様子で声を上げる。
 突然、何かが宇宙船にぶつかり、船体が大きく揺れた。
 その途端、猫達が耳をピンと立て、鼻をヒクヒクさせた。
 しかも、ほんのり辺りに漂うのは、カツオブシの香り……。
 そのせいか、キャリーバッグの中に入った猫達も大興奮ッ!
 強烈な猫パンチを繰り出し、今にも脱走しそうな勢いだった。
「今度は何が起こったのよ……て、何あれ、巨大なカツオブシ!? まったく……猫を捕まえてあわよくば可愛がるだけの依頼と思っていたのに、何だか面倒な事になってきたわね」
 願祈・巡瑠(祈り巡る神殺・f04944)が窓越しにカツオブシ型の宇宙船を眺め、思いっきり面倒臭そうに溜息をもらす。
 だからと言って、このまま放っておく訳には行かない。
 時間が経つにつれ、濃厚になるカツオブシの香り。
 それが意味しているのは、間違いなく……破滅ッ!
「……あら? いつの間にか、猫さん達が外に出てしまったようですね。一斉に走り出しちゃって可愛いです」
 そんな中、願祈・廻璃(願い廻る神秘・f04941)は、脱走を図った猫達に気づき、ほんわかとした気持ちになった。
「……と言うか、何処から船に乗り込むつもりなんだ!」
 大神・狼煙(コーヒー味・f06108)が思わずツッコミを入れながら、窓越しにカツオブシ型宇宙船を見た。
 どうやら、カツオブシ型宇宙船は、宇宙船『ニャンダーワン』とテクニカルドッキングをしたらしく、何となくイイ感じで乗り込めるようになっていた。
 そもそも、どの辺がテクニカルなのか、まったく意味が分からないものの、とにかくピッタリ、ハマッていた。
 おそらく、匠的な何かが頑張ったため。
 そうとしか考えられない程、違和感が無かった。
「そんな事より、猫達を追いかけましょう……!」
 すぐさま、セルマ・エンフィールド(氷の狙撃手・f06556)が絶望の福音の予知めいた第六感とスカイステッパーで、猫を踏まない、蹴らないようにしつつ、全力疾走ッ!
 さらに先を行こうとする猫には、クイックドロウ・四連によるアイスリンク・バレットで滑らせて足止めした。
 しかし、猫達は、まだまだ逃走、逃走中ッ!
 それ故に、ハンターの如く俊敏さで、猫達を追いかける必要があった。

●宇宙船『ニャンダーワン』:居住区
「猫が触れると聞いてやってきたんじゃが、猫まっしぐらな感じじゃな。このまま猫を好きにさせると、飼い主の元に戻れぬかもしれぬ。カツオブシ型の宇宙船が何を企んでおるのかわからぬが、宇宙にいる全ての猫を自分のものにしようとしていたら許せんのじゃ」
 同時刻、ミミ・フリージア(エルフの聖者・f05747)は色々な意味で危機感を覚え、居住区から大移動を開始した猫達の行く手を阻んでいた。
 だが、猫達は急に止まらない。
 そのままミミを飲み込む勢いで、一斉に突っ込んできた。
「このまま、もふもふの海に飲み込まれるのも悪くないが……」
 ミミがキリリとした表情を浮かべる。
 何の策もなしに、猫達の行く手を阻んだ訳ではない。
 その手に掲げられたのは、どんな猫もまっしぐらの高級エサ。
「「「「「「「「!」」」」」」」」
 それに気づいた猫達が、緊急ブレーキッ!
 その瞳に映るのは、高級エサのみ……!
「ふふふ、驚くのは、まだ早いのじゃ! わらわについてくれば、この餌が山ほどあるぞ!」
 ミミの言葉に、猫達が瞳をランラン、キラキラである。
 『マジか? マジなのか!』とばかりに、尻尾をぴーん。
 ミミが高級エサを振るたび、左へ、右へ。
 そのうち、リズムに合わせて踊り出し、気がつくと何故かミュージカル。
 そして、ミミは猫達を連れて、高級エサのある食糧庫に向かうのだった。

●謎の宇宙船:通路
(「……一体、私は何をしているのでしょうか……」)
 セルマは複雑な気持ちになりながら、カツオブシ型宇宙船に向かう猫達を追っていた。
 だが、猫達も簡単には捕まらない。
 セルマから逃れるようにして飛び跳ね、物陰に隠れ、わざと狭い道を通ったりしながら、必死になって逃げていた。
 すべてはカツオブシ型宇宙船に向かうため。
 それ以外に、明日はないと言わんばかりに、まっしぐら……!
「逃がしませんよ、絶対に!」
 リンが【稲穂の守り神】が金の狐に飛び乗り、猫達を追跡ッ!
 カツオブシのニオイと、猫達の動向を見て、最短ルートを見極めた。
 しかし、猫達も船内を熟知しているためか、二手に分れて、攪乱作戦。
 通路のギリギリを攻めるようにして、急カーブすると、ドリフトさながらに毛を飛ばし、次第に距離を上げていく。
 その姿は、まさに峠の鬼ッ!
 猫らしからぬ劇画フェイスで、最短の最短、ド最短を攻め込んだ。
「みんな、猫を見失うなよ」
 狼煙が床をコロコロしながら、猫の毛を採取しつつ、その後を追っていく。
 こうする事で、例え途中で猫達を見失っても、必ず追いつけるようにした。
つまり、これはニャンコのコンパス。
 略して、ニャンコンパス。
 もっと略して、ニャンパスであるッ!
 だから、別にモフモフする口実が欲しかった訳ではない。
 進むべき道を示すため、致し方なく……。
「……あっ!」
 そこで目が合う、円らな瞳で、可愛いニャンコと……。
 モフモフ、モフモフ。
「……ハッ!」
 その途中で狼煙が我に返って、首をブンブン。
 サクッと気持ちを切り替え、再び残りの猫達の追跡を開始した。
「折角、捕まえたのに、カツオブシ型宇宙船に乗り移られたら面倒ね。先回りするわよ」
 巡瑠が【祈りの大筆飛行】で飛行状態になった筆に跨り、後ろに廻璃を乗せたまま、猫達よりも早く居住区に向かった。
 その先にあるカツオブシ型宇宙船を目指し……。
 猫よりも早く、そこにつくために……!
「まだ船に乗り込んでいないといいんですが……」
 そんな不安に包まれながら、廻璃が猫達の安全を願い【神秘の加護】を使う。
 その間も猫達はカツオブシ型宇宙船めがけて、まっしぐら!
 居住区が近づくにつれ、濃厚になっていくカツオブシのニオイが、猫達の身体と心を魅了した。
「……と言うか、どうなっているの、これ……」
 巡瑠が信じられない様子で、カツオブシ型宇宙船が突っ込んだ部分を指差した。
 何となく遠くから見てピッタリしている気はしたのだが、上手い感じで融合合体。
 あまりにも自然とくっついているため、まったく違和感が無かった。
 これぞ、宇宙の神秘。
 それで片付けたら駄目な気もするのだが、深く考えたら駄目なヤツである。
「形も香りもカツオブシですね。味もそうなのか気になりますね」
 廻璃が興味津々な様子で、カツオブシ型宇宙船の壁をコンコンと叩く。
 何となく美味しそうな気もするが、迂闊に齧って穴が開いたら笑えない。
「それよりも、猫達を……猫達を追いかけましょう」
 そう言ってリンが通路を通って、カツオブシ型宇宙船に乗り込んだ。
(「本当に私は一体、何を……」)
 そんな気持ちになりながら、セルマもリンの後を追うのであった。

●カツオブシ型宇宙船:船内
「なかなか良いカツオブシの香りね。冷ややっこ、いえ、焼きナス、ううん、おかか焼きオニギリが食べたくなってきちゃったじゃない! 猫ちゃん達を惑わすなんて、イケナイ宇宙船ですわね」
 カレン・ナルカミ(焔桜の糸遊狐・f02947)は猫達を追って、謎の宇宙船に乗り込んでいた。
 宇宙船の中はカツオブシのニオイで充満しており、猫達がパラダイス気分でゴロンとしていた。
 そんな猫達を宇宙船に戻すため、ハーメルンの笛吹感覚でマタタビの粉末やら、枝やら、実やらを撒いていく。
 そのため、猫達はヘヴン状態。
 『さあ、ワシのお腹を撫でるのじゃ』と言わんばかりに、長老猫もゴロンである。
 そして、猫達は最高級の香りに包まれながら、蕩けるような時間を過ごしていた。
「さあ、帰るわよ」
 そう言ってカレンが猫達を抱きかかえ、自分達が乗っていた宇宙船に戻ろうとした。
「ミツケタ、ネコ、ネコ! ハイジョ! ハイジョ! ネコ、ハイジョ! ネコハ、コノヨカラ、スベテ……ハイジョ」
 次の瞬間、二足歩行戦車が爆音を響かせながら姿を現し、猫達を排除すべく機体各所に搭載した火器で攻撃を仕掛けてきた。
「まさか、この船ってネコホイホイ?」
 そう言いつつ、カレンが猫達を抱きかかえ、慌てた様子で逃げ出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『二足歩行戦車』

POW   :    一斉砲撃
【機体各所に搭載した火器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    レジェンダリーソルジャー
【伝説的な戦車兵を再現したAI】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    胴体下部可動式ビームキャノン
【砲門】を向けた対象に、【ビームの連射】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ミミ・フリージア
猫を狙うやつから猫を守るのじゃ
この戦車が何のためにあるかはわからぬがまず攻撃をさせぬように動きを止めるか無理なら壊すしかないのぅ
カツオブシの宇宙船でこのような事をする者を探してみたり調べたりもしたいしのぅ
わらわは大事にしておる剣で足の辺りを狙っていくのじゃ
他の猟兵とも動きを合わせて思いっきり斬れればなお良いじゃろう
足の後は砲門や火器まで狙えれば有利に進められそうじゃな

猫はわらわが全て回収していくのじゃ。渡してなぞやらんのじゃ


大神・狼煙
うるせー!俺は猫をモフるんだー!!

……おっといけない、私としたことが言葉遣いが荒く……今更気にしても遅い?

骸の騎士と大蛇を呼び、骸の大蛇に兵器の下半身を狙わせる

絡みつかせて脚部背面の細い支柱の破壊、及び転倒を目標に、可能なら砲門を大蛇の体で塞がせて、下手に撃てば自爆するように仕向ける

骸の騎士は逆に上半身を狙わせて、装甲の隙間に剣を突き立て、装甲を引き剥がせないか狙いつつ、搭載されたAIの破壊を狙う

自身は攻撃されたらアウトな為、全力で逃げるがさっきまで集めた猫の毛を使って、機体の目標をこちらに誘導できないか試す

機体の製作者、猫アレルギーだったのかな?

猫の毛を玉にして叩きつけて差し上げましょう


カレン・ナルカミ
長老猫たちを安全な宇宙船まで運ぶ時間が欲しいわ
「おにゃんこ先生、出番ですっ!」
チャックの着いた猫ちゃんを猫じゃらすみたいに敵の目の前でちらつかせ
カーリングの玉のように敵の足元に滑らすわ
急いで残りの猫ちゃんたちをボーリングの要領で宇宙船に向けて勢いよく滑らせまくって逃がす
飼い主さんの愛情いっぱいな艶々の毛並みで摩擦は低し、きっといける!
その先は野生の勘で逃げきれるって信じてるわ
「私にかまわず先に進みなさい!」

フックスファイアの狐火を敵の周りでグールグルまわしてホースみたいな腕を追いかけっこよ
鋼糸で敵の足をグールグル巻きにして移動を鈍らせるわ
ホースみたいな腕と鋼糸で簀巻き状態にしちゃうわね


狐宮・リン
ネコホイホイってなに!?
ネコ駆除なのです!?

もふもふであんなにかわいいねこちゃんを!?
それはいけません!即刻後退場していただきねこちゃんを守らないと……!!

【SPD】
武器受け1、オーラ防御1
【夢幻の霊刀】を使用して戦います。

召喚される刀は相手が機械なのでしたら磁力とか電波、電撃や流水、腐食……いっそ鋼鉄をも切り裂く刀かもしれませんね?

試行錯誤をして刀を振るいましょう……!

使い方がわからないなら普通に刀として戦うしかありませんね……


もふもふを守るため……いざ、参ります……!


セルマ・エンフィールド
猫になんの恨みがあるのですか? 逃げられても、ひっかかれても、そこが可愛いんでしょう……!

……まぁ、オブリビオンのようですし真面目に戦いましょう。

スカイステッパーで空を跳ね、スナイパー技能によるマスケット銃でのアイスリンク・バレットで味方の援護射撃を行います。

伝説的な戦車兵とやらでも、空を跳ぶ人間や突如凍り付く足元の経験はあるでしょうか? あるいは本物であれば未経験でも対応ができるかもしれませんが……その判断力はどこまで再現できているか、試してみましょうか。

こちらに火器が向いた場合は弾道を見切って回避を。


願祈・巡瑠
POW

猫達を誘き寄せて何をするのかと思えば……猫を虐殺?
ホント、次から次に何なのよ全く!

さっきは猫を保護するのに一苦労だったけど、
今回は猫に危害を加えようとしている奴を
倒せばいいだけなんだから遠慮も手加減もしないわよ!

廻璃が敵の力を抑え込むタイミングに合わせて
【神殺の大筆突撃】で吹き飛ばしてあげる!

(敵の撃退後、カツオブシやマタタビで緩みきっている一匹の猫をそっと抱えて)
ふう……やっと猫を堪能できるわね。大人しく撫で撫でされて頂戴。
……よしよし、良い子。大人しい猫も可愛いわね。

(抱えた猫を撫で撫でしつつ、猫達に埋もれる廻璃を見て)
……何だか納得がいかないわ。

[廻璃と同行、アドリブOK!]


願祈・廻璃
SPD

『猫さん好き』ではなく『猫さん嫌い』のための宇宙船なのですね。
近寄らなければ良いだけなのに、わざわざ自分から近づいてきて、
更には誘き寄せて危害を加えるなんて許せませんね!

猫さん達に攻撃なんてさせませんよ。
【願いの描出】で敵の攻撃を封じて隙を作ります。巡瑠、今です!

(戦闘終了後に2つの宇宙船を見ながら)
凄く綺麗にくっついていますね。ニャンダーワンの環境と相性も良さそうですし、
何より猫さん達も喜ぶのでこのままでも特に問題なさそうでしょうか?

巡瑠もやっと猫さんが撫でられて良かったですね。
…あら?あらら?(無数の猫さん達に群がられてその中に埋もれます)

[巡瑠と同行します。アレンジも大丈夫です。]



●謎の宇宙船
「……っというか、ネコホイホイって何っ!? もふもふでこんなにかわいいねこちゃんを駆除しようとするなんて……それはいけません!」
 狐宮・リン(妖狐の若女将・f03275)は思わずツッコミを入れながら、足元にいた猫達を抱きかかえて、全速力で走り出した。
 次の瞬間、二足歩行戦車が船内に侵入した『異物』を排除すべく、機体各所に搭載した火器で攻撃を仕掛けてきた。
 それと同時に、リンの後を追うようにしてガツガツと床に穴が開き、次々と煙が上がっていく。
「猫達を誘き寄せて何をするのかと思えば……猫を虐殺? ホント、次から次に何なのよ、全く! さっきは猫を保護するのに一苦労だったけど、今回は猫に危害を加えようとしている奴を倒せばいいだけなんだから、遠慮も手加減もしないわよ!」
 それを目の当たりにした願祈・巡瑠(祈り巡る神殺・f04944)がイラッとした様子で、二足歩行戦車の攻撃を避けていく。
 基本的に二足歩行戦車は猫だけを狙っているようだが、邪魔をする相手に対してはまったく容赦がないらしく、まるで障害物を退けるような扱いだった。
「どうやら、『猫さん好き』ではなく『猫さん嫌い』のための宇宙船なのですね。近寄らなければ良いだけなのに、わざわざ自分から近づいてきて、更には誘き寄せて危害を加えるなんて許せません! 猫さん達に攻撃なんてさせませんよ」
 願祈・廻璃(願い廻る神秘・f04941)も二足歩行戦車の死角に回り込み、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「……まったく、猫になんの恨みがあるのですか? 逃げられても、ひっかかれても、そこが可愛いのに……!」
 セルマ・エンフィールド(氷の狙撃手・f06556)も信じられない様子でスカイステッパーを使い、二足歩行戦車の攻撃を避けていく。
 そのせいか、二足歩行戦車の狙いが再び猫達に向き、ガシャコン、ガシャコンと足音を響かせながら、一気に距離を縮めてきた。
「巡瑠、今です!」
 すぐさま、廻璃が【願いの描出】で二足歩行戦車の攻撃を封じ、傍にいた巡瑠に合図を送る。
「一気に吹き飛ばしてあげる!」
 それに合わせて、巡瑠が【神殺の大筆突撃】を使い、二足歩行戦車の装甲を破壊した。
「ネコ、コロス! ネコ、コロス! ネコネコネコォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
 しかし、二足歩行戦車はまったく怯んでおらず、殺る気満々デストロイモードで再び距離を縮めてきた。
「おにゃんこ先生、出番ですっ!」
 それに気づいたカレン・ナルカミ(焔桜の糸遊狐・f02947)がチャックのついた猫を抱き上げ、ねこじゃらしの如く二足歩行戦車の前で揺らした後、カーリングの要領で勢いよくツーっと滑らせた。
「……!」
 その途端、猫の背中にあったチャックがパカッと開き、物凄い勢いで『何か』がぴょーんと飛び出した。
「今のは……何ッ!?」
 カレンが驚いた様子で、その『何か』を視線で追ったが、既にその姿はない。
「えーっと……」
 これにはカレンも気まずい様子で、二足歩行戦車に愛想笑い。
「コロス……コロス……デストロイ……!」
 次の瞬間、二足歩行戦車がガシャコン、ガシャコンと足音を響かせ、再び機体各所に搭載した火器で攻撃を仕掛けてきた。
「さすがに……これはマズイわね」
 カレンが踵を返して後ろに隠れていた猫達を描き抱え、ボーリングの要領で放り投げ、『ニャンダーワン』に向けて勢いよく滑らせた。
 それと同時に、猫達は飼い主達の愛情がいっぱい注がれた艶々の毛並みで、通路を華麗にツーッと滑っていき、次々と『ニャンダーワン』に戻っていった。
「よっしゃ、猫ゲットぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
 一方、大神・狼煙(コーヒー味・f06108)は宇宙船『ニャンダーワン』の居住区に滑り込んでいた猫達を次々と受け止め、幸せそうな表情を浮かべてモフモフとしていた。
 まさに天国、パラダイス。
 このまま、猫達に囲まれてモフモフ出来たら、どんなに幸せな事か。
 そのせいか、誰の声も聞こえない。
 むしろ、誰の声も聞きたくない。
 例え、話しかけられたとしても、『うるせー! 俺は猫をモフるんだー!!』の一言で黙らせた。
「……おっと、いけない。私としたことが、つい言葉遣いが荒く……」
 狼煙がハッとした表情を浮かべ、慌てた様子で首を振る。
 危うく、もふもふの暗黒面に飲まれそうになったが、なんとかギリギリ……意識を保つ事が出来た。
「と、とにかく、アレを倒すのじゃ。この戦車が何のためにあるかはわからぬが、まず攻撃をさせぬように動きを止めるか無理なら壊すしかないしのぅ」
 ミミ・フリージア(エルフの聖者・f05747)がサクッと気持ちを切り替え、二足歩行戦車をジロリと睨む。
「コロス……コロス……ネコヲ……コロス……」
 その間に二足歩行戦車がガシャコン、ガシャコンと音を立て、『ニャンダーワン』の居住区に乗り込もうとした。
 そのため、猫もガタブル状態。
 みんなでミミの脚にしがみつき、『ボクらを殺るより、このヒトを……』と言わんばかりに瞳をウルウルさせていた。
 いや、もしかすると『た、助けて……お姉ちゃん……』かも知れないが、どちらにしても自分達の命運をミミにブン投げている事は間違いない。
「おそらく、機体の制作者が猫嫌いだったんだろうな」
 狼煙が色々と察した様子で猫の毛を玉にして、二足歩行戦車に叩きつけ、その間に骸【死霊騎士】と【死霊蛇竜】を呼んで、執拗に下半身を攻撃させた。
 そのせいか、二足歩行戦車が激しくよろめいたものの、機体各所に搭載した火器をぶっ放して威嚇すると、再び『ニャンダーワン』を目指して歩き出した。
「ならば、余計にここから先に行かせる訳にはいかんのじゃ……!」
 ミミが、にゃんこ仕様のフルアーマータイプになりつつ、王家の宝剣を握り締めて、二足歩行戦車に斬りかかっていった。
 それと同時に、ミミの身体にしがみついていた猫達が、蜘蛛の子を散らすようにして、ぴゅーっと逃げた。
「……って、いきなり逃げるのは、反則なのじゃ!」
 これにはミミも驚き、猫達にツッコミを入れたものの、いまさら立ち止まる訳にも行かず、二足歩行戦車は全力特攻ッ!
(「伝説的な戦車兵とやらでも、空を跳ぶ人間や突如凍り付く足元の経験はあるでしょうか? あるいは本物であれば未経験でも対応ができるかもしれませんが……その判断力はどこまで再現できているか、試してみる価値がありそうですね」
 続いてセルマがスカイステッパーを使いつつ、マスケット銃でのアイスリンク・バレットで、二足歩行戦車の死角から援護射撃を行った。
「ネコ……コロ……ネ、ネコ……」
 そのため、二足歩行戦車がグラッとよろめき、ほんの一瞬だけ攻撃が止んだ。
 それに合わせて、カレンがフォックスファイアの狐火を、二足歩行戦車の周りでグルグル回し、鋼糸で脚をグルグル巻きにした。
「これも、もふもふを守るため……! いざ、参ります……!」
 その間にリンが【夢幻の霊刀(ムゲンノレイトウ)】を使い、二足歩行戦車に有効で特殊な能力の宿った刀剣を召喚し、そのまま容赦なく真っ二つに切り裂いた。
「ネ、ネコ、ネコ、ネコ、ネコ、コロ……ネコォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
 その一撃を食らった二足歩行戦車が断末魔を響かせ、崩れ落ちて瓦礫の山と化した。
 それに気づいた猫達が一斉に猟兵達の肩に飛び乗り、『助けてくれてありがとにゃー♪』とばかりに御礼の頬擦り。
 中には猟兵達に対して、祝福の猫パンチを繰り出している猫もいたが、おそらく『やるじゃん、お前ッ! 格好良かったぜ!』というノリのアレである。
「それにしても、凄く綺麗にくっついていますね。ニャンダーワンの環境と相性も良さそうですし、何より猫さん達も喜ぶので、このままでも特に問題なさそうでしょうか?」
 廻璃が『ニャンダーワン』の居住区にくっついたカツオブシ型宇宙船を眺め、何やらホッとした様子で苦笑いを浮かべた。
 おそらく、カツオブシ型宇宙船を操作すれば、上手く引き離す事が出来そうな気もするのだが、昔は元々ひとつだった可能性もチラつき、最終的な判断は『ニャンダーワン』の乗組員達に任せる事にした。
「……とは言え、やっと猫を堪能できるわね。大人しく撫で撫でされて頂戴。……よしよし、良い子、良い子。やっぱり、大人しい猫も可愛いわね」
 巡瑠もカツオブシやマタタビで緩みきっている一匹の猫をそっと抱え、安堵の溜息をもらしてヨシヨシと撫でる。
「……あら? あらら?」
 そんな中、廻璃が無数の猫に飛びつかれ、そのまま押し倒されて、猫の山に埋もれていった。
「……何だか納得がいかないわ」
 これには巡瑠も複雑な気持ちになったものの、自分に懐いてくれた猫がいる分、いつもより気持ちが軽やかなようだ。
 その後、カツオブシ型宇宙船の船内から、大量のカツオブシが見つかった。
 そこで手に入れたカツオブシは、一夜にして猫達の胃袋に収まり、『猫ポンポン事件』として乗組員達の間で語り継がれる事になった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月24日


挿絵イラスト